JPH10201827A - 在宅診療用投薬システム - Google Patents

在宅診療用投薬システム

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JPH10201827A
JPH10201827A JP9007186A JP718697A JPH10201827A JP H10201827 A JPH10201827 A JP H10201827A JP 9007186 A JP9007186 A JP 9007186A JP 718697 A JP718697 A JP 718697A JP H10201827 A JPH10201827 A JP H10201827A
Authority
JP
Japan
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patient
medicine
medication
unit
control unit
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JP9007186A
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English (en)
Inventor
Tomoaki Okubo
知明 大久保
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Fujitsu General Ltd
Original Assignee
Fujitsu General Ltd
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Publication date
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Publication of JPH10201827A publication Critical patent/JPH10201827A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】在宅患者の投薬を病院からの投薬管理データに
基づき、薬の種類および投薬時間など、正しく行うため
の投薬システムが構築されることを目的とする。 【解決手段】処方された薬剤毎に分割して保管する手段
とどの薬を取出すかを表示する手段と薬の出入を検出す
る手段とを有する薬ボックス１と、投薬管理データを受
信記憶し、指定された時間になると患者に知らせ、実際
に前記薬ボックスから取り出されたかを確認し、未確認
の場合は患者に警報をだす手段を有する患者端末制御器
２、および患者に表示出力する３表示部とから構成する
在宅患者側装置５、および投薬管理データを送出する手
段と、指定通り実行したかなどの情報の受信手段と、不
適正と判断した場合、患者への処置指示を送信する手段
とを有する病院側装置１０とで構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】地域医療ネットワークを活用
し、在宅で診療を受けている在宅患者の投薬システムに
係わる。
【０００２】
【従来の技術】従来在宅診療を受けている患者は、日常
的に使用する薬剤を病院から出されてた投薬用カルテに
従い薬局より入手するか、もしくはヘルパーや派遣看護
人などから配達されるなどして入手しいる。 患者の投
薬は、病院やヘルパーなどからの口頭指示、もしくは薬
袋に記載された内容に従い、患者自ら自己管理されてお
り、在宅患者の投薬についての管理システムは無い。投
薬の管理が特に必要であり且つ自己管理が困難な患者の
投薬管理については、家族や、ヘルパーもしくは派遣看
護人の援助に依存しており、これらの援助行為の負担を
少しでも軽減し且つ投薬が指示通り正しく行われるシス
テムの構築が望まれる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】在宅患者の投薬が病院
の投薬管理データに基づき、薬の種類および投薬時刻な
ど、正しく行うための投薬システムが構築されることを
目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】請求項１は図１に示す如
く、病院から離れて在宅診療を受ける患者が医師の処方
にしたがった薬剤を指定の時間に投与するための投薬管
理システムにおいて、処方された薬剤を投薬毎に分割し
て保管する手段と、投薬毎に該保管手段からどの薬を取
り出すかを表示する手段と、取り出されたことを検出す
る手段とを有する薬ボックス１と、投薬管理データを受
信記憶し、指定された時間になると同指定された薬剤を
患者に知らせ、実際に薬が前記薬ボックスから取り出さ
れたかを検出し、未検出の場合は患者に警報をだす手段
を有する患者端末制御器２とから構成する在宅患者側装
置５と、投薬管理データを入力生成し、前記投薬管理デ
ータを患者端末制御器２に送出し該患者が指定通り投薬
を行ったかの情報を受信する通信手段と、前記情報と前
記投薬管理データを照合し、不適正と判断した場合前記
患者端末器に警告指示を送り且つ患者への処置指示を送
信する手段を有する病院側装置１０とで構成する。
【０００５】請求項２は図２に示す如く、病院から離れ
て在宅診療を受ける患者が医師の処方にしたがった薬剤
を指定の時間に投与するための投薬システムにおいて、
前記患者側装置５を、処方された薬剤を投薬毎に保管で
きる物理的に分離され且つ外部より保管している薬剤が
一目で確認出来る構造を有する保管ケース部（図３）
と、どの区画の薬剤を投薬すれば良いかを案内表示する
ボックス表示部１１と、薬剤の出入を検出する薬出入検
出器１２とで構成する薬ボックス１と、通信制御する通
信制御部２０と、投薬管理データを記憶する投薬管理デ
ータメモリ２１と、指定の時間を管理する時間管理部２
２と、指定時間内に投薬が行われたかを管理する薬出入
管理部２４と、前記患者を確認する患者確認入力部２７
と、患者に指定の時間と指定の薬を投薬するよう案内
し、警告をだし、応じない時にはこの情報を前記病院側
装置に送信する投薬指示警告部２８と、表示部３および
ボックス表示部１１を制御する表示制御部２３と、指示
警告を表示する表示部３と、動作シーケンスを記憶して
いるシステムメモリ３０と、前記システムメモリの動作
シーケンスに従い本装置を制御する制御部３０とからな
る患者端末器とで構成する。
【０００６】請求項３は図２に示す如く、病院から離れ
て在宅診療を受ける患者が医師の処方にしたがった薬剤
を指定の時間に投与するための投薬システムにおいて、
前記在宅患者側装置を、処方された薬剤を投薬毎に保管
でき、開閉可能な扉付き区画で分離され且つ外部より保
管している薬剤が一目で確認出来る構造を有する保管ケ
ース部（図３）と、どの区画の薬剤を投薬すれば良いか
を案内表示するボックス表示部１１と、薬剤の出入を検
出する薬出入検出器１２とで構成する薬ボックス１と、
病院側装置と通信制御する通信制御部２０と、投薬管理
データを記憶する投薬管理データメモリ２１と、指定の
時間を管理する時間管理部２２と、指定時間内に投薬が
行われたかを管理する薬出入管理部２４と、前記患者を
確認する患者確認入力部２７と、患者に指定の時間と指
定の薬を投薬するよう案内し、警告を出し、それでも応
じない時にはこの情報を前記病院側装置に送信する投薬
指示警告部２８と、表示部３とボックス表示部１１を制
御する表示制御部２３と、通信制御部、投薬管理データ
メモリ、時間管理部、薬出入管理部、薬数量管理部、患
者確認入力部、投薬指示警告部、表示制御部などの動作
シーケンスを記憶しているシステムメモリ３０と、前記
システムメモリの動作シーケンスに従い本装置を制御す
る制御部３１とからなる患者端末器２とで構成する。
【０００７】請求項４は図２に示す如く、病院から離れ
て在宅診療を受ける患者が医師の処方にしたがった薬剤
を指定の時間に投与するための投薬システムにおいて、
前記在宅患者側装置を、処方た薬剤を投薬毎に保管で
き、開閉制御可能な扉付き区画で分離され且つ外部より
保管している薬剤が一目で確認出来る構造を有する保管
ケース部（図３）と、どの区画の薬剤を投薬すれば良い
かを案内表示するボックス表示部１１と、薬剤の出入を
検出する薬出入検出器１２と、前記扉を開閉駆動する薬
ボックス駆動部１４とで構成する薬ボックス１と、病院
側装置と通信制御する通信制御部２０と、投薬管理デー
タを記憶する投薬管理データメモリ２１と、指定の時間
を管理する時間管理部２２と、指定時間内に投薬が行わ
れたかを管理する薬出入管理部２４と、前記患者を確認
する患者確認入力部２７と、患者に指定の時間と指定の
薬を投薬するよう案内し、警告を出し、応じない時には
この情報を前記病院側装置に送信する投薬指示警告部２
８と、指定時間に前記薬ボックス駆動部を制御する薬ボ
ックス制御部２６と、前記表示部とボックス表示部を制
御する表示制御部２３と、指示警告を表示する表示部３
と、前記通信制御部、投薬管理データメモリ、時間管理
部、薬出入管理部、薬数量管理部、患者確認入力部、投
薬指示警告部、表示制御部などの動作シーケンスを記憶
しているシステムメモリ３０と、前記システムメモリの
動作シーケンスに従い本装置を制御する制御部３１とで
なる患者端末器とで構成する。
【０００８】請求項５、６、７、８、９、１０、１１、
および１２は、前記患者確認入力部を、キー入力手段、
磁気カード読取手段、ＩＣカード読取手段、バーコード
読取手段、光カード読取手段、指紋読取手段、声紋分析
手段、および瞳孔分析手段とする。
【０００９】請求項１３は前記音出力部をブザーもしく
はチャイム手段とする。請求項１４は、案内および警告
のための音声データを記憶している音声データメモリ３
２と、前記音声データを合成して音声信号を合成する音
声合成部３３とを追備し、音出力部４をスピーカとす
る。請求項１５は、案内および警告のための録音した音
声を記憶している音声データメモリ３２と、前記録音し
た音声を合成して音声信号を合成する音声合成部３３と
を追備し、音出力部４をスピーカとする。
【００１０】請求項１６は、患者への投薬の履歴を記憶
している投薬履歴メモリ３４と、前記投薬履歴を印刷出
力する印刷部３５とを追備する。請求項１７は、前記表
示部３およびボックス表示部１１を点字表示手段とす
る。
【００１１】請求項１８は、前記患者側システム５を薬
ボックス１と患者端末制御器２を一体構造〔図３
（ロ）〕とする。
【００１２】
【発明の実施の形態】前記患者端末制御器２は病院側装
置１０より投薬管理データを公衆回線４０経由で受信記
憶し、該投薬管理データにより該患者に指定の薬剤を指
定の時間に投薬されるように案内し、該患者が案内通り
実行したかを検出し、その結果を記憶し、不適正と判定
された時は患者に警告し、更にこれに従わない場合は病
院側装置にその情報を送信しする。病院側装置１０のセ
ンター制御部６は、患者のカルテから投薬管理データを
入力生成し、通信回線４０を通じて前記患者端末制御器
２に送出し、該患者が指定通り投薬を行ったかおよび該
患者の薬ボックスの薬残量等のデータを前記通信回線経
由で受信し、前記受信データと前記投薬管理データを照
合し不適正と判断した場合、前記患者端末制御器２に警
報指示を送り且つ患者への処置指示を送信する。
【００１３】
【実施例】図１は本発明による請求項１のシステムの１
実施例のシステム図を、図２は本本発明による在宅患者
側システムの１実施例の要部ブロック図を、図３は本発
明による薬ボックスの構成図を示す。図１において、１
は処方された薬剤を投薬毎に分割して保管する手段と投
薬毎に該保管手段からどの薬を取り出すかを表示する手
段と取り出されたことを検出する手段とを有する薬ボッ
クス、２は公衆回線を通じて患者の投薬管理データを受
信記憶し、前記投薬管理データにより指定された時間に
なると同指定された薬剤を患者に知らせ、実際に薬が前
記薬ボックスから取り出されたかを確認し、未確認の場
合は患者に警告をだす手段を有する患者端末制御器、３
は患者者に投薬指示や警告などを表示出力する表示部、
４は指示音や警告音を出す音出力部、５は前記薬ボック
ス、患者端末制御器、表示部、および音出力部とから構
成される在宅患者側装置である。
【００１４】６は該患者のカルテから投薬管理データを
入力生成し、通信回線を通じて前記患者端末制御器に送
出する手段と該患者が指定通り投薬を行ったかおよび該
患者の薬ボックスの薬残量等のデータを前記通信回線経
由で受取る手段と前記データと前記投薬管理データを照
合し不適正と判断した場合前記患者端末器に警報指示を
送り且つ患者への処置指示を送信する手段を有するセン
ター制御部、７は前記センター制御部に投薬データなど
を入力する入力部、８は患者カルテ、投薬管理データ、
ヘルパー端末への指示情報などを表示するセンター表示
部、９は各種データを印刷出力するプリンター、１０は
前記センター制御部、入力部、センター表示部、および
プリンターとから構成される病院側装置である。４０は
病院、在宅患者側装置およびヘルパー端末などを結ぶ公
衆回線、４１はヘルパーや派遣看護人が病院などからの
指示を受けるヘルパー端末である。
【００１５】図２において、１、２、３および４は図１
と重複するので説明を省略する。１１はどの区画の薬剤
を投薬すれば良いかを案内表示するボックス表示部、１
２は薬剤の出入を検出する薬出入検出器、１３は各区画
に薬剤の有無を検出する薬数量検出器、１４は保管ケー
ス部の扉を自動的に開閉する薬ボックス駆動部である。
【００１６】２０は公衆回線を経由して病院側装置と通
信制御する通信制御部、２１は前記通信制御部で受信し
た投薬管理データを記憶する投薬管理データメモリ、２
２は指定の時間を管理する時間管理部、２３は前記表示
部とボックス表示部を制御する表示制御部、２４は前記
薬出入検出器よりの信号を受け指定時間内に投薬が行わ
れたかを管理する薬出入管理部、２５は前記薬数量検出
器よにの信号を受けて前記薬ボックスの薬剤の数量を管
理する薬数量管理部、２６は指定時間に前記薬ボックス
駆動部を制御する薬ボックス制御部、２７は薬ボックス
を利用する患者を確認する患者確認入力部、２８は患者
に指定の時間と指定の薬を投薬するよう案内し、規定の
時間内に薬が前記薬ボックスより取出されない場合には
警告をだし、それでも応じない時にはこの情報を前記通
信制御部から前記病院側システムに送信する投薬指示警
告部、２９は前記投薬の案内や警告を音信号として出力
する音信号出力部、３０は前記通信制御部、投薬管理デ
ータメモリ、時間管理部、薬出入管理部、薬数量管理
部、患者確認入力部、投薬指示警告部、表示制御部など
の動作シーケンスを記憶しているシステムメモリ、３１
は前記システムメモリの動作シーケンスに従い本装置を
制御する制御部、３２は案内および警告のための音声デ
ータを記憶している音声データメモリ、３３は音声デー
タを合成して音声信号を合成する音声合成部、３４は患
者への投薬の履歴を記憶している投薬履歴メモリ、３５
は前記投薬履歴を印刷出力する印刷部である。
【００１７】図３において、１は前記薬ボックス、１ａ
は処方された薬剤を投薬毎に保管でき区画で分離され且
つ外部より保管している薬剤が一目で確認出来る保管ケ
ース部の開閉可能な扉、１１はどの区画の薬剤を投薬す
れば良いかを案内表示するボックス表示部、１２は薬剤
の出入を検出する薬出入検出器、１３は薬剤の有無を検
出する薬数量検出器、２７は患者の確認を行う患者確認
入力部である。
【００１８】図１を用いて請求項１に記載のシステムの
動作説明を行う。病院から離れて在宅診療を受ける患者
は、医師の処方箋により薬剤を直接又はヘルパーの手を
借りて入手し、薬ボックス１に投薬毎に分割して保管す
る。患者端末制御部２は当該患者の投薬管理データを公
衆回線４０経由で病院側システム１０より受信記憶す
る。 前記投薬管理データにより指定された時間になる
と、表示部３、音出力部４および薬ボックス表示部１１
を用いて、指定された薬剤を患者に知らせ、実際に薬が
薬ボックスから取り出されたかを検出し、未検出の場合
は患者に警告を出す。 警告を出しても何らかの理由で
所定の時間内に薬が取り出されない場合は病院側装置１
０にその情報を送信しする。病院側装置１０は該患者の
カルテから投薬管理データを入力生成し、通信回線４０
を通じて前記患者端末制御器に送出し、該患者が指定通
り投薬を行ったかの情報を受取り、前記情報と前記投薬
管理データを照合し不適正と判断した場合は前記患者端
末器２に警告指示を送り且つ患者への処置を指示を送信
する。
【００１９】図２および図３を用いて請求項２、３、お
よび４の動作説明を行う、尚これらは主として請求項１
の在宅患者側装置５に係わる。請求項２は、医師の処方
箋により直接又はヘルパーの手を借りて入手した薬剤は
投薬毎に保管できる物理的に分離され且つ外部より保管
している薬剤が一目で確認出来る構造を有する保管ケー
ス部〔図３（イ）〕１に保管される。患者名、ＩＤ番
号、薬種、投薬時間、投薬数量などの投薬管理データ
は、通信制御部２０により公衆回線４０経由で病院側装
置１０より受信し、投薬管理データメモリ２１に記憶さ
れる。前記投薬管理データにより時間管理部２２は、指
定された時間になると制御部３１に投薬制御指示を出
す。 一連の動作を以下に記す、投薬指示警告部２８は
表示部３、音声出力部４より該患者に投薬の案内を出
し、ボックス表示部１１〔図３（イ）〕は指定の薬の区
画をＬＥＤやランプなどで点灯表示し、該患者に投薬行
為を促す。 該患者は案内に従い指定の薬を取り出すた
め患者確認入力部２７を操作して本人確認を行い、保管
ケース部１より指定の薬を取り出す。 前記ＬＥＤやラ
ンプ等からの反射光の変化を検出するなどして薬の出入
りを検出する薬出入検出器１２と薬出入管理部２４は取
り出しを確認し、投薬管理データの実施項に追記し投薬
動作は終了する。 一方該患者が規定の時間内に薬を取
出さない場合には警告をだし、それでも駄目な場合は、
患者に何らかの異変が発生したものとして投薬指示警告
部２８は通信制御部２０経由で病院側装置１０にその情
報を送信しする。尚各区内の薬剤の有無を検出する薬数
量検出器１３と薬ボックスに入っている薬の数量を管理
する薬数量管理部２５により患者側の薬の残量を管理で
き、不足の場合ヘルパーなどに補充の指示が可能となる
が、本願の請求項からは外している。
【００２０】請求項３は、請求項２の保管ケース部１ａ
を、医師の処方箋により直接又はヘルパーの手を借りて
入手した薬剤は投薬毎に保管できる物理的に分離され且
つ外部より保管している薬剤が一目で確認出来る開閉扉
付きの構造を有する保管ケース部〔図３（イ）〕１とし
たものである。請求項４は、請求項２の保管ケース部１
ａに扉の自動開閉動作のための薬ボックス駆動部（駆動
部の機構装置は図示していない）と、患者端末制御器２
に薬ボックス制御部とを追備し、指定された薬の取り出
しを分かり易くしたものである。
【００２１】
【発明の効果】本発明は、以上に説明したような形態で
実施され、以下に記述するような効果を奏する。本発明
の在宅診療用投薬システムによれば、病院から離れて在
宅診療を受ける患者は、医師の処方箋により薬剤を入手
し、薬ボックスに投薬毎に分割して保管し、病院側シス
テムより受信記憶した前記投薬管理データにより、指定
された時間になると、指定された薬剤を患者に知らせ、
実際に薬が薬ボックスから取り出されたかを確認し、未
確認の場合は患者に警告を出す。 警告を出しても何ら
かの理由で所定の時間内に薬が取り出されない場合は病
院側装置にその情報を送信する。一方、病院側装置は該
患者が指定通り投薬を行ったかの情報を受取り、前記情
報と前記投薬管理データを照合し不適正と判断した場
合、警告指示を送り且つ患者への処置の指示を送信す
る。本システムを運用するすることにより、投薬の管理
が特に必要であり且つ自己管理が困難な患者の投薬管理
について、家族や、ヘルパーもしくは派遣看護人の援助
の負担が軽減し且つ投薬が指示通り正しく行うことが出
来る。
【００２２】
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明による請求項１のシステムの１実施例の
システム図である。
【図２】本発明による在宅患者側装置の１実施例の要部
ブロック図である。
【図３】（イ）は本発明による薬ボックスの構成図、
（ロ）は薬ボックスと患者端末制御器の一体型患者側シ
ステムの外観図である。
【符号の説明】
１ 薬ボックス １ａ 保管ケース部 ２ 患者端末制御器 ３ 表示部 ４ 音出力部 ５ 在宅患者側システム ６ センター表示部 ７ 入力部 ８ センター表示部 ９ プリンター １０ 病院側システム １１ ボックス表示部 １２ 薬出入検出器 １３ 薬数量検出器 １４ 薬ボックス駆動部 ２０ 通信制御部 ２１ 投薬管理データメモリ ２２ 時間管理部 ２３ 表示制御部 ２４ 薬出入管理部 ２５ 薬数量管理部 ２６ 薬ボックス制御部 ２７ 患者確認入力部 ２８ 投薬指示警告部 ２９ 音信号出力部 ３０ システムメモリ ３１ 制御部 ３２ 音声データメモリ ３３ 音声合成部 ３４ 投薬履歴メモリ ３５ 印刷部 ４０ 公衆回線 ４１ ヘルパー端末

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】病院から離れて在宅診療を受ける患者が医
    師から処方された薬剤を投薬毎に分割して保管する手段
    と、投薬毎に該保管手段からどの薬を取り出すかを表示
    する手段と取り出されたことを検出する手段とを有する
    薬ボックス、および公衆回線を通じて患者の投薬管理デ
    ータを受信する通信手段と、前記投薬管理データを記憶
    する手段と、前記投薬管理データにより指定された時間
    になると指定された薬剤を患者に知らせ、実際に薬が前
    記薬ボックスから取り出されたかを検出し、未検出の場
    合は患者に警告をだす手段とを有する患者端末制御器と
    でなる在宅患者側装置と、 該患者のカルテから投薬管理データを入力生成し、前記
    投薬管理データを患者端末制御器へ送出し該患者が指定
    通り投薬を行ったかの情報の受信を行う通信手段と、該
    情報と前記投薬管理データを照合し不適正と判断した場
    合患者への処置指示を送信する手段とを有する病院側装
    置とでなり、 前記患者端末制御器は病院側装置より投薬管理データを
    受信記憶し、該投薬管理データにより該患者に指定の薬
    剤を指定の時間に投薬するように案内し、該患者が案内
    通り実行したかを検出し、その結果を記憶し、不適正と
    判定した時は患者に警告し、更にこれに従わない場合は
    病院側装置にその情報を送信することを特徴とする在宅
    診療用投薬システム。
  2. 【請求項２】前記在宅患者側装置を、処方された薬剤を
    投薬毎に保管できる物理的に分離され且つ外部より保管
    している薬剤が一目で確認出来る構造を有する保管ケー
    ス部と、どの区画の薬剤を投薬すれば良いかを案内表示
    するボックス表示部と、薬剤の出入を検出する薬出入検
    出器とでなる薬ボックスと、 公衆回線を経由して病院側装置と通信制御する通信制御
    部と、前記通信制御部で受信した投薬管理データを記憶
    する投薬管理データメモリと、指定の時間を管理する時
    間管理部と、前記薬出入検出器よりの信号を受け指定時
    間内に投薬が行われたかを管理する薬出入管理部と、前
    記薬数量検出器よにの信号を受けて前記薬ボックスの薬
    剤の数量を管理する薬数量管理部と、前記薬ボックスを
    利用する患者を確認する患者確認入力部と、患者に指定
    の時間と指定の薬を投薬するよう案内し規定の時間内に
    薬が前記薬ボックスより取出されない場合には警告をだ
    し、それでも応じない時にはこの情報を前記通信制御部
    から前記病院側装置に送信する投薬指示警告部と、前記
    指示警告部の出力により表示部とボックス表示部を制御
    する表示制御部と、前記通信制御部、投薬管理データメ
    モリ、時間管理部、薬出入管理部、患者確認入力部、投
    薬指示警告部、表示制御部などの動作シーケンスを記憶
    しているシステムメモリと、前記システムメモリの動作
    シーケンスに従い本装置を制御する制御部とで構成する
    患者端末器と、指示警告を表示する表示部とでなり、 前記患者端末制御器は、病院側装置より投薬管理データ
    を受信記憶し、前記投薬管理データにより該患者に指定
    の薬剤を指定の時間に投薬するように案内し、該患者が
    案内通り実行したかを検出し、その結果を記憶し、不適
    正と判定された時は患者に警告し、更にこれに従わない
    場合は病院側装置にその情報を送信することを特徴とす
    る請求項１に記載の在宅診療用投薬システム。
  3. 【請求項３】前記在宅患者側装置を、処方された薬剤を
    投薬毎に保管でき、開閉可能な扉付き区画で分離され且
    つ外部より保管している薬剤が一目で確認出来る構造を
    有する保管ケース部と、どの区画の薬剤を投薬すれば良
    いかを案内表示するボックス表示部と、薬剤の出入を検
    出する薬出入検出器とでなる薬ボックスと、 公衆回線を経由して病院側装置と通信制御する通信制御
    部と、前記通信制御部で受信した投薬管理データを記憶
    する投薬管理データメモリと、指定の時間を管理する時
    間管理部と、前記薬出入検出器よりの信号を受け指定時
    間内に投薬が行われたかを管理する薬出入管理部と、前
    記薬ボックスを利用する患者を確認する患者確認入力部
    と、患者に指定の時間と指定の薬を投薬するよう案内
    し、指定の時間内に薬が前記薬ボックスより取出されな
    い場合には警告を出し、それでも応じない時にはこの情
    報を前記通信制御部から前記病院側装置に送信する投薬
    指示警告部と、前記指示警告部の出力により表示部とボ
    ックス表示部を制御する表示制御部と、前記通信制御
    部、投薬管理データメモリ、時間管理部、薬出入管理
    部、患者確認入力部、投薬指示警告部、表示制御部など
    の動作シーケンスを記憶しているシステムメモリと、前
    記システムメモリの動作シーケンスに従い本装置を制御
    する制御部とで構成する患者端末器と、指示警告を表示
    する表示部とでなり、 前記患者端末制御器は病院側装置より投薬管理データを
    受信記憶し、該投薬管理データにより該患者に指定の薬
    剤を指定の時間に投薬するように案内し、該患者が案内
    通り実行したかを検出し、その結果を記憶し、不適正と
    判定された時は患者に警告し、更にこれに従わない場合
    は病院側装置にその情報を送信することを特徴とする請
    求項１に記載の在宅診療用投薬システム。
  4. 【請求項４】前記患者側装置を、処方された薬剤を投薬
    毎に保管でき、開閉制御可能な扉付き区画で分離され且
    つ外部より保管している薬剤が一目で確認出来る構造を
    有する保管ケース部と、どの区画の薬剤を投薬すれば良
    いかを案内表示するボックス表示部と、薬剤の出入を検
    出する薬出入検出器と、前記扉を開閉駆動する薬ボック
    ス駆動部とでなる薬ボックスと、 公衆回線を経由して病院側装置と通信制御する通信制御
    部と、前記通信制御部で受信した投薬管理データを記憶
    する投薬管理データメモリと、指定の時間を管理する時
    間管理部と、前記薬出入検出器よりの信号を受け指定時
    間内に投薬が行われたかを管理する薬出入管理部と、前
    記薬ボックスを利用する患者を確認する患者確認入力部
    と、患者に指定の時間と指定の薬を投薬するよう案内し
    規定の時間内に薬が前記薬ボックスより取出されない場
    合には警告を出し、それでも応じない時にはこの情報を
    前記通信制御部から前記病院側装置に送信する投薬指示
    警報部と、指定時間に前記薬ボックス駆動部を制御する
    薬ボックス制御部と、前記指示警告部の出力により表示
    部とボックス表示部を制御する表示制御部と、前記通信
    制御部、投薬管理データメモリ、時間管理部、薬出入管
    理部、患者確認入力部、投薬指示警告部、表示制御部な
    どの動作シーケンスを記憶しているシステムメモリと、
    前記システムメモリの動作シーケンスに従い本装置を制
    御する制御部とで構成する患者端末器と、指示警告を表
    示する表示部とでなり、 前記患者端末制御器は病院側装置より投薬管理データを
    受信記憶し、該投薬管理データにより該患者に指定の薬
    剤を指定の時間に投薬するように案内し、該患者が案内
    通り実行したかを検出し、その結果を記憶し、不適正と
    判定された時は患者に警告し、更にこれに従わない場合
    は病院側装置にその情報を送信することを特徴とする請
    求項１に記載の在宅診療用投薬システム。
  5. 【請求項５】前記患者確認入力部をテンキー、キーボー
    ド、タッチキーなどのキー入力手段とし、暗証番号、パ
    スワード、もしくは患者ＩＤ番号などを入力し、患者確
    認を行うことを特徴とする請求項２、３または４に記載
    の在宅診療用投薬システム。
  6. 【請求項６】前記患者確認入力部を磁気カード読取手段
    とし、磁気カードに記録された患者ＩＤ番号などを入力
    し、患者確認を行うことを特徴とする請求項２、３また
    は４に記載の在宅診療用投薬システム。
  7. 【請求項７】前記患者確認入力部をＩＣカード読取手段
    とし、ＩＣカードに記憶された患者ＩＤ番号などを入力
    し、患者確認を行うことを特徴とする請求項２、３また
    は４に記載の在宅診療用投薬システム。
  8. 【請求項８】前記患者確認入力部をバーコード読取手段
    とし、患者カードなどに記載された患者ＩＤ番号などの
    バーコードを入力し、患者確認を行うことを特徴とする
    請求項２、３または４に記載の在宅診療用投薬システ
    ム。
  9. 【請求項９】前記患者確認入力部を光カード読取手段と
    し、該カードに記録された患者ＩＤ番号などの光カード
    信号を入力し、患者確認を行うことを特徴とする請求項
    ２、３または４に記載の在宅診療用投薬システム。
  10. 【請求項１０】前記患者確認入力部を患者の指紋読取手
    段とし、予め登録された患者の指紋データと照合し、患
    者確認を行うことを特徴とする請求項２、３または４に
    記載の在宅診療用投薬システム。
  11. 【請求項１１】前記患者確認入力部を患者の声紋分析手
    段とし、予め登録された患者の声紋データと照合し、患
    者確認を行うことを特徴とする請求項２、３または４に
    記載の在宅診療用投薬システム。
  12. 【請求項１２】前記患者確認入力部を患者の瞳孔分析手
    段とし、予め登録された患者の瞳孔データと照合し、患
    者確認を行うことを特徴とする請求項２、３または４に
    記載の在宅診療用投薬システム。
  13. 【請求項１３】前記音出力部をブザーもしくはチャイム
    とし、投薬指示警告部の音出力をブザー音もしくはチャ
    イム音とすることを特徴とする請求項１、２、３または
    ４に記載の在宅診療用投薬システム。
  14. 【請求項１４】前記音患者端末制御部に案内および警告
    のための音声データを記憶している音声データメモリ
    と、前記音声データを合成して音声信号を合成する音声
    合成部とを追備し、音出力部をスピーカとし、患者への
    投薬の指示および警告を合成音声で行うことを特徴とす
    る請求項２、３または４に記載の在宅診療用投薬システ
    ム。
  15. 【請求項１５】前記音患者端末制御部に案内および警告
    のための録音した音声を記憶している音声データメモリ
    と、前記録音した音声を合成して音声信号を合成する音
    声合成部とを追備し、音出力部をスピーカとし、患者へ
    の投薬の指示および警告を生の音声で行うことを特徴と
    する請求項２、３または４に記載の在宅診療用投薬シス
    テム。
  16. 【請求項１６】前記音患者端末制御部に患者への投薬の
    履歴を記憶している投薬履歴メモリと、前記投薬履歴を
    印刷出力する印刷部とを追備し、患者の投薬履歴を印刷
    出力することを特徴とする請求項２、３または４に記載
    の在宅診療用投薬システム。
  17. 【請求項１７】前記表示部およびボックス表示部を点字
    表示手段とし、患者への投薬の指示および警告を点字で
    表示することを特徴とする請求項１、２、３または４に
    記載の在宅診療用投薬システム。
  18. 【請求項１８】前記患者側装置を薬ボックスと患者端末
    制御器を一体構造とすることを特徴とする請求項１に記
    載の在宅診療用投薬システム。
  19. 【請求項１９】公衆回線経由で患者への処置指示データ
    を受信し表示するヘルパー端末と、前記病院側装置に公
    衆回線経由で患者への処置指示データを送出する手段と
    を追備し、ヘルパーもしくは看護人に該患者に対する処
    置の指示を可能とすることを特徴とする請求項１に記載
    の在宅診療用投薬システム。
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