JP2015133018A - 療養費計算システム、療養費計算方法、およびプログラム - Google Patents

療養費計算システム、療養費計算方法、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】はり・きゅう、マッサージの施術に対する保険適用の手続きを簡便に行うことができるようにする。
【解決手段】はり、きゅう、または、マッサージの施術に対する療養費の計算処理を行う療養費計算システム1は、患者への施術に対して医師が同意する旨の記入済み同意書のデータを取得する。療養費計算システム1は、施術の同意が得られた患者の施術のための訪問日の計画と実績を記憶部に記憶させ、記憶部に記憶された訪問日の実績の情報に基づいて、患者のレセプトを作成する。本発明は、例えば、療養費の計算処理を行う療養費計算システム等に適用できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、療養費計算システム、療養費計算方法、およびプログラムに関し、特に、はり・きゅう、マッサージの施術に対する保険適用の手続きを簡便に行うことができるようにする療養費計算システム、療養費計算方法、およびプログラムに関する。
病院や医院で医師の診察を受けて診療を受けた場合には、保険の適用を受けることができ、一般的には、患者は、かかった医療費の3割の自己負担分のみを払えばよい。患者の自己負担分以外の診療報酬については、病院や医院などの医療機関は、保険者(市町村国民健康保険組合、健保組合など)に請求する。そのため、医療機関が診療報酬を保険者に請求するためのレセプトを作成したり、レセプトの正当性をチェックする医療費支払い請求代行システムが開発されている(例えば、特許文献1参照)。
また、柔道整復師の国家資格を有する整骨院や接骨院でも、骨折、脱臼等の所定の治療については健康保険の適用が受けられることはよく知られている。
特開2008−191955号公報 特開2009−32129号公報
一方、指圧マッサージ師や鍼灸師の国家資格を有する者による、はり・きゅう、マッサージの施術でも、所定の症状に対しては健康保険の適用を受けることができるが、このことはあまり知られていない。はり、きゅう、マッサージの施術に対する保険適用には、医師の同意書が必要であることによる手続の煩雑さが原因の一因と考えられる。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、はり・きゅう、マッサージの施術に対する保険適用の手続きを簡便に行うことができるようにするものである。
本発明の一側面の療養費計算システムは、はり、きゅう、または、マッサージの施術に対する療養費の計算処理を行う療養費計算システムであって、患者への前記施術に対して医師が同意する旨の記入済み同意書のデータを取得する同意書データ取得部と、前記施術の同意が得られた前記患者の施術のための訪問日の計画と実績の情報を記憶する記憶部と、前記訪問日の計画と実績の情報を前記記憶部に記憶させる訪問日計画実績登録部と、前記記憶部に記憶された前記訪問日の実績の情報に基づいて、前記患者のレセプトを作成するレセプト作成部とを備える。
本発明の一側面の療養費計算方法は、はり、きゅう、または、マッサージの施術に対する療養費の計算処理を行う療養費計算システムの療養費計算方法であって、患者への前記施術に対して医師が同意する旨の記入済み同意書のデータを取得し、前記施術の同意が得られた前記患者の施術のための訪問日の計画と実績を記憶部に記憶させ、前記記憶部に記憶された前記訪問日の実績の情報に基づいて、前記患者のレセプトを作成するステップを含む。
本発明の一側面のプログラムは、はり、きゅう、または、マッサージの施術に対する療養費の計算処理を行うコンピュータに、患者への前記施術に対して医師が同意する旨の記入済み同意書のデータを取得し、前記施術の同意が得られた前記患者の施術のための訪問日の計画と実績を記憶部に記憶させ、前記記憶部に記憶された前記訪問日の実績の情報に基づいて、前記患者のレセプトを作成するステップを含む処理を実行させるためのものである。
本発明の一側面においては、患者への施術に対して医師が同意する旨の記入済み同意書のデータが取得され、前記施術の同意が得られた前記患者の施術のための訪問日の計画と実績が記憶部に記憶され、前記記憶部に記憶された前記訪問日の実績の情報に基づいて、前記患者のレセプトが作成される。
本発明の一側面によれば、はり・きゅう、マッサージの施術に対する保険適用の手続きを簡便に行うことができる。
本発明を適用した療養費計算システムの一実施の形態の構成例を示すブロック図である。 管理サーバのハードウェア構成例を示すブロック図である。 レセプトが作成されるまでの流れを説明するフローチャートである。 施術所と各施設の位置関係を示す図である。 提携先、提携医、施設、施術管理会社、及び保険者の関係図である。 メインメニュー画面の例を示す図である。 利用者情報登録処理について説明する図である。 利用者情報登録処理について説明する図である。 利用者一覧画面の例を示す図である。 施設登録処理について説明する図である。 施設登録処理について説明する図である。 施術所登録処理について説明する図である。 施術所登録処理について説明する図である。 提携医登録処理について説明する図である。 提携先登録処理について説明する図である。 同意書取込み処理について説明する図である。 マスタ情報登録処理を説明するフローチャートである。 訪問日確認処理について説明する図である。 訪問日確認処理について説明する図である。 訪問日確認処理について説明する図である。 往療料自動振り分け処理について説明する図である。 往療料自動振り分け処理の第1の処理例を示す図である。 往療料自動振り分け処理の第2の処理例を示す図である。 往療料自動振り分け処理の第3の処理例を示す図である。 往療料修正処理について説明する図である。 往療料修正処理について説明する図である。 施術実施報告・計画書作成処理について説明する図である。 施術実施報告・計画書作成処理について説明する図である。 施術実施報告・計画書作成処理について説明する図である。 施術実施報告・計画書作成処理について説明する図である。 施術実施報告・計画書作成処理について説明する図である。 施術実施報告・計画書作成処理について説明する図である。 施術実施報告・計画書作成処理について説明する図である。 施術実施報告・計画書作成処理について説明する図である。 レセプト作成処理について説明する図である。 レセプト出力処理について説明する図である。 レセプト変更処理について説明する図である。 レセプト変更処理について説明する図である。 レセプト変更処理について説明する図である。 レセプト変更処理について説明する図である。 レセプト変更処理について説明する図である。 レセプト変更処理について説明する図である。 レセプト関連処理を説明するフローチャートである。
<療養費計算システムの構成例>
図1は、本発明を適用した療養費計算システムの一実施の形態の構成例を示している。
図1の療養費計算システム1は、はり・きゅう、マッサージの施術に対する保険適用の手続きを簡便に行うことができるシステムである。
はり・きゅう、マッサージの施術に対して保険が適用されるためには、医師の同意書が必要である。また、はり・きゅう、マッサージの施術に対する保険の適用には、関節拘縮や筋麻痺など、症状が限定されており、患者が歩行困難で、マッサージ師等が往診して施術を行う場合に限定されている。
図1の療養費計算システム1は、このような保険適用が可能な患者を施術者が訪問して施術を行った場合に、保険適用の手続きを簡便に行うことができるようにしたシステムである。以下では、歩行困難な患者への施術の例として、介護ホーム(介護施設、老人ホーム)の利用者(居住者)が患者となって、はり・きゅう、マッサージ等の施術を受ける場合について説明する。ただし、本発明が、この例に限られるものではないことは言うまでもない。
療養費計算システム1は、施術管理会社によって運営・管理される管理サーバ11と、提携医、施設所員、施術者などによって携帯され、使用される携帯端末12−1乃至12−3とによって構成される。
施術者は、鍼灸師またはマッサージ師少なくとも一方の国家資格を有し、はり・きゅうまたはマッサージの施術を患者に行う者である。施設所員は、患者である介護ホームの利用者が居住する介護ホームの職員である。提携医は、患者のはり・きゅう、マッサージの施術に対して保険適用するために同意書を作成するにあたり、介護ホームまたは施術管理会社が提携している医者である。
施術管理会社は、介護ホームの利用者である患者に対する施術者の派遣・スケジュールを管理したり、はり・きゅう、マッサージの施術に対する療養費を保険者に請求するためのレセプトの管理などを行う。
なお、図1では、療養費計算システム1は、1台の管理サーバ11と、3台の携帯端末12−1乃至12−3のみが図示されているが、施術者、施設所員、及び提携医の人数に応じて、管理サーバ11にアクセス可能な携帯端末12の台数は可変する。また、後述する管理サーバ11の機能は、複数台のサーバ装置で実現されてもよい。
管理サーバ11と携帯端末12とは、インターネット、LAN(Local Area Network)、VPN(Virtual Private Network)などのネットワークにより接続されている。
はり・きゅう、マッサージの施術に対する療養費を計算するための計算処理を行う情報処理装置としての管理サーバ11は、療養費を計算するためのアプリケーションプログラム(以下、療養費計算プログラムという。)を実行する。
携帯端末12は、例えば、パーソナルコンピュータ(ノート型を含む)、タブレット端末、いわゆるスマートフォンと呼ばれる高機能携帯電話機、専用の入力端末などにより構成される。管理サーバ11にアクセスする複数の携帯端末12それぞれは、同一の端末装置でもよいし、後述する機能を備えるものであれば異なる端末装置でもよい。携帯端末12は、介護ホーム、施術者の治療院、提携医の医院(病院)等に据え置かれていたり、あるいは、施術者、施設所員、提携医などにより携行される。
施術者、施設所員、提携医などであるユーザは携帯端末12を操作し、そのユーザの操作に応じて、携帯端末12は、療養費計算プログラムが実行されている管理サーバ11にアクセスする。
管理サーバ11により実行される療養費計算プログラムは、例えば、HTML等のマークアップ言語により作成されたWEBアプリケーションであり、療養費計算プログラムにより作成された所定の画面が、携帯端末12上で実行されるブラウザによって携帯端末12のディスプレイに表示される。ブラウザは、例えば、HTML(Hypertext Markup Language)文書を解釈し、ディスプレイなどに画面を表示する表示機能や、URL(Uniform Resource Locators)を設定することにより、管理サーバ11のWEBサイトにアクセスさせ、データをダウンロードしたり、あるいはサイトにデータを送信したりする通信機能や、あるいはHTML文書中でリンクが張られたURLにジャンプするジャンプ機能などの基本的な機能を備えている。
携帯端末12は、療養費計算プログラムによりディスプレイに表示される所定の画面に対してユーザが行う操作(入力)を受け付け、操作された内容をネットワークを介して管理サーバ11に送信する。
療養費計算プログラムが実行されている管理サーバ11は、携帯端末12で操作された内容を受信し、操作された内容に応じて、予め決められたデータ処理を行ったり、次の画面を携帯端末12に表示させたりする。
<管理サーバ11のハードウェア構成例>
図2は、管理サーバ11のハードウェア構成例を示している。
図2の管理サーバ11において、CPU(Central Processing Unit)31は、ROM(Read Only Memory)32、または記憶部38に記憶されているプログラムにしたがって各種の処理を実行する。ここでいうプログラムには、上述した療養費計算プログラムは勿論、例えば、ウィンドウズ(登録商標)などのOS(Operating System)やネットワークアダプタのドライバ等も含まれる。RAM(Random Access Memory)33には、CPU31が実行するプログラムやデータなどが適宜記憶される。これらのCPU31、ROM32、およびRAM33は、バス34により相互に接続されている。
なお、管理サーバ11のCPU31(コンピュータ)が実行するプログラムは、本明細書で説明する順序に沿って時系列に処理が行われるプログラムであっても良いし、並列に、あるいは呼び出しが行われたとき等の必要なタイミングで個別に処理が行われるプログラムであっても良い。
CPU31にはまた、バス34を介して入出力インタフェース35が接続されている。入出力インタフェース35には、キーボード、マウス、マイクロホン等よりなる入力部36、ディスプレイ、スピーカ等よりなる出力部37が接続されている。CPU31は、入力部36から入力される指令に対応して各種の処理を実行する。そして、CPU31は、処理の結果を出力部37に出力する。
入出力インタフェース35にはまた、例えばハードディスクからなる記憶部38が接続されている。記憶部38は、CPU31が実行するプログラムや各種のデータを記憶する。なお、このプログラムは、通信部39により外部の装置から取得されるようにしてもよい。
また、入出力インタフェース35には、ネットワークを介して外部の装置と通信する通信部39とドライブ40が接続されている。ドライブ40は、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、或いは半導体メモリなどのリムーバブル記録媒体41が装着されたとき、それらを駆動し、そこに記録されているプログラムやデータなどを取得する。取得されたプログラムやデータは、必要に応じて記憶部38に転送され、記憶される。
なお、図1の携帯端末12のハードウェア構成も、管理サーバ11の構成と基本的に同様であるので、その説明については省略する。
<施術から療養費請求までの流れ>
次に、図3のフローチャートを参照して、介護ホームの利用者が、はり・きゅう、マッサージ等の施術を受けるようになるまでの流れと、施術後にレセプトが作成されるまでの流れについて説明する。
なお、以下の説明においては、医療マッサージの施術を受ける例について主に説明し、はり・きゅうの施術を受ける例については、医療マッサージの施術を受ける場合と異なる部分についてのみ説明する。
初めに、ステップS1において、提携医は、介護ホームの利用者を診察する。
ステップS2において、提携医は、診察した結果に基づいて、同意書を作成する。この同意書は、利用者が医療マッサージの施術を受けたことに対して保険を適用するために必要となる医師(提携医)の同意書である。後述する図34は、同意書の例を示しており、提携医は、同意書の所定の欄に署名・押印する。
提携医は、署名された同意書を読み取り器にスキャンさせることで、同意書の電子データ(以下、同意書ファイルという。)を作成し、携帯端末12に読み込ませる操作を行う。ステップS3において、携帯端末12は、同意書ファイルを取得して、管理サーバ11に送信する。
ステップS4において、管理サーバ11は、携帯端末12から送信されてくる同意書ファイルを取得し、内部に保存する。これにより、利用者の医療マッサージの施術について、医師の同意が得られたこととなり、マッサージ師が利用者に施術を行った場合に、保険の適用が可能となる。同意書の原本については、提携医から施術管理会社へ郵送等で送付される。あるいは、同意書の原本が提携医から施術管理会社へ郵送された後、施術管理会社の社員や介護ホームの施設所員が、同意書の電子データ化や管理サーバ11への登録を行ってもよい。
施術者(マッサージ師)は、携帯端末12から管理サーバ11にアクセスし、提携医が作成した同意書に基づいて、施術実施報告・計画書を作成する作業を行う。これに対応して、管理サーバ11は、ステップS5において、携帯端末12を操作して施術者が入力した事項を取得し、施術実施報告・計画書を作成する。
次に、施術者は、施術のため利用者がいる施設(介護ホーム)を訪問する訪問日を管理サーバ11に登録する作業を行う。これに対応して、管理サーバ11は、ステップS6において、携帯端末12を操作して施術者が入力した事項に基づいて、施術者の施設訪問日を登録する。
ステップS7において、施術者は、予め設定された訪問日に施設を訪問して利用者に施術を行う。
施術の終了後、施術者は、携帯端末12から管理サーバ11にアクセスし、施術した実績を管理サーバ11に登録する作業を行う。これに対応して、管理サーバ11は、ステップS8において、携帯端末12を操作して施術者が入力した事項に基づいて、施術した実績を登録する。
ステップS9において、月次処理を実行するか否かが判定される。すなわち、レセプトの請求は月単位で行われるため、請求単位となる期間が経過するまでは、上述したステップS6乃至S9の処理が繰り返される。
そして、請求単位となる期間が経過し、ステップS9で、月次処理を実行すると判定された場合、処理はステップS10に進み、管理サーバ11は、携帯端末12を介したユーザの操作に基づいて、往療料自動振り分け処理を実行する。施術者が施設を訪問して施術を行った場合、交通費である往療料が発生するが、例えば、一人の施術者が1日に複数の患者を施術した場合、往療料は一人分しか請求できない。しかし、施術した複数の患者それぞれが異なる保険者であれば、各保険者に対して往療料を請求することができる。すなわち、施術した人数分の往療料を請求することができる。また、複数の施術者が1日に複数の患者を施術した場合には、施術者単位で往療料を請求することができる。往療料自動振り分け処理は、往療料が、保険者ごと、施術者ごと、患者ごとのいずれにおいても均等に配分されるように振り分ける処理である。往療料自動振り分け処理の詳細については、図21〜図24を参照して後述する。
ステップS11において、管理サーバ11は、携帯端末12を介したユーザの操作に基づいて、レセプト作成処理を実行する。レセプト作成処理によって作成されたレセプトは、保険者に送付され、療養費が請求される。
はり・きゅう、マッサージの施術から療養費請求までの流れは、以上のようになる。
<施術所と施設との位置関係>
はり・きゅう、マッサージの施術で保険適用が可能となるのは、上述したように、患者が歩行困難で、マッサージ師等が訪問して施術を行う場合に限定されている。ただし、施術所から16kmの範囲内の患者に限定され、それより遠方の患者を訪ねて施術をした場合には、保険は適用されない。そのため、施術対象者がいる各施設(介護ホーム)までの距離が、16kmの範囲内となる場所に、施術所が設けられている。
図4は、施術所と各施設の位置関係を示す図である。
図4に示されるように、二俣川の介護ホーム「ホーム二俣川」、海老名の介護ホーム「ホーム海老名」、及び、橋本の介護ホーム「ホーム橋本」を16km圏内にカバーする施術所として、「相模大野」の施術所が設けられている。
「相模大野」の施術所には、提携先の治療院として「AB治療院」、「CD治療院」、及び「EF治療院」が登録されている。施術管理会社は、提携先の治療院と契約し、「相模大野」の施術所の施術者として、提携先の治療院の施術者を、管理サーバ11に登録する。これにより、登録されている各提携治療院の施術者が、「相模大野」の施術所の施術者として、「ホーム二俣川」、「ホーム海老名」、及び、「ホーム橋本」を訪問して施術を行うことができる。
また、浦和の介護ホーム「ホーム浦和」、及び、川口の介護ホーム「ホーム川口」を16km圏内にカバーする施術所として、「朝霞」の施術所が設けられている。
「朝霞」の施術所には、提携先の治療院として「GH治療院」及び「JK治療院」が登録されている。施術管理会社は、提携先の治療院と契約し、「朝霞」の施術所の施術者として、提携先の治療院の施術者を、管理サーバ11に登録する。これにより、登録されている各提携治療院の施術者が、「朝霞」の施術所の施術者として、「ホーム浦和」及び「ホーム川口」を訪問して施術を行うことができる。
同様に、中山の介護ホーム「ホーム中山」、及び、溝口の介護ホーム「ホーム溝口」を16km圏内にカバーする施術所として、「横浜」の施術所が設けられている。
「横浜」の施術所には、提携先の治療院として「LM治療院」及び「OP治療院」が登録されている。施術管理会社は、提携先の治療院と契約し、「横浜」の施術所の施術者として、提携先の治療院の施術者を、管理サーバ11に登録する。これにより、登録されている各提携治療院の施術者が、「横浜」の施術所の施術者として、「ホーム中山」及び「ホーム溝口」を訪問して施術を行うことができる。
以上のように、複数の施設をカバーするような位置に施術所を設け、療養費計算システム1には、施術所の施術者として、提携先の治療院の施術者を登録することができる。これにより、複数の提携先治療院の指圧マッサージ師や鍼灸師を、効率よく各施設に派遣することができる。
<提携先、提携医、施設、施術管理会社、及び保険者の関係図>
「相模大野」の施術所の場合を例に、提携先、提携医、施設、施術管理会社、及び保険者の関係について説明する。
図5は、提携先、提携医、施設、施術管理会社、及び保険者の関係図を示している。
「相模大野」の施術所には、提携先の治療院として「AB治療院」、「CD治療院」、及び「EF治療院」が登録されている。すなわち、施術管理会社は、「AB治療院」、「CD治療院」、及び「EF治療院」のそれぞれと契約し、療養費計算システム1には、「相模大野」の施術所の施術者として、提携先の各治療院の施術者が登録されている。
「AB治療院」には、施術者として、指圧マッサージ師の国家資格を有する「青森一郎」、鍼灸師の国家資格を有する「秋田二郎」、及び、指圧マッサージ師の国家資格を有する「山形三郎」が在籍している。
「CD治療院」には、施術者として、指圧マッサージ師及び鍼灸師の国家資格を有する「山口四郎」、指圧マッサージ師の国家資格を有する「鳥取五郎」、及び、指圧マッサージ師の国家資格を有する「岡山六郎」が在籍している。
「EF治療院」には、施術者として、鍼灸師の国家資格を有する「福岡七郎」、指圧マッサージ師の国家資格を有する「佐賀八郎」、及び、指圧マッサージ師の国家資格を有する「大分十郎」が在籍している。
そして、「相模大野」の施術所からの施術者の派遣先の施設として、介護ホーム「ホーム二俣川」、「ホーム橋本」、及び、「ホーム海老名」がある。
介護ホーム「ホーム二俣川」には、「木村太郎」、「鈴木一郎」、「佐々木豊」、・・・などが、施設の利用者として居住しており、利用者の少なくとも一部は、はり・きゅう、マッサージの施術を受ける患者でもある。また、施術管理会社は、介護ホーム「ホーム二俣川」の居住者の健康管理を行うために、「医師P」と提携している。「医師P」は、介護ホーム「ホーム二俣川」の居住者の健康管理のアドバイス、定期的な診療、はり・きゅう、マッサージの施術に対する保険適用のための診察などを行う。
介護ホーム「ホーム橋本」には、「森田正二」、「村岡恵子」、「小川文江」、・・・などが、施設の利用者として居住しており、利用者の少なくとも一部は、はり・きゅう、マッサージの施術を受ける患者でもある。また、施術管理会社は、介護ホーム「ホーム橋本」の居住者の健康管理を行うために、「医師Q」と提携している。「医師Q」は、介護ホーム「ホーム橋本」の居住者の健康管理のアドバイス、定期的な診療、はり・きゅう、マッサージの施術に対する保険適用のための診察などを行う。
介護ホーム「ホーム海老名」には、「伊達利夫」、「大野敏子」、「山田健二」、・・・などが、施設の利用者として居住しており、利用者の少なくとも一部は、はり・きゅう、マッサージの施術を受ける患者でもある。また、施術管理会社は、介護ホーム「ホーム海老名」の居住者の健康管理を行うために、「医師R」と提携している。「医師R」は、介護ホーム「ホーム海老名」の居住者の健康管理のアドバイス、定期的な診療、はり・きゅう、マッサージの施術に対する保険適用のための診察などを行う。
施術管理会社は、療養費計算システム1によって作成された各患者のレセプトを、市町村国民健康保険組合、健保組合などの保険者に送付し、各患者の療養費を請求する。保険者は、送付されたレセプトを審査し、問題がなければ、請求された療養費を施術管理会社に支払う。
図1の療養費計算システム1は、歩行が困難な介護ホームの利用者(居住者)が、はり・きゅう、マッサージの施術を容易に受けられるようにするためのシステムであり、施術者、提携医、及び利用者(患者)のいずれにとっても便利なシステムである。
以下では、療養費計算プログラムが管理サーバ11で実行されることにより実現される、療養費計算システム1の各機能について説明する。
<メインメニュー画面の例>
ユーザは、携帯端末12上で実行されたブラウザから、管理サーバ11の所定のアドレス(URL)にアクセスすると、初めに、ユーザ名とパスワードの入力を求める療養費計算システム1のログイン画面が表示される。
ログイン画面において、ユーザは、自分に割り当てられたユーザ名とパスワードを入力する。療養費計算システム1は、入力されたユーザ名とパスワードが、記憶部38内の利用者情報DB(DataBase)に登録されているかどうかを判定する。入力されたユーザ名とパスワードが利用者情報DBに登録されていると判定された場合、療養費計算システム1は、図6に示すメインメニュー画面を携帯端末12のブラウザ上に表示させる。療養費計算システム1は、入力されるユーザ名によって、そのユーザが、施術者、施設所員、提携医、または、システム管理者のいずれかであるかを判別し、各ユーザがシステム内で操作可能な範囲(操作権限)を設定する。これにより、療養費計算システム1にログインするユーザが、施術者、施設所員、提携医、または、システム管理者のいずれであるかによって、システム内で入力、変更可能な項目が異なる。
一方、入力されたユーザ名またはパスワードのいずれかが利用者情報DBに登録されていないと判定された場合、療養費計算システム1は、エラーメッセージを携帯端末12のブラウザ上に表示させる。したがって、ユーザ名とパスワードが利用者情報DBに登録されていないユーザは、療養費計算システム1を使用することができない。
図6は、ユーザのログインが許可された場合に、管理サーバ11の療養費計算プログラムによって携帯端末12のディスプレイ(ブラウザ)上に表示されるメインメニュー画面の例を示している。
メインメニュー画面60では、図6に示されるように、各項目(操作ボタン)が、レセプトグループ71、実績管理グループ72、及び、マスタメンテグループ73に分類されて表示されている。また、メインメニュー画面60内の右上には、療養費計算システム1からログアウトするためのログアウトボタン74が表示されている。
レセプトグループ71には、訪問日確認表ボタン81、往療料自動振り分けボタン82、往療料修正ボタン83、施術実施報告・計画書ボタン84、レセプト作成ボタン85、レセプト出力ボタン86、及び、レセプト変更ボタン87が設けられている。
レセプトグループ71内の訪問日確認表ボタン81、往療料自動振り分けボタン82、往療料修正ボタン83、及び、施術実施報告・計画書ボタン84は、施術の計画や実績に関する項目である。一方、レセプトグループ71内のレセプト作成ボタン85、レセプト出力ボタン86、及び、レセプト変更ボタン87は、レセプトに関する項目である。
訪問日確認表ボタン81は、施術者が施術のため施設を訪問する計画(予定)と実績を入力する際に操作されるボタンであり、訪問日の計画と実績を登録する訪問日計画実績登録部として機能する。訪問日確認表ボタン81が押下されたときの詳細については、図18乃至図20を参照して後述する。
往療料自動振り分けボタン82は、往療料を計算し、患者や施術者に均等に振り分ける往療料自動振り分け処理を実行する際に操作されるボタンであり、往療料自動振り分け実行部(往療料計算部)として機能する。往療料自動振り分けボタン82が押下されたときの詳細については、図21乃至図24を参照して後述する。
往療料修正ボタン83は、往療料自動振り分け処理で処理された往療料の振り分けを修正する際に操作されるボタンであり、往療料の振り分けを修正する往療料振り分け修正部として機能する。往療料修正ボタン83が押下されたときの詳細については、図25及び図26を参照して後述する。
施術実施報告・計画書ボタン84は、利用者の施術実施報告・計画書を作成する際に操作されるボタンであり、施術実施報告・計画書を作成する施術実施報告計画書作成部として機能する。施術実施報告・計画書ボタン84が押下されたときの詳細については、図27乃至図34を参照して後述する。
レセプト作成ボタン85は、所定の計算月のレセプトを作成する際に操作されるボタンであり、レセプトを作成するレセプト作成部として機能する。レセプト作成ボタン85が押下されたときの詳細については、図35を参照して後述する。
レセプト出力ボタン86は、作成済みのレセプトを画面出力する際に操作されるボタンであり、レセプトを印刷出力するレセプト出力部として機能する。レセプト出力ボタン86が押下されたときの詳細については、図36を参照して後述する。
レセプト変更ボタン87は、作成済みのレセプトを変更(修正)する際に操作されるボタンであり、レセプトを変更するレセプト変更部として機能する。レセプト変更ボタン87が押下されたときの詳細については、図37乃至図42を参照して後述する。
実績管理グループ72には、入金入力ボタン101、売上表(月次集計)ボタン102、療養費集計表ボタン103、領収書ボタン104、施術者用請求書ボタン105、提携先売上表ボタン106、及び、提携先向け請求書ボタン107が設けられている。
実績管理グループ72内の入金入力ボタン101は、入金に関する項目である。一方、実績管理グループ72内の売上表(月次集計)ボタン102、療養費集計表ボタン103、領収書ボタン104、施術者用請求書ボタン105、提携先売上表ボタン106、及び提携先向け請求書ボタン107は、売上の集計に関する項目である。
入金入力ボタン101は、利用者の負担金として入金された金額を、各施設の月単位で入力する際に操作されるボタンであり、入金された金額を入力する入金入力部として機能する。
売上表(月次集計)ボタン102は、各施設の月単位の売上表(月次集計)を計算し、出力する際に操作されるボタンであり、月単位の売上表を出力する売上表出力部として機能する。
療養費集計表ボタン103は、各施設の月単位の療養費を印刷出力する際に操作されるボタンであり、月単位の療養費を出力する療養費出力部として機能する。
領収書ボタン104は、各施設の月単位の利用者ごとの領収書を印刷出力する際に操作されるボタンであり、利用者への領収書を出力する領収書出力部として機能する。
施術者用請求書ボタン105は、施術者が施術管理会社へ請求する療養費の請求書を印刷出力する際に操作されるボタンであり、施術者用請求書を出力する施術者用請求書出力部として機能する。
提携先売上表ボタン106は、各提携先の月単位の売上表を印刷出力する際に操作されるボタンであり、各提携先の売上表を出力する提携先売上表出力部として機能する。
提携先向け請求書ボタン107は、施術管理会社が提携先へ請求する請求書を印刷出力する際に操作されるボタンであり、提携先向けの請求書を出力する提携先請求書出力部として機能する。
マスタメンテグループ73には、利用者情報登録ボタン121、施設登録ボタン122、施術所登録ボタン123、施術者登録ボタン124、提携医登録ボタン125、提携先登録ボタン126、及び、医師記入済み同意書取込みボタン127が設けられている。
利用者情報登録ボタン121は、施術を受ける利用者に関する情報を登録する際に操作されるボタンであり、利用者に関する情報を登録する利用者情報登録部として機能する。利用者情報登録ボタン121が押下されたときの詳細については、図7乃至図9を参照して後述する。
施設登録ボタン122は、施設に関する情報を登録する際に操作されるボタンであり、施設に関する情報を登録する施設情報登録部として機能する。施設登録ボタン122が押下されたときの詳細については、図10及び図11を参照して後述する。
施術所登録ボタン123は、施術所に関する情報を登録する際に操作されるボタンであり、施術所に関する情報を登録する施術所情報登録部として機能する。施術所登録ボタン123が押下されたときの詳細については、図12を参照して後述する。
施術者登録ボタン124は、施術者に関する情報を登録する際に操作されるボタンであり、施術者に関する情報を登録する施術者情報登録部として機能する。施術者登録ボタン124が押下されたときの詳細については、図13を参照して後述する。
提携医登録ボタン125は、提携医に関する情報を登録する際に操作されるボタンであり、提携医に関する情報を登録する提携医情報登録部として機能する。提携医登録ボタン125が押下されたときの詳細については、図14を参照して後述する。
提携先登録ボタン126は、提携先の治療院に関する情報を登録する際に操作されるボタンであり、提携先に関する情報を登録する提携先情報登録部として機能する。提携先登録ボタン126が押下されたときの詳細については、図15を参照して後述する。
医師記入済み同意書取込みボタン127は、提携医の記入済みの同意書を登録する際に操作されるボタンであり、提携医の記入済み同意書を登録する医師記入済み同意書登録部として機能する。医師記入済み同意書取込みボタン127が押下されたときの詳細については、図16を参照して後述する。
メインメニュー画面60は、以上のように構成されている。
次に、メインメニュー画面60の各種のボタンが操作(押下)されたときの処理の詳細について説明する。
初めに、マスタメンテグループ73内の各ボタンが操作されたときの処理について説明する。
<利用者情報登録処理>
図7及び図8を参照して、図6のメインメニュー画面60において利用者情報登録ボタン121が押下されたときに管理サーバ11によって実行される利用者情報登録処理について説明する。
図7及び図8は、利用者情報登録ボタン121が押下されたとき、携帯端末12のブラウザに表示される利用者情報登録画面の例を示している。
利用者情報登録画面140には、区分登録部151、コピー元番号表示部152、同意書登録部153、利用者情報登録部154、被保険者情報登録部155、障害者情報登録部156、マッサージ情報登録部157、はりきゅう情報登録部158、摘要欄用症状登録部159、及び、備考欄登録部160が設けられている。
また、利用者情報登録画面140内の備考欄登録部160の下側には、削除ボタン161、更新ボタン162、キャンセルボタン163、及び、終了ボタン164が設けられている。
区分登録部151では、ラジオボタンにより、利用者情報を新規に登録するか、変更や削除を行うか、または、既存の利用者情報をコピーして新規登録するか、のいずれかの指定が可能である。
既存の利用者情報の変更や削除、または、利用者情報のコピーを行う場合には、記憶部38内の利用者情報DBから利用者情報を読み出す読み出し対象の年及び月が、年月入力部171に入力され、一覧ボタン172が押下される。
図9は、図7の利用者情報登録画面140において、一覧ボタン172が押下された場合に携帯端末12のブラウザに表示される利用者一覧画面の例を示している。
図9の利用者一覧画面190には、検索条件入力部191、検索結果表示部192、および戻るボタン193が設けられている。
検索条件入力部191は、年月表示部201、施設選択部202、利用者氏名入力部203、利用者氏名カナ入力部204、および検索ボタン205を有する。
年月表示部201には、図7の年月入力部171に入力された読み出し対象の年及び月が表示される。施設選択部202では、登録済みの施設がプルダウンメニューにより選択可能となる。利用者氏名入力部203には、利用者の氏名が入力可能であり、利用者氏名カナ入力部204には、利用者の氏名のカナが入力可能である。なお、利用者氏名入力部203に入力される氏名や、利用者氏名カナ入力部204に入力されるカナは、苗字や名前など、一部のみの入力であってもよい。
施設選択部202において所望の施設が選択されると、年月表示部201に表示された年月に、選択された施設に在籍(登録)されている利用者が、検索結果表示部192に表示される。
あるいはまた、利用者がどの施設に在籍しているかが不明であり、利用者の氏名等のみが分かっている場合には、ユーザは、利用者氏名入力部203または利用者氏名カナ入力部204の少なくとも一方に、利用者の氏名やカナ(読み)を入力して、検索ボタン205を押下する。この場合、入力された氏名やカナに一致する利用者が、検索結果表示部192に表示される。
検索結果表示部192に表示された1以上の利用者のうち、読み出し対象の利用者が見つかった場合には、その読み出し対象の利用者の選択ボタン206が押下される。選択ボタン206の押下により、利用者一覧画面190が消去され、画面が図7及び図8の利用者情報登録画面140に戻る。そして、選択された利用者の登録情報が、利用者情報DBから読み出され、利用者情報登録画面140の各欄に表示される。
また、図9の利用者一覧画面190において、戻るボタン193が押下された場合も、画面が図7及び図8の利用者情報登録画面140に戻る。ただし、戻るボタン193が押下された場合には、利用者は選択されないため、利用者の登録情報の読み出しは行われない。
図7の説明に戻り、変更や削除のための呼び出し、または、利用者情報のコピーの作成を行う際、利用者を一意に識別する利用者番号が分かっている場合には、利用者番号入力部173に利用者番号を入力して、検索ボタン174を押下することで、所望の利用者の登録情報を利用者情報DBから読み出して、利用者情報登録画面140の各欄に表示させることも可能である。
コピー元番号表示部152には、利用者の登録情報が利用者情報DBから読み出された場合に、読み出された利用者の利用者番号が表示される。
同意書登録部153では、同意書の電子データのダウンロードおよびアップロードが可能である。
具体的には、ユーザは、ダウンロードボタン175を押下して、携帯端末12内の所定の格納場所を指定することで、管理サーバ11の利用者情報DBに格納されている利用者の同意書の電子データを、携帯端末12内にダウンロードすることができる。
また、ユーザは、参照ボタン176を押下して、携帯端末12内の所定の場所に格納されている利用者の同意書の電子データを指定してから、アップロードボタン177を押下することで、携帯端末12内の所定の場所に格納されている利用者の同意書の電子データを、管理サーバ11の利用者情報DBにアップロードすることができる。
コピー元番号表示部152と同意書登録部153の下側に配置される利用者情報登録部154では、利用者の利用者番号、氏名、カナ、住所、居住する施設など、利用者の詳細情報を表示、入力、変更することができる。
利用者情報登録部154の下側に配置される被保険者情報登録部155では、被保険者の詳細情報を表示、入力、変更することができる。具体的には、例えば、保険の種類、自己負担率、被保険者の氏名、カナ、住所、電話番号、事業者の名称及び住所、発送先、保険者、被保険者記号、被保険者番号、有効期限などの情報を表示、入力、変更することができる。
図8に移り、被保険者情報登録部155の下側に配置される障害者情報登録部156では、利用者が障害者であって、公費からの医療費の受給が可能である場合に必要となる情報を表示、入力、変更することができる。具体的には、公費負担者番号、公費受給者番号などの情報を表示、入力、変更することができる。
障害者情報登録部156の下側に配置されるマッサージ情報登録部157では、マッサージの施術に関する利用者の情報を表示、入力、変更することができる。具体的には、マッサージの施術の有無、初めて療養した年月日、利用者の症状、同意書を作成した年月日、施術の部位や方法などを表示、入力、変更することができる。
マッサージ情報登録部157の下側に配置されるはりきゅう情報登録部158では、はりきゅうの施術に関する利用者の情報を表示、入力、変更することができる。具体的には、はりきゅうの施術の有無、初めて療養した年月日、利用者の症状、同意書を作成した年月日、施術の部位や方法などを表示、入力、変更することができる。
はりきゅう情報登録部158の下側に配置される摘要欄用症状登録部159では、レセプトの摘要欄に記載される症状を表示、入力、変更することができる。
摘要欄用症状登録部159の下側に配置される備考欄登録部160では、記録しておくべき所望の情報を表示、入力、変更することができる。
上述した各欄に所定の情報が表示、入力、変更された状態で、備考欄登録部160の下側に配置されている削除ボタン161、更新ボタン162、キャンセルボタン163、または、終了ボタン164のいずれかが押下される。
削除ボタン161が押下された場合、管理サーバ11は、利用者情報登録画面140に表示されている利用者の情報を、利用者情報DBから削除する。
区分登録部151で「登録」が選択され、更新ボタン162が押下された場合、管理サーバ11は、利用者情報登録画面140に表示されている利用者の情報を、利用者情報DBに新規登録する(利用者情報DBに記憶させる)。
区分登録部151で「変更削除」が選択され、更新ボタン162が押下された場合、管理サーバ11は、利用者情報登録画面140に表示されている利用者の利用者情報DB内の情報を更新する。
区分登録部151で「コピー」が選択され、更新ボタン162が押下された場合、管理サーバ11は、利用者情報登録画面140に表示されている利用者の情報を、利用者情報DBに新規登録する(利用者情報DBに記憶させる)。
キャンセルボタン163が押下された場合、管理サーバ11は、利用者情報登録画面140に表示されている利用者の情報をクリアして、利用者情報の入力または検索表示を待つ。
終了ボタン164が押下された場合、管理サーバ11は、利用者情報登録画面140を終了させて、図6のメインメニュー画面60を表示させる。
以上のように、利用者情報登録ボタン121が押下された場合には、利用者の情報の登録、変更、削除などを行うことができる。
<施設登録処理>
次に、図10及び図11を参照して、図6のメインメニュー画面60において施設登録ボタン122が押下されたときに管理サーバ11によって実行される施設登録処理について説明する。
図10及び図11は、施設登録ボタン122が押下されたとき、携帯端末12のブラウザに表示される施設登録画面の例を示している。
施設登録画面220には、区分登録部231、施設情報登録部232、施術所情報登録部233、同意医情報登録部234、前回同意医情報登録部235、及び、備考欄登録部236が設けられている。
また、施設登録画面220内の備考欄登録部236の下側には、削除ボタン237、更新ボタン238、キャンセルボタン239、及び、終了ボタン240が設けられている。
区分登録部231では、ラジオボタンにより、施設情報を新規に登録するか、または、変更や削除を行うか、のいずれかの指定が可能である。
施設情報の変更や削除を行う場合には、記憶部38内の施設情報DBから施設情報を読み出す読み出し対象の年及び月が、年月入力部251に入力され、施設に一意に割り当てられた施設番号が、施設番号選択部252で選択されて、検索ボタン253が押下される。
年月入力部251に入力された年月と、施設番号選択部252で選択された施設番号に一致する所定の施設が検索された場合、検索された施設の施設情報が、施設登録画面220の各欄に表示される。一致する所定の施設が存在しない場合には、エラーメッセージが所定の場所に表示される。
区分登録部231の下側に配置される施設情報登録部232では、施設の詳細情報を表示、入力、変更することができる。具体的には、例えば、施設番号、施設名称、施設の略称、住所、電話番号、地域グループ、施術所からの往療距離、往療料、提携先、主施術会社などを表示、入力、変更することができる。
施設情報登録部232の下側に配置される施術所情報登録部233では、施設を管轄する施術所の情報を表示、入力、変更することができる。施術所情報登録部233では、登録済みの1以上の施術所がプルダウンメニューにより表示され、所望の施術所が選択可能となっている。そして、所望の施術所が選択されると、その選択された施術所の住所、電話番号、及び機関コードが表示される。
図11に移り、施術所情報登録部233の下側に配置される同意医情報登録部234では、最新の同意書に署名した提携医の情報を、表示、入力、変更することができる。同意医情報登録部234では、登録済みの1以上の提携医がプルダウンメニューにより表示され、所望の提携医が選択可能となっている。そして、所望の提携医が選択されると、その選択された提携医の医院名、住所、及び電話番号が表示される。
同意医情報登録部234の下側に配置される前回同意医情報登録部235では、前回の同意書に署名した提携医の情報を、表示、入力、変更することができる。前回同意医情報登録部235では、登録済みの1以上の提携医がプルダウンメニューにより表示され、所望の提携医が選択可能となっている。そして、所望の提携医が選択されると、その選択された提携医の医院名、住所、及び電話番号が表示される。
前回同意医情報登録部235の下側に配置される備考欄登録部236では、記録しておくべき所望の情報を表示、入力、変更することができる。
上述した各欄に所定の情報が表示、入力、変更された状態で、備考欄登録部236の下側に配置されている削除ボタン237、更新ボタン238、キャンセルボタン239、または、終了ボタン240のいずれかが押下される。
削除ボタン237が押下された場合、管理サーバ11は、施設登録画面220に表示されている施設の情報を、施設情報DBから削除する。
区分登録部231で「登録」が選択され、更新ボタン238が押下された場合、管理サーバ11は、施設登録画面220に表示されている施設の情報を、施設情報DBに新規登録する(施設情報DBに記憶させる)。
区分登録部231で「変更削除」が選択され、更新ボタン238が押下された場合、管理サーバ11は、施設登録画面220に表示されている施設の施設情報DB内の情報を更新する。
キャンセルボタン239が押下された場合、管理サーバ11は、施設登録画面220に表示されている施設の情報をクリアして、施設情報の入力または検索表示を待つ。
終了ボタン240が押下された場合、管理サーバ11は、施設登録画面220を終了させて、図6のメインメニュー画面60を表示させる。
以上のように、施設登録ボタン122が押下された場合には、施設の情報の登録、変更、削除などを行うことができる。
<施術所登録処理>
次に、図12を参照して、図6のメインメニュー画面60において施術所登録ボタン123が押下されたときに管理サーバ11によって実行される施術所登録処理について説明する。
図12は、施術所登録ボタン123が押下されたとき、携帯端末12のブラウザに表示される施術所登録画面の例を示している。
施術所登録画面270には、区分登録部271、施術所情報登録部272、及び、備考欄登録部273が設けられている。
また、施術所登録画面270内の備考欄登録部273の下側には、削除ボタン274、更新ボタン275、キャンセルボタン276、及び、終了ボタン277が設けられている。
区分登録部271では、ラジオボタンにより、施術所情報を新規に登録するか、または、変更や削除を行うか、のいずれかの指定が可能である。
施術所情報の変更や削除を行う場合には、記憶部38内の施術所情報DBから施術所情報を読み出す読み出し対象の年及び月が、年月入力部281に入力され、施術所に一意に割り当てられた施術所番号が、施術所番号選択部282で選択されて、検索ボタン283が押下される。
年月入力部281に入力された年月と、施術所番号選択部282で選択された施術所番号に一致する所定の施術所が検索された場合、検索された施術所の施術所情報が、施術所登録画面270の各欄に表示される。一致する所定の施術所が存在しない場合には、エラーメッセージが所定の場所に表示される。
区分登録部271の下側に配置される施術所情報登録部272では、施術所の詳細情報を表示、入力、変更することができる。具体的には、例えば、施術所番号、施術所名称、施術所の略称、住所、電話番号、機関コードなどを表示、入力、変更することができる。
施術所情報登録部272の下側に配置される備考欄登録部273では、記録しておくべき所望の情報を表示、入力、変更することができる。
上述した各欄に所定の情報が表示、入力、変更された状態で、備考欄登録部273の下側に配置されている削除ボタン274、更新ボタン275、キャンセルボタン276、または、終了ボタン277のいずれかが押下される。
削除ボタン274が押下された場合、管理サーバ11は、施術所登録画面270に表示されている施術所の情報を、施術所情報DBから削除する。
区分登録部271で「登録」が選択され、更新ボタン275が押下された場合、管理サーバ11は、施術所登録画面270に表示されている施術所の情報を、施術所情報DBに新規登録する(施術所情報DBに記憶させる)。
区分登録部271で「変更削除」が選択され、更新ボタン275が押下された場合、管理サーバ11は、施術所登録画面270に表示されている施術所の施術所情報DB内の情報を更新する。
キャンセルボタン276が押下された場合、管理サーバ11は、施術所登録画面270に表示されている施術所の情報をクリアして、施術所情報の入力または検索表示を待つ。
終了ボタン277が押下された場合、管理サーバ11は、施術所登録画面270を終了させて、図6のメインメニュー画面60を表示させる。
以上のように、施術所登録ボタン123が押下された場合には、施術所の情報の登録、変更、削除などを行うことができる。
<施術者登録処理>
次に、図13を参照して、図6のメインメニュー画面60において施術者登録ボタン124が押下されたときに管理サーバ11によって実行される施術所登録処理について説明する。
図13は、施術者登録ボタン124が押下されたとき、携帯端末12のブラウザに表示される施術者登録画面の例を示している。
施術者登録画面290には、区分登録部301、施術者情報登録部302、施術対象施設登録部303、備考欄登録部304、及び、予備登録部305が設けられている。
また、施術者登録画面290内の予備登録部305の下側には、削除ボタン306、更新ボタン307、キャンセルボタン308、及び、終了ボタン309が設けられている。
区分登録部301では、ラジオボタンにより、施術者情報を新規に登録するか、または、変更や削除を行うか、のいずれかの指定が可能である。
施術者情報の変更や削除を行う場合には、記憶部38内の施術者情報DBから施術者情報を読み出す読み出し対象の年及び月が、年月入力部311に入力され、施術者に一意に割り当てられた施術者番号が、施術者番号選択部312で選択されて、検索ボタン313が押下される。
年月入力部311に入力された年月と、施術者番号選択部312で選択された施術者番号に一致する所定の施術者が検索された場合、検索された施術者の施術者情報が、施術者登録画面290の各欄に表示される。一致する所定の施術者が存在しない場合には、エラーメッセージが所定の場所に表示される。
区分登録部301の下側に配置される施術者情報登録部302では、施術者の詳細情報を表示、入力、変更することができる。具体的には、例えば、施術者番号、施術者氏名、施術者氏名のカナ、管理記号、施術者登録番号、免許番号、会社コード、施術担当(マッサージ若しくははりきゅう、又は両方)などを表示、入力、変更することができる。
施術者情報登録部302の下側に配置される施術対象施設登録部303では、登録される施術者が施術を行う施設を表示、入力、変更することができる。
施術対象施設登録部303の下側に配置される備考欄登録部304では、記録しておくべき所望の情報を表示、入力、変更することができる。
備考欄登録部304の下側に配置される予備登録部305は、将来必要となったときのための予備の情報入力欄である。
上述した各欄に所定の情報が表示、入力、変更された状態で、予備登録部305の下側に配置されている削除ボタン306、更新ボタン307、キャンセルボタン308、または、終了ボタン309のいずれかが押下される。
削除ボタン306が押下された場合、管理サーバ11は、施術者登録画面290に表示されている施術者の情報を、施術者情報DBから削除する。
区分登録部301で「登録」が選択され、更新ボタン307が押下された場合、管理サーバ11は、施術者登録画面290に表示されている施術者の情報を、施術者情報DBに新規登録する(施術者情報DBに記憶させる)。
区分登録部301で「変更削除」が選択され、更新ボタン307が押下された場合、管理サーバ11は、施術者登録画面290に表示されている施術者の施術者情報DB内の情報を更新する。
キャンセルボタン308が押下された場合、管理サーバ11は、施術者登録画面290に表示されている施術者の情報をクリアして、施術者情報の入力または検索表示を待つ。
終了ボタン309が押下された場合、管理サーバ11は、施術者登録画面290を終了させて、図6のメインメニュー画面60を表示させる。
以上のように、施術者登録ボタン124が押下された場合には、施術者の情報の登録、変更、削除などを行うことができる。
<提携医登録処理>
次に、図14を参照して、図6のメインメニュー画面60において提携医登録ボタン125が押下されたときに管理サーバ11によって実行される提携医登録処理について説明する。
図14は、提携医登録ボタン125が押下されたとき、携帯端末12のブラウザに表示される提携医登録画面の例を示している。
提携医登録画面320には、区分登録部331、提携医情報登録部332、備考欄登録部333、削除ボタン334、更新ボタン335、キャンセルボタン336、及び、終了ボタン337が設けられている。
区分登録部331では、ラジオボタンにより、提携医情報を新規に登録するか、または、変更や削除を行うか、のいずれかの指定が可能である。
提携医情報の変更や削除を行う場合には、記憶部38内の提携医情報DBから提携医情報を読み出す読み出し対象の年及び月が、年月入力部341に入力され、提携医に一意に割り当てられた提携医番号が、提携医番号選択部342で選択されて、検索ボタン343が押下される。
年月入力部341に入力された年月と、提携医番号選択部342で選択された提携医番号に一致する所定の提携医が検索された場合、検索された提携医の提携医情報が、提携医登録画面320の各欄に表示される。一致する所定の提携医が存在しない場合には、エラーメッセージが所定の場所に表示される。
区分登録部331の下側に配置される提携医情報登録部332では、提携医の詳細情報を表示、入力、変更することができる。具体的には、例えば、提携医番号、提携医が在籍する医院の医院名称、提携医の氏名、住所、電話番号、などを表示、入力、変更することができる。
提携医情報登録部332の下側に配置される備考欄登録部333では、記録しておくべき所望の情報を表示、入力、変更することができる。
上述した各欄に所定の情報が表示、入力、変更された状態で、備考欄登録部333の下側に配置されている削除ボタン334、更新ボタン335、キャンセルボタン336、または、終了ボタン337のいずれかが押下される。
削除ボタン334が押下された場合、管理サーバ11は、提携医登録画面320に表示されている提携医の情報を、提携医情報DBから削除する。
区分登録部331で「登録」が選択され、更新ボタン335が押下された場合、管理サーバ11は、提携医登録画面320に表示されている提携医の情報を、提携医情報DBに新規登録する(提携医情報DBに記憶させる)。
区分登録部331で「変更削除」が選択され、更新ボタン335が押下された場合、管理サーバ11は、提携医登録画面320に表示されている提携医の提携医情報DB内の情報を更新する。
キャンセルボタン336が押下された場合、管理サーバ11は、提携医登録画面320に表示されている提携医の情報をクリアして、提携医情報の入力または検索表示を待つ。
終了ボタン337が押下された場合、管理サーバ11は、提携医登録画面320を終了させて、図6のメインメニュー画面60を表示させる。
以上のように、提携医登録ボタン125が押下された場合には、提携医の情報の登録、変更、削除などを行うことができる。
<提携先登録処理>
次に、図15を参照して、図6のメインメニュー画面60において提携先登録ボタン126が押下されたときに管理サーバ11によって実行される提携先登録処理について説明する。
図15は、提携先登録ボタン126が押下されたとき、携帯端末12のブラウザに表示される提携先登録画面の例を示している。
提携先登録画面350には、区分登録部351、提携先情報登録部352、備考欄登録部353、削除ボタン354、更新ボタン355、キャンセルボタン356、及び、終了ボタン357が設けられている。
区分登録部351では、ラジオボタンにより、提携先情報を新規に登録するか、または、変更や削除を行うか、のいずれかの指定が可能である。
提携先情報の変更や削除を行う場合には、記憶部38内の提携先情報DBから提携先情報を読み出す読み出し対象の年及び月が、年月入力部361に入力され、提携先に一意に割り当てられた提携先番号が、提携先番号選択部362で選択されて、検索ボタン363が押下される。
年月入力部361に入力された年月と、提携先番号選択部362で選択された提携先番号に一致する所定の提携先が検索された場合、検索された提携先の提携先情報が、提携先登録画面350の各欄に表示される。一致する所定の提携先が存在しない場合には、エラーメッセージが所定の場所に表示される。
区分登録部351の下側に配置される提携先情報登録部352では、提携先の詳細情報を表示、入力、変更することができる。具体的には、例えば、提携先番号、提携先の名称、名称のカナ、代表者氏名、代表者氏名カナ、住所、電話番号、支払に利用される金融機関情報などを表示、入力、変更することができる。
提携先情報登録部352の下側に配置される備考欄登録部353では、記録しておくべき所望の情報を表示、入力、変更することができる。
上述した各欄に所定の情報が表示、入力、変更された状態で、備考欄登録部353の下側に配置されている削除ボタン354、更新ボタン355、キャンセルボタン356、または、終了ボタン357のいずれかが押下される。
削除ボタン354が押下された場合、管理サーバ11は、提携先登録画面350に表示されている提携先の情報を、提携先情報DBから削除する。
区分登録部351で「登録」が選択され、更新ボタン355が押下された場合、管理サーバ11は、提携先登録画面350に表示されている提携先の情報を、提携先情報DBに新規登録する(提携先情報DBに記憶させる)。
区分登録部351で「変更削除」が選択され、更新ボタン355が押下された場合、管理サーバ11は、提携先登録画面350に表示されている提携先の提携先情報DB内の情報を更新する。
キャンセルボタン356が押下された場合、管理サーバ11は、提携先登録画面350に表示されている提携先の情報をクリアして、提携先情報の入力または検索表示を待つ。
終了ボタン357が押下された場合、管理サーバ11は、提携先登録画面350を終了させて、図6のメインメニュー画面60を表示させる。
以上のように、提携先登録ボタン126が押下された場合には、提携先の情報の登録、変更、削除などを行うことができる。
<同意書取込み処理>
次に、図16を参照して、図6のメインメニュー画面60において同意書取込みボタン127が押下されたときに管理サーバ11によって実行される同意書取込み処理について説明する。
図16は、同意書取込みボタン127が押下されたとき、携帯端末12のブラウザに表示される同意書取込み画面の例を示している。
同意書取込み画面370には、保存場所表示部381、同意書ファイル参照ボタン382、同意書ファイル表示部383、取込み実行ボタン384、及び、終了ボタン385が設けられている。
保存場所表示部381には、取り込まれた同意書の保存先が表示される。この保存場所は、例えば、不図示の設定画面において、システム管理者によって予め設定される。図16に示されるように、例えば、保存場所表示部381に「C:\DOI_SAVE\」と表示されている場合には、管理サーバ11は、「C:\DOI_SAVE\」のフォルダ下に、取込み時の年月フォルダ(YYYYMM)を作成し、同意書ファイル表示部383に表示されているファイル名“溝口_高島芳文_201303.pdf”の同意書ファイルを、作成した年月フォルダ内に保存する。
同意書ファイル参照ボタン382は、ユーザが管理サーバ11に保存させる同意書ファイルを指定するとき押下される。同意書ファイル参照ボタン382の押下により、ファイルを指定するダイアログが表示される。ユーザは、医師の署名及び押印済みの同意書を予めスキャンして、同意書の電子データ(同意書ファイル)を作成しておく。そして、同意書ファイル参照ボタン382の押下により表示されたダイアログにおいて、予め作成した同意書ファイルが指定される。この操作を行うユーザは、同意書に署名した提携医や、提携医から同意書を受け取った施設所員でも良いし、その他の者でもよい。
同意書ファイル表示部383には、同意書ファイル参照ボタン382を使用して指定された同意書ファイルのファイル名が表示される。ファイル名は、例えば、“施設名_利用者名_日付.pdf”のファイル名とされる。
取込み実行ボタン384は、同意書ファイルの取込みを実行するとき押下される。取込み実行ボタン384の押下が検出されると、管理サーバ11は、同意書ファイル表示部383に表示されている所定の同意書ファイルを、保存場所表示部381に表示されている所定の保存先に保存する。
終了ボタン385が押下された場合、管理サーバ11は、同意書取込み画面370を終了させて、図6のメインメニュー画面60を表示させる。
以上のように、同意書取込みボタン127が押下された場合には、医師の署名及び押印済みの同意書ファイルを管理サーバ11内に取り込み、保存しておくことができる。
<マスタ情報登録処理>
次に、図17のフローチャートを参照して、マスタメンテグループ73内の各ボタンが操作されたときの処理を実行するマスタ情報登録処理について説明する。この処理は、例えば、図6のメインメニュー画面60が携帯端末12のブラウザに表示されたときに開始される。
初めに、ステップS31において、管理サーバ11(の療養費計算プログラムを実行するCPU31)は、メインメニュー画面60の利用者情報登録ボタン121が押下されたか否かを判定する。
ステップS31で、利用者情報登録ボタン121が押下されたと判定された場合、処理はステップS32に進み、管理サーバ11は、図7乃至図9を参照して説明した、施術を受ける利用者に関する情報を登録する利用者情報登録処理を実行する。
一方、ステップS31で、利用者情報登録ボタン121が押下されていないと判定された場合、処理はステップS32をスキップして、ステップS33に進む。
ステップS33において、管理サーバ11は、メインメニュー画面60の施設登録ボタン122が押下されたか否かを判定する。
ステップS33で、施設登録ボタン122が押下されたと判定された場合、処理はステップS34に進み、管理サーバ11は、図10及び図11を参照して説明した、施設に関する情報を登録する施設登録処理を実行する。
一方、ステップS33で、施設登録ボタン122が押下されていないと判定された場合、処理はステップS34をスキップして、ステップS35に進む。
ステップS35において、管理サーバ11は、メインメニュー画面60の施術所登録ボタン123が押下されたか否かを判定する。
ステップS35で、施術所登録ボタン123が押下されたと判定された場合、処理はステップS36に進み、管理サーバ11は、図12を参照して説明した、施術所に関する情報を登録する施術所登録処理を実行する。
一方、ステップS35で、施術所登録ボタン123が押下されていないと判定された場合、処理はステップS36をスキップして、ステップS37に進む。
ステップS37において、管理サーバ11は、メインメニュー画面60の施術者登録ボタン124が押下されたか否かを判定する。
ステップS37で、施術者登録ボタン124が押下されたと判定された場合、処理はステップS38に進み、管理サーバ11は、図13を参照して説明した、施術者に関する情報を登録する施術者登録処理を実行する。
一方、ステップS37で、施術者登録ボタン124が押下されていないと判定された場合、処理はステップS38をスキップして、ステップS39に進む。
ステップS39において、管理サーバ11は、メインメニュー画面60の提携医登録ボタン125が押下されたか否かを判定する。
ステップS39で、提携医登録ボタン125が押下されたと判定された場合、処理はステップS40に進み、管理サーバ11は、図14を参照して説明した、提携医に関する情報を登録する提携医登録処理を実行する。
一方、ステップS39で、提携医登録ボタン125が押下されていないと判定された場合、処理はステップS40をスキップして、ステップS41に進む。
ステップS41において、管理サーバ11は、メインメニュー画面60の提携先登録ボタン126が押下されたか否かを判定する。
ステップS41で、提携先登録ボタン126が押下されたと判定された場合、処理はステップS42に進み、管理サーバ11は、図15を参照して説明した、提携先に関する情報を登録する提携先登録処理を実行する。
一方、ステップS41で、提携先登録ボタン126が押下されていないと判定された場合、処理はステップS42をスキップして、ステップS43に進む。
ステップS43において、管理サーバ11は、メインメニュー画面60の同意書取込みボタン127が押下されたか否かを判定する。
ステップS43で、同意書取込みボタン127が押下されたと判定された場合、処理はステップS44に進み、管理サーバ11は、図16を参照して説明した、提携医の記入済み同意書を登録する同意書取込み処理を実行する。
一方、ステップS43で、同意書取込みボタン127が押下されていないと判定された場合、処理はステップS31に戻り、上述したステップS31乃至S44の処理が繰り返される。
以上のように、マスタ情報登録処理が実行される。
次に、メインメニュー画面60のレセプトグループ71内の各ボタンが操作されたときの処理について説明する。
<訪問日確認処理>
初めに、図18乃至図20を参照して、図6のメインメニュー画面60において訪問日確認表ボタン81が押下されたときに管理サーバ11によって実行される訪問日確認処理について説明する。
図18は、訪問日確認表ボタン81が押下されたとき、携帯端末12のブラウザに表示される訪問日確認画面の例を示している。
訪問日確認画面400には、施設検索部401、訪問日検索部402、訪問日確認表表示部403、更新ボタン404、及び、終了ボタン405が設けられている。
施設検索部401は、年月入力部411、施設選択部412、及び、検索ボタン413を有する。
年月入力部411では、施術のため施設を訪問する年及び月が入力される。年月入力部411には、ログイン当日の年月がデフォルトで表示される。施設選択部412では、訪問する施設が、プルダウンメニューにより選択される。ログインユーザが施術者である場合には、プルダウンメニューには、ログインユーザである施術者が施術を行う施設として登録されている施設のみが選択可能に表示される。ログインユーザがシステム管理者である場合には、プルダウンメニューには、登録されている全ての施設が選択可能に表示される。
検索ボタン413が押下されると、施設選択部412で選択された施設の、年月入力部251で指定された年月の訪問日確認表が訪問日確認表表示部403に表示される。
訪問日検索部402は、施術者選択部414、訪問日選択部415、及び、実績入力ボタン416を有する。
施術者選択部414では、施術者が、プルダウンメニューにより選択される。ログインユーザが施術者である場合には、プルダウンメニューには、ログインユーザである施術者が固定的に表示され、施術者の変更はできない。ログインユーザがシステム管理者である場合には、プルダウンメニューには、登録されている全ての施術者が選択可能に表示される。
訪問日選択部415では、施術のため施設を訪問する日付(年月日)が入力される。
実績入力ボタン416は、施術のため施設を訪問する訪問日(予定日)、または、実際に訪問した訪問日(実績日)を入力する際に、ユーザによって押下される。
訪問日確認表表示部403には、施設選択部412で選択された施設の、年月入力部411で指定された年月の訪問日確認表が表示される。訪問日確認表は、施術者が施術のため施設を訪問する訪問日の計画と実績をまとめた表である。
訪問日確認表表示部403では、ログインユーザが施術者である場合、過去の施術の実績については変更することができないように、管理サーバ11によって制御されている。そのため、訪問日確認表表示部403の過去の日付は、入力不可を示すグレー色となっている。ログインユーザがシステム管理者である場合、ログインユーザは、全ての施術者の過去の施術の実績を含む全ての日付のデータを更新することができる。
訪問日選択部415に、所定の日付(年月日)が入力され、実績入力ボタン416が押下されると、図19に示す訪問実績入力画面が表示される。
図19の訪問実績入力画面420には、入力日表示部421、計画実績入力部422、反映ボタン423、及び、キャンセルボタン424が設けられている。
入力日表示部421には、訪問施術者表示部431と、訪問日付表示部432が設けられている。訪問施術者表示部431には、図18の訪問日確認画面400の施術者選択部414で選択された施術者が表示される。訪問日付表示部432には、図18の訪問日確認画面400の訪問日選択部415で選択された訪問日が表示される。
計画実績入力部422には、図18の訪問日確認表表示部403に表示されている利用者と、訪問日選択部415で選択された訪問日の施術の予定または実績が表示される。訪問日の施術の予定または実績が表示された箇所は、施術者登録ボタン433となっている。
ログインユーザが施術者である場合には、ユーザは、施術の予定が入っていない利用者の施術者登録ボタン433を押下することで、施術の計画若しくは実績を入力することができる。
図19の例では、ログインユーザが「AB治療院」の「青森一郎」であるとすると、ログインユーザは、施術の予定が入っていない利用者である利用者「木村太郎」さんと「鈴木一郎」さんに対して、施術の計画若しくは実績を入力することができる。
また、自分と同じ治療院(提携先)の施術者の予定が入っている利用者の施術の計画若しくは実績も変更することができる。
図19の例では、ログインユーザである「AB治療院」の「青森一郎」と同じ治療院の施術者「秋田二郎」さんの施術の計画または実績が入力されている利用者「近藤雅夫」さんに対しても、ログインユーザは、施術の計画若しくは実績を変更することができる。
一方、ログインユーザである「青森一郎」が在籍する治療院(提携先)とは異なる「CD治療院」の「山口四郎」さんの施術の計画または実績が入力されている利用者「佐々木豊」さんの施術の計画若しくは実績については、ログインユーザは変更することができない。
施術者登録ボタン433を押下すると、管理サーバ11は、訪問施術者表示部431に表示されている治療院と施術者を、施術者登録ボタン433上にトグル表示させる。
反映ボタン423が押下されると、図19の訪問実績入力画面420が消去されるとともに、施術者登録ボタン433により更新された施術の計画または実績が、訪問日確認画面400に反映される。
図20は、図19の訪問実績入力画面420により、利用者「木村太郎」さんと「鈴木一郎」さんの計画または実績が変更された訪問日確認画面400の例を示している。
一方、キャンセルボタン424が押下されると、訪問実績入力画面420への入力はキャンセルされ、訪問実績入力画面420が消去されて、訪問日確認画面400が表示される。
図18の説明に戻り、更新ボタン404が押下された場合、管理サーバ11は、施術の計画または実績の情報を、訪問日確認画面400に表示されている内容に更新する。
終了ボタン405が押下された場合、管理サーバ11は、施術の計画または実績の情報を更新せずに、訪問日確認画面400を終了させて、図6のメインメニュー画面60を表示させる。
<往療料自動振り分け処理>
次に、図21乃至図24を参照して、図6のメインメニュー画面60において往療料自動振り分けボタン82が押下されたときに管理サーバ11によって実行される往療料自動振り分け処理について説明する。
図21は、往療料自動振り分けボタン82が押下されたとき、携帯端末12のブラウザに表示される往療料自動振り分け画面の例を示している。
往療料自動振り分け画面440には、年月入力部441、更新ボタン442、及び、終了ボタン443が設けられている。
年月入力部441には、往療料自動振り分け処理を実行する年月が入力される。
更新ボタン442が押下されると、管理サーバ11は、年月入力部441に入力された年月について、往療料自動振り分け処理を実行する。
終了ボタン443が押下されると、管理サーバ11は、往療料自動振り分け画面440を終了させて、図6のメインメニュー画面60を表示させる。
図22乃至図24を参照して、往療料自動振り分け処理について説明する。
往療料自動振り分け処理は、レセプト請求の規則に従いつつ、往療料を施術者及び利用者に対して出来るだけ均等に配分する処理である。
(往療料自動振り分け処理の第1の処理例)
図22は、往療料自動振り分け処理の第1の処理例を示している。
例えば、図22に示されるように、施術者「宮島」が、「月曜日」、「水曜日」、及び「金曜日」の3日間、施設を訪問して、3人の利用者A,B,Cに対して施術を行った場合を考える。3人の利用者A,B,Cのうち、利用者Aの保険者は、埼玉の国保連(国民健康保険団体連合会)であり、利用者BとCは、神奈川の国保連である。
この例の場合、保険者ごとに往療料が発生する。従って、利用者Aの施術に対しては、埼玉の国保連に対して、施術所から施設までの一往復の往療料を請求することができ、また、利用者B及びCの施術に対しては、神奈川の国保連に対して、施術所から施設までの一往復の往療料を請求することができる。
また、利用者B及びCの施術に対して、「月曜日」、「水曜日」、及び「金曜日」の往療料を請求する場合、管理サーバ11は、利用者B及びCのいずれか一方に、全ての往療料を請求するのではなく、利用者B及びCで往療料の請求回数の差が最も少なくなるように、往療料を請求する。
したがって、いまの例では、管理サーバ11は、図22下段に示されるように、利用者Aの施術に対しては、「月曜日」、「水曜日」、及び「金曜日」の3日間について、往療料を埼玉の国保連に対して請求する。
また、利用者B及びCの施術に対しては、管理サーバ11は、「月曜日」の往療料を、利用者Bの施術に付加して請求し、「水曜日」及び「金曜日」の往療料を、利用者Cの施術に付加して請求する。
以上のように、管理サーバ11は、往療料自動振り分け処理として、保険者ごとに往療料が発生するように往療料を振り分けるとともに、複数の患者が同一保険者である場合には、往療料の請求が複数の患者でできるだけ均等になるように振り分ける処理を行う。
(往療料自動振り分け処理の第2の処理例)
図23は、往療料自動振り分け処理の第2の処理例を示している。
例えば、図23に示されるように、施術者「宮島」が、「月曜日」、「水曜日」、及び「金曜日」の3日間、3人の利用者A,B,Cに対して施術を行い、施術者「小林」が、「木曜日」の1日間、3人の利用者A,B,Cに対して施術を行った場合を考える。
従って、第2の処理例では、図22に示した第1の処理例と比較すると、施術者「小林」による「木曜日」の施術が追加されている。
利用者Aの施術に対しては、埼玉の国保連に対して、施術者「小林」による「木曜日」の往療料を請求することができる。
利用者B及びCの施術に対しては、利用者B及びCのいずれか一方に、施術者「小林」による「木曜日」の施術の往療料を請求することができる。往療料の請求が、利用者B及びCでできるだけ均等に発生するようにさせるためには、「木曜日」の施術の往療料は、利用者Bの施術に付加して請求される。これにより、利用者B及びCの往療料の請求回数が2回で同一となる。
以上のように、管理サーバ11は、複数の患者が同一保険者である場合には、往療料の請求が複数の患者でできるだけ均等になるように振り分ける処理を行う。
(往療料自動振り分け処理の第3の処理例)
図24は、往療料自動振り分け処理の第3の処理例を示している。
図24に示されるように、施術者「宮島」が、「月曜日」、「水曜日」、及び「金曜日」の3日間、3人の利用者A,B,Cに対して施術を行い、施術者「小林」が、「水曜日」及び「木曜日」の2日間、3人の利用者A,B,Cに対して施術を行った場合を考える。
この場合、利用者B及びCは同一の保険者であるが、複数の施術者、すなわち、「宮島」と「小林」が、同じ「水曜日」に往療しているので、利用者Bと、利用者Cに対して、異なる施術者を割り当てることで、利用者B及びCのそれぞれに対して、往療料を付加して請求することができる。
以上の理由から、管理サーバ11は、「水曜日」の利用者Bの施術に、施術者「小林」の往療料を付加して請求し、「水曜日」の利用者Cの施術に、施術者「宮島」の往療料を付加して請求するように、往療料を振り分ける。
また、利用者Aの「水曜日」の施術の往療料については、施術者「宮島」、または、施術者「小林」のどちらを付加しても良いが、管理サーバ11は、施術者間で、往療料が、施術者の施術訪問回数に応じて振り分けられるように配分する。
いまの例では、施術者「宮島」は週3回往療しているが、施術者「小林」は週2回往療しており、往療回数は、「宮島」の方が多い。そこで、管理サーバ11は、利用者Aの「水曜日」の施術の往療料については、施術者「小林」の施術に付加するのではなく、施術者「宮島」の施術に付加して請求するように、往療料を振り分ける。
以上のように、管理サーバ11は、往療料自動振り分け処理として、往療料の請求が、各施術者の往療回数に応じて振り分ける処理を行う。
図22乃至図24を参照して説明したように、管理サーバ11は、往療料自動振り分け処理として、往療料の請求が、以下の条件を満たすように、振り分ける処理を行う。
1)保険者ごとに往療料を配分する
2)同一保険者の複数の利用者については、往療料の請求が複数の利用者で最も均等になるように(往療料の請求回数の差が複数の利用者で最も少なくなるように)、往療料を各利用者に配分する
3)往療料の請求回数が各施術者の往療回数に最も近い比率の回数となるように、往療料を各施術者に配分する
<往療料修正処理>
次に、図25及び図26を参照して、図6のメインメニュー画面60において往療料修正ボタン83が押下されたときに管理サーバ11によって実行される往療料修正処理について説明する。
図25は、往療料修正ボタン83が押下されたとき、携帯端末12のブラウザに表示される往療料修正画面の例を示している。
往療料修正画面460には、往療料振り分けシート出力部461、往療料振り分けシート取込み部462、及び、終了ボタン463が設けられている。
往療料振り分けシート出力部461は、年月入力部471、施設選択部472、及び、往療料振り分けシート出力ボタン473を有する。
年月入力部471には、往療料の振り分け処理の修正を行う年及び月が入力される。年月入力部471には、直近に往療料自動振り分け処理を実行した年及び月がデフォルトで表示される。
施設選択部472では、往療料の振り分け処理の修正を行う施設が、プルダウンメニューにより選択される。
往療料振り分けシート出力ボタン473は、施設選択部472で選択された施設の、年月入力部471で指定された年月の往療料振り分け処理後のデータシートである往療料振り分けシートを画面に表示させるときに押下される。往療料振り分けシート出力ボタン473が押下されると、図26に示されるような往療料振り分けシートが表示される。
図26に示される往療料振り分けシートは、表計算ソフトで作成されたシートであり、往療料振り分けシート出力ボタン473が押下されると、管理サーバ11は、表計算ソフトを起動し、所定の往療料振り分けシートを画面に表示させる。
往療料振り分けシートの各行には、施術を受けた施術日と、施術回数、往療料負担回数などが利用者単位で表示され、各行に表示された利用者は、さらに保険者ごとに分類されて配列されている。
また、往療料振り分けシートの各列には、施術日が各治療院の施術者ごとに分類されて、表示されている。
そして、往療料振り分けシートにおいて、施術日が表示された区画のうち、往療料が発生している区画には、背景に斜線の模様が付されて、施術日が表示されている。
このような往療料振り分けシートにおいては、同一の保険者の同一施術日には、往療料の発生を示す斜線模様の区画は、1か所のみとなっていなければならない。
ユーザは、表示された往療料振り分けシートを確認し、往療料の割り当てを変更する場合には、表計算ソフトを操作して、区画の往療料の発生を示す表示(斜線模様の有無)を変更して、保存する操作を行う。管理サーバ11は、ユーザによって往療料を変更する操作がなされた場合、同一保険者、同一の施術者、及び、同一の日のなかで、1人の利用者のみに往療料が付加されているかどうかのチェックを行う。同一保険者、同一の施術者、及び、同一の日のなかで、1人の利用者のみに往療料が付加されていない場合、管理サーバ11は、エラーメッセージを表示する。
本実施の形態では、往療料振り分けシートの変更及び保存は、表計算ソフトを使用して行うが、表計算ソフトを使用せず、管理サーバ11が、図26に示すような往療料振り分けシートをブラウザ上に表示して、変更、保存等が行えるようにしてもよい。
往療料振り分けシートの変更及び保存が終了し、表計算ソフトを終了すると、図25の往療料修正画面460が再び表示される。
次に、ログインユーザは、往療料振り分けシート取込み部462を操作して、変更した往療料振り分けシートを取り込む処理を行う。
往療料振り分けシート取込み部462は、参照ボタン475、ファイル表示部476、及び、往療料振り分けシート取込み実行ボタン477を有する。
参照ボタン475は、ユーザが管理サーバ11に保存させる往療料振り分けシートを指定するとき押下される。参照ボタン475の押下によりファイルを指定するダイアログが表示される。ユーザは、参照ボタン475の押下により表示されたダイアログにおいて、先ほど変更、保存した往療料振り分けシートの表計算ファイルを指定する。これにより、ファイル表示部476には、参照ボタン475を使用して指定された往療料振り分けシートの表計算ファイルのファイル名が表示される。
往療料振り分けシート取込み実行ボタン477は、往療料振り分けシートの取込みを実行するとき押下される。往療料振り分けシート取込み実行ボタン477が押下されると、管理サーバ11は、ファイル表示部476に表示されている往療料振り分けシートの表計算ファイルを、施設選択部472で選択された施設の、年月入力部471で指定された年月の往療料振り分けシートとして更新する。
終了ボタン463が押下された場合、管理サーバ11は、往療料修正画面460を終了させて、図6のメインメニュー画面60を表示させる。
<施術実施報告・計画書登録処理>
次に、図27乃至図34を参照して、図6のメインメニュー画面60において施術実施報告・計画書ボタン84が押下されたときに管理サーバ11によって実行される施術実施報告・計画書作成処理について説明する。
図27乃至図30は、施術実施報告・計画書ボタン84が押下されたとき、携帯端末12のブラウザに表示される施術実施報告・計画書登録画面の例を示している。
施術実施報告・計画書登録画面490には、図27に示されるように、上から順に、区分登録部501、コピー元作成日付表示部502、利用者情報登録部503、疾患名登録部504、マッサージ症状表示部505、及びはりきゅう症状表示部506が設けられている。
区分登録部501では、ラジオボタンにより、利用者の施術実施報告・計画書の情報を新規に登録するか、変更や削除を行うか、または、既存の施術実施報告・計画書の情報をコピーして新規登録するか、のいずれかの指定が可能である。
区分登録部501では、施術者、施設、利用者、施術区分(マッサージ、はりきゅう)、及び、作成日付が入力可能である。施術者をプルダウンメニューにより指定すると、施設を選択するプルダウンメニューには、指定された施術者が往療可能な施設のみが表示される。施設をプルダウンメニューにより指定すると、利用者を選択するプルダウンメニューには、指定された施設の利用者のみが表示される。
既存の施術実施報告・計画書の情報をコピーして新規登録するか、または、変更や削除を行う場合には、施術者、施設、利用者等の情報を入力して検索ボタンを押下すると、記憶部38内の施術実施報告・計画書DB内から、指定された情報が読み出され、施術実施報告・計画書登録画面490に表示される。
コピー元作成日付表示部502には、施術実施報告・計画書の情報が記憶部38内の施術実施報告・計画書DBから読み出された場合に、読み出された施術実施報告・計画書の情報の作成日付が表示される。
利用者情報登録部503では、施術実施報告・計画書を作成する対象者(利用者)の情報を表示、入力、変更することができる。具体的には、例えば、施術者が在籍する提携先(治療院)及び氏名、利用者の氏名、性別、生年月日、住所、施術の区分、作成日付などを表示、入力、変更することができる。なお、利用者の性別、生年月日、住所などについては、プルダウンメニューにより利用者を選択すれば、管理サーバ11が、利用者情報を基に表示する。施術の区分(マッサージ、はりきゅう)については、医者の同意書において施術の同意が得られた区分が指定される。
疾患名登録部504では、疾患名を表示、入力、変更することができる。疾患名としては、例えば、脳血管障害後遺症など、同意書に記載された疾患名(傷病名)が入力される。
疾患名登録部504の下側には、利用者情報登録部503で指定された施術の区分(マッサージ、はりきゅう)に応じて、マッサージ症状表示部505、または、はりきゅう症状表示部506のいずれか一方が表示される。
マッサージ症状表示部505では、医者の同意書に記載された内容に基づいて、症状、各部位(躯幹、右上肢、右下肢、左上肢、左下肢)に対するマッサージの施術の有無、温罨法、温罨法・電気光線器具の施術の有無を、表示、入力、変更することができる。
はりきゅう症状表示部506では、医者の同意書に記載された内容に基づいて、症状、はり又はきゅうの施術の有無、電療料及び電気光線器具の施術の有無を、表示、入力、変更することができる。図34は、管理サーバ11に保存される同意書のフォーマット例を示している。
さらに、はりきゅう症状表示部506の下側には、図28及び図29に示されるように、ADL登録部507、MMT判定登録部508、及び、可動域テスト登録部509が設けられている。
ADL登録部507では、利用者のADLの調査結果を表示、入力、変更することができる。ここで、ADL(Activities of Daily Living)とは、食事や着替え、排泄や入浴など、人間が日常生活を送る上で欠かすことのできない日常生活動作を表す。
MMT判定登録部508では、利用者のMMT(Manual Muscle Test:徒手筋力テスト)の判定結果を表示、入力、変更することができる。
可動域テスト登録部509では、利用者の可動域テストの検査結果を表示、入力、変更することができる。
医者の同意書に基づいて施術を行う施術者は、利用者のADLや上肢、下肢など各部位の可動域の検査などを行って、ADL登録部507、MMT判定登録部508、及び、可動域テスト登録部509に、利用者の身体状態を登録しておくことができる。
さらに、可動域テスト登録部509の下側には、図30に示されるように、プログラム登録部510、希望コメント登録部511、及び、リハビリテーションマッサージ目標登録部512が設けられている。
プログラム登録部510では、マッサージ又ははりきゅうの施術のプログラム(実施計画)を表示、入力、変更することができる。
希望コメント登録部511では、利用者本人または利用者の家族から、施術に対する希望や要望があった場合、その内容を表示、入力、変更することができる。
リハビリテーションマッサージ目標登録部512では、施術者が考えるリハビリテーションマッサージの目標を表示、入力、変更することができる。
リハビリテーションマッサージ目標登録部512の下側には、帳票出力ボタン513、削除ボタン514、更新ボタン515、キャンセルボタン516、及び、終了ボタン517が配置されている。
帳票出力ボタン513は、施術実施報告・計画書登録画面490に入力・表示された内容に基づいて、施術実施報告・計画書を作成し、出力するとき、押下される。帳票出力ボタン513が押下された場合、管理サーバ11は、利用者情報登録部503の施術の区分に基づいて、マッサージ又ははり・きゅうのいずれかの施術の施術実施報告・計画書を作成し、所定サイズの用紙に印刷出力する。
図31及び図32は、利用者情報登録部503の施術の区分がマッサージである場合に、帳票出力ボタン513の押下により作成された施術実施報告・計画書の例を示している。
紙面の都合上、施術実施報告・計画書は、図31及び図32に分けて示されているが、実際には、例えば、A4サイズの1枚の用紙に出力される。
利用者情報登録部503の施術の区分が、はり・きゅうである場合には、図31の「マッサージ部位」の項目が、図33に示される「はりきゅう内容」の項目に変更された施術実施報告・計画書が作成され、出力される。
同意書出力ボタン514は、施術実施報告・計画書登録画面490に入力・表示された内容に基づいて、同意書を作成し、出力するとき、押下される。同意書出力ボタン514が押下された場合、管理サーバ11は、施術実施報告・計画書登録画面490に入力・表示された内容に基づいて、同意書を作成し、出力する。
なお、上述した例では、帳票出力ボタン513を押下すると、施術実施報告・計画書を、直接、所定の用紙に印刷出力することとしたが、一旦、所定の表計算ソフト等で画面表示させ、出力内容を確認してから、ユーザの指示に基づいて印刷出力できるようにしてもよい。
削除ボタン514が押下された場合、管理サーバ11は、施術実施報告・計画書登録画面490に表示されている施術実施報告・計画書の情報を、記憶部38内の施術実施報告・計画書DBから削除する。
区分登録部501で「登録」が選択され、更新ボタン515が押下された場合、管理サーバ11は、施術実施報告・計画書登録画面490に表示されている施術実施報告・計画書の情報を、施術実施報告・計画書DBに新規登録する(施術実施報告・計画書DBに記憶させる)。
区分登録部501で「変更削除」が選択され、更新ボタン515が押下された場合、管理サーバ11は、施術実施報告・計画書登録画面490に表示されている利用者の施術実施報告・計画書DB内の情報を更新する。
区分登録部501で「コピー」が選択され、更新ボタン515が押下された場合、管理サーバ11は、施術実施報告・計画書登録画面490に表示されている利用者の施術実施報告・計画書の情報を、施術実施報告・計画書DBに新規登録する(施術実施報告・計画書DBに記憶させる)。
キャンセルボタン516が押下された場合、管理サーバ11は、施術実施報告・計画書登録画面490に表示されている利用者の施術実施報告・計画書の情報をクリアして、施術実施報告・計画書の情報の入力または検索表示を待つ。
終了ボタン517が押下された場合、管理サーバ11は、施術実施報告・計画書登録画面490を終了させて、図6のメインメニュー画面60を表示させる。
以上のように、施術実施報告・計画書ボタン84が押下された場合には、利用者の施術実施報告・計画書の情報の登録、変更、削除などを行うことができる。
<レセプト作成処理>
次に、図35を参照して、図6のメインメニュー画面60においてレセプト作成ボタン85が押下されたときに管理サーバ11によって実行されるレセプト作成処理について説明する。
図35は、レセプト作成ボタン85が押下されたとき、携帯端末12のブラウザに表示されるレセプト作成画面の例を示している。
レセプト作成画面600には、年月入力部611、更新ボタン612、及び、終了ボタン613が設けられている。
年月入力部611には、レセプトを作成する年月が入力される。
更新ボタン612が押下されると、管理サーバ11は、記憶部38内の施術実施報告・計画書DBの利用者の施術の実績の情報に基づいて、年月入力部611に入力された年月についてレセプト作成処理を実行する。作成されたレセプトの情報は、記憶部38内のレセプトDBに保存される。作成されるレセプトの情報の各項目は、図37乃至図42を参照して後述するレセプト変更処理の各情報と同一であるので、その説明は省略する。
終了ボタン613が押下されると、管理サーバ11は、レセプト作成画面600を終了させて、図6のメインメニュー画面60を表示させる。
<レセプト出力処理>
次に、図36を参照して、図6のメインメニュー画面60においてレセプト出力ボタン86が押下されたときに管理サーバ11によって実行されるレセプト出力処理について説明する。
図36は、レセプト出力ボタン86が押下されたとき、携帯端末12のブラウザに表示されるレセプト出力画面の例を示している。
レセプト出力画面620には、出力条件設定部621、利用者選択部622、全選択ボタン623、全解除ボタン624、レセプト出力ボタン625、及び、終了ボタン626が設けられている。
出力条件設定部621は、申請年月入力部631、施設選択部632、保険者選択部633、負担割合入力部634、施術区分選択部635、及び、検索ボタン636を有する。
申請年月入力部631には、レセプト出力を行う年月が入力される。
施設選択部632では、レセプト出力を行う施設が、プルダウンメニューにより選択される。
保険者選択部633では、レセプトの提出先である保険者が、プルダウンメニューにより選択される。
負担割合入力部634には、利用者の負担割合が入力される。
施術区分選択部635では、利用者の施術の区分が、プルダウンメニューにより選択される。
出力条件設定部621内の上述した各項目を入力または指定して、検索ボタン636が押下されると、管理サーバ11は、利用者選択部622に、入力された条件に合致する利用者の一覧を表示する。
利用者選択部622には、入力された条件に合致する利用者について、利用者が居住する施設、保険者、負担割合、利用者の氏名、及び、施術区分が、利用者ごとに表示される。また、利用者選択部622には、レセプト出力を行うか否かの選択フラグも、利用者ごとに表示される。
全選択ボタン623は、利用者選択部622に表示されている利用者の全てに対して、レセプト出力を選択する場合に押下されるボタンである。全解除ボタン624は、利用者選択部622に表示されている利用者の全てに対して、レセプト出力を解除する場合に押下されるボタンである。
レセプト出力ボタン625は、利用者選択部622において、選択フラグによりレセプト出力が選択されている利用者のレセプトを印刷出力するとき押下される。
ユーザは、レセプト出力を行う利用者の選択フラグをオンし、レセプト出力ボタン625を押下すると、管理サーバ11は、選択フラグがオンに設定されている各利用者のレセプトを印刷出力する。
なお、上述した帳票出力ボタン513などと同様に、レセプト出力ボタン625が押下されたとき、一旦、各利用者のレセプトを所定の表計算ソフト等で画面表示させ、出力内容を確認してから、印刷出力できるようにしてもよい。
終了ボタン626が押下された場合、管理サーバ11は、レセプト出力画面620を終了させて、図6のメインメニュー画面60を表示させる。
<レセプト変更処理>
次に、図37乃至図42を参照して、図6のメインメニュー画面60においてレセプト変更ボタン87が押下されたときに管理サーバ11によって実行されるレセプト変更処理について説明する。
図37乃至図42は、レセプト変更ボタン87が押下されたとき、携帯端末12のブラウザに表示されるレセプト変更画面の例を示している。
レセプト変更画面650には、図37及び図38に示されるように、区分登録部661、返戻登録部662、集計年月登録部663、及び、利用者保険情報登録部664が設けられている。
区分登録部661では、ラジオボタンにより、レセプト情報を新規に登録するか、変更や削除を行うか、返戻処理するか、または、返戻再請求処理を行うか、のいずれかの指定が可能である。
返戻登録部662では、返戻処理する場合の理由を表示、入力、変更することができる。
集計年月登録部663では、レセプトの集計年月を表示、入力、変更することができる。
利用者保険情報登録部664では、利用者、利用者が居住する施設、及び、利用者の被保険者などの情報を表示、入力、変更することができる。
レセプト変更画面650内の利用者保険情報登録部664の下側には、図38乃至図40に示されるように、障害者情報登録部665、施術者情報登録部666、及び、療養費登録部667が設けられている。
障害者情報登録部665では、利用者が障害者の認定を受けている場合、その認定に関する情報を表示、入力、変更することができる。
施術者情報登録部666では、施術者についての情報を表示、入力、変更することができる。
療養費登録部667では、保険者に請求する療養費と往療料の詳細を表示、入力、変更することができる。
さらに、図40及び図41に示されるように、レセプト変更画面650内の療養費登録部667の下側には、施術日登録部668、施術所情報登録部669、及び、提携先情報登録部670が設けられている。
施術日登録部668では、利用者に施術を行った施術日を表示、入力、変更することができる。
施術所情報登録部669では、利用者の施設を管轄する施術所についての情報を表示、入力、変更することができる。
提携先情報登録部670では、施術者情報登録部666で選択された施術者が在籍する治療院である提携先についての情報を表示、入力、変更することができる。
さらに、図41及び図42に示されるように、レセプト変更画面650内の提携先情報登録部670の下側には、提携医情報登録部671、及び、摘要欄用情報登録部672が設けられ、レセプト変更画面650の一番下に、削除ボタン673、更新ボタン674、キャンセルボタン675、及び、終了ボタン676が設けられている。
提携医情報登録部671では、提携医についての情報を表示、入力、変更することができる。具体的には、提携医の在籍する医院の名称、提携医の氏名及び住所、などを表示、入力、変更することができる。
摘要欄用情報登録部672では、摘要欄に記入する情報を表示、入力、変更することができる。
削除ボタン673が押下された場合、管理サーバ11は、レセプト変更画面650に表示されているレセプトの情報を、記憶部38内のレセプトDBから削除する。
更新ボタン674が押下された場合、管理サーバ11は、記憶部38内のレセプトDBの該当するデータを、レセプト変更画面650に表示されているレセプトの情報に更新する。
キャンセルボタン675が押下された場合、管理サーバ11は、レセプト変更画面650に表示されているレセプトの情報をクリアして、レセプト情報の入力または検索表示を待つ。
終了ボタン676が押下された場合、管理サーバ11は、レセプト変更画面650を終了させて、図6のメインメニュー画面60を表示させる。
以上のように、レセプト変更ボタン87が押下された場合には、作成済みのレセプトの情報の変更、削除などを行うことができる。
<レセプト関連処理>
次に、図43のフローチャートを参照して、レセプトグループ71内の各ボタンが操作されたときの処理を実行するレセプト関連処理について説明する。この処理は、例えば、図6のメインメニュー画面60が携帯端末12のブラウザに表示されたときに開始される。
初めに、ステップS61において、管理サーバ11(の療養費計算プログラムを実行するCPU31)は、メインメニュー画面60の訪問日確認表ボタン81が押下されたか否かを判定する。
ステップS61で、訪問日確認表ボタン81が押下されたと判定された場合、処理はステップS62に進み、管理サーバ11は、図18乃至図20を参照して説明した、訪問日の計画と実績を登録する訪問日確認処理を実行する。
一方、ステップS61で、訪問日確認表ボタン81が押下されていないと判定された場合、処理はステップS62をスキップして、ステップS63に進む。
ステップS63において、管理サーバ11は、メインメニュー画面60の往療料自動振り分けボタン82が押下されたか否かを判定する。
ステップS63で、往療料自動振り分けボタン82が押下されたと判定された場合、処理はステップS64に進み、管理サーバ11は、図21乃至図24を参照して説明した、往療料を利用者及び施術者に均等に振り分ける往療料自動振り分け処理を実行する。
一方、ステップS63で、往療料自動振り分けボタン82が押下されていないと判定された場合、処理はステップS64をスキップして、ステップS65に進む。
ステップS65において、管理サーバ11は、メインメニュー画面60の往療料修正ボタン83が押下されたか否かを判定する。
ステップS65で、往療料修正ボタン83が押下されたと判定された場合、処理はステップS66に進み、管理サーバ11は、図25及び図26を参照して説明した、往療料を修正する往療料修正処理を実行する。
一方、ステップS65で、往療料修正ボタン83が押下されていないと判定された場合、処理はステップS66をスキップして、ステップS67に進む。
ステップS67において、管理サーバ11は、メインメニュー画面60の施術実施報告・計画書ボタン84が押下されたか否かを判定する。
ステップS67で、施術実施報告・計画書ボタン84が押下されたと判定された場合、処理はステップS68に進み、管理サーバ11は、図27乃至図34を参照して説明した、施術実施報告・計画書を作成する施術実施報告・計画書作成処理を実行する。
一方、ステップS67で、施術実施報告・計画書ボタン84が押下されていないと判定された場合、処理はステップS68をスキップして、ステップS69に進む。
ステップS69において、管理サーバ11は、メインメニュー画面60のレセプト作成ボタン85が押下されたか否かを判定する。
ステップS69で、レセプト作成ボタン85が押下されたと判定された場合、処理はステップS70に進み、管理サーバ11は、図35を参照して説明した、所定の年月のレセプトを作成するレセプト作成処理を実行する。
一方、ステップS69で、レセプト作成ボタン85が押下されていないと判定された場合、処理はステップS70をスキップして、ステップS71に進む。
ステップS71において、管理サーバ11は、メインメニュー画面60のレセプト出力ボタン86が押下されたか否かを判定する。
ステップS71で、レセプト出力ボタン86が押下されたと判定された場合、処理はステップS72に進み、管理サーバ11は、図36を参照して説明した、作成したレセプトを印刷出力するレセプト出力処理を実行する。
一方、ステップS71で、レセプト出力ボタン86が押下されていないと判定された場合、処理はステップS72をスキップして、ステップS73に進む。
ステップS73において、管理サーバ11は、メインメニュー画面60のレセプト変更ボタン87が押下されたか否かを判定する。
ステップS73で、レセプト変更ボタン87が押下されたと判定された場合、処理はステップS74に進み、管理サーバ11は、図37乃至図42を参照して説明した、作成済みのレセプトの情報の変更、削除などを行うレセプト変更処理を実行する。
一方、ステップS73で、レセプト変更ボタン87が押下されていないと判定された場合、処理はステップS61に戻り、上述したステップS61乃至S74の処理が繰り返される。
以上のように、レセプト関連処理が実行される。
上述した療養費計算システム1によれば、医師が署名と押印をした同意書の電子データを、管理サーバ11に登録しておくことができる。これにより、通常、医師が同意書に署名・押印してから、施術者または患者の手元に届くまで一定の時間がかかるが、管理サーバ11に登録されている署名・押印済みの同意書の電子データを確認することで、保険適用が可能な、はり・きゅう、マッサージの施術を、早期に開始することができる。
また、療養費計算システム1によれば、同意書の情報に基づいて、患者への施術の計画を、施術実施報告・計画書として、管理サーバ11に登録(記憶)しておくことができる。施術実施報告・計画書には、患者のADLやMMTの判定、各部位の可動域の検査などを行った検査結果も参考情報として登録することができる。
さらに、療養費計算システム1によれば、施術者が施設を訪問して施術を行う予定日(計画)と、実際に施術を行った実績日とを管理サーバ11で管理することができる。
また、療養費計算システム1によれば、管理サーバ11は、施術の実績の情報に基づいて、往療料を、施術者及び利用者に対して出来るだけ均等に配分することができる。また、管理サーバ11は、自動計算した往療料を、ユーザが手動で修正する機能も提供する。
そして、療養費計算システム1によれば、往療料自動振り分け処理によって均等に割り当てられた往療料を付加したレセプトを作成することができる。
以上により、療養費計算システム1によれば、はり・きゅう、または、マッサージの施術の療養費の保険適用の手続が簡便となる。
なお、本明細書において、システムとは、複数の構成要素(装置、モジュール(部品)等)の集合を意味し、すべての構成要素が同一筐体中にあるか否かは問わない。したがって、別個の筐体に収納され、ネットワークを介して接続されている複数の装置、及び、1つの筐体の中に複数のモジュールが収納されている1つの装置は、いずれも、システムである。
本発明の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
例えば、本発明は、1つの機能をネットワークを介して複数の装置で分担、共同して処理するクラウドコンピューティングの構成をとることができる。
また、上述のフローチャートで説明した各ステップは、1つの装置で実行する他、複数の装置で分担して実行することができる。
さらに、1つのステップに複数の処理が含まれる場合には、その1つのステップに含まれる複数の処理は、1つの装置で実行する他、複数の装置で分担して実行することができる。
なお、本明細書に記載された効果はあくまで例示であって限定されるものではなく、本明細書に記載されたもの以外の効果があってもよい。
1 療養費計算システム
11 管理サーバ
12 携帯端末
31 CPU
32 ROM
33 RAM
36 入力部
37 出力部
38 記憶部
39 通信部
81 訪問日確認表ボタン
82 往療料自動振り分けボタン
83 往療料修正ボタン
84 施術実施報告・計画書ボタン
85 レセプト作成ボタン
86 レセプト出力ボタン
87 レセプト変更ボタン
121 利用者情報登録ボタン
122 施設登録ボタン
123 施術所登録ボタン
124 施術者登録ボタン
125 提携医登録ボタン
126 提携先登録ボタン
127 同意書取込みボタン
513 帳票出力ボタン

Claims (8)

  1. はり、きゅう、または、マッサージの施術に対する療養費の計算処理を行う療養費計算システムであって、
    患者への前記施術に対して医師が同意する旨の記入済み同意書のデータを取得する同意書データ取得部と、
    前記施術の同意が得られた前記患者の施術のための訪問日の計画と実績の情報を記憶する記憶部と、
    前記訪問日の計画と実績の情報を前記記憶部に記憶させる訪問日計画実績登録部と、
    前記記憶部に記憶された前記訪問日の実績の情報に基づいて、前記患者のレセプトを作成するレセプト作成部と
    を備える療養費計算システム。
  2. 前記患者に対する前記施術の実施計画を作成する実施計画作成部をさらに備える
    請求項1に記載の療養費計算システム。
  3. 前記記憶部に記憶された前記訪問日の実績の情報に基づいて、前記患者の施設までの往療料を計算する往療料計算部をさらに備える
    請求項1または2のいずれかに記載の療養費計算システム。
  4. 前記往療料計算部は、施術者が前記施設の複数の患者に対して施術を行った場合、保険者ごとに往療料を配分する
    請求項3に記載の療養費計算システム。
  5. 前記往療料計算部は、施術者が前記施設の複数の患者に対して施術を行った場合、同一保険者の患者どうしの往療料が最も均等になるように往療料を各患者に配分する
    請求項3または4に記載の療養費計算システム。
  6. 前記往療料計算部は、往療料の請求回数が各施術者の往療回数に最も近い比率の回数となるように、往療料を各施術者に配分する
    請求項3乃至5のいずれかに記載の療養費計算システム。
  7. はり、きゅう、または、マッサージの施術に対する療養費の計算処理を行う療養費計算システムの療養費計算方法であって、
    患者への前記施術に対して医師が同意する旨の記入済み同意書のデータを取得し、
    前記施術の同意が得られた前記患者の施術のための訪問日の計画と実績を記憶部に記憶させ、
    前記記憶部に記憶された前記訪問日の実績の情報に基づいて、前記患者のレセプトを作成する
    ステップを含む療養費計算方法。
  8. はり、きゅう、または、マッサージの施術に対する療養費の計算処理を行うコンピュータに、
    患者への前記施術に対して医師が同意する旨の記入済み同意書のデータを取得し、
    前記施術の同意が得られた前記患者の施術のための訪問日の計画と実績を記憶部に記憶させ、
    前記記憶部に記憶された前記訪問日の実績の情報に基づいて、前記患者のレセプトを作成する
    ステップを含む処理を実行させるためのプログラム。
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