JP2011072749A - 服用支援装置、服用支援プログラム、及び服用支援方法 - Google Patents

服用支援装置、服用支援プログラム、及び服用支援方法 Download PDF

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Abstract

【課題】薬の飲み忘れを適切に防止すること。
【解決手段】注文者の注文者識別情報と注文された品目の品目識別情報との入力を受け付ける入力手段と、入力された前記品目識別情報と、品目識別情報ごとに品目が薬の服用に関する食に該当するか否かを示す情報を記憶する食条件記憶手段とを用いて、注文された品目が前記食に該当するか否かを判定する判定手段と、前記食に該当すると判定された場合に、注文者識別情報と注文の履歴情報とを関連付けて記憶する注文履歴記憶手段と、入力された前記注文者識別情報とを用いて、前記注文者の当日の前記食の回数を判定する食回数判定手段と、判定された回数と、前記食の回数に応じて服用すべき薬に関する情報を記憶する薬情報記憶手段とを用いて、注文に係る前記食に関連して服用すべき薬の有無を判定する服用要否判定手段と、前記服用要否判定手段による判定結果を出力する出力手段とを有する。
【選択図】図4

Description

本発明は、服用支援装置、服用支援プログラム、及び服用支援方法に関し、特に薬の服用を支援する服用支援装置、服用支援プログラム、及び服用支援方法に関する。
高齢化社会を迎え、老人ホーム等の介護施設においても業界内での競争が激しくなることが予想される。競争に勝ち残るため、介護施設ではユーザビリティーの拡充が進められている。
一方、高齢者は生活習慣病等の常用薬を服用していることが多い。薬の効き目を一定に保つには、薬の成分が血液中において一定の濃度で保たれることが望ましい。そのため、薬は一日数回に分けて服用するように処方される。但し、毎日数回にわたって決まった時間に忘れずに薬を服用するのは困難である。したがって、薬の服用方法は、食前、食後、又は食間といったように、食事の時期と関連付けて指示されるのが一般的である。
しかし、食事の時期と関連付けられて服用が指示されたとしても、薬の飲み忘れは完全には防止できない。むしろ、うっかり薬を飲み忘れてしまうのはよくあることである。
そこで、従来、予め指定した時間になると薬の服用時間であることを通知するといった技術が提案されている(例えば、特許文献1〜4)。
特開2001−325359号公報 特開2003−235942号公報 特開2007−122183号公報 特許第3441691号公報
しかしながら、薬の服用時期が食事の時期と関連付けられるのは、薬の飲み忘れの防止という観点からだけではなく、人体への影響という観点からも好ましいという側面もある。例えば、食前の服用は、胃を刺激して食欲を増進させたり、吐き気を抑制したりするという目的がある。一方、食後の服用は胃に対する負担を軽減するという目的がある。そうすると、単に服用時間が通知されるだけでは、薬の飲み忘れの防止という観点と、人体への影響という観点の双方の目的を効果的に達成するのは困難であるという問題がある。
すなわち、予め指定された服用時間に、服用者が食事をしている又はしようとしているとは限らない。この場合、服用時間の通知に応じ、食事と無関係に薬を服用してしまうと、人体への影響という観点において効果的な服用を行うことはできない。一方、服用時間の通知を受けてから食堂へ赴く場合、実際に食事をするまでに時間を要し、その間に薬の服用のことを忘れてしまう可能性がある。また、服用時間の通知を受けたときに、食堂へ向かえる状況でない場合もある。この場合は、更に食事をするまでに時間を要し、薬の飲み忘れの可能性は更に高まる。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであって、薬の飲み忘れを適切に防止することのできる服用支援装置、服用支援プログラム、及び服用支援方法の提供を目的とする。
そこで上記課題を解決するため、服用支援装置は、注文者の注文者識別情報と注文された品目の品目識別情報との入力を受け付ける入力手段と、入力された前記品目識別情報と、品目識別情報ごとに品目が薬の服用に関する食に該当するか否かを示す情報を記憶する食条件記憶手段とを用いて、注文された品目が前記食に該当するか否かを判定する判定手段と、前記食に該当すると判定された場合に、注文者識別情報と注文の履歴情報とを関連付けて記憶する注文履歴記憶手段と、入力された前記注文者識別情報とを用いて、前記注文者の当日の前記食の回数を判定する食回数判定手段と、判定された回数と、前記食の回数に応じて服用すべき薬に関する情報を記憶する薬情報記憶手段とを用いて、注文に係る前記食に関連して服用すべき薬の有無を判定する服用要否判定手段と、前記服用要否判定手段による判定結果を出力する出力手段とを有する。
開示された装置、プログラム、又は方法によれば、薬の飲み忘れを適切に防止することができる。
本発明の実施の形態における服用支援システムの構成例を示す図である。 薬票の例を示す図である。 本発明の実施の形態における服用支援サーバのハードウェア構成例を示す図である。 本発明の実施の形態における服用支援サーバの機能構成例を示す図である。 服用支援サーバが実行する処理手順を説明するためのフローチャートである。 薬情報記憶部の構成例を示す図である。 注文履歴記憶部の構成例を示す図である。 食条件記憶部の構成例を示す図である。 薬提供履歴記憶部の構成例を示す図である。 食回数判定処理の処理手順を説明するためのフローチャートである。 服用妥当性判定処理の処理手順を説明するためのフローチャートである。 薬を提供させるための処理及び薬の提供履歴の記録処理の処理手順を説明するためのフローチャートである。 薬票データの構成例を示す図である。 食間服用薬判定処理の処理手順を説明するためのフローチャートである。 次回服用時期判定処理の処理手順を説明するためのフローチャートである。 標準摂取時間記憶部の構成例を示す図である。 在庫確認処理の処理手順を説明するためのフローチャートである。 薬票出力処理の処理手順を説明するためのフローチャートである。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。図1は、本発明の実施の形態における服用支援システムの構成例を示す図である。本実施の形態では、服用支援システム1を、老人ホーム等の介護施設(以下、単に「施設」という。)に適用した例について説明する。したがって、以下における注文者は、施設の利用者(以下、単に「利用者」という。)の中で食事を注文する者に相当する。
同図において、服用支援システム1は、服用支援サーバ10、注文入力装置20、薬票出力装置30、及び在庫管理装置40等を有する。
注文入力装置20には、施設の食堂において、食事の注文情報が入力される。注文情報は、注文された品目を特定する情報、及び注文者を特定する情報を含む。注文入力装置20は、入力された情報を服用支援サーバ10に供給する。注文入力装置20の好適な具体例は、食堂の運用形態によって異なる。例えば、接客係が注文者のテーブルに注文をとりに行く形態であれば、携帯型のPOS(Point Of Sales system)端末が注文入力装置20として好適であろう。また、注文者に食券を購入させ、食券の提示によって注文が行われる形態であれば、食券販売機が注文入力装置20として好適であろう。更に、カフェテリア形式のようにレジにおいて注文の受け付けが行われる形態であれば、レジ端末が注文入力装置20として好適であろう。
在庫管理装置40は、薬保管庫41に保管されている薬(内服薬)の在庫状況を、薬の服用が必要な利用者(以下、「服用者」という。)ごとに検知し、該在庫状況を示す情報を服用支援サーバ10に供給する。薬保管庫41には、服用者ごとに区別して薬が保管されている。例えば、服用者ごとに引き出しが割り当てられ、各引き出しには当該引き出しに割り当てられた服用者の薬が保管される。なお、薬は、1回の服用分ごとに小分け袋に分割されて保管されるのが望ましい。各小分け袋には、例えば、服用者の利用者ID及び小分け袋に含まれている薬の情報が記録されたRFID(Radio Frequency Identification)タグが含められる。利用者IDは、施設において利用者ごとに一意に割り当てられている識別子である。RFIDのタグの記録内容が在庫管理装置40に接続された非図示のRFIDタグリーダによって読み取られることにより、在庫管理装置40によって薬の在庫状況が自動的に把握される。なお、RFIDタグの読み取り及び在庫状況の服用支援サーバ10への供給(通知)は、薬保管庫41のいずれかの引き出しが開閉されたタイミングでよい。薬の在庫状況が変化するのは薬保管庫41へ薬が補充される場合、又は薬保管庫41から薬が取り出される場合であり、いずれの場合においても引き出しは開閉されるからである。引き出しの開閉に関しても、引き出しに設置されたセンサを介して在庫管理装置40によって自動的に検知可能としてもよい。そうすることにより、薬の補充又は取り出しに応じて、自動的に在庫状況が在庫管理装置40によって把握され、当該在庫状況が服用支援サーバ10に通知されるようになる。
但し、薬の在庫状況の把握は、必ずしも自動化されていなくてもよい。管理者等によって手入力されてもよい。この場合、小分け袋ごとにRFIDタグが含まれていなくてよい。また、引き出しにセンサは設置されていなくてもよい。
服用支援サーバ10は、注文入力装置20より供給される注文情報と、後述される各種管理情報とに基づいて、注文者が今回の注文に関連して服用すべき薬の有無を判定する。ここでいう、「有無」とは、在庫の有無ではなく、薬を服用すべきであるか否か、すなわち、注文者が服用者であるか否かを意味する。服用すべき薬が有る場合、服用支援サーバ10は、服用すべき薬が有ることを示す情報等を薬用出力装置30に転送する。
薬票出力装置30は、服用支援サーバ10より転送される情報を出力する。本実施の形態において、薬票出力装置30は、服用支援サーバ10より転送される情報を薬票といった形態で出力する。薬票は、服用すべき薬の情報等が記載された紙片である。したがって、薬票出力装置30の具体例としては、プリンタが挙げられる。
図2は、薬票の例を示す図である。同図において、薬票には、記述d1、メッセージm1〜m5等が印字されている。
記述d1は、保管場所IDを示す記述である。保管場所IDは、薬の保管場所の識別子であり、本実施の形態では、薬保管庫41の引き出しのIDに相当する。メッセージm1は、今回の注文の食事の食前又は食後に服用すべき薬が有ることを示すメッセージである。メッセージm2は、食間に服用すべき薬が有ることを示すメッセージである。メッセージm3は、当日に服用すべき薬が残っていることを示すメッセージである。メッセージm4は、薬の服用間隔を考慮して、次回に服用可能な時間を示すメッセージである。メッセージm5は、薬保管庫41への薬の補充を促すメッセージである。
斯かる薬票に基づいて、薬保管庫41より薬が取り出され、当該薬が注文者(服用者)に提供される。したがって、注文者から見た場合、注文を行うと、必要に応じて薬が提供されるという仕組みになっている。
どのような形態で薬が提供されるかについては、食堂の運用形態に応じて適切なものを採用すればよい。例えば、注文された品物が注文者の席へ配膳される形態の場合、配膳者が、出力された薬票に基づいて薬保管庫41より薬を取り出し、取り出した薬を注文された品目と共に注文者に配膳してもよい。
一方、カフェテリア形式のように、注文者自らが品物を配膳する場合、例えば、薬の提供担当者が、出力された薬票に基づいて薬保管庫41より薬を取り出し、取り出した薬を注文者に配布してもよい。または、注文者自らが薬票に基づいて薬保管庫41より薬を取り出してもよい。
図3は、本発明の実施の形態における服用支援サーバのハードウェア構成例を示す図である。図3の服用支援サーバ10は、それぞれバスBで相互に接続されているドライブ装置100と、補助記憶装置102と、メモリ装置103と、CPU104と、インタフェース装置105とを有する。
服用支援サーバ10での処理を実現するプログラムは、CD−ROM等の記録媒体101によって提供される。プログラムを記録した記録媒体101がドライブ装置100にセットされると、プログラムが記録媒体101からドライブ装置100を介して補助記憶装置102にインストールされる。但し、プログラムのインストールは必ずしも記録媒体101より行う必要はなく、ネットワークを介して他のコンピュータよりダウンロードするようにしてもよい。補助記憶装置102は、インストールされたプログラムを格納すると共に、必要なファイルやデータ等を格納する。
メモリ装置103は、プログラムの起動指示があった場合に、補助記憶装置102からプログラムを読み出して格納する。CPU104は、メモリ装置103に格納されたプログラムに従って服用支援サーバ10に係る機能を実行する。インタフェース装置105は、ネットワークに接続するためのインタフェースとして用いられる。
図4は、本発明の実施の形態における服用支援サーバの機能構成例を示す図である。同図において、服用支援サーバ10は、注文情報入力部111、食判定部112、食回数判定部113、服用要否判定部114、服用妥当性判定部115、薬提供処理部116、在庫確認部117、薬票出力部118、注文履歴記憶部121、食条件記憶部122、薬情報記憶部123、薬提供履歴記憶部124、及び標準摂取時間記憶部125等を有する。
注文情報入力部111は、注文入力装置20より注文情報を受信し、当該注文情報に基づいて注文の履歴情報を注文履歴記憶部121に記録する。注文履歴記憶部121は、補助記憶装置102において、注文の履歴情報を記憶する記憶領域(例えば、データベース又はファイル等)である。食判定部112は、注文内容(注文された品目)が、薬の服用に関する「食」に該当するか否かを判定する。薬の服用に関する「食」とは、薬の服用において「食前」、「食後」、又は「食間」の「食」として扱うのに適切な品目をいう。例えば、コーヒー等の飲料だけの注文は、薬の服用に関する「食」として扱うのは適切ではないと考えられる。なお、本実施の形態において、単に「食」というとき、薬の服用に関する「食」をいう。注文された品目が食に該当するか否かは、食条件記憶部122に基づいて判定される。食条件記憶部122は、補助記憶装置102において、メニューに含まれている品目ごとに食に該当するか否かを示す情報を記憶する記憶領域である。
食回数判定部113は、注文履歴記憶部121に基づいて、注文された当日の食の回数を判定する。服用要否判定部114は、注文内容が食に該当する場合に、食回数判定部113によって判定された回数と薬情報記憶部123とに基づいて、今回の注文に係る食に関連して注文者が服用すべき薬の有無(服用の要否)を判定する。服用すべき薬が有る場合、服用要否判定部114は、当該薬に関する情報を薬情報記憶部123より取得する。薬情報記憶部123は、補助記憶装置102において、服用者ごとに服用のタイミング(時期)や薬の在庫状況等を示す情報を記憶する記憶領域である。
服用妥当性判定部115は、薬提供履歴記憶部124に基づいて、注文者による今回の注文に係る食に関連した薬の服用が、時期的に妥当又は適切であるか否かを判定する。例えば、前回の服用時から所定期間経過しているか否かが判定される。薬提供履歴記憶部124は、補助記憶装置102において、服用者に対する薬の提供履歴(提供実績)を示す情報を記憶する記憶領域である。薬提供処理部116は、薬の提供履歴示す情報等を薬提供履歴記憶部124に記録する。
在庫確認部117は、注文者が服用者である場合に、薬情報記憶部123に基づいて、薬の在庫の有無(薬の補充の要否)を判定する。薬票出力部118は、薬票の出力を薬票出力装置30に実行させる。標準摂取時間記憶部125は、補助記憶装置102において、朝食、昼食、夕食のそれぞれについて標準的な摂取時間を記憶する記憶領域である。
以下、服用支援サーバ10の処理手順について説明する。図5は、服用支援サーバが実行する処理手順を説明するためのフローチャートである。ここでは、食堂に訪れた利用者が注文者として注文を行う場面を想定する。注文に応じて利用者ID及び注文内容(注文された品目)が注文入力装置20に入力される。注文入力装置20が、利用者ID及び注文された品目のID(以下、「品目ID」という。)を服用支援サーバ10に送信すると、図5の処理が開始される。なお、利用者IDは、例えば、各利用者に配布されているICカードより読み取られてもよいし、手入力されてもよい。
ステップS101において、注文情報入力部111は、注文入力装置20より送信された利用者ID及び品目ID等を含む注文情報を受信する。続いて、注文情報入力部111は、利用者IDに係る注文者は服用者であるか否かを薬情報記憶部123を用いて判定する(S102)。
図6は、薬情報記憶部の構成例を示す図である。同図において、薬情報記憶部123には、服用者こと、かつ、服用のタイミングごとにレコードが登録される。各レコードは、利用者ID、氏名、食回数、服用時期、服用方法、服用間隔、在庫数、及び保管場所ID等の項目を有する。
利用者ID、氏名は、服用者の利用者ID、氏名である。食回数は、1日のうちの何回目の食に対応するレコードであるかを示す項目である。1日3食とすると、基本的に、1回目は朝食、2回目は昼食、3回目は夕食に対応する。服用時期は、薬を服用する時期が、朝、昼、又は夕のいずれかであるかを示す。服用方法は、食後、食前、又は食間のいずれに該当するかを示す。在庫数は、当該レコードに係る薬の在庫数である。保管場所IDは、薬の保管場所(薬保管庫41の引き出し)の識別子である。
ステップS102では、受信された利用者ID(以下、「注文者ID」という。)と値が一致する利用者IDが薬情報記憶部123に記録されているか否かに基づいて、注文者が服用者であるか否かが判定される。本実施の形態において、薬情報記憶部123に利用者IDが登録されるのは服用者に限定されるからである。
注文者が服用者でない場合(S102でNo)、図5の処理は終了する。注文者が服用者である場合(S102でYes)、注文情報入力部111は、注文情報に基づいて注文の履歴情報を注文履歴記憶部121に記録する(S103)。
図7は、注文履歴記憶部の構成例を示す図である。同図において、注文履歴記憶部121には、注文ごとにレコードが登録される。複数の品目が注文された場合、品目ごとにレコードが登録されてもよいし、複数の品目に対して1つのレコードが登録されてもよい。本実施の形態では、便宜上後者を採用する。各レコードは、利用者ID、注文年月日、注文時刻、及び食フラグ等の項目を有する。
利用者IDには、注文情報として受信された利用者IDが登録される。注文年月日には、注文情報が受信された年月日が登録される。注文時刻には、注文情報が受信された時刻が登録される。食フラグは、注文された品目が食に該当するか否かを示すフラグである。食に該当する場合、食フラグの値は「1」とされ、食に該当しない場合、食フラグの値は「0」とされる。このタイミングでは、注文された品目が食に該当するか否かは不明であるため、既定値の「0」が記録される。
続いて、食判定部112は、注文情報に含まれている品目IDと食条件記憶部122とを用いて、注文された品目が食に該当するか否かを判定する(S104)。
図8は、食条件記憶部の構成例を示す図である。同図に示される食条件記憶部122には、食に該当する品目の一覧が記録され、品目ごとに品目ID及び品目名が記録されている。
したがって、ステップS104では、注文情報として受信された品目IDが食条件記憶部122に登録されているか否かが判定される。複数の品目IDが受信された場合、少なくとも一つの品目IDが食条件記憶部122に登録されていれば、注文された品目は食に該当すると判定される。なお、食に該当しない品目の一覧が食条件記憶部122に記録されていてもよい。その場合、受信された品目IDが食条件記憶部122に登録されていなければ、注文された品目は食に該当すると判定すればよい。
注文された品目が食に該当すると判定された場合(S104でYes)、食判定部112は、注文履歴記憶部121における、今回の注文に対するレコードの食フラグの値を「0」から「1」に更新する(S105)。
続いて、食回数判定部113は、注文履歴記憶部121を用いて、今回の注文に係る食が当日において何回目の食であるか否か、又は朝食、昼食、若しくは夕食のいずれのカテゴリに該当するかを判定する(S106)。
続いて、服用要否判定部114は、食回数判定部113の判定結果と薬情報記憶部123とを用いて、今回の注文に係る食の前後(食前又は食後)に注文者が服用すべき薬の有無を判定する(S107)。具体的には、服用要否判定部114は、薬情報記憶部123(図6)において注文者IDと一致する利用者IDを有するレコードを抽出する。服用要否判定部114は、抽出されたレコードの中で、食回数又は服用時期が、食回数判定部113によって判定された回数又はカテゴリに一致し、服用方法が食前又は食後であるレコードの有無を判定する。例えば、注文者IDが「1001」であり、今回の注文が1回目の食又は朝食である場合、図6の例に基づけば、1番目のレコードが該当レコード(以下、「今回服用薬レコード」という。)となる。今回服用薬レコードが有る場合、服用要否判定部114は、今回の注文に係る食の前後に注文者が服用すべき薬(以下、「今回服用薬」という。)は有ると判定する。なお、食回数及び服用時期の双方が用いられる必要はなく、いずれか一方に基づいて判定が行われればよい。
今回服用薬が有る場合(S107でYes)、服用妥当性判定部115は、注文者に対する前回の薬の提供時期に鑑みて、現時点における服用の妥当性を薬提供履歴記憶部124及び今回服用薬レコードを用いて判定する(S108)。
図9は、薬提供履歴記憶部の構成例を示す図である。同図において、薬提供履歴記憶部124には、薬の提供ごとにレコードが登録されている。各レコードは、利用者ID、提供年月日、提供時刻、服用時期、及び服用方法等の項目を有する。利用者IDは、薬の提供を受けた者の利用者IDである。提供年月日は、薬が提供された年月日である。提供時刻は、薬が提供された時刻である。但し、後述されるように、現実に薬が提供された時刻ではなく、薬提供履歴記憶部124にレコードが登録された時刻である。服用時期は、提供された薬の服用時期である。服用方法は、提供された薬の服用方法である。
現時点における服用は妥当であると判定されると(S109でYes)、薬提供処理部116は、注文者に薬を提供させるための処理、及び薬提供履歴記憶部124への薬の提供履歴の記録処理等を実行する(S110)。注文者に薬を提供させるための処理とは、薬票へ出力するメッセージの生成等である。
続いて、服用要否判定部114は、薬情報記憶部123を用いて、今回の注文に係る食の食間に注文者が服用すべき薬の有無の判定を行う(S111)。なお、ステップS107において、今回服用薬は無いと判定された場合(S107でNo)、ステップS108〜S110は実行されることなく、ステップS111が実行される。続いて、服用要否判定部114は、薬情報記憶部123を用いて、次回の薬の服用時期を判定する(S112)。なお、ステップS108において、現時点における服用は妥当でないと判定された場合(S109でNo)、ステップS110及びS111は実行されることなく、ステップS112が実行される。
続いて、在庫確認部117は、薬情報記憶部123を用いて、注文者について薬保管庫41への薬の補充の要否を判定する(S113)。続いて、薬票出力部118は、ステップS110において生成されるメッセージや、ステップS111〜S113における処理における判定結果等に基づいて、薬票の出力を薬票出力装置30に実行させる(S114)。
続いて、ステップS106の詳細について説明する。図10は、食回数判定処理の処理手順を説明するためのフローチャートである。
ステップS201において、食回数判定部113は、注文者の当日の食に係るレコードを注文履歴記憶部121より検索する。具体的には、利用者IDが注文者IDに一致し、注文年月日が当日の年月日に一致し、食フラグが1であるレコードが検索される。なお、当日の年月日は、服用支援サーバ10のシステムタイムに基づいて判定すればよい。続いて、食回数判定部113は、検索されたレコード数を、注文者の当日の食の回数として判定する(S202)。この時点では、今回の注文に関しても注文履歴記憶部121に記録されているため、当該レコード数は、そのまま注文者の当日の食の回数となるからである。
続いて、食回数判定部113は、当日の食の回数に応じて、今回の注文に係る食が、朝食、昼食、又は夕食のいずれであるかを判定する(S203)。すなわち、1回目の食である場合、朝食であると判定される(S204)、2回目の食である場合、昼食であると判定される(S205)。3回目の食である場合、夕食であると判定される(S206)。
続いて、図5のステップS108の詳細について説明する。図11は、服用妥当性判定処理の処理手順を説明するためのフローチャートである。
ステップS301において、服用妥当性判定部115は、薬提供履歴記憶部124に基づいて、注文者に対する前回の(最後の)薬の提供日時を判定する。具体的には、利用者IDが注文者IDに一致し、注文年月日及び提供時刻が直近のレコードの注文年月日及び提供時刻が、前回の薬の提供日時として判定される。続いて、服用妥当性判定部115は、前回の薬の提供日時から現在時刻までの経過時間(以下、単に「経過時間」という。)を算出する(S302)。なお、現在時刻は、服用支援サーバ10のシステムタイムに基づいて判定すればよい。
続いて、服用妥当性判定部115は、薬情報記憶部123における今回服用薬レコードの服用間隔の値(以下、単に「服用間隔」という。)を取得する(S303)。続いて、服用妥当性判定部115は、経過時間と服用間隔とを比較することにより、今回服用薬の服用のために十分な時間が経過しているか否かを判定する(S304)。経過時間が服用間隔以上である場合(S304でYes)、服用妥当性判定部115は、今回服用薬の服用は妥当であると判定する(S305)。経過時間が服用間隔未満である場合(S304でNo)、服用妥当性判定部115は、今回服用薬の服用は妥当でないと判定する(S306)。
続いて、図5のステップS110の詳細について説明する。図12は、薬を提供させるための処理及び薬の提供履歴の記録処理の処理手順を説明するためのフローチャートである。
ステップS401において、薬提供処理部116は、薬情報記憶部123における今回服用薬レコードに基づいて、薬提供履歴記憶部124(図9)に新たなレコードを追加する。新たなレコードの利用者ID、服用時期、服用方法には、今回服用薬レコードの利用者ID、服用時期、服用方法が転記される。新たなレコードの提供年月日、提供時刻には、現時点の年月日、時刻が記録される。
続いて、薬提供処理部116は、今回服用薬レコードの在庫数を1減少させる(S402)。続いて、薬提供処理部116は、今回服用薬レコードの服用方法に基づいて、食前又は食後の服用薬が有るがことを示すメッセージ等を薬票データに記録する(S403)。薬票データとは、薬票に印字させる情報を管理するデータであり、例えば、メモリ装置103に生成される。
図13は、薬票データの構成例を示す図である。同図に示されるように、1つの薬票に対応する薬データは、利用者ID,保管場所、及びメッセージごとのデータ項目を有する。メッセージごとのデータ項目は、図2の薬票における、それぞれのメッセージmn(nは正の整数)に対応する。ステップS403では、メッセージm1にメッセージが記録される。なお、利用者IDには、所定のタイミングで(例えば、ステップS104でYesであると判定されたときに)注文者IDが記録される。
続いて、薬提供処理部116は、今回服用薬レコードより保管場所IDを取得する(S404)。続いて、薬提供処理部116は、取得された保管場所IDを、薬票データの保管場所IDの項目に記録する(S405)。
図12の処理は、今回の食に関する服用が妥当であると判定された場合に実行される。したがって、保管場所ID及びメッセージm1は、注文に係る食に関する服用が妥当である場合に限って薬票データに記録される。したがって、注文に係る食に関する服用が妥当でない場合、薬票には保管場所及びメッセージm1は印字されない。すなわち、注文者には、注文に係る食に関連して服用すべき薬の服用を促す情報は通知されない。
続いて、図5のステップS111の詳細について説明する。図14は、食間服用薬判定処理の処理手順を説明するためのフローチャートである。
ステップS501において、服用要否判定部114は、食回数判定部113の判定結果(今回の食の回数又はカテゴリ)と薬情報記憶部123とを用いて、今回の注文に係る食の食間に注文者が服用すべき薬の有無を判定する。具体的には、服用要否判定部114は、薬情報記憶部123(図6)において注文者IDと一致する利用者IDを有するレコードを抽出する。服用要否判定部114は、抽出されたレコードの中で、食回数又は服用時期が、食回数判定部113によって判定された回数又はカテゴリに一致し、服用方法が食間であるレコードの有無を判定する。例えば、注文者IDが「1001」であり、今回の注文が1回目の食又は朝食である場合、図6の例に基づけば、4番目のレコードが該当レコードとなる。該当レコードが有る場合、服用要否判定部114は、今回の注文に係る食の食間に注文者が服用すべき薬(以下、「今回食間薬」という。)は有ると判定する。
今回食間薬が有る場合(S501でYes)、服用要否判定部114は、食間の服用薬が有るがことを示すメッセージ(すなわち、図2のメッセージm2)を薬票データに記録する(S502)。
続いて、図5のステップS112の詳細について説明する。図15は、次回服用時期判定処理の処理手順を説明するためのフローチャートである。
ステップS601において、服用要否判定部114は、注文者について当日の残りの食の回数を算出する。当日の残りの食の回数は、食回数判定部113によって判定された回数を3より減ずることによって取得すればよい。残りの食の回数が0でない場合(すなわち、まだ3回の食が済んでいない場合)(S602でYes)、服用要否判定部114は、当日の以後の食に関連して服用すべき薬の有無を判定する(S603)。具体的には、薬情報記憶部123の注文者に係るレコードの中で、残りの食のカテゴリ又は回数に対応するレコードが検索される。該当するレコードが検索された場合、服用要否判定部114は、以後の食に関連して服用すべき薬は有ると判定する。以後の食に関連して服用すべき薬は無い場合(S603でNo)、又は残りの食の回数が0である場合(S602でNo)、図15の処理は終了する。
以後の食に関連して服用すべき薬は有る場合(S603でYes)、服用要否判定部114は、食回数判定部113の判定結果(今回の食の回数又はカテゴリ)と標準摂取時間記憶部125とを用いて、今回の食の標準摂取時間を判定する(S604)。
図16は、標準摂取時間記憶部の構成例を示す図である。同図において、標準摂取時間記憶部125には、朝食、昼食、及び夕食ごとに、標準開始時間と標準終了時間とが記録されている。標準開始時間と標準終了時間との間が標準摂取時間である。なお、同図では、カテゴリごとにレコードが登録されているが、食の回数ごとにレコードが登録されていてもよい。
したがって、服用要否判定部114は、食回数判定部113の判定結果を標準摂取時間記憶部125に当てはめることにより、今回の食の標準摂取時間(以下、単に「標準摂取時間」という。)を判定する。
続いて、服用要否判定部114は、現在時刻が標準摂取時間外であるか否かを判定する(S605)。現在時刻が標準摂取時間外である場合(S602でYes)、服用要否判定部114は、現在時刻は標準摂取時間に比べて遅れているか否かを判定する(S603)。すなわち、現在時刻が、今回の食に対する標準終了時間より後であるか否かが判定される。現在時刻が標準摂取時間より遅れている場合(S603でYes)、服用要否判定部114は、ステップS603の判定結果に基づいて、当日の残りの服用回数及び服用の服用方法を示すメッセージを薬票データに記録する(S607)。当該メッセージは、図2のメッセージm3に相当する。なお、当該メッセージは、現在時刻が標準摂取時間外であり、かつ、現在時刻が標準摂取時間に遅れている場合に限って記録される。現在時刻が標準摂取時間外であり、かつ、現在時刻が標準摂取時間に遅れている場合の具体的状況としては、例えば、寝坊等により注文者が昼食時に朝食を摂りに来た場合等である。このような場合、残りの食の摂取が省略される可能性があるため、適切な回数の食の摂取と、薬の服用とを促すため当該メッセージが薬票データに記録される。但し、現在時刻が、標準摂取時間内又は標準摂取時間より前の場合であっても、当該メッセージが薬票データに記録されるようにしてもよい。
続いて、服用要否判定部114は、ステップS603の判定結果に基づいて、以後の食に関連して服用すべき薬のうち、次回に服用すべき薬の服用間隔を薬情報記憶部123より取得する(S608)。続いて、服用要否判定部114は、次回の薬の服用間隔を現在時刻に加算することにより、次回の薬の服用可能時刻を算出する(S609)。続いて、服用判定部は、算出された服用可能時刻以降を次回の食の推奨時間とし、当該推奨時間を示すメッセージを薬票データに記録する(S610)。当該メッセージは、図2のメッセージm4に相当する。
続いて、図5のステップS113の詳細について説明する。図17は、在庫確認処理の処理手順を説明するためのフローチャートである。
ステップS701において、在庫確認部117は、今回服用薬レコードより在庫数を取得する。続いて、在庫確認部117は、在庫数を所定の閾値と比較する(S702)。所定の閾値は、運用に応じて適切な値を定めればよい。例えば、1日分に相当する数等を閾値としてもよい。在庫数が閾値以下である場合(S702でYes)、在庫確認部117は、薬の補充を促すメッセージを薬票データに記録する(S703)。当該メッセージは、図2のメッセージm5に相当する。なお、在庫数が閾値を超えている場合(S702でNo)、薬の補充を促すメッセージは薬票データには記録されない。
続いて、図5のステップS114の詳細について説明する。図18は、薬票出力処理の処理手順を説明するためのフローチャートである。
ステップS801において、薬票出力部118は、薬票データに少なくとも一つのメッセージが記録されているか否かを確認する(S801)。少なくとも一つのメッセージが記録されている場合、薬票出力部118は、薬票の出力を薬票出力装置30に実行させる(S802)。例えば、薬票出力装置30が単なるプリンタである場合、薬票出力部118は、薬票データに基づいて薬票の印刷データを生成し、当該印刷データを薬票出力装置30に送信する。一方、薬票出力装置30が、高度な情報処理能力を有する場合、薬票出力部118は、薬票出力装置30に薬票データを送信するだけでもよい。この場合、薬票出力装置30が薬票データに基づいて印刷データを生成し、薬票を印刷すればよい。
続いて、薬票出力部118は、薬票データをメモリ装置103より削除することにより、薬票データのメモリ領域を解放する(S803)。
上述したように、本実施の形態によれば、食に該当する品目の注文に応じて、当日の食の回数が判定され、該回数に応じて服用の要否(服用すべき薬の有無)が判定される。服用が必要な場合、服用を促進する情報(本実施の形態における薬票)が出力される。したがって、まさに食を摂ろうとしているタイミングにおいて、服用者に対して薬の服用が必要であることを通知することができる。その結果、薬の飲み忘れを効果的に防止することができる。
但し、前回の食と今回の食との間隔が短い場合、今回の食のタイミングは薬の服用時間として適切でない場合がある。そこで、本実施の形態では、薬の服用間隔に基づいて服用の妥当性が判定され、妥当でないと判定された場合には、薬の服用を促すメッセージは出力されない。その結果、服用者が過剰摂取に近い状態になるのを適切に防止することができる。
また、本実施の形態では、薬の服用間隔に基づいて、次回の服用可能時間を出力する。したがって、服用者は、出力された情報に基づいて、次回の食の摂取に適切な時間を判断することができる。
また、本実施の形態では、当日の残りの食に応じた服用の要否が判定され、その判定結果が出力される。その結果、食の摂取時間が通常より遅れ、例えば夕方に昼食を摂る場合において、まだ服用すべき薬が有ることを服用者に通知することができる。
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明は斯かる特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
以上の説明に関し、更に以下の項を開示する。
(付記1)
注文者の注文者識別情報と注文された品目の品目識別情報との入力を受け付ける入力手段と、
入力された前記品目識別情報と、品目識別情報ごとに品目が薬の服用に関する食に該当するか否かを示す情報を記憶する食条件記憶手段とを用いて、注文された品目が前記食に該当するか否かを判定する判定手段と、
前記食に該当すると判定された場合に、注文者識別情報と注文の履歴情報とを関連付けて記憶する注文履歴記憶手段と、入力された前記注文者識別情報とを用いて、前記注文者の当日の前記食の回数を判定する食回数判定手段と、
判定された回数と、前記食の回数に応じて服用すべき薬に関する情報を記憶する薬情報記憶手段とを用いて、注文に係る前記食に関連して服用すべき薬の有無を判定する服用要否判定手段と、
前記服用要否判定手段による判定結果を出力する出力手段とを有する服用支援装置。
(付記2)
前記薬情報記憶手段は、前記食の回数に応じて服用すべき薬に関する情報として該薬の服用間隔を示す情報を記憶し、
前記服用要否判定手段によって服用すべき薬が有ると判定された場合に、薬の提供時期の履歴情報を記憶した提供履歴記憶手段を用いて、前回の薬の提供時期から前記服用期間が経過しているかを判定する妥当性判定手段を有し、
前記出力手段は、前記服用期間が経過していないと判定された場合は、前記注文に係る前記食に関連して服用すべき薬が有ることを示す情報は出力しない付記1記載の服用支援装置。
(付記3)
前記服用要否判定手段は、前記薬情報記憶手段に記憶されている前記服用期間に基づいて、次回の服用可能時間を算出し、
前記出力手段は、前記服用可能時間を出力する付記2記載の服用支援装置。
(付記4)
前記服用要否判定手段は、前記食回数判定手段によって判定された回数に基づいて、当日の残りの食の回数を算出し、算出された該回数に対応して服用すべき薬の有無を前記薬情報記憶手段を用いて判定する付記1乃至3いずれか一項記載の服用支援装置。
(付記5)
コンピュータに、
注文者の注文者識別情報と注文された品目の品目識別情報との入力を受け付ける入力手順と、
入力された前記品目識別情報と、品目識別情報ごとに品目が薬の服用に関する食に該当するか否かを示す情報を記憶する食条件記憶手段とを用いて、注文された品目が前記食に該当するか否かを判定する判定手順と、
前記食に該当すると判定された場合に、注文者識別情報と注文の履歴情報とを関連付けて記憶する注文履歴記憶手段と、入力された前記注文者識別情報とを用いて、前記注文者の当日の前記食の回数を判定する食回数判定手順と、
判定された回数と、前記食の回数に応じて服用すべき薬に関する情報を記憶する薬情報記憶手段とを用いて、注文に係る前記食に関連して服用すべき薬の有無を判定する服用要否判定手順と、
前記服用要否判定手順による判定結果を出力する出力手順とを実行させるための服用支援プログラム。
(付記6)
前記薬情報記憶手段は、前記食の回数に応じて服用すべき薬に関する情報として該薬の服用間隔を示す情報を記憶し、
前記服用要否判定手順において服用すべき薬が有ると判定された場合に、薬の提供時期の履歴情報を記憶した提供履歴記憶手段を用いて、前回の薬の提供時期から前記服用期間が経過しているかを判定する妥当性判定手順を前記コンピュータに実行させ、
前記出力手順は、前記服用期間が経過していないと判定された場合は、前記注文に係る前記食に関連して服用すべき薬が有ることを示す情報は出力しない付記5記載の服用支援プログラム。
(付記7)
前記服用要否判定手順は、前記薬情報記憶手段に記憶されている前記服用期間に基づいて、次回の服用可能時間を算出し、
前記出力手順は、前記服用可能時間を出力する付記6記載の服用支援プログラム。
(付記8)
前記服用要否判定手順は、前記食回数判定手順において判定された回数に基づいて、当日の残りの食の回数を算出し、算出された該回数に対応して服用すべき薬の有無を前記薬情報記憶手段を用いて判定する付記5乃至7いずれか一項記載の服用支援プログラム。
(付記9)
コンピュータが実行する服用支援方法であって、
注文者の注文者識別情報と注文された品目の品目識別情報との入力を受け付ける入力手順と、
入力された前記品目識別情報と、品目識別情報ごとに品目が薬の服用に関する食に該当するか否かを示す情報を記憶する食条件記憶手段とを用いて、注文された品目が前記食に該当するか否かを判定する判定手順と、
前記食に該当すると判定された場合に、注文者識別情報と注文の履歴情報とを関連付けて記憶する注文履歴記憶手段と、入力された前記注文者識別情報とを用いて、前記注文者の当日の前記食の回数を判定する食回数判定手順と、
判定された回数と、前記食の回数に応じて服用すべき薬に関する情報を記憶する薬情報記憶手段とを用いて、注文に係る前記食に関連して服用すべき薬の有無を判定する服用要否判定手順と、
前記服用要否判定手順による判定結果を出力する出力手順とを有する服用支援方法。
(付記10)
前記薬情報記憶手段は、前記食の回数に応じて服用すべき薬に関する情報として該薬の服用間隔を示す情報を記憶し、
前記服用要否判定手順において服用すべき薬が有ると判定された場合に、薬の提供時期の履歴情報を記憶した提供履歴記憶手段を用いて、前回の薬の提供時期から前記服用期間が経過しているかを判定する妥当性判定手順を有し、
前記出力手順は、前記服用期間が経過していないと判定された場合は、前記注文に係る前記食に関連して服用すべき薬が有ることを示す情報は出力しない付記9記載の服用支援方法。
(付記11)
前記服用要否判定手順は、前記薬情報記憶手段に記憶されている前記服用期間に基づいて、次回の服用可能時間を算出し、
前記出力手順は、前記服用可能時間を出力する付記10記載の服用支援方法。
(付記12)
前記服用要否判定手順は、前記食回数判定手順において判定された回数に基づいて、当日の残りの食の回数を算出し、算出された該回数に対応して服用すべき薬の有無を前記薬情報記憶手段を用いて判定する付記9乃至11いずれか一項記載の服用支援方法。
1 服用支援システム
10 服用支援サーバ
20 注文入力装置
30 薬票出力装置
40 在庫管理装置
41 薬保管庫
100 ドライブ装置
101 記録媒体
102 補助記憶装置
103 メモリ装置
104 CPU
105 インタフェース装置
111 注文情報入力部
112 食判定部
113 食回数判定部
114 服用要否判定部
115 服用妥当性判定部
116 薬提供処理部
117 在庫確認部
118 薬票出力部
121 注文履歴記憶部
122 食条件記憶部
123 薬情報記憶部
124 薬提供履歴記憶部
125 標準摂取時間記憶部
B バス

Claims (6)

  1. 注文者の注文者識別情報と注文された品目の品目識別情報との入力を受け付ける入力手段と、
    入力された前記品目識別情報と、品目識別情報ごとに品目が薬の服用に関する食に該当するか否かを示す情報を記憶する食条件記憶手段とを用いて、注文された品目が前記食に該当するか否かを判定する判定手段と、
    前記食に該当すると判定された場合に、注文者識別情報と注文の履歴情報とを関連付けて記憶する注文履歴記憶手段と、入力された前記注文者識別情報とを用いて、前記注文者の当日の前記食の回数を判定する食回数判定手段と、
    判定された回数と、前記食の回数に応じて服用すべき薬に関する情報を記憶する薬情報記憶手段とを用いて、注文に係る前記食に関連して服用すべき薬の有無を判定する服用要否判定手段と、
    前記服用要否判定手段による判定結果を出力する出力手段とを有する服用支援装置。
  2. 前記薬情報記憶手段は、前記食の回数に応じて服用すべき薬に関する情報として該薬の服用間隔を示す情報を記憶し、
    前記服用要否判定手段によって服用すべき薬が有ると判定された場合に、薬の提供時期の履歴情報を記憶した提供履歴記憶手段を用いて、前回の薬の提供時期から前記服用期間が経過しているかを判定する妥当性判定手段を有し、
    前記出力手段は、前記服用期間が経過していないと判定された場合は、前記注文に係る前記食に関連して服用すべき薬が有ることを示す情報は出力しない請求項1記載の服用支援装置。
  3. 前記服用要否判定手段は、前記薬情報記憶手段に記憶されている前記服用期間に基づいて、次回の服用可能時間を算出し、
    前記出力手段は、前記服用可能時間を出力する請求項2記載の服用支援装置。
  4. 前記服用要否判定手段は、前記食回数判定手段によって判定された回数に基づいて、当日の残りの食の回数を算出し、算出された該回数に対応して服用すべき薬の有無を前記薬情報記憶手段を用いて判定する請求項1乃至3いずれか一項記載の服用支援装置。
  5. コンピュータに、
    注文者の注文者識別情報と注文された品目の品目識別情報との入力を受け付ける入力手順と、
    入力された前記品目識別情報と、品目識別情報ごとに品目が薬の服用に関する食に該当するか否かを示す情報を記憶する食条件記憶手段とを用いて、注文された品目が前記食に該当するか否かを判定する判定手順と、
    前記食に該当すると判定された場合に、注文者識別情報と注文の履歴情報とを関連付けて記憶する注文履歴記憶手段と、入力された前記注文者識別情報とを用いて、前記注文者の当日の前記食の回数を判定する食回数判定手順と、
    判定された回数と、前記食の回数に応じて服用すべき薬に関する情報を記憶する薬情報記憶手段とを用いて、注文に係る前記食に関連して服用すべき薬の有無を判定する服用要否判定手順と、
    前記服用要否判定手順による判定結果を出力する出力手順とを実行させるための服用支援プログラム。
  6. コンピュータが実行する服用支援方法であって、
    注文者の注文者識別情報と注文された品目の品目識別情報との入力を受け付ける入力手順と、
    入力された前記品目識別情報と、品目識別情報ごとに品目が薬の服用に関する食に該当するか否かを示す情報を記憶する食条件記憶手段とを用いて、注文された品目が前記食に該当するか否かを判定する判定手順と、
    前記食に該当すると判定された場合に、注文者識別情報と注文の履歴情報とを関連付けて記憶する注文履歴記憶手段と、入力された前記注文者識別情報とを用いて、前記注文者の当日の前記食の回数を判定する食回数判定手順と、
    判定された回数と、前記食の回数に応じて服用すべき薬に関する情報を記憶する薬情報記憶手段とを用いて、注文に係る前記食に関連して服用すべき薬の有無を判定する服用要否判定手順と、
    前記服用要否判定手順による判定結果を出力する出力手順とを有する服用支援方法。
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