JP2023080742A - 服薬管理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】処方箋の処方に応じた服薬を行ったか否かの服薬状況を検出することができる服薬管理システムを提供する。【解決手段】服薬管理システム10は、レセプトコンピュータ11、携帯端末12、処方箋認識装置13、特徴量検出装置14、薬剤名称検出装置15、薬剤数検出装置16、服薬状況検出装置17を備える。処方箋認識装置13は、撮影画像に記載された文字を認識して、処方箋文字データを生成する。特徴量検出装置14は、薬剤パッケージの撮影画像に基づいて、薬剤の特徴量を検出する。薬剤名称検出装置15は、検出された検出特徴量と一致する特徴量に対応した薬剤の名称を、薬剤の名称として検出する。服薬状況検出装置17は、検出された薬剤の種類及び数と、処方箋の服用情報とに基づいて、処方箋の処方に応じた服薬を行ったか否かの服薬状況を検出する。【選択図】図1

Description

本発明は、服薬管理システムに関する。
従来、医療施設から健康保険組合などの支払い機関に対し、診療報酬を請求するためにレセプト(診療報酬明細書)を作成するコンピューターシステムとして、レセプトコンピュータが知られている(例えば、特許文献1参照)
レセプトコンピュータは、例えば薬局に置かれて使用され、病院で処方された紙の処方箋の情報等が患者毎に記憶される。レセプトコンピュータには、二次元コード読取装置が設けられており、紙の処方箋に記載された処方箋の情報を示す二次元コードを、二次元コード読取装置で二次元コードを読み取ることで、読み取った処方箋の情報がレセプトコンピュータに記憶される。
特開2018-32381
しかしながら、処方箋に記載された薬剤を患者に提供する薬局等の薬剤師は、患者が処方箋の処方に応じた服薬を行ったか否かの服薬状況を検出及び把握することは難しく、患者自身も、処方箋の処方に応じた服薬を行ったか否かの服薬状況を検出する処方箋の服用情報通りに薬剤を服用しているか不明になることがあった。
本発明の目的は、かかる従来技術の課題に鑑み、処方箋の処方に応じた服薬を行ったか否かの服薬状況を検出することができる服薬管理システムを提供することにある。
[1]本発明の服薬管理システムは、複数の薬剤が包装された薬剤パッケージを撮影したパッケージ撮影画像に基づいて、前記薬剤パッケージに包装されている薬剤の種類及び数を検出する薬剤情報検出装置と、
前記薬剤情報検出装置で検出された薬剤の種類及び数と、処方箋の服用情報とに基づいて、処方箋の処方に応じた服薬を行ったか否かの服薬状況を検出する服薬状況検出装置と、
を備えることを特徴とする。
本発明によれば、薬剤情報検出装置で検出された薬剤の種類及び数と、処方箋の服用情報とに基づいて、処方箋の処方に応じた服薬を行ったか否かの服薬状況を検出することができるので、薬剤を視認して服薬状況を検出するものに比べて、入力の手間を省き、服薬状況の情報を容易にデータ化することができる。
[2]前記服薬状況検出装置は、前記薬剤情報検出装置で薬剤の名称及び数を検出した場合に、前記薬剤情報検出装置で同じ名称の薬剤を検出した前回の薬剤の数との差に基づいて、服薬状況を検出することが好ましい。
上記構成によれば、1回の処方箋に対して、処方箋の処方に応じた服薬を行ったか否かの服薬状況を複数回検出する場合にも、より一層、容易に且つ確実に服薬状況を検出することができる。
[3]前記薬剤情報検出装置で薬剤の名称及び数を検出した場合に、検出した日時を検出する日時検出手段を備えることが好ましい。
上記構成によれば、薬剤情報検出装置で薬剤の名称及び数を検出した日時に基づいて、処方箋の処方に応じた服薬を行ったか否かの服薬状況を検出することができるので、より一層、容易に且つ確実に服薬状況を検出することができる。
[4]前記薬剤情報検出装置は、前記パッケージ撮影画像を撮像する携帯端末から送信された前記パッケージ撮影画像のデータに基づいて、前記薬剤パッケージに包装されている薬剤の種類及び数を検出することが好ましい。
上記構成によれば、携帯端末で撮影したパッケージ撮影画像のデータに基づいて、薬剤パッケージに包装されている薬剤の種類及び数を検出することができる。これにより、例えば、患者は、携帯端末で薬剤パッケージを撮影して送信するだけで、容易に薬剤パッケージに包装されている薬剤の種類及び数を検出することができるので、薬剤の種類及び数の検出や、服薬状況の検出に係る患者の手間を省くことができる。
本発明の一実施形態に係る服薬管理システムの構成の概略を示す概略図。 処方箋を示す説明図。 携帯端末のカメラで処方箋を撮影している状態を示す図。 薬剤パッケージを示す説明図。 薬剤パッケージを示す説明図。 携帯端末のカメラで薬剤パッケージを撮影している状態を示す図。 携帯端末のタッチパネルに薬剤情報を表示した状態を示す図。
以下、図面を用いて本発明の実施形態を説明する。
まず、図1を参照して、本発明の一実施形態に係る服薬管理システム10の構成の概略を説明する。
服薬管理システム10は、病院で処方された紙の処方箋(図2参照)を認識して該処方箋の処方に応じた服薬を行ったか否かの服薬状況を検出するものであり、レセプトコンピュータ11と、携帯端末12と、処方箋認識装置13と、特徴量検出装置14と、薬剤名称検出装置15と、薬剤数検出装置16と、服薬状況検出装置17と、を備え、例えば、薬局に配置される。
レセプトコンピュータ11は、周知のものであり、その詳細な説明を簡略化するが、医療施設から健康保険組合などの支払い機関に対し、診療報酬を請求するためにレセプト(診療報酬明細書)を作成するコンピューターシステムである。
レセプトコンピュータ11は、CPU等から構成されて レセプトコンピュータ11を統括的に制御するレセコン制御部21と、レセコン記憶部22と、マウス及びキーボード等を有するレセコン操作部23と、例えばLCDからなる表示部24と、外部と通信可能なレセコン通信部25と、を備える。
レセコン記憶部22は、例えばROM(Read Only Memory),RAM(Random Access Memory)、HDD(Hard Disk Drive)等の記憶装置により構成されている。
携帯端末12は、例えばスマートフォンから構成され、カメラ31と、タッチパネル32と、CPU等から構成されて携帯端末12を統括的に制御する携帯制御部33と、外部と通信可能な携帯通信部34と、携帯記憶部35と、を備え、レセプトコンピュータ11と通信可能となっている。
携帯記憶部35は、例えばROM等の記憶装置により構成されている。なお、レセプトコンピュータ11と携帯端末12との通信は、無線、有線いずれでもよい。
携帯端末12には、処方箋認識モードが設けられ、この処方箋認識モードに移行すると、詳しくは後述する処方箋の認識が行われる。
処方箋認識装置13は、例えば携帯端末12に内蔵され、携帯端末12のカメラ31で撮影された撮影画像に基づいて、撮影画像に記載された文字を認識して文字データ(処方箋文字データ)を生成する。
また、処方箋認識装置13は、認識した処方箋の文字から処方箋の文脈(患者名、薬剤名等)を認識して、認識した文字(処方箋の情報)が所定の表示フォーマット(詳しくは後述する)で表示されるような処方箋文字データを生成する。
携帯端末12の携帯記憶部35には、撮影画像に記載された文字を認識するOCR(Optical Character Recognition、光学的文字認識)を稼働させるためのOCRプログラム等の各種プログラムが記憶されており、処方箋認識装置13は、各種プログラムを読み込んで、各種データ処理を行う。
携帯記憶部35は、各種の薬剤を認識するための特徴量を有する薬剤情報と、対応した薬剤の名称とを関連付けて記憶している。
本実施形態では、薬剤の全体形状と、薬剤の周囲に描かれた文字形状とを、各種の薬剤を認識するための特徴量として用いている。
携帯端末12には、薬剤検出モードが設けられ、この薬剤検出モードに移行すると、詳しくは後述する薬剤検出が実行される。
特徴量検出装置14は、例えば携帯端末12に内蔵され、薬剤パッケージを撮影した撮影画像(患者により撮影)に基づいて、薬剤の特徴量(例えば、全体形状及び文字形状)を検出する。
薬剤名称検出装置15は、例えば携帯端末12に内蔵され、特徴量検出装置14で検出された検出特徴量(全体形状及び文字形状)と、携帯記憶部35に記憶された薬剤情報の特徴量(全体形状及び文字形状)とに基づいて、薬剤パッケージを撮影した撮影画像(患者により撮影)の薬剤を認識して、認識した薬剤の名称(種類)を検出する。
薬剤数検出装置16は、例えば携帯端末12に内蔵され、薬剤パッケージを撮影した撮影画像(患者により撮影)と、特徴量検出装置14で検出された検出特徴量(全体形状及び文字形状)と、薬剤名称検出装置15で検出された薬剤の名称とに基づいて、名称を検出した薬剤の数を検出する。
服薬状況検出装置17は、例えば携帯端末12に内蔵され、薬剤名称検出装置15及び薬剤数検出装置16で検出された薬剤の名称(種類)及び数と、処方箋認識装置13で認識した処方箋の服用情報とに基づいて、処方箋の処方に応じた服薬を行ったか否かの服薬状況を検出する。
[処方箋認識]
次に、服薬管理システム10を用いて、病院で処方された紙の処方箋を認識する場合の流れを説明する。
先ず、服薬管理システム10を操作する薬局の局員(以下、オペレータと称する)は、携帯端末12のタッチパネル32を操作して、携帯端末12を処方箋認識モードに移行させる。この処方箋認識モードへの移行は、携帯端末12の携帯制御部33により行われる。
次に、オペレータは、図3に示すように、病院で処方されて患者から提供された紙の処方箋を、携帯端末12のカメラ31で撮影する(写真の文字の下の〇をタッチ)。携帯制御部33は、処方箋の撮影画像データを携帯記憶部35に記憶し、且つ、処方箋認識装置13に送信する。
処方箋認識装置13は、携帯記憶部35に記憶された各種プログラムを読み込んで、処方箋の撮影画像に記載された文字を認識して処方箋文字データを生成する。この際、処方箋認識装置13は、認識した処方箋の文字から処方箋の文脈(患者名、処方薬名等)を識別して、識別した情報(文字)が所定の表示フォーマットで表示されるような処方箋文字データを生成する。
本実施形態では、処方箋認識装置13は、変換された処方箋の文字データから処方箋の文脈(患者名、処方薬名等)を識別する際に、例えば、予め指定された「患者」の文字を識別した場合には、紙の処方箋において識別した「患者」の文字の例えば右横に記載された文字を、患者名として識別する。
また、例えば、予め指定された「処方」の文字を識別した場合には、紙の処方箋において識別した「処方」の文字の例えば右横に記載された文字を、処方薬及び用法として識別する。
同様にして、予め指定された文字の周囲(例えば右横)に記載された文字を識別して、医療機関所在地、医療機関電話番号、医者名等を識別する。この識別方法により、識別したい情報に対応した文字を予め指定することで、識別したい情報を識別することができる。さらに、識別したい情報に対応した文字のみを予め指定しておくことで、他の情報を識別する制御フローが不要となり、制御に係る時間を短くすることができる。
本実施形態では、処方箋認識装置13は、周知の機械学習(教師あり学習:学習データとして入力とその正しい出力が与えられ、ある入力を受けると正しい出力ができるよう学習させるアルゴリズム)を繰り返し行うことで、文字の識別能力や、処方箋の文脈の識別能力を向上している。
例えば、処方箋の種類によっては、「患者」の文字の下に患者名が記載され、「患者」の文字の右横に「生年月日」の文字が記載されている場合があり、この場合、機械学習により、「患者」の文字の右横に記載された「生年月日」の文字は、患者名ではないと判断し、右横以外の周囲の文字を識別することで、「患者」の文字の下に記載された文字を、患者名として識別する。
また、上記予め指定する文字は、例えばタッチパネル32を操作することで、例えばオペレータにより適宜変更可能である。
これにより、識別したい文字(情報)を変更することができ、例えば、予め「保険者番号」の文字を指定しておくことで、「保険者番号」の文字を識別した場合には、紙の処方箋において識別した「保険者番号」の文字の例えば右横に記載された文字を、保険者番号として識別する。
本実施形態では、処方箋認識装置13は、所定の表示フォーマットとして、例えば、周知のJAHIS(Japanese Associationof Healthcare Information Systems Industry:保健医療福祉情報システム工業会)で定められた表示フォーマット(JAHIS標準表示フォーマット)で表示させる処方箋文字データを生成する。
本実施形態では、JAHIS標準表示フォーマットで表示させる処方箋文字データは、例えば、医療機関所在地、医療機関電話番号、医師名、患者名、処方、用法の各文字データ(処方及び用法は、複数の場合あり)である。したがって、識別したい情報に対応した予め指定された文字は、「医療機関所在地」、「医療機関電話番号」、「医師名」、「患者名」、「処方」である。なお、本実施形態では、簡易的なJAHIS標準表示フォーマットとしている。また、指定した文字を認識できなかった場合には、その項目は空欄とする。
予め指定された「処方」の文字を識別した場合には、紙の処方箋(図2参照)において識別した「処方」の文字の右横に記載された文字「・def錠500mg 1錠、ghi錠50mg 1錠、<分1朝食後>10日分」を、処方薬及び用法として識別する。
この場合、処方箋認識装置13は、例えば、「日分」の文字を基準にして、最初の「日分」の文字までの文字データを、第1区画の処方及び用法の文字データとして識別し、最初の「日分」の文字の後から2番目の「日分」の文字までの文字データを、第2区画の処方及び用法の文字データとして識別する。第3区画以降の処方及び用法の文字データも、同様に「日分」の文字を基準にして、識別する。
1つの区画に、複数の処方薬名が存在する場合(第1区画には、def錠500mg 1錠、ghi錠 50mg 1錠が存在)、例えば、「錠」の文字を基準にして、最初の「錠」の文字までの文字データを、第1区画の第1処方及び第1用法の文字データとして識別し、最初の「錠」の文字の後から2番目の「錠」の文字までの文字データを、第1区画の第2処方及び第2用法の文字データとして識別する。3個目以降の処方薬の処方及び用法も、同様に「錠」の文字を基準にして、識別する。
携帯制御部33は、JAHIS標準表示フォーマットで表示させる処方箋文字データを、携帯通信部34からレセプトコンピュータ11のレセコン通信部25に送信する。そして、レセコン制御部21は、受信した処方箋文字データを、レセコン記憶部22に記憶する。
また、処方箋認識装置13は、1つの処方薬の1回の錠数×1日の服薬回数×服薬日数を計算し、1つの処方薬の総量を計算し、この処方薬総量データを携帯通信部34からレセプトコンピュータ11のレセコン通信部25に送信する。
本実施形態では、例えば、def錠500mgの場合、1回の錠数は1、1日の服薬回数は1(朝食後)、服薬日数は10であり、1回の錠数×1日の服薬回数×服薬日数は、1×1×10で10となる。したがって、def錠500mgの処方総量は10錠となる。同様に、ghi錠500mgの処方総量は10錠となる。
レセプトコンピュータ11は、JAHIS標準表示フォーマットで処方箋文字データを表示する際(詳しくは後述)に、処方薬総量データ(def錠500mg、10錠等)を表示部24に表示する。
そして、オペレータは、レセプトコンピュータ11の表示部24に表示された処方箋文字データ(JAHIS標準表示フォーマット)、及び、処方薬総量データに基づいて、患者に処方する薬剤を選んで渡す。
[薬剤検出]
次に、服薬管理システム10を用いて、薬剤を認識して該薬剤の名称及び数を検出する場合の流れを説明する。
先ず、患者に、処方された薬剤パッケージ(図4及び図5参照)を、患者携帯端末40(例えば、スマートフォン)(携帯端末)で撮影して撮像し、撮影画像(撮影画像データ)を送信するように依頼する。この依頼を受けて、図6に示すように、患者は患者携帯端末40で処方された薬剤パッケージを撮影し、撮影画像を、服薬管理システム10の携帯端末12に送信する。
オペレータは、携帯端末12のタッチパネル32を操作して、携帯端末12を薬剤検出モードに移行させる。この薬剤検出モードへの移行は、携帯端末12の携帯制御部33により行われる。
携帯制御部33は、患者携帯端末40から送信された薬剤パッケージの撮影画像データを携帯記憶部35に記憶し、且つ、特徴量検出装置14に送信する。
本実施形態では、例えば、薬剤の名称は「def錠」及び「ghi錠」で、薬剤パッケージ(薬剤の周囲)に描かれた文字形状は「def錠」及び「ghi錠」である。
特徴量検出装置14は、薬剤パッケージの撮影画像に基づいて、薬剤パッケージに包装された薬剤を認識して、認識した薬剤の特徴量(全体形状及び文字形状)を検出し、検出特徴量を薬剤名称検出装置15に送信する。
本実施形態では、薬剤の周囲に描かれた文字形状は「def錠」及び「ghi錠」であり、認識した薬剤の特徴量である文字形状として、「def錠」及び「ghi錠」が検出される。
撮影時の薬剤パッケージの向きや、光の当たり方等によって、文字形状として「def錠」が検出されず、「de錠」、「df錠」、「def」、「ef錠」が検出されることがある。この場合でも、薬剤の名称として「def錠」が検出されるように、def錠(薬剤)の特徴量(文字形状)として、「de錠」、「df錠」、「def」、「ef錠」が携帯記憶部35に記憶されている。なお、記憶する特徴量(文字形状)は、適宜変更可能である。また、「ghi錠」についても、「def錠」と同様に、類似した文字情報が、ghi錠(薬剤)の特徴量(文字形状)として携帯記憶部35に記憶されている。
本実施形態では、特徴量検出装置14は、周知の機械学習(教師あり学習:学習データとして入力とその正しい出力が与えられ、ある入力を受けると正しい出力ができるよう学習させるアルゴリズム)を繰り返し行うことで、薬剤の特徴量(全体形状及び文字形状)検出能力を向上している。
薬剤名称検出装置15は、携帯記憶部35に記憶された各種薬剤情報の各種特徴量(全体形状及び文字形状)の中から、特徴量検出装置14で検出された検出特徴量(全体形状及び文字形状)と一致する特徴量を検索する。
薬剤名称検出装置15は、特徴量検出装置14で検出された検出特徴量(全体形状及び文字形状)と一致する特徴量が検索された場合、携帯記憶部35に記憶された各種薬剤の名称の中から、検索された特徴量に対応した薬剤の名称を検出し、検索された特徴量に対応した薬剤の名称を、撮影された薬剤パッケージの薬剤の名称として検出する。本実施形態では、薬剤の名称として、「def錠」及び「ghi錠」が検出される。
また、薬剤名称検出装置15で検出された薬剤名称を、携帯端末12のスピーカ(図示せず)から音声出力するにしてもよい。これにより、オペレータは、検出結果が正しいものであるかを確認することができ、検出結果が正しいものではない場合には、再度カメラで撮影して薬剤検出を行うようにすることができる。
携帯制御部33は、薬剤名称検出装置15で検出された薬剤名称データを、薬局内の患者情報を記憶する記憶装置に、患者名に関連させて記憶させる。
薬剤数検出装置16は、薬剤パッケージの撮影画像と、特徴量検出装置14で検出された検出特徴量(全体形状及び文字形状)と、薬剤名称検出装置15で検出された薬剤の名称とに基づいて、例えば、同じ検出特徴量(全体形状及び文字形状)であるものの数を、名称を検出した薬剤(「def錠」及び「ghi錠」)の数として検出する。本実施形態では、「def錠」の数として「5錠」、「ghi錠」の数として「6錠」が検出される。
携帯制御部33は、薬剤数検出装置16で検出された薬剤の数データを、薬局内の患者情報を記憶する記憶装置に、患者名に関連させて記憶させる。
また、携帯制御部33は、薬剤名称検出装置15で検出された薬剤名称データを、携帯通信部34を介してデータサーバ(図示せず)に送信する。データサーバは、例えば、PMDA(Pharmaceuticals and Medical Devices Agency、独立行政法人医薬品医療機器総合機構)が管理するデータサーバから構成されている。
そして、データサーバの制御部は、データサーバに記憶された各種の薬剤の詳細情報(添付文書の情報)の中から、携帯端末12から送信された薬剤名称データと一致する薬剤の詳細情報を検索し、この検索した薬剤の詳細情報(例えば、PDFデータ)を、通信部を介して携帯端末12に送信する。
携帯端末12の携帯制御部33は、データサーバから送信された薬剤の詳細情報を、タッチパネル32に表示する。
[服薬状況検出]
次に、服薬管理システム10を用いて、処方箋の処方に応じた服薬を行ったか否かの服薬状況を検出する場合の流れを説明する。
携帯端末12の携帯制御部33は、処方箋認識装置13で処方箋文字データが生成され、且つ、薬剤名称検出装置15で薬剤名称が検出され、さらに、薬剤数検出装置16で薬剤の数が検出された場合に、携帯端末12を服薬状況検出モードに移行させる。
服薬状況検出装置17は、携帯端末12が服薬状況検出モードに移行されると、図7に示すように、服薬情報をタッチパネル32に表示する。
服薬状況検出装置17は、服薬情報として、例えば、患者の名前、時間、処方された薬剤の情報、服薬開始日、服薬遵守率(%)、服薬前の患者の所定情報(例えば、血圧等)、服薬後の直近の患者の所定情報(例えば、血圧等)、患者様へのメッセージを表示する。
本実施形態では、上記したように、def錠の処方総量は10錠、ghi錠の処方総量は10錠である。さらに、上記したように、薬剤の名称として、「def錠」及び「ghi錠」が検出され、def錠の数として「5錠」、ghi錠の数として「6錠」が検出されている。
さらに、服薬状況検出装置17は、服薬数情報として、def錠の処方総量(10錠)から、def錠の数として検出した「5錠」を減算した5錠と、ghi錠の処方総量(10錠)から、ghi錠の数として検出した「6錠」を減算した4錠とを加算した「9錠」を、患者が実際に服薬した薬剤の数として算出する。
図7に示すように、服薬開始日は「2021.07.08」、服薬情報を生成して表示した日時は「2021.07.12.11:30」、def錠及びghi錠の処方情報は朝食後に1錠であるため、服薬状況検出装置17は、2021.07.08~2021.07.12の5日間で患者が処方通りに服薬した場合、def錠及びghi錠をそれぞれ5錠の合計10錠を、処方服薬錠数として算出する。
服薬状況検出装置17は、def錠及びghi錠の処方服薬錠数10錠に対する、上記したように算出した患者が実際に服薬した薬剤の数(9錠)の割合を、服薬遵守率(本実施形態では、90%)として算出する。
オペレータは、服薬情報の「患者様へのメッセージ」に適宜メッセージを記入する。
これにより、オペレータは、患者が処方箋の処方に応じた服薬を行ったか否かの服薬状況を把握することができる。
また、例えば、服薬開始日から10日後に、再び上記した薬剤検出及び服薬状況検出を行う場合には、図7に示す服薬開始日から5日後の薬剤の数との差に基づいて、服薬状況を検出することが好ましい。
このように、処方箋認識装置13は、予め指定された文字を認識して該認識した文字に基づいて処方箋文字データを生成するので、認識させたい文字を予め指定することで、その認識させたい文字を認識して該認識した文字に基づいて処方箋文字データを生成することができる。
これにより、所定の表示フォーマットに沿った文字を指定しておくことで、所定の表示フォーマットで処方箋の情報が表示されるような処方箋文字データを生成することができる。
さらに、所定の表示フォーマットを変更する場合にも、予め指定する文字を変更することで対応することができる。
また、処方箋認識装置13は、予め指定された文字を認識して該認識した文字の周囲の文字を認識して該認識した周囲の文字に基づいて処方箋文字データを生成するので、予め指定された文字の周囲の文字に基づいて処方箋文字データを生成することができる。
また、タッチパネル32に処方箋文字データも表示するので、表示された処方箋文字データを確認することで、処方箋認識装置13で認識した文字が、処方箋に記載された文字と同じであるかを把握することができる。
カメラでの撮影を失敗した場合や、処方箋が折り曲がっていて文字を認識できなかった場合等には、処方箋認識装置13で認識した文字が、処方箋に記載された文字と同じではない。この場合、その処方箋文字データは採用せずに、処方箋を撮影して、処方箋に記載された文字の認識処理を再度行わせることができる。
さらに、カメラ31で撮影された薬剤を認識して、認識した薬剤の名称を検出することができるので、薬剤を視認して薬剤名称を検出するものに比べて、入力の手間を省き、薬剤の情報を容易にデータ化することができる。
また、検出特徴量に基づいて、カメラ31で撮影された薬剤の数を検出するので、薬剤を視認して薬剤の数を検出するものに比べて、入力の手間を省き、薬剤数の情報を容易にデータ化することができる。
さらに、薬剤の全体形状及び薬剤の周囲に描かれた文字形状の情報に基づいて、薬剤の名称を検出するので、容易に薬剤の名称を検出することができる。
また、検出された薬剤の名称に基づいて、検出された薬剤の詳細情報を取得するので、手動で薬剤の情報を取得するものに比べて、入力の手間を省き、薬剤の情報を容易にデータ化することができる。
以上、本発明を、その好適な実施形態について説明したが、当業者であれば容易に理解できるように、本発明はこのような実施形態により限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、上記実施形では、服薬管理システム10に、レセプトコンピュータ11を含めているが、レセプトコンピュータ11を服薬管理システム10に含めなくてもよい。
上記実施形では、処方箋認識装置13、特徴量検出装置14、薬剤名称検出装置15、薬剤数検出装置16、及び服薬状況検出装置17を、携帯端末12に設けているが、携帯端末12とは別に設けるようにしてもよい。
上記実施形では、患者携帯端末40で薬剤パッケージを撮影し、撮影画像を、服薬管理システム10の携帯端末12に送信しているが、薬剤パッケージを撮影し、撮影画像を、服薬管理システム10の携帯端末12に送信するものは、患者携帯端末40に限らず、適宜変更可能であり、例えば、患者の部屋を撮影している監視カメラ、PC、専用端末等から、撮影画像を携帯端末12に送信するようにしてもよい。
上記実施形では、処方箋認識装置13は、所定の表示フォーマットとして、JAHISで定められたJAHIS標準表示フォーマットで表示させる処方箋文字データを生成しているが、所定の表示フォーマットは適宜変更可能であり、さらには、認識した文字を全て含む処方箋文字データを生成するようにしてもよい。
10…服薬管理システム、11…レセプトコンピュータ、12…携帯端末、13…処方箋認識装置、14…特徴量検出装置、15…薬剤名称検出装置、16…薬剤数検出装置、17…服薬状況検出装置、40…患者携帯端末(携帯端末)

Claims (4)

  1. 複数の薬剤が包装された薬剤パッケージを撮影したパッケージ撮影画像に基づいて、前記薬剤パッケージに包装されている薬剤の種類及び数を検出する薬剤情報検出装置と、
    前記薬剤情報検出装置で検出された薬剤の種類及び数と、処方箋の服用情報とに基づいて、処方箋の処方に応じた服薬を行ったか否かの服薬状況を検出する服薬状況検出装置と、
    を備えることを特徴とする服薬管理システム。
  2. 請求項1に記載の服薬管理システムにおいて、
    前記服薬状況検出装置は、前記薬剤情報検出装置で薬剤の名称及び数を検出した場合に、前記薬剤情報検出装置で同じ名称の薬剤を検出した前回の薬剤の数との差に基づいて、服薬状況を検出することを特徴とする服薬管理システム。
  3. 請求項1又は2に記載の服薬管理システムにおいて、
    前記薬剤情報検出装置で薬剤の名称及び数を検出した場合に、検出した日時を検出する日時検出手段を備えることを特徴とする服薬管理システム。
  4. 請求項1~3のいずれか1項に記載の服薬管理システムにおいて、
    前記薬剤情報検出装置は、前記パッケージ撮影画像を撮像する携帯端末から送信された前記パッケージ撮影画像のデータに基づいて、前記薬剤パッケージに包装されている薬剤の種類及び数を検出することを特徴とする服薬管理システム。
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