JP7088441B1 - 服薬管理装置、服薬管理方法、及びプログラム - Google Patents

服薬管理装置、服薬管理方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

服薬管理装置(10)は、取得部(110)及び記録処理部(120)を備えている。取得部(110)は、第1情報を取得する。第1情報は、対象者が薬を飲む際又は薬を飲んだ後に生成された情報であって、対象者及び薬の少なくとも一方に関している。記録処理部(120)は、第1情報を用いて、対象者が前記薬を飲んだことを記録するための第1処理を行う。記憶処理部(120)は、第1処理において、第1情報の少なくとも一部を記憶部に記憶させてもよい。

Description

本発明は、服薬管理装置、服薬管理方法、及びプログラムに関する。
薬の誤飲を防ぐことは重要である。例えば特許文献1には、画像処理を用いることにより、ある利用者に対応付けられた医薬品が他の利用者に用いられることを抑制するための情報処理装置が記載されている。具体的には、介護士などは、介護施設を利用している利用者の顔画像を撮影するとともに、医薬品の入れ物に貼付された一次元コード又は二次元コードを撮影する。そして介護士は、これらの画像を情報処理装置に送信する。情報処理装置は、これらの画像を処理することにより、一次元コード又は二次元コードに対応する医薬品が、顔画像が示す利用者に対応付けられているか否かを判断する。
なお、特許文献2には、錠剤をカップに投与する錠剤ディスペンサーに関する技術が記載されている。具体的には、プロセッサは、カップを撮影した画像を処理することにより、錠剤がカップに投与されたこと、及びこの錠剤がカップからなくなったことを判定する。ここで、特許文献2には、錠剤がカップからなくなったことは、服薬が行われたことを判定する際に用いられる、と記載されている。
また特許文献3には、薬剤ディスペンサーに、薬剤が使用者の口の中に分配されたかどうかを検出するためのセンサーを設けることが記載されている。
特開2020-86722号公報 特表2015-505259号公報 特表2014-528780号公報
服薬されるタイミングにおいて、多くの薬は対象者別に予め取り分けられている。服薬履歴を管理するためには、対象者別に予め取り分けられた薬の服用が完了したことを示す情報を、少ない労力で記録する必要がある。
本発明の目的の一例は、対象者別に予め取り分けられた薬の服用が完了したことを示す情報を、少ない労力で記録することにある。
本発明の一態様によれば、対象者が薬を飲む際又は薬を飲んだ後に生成された情報であって、前記対象者及び前記薬の少なくとも一方に関する第1情報と、前記対象者が前記薬を飲む前に生成される情報であって、前記対象者及び前記薬を特定する第2情報と、を取得する取得手段と、
前記第2情報を取得してから所定時間が経過するまでに前記第1情報を取得した時に、前記第1情報を用いて、前記対象者が前記薬を飲んだことを記録するための第1処理を行う記録処理手段と、
を備える服薬管理装置が提供される。
本発明の一態様によれば、コンピュータが、
対象者が薬を飲む際又は薬を飲んだ後に生成された情報であって、前記対象者及び前記薬の少なくとも一方に関する第1情報と、前記対象者が前記薬を飲む前に生成される情報であって、前記対象者及び前記薬を特定する第2情報と、を取得する取得処理と、
前記第2情報を取得してから所定時間が経過するまでに前記第1情報を取得した時に、前記第1情報を用いて、前記対象者が前記薬を飲んだことを記録するための第1処理を行う記録処理と、
を行う服薬管理方法が提供される。
本発明の一態様によれば、コンピュータに、
対象者が薬を飲む際又は薬を飲んだ後に生成された情報であって、前記対象者及び前記薬の少なくとも一方に関する第1情報と、前記対象者が前記薬を飲む前に生成される情報であって、前記対象者及び前記薬を特定する第2情報と、を取得する取得機能と、
前記第2情報を取得してから所定時間が経過するまでに前記第1情報を取得した時に、前記第1情報を用いて、前記対象者が前記薬を飲んだことを記録するための第1処理機能と、
を持たせるプログラムが提供される。
本発明の一態様によれば、対象者別に予め取り分けられた薬の服用が完了したことを示す情報を、少ない労力で記録できる。
上述した目的、およびその他の目的、特徴および利点は、以下に述べる好適な実施の形態、およびそれに付随する以下の図面によってさらに明らかになる。
第1実施形態に係る服薬管理装置の使用環境を説明するための図である。 服薬管理装置の機能構成の一例を示す図である。 作業者記憶部が記憶している情報の一例を示す図である。 対象者記憶部が記憶している情報の一例を示す図である。 服薬管理装置のハードウェア構成例を示す図である。 服薬管理装置及び端末が行う処理の一例を示すフローチャートである。 図6のステップS40の第1例を示すフローチャートである。 図6のステップS40の第2例を示すフローチャートである。 図6の第1変形例を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。尚、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
(第1実施形態)
図1は、本実施形態に係る服薬管理装置10の使用環境を説明するための図である。服薬管理装置10は、対象者が服薬したことを管理する装置であり、端末20と共に使用される。対象者は、例えば介護施設や病院などの施設の利用者、在宅介護サービスの利用者、又は相続確認の利用者であるが、これらに限定されない。なお、相続確認は、施設の利用者や在宅介護の利用者が、施設又は在宅介護の運営者が遺産の相続の内容を管理する場合において、その内容を本人に確認してもらうことである。端末20は、施設に勤務している人、例えば介護士や看護師に操作される。以下、この人を作業者と記載する。
作業者は、対象者が飲むべき薬を準備する。薬は、予め、一回ごとに服用する量に個別の包装に分けられている。ここで、対象者が一回に複数種類の薬を服用する必要がある場合、一つの包装にこれら複数の薬が入っていてもよいし、複数の薬が個別に包装されていてもよい。
薬の包装には識別マーカが付与されている。この識別マーカの一例はバーコードや二次元コードである。この識別マーカは、その包装に入っている薬を特定する情報、及びその薬を飲むべき対象者を特定する情報の少なくとも一方を含んでいる。また識別マーカは、対象者及び服薬タイミングの組み合わせ別に生成されていてもよい。
作業者は、対象者に薬を飲ませると、端末20を用いて服薬管理装置10に第1情報を送信する。第1情報は、対象者が薬を飲む際又は薬を飲んだ後に生成された情報であって、対象者及び薬の少なくとも一方に関している。一例として、第1情報は、第1画像、及び、この第1画像に含まれる識別マーカに関する情報の少なくとも一方を含んでいる。第1画像は、薬の包装を撮影することにより生成されている。また識別マーカに関する情報の一例は、バーコードや二次元コードをデコードした情報である。第1情報の他の例については、後述する。ここで第1画像の撮影タイミングは、例えば薬を服用した後であるが、薬を服用している間であってもよい。
服薬管理装置10は、端末20から送信された第1情報を用いて、対象者が薬を飲んだことを記録するための処理を行う。以下、この処理を第1処理と記載する。第1処理は、例えば第1情報の少なくとも一部を記憶部に記憶させること、服用された薬の種類を特定すること、及び服用した対象者を特定すること、の少なくとも一つを含んでいる。記憶部の一例は、後述する対象者記憶部140である。第1処理の詳細例については、後述する。
なお、服薬管理装置10は複数の端末20と通信することができる。言い換えると、服薬管理装置10は、複数の作業者に対応することができる。
図2は、服薬管理装置10の機能構成の一例を示す図である。服薬管理装置10は、取得部110及び記録処理部120を備えている。
取得部110は、端末20から第1情報を取得する。第1情報は、上記したように、対象者が薬を飲む際又は薬を飲んだ後に生成された情報であって、対象者及び薬の少なくとも一方に関している。第1情報は、例えば、薬の外観画像、薬の包装の画像、包装に付与された識別マーカ、この識別マーカをデコードした情報(以下、デコード情報と記載)、対象者の生体情報、対象者の顔画像、端末20の位置情報、対象者が薬を飲むときの画像又は動画、並びに、対象者が薬を飲む際又は薬を飲んだ後に対象者が生成した音声(例えば薬を服用したことを示す発話内容)の少なくとも一つを含んでいる。以下、識別マーカをデコードした情報をデコード情報と記載する。また、対象者が生成した音声の一例は、薬を服用したことを示す発話内容、及び薬を飲み込むときの音である。ここで生体情報は、例えば顔情報、指紋情報、虹彩情報、及び静脈情報の少なくとも一つを含んでいる。なお、第1情報が対象者が薬を飲むときの動画を含んでいた場合、端末20は、その動画をリアルタイムで処理し、服薬が行われたか否かを判断してもよい。この場合、第1情報は、対象者が薬を飲むときの動画の代わりに、又はこの動画と共に、服薬が行われたことを示す情報を含んでいてもよい。
記録処理部120は第1処理を行う。第1処理は、上記したように、第1情報を用いて、対象者が薬を飲んだことを記録するための処理である。第1処理の具体例については、他の図を用いて後述する。
取得部110及び記録処理部120は、作業者記憶部130及び対象者記憶部140を利用することができる。作業者記憶部130は、作業者に関する情報を記憶しており、対象者記憶部140は対象者に関する情報を記憶している。本図に示す例において、作業者記憶部130及び対象者記憶部140は服薬管理装置10の一部となっている。ただし作業者記憶部130及び対象者記憶部140の少なくとも一方は、服薬管理装置10の外部に位置していてもよい。
また服薬管理装置10は、端末20との通信を開始する際、その端末20を使用している作業差者の認証処理を行う。この認証処理には、例えば作業者記憶部130に記憶されている情報及び作業者の生体情報が用いられる。
図3は、作業者記憶部130が記憶している情報の一例を示す図である。作業者記憶部130は、作業員別に、その作業員の詳細情報を記憶している。詳細情報は、例えば、その作業員を認証するためのマスター生体情報及び氏名を含んでいる。マスター生体情報の一例は、マスター顔画像である。作業者記憶部130は、さらに、作業員別に、その作業員が担当すべき対象者を示す情報を記憶していてもよい。対象者を示す情報の一例は、対象者の識別情報、例えば文字及び数字の列からなるIDである。
図4は、対象者記憶部140が記憶している情報の一例を示す図である。対象者記憶部140は、対象者別に、氏名、生体情報、及び服薬履歴を記憶している。生体情報の一例は、顔情報であるが、指紋情報や静脈情報など、他の生体情報であってもよい。なお、生体情報は、対象者記憶部140とは異なる記憶部に記憶されていてもよい。対象者記憶部140は、さらに、対象者の識別情報を記憶していてもよい。
服薬履歴は、服薬タイミング及び飲んだ薬の情報を含んでいる。ここでの服薬タイミングの一例は、日時である。飲んだ薬の情報は、薬の種類及び量を含んでいてもよい。また識別マーカが対象者及び服薬タイミングの組み合わせ別に生成されている場合、飲んだ薬の情報は、その薬の包装に付与されていた識別マーカ又はこれをデコード情報であってもよい。この服薬履歴を用いると、対象者が予め定められたとおりに服薬を行っているか否かを確認できる。
なお、服薬履歴は、さらに、第1情報の少なくとも一部、好ましくは全部を含んでいてもよい。例えば服薬履歴に対象者の顔画像が含まれている場合、服薬管理装置10は、この顔画像を用いて対象者の体調管理を行うこともできる。また服薬管理装置10は、対象者別に、その対象者の家族の連絡先を記憶している場合、対象者の状況として、この顔画像を家族の連絡先に送信してもよい。連絡先の一例は、メールアドレス又はSNSのアカウント情報である。
また、服薬管理装置10は、さらに、包装に取り分けられた状態の薬を施設に運んできた人、又は薬を包装した人を特定する情報を、その薬の包装の識別マーカに紐づけて記憶していてもよい。薬を施設に運んできた人の一例は薬局の従業員であり、薬を包装した人の一例は薬剤師である。服薬管理装置10は、さらに、包装された薬を施設が受け入れる場合、薬を施設に運んできた人、又は薬を包装した人の認証処理を行ってもよい。
図5は、服薬管理装置10のハードウェア構成例を示す図である。服薬管理装置10は、バス1010、プロセッサ1020、メモリ1030、ストレージデバイス1040、入出力インタフェース1050、及びネットワークインタフェース1060を有する。
バス1010は、プロセッサ1020、メモリ1030、ストレージデバイス1040、入出力インタフェース1050、及びネットワークインタフェース1060が、相互にデータを送受信するためのデータ伝送路である。ただし、プロセッサ1020などを互いに接続する方法は、バス接続に限定されない。
プロセッサ1020は、CPU(Central Processing Unit) やGPU(Graphics Processing Unit)などで実現されるプロセッサである。
メモリ1030は、RAM(Random Access Memory)などで実現される主記憶装置である。
ストレージデバイス1040は、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、メモリカードなどのリムーバブルメディア、又はROM(Read Only Memory)などで実現される補助記憶装置である。ストレージデバイス1040は服薬管理装置10の各機能を実現するプログラムモジュールを記憶している。服薬管理装置10の機能の一例は、取得部110、記録処理部120、及び第2実施形態で示す認証部150である。プロセッサ1020がこれら各プログラムモジュールをメモリ1030上に読み込んで実行することで、そのプログラムモジュールに対応する各機能が実現される。また、ストレージデバイス1040は作業者記憶部130及び対象者記憶部140としても機能する。
入出力インタフェース1050は、服薬管理装置10と各種入出力機器とを接続するためのインタフェースである。
ネットワークインタフェース1060は、服薬管理装置10をネットワークに接続するためのインタフェースである。このネットワークは、例えばLAN(Local Area Network)やWAN(Wide Area Network)である。ネットワークインタフェース1060がネットワークに接続する方法は、無線接続であってもよいし、有線接続であってもよい。例えば服薬管理装置10は、ネットワークインタフェース1060を介して端末20と通信する。
図6は、服薬管理装置10及び端末20が行う処理の一例を示すフローチャートである。本図に示す処理の前に、服薬管理装置10及び端末20は、予め、作業者の認証処理を行っている。この処理の一例は服薬管理装置10へのログイン処理であり、例えば、以下のように行われる。まず、端末20は、作業者の生体情報を生成して服薬管理装置10に送信する。次いで、服薬管理装置10は、端末20から受信した生体情報を、作業者記憶部130が記憶しているマスター生体情報を用いて認証する。
その後、作業者は、対象者に薬を飲ませる。この際、作業者は、その対象者がそのタイミング、例えば朝、昼、又は夜に飲むべき薬の包装を取り出し、この包装から薬を取り出す。そして作業者は、その薬を対象者に服用させる。対象者が薬を服用している間又は服用した後、作業者は、端末20を操作して第1情報を生成する(ステップS10)。そして端末20は、この第1情報を、その生成日時と共に端末20に送信する(ステップS20)。
服薬管理装置10の取得部110は、この第1情報及び生成日時を取得する(ステップS30)。この際、服薬管理装置10及び端末20は予め作業者の認証処理を行っているため、服薬管理装置10は、ステップS10で送信されてきた第1情報の送信元となる端末20すなわち作業者を特定できる。次いで服薬管理装置10の記録処理部120は、ステップS30で取得された第1情報を用いて第1処理を行う(ステップS40)。
図7は、図6のステップS40の第1例を示すフローチャートである。本図に示す例において、第1情報は、対象者の生体情報を含んでいる。生体情報が顔情報である場合、この顔情報は、対象者の顔画像であってもよいし、顔画像から生成された特徴量であってもよい。また顔情報が顔画像である場合、この顔情報は、対象者を撮影した動画であってもよい。
記録処理部120は、第1情報に含まれる生体情報を認識し(ステップS110)、この生体情報を用いて、薬を飲んだ対象者を特定する(ステップS120)。ここで生体情報が対象者を撮影した動画である場合、記録処理部120は、動画に含まれるフレーム画像のうち顔の特徴量が最も多いフレーム画像を選択し、このフレーム画像を処理することにより顔情報を生成してもよい。そして記録処理部120は、対象者記憶部140のうちこの対象者に関する服薬履歴を更新する。具体的には、記録処理部120は、服薬タイミングとして第1情報の生成日時を記憶させ、かつ、第1情報の少なくとも一部を記憶させる。
ここで、生体情報が顔情報である場合、第1情報は、対象者が薬を飲む行為を撮影した画像及び動画の少なくとも一方であってもよい。第1情報は、顔情報とは別に、この画像及び動画の少なくとも一方を含んでいてもよい。記録処理部120は、この画像または動画を処理することにより、対象者が服薬を行ったことを検知し、服薬履歴を更新する。なお、この検知処理は行われなくてもよい。
そして記録処理部120は、この画像及び動画の少なくとも一方を対象者記憶部140に記憶させる。この処理は、第1処理の一部である。このようにすると、対象者が薬を飲んだことを事後的に確認できる。
対象者が薬を飲む行為を撮影した画像及び動画は、端末20ではなく固定カメラ、例えば監視カメラを用いて生成されていてもよい。この場合、服薬管理装置10は、固定カメラが生成した画像または動画を、その固定カメラの識別子とともに取得する。また、作業者記憶部130は、施設別に、その施設に設置されている固定カメラの識別子及びその施設で働いている作業員の作業員情報を記憶している。また対象者記憶部140は、施設別にその施設を利用している対象者の対象者情報を記憶している。そして記録処理部120は、固定カメラの識別子、作業者記憶部130、及び対象者記憶部140を用いて、その画像または動画が生成された施設を特定するとともに、その施設に対応する作業員及び対象者を特定する。その後に服薬管理装置10が行う処理は、上記した通りである。
また顔情報が顔画像である場合、この顔画像は、対象者が薬を飲んだ後に口を開けた状態で撮影された画像であってもよい。また、第1情報は、顔画像とは別に、対象者が薬を飲んだ後にその対象者の口内を撮影した画像を含んでいてもよい。以下、この画像を口内画像後記載する。そして記録処理部120は、顔情報を処理することにより、口内画像がどの対象者に対応するかを特定できる。なお、端末20は、口内画像を撮影する際、撮影範囲に口内が存在することを認識すると、照明を明るくしてもよい。このようにすると、端末20は、明瞭な口内画像を生成できる。
記録処理部120は、口を開けた状態の顔画像又は口内画像を処理することにより、口内に薬が残っているか否かを検知し、残っていない場合、服薬が完了したと判断し、服薬履歴を更新する。この処理は、第1処理の一部である。なお、これらの処理は行われなくてもよい。
また記録処理部120は、口を開けた状態の顔画像又は口内画像を対象者記憶部140に記憶させる。この処理も、第1処理の一部である。このようにすると、対象者の口内で薬が滞留していなかったこと、すなわち対象者が口の中の薬を飲んだことを事後的に確認できる。
口内画像が用いられる場合、記録処理部120は、顔画像の生成タイミング、例えば生成日時と、口内画像の生成タイミング、例えば生成日時の差が基準時間以下であること、すなわち顔画像が生成されてから口内画像が生成されるまでの時間が基準時間以下であることを、第1処理を行う条件にしてもよい。ここで、基準時間の一例は1分であるが、これより長くてもよいし、短くてもよい。また、記録処理部120は、顔画像を用いて対象者を特定した後に、端末20に、口内画像を要求してもよい。この場合、口内画像を要求してから口内画像が送られてくるまでの時間が基準時間以下であることを、第1処理を行う条件にしてもよい。この基準時間の一例も1分であるが、これより長くてもよいし、短くてもよい。
また、口内画像は動画であってもよい。この場合、記録処理部120は、動画を構成するフレーム画像のうち、口内であることを示す特徴量が多いフレーム画像を処理対象として選択してもよい。
第1情報が口内画像を含む場合、第1情報は、顔情報の代わりに他の生体情報、例えば指紋情報を含んでいてもよい。この場合、他の生体情報は、口内画像を生成する端末、例えば端末20に連動する他の端末を用いて生成されてもよい。この場合、口内画像と生体情報との紐づけを容易に行える。
図8は、図6のステップS40の第2例を示すフローチャートである。本図に示す例は、以下の点を除いて、図7に示した第1例と同様である。
まず、第1情報は、対象者の生体情報の他に、薬を特定する情報を含んでいる。薬を特定する情報は、例えば包装に付与された識別マーカを示す画像又はこの識別マーカのデコード情報である。そして記録処理部120は、対象者によって飲まれた薬を特定する。
具体的には、ステップS120までの処理は、図7に示した第1例と同様である。ステップS120の後、記録処理部120は、第1情報に含まれる、薬を特定する情報を処理することにより、今回対象者が飲んだ薬を特定する(ステップS122)。そして記録処理部120は、対象者記憶部140に記憶させる服薬履歴に、この薬を示す情報を含ませる。すなわち記録処理部120は、対象者と、その対象者が飲んだ薬を互いに対応付けて対象者記憶部140に記憶させる。(ステップS130)。
本図に示す例において、第1情報は、対象者の顔と薬の包装を同時に撮影した画像を含んでいてもよい。この画像の一例は、対象者の顔と包装とを並べた状態で撮影した画像である。また第1情報において、対象者の顔と薬の包装が別々に撮影されていた場合、記録処理部120は、顔画像の生成タイミング、例えば生成日時と、薬の包装の画像の生成タイミング、例えば生成日時の差が基準時間以下であることを、第1処理を行う条件にしてもよい。この基準時間の一例は、例えば1分であるが、これより長くてもよいし、短くてもよい。また、記録処理部120は、顔画像を用いて対象者を特定した後に、端末20に、薬の包装の画像を要求してもよい。この場合、薬の包装の画像を要求してから薬の包装の画像が送られてくるまでの時間が基準時間以下であることを、第1処理を行う条件にしてもよい。この基準時間の一例も、例えば1分であるが、これより長くてもよいし、短くてもよい。さらに記録処理部120は、一つの動画から、対象者の顔を含むフレーム画像と、薬の包装を含むフレーム画像とを選択し、これら選択した画像を用いて第1処理を行ってもよい。
図9は、図6の第1変形例を示すフローチャートである。本図に示す例において、作業者は、服薬管理装置10が第1情報を処理する前に、他人に、第1情報が正しいことを確認してもらう。この他人の一例は、他の作業者である。以下、この他人を確認者と記載する。
具体的には、作業者は、端末20が第1情報を生成する(ステップS10)と、その第1情報の確認依頼を、確認者の端末、例えば確認者が所持している端末20に送信する(ステップS12)。この確認依頼は、例えばステップS10で生成された第1情報を含んでいる。なお、この確認依頼は、作業者の端末20から確認者の端末に直接送信されてもよいし、服薬管理装置10を介して送信されてもよい。
そして確認者は、端末に、第1情報を表示させる。例えば確認者が作業者と同じ場所にいる場合、確認者は、対象者の顔と第1情報に含まれる顔画像が一致していることを目視で確認するとともに、薬の包装又はその包袋に付与された識別マーカと第1情報に含まれる包袋又は識別マーカが一致していることを目視で確認する。そして確認者は、第1情報の確認が完了すると、そのことを示す入力を端末に行う。この入力は、例えば所定のチェックボックスやラジオボタンを選択する処理など、作業者が第1情報を取得するために行う処理よりも少なくなっているのが好ましい。すると端末は、確認が完了した旨を示す情報を作業者の端末20に送信する(ステップS14)。その後、ステップS20以降の処理が行われる。
この変形例によれば、第1情報を服薬管理装置10が処理する前に、この第1情報のダブルチェックを行える。
以上、本実施形態によれば、作業者は、服薬管理装置10を用いることにより、対象者別に予め取り分けられた薬の服用が完了したことを示す情報を、少ない労力で対象者記憶部140に記録できる。
(第2実施形態)
本実施形態に係る服薬管理装置10は、以下の点を除いて、第1実施形態に係る服薬管理装置10と同様である。
まず取得部110は、対象者が薬を飲む前に、対象者及び薬を特定する情報を取得する。以下、この情報を第2情報と記載する。第2情報の具体例は、第1情報の具体例と同様であるが、薬が服用される前に撮影されている点が、第1情報と異なる。例えば第2情報は、薬の包装を撮影した画像及び包装に付与された識別マーカのデコード情報の少なくとも一方、並びに対象者の生体情報を含んでいる。以下、薬の包装を撮影した画像を包装画像と記載する。
そして記録処理部120は、第2情報を取得してから所定時間が経過するまでに第1情報を取得することを、第1処理を行うための条件とする。第2情報を取得してから第1情報を取得するまでの時間が長すぎる場合、作業者は、第1情報を送信した後、対象者に薬を飲ませるまでに他の作業を行っている可能性がある。この場合、対象者が薬の誤飲をする可能性が高まってしまう。本実施形態によれば、この誤飲が生じている可能性があることを作業者に認識させることができる。
なお、服薬管理装置10の取得部110は、第2情報を取得した後、端末20の位置すなわち作業者の位置を繰り返し端末20から取得してもよい。そして許可情報出力部160は、この位置が基準値以上変わっていないことを、ステップS208における認証成功の条件に加えてもよい。端末20の位置が基準値以上変わっている場合、作業者は、第2情報を送信した後、他の対象者に対応していた可能性があるためである。この場合、作業者は、薬を間違えたり、薬を飲ませるべき対象者を間違えたりする可能性が出てくる。この場合、端末20の位置が基準値以上変わっていないことは、図6のステップS10以降の処理が行われるための条件になる。
なお、服薬管理装置10の代わりに端末20が、端末20の位置が基準値以上変わっていないことの確認を行ってもよい。
以上、図面を参照して本発明の実施形態について述べたが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することもできる。
また、上述の説明で用いた複数のフローチャートでは、複数の工程や処理が順番に記載されているが、各実施形態で実行される工程の実行順序は、その記載の順番に制限されない。各実施形態では、図示される工程の順番を内容的に支障のない範囲で変更することができる。また、上述の各実施形態は、内容が相反しない範囲で組み合わせることができる。
上記の実施形態の一部または全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下に限られない。
1.対象者が薬を飲む際又は薬を飲んだ後に生成された情報であって、前記対象者及び前記薬の少なくとも一方に関する第1情報を取得する取得手段と、
前記第1情報を用いて、前記対象者が前記薬を飲んだことを記録するための第1処理を行う記録処理手段と、
を備える服薬管理装置。
2.上記1に記載の服薬管理装置において、
前記記録処理手段は、前記第1処理において、前記第1情報の少なくとも一部を記憶手段に記憶させる、服薬管理装置。
3.上記1又は2に記載の服薬管理装置において、
前記第1情報は、前記対象者の生体情報を含み、
前記記録処理手段は、前記第1処理において、前記生体情報を用いて前記対象者を特定する、服薬管理装置。
4.上記3に記載の服薬管理装置において、
前記生体情報は前記対象者の顔情報であり、
前記第1情報は、前記対象者を撮影した動画を含み、
前記記録処理手段は、前記第1処理において、前記動画に含まれる少なくとも一つのフレーム画像を処理することにより前記顔情報を生成する、服薬管理装置。
5.上記3又は4に記載の服薬管理装置において、
前記薬の包装には識別マーカが付与されており、
前記第1情報は、さらに、前記薬の包装を撮影した第1画像及び前記識別マーカをデコードした情報の少なくとも一方を含み、
前記記録処理手段は、前記第1処理において、
前記第1画像及び前記デコードした情報の少なくとも一方を用いて前記薬を特定し、
前記薬と前記対象者とを互いに対応付けて記憶手段に記憶させる、服薬管理装置。
6.上記1~5のいずれか一項に記載の服薬管理装置において、
前記第1情報は、前記対象者の口内を撮影した画像を含む、服薬管理装置。
7.上記1~6のいずれか一項に記載の服薬管理装置において、
前記第1情報は、前記対象者が前記薬を飲んでいるときに生成された画像及び動画の少なくとも一方を含む、服薬管理装置。
8.上記1~7のいずれか一項に記載の服薬管理装置において、
前記取得手段は、前記対象者が前記薬を飲む前に、前記対象者及び前記薬を特定する第2情報を取得し、
前記記録処理手段は、前記第2情報を取得してから所定時間が経過するまでに前記第1情報を取得した時に、前記第1処理を行う服薬管理装置。
9.上記1~8のいずれか一項に記載の服薬管理装置において、
前記取得手段は、前記対象者が前記薬を飲む前に、前記対象者及び前記薬を特定する第2情報を取得するとともに、前記対象者に薬を飲ませる人の位置情報を繰り返し取得し、
前記記録処理手段は、前記第2情報を取得した後、前記位置情報が示す位置が基準値以上変わっていない時に、前記第1処理を行う服薬管理装置。
10.コンピュータが、
対象者が薬を飲む際又は薬を飲んだ後に生成された情報であって、前記対象者及び前記薬の少なくとも一方に関する第1情報を取得する取得処理と、
前記第1情報を用いて、前記対象者が前記薬を飲んだことを記録するための第1処理を行う記録処理と、
を行う服薬管理方法。
11.上記10に記載の服薬管理方法において、
前記コンピュータは、前記第1処理において、前記第1情報の少なくとも一部を記憶手段に記憶させる、服薬管理方法。
12.上記10又は11に記載の服薬管理方法において、
前記第1情報は、前記対象者の生体情報を含み、
前記コンピュータは、前記第1処理において、前記生体情報を用いて前記対象者を特定する、服薬管理方法。
13.上記12に記載の服薬管理方法において、
前記生体情報は前記対象者の顔情報であり、
前記第1情報は、前記対象者を撮影した動画を含み、
前記コンピュータは、前記第1処理において、前記動画に含まれる少なくとも一つのフレーム画像を処理することにより前記顔情報を生成する、服薬管理方法。
14.上記12又は13に記載の服薬管理方法において、
前記薬の包装には識別マーカが付与されており、
前記第1情報は、さらに、前記薬の包装を撮影した第1画像及び前記識別マーカをデコードした情報の少なくとも一方を含み、
前記コンピュータは、前記第1処理において、
前記第1画像及び前記デコードした情報の少なくとも一方を用いて前記薬を特定し、
前記薬と前記対象者とを互いに対応付けて記憶手段に記憶させる、服薬管理方法。
15.上記10~14のいずれか一項に記載の服薬管理方法において、
前記第1情報は、前記対象者の口内を撮影した画像を含む、服薬管理方法。
16.上記10~15のいずれか一項に記載の服薬管理方法において、
前記第1情報は、前記対象者が前記薬を飲んでいるときに生成された画像及び動画の少なくとも一方を含む、服薬管理方法。
17.上記10~16のいずれか一項に記載の服薬管理方法において、
前記コンピュータは、
前記取得処理において、前記対象者が前記薬を飲む前に、前記対象者及び前記薬を特定する第2情報を取得し、
前記第2情報を取得してから所定時間が経過するまでに前記第1情報を取得した時に、前記第1処理を行う服薬管理方法。
18.上記10~17のいずれか一項に記載の服薬管理方法において、
前記コンピュータは、
前記取得処理において、前記対象者が前記薬を飲む前に、前記対象者及び前記薬を特定する第2情報を取得するとともに、前記対象者に薬を飲ませる人の位置情報を繰り返し取得し、
前記第2情報を取得した後、前記位置情報が示す位置が基準値以上変わっていない時に、前記第1処理を行う服薬管理方法。
19.コンピュータに、
対象者が薬を飲む際又は薬を飲んだ後に生成された情報であって、前記対象者及び前記薬の少なくとも一方に関する第1情報を取得する取得機能と、
前記第1情報を用いて、前記対象者が前記薬を飲んだことを記録するための第1処理を行う記憶処理機能と、
を持たせるプログラム。
20.上記19に記載のプログラムにおいて、
前記記憶処理機能は、前記第1処理において、前記第1情報の少なくとも一部を記憶手段に記憶させる、プログラム。
21.上記19又は20に記載のプログラムにおいて、
前記第1情報は、前記対象者の生体情報を含み、
前記記録処理機能は、前記第1処理において、前記生体情報を用いて前記対象者を特定する、プログラム。
22.上記21に記載のプログラムにおいて、
前記生体情報は前記対象者の顔情報であり、
前記第1情報は、前記対象者を撮影した動画を含み、
前記記録処理機能は、前記第1処理において、前記動画に含まれる少なくとも一つのフレーム画像を処理することにより前記顔情報を生成する、プログラム。
23.上記21又は22に記載のプログラムにおいて、
前記薬の包装には識別マーカが付与されており、
前記第1情報は、さらに、前記薬の包装を撮影した第1画像及び前記識別マーカをデコードした情報の少なくとも一方を含み、
前記記録処理機能は、前記第1処理において、
前記第1画像及び前記デコードした情報の少なくとも一方を用いて前記薬を特定し、
前記薬と前記対象者とを互いに対応付けて記憶手段に記憶させる、プログラム。
24.上記19~23のいずれか一項に記載のプログラムにおいて、
前記第1情報は、前記対象者の口内を撮影した画像を含む、プログラム。
25.上記19~24のいずれか一項に記載のプログラムにおいて、
前記第1情報は、前記対象者が前記薬を飲んでいるときに生成された画像及び動画の少なくとも一方を含む、プログラム。
26.上記19~25のいずれか一項に記載のプログラムにおいて、
前記取得機能は、前記対象者が前記薬を飲む前に、前記対象者及び前記薬を特定する第2情報を取得し、
前記記録処理機能は、前記第2情報を取得してから所定時間が経過するまでに前記第1情報を取得した時に、前記第1処理を行うプログラム。
27.上記19~26のいずれか一項に記載のプログラムにおいて、
前記取得機能は、前記対象者が前記薬を飲む前に、前記対象者及び前記薬を特定する第2情報を取得するとともに、前記対象者に薬を飲ませる人の位置情報を繰り返し取得し、
前記記録処理機能は、前記第2情報を取得した後、前記位置情報が示す位置が基準値以上変わっていない時に、前記第1処理を行うプログラム。
10 服薬管理装置
20 端末
110 取得部
120 記録処理部
130 作業者記憶部
140 対象者記憶部
150 認証部
160 許可情報出力部

Claims (10)

  1. 対象者が薬を飲む際又は薬を飲んだ後に生成された情報であって、前記対象者及び前記薬の少なくとも一方に関する第1情報と、前記対象者が前記薬を飲む前に生成される情報であって、前記対象者及び前記薬を特定する第2情報と、を取得する取得手段と、
    前記第2情報を取得してから所定時間が経過するまでに前記第1情報を取得した時に、前記第1情報を用いて、前記対象者が前記薬を飲んだことを記録するための第1処理を行う記録処理手段と、
    を備える服薬管理装置。
  2. 請求項1に記載の服薬管理装置において、
    前記記録処理手段は、前記第1処理において、前記第1情報の少なくとも一部を記憶手段に記憶させる、服薬管理装置。
  3. 請求項1又は2に記載の服薬管理装置において、
    前記第1情報は、前記対象者の生体情報を含み、
    前記記録処理手段は、前記第1処理において、前記生体情報を用いて前記対象者を特定する、服薬管理装置。
  4. 請求項3に記載の服薬管理装置において、
    前記生体情報は前記対象者の顔情報であり、
    前記第1情報は、前記対象者を撮影した動画を含み、
    前記記録処理手段は、前記第1処理において、前記動画に含まれる少なくとも一つのフレーム画像を処理することにより前記顔情報を生成する、服薬管理装置。
  5. 請求項3又は4に記載の服薬管理装置において、
    前記薬の包装には識別マーカが付与されており、
    前記第1情報は、さらに、前記薬の包装を撮影した第1画像及び前記識別マーカをデコードした情報の少なくとも一方を含み、
    前記記録処理手段は、前記第1処理において、
    前記第1画像及び前記デコードした情報の少なくとも一方を用いて前記薬を特定し、
    前記薬と前記対象者とを互いに対応付けて記憶手段に記憶させる、服薬管理装置。
  6. 請求項1~5のいずれか一項に記載の服薬管理装置において、
    前記第1情報は、前記対象者の口内を撮影した画像を含む、服薬管理装置。
  7. 請求項1~6のいずれか一項に記載の服薬管理装置において、
    前記第1情報は、前記対象者が前記薬を飲んでいるときに生成された画像及び動画の少なくとも一方を含む、服薬管理装置。
  8. 請求項1~のいずれか一項に記載の服薬管理装置において、
    前記取得手段は、前記対象者が前記薬を飲む前に、前記対象者及び前記薬を特定する第2情報を取得するとともに、前記対象者に薬を飲ませる人の位置情報を繰り返し取得し、
    前記記録処理手段は、前記第2情報を取得した後、前記位置情報が示す位置が基準値以上変わっていない時に、前記第1処理を行う服薬管理装置。
  9. コンピュータが、
    対象者が薬を飲む際又は薬を飲んだ後に生成された情報であって、前記対象者及び前記薬の少なくとも一方に関する第1情報と、前記対象者が前記薬を飲む前に生成される情報であって、前記対象者及び前記薬を特定する第2情報と、を取得する取得処理と、
    前記第2情報を取得してから所定時間が経過するまでに前記第1情報を取得した時に、前記第1情報を用いて、前記対象者が前記薬を飲んだことを記録するための第1処理を行う記録処理と、
    を行う服薬管理方法。
  10. コンピュータに、
    対象者が薬を飲む際又は薬を飲んだ後に生成された情報であって、前記対象者及び前記薬の少なくとも一方に関する第1情報と、前記対象者が前記薬を飲む前に生成される情報であって、前記対象者及び前記薬を特定する第2情報と、を取得する取得機能と、
    前記第2情報を取得してから所定時間が経過するまでに前記第1情報を取得した時に、前記第1情報を用いて、前記対象者が前記薬を飲んだことを記録するための第1処理を行う記憶処理機能と、
    を持たせるプログラム。
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