JP6511784B2 - コード読取システム、情報端末 - Google Patents

コード読取システム、情報端末 Download PDF

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Description

本発明は、一次元又は二次元のコードを読み取り可能なコード読取システム及びこれに用いられる情報端末に関する。
一般に、バーコード及びQRコード(登録商標)のような一次元又は二次元のコードを読み取ることが可能なコード読取端末が知られている。例えば、コード読取端末は、薬剤師などのユーザーがコード化された薬品識別情報を読み取る際に用いられる。また、コード読取端末が、読み取られた薬品識別情報と処方データとを照合する照合処理を実行する機能を有することもある(例えば特許文献1参照)。
特開2003−284760号公報
一方、近年では、PDA、スマートフォン、タブレット端末などのような情報端末が、コードを読み取るコード読取機能を有することがある。このような情報端末では、例えば前記照合処理などの情報処理を実行することも可能である。但し、情報端末は、コード読取端末のようにコード読取機能を実現する専用端末ではなく、他の処理機能を備えるものである。そのため、例えばコードの読み取りの高速化又は多種類のバーコードの読み取りがコード読取端末に比べて困難である。そこで、コード読取端末に情報端末が着脱可能であり、コード読取端末により読み取られる情報を情報端末で処理することが考えられる。
ところで、コード読取端末を常にコードが読み取り可能な状態にすることは省電力などの観点から好ましくない。そのため、ユーザーによる読取操作に応じてコード読取端末を読み取り可能な状態に遷移させることが考えられる。例えば、コード読取装置では、ユーザーによる読取操作が行われた場合に、コード読取装置に設けられた光源を発光させ、そのときに受光する反射光に基づいて前記コードを読み取る読取処理が実行されることが考えられる。
しかしながら、情報端末が装着されて用いられるコード読取端末において、読取処理を開始させるための読取操作部がコード読取端末に設けられている場合には、ユーザーの操作性に問題が生じることがある。例えば、ユーザーが情報端末のタッチパネルの操作を行っている途中で読取操作部を操作する必要が生じた際は、ユーザーはタッチパネルの操作を一旦止めて、コード読取端末の読取操作部を操作することになり、操作性に問題が生じる。また、ユーザーが片手でコード読取端末を持って情報端末のタッチパネルの操作を行っている途中で読取操作部を操作するためには、コード読取端末の持ち方を変えるなどの手間が生じることがある。
本発明の目的は、読取操作の操作性が高いコード読取システム及びこれに用いられる情報端末を提供することにある。
本発明に係るコード読取システムは、一次元又は二次元のコードを読み取るコード読取部を有するコード読取端末と、前記コード読取端末に着脱可能な情報端末とを備えるコード読取システムである。そして、前記情報端末は、タッチパネルと、前記タッチパネルの操作に応じて前記コード読取端末に読取指示を送信する送信処理部と、前記コード読取端末で読み取られる情報に基づいて情報処理を実行する情報処理部とを備える。また、前記コード読取端末は、読取操作部と、前記読取操作部が操作された場合及び前記読取指示を受信した場合にそれぞれ前記コード読取部による前記コードの読取処理を開始する読取処理部とを備える。
本発明によれば、ユーザーは、前記読取操作部だけでなく、前記タッチパネルを操作することによっても、前記読取処理を開始させることができるため、読取操作の操作性の高いコード読取システムが提供される。例えば、ユーザーが片手で前記コード読取端末を持って前記情報端末の前記タッチパネルの操作を行っている途中であっても、前記コード読取端末の持ち方を変えるなどの手間を要しない。
前記読取操作部は、前記情報端末が前記コード読取端末に装着された状態で前記タッチパネルの側方に位置する前記コード読取端末の外周面に設けられている。このような構成では、前記コード読取端末を操作するユーザーから見て前記タッチパネルの正面側と右側面側又は左側面側とを含む複数の方向から操作することができ、高い操作性が実現される。
前記送信処理部は、前記タッチパネルに対応する表示部に表示される表示画面のうち予め定められた読取指示領域の操作に応じて前記読取指示を前記コード読取端末に送信するものであることが考えられる。ここで、前記読取指示領域は、前記表示画面のうち前記読取指示とは異なる操作機能が割り当てられた他機能割当領域を除く一部又は全部の領域である。これにより、本来は前記タッチパネルの操作キーとして使用されていない領域が前記読取指示を行うために使用されるため、前記表示部の他の表示内容の表示サイズを圧迫することがない。
前記読取指示領域は、前記表示画面の種類ごとに予め定められていることが考えられる。これにより、前記表示画面の種類ごとに前記読取指示領域を変化させることができるため、前記表示画面各々において予め定められた位置に前記読取指示領域が配置される場合に比べて前記表示画面各々の画面構成の自由度が高まる。
前記読取指示領域は、前記表示画面のうち文字及び画像が表示されていない余白領域を含むことが考えられる。これにより、本来は余白領域を有効利用することができる。
前記読取指示領域は、前記表示画面のうち前記読取指示を示唆しない他の文字が表示され、前記読取指示を示唆する文字が表示されていない他表示領域を含むことが考えられる。これにより、本来は文字による情報が表示されるだけの領域を有効利用することができる。
前記読取指示領域は、前記表示画面における上下左右の少なくとも一つの内周縁部の領域を含むことが考えられる。これにより、前記表示画面における表示内容に影響の小さい領域を有効利用することができる。
前記コード読取部は、光源を発光させたときに受光する反射光に基づいて前記コードを読み取るものであることが考えられる。この場合、前記読取処理部は、前記読取操作部が操作された場合及び前記読取指示を受信した場合にそれぞれ前記光源の発光を開始することが考えられる。これにより、前記読取操作部が操作されていない場合又は前記読取指示を受信していない場合は、前記光源を消灯させることができるため省電力化が図られる。
具体的に、前記情報処理部は、前記コード読取端末で読み取られる薬品識別情報と処方データとを照合する照合処理を実行することが考えられる。これにより、前記処方データに基づいて薬品を調剤する薬剤師等のユーザーは、操作性の高い前記コード読取システムを用いてその調剤作業を効率良く行うことができる。
また、前記情報端末が前記コード読取端末に装着される際に前記情報端末及び前記コード読取端末を通信可能に接続するコネクタが前記情報端末及び前記コード読取端末各々に設けられることが考えられる。ここで、前記送信処理部は、前記情報端末が前記コード読取端末に装着された状態で前記コネクタを介して前記読取指示を送信することが考えられる。
また、前記情報端末及び前記コード読取端末各々が電源を備え、前記情報端末及び前記コード読取端末の少なくとも一方の前記電源が他方に電力を供給可能であることが考えられる。これにより、前記情報端末及び前記コード読取端末の少なくとも一方の前記電源により他方に駆動電力を補うことが可能となる。
また、本発明は、一次元又は二次元のコードを読み取るコード読取部を有するコード読取端末に着脱可能な情報端末として捉えることが可能である。具体的に、前記情報端末は、タッチパネルと、前記タッチパネルの操作に応じて前記コード読取端末に読取指示を送信する送信処理部と、前記コード読取端末で読み取られる情報に基づいて情報処理を実行する情報処理部とを備える。
また、前記送信処理部は、前記タッチパネルに対応する表示部に表示される表示画面のうち予め定められた読取指示領域の操作に応じて前記読取指示を前記コード読取端末に送信するものであることが考えられる。ここで、前記読取指示領域は、前記表示画面のうち前記読取指示とは異なる操作機能が割り当てられた他機能割当領域を除く一部又は全部の領域である。
本発明によれば、読取操作の操作性が高いコード読取システム及びこれに用いられる情報端末を提供することができる。
図1は、本発明の実施形態に係るコード読取システムの構成を示すブロック図である。 図2は、本発明の実施形態に係るコード読取システムの構成を示す外観模式図である。 図3は、本発明の実施形態に係るコード読取システムの構成を示す分解模式図である。 図4は、本発明の実施形態に係るコード読取システムの構成を示すシステム構成図である。 図5は、本発明の実施形態に係るコード読取システムの情報端末で実行される操作制御処理の手順の一例を示すフローチャートである。 図6は、本発明の実施形態に係るコード読取システムのコード読取端末で実行される読取制御処理の手順の一例を示すフローチャートである。 図7は、本発明の実施形態に係るコード読取システムの情報端末で実行される調剤支援処理の手順の一例を示すフローチャートである。 図8は、本発明の実施形態に係るコード読取システムの情報端末の表示画面の一例を示す図である。 図9は、本発明の実施形態に係るコード読取システムの情報端末の表示画面の一例を示す図である。 図10は、本発明の実施形態に係るコード読取システムの情報端末の表示画面の一例を示す図である。 図11は、本発明の実施形態に係るコード読取システムの情報の表示画面の一例を示す図である。
以下添付図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明し、本発明の理解に供する。なお、以下の実施形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定する性格のものではない。
[調剤支援システム1]
ここに、図1は、本発明の実施形態に係る調剤支援システム1の概略構成を示すブロック図である。図1に示されるように、前記調剤支援システム1は、サーバー2と一又は複数のコード読取システム3とを備える。前記コード読取システム3は、例えば病院、老健施設、又は薬局などの医療機関で薬剤師等の医療従事者によって使用される。
前記サーバー2及び前記コード読取システム3は、例えばLAN又はインターネットなどの通信網N1を介して接続される。また、前記サーバー2及び前記コード読取システム3は、無線LAN規格、又はBluetooth(登録商標)などの近距離無線通信規格に従って直接通信可能であってもよい。なお、前記サーバー2には、医師等が処方データを登録するために使用する電子カルテシステム、オーダーリングシステム、又はレセプトシステムなどの上位システム6が前記通信網N1を介して接続される。前記処方データには、例えば患者の氏名、性別、年齢、病棟、担当医師、担当薬剤師などの基本情報、及び患者の処方薬の種類、用量、用法などの薬品情報が含まれる。
前記サーバー2は、前記上位システム6から前記処方データを取得し、必要に応じて前記処方データを前記コード読取システム3に入力する。例えば、前記サーバー2は、前記上位システム6の予め設定された記憶装置内の処方データ記憶領域に前記処方データが記憶されたか否かを監視しており、前記処方データ記憶領域に前記処方データが記憶された場合に前記処方データを取得する。そして、前記サーバー2は、前記コード読取システム3から前記処方データを識別するための処方IDを受信した場合に、前記処方IDに対応する前記処方データを前記コード読取システム3に送信する。また、前記サーバー2が、前記処方データに含まれる処方薬のうち薬剤師の手動で調剤が行われる薬品として予め登録されている処方薬のデータを前記コード読取システム3に自動送信することも考えられる。なお、前記上位システム6に登録された前記処方データ各々が、前記上位システム6から前記コード読取システム3に送信されることも考えられる。
[コード読取システム3]
次に、図2〜図4を参照しつつ、前記コード読取システム3について説明する。なお、図2は、前記コード読取システム3の外観図、図3は、前記コード読取システム3の分解模式図、図4は、前記コード読取システム3のシステム構成図である。以下の説明では、図2及び図3において定義されている前後及び左右の方向を用いることがある。
前記コード読取システム3は、情報端末4及びコード読取端末5を備える。前記情報端末4は、前記コード読取端末5に着脱可能であり、前記コード読取端末5には、前記情報端末4を装着するための被装着部50が設けられている。なお、本実施形態では、前記コード読取システム3が前記医療機関で使用される場合を例に挙げて説明するが、前記コード読取システム3は、例えば物流過程などの他の用途で使用されることも考えられる。
前記情報端末4及び前記コード読取端末5には、相互に連結可能なコネクタ47及びコネクタ55が設けられている。そして、前記情報端末4が前記コード読取端末5に装着される際に、前記コネクタ47及び前記コネクタ55が接続されることにより、前記情報端末4及び前記コード読取端末5の間のデータ送受信が可能となる。なお、前記被装着部50は、前記コネクタ55を前記情報端末4の前記コネクタ47に挿入した後、前記情報端末4を収容可能な弾性を有する。
そして、前記コード読取システム3は、薬剤師が前記処方データに基づいて薬品を薬品棚、薬品箱又は薬瓶などから取り出して調剤する所謂ピッキング作業を行う際に用いられる。より具体的に、前記コード読取システム3は、薬品を識別するための薬品識別情報を、前記薬品棚、前記薬品箱又は前記薬瓶などに付されたコードから読み取り、前記処方データと照合するために用いられる。前記コードは、バーコードのような一次元又はQRコード(登録商標)のような二次元のコードである。また、前記バーコードには、例えばJANコード規格、GS1コード規格、及びNW−7規格などで規定されたコードが含まれる。また、前記コードには、1次元コードと2次元コードとが上下二段に配置されたコンポジット付のGS1コードなどの複合コードも含まれる。前記コード読取システム3では、前記コードを読み取る専用端末である前記コード読取端末5を用いているため、このような多種類のコードの読み取りが可能である。
[情報端末4]
前記情報端末4は、制御部41、記憶部42、表示部43、タッチパネル44、通信I/F45、及び蓄電池46を備える。前記情報端末4は、例えばPDA、スマートフォン、タブレット端末、又はメディアプレーヤーなどのモバイル端末である。具体的に、前記情報端末4は、メーカー独自のOSによって動作が制御されるiPod Touch(登録商標)又はiPhone(登録商標)などであることが考えられる。
前記表示部43は、前記制御部41からの制御指示に従って各種の情報を表示する液晶ディスプレイ又は有機ELディスプレイなどである。前記タッチパネル44は、前記表示部43に積層して設けられ、前記表示部43に表示される各種の表示画面に対する指又はタッチペンを用いたタッチ操作を受け付ける。具体的に、前記タッチパネル44は、前記タッチ操作の位置座標を検出し、前記位置座標を前記制御部41に入力する。これにより、前記制御部41では、例えば前記表示画面各々における前記位置座標と操作内容との対応関係を示す操作対応情報などに基づいて操作内容を特定することが可能である。なお、前記操作対応情報は、前記制御部41のROM又は前記記憶部42などに予め記憶されている。
前記通信I/F45は、前記サーバー2などの外部機器との間で、予め定められた通信プロトコルに従って無線又は有線でデータ通信を実行することが可能な通信インターフェースである。例えば、前記通信I/F45は、IEEE802.11のような無線通信規格又はBluetooth(登録商標)のような近距離無線通信規格に従ってデータ通信を実行する。
前記蓄電池46は、前記情報端末4に動作電力を供給する電源である。前記蓄電池46は、不図示の充電器で充電される。また、前記蓄電池46は、前記コネクタ47及び前記コネクタ55を介して前記コード読取端末5に電力を供給することも可能である。
前記制御部41は、CPU、ROM、RAM、及びEEPROM(登録商標)などの制御機器を有する。前記CPUは、各種の演算処理を実行するプロセッサーである。前記ROMは、前記CPUに各種の処理を実行させるための制御プログラムなどの情報が予め記憶される不揮発性の記憶部である。前記RAMは揮発性の記憶部、前記EEPROMは不揮発性の記憶部である。前記RAM及び前記EEPROMは、前記CPUが実行する各種の処理の一時記憶メモリー(作業領域)として使用される。
前記記憶部42は、前記制御部41によって実行される制御プログラム、及び前記サーバー2から入力される前記処方データなどの各種のデータが記憶されるフラッシュメモリ等の不揮発性の記憶部である。
そして、前記制御部41は、前記CPUを用いて、前記ROM又は前記記憶部42に予め記憶された各種の制御プログラムに従って各種の処理を実行する。例えば、前記制御部41は、送信処理部411及び情報処理部412を含む。具体的に、前記制御部41は、前記制御プログラムに従って各種の処理を実行することにより前記送信処理部411及び前記情報処理部412として機能する。
前記送信処理部411は、前記タッチパネル44の操作に応じて前記コード読取端末5に、前記コードの読み取りを実行させるための読取指示を送信する。具体的に、前記送信処理部411は、前記表示部43に表示される表示画面の種類ごとに予め定められた読取指示領域のタッチ操作が前記タッチパネル44で検出された場合に、前記読取指示を前記コード読取端末5に送信する。前記読取指示領域は、前記表示画面のうち前記読取指示とは異なる操作機能が割り当てられた他機能割当領域を除く一部又は全部の領域である。特に、前記読取指示領域は、前記表示画面のうち文字及び画像が表示されていない余白領域を含むことが考えられる。さらに、前記読取指示領域は、前記表示画面のうち前記読取指示を示唆しない他の文字が表示され、前記読取指示を示唆する文字が表示されていない他表示領域を含むことが考えられる。前記読取指示領域は、前記表示画面各々に表示される固定のタッチキーではなく、前記表示画面各々において固定のタッチキーとして使用されていない領域である。なお、前記読取指示領域には、ユーザーに前記読取指示領域である旨を認識させるために、前記読取指示領域の背景に予め定められた着色が施されていることが考えられる。
前記情報処理部412は、前記コード読取端末5で読み取られる情報に基づいて情報処理を実行する。例えば、前記情報処理部412は、前記コード読取端末5で読み取られる薬品識別情報と前記処方データとを照合する照合処理を実行する。なお、前記照合処理は単なる一例に過ぎず、前記情報処理部412は、前記コード読取端末5で読み取られる前記コードが示す情報に基づいて他の処理を実行するものであってもよい。具体的に、前記情報処理部412は、後述の調剤支援処理(図7参照)におけるステップS342、S352、及びS362などにおいて、前記コードが示す情報に基づく情報処理を実行する。なお、前記情報処理部412によって実行される前記情報処理には、例えば前記コード読取端末5で前記コードから読み取られた情報を外部機器に送信する送信処理も含まれる。この場合には、前記外部機器において前記照合処理が実行されることが考えられる。
[コード読取端末5]
前記コード読取端末5は、制御部51、読取操作部52、コード読取部53、及び蓄電池54を備える。前記コード読取端末5は、前記コードを読み取るために使用される専用端末である。
前記蓄電池54は、前記コード読取端末5に動作電力を供給する電源である。前記蓄電池54は、不図示の充電器で充電される。また、前記蓄電池54は、前記コネクタ47及び前記コネクタ55を介して前記情報読取端末4に電力を供給することも可能である。即ち、前記コード読取システム3では、前記携帯端末4及び前記コード読取端末5の間で前記蓄電池46及び前記蓄電池54が共用可能であり、前記蓄電池46及び前記蓄電池54の一方の残量が低下した場合でも動作が継続可能である。
前記コード読取部53は、赤色の光源及び受光部を備え、前記光源を発光させたときに前記受光部が受光する反射光に基づいて前記コードを読み取ることが可能である。前記コード読取部53では、前記光源からの光が前記コード読取端末5の背面側に設けられた出射窓から照射され、前記出射窓に入射する反射光が前記受光部で受光される。例えば、前記コードの読取方式には、前記光源としてLEDアレイを用い、前記受光部としてCCDを用いるリニアCCD式又は2Dイメージャ式などがある。また、前記コードの読取方式としては、他にレーザー式又は手動走査式なども考えられる。なお、前記光源は、赤外線などの不可視光線であってもよいが、赤色などの可視光線を照射するものであることが望ましい。これにより、ユーザーは、前記可視光線の位置を前記コードに合わせることにより容易に前記コード読取端末5に前記コードを読み取らせることができる。また、例えば前記情報端末4に設けられるカメラ等の撮像部で捉えられる画像又は映像から前記コードを抽出して読み取る構成では、前記画像又は前記映像が前記情報端末4に表示されることになる。これに対し、前記コード読取システム3では、前記画像又は前記映像が前記情報端末4に表示される必要がないため、前記コード読み取り時に前記携帯端末4において他の情報を表示することが可能な領域が広くなる。
前記読取操作部52は、ユーザーによる押下操作に応じて前記制御部51に押下信号を入力する。ここに、前記読取操作部52は、前記情報端末4が前記コード読取端末5に装着された状態で前記タッチパネル44の側方に位置する前記コード読取端末5の外周面に設けられている。具体的に、前記コード読取端末5では、図3に示されているように前記コード読取装置5の左右両側面に前記読取操作部52が設けられている。なお、前記コード読取装置5の左側面又は右側面の一方に前記読取操作部52が設けられていてもよい。
前記制御部51は、CPU、ROM、RAM、及びEEPROM(登録商標)などの制御機器を有する。前記CPUは、各種の演算処理を実行するプロセッサーである。前記ROMは、前記CPUに各種の処理を実行させるための制御プログラムなどの情報が予め記憶される不揮発性の記憶部である。前記RAMは揮発性の記憶部、前記EEPROMは不揮発性の記憶部である。前記RAM及び前記EEPROMは、前記CPUが実行する各種の処理の一時記憶メモリー(作業領域)として使用される。
そして、前記制御部51は、前記CPUを用いて、前記ROM又は前記EEPROMに予め記憶された制御プログラムに従って各種の処理を実行する。例えば、前記制御部51は、読取処理部511を含む。具体的に、前記制御部51は、前記制御プログラムに従って各種の処理を実行することにより前記読取処理部511として機能する。
前記読取処理部511は、前記読取操作部52が操作された場合及び前記読取指示を受信した場合にそれぞれ前記コード読取部53による前記コードの読取処理を開始する。具体的に、前記読取処理部511は、前記読取操作部52が操作された場合に、前記コード読取部53の前記光源の発光を開始させる。また、前記読取処理部511は、前記読取信号を受信した場合に、前記コード読取部53の前記光源の発光を開始させる。これにより、前記読取操作部52が操作されていない場合又は前記読取指示を受信していない場合は、前記光源を消灯させることができるため省電力化が図られる。
[操作制御処理]
続いて、図5を参照しつつ、前記情報端末4の前記制御部41によって実行される操作制御処理の手順の一例について説明する。なお、前記操作制御処理は、前記情報端末4が前記コード読取端末4に装着された状態であって、前記表示部43による表示が行われている場合のように前記情報端末4における前記タッチパネル44の受け付けが可能な状態において前記制御部41によって実行される。
<ステップS11>
ステップS11において、前記制御部41は、前記タッチパネル44のタッチ操作を待ち受け(S11:No)、前記タッチパネル44のタッチ操作が行われると(S11:Yes)、処理をステップS12に移行させる。
<ステップS12>
ステップS12において、前記制御部41は、前記タッチパネル44のタッチ操作の位置座標に応じて操作内容を判定する。具体的に、前記制御部41は、前記位置座標と前記操作対応情報とに基づいて前記操作内容を判定する。前述したように、前記操作対応情報では、前記コード読取端末5による前記コードの読み取りを開始させる前記読取指示に対応する前記読取指示領域の範囲を示す位置座標が、前記表示部43に表示されている前記表示画面ごとに定められている。
<ステップS13>
ステップS13において、前記制御部41は、前記ステップS12で判定された前記操作内容が、前記コード読取端末5による前記コードの読み取りを開始させる前記読取指示であるか否かを判断して処理を分岐する。ここで、前記操作内容が前記読取指示である場合には(S13:Yes)、処理がステップS14に移行し、前記操作内容が前記読取指示でない場合(S13:No)、処理がステップS131に移行する。
<ステップS131>
ステップS131において、前記制御部41は、前記ステップS12で判定された前記操作内容に対応する処理を実行する。例えば、前記操作内容が文字入力操作である場合、前記制御部41は、前記文字操作入力に応じて文字の入力を受け付ける。前記操作内容が前記表示部43における画面遷移を伴う操作である場合、前記制御部41は、前記表示部43の表示画面を前記操作内容に応じて遷移させる。
<ステップS14>
ステップS14において、前記制御部41は、前記コネクタ47及び前記コネクタ55を介して前記コード読取端末5に前記読取指示を送信する。即ち、前記制御部41は、前記情報端末4が前記コード読取端末5に装着された状態で前記読取指示を前記コード読取端末5に送信する。ここに、係る処理は前記制御部41の前記送信処理部411によって実行される。これにより、前記コード読取端末5では、前記読取指示の受信に応じて前記コード読取部53による前記コードの読取処理が実行される。
[読取制御処理]
次に、図6を参照しつつ、前記コード読取端末5の前記制御部51によって実行される読取制御処理の手順の一例について説明する。
<ステップS21>
ステップS21において、前記制御部51は、前記読取操作部52が操作されたか否かを判断し、前記読取操作部52が操作されたと判断した場合(S21:Yes)、処理をステップS23に移行させる。また、前記制御部51は、前記読取操作部52が操作されていなければ(S21:No)、処理をステップS22に移行させる。
<ステップS22>
ステップS22において、前記制御部51は、前記情報端末4から前記読取指示を受信したか否かを判断し、前記読取指示を受信したと判断した場合(S22:Yes)、処理をステップS23に移行させる。また、前記制御部51は、前記読取指示を受信していなければ(S22:No)、処理を前記ステップS21に戻す。
<ステップS23>
ステップS23において、前記制御部51は、前記コード読取部53を用いて前記コードの読取処理を実行する。前記読取処理では、前記コード読取部53の前記光源を発光させると共に、前記受光部で受光される反射光に基づいて前記コードを読み取る。そして、前記制御部51は、前記コードの情報を前記情報端末4に送信する。その後、前記制御部51は、処理を前記ステップS21に戻す。なお、前記制御部51は、前記読取処理において、予め設定された所定時間が経過しても前記コードが読み取られない場合にも、処理を前記ステップS21に戻す。
以上説明したように、前記コード読取システム3では、ユーザーが、前記読取操作部52だけでなく、前記タッチパネル44を操作することによっても、前記コード読取端末5による前記読取処理を開始させることができ、読取操作の操作性が高い。例えば、ユーザーが前記情報端末4の前記タッチパネル44の操作を行っている途中で前記読取操作部52を操作する必要が生じた際でも、ユーザーは前記タッチパネル44の操作を一旦止めることなく、そのまま前記タッチパネル44の操作によって前記コード読取端末5に前記読取処理を実行させることができる。また、ユーザーが片手で前記コード読取端末5を持って前記情報端末4の前記タッチパネル44の操作を行っている途中であっても、前記コード読取端末5の持ち方を変えるなどの手間を要しない。特に、前記コード読取システム3では、前記コード読取端末5を操作するユーザーから見て前記タッチパネル44の正面側と右側面側及び左側面側とを含む複数の方向から操作することができるため高い操作性が実現される。
そして、前記コード読取システム3では、前記情報端末4により、前記コード読取端末5を用いて読み取られる前記コードの情報を用いて各種の情報処理が実行される。具体的に、前記コード読取システム3では、薬剤師等が前記処方データに基づいて調剤を行う調剤業務などを支援するための調剤支援処理が実行される。
[調剤支援処理]
ここで、図7を参照しつつ、前記情報端末4の前記制御部41によって実行される前記調剤支援処理の手順の一例について説明する。なお、前記調剤支援処理は、前記情報端末4において、前記調剤支援処理を実行するためのアプリケーションの起動操作が行われた場合に前記制御部41によって実行され、前記操作制御処理(図5参照)と並行して実行される。
<ステップS31>
ステップS31において、前記制御部41は、前記表示部43に予め定められたログイン画面D11を表示させる。ここに、図8(A)は、前記ログイン画面D11の一例を示す図である。図8(A)に示されている前記ログイン画面D11では、表示画面のタイトルが表示される領域A71と、現在年月日又は次の作業内容などが表示される領域A72と、ユーザーを識別するためのユーザーID及びパスワードが入力される領域A73と、文字及び画像が表示されていない余白領域A74と、文字入力を行うためのソフトウェアキーボードが表示される領域A75とが表示されている。前記領域A72は、前記ログイン画面D11のうち前記読取指示を示唆しない他の文字である年月日又は次の作業内容を示すメッセージが表示され、前記読取指示を示唆する文字が表示されていない前記他表示領域の一例である。なお、本実施形態では、図8(A)に示されているように、「調剤者IDをスキャンして下さい。」のようなメッセージは、前記コード読取装置5に前記読取指示を送信させるための操作領域であることをユーザーに示唆するものではなく、ユーザーに次に行うべき作業内容を通知するものであると考えるものとする。また、前記領域A73及び前記領域A75は、前記読取指示とは異なる操作機能が割り当てられた他機能割当領域の一例である。
ここで、前記ログイン画面D11に対応する前記操作対応情報では、前記領域A72及び前記余白領域A74が前記読取指示領域として定められている。これにより、前記操作制御処理(図5参照)及び前記読取制御処理(図6参照)では、前記領域A72又は前記余白領域A74が操作された場合に(S13:Yes)、前記読取指示が前記コード読取端末5に送信され、前記コード読取端末5による前記読取処理(S23)が実行されることになる。
<ステップS32>
ステップS32において、前記制御部41は、ユーザーのログインを待ち受け(S32:No)、前記ログインが行われると(S32:Yes)、処理をステップS33に移行させる。具体的に、前記制御部41は、前記ログイン画面D11における前記領域A73のユーザーID及びパスワードが前記領域A75のソフトウェアキーボードを用いて入力され、そのユーザーID及びパスワードが予め登録されたユーザー情報と一致した場合に、前記ログインが行われたと判断する。
また、前記制御部41は、前記コード読取端末5を用いて、ユーザーが有するIDカードなどに記載された前記コードから、前記ユーザー情報に登録されている前記ユーザーIDが読み取られた場合にも、前記ユーザーIDに対応するユーザーのログインが行われたと判断する(S32:Yes)。係る処理は、前記制御部41の前記情報処理部412によって実行される。即ち、前記情報処理部412は、前記コード読取端末5で読み取られる前記コードに基づいてユーザーを認証するための情報処理(ログイン処理)を実行する。
<ステップS33>
ステップS33において、前記制御部41は、前記表示部43に予め定められた業務選択画面D12を表示させる。ここに、図8(B)は、前記業務選択画面D12の一例を示す図である。図8(B)に示されている前記業務選択画面D12では、ピッキング業務、充填業務、及び払出記録業務などの各種の業務種別を選択するための領域A76と、前記業務選択画面D12において文字及び画像が表示されていない余白領域A77と、現在のログインユーザーの氏名などの識別情報が表示される領域A78とが表示されている。ここで、前記業務選択画面に対応する前記操作対応情報では、前記余白領域A77が前記読取指示領域として定められている。前記余白領域A77には、前記業務選択画面D12における左右の内周縁部の領域が含まれる。なお、前記余白領域A77として、前記業務選択画面D12における上下左右の一又は複数の内周縁部の領域が含まれることも他の実施形態として考えられる。これにより、前記業務選択画面D12における表示内容に影響の小さい領域を前記読取操作領域として有効利用することができる。
ところで、前記領域A78が操作されると、前記制御部41は、ユーザーを切り替えるためのログイン切替処理などを実行する。即ち、前記領域A78は、前記読取指示とは異なる操作機能が割り当てられた他機能割当領域の一例である。また、前記制御部41は、前記業務選択画面D12の表示中に他のユーザーの前記ユーザーIDを示す前記コードが前記コード読取端末5によって読み取られた場合には、前記ユーザーIDに対応するユーザーのログインが行われたと判断してユーザーを切り替えるログイン切替処理を実行する。なお、前記ログイン切替処理も前記情報処理部412によって実行される情報処理の一例である。
<ステップS34〜S36>
ステップS34〜S36において、前記制御部41は、前記業務選択画面D12における前記領域76における前記業務種別の選択操作を待ち受け(S34〜S36:No)、前記業務種別の選択操作が行われると、その選択された前記業務種別に対応する処理を実行する。
具体的に、前記制御部41は、前記業務選択画面D12においてピッキング業務を選択するための操作が行われると(S34:Yes)、処理をステップS341に移行させる。また、前記制御部41は、前記業務選択画面D12において充填業務を選択するための操作が行われると(S35:Yes)、処理をステップS351に移行させる。さらに、前記制御部41は、前記業務選択画面D12において払出記録業務を選択するための操作が行われると(S36:Yes)、処理をステップS361に移行させる。
<ステップS341>
ステップS341において、前記制御部41は、前記表示部43に予め定められた処方入力画面D21を表示させる。ここに、図9(A)は、前記処方入力画面D21の一例を示す図である。図9(A)に示されているように、前記処方入力画面D21には、前記処方入力画面D21において文字及び画像が表示されていない余白領域A81と、前記処方データに対応する処方箋又は集計表などの番号が入力される領域A82と、前記処方箋又は前記集計表のコードの読み取りを促すメッセージが表示される領域A83とが表示されている。ここで、前記処方入力画面D21に対応する前記操作対応情報では、前記余白領域A81及び前記領域A83が前記読取指示領域として定められている。前記領域A83は、前記読取指示を示唆しない他の文字が表示される前記他表示領域の一例である。また、前記領域A82は、前記読取指示とは異なる操作機能が割り当てられた他機能割当領域の一例である。
<ステップS342>
ステップS342において、前記制御部41は、予め定められたピッキング業務を支援するためのピッキング業務制御処理を実行する。具体的に、前記制御部41は、前記コード読取端末5を用いて前記薬品棚、前記薬品箱又は前記薬瓶などから読み取られる前記コードが示す前記薬品識別情報と前記処方データとを照合する照合処理を実行する。なお、前記照合処理の結果が一致である場合、前記制御部41は、前記処方データに含まれる前記薬品識別情報に対応する処方薬の調剤が完了した旨を前記記憶部42に記録し、結果が不一致である場合にはエラーを報知する。ここに、前記照合処理は前記情報処理部412によって実行される情報処理の一例である。
具体的に、前記制御部41は、前記処方入力画面D21(図9(A)参照)において前記領域A82に前記処方箋又は前記集計表の番号が入力された場合に、前記番号に対応する前記処方データを前記記憶部42から読み出す。また、前記制御部41は、前記処方入力画面D21(図9(A)参照)の表示中に前記コード読取端末5により前記処方箋又は前記集計表の番号を示す前記コードが読み取られた場合にも、前記番号に対応する前記処方データを前記記憶部42から読み出す。そして、前記制御部41は、前記処方データの内容が表示される処方薬一覧画面D22を表示させる。ここに、図9(B)は、前記処方薬一覧画面D22の一例を示す図である。
図9(B)に示されているように、前記処方薬一覧画面D22には、前記処方データに対応する患者の氏名などの識別情報及び前記処方データについての調剤業務の進捗状況などが表示される領域A84と、前記処方データに含まれる処方薬の一覧が表示される領域A85と、前記薬品識別情報を示す前記コードの読み取りを促すメッセージが表示される領域A86とが表示されている。ここで、前記処方薬一覧画面に対応する前記操作対応情報では、前記領域A84〜前記領域A86が前記読取指示領域として定められている。なお、前記領域A84〜前記領域A86は、前記読取指示を示唆しない他の文字が表示される前記他表示領域の一例である。
そして、前記処方薬一覧画面D22の表示中に前記コード読取端末5により前記薬品識別情報を示す前記コードが読み取られると、前記制御部41は、前記処方データのうち前記薬品識別情報に対応する前記処方薬のデータが表示される薬品詳細画面D23を前記表示部43に表示させる。ここに、図9(C)は、前記薬品詳細画面D23の一例を示す図である。
図9(C)に示されているように、前記薬品詳細画面D23には、前記処方データに対応する患者の氏名などの識別情報、及び前記コード読取端末5で読み取られた前記薬品識別情報に対応する薬品名称などが表示される領域A87と、前記処方データにおける前記処方薬の用量が表示される領域A88と、前記処方データにおける前記処方薬の用法が表示される領域A89とが表示されている。ここで、前記薬品詳細画面D23に対応する前記操作対応情報では、前記領域A87及び前記領域A89が前記読取指示領域として定められている。なお、前記領域A87及び前記領域A89は、前記読取指示を示唆しない他の文字が表示される前記他表示領域の一例である。
なお、前記制御部41は、前記コード読取端末5により前記処方データに含まれる前記処方薬各々の薬品識別情報を示す前記コードが読み取られると、予め定められた完了画面D24を前記表示部43に表示させる。例えば、ユーザーは、各種の薬品が収容されている薬品棚のうち前記処方薬に該当する薬品ケースを順に引き出し、前記領域A87又は前記領域A89を操作することにより、前記薬品ケースの側面に貼付されている前記コードを前記コード読取システム3に順に読み取らせる。ここに、図9(D)は、前記完了画面D24の一例を示す図である。
図9(D)に示されているように、前記完了画面D24には、前記処方データにおける前記処方薬の調剤が完了した旨のメッセージが表示される領域A90が表示されている。ここで、前記完了画面D24に対応する前記操作対応情報では、前記領域A90が前記読取指示領域として定められている。例えば、ユーザーは、前記完了画面D24(図9(D)参照)の表示中に前記領域A90を操作して、前記コード読取端末5により前記処方箋又は前記集計表の番号を示す前記コードを前記コード読取システム3に読み取らせる。これにより、前記制御部41は、前記番号に対応する前記処方データを前記記憶部42から読み出し、前記処方データの内容が表示される前記処方薬一覧画面D22を表示させる。これにより、前記処方箋又は前記集計表についての前記ピッキング作業が繰り返し実行される。なお、前記領域A90は、前記読取指示を示唆しない他の文字が表示される前記他表示領域の一例である。
<ステップS351>
また、ステップS351において、前記制御部41は、前記表示部43に予め定められた充填開始画面D31を表示させる。ここに、図10(A)は、前記充填開始画面D31の一例を示す図である。図10(A)に示されているように、前記充填開始画面D31には、充填する薬品の情報を表示するための領域A91が表示されている。ここで、前記充填開始画面D31に対応する前記操作対応情報では、前記領域A91が前記読取指示領域として定められている。なお、前記領域A91は、前記読取指示を示唆しない他の文字が表示される前記他表示領域の一例である。
<ステップS352>
ステップS352において、前記制御部41は、予め定められた充填業務を支援するための充填業務制御処理を実行する。具体的に、前記制御部41は、前記コード読取端末5を用いて読み取られる前記コードが示す前記薬品識別情報に対応する薬品を充填(補充)したことを反映するための充填処理を実行する。前記充填処理も前記情報処理部412によって実行される情報処理の一例である。
具体的に、前記制御部41は、前記充填開始画面D31(図10(A)参照)の表示中に前記コード読取端末5により前記薬品識別情報を示す前記コードが読み取られた場合に、前記薬品識別情報に基づいて薬品名、有効期限、及びロット番号などが表示される薬品読込画面D32を表示させる。ここに、図10(B)は、前記薬品読込画面D32の一例を示す図である。図10(B)に示されているように、前記薬品読込画面D32にも前記領域A91が表示されており、前記薬品読込画面D32に対応する前記操作対応情報でも、前記領域A91が前記読取指示領域として定められている。
そして、前記薬品読込画面D32(図10(B)参照)の表示中に前記コード読取端末5により前記薬品識別情報を示す前記コードが読み取られると、前記制御部41は、前記充填開始画面D31の表示中に読み取られた前記薬品識別情報と前記薬品読込画面D32の表示中に読み取られた前記薬品識別情報とを照合する照合処理が実行される。例えば、ユーザーは、前記充填開始画面D31の表示中に薬品の元箱に記載されている前記コードと前記充填読込画面D32の表示中に前記薬品の充填先となる前記薬品棚の薬品ケースに貼付されている前記コードとを前記コード読取システム3に読み取らせる。これにより、前記照合処理では、前記薬品の充填時のチェックが行われる。ここで、前記制御部41は、前記照合処理の結果が一致である場合に、前記表示部43に予め定められた照合完了画面D33を表示させ、前記照合処理の結果が不一致である場合には予め定められたエラー画面を表示させる。ここに、図10(C)は、前記照合結果画面D33の一例を示す図である。
図10(C)に示されているように、前記照合結果画面D33には、充填する薬品の情報が表示される領域A92と、充填する薬品の数量を入力するための領域A93と、前記照合処理の結果を示す文字が表示される領域A94とが表示されている。ここで、前記照合結果画面D33に対応する前記操作対応情報では、前記領域A92及び前記領域A94が前記読取指示領域として定められている。例えば、ユーザーは、前記領域A92又は前記領域A94を操作することにより次に充填する薬品に対応する前記コードを前記コード読取システム3に順に読み取らせる。これにより、前記制御部41は、前記コードに対応する前記薬品について前記照合処理を開始させるべく前記薬品読込画面D32を表示させる。なお、前記領域A92及び前記領域A94は、前記読取指示を示唆しない他の文字が表示される前記他表示領域の一例である。前記領域A93は、前記読取指示とは異なる操作機能が割り当てられた他機能割当領域の一例である。
<ステップS361>
また、ステップS361において、前記制御部41は、前記表示部43に予め定められた払出業務開始画面D41を表示させる。ここに、図11(A)は、前記払出業務開始画面D41の一例を示す図である。図11(A)に示されているように、前記払出業務開始画面D41は、払い出す薬品の用量(払出量)を入力する機能の有無などの情報が表示される領域A101と、払い出す薬品の薬品名などの情報を表示するために確保された領域A102と、前記薬品識別情報を示す前記コードの読み取りを促すためのメッセージが表示される領域A103とが表示されている。ここで、前記払出業務開始画面D41に対応する前記操作対応情報では、前記領域A101及び前記領域A103が前記読取指示領域として定められている。なお、前記領域A101及び前記領域A103は、前記読取指示を示唆しない他の文字が表示される前記他表示領域の一例である。また、前記領域A102は、前記読取指示とは異なる操作機能が割り当てられた他機能割当領域の一例である。
<ステップS362>
ステップS362において、前記制御部41は、予め定められた払出記録業務を支援するための払出記録制御処理を実行する。具体的に、前記制御部41は、前記コード読取端末5を用いて読み取られる前記コードが示す前記薬品識別情報に対応する薬品の払い出しを記録するための記録処理を実行する。前記記録処理も前記情報処理部412によって実行される情報処理の一例である。
具体的に、前記制御部41は、前記払出業務開始画面D41(図11(A)参照)の表示中に前記コード読取端末5により前記薬品識別情報を示す前記コードが読み取られた場合に、前記薬品読込薬品識別情報に基づいて薬品名などが表示される薬品読込画面D42を表示させる。ここに、図11(B)及び図11(C)は、前記薬品読込画面D42の一例を示す図である。
図11(B)に示されている前記薬品読込画面D42には、払い出す薬品の薬品名が表示される領域A104と、その薬品の用量(払出量)が入力される領域A105と、その薬品の用量(払出量)の入力を促すメッセージが表示される領域A106とが表示されている。ここで、前記薬品読込画面D42に対応する前記操作対応情報では、前記領域A104及び前記領域A106が前記読取指示領域として定められている。なお、前記領域A104及び前記領域A106は、前記読取指示を示唆しない他の文字が表示される前記他表示領域の一例である。また、前記領域A105は、前記読取指示とは異なる操作機能が割り当てられた他機能割当領域の一例である。
また、図11(C)に示されている前記薬品読込画面D43には、払い出す薬品の薬品名が表示される領域A104と、次の薬品の前記薬品識別情報の前記コードの読み取りを促すメッセージが表示される領域A107とが表示されている。ここで、前記薬品読込画面D43に対応する前記操作対応情報では、前記領域A104及び前記領域A107が前記読取指示領域として定められている。なお、前記領域A104及び前記領域A107は、前記読取指示を示唆しない他の文字が表示される前記他表示領域の一例である。また、前記領域A105は、前記薬品読込画面D42と共通の操作機能の割り当てを実現するために、前記読取指示とは異なる操作機能が割り当てられた他機能割当領域として確保されている。
以上説明したように、前記コード読取システム3では、本来は前記タッチパネル44の操作キーとして使用されない領域が前記読取指示を行うために使用される。そのため、前記表示部43における他の表示内容の表示サイズを圧迫することがない。例えば、前記表示部43における他の表示内容の表示サイズを圧迫することなく、前記読取指示を行うための前記読取指示領域を極力広く確保することが可能である。また、前記表示部43に表示される前記表示画面の種類ごとに前記読取指示領域を変化させることができるため、前記表示画面各々において予め定められた位置に前記読取指示領域が配置される場合に比べて前記表示画面各々の画面構成の自由度が高まる。例えば、前記表示画面各々における余白領域、及び本来は文字による情報が表示されるだけの他表示領域などを前記読取指示領域として使用されることにより、前記余白領域及び前記他表示領域を有効利用することができる。
3 コード読取システム
4 情報端末
41 制御部
411 送信処理部
412 情報処理部
43 表示部
44 タッチパネル
5 コード読取装置
51 制御部
511 読取処理部
52 読取操作部
53 コード読取部

Claims (11)

  1. 一次元又は二次元のコードを読み取るコード読取部を有するコード読取端末と、前記コード読取端末に着脱可能な情報端末とを備えるコード読取システムであって、
    前記情報端末は、タッチパネルと、前記タッチパネルの操作に応じて前記コード読取端末に読取指示を送信する送信処理部と、前記コード読取端末で読み取られる情報に基づいて情報処理を実行する情報処理部とを備え、
    前記コード読取端末は、読取操作部と、前記読取操作部が操作された場合及び前記読取指示を受信した場合にそれぞれ前記コード読取部による前記コードの読取処理を開始する読取処理部とを備え
    前記送信処理部は、前記タッチパネルに対応する表示部に表示される表示画面のうち予め定められた読取指示領域の操作に応じて前記読取指示を前記コード読取端末に送信するものであり、
    前記読取指示領域は、前記表示画面のうち前記読取指示とは異なる操作機能が割り当てられた他機能割当領域を除く一部又は全部の領域であるコード読取システム。
  2. 前記読取操作部は、前記情報端末が前記コード読取端末に装着された状態で前記タッチパネルの側方に位置する前記コード読取端末の外周面に設けられている請求項1に記載のコード読取システム。
  3. 前記読取指示領域は、前記表示画面の種類ごとに予め定められている請求項1又は2に記載のコード読取システム。
  4. 前記読取指示領域は、前記表示画面のうち文字及び画像が表示されていない余白領域を含む請求項1〜3のいずれかに記載のコード読取システム。
  5. 前記読取指示領域は、前記表示画面のうち前記読取指示を示唆しない他の文字が表示され、前記読取指示を示唆する文字が表示されていない他表示領域を含む請求項のいずれかに記載のコード読取システム。
  6. 前記読取指示領域は、前記表示画面における上下左右の少なくとも一つの内周縁部の領域を含む請求項に記載のコード読取システム。
  7. 前記コード読取部は、光源を発光させたときに受光する反射光に基づいて前記コードを読み取るものであり、
    前記読取処理部は、前記読取操作部が操作された場合及び前記読取指示を受信した場合にそれぞれ前記光源の発光を開始する請求項1〜のいずれかに記載のコード読取システム。
  8. 前記情報処理部は、前記コード読取端末で読み取られる薬品識別情報と処方データとを照合する照合処理を実行するものである請求項1〜のいずれかに記載のコード読取システム。
  9. 前記情報端末が前記コード読取端末に装着される際に前記情報端末及び前記コード読取端末を通信可能に接続するコネクタが前記情報端末及び前記コード読取端末各々に設けられ、
    前記送信処理部は、前記情報端末が前記コード読取端末に装着された状態で前記コネクタを介して前記読取指示を送信する請求項1〜のいずれかに記載のコード読取システム
  10. 前記情報端末及び前記コード読取端末各々が電源を備え、
    前記情報端末及び前記コード読取端末の少なくとも一方の前記電源が他方に電力を供給可能であることが考えられる請求項1〜のいずれかに記載のコード読取システム。
  11. 一次元又は二次元のコードを読み取るコード読取部を有するコード読取端末に着脱可能な情報端末であって、
    タッチパネルと、前記タッチパネルの操作に応じて前記コード読取端末に読取指示を送信する送信処理部と、前記コード読取端末で読み取られる情報に基づいて情報処理を実行する情報処理部とを備え
    前記送信処理部は、前記タッチパネルに対応する表示部に表示される表示画面のうち予め定められた読取指示領域の操作に応じて前記読取指示を前記コード読取端末に送信するものであり、
    前記読取指示領域は、前記表示画面のうち前記読取指示とは異なる操作機能が割り当てられた他機能割当領域を除く一部又は全部の領域である情報端末。
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