従って、ドーズオーダープロセス中の1以上のインスタンスでは、要求されたーズオーダーに関連する情報を、ヒトユーザーによって手動で処理することが必要となる可能性がある。例えば、ヒトユーザーは、情報を、物理的ハードコピーオーダーフォームから、薬局システムへとリレーすることが必要となる可能性がある。更に、ヒトユーザーは、情報を第一のシステムから取り出し、そして、情報を第二のシステムに転記することが必要となる可能性がある。例えば、ヒトユーザーは、受け取ったオーダー情報を薬局情報システム(PIS)に入力することが必要となる可能性がある。この点に関して、ドーズオーダーの生成及び薬局の実行に関するEMRシステムは進歩しているものの、ヘルスケア情報の交換は、依然としてヒトユーザーの手が入り込む可能性がある。
そして、遅延やエラーに関する可能性は、ヒトが介在する必要があることで、より高まる可能性がある。例えば、以下のような報告がある:非経口(腸管外)栄養オーダーに従事している臨床医の60%が、月当たり、1〜5件のオーダーエラーを報告している。重大なこととして、レビューした1〜2年のスパンにおいて、致命的な合併症又は死亡は、4.8%の非経口(腸管外)栄養オーダーエラーから生じている可能性がある。更に言えば、転記はオーダーの実行を遅らせる可能性がある。というのは、報告によれば、最大で10%の非経口(腸管外)栄養オーダーでは、確認作業を要するからである。確認作業の必要性に関する最もありふれた原因は以下を含む:読みづらい記載、重要な成分の欠如、又は多量栄養素成分の不安定性。この点に関して、ヒューマンエラーは、以下のような形で生じる可能性がある:転記エラー、EMRオーダーエントリエラー、情報の非対称性をもたらすエラー、オーダーフォームの読みにくさ(legibility)をもたらすエラー、薬局システムでのオーダーの再エントリに関するエラー、又はヒトの介在が必要となるデータフロー内の他のポイント。従って、独立したヘルスケアシステム間でのヘルスケア情報の交換を改良することでヒトが介在することへの依拠性を減らすことができ、これにより患者への成果を向上させる際のエラーレートを減少させることができる。
上記に鑑みて、本開示は概して改良されたヘルスケア情報の交換に関する。具体的には、本開示はシステム及び方法を提示し、これらは、以下を減少させることを少なくとも部分的に補助することができる:独立したヘルスケアシステム間でのヘルスケア情報の交換における手動によるヒト相互作用への依拠。そして、情報交換を促進するためのヒト相互作用の依拠を減少させることができ、及び独立したヘルスケアシステム間で交換することができるヘルスケア情報のスピード及び正確性を向上させることができる。そして、ヘルスケア情報交換に対する少なくとも部分的に自動化されたアプローチを促進することができる。
従って、本明細書に記載の自動化されたヘルス情報交換を使用することで、患者への成果を向上させることができ、該向上は、ヘルスケア情報の交換におけるヒト相互作用に関連するエラーを減少させることをアシストすることによる。更に、情報の交換のスピードを、薬局操作においてより効率的に向上させることができる。例えば、自動化されたヘルスケア情報交換を利用することができるという1つのコンテキストは、ドーズオーダー実行というコンテキストである。具体的には、ドーズオーダーエントリからドーズオーダー実行へのヘルスケア情報の交換の自動化を促進することができ、以下の間におけるヘルスケア情報の交換に関連してヒトが介在する必要性を減らす(及び潜在的には排除する)ことをアシストできる:ドーズオーダーエントリを促進するEMRシステム、薬局操作の管理のための薬局情報システム(PIS)、及び患者に施すべき医療ドーズの実行の際に使用するためのドーズ実行クライアント。本明細書での説明において、ドーズオーダーは以下を含む任意の数のコンテキストにおける要求される医療ドーズに関するものであってもよい:例えば、IVドーズ、非経口(腸管外)栄養(PN)ドーズ、トータル非経口(腸管外)栄養(TPN)ドーズ等。
具体的には、本明細書に提示した開示内容は、プラットフォームインターフェースモジュールによるヘルスケア情報データストリームの受信及び処理を促進することができる。プラットフォームインターフェースモジュールは、ヘルスケア情報データストリームの特定及び構文解析を行うことができ、ヘルスケア情報データストリームからの個別のドーズオーダーを特定することができる。この点に関して、ヘルスケア情報データストリームは、以下を含む多くのデータを含むことができる:例えば、複数のドーズオーダー、又はEMRデータに関連する他のデータ、又は病院の情報システム(HIS)データ。ヘルスケア情報データストリームからのドーズオーダーを特定する際、プラットフォームインターフェースモジュールは、ドーズオーダーを構文解析するように動作可能であってもよい。その結果、ドーズオーダーデータフィールドを特定し、及び、該フィールドにドーズオーダーに関連するドーズオーダーメタデータを配置することができる。ドーズオーダーデータフィールドは、ドーズオーダーの特徴に対応するものであってもよい(例えば成分リスト、製品要求、管理の特徴、患者情報、又はドーズオーダーに関連する他の適切なデータタイプ)。そして、それぞれ各ドーズオーダーに関して対応するドーズオーダーメタデータは、プラットフォームインターフェースモジュールによって構文解析されてもよい。ステージングテーブルを生成することができ、及び、ドーズオーダーに関連するプラットフォームインターフェースモジュールにおいて保存することができる。ステージングテーブルは、以下を含むことができる:所与のドーズオーダーに関するドーズオーダーデータフィールドに対応して関連するドーズオーダーメタデータを保存するための標準化された中間フォーマット。
この点に関して、以下の点を理解されたい:即ち異なる様々なEMRシステム(例えば、1以上のHIS、1以上の医師オーダーエントリ(POE)システム等)を用いて、ドーズオーダーを生成及び/又は薬局に送信することができる。そして、ステージングテーブルを生成するためのヘルス情報データストリームの受信及び処理により、ドーズオーダーに関する標準化された中間フォーマットの生成を促進することができる。標準化された中間フォーマットは有益なものとなる可能性があり、その理由は、ドーズオーダーを、ドーズオーダーに関連する医療ドーズを実行する際に使用する目的で、複数の異なるドーズオーダー実行クライアントのうちの1つにルーティングすることができるからである。そして、異なるEMRシステムフォーマットと特定のドーズ実行クライアント入力フォーマットとの間のそれぞれ特有の相関関係を促進する必要はない。むしろ、標準化された中間フォーム(例えば、ステージングテーブル)を用いることができる。その結果、複数の異なるEMRシステムフォーマットを、標準化された中間フォームに標準化することができる。そして、標準化された中間フォームを、その後、ドーズ実行クライアントの異なるそれぞれのフォーマットに関連する複数の異なる入力フォーマットのうちの1つに変換することができる。この点に関して、異なるEMRシステムを追加する際、EMRシステムからのデータを、標準化された中間フォーマットに標準化することができる。その結果、システムは、新たなEMRシステムから受け取ったドーズオーダーを処理することができ、その際に、新たなEMRシステムのために、各ドーズ実行クライアントに特有のアプリケーション機能を生成する必要は無い。更に、新たなドーズ実行クライアントがシステムに追加される場合、標準化された中間フォーマットにおけるデータの変換を達成することができるが、その際に、各EMRシステムに特有の新たなドーズ実行クライアントのためのアプリケーション機能を生成する必要がない。従って、強力な及びモジュール式のデータ交換システムを実現することができ、これにより以下のことを可能にする:複数のEMRシステムのうちいずれか1つを、複数のドーズ実行クライアントのうちいずれか1つと併せて使用すること。
少なくとも幾つかの実施形態において、ステージングテーブルにおいて管理されるドーズオーダー記録は、これらに適用される幾つかのドーズオーダー管理機能を有することができる。例えば、ドーズオーダーの閲覧、変更、優先化、又はその他組織化に関連する機能を、ステージングテーブルに記憶されるドーズオーダー情報に適用することができる。そして、薬局管理を以下の点において改善することができる:薬局の操作に関連する人々は、薬局管理機能を、集合的に、ステージングテーブルに記憶されたドーズオーダーに対して実行することもできる。例えば、こうした薬局管理を、ドーズオーダーに対して実行してもよく、その後で、ドーズオーダーを複数のドーズ実行クライアントに提供してもよい。更に言えば、ドーズオーダー管理を、1以上のドーズ実行クライアントからみてローカルな態様で、実行してもよい。そして、薬局リソースを、異なる優先度、緊急度等を有するドーズオーダーに関連して、効率的に管理することができる。
ステージングテーブルからのドーズオーダー情報を、ドーズ実行クライアントによって取り出すことができ、及び/又は、該クライアントへ提供することができ、該クライアントは、ドーズオーダーに関連するドーズを調合する際に使用するためのものであってもよい。この点に関して、ステージングテーブルにおけるドーズオーダー情報を、ステージングテーブルの標準化された中間フォームから、ドーズ実行クライアントに関連する入力フォーマットへ変換することができる。例えば、所与のドーズ実行クライアントのための独自の入力フォーマットを提供してもよい。従って、ドーズオーダーの調合の際に使用するための特定のドーズ実行クライアントを特定することにより、以下の点を可能にすることができる:前記特定されたドーズ実行クライアントに関連する対応する独自の入力フォーマットを用いて、ステージングテーブルからのデータを、所与のクライアントのための独自の入力フォーマットに変換すること。
ステージングテーブルからの情報を、クライアント特定のフォーマットからのドーズへと変換することに関して、マッピング及び/又は変換処理が発生してもよい。例えば、ドーズオーダー情報を、標準化された中間フォーマットから、所与のドーズ実行クライアントのための独自の入力フォーマットへ変換することは、以下を含むことができる:ドーズオーダーデータフィールドを、ステージングテーブルから、対応するそれぞれドーズ実行クライアント入力フィールドへとマッピングすること。特定のマッピングのほか、データの変換を実行してもよい。例えば、ドーズ実行クライアントのための独自の入力フォーマットにより、予想されるデータに関するフォームを特定することができる。従って、データを、ステージングテーブルにおいて提供されるフォームから変換することができる。その結果、データは、独自の入力フォーマットのフォームを遵守する。
更に言えば、対応するそれぞれのドーズ実行クライアント入力フィールドに関連するドーズオーダーメタデータを、以下の決定を行うために確認することができる:ドーズオーダーに関して有効な入力がステージングテーブルから提供されたかどうか。データが有効でない可能性がある場合には(例えば、構文エラー、マッピングエラー、変換エラー、又は幾つかの他のエラーが原因となって)、例外処理を発生させてもよい。即ち、例外処理は、確認、マッピング、又は変換の最中に特定された任意のエラーをユーザーが解決することを可能にすることができる。ユーザーによるエラーの解決を利用して、後続ドーズオーダーのための処理ルール(例えば、確認ルール、マッピングルール、又は変換ルール)等を変更することができる。エラーの解決に対応するユーザーによる入力を受け取ることを、後続オーダーの変換及び/又は確認に組み込むことができる。従って、変換処理に関連して、ステージングテーブルからのドーズオーダーメタデータのマッピング、変換、及び/又は確認に関連する例外処理を、本明細書にて説明する態様で行うことができる。更に、ロジスティック処理を実行してもよい。その結果、ドーズオーダーの処理の間に受け取ったドーズオーダーに対する変更、キャンセル、又は他の変更を促進することができる。免除処理及び/又はロジスティック処理を同一の場所又は異なる場所で実行してもよい。更に、免除処理及び/又はロジスティック処理は、プラットフォームインターフェースモジュール、変換モジュール、及び/又はドーズ実行クライアントにて発生してもよい。
更には、ログ操作を、本明細書に記載の独立したシステム間でのヘルスケアデータの交換を通して、発生させてもよい。そして、監査、トラブルシューティング等を、本明細書に記載のシステム間での交換に関する任意の又は全てのステップの最中に促進することができる。ヘルスケア情報交換の最中に生成したログ情報を、各独立したシステムにて管理してもよく、又はデータ交換の一部又は全部の工程に関連する単独のレポジトリにて集合化させてもよい。そして、監査等の目的での記録の維持については、本明細書に記載のシステム間でのヘルスケア情報の交換に関連して、向上させることができる。
本明細書にて意図することとして、複数のドーズ実行クライアントを、本明細書に提示した開示内容によって促進されるヘルスケア情報交換に関連して、採用することができる。例えば、ドーズ実行クライアントは、以下を含むことができる:ドーズオーダーの手動での調合の際に使用するための薬局ワークフロー管理アプリケーション、自動化されたシリンジ充填プラットフォーム、TPN管理モジュール、自動化されたコンパウンダー(compounders)(例えば、PN及びTPNオーダーを実行する際に使用するためのもの)、自動化されたドーズ分配キャビネット、又はドーズオーダーに関連する物理的ドーズを実現するために使用することができる他のドーズ実行クライアント。従って、少なくとも幾つかのドーズ実行クライアントは、以下を含むことができる:ヒトの介在を必要とすることなくドーズオーダーを実行するための自動化されたドーズ調合システム。そして、本明細書にて促進される少なくとも幾つかの実施形態において、ドーズオーダーに対して実行される処理は、完全に自動化されてもよい。
その結果、医師等によるドーズオーダーのエントリと自動化されたドーズ実行クライアントによるドーズオーダーの実行との間で、ヒトが介在しない。
本明細書に提示した開示内容の第一の態様は、変換モジュールによるヘルスケア情報の自動化された変換のための方法を含む。該変換は、電子的医療記録(EMR)システムからの第一のフォームとドーズ実行クライアントに関連する第二のフォームとの間で行われる。前記実行クライアントは、前記ヘルス情報データのドーズオーダーに従ってドーズの調合を行うためのものである。方法は以下を含む:変換モジュールにて、ドーズオーダーに関するドーズオーダーメタデータを、前記ドーズオーダーに対応するステージングテーブルから取り出すこと。ステージングテーブルには、ヘルスケア情報データストリームから受け取ったドーズオーダーメタデータが、EMRシステムからの第一のフォームで配置される。更に言えば、ステージングテーブルは以下を含む:複数のドーズオーダーデータフィールド、ここで、該フィールドには、ドーズオーダーメタデータの対応するそれぞれの部分が配置される。方法は、更に以下を含む:前記ドーズオーダーメタデータを、ドーズ実行クライアントに対応する既定の第二のフォームに変換すること、及び、前記第二のフォームでのドーズオーダーメタデータを、前記ドーズ実行クライアントに対して提供すること、ここで、前記提供は、前記ドーズオーダーに関連するドーズを、前記ドーズオーダーメタデータに基づいて実行するためのものである。
複数の洗練した特徴及び追加的特徴が、第一の態様に適用可能である。これらの洗練された特徴及び追加的特徴は、個別に又は組み合わせて使用することができる。従って、後述する以下の各特徴は、必須ではないが、任意の他の特徴と共に用いられてもよく、又は、第一の態様の特徴と組み合わせて用いられてもよい。
例えば、方法は、更に以下を含むことができる:前記ヘルスケア情報データストリームを、プラットフォームインターフェースモジュールにて、前記EMRシステムから受信すること。ヘルスケア情報データストリームは、以下を含むことができる:ドーズオーダーに関連する情報(例えば、異なるドーズオーダーに関する他の情報及び/又は関連しないデータのなかで)。方法は、以下も含むことができる:前記ドーズオーダーを前記ヘルスケア情報データストリームから特定すること、及び前記ドーズオーダーのための前記ドーズオーダーメタデータを、前記ヘルスケア情報データストリームから構文解析すること。ドーズオーダーメタデータは、以下を含むことができる:ドーズオーダーに関連する1以上のドーズの特徴。方法は、更に以下を含むことができる:前記プラットフォームインターフェースモジュールにて、前記ステージングテーブルに前記ドーズオーダーのための前記ドーズオーダーメタデータを配置すること、ここで、前記ステージングテーブルはステージングテーブルデータベースに保存される。
ステージングテーブルは、ドーズオーダーメタデータを、標準化された中間フォーマットで保存することができる。例えば、方法は、更に以下を含むことができる:第一のドーズオーダーを第一のEMRフォームで受信すること、及び、第二のドーズオーダーを第二のEMRフォームで受信すること。第一のドーズオーダー及び第二のドーズオーダーは、以下に対応したものであってもよい:同一の構成成分を有するドーズオーダー。第一のEMRフォームにおける構成成分のフォームは、第二のEMRフォームとは異なってもよい(例えば、EMRソースが異なることや、又は、異なるEMRフォーマットを用いることが原因となって)。そして、前記第一のドーズオーダーに関する前記構成成分の前記フォームは、前記第一のドーズオーダー及び前記第二のドーズオーダーに対応する前記それぞれのステージングテーブルにおいて、前記第二のドーズオーダーに関する前記構成成分の前記フォームと同一であってもよい。更に、他のドーズデータは、標準化されてもよい(例えば、患者データ、ドーズ投与データ等)。
方法は、以下も含むことができる:少なくとも部分的に前記ドーズオーダーメタデータに基づいて、前記ドーズ実行クライアントを、前記ドーズオーダーの実行のための複数のドーズ実行クライアントから特定すること。従って、複数の各ドーズ実行クライアントは、それぞれ既定の第二のフォームを有する。そして、前記変換することは、前記特定されたドーズ実行クライアントの前記それぞれ既定の第二のフォームに少なくとも部分的に基づいてもよい。ステージングテーブルは、任意の複数のドーズ実行クライアントから独立したものであってもよい。
変換することは、以下を含むことができる:ステージングテーブルの前記複数のドーズオーダーデータフィールドを、複数のドーズ実行クライアント入力フィールドのうちの対応するそれぞれのフィールドにマッピングすること。
ある応用において、前記ドーズ実行クライアント入力フィールドは、ドーズ実行クライアントに関連する独自の入力フォーマットによって定義されてもよい。変換することは、更に言えば以下を含むことができる:前記複数のドーズオーダーデータフィールドの前記ドーズオーダーメタデータを、前記ドーズ実行クライアント入力フィールドのうちの対応するフィールドのための前記独自の入力フォーマットに関して、確認すること。確認することは、以下を含むことができる:前記複数のドーズオーダーデータフィールドの前記ドーズオーダーメタデータを、前記ドーズ実行クライアントの処置記録に、前記ドーズ実行クライアント入力フィールドのうちの前記対応するそれぞれのフィールドに関して、関連付けること。
一実施形態において、方法は、以下を含むことができる:例外処理(例えば、ドーズオーダーデータの確認、マッピング、又は変換に応答して)。この点に関して、方法は、以下を含むことができる:前記マッピング又は前記確認のうち少なくとも1つに関連するエラーに応答して例外を生成すること。更に言えば、例外は、以下を含むことができる:ヒトユーザーに対してエラーの解消を促すこと。従って、方法は、以下を含むことができる:ヒトユーザーから、エラーの解決に関連する入力を受け取ること。そして、入力は、以下のうち少なくとも1つを含むことができる:前記ステージングテーブルのドーズオーダーデータフィールドと、ドーズ実行クライアント入力フィールドのうちの対応するそれぞれのフィールドとの間の正しいマッピング、又は、ドーズオーダーメタデータの一部と前記ドーズ実行クライアントの処置記録との間の正しい相関関係。従って、例外処理は、更に以下を含むことができる:それぞれ、前記ヒトユーザーから受け取った前記入力に基づいて、マッピングロジック又は相関関係ロジックのうち少なくとも1つを、前記マッピング及び前記関連づけにおいて使用するためにアップデートすること。
一実施形態において、方法は、以下を含むことができる:前記ステージングテーブルをアップデートして、前記ドーズオーダーのための前記ドーズオーダーメタデータが前記ドーズ実行クライアントによって取り出されたことを示すこと。従って、ドーズの処理ステータスをステージングテーブルで管理して、以下のことを示すことができる:処理されたドーズオーダー及び処理されていないドーズオーダー。方法は、以下も含むことができる:ドーズオーダーを管理すること(例えば、組織化、優先化等により)、その後、前記第二のフォームでのドーズオーダーメタデータをドーズ実行クライアントに提供すること。例えば、管理することは、以下を含むことができる:ユーザー・インターフェースを提供して、ユーザーが、ドーズオーダーに対する管理機能を実行することを可能にすること。具体的には、管理することは、以下のうち少なくとも1つを含むことができる:ドーズオーダーメタデータの変更、ドーズオーダーのキャンセル、他のドーズオーダーに対するドーズオーダーの組織化、又は他のドーズオーダーに対するドーズオーダーの優先化。
更に言えば、方法は、以下を含むことができる:ロジスティック処理をドーズオーダーに対して実行すること。ロジスティック処理は、以下を含むことができる:ドーズオーダーに対する動作を、EMRシステムメッセージの受信に応答して、ドーズオーダーを受信した後で、実行すること。EMRシステムメッセージは、以下のうち少なくとも1つを含むことができる:ドーズオーダー変更メッセージ又はドーズオーダー中止メッセージ。従って、ロジスティック処理は、以下を決定すること含むことができる:ドーズオーダーメタデータがドーズ実行クライアントに提供されたかどうか。そして、前記ロジスティック処理は、前記決定に少なくとも部分的に基づく。ロジスティック処理は、以下を含むことができる:ドーズオーダー記録に対する動作を実行すること、ここで、前記ドーズオーダー記録は、EMRシステムメッセージに対応し、前記メッセージは、ドーズ実行クライアントに提供されていないドーズオーダー記録に関するものである。例えば、ロジスティック処理は、以下を含むことができる:データをドーズ実行クライアントに提供すること、ここで、前記クライアントはEMRシステムメッセージに関連し、前記メッセージは、ドーズ実行クライアントに提供されたドーズオーダー記録に関するものである。また、EMRシステムメッセージに関連するドーズ実行クライアントに提供されるデータは、ドーズ実行クライアントに対応するフォームに変換されてもよい。
一実施形態において、ドーズ実行クライアントは、以下のうち少なくとも1つを含むことができる:ドーズオーダーの手動調合のための薬局ワークフロー管理アプリケーション、自動化されたドーズ調合装置、自動化されたトータル非経口(腸管外)栄養(TPN)コンパウンダー、又はドーズ分配キャビネット。更に言えば、EMRシステムは、以下を含むことができる:病院の情報システム(HIS)。従って、方法は、以下を含むことができる:EMRシステム及びドーズ実行クライアントを含む独立したヘルスケアシステムからのメッセージの交換。EMRシステムとドーズ実行クライアントとの間で交換されるデータは、ヘルスケア情報交換システムを使用しなければ、適合させることができない可能性がある。例えば、ヘルスケア情報データストリームは、ヘルスレベル7(HL7)フォーマットであってもよい。
方法は、以下も含むことができる:ドーズオーダーに対してとられる動作のログ操作を行い、ドーズオーダーに対する動作に関するログを生成すること。前記ログ操作は、以下を含むことができる:ドーズオーダーに対してとられる異なるそれぞれの動作に対して生成される複数のログを集合化させること。
第二の態様は以下を含む:電子的医療記録(EMR)システムとドーズオーダーの実行のためのドーズ実行クライアントとの間の自動化されたヘルスケア情報の交換のための方法。方法は以下を含む:ヘルスケア情報データストリームをプラットフォームインターフェースモジュールで受け取ること。ヘルスケア情報データストリームは、ドーズオーダーに関連する情報を含む。また、方法は以下も含む:前記ドーズオーダーを前記ヘルスケア情報データストリームから特定すること、及びヘルスケア情報データストリームからのドーズオーダーに関してドーズオーダーメタデータを構文解析すること。ドーズオーダーメタデータは、ドーズオーダーに関連する1以上のドーズの特徴を含む。方法は、更に以下を含む:ステージングテーブルに、前記ドーズオーダーのための前記ドーズオーダーメタデータを配置すること。ステージングテーブルは以下を含む:複数のドーズオーダーデータフィールド、ここで、該フィールドには、ドーズオーダーメタデータの対応するそれぞれの部分が配置される。方法は、更に以下を含む:ドーズオーダーメタデータを、特定のドーズ実行クライアントに対応する既定のフォーマットに変換し、変換されたドーズオーダーメタデータを生成すること。また、方法は以下を含む:特定のドーズ実行クライアントが、変換されたドーズオーダーメタデータへアクセスすること、ここで、ドーズ実行クライアントは、ステージングテーブルからの変換されたドーズオーダーメタデータを引き出して、ドーズオーダーを、変換されたドーズオーダーメタデータに基づいて実行するように動作可能である。
複数の洗練された特徴及び追加的特徴を第二の態様に適用することができる。これらの洗練された特徴及び追加的特徴は、個別に又は組み合わせて使用することができる。従って、後述する以下の各特徴は、必須ではないが、任意の他の特徴と共に用いることができ、又は、第二の態様の特徴と組み合わせて用いることができる。例えば、第一の態様に関連して説明した上記いずれかの特徴は、第二の態様に適用可能であってもよい。
第三の態様は以下を含む:電子的医療記録(EMR)システムとドーズオーダーの実行のためのドーズ実行クライアントとの間のヘルスケア情報の交換のためのヘルスケア情報交換システム。システムは以下を含む:ストリーム処理モジュール、ここで該モジュールは、EMRシステムと動作可能に通信し、ヘルスケア情報データストリームを、EMRシステムから受信する。システムは更に以下を含む:ステージングテーブルデータベース、ここで該データベースは、ストリーム処理モジュールと動作可能に通信し、該データベースは、ステージングテーブルを保存するためのものであり、該テーブルにはドーズオーダーメタデータが配置され、該メタデータはヘルスケア情報データストリームに含まれる。ステージングテーブルは以下を含む:複数のドーズオーダーデータフィールド、ここで、該フィールドには、ドーズオーダーメタデータの対応するそれぞれの部分が配置される。システムは更に以下を含む:変換モジュール、ここで、該モジュールは、ステージングテーブルデータベースとドーズ実行クライアントとの間で機能的に配置される。変換モジュールは以下の動作が可能であってもよい:ドーズオーダーの実行の際に使用するためのドーズ実行クライアントを特定すること、及びドーズオーダーメタデータをドーズ実行クライアントに対応する既定のフォーマットに変換すること。具体的には、既定のフォーマットは、ドーズ実行クライアントに関連するドーズオーダーデータフィールド及び対応するドーズオーダーメタデータフォーマットを定義する。
複数の洗練された特徴及び追加的特徴は第三の態様に適用される。これらの洗練された特徴及び追加的特徴は、個別に又は組み合わせて使用することができる。従って、後述する以下の各特徴については、必須ではないが、任意の他の特徴とともに用いることができ、又は第三の態様の特徴と組み合わせて使用することができる。例えば、第一の態様に関連して説明した上記いずれかの特徴は第三の態様に適用することができる。
本発明は様々な変更及び別の形態の影響を受けるものの、これらの具体的な実施形態は、例示的な意味で、図面中に示されているものであり、そして、本明細書にて詳細に説明する。しかし、以下の点を理解されたい:即ち、本発明を特定の開示形態に限定することを意図するものではなく、むしろ、本発明は、請求項によって規定される本発明の範囲内に包含されるあらゆる改変、均等物、及び選択肢をカバーするものである。
図1は、自動化されたヘルスケア情報の交換のためのシステム(100)の実施形態を概念的に描写したものである。システム(100)は、以下を含むことができる:EMRシステム(110)であって、プラットフォームインターフェースモジュール(120)と動作可能に通信するシステム。この点に関して、EMRシステム(110)は、ヘルスケア情報データストリーム(105)を、プラットフォームインターフェースモジュール(120)に提供することができる。単独のEMRシステム(110)を図1に示すが、以下の点を理解されたい:即ち、複数のEMRシステム(110)が、プラットフォームインターフェースモジュール(120)と動作可能に通信することができる。EMRシステム(110)は、所与の施設における異なるEMRシステム(110)に対応してもよく、又は複数の施設からの複数のEMRシステム(110)に対応してもよい。いずれにしろ、プラットフォームインターフェースモジュール(120)は、変換モジュール(130)と動作可能に通信することができる。そして、変換モジュール(130)は、ドーズ実行クライアント(140)と動作可能に通信することができる。後に詳述するが、変換モジュール(130)は、複数のドーズ実行クライアント(140)と動作可能に通信することができる。従って、変換モジュール(130)は、変換モジュール(130)で受け取ったドーズオーダーに関連して、ドーズルーティングモジュールを含むことができ、及び/又はドーズルーティング機能を実行することができる。
この点に関して、図1におけるシステム(100)は、独立したヘルスケア情報システム間での自動化されたデータ交換を促進するために動作可能であってもよい。例えば、EMRシステム(110)及びドーズ実行クライアント(140)は、それぞれ、独立したヘルスケア情報システム及び/又は製品に対応してもよい。上述したように、EMRシステム(110)及び実行クライアント(140)は、関連しない又は互換性のないデータフォーマットを使用することができる。そして、プラットフォームインターフェースモジュール(120)及び変換モジュール(130)は、ヘルス情報データストリーム(105)に対して作用することができ、データを、EMRシステム(110)から受け取ったフォームから変換することができる。その結果、ヘルスケア情報(例えば、ドーズオーダーデータを含む)を、EMRシステム(110)とドーズ実行クライアント(140)との間で交換することができる。具体的には、データは、EMRシステム(110)とドーズ実行クライアント(140)との間で、自動化された態様で、交換することができ、ヘルスケア情報の交換に関してヒトが介在する事の必要性が回避される。この点に関して及び上述したように、本明細書において開示される内容に従って提供される、EMRシステム(110)とドーズ実行クライアント(140)との間での情報の交換の自動化は、ヘルスケア情報データストリーム(105)に関してヒトが介在することに関連するエラー及び/又は遅延を減少させるのを支援することができる。ここで、該ストリームは、EMRシステム(110)からドーズ実行クライアント(140)へと渡される。
EMRシステム(110)は、以下を含むことができる:病院の情報システム(HIS)。従って、ヘルスケア情報データストリーム(105)は、以下を含むことができる:実行クライアント(140)のドーズによって調合されるドーズオーダーに関する情報。しかし、ヘルスケア情報データストリーム(105)は、以下も含むことができる:ドーズオーダー又はドーズオーダーの調合に関連しない他のヘルスケア情報。例えば、HISの場合、ヘルスケア情報データストリーム(105)は、以下を含むことができる:患者に関連するデータ(例えば、入院/退院データ)、病院の管理データ(例えば、リソースの可用性、スケジューリング、等)、請求書及び会計データ、又はドーズオーダー又はドーズオーダーの調合に関連しない他の付随的データ。
ヘルスケア情報データストリーム(105)は、複数の異なるフォーマットで提供されてもよい。更に、所与の1つのプラットフォームインターフェースモジュール(120)は、複数の異なるERMシステム(110)のインターフェースとなることができ、各ERMシステムは、潜在的に、ヘルスケア情報データストリーム(105)を異なるフォーマットで提供することができる。一実施形態において、ヘルスケア情報データストリーム(105)は、以下を含むことができる:ヘルスレベル7(HL7)フォーマット。HL7フォーマットは、HIS間での臨床及び投与のデータ転送のためのゆるく標準化された協定のセットを意味する。HL7メッセージによって、協定がゆるい形で標準化されているが、HL7フォーマットを用いた、様々な独立したヘルスケアシステム間でのヘルスケア情報の交換は、シームレスではない。この点に関して、異なるシステムは、以下を用いることができる:異なるレキシコン(lexicons)、協定、セマンティクス、又はHL7フォーマット内での他の異なる規格。その結果、HL7フォーマットを用いた2つのシステム間での情報の交換は、システム間でのデータ交換を可能にする仲介をなおも必要とする可能性がある。
従って、プラットフォームインターフェースモジュール(120)は、ヘルスケア情報データストリーム(105)を、EMRシステム(110)から、使用されるフォーマットの性質に関わらず(例えば、HL7フォーマットのバリエーションに関わらず、受け取ることができる。)。例えば、異なる特定のEMRシステム(110)(例えば、異なるHIS)は、様々なHL7フォーマットを使用することができ、これらの全てを、プラットフォームインターフェースモジュール(120)が受け取ることができる。後ほど更に詳しく説明するが、プラットフォームインターフェースモジュール(120)は、ヘルスケア情報データストリーム(105)からのドーズオーダーを特定及び/又は構文解析するように動作可能である。そして、プラットフォームインターフェースモジュール(120)は、ヘルスケア情報データストリーム(105)からの特定及び構文解析がなされたドーズオーダーの記録を、標準化された中間フォーマットで保存することができる。例えば、標準化された中間フォーマットは、以下を含むことができる:各それぞれのドーズオーダーのためのステージングテーブル、ここで、ドーズオーダーに関するドーズオーダーメタデータが、ヘルスケア情報データストリーム(105)から構文解析される。そして、構文解析されたドーズオーダーメタデータを用いて、ステージングテーブルのフィールドへ配置することができ、これは、ヘルスケア情報データストリーム(105)からのドーズオーダーデータフィールドに対応する。
以下の点を留意されたい:即ち、標準化された中間フォーマット(即ち、ステージングテーブル)は、異なるHL7プロバイダによって使用される異なるHL7フォーマットに対して標準化されたものであってもよい。即ち、もしも、第一のHL7プロバイダが、第二のHL7プロバイダと同一の構成成分を有するドーズオーダーを提供する場合、そのドーズに関する同一の構成成分に対応するHL7メッセージの一部は、なおも、以下に基づいて相違する可能性がある:同一の構成成分を記載するために第一の及び第二のプロバイダが使用するHL7フォーマットの違い。しかし、プラットフォームインターフェースモジュール(120)は、同一のオーダーに関する構成成分に関するHL7メッセージの異なる部分を標準化することができる。その結果、そのオーダーに関する構成成分は、標準化された中間フォーマットにおいて、同一の表現形となるであろう。更に、患者データ、ドーズ投与データ、又はドーズに関連する他のデータを、異なるフォーマットで提供することができ、このフォーマットは、HL7フォーマットの異なる使用に対応する。しかし、こうしたデータは、また、標準化された中間フォーマットで標準化してもよい。この点に関して、標準化された中間フォーマットを含むステージングテーブルは、異なるヘルスケアデータストリーム(105)で受信されるHL7メッセージを標準化することができる。
標準化された中間フォーマットの生成を図18に示す。該図では、ユーザー・インターフェース1800を描写しており、受け取ったドーズオーダーのリスト1805を表示することができる。ユーザーは、ドーズオーダーのリスト1805から選択された1つであるドーズオーダー1810を選択することができる。選択されたドーズオーダー1810を選択すると、選択されるドーズオーダー1810に関する対応情報は、以下において表示することができる:エラーペーン1820、プレ標準化ペーン1830、及びポスト標準化ペーン1840。この点に関して、エラーペーン1820は、ユーザーに対して、エラーに関する情報を提供することができる(例えば、構文エラー、同定エラー、又はEMRシステム(110)からドーズオーダーを受け取ることに関連して発生する可能性のある他のエラー)。更に、プレ標準化ペーン1830は、ドーズオーダー記録を、EMRシステム(110)から受け取ったときの状態で、表示することができる。この点に関して、プレ標準化ペーン1830は、ステージングテーブルへの配置に関する標準化を行う前に、EMRシステム(110)から受け取ったHL7メッセージのテキスト表現を表示することができる。ポスト標準化ペーン1840は、標準化された中間フォーマットへ標準化された後で、ドーズオーダーの対応するテキスト表現を表示することができる。即ち、ポスト標準化ペーン1840は、プレ標準化ペーン1830に表示されるプレ標準化HL7フォーマットの標準化バージョンを提供する事ができる。従って、ユーザー・インターフェース1800は、ユーザーが、選択されたドーズオーダー1810に関連するエラーをレビューすることを可能にする。更に、ユーザーは、所与のドーズオーダーに関して、プレ標準化フォーマット及びポスト標準化フォーマットを並べてレビューすることができ、ドーズオーダーに関連するレビュー及び/又はトラブルシューティングを促進することができる。
標準化された中間フォーマットを使用することは、複数のヘルスケアデータストリームプロバイダ(例えば、複数のEMRシステム(110)であって、例えば、HIS、PIS、POE、又は他のヘルスケア情報データストリーム(105)ソースを含むことができる)及び複数のドーズ実行クライアント(140)にとって、特に有益となる可能性がある。例えば、EMRシステム(110)及び全てのドーズ実行クライアント(140)の全ての可能な組合せに関して、特定の変換ロジックを開発しなければならないわけではなく、システム(100)は、よりモジュール式のアプローチを提供することができる。即ち、新たなEMRシステム(110)がシステム(100)に追加される場合、構文解析モジュール(更に詳しく後述する)を提供して、ヘルスケア情報データストリーム(105)を、標準化された中間フォーマットへ、ステージングテーブルに保存するために、フォーマットすることができる。そして、全ての存在するドーズ実行クライアント(140)は、情報を受け取ることができ、その理由は、変換モジュール(130)は、標準化された中間フォーマットを、それぞれのドーズ実行クライアント(140)の特定のフォーマットへ変換することができるからである。更に言えば、異なるドーズ実行クライアント(140)がシステムに追加され、該システムは、独自の入力フォーマットを必要とする場合、各潜在的なEMRシステム(110)のための変換ロジックを開発する必要は無く、標準化された中間フォーマットに対する変換ロジックを生成することができる。従って、データを交換する追加構成要素をシステム(100)に追加した時に、標準化された中間フォーマットは、改良されたモジュールの開発を可能にする。
変換モジュール(130)は、プラットフォームインターフェースモジュール(120)で管理されるステージングテーブルからのドーズオーダーに関するデータにアクセスできる。変換モジュール(130)は、ステージングテーブルの標準化された中間フォーマットからのドーズオーダーに関する標準化された中間フォーマット内のアクセスされるデータを、ドーズ実行クライアントに関連する特定のフォーマットに変換することができる。この点に関して、クライアント側の特定のフォーマットは、以下に対応したものであってもよい:ドーズ実行クライアント(140)に関連する及び/又は当該クライアントが必要とする独自の入力フォーマット。この点に関して、所与のドーズ実行クライアント(140)のための独自の入力フォーマットは、入力フィールドを有してもよく、該フィールドは、以下に対応してもよい:ステージングテーブルのドーズオーダーデータフィールド。この点に関して、変換モジュール(130)は、ドーズオーダーデータフィールドを、対応する入力フィールドにマッピングすることができ、該入力フィールドは、所与のドーズ実行クライアント(140)のための独自の入力フォーマットに関連するものであってもよい。更に、変換クライアント(130)は、ドーズオーダーメタデータを、ステージングテーブルに保存された第一のフォーマットから、所与のドーズ実行クライアント(140)のための独自の入力フォーマットに関連するターゲットフォーマットへと変換することができる。この点に関して、変換モジュール(130)は、ドーズ実行クライアント(140)に特有の変換を、ステージングテーブルに保存されるドーズオーダーデータに適用することができ、該適用は、ドーズ実行クライアント(140)に基づき、そして、該クライアントは、対応するドーズオーダーを実行するべく利用するために特定される。
従って、ドーズオーダーに関するデータは、ドーズ実行クライアント(140)に提供されてもよく、ここで、ドーズ実行クライアント(140)に関連する独自の入力フォーマットに関連するフォーマットで提供されてもよい。その結果、ドーズオーダーデータは、ドーズ実行クライアント(140)に自動的に提供することができる(ドーズオーダーデータに対応するドーズを実行する際に、これらのドーズ実行クライアント(140)が使用することを目的として)。後述する更なる内容から理解できるであろうが、ドーズ実行クライアント(140)は、以下を含むことができる:任意の1以上の複数の異なるタイプのドーズ実行クライアント、ここで、該クライアントは、ドーズオーダーに関連するドーズを実行する際に、使用することができる。例えば、ドーズ実行クライアント(140)は、以下のうち任意の1以上を含むことができる:ドーズの手動調合の管理のための薬局ワークフロー管理アプリケーション、TPNドーズオーダーに接続された、及び/又はTPNドーズオーダーの調合(例えば、自動化された調合)における処理のためのトータル非経口(腸管外)栄養(TPN)クライアント、自動化されたシリンジフィラー、予め貯蔵されたドーズを有するドーズ分配キャビネット等。これらは、受け取ったドーズオーダーデータに基づいて、ドーズを実行するために割り当てることができる。
後述する更なる内容からも理解できるであろうが、プラットフォームインターフェースモジュール(120)及び変換モジュール(130)は、各モジュールをそれぞれ含むハードウェア及び/又はソフトウェアを、それぞれ含むことができる。更に、プラットフォームインターフェースモジュール(120)及び変換クライアント(130)は、単独モジュールとして集合的に提供されてもよい。即ち、各モジュールは、以下を含むことができる:ハードウェア及び/又はソフトウェアであって、プラットフォームインターフェースモジュール(120)及び/又は変換モジュール(130)のうちそれぞれに関連して後述する機能の実行のためのもの。例えば、それぞれモジュールは、個別に又は集合的に、1以上のプロセッサを含むことができ、該プロセッサは、メモリ装置と動作可能に通信し、該メモリ装置は、非一時的な機械読取可能データを記憶し、該データは、後述するモジュールに関連する機能を実行するために、1以上のプロセッサを特異的に設定するために使用することができる。この点に関して、それぞれのモジュールは、メモリ装置を含むこともでき、該メモリ装置は、非一時的な機械読取可能データ構造を記憶し(例えば、ハード・ドライブ、フラッシュ・ドライブ、メモリモジュール、又は他の適切な物理的電子的メモリ)、これは、1以上のプロセッサの特異的な設定の為に使用される非一時的な機械読取可能データを記憶するための物である。
更に図2を参照すると、EMRシステム(110)とドーズ実行クライアント(140)との間の自動化されたヘルスケア情報の交換のための方法(200)の実施形態をフローチャートとして示す。方法(200)を図1のシステム(100)に関連付けて本明細書に記載するが、更に以下の点を理解されたい:即ち、方法(200)を、後述する任意の他の実施形態に関連付けて実行することができる。更に、方法(200)を、連続的なフローチャートの形態で、特定の個別操作を伴って、特定の順序で描写するが、意図している事として、後述する方法のステップは、特記しない限り、任意の順序で(又は同時に)実行することができる。また、方法の更なる実施形態では、意図していることとして、幾つかのステップは省略されてもよい。即ち、プロセスの全てのステップが各実施形態において実行される必要があるわけではない。
方法(200)は、以下を含むことができる:ドーズオーダーデータストリーム(105)を受け取ること(210)(例えば、1以上のドーズオーダーを内部に含むヘルス情報データストリーム(105)など)。理解できるであろうが、前記受け取ること(210)は、以下を含むことができる:EMRシステム(110)からのドーズオーダーデータストリームの伝送。この点に関して、ドーズオーダーデータストリームは、開始の際に、EMRシステム(110)から送信されてもよい(即ち、EMRシステム(110)からプッシュされてもよい)、及び/又はプラットフォームインターフェースモジュール(120)からの要求時に送信されてもよい(即ち、EMRシステム(110)から引き出されてもよい)。方法(200)は、以下も含むことができる:ドーズオーダーデータストリームからのドーズオーダーメタデータを特定/構文解析すること(215)。この点に関して、前記特定/構文解析すること(215)は、以下を含むことができる:ドーズオーダーデータストリーム(105)を分析して、データストリーム(105)からの個別のドーズオーダーを特定すること。例えば、及び上述したように、データストリーム(105)は、以下を含むことができる:複数のドーズオーダー及び/又はドーズオーダーに全く関係しないデータ。そして、前記特定することは、以下を含むことができる:データストリーム(105)からの個別のドーズオーダーを記述(delineating)すること。従って、前記特定することは、以下を含むことができる:ドーズオーダーを示す特定のフォーマットでのデータを認識すること。更に言えば又はこれに換えて、データストリーム(105)は、以下を含むことができる:記述表現を行い(express delineators)、データストリーム(105)内のドーズオーダーの個別データを特定することをアシストすること。更に言えば、ドーズオーダーメタデータは、個別のドーズオーダーの観点で、データストリーム(105)から構文解析されてもよい。この点に関して、前記構文解析は、以下を含むことができる:1以上の特定のドーズオーダーデータフィールド、及びデータフィールドに関連する対応ドーズオーダーメタデータを配置すること。そして、これらのドーズオーダーデータフィールド及び該フィールドに関連するドーズオーダーメタデータを、ドーズオーダーデータフィールドを配置する際に使用することができる。更には、ドーズオーダーメタデータの標準化を実行してもよい。その結果、ドーズオーダーデータフィールドを含むステージングテーブルは、以下を含むことができる:標準化されたドーズオーダーメタデータ(即ち、標準化された中間フォーマットで)。
任意の1以上の複数のドーズオーダーデータフィールドのうち任意の1以上が、データストリーム(105)内に含まれてもよく、そして、特定/構文解析されたドーズオーダーに関連する対応ステージングテーブルにおいて、提供及び/又は生成されてもよい。一例として、以下を含む既定のステージングテーブルを提供することができる:既定のデータフィールドであって、以下に関するもの:患者特有のデータ、ドーズオーダーの成分、ドーズオーダー管理の詳細、又は他の適切なデータフィールドであって、以下に関するもの:ドーズオーダー、ドーズオーダーの管理、若しくはドーズオーダーを施す患者。即ち、ドーズオーダーの調合及び/又は管理に関連する任意のデータフィールドがデータストリーム(105)中に含まれてもよい。そして、こうしたデータフィールドに関連して提供されるデータは、ステージングテーブル中の対応するデータフィールドへと標準化されてもよく、ここで、該テーブルは、以下を含むことができる:データストリーム(105)内のドーズオーダーが標準化される既定のデータフィールド。更に言えば又はこれに換えては、データストリーム(105)中のドーズオーダーのフィールドに対応するデータフィールドを有するステージングテーブルを、ドーズオーダーに対応するデータを受け取った際に生成することができる。
この後段の点に関連して、方法は、以下を含むことができる:データストリーム(105)からの特定/構文解析されたドーズオーダーデータをステージングテーブルに配置すること(220)。例えば、ステージングテーブルは、以下を含むことができる:標準化された中間フォーマットに対応する特定のデータ構造として記憶されるデータフィールド。例えば、標準化された中間フォーマットは、ドーズオーダーに関連するデータベーススキーマによって定義することができる。この点に関して、所与のドーズオーダーデータフィールドのためのドーズオーダーメタデータを、データストリーム(105)中の所与のドーズオーダーのうちの1つに関連して構文解析できる程度に、対応するステージングテーブルインスタンス(例えば、テーブルの行及び/又は独自のステージングテーブルのエントリ又はレコード)を生成することができ、そして、標準化された中間フォーマットに従った適切なそれぞれデータフィールドに、データストリーム(105)からの特定/構文解析された(215)対応するドーズオーダーメタデータを配置することができる(220)。そして、各特定された個別のドーズオーダーに対応するステージングテーブルを生成することができ、そして、該テーブルに、構文解析されたドーズオーダーデータを配置することができる(220)。以下の点を理解されたい:即ち対応する個別のドーズオーダーに関する個別のステージングテーブルを、データベース内に集合的に記憶することができる。この点に関して、個別のデータベースファイルは、個別のドーズオーダーごとに生成される必要はなく、むしろ、特定されたステージングテーブル又はより大きなステージングテーブルの一部(例えば、独自の行又はレコード)は、所与のドーズオーダーに対する特異的な特定を目的として、所与のドーズオーダーに特異的に関連したものであってもよい。
方法(200)は、少なくとも幾つかの実施形態におけるオプションとして、所与のドーズオーダーを調合する際に使用するためのドーズ実行クライアントを決定すること(225)を含むことができる。例えば、所与のドーズオーダー又は複数のドーズに関するデータストリーム(105)に含まれるドーズオーダーデータは、以下を含むことができる:対応するドーズオーダー(複数可)を実行する際に使用するためのドーズ実行クライアント(140)の明示的識別情報(例えば、ヘルスケア情報データシステム(105)は、以下を含むことができる:EMRシステム(110)が提供するデータとして由来する所与のドーズオーダーのためのドーズ実行クライアント(140)を示す情報)。即ち、EMRシステム(110)は、所望のドーズ実行クライアント(140)を示すデータを送信して、該データを特定のドーズオーダーを実施するために使用することができる(例えば、ドーズ実行クライアントのタイプを示すことにより、又はドーズ実行クライアントの特定の識別子を示すことにより)、ここで該ドーズオーダーはヘルスケアデータストリーム(105)に含まれる。別の例では、データストリーム(105)のソースを特定することができ、及びデータストリーム(105)のソースの識別情報は、少なくとも部分的に、ドーズ実行クライアント(140)を決定するために使用されてもよく、該クライアントへは、ドーズオーダーが実行のために提供される。例えば、所与の特定のソースから受け取った全てのドーズオーダーは、特定のドーズ実行クライアント(140)に対応するドーズオーダーとして、且つ、特定のソースからのこれら特定のドーズオーダーの実行の際に使用するために定義されてもよい。更に言えば、ドーズオーダーに関するドーズ実行クライアント(140)の決定(225)は、以下に基づいてもよい:ドーズオーダーデータの一部分又はそれ以上。例えば、ドーズオーダーデータは、ドーズの特徴を定義してもよい(例えば、成分、成分量、成分種類等)。そして、それは、ドーズオーダーを実行する際に使用するためのドーズ実行クライアント(140)を決定する(225)ために用いてもよい。この点に関して、ロジックを上記のいずれかの例に従って確立して、所与のドーズオーダーのためのドーズ実行クライアント(140)の決定(225)を促進することができる。例えば、ロジックは、クライアントルーター(128)によって実行することができ(例えば、図3以下に示す)、該ルーターは、変換モジュール(130)において提供することができる。他の意図する実施形態において、クライアントルーター(128)は、変換モジュール(130)から遠隔形態で提供することができる(例えば、プラットフォームインターフェースモジュール(120)にて、及び/又は完全に分離したモジュールとして)。
更に、方法(200)は、少なくとも幾つかの実施形態におけるオプションとして、以下を含むことができる:対応するステージングテーブルにおいて受信され及び記憶されるドーズオーダーに関するドーズ管理機能を実行すること(230)。例えば、対応するステージングテーブルに記憶されるドーズオーダーは、レビューされてもよく、変更されてもよく、優先化されてもよく、グループ化されてもよく、組織化されてもよく、又は、その他、管理されてもよい。以下の点を留意されたい:即ち、実行することができる(230)ドーズ管理機能は、ドーズオーダーデータをドーズ実行クライアント(140)で受け取る前に発生してもよく、及び/又はドーズオーダーデータをドーズ実行クライアント(140)で受け取ったときに発生してもよい。即ち、ドーズ管理機能は、以下によって実行されてもよい:プラットフォームインターフェースモジュール(120)、変換モジュール(130)、及び/又はドーズ実行クライアント(140)。例えば、ドーズ管理機能は、ドーズ実行クライアント(140)のキュー管理及び優先化モジュール(152)によって実行されてもよく、該モジュールは、プラットフォームインターフェースモジュール(120)に位置してもよく(例えば、スタンドアロンモジュールとして、及び/又はクライアントルーター(128)又は変換モジュール(130)の構成要素として)、及び/又はプラットフォームインターフェースモジュール(120)とドーズ実行クライアント(140)との間に配置されてもよい。
方法(200)は、更に以下を含むことができる:ドーズオーダーデータを、標準化された中間フォーマット(例えば、ステージングテーブル)から、ドーズ実行クライアント(140)に関連する特定のフォーマット(例えば、所与のドーズ実行クライアント(140)に関する独自の入力フォーマット)へ変換すること(235)。更に詳しく後述するが、変換すること(235)は、以下を含むことができる:ステージングテーブルのドーズオーダーデータフィールドを、所与のドーズ実行クライアント(140)の独自の入力フォーマットのための入力フィールドへマッピングすること。更に、ドーズオーダーデータフィールドに記憶される所与のドーズオーダーに関するドーズオーダーメタデータを、所与のドーズ実行クライアント(140)の独自の入力フォーマットに関連するフォーマットへ変換することができる。この点に関して、変換(235)は、少なくとも部分的に、以下に依存してもよい:上述したように所与のドーズオーダーに関するドーズ実行クライアントを決定すること(225)。
方法(200)は、更に以下を含むことができる:変換されたドーズオーダーデータをドーズ実行クライアント(140)へ提供すること(240)。この点に関して、ドーズ実行クライアントは、変換されたドーズオーダーデータを要求してもよい(例えば、データをプラットフォームインターフェース(120)及び/又は変換モジュール(130)から引き抜いて)、及び/又はドーズ実行クライアント(140)は、該クライアントへ送信され且つ変換されたドーズオーダーメタデータを有してもよい(例えば、データは、プラットフォームインターフェース(120)及び/又は変換モジュール(130)からプッシュされてもよい)。
いずれにしろ、方法(200)は、以下を含むことができる:変換されたドーズオーダーメタデータを確認すること(245)、ここで、該メタデータは、ドーズオーダーデータを受け取る又は受け取る予定であるドーズ実行クライアント(140)のための独自の入力フォーマットに対するメタデータである。例えば、確認すること(245)は、以下を決定することを含むことができる:要求されたドーズ実行クライアント入力フィールドが、変換されたドーズオーダーデータに存在するかどうか。更に、確認すること(245)は、以下を含むことができる:変換されたドーズオーダーデータの一部を分析して、以下を決定すること:有効な対応するデータの一部が、ドーズ実行クライアント(140)のための独自の入力フォーマットで利用可能かどうか。この点に関して、前記確認(245)が成功しなかった場合、ドーズオーダーに関して、例外を生成することができる。そして、方法(200)は、以下を含むことができる:前記確認(245)に関連するエラーを解決するための免除処理。例外処理の例の詳細については後述する。
方法(200)は、また、少なくとも幾つかの実施形態におけるオプションとして、以下を含むことができる:ドーズオーダーに関してロジスティック処理を実行すること(250)。例えば、ドーズオーダーデータストリーム(105)は、以下を含むことができる:異なるタイプのオーダーメッセージ。例えば、ドーズオーダーメッセージのタイプは、以下に関するものであってもよい:新規ドーズオーダー、ドーズオーダー変更要求、ドーズオーダーキャンセル要求、又は他の適切なドーズオーダー要求。即ち、少なくとも幾つかの処理されるドーズオーダーメッセージのタイプは、以前受け取ったドーズオーダーに関してとるべき後続動作を要求するものであってもよい。従って、ドーズオーダーデータが処理されて、ドーズ実行クライアント(140)に提供される場合、及びドーズ実行クライアント(140)に提供されるドーズオーダーデータに関してとるべき動作を要求する後続ドーズオーダーメッセージを受け取る場合、追加的ロジスティック処理を実行してもよい(250)。これは、以下を含むことができる:以前のドーズオーダーを分析して、以前のドーズオーダーの状態を決定すること(例えば、ドーズオーダーがドーズ実行クライアントにまだ送られていないかどうか、ドーズが実行されたかどうか等)。更に言えば、ロジスティック処理は、以下も含むことができる:続いて受信されるドーズオーダーメッセージが要求する通りに、以前のドーズオーダーのアクションを実行すること(例えば、変更、キャンセル等)。更に、以下の点を理解されたい:即ちドーズオーダーメッセージは、第一のドーズ実行クライアント(140)にルーティングされたドーズオーダーに適用されてもよいが、しかし、ドーズオーダーメッセージの実行時に、第一のドーズ実行クライアント(140)からリコールされ、そして、第二のドーズ実行クライアント(140)に提供されてもよい。
方法(200)は、以下も含むことができる:ステージングテーブルを更新して(255)、ドーズ実行クライアント(140)でのドーズオーダーの受取を反映させること。例えば、更新すること(235)は、以下を含むことができる:ドーズオーダーの状態を示す内容に関連するステージングテーブルのデータフィールドを変更し、該状態は、ドーズオーダー記録がドーズ実行クライアント(140)に提供され、及び/又は該クライアントによって受信されたことを示す。
方法(200)は、更に以下を含むことができる:ドーズ実行クライアント(140)においてドーズを実行すること(260)。実行すること(260)は、以下を含むことができる:ドーズ実行クライアント(140)におけるドーズオーダーに対応するドーズの調合。前記調合は、手動操作で、ドーズオーダーを調合するものであってもよく、ドーズオーダーを実行するための自動化された操作であってもよく、又はこれらの組合せであってもよい。更に言えば、実行すること(260)は、以下を含むことができる:ドーズを利用可能にして(例えば、予め調合して)ドーズオーダーを充足すること(例えば、指示をドーズ分配キャビネットに提供して、調合されたドーズを、ドーズオーダーの実行のために利用可能にするなど)。
更に図3を参照されたい。自動化されたヘルスケア交換のためのシステム(30)の実施形態を概念的に描写している。システム(30)は、以下を含むことができる:EMRシステム(110)(ここで、該システムは、ヘルスケア情報データストリーム(105)を、HL7データフィードの形式で、プラットフォームインターフェースモジュール(120)のHL7データフィードポート(122)に提供する)。そして、HL7データフィードポート(122)で受信されるHL7データをHL7構文解析モジュール(124)に提供することができる。この点に関して、HL7構文解析モジュール(124)は、HL7データフィードポート(122)で受信したHL7データフィードから、ドーズオーダーの特定/構文解析を行うことができる。従って、HL7構文解析モジュール(127)は、以下を含むことができる:ストリーム処理モジュール。HL7構文解析モジュール(124)は、また、以下のことを決定することができる:データストリーム(105)から特定されたドーズオーダーは、交換システム(30)によって処理されるべきものであるかどうか。例えば、ドーズは、本明細書に記載のシステムによって処理されてもよく、又は特定されたドーズオーダーに基づいて、異なるドーズ取扱いシステムに、前記構文解析モジュール(124)によって転送されてもよい。
いずれにしろ及び上述したように、ステージングテーブルは、データストリーム(105)から特定/構文解析されたドーズオーダーを目的として、配置されてもよい。ステージングテーブルは、既定のデータ構造を有してもよく、これはデータストリーム(105)から特定/構文解析されたデータと共に配置されてもよい。そして、ドーズオーダーデータを用いて、ステージングテーブル内のフィールドに、データストリーム(105)からのドーズオーダーメタデータを、配置してよく、ここで該フィールドは、ドーズオーダーデータフィールドに対応するものであってもよい。そして、ドーズオーダーに関するステージングテーブルは、ステージングテーブルデータベース(126)において保存されてもよい。
ステージングテーブルデータベース(126)は、中央サーバー(300)と動作可能に通信するものであってもよく、該サーバーは、プラットフォームインターフェースモジュール(120)から離れた状態で配置されてもよい。この点に関して、ステージングテーブルデータベース(126)において、ステージングテーブルとして記憶されるドーズオーダーに関するデータは、中央サーバー(300)に提供されてもよい。中央サーバー(300)は、ドーズオーダーデータを、複数のプラットフォームインターフェースモジュール(120)から受け取ってもよい(例えば、プラットフォームインターフェースモジュール(120)を実装する異なるヘルスケア施設から)。中央サーバー(300)は、バックアップ及び/又はデータ集合サービスを、ドーズオーダーデータに関連して、促進することができる。
ステージングテーブルデータベース(126)は、変換モジュール(130)と動作可能に通信することができる。この点に関して、変換モジュール(130)は、ステージングテーブルを、ステージングテーブルデータベースから、ステージングテーブル内に含まれるドーズオーダーデータを変換する目的で、引き出すよう動作可能であってもよい。更に言えば、変換モジュール(130)は、以下を含むことができる:クライアントルーター(128)。そして、クライアントルーター(128)は、変換されたドーズオーダーデータを(例えば、所与のドーズ実行クライアント(140)に関する独自の入力フォーマットで)、適切なドーズ実行クライアント(140)に提供するよう動作可能であってもよい。共通のモジュールとして示しているものの、クライアントルーター(128)は、変換モジュール(130)とは別に設けてもよい(例えば、スタンドアロンモジュールとして、又はプラットフォームインターフェースモジュール(120)に接続されて設けられるモジュールとして)。
上記のように簡潔に述べたが、ドーズオーダーの送り先となる適切なドーズ実行クライアント(140)を決定するための様々な方法が、クライアントルーター(128)によって採用されてもよい。この点に関して、クライアントルーター(128)は、任意の1以上の上述したアプローチを採用して、変換されたドーズオーダーデータの提供先となることができる適切なドーズ実行クライアント(140)を決定してもよい。この点に関して、図3に示す、複数のクライアント(140A)(140B)、及び(140C)を、クライアントルーター(128)と動作可能に通信する形で、設けてもよい。そして、クライアントルーター(128)は、実行クライアント(140A)(140B)(140C)のうち適切な1つに、変換されたドーズオーダーデータを提供することができる。その結果、適切なドーズ実行クライアント(140)を、ドーズオーダーに対応するドーズを実行するために利用することができる。
理解できるであろうが、ドーズオーダーの提供先となる適切なドーズ実行クライアント(140)の決定は、変換モジュール(130)によるドーズオーダーの変換に影響を及ぼす可能性がある。この点に関して、変換モジュール(130)は、描写したクライアントルーター(128)を含むことができ、又は、クライアントルーター(128)と双方向通信するよう描写されるものであってもよい。その結果、変換モジュール(130)及びクライアントルーター(128)は、ステージングテーブル内のデータに対して、集合的に作用することができ、ドーズオーダーを調合するドーズ実行クライアント(140)を決定することができる。その結果、決定されたドーズ実行クライアント(140)を特定することは、変換モジュール(130)によってドーズオーダーデータに適用される変換に少なくとも部分的に影響を与える可能性がある。例えば、クライアントルーター(128)によって適切なドーズ実行クライアント(140)を特定すると、特定されたドーズ実行クライアント(140)のための独自の入力フォーマットを用いて、ドーズオーダーデータを、ステージングテーブルから変換することができる。
他の実施形態では、(例えば、図5に描写するように、後に詳述するが)、システム(30)の実施形態の変換モジュール(130)は、プラットフォームインターフェースモジュール(120)に設けられてもよい。更に言えば、そして、他の実施形態に関連して更に詳しく後述するが、クライアントルーター(128)は、プラットフォームインターフェースモジュール(120)に配置されてもよい。この点に関して、実行クライアント(140A)(140B)、及び(140C)は、それぞれ、変換されたドーズオーダーデータを、ドーズオーダーに対応するドーズの実行に使用する目的で、受信するよう動作可能であってもよい。即ち、少なくとも幾つかの実施形態において、ドーズ実行クライアント(140)と交換するためのドーズオーダーデータに関する全ての処理は、プラットフォームインターフェースモジュール(120)で起こってもよい。しかし、他の実施形態では、例えば後述するように、変換モジュール(130)及び/又はクライアントルーター(128)に関して異なる機能は、プラットフォームインターフェースモジュール(120)から離れ、且つ分散した態様で、提供されてもよい。
プラットフォームインターフェースモジュール(120)は、以下も含むことができる:ウェブ・サーバー(310)であって、プラットフォームインターフェースモジュール(120)によって提供される機能へのリモートアクセスを提供する物。例えば、ウェブ・サーバー(310)は、1以上のウェブページ(312)を管理及び/又は実行することができ、該ウェブページは、プラットフォームインターフェースモジュール(120)によって提供される様々なモジュール及び/又は様々な機能に対応するものであってもよい。そして、ウェブページ(312)は、以下に接続して、機能を促進することができる:プラットフォームインターフェースモジュール(120)及び/又はプラットフォームインターフェースモジュールを設けたモジュール。例えば、様々な設定、パラメーター、又は他の管理機能を、プラットフォームインターフェースモジュール(120)に関連して、実行してもよい。こうした機能は、ウェブページ(312)の手段により促進することができ、そして、該ウェブページは、ウェブ・サーバー(310)の手段によりアクセスされてもよい。
更に図4を参照されたい。自動化されたヘルスケア情報の交換のためのシステム(40)の別の実施形態を描写している。システム(40)は、EMRシステム(110)から受信されるトータル非経口(腸管外)栄養(TPN)ドーズオーダーの実行において、特に有用となる可能性がある。図4のシステムは、以下の動作を行うように構成されてもよい:複数の形式で、TPNドーズオーダーを、EMRシステム(110)から受け取ること。例えば、プラットフォームインターフェースモジュール(120)は、以下を含むことができる:HL7データフィードポート(122)、ここで、該ポートへ、EMRシステム(110)からのHL7フォーマットメッセージが、ルーティングされ、及び構文解析されることができる(図3に関連して上述したように)。プラットフォームインターフェースモジュール(120)は、以下も含むことができる:TPN印刷データフィード(402)であって、該フィードへ、EMRシステム(110)からの印刷フィードデータメッセージがルーティングされる。この点に関して、プラットフォームインターフェースモジュール(120)は、EMRシステム(110)から受け取るHL7フォーマットメッセージ並びに印刷フィードメッセージを処理するという両方の能力を促進することができる。処理することができるHL7メッセージフォーマットの例は、以下によって提供されるEMRシステムに由来するHL7メッセージが含まれるがこれらに限定されない:Cerner Corporation、Epic Systems Corporation、Meditech、Omnicell、Inc.又はその他更に、サポートされる印刷フィードフォーマットの例は、以下のものが含まれるがこれらに限定されない:Zebraテクノロジーによって提供されるZebraプログラミング言語、DataMax−O’Neilによって提供されるDataMaxフォーマット、Intermec,Inc.によって提供されるIntermecフォーマット、Adobeシステムによって提供されるポータブルドキュメントフォーマット(PDF)、プレーンテキストフォーマット等。
この点に関して、HL7メッセージは、HL7データフィードポート(122)から、HL7構文解析モジュール(124)へ提供されてもよい(図3に関連して上述したように)。更に言えば、TPN印刷データフィード(402)は、印刷フィードメッセージを、プラットフォームインターフェースモジュール(120)のラベルプロセッサ(404)へ提供してもよい。いずれにしろ、HL7構文解析モジュール(124)及び/又はラベルプロセッサ(404)は、個別のドーズオーダーメタデータを、対応するドーズオーダーデータフィールドに関連して提供してもよく、該提供は、ステージングテーブルとして、ステージングテーブルデータベース(126)に保存することを目的とした物であってもよい。
図4に提供される例において、プラットフォームインターフェースモジュール(126)は、TPN実行クライアント(142)と直接通信してもよい。この点に関して、TPN実行クライアント(142)は、TPNドーズオーダーを実行することができるドーズ実行クライアント(140)であってもよい。例えば、TPN実行クライアント(142)は、以下を含むことができる:TPN管理モジュール(144)。TPN管理モジュール(144)は、ドーズオーダーの計算及び管理を促進することができる。例えば、TPN管理モジュール(144)は、Baxter Healthcare Corporation of Deerfield, ILが提供するABACUS Calculation Softwareを含むことができる。いずれにしろ、TPN実行クライアント(142)は、TPNドーズオーダーの実行に関連して、TPNドーズオーダーの更なる関連処理を設けることができる。(例えば、成分の相互作用に関する計算等)。TPN管理モジュール(144)は、更に、TPNコンパウンダー(158)と通信してもよい。TPNコンパウンダー(158)は、自律的にTPNオーダーに対応するドーズを調合するよう動作可能であってもよい。この点に関して、一実施形態において、ドーズ実行クライアント(140)は、以下を含むことができる:TPN管理モジュール(144)及び/又はTPNコンパウンダー(158)を集合的に含むTPN実行クライアント(142)。即ち、変換モジュール(130)は、TPN管理モジュール(144)又はTPNコンパウンダー(158)と直接通信することができる。従って、変換モジュール(130)によって利用される独自の入力フォーマットは、TPN管理モジュール(144)又はTPNコンパウンダー(158)に対応してもよい。
この点に関して、及び、図4に描写するが、変換モジュール(130)は、ステージングテーブルデータベース(126)及びTPNクライアント(142)と動作可能に通信するように設けられてもよい。この点に関して、変換モジュール(130)は、ステージングテーブルデータベース(126)にアクセスして、ドーズオーダーデータを、ステージングテーブルの標準化された中間フォーマットで、取り出すことができ、該データは、TPNクライアント(142)で使用するために、変換モジュール(130)によって、独自の入力フォーマットに変換されてもよい。この点に関して、図4のシステム(40)は、クライアントルーター(128)を含まなくてもよい。例えば、プラットフォームインターフェースモジュール(120)を、EMRシステム(110)からTPNドーズオーダーを受け取るだけという専属的な態様で利用してもよい。この点に関して、TPNクライアント(142)は、ステージングテーブルデータベース(126)にアクセスして、該データベースに含まれる全てのステージングテーブルを取り出してもよく、その目的は、変換モジュール(130)によって、TPN管理モジュール(144)に関連する独自の入力フォーマットへ変換することであってもよい。即ち、プラットフォームインターフェースモジュール(120)は、ドーズコンテキスト特有のアプリケーションにおいて使用されてもよく、ここで、所与のドーズ実行クライアント(140)(例えば、TPN実行クライアント(142))によって実行されるべきドーズオーダーが、ただ1つのタイプとして、プラットフォームインターフェースモジュール(120)によって処理される。
図5は、ヘルスケア情報の交換のためのシステム(50)の別の実施形態を描写する。システム(50)は、HL7フォーマットメッセージ並びに印刷フィードメッセージを、EMRシステム(110)から受け取ることもでき、これらは、HL7データフィードポート(122)及び印刷フィードポート(402)によってそれぞれ処理される、(図4に関連して、上述したように)。上述したように、データメッセージは、HL7構文解析モジュール(124)又はラベルプロセッサ(404)のうち適切な1つにルーティングされてもよく、その目的は、対応する受け取ったドーズオーダーに関するステージングテーブルデータベース(126)に保存されるステージングテーブルを生成することであってもよい。図5は、更に手動オーダーエントリウェブサイト(312A)を含む(例えば、図3のウェブ・サーバー(310)によるウェブサイト(312)のアクセスにおいて提供される)。この点に関して、ユーザーは、手動オーダーエントリウェブサイト(312A)を直接用いて、プラットフォームインターフェースモジュール(120)にアクセスしてもよく、ドーズオーダーを直接プラットフォームインターフェースモジュール(120)において生成してもよく、該オーダーは、ステージングテーブルデータベース(126)中のステージングテーブルに保存されてもよい。
図5に描写したシステム(50)の実施形態において、プラットフォームインターフェースモジュール(120)は、薬局ワークフロー管理アプリケーション(146)と動作可能に通信してもよい。この点に関して、薬局ワークフロー管理アプリケーション(146)は、唯一のドーズ実行クライアント(140)であってもよく、該クライアントと、プラットフォームインターフェースモジュール(120)は、動作可能に通信してもよい。この点に関して、図5に描写するが、変換モジュール(130)は、プラットフォームインターフェースモジュール(120)とともに設けられてもよく、その目的は、ステージングテーブルデータベース(126)のステージングテーブルに記憶されたドーズオーダーデータを、薬局ワークフロー管理アプリケーション(146)に関連する独自の入力フォーマットに変換することであってもよい。変換されたドーズオーダーデータを受け取ると、データは、薬局ワークフロー管理アプリケーション(146)のドーズオーダー記録データベース(148)に記憶されてもよい。そして、ドーズオーダーは、薬局ワークフロー管理モジュール(150)に提供されてもよい。薬局ワークフロー管理モジュール(150)は、薬局技術者等によるドーズオーダーの手動による調合を可能にすることができる。例えば、薬局ワークフロー管理アプリケーション(146)の実施形態は、通常のアサインがなされた以下の番号の米国仮出願に記載されている:62/057,906(2014年9月30日出願)(発明の名称「MANAGEMENT OF MEDICATION PREPARATIN WITH FORMULARY MANAGEMENT」)、参照により全体を本明細書に組み込む。当該実施形態は、薬局ワークフロー管理アプリケーション(146)においてドーズオーダーを実行するために利用することができる。
更に図6を参照されたい。自動化されたヘルスケア情報交換のためのシステム(60)の別の実施形態を描写している。システム(60)は、ドーズオーダー情報を、EMRシステム(110)から、以下の手段で受け取ることができる:HL7データフィードポート(122)の手段、印刷データフィードポート(402)の手段、又は手動オーダーエントリウェブサイト(312A)からの手動オーダーエントリの手段(図5に関連して上述したように)。この点に関して、ドーズオーダーデータを、受信して、及び、対応するステージングテーブルに配置するために使用することができ、該テーブルは、ステージングテーブルデータベース(126)に記憶されてもよい。
図6のシステム(60)は、更に複数のドーズ実行クライアント(140)を含む。例えば、プラットフォームインターフェースモジュール(120)は、薬局ワークフロー管理アプリケーション(146)及びTPN実行クライアント(142)と動作可能に通信する。図6のシステム(60)は、ローカル変換モジュール(130A)を有することができ、該モジュールは、プラットフォームインターフェースモジュール(120)にて提供されてもよい。ローカル変換モジュール(130A)は、データ変換を、ドーズオーダーデータに対して実行することができ、該データは、薬局ワークフロー管理アプリケーション(146)に提供されてもよい。更に言えば、キュー管理及び優先化モジュール(152)は、ドーズオーダーを管理する目的で設けてもよく、該オーダーは、薬局ワークフロー管理アプリケーション(146)に提供される予定である又は提供されるドーズオーダーデータに対応してもよい。
更に言えば、TPN実行クライアント(142)は、リモート変換モジュール(130B)を自身に関連づけてもよく、ここで該モジュールは、プラットフォームインターフェースモジュール(120)から離れて位置してもよく、この目的は、TPN実行クライアント(142)にローカルに関連するドーズオーダーデータを、TPN実行クライアント(142)に向けられるドーズオーダーに対応するドーズオーダーデータに変換することであってもよい。この点に関して、図6のシステム(60)は、異なる変換モジュール(130A)及び(130B)を有してもよく、その目的は、薬局ワークフロー管理アプリケーション(146)及びTPN実行クライアント(142)にそれぞれ提供されるドーズオーダーデータを変換することであってもよい。更に、キュー管理及び優先化モジュール(152)は、少なくとも一部のドーズオーダーのために設けることができ、該ドーズオーダーは、ドーズ実行クライアント(例えば、薬局ワークフロー管理アプリケーション(146))のうち所与の1つに向けられてもよい。キュー管理及び優先化モジュール(152)は、ドーズオーダーに関連するデータ変換が行われる前又はその後で、ドーズオーダーを管理するよう動作可能であってもよい。従って、図6において、変換モジュール(130)及び薬局ワークフロー管理アプリケーション(146)の間に存在する物として示しているが、1以上のキュー管理及び優先化モジュール(152)は、ドーズオーダーキューの管理のために、他の場所に設けられてもよい(例えば、ステージングテーブルデータベース(126)にて、ドーズ実行クライアント(140)にて等)。
上述したように、簡潔に述べると、ドーズオーダーデータの提供先となりうる実行クライアント(140)の決定は、複数の態様で起こる可能性がある。例えば、それぞれ各クライアントは、ステージングテーブルデータベース(126)にアクセスすることができ、及び、ドーズオーダーデータを要求することができ、該データは、情報を要求する所与のドーズ実行クライアント(140)へと指定されるべく、フラグがつけられてもよい(例えば、そのことを示すデータフィールドを含むことができる)。更に、ロジックを、ドーズオーダーデータに、複数の異なる潜在的パラメーターに基づいて、適用してもよく、そして、所与のドーズオーダーの実行の際に使用するためのドーズ実行クライアント(140)を特定してもよい。この点に関して、実行クライアント(140)に、ドーズオーダーデータを、ドーズオーダーの実行の際に使用するために、データフィールドに基づいて提供してもよく、該データフィールドにおいては、指定されたドーズ実行クライアント(140)が、ロジックのアプリケーションによって決定されたものとして示されてもよい。
更に図7を参照されたい。自動化されたヘルスケア情報の交換のためのシステム(70)の実施形態を描写している。システム(70)は、ドーズオーダーデータを、EMRシステム(110)から受け取ることができる(上述したように)。システム(70)は、以下も含むことができる:変換モジュール(130D)であって、複数のドーズ実行クライアント(140)のうち1以上に提供されるデータの変換を促進するモジュール(例えば、描写した実施形態における以下を含む:TPNクライアント(142)、分配キャビネット(154)、又は自動化されたシリンジフィラー(156))。変換モジュール(130D)は、以下を含むことができる:クライアントルーター(128)。
この点に関して、システム(70)のドーズ実行クライアント(140)は、以下を含むことができる:薬局ワークフロー管理アプリケーション(146)、TPNクライアント(142)、分配キャビネット(154)(例えば、自動化されたドーズ分配キャビネット)、及び/又は自動化されたシリンジフィラー(156)。ステージングテーブルデータベース(126)からのドーズオーダーの一部は、薬局ワークフロー管理アプリケーション(146)へ、変換モジュール(130)の手段により、提供されてもよい。ドーズオーダーの別の一部は、変換モジュール(130D)に提供されてもよい。そして、変換モジュール(130D)のクライアントルーター(128)は、ドーズオーダーの提供先となるドーズ実行クライアント(140)を特定するように動作可能である。従って、クライアントルーター(128)は、任意の適切なロジックを、ドーズオーダーに関して適用することができ、適切なドーズ実行クライアント(140)を決定することができる。例えば、クライアントルーター(128)は、EMRシステムから受け取ったドーズオーダーにおいてドーズ実行クライアントフラグを特定及び利用することができ、そして、ドーズオーダーを、適切なドーズ実行クライアント(140)に向けることができる。更に、クライアントルーター(128)は、ドーズオーダーを、適切な実行クライアント(140)へと動的にルーティングすることができ、該ルーティングは、ドーズオーダーが包含するドーズオーダーメタデータに基づいてもよい。具体的には、クライアントルーター(128)は、以下を決定するように動作可能であってもよい:ドーズオーダーが、自動化された調合(例えば、自動化されたシリンジフィラー(156)による)に適したものであるかどうか。この点に関して、ドーズオーダーが自動化された調合に適している場合、クライアントルーター(128)は、ドーズオーダーを適切な自動化されたドーズ実行クライアント(140)に提供することができる(例えば、自動化されたシリンジフィラー(156)など)。更に言えば、クライアントルーター(128)は、以下を特定するように動作可能であってもよい:ドーズオーダーが、自動化された分配キャビネット(154)により実行されるのに適しているかどうか。
理解できるであろうが、特定のドーズオーダーデータを処理することに関して、ドーズオーダーの提供先となる特定のドーズ実行クライアント(140)に依存する可能性がある。例えば、ドーズオーダーを、薬局ワークフロー管理アプリケーション(146)のうちの1つに提供するに際して、変換モジュール(130C)は、プラットフォームモジュールインターフェース(120)に対してローカルに設けられるが、該変換モジュールは、ステージングテーブルデータベース(126)内のドーズオーダーデータを、薬局ワークフロー管理アプリケーション(146)に対応する独自の入力フォーマットに変換することを可能にすることができる。更に、変換モジュール(130D)を、(例えば、プラットフォームインターフェースモジュール(120)からリモートとなるように)設けてもよく、その目的として、TPN実行クライアント(142)、分配キャビネット(154)、又は自動化されたシリンジフィラー(156)に関連してドーズオーダーデータを変換することであってもよい。この点に関して、TPN実行クライアント(142)は、以下を含むことができる:TPNコンパウンダー(158)であって、該コンパウンダーは、TPNドーズオーダーの調合のためのものであり、該調合は、ドーズオーダーデータに従ったものであり、該データは、TPNクライアント(142)にて受信され、及び変換モジュール(130D)によって変換されてもよい。更に、TPNオーダー管理モジュール(144)は、情報を、薬局ワークフロー管理アプリケーション(146)に提供することができる。直接的な接続として示しているが、以下の点が予期される:即ち、ドーズオーダーデータは、プラットフォームインターフェースモジュール(120)及び/又は変換モジュール(130C)の手段により提供されてもよい。更に言えば、ドーズオーダーデータは、薬局ワークフロー管理アプリケーション(146)及びTPN実行クライアント(142)の両方に提供されてもよく、並びにドーズオーダーデータ間の相関関係を示したものは、それぞれの各ドーズ実行クライアント(140)に提供されてもよい。
図8は、更にシステム(80)を描写しており、該システムは、図7のシステム(70)と同様、以下と動作可能に通信する:薬局ワークフロー管理アプリケーション(146)、TPNクライアント(142)、分配キャビネット(154)、及び/又は自動化されたシリンジフィラー(156)。しかし、図7のシステム(70)と違い、図8のシステム(80)は、以下を含むことができる:単独変換モジュール(130)であって、プラットフォームインターフェースモジュール(120)に設けられ、その目的は、ドーズオーダーデータの変換であり、該変換は、ステージングテーブルデータベース(126)に記憶されたステージングテーブルの標準化された中間フォーマットから、所与のドーズ実行クライアント(140)のための対応する独自の入力フォーマットへ変換することである。この点に関して、プラットフォームインターフェースモジュール(120)は、以下を含むことができる:クライアントルーター(128)であって、ステージングテーブルデータベース(126)と、EMRシステム(110)又は他のオーダーエントリ手段との間に配置されるルーター。この点に関して、クライアントルーター(128)は、ロジックを適用して、以下を決定するように動作可能であってもよい:ドーズオーダーのうちのそれぞれ1つとともに用いるためのドーズ実行クライアント(140)のうちの適切な1つ。この点に関して、クライアントルーター(128)は、情報をステージングテーブル内のデータに付加してもよく、その情報は、ドーズオーダーの提供先となるドーズ実行クライアント(140)を示す所与のドーズオーダーに関するものであってもよい。更に言えば、クライアントルーター(128)は、変換モジュール(130)と動作可能に通信してもよく、所与のステージングテーブルに関するドーズオーダーの提供先となるドーズ実行クライアント(140)に関する情報を提供することができる。
上記いずれの実施形態においても、自動化された変換ヘルスケア情報に関するそれぞれのシステムは、ドーズオーダーに対してとる動作に関するログ操作を促進することもできる。ログ操作は、以下を含むことができる:ドーズオーダーに対してとる動作を反映するログを生成すること。ログは、後にヒトユーザーがレビューするために管理されてもよい(例えば、監査のパフォーマンス、トラブルシューティング等において)。ログ操作の発生、及びログの保存は、システム内のそれぞれ異なる箇所で発生してもよい。例えば、プラットフォームインターフェースモジュール(120)は、ログ操作を実行し、対応するログを生成してもよい。更に、変換モジュール(130)(例えば、システム内の該モジュールの特定の位置に関係なく)も、ログ操作を実行し、対応するログを生成してもよい。この点に関して、ログは、システム内のそれぞれ異なる箇所にて管理されてもよい。更に言えば又はこれに換えては、ログは、システム内の共通の場所へ伝送されてもよい。例えば、プラットフォームインターフェースモジュール(120)は、変換モジュール(130)、又はドーズ実行クライアント(140)と動作可能に通信することができ、これらから、ドーズオーダーに関する処理のログを受け取ることができる。この点に関して、システムの1以上の箇所のログは、システム内の所与のポイントにおいて集合的に保存されてもよい(例えば、プラットフォームインターフェースモジュール(120)など)。
更に図9を参照されたい。変換モジュール(130)によって実行されるデータ変換を表している。具体的には、図9は、ヒトが認知できるフォーマットでのデータ変換のテキスト表現を含む。図9は、データフィード(500)の実施形態を表したものを含む。理解できるであろうが、データフィード(500)を分析することができる(例えば、プラットフォームインターフェースモジュール(120)の構文解析モジュールによって)。前記構文解析により、ドーズオーダー(502)及び特定されたドーズオーダー(504)を生じさせることができる。理解できるであろうが、データストリーム(500)の一部(518)は、ドーズオーダーに対応しなくてもよい。
ドーズオーダー(502)を構文解析することができる。その結果、複数のドーズオーダーデータフィールドが認識される。具体的には、ドーズオーダー(502)は、以下を含むことができる:第一の患者データフィールド(506)、第二の患者データフィールド(508)、第一の成分フィールド(510)、第二の成分フィールド(512)、管理データフィールド(514)、及び患者手順データフィールド(516)。追加データフィールドが存在してもよく、又はデータフィールドは更に少なくてもよい。従って、ここで提示しているのは、説明目的にすぎない。第二のドーズオーダー(504)を構文解析することができる。その結果、第一のデータ患者フィールド(524)、第一の成分フィールド(526)、及び管理データフィールド(528)が特定される。この点に関して、第一のドーズオーダー(502)に関するデータ及び第二のドーズオーダー(504)に関するデータをそれぞれステージングテーブルに保存することができる。従って、第一のドーズオーダー(502)のテキスト表現は、第一のドーズオーダー(502)のためのステージングテーブルに対応してもよく、及び第二のドーズオーダー(504)のテキスト表現は、第二のドーズオーダー(504)のためのステージングテーブルに対応してもよい。図9においてテキスト表現しているものの、以下の点を理解されたい:即ち実際のステージングテーブルは異なるフォーマットで管理されてもよい(例えばXMLフォーマット、SQLデータベースフォーマット、又は他の適切なフォーマット)。
いずれにしろ、変換モジュール(130)は、データフィールドを、ステージングテーブル(502)及び(504)から、1以上のドーズ実行クライアント(140)に関する独自の入力フォーマットでの対応するフィールドへ、マッピングするよう動作可能であってもよい。例えば、第一の入力(552)を生成することができ、該入力は、第一のオーダー(502)に関するステージングテーブルに対応する。理解できるであろうが、第一の入力(552)は、特定のドーズ実行クライアント(140)に関する独自の入力フォーマットに従ったフィールドを定義したものであってもよい。従って、ステージングテーブル(502)内のデータフィールドのうちの適切なフィールドを、第一の入力(552)内のフィールドにマッピングしてもよい。具体的には、第一の患者データフィールド(506)及び第二の患者データフィールド(508)を、第一の入力(552)のクライアント患者情報フィールド(556)にマッピングしてもよい。この点に関して、以下の点を理解されたい:即ち、ステージングテーブル(502)からの複数のデータフィールドを、第一の入力(552)内の単独のフィールドにマッピングしてもよい。この点に関して、ステージングテーブル(502)の複数のフィールドからのデータ(例えば、第一の患者データフィールド(506)及び第二の患者データフィールド(508))を、クライアント患者入力(556)内に包含させるために、集合化又は再フォーマットさせてもよい。更に、第一の患者データフィールド(506)又は第二の患者データフィールド(508)のうちの1つに含まれるデータの一部を省略することができる。
更に、ステージングテーブル(502)(504)内のデータフィールドと、第一の及び第二の入力(552)(554)との間のマッチングの例を、図9に示す。具体的には、第一の成分フィールド(510)及び第二の成分フィールド(512)を、第一の入力(552)のドーズ成分入力(558)へマッピングすることができる。更に、第一のステージングテーブル(502)の管理データフィールド(514)を、第一の入力(552)の管理データ入力(560)にマッピングすることができる。注目すべき点として、第一のステージングテーブル(502)の全てのデータフィールドが、第一の入力(522)にマッピングされるわけではない。例えば患者手順データフィールド(516)は、ドーズオーダーに無関係である可能性があり、従って、患者手順データフィールド(516)にマッピングされる第一の入力(552)の対応する入力フィールドを有さなくてもよい。更に、第一のステージングテーブル(502)では、ステージングテーブル(502)からの複数のデータフィールドを、第一の入力(552)内の単独の情報フィールドにマッピングさせてもよいものとして示しているが、以下の点も理解されたい:即ち、一対一の対応を提供することもできる(例えば第二のドーズオーダー(504)の場合)。この点に関して、第二のドーズオーダー(504)の第一の患者データフィールド(524)を、第二の入力(554)のクライアント患者入力(562)にマッピングしてもよい。更に、第一の成分フィールド(526)をドーズ成分入力(564)にマッピングしてもよく、そして、管理データフィールド(528)を管理データ入力(566)にマッピングしてもよい。更に、以下の点を留意されたい:即ち、ドーズオーダーに対応しないデータストリームの一部(518)は、如何なるクライアント入力にもマッピングされなくてもよい。即ち、少なくとも1つのプラットフォームインターフェースモジュール(120)又は変換モジュール(130)は、ドーズオーダーに対応しない部分(518)を認識することができる。その結果、対応する入力を生成せず、又は前記部分(518)に対応するマッピングを行わない。
ドーズオーダーに対応するデータフィールドをクライアント入力フィールドにマッピングすることのほか、変換モジュール(130)は、それぞれの各フィールドに含まれるデータに関する変換を実行することもできる。その結果、それぞれの各フィールド内のデータは、所与のクライアント情報フィールドにおいて、クライアントが期待するフォーマット又はフォームへ変換されてもよい。例えば、更に図17を参照されたい。ユーザー・インターフェース(1700)を提供しており、該インターフェースは、変換モジュール(130)によって実行されるべき潜在的な変換を表したものを含む。ユーザー・インターフェース(1700)は、以下を含むことができる:タイプリスティング(1710)、クライアントフォームリスティング(1720)、及びEMRフォームリスティング(1730)。これらは、テーブル(1702)に設けられてもよい。この点に関して、テーブル(1702)は、以下を含むことができる:EMRフォーム(1730)から、クライアントフォーム(1720)へ変換するための複数のリスティング(例えば、タイプ(1710)によってアレンジされる)。理解できるであろうが、幾つかのリスティングは、EMRフォーム(1730)及びクライアントフォーム(1720)に関して同一のフォームを提供してもよい。例えば、「Acetate」に関するリスティング(1712)に対応するフォームは、EMRフォーム(1732)及びクライアントフォーム(1722)において同一であってもよい。しかし、リスティング(1702)から理解できるかもしれないが、他のフォームについては、EMRフォーム(1730)とクライアントフォーム(1720)との間で違ってもよい。例えば、リスティング(1714)については、EMRフォームでは、「ADULTTRACE」となってもよく、そして、クライアントフォーム(1724)では、「Adult Trace Conc」となってもよい。従って、リスティング(1714)に関するEMRフォーム(1734)が、ステージングテーブル関するデータフィールドに表現されている場合には、データを、変換モジュール(130)によって、クライアントフォーム(1724)へ変換することができる。この点に関して、ユーザー・インターフェース(1700)は、以下も含むことができる:タイプフィルタ(1740)及びクライアントフォームフィルタ(1750)。これらは、テーブル(1702)内に提示された結果を絞り込むために使用することができる。更に、テーブル(1702)内の所与のリスティングを選択すると、所与のリスティングに関するEMRフォーム(1730)を、EMRフォーム入力(1760)を用いて変更することができる。例えば、データの所与の部分に関して、テーブル(1702)からリスティングを選択すると、リスティングに関して、EMRフォーム(1730)を、EMRフォーム入力(1760)を用いて変更することができる。更に、リスティングは、ユーザーによって、追加したり、又は、リスティング(1702)から削除することができる。この点に関して、以下の点を理解されたい:即ちユーザーは、リスティング(1702)内に提供される定義を管理することができ、該リスティングは、変換モジュール(103)によって適用されるべき変換に関するものであり、該管理は、ユーザー・インターフェース(1700)を用いて行うことができる。この点に関して、ユーザー・インターフェース(1700)は、プラットフォームインターフェースモジュール(120)のウェブページ(312)によって提供されてもよく、及び/又は、変換モジュール(130)を含むドーズ実行クライアント(140)によって提供されてもよい(上述したように)。
更に図10〜12を参照されたい。EMRシステム(110)からドーズ実行クライアント(140)へのドーズオーダーの処理の例を描写している。具体的には、図10は、データストリーム(600)のテキスト表現を描写しており、ここから、ドーズオーダーが特定される。そして、図11は、変換モジュール(130)によって管理されるログのテキスト表現を提示しており、当該ログは、データストリーム(600)からの特定されたドーズオーダーに対して作用したときのものである。図12は、ドーズ実行クライアント(140)のユーザー・インターフェース(800)を表しており、該クライアントはドーズオーダーを受け取る。この点に関して、データストリーム(600)のテキスト表現は、以下を含むことができる:複数のデータフィールド。例えば、強調されたデータフィールドは以下に対応する:患者データフィールド(610)、ドーズオーダータイプフィールド(620)、マクロ成分詳細フィールド(630)、及びマイクロ成分詳細フィールド(640)。これらは、所与のドーズオーダーに関して、データストリーム(600)から特定される。この点に関して、対応する各フィールドのためのメタデータをステージングテーブルに保存することができる。例えば、患者データフィールド(610)内に見出されるメタデータは、1以上のフィールドを、患者に関連するステージングテーブル内に配置するために使用することができる。具体的には、氏名「TONI SMC」、性別「女性」、生年月日「19871229」、及びEMR番号「123456」を、患者データフィールド(610)内で特定することができる。更に、ドーズオーダーがTPNオーダーであることを示す識別子を、ドーズオーダータイプフィールド(620)から特定することができる。更に、ドーズオーダー(630)に関するマクロ成分(630)「AMINOSYN II 15% IV SOLN^RX | 100.8|g|100.8|g」は、マクロ成分データフィールド(630)内に含まれてもよい。更に、マイクロ成分「SODIUM CHLORIDE 4 MEQ/ML IV SOLN^RX|33.6|MEQ|33.6|MEQ」及び「POTASSIUM ACETATE 2 MEQ/ML IV SOLN^RX|16.8|MEQ|16.8|MEQ」を、マイクロ成分詳細フィールド(640)において特定することができる。
更には、変換モジュール(130)によって生成されたログ(700)を参照のうえで、以下の点を理解されたい:即ち変換モジュール(130)は、患者データフィールド(610)を、ドーズ実行クライアント(140)(例えば、この場合、ABACUS計算ソフトウェア・アプリケーション)における患者の生成のための入力に、行(710)において、変換することができる。更に、ドーズオーダータイプフィールド(620)を用いて、ドーズ実行クライアント(140)でのオーダーの生成のための入力を、行(720)にて生成することができる。そして、ドーズ実行クライアント(140)のためのオーダーを、マクロ成分詳細(630)及びマイクロ成分詳細(640)に対応する入力とともに配置することができる。その結果、これらのデータフィールドが、ドーズ実行クライアント(140)のオーダー入力データ(734)内に表現される。理解できるであろうが、マイクロ成分詳細フィールド(630)及び(640)におけるマクロ成分詳細フィールドは、ドーズ実行クライアント(140)に関連する独自の入力フォーマットに関連するフォーマットへ変換されてもよい。この点に関して、入力フィールド(630’)及び(640’)は、マクロ成分詳細フィールド(630)及びマイクロ成分詳細フィールド(640)に対応するが、これらのフィールドは、変換されたフォーマット内にデータを含むことができる。そして、ログ(700)に反映されているドーズ実行クライアント(140)に対する入力を用いて、ドーズ実行クライアント(140)に対する入力を提供することができる。
そして、図12は、ドーズ実行クライアント(140)のユーザー・インターフェース(800)を表示しており、該表示は、ログ(700)に反映されたコマンドを受け取った後のものである。理解できるであろうが、患者情報ファイル(10)は、患者データフィールド(610)に含まれるデータに対応する情報とともに提示されてもよい。具体的には、患者データフィールド(610)において提供される患者の氏名、EMR番号、生年月日に基づく年齢、又は他の情報を、患者情報フィールド(810)において提供してもよい。更に、ドーズ実行クライアント(140)の成分リスティング(820)を提供することができる。理解できるであろうが、成分リスティング(820)にリストされるマクロ成分(830)は、マクロ成分データフィールド(630)に含まれるデータに対応する。成分リスティング(820)にリストされるマイクロ成分(840)は、マイクロ成分データフィールド(840)に含まれるデータに対応する。理解できるであろうが、成分(830)及び(840)のフォームは、データフィールド(630)及び(640)に含まれるものと異なってもよく、従って、変換モジュール(130)によって実行された変換を反映してもよい。
更に図13を参照されたい。ドーズ実行クライアント(140)のためのユーザー・インターフェース(900)を描写している。ユーザー・インターフェース(900)は、以下を含むことができる:患者リスティング(910)。患者リスティング(910)は、ドーズオーダーが係属中である患者をリストしてもよい。変換モジュール(130)からドーズオーダーを受け取ると、ドーズ実行クライアント(140)は、ステータスインジケータ(912)を有する患者リスティング(910)をアップデートし、ドーズオーダーを受け取ったことを表示する。この点に関して、ユーザー・インターフェース(900)は、更に以下を含むことができる:オーダーリスティングフィールド(920)。オーダーリスティングフィールド(920)は、患者リスティング(910)から選択される所与の患者に関する完全な及び係属中のドーズオーダーをリストすることができる。理解できるであろうが、第一の係属オーダー(922)及び第二の係属オーダー(924)が、ドーズ実行クライアント(140)によって受け取られたものとして示されてもよい。受け取った係属ドーズ(922)及び(924)に関するステータスインジケータを提供してもよい。具体的には、第一のステータスインジケータ(926)は、以下の点を示すために設けられてもよい:プラットフォームインターフェースモジュール(120)及び/又は変換モジュール(130)による第一の係属オーダー(922)の処理に関連して、例外が発生しなかったこと。この点に関して、第一のステータスインジケータ(926)は、以下の点を示すことができる:第一の係属ドーズオーダー(922)を、ドーズ実行クライアント(140)が実行する準備が整ったこと。
第二の係属ドーズオーダー(924)とともに提供される第二のステータスインジケータ(928)は、第二の係属ドーズオーダー(924)の処理の最中に例外が発生したことを示すことができる。第二の係属ドーズ(924)を選択すると、図14に描写されるドーズ詳細スクリーン(950)をユーザーに提供することができる。ドーズ詳細スクリーン(950)は、以下を含むことができる:患者情報フィールド(810)(図12に関連して上述したように)。更に、ドーズ詳細スクリーン(950)は、以下を含むことができる:成分リスティング(820)(図12に関連して上述したように)。ドーズ詳細スクリーン(950)は、以下も含むことができる:例外フィールド(960)。該フィールドは、プラットフォームインターフェースモジュール(120)及び/又は変換モジュール(130)によるドーズオーダーの処理の最中に特定された例外をリストすることができる。例えば、例外は、以下に関連して特定されてもよい:認識されない製品、認識されない値、及び認識されないユニット、及び認識されないデータフィールド、又は関連する他のエラー及びドーズオーダーの処理。例えば、図14において、例外(962)を提供することができ、該例外は、成分「インシュリン」を、ドーズ実行クライアント(140)にマッピングすることに関連して発生したエラーに対応してもよい。この点に関して、例外リスティング(960)は、以下を含むことができる:例外(962)に関連するEMRフォーム、物質の記載、値、及びユニット。従って、ユーザーは、例外(962)を選択することができ、及び該例外に関連するエラーを解決することができる。例えば、図15において、ドーズ詳細スクリーン(950)が示される。ここで、ユーザーは、例外(962)の対象となっている成分に関連する成分リスティング(820)に、更に成分(964)を追加した。この点に関して、ユーザーは、例外(962)にフラグをつけることができ、このフラグは、ドーズ実行クライアント(140)によって処理され、そして、ドーズの調合が進行したものとしてのフラグであってもよい。
更に、図16において、ユーザー・インターフェース(1000)を、例外(例えば、図14及び15において特定される例外(962))の解決の際に使用するために提供することができる、。例えば、例外(962)は、以下が原因となる可能性がある:ドラッグ「インシュリン」に関するEMRフォームとドーズ実行クライアント(140)に関連するクライアント入力フォームとの間の不適切なマッピング。即ち、EMRフォームとクライアント入力フォームとの間のマッピングでエラーが発生した可能性があり、この時、データを含有するデータフィールドを処理するためのプラットフォームインターフェースモジュール(120)及び/又は変換モジュール(130A)は、このドーズオーダーのためのインシュリンに関連したものとなっていた。この点に関して、ユーザー・インターフェース(1000)は、ユーザー・インターフェース(1000)によって、ユーザーが、変更の為に、製品(1002)を選択することを可能にすることができる。そして、ユーザーは、選択された製品(1002)に関する処置記録を変更することができる。
具体的には、ユーザー・インターフェース(1000)は、以下も含むことができる:EMR対応フィールド(1004)。該フィールドは、ドーズ実行クライアント(140)にて、製品(1002)に関する対応するEMRフォームを提供するために使用することができる。この点に関して、ユーザーは、ユーザー・インターフェース(1000)を使用して、ドラッグ「インシュリン」に関するEMRフォームとクライアントフォームとの間のマッピングのエラーを調整することができる。そして、成分「インシュリン」を含む後続ドーズオーダーを更に処理すると、適切な変換を提供することができる。その結果、例外(962)を、後続オーダーと共に提供される同一の製品(1002)を有する該後続オーダーにおいて起こさないようにすることができる。ユーザー・インターフェース(1000)は、ドーズ実行クライアント(140)にて、例外の解決を提供するが、例外は、適切なユーザー・インターフェースにおけるプラットフォームインターフェースモジュール(120)及び/又は変換モジュール(130)にて、フラグを付けてもよい。そして、このインタフェースは、図16に関連して議論したのと同様の態様で、ドーズオーダー中の製品に関して、正しいマッピング及び/又は変換を提供することを促進するために設けられてもよい。即ち、ドーズ実行クライアント(140)から認識できるような、図16に関連して説明した例外処理を、プラットフォームインターフェースモジュール(120)及び/又は変換モジュール(130)に関連して設けることもできる。更に、成分に特化した処理をユーザー・インターフェース(1000)を用いて実行することができるが、EMRフォーム(1730)とクライアントフォーム(1720)との間のマッピングに対してまとめて変更を行うことは、ユーザー・インターフェース(1700)によって促進することができる(図17に関連して上述したように)。
図面及び上記説明において、本発明を図示及び説明してきたがこうした図示及び説明は、例示的なものとして考慮すべきものであり、そして、その特徴を限定するものではない。例えば、上述したある特定の実施形態は、他の説明した実施形態に適合させることができるし、及び/又は、他の方法でアレンジすることもできる。(例えば、あるプロセスの要素を他の順番で実行してもよい)。従って、以下の点を理解されたい:即ち、好ましい実施形態及びこれらのバリエーションを図示及び説明しているに過ぎないということ、そして、本発明の思想の範囲内に入る全ての改変及び変更が保護されることが望まれるということ。