JP2020160694A - 服薬指導支援システム、服薬指導支援プログラム - Google Patents

服薬指導支援システム、服薬指導支援プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】服薬指導業務を効率的に行うためのプロブレムリストを作成可能な服薬指導支援システム及び服薬指導支援プログラムを提供すること。【解決手段】服薬指導支援システムは、処方データに基づいて調剤される薬品の服薬に関する複数の確認情報のうち、前記処方データについて複数のチェック項目に関する適否を判定する処方チェックのチェック結果に対応する一又は複数の前記確認情報のみを提示する提示処理部と、前記提示処理部により提示された前記確認情報から選択される一又は複数の前記確認情報を含むリストを出力する出力処理部と、を備える。【選択図】図7

Description

本発明は、病院等の医療機関で薬剤師により行われる服薬指導業務を支援する服薬指導支援システム及び服薬指導支援プログラムに関する。
病院等の医療機関では、診察記録及び処方内容が電子カルテシステムなどに入力されることにより処方データが発行され、前記処方データに基づいて薬品が調剤される。その後、前記処方データに基づいて調剤された薬品は、病棟に入院している患者によって服用される。なお、前記処方データに基づく薬品の調剤前に、前記処方データの適否を自動的に判断する処方チェックが実行可能な処方鑑査システムが知られている(例えば特許文献1参照)。
ところで、医療機関の病棟では、入院中の患者の服薬に関する服薬指導業務が薬剤師によって行われることがある。具体的に、服薬指導業務には、薬剤師が、患者による薬品の服用前又は服用後に、その薬品の服用状況及び患者の状態などを予め定められた確認情報を含むプロブレムリストに従って自己確認し又は患者に確認する業務が含まれる。このようにプロブレムリストに従って服薬指導業務が行われることにより統一的な服薬指導が実現可能である。
特開2013−125377号公報
しかしながら、プロブレムリストに含まれる確認情報が多くなるほど服薬指導業務の効率が低下する。そのため、プロブレムリストに含まれる確認情報は必要最小限であることが望ましい。
本発明の目的は、服薬指導業務を効率的に行うためのプロブレムリストを作成可能な服薬指導支援システム及び服薬指導支援プログラムを提供することにある。
本発明に係る服薬指導支援システムは、処方データに基づいて調剤される薬品の服薬に関する複数の確認情報のうち、前記処方データについて複数のチェック項目に関する適否を判定する処方チェックのチェック結果に対応する一又は複数の前記確認情報のみを提示する提示処理部と、前記提示処理部により提示された前記確認情報から選択される一又は複数の前記確認情報を含むリストを出力する出力処理部と、を備える。
本発明に係る服薬指導支援プログラムは、処方データに基づいて調剤される薬品の服薬に関する複数の確認情報のうち、前記処方データについて複数のチェック項目に関する適否を判定する処方チェックのチェック結果に対応する一又は複数の前記確認情報のみを提示する提示ステップと、前記提示ステップにより提示された前記確認情報から選択される一又は複数の前記確認情報を含むリストを出力する出力ステップと、をコンピュータに実行させるためのプログラムである。
本発明によれば、服薬指導業務を効率的に行うためのプロブレムリストを作成可能な服薬指導支援システム及び服薬指導支援プログラムが実現される。
図1は、本発明の実施形態に係る服薬指導支援システムの構成を示すブロック図である。 図2は、本発明の実施形態に係る服薬指導支援システムで用いられる処方チェック情報の一例を示す図である。 図3は、本発明の実施形態に係る服薬指導支援システムで用いられるプロブレム情報の一例を示す図である。 図4は、本発明の実施形態に係る服薬指導支援システムで実行される処方チェック処理の手順の一例を示すフローチャートである。 図5は、本発明の実施形態に係る服薬指導支援システムで用いられるチェック結果情報の一例を示す図である。 図6は、本発明の実施形態に係る服薬指導支援システムで実行される服薬指導支援処理の手順の一例を示すフローチャートである。 図7は、本発明の実施形態に係る服薬指導支援システムで表示される管理画面の一例を示す図である。 図8は、本発明の実施形態に係る服薬指導支援システムで表示される管理画面の一例を示す図である。 図9は、本発明の実施形態に係る服薬指導支援システムで表示される管理画面の一例を示す図である。 図10は、本発明の実施形態に係る服薬指導支援システムで出力されるプロブレムリストの一例を示す図である。
以下添付図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明し、本発明の理解に供する。なお、以下の実施形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定する性格のものではない。
[服薬指導支援システム10]
図1に示すように、本発明の実施の形態に係る服薬指導支援システム10は、サーバー1、クライアント端末2、調剤機器3、及びプリンター4を備える。前記サーバー1、前記クライアント端末2、前記調剤機器3、及び前記プリンター4は、通信網5を介して無線又は有線で通信可能に接続される。前記通信網5は、LAN、WAN、インターネット、又はイントラネットなどである。また、前記サーバー1には、処方内容を示す処方データ及び患者の情報を示す患者データなどを前記サーバー1に入力する電子カルテシステム、オーダーリングシステム、又はレセプトシステムなどの上位システム6が前記通信網5を介して接続される。なお、前記サーバー1が前記上位システム6から前記処方データ及び前記患者データなどを読み出す構成であってもよい。なお、本実施形態において、前記服薬指導支援システム10のユーザーは、例えば薬剤師、医師、看護士、又は医療スタッフなどである。
[調剤機器3]
前記調剤機器3各々は、前記服薬指導支援システム10が使用される病院又は薬局等の医療機関において、薬品の調剤作業で使用される。例えば、前記調剤機器3各々は、錠剤分包機、散薬分包機、水剤分注機、PTPシート払出装置、又は混注装置などである。例えば、前記錠剤分包機は、複数種類の錠剤が収容された複数の薬品カセットを有し、前記サーバー1から入力される調剤用データに従って、前記薬品カセットから錠剤を払い出して1服用分ごとに分包紙で包装する分包動作を実行する。前記散薬分包機は、前記サーバー1から入力される調剤用データに従って、投入された散薬を1服用分ごとに分包紙で包装する分包動作を実行する。前記水剤分注機は、複数種類の水剤が収容された複数の薬瓶を有しており、前記サーバー1から入力される調剤用データに従って、前記薬瓶から必要量の水剤を払い出す。前記PTPシート払出装置は、予め錠剤が包装されたPTPシート又はヒートシールが収容された複数のシートカセットを有し、前記サーバー1から入力される調剤用データに従って、前記シートカセットから前記PTPシート又は前記ヒートシールを払い出す。前記混注装置は、前記サーバー1から入力される調剤用データに従って、抗癌剤などの薬品を輸液に注入する混注作業をロボットアームで自動的に実行する。
[プリンター4]
前記プリンター4は、前記サーバー1又は前記クライアント端末2から前記通信網5を介して入力される印刷データに含まれる情報を紙などのシートに印刷するカラープリンター又はモノクロプリンターである。具体的に、前記プリンター4は、前記服薬指導支援システム10において作成される後述のプロブレムリストなどの印刷に用いられる。
[サーバー1]
前記サーバー1は、制御部11、記憶部12、通信I/F13、表示装置14、操作装置15、及びドライブ装置16などを備えるパーソナルコンピュータである。なお、前記サーバー1は、前記服薬指導支援システム10が使用される病院又は薬局等の医療機関の外部に設けられてもよい。また、前記サーバー1は、スマートフォン又はタブレット端末などのモバイル端末であってもよい。
前記制御部11は、CPU、ROM、RAM、及びEEPROMなどの制御機器を有する。前記CPUは、各種の演算処理を実行するプロセッサーである。前記ROMは、前記CPUに各種の処理を実行させるための制御プログラムなどの情報が予め記憶される不揮発性の記憶部である。前記RAMは揮発性の記憶部、前記EEPROMは不揮発性の記憶部である。前記RAM及び前記EEPROMは、前記CPUが実行する各種の処理の一時記憶メモリー(作業領域)として使用される。そして、前記制御部11は、前記CPUを用いて、前記ROM、前記EEPROM、又は前記記憶部12に予め記憶された各種の制御プログラムに従って各種の処理を実行する。
前記記憶部12は、前記制御部11によって実行される各種のアプリケーションプログラム及び各種のデータが記憶されるハードディスク又はSSD等の不揮発性の記憶部である。具体的に、前記記憶部12には、プログラム記憶部121、マスター記憶部122、及び情報記憶部123が含まれる。
前記プログラム記憶部121は、後述の処方チェック処理(図4参照)及び服薬指導支援処理(図6参照)を前記制御部11に実行させるための服薬指導支援プログラムが記憶される記憶領域である。
前記マスター記憶部122は、薬品マスター、患者マスター、薬剤師マスター、処方箋区分マスター、診療科マスター、及び病棟マスターなどの各種のマスター情報が記憶される記憶領域である。例えば、前記薬品マスターには、各種の薬品について、薬品コード(YJコード等)、薬品名、JANコード、RSSコード、薬瓶コード、剤形、単位、比重、薬品種、配合変化、賦形薬品、注意事項などの情報が含まれる。前記患者マスターには、各患者について、例えば患者名、患者ID、性別、年齢、飲酒有無、喫煙有無、病名、及びアレルギーなどの情報が含まれる。また、前記患者マスターには、患者が妊婦又は授乳婦であるか否か等の診察時又は問診時に確認された各種の情報も含まれる。なお、前記制御部11は、前記マスター記憶部に記憶されている各種のマスター情報を、前記上位システム6から取得する情報に基づいて随時更新可能である。また、前記制御部11は、前記サーバー1又は前記クライアント端末2を用いたユーザー操作に応じて前記患者マスターなどを編集することも可能である。
前記情報記憶部123は、処方チェック情報D11、プロブレム情報D21、及びチェック結果情報D31などの各種の情報の記憶に用いられる記憶領域である。また、前記情報記憶部123には、前記上位システム6から取得される処方データも記憶される。なお、前記処方データには、患者ID、患者名、処方ID、処方発行日、処方内容(薬品の種別、投与量、用法)、担当医師、診療科、病棟などの情報が含まれる。前記薬品の種別は、薬品コード又は薬品名などの情報であり、前記投与量は、前記薬品の1回あたりの投与量又は投与量の合計などの情報であり、前記用法は、前記薬品の服用時期などの情報である。なお、前記制御部11は、前記サーバー1又は前記クライアント端末2に対するユーザー操作に応じて、前記処方チェック情報D11又は前記プロブレム情報D21の内容を編集することが可能である。
図2に示すように、前記処方チェック情報D11は、後述の処方チェックで用いられる情報であって、当該処方チェック情報D11には、処方データに基づく薬品の調剤前に確認されるべき複数のチェック項目が記憶されている。例えば、前記処方チェック情報D11には、処方チェックNo.「1」〜「5」に対応するチェック項目が含まれている。
また、図2では省略されているが、前記処方チェック情報D11には、前記チェック項目各々について適正であるか否かを判定するための判定情報が含まれる。そして、後述の処方チェックでは、前記処方データに含まれる薬品の種別、投与量、又は服用時期と、前記薬品の種別、投与量、又は服用時期について予め設定された判定情報と、に基づいて前記チェック項目に関する適否が判定される。そして、前記処方チェックにおいて前記チェック項目が適正でないと判定された場合にはエラーが存在すると判断され、当該エラーの内容(以下、「エラー内容」と称する)を含むチェック結果が出力される。また、一の前記チェック項目についてのエラー内容は一種類に限らず複数種類存在することがある。なお、本実施形態で説明する前記チェック項目は、前記処方チェックに対応する患者自身の情報に依存せず、前記処方データ及び前記判定情報のみに基づいて適否が判定可能な項目である。そのため、例えば患者の性別、年齢、疾病などに基づいて適否の判定が必要な項目は前記チェック項目に含まれない。
具体的に、前記チェック項目には、図2に示されるように、「相互作用」、「重複(同薬効、同薬品、同成分)」、「投与量」、「配合変化」、「服用区分」などの項目が含まれる。「相互作用」は、前記処方データに含まれる薬品の組み合わせに禁忌又は注意があるか否かに関するチェック項目である。「重複(同薬効、同薬品、同成分)」は、前記処方データに含まれる薬品の重複の有無に関するチェック項目である。「投与量」は、前記処方データに含まれる薬品の投与量が所定範囲内であるか否かに関するチェック項目である。「配合変化」は、注射薬品を混合する場合の異常の有無に関するチェック項目である。「服用区分」は、前記処方データに含まれる薬品の服用時期が当該薬品について予め設定された服用時期と一致するか否かに関するチェック項目である。
例えば、前記処方チェック情報D11では、「相互作用」の前記チェック項目について、相互作用に禁忌がある薬品の組み合わせを示す併用禁忌薬情報、及び、相互作用に注意がある薬品の組み合わせを示す併用注意薬情報が前記判定情報として記憶されている。そして、後述の処方チェックでは、前記処方データに対応する患者に処方される複数の薬品が前記併用禁忌薬情報に示された薬品の組み合わせを含む場合には、前記処方チェックの結果がエラーとなり、当該処方チェックのチェック結果に「併用禁忌」のエラー内容が含まれることになる。同様に、前記処方データに対応する患者に処方される複数の薬品が前記併用注意薬情報に示された薬品の組み合わせを含む場合は、前記処方チェックの結果がエラーとなり、当該処方チェックのチェック結果に「併用注意」のエラー内容が含まれることになる。なお、前記併用禁忌薬情報及び前記併用注意薬情報は、前記薬品マスターにおいて薬品ごとに記憶されていてもよい。
その他、前記処方チェック情報D11では、「投与量」の前記チェック項目について、薬品ごとの投与量の最大量及び最小量が前記判定情報として記憶されている。そして、後述の処方チェックでは、前記処方データに対応する患者に処方される薬品の投与量が前記最大量を超えている場合には、前記処方チェックの結果がエラーとなり、当該処方チェックのチェック結果に「投与量最大超過」のエラー内容が含まれることになる。また、前記投与量が前記最小量を下回っている場合には、前記処方チェックの結果がエラーとなり、当該処方チェックのチェック結果に「投与量最小超過」のエラー内容が含まれることになる。
図3に示されるように、前記プロブレム情報D21は、前記チェック結果におけるエラー内容と一又は複数の確認情報とが対応付けられた対応情報の一例である。前記確認情報は、前記処方データに基づいて調剤される薬品の服薬に関して薬剤師が確認するべき内容を示す文章などの情報である。
具体的に、前記プロブレム情報D21では、前記エラー内容ごとに前記確認情報が対応付けられている。例えば、図3に示される前記プロブレム情報D21では、「併用禁忌」のエラー内容に対応付けて、「併用薬の確認(併用禁忌)(対象薬品名称1、対象薬品名称2、・・・)」、「併用禁忌のため、投与の妥当性について検討が必要。」、「併用について医師に問い合せ、・・・となった。」などの複数の前記確認情報が記憶されている。一方、図3に示される前記プロブレム情報D21では、「併用注意」のエラー内容に対応付けて、「併用薬の確認(併用注意)(対象薬品名称1、対象薬品名称2、・・・)」、「併用注意だが、(@@)のため併用投与で問題なし」、「併用注意だが、・・・問題なし。」などの複数の前記確認情報が記憶されている。このように、前記プロブレム情報D21では、異なる前記エラー内容については、少なくとも一つ以上の異なる前記確認情報が対応付けられている。
また、前記制御部11は、前記確認情報に含まれる「(対象薬品名称1、対象薬品名称2、・・・)」の文章を提示する際には、当該文章に前記エラー内容の原因となった薬品名称を挿入して提示する。その他、前記制御部11は、例えば前記エラー内容の具体的な内容又は原因などに応じて前記確認情報を編集した上で提示してもよい。なお、前記プロブレム情報D21では、前記チェック結果における全てのエラー内容について、対応する前記確認情報が記憶されている必要はなく、予め設定された前記チェック項目又は前記エラー内容のみに対応する前記確認情報が記憶されていてもよい。
前記確認情報各々は、例えば「S」、「O」、「A」、「P」のような予め設定された複数の分類に分類されている。ここに、「S」は主観情報(Subjective Information)であって、患者が主観的に感じている症状などに関する情報である。「O」は客観情報(Objective Information)であって、身体診察、検査結果、及び処方データから得られる情報などである。「A」は評価情報(Assessment Information)であって、前記主観情報「S」及び前記客観情報「O」の情報から考えられる薬剤師としての評価などに関する情報である。「P」は計画情報(Plan Information)であって、投薬及び治療計画などに関する情報である。さらに、「P」の分類には、服薬指導又は服薬説明などに関する情報である教育計画(EP:Educational Plan)、患者の薬物治療に対しての介入計画(CP:Care Plan)、及び服薬の副作用の観察などに関する観察計画(OP:Observation Plan)などの分類が含まれる。なお、本実施形態では、前記確認情報がSOAPの4項目に分類されている場合を例に挙げて説明するが分類数はこれに限らない。
前記通信I/F13は、前記通信網5を介して前記クライアント端末2、前記調剤機器3、及び前記プリンター4などの外部機器との間で、予め定められた通信プロトコルに従って無線又は有線でデータ通信を実行するネットワークカード等を有する通信インターフェースである。
前記表示装置14は、前記制御部11からの制御指示に従って各種の情報を表示する液晶ディスプレイ又は有機ELディスプレイなどの表示部である。前記操作装置15は、前記サーバー1に各種の情報を入力するためにユーザーによって操作される操作部である。具体的に、前記操作装置15は、前記表示装置14に表示される各種の操作画面における入力操作を受け付けるキーボード及びマウス(ポインティングデバイス)を含む。また、前記操作装置15は、前記表示装置14に表示される各種の操作画面に対するタッチ操作を受け付けるタッチパネル、又は音声認識により各種情報の入力を受け付ける音声入力装置を含むものであってもよい。
前記ドライブ装置16は、前記服薬指導支援プログラムが記録されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体161から前記服薬指導支援プログラムを読み取ることが可能である。前記記録媒体161は、CD、DVD、BD、又はUSBメモリなどであり、前記ドライブ装置16は、CDドライブ、DVDドライブ、BDドライブ、又はUSBポートなどである。そして、前記サーバー1では、前記制御部11により、前記ドライブ装置16を用いて前記記録媒体161から読み取られた前記服薬指導支援プログラムが前記記憶部12の前記プログラム記憶部121にインストールされる。
そして、前記サーバー1の前記制御部11は、取得処理部111、提示処理部112、出力処理部113、編集処理部114などの各種の処理部を含む。具体的に、前記制御部11は、前記服薬指導支援プログラムに従って各種の処理を実行することにより前記各種の処理部として機能する。また、前記各種の処理部のいずれか一又は複数はASIC又はDSPなどの電子回路であってもよい。
前記取得処理部111は、前記処方チェック情報D11に基づいて、前記処方データについて複数のチェック項目に関する適否を判定する処方チェックを実行し、前記処方チェックのチェック結果を取得する。前記処方チェックでは、前記処方データについて前記処方チェック情報D11に含まれる前記チェック項目が前記判定情報に基づいて適正であるか否かが判定される。なお、前記取得処理部111は、前記処方チェックのチェック結果を取得可能であれば、例えば前記処方チェックを実行可能な前記上位システム6のような外部装置から前記通信網5を介して前記処方チェックのチェック結果を取得してもよい。
前記提示処理部112は、処方データに基づいて調剤される薬品の服薬に関する複数の確認情報のうち、前記処方チェックのチェック結果に対応する一又は複数の前記確認情報のみを提示する。具体的に、前記提示処理部112は、前記処方チェックのチェック結果におけるエラー内容と一又は複数の前記確認情報とが対応付けられた前記プロブレム情報D21に基づいて、複数の前記確認情報のうち前記処方チェックで発生したエラー内容に対応する一又は複数の前記確認情報のみを提示する。
前記出力処理部113は、前記提示処理部112により提示された前記確認情報から選択される一又は複数の前記確認情報を含むプロブレムリストを出力する。前記プロブレムリストは、薬剤師が、服薬指導業務において、患者による薬品の服用前又は服用後に、その薬品の服用状況及び患者の状態などを自己確認し又は患者に確認する業務において用いられる。具体的に、前記出力処理部113は、前記プロブレムリストを前記サーバー1又は前記クライアント端末2で表示させるための処理を実行することが可能である。また、前記出力処理部113は、前記プロブレムリストを前記プリンター4に印刷させるための処理を実行することも可能である。
ところで、前記プロブレムリストに含まれる確認情報が多くなるほど服薬指導業務の効率が低下する。そのため、前記プロブレムリストに含まれる確認情報は必要最小限であることが望ましい。これに対し、以下に説明するように、本実施形態に係る前記服薬指導支援システム10では、服薬指導業務を効率的に行うためのプロブレムリストを作成することが可能である。
前記編集処理部114は、前記提示処理部112により提示される前記確認情報をユーザー操作に応じて編集するための処理を実行する。そして、前記出力処理部113は、前記編集処理部114による編集後の前記確認情報を含むプロブレムリストを出力することが可能である。具体的に、複数の前記確認情報には、編集可能である第1確認情報と編集可能でない第2確認情報とが含まれる。例えば、前記第1確認情報は、前記確認情報の分類のうち「A」の評価情報、又は「P」の計画情報のいずれかに分類される。一方、前記第2確認情報は、前記確認情報の分類のうち「O」の客観情報、「A」の評価情報、又は「P」の計画情報のいずれかに分類される。即ち、前記編集処理部114は、前記確認情報の分類のうち「O」の客観情報に分類される前記確認情報については編集することができない。
なお、前記編集処理部114は、前記第1確認情報の全体を任意に編集可能であってもよいが、当該第1確認情報において予め設定された編集可能領域のみについて編集が可能であってもよい。
[クライアント端末2]
前記クライアント端末2は、制御部21、記憶部22、通信I/F23、表示装置24、操作装置25、及びドライブ装置26などを備えるパーソナルコンピュータである。前記クライアント端末2各々は、前記服薬指導支援システム10が使用される医療機関に配置され、薬剤師などのユーザーによって操作される操作端末である。特に、前記クライアント端末2は、前記医療機関の病棟に設けられ、前記病棟において服薬指導業務を行う薬剤師などによって使用されることが考えられる。なお、前記クライアント端末2は、スマートフォン又はタブレット端末などのモバイル端末であってもよい。
前記制御部21は、CPU、ROM、RAM、及びEEPROMなどの制御機器を有する。前記CPUは、各種の演算処理を実行するプロセッサーである。前記ROMは、前記CPUに各種の処理を実行させるための制御プログラムなどの情報が予め記憶される不揮発性の記憶部である。前記RAMは揮発性の記憶部、前記EEPROMは不揮発性の記憶部である。前記RAM及び前記EEPROMは、前記CPUが実行する各種の処理の一時記憶メモリー(作業領域)として使用される。そして、前記制御部21は、前記CPUを用いて、前記ROM、前記EEPROM、又は前記記憶部22に予め記憶された各種の制御プログラムに従って各種の処理を実行する。
前記記憶部22は、前記制御部21によって実行される各種のアプリケーションプログラム及び各種のデータが記憶されるハードディスク又はSSD等の不揮発性の記憶部である。具体的に、前記記憶部22には、オペレーティングシステム(OS)及びブラウザソフトなどのアプリケーションプログラムが記憶されるプログラム記憶部221が含まれる。前記ブラウザソフトは、前記通信網5を介して前記サーバー1にアクセスすることにより、前記表示装置24に各種の操作画面などを表示させると共に、前記操作装置25を用いた前記操作画面に対する入力操作を前記サーバー1に伝達するためのアプリケーションソフトウェアである。例えば、前記制御部21は、前記ブラウザソフトにより表示される操作画面の所定位置に、前記サーバー1に対応するURL(Universal Resource Locator)などのアドレス情報が入力された場合に、該アドレス情報に基づいて前記サーバー1にアクセスする。
前記通信I/F23は、前記通信網5を介して前記サーバー1、前記調剤機器3、及び前記プリンター4などの外部機器との間で、予め定められた通信プロトコルに従って無線又は有線でデータ通信を実行するネットワークカード等を有する通信インターフェースである。
前記表示装置24は、前記制御部21からの制御指示に従って各種の情報を表示する液晶ディスプレイ又は有機ELディスプレイなどの表示部である。前記操作装置25は、前記クライアント端末2に各種の情報を入力するためにユーザーによって操作される操作部である。具体的に、前記操作装置25は、前記表示装置24に表示される各種の操作画面における入力操作を受け付けるキーボード及びマウス(ポインティングデバイス)を含む。また、前記操作装置25は、前記表示装置24に表示される各種の操作画面に対するタッチ操作を受け付けるタッチパネル、又は音声認識により各種情報の入力を受け付ける音声入力装置を含むものであってもよい。
前記ドライブ装置26は、前記OS又は前記ブラウザソフトなどが記録されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体261から前記OS又は前記ブラウザソフトなどを読み取ることが可能である。前記記録媒体261は、CD、DVD、BD、又はUSBメモリなどであり、前記ドライブ装置16は、CDドライブ、DVDドライブ、BDドライブ、又はUSBポートなどである。前記クライアント端末2では、前記制御部21により、前記ドライブ装置26を用いて前記記録媒体261から読み取られた前記OS又は前記ブラウザソフトなどが前記記憶部22の前記プログラム記憶部221にインストールされる。
そして、前記服薬指導支援システム10では、ユーザーによる前記クライアント端末2の操作に応じて、前記プロブレムリストの作成、表示、及び印刷などが実行可能である。具体的に、本実施形態では、前記サーバー1及び前記クライアント端末2によりサーバクライアントシステムが構成されており、前記サーバー1が前記クライアント端末2のユーザー操作に応じて前記プロブレムリストの作成、表示、及び印刷などの各種の処理を実行する場合について説明する。即ち、前記クライアント端末2は、前記サーバー1の操作端末として利用され、以下に説明する「表示」、「操作」、「選択」、及び「入力」などは、前記クライアント端末2の前記表示装置24及び前記操作装置25を用いて行われる。
一方、前記サーバー1が前記表示装置14及び前記操作装置15を用いて前記プロブレムリストの表示及び印刷を実行することも可能であり、前記サーバー1単体を本発明に係る服薬指導支援システムとして捉えてもよい。さらに、前記クライアント端末2単体を本発明に係る服薬指導システムとして捉えてもよい。例えば、前記クライアント端末2に、前記服薬指導支援プログラムの一部又は全部がインストールされており、前記クライアント端末2の前記制御部21が、前記サーバー1から必要な情報を適宜取得して、本実施形態で説明する前記サーバー1と同様の処理を実行することも考えられる。また、前記サーバー1及び前記クライアント端末2が協働して本実施形態で説明する前記サーバー1と同様の処理を実行してもよい。
[処方チェック処理]
次に、図4を参照しつつ、前記サーバー1の前記制御部11によって実行される処方チェック処理について説明する。前記処方チェック処理は、例えば前記サーバー1が前記上位システム6から前記処方データを取得した際、前記処方データについて調剤が開始される際、又はユーザーによる前記処方データについての処方チェック要求時などに、当該処方データを処理対象として前記制御部11によって実行される。なお、前記処方チェック処理は、前記制御部11の前記取得処理部111によって実行される。
<ステップS11>
まず、ステップS11において、前記制御部11は、当該処方チェック処理の処理対象である処方データと前記情報記憶部123に記憶された前記処方チェック情報D11とに基づいて、前記チェック項目各々について適正であるか否かを判定する処方チェックを実行する。具体的に、前記制御部11は、前記処方データに基づいて、前記処方チェック情報D11の複数の前記チェック項目が適正であるか否かを前記判定情報に従って判定する。
<ステップS12>
そして、前記制御部11は、前記ステップS11で取得された前記処方チェックで全ての前記チェック項目について適正であると判断した場合(S12:Yes側)、処理をステップS13に移行させる。また、前記制御部11は、前記処方チェックで前記チェック項目のいずれかについて適正でないと判断した場合(S12:No側)、処理をステップS121に移行させる。
<ステップS13>
ステップS13において、前記制御部11は、前記ステップS11における前記処方チェックのチェック結果をチェック結果情報D31として前記処方データに対応付けて前記情報記憶部123に記録する。これにより、前記制御部11は、後述の服薬指導支援処理(図6参照)において、前記情報記憶部123に記憶されている前記チェック結果情報D31を参照し、前記処方データについての前記処方チェックのチェック結果を把握することが可能である。
<ステップS14>
その後、ステップS14において、前記制御部11は、前記処方データに基づく薬品の調剤を開始するための調剤制御処理を実行し、当該処方チェック処理を終了する。例えば、前記制御部11は、前記処方データに基づいて前記調剤機器3各々に対応する調剤用データを生成し、前記記憶部12に確保された予め定められた共有データフォルダに記憶する。これにより、前記調剤機器3各々は、前記共有データフォルダから前記調剤用データを取得し、前記調剤用データに基づいて薬品の調剤を実行する。また、前記制御部11は、薬剤師が前記処方データに基づいて薬品をピッキングするために必要なピッキング情報を前記プリンター4で印刷し、又は前記ピッキング情報をピッキング作業で用いられるピッキング補助装置などに送信することも考えられる。
<ステップS121>
一方、前記処方チェックで前記チェック項目のいずれかが適正でないと判断した場合(S12:No側)、続くステップS121において、前記制御部11は、予め定められたエラー報知処理を実行する。具体的に、前記エラー報知処理では、前記処方データにエラーが存在する旨の警告が、前記処方データに基づく薬品の調剤が行われる調剤室に設置された前記クライアント端末2の前記表示装置24などに表示される。また、前記処方データにエラーが存在する旨が前記上位システム6に報知されてもよい。
<ステップS122>
ステップS122において、前記制御部11は、前記ステップS11における前記処方チェックのチェック結果を前記チェック結果情報D31として前記処方データに対応付けて前記情報記憶部123に記録し、当該処方チェック処理を終了する。ここに、図5は、一つの前記処方データに対応する前記チェック結果情報D31の一例を示す図である。図5に示すように、前記チェック結果情報D31には、「患者ID」、「処方チェック日付」、「処方チェックNo.」、「チェック結果」、及び「エラー内容」などの情報が含まれる。そして、図5に示す前記チェック結果情報D31には、患者IDが「00000001」であり、処方チェック日付が「2019/1/10」である処方データについて、前記処方チェックNo.「1」、「2」に対応する前記チェック項目のチェック結果が「エラー(不適正)」であり、エラー内容がそれぞれ「併用禁忌」、「併用注意」である旨の情報が含まれている。なお、図5に示す前記チェック結果情報D31では、同じ前記処方データについて、前記処方チェックNo.「2」、「3」、「4」、及び「5」に対応する前記チェック項目のチェック結果は「OK(適正)」である旨の情報が含まれている。
[服薬指導支援処理]
次に、図6を参照しつつ、前記サーバー1の前記制御部11によって実行される服薬指導支援処理について説明する。なお、本発明は、前記服薬指導支援処理を実行することにより薬剤師の服薬指導業務を支援するための服薬指導支援方法の発明又は前記サーバー1に前記服薬指導支援方法を実行させるための服薬指導支援プログラムとして捉えてもよい。
なお、前記制御部11は、前記処方データに基づいて調剤された薬品を服用する患者が入院する病棟などに配置された前記クライアント端末2を用いて前記服薬指導支援プログラムを実行するための予め定められたユーザー操作が行われた場合に前記服薬指導支援処理を実行する。
<ステップS21>
まず、ステップS21において、前記制御部11は、当該服薬指導支援処理の対象となる患者(以下、「対象患者」と称する)を選択するための処理を実行する。具体的に、前記制御部11は、対象患者を選択するための患者一覧画面などを表示させ、当該患者一覧画面などにおけるユーザー操作に応じて対象患者を選択する。
<ステップS22>
ステップS22において、前記制御部11は、前記対象患者に対応する前記チェック結果情報D31を取得する。なお、ここで取得される前記チェック結果情報D31は、予め設定された特定時期に前記対象患者に発行された前記処方データに対応する前記処方チェックのチェック結果である。例えば、前記特定時期は、過去の全期間、現在から過去の3ヶ月間、又は処方データの最後の発行日などである。
また、前記制御部11は、前記ステップS21〜S22に代えて、特定の前記処方データがユーザー操作によって選択された場合に、当該処方データに対応する患者を対象患者として選択肢、当該処方データについての前記処方データのチェック結果情報D31を取得してもよい。
<ステップS23>
ステップS23において、前記制御部11は、前記ステップS22で取得された前記チェック結果情報D31が示すチェック結果にエラー内容が含まれるか否かを判断する。ここで、前記チェック結果に前記エラー内容が含まれていると判断すると(S23:Yes)、処理がステップS24に移行し、前記チェック結果に前記エラー内容が含まれていないと判断すると(S23:No)、処理がステップS25に移行する。
<ステップS24>
ステップS24において、前記制御部11は、前記処方データに基づいて調剤される薬品の服用に関する複数の前記確認情報のうち、前記ステップS22で取得された前記チェック結果情報D31が示すチェック結果に対応する前記確認情報を特定する。具体的に、前記制御部11は、前記プロブレム情報D21に基づいて、複数の前記確認情報のうち、前記チェック結果に含まれるエラー内容に対応する前記確認情報のみを抽出する。
例えば、前記エラー内容が「併用禁忌」である場合には、図3に示される前記プロブレム情報D21に基づいて、分類が「O」である一つの確認情報と、分類が「A」である一つの確認情報と、分類が「CP」である五つの確認情報とが抽出される。また、前記エラー内容が「併用注意」である場合には、図3に示される前記プロブレム情報D21に基づいて、分類が「O」である一つの確認情報と、分類が「A」である三つの確認情報と、分類が「CP」である四つの確認情報とが抽出される。なお、前記チェック結果情報D31に含まれる前記エラー内容が前記プロブレム情報D21で前記確認情報に対応付けられていない場合には、当該ステップS24において前記チェック結果に対応する前記確認情報がないと判断される。
<ステップS25>
ステップS25において、前記制御部11は、前記プロブレムリストを作成するための管理画面P1を前記クライアント端末2の表示装置24に表示する。特に、前記制御部11は、前記ステップS24において前記確認情報が特定されている場合には、当該確認情報を前記管理画面P1に提示する提示ステップを実行する。ここに、前記提示ステップは、前記制御部11の提示処理部112によって実行される。
ここに、図7は、前記管理画面P1の一例を示す図である。図7に示されるように、前記制御部11は、前記管理画面P1に、各種の情報が表示される表示領域A11、A21、A22、A23、ユーザー操作を受け付けるための操作キーK11、K12、K13、K14などを表示させる。
前記表示領域A11は、前記対象患者の情報が表示される領域である。例えば、前記表示領域A11には、前記患者マスター及び前記処方データに基づいて、前記対象患者のID、氏名、性別、年齢、病棟、診療科などの情報が表示される。なお、前記表示領域A11では、前記対象患者の服薬指導に関する情報として、指導日、指導者、記入日などの情報が入力可能である。
前記表示領域A21は、前記対象患者の過去にプロブレムリストが表示可能な表示領域である。前記制御部11は、ユーザー操作に応じて、過去に作成された任意のプロブレムリストを当該表示領域A21に表示させる。
前記表示領域A22は、前記対象患者について作成する前記プロブレムリストの現在の編集状況が表示される表示領域である。また、前記表示領域A221には、現在作成中の前記プロブレムリストに含まれる前記確認情報各々についての確認の有無を記録するための操作部A221が表示されている。前記制御部11は、前記操作部A221の操作に応じて前記確認情報各々の確認状況を確認済と未確認とに切り替える。
前記表示領域A23は、前記表示領域A22に表示される前記プロブレムリストの編集に用いられる表示領域である。具体的に、前記制御部11は、前記プロブレム情報D21に含まれる複数の前記確認情報のうち前記ステップS24で前記エラー内容に対応する前記確認情報として特定された一又は複数の前記確認情報のみを選択候補として前記表示領域A23に表示させる。なお、前記チェック結果情報D31に前記エラー内容が含まれていない場合、即ち前記処方チェックでエラーが発生しなかった場合(S23:No)には、前記表示領域A23には前記確認情報が表示されない。同様に、前記チェック結果情報D31に前記エラー内容が含まれている場合(S23:Yes)であっても、当該エラー内容が前記チェック結果情報D31において前記確認情報に対応付けられていないエラー内容である場合にも、前記表示領域A23には前記確認情報が表示されない。なお、前記表示領域A23に前記確認情報が表示されない場合には、確認するべき前記確認情報がない旨を示唆する特定のメッセージが前記表示領域A23に表示されてもよい。
また、前記表示領域A23には、当該表示領域A23に提示された前記確認情報各々について前記プロブレムリストに含めるか否かを選択するための操作部A231が前記確認情報各々に対応付けて表示される。また、前記表示領域A23には、当該表示領域A23における操作内容を前記表示領域A22に反映させるための操作キーK231が表示される。そして、前記制御部11は、前記操作部A231の操作に応じて前記プロブレムリストに含める確認情報を選択する。また、前記制御部11は、前記操作キーK231の操作に応じて、前記表示領域A23で現在選択されている前記確認情報を前記表示領域A22に反映させる。即ち、ユーザーは、多数の前記確認情報のうち前記エラー内容に対応する前記確認情報のみが選択候補として提示された状態で、前記プロブレムリストに含める確認情報を選択することが可能である。
また、前記制御部11は、前記表示領域A23に表示される前記確認情報のうち編集可能な前記第1確認情報であって、文章内に「(@@)」のような特定文字が含まれる確認情報については、当該特定文字の部分をユーザー操作に応じて編集する編集処理を実行することが可能である。なお、当該編集処理は前記制御部11の編集処理部114によって実行される。一方、前記制御部11は、前記表示領域A23に表示されている前記確認情報のうち、編集可能でない前記第2確認情報、又は、前記第1確認情報であっても文章内に「(@@)」の特定文字が含まれていない確認情報については、当該確認情報の編集を受け付けない。なお、本実施形態では、前記表示領域A23において前記確認情報における前記特定文字の領域が編集可能である場合について説明するが、前記制御部11は、前記確認情報が前記表示領域A22に表示された状態で前記特定文字の領域を編集可能であってもよい。
例えば、図5に示されるように前記チェック結果情報D31に含まれるエラー内容が「併用禁忌」及び「併用注意」である場合には、図7に示されるように、「併用禁忌」、「併用注意」に対応する前記確認情報が前記表示領域A23に提示される。なお、図7は、特定の患者について、同時期に服用する一又は複数の処方データに、「メナテトレノンカプセル15mg」、「カロナール細粒20%」、「ワーファリン錠1mg」、の3種類の薬品が含まれる場合の表示例である。
具体的に、前記エラー内容に「併用禁忌」が含まれているため、図7に示されるように、前記表示領域A23では、前記プロブレム情報D21において「併用禁忌」のエラー内容に対応付けて記憶されている、分類が「O」である一つの確認情報と、分類が「A」である一つの確認情報と、分類が「CP」である五つの確認情報とが表示される。また、前記エラー内容に「併用注意」が含まれているため、図7に示されるように、前記表示領域A23には、前記プロブレム情報D21において「併用注意」のエラー内容に対応付けて記憶されている、分類が「O」である一つの確認情報と、分類が「A」である三つの確認情報と、分類が「CP」である四つの確認情報とが表示される。
このように、前記制御部11は、前記表示領域A23に、「併用禁忌」及び「併用注意」各々のエラー内容に対応する前記確認情報のみを提示し、他の前記確認情報を提示しない。従って、前記表示領域A23では、前記エラー内容に関係なく多数の前記確認情報が表示される場合に比べて、前記プロブレムリストの作成に必要な選択候補が絞り込まれているため、ユーザーが前記確認情報を選択するための作業効率が高くなる。
なお、例えば前記チェック結果情報D31に「併用禁忌」のエラー内容のみが含まれる場合には、図8に示されるように、前記プロブレム情報D21おいて「併用禁忌」のエラー内容に対応付けて記憶されている前記確認情報のみが前記表示領域A23で提示される。また、例えば前記チェック結果情報D31に「併用注意」のエラー内容のみが含まれる場合には、図9に示されるように、前記プロブレム情報D21において「併用注意」のエラー内容に対応付けて記憶されている、分類が「O」である一つの確認情報、分類が「A」である三つの確認情報、及び分類が「CP」である四つの確認情報のみが前記表示領域A23で提示される。即ち、前記制御部11は、前記エラー内容が前記併用禁忌である場合と前記併用禁忌である場合とで異なる前記確認情報を提示する。なお、ここでは、「相互作用」の前記チェック項目について、「併用禁忌」又は「併用注意」の異なるエラー内容が前記チェック結果情報D31に含まれる場合に異なる前記確認情報が提示される場合を例に挙げて説明した。一方、前記チェック結果D31に、「相互作用」又は「長期投与制限」のような異なる前記チェック項目のエラー内容が含まれる場合に異なる前記確認情報が提示されてもよい。
そして、前記制御部11は、前記表示領域A23において前記確認情報のいずれか一又は複数を選択する操作が前記操作部A231に対して行われた後、前記操作キーK231が操作されると、前記表示領域A23で前記操作部A231によって選択されている前記確認情報を前記表示領域A22に表示されるプロブレムリストに追加する。
また、前記制御部11は、前記表示領域A23において、複数の前記確認情報が選択された場合であって、当該確認情報の組み合わせが予め設定された特定の組み合わせである場合に、特定のメッセージを報知する報知処理を実行してもよい。例えば、前記特定の報知処理では、前記表示装置24に前記確認情報の組み合わせの再確認を促すメッセージが表示される。これにより、例えば矛盾する組み合わせなどの予め設定された前記特定の組み合わせで前記確認情報が選択されることを抑止することが可能である。
なお、前記制御部11は、前記管理画面P1の前記操作キーK11が操作されると、前記表示領域A22で選択中の前記確認情報を当該表示領域A22から消去する。また、前記制御部11は、前記管理画面P1の前記操作キーK12が操作されると、前記表示領域A22に表示されている前記確認情報各々を含むプロブレムリストを前記表示領域A21に履歴として表示するための情報を前記情報記憶部123に記憶する。さらに、前記制御部11は、前記管理画面P1の前記操作キーK14が操作されると、前記表示領域A22に表示されている前記プロブレムリストを、前記操作部A221の選択状態に応じた前記確認情報の確認有無の状況と共に前記情報記憶部123に記憶する。
<ステップS26>
その後、ステップS26において、前記制御部11は、前記プロブレムリストの出力要求が行われたか否かを判断する。具体的に、前記制御部11は、前記管理画面P1において前記操作キーK13が操作された場合に前記出力要求が行われたと判断し(S26:Yes側)、処理をステップS27に移行させる。また、前記出力要求が行われていない場合(S26:No側)、前記制御部11は処理をステップS26で待機させ、前記管理画面P1における前記プロブレムリストの編集操作を受け付ける。なお、前記服薬指導支援処理の実行中に前記管理画面P1を閉じるための操作が行われた場合、前記制御部11は、前記服薬指導支援処理を終了する。
<ステップS27>
ステップS27において、前記制御部11は、前記管理画面P1の現在の状態を仮登録情報として前記情報記憶部123に記憶させる。例えば、前記仮登録情報には、前記表示領域A22に表示されている前記確認情報及び当該確認情報の選択状態、前記表示領域A23に表示されている前記確認情報、当該確認情報の編集内容、及び当該確認情報の選択状態などが含まれる。
<ステップS28>
ステップS28において、前記制御部11は、前記プロブレムリストを出力する出力ステップを実行する。なお、係る出力ステップは、前記制御部11の出力処理部113によって実行される。具体的に、前記制御部11は、前記表示領域A22の表示内容に基づいて前記プロブレムを印刷するための印刷画面を表示させ、ユーザーによる所定の印刷開始操作に応じて前記プロブレムリストを前記プリンター4に出力して印刷する。
ここに、図10は前記プロブレムリストが印刷されたシートP2の一例を示している。図10に示されるように、前記シートP2には、前記操作キーK13が操作されたときに前記表示領域A22に表示されている前記確認情報を含むプロブレムリストが印刷される。なお、前記シートP2において、前記確認情報各々には、当該確認情報の分類、及び当該確認情報の確認の有無を記入するチェック欄などが対応付けて記載されている。
なお、前記クライアント端末2がスマートフォン又はタブレット端末などのモバイル端末である場合には、薬剤師が前記クライアント端末2の前記表示装置24を参照しながら前記プロブレムリストに従った確認作業を行うことも考えられる。この場合、前記ステップS28では、前記クライアント端末2に前記シートP2と同様の内容を表示するための表示処理が実行される。また、前記ステップS28における出力処理の内容は、印刷又は表示に限らず、メール等によるデータ送信、記憶部12への記憶などの他の出力態様であってもよい。
以上、説明したように、前記服薬指導支援システム10では、前記プロブレムリストを作成する際に、複数の前記確認情報のうち前記処方チェックにおけるエラー内容に対応する前記確認情報のみが提示される。従って、ユーザーは、前記プロブレムリストの作成時に、不要な前記確認情報の提示が省略されており、必要な前記確認情報のみが提示された状態で、当該確認情報を選択して前記プロブレムリストを作成することができ、前記プロブレムリストの作成作業を効率的に行うことができる。
1 :サーバー
11:制御部
12:記憶部
13:通信I/F
14:表示装置
15:操作装置
16:ドライブ装置
2 :クライアント端末
21:制御部
22:記憶部
23:通信I/F
24:表示装置
25:操作装置
26:ドライブ装置
3 :調剤機器
4 :プリンター
10:服薬指導支援システム

Claims (9)

  1. 処方データに基づいて調剤される薬品の服薬に関する複数の確認情報のうち、前記処方データについて複数のチェック項目に関する適否を判定する処方チェックのチェック結果に対応する一又は複数の前記確認情報のみを提示する提示処理部と、
    前記提示処理部により提示された前記確認情報から選択される一又は複数の前記確認情報を含むリストを出力する出力処理部と、
    を備える服薬指導支援システム。
  2. 前記処方チェックでは、前記処方データに含まれる薬品の種別、投与量、又は服用時期と、前記薬品の種別、投与量、又は服用時期について予め設定された判定情報と、に基づいて前記チェック項目に関する適否が判定される、
    請求項1に記載の服薬指導支援システム。
  3. 前記提示処理部は、前記チェック結果におけるエラー内容と一又は複数の前記確認情報とが対応付けられた対応情報に基づいて、複数の前記確認情報のうち前記処方チェックで発生したエラー内容に対応する一又は複数の前記確認情報のみを提示する、
    請求項1又は2に記載の服薬指導支援システム。
  4. 前記エラー内容の種類には、前記処方データに対応する患者に処方されている複数の薬品についての併用禁忌及び併用注意が少なくとも含まれており、
    前記提示処理部は、前記エラー内容が前記併用禁忌である場合と前記併用禁忌である場合とにおいて少なくとも一つ以上の異なる前記確認情報を提示する、
    請求項3に記載の服薬指導支援システム。
  5. 前記提示処理部により提示される前記確認情報をユーザー操作に応じて編集する編集処理部を更に備え、
    前記出力処理部は、前記編集処理部による編集後の前記確認情報を含むリストを出力可能である、
    請求項1〜4のいずれかに記載の服薬指導支援システム。
  6. 複数の前記確認情報には、編集可能である第1確認情報と編集可能でない第2確認情報とが含まれ、
    前記編集処理部は、前記第1確認情報において予め設定された編集可能領域について編集が可能である、
    請求項5に記載の服薬指導支援システム。
  7. 前記第1確認情報は、評価情報又は計画情報のいずれかに分類された情報であり、前記第2確認情報は、客観情報、前記評価情報又は前記計画情報のいずれかに分類された情報である、
    請求項6に記載の服薬指導支援システム。
  8. 前記出力処理部は、予め設定された特定の組み合わせで前記確認情報が選択された場合に特定のメッセージを報知する、
    請求項1〜7のいずれかに記載の服薬指導支援システム。
  9. 処方データに基づいて調剤される薬品の服薬に関する複数の確認情報のうち、前記処方データについて複数のチェック項目に関する適否を判定する処方チェックのチェック結果に対応する一又は複数の前記確認情報のみを提示する提示ステップと、
    前記提示ステップにより提示された前記確認情報から選択される一又は複数の前記確認情報を含むリストを出力する出力ステップと、
    をコンピュータに実行させるための服薬指導支援プログラム。
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