JP2023133331A - ピッキング支援システム - Google Patents

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Abstract

Figure 2023133331000001
【課題】ユーザーの種別ごとに薬品のピッキング作業の支援態様を変更することによりピッキング作業の効率化を図ることが可能なピッキング支援システムを提供すること。
【解決手段】ピッキング支援システム1は、ユーザーが予め設定される特定ユーザーであるか否かを特定する特定処理部411と、前記特定処理部411によって現在のユーザーが前記特定ユーザーであると特定された場合に、処方データに含まれる全ての種別の薬品の情報を表示可能な第1表示処理部412と、前記特定処理部411によって現在のユーザーが前記特定ユーザーでないと特定された場合に、前記処方データに含まれる前記薬品の情報のうち予め設定される第1種別の薬品の情報を除く第2種別の薬品の情報のみを表示可能な第2表示処理部413とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、薬品を取り揃えるピッキング作業を支援するピッキング支援システムに関する。
薬剤師が処方データに従って薬品を取り揃えるピッキング作業を行う際には、薬品の薬品棚などに付されている薬品識別情報を、処方データに処方薬として含まれる薬品の薬品識別情報と照合するシステムが用いられることがある(例えば特許文献1参照)。
特開2003-284760号公報
ところで、処方データに従って取り揃えるべき薬品には、薬剤師の調剤作業を補助するテクニシャン(調剤助手又は調剤技師など)が扱うべきではない麻薬又は向精神薬などが含まれることがある。そのため、一般に、この種のシステムのユーザーは、薬品の専門知識を有する薬剤師であることが前提となっている。
本発明の目的は、ユーザーの種別ごとに薬品のピッキング作業の支援態様を変更することによりピッキング作業の効率化を図ることが可能なピッキング支援システムを提供することにある。
本発明に係るピッキング支援システムは、ユーザーが予め設定される特定ユーザーであるか否かを特定する特定処理部と、前記特定処理部によって現在のユーザーが前記特定ユーザーであると特定された場合に、処方データに含まれる全ての種別の薬品の情報を表示可能な第1表示処理部と、前記特定処理部によって現在のユーザーが前記特定ユーザーでないと特定された場合に、前記処方データに含まれる前記薬品の情報のうち予め設定される第1種別の薬品の情報を除く第2種別の薬品の情報のみを表示可能な第2表示処理部とを備える。
本発明によれば、ユーザーの種別ごとに薬品のピッキング作業の支援態様を変更することによりピッキング作業の効率化を図ることが可能なピッキング支援システムが提供される。
図1は、本発明の実施形態に係るピッキング支援システムの構成を示す図である。 図2は、本発明の実施形態に係るピッキング表示装置の構成を示すブロック図である。 図3は、本発明の実施形態に係るピッキング表示装置の構成を示す外観模式図である。 図4は、本発明の実施形態に係るピッキング表示装置で実行されるピッキング支援処理の一例を示すフローチャートである。 図5は、本発明の実施形態に係るピッキング表示装置で実行される薬品照合処理の一例を示すフローチャートである。 図6は、本発明の実施形態に係るピッキング表示装置における表示画面の一例を示す図である。 図7は、本発明の実施形態に係るピッキング表示装置における表示画面の一例を示す図である。 図8は、本発明の実施形態に係るピッキング表示装置における表示画面の一例を示す図である。
以下添付図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明し、本発明の理解に供する。なお、以下の実施形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定する性格のものではない。
[ピッキング支援システム1]
図1及び図2に示されるように、本実施形態に係るピッキング支援システム1は、サーバー2と一又は複数のピッキング表示装置3とを備える。前記ピッキング表示装置3は、例えば病院、介護老人保健施設、又は薬局などの医療機関において、薬剤師及びテクニシャンなどのユーザーによって使用される。なお、前記ピッキング表示装置3の単体を本発明に係るピッキング支援システムと捉えてもよい。
前記サーバー2及び前記ピッキング表示装置3は、例えばLAN又はインターネットなどの通信網N1を介して有線又は無線で接続される。また、前記サーバー2及び前記ピッキング表示装置3は、無線LAN規格、又はBluetooth(登録商標)などの近距離無線通信規格に従って直接通信可能であってもよい。
なお、前記サーバー2には、医師等が処方データを登録するために使用する電子カルテシステム、オーダーリングシステム、又はレセプトシステムなどの上位システム6が前記通信網N1を介して接続される。前記処方データには、例えば処方箋No.(処方箋識別情報)、患者の氏名(患者識別情報)、性別、年齢、病棟、担当医師、担当薬剤師、処方対象の薬品の薬品名(薬品識別情報)、用量、用法などの情報が含まれる。
前記サーバー2は、制御部21及び記憶部22などを有している。前記制御部21は、CPU、ROM、RAM、及びEEPROM(登録商標)などの制御機器を有する。前記CPUは、各種の演算処理を実行するプロセッサーである。前記ROMは、前記CPUに各種の処理を実行させるための制御プログラムなどの情報が予め記憶される不揮発性の記憶部である。前記RAMは揮発性の記憶部、前記EEPROMは不揮発性の記憶部である。前記RAM及び前記EEPROMは、前記CPUが実行する各種の処理の一時記憶メモリー(作業領域)として使用される。
前記記憶部22は、前記制御部21によって実行される制御プログラム、前記処方データ、及び各種マスターデータなどが記憶されるフラッシュメモリ又はハードディスクドライブ等の不揮発性の記憶部である。具体的に、前記記憶部42には、薬品の情報が予め登録された薬品マスター及びユーザーマスター等が記憶される。なお、前記薬品マスター及び前記ユーザーマスターは、前記ピッキング表示装置3でも使用される。
例えば、前記薬品マスターには、薬品ごとに、薬品識別情報(薬品名、薬品コード)、薬品分類(分類コード)、薬品成分(成分コード)、JANコード、RSSコード、薬瓶コード、剤形、単位、比重、薬品種、配合変化、賦形薬品、及び注意事項などが対応付けて登録されている。
特に、前記薬品種には、麻薬、向精神薬、抗癌剤、冷所保存薬、又は暗所保存薬などの特定の薬品種別が含まれる。前記特定の薬品種別の薬品については、薬品の専門知識を有する資格も持った薬剤師が取り扱う必要があり、テクニシャンなどの他のユーザーが取り扱うことは禁止されている。以下、前記特定の種別の薬品として予め設定された薬品を第1種別の薬品と称し、その他の種別の薬品を第2種別の薬品と称する。
また、前記ユーザーマスターには、ユーザー識別情報(ユーザーID)、ユーザー名、ユーザー種別、及びパスワードなどが対応付けて記憶されている。前記ユーザー種別には、薬剤師初級、薬剤師上級、麻薬管理薬剤師、又は管理者などが含まれる。そして、前記ユーザーマスターは、前記ピッキング支援システム1へのユーザーのログイン、及び前記ピッキング表示装置3の現在のユーザーの前記ユーザー種別の特定などに用いられる。
そして、前記制御部21は、前記上位システム6から前記処方データを取得し、必要に応じて前記処方データを前記ピッキング表示装置3に入力する。例えば、前記制御部21は、前記上位システム6の予め設定された記憶装置内の処方データ記憶領域に前記処方データが記憶されたか否かを監視しており、前記処方データ記憶領域に前記処方データが記憶された場合に前記処方データを取得する。そして、前記制御部21は、例えば前記処方データを識別するための処方IDを前記ピッキング表示装置3から受信した場合に、当該ピッキング表示装置3に前記処方IDに対応する前記処方データを送信する。なお、前記ピッキング表示装置3が、前記サーバー2の前記記憶部22に記憶されている前記処方データを能動的に読み出すことによって前記処方データを取得してもよい。また、前記制御部21が、前記処方データに含まれる処方薬のうち薬剤師の手動で調剤が行われる薬品として予め登録されている処方薬のデータを前記ピッキング表示装置3に自動送信することも考えられる。さらに、前記上位システム6に登録された前記処方データ各々が、前記上位システム6から前記ピッキング表示装置3に送信されてもよい。
ところで、処方データに従って取り揃えるべき薬品には、薬剤師の調剤作業を補助するテクニシャンが扱うべきではない麻薬又は向精神薬などの前記第1種別の薬品が含まれることがある。そのため、一般に、この種のシステムのユーザーは、薬品の専門知識を有する薬剤師であることが前提となっている。これに対し、本実施形態に係る前記ピッキング支援システム1では、ユーザーの種別ごとに薬品のピッキング作業の支援態様を変更することによりピッキング作業の効率化を図ることが可能である。具体的には、薬品の取り揃え作業の一部をテクニシャンに分担することが可能となり、薬剤師によるピッキング作業を効率的に進めることが可能となる。
[ピッキング表示装置3]
図2及び図3に示されるように、前記ピッキング表示装置3は、携帯端末4及びコード読取端末5を備える。前記携帯端末4は、前記コード読取端末5に着脱可能である。そして、前記携帯端末4が前記コード読取端末5に装着されると、前記携帯端末4及び前記コード読取端末5が不図示のコネクタを介して接続され、前記携帯端末4及び前記コード読取端末5の間のデータ送受信が可能となる。なお、前記ピッキング表示装置3は、前記携帯端末4が前記コード読取端末5に装着される構成に限らず、前記携帯端末4及び前記コード読取端末5が一体化されたものであってもよい。
そして、前記ピッキング表示装置3は、薬剤師又はテクニシャンなどのユーザーが、薬品が収容されている薬品棚から、処方データに処方薬として含まれる薬品を取り揃えるピッキング作業を行う際に用いられる。より具体的に、前記ピッキング表示装置3では、薬品又は薬品が収容されている薬品棚などに付されているコードから前記コード読取端末5で読み取られる薬品識別情報と、前記処方データに処方薬として含まれる薬品の薬品識別情報とが照合される。例えば、前記コードは、バーコードのような一次元のコード、QRコード(登録商標)のような二次元のコード、又はGS1データバーなどである。
[携帯端末4]
図2及び図3に示されるように、前記携帯端末4は、制御部41、記憶部42、表示部43、タッチパネル44、通信I/F45、及び蓄電池46を備える。前記携帯端末4は、例えばPDA、スマートフォン、タブレット端末、又はメディアプレーヤーなどのモバイル端末である。具体的に、前記携帯端末4は、メーカー独自のOSによって動作が制御されるiPod(登録商標)又はiPhone(登録商標)などであることが考えられる。
前記表示部43は、前記制御部41からの制御指示に従って各種の情報を表示する液晶ディスプレイ又は有機ELディスプレイなどである。前記タッチパネル44は、前記表示部43に積層して設けられ、前記表示部43に表示される各種の表示画面に対する指又はタッチペンを用いたタッチ操作を受け付ける。具体的に、前記タッチパネル44は、前記タッチ操作の位置座標を静電容量方式又は抵抗膜方式で検出し、前記位置座標を前記制御部41に入力する。これにより、前記制御部41では、例えば前記表示画面各々における前記位置座標と操作内容との対応関係を示す操作対応情報などに基づいて操作内容を特定することが可能である。なお、前記操作対応情報は、前記制御部41のROM又は前記記憶部42などに予め記憶されている。
前記通信I/F45は、前記サーバー2などの外部機器との間で、予め定められた通信プロトコルに従って無線又は有線でデータ通信を実行することが可能な通信インターフェースである。例えば、前記通信I/F45は、IEEE802.11のような無線通信規格、或いはBluetooth(登録商標)及びNFC(Near Field Communications)のような近距離無線通信規格に従ってデータ通信を実行する。
前記蓄電池46は、前記携帯端末4に動作電力を供給する電源である。前記蓄電池46は、不図示の充電器で充電される。また、前記蓄電池46は、前記コネクタを介して前記コード読取端末5に電力を供給することも可能である。
前記制御部41は、CPU、ROM、RAM、及びEEPROM(登録商標)などの制御機器を有する。前記CPUは、各種の演算処理を実行するプロセッサーである。前記ROMは、前記CPUに各種の処理を実行させるための制御プログラムなどの情報が予め記憶される不揮発性の記憶部である。
前記RAMは揮発性の記憶部、前記EEPROMは不揮発性の記憶部である。前記RAM及び前記EEPROMは、前記CPUが実行する各種の処理の一時記憶メモリー(作業領域)として使用される。
前記記憶部42は、前記制御部41によって実行される制御プログラム、前記サーバー2から取得する前記処方データ、前記薬品マスター、及び前記ユーザーマスターなどの各種のデータが記憶されるフラッシュメモリ等の不揮発性の記憶部である。なお、前記制御部41は、前記サーバー2の前記記憶部22に記憶されている前記処方データ、前記薬品マスター、及び前記ユーザーマスターなどのデータを定期的に取得して更新する。また、前記記憶部42には、前記処方データ、前記薬品マスター、及び前記ユーザーマスターなどが記憶されず、前記制御部41が、前記サーバー2の前記記憶部22に記憶されている前記処方データ、前記薬品マスター、及び前記ユーザーマスターなどを参照する構成であってもよい。
そして、前記制御部41は、特定処理部411、第1表示処理部412、及び第2表示処理部413を含む。具体的に、前記制御部41は、前記CPUを用いて、前記ROM又は前記記憶部42に予め記憶された各種の制御プログラムに従って各種の処理を実行することにより前記特定処理部411、前記第1表示処理部412、及び前記第2表示処理部413として機能する。
前記特定処理部411は、前記ピッキング表示装置3のユーザーが予め設定される特定ユーザーであるか否かを特定する。例えば、前記特定処理部411は、前記タッチパネル44を用いて行われる前記ユーザー識別情報及び前記パスワードの入力操作に応じてログイン処理を実行し、前記ユーザー識別情報と前記ユーザーマスターとに基づいて、そのユーザーが前記特定ユーザーであるか否かを特定する。なお、前記制御部41は、前記ピッキング表示装置3にログイン中のユーザーが管理者である場合には、前記タッチパネル44のユーザー操作に応じて前記ユーザーマスターを編集することが可能である。
なお、前記特定処理部411は、前記コード読取端末5を用いて、ユーザーが保有するカードなどに記載されたコードから前記ユーザー識別情報を読み取り、前記ユーザー識別情報に基づいてユーザーをログインさせることも考えられる。さらに、前記特定処理部411は、前記通信I/F45による無線通信可能な特定の範囲に存在する携帯端末などのユーザー機器を自動的に検出し、前記ユーザー機器から読み取られる前記ユーザー識別情報に基づいてユーザーをログインさせることも考えられる。これらの場合にも、前記特定処理部411は、ユーザーが前記特定ユーザーであるか否かを前記ユーザー識別情報及び前記ユーザーマスターに基づいて特定可能である。
具体的に、前記特定処理部411は、前記ピッキング表示装置3にログイン中のユーザーについて、前記記憶部42に記憶されている前記ユーザーマスターに登録されている前記ユーザー種別が薬剤師(薬剤師初級、薬剤師上級、麻薬管理薬剤師)又は管理者である場合に前記特定ユーザーであると特定する。一方、前記特定処理部411は、前記ピッキング表示装置3にログイン中のユーザーについて前記記憶部42に記憶されている前記ユーザーマスターに登録されている前記ユーザー種別が、テクニシャン(テクニシャン初級、テクニシャン上級)である場合に前記特定ユーザーではないと特定する。即ち、本実施形態において、前記特定ユーザーは薬剤師又は管理者である。
前記第1表示処理部412は、前記特定処理部411によって現在のユーザーが前記特定ユーザーであると特定された場合に、前記処方データに含まれる全ての種別の薬品(第1種別の薬品及び第2種別の薬品)の情報を表示することが可能である。以下、前記第1表示処理部412によって前記処方データの情報が表示される場合の表示モードを第1表示モードと称する。
一方、前記第2表示処理部413は、前記特定処理部411によって現在のユーザーが前記特定ユーザーでないと特定された場合に、前記処方データに含まれる薬品の情報のうち前記第1種別の薬品の情報を除く前記第2種別の薬品の情報のみを表示する。以下、前記第2表示処理部412によって前記処方データの情報が表示される場合の表示モードを第2表示モードと称する。即ち、前記ピッキング表示装置3では、前記ピッキング表示装置3の現在のユーザーの種別に応じて前記処方データの情報の表示モードが切り替えられ、前記ピッキング表示装置3における表示態様が変化することになる。
[コード読取端末5]
図2及び図3に示されるように、前記コード読取端末5は、制御部51、読取操作部52、コード読取部53、及び蓄電池54を備える。前記コード読取端末5は、前記コードを読み取るために使用される情報読取部の一例である。
前記蓄電池54は、前記コード読取端末5に動作電力を供給する電源である。前記蓄電池54は、不図示の充電器で充電される。また、前記蓄電池54は、前記コネクタを介して前記携帯端末4に電力を供給することも可能である。即ち、前記ピッキング表示装置3では、前記携帯端末4及び前記コード読取端末5の間で前記蓄電池46及び前記蓄電池54が共用可能であり、前記蓄電池46及び前記蓄電池54の一方の残量が低下した場合でも動作が継続可能である。
前記コード読取部53は、赤色の光源及び受光部を備え、前記光源を発光させたときに前記受光部が受光する反射光に基づいて前記コードを読み取ることが可能である。なお、前記コード読取部53では、前記光源からの光が前記コード読取端末5の背面側に設けられた出射窓から照射され、前記出射窓に入射する反射光が前記受光部で受光される。例えば、前記コードの読取方式には、前記光源としてLEDアレイを用い、前記受光部としてCCDを用いるリニアCCD式又は2Dイメージャ式などがある。また、前記コードの読取方式としては、他にレーザー式又は手動走査式なども考えられる。
前記読取操作部52は、ユーザーによる押下操作に応じて前記制御部51に押下信号を入力する。前記読取操作部52は、前記携帯端末4が前記コード読取端末5に装着された状態で前記タッチパネル44の側方に位置する前記コード読取端末5の外周面に設けられている。
前記制御部51は、CPU、ROM、RAM、及びEEPROM(登録商標)などの制御機器を有する。前記CPUは、各種の演算処理を実行するプロセッサーである。前記ROMは、前記CPUに各種の処理を実行させるための制御プログラムなどの情報が予め記憶される不揮発性の記憶部である。前記RAMは揮発性の記憶部、前記EEPROMは不揮発性の記憶部である。前記RAM及び前記EEPROMは、前記CPUが実行する各種の処理の一時記憶メモリー(作業領域)として使用される。
そして、前記制御部51は、読取処理部511を含む。具体的に、前記制御部51は、前記CPUを用いて、前記ROM又は前記EEPROMに予め記憶された制御プログラムに従って各種の処理を実行することにより前記読取処理部511として機能する。
前記読取処理部511は、前記読取操作部52に応じて前記押下信号が入力された場合、及び前記携帯端末4から読取指示を受信した場合に、それぞれ前記コード読取部53による前記コードの読取処理を開始する。なお、前記読取処理部511は、前記コード読取部53によって読み取った情報を前記携帯端末4に入力する。
また、前記ピッキング支援システム1において、薬品が収容されている薬品棚にICタグが付されており、前記コード読取端末5が、前記ICタグから無線で前記薬品識別情報を読み取り可能であることも他の実施形態として考えられる。
[ピッキング支援処理]
次に、図4を参照しつつ、前記ピッキング表示装置3において、前記携帯端末4の前記制御部41によって実行される前記ピッキング支援処理の手順の一例について説明する。なお、前記ピッキング支援処理は、前記携帯端末4において、前記ピッキング支援処理を実行するためのアプリケーションの起動操作が行われた場合に前記制御部41によって開始される。また、本実施形態では、前記制御部41が前記ピッキング支援処理及び後述の薬品照合処理を実行する場合について説明するが、前記ピッキング表示装置3が操作用端末として用いられ、前記ピッキング支援処理及び後述の薬品照合処理が前記サーバー2の前記制御部21によって実行されてもよい。
<ステップS11>
ステップS11において、前記制御部41は、前記ピッキング表示装置3にユーザーがログインしているか否かを判断する。そして、前記制御部41は、ユーザーがログインしている場合は(S11:Yes)、処理をステップS12に移行させ、ログインされるまでの間は(S11:No)、処理を前記ステップS11で待機させる。
なお、前記制御部41は、前記ピッキング表示装置3にユーザーがログインしていない状態では、ログインを促すためのメッセージを含むログイン画面D11を前記表示部43に表示させる。例えば、図6(A)は、前記ログイン画面D11の一例を示す図である。そして、前記制御部41は、ユーザーによるログイン操作が行われた場合に、前記ログイン操作で入力されたユーザー識別情報(ユーザーID)及びパスワードと前記ユーザーマスターとに基づいてユーザーのログイン処理を実行する。これにより、前記ステップS11において、前記制御部41は、前記ピッキング表示装置3にユーザーがログインしていると判断する。なお、前述したように、前記コード読取端末5を用いて前記ユーザー識別情報が読み取られ、又は前記通信I/F45により前記ユーザー機器から自動的に前記ユーザー識別情報が読み取られることによりログインが行われてもよい。
<ステップS12>
ステップS12において、前記制御部41は、前記ピッキング表示装置3に現在ログイン中のユーザーが前記特定ユーザーである場合は(S12:Yes)、処理をステップS121に移行させ、前記特定ユーザーでない場合は(S12:No)、処理をステップS13に移行させる。なお、前記制御部41は、前記ユーザーマスターに基づいてユーザーが前記特定ユーザーであるか否かを判断することが可能である。
<ステップS121>
ステップS121において、前記制御部41は、前記ピッキング表示装置3における表示モードを前記特定ユーザーに対応する前記第1表示モードに設定する。即ち、前記処方データのうち前記第1種別の薬品及び前記第2種別の薬品の表示が可能な状態になる。
<ステップS13>
ステップS13において、前記制御部41は、前記ピッキング表示装置3における表示モードを前記第2表示モードに設定する。即ち、前記処方データのうち前記第2種別の薬品の表示のみが可能な状態になる。
<ステップS14>
ステップS14において、前記制御部41は、前記ピッキング表示装置3を用いて行う業務内容を選択するための業務選択画面D12を前記表示部43に表示させる。ここに、図6(B)は、前記表示モードが前記第1表示モードである場合の前記業務選択画面D12の一例を示す図であり、図6(C)は、前記表示モードが前記第2表示モードである場合の前記業務選択画面D12の一例を示す図である。前記第1表示モードでは、図6(B)に示されるように、前記業務選択画面D12に、前記特定ユーザーが選択可能な業務内容として予め設定された「ピッキング」、「充填業務」、「払出記録」が表示される。また、前記第2表示モードでは、図6(C)に示されるように、前記業務選択画面D12に、前記特定ユーザーではない他のユーザーが選択可能な業務内容として予め設定された「ピッキング」のみが表示される。即ち、前記制御部41は、前記ピッキング表示装置3にログイン中のユーザーのユーザー種別に応じて選択可能な業務内容も切り替える。
また、図6(B)及び図6(C)に示されているように、業務選択画面D12の最下段の表示領域A11には、現在ログイン中のユーザーを示すユーザー識別情報(ユーザーID等)に対応するユーザー名が表示される。さらに、前記表示領域A11には、現在ログイン中のユーザーが前記特定ユーザーであるか否かを識別可能な情報が表示されてもよい。例えば、前記制御部41は、前記表示領域A11に、現在ログイン中のユーザーに対応する前記ユーザー種別(テクニシャン初級、テクニシャン上級、薬剤師初級、薬剤師上級、又は麻薬管理薬剤師など)を前記ユーザー名と共に前記表示領域A11に表示させることが考えられる。また、前記制御部41は、前記表示領域A11の背景色を前記ユーザー種別に応じて変更することも考えられる。なお、前記制御部41は、前記ユーザー種別各々に対応して予め設定された図柄などを前記表示領域A11に表示させることも考えられる。このように、前記表示領域A11において前記ユーザー種別が識別可能に表示されることにより、ユーザーは、前記ユーザーマスターにおいて自分自身に対応付けて登録されているユーザー種別を容易に認識することが可能となり、前記ユーザーマスターの登録間違い又は更新漏れ等が発見されやすくなる。また、ユーザー各々が前記ピッキング表示装置3を使用している場合に、そのユーザー以外の指導者などの第3者が前記ピッキング表示装置3の表示画面を一見するだけでそのユーザーに対応する前記ユーザー種別を把握することが可能である。なお、前記表示領域A11は、後述の読取画面D21、薬品表示画面D22、薬品量表示画面D23、完了画面D24などにも表示される。
<ステップS15>
ステップS15において、前記制御部41は、前記業務選択画面D12において、前記業務内容として「ピッキング」が選択されると(S15:Yes)、処理をステップS16に移行させ、前記業務内容として「ピッキング」が選択されていなければ(S15:No)、処理を前記ステップS15で待機させる。なお、前記業務選択画面D12において「充填業務」又は「払出記録」などの他の業務内容が選択された場合には、前記他の業務内容に対応する処理が実行されるが、ここではその説明を省略する。
<ステップS16>
ステップS16において、前記制御部41は、ピッキング作業の対象となる前記処方データが選択されたか否かを判断する。そして、前記制御部41は、前記処方データが選択されたと判断すると(S16:Yes)、処理をステップS17に移行させ、前記処方データが選択されていなければ(S16:No)、処理を前記ステップS16で待機させる。
具体的に、前記制御部41は、前記処方データの読み取り(入力)を促すためのメッセージを含む読取画面D21を前記表示部43に表示させる。例えば、図7(A)は、前記読取画面D21の一例を示す図である。そして、前記制御部41は、ユーザーにより前記コード読取端末5を用いて前記処方データのコードが読み取られた場合に、前記コードから読み取られる処方箋No.(処方箋識別情報)に基づいて前記処方データを特定する。これにより、前記ステップS16において、前記制御部41は、前記処方データが選択されたと判断する。なお、前記制御部41は、前記タッチパネル44を用いて前記処方箋No.が入力されて開始操作が行われた場合にも前記処方箋No.に基づいて前記処方データを特定する。
<ステップS17>
ステップS17において、前記制御部41は、前記処方データに処方薬として含まれる薬品各々について薬品照合処理を実行する。但し、前述したように、前記薬品照合処理では、前記ピッキング表示装置3のユーザーが前記特定ユーザーである場合には全ての薬品の情報が表示可能であるが、前記特定ユーザーではない場合は前記第1種別の薬品を除く前記第2種別の薬品の情報のみが表示可能である。前記制御部41は、前記薬品照合処理の終了後、処理を前記ステップS16に戻す。なお、前記制御部41は、前記ピッキング表示装置3におけるログアウト処理が実行された場合に処理を前記ステップS11に戻し、前記業務内容である「ピッキング」の終了操作が行われた場合には処理を前記ステップS14に戻す。
[薬品照合処理]
次に、図5を参照しつつ、前記ステップS17で前記制御部41によって実行される前記薬品照合処理について説明する。
なお、以下の薬品照合処理では、前記処方データに「AAAA錠60mg」、「BBBB錠100mg」、「CCCC錠200」が処方薬として含まれる場合を例に挙げつつ説明することがある。そして、「CCCC錠200」は、前記第1種別の薬品として前記薬品マスターに登録されている薬品であり、「AAAA錠60mg」、「BBBB錠100mg」は、前記第2種別の薬品として前記薬品マスターに登録されている薬品であるとする。
<ステップS21>
ステップS21において、前記制御部41は、前記ピッキング表示装置3における表示モードが前記第1表示モードであるか否かを判断する。前記表示モードが前記第1表示モードであると判断されると(S21:Yes)、処理がステップS22に移行し、前記第1表示モードではないと判断されると(S21:No)、処理がステップS211に移行する。
<ステップS22>
ステップS22において、前記制御部41は、前記第1表示モードに従って、前記処方データに処方薬として含まれる薬品の情報を表示するための薬品表示画面D22を表示部43に表示させる。なお、前記ステップS22は、前記制御部41の前記第1表示処理部412によって実行される。前記薬品表示画面D22では、前記処方データに処方薬として含まれている薬品のうち取り揃えが必要な全ての薬品の情報がピッキング作業の対象として表示可能である。
ここに、図7(B)は、前記第1表示モードにおける前記薬品表示画面D22の一例を示す図である。図7(B)に示される前記薬品表示画面D22では、前記処方データに含まれる処方薬のうち、前記第1種別の薬品及び前記第2種別の薬品を含む全ての薬品の情報が表示されている。具体的には、図7(B)に示される前記薬品表示画面D22では、「AAAA錠60mg」、「BBBB錠100mg」、「CCCC錠200」に対応する薬品名(薬品識別情報)が表示されている。なお、前記薬品表示画面D22では、前記第1種別の薬品及び前記第2種別の薬品が識別可能な態様で表示されてもよい。さらに、図7(B)に示される前記薬品表示画面D22では、前記処方データに対応する患者名も表示されている。また、前記制御部41は、前記薬品表示画面D22におけるユーザー操作に応じて前記処方データに含まれる全ての情報を任意に表示させることも可能である。
さらに、前記薬品表示画面D22では、後述のステップS24における照合が完了している照合済みの薬品と、照合が完了していない未照合の薬品とが識別可能な表示態様で表示される。例えば、前記薬品表示画面D22において、照合済みの薬品については、「済」の文字が付されること、或いは、背景の色又は文字の色などが変更されることが考えられる。なお、前記制御部41は、後述のステップS24において照合結果が記憶されている薬品を照合済みの薬品として表示する。
さらに、前記制御部41は、前記薬品表示画面D22において、前記特定ユーザーではない他のユーザーによって行われたピッキング作業で照合対象にならなかった前記第1種別の薬品が存在する場合には、その旨を表示されることが考えられる。即ち、前記制御部41は、後述のステップS24において第2照合モードで照合されていない薬品が識別可能に表示される。具体的に、前記制御部41は、後述のステップS261で未照合の薬品として記憶されている薬品について、前記ピッキング作業で照合対象にならなかった旨が表示されることが考えられる。これにより、薬剤師などの前記特定ユーザーは、前記処方データに処方薬として含まれる薬品について、テクニシャンなどの他のユーザーによるピッキング作業の対象とならなかったために照合処理が実行されていない薬品と、自分が照合処理を実行していない薬品とを区別することが可能である。
<ステップS211>
一方、ステップS211において、前記制御部41は、前記第2表示モードに従って、前記処方データに処方薬として含まれる薬品の情報を表示するための前記薬品表示画面D22を表示部43に表示させる。なお、前記ステップS211は、前記制御部41の前記第2表示処理部413によって実行される。前記薬品表示画面D22では、前記処方データに処方薬として含まれている薬品のうち前記第2種別の薬品の情報のみがピッキング作業の対象として表示可能である。
ここに、図8(A)は、前記第2表示モードにおける前記薬品表示画面D22の一例を示す図である。図8(A)に示される前記薬品表示画面D22では、前記処方データに含まれる処方薬のうち、前記第2種別の薬品の情報のみが表示されている。具体的には、図8(A)に示される前記薬品表示画面D22では、「AAAA錠60mg」、「BBBB錠100mg」に対応する薬品が収容されている収容部の識別情報として薬品棚の番号が表示されている。なお、図8(A)に示される前記薬品表示画面D22では、「CCCC錠200」に対応する薬品が収容されている収容部の識別情報として薬品棚の番号は表示されていない。また、図8(A)に示される前記薬品表示画面D22では、前記処方データに対応する患者名も表示されていない。なお、前記第2表示モードにおいても、前記薬品表示画面D22に薬品名又は患者名が表示されてもよい。
<ステップS23>
その後、ステップS23において、前記制御部41は、前記コード読取端末5を用いて前記薬品識別情報が読み取られたか否かを判断する。ここで、前記薬品識別情報が読み取られたと判断すると(S23:Yes)、処理がステップS24に移行し、前記薬品識別情報が読み取られるまでの間は(S23:No)、処理がステップS23で待機する。
<ステップS24>
ステップS24において、前記制御部41は、前記コード読取端末5で読み取られる前記薬品識別情報と前記処方データに処方薬として含まれる薬品の前記薬品識別情報とを照合する。特に、前記制御部41は、前記処方データに処方薬として含まれる薬品のうち、前記ステップS21又は前記ステップS211によって前記薬品表示画面D22に表示されている薬品の前記薬品識別情報と前記コード読取端末5で読み取られる前記薬品識別情報とを照合する。
具体的に、前記表示モードが前記第1表示モードである場合、前記制御部41は、前記ステップS21によって前記薬品の情報が表示された状態で前記薬品の情報と前記コード読取端末5により読み取られる前記薬品識別情報とを照合する第1照合モードを実行する。また、前記表示モードが前記第2表示モードである場合、前記制御部41は、前記ステップS211によって前記薬品の情報が表示された状態で前記薬品の情報と前記コード読取端末5により読み取られる前記薬品識別情報とを照合する第2照合モードとを実行する。
ここで、前記照合の結果、前記薬品識別情報が一致しない場合、前記制御部41は、予め定められた照合エラーメッセージを前記表示部43に表示させる。一方、前記照合の結果、前記薬品識別情報が一致する場合、前記制御部41は、前記薬品識別情報に対応する必要総量を表示するための薬品量表示画面D23を前記表示部43に表示させ、前記照合結果を前記処方データに対応付けて記憶する。
ここに、図7(C)は、前記第1表示モードにおける前記薬品量表示画面D23の一例を示す図である。図7(C)に示す例では、前記薬品識別情報に対応する薬品の情報として薬品名が表示されると共に、その薬品の必要総量(30錠)が表示されている。なお、前記必要総量は、前記処方データに含まれる用法及び服用期間などの情報に基づいて算出される。また、図7(C)に示す例では、前記薬品量表示画面D23に、前記処方データに含まれる情報のうち患者名及び薬品の用法(1日3回毎食後)などの予め設定された他の付加情報も表示されている。また、前記付加情報には、薬品の用量が含まれていてもよい。これにより、前記特定ユーザーである薬剤師は、前記処方データの患者名及び用法などを意識しつつ前記処方データに従ったピッキング作業を行うことが可能となる。
一方、図8(B)は、前記第2表示モードにおける前記薬品量表示画面D23の一例を示す図である。図8(B)に示す例では、前記薬品識別情報に対応する薬品が収容されている収容部の情報として、その薬品が収容されている薬品棚の番号が表示されると共に、その薬品の必要総量(30錠)が表示されている。即ち、前記第2表示モードにおける前記薬品量表示画面D23では薬品名(薬品識別情報)が表示されない。なお、前記第2表示モードにおいても前記薬品量表示画面D23に薬品名が表示されることも他の実施形態として考えられる。
さらに、図8(B)に示す例では、前記薬品量表示画面D23に、前記処方データに含まれる情報のうち患者名及び用法も表示されない。これにより、前記特定ユーザーではないテクニシャンなどのユーザーは、前記処方データの患者名及び用法などを意識することなく、前記薬品棚の番号に対応する前記薬品棚から必要総量の薬品を取り出すだけの単純な作業を行うことが可能となる。なお、前記第1表示モード及び前記第2表示モード各々で表示可能な前記処方データの情報は、ここで説明したものに限らず予め設定されていればよい。
<ステップS25>
ステップS25において、前記制御部41は、前記処方データに含まれる処方薬のうち前記薬品表示画面D22に表示される全ての薬品の照合処理が終了したか否かを判断する。即ち、前記第1表示モードである場合には、前記処方データに処方薬として含まれる全ての薬品について照合処理が終了したか否かが判断され、前記第2表示モードである場合には、前記処方データに処方薬として含まれる薬品のうち前記第2種別の薬品について照合処理が終了したか否かが判断される。そして、前記照合処理が終了したと判断されると(S25:Yes)、処理がステップS26に移行し、前記照合処理が終了していないと判断されると(S25:No)、処理が前記ステップS23に戻される。
<ステップS26>
ステップS26において、前記制御部41は、前記処方データに含まれる処方薬の全てについて照合処理が終了したか否かを判断する。即ち、前記第1表示モードおよび前記第2表示モードのいずれの場合であっても、前記処方データの全ての薬品について照合処理が終了したか否かが判断される。そして、前記照合処理が終了したと判断されると(S26:Yes)、処理がステップS27に移行し、前記照合処理が終了していないと判断されると(S26:No)、処理が前記ステップS261に移行する。
<ステップS261>
ステップS261において、前記制御部41は、前記処方データに含まれる処方薬のうち前記照合処理が実行されていない薬品を、未照合の薬品として前記処方データに対応付けて記憶する。
<ステップS27>
ステップS27において、前記制御部41は、前記処方データに含まれる全ての処方薬について前記照合処理が完了した旨を示す完了画面D24を表示させると共に、その旨を前記処方データに対応付けて記憶する。なお、図7(D)は、前記完了画面D24の一例を示す図である。
以上説明したように、前記ピッキング表示装置3では、予め設定された薬剤師などの特定ユーザーについては、前記処方データに処方薬として含まれる薬品の情報の全てが表示可能である。一方、テクニシャンなどのユーザーについては、前記処方データのうち前記第2種別の薬品の情報のみが表示されることになる。従って、前記処方データに前記第1種別及び前記第2種別の薬品が含まれる場合、テクニシャンなどのユーザーは、前記第2種別の薬品の取り揃えのみを実行し、残りの前記第1種別の薬品を取り扱うことがない。一方、薬剤師などの特定ユーザーは、テクニシャンが取り揃えた前記第2種別の薬品を取り揃える必要がなく、前記テクニシャンが取り揃えなかった前記第1種別の薬品の取り揃えのみを実行することが可能である。即ち、前記処方データに基づいて薬品を取り揃えるピッキング作業を薬剤師及びテクニシャンで分担して効率的に行うことが可能である。
なお、前記ピッキング表示装置3各々において、前記制御部41が、初期設定におけるユーザー操作に応じて前記ピッキング表示装置3の表示モードを前記第1表示モード及び前記第2表示モードのいずれかに設定することも可能である。また、前記ピッキング支援システム1には、前記第1表示モード又は前記第2表示モードのいずれか一方のみが実行可能であり、例えば外観が異なる前記ピッキング表示装置3が含まれていてもよい。
さらに、本実施形態では、前記処方データに含まれる薬品各々について前記特定ユーザー及び前記特定ユーザーを除く他のユーザーのいずれか一方の操作によって前記照合処理が実行された場合に前記薬品について照合完了となる場合について説明した。一方、前記薬品棚から取り出された前記薬品に前記薬品識別情報が付されていることが考えられる。そこで、前記制御部41は、前記他のユーザーの操作によって前記照合処理が実行された場合には、その後に、前記特定ユーザーの操作による前記照合処理が実行されたときに、前記薬品について照合完了となることが他の実施形態として考えられる。これにより、前記他のユーザーが、前記薬品棚から前記薬品をトレイなどに取り出して集めた後、前記特定ユーザーが、前記トレイに集められた前記薬品の適否をより確実に確認することが可能となる。なお、この場合、前記他のユーザーの操作による前記照合処理が実行されることなく、前記特定ユーザーの操作による前記照合処理が実行されたときには、その時点で前記薬品について照合完了となる。
1 ピッキング支援システム
2 サーバー
3 ピッキング表示装置
4 携帯端末
5 コード読取端末
41 制御部
411 特定処理部
412 第1表示処理部
413 第2表示処理部
43 表示部
44 タッチパネル

Claims (1)

  1. 処方データに含まれる全ての種別の薬品の情報を表示可能な第1表示モードと、前記処方データに含まれる前記薬品の情報のうち予め設定される特定ユーザーが取り扱う必要がある薬品として予め設定される第1種別の薬品の情報を除く第2種別の薬品の情報のみを表示可能な第2表示モードとを切り替え可能な制御部を備えるピッキング支援システムであって、
    前記制御部は、
    現在のユーザーが前記特定ユーザーである場合に前記第1表示モードを選択し、前記現在のユーザーが前記特定ユーザーでない場合に前記第2表示モードを選択し、
    前記ピッキング支援システムを用いて行う業務内容を選択するための表示画面で選択可能な業務内容を現在のユーザーの種別に応じて切り替える、
    ピッキング支援システム。
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