JP2004287956A - 服用スケジュール管理方法及びシステム並びに服用スケジュール管理プログラム - Google Patents

服用スケジュール管理方法及びシステム並びに服用スケジュール管理プログラム Download PDF

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勝彦 山科
Shuichi Enomoto
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Abstract

【課題】本発明は服用スケジュール管理方法及びシステム並びに服用スケジュール管理プログラムに関し、送付元のシステムに負荷をかけることなく、安価に提供できる服用スケジュール管理方法及びシステム並びに服用スケジュール管理プログラムを提供することを目的としている。
【解決手段】携帯端末とコンピュータとが通信部を介してデータのやりとりを行なうシステムにおいて、携帯端末10側に服用に関する投薬のスケジュールを管理するアプリケーション12aを設け、前記コンピュータ20側に、服用に関する投薬の基礎データを記憶するデータベース27を設け、前記アプリケーション12aからコンピュータ20側にアクセスして、コンピュータ側のデータベース27に記憶されている服用に関する投薬の基礎データをダウンロードする手段と、該ダウンロードした服用に関する投薬の基礎データに変更登録を行なう手段と、を設けて構成する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は服用スケジュール管理方法及びシステム並びに服用スケジュール管理プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の服用スケジュール管理システムとしては、コンピュータにて各服用者の服用する薬情報と時間を管理し、該当時間になったらコンピュータから携帯端末若しくはファクシミリ装置に通知する技術が知られている(例えば特許文献1参照)。また、専用の処方箋遵守装置を設け、コンピュータから情報を受け取ったら、専用の処方箋遵守装置で服用時間を管理し、服用遵守を促す技術が知られている(例えば特許文献2参照)。
【0003】
図8は特許文献1に記載の発明の説明図である。図において、1は薬局内に設けられたコンピュータである。該コンピュータ1としては、例えばパソコン(PC)が用いられる。この発明は、基本的には前記機能をパソコン1が主導となって処理する。そして、個人毎に以下の管理を行なう。
・スケジュール管理
・薬情報
・情報通知先
パソコン1は服用時間になったら、携帯端末2に服用を促すメールを通知する。或いはファクシミリ装置3に服用を促すメッセージを通知する。図では、示されていないが、パソコン1から服用者の持つパソコンに通知するようにしてもよい。何れの場合も、携帯端末2、或いはファクシミリ装置3側は服用通知を受けるだけである。なお、薬局はこの通知を行なうための手数料を服用通知時に併せて通知される公告掲載料から得ている。
【0004】
図9は特許文献2に記載の発明の説明図である。この発明では、パソコン1から服用に関するスケジュールを専用に設けられた服用遵守装置5に送信する。服用遵守装置5は、このスケジュールを受け取ったら、以降の服用スケジュール管理は服用遵守装置5自体が行なうものである。この目的のために、服用遵守装置5から、服用に対応したパターンを選択し、該当する時間を投入する。この場合、アラームは服用完了設定まで、一定周期で実行されるようになっている。図に示す服用遵守装置5の表示は、次の服用時間は、次の日曜日の12:36であることを示している。
【0005】
【特許文献1】
特開2001−325359号公報(第4頁、図2)
【特許文献2】
特表2002−500529号公報(第15頁、第16頁、第17頁、図2)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
前記した特許文献1記載の発明では、服用を行なう時間にメールやファクシミリ装置を該当者全員に送付する必要があるが、服用時間はほぼ同時刻になることが多く、該当者が多くなった場合に、送付元のシステム(パソコン)及びネットワークに大きな負荷がかかるという問題がある。また、この発明では服用情報を通知するだけであり、それを見過ごしてしまった場合には対処できないという問題がある。
【0007】
前記した特許文献2記載の発明では、特許文献1で生じる問題点を解決することができるが、専用の服用遵守装置を別途購入する必要があるという問題がある。
【0008】
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであって、送付元のシステムに負荷をかけることなく、安価に提供できる服用スケジュール管理方法及びシステム並びに服用スケジュール管理プログラムを提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
(1)請求項1記載の発明は、以下の通りである。図1は本発明方法の原理を示すフローチャートである。本発明は、服用に関する投薬のアプリケーションを予め携帯端末に登録しておき(ステップ1)、薬局内に設けられたコンピュータから服用に関する投薬の基礎データを前記携帯端末にダウンロードし(ステップ2)、携帯端末に対して服用に関する投薬の基礎データの変更登録を行ない(ステップ3)、前記携帯端末で投薬のスケジュール管理を行なう(ステップ4)ようにしたことを特徴とする。
【0010】
ここで、「服用に関する投薬のアプリケーションを予め携帯端末に登録しておく」とは、服用に関する投薬の基礎データを前記携帯端末にダウンロードする前に、携帯端末にアプリケーションが登録されていなければならないということである。従って、先ずアプリケーションをダウンロードし、次に服用に関する投薬の基礎データをダウンロードするという一連の動作として行なってもよい。
【0011】
また、「服用に関する投薬の基礎データ」とは、服用スケジュール及び投薬情報のことをいう。
【0012】
このように構成すれば、携帯端末に服用に関する投薬の基礎データ(例えば処方箋に関するもの。服用スケジュール及び投薬情報)をダウンロードすることにより、該携帯端末はダウンロードした内容に従って、服用スケジュール管理を行なうことができるので、送付元のシステムに負荷をかけることがない。また、専用の装置を用いる必要がないので、安価なシステムを提供することができる。
(2)請求項2記載の発明は、以下の通りである。図2は本発明の原理ブロック図である。図に示すシステムは、携帯端末10とコンピュータ20とが通信部を介してデータのやりとりを行なうシステムを構成している。携帯端末としては、例えば携帯電話を好適に用いることができる。携帯端末10において、11はコンピュータ20側と通信を行なう通信部、12は各種情報を記憶する記憶部である。12aは、該記憶部12内に設けられた服用スケジュールを管理するアプリケーションである。このアプリケーション12aは、予め携帯端末10にコンピュータ20からダウンロードして登録しておく。
【0013】
13は各種情報を表示する表示部、14は携帯端末10を操作するための操作部、15はバス16を介して各構成要素と接続され、全体の動作制御を行なう制御部である。該制御部15としては、例えばCPUが用いられる。
【0014】
コンピュータ20において、21は携帯端末10側と通信を行なう通信部、22は各種情報を記憶する記憶部である。23は各種情報を表示する表示部、24はコンピュータ20を操作するための操作部、25はバス26を介して各構成要素と接続され、全体の動作制御を行なう制御部である。該制御部15としては、例えばCPUが用いられる。27はバス26と接続され、患者の投薬の処方箋情報等を記憶するデータベース(DB)である。
【0015】
このように構成すれば、服用スケジュールのアプリケーション12aをダウンロードして予め携帯端末10に登録しておくことにより、後はコンピュータ20側から服用に関する投薬の基礎データをダウンロードすることにより、携帯端末10がスケジュール管理を独自に行なうことができるので、送付元のシステムに負荷をかけることがない。また、専用の装置を用いる必要がないので、安価なシステムを提供することができる。
(3)請求項3記載の発明は、服用に関する投薬のアプリケーションを予め携帯端末に登録しておく工程(ステップ1)と、薬局内に設けられたコンピュータから服用に関する投薬の基礎データを前記携帯端末にダウンロードする工程と(ステップ2)、携帯端末に対して服用に関する投薬の基礎データの変更登録を行なう工程と(ステップ3)、前記携帯端末で投薬のスケジュール管理を行なう工程(ステップ4)とを、コンピュータで実行するようにしたことを特徴とする。
【0016】
このように構成すれば、携帯端末に服用に関する投薬の基礎データ(例えば処方箋に関するもの)をダウンロードすることにより、該携帯端末はダウンロードした内容に従って、服用スケジュール管理を行なうことができるので、送付元のシステムに負荷をかけることがない。また、専用の装置を用いる必要がないので、安価なシステムを提供することができる。
【0017】
また、この発明によれば、前記コンピュータ側からの服用に関する投薬の基礎データをダウンロードした携帯端末側では、当該携帯端末に対して服用名称登録と、アラーム通知時刻登録を行なうことを特徴とする。
【0018】
このように構成すれば、携帯端末側で患者の服用名称と、アラーム通知時刻を管理することができる。
【0019】
また、この発明によれば、前記薬局とは異なる薬局から処方箋を受けたら、前記携帯端末を使用して、前記薬局のコンピュータに当該他の薬局からの処方箋を基礎データとしてアップロードすることを特徴とする。
【0020】
このように構成すれば、異なる薬局で処方された内容を当該薬局のコンピュータに登録することができ、同じ患者に対する処方箋情報をまとめて管理することができる。また、混合服用による影響等の判断をコンピュータ側から患者側に通知することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態例を詳細に説明する。
【0022】
先ず、図2の構成を用いて、データベース27に記憶されているデータをコンピュータ20側から携帯端末10にダウンロードする場合について説明する。操作部14から服用に関する投薬の基礎データ(服用スケジュール及び投薬情報)のダウンロードコマンドを入力すると、このコマンドはコンピュータ20の通信部21で受信される。制御部25は、データベース27に記憶されているデータを読み出していったん記憶部22に記憶する。そして、記憶部22に記憶されているデータをデータ転送フォーマットに変換する。このようにして、転送データに変換されたデータは、通信部21を経由して無線送信される。表示部23には、このような一連の動作における必要な情報が表示される。
【0023】
一方、無線送信されたきたデータは、携帯端末10の通信部11で受信される。制御部15は、受信されたデータを元のデータに復元した後、記憶部12に記憶する。以後、記憶部12に記憶された基礎データ(服用スケジュール及び投薬情報)は、アプリケーション12aにより投薬スケジュール管理に使用される。表示部13には、このような一連の動作における必要な情報が表示される。
【0024】
図3は本発明の概要説明図である。図2と同一のものは、同一の符号を付して示す。以降、携帯端末とし携帯電話を用いた場合について説明する。携帯電話10のアプリケーション12aとして、服用スケジュールを管理するプログラムを提供する。該当のプログラムは、薬局の処方箋管理を行なうコンピュータと連携し、服用スケジュール及び投薬情報をコンピュータ20から携帯電話10にダウンロードする。
【0025】
ダウンロードを受けた携帯電話10では、服用に対応した食前/食間/食後/就寝の時間を投入する。そして、各ユーザが所持する携帯電話10にて服用時刻にアラーム通知を行なう機能を有している。服用を行なうまで、一定の周期でアラーム通知を繰り返し、服用が終わると、アラーム解除登録を行なう機能を有している。また、必要時には、該当時刻で服用すべき投薬の名称や画像イメージを表示し、確認する機能を有している。
【0026】
なお、データのダウンロードに要する費用は、ユーザが負担することとしている。具体的には、薬局30で投薬を受け取る時に、ユーザからダウンロード費用を予め徴収しておく。
【0027】
本発明では、服用スケジュール及び投薬情報をコンピュータ20から携帯電話10にダウンロードすると、後は携帯電話10で服用スケジュールを管理することができるので、コンピュータ20側の負担になることはない。
【0028】
このようにすれば、携帯端末に服用に関する投薬の基礎データ(例えば処方箋に関するもの。服用スケジュール及び投薬情報)をダウンロードすることにより、該携帯端末はダウンロードした内容に従って、服用スケジュール管理を行なうことができるので、送付元のシステムに負荷をかけることがない。また、専用の装置を用いる必要がないので、安価なシステムを提供することができる。
【0029】
図4は本発明の動作説明図、図5は本発明の表示画面例を示す図である。図4,図5は、薬局30のコンピュータ20から携帯電話10に基礎データをダウンロードし、その後のユーザ情報を設定する流れを示す図である。携帯電話10のアプリケーションとして提供し、基礎データとなるデータは、薬局30の処方箋管理を行なうコンピュータ20から服用スケジュール及び投薬情報を携帯端末網40を利用して携帯端末アクセス装置28から携帯電話10に対してダウンロードすることにより、各ユーザが所持する携帯電話10に取り込む。ダウンロード後は、各ユーザの携帯電話10のみで、時刻入力やアラーム通知を行なう。
【0030】
服用した情報は、記録として保持し、処方箋毎若しくは投薬毎に服用状況を参照可能とする。
【0031】
図6は本発明の他の動作説明図、図7は本発明の表示画面例を示す図である。図6,図7は携帯電話10に保持する情報を薬局のコンピュータ20に登録する流れを示す図である。複数の投薬を服用する際に、携帯電話10に取り込んだ基礎データを薬局30のコンピュータ20にアップロードすることにより、薬剤師に投薬の是非等の相談をするために必要な情報の通知を可能とする。
【0032】
本発明では、携帯電話10のアプリケーションとして提供し、専用の装置を購入することなく、処方箋単位若しくは日数単位での安価な使用料を設定するようにしている。例えば、前述したように、薬局で使用料の代行徴収を基本としている。
【0033】
以下、本発明の動作について詳細に説明する。
【0034】
複数の病院の診察を受けた患者(ユーザ)50は、医師から処方箋51を書いてもらい、薬局30に出向く。薬局30では、それぞれの処方箋51に従って、投薬を処方し、患者50に服用薬52を手渡す。この時、後でコンピュータ20にアクセスする時のパスワードを書いた紙53も一緒に手渡される。また、服用薬52を貰う際に、データ転送サービスのための料金も併せて徴収される。
【0035】
図4,図5の▲1▼は、服用情報の登録を行なっている。そして、薬局30のコンピュータ20での基礎データの作成方法を示している。図5の▲1▼に示す登録画面でオペレータは、所定の情報を入力する。そして、入力が終了したら「登録」アイコンをクリックする。この結果、入力されたデータは、データベース27に登録され、服用の基礎データとなる。この時、登録と同時にコンピュータ20からパスワードが出力される。オペレータは、このパスワード書いた紙53を服用薬52を患者50に渡す時に、同時に手渡す。
【0036】
一方、携帯電話10のアプリケーション12aでは、新規の服用スケジュールのための基礎データを収集する機能と、現状保持している基礎データを薬局30のコンピュータ20に通知する機能を有している。患者50は、後から携帯電話10を用いて基礎データの取得を行なう。図4,図5の▲2▼は服用基礎データ取得を示している。
【0037】
携帯電話10の表示部13には、図5の▲2▼に示すような服用基礎データ一覧が表示される。ここで、患者50が表示部13に表示された内容を確認して、ダウンロード要求コマンドを操作部14から入力すると、薬局30のデータベース27に記憶されている服用に関する投薬の基礎データ(服用スケジュール及び投薬情報)が携帯電話10にダウンロードされる。基礎データのダウンロードが終了すると、携帯電話10のアプリケーション12aは表示部13から投薬アラーム等の情報を表示するようになる。即ち、服用基礎データを元に、携帯電話10で服用スケジュールを管理し、服用時間になれば薬の内容を含めて通知する。患者50は、この携帯電話10から通知される投薬情報に従って、投薬を服用する。
【0038】
ここで、投薬アラームの通知の形態としては、例えば表示部13に服用を促す表示をしたり、或いは音声発生部(図示せず)から「○○薬を服用する時間です。」等の音声を流すようにしてもよい。投薬の服用がすんだら、操作部14を操作して服用が終了したことを制御部15に通知する。この結果、投薬アラームは解除され、以後表示或いは音声発生がされなくなる。
【0039】
ここで、携帯電話10に登録された基礎データの変更登録を行なう場合について説明する。この場合には、図4,図5の▲3▼に示す服用名称登録の場合と、図4,図5の▲4▼に示すアラーム通知時刻登録の場合がある。服用名称登録の場合には、図5の▲3▼に示すように、服用名称「風邪」を入力する。また、アラーム通知時間登録の際には、図5の▲4▼に示すように、服用時間が朝食、昼食、夕食に分かれて表示される。最初はデフォルト値若しくは以前の情報が表示される。患者は、変更が必要な場合には、操作部14から時刻情報を変更する。このようにして、携帯電話10に表示された内容は、携帯電話10に登録され、投薬のスケジュール管理を行なうことができるようになる。
【0040】
図4,図5の▲5▼は服用名称のアラーム通知を、▲6▼は服用薬表示をそれぞれ示している。携帯電話10内蔵のアプリケーション12aは、指定された時刻になると、▲5▼に示すように服用のアラームを表示する。同時に音声で通知するようにしてもよい。服用が終わったら、患者は「服用済み」アイコンをクリックしてアラーム表示を解除する。図4,図5の▲6▼は、服用薬の表示を示しており、薬の名称等に加えて薬の画像も表示される。このようにして、表示される結果、患者が飲む薬の種類を間違えることがなくなる。
【0041】
図6,図7の▲1▼は携帯電話10のアプリケーション操作のうち、携帯電話に保持する基礎データを薬局30のコンピュータ20に通知する流れを示している。起動後、薬局30のコンピュータ20にアクセスし、指定した基礎データをコンピュータ20にアップロードする。
【0042】
図6,図7の▲2▼は、薬局30のコンピュータ20に対して、携帯電話10からの情報を蓄積するための流れを示す。携帯電話番号毎に、患者からの通知を蓄積するエリアを持ち、投薬情報の蓄積と参照を行なうことができる。
【0043】
薬局30のコンピュータ20では、処方箋毎に、ダウンロードが行なわれたかどうかの情報を持ち、ダウンロードされることを前提に使用料の徴収を行なう。薬を出す時点で、ダウンロードを行なうことで、薬局にて代行徴収を行なうことができる。
【0044】
以下に、本発明の更に詳細な説明を行なう。
【0045】
処方箋を受けとったら、薬局30のコンピュータにて投薬のデータ入力を行なう。図4,図5の▲1▼は、入力データの例を示す図である。入力データの例としては、薬の名称、個数、現在の日時、服用周期(毎食後や、朝夕食後等)、服用回数、携帯電話番号が考えられる。入力後、該当携帯番号に対するパスワードがコンピュータ20で生成され、薬局の担当者は患者にパスワードが書かれた紙を渡す。
【0046】
携帯電話10では、服用スケジュール管理用のアプリケーションをダウンロードするサイトにアクセスし、ダウンロードを行なう。携帯電話10にて服用スケジュール管理アプリケーションを起動後、薬局30のコンピュータ20にアクセスして、携帯電話番号とパスワードの入力を行なう。
【0047】
その結果、表示部13に処方箋の一覧が表示され、該当の服用スケジュールの基礎データを取得したいものを選択して、基礎データをダウンロードする。図4,図5の▲2▼は、処方箋の一覧の表示例を示す図である。処方箋を受け付けた日時と、処理病院名と、診療科目が表示される。この表示の中から、必要な項目を選択することで、該当の服用スケジュールの基礎データを取得することができる。なお、一度取得済みのデータは、通常は表示しないこととし、特別なボタンを選択することで、取得済みのデータの再表示を可能とすることができる。
【0048】
本発明では、ダウンロードした基礎データ毎に服用の名称を入力することができる。図4,図5の▲3▼は、服用の名称を入力する例を示す図である。デフォルトは、病院名+診療科目名とする。携帯電話10のアプリケーション12aは、取得した基礎データより、服用スケジュールに登録すべき時刻の入力を要求する。基礎データに朝食後、夕食後に服用となっている場合は、該当患者の朝食後及び夕食後に相当する時刻の入力を要求する(毎日一定ではないが、おおよその時刻を入力する)。
【0049】
図4,図5の▲4▼は、アラーム通知時刻を入力する画面の例を示す図である。基礎データに毎食後に服用となっている場合は、該当する時刻(朝食後、昼食後、夕食後)の入力を要求する。
【0050】
このようにし携帯電話10への変更登録が終了すると、携帯電話10は、服用スケジュールに従い、該当の時間になるとアラーム通知を行なう。この場合、投薬が終わったら、オンフックボタンを押すことで、アラームを止めることができる。ただし、オンフックの場合は、一定の時間後に再度アラーム通知を行なう。服用を完了した場合には、アプリケーション12aの服用完了のボタンを押すことで、次の服用時間待ちとなる。服用完了ボタンを押した時点で、後、何回服用が残っているかの情報を表示することもできる。
【0051】
このようにすれば、携帯電話側で患者の服用名称と、アラーム通知時刻を管理することができる。
【0052】
図4,図5の▲5▼は、アラーム通知時の表示イメージの例を示す図である。制御部15から表示部13に対して服用名称が表示され、服用すべき投薬の名称及び数が表示される。アラーム通知後、服用完了ボタンを押すまでの間に、服用すべき薬の情報を参照することができる。
【0053】
該当時間に服用すべき薬の名称と数を表示する。任意の薬に関して、特定のボタンを押すことにより、該当する薬のイメージ(画像全体)を表示可能とする。図4,図5の▲6▼は、アラーム通知時の投薬のイメージを示す図である。図4,図5の▲5▼で表示された投薬を選択することで該当する投薬の画像イメージを表示することができる。
【0054】
図6,図7の▲1▼は、携帯電話10から薬局30のコンピュータ20に特定の投薬の情報を登録する際のイメージの例を示す図である。複数の服用を行なっている場合は、表示された一覧から、登録したい投薬を選択することができる。
【0055】
図6,図7の▲2▼は、薬局30のコンピュータで、携帯電話10から登録された投薬の情報を参照するイメージを示している。担当者(薬剤師)は、この情報を参照することで、複数の投薬から、同時に服用することの是非を判断するための情報とすることができる。この場合、図6に示すように、電話で患者50に知らせることができる。このようにすれば、異なる薬局で処方された内容を当該薬局のコンピュータ20に登録することができ、同じ患者に対する処方箋情報をまとめて管理するができる。また、混合服用にえる副作用の影響等の判断を薬局30側から患者50側に通知することができる。
【0056】
本発明では、携帯電話10からコンピュータ20にアップロードされた情報を表示する機能を有し、医者に見せることが可能となる。薬局30では、実際に代行徴収を行なった処方箋情報のダウンロードが行われているか否かの確認ができる。
【0057】
上述した本発明によれば、専用の機器を用いることなく、携帯電話のアプリケーションのみで対応できるため、低コストを実現することができる。また、服用スケジュール管理を携帯電話10に記憶されているアプリケーションで提供することができる。また、携帯電話10のアプリケーションで、Webやアラーム機能を使用するのみであり、新規の部材を使用しないため、性能面でのデメリットはない。
【0058】
本発明によれば、図1に示す工程をプログラムに組んでコンピュータで実行することができる。このようにすれば、携帯端末に服用に関する投薬の基礎データ(例えば処方箋に関するもの)をダウンロードすることにより、該携帯端末はダウンロードした内容に従って、服用スケジュール管理を行なうことができるので、送付元のシステムに負荷をかけることがない。また、専用の装置を用いる必要がないので、安価なシステムを提供することができる。
【0059】
上述の実施の形態例では、携帯端末として携帯電話を用いた場合を例にとったが、本発明はこれに限るものではなく、その他の任意の携帯端末を使用することができる。
【0060】
(付記1) 服用に関する投薬のアプリケーションを予め携帯端末に登録しておき(ステップ1)、
薬局内に設けられたコンピュータから服用に関する投薬の基礎データを前記携帯端末にダウンロードし(ステップ2)、
携帯端末に対して服用に関する投薬の基礎データの変更登録を行ない(ステップ3)、
前記携帯端末で投薬のスケジュール管理を行なう(ステップ4)
ようにしたことを特徴とする服用スケジュール管理方法。
(付記2) 携帯端末とコンピュータとが通信部を介してデータのやりとりを行なうシステムにおいて、
携帯端末側に服用に関する投薬のスケジュールを管理するアプリケーションを設け、
前記コンピュータ側に、服用に関する投薬の基礎データを記憶するデータベースを設け、
前記携帯端末からコンピュータ側にアクセスして、コンピュータ側のデータベースに記憶されている服用に関する投薬の基礎データをダウンロードする手段と、
該ダウンロードした服用に関する投薬の基礎データに変更登録を行なう手段と、
を設けることを特徴とする服用スケジュール管理システム。
(付記3) 服用に関する投薬のアプリケーションを予め携帯端末に登録しておく工程(ステップ1)と、
薬局内に設けられたコンピュータから服用に関する投薬の基礎データを前記携帯端末にダウンロードする工程と(ステップ2)、
携帯端末に対して服用に関する投薬の基礎データの変更登録を行なう工程と(ステップ3)、
前記携帯端末で投薬のスケジュール管理を行なう工程(ステップ4)とを、コンピュータで実行するようにしたことを特徴とする服用スケジュール管理プログラム。
(付記4) 前記コンピュータ側からの服用に関する投薬の基礎データをダウンロードした携帯端末側では、当該携帯端末に対して服用名称登録と、アラーム通知時刻登録を行なうことを特徴とする付記2記載の服用スケジュール管理システム。
【0061】
(付記5) 前記薬局とは異なる薬局から処方箋を受けたら、前記携帯端末を使用して、前記薬局のコンピュータに当該他の薬局からの処方箋を基礎データとしてアップロードすることを特徴とする付記2記載の服用スケジュール管理システム。
【0062】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、以下の効果が得られる。
(1)請求項1記載の発明によれば、携帯端末に服用に関する投薬の基礎データ(例えば処方箋に関するもの。服用スケジュール及び投薬情報)をダウンロードすることにより、該携帯端末はダウンロードした内容に従って、服用スケジュール管理を行なうことができるので、送付元のシステムに負荷をかけることがない。また、専用の装置を用いる必要がないので、安価なシステムを提供することができる。
(2)請求項2記載の発明によれば、服用スケジュールのアプリケーションを予め携帯端末にダウンロードして登録しておくことにより、後はコンピュータ側から服用に関する投薬の基礎データをダウンロードすることにより、携帯端末10がスケジュール管理を独自に行なうことができるので、送付元のシステムに負荷をかけることがない。また、専用の装置を用いる必要がないので、安価なシステムを提供することができる。
(3)請求項3記載の発明によれば、携帯端末に服用に関する投薬の基礎データ(例えば処方箋に関するもの)をダウンロードすることにより、該携帯端末はダウンロードした内容に従って、服用スケジュール管理を行なうことができるので、送付元のシステムに負荷をかけることがない。また、専用の装置を用いる必要がないので、安価なシステムを提供することができる。
【0063】
このように、本発明によれば、送付元のシステムに負荷をかけることなく、安価に提供できる服用スケジュール管理方法及びシステム並びに服用スケジュール管理プログラムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法の原理を示すフローチャートである。
【図2】本発明の原理ブロック図である。
【図3】本発明の概要説明図である。
【図4】本発明の動作説明図である。
【図5】本発明の表示画面例を示す図である。
【図6】本発明の他の動作説明図である。
【図7】本発明の表示画面例を示す図である。
【図8】特許文献1に記載の発明の説明図である。
【図9】特許文献2に記載の発明の説明図である。
【符号の説明】
10 携帯端末
11 通信部
12 記憶部
12a アプリケーション
13 表示部
14 操作部
15 制御部
16 バス
20 コンピュータ
21 通信部
22 記憶部
23 表示部
24 操作部
25 制御部
26 バス
27 データベース
30 薬局

Claims (3)

  1. 服用に関する投薬のアプリケーションを予め携帯端末に登録しておき(ステップ1)、
    薬局内に設けられたコンピュータから服用に関する投薬の基礎データを前記携帯端末にダウンロードし(ステップ2)、
    携帯端末に対して服用に関する投薬の基礎データの変更登録を行ない(ステップ3)、
    前記携帯端末で投薬のスケジュール管理を行なう(ステップ4)
    ようにしたことを特徴とする服用スケジュール管理方法。
  2. 携帯端末とコンピュータとが通信部を介してデータのやりとりを行なうシステムにおいて、
    携帯端末側に服用に関する投薬のスケジュールを管理するアプリケーションを設け、
    前記コンピュータ側に、服用に関する投薬の基礎データを記憶するデータベースを設け、
    前記携帯端末からコンピュータ側にアクセスして、コンピュータ側のデータベースに記憶されている服用に関する投薬の基礎データをダウンロードする手段と、
    該ダウンロードした服用に関する投薬の基礎データに変更登録を行なう手段と、
    を設けることを特徴とする服用スケジュール管理システム。
  3. 服用に関する投薬のアプリケーションを予め携帯端末に登録しておく工程(ステップ1)と、
    薬局内に設けられたコンピュータから服用に関する投薬の基礎データを前記携帯端末にダウンロードする工程と(ステップ2)、
    携帯端末に対して服用に関する投薬の基礎データの変更登録を行なう工程と(ステップ3)、
    前記携帯端末で投薬のスケジュール管理を行なう工程(ステップ4)とを、コンピュータで実行するようにしたことを特徴とする服用スケジュール管理プログラム。
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