JP2002189811A - 在宅医療支援方法およびそれに用いる支援システム - Google Patents

在宅医療支援方法およびそれに用いる支援システム

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JP2002189811A
JP2002189811A JP2000389197A JP2000389197A JP2002189811A JP 2002189811 A JP2002189811 A JP 2002189811A JP 2000389197 A JP2000389197 A JP 2000389197A JP 2000389197 A JP2000389197 A JP 2000389197A JP 2002189811 A JP2002189811 A JP 2002189811A
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Katsunori Suzuki
克典 鈴木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】在宅患者への行き届いた医療提供を、インター
ネットを利用して迅速かつ効率よく行うよう支援する在
宅医療支援方法およびそれに用いる支援システムを提供
する。 【解決手段】在宅患者への医療提供を支援する方法であ
って、支援本部1に支援用サーバXを設置するととも
に、往診担当医師2に情報処理端末A1 …を所持させ、
上記支援用サーバXと、上記情報処理端末A1 …とを、
インターネットを介して接続することによりネットワー
ク8を構成し、上記ネットワーク8を利用して、上記支
援用サーバXから情報処理端末A1 …に、その往診担当
医師2の往診日程と往診先の患者に関する診療履歴情報
等とを送信し、この送信内容に基づいて上記往診担当医
師2に往診業務を行わせるとともに、上記情報処理端末
1 …から支援用サーバXに、上記往診担当医師2から
往診結果情報を送信させ、上記支援用サーバXにおい
て、上記往診結果情報を患者別の診療情報として蓄積す
るとともに、その情報に基づいて診療報酬算定処理を行
うようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、在宅患者への医療
提供が迅速かつ効率よく行われるよう支援する在宅医療
支援方法およびそれに用いる支援システムに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】一般に、患者が治療を受けるには、医療
機関に出向き、通院するか入院するかして医師による治
療を受けるのが普通である。しかし、高齢化社会の到来
により、要介護高齢者が増加し、病院で寝かせきりとな
る老人が増大する一方、家に介護者の人手がなく通院で
きずに孤立する老人も増加しており、上記のような医療
体制では行き届いた医療サービスを行うことができず、
問題となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで、とりわけ高齢
者を対象として、より行き届いた医療サービスをするた
めに、医療機関の増設、既設医療機関の充実、地域での
医療機関・介護機関等の提携等が検討されているが、既
設の医療機関の多くが諸般の事情から経営悪化の傾向に
あり、医療機関単位で、現状の経営を維持しながらサー
ビスの充実・向上を図ることは困難となっている。ま
た、同様の理由から、医院等の新規開業も困難である。
さらに、地域での医療機関・介護機関等の提携サービス
も、それぞれの機関に蓄積される情報を共有するシステ
ムの確立が容易でなく、なかなか進まないのが実情であ
る。
【0004】本発明は、このような事情に鑑みなされた
もので、在宅患者への行き届いた医療提供を、インター
ネットを利用して迅速かつ効率よく行うよう支援する在
宅医療支援方法およびそれに用いる支援システムの提供
をその目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、在宅患者への医療提供を支援する方法で
あって、支援本部に支援用サーバXを設置するととも
に、往診担当医師に情報処理端末Aを所持させ、上記支
援用サーバXと、上記情報処理端末Aとを、インターネ
ットを介して接続することによりネットワークを構成
し、上記ネットワークを利用して、上記支援用サーバX
から情報処理端末Aに、その往診担当医師の往診日程と
往診先の患者に関する診療履歴情報等とを送信し、この
送信内容に基づいて上記往診担当医師に往診業務を行わ
せるとともに、上記情報処理端末Aから支援用サーバX
に、上記往診担当医師から往診結果情報を送信させ、上
記支援用サーバXもしくはこれに接続される他の情報処
理手段において、上記往診結果情報を患者別の診療情報
として蓄積するとともに、その情報に基づいて診療報酬
算定処理を行うようにした在宅医療支援方法を第1の要
旨とする。
【0006】また、本発明は、そのなかでも、特に、上
記支援本部における支援用サーバXを、インターネット
を介して、所定の調剤薬局の情報処理端末Bと接続し、
往診担当医師が所持する情報処理端末Aから上記支援用
サーバXに、往診結果情報の一つとして処方箋情報が送
信されてきた場合に、この処方箋情報を上記情報処理端
末Bに転送して薬を調剤し、上記調剤薬局から患者宅に
薬を配送するようにした在宅医療支援方法を第2の要旨
とし、上記所定の調剤薬局として、一つの薬局本部と、
複数の薬局支部とを設け、上記支援本部における支援用
サーバXを、インターネットを介して、薬局本部の情報
処理端末Bと接続するとともに、上記情報処理端末B
と、各薬局支部の情報処理端末Cとを、インターネット
を介して接続し、往診担当医師が所持する情報処理端末
Aから上記支援用サーバXに、往診結果情報の一つとし
て処方箋情報が送信されてきた場合に、この処方箋情報
を、上記情報処理端末Bを経由して地理的にその患者宅
に最も近い薬局支部の情報処理端末Cに転送して薬を調
剤し、その薬局支部から患者宅に薬を配送するようにし
た在宅医療支援方法を第3の要旨とする。
【0007】そして、本発明は、それらのなかでも、特
に、上記支援本部を地域ごとに設置するとともに、これ
らの地域本部を統括する統括本部を設け、各地域本部の
支援用サーバX′を、インターネットを介して、上記統
括本部の統括用サーバYに接続し、各地域本部の支援用
サーバX′に蓄積される情報を、逐次上記統括用サーバ
Yに送信して蓄積するようにした在宅医療支援方法を第
4の要旨とする。
【0008】さらに、本発明は、在宅患者への医療提供
を支援するシステムであって、支援本部に設置される支
援用サーバXと、往診担当医師が所持する情報処理端末
Aとが、インターネットを介してネットワークを構成す
るよう設定されており、上記支援用サーバXから情報処
理端末Aに、その往診担当医師の往診日程と往診先の患
者に関する診療履歴情報等とが送信され、その送信内容
に基づいて上記往診担当医師が往診業務を行うようにな
っており、上記情報処理端末Aから支援用サーバXに、
上記往診担当医師から往診結果情報が送信され、上記支
援用サーバXもしくはこれに接続される他の情報処理手
段において、上記往診結果情報が患者別の診療情報とし
て蓄積されるとともに、その情報に基づいて診療報酬算
定処理が行われるよう設定されている在宅医療支援シス
テムを第5の要旨とする。
【0009】また、本発明は、そのなかでも、特に、上
記支援本部における支援用サーバXが、インターネット
を介して、所定の調剤薬局の情報処理端末Bと接続さ
れ、往診担当医師が所持する情報処理端末Aから上記支
援用サーバXに、往診結果情報の一つとして処方箋情報
が送信されてきた場合に、この処方箋情報が上記情報処
理端末Bに転送されるようになっている在宅医療支援シ
ステムを第6の要旨とし、上記所定の調剤薬局として、
一つの薬局本部と、複数の薬局支部とが設けられ、上記
支援本部における支援用サーバXが、インターネットを
介して、薬局本部の情報処理端末Bと接続されるととも
に、上記情報処理端末Bと、各薬局支部の情報処理端末
Cとが、インターネットを介して接続され、往診担当医
師が所持する情報処理端末Aから上記支援用サーバX
に、往診結果情報の一つとして処方箋情報が送信されて
きた場合に、この処方箋情報が、上記情報処理端末Bを
経由して地理的にその患者宅に最も近い薬局支部の情報
処理端末Cに転送されるようになっている在宅医療支援
システムを第7の要旨とする。
【0010】そして、本発明は、それらのなかでも、特
に、上記支援本部が地域ごとに設置されるとともに、こ
れらの地域本部を統括する統括本部が設けられ、各地域
本部の支援用サーバX′が、インターネットを介して、
上記統括本部の統括用サーバYに接続され、各地域本部
の支援用サーバX′に蓄積される情報が、逐次上記統括
用サーバYに送信されて蓄積されるようになっている在
宅医療支援システムを第8の要旨とする。
【0011】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明の実施の形態につ
いて説明する。
【0012】本発明による在宅医療支援方法は、例えば
図1に示すような構成のシステムによって行うことがで
きる。このシステムは、在宅医療支援業務の中心となる
支援本部1に設置される支援用サーバXと、複数の往診
担当医師2が所持する情報処理端末A1 、A2 、A3
と、調剤薬局3に設置される情報処理端末Bとを備えて
いる。
【0013】上記支援用サーバXには、往診担当医師2
の往診日程等に関する往診スケジュール情報、在宅患者
情報(個人情報とカルテ情報を含む)、保険情報といっ
た、在宅医療支援に必要な各種情報を蓄積する診療支援
データベース4と、診療報酬明細書(レセプト)に基づ
き診療報酬算定を行うためのレセコンデータベース5
と、堅牢なセキュリティポリシーコントロール下で情報
の送受信を行うための認証システム6とが設けられてい
る。なお、7は、上記支援用サーバXに付加されるセキ
ュリティ手段で、VPNサーバスペックとリバースプロ
キシサーバスペックとで構成されている。
【0014】一方、各往診担当医師2が所持する情報処
理端末A1 …は、インターネットを介して、上記支援本
部1の支援用サーバXと接続され、ネットワーク8を構
成するようになっている。このような情報処理端末A1
…としては、インターネット接続機能があればどのよう
なものを用いてもよく、パーソナルコンピュータ、イン
ターネット接続機能付携帯電話、携帯情報端末と携帯電
話,PHSの組み合わせ等があげられる。ただし、往診
担当医師2は、往診時にも、上記情報処理端末A1 …を
携帯して患者宅を訪問し、訪問後、逐次、その往診内容
(所見やカルテ等)を支援用サーバXに送信することが
好ましいため、携帯情報端末と携帯電話を組み合わせて
用いるのが好適である。なお、これらの情報処理端末A
1 …にも、上記支援用サーバXと同様、VPNサーバス
ペックによるセキュリティ手段9が付加されている。
【0015】また、調剤薬局3に設置される情報処理端
末Bも、インターネットを介して上記支援本部1の支援
用サーバXと接続され、ネットワーク8を構成するよう
になっており、パーソナルコンピュータ、インターネッ
ト接続機能付携帯電話、携帯情報端末と携帯電話,PH
Sの組み合わせ等、どのようなものを用いてもよい。こ
の情報処理端末Bは、携帯する必要はないため、操作性
の点からいえば、一般的なパーソナルコンピュータを用
いることが好適である。なお、この情報処理端末Bに
も、VPNサーバスペックおよびファイヤーウォールに
よるセキュリティ手段10が付加されている。また、上
記情報処理端末Bには、調剤記録を蓄積する調剤データ
ベース11が設けられている。
【0016】上記在宅医療支援システムを用い、例えば
つぎのようにして在宅医療支援を行うことができる。ま
ず、図2に示すように、支援本部1には、支援業務の営
業、マネジメント等を統括して行う事務長1aと、デー
タ入力、レセプト計算等の事務を行う事務員1bとを配
置する。また、この支援本部1からの指示を受けて往診
業務を行う複数の往診担当医師2(以下、単に「医師」
という)を用意し、各医師2にそれぞれ複数の在宅患者
12を担当させるようにする。
【0017】そして、上記支援本部1では、新規の在宅
患者12から往診依頼があった場合、支援用サーバXに
すでに蓄積されている各医師2の往診スケジュール情報
と、その在宅患者12の所在地等を勘案して、担当の医
師2を決定する。そして、その医師2による新規在宅患
者12の往診時に、上記事務長1aが同行し、在宅患者
12本人もしくはその介護者から、今後の在宅医療支援
に必要な情報を収集する。なお、往診には、通常、看護
婦1名も同行する。
【0018】このようにして情報収集した事務長1a
は、支援本部1に戻り次第、その収集した患者情報等を
支援用サーバXに入力してデータベース化する。また、
その患者12についての情報を加えた形で、訪問スケジ
ュール情報を作成して登録する。
【0019】なお、上記患者情報等の収集・管理には、
予め記入欄が設定された所定様式の情報シートが利用さ
れる。このような情報シートのうち、在宅患者12自身
に関する基本的な情報をまとめるシートとしては、図3
に示すような、「患者情報シート」が用いられる。この
シートへの記入時に、在宅患者12に、順次ID番号が
付され、マスタファイルとしてデータベース化され、以
後、在宅患者12に関する情報は、上記ID番号によっ
て更新、登録等の取り扱いがなされるようになってい
る。また、この患者情報シートの内容は、支援用サーバ
Xを介して、図10に示すような、「患者リスト」の形
で一覧表に変換され、支援本部1において、在宅患者1
2の統括管理に供されるようになっている。
【0020】また、在宅患者12に往診業務を行う上で
必要な情報(概要,紹介者,訪問希望日、緊急時の入院
先等)をまとめるシートとしては、図4に示すような、
「患者概要シート」が用いられる。このシートにおける
訪問曜日,訪問間隔,訪問時間を参照して、訪問スケジ
ュール情報がデータベース化されるようになっている。
【0021】さらに、図5に示すような、在宅患者12
についての保険情報をまとめた「保険関係シート」や、
図6に示す「初診患者受付表」、図7に示す「初診患者
受付表番号シート」等が作成され、データベース化され
るようになっている。
【0022】このようにして蓄積された患者情報、訪問
ステジュール情報等にもとづき、支援本部1では、支援
用サーバXから各医師2の情報処理端末A1 …に対し、
例えば週末ごとに、次週の往診スケジュールを送信す
る。また、その際、上記スケジュールに示された往診予
定患者に関する基礎データを併せて送信する。そこで、
各医師2は、毎週送信されてくる往診スケジュールに沿
って、それぞれの担当する在宅患者12を訪問して往診
を行う。なお、医師2側の事情あるいは在宅患者12側
の事情によって上記スケジュールの実行が困難な場合、
また新規な患者の追加により至急スケジュール調整が必
要な場合等は、その旨の連絡が支援本部1に入り、支援
用サーバXを介して即座にスケジュール調整が行われ、
医師2および在宅患者12の双方に不都合が生じないよ
うになっている。
【0023】そして、医師2による往診の結果は、医師
2が訪問先で書面もしくは持参のカルテ等に手書きで記
入し、自宅もしくは自院へ帰宅後、その患者の基礎デー
タに、往診結果(所見やカルテの内容)を入力して支援
本部1の支援用サーバXに送信する。
【0024】なお、上記医師2に対し、往診スケジュー
ル情報とともに送信される在宅患者12の基礎データ
は、例えば図8および図9に示すような、カルテの形に
まとめられており、予め収集された情報は、上記カルテ
の所定欄に記入された状態になっている。したがって、
医師2は、このカルテ(情報処理端末A1 …の画面上に
表示される電子カルテ)の空欄に、所定事項を追加記入
して支援用サーバXに返送すればよく、往診結果の記
入、送信を簡便に行うことができるようになっている。
薬が必要な場合には、その処方箋も併せて送信する。処
方箋に関する記入形式も予め定められている(図示せ
ず)。
【0025】一方、支援本部1では、支援用サーバXで
受信した往診結果情報にもとづき、患者情報等、各デー
タベースを更新して登録するとともに、その内容をレセ
コンデータベース5(図1参照)に落とし込み、診療報
酬算定処理を行う。また、薬の処方箋情報が送信されて
きた場合には、この処方箋を、調剤薬局3に送信し、調
剤薬局3において、処方箋に基づいて調剤を行う。得ら
れた薬は、図2に示すように、薬剤師13が(あるいは
薬剤師13が宅配担当者に同行して)在宅患者12に宅
配する。なお、支援本部1では、上記処方箋情報につい
ても、レセコンデータベース5において、診療報酬算定
処理が行われる。
【0026】このように、上記在宅医療支援方法によれ
ば、在宅患者12に関する情報と、医師2による往診ス
ケジュール情報を、支援本部1において一括管理してい
るため、往診に無駄がなく、在宅患者への往診サービス
を円滑に行うことができる。また、往診に先立つ基礎情
報と、往診により発生した往診結果情報を、インターネ
ットを利用したネットワーク8により、医師2が所持す
る情報処理端末A1 …と支援本部1の支援用サーバXと
の間で逐次やりとりするようになっており、在宅患者1
2に関する最新情報が、常に支援本部1に蓄積されるた
め、緊急事態が発生したときや往診が変則的になった場
合でも、他の医師2や提携する医療機関等への患者情報
の送信を迅速に行うことができ、在宅患者12に、適切
な処置を迅速に施すことができる。そして、上記支援方
法によれば、単独の医療機関で往診サービスを担う必要
がなく、地域に散在する複数の外来クリニックの医師
が、外来診察とは別に、それぞれ所定時間を区切って往
診業務を行うことができるため、経営負担を抱え込むこ
とがないという利点を有する。
【0027】さらに、上記在宅医療支援方法に用いるシ
ステムでは、支援本部1において、認証システム6と、
セキュリティ手段7とを設け、医師2が所持する情報処
理端末A1 …と調剤薬局3における情報処理端末Bのそ
れぞれに、同じくセキュリティ手段9,10を設けてお
り、情報をやりとりする双方の認証確認がなされて初め
て情報のやりとりができるようになっているため、患者
情報という、絶対に外部に漏れてはならない情報を、厳
重に守ることができる。
【0028】なお、上記の例では、複数の医師2が、分
担して往診業務を行うようにしているが、医師2は最低
1人でも差し支えない。また、支援本部1の事務長1a
自身が医師2を兼任しても差し支えない。
【0029】そして、上記の例では、調剤薬局3に設置
された情報処理端末Bを、インターネットを介して支援
本部1の支援用サーバXと接続して、支援本部1から処
方箋情報を受け取ってから調剤を行うようにしたが、こ
れに代えて、医師2が処理する情報処理端末A1 …から
直接処方箋情報を受け取るようにしても差し支えない。
また、ネットワーク8を利用せずに、支援本部1が定期
的に書面で処方箋を発行して調剤薬局3に送付して調剤
および宅配を行うようにしてもよい。
【0030】また、調剤薬局3を設ける場合、これを一
つだけ設けるのではなく、一つの薬局本部と、複数の薬
局支部を設け、上記薬局本部の情報処理端末Bを、支援
本部1の支援用サーバXと接続するとともに、各薬局支
部の情報処理端末Cとを接続し、各薬局支部での調剤業
務を、上記薬局本部で統括管理するようにしてもよい。
この場合、医師2から往診後に処方箋情報が支援用サー
バXに送信されると、この情報が、まず薬局本部の情報
処理端末Bに転送され、薬局本部から、地理的にその在
宅患者宅に最も近い薬局支部の情報処理端末Cに転送さ
れて、その薬局支部で調剤して宅配を行うようにする
と、より迅速な薬の宅配を実現することができ好適であ
る。もちろん、薬局本部によらず、複数の点在する薬局
支部に対し、支援本部1が直接、地理的な選択によって
処方箋情報を送信するようにしても差し支えはない。
【0031】さらに、支援本部1自体を、地域ごとに複
数設置し、これらの地域本部を統括する統括本部を設け
て、各地域本部の支援用サーバX′を、統括本部の統括
用サーバYと接続して、各支援用サーバX′に蓄積され
る情報を、逐次統括用サーバYに送信して蓄積すること
により、より包括的な情報処理を行うととともに、各デ
ータベースのバックアップ体制をとることができる。
【0032】なお、上記在宅医療支援方法は、専門の支
援業者が、各医療機関と提携して、その実施を行うよう
にしてもよいし、医療機関自身が、支援本部1としての
機能を兼ねるようにしても差し支えない。
【0033】
【発明の効果】以上のように、本発明の在宅医療支援方
法によれば、在宅患者に関する情報と、医師による往診
スケジュール情報を、支援本部において一括管理するた
め、往診に無駄がなく、在宅患者への往診サービスを円
滑に行うことができる。また、往診に先立つ基礎情報
と、往診により発生した往診結果情報を、インターネッ
トを利用したネットワークにより、医師が所持する情報
処理端末Aと支援本部の支援用サーバXとの間で逐次や
りとりするようになっており、在宅患者に関する最新情
報が、常に支援本部において蓄積されるため、緊急事態
が発生したときや往診が変則的になった場合でも、他の
医師や提携する医療機関等への患者情報の送信を迅速に
行うことができ、在宅患者に適切な処置を迅速に施すこ
とができる。そして、上記支援方法によれば、単独の医
療機関で往診サービスを担う必要がなく、地域に散在す
る複数の外来クリニックの医師が、外来診察とは別に、
それぞれ所定時間を区切って往診業務を行うことができ
るため、業務効率がよく、経営負担を抱え込むことがな
いという利点を有する。そして、本発明の在宅医療支援
システムによれば、上記在宅医療支援方法を簡単に実施
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のシステム構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】上記実施例による動作態様の説明図である。
【図3】上記実施例において取り扱われる情報の説明図
である。
【図4】上記実施例において取り扱われる情報の説明図
である。
【図5】上記実施例において取り扱われる情報の説明図
である。
【図6】上記実施例において取り扱われる情報の説明図
である。
【図7】上記実施例において取り扱われる情報の説明図
である。
【図8】上記実施例において取り扱われる情報の説明図
である。
【図9】上記実施例において取り扱われる情報の説明図
である。
【図10】上記実施例において取り扱われる情報の説明
図である。
【符号の説明】
1 支援本部 2 往診担当医師 8 ネットワーク X 支援用サーバ A1 ,A2 ,A3 ,B 情報処理端末
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 17/60 334 G06F 17/60 334 // A61B 5/00 A61B 5/00 G

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 在宅患者への医療提供を支援する方法で
    あって、支援本部に支援用サーバXを設置するととも
    に、往診担当医師に情報処理端末Aを所持させ、上記支
    援用サーバXと、上記情報処理端末Aとを、インターネ
    ットを介して接続することによりネットワークを構成
    し、上記ネットワークを利用して、上記支援用サーバX
    から情報処理端末Aに、その往診担当医師の往診日程と
    往診先の患者に関する診療履歴情報等とを送信し、この
    送信内容に基づいて上記往診担当医師に往診業務を行わ
    せるとともに、上記情報処理端末Aから支援用サーバX
    に、上記往診担当医師から往診結果情報を送信させ、上
    記支援用サーバXもしくはこれに接続される他の情報処
    理手段において、上記往診結果情報を患者別の診療情報
    として蓄積するとともに、その情報に基づいて診療報酬
    算定処理を行うようにしたことを特徴とする在宅医療支
    援方法。
  2. 【請求項2】 上記支援本部における支援用サーバX
    を、インターネットを介して、所定の調剤薬局の情報処
    理端末Bと接続し、往診担当医師が所持する情報処理端
    末Aから上記支援用サーバXに、往診結果情報の一つと
    して処方箋情報が送信されてきた場合に、この処方箋情
    報を上記情報処理端末Bに転送して薬を調剤し、上記調
    剤薬局から患者宅に薬を配送するようにした請求項1記
    載の在宅医療支援方法。
  3. 【請求項3】 上記所定の調剤薬局として、一つの薬局
    本部と、複数の薬局支部とを設け、上記支援本部におけ
    る支援用サーバXを、インターネットを介して、薬局本
    部の情報処理端末Bと接続するとともに、上記情報処理
    端末Bと、各薬局支部の情報処理端末Cとを、インター
    ネットを介して接続し、往診担当医師が所持する情報処
    理端末Aから上記支援用サーバXに、往診結果情報の一
    つとして処方箋情報が送信されてきた場合に、この処方
    箋情報を、上記情報処理端末Bを経由して地理的にその
    患者宅に最も近い薬局支部の情報処理端末Cに転送して
    薬を調剤し、その薬局支部から患者宅に薬を配送するよ
    うにした請求項1記載の在宅医療支援方法。
  4. 【請求項4】 上記支援本部を地域ごとに設置するとと
    もに、これらの地域本部を統括する統括本部を設け、各
    地域本部の支援用サーバX′を、インターネットを介し
    て、上記統括本部の統括用サーバYに接続し、各地域本
    部の支援用サーバX′に蓄積される情報を、逐次上記統
    括用サーバYに送信して蓄積するようにした請求項1〜
    3のいずれか一項に記載の在宅医療支援方法。
  5. 【請求項5】 在宅患者への医療提供を支援するシステ
    ムであって、支援本部に設置される支援用サーバXと、
    往診担当医師が所持する情報処理端末Aとが、インター
    ネットを介してネットワークを構成するよう設定されて
    おり、上記支援用サーバXから情報処理端末Aに、その
    往診担当医師の往診日程と往診先の患者に関する診療履
    歴情報等とが送信され、その送信内容に基づいて上記往
    診担当医師が往診業務を行うようになっており、上記情
    報処理端末Aから支援用サーバXに、上記往診担当医師
    から往診結果情報が送信され、上記支援用サーバXもし
    くはこれに接続される他の情報処理手段において、上記
    往診結果情報が患者別の診療情報として蓄積されるとと
    もに、その情報に基づいて診療報酬算定処理が行われる
    よう設定されていることを特徴とする在宅医療支援シス
    テム。
  6. 【請求項6】 上記支援本部における支援用サーバX
    が、インターネットを介して、所定の調剤薬局の情報処
    理端末Bと接続され、往診担当医師が所持する情報処理
    端末Aから上記支援用サーバXに、往診結果情報の一つ
    として処方箋情報が送信されてきた場合に、この処方箋
    情報が上記情報処理端末Bに転送されるようになってい
    る請求項5記載の在宅医療支援システム。
  7. 【請求項7】 上記所定の調剤薬局として、一つの薬局
    本部と、複数の薬局支部とが設けられ、上記支援本部に
    おける支援用サーバXが、インターネットを介して、薬
    局本部の情報処理端末Bと接続されるとともに、上記情
    報処理端末Bと、各薬局支部の情報処理端末Cとが、イ
    ンターネットを介して接続され、往診担当医師が所持す
    る情報処理端末Aから上記支援用サーバXに、往診結果
    情報の一つとして処方箋情報が送信されてきた場合に、
    この処方箋情報が、上記情報処理端末Bを経由して地理
    的にその患者宅に最も近い薬局支部の情報処理端末Cに
    転送されるようになっている請求項5記載の在宅医療支
    援システム。
  8. 【請求項8】 上記支援本部が地域ごとに設置されると
    ともに、これらの地域本部を統括する統括本部が設けら
    れ、各地域本部の支援用サーバX′が、インターネット
    を介して、上記統括本部の統括用サーバYに接続され、
    各地域本部の支援用サーバX′に蓄積される情報が、逐
    次上記統括用サーバYに送信されて蓄積されるようにな
    っている請求項5〜7のいずれか一項に記載の在宅医療
    支援システム。
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