JP4437469B2 - 処方箋受付装置 - Google Patents
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Description
なお、本願において、文字列は複数の文字の列なりに限定されるものでなく、文字の列なりを扱えるところで扱われるのであれば一文字であっても文字列に該当する。
また、患者が院外処方箋を紙媒体のままで病院から薬局まで持っていくと、処方箋に汚れや皺が生じたり、インクが染みたり、ひどい場合には処方箋が破損したりして、処方箋に記載されている処方内容を確認できないこともあったが、そのような不都合な事象の発生も処方箋のFAX送信により回避・抑制することができる。
もっとも、このような従来の処方箋受付装置では、各種の改造がばらばらに行われていたため、それぞれに一長一短がある。
具体的には、処方箋の記載情報を文字データやバイナリデータといった内部形式の処方箋データに変換するという処方箋データ入力に関して、二次元コードを処方箋データに変換する装置の場合、処方箋に二次元コードが印刷されていれば申し分ないが、処方箋に二次元コードを印刷するシステムは未だ一部の大病院にしか普及しておらず、多くの一般薬局では宝の持ち腐れになりかねない。
その要請のうち、患者の待ち時間を削減するためにファクシミリ送受信手法を取り込むとともに、データ入力の自動化を推し進めるために文字認識手法を組み合わせることについては、ファクシミリ送信時の画質劣化を防止しながら両手法を結合させることができた(上記の未公開特許出願を参照)。
そこで、薬品名の特殊性に着目して文字列置換テーブルへの設定や追加が容易かつ適切に行えるようにすることが、重要な技術課題となる。
このように、双方向置換可能な文字列の対については、薬品マスターの利用にて、一方向置換で足りる文字列の対が自動生成・自動設定されるようにしたことにより、薬品名の特殊性に基づいて文字列置換テーブルへの設定や追加が容易かつ適切に行える処方箋受付装置を実現することができる。
この場合、処方箋の画像イメージに係る文字認識に際して、その処方箋を発行した医療機関が特定され、それに対応した処方箋様式が選定され、さらに、その様式に基づいて画像イメージが分割処理される。このように、各医療機関の発行する処方箋の項目配置パターンに対応した分割パターンで画像イメージが分割され、それぞれの分割イメージに文字認識が施されるようにしたことにより、文字認識時の文字データの候補や処方箋データへの変換時の項目候補が絞り込まれるので、データ変換の精度が向上する。
この場合、処方箋の画像イメージに係る文字認識に際して、画像イメージの分割イメージとそれを文字データに変換して表示させた変換欄とが画面に対比表示される。これにより、文字認識の結果を容易に確認することができ、その結果を処方箋データに変換する前に、文字認識をやり直したり文字データを修正するといったことも行える。
この場合、処方箋の画像イメージに係る文字認識に際して、処方箋データを項目ごとに項目名を付して校正可能に表示させた校正欄も、分割イメージ等と対比される状態で、画面に表示される。これにより、文字認識の結果を反映させた処方箋データを容易に確認することができ、人手介助の必要な校正も、分割イメージ等と見比べることで、容易に行える。
この場合、ファクシミリ受信部が処方箋の画像イメージの入力手段として装置に組み込まれているので、ファクシミリ送受信された画像イメージがそのまま文字認識処理に供される。これにより、受信後の再撮像が回避されることから、薬局側での処方箋読取作業が不要になるうえ、画質の劣化が送信側での撮像時だけで済むので、従来よりも画質が良好に維持される。そのため、文字認識率も良くなる。したがって、この実施形態によれば、ファクシミリ送信にて患者の待ち時間を削減できるうえ薬局にとってもデータ入力の能率が良い処方箋受付装置を実現することができる。
この場合、患者が処方箋をファクシミリ送信するとその場で引替券をファクシミリ受信できるので、遠隔地での受付作業であっても薬局での作業と同じく簡便かつ的確に遂行されることとなる。したがって、この実施形態によれば、ファクシミリ送信にて患者の待ち時間を削減でき而も何処からでも送信できるうえ引替券も受け取れて便利であり更に薬局にとってもデータ入力の能率が良い処方箋受付装置を実現することができる。
図1〜5に示した実施例1は、上述した解決手段1〜2(出願当初の請求項1〜3)及び第1〜4実施形態を具現化したものであり、図6に示した実施例2は、上述した第5実施形態を具現化したものである。
病院マスターには(図1(a)参照)、やはり後で詳述するが(図3(c)参照)、それぞれの医療機関に対応した処方箋様式のデータが含まれており、病院マスターは画像イメージの分割に用いられる。
患者マスターには(図1(a)参照)、患者の氏名や生年月日さらには患者コード等のデータが含まれており、患者名の確認や過去処方提示の手がかり等に用いられる。
薬品マスターには(図1(a)参照)、各種の薬品名に加えて薬品コード等のデータが含まれており、薬品名の確認や候補提示などに用いられる。薬品名には一般名や商品名などがあり、それを項目分けして記憶保持しても良いが、項目分けせず一緒に保持するデータ構造について具体例を後述する(図5(a)参照)。
用法マスターには(図1(a)参照)、処方単位や服用限度などのデータが含まれており、処方内容の確認や候補提示などに用いられる。注釈マスターは(図1(a)参照)、特記事項やコメント等の文字列データを追加書き込みできるようになっている。
すなわち、受付モード下で、受付ルーチンは、処方箋走査部20で処方箋の読取が行われてその画像イメージが処方箋走査部20からデータ処理部30に送られてきたときに加えて、外部のファクシミリで処方箋の読取が行われてその画像イメージが回線接続部40を介してデータ処理部30に送られてきたときも、先ずはその画像イメージを入力するようになっている(ステップS12)。
そして、それを反映した病院マスターには(図3(c)参照)、医療機関ごとに、それに対応した処方箋様式のデータが、すなわち基礎情報と処方箋欄分割情報とが、対応づけて保持されている。
また、処方箋欄分割情報には(図3(c)参照)、上記の各欄に関する配置情報が含められている。配置情報は、例えば、該当欄が長方形の場合、処方箋における該当欄の対角点の位置などで規定されている。配置情報を同じ欄について繰り返し規定するのも許容されていて、複数の長方形に分散した又はそれらを結合させた形状の情報欄にも適合するようになっている。
文字列置換処理は、分割イメージ31に文字認識処理が施された直後、変換欄33が表示される前に、行われる。この処理では、文字認識処理の後にその処理で得た認識文字列に文字列置換テーブルの置換前文字列の何れかが含まれているとき、その置換前文字列と文字列置換テーブルにおいて対データ・組データをなしている置換後文字列で、認識文字列の該当箇所が置き換えられる。もっとも、そのような一方向置換が無条件に行われるのでなく、処理中の上記置換前文字列と文字列置換テーブルにおいて対データ・組データをなしている置換方向に応じて選択的に確認がとられるようになっている。
文字列置換については一方向置換と双方向置換の何れも具体例を後述する。
校正欄対比表示画面で(図4(b)参照)、特定ボタン例えば「処方箋完成」のクリック等がなされると、受付ルーチンは(図1(b)参照)、処方箋データが完成したと判定して(ステップS27の「Yes」)、処方箋の受付処理を終えるようになっている。
なお、薬品名から一致部分と隣接文字とを併せて抽出するとき、一致部分が薬品名の先頭や末尾に存在している等の場合には隣接文字の抽出は片方だけ行うようにしても良い。また、抽出する隣接文字が一文字か一文字ずつでは一方向置換に不足するようなときには、複数文字か複数文字ずつ併せて抽出するようにしても良い。
処方箋受付装置10を例えば薬局に設置する場合(図1(a)参照)、処方箋走査部20は受付カウンタ等に載置し、データ処理部30や回線接続部40はカウンタ内の作業机等に載置し、両者をケーブル接続するとともに、薬局ホストコンピュータ50に繋がっている局内LAN等が有ればそれにもデータ処理部30を接続する。
それから、移設されなかった対データ・組データを追加設定する場合、データ処理部30を置換文字列設定モードで起動する(図1(b)ステップS11参照)。すると、置換文字列設定ルーチンが起動されて(ステップS50)、上述した対データの追加設定と置換方向の設定と文字列対の自動追加とが行われる。
先ず、データ処理部30によって対データの追加設定が行われ、その求めに応じて設置作業者や受付作業者候補等が文字列対「ピ」+「ビ」をデータ処理部30に入力すると、後はデータ処理部30によって自動で、文字列置換テーブルの置換前文字列に「ピ」がデータ保持させられ、文字列置換テーブルにおいて対応している置換後文字列に「ビ」がデータ保持させられる。
こうして、文字列置換テーブルへの設定や追加が容易かつ適切に而も能率よく行われ、データの初期設定が完了する。
それから(図1(a)参照)、薬局を訪れた患者が処方箋をスキャナ22にセットすると、処方箋走査部20によって、その処方箋がカウンタの外側から内側へ取り込まれ、その代わりに引換券が発行される。その際、処方箋に受付番号が印刷されるとともに、処方箋の撮像が行われる。この撮像で得られた画像イメージは、受付番号と共に、処方箋走査部20からデータ処理部30へ送られ、データ処理部30による処方箋データ作成に供される。
さらに、データ処理部30の受付ルーチンの処理が続き、その自動処理では、処方箋欄分割情報が得られると、それに基づいて画像イメージが幾つかの分割イメージに分割され、その分割イメージ単位で、文字認識および変換欄対比表示や(図4(a)参照)、校正欄対比表示が行われる(図4(b)参照)。
データ処理部30では、処方箋の受付処理の最後に、完成した処方箋データが薬局での処方箋管理に供される。例えば、データ処理部30から薬局ホストコンピュータ50へ送出されて、患者毎の薬歴管理や,自動調剤機への配信などに用いられる。
それから、処方箋走査部20で画像イメージを入力したときと同様にして、データ処理部30の受付処方ルーチンの処理によって、処方箋の画像イメージから処方箋データが作成される(図1(b)ステップS21〜S27参照)。
ファクシミリ送信部は、ファクシミリ受信部と同じ回線に接続されていて、処方箋をファクシミリ送信してきた患者へファクシミリにて返信できるようになっていれば良い。上述した回線接続部40が送受信一体形であればその送信部で足り、そうでなければ別個に追加するれば良く、外付けタイプでもコンピュータ内蔵タイプでも良い。
また、ファクシミリ送信した処方箋が薬局の処方箋受付装置10にて受け付けられたときには、やはり直ちに引替券がファクシミリで返信されて、それを患者が自宅のFAX等で受信することができる。薬局へ出向く前に引替券を入手することができるうえ、その引替券には薬局へ行くのに役立つ地図情報等も記されているので、極めて便利である。
上記実施例の処方箋受付装置では、処方箋の画像イメージを入力する入力手段として回線接続部40(ファクシミリ受信部)と処方箋走査部20とが設けられていたが、回線接続部40を省いて薬局受付専用の処方箋受付装置としても良く、処方箋走査部20を省いてファクシミリ受信専用の処方箋受付装置としても良い。
また、上記実施例では、処方箋走査部20とデータ処理部30と回線接続部40とが別体になっていたが、これらは、別体に限られる訳でなく、一体化されていても良い。一体化は、処方箋走査部20とデータ処理部30の部分、処方箋走査部20と回線接続部40の部分、データ処理部30と回線接続部40の部分だけでも良い。
また、上述した文字認識機能に加えてコード変換機能もデータ処理部に付与し、処方箋の画像イメージに二次元コード等のコードが有るときにはそれをデータ処理部が処方箋データに変換し、そのようなコードの無いときだけデータ処理部が画像イメージに文字認識を施して処方箋データへの変換を行うようにしても良い(例えば特願2004−308931参照)。
20…処方箋走査部、21…引換券発行ユニット、
22…スキャナ(撮像手段)、23…ローカルコントローラ、
24…移送路、25…プリントヘッド、26…操作パネル、
30…データ処理部、31…分割イメージ、
32…欄指定タブ、33…変換欄(文字認識結果)、34…校正欄、
40…回線接続部(ファクシミリ受信部、ファクシミリ送信部)、
50…薬局ホストコンピュータ
Claims (3)
- 処方箋の画像イメージを入力する入力手段と、前記画像イメージに文字認識処理を施すことにより前記画像イメージから処方箋データを得るデータ処理部とを備えた処方箋受付装置において、
前記データ処理部が、各種の薬品名を含むデータを保持する薬品マスターと、置換前文字列と置換後文字列とを対応付けて多数のデータを保持する文字列置換テーブルと、前記文字認識処理の後にその処理で得た認識文字列に前記文字列置換テーブルの置換前文字列の何れかが含まれているとき前記認識文字列の該当箇所を前記文字列置換テーブルの置換後文字列のうち該置換前文字列に対応するもので置き換える文字列置換手段と、一対の文字列を受理して前記文字列置換テーブルの置換前文字列と置換後文字列とにデータ保持させる置換文字列設定手段とを具えたものであり、
この置換文字列設定手段が、前記文字列置換テーブルへの追加設定に際して、追加対象の文字列の対の対応関係を仮に逆転させた文字列の対が前記文字列置換テーブルに以前より設定されていたか否かを調べ、設定されていたときには更に、双方の文字列について、前記薬品マスターの何れかの薬品名に含まれているか否かを調べ、含まれていたときには更に、その薬品名から一致部分と隣接文字とを併せて抽出し、その抽出文字列を前記文字列置換テーブルの置換後文字列の方にデータ保持させるようになっている、
ことを特徴とする処方箋受付装置。 - 前記置換文字列設定手段が、前記抽出文字列を前記文字列置換テーブルの置換後文字列の方にデータ保持させたときには、前記抽出文字列のうち一致部分を文字列の対における他方の文字列で置き換えた文字列を前記文字列置換テーブルの置換前文字列の方にデータ保持させるようになっている、ことを特徴とする請求項1記載の処方箋受付装置。
- 前記置換文字列設定手段が、前記文字列置換テーブルにおいて置換前文字列と置換後文字列とを逆転させたものの設定されている文字列の対には双方向置換可能を示す情報を付し、設定されていない文字列の対には一方向置換を示す情報を付すようになっており、前記文字列置換手段が、前記文字列置換テーブルにおいて一方向置換を示す情報の付されている文字列の対については確認することなく文字列の置換を行い、前記文字列置換テーブルにおいて双方向置換可能を示す情報の付されている文字列の対については一方向置換の行われなかったときに限って確認処理を行い確認結果に応じて選択的に文字列の置換を行うようになっている、ことを特徴とする請求項2記載の処方箋受付装置。
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