JPH10283419A - 服薬指導支援システム - Google Patents

服薬指導支援システム

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JPH10283419A
JPH10283419A JP8487397A JP8487397A JPH10283419A JP H10283419 A JPH10283419 A JP H10283419A JP 8487397 A JP8487397 A JP 8487397A JP 8487397 A JP8487397 A JP 8487397A JP H10283419 A JPH10283419 A JP H10283419A
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medicine
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medication
support system
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JP8487397A
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English (en)
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Nobuaki Kutsuma
信明 久津間
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KIYOKUSHIYOU KK
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KIYOKUSHIYOU KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】薬剤を使用・服用する患者に対し、使用・服用
方法を間違えることがなくなるような服薬指導情報を記
載した薬袋を、迅速且つ簡便に作成して提供する。 【解決手段】医師の作成した処方箋に基づき薬剤師が調
剤する際に、薬剤の外観画像をコンピュータに予め記録
させておくと共に、必要な投薬情報を音読することによ
って音声認識により自動的に投薬情報をコンピュータに
入力し、当該投薬情報に含まれる薬剤に対応する薬剤の
外観画像を読み出し、当該薬剤の外観画像とその薬剤の
使用・服用指導情報とを対応付けた情報を印刷すること
ができる服薬指導支援システムを提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、病院において作成
された個別の投薬情報や処方箋情報に基づいて、薬局に
おいて処方、調剤された薬剤を患者に渡す際に、薬剤を
収納する薬袋に、処方、調剤された薬剤の外観画像及び
その他の情報を印刷する機能を有する服薬指導支援シス
テムに係るものである。
【0002】
【従来の技術】通常、医師によって作成された処方箋に
基づいて薬局等で調剤された薬剤は、薬袋に収納して患
者に渡される。そしてこの薬袋には、薬剤の用法、用量
が記載される。
【0003】例えば、錠剤Aを毎食後1錠、錠剤Bを同
じく毎食後1錠、錠剤Cを8時間毎に1錠服用するよう
処方されている場合は、これらの薬剤は通常2つの薬袋
に分けて収納され、片方の薬袋には錠剤A及び錠剤B
が、もう片方の薬袋には錠剤Cが収納される。
【0004】そして錠剤A及び錠剤Bが収納された薬袋
には、”毎食後1錠服用”と、錠剤Cが収納された薬袋
には、”8時間毎に1錠服用”と、それぞれ記載される
のが一般的である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、用法、
用量の異なる薬剤が多数存在する場合には、用法、用量
の異なる薬剤毎に多数の薬袋に分けて薬剤を収納する必
要があり、薬袋の数が多くなるという不都合が生じる。
【0006】一方、薬袋を分けずに、全ての薬剤を1つ
の薬袋にまとめて収納することも可能ではあるが、その
場合は、各薬剤とその用法、用量との対応関係が不明と
なって、使用、服用を誤りやすい。
【0007】例えば、上記従来例においては、1つの薬
袋に錠剤A,B,Cをまとめて収納すると、毎食後に服
用すべき錠剤A及び錠剤Bと、8時間毎に服用すべき錠
剤Cとを区別することがむずかしくなり、誤って錠剤A
及び錠剤Bを8時間毎に服用してしまったり、錠剤Cを
毎食後に服用してしまったりすることがあり得る。
【0008】また、仮に、上記の不都合を回避するため
に、薬剤の名称とその用法、用量とを対応付けた服薬情
報を薬袋に記載したとしても、患者にとっては、薬剤の
名称からその薬剤がどれであるのかを認識することが困
難であり、依然として用法、用量を誤る可能性が高い。
【0009】更に、薬袋が複数ある場合、2カ所以上の
病院から投薬を受けている場合等においては、各薬袋に
収納されている複数の薬剤を一度に不用意に取り出す
と、どの薬剤がどの薬袋に収納されていたのかがわから
なくなり、誤って元の薬袋とは違った別の薬袋に薬剤を
戻してしまうことも考えられる。このようになると、指
示通りに服薬することが困難となる。
【0010】従って、従来例においては、処方箋に従っ
て薬剤を正確に服用できるよう、より分かり易い情報を
患者に対して提供することに解決しなければならない課
題を有している。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の具体的手段として本発明は、不特定多数の薬剤情報と
各薬剤の外観画像とが予め記憶されていると共に、個別
の処方箋情報に基づき個別の投薬情報を入力して印刷情
報を作成する管理手段と、該管理手段が作成した印刷情
報を印刷する印刷手段とから構成され、投薬情報は、音
声入力手段を用いて入力し、該入力した投薬情報に基づ
き、各対応する薬剤の外観画像と、その薬剤の用法・用
量を示す使用・服用指導情報とからなる印刷情報を自動
的に作成して印刷するようにした服薬指導支援システム
を提供するものである。
【0012】このように、薬剤の外観画像とその薬剤の
使用・服用情報を印刷するようにしたことにより、薬剤
の投与を受けた患者は、薬剤の外観画像と使用・服用情
報とからなる印刷情報に基づいて、誤り無く薬剤を使
用、服用することができる。また、投薬情報は、音声入
力手段を用いて入力するようにしたことにより、印刷情
報の作成を容易かつ迅速に行うことができる。
【0013】また、管理手段には、画像入力手段を接続
したこと、編集手段を具備していること、印刷情報に
は、薬剤の働き、効能を示す関連情報を含むこと、管理
手段に薬剤の外観画像が記憶されていないときは、画像
入力手段により適宜外観画像を入力して記憶させるよう
にしたこと、を付加的要件として含むものである。
【0014】管理手段に画像入力手段を接続したことに
より、薬剤の外観画像を撮影して記録することができ
る。また、編集手段を具備していることにより、入力さ
れた情報及び既に記憶された情報に基づき、様々な書式
で印刷情報を作成することができる。
【0015】更に、印刷情報には、薬剤の働き、効能を
示す関連情報を含むことにより、患者は納得した上で薬
剤を使用・服用することができる。
【0016】また、管理手段に薬剤の外観画像が記憶さ
れていないときは、画像入力手段により適宜外観画像を
入力して記憶させるようにしたことにより、新薬が追加
された場合でも、新薬の外観画像を記録することができ
る。
【0017】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態の一例
について図面を参照しながら詳細に説明する。本発明に
係る服薬指導支援システム1は、例えば、図1に示すよ
うに、パーソナルコンピュータ2に、カラープリンタ3
及びディジタルカメラ4を接続し、更に、ワイヤレスマ
イク5をワイヤレス接続した機器構成となっている。
【0018】パーソナルコンピュータ2は、病院等の薬
局に置かれるもので、不特定多数の薬剤情報、薬剤の外
観画像、関連情報等を記録する機能を有し、これらの情
報は、必要に応じて編集して画面表示させることができ
ると共に、カラープリンタ4に対して出力することがで
きる。
【0019】カラープリンタ3は、ケーブルを介してパ
ーソナルコンピュータ3と接続されており、パーソナル
コンピュータ2から出力される情報を受け取って所定の
用紙にカラー印刷する機能を有している。
【0020】ディジタルカメラ4は、ケーブル及びパー
ソナルコンピュータ3のカードスロットに挿入したPC
カードを介してパーソナルコンピュータ3に接続されて
おり、薬剤の画像を撮影してパーソナルコンピュータ3
に転送することが可能である。なお、ディジタルカメラ
4の代わりに8ミリビデオカメラ、CCDカメラ等を用
いることもでき、その場合は、パーソナルコンピュータ
2にビデオキャプチャーボードを内蔵させ、ケーブル及
びこのビデオキャプチャーボードを介して接続すること
により、動画を静止画に変換して転送することができ
る。また、写真を読み取ることができるイメージスキャ
ナ等で代用してもよい。
【0021】ワイヤレスマイク5は、ケーブル等を介さ
ずに音声情報を無線でパーソナルコンピュータ2に転送
できるマイクロホンであり、通常は、薬剤を調剤する薬
剤師等が身に付けるか、若しくは手に持って使用するも
のである。
【0022】このような機器構成からなる服薬指導支援
システム1は、機能的には、図2に示すように、不特定
多数の薬剤情報及び各薬剤の外観画像を記憶し、更に、
個別の投薬情報が入力される管理手段Aと、管理手段A
から転送される情報を印刷する印刷手段Bと、薬剤の外
観画像を撮影して入力する画像入力手段Cと、個別の投
薬情報を音声入力して管理手段Aに転送する音声入力手
段Dとから構成される。
【0023】管理手段Aは、画像入力手段Cから入力し
た外観画像及び使用・服用指導情報その他の情報を記録
・蓄積する記録手段11と、印刷しようとする情報を統
合・編集する編集手段12と、統合、編集前後の情報を
表示する画面表示手段13と、音声入力手段Dから転送
される音声情報を認識する音声認識手段14とから構成
されている。
【0024】記録手段11は、薬剤の外観画像を静止画
として記録すると共に、薬剤毎の使用・服用方法や、働
き・効能等からなる薬剤の関連情報等の文字情報を記録
する機能を有し、例えば図1に示すパーソナルコンピュ
ータ2に内蔵されたハードディスク等からなる。
【0025】編集手段12は、画像入力手段C及び記録
手段11から入力した情報を統合・編集して印刷情報を
作成するもので、パーソナルコンピュータ2に内蔵され
たCPU、メモリ、PCカード等からなる。
【0026】画面表示手段13は、編集手段12から転
送された情報を画面表示するもので、例えばパーソナル
コンピュータ2のCRTディスプレイ装置等からなり、
画像をより鮮明に表示するために、通常は高解像度のカ
ラーCRTディスプレイ装置が用いられる。
【0027】音声認識手段14は、音声入力手段Dから
送られてくる音声信号をディジタルデータからなる文字
コードに変換するもので、A/D変換器及び高性能のマ
イクロコンピュータ等から構成される。特定の話者の音
声に対しては、予め標準パターンを登録しておくことに
より、パターンマッチングにより音声を正確に文字コー
ドに変換することができる。また、標準パターンは複数
人分登録可能であり、事前に登録された中から、音声を
認識すべき一人の話者を選択することができる。
【0028】印刷手段Bは、編集手段12と接続され、
統合、編集後の印刷情報を印刷するもので、通常の定型
用紙のみならず、様々な形、厚さの用紙や薬袋に印刷可
能なカラープリンタ3等により構成される。
【0029】画像入力手段Cは、薬剤の外観を撮影して
その画像を編集手段12に転送する機能を有し、具体的
には、例えばディジタルカメラ4等により構成される。
【0030】音声入力手段Dは、話者が発する音声を入
力して管理手段Aに音声信号を転送するもので、例えば
ワイヤレスマイク5等からなるが、ワイヤレスタイプの
ものだけに限定されるものではない。
【0031】以上のように構成される服薬指導支援シス
テム1を用いて、薬局等で患者に投薬する際に薬剤を収
納する薬袋に、図3に示すような、投薬する薬剤の外観
画像と使用・服用指導情報とからなる印刷情報を印刷す
る場合について、図4に示すフローチャートを参照して
説明する。
【0032】医師が患者を診断し、患者に投薬する際
は、薬剤の用法、用量等を記載した処方箋を作成する。
そして、作成された処方箋は、薬局に届けられ、薬剤師
が調剤する際に参照される。
【0033】一方、薬局においては、患者に薬剤の使用
・服用方法を指示するために、通常は、薬剤の用法や用
量を、薬袋に記載するか、若しくは、コンピュータのキ
ーボードから文字情報を入力して所定の用紙に印刷する
ことが行われており、この作業は通常専用のオペレータ
等により行われている。
【0034】本服薬指導支援システム1においては、薬
剤師がワイヤレスマイク等の音声入力手段Dを持ってい
るか、若しくは身につけており、処方箋に記載された薬
剤の名称、使用・服用指導情報等からなる処方箋情報の
必要箇所を音読することにより、かかる情報は、投薬情
報として自動的に音声認識手段14を介して編集手段1
2に転送される(ステップST1)。
【0035】例えば、図3に示す印刷情報を作成すると
きは、薬剤師が「点眼液」と音読すると、音声入力手段
Dを介して音声認識手段14に認識される。なお、事前
にこの薬剤の名称が登録されてあり、類似する名称が存
在しないときは、「点眼」のように短縮して音読して認
識させることも可能である。
【0036】このような音読作業は、調剤行為と並行し
て行うことができる。即ち、投薬情報の音読をしながら
調剤を行えば、調剤及び投薬情報のシステムへの入力を
同時に行うことができるのである。
【0037】従って、調剤及び投薬情報の入力は、薬剤
師がひとりで、かつ、並行して行うことができ、従来必
要であった専用のオペレータ等が不要となると共に、作
業効率も向上させることができるのである。
【0038】投薬情報が入力されると、編集手段12
は、音声認識手段14において音声信号から文字コード
に変換されたデータに基づき、投薬情報を認識し(ステ
ップST2)、その情報に記載された薬剤に対応するデ
ータを記録手段11から読み出す(ステップST3)。
ここで記録手段11から読み出すデータは、処方される
個々の薬剤の外観を撮影した静止画である外観画像であ
るが、これに限定されるものではなく、必要であれば、
予め記録されてある薬剤の働きや効能等の関連情報を読
み出すことも可能である。なお、これらの付加的な関連
情報についても、音声入力手段Dから入力することによ
り記録手段11に記録することができる。また、別途キ
ーボード等の文字入力手段を備え、これにより入力する
ようにしてもよい。
【0039】個々の薬剤の外観を示す外観画像は、事前
に記録手段11に記録されているか、若しくは、新たに
画像入力手段Cによって撮影される。
【0040】事前に記録手段11に記録されている外観
画像は、例えば、個々の薬剤に個別に設定された薬剤コ
ードと対応付けて記録されており、薬剤コードと外観画
像とは1対1の対応関係をなしている。一方、新たに記
録手段11に記録される外観画像も編集手段12に転送
され、編集手段12において前記同様薬剤コードと対応
付けて静止画として記録手段11に記録しておくことが
できる。
【0041】従って、新薬が新たに薬局に置かれた場合
でも、薬局に受け入れた時点でその新薬の外観を撮影し
て記録手段11に記録しておけば、後にいつでも読み出
すことができる。また、新薬を受け入れたときに撮影さ
れていなかったとしても、その新薬が処方された際に撮
影して記録すればよいのである。
【0042】調剤する薬剤の用法・用量等からなる使用
・服用指導情報は、同じく音声入力手段Dから音声によ
って入力することができる。例えば、図3の例におい
て、点眼液の場合には、「1日4回から5回 点眼して
ください」と音読する。
【0043】このときも、前記同様、調剤と同時に音読
を行うことにより、投薬情報の入力と調剤を並行して行
うことができるのである。なお、文字入力手段を備えて
いる場合は、文字入力手段から入力するようにしてもよ
い。更に、使用・服用方法が常に一定の場合には、必要
に応じて当該情報を記録手段11に記録させておいてい
つでも読み出すようにして、音読作業を省略できるよう
にしてもよい。
【0044】また、薬剤の働き、効能等を示す関連情報
についても、音声入力手段Dから入力することができ
る。そして、入力した内容は、静止画の場合と同様に、
薬剤コードと対応付けて記録手段11に記録することが
でき、新薬が新たに薬局に置かれた場合には、外観画像
の場合と同様に、薬局に受け入れた時点で音声入力手段
Dから入力して記録手段11に記録すればよい。また、
受け入れたときにその新薬の関連情報が入力されなかっ
たとしても、その新薬が処方された際に必要な関連情報
を音声入力して記録手段11に記録しておけば、その後
は随時読み出して利用することができる。なお、関連情
報についても、文字入力手段を備えていれば、文字入力
手段から入力できることはいうまでもない。
【0045】このように、投薬情報が音声入力手段Dか
ら入力され、音声認識手段14を介して編集手段12に
転送されると、投薬情報に含まれる薬剤に対応する外観
画像が記録手段11から自動的に読み出され、編集手段
12において使用・服用指導情報と統合され、所定の書
式に編集される(ステップST4)。
【0046】具体的には、例えば、個々の薬剤に設定さ
れた薬剤コードをキーとして、記録手段11の対応する
領域から薬剤の外観画像及び必要に応じて関連情報が読
み出され、統合、編集される。即ち、外観画像及び薬剤
の関連情報等は、一種のデータベースとして扱うことが
できる。
【0047】このように、画像入力手段Cによって一度
薬剤の外観を撮影し、静止画として記録手段11に記録
しておけば、いつでも容易且つ迅速に所望の外観画像を
読み出すことができるわけである。
【0048】統合、編集された情報は、印刷情報とし
て、必要に応じて画面表示手段13に画面表示される。
そして、必要であれば、操作者が画面で編集後の情報に
誤りがないことを確認し、自動的に、若しくは、所定の
音声による指示を行うことによって、当該情報を印刷手
段Cに転送することができる。また、情報に誤りがあっ
たときは、該当個所を入力し直す。
【0049】印刷情報が印刷手段Cに転送されると、印
刷手段Cは、用意された薬袋に図3に示すような書式で
カラー印刷する(ステップST5)。
【0050】図3に示した印刷情報は、目薬及び塗り薬
を投薬する場合の一例を示したものであり、この場合の
印刷情報は、薬の名前20と使用方法21とから構成さ
れる。
【0051】薬の名前20の欄には、その薬剤の名称と
外観画像とが一対となって記載されている。一方、使用
方法21の欄には、薬の名前20の欄に記載された薬剤
の使用方法が記載されている。図3の例の場合は、目薬
及び塗り薬の場合であるため使用方法が記載されている
が、飲み薬の場合には服用方法が記載される。
【0052】なお、薬袋に印刷される印刷情報は、必ず
しも図3に示した書式に限定されるものではなく、例え
ば、薬の働きや効能等の関連情報を予め記録手段11に
記録しておくか、若しくは、必要に応じて情報を入力し
て記録手段11に記録すれば、当該関連情報を付加して
印刷することもできる。
【0053】このようにして印刷情報が印刷された薬袋
は、薬剤が同封されて患者に渡されるわけである。そし
て、これを受け取った患者は、薬剤の外観画像と使用・
服用指導情報とが対応付けて印刷された印刷情報を見る
ことにより、医師の指示通りに間違いなく確実に薬剤を
使用・服薬することができるのである。
【0054】なお、印刷手段Bにおいて、情報を薬袋に
直接印刷するのではなく、任意の用紙に印刷し、その用
紙を薬袋に貼り付けたり同封したりすることも可能であ
る。
【0055】また、図5に示すように、管理手段が複数
台存在する場合も考えられる。この場合は、各管理手段
間が、例えばローカルエリアネットワークによって接続
されていれば、画像入力手段Cを1台だけ不特定の管理
手段、例えば管理手段A1に接続し、管理手段A1に薬
剤の外観画像を記録しておけば、この他の管理手段A
2、A3は、管理手段A1から薬剤の外観画像等を読み
出すことができ、管理手段A2、A3には必ずしも外観
画像等を記録する必要はない。
【0056】図5に示した形態においては、複数の薬剤
師が同時に投薬情報の音読をする場合もあるが、各管理
手段に予め標準パターンを複数登録した中から、音声を
認識すべき話者(薬剤師)を指定しておけば、その指定
された話者の音声のみを認識することができる。
【0057】従って、例えば、管理手段A1が薬剤師X
の音声を認識し、管理手段A2が薬剤師Yの音声を認識
し、管理手段A3が薬剤師Zの音声を認識するよう指定
されてあれば、管理手段A2、A3が薬剤師Xの音声を
認識したり、管理手段A1、A3が薬剤師Yの音声を認
識したり、管理手段A1、A2が薬剤師Zの音声を認識
したりすることはないのである。
【0058】なお、いずれの実施の形態においても、画
像入力手段Cは、常時本システムに接続されている必要
はなく、薬剤の外観画像を記録手段11に記録する際に
接続されていればよいのである。
【0059】
【発明の効果】このように、薬剤の外観画像とその薬剤
の使用・服用情報を印刷するようにしたことにより、薬
剤の投与を受けた患者は、薬剤の外観画像と使用・服用
情報とからなる印刷情報に基づいて、誤り無く薬剤を使
用、服用することができる。従って、用法、用量等を誤
ることがなくなり、患者は、医師の支持通りに病気の治
療等を的確に行うことができるようになる。
【0060】また、投薬情報は、音声入力手段を用いて
入力するようにしたことにより、印刷情報の作成と調剤
とを並行且つ迅速に行うことができるため、人件費の削
減を図ることができると共に、薬局における作業効率が
向上し、投薬を受ける患者の待ち時間も短縮することが
できる。
【0061】更に、管理手段に画像入力手段を接続した
ことにより、薬剤の外観画像を撮影して記録することが
でき、また、編集手段を具備していることにより、入力
された情報及び既に記憶された情報に基づき、様々な書
式で印刷情報を作成することができる。従って、患者が
よりわかりやすい書式で印刷することができる。
【0062】また、印刷情報には、薬剤の働き、効能を
示す関連情報を含むことにより、患者は納得した上で薬
剤を使用・服用することができるため、インフォームド
・コンセント(納得づくめの医療)を実践する上でも有
用なものとなる。
【0063】また、管理手段に薬剤の外観画像が記憶さ
れていないときは、画像入力手段により適宜外観画像を
入力して記憶させるようにしたことにより、新薬が追加
された場合でも、新薬の外観画像を記録することができ
るため、迅速な対応が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る服薬指導支援システムの機器構成
の一例を示す説明図である。
【図2】同服薬指導支援システムの機能ブロック図であ
る。
【図3】同服薬指導支援システムが作成して薬袋に印刷
した印刷情報の一例を示す説明図である。
【図4】同服薬指導支援システムの動作を示すフローチ
ャートである。
【図5】同服薬指導支援システムの機器構成の一例を示
す説明図である。
【符号の説明】
1:服薬指導支援システム 2:パーソナルコンピュー
タ 3:カラープリンタ 4:ディジタルカメラ 5:ワイヤレスマイク 11:記録手段 12:編集手段 13:画面表示手段
14:音声認識手段 20:薬の名前 21:使用方法 A、A1、A2、A3:管理手段 B、B1、B2、B
3:印刷手段 C:画像入力手段 D、D1、D2、D3:音声入力手

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】不特定多数の薬剤情報と各薬剤の外観画像
    とが予め記憶されていると共に、個別の処方箋情報に基
    づき個別の投薬情報を入力して印刷情報を作成する管理
    手段と、該管理手段が投薬情報に基づき作成した印刷情
    報を印刷する印刷手段とから構成され、前記投薬情報
    は、音声入力手段を用いて入力し、該入力した投薬情報
    に基づき、各対応する薬剤の外観画像と、その薬剤の用
    法・用量を示す使用・服用指導情報とからなる印刷情報
    を自動的に作成して印刷するようにした服薬指導支援シ
    ステム。
  2. 【請求項2】管理手段には、画像入力手段を接続した請
    求項1に記載の服薬指導支援システム。
  3. 【請求項3】管理手段には、編集手段が具備されている
    請求項1又は2に記載の服薬指導支援システム。
  4. 【請求項4】印刷情報には、薬剤の働き、効能を示す関
    連情報を含む請求項1に記載の服薬指導支援システム。
  5. 【請求項5】管理手段に薬剤の外観画像が記憶されてい
    ないときは、画像入力手段により適宜外観画像を入力し
    て記憶させるようにした請求項2に記載の服薬指導支援
    システム。
JP8487397A 1997-04-03 1997-04-03 服薬指導支援システム Pending JPH10283419A (ja)

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