JP2013503407A - 医療遵守キオスク - Google Patents

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Abstract

医療遵守キオスク(MCK)は、医療サービス提供者(HSP)が薬物サンプル、器機、在庫、医療記録及びその他の有用な情報(規制遵守に関連した情報を含む)を追跡調査するのに役立つように構成された電子デバイスである。MCKは、電子医療記録と電子処方箋サービスを提供してもよい。キオスクは、タッチ・センサ方式の入力スクリーン付きの専用のハードウェア・デバイスである。MCKは、重要な情報を追跡調査して、記録を維持する合理的な手順を提供する。
【選択図】 図1

Description

関連出願の相互参照
この特許出願は以下の米国特許仮出願の優先権の利益を主張しており、それらは参照によって本明細書に組み込まれている。即ち、61/275、545号(発明の名称“Medical Integrity and Compliance Kiosk” 2009年8月31日出願)、1/260,036号(発明の名称“Medical Regulation Compliance System”2009年11月11日出願、61/300,965(発明の名称“Medical Information Kiosk” 2010年2月3日出願)、及び61/374,410号(発明の名称“Medical Compliance Kiosk”2010年8月17日出願)である。
本明細書は医療サービスの分野に関し、更に詳しくは、医療業務情報ネットワーク(Medical Practice Information Network:MPIN)とインターフェースをとるように適合された医療遵守キオスク(Medical Compliance kiosk:MCK)に関する。
医師その他の医療サービス提供者(Healthcare service provider:HSP)は、厳しく統制された業界で開業している。医療規則の遵守は、相当な負担をHSPに課すであろう。
図1は、医療業務情報ネットワークのブロック図である。
図2は、医療遵守キオスクの例示的な実施例の正面図である。
図3は、医療遵守キオスクのための内部ハードウェアのブロック図である。
図4は、患者の薬歴を観察する医師のための例示的なユーザーインタフェース画面である。
図5は、患者の薬歴を見せてもよい医師を選定する患者のための例示的なユーザーインタフェース画面である。
図6は、特定の医師が見ることを許される薬物を選定する患者のための例示的なユーザーインタフェース画面である。
図7は、患者の薬物データベースに新たな薬物を加える患者又は医師のための例示的なユーザーインタフェース画面である。
一つの態様においては、医療遵守キオスク(MCK)は、医療サービス提供者が薬物サンプル、器機、在庫、医療記録、及びその他の有益な情報(医療規則遵守に関連する情報を含む)を追跡調査するのに役立つように構成された電子デバイスである。MCKは電子医療記録及び電子処方箋サービスを提供してもよい。キオスクは、タッチ・センサ方式の入力スクリーン付きの専用のハードウェア・デバイスである。MCKは、重要な情報を追跡調査して、記録を維持するために合理的な手順を提供する。
実施例の詳細な説明
医療遵守キオスク(MCK)は、より大きな医療業務情報ネットワーク(MPIN)の一部として備え得る。MPINの中央には、中央サーバーがあり、これは複数のMCKからデータを受け取って、そのデータを中央データベースに記憶するように構成されている。データは、局所的MCKの代わりに中央データベースに記憶されるので、機密情報は局所的MCKから悪意の若しくは偶発的な暴露を被ることが無く、複数のHSPに会う患者は一貫した電子医療記録(electronic medical record:EMR)を維持することができる。
例示的な実施形態では、MCKはMPINと完全に統合されており、医療業務の様々な状況を監視する。MCKは「キオスク」と称されているが、例示的な実施形態では、内部ネットワーク上で互いに接続されており、またインターネットのような外部ネットワークへ接続するように構成された複数のコンピュータ・デバイスを含む。当業者には、本明細書はこのネットワークにおいて特定の機能を特定のノードに割り当てているが、多くの機能を複数のノードで実行可能であることが明らかであろう。例えば、本明細書に開示された例示的な実施形態は、施設内に位置する局所的ノードがデータベース情報を記憶しないが、むしろ情報を中央サーバーへ送信して、ここでは情報を中央データベースに記憶させることができるという特徴を含む。しかしながら、当業者には、充分に大きなハード・ドライブを有する局所的ノードを全ての情報を局所的に記憶するように構成することができることが明らかであろう。
MCKについて、添付図面を参照して、より詳細に説明する。
図1は、MPIN100のブロック図を示す。中央サーバー150は、MPINノード間の全ての接続を管理する。開示された実施形態において、外部ネットワーク160(例えばインターネット)は、転送の媒体である。しかしながら、代替的実施形態において、MPINノードは、専用の接続を介して、或いはインターネット以外のネットワークを介して、直接に中央サーバー150に接続することができる。MPIN100は、HSPオフィス102を含む。HSPオフィス102はMCKを含み、この実施形態においては、これは主にオフィス・ノード110のみならず、支援機能を提供している他のノードを含む。オフィス・ノード110は一次ノードであり、主にMCK機能に対して応答する。患者ノード120は例えば待合室のような患者の目に触れ易い場所で提供されて、患者教育機能を実行するのに役立ち、患者ポータルへのアクセスも可能にするであろう。幾つかの実施形態において、患者ノード120は完全なハードウェア・プラットホームを含まなくてもよいが、その代わりに、オフィス・ノード110によって駆動される小型軽量クライアントまたは他の類似した必要最小限のハードウェア構成としてもよい。ハンドヘルド・ノード120は専用のデバイスでなくてもよいが、その代わりに、無線ネットワークを通じてオフィス・ノード110にインターフェースするように構成されたハンドヘルド、パームトップ、ラップトップまたは他の類似した携帯型コンピュータ・デバイスとしてもよい。ハンドヘルド・ノード120の使用は、HSP及び職員が物理的にオフィス・ノード110に存在することなく、MCK機能にアクセスすることを可能にする。
HSPオフィス102のノードの各々は、ファイアウォールを介して外部ネットワーク160に接続し、そのファイアウォールはルータとして用いてもよい。これは、局所的ノードの何れもが、無防備なインターネット接続には直接に接続していないことを保証する。
更にHPSオフィス102に含まれるのは在庫130である。在庫130はオフィス・ノード110によって追跡調査される全ての薬物、キット、デバイス、記録及びその他の物理的アイテム並びにデータを包含することを広く意図している。例示的な実施形態において、在庫130は、とりわけ、複数の薬物サンプルを包含する薬物サンプル・クロゼット、「事故キット(crash kit)」、医療用品、医療デバイス、及びEMRを含んでもよい。
製薬製造業者180も中央サーバー150とインターフェースするようにしてもよい。製薬製造業者180は、中央サーバー150から入手可能な豊富なデータから恩恵を得ることができる。患者のプライバシー規則に従うために、例示的な実施形態においては、中央サーバー150は、個人特定情報を製薬製造業者180へは決して提供しない。その代わりに、中央サーバー150は、有益な情報、例えば人口統計データ、処方量及びサンプル提供を与えてもよい。
製薬製造業者180には、HSPオフィス102への訪問を希望する製薬販売員もいるであろう。例示的な実施形態において、中央サーバー150は、2つのウェブ・ポータルを提供する。第1は、HSPに臨むウェブ・ポータル(例えば現在(公序良俗違反につき、不掲載)に見られるもの)である。第2は、販売員に臨むポータル(例えば現在(公序良俗違反につき、不掲載)に見られるもの)である。HSPは(公序良俗違反につき、不掲載)にログオンして、オンライン・カレンダーにアクセスして、HSPが製薬販売員と会うことができる時期を示すことができる。HSPは、医療業務の形態及びその他の有益な採択を示してもよい。例えば、OB/GYN(産婦人科医)は、小児科医とは異なるマーケティングを目標とする。更にまた、HSPは特定の販売員がどの程度の頻度で訪問することを許可するかについて指定可能にしてもよい。例えばHSPは、販売員が月に一度だけ訪問できることを指定してもよい。その場合、(公序良俗違反につき、不掲載)は販売員が月に一度よりも頻繁に訪問を予定することは許可しない。
drugrepaccess.comでログオンを受けるために、製薬販売員は、信用証明制度を通過する必要がある。信用証明は、販売員が評判の良い製薬会社の善意の従業員であることを照合し、その販売員には品行方正の履歴がシステム上にあることを保証するような要因を含んでもよい。販売員には、MCKで読取り可能なバーコード又は他の識別子を有するIDバッジを支給してもよく、このようにすることにより、システムは、自分は誰某であると名乗る訪問販売員を照合して、訪問の経緯を辿ることができる。
図2は、医療遵守キオスク200の正面図である。本明細書の例示的な実施形態においては、MCK200の機能の一部若しくは全部は、オフィス・ノード110及び/又は患者ノード120に実現してもよい。患者ノード120が小型軽量クライアントであるならば、全ての主要な機能はオフィス・ノード110によって提供される。MCK200は、イーサネット・ジャックのような選択的なネットワーク・インターフェースを除いては、如何なるアクセス可能外部データ・ポートも有さない密封ケーシング内に専用のハードウェア・プラットホームとして設けてもよい。MCK200を、アクセス可能ポートのない専用のハードウェア・プラットホームとして設けることは、不正操作を防止して、MCK機能の制御を維持すると共に、例えば外部からインストールされたソフトウェアによる重要な機能に対する干渉を防止することに役立つ。この例示的な実施形態においては、MCK200はフラットパネル・タッチスクリーン210を含み、これは組み合わせ入力/出力デバイスとして働く。本明細書が入力/出力デバイスに言及するときは、それは一般的に入力、出力、及び/又は入力/出力デバイスの任意の組合せを参照することを意図するものとする。フラットパネル・タッチスクリーン210を使用する一つの目的は、個別のキーボード及び/又はマウスの必要性を排除することである。
例示的な実施形態においては、MCK200が非常に目立ち易く且つ容易に近づき易い場所に配置できるように、壁掛け220が設けられる。
幾つかの周辺デバイスをMCK200に接続してもよい。バーコード・プリンタ250及びバーコード・スキャナ230は、在庫追跡調査及び制御機能に役立つ。バーコード・プリンタ250は、例えば、バーコード・ラベルを粘着性の紙に印刷して、次いでこれを追跡調査すべきアイテムに貼り付けることができるように構成された感熱式プリンタとしてもよい。例えば、薬物サンプルの新たな一回分の受領と同時に、バーコード・ラベルを各々のサンプルについて印刷して、それらのサンプルに配置することができる。或るサンプルには包装上にバーコードが既に存在するかもしれないが、その既存のバーコードには充分な情報が無いかもしれない。例えば、同じ処方及びブランドの全ての薬物は、それらが異なるロットから到来して有効期限が異なっているとしても、同一のバーコードを有しているかもしれない。MCKによるサンプル追跡調査のための例示的な方法は、MCKにサンプルのロット番号、有効期限、及び個数を入力することを含んでもよい。次いでMCKは新たなバーコードをこれらのデータに関連付けて、サンプルの全てに配置するのに充分なラベルを印刷するようにしてもよい。次いで、サンプルはサンプル・クロゼットに配置されて、サンプルが取り出されるときには、それが走査されて、MCKはそのサンプル・データベースを更新する。
バーコード・プリンタ250は、患者の記録の用途のためにバーコードを準備するために用いてもよい。例えば、バーコードを印刷して、患者の医療記録のハードコピーを包含するフォルダへ収納することができる。サンプルを与えるとき、サンプルと患者のバーコードとの両方を走査できるであろう。これは、MCKがサンプルの収支を特定の患者へ関連づけることを可能とする。薬物リコール又は警告の場合には、MCKは、通知する必要がある全ての患者のリストを準備することができる。MCKはロット番号を追跡調査することができるので、特定の生産ロット又は複数の生産ロットを対象とするリコールの場合でさえも、患者は適切に通知を受け取ることができる。
HSPの作業負担の緩和を助けるためには、MCKにサンプルを登録するために、サンプルを納入する製薬販売員をサンプルにおける検査に必要とすることが望ましいこともあろう。例えば、販売員はそのIDバッジ上のバーコードを操作して、パスワードを入力することによってMCKにログインすることを必要としてもよく、次いで薬物サンプルを検査するためのメニューを表示するようにしてもよい。販売員は、納入すべきサンプルについてのロット番号及び有効期限を入力して、サンプルについてのバーコード・ラベルを印刷することができる。
任意のMCKで追跡する必要がある他のデバイス、アイテム又は備品のために、類似した手順を続けてもよい。本明細書の例示的な実施形態は、在庫管理を実行する例示的な方法として感熱バーコード・プリンタ250を用いるが、当業者には他の形態の在庫管理を用いることができることが明らかであり、より一般的には、バーコード・プリンタ250とは、在庫管理チェックイン・デバイスの類いを称し得る。他の在庫管理チェックイン・デバイスはRFIDエンコーダー及び/又はリーダー、並びに特定のアイテム又はアイテムの種類を一意的に特定するように構成された他の類似技術を含んでもよい。
同様に、バーコード・スキャナ230が在庫管理チェックアウト・デバイスの例示的な形態として設けられる。他の在庫管理チェックアウト・デバイスは、RFIDリーダー及びその他の類似技術を含んでもよい。
プリンタ240も設けられる。プリンタ240は、患者の記録及び他の有益なハードコピー情報のコピーを提供することができる。プリンタ240は、薬物が処方されるとき、又はサンプルを与える際に、患者教育情報(例えば投薬量、指示、警告、及び相互作用)を印刷するためにも用いることができる。
ファックス・インターフェース270も設けられる。或る実施形態においてファックス・インターフェース270は、走査能力を有するファックス機ではなく、その代わりに電話ファックスモデムとしてもよい。ファックス・インターフェース270は、例えば電子処方箋を直接受信する構成を備えていない薬局と連絡するときに役に立つ。その場合、MCK200は、処方情報、更には必要に応じて、患者保険情報を有するファックス頁を電子的にフォーマットすることができ、更には、ファックスとして処方箋を届けることができる。
図3は、MC200の内部のハードウェア、例えばオフィス・ノード110の例示的な実施形態を与える。例示的な実施形態において、MCK200は、密封ケーシング内の専用ハードウェア・デバイスとして設けられており、選択的なイーサネット・ジャックを除いては、アクセス可能な外部のデータ・ポートを有さない。開示された実施形態においては、CPU310はメモリ320に接続されている。メモリ320は、低遅延の揮発性記憶媒体(例えばRAM)としてもよい。メモリ320に記憶されているのはMCKソフトウェア・スタック322である。MCKソフトウェア・スタック322は、MCK機能を実行するために、操作プログラムを包含する。CPU310もシステム・バス370にも接続されており、このシステム・バスはCPU310を他のシステム構成要素に交信可能に結合させる。例えば、ローカル・ネットワーク接続330は、配線で接続されたイーサネット・ジャック、WiFi接続、有線及び無線ネットワーク・アクセスの組合せ、又は他の類似技術としてもよい。CPU310は周辺ドライバ380にも交信可能に結合し、それは周辺デバイス(例えばMCKに接続するバーコード・スキャナ230、バーコード・プリンタ250、プリンタ240及びファックス・インターフェース270)を可能とする。ディスプレイ・ドライバ350もCPU310へ交信可能に結合されている。ディスプレイ・ドライバ350は、フラットパネル・タッチスクリーン210若しくは他の同様な入力/出力デバイスで入出力機能を与える。オーディオ・ドライバ360もCPU310に交信可能に結合してもよく。これは選択的に音声機能を与える。不揮発性記憶装置340はCPU310に交信可能に結合して、そこに記憶された記憶データ342を有し、これはMCKソフトウェア・スタック322の保存されたコピーを含む。例示的な実施形態においては、複数のEMRと他の機密データは、通常の操作状況下では不揮発性記憶装置340に局所的には記憶されないが、しかし、若干のデータ(例えば薬物サンプル在庫データベース)は局所的に記憶されてもよいことに留意されたい。通常の操作状況下では、機密データは直ちに中央サーバー150へ送られて、不揮発性記憶装置340には決して保存されない。しかしながら、MCK200と中央サーバー150間の接続が失われるならば、機密データのローカル・コピーは、ネットワーク接続が回復して局所サーバーが中央サーバー150との関係を復帰することができるまで、不揮発性記憶装置340上の局所的データベースに記憶させてもよい。
図4−7は、以下に更に詳細に説明するように、患者ポータルのための例示的な入力スクリーンを与える。
MCK特性及び機能
MCKの例示的な実施例において、以下の特徴は、非限定的な例として与えられている。
1.製薬販売員の管理及び証明
医療業務が直面する一つの共通の問題は、製薬販売員の管理であり、この者は、絶えず新薬物選択を論じて、薬物サンプルを届けるために医師への訪問を望んでいる。MCKは、製薬販売員を適切に証明することを保証し、且つHSPに医師に対する販売員の接触を慎重に管理させることを可能とするシステムを提供する。特に、MCKは中央サーバー150とインターフェースをとり、HSPに臨むウェブ・ポータルサイトに医師がログオンして、医師が製薬販売員に面談可能である複数の一定の時間を選択させることができる。次いで、適切に証明された製薬販売員は、販売員に臨むウェブ・ポータルサイトにログオンして、所望の面談時間を選択し得る。
製薬販売員の証明は、販売員が評判の良い製薬会社の善意の従業員であることを照合して、販売員の身元調査を実行して、品行方正なことを保証することを含めて、システムとの販売員のやり取りの記録を保持するような項目を含んでもよい。
2.電子医療記録(Electronic Medical Records:EMR)
MCKには、各々の患者に一元管理された電子的医療記録(EMR)を与える能力がある。MCKは、重要なデータをローカル・ノードで保存するのではなく、その重要なデータを中央サーバー150へアップロードするので、MCKを用いる数人の医師に会う患者は、中央サーバー150に保存された一つの一元管理されたEMRを持つことになる。中央サーバー150の全ての記録の維持は、患者の治療における一貫性を維持するのに役立ち、全ての記録が、厳重に守られている中央データベースに維持されることを確実とする。通常の動作状況下では、MCKは何らの記録も局所的に保存することなく、全ての記録を中央サーバー150へ直ちにアップロードしてから、如何なる局所的コピーも削除する。MCKと中央サーバー150との間に通信障害が生じた場合、MCKは、中央サーバー150との通信が回復するまで、データを局所的データベースに保管する。一旦通信が回復したならば、全ての局所的コピーは削除される。
3.患者ポータル
MCK及び/又はMPINには、患者指向の情報を管理するための患者ポータルを提供する能力がある。患者指向の情報は、複数のEMR、処方履歴、市販薬、及びその他の類似した患者情報を包含し得る。
図4は、MCK200上で利用可能若しくはインターネット上で視認可能であって、中央サーバー150により与えられた例示的なユーザー・インターフェース・スクリーンである(これによりHSPは患者の医療履歴を調べ得る)。処方薬リスト410が与えられており、これは患者に与えられた処方箋の全部又は一部を列挙して、データベースへ入力される。市販薬リスト420も与えて、これによりHSPは患者が何れの市販薬を服用しているか調べることができるようにしてもよい。市販薬はインターネットまたはウェブ・インターフェースによって患者が直接に入力してもよく、或いはその情報をHSPが集めて、それをMCKに入力してもよい。薬物詳細430のためのボックスも示されている。医師が特定の薬物について、より多くの詳細を調べたいのであれば、医師は項目をクリックして、薬物詳細スクリーン430にて詳細を見ることができる。例えば、この患者は、充血除去のためにSudafedを一日二回60mgの投薬量で服用する。この患者は、2005年以降、季節的にSudafedを服用していた。或いは、これが特定の期間について処方された薬物であるならば、薬物投与の開始と終了との日付を履歴下に記載することができる。例えば、抗生物質の十日間の治療単位が処方されているならば、開始日は抗生物質が処方された日であり、且つ終了日は十日目であろう。
図5は例示的な患者スクリーンであり、これを患者は患者ポータルにログオンした後に見ることができる。このスクリーンはMCK上でアクセス可能としてもよく、この場合は、患者ノード120として、或いは中央サーバー150により与えられるようなインターネット上に具現し得る。このスクリーンは医師リスト510を含み、患者がその個人的薬物リストへのアクセスを許可するように選んだ医師が列挙される。医師を除外するためのボタン520も設けられており、これにより患者には医師のアクセスを取り消すために選択権を有する。医師リスト510は医師の氏名のみならず、その医師が開業している都市、医師の開業形態を与えてもよい。これは患者が何れの医師に接触して、各々の医師に何れの薬物を示すべきかを決めるのに役立つであろう。リストに新たな医師を追加又は参照するためのボタン530もある。
図6は例示的なインターフェースであり、これにより、一旦患者が医師を選択するならば、患者は医薬品情報への医師のアクセスを微調整することができる。例えば、この患者は、そのアレルギー専門医によって見ることができる薬物を列挙しているであろう。この患者へ処方された薬物のデータベースに含まれているのは、薬物Rescriptor,Selzentry,及びViraceptである。これらは、HIV/エイズに一般に処方される薬品である。プライバシー上の理由から、患者は、自分がHIV/エイズに罹患していることをそのアレルギー専門医に知られたくないこともあろうし、また、その医師に、患者がHIV/エイズのために服用した薬物を見る許可を与えたくない場合もあろう。そこで、患者は、そのアレルギー専門医に見せる薬物を選択して、Rescriptor,Selzentry,及びViraceptを除外する一方で、リストにおける他の薬物に対するアクセスを与えるようにしてもよい。
図7は例示的なインターフェースであり、これにより、患者又は医師は患者のデータベースへ新薬を加え得る。個別の許可が特定の種類の薬物に関係している場合があり得る。例えば、患者ポータルは、患者に対して、市販薬を入力するときだけアクセスの許可を与えて、一方、HSPには市販薬と処方薬との両方を入力する能力を持たせてもよい。処方データの完全性を確実にするために、患者には、何らの処方薬記録も追加、削除若しくは変更する能力を持たせないようにしてもよい。しかしながら、患者は、若干のHSPがそれらの薬物を見ることを制限する能力を依然として有するであろう。例示的な実施形態において、患者は、任意の特定の薬物を見ることから、処方した医師又はその指定された後継者を除く全ての医師を制限することができるようにしてもよい。
この例示的な実施形態に示されるように、記録は充血除去薬Sudafedについて作成されている。Sudafedは市販薬として入手可能であるので、この記録は患者又は医師の何れかにより入力されたものであろう。利用可能な欄は、薬物名710、一般名称720、使用頻度730、適応症750、投薬量740、及び使用履歴760を含む。幾つかの欄は選択的なものとしてもよいが、より詳細な情報を提供することは薬物データベースの有用性を増大させる。
4.サンプル・クロゼット追跡調査
多くのHSPは、製薬会社により提供されるサンプルを保存するために、「サンプル・クロゼット」を維持する。薬物サンプルは、医師にとって非常に有益である。例えば、医師が薬物を処方する際には、医師が患者にサンプルを与えることにより、処方箋を調合する前に、患者は利用可能な薬物の最初の何度かの投与量を有することになる。医師のサンプル・クロゼットの保管は、製薬販売員にとっても有益である。サンプルを提供することによって、製薬販売員は医師に利用可能な薬物オプションを思い出させて、医師が患者へ新薬オプションを紹介する簡単な方法を提供する。
サンプルはHSPにとって不満及び困難の源でもあり得る。例えば、医師は、このサンプル・クロゼットに有効期限切れの薬物サンプルがあることに対して、罰金を科されることがある。MCKは、HSPが秩序正しく且つ遵守されたサンプル・クロゼットを維持することに役立つ。
一つの例示的な実施形態では、MCKは中央サーバー150に接続する。販売員対面ウェブ・ポータルサイトで、販売員は特定の枚数の引換券をHSPに割り当てるようにしてもよい。引換券によれば、HSPは薬物在庫を維持及び管理する必要はない。HSPは患者についての引換券を印刷することができ、患者はその引換券を患者の選択した薬局へ持っていき、薬物の無料サンプルを受けることができる。物質的な薬物ではなく、引換券を提供することは、HSPを医療業務に集中させて、薬物在庫の保管及び管理についての憂慮をなくすことを可能とする。引換券によれば、それらの業務を薬局に委ねることができ、ここでは薬物在庫を管理するための基盤が既に存在しており維持されている。
MCKが引換券を提供する場合、引換券更新は途切れなくほぼ実時間で与えることができる。例えば、特定の医師に特定の薬物についての引換券が残り少なくなるならば、MCKは、当該医師へより多くの引換券を割り当てることができる指定された販売員へ警報を送るようにしてもよい。
更に引換券の使用を容易にして、紙の無駄を大幅に排除するために、引換券は患者の名において薬局へ電子的に又はファクシミリを通じて送信することもできる。このように、患者は好ましい薬局を指定することができ、医師が引換券を患者に割り当てる際には、インターネット上で又は電子メールを通じて引換券を電子的に届けることができ、或いは、患者に誤って与えられる紙片がないように、MCKは自動的にフォーマットして薬局へファクシミリを配信することができる。
将来的に、引換券がHSPのための物質的な薬物サンプルに実質的にとって代わることが考えられる。しかしながら、引換券を提供する合理的な方法によってさえも、一部の医師は、少なくとも数種類の薬物について手元に物質的なサンプルがあることを好むであろう。例えば、処方箋を調合する前に、医師が患者へ初回量を提供できるようにしたいならば、医師は手元に物質的なサンプルを必要とするであろう。
MCKは、物質的なサンプルの追跡調査及び維持について、相当な利益を提供することもできる。サンプルを追跡調査するために、薬物サンプルを種類に分けて、各々の種類が処方、ロット番号、及び有効期限により特定されるようにすることは有益である。例えば、医師はそのサンプル・クロゼットに、二種類の異なる有効期限を有する二つの異なるロットからの先行する処方サンプルの各々について、三つの異なる薬物処方(即ち、薬物A、薬物B、及び薬物Cとして特定される)を有してもよい。この例では、医師は追跡調査が必要な六種類のドラッグを有する。複数の薬物サンプルを追跡調査する例示的な方法は、:複数の薬物サンプルを受け取り、その薬物サンプルは一種類以上からなり、各々の種類は、処方、ロット・コード、及び有効期限により特定され、;薬物サンプルの各々の種類について、例えば、MCKに取り付けられた感熱式プリンタによりバーコード・ラベルを印刷することにより、バーコードを与え、各々の種類についてのバーコードは他の種類についてのバーコードから区別され、;薬物サンプルを患者に頒布するための要請を受け取り、;薬物クロゼットから所望のサンプルを取り出し、;取り出された薬物サンプルのバーコードを走査して、このサンプルの頒布の記録を形成し、;及び、例えば患者のカルテに取り付けられたバーコードを走査することにより、患者の記録をサンプルの頒布に関連させることを含む。
要請があると、MCKは現在のサンプルの在庫の報告を提供することができ、これは各々の処方の残りの在庫と、残りのサンプルの各々の有効期限とを含む。特定の薬物種類が有効期限に近づいていると、MCKは警報を発してもよい。これは、医師に対して、有効期限が近づいているサンプルは、より新しいサンプルの前に頒布しなければならないという注意を喚起するであろう。MCKが、在庫におけるサンプルには、その有効期限を過ぎたものがあると判断するならば、MCKは、医師に対して当該サンプルを直ちに廃棄する必要があるという警報を出すことができる。これは期限切れのサンプルの頒布の防止に役立ち、また、その医師のサンプル在庫が検査されるならば、医師が期限切れのサンプルを所持しているために罰金を科せられることを防止するであろう。更にまた、MCKは製薬販売員についての追跡調査及び証明も与えるので、MCKは何れのサンプルが何れの販売員から到来したかについて承知している。特定の製剤の在庫が少ないことが検出されると、直ちに、MCKは関連した製薬販売員に注意を促すことができるので、その販売員は、より多くのサンプルを提供するための訪問を予定できるであろう。
上述の方法は、薬物リコール若しくは警告に関する利点も提供する。患者の記録をサンプルの各々の提供と関連付けることにより、MCKは、特定の製剤を受け取った各々の患者を特定するために用いることができるデータベースを維持することができる。MCKには、各々の患者について完全なEMRを維持する能力があるので、薬物リコール若しくは警告の場合、MCKは、影響を受けた患者に送達するための関連した通知を自動的に生成することができる。
MCKは、複数の医師によって処方された薬物を追跡調査することにより、潜在的薬物相互作用に対して医師へ注意を促すのを助けるために用いることもできる。
5.処方
MCKは、患者へ単純化された処方を与えるように構成してもよい。薬物を処方する例示的な従来の方法は以下を含むであろう。即ち、医師が処方パッド上で処方箋を手書きして、その処方箋に署名し、この署名された処方箋を患者へ渡して、次いで患者は処方箋を薬局へ持って行き、ここで処方箋が調合される。場合によっては、処方箋は置き忘れられるかもしれず、或いは、薬剤師は記載された処方を間違って解釈するかもしれない。更にまた、患者が処方箋を手渡すまで、薬局は処方箋の調合を始めることができない。
MCKは、処方箋を提供する合理的で誤りが生じにくい方法を提供する。特に、患者の希望する薬局に電子処方箋を受け取る設定があるならば、MCKは電子処方箋を患者の好む薬局へ直ちに送達することができる。これは、処方箋が紛失したり、薬剤師が処方のための指示を間違って解釈したりする状況を低減する。薬局は、患者が処方箋を手渡すのを待つことなく、処方箋の調合を直ちに開始することもできよう。必要に応じて、患者のEMRは最新の保険情報も含んでもよく、これを薬局へ送達することができる。
或る薬局では、電子処方箋を受信するように設定されていないこともあろう。しかし、大多数の薬局は、ファックスにより処方箋を受信することができる。電子処方箋の幾つかの利点は、処方箋の直接ファックス送信の提供により実現される。例えば、医師が薬物を処方するならば、この医師は、関連した情報をMCKへ入力することができ、MCKは関連した処方データを有する適切なファックス・ページを電子的に設定することができる。次いで、MCKは電話回線に接続し、薬局のファックス番号へダイヤルして、処方情報をファックス・ページとして送信することができる。このファックス方法によれば、処方箋の置き忘れや手書き文書の誤読のおそれが更に少なくなる。
中央サーバー150は、各々の製剤についての全ての既知の相互作用のデータベースを保持してもよい。医師が特定の処方箋を処方する際には、その処方箋についての既知の相互作用を、患者のEMRに掲載されている他の薬物と相互参照することができる。これは、医師が或る特定の薬物を処方すべき否かの決定を支援すると共に、医師が関連した警告を与えるのに役立つであろう。例えば、患者のEMRが、その患者は細菌感染に抗するために3年前にペニシリン治療を受けたことを示しており、且つ医師が処方しようとする処方箋についての公知の相互作用としてペニシリンが衰えるのであれば、医師は患者に対して、その製剤を服用している間は、それに対抗して新たなペニシリン治療を開始するように忠告することができるであろう。有益なことには、本明細書に記載された患者ポータルの使用によれば、医師は、たとえ別の医師がペニシリンを処方したとしても、この情報にアクセスし得る。
6.デバイス追跡調査
MCKは、医療デバイスの追跡調査を与えるように構成することもできる。医療デバイス追跡調査は、薬物追跡調査と同様な理由により有益な場合がある。例えば、補綴、人工関節などのデバイス又は人体内の用途に意図された他の類似のデバイスに関連したリコール若しくは警告があるならば、MCKは各々のデバイスの被移植者を追跡調査することができ、リコール及び警告の適時な通知を与えることができる。
7.「事故キット」
医療業務のための他の重要な問題は所謂「事故キット」である。事故キットは、薬物、器具、及び医師が重態患者を治療若しくは蘇生させるために使用可能な補給品を含むであろう。事故キットによる一般的な問題は、特定形態の医師にとっては、それが滅多に使用されないということである。例えば、初期医療医は緊急救命治療介入が必要な患者を頻繁に診ることはない。しかしながら、その医師がそのような患者を治療する必要がある稀な事態では、その医師の事故キットは、適切な電源及び薬物の全てを有している必要がある。特に、事故キットが滅多に使われないので、危急的な局面が到来するときに、事故キット内の薬物が有効期限切れになるという深刻な危機がある。また、事故キットが既に使われており、充分に補充されていなかったので、次回に事故キットが必要になる前に薬物又は補給品が交換されていないという虞もある。
MCKを用いて事故キットを監視する例示的な方法は以下を含み得る。即ち、事故キット内の各々のアイテムにバーコードを与え、;緊急救命医療事態に遭遇すると、必要に応じて事故キットから補給品及び薬物を用い、;患者を安定させた後に、使用された各々のアイテムのバーコードを走査し、;交換する必要があるアイテムの報告を印刷又は視認させ、;及び、事故キット内のアイテムを交換することを含む。サンプル追跡調査と同様に、MCKは、事故キット内の薬物の有効期限が迫っているときに警告を与えるか、或いはそれらの薬物が既に期限切れであるならば、薬物を交換させる警報及び指示を与えるように構成することもできる。
8. 製剤製造業者にとっての有用性
本明細書に記載されているように、MCKは製剤製造業者に改善された有用性及び相当に大きな効率を提供することができる。例えば、中央サーバー150は、特定の薬物についての処方量に関して匿名の統計を記録し得る。匿名性を維持するために、この統計は、HSPと患者との両方を個人的に特定している全ての情報を取り除いたものになろう。例示的な実施形態においては、統計は郵便番号又は他の地域呼称に関して報告される。これは、製剤製造業者がマーケティング資源をより集中させる助けとなろう。
製造業者は、個々のMCKノード上でスクリーン・セーバーの代わりに作動する販売広告時間を可能としてもよい。例えば、製造業者はthirty second electronic primary detail equivalent(EPDE)を準備してもよい。EPDEは医師に目標を定めることができ、広告された製剤の適応症、利点、危険性及び副作用に関して医師を教育するように設計された高度な関連情報を包含する。
EPDEの入手は、中央サーバー150により提供されたウェブサイトにログオンして、所望のコンテンツをアップロードすることによって管理し得る。例示的な実施形態においては、EPDEは32の部分のブロックで入手される。EPDEブロックを入手するとき、製造業者は、EPDEを受ける診療所の形態のみならず、郵便番号又は他の地域呼称を指定してもよい。これは、製造業者が最も有効な地域を特に目標とすることを可能とする。次いで中央サーバー150は、EPDEパッケージを個々の医師のオフィスへ転送する。
MCKノードが働いていないとき、それはスクリーン・セーバーの代わりにEPDEを表示する。デフォルトでは、この表示は消音されるが、シングル・クリック消音解除ボタンを設けて、HSPが付随するオーディオをオン・デマンドで聞けるようにしてもよい。
9.患者教育
患者ノード120は、それが患者の目につく待合室又は他の場所に配置し得る。或る実施形態において、患者ノード120は制限された機能を与えてもよいので、原価を最小にする小型軽量クライアントとしてもよい。患者ノード120は、医師へ提供されるEPDEと同様な患者に指向した広告を提供してもよい。EPDEと同様に、患者指向広告は、郵便番号又は他の地域呼称に従って中央サーバー150でウェブ・インターフェースを介して入手するようにしてもよい。患者ノード120は一般的な患者教育材料、例えば医療業務、そこで開業している単独又は複数の医師、提供されるサービスに関する情報を与えてもよく、並びに医師に会うために現在呼ばれている患者の名前及び実時間状況更新を表示してもよい。或る実施形態においては、待合室の患者は、患者ノード120にて患者ポータルへログオンしてもよい。
本明細書の主題について一つ以上の例示的な実施形態に関連して説明したが、それは特許請求の範囲を記載された特定の形態に制限することを意図するものではない。対照的に、添付の請求項は、その主旨及び目的の範囲内に含まれ得る代替例、変更例及び均等物を包含するように意図されている。

Claims (11)

  1. 医療遵守キオスクであって、
    専用ハードウェア・プラットホームを備え、このプラットホームは、
    プロセッサと、
    このプロセッサに交信可能に接続されて、ユーザーからの入力を受け取ると共に、このユーザーへ出力を与える組み合わせ入力/出力デバイスと、
    前記プロセッサに交信可能に接続されて、且つ前記プロセッサを局所的ネットワーク及び外部ネットワークへ交信可能に接続するように構成されて、前記外部ネットワークは中央サーバーへ交信可能に接続されるネットワーク接続と、
    前記プロセッサに交信可能に接続されて、且つ前記プロセッサを在庫管理チェックイン・デバイスへ及び在庫管理チェックアウト・デバイスへ交信可能に接続するように構成された周辺ドライバと、
    一つよりも多くないアクセス可能データ・ポートを与える密封されたケーシングと、
    有形のメモリ媒体とを含み、
    前記有形のメモリ媒体は、それに記憶されたソフトウェア指令を有しており、このソフトウェア指令は、それが実行されるときに、前記プロセッサに対して指令をなし、この指令は、
    患者が医療遵守キオスクと対話可能であり、且つ複数の医療サービス提供者(HSP)が患者の薬歴を見るための許可を管理する患者ポータルを与えること、
    電子医療記録(EMR)データを形成し、このEMRデータを中央サーバーへ送信すること、
    受領された新たなサンプルのチェックイン、払い出されたサンプルのチェックアウト、サンプル受領者の追跡調査、及び薬物サンプル有効期限切れの通知を含めて、薬物サンプルの在庫を管理すること、
    製薬販売員の信用証明及び製薬販売員に対する医師の時間の予定を含めて、製薬販売員を管理すること、
    医療デバイスの在庫及び医療デバイスの受領者の追跡調査を含めて、医療デバイスを管理すること、
    事故キットから使用された補給品及び事故キットにおける薬物の有効期限の追跡調査を含めて、事故キットを管理すること、
    製薬広告及び処方箋情報を含めて、患者を教育すること、及び
    電子処方箋を管理すること、を含んでなる医療遵守キオスク。
  2. 前記アクセス可能データ・ポートがイーサネットポートである請求項1の医療遵守キオスク。
  3. 前記局所的ローカル・ネットワークが、外部ネットワークに対する唯一の接続ポイントにおいてファイアウォールを含む請求項1の医療遵守キオスク。
  4. 前記医療遵守キオスクと前記中央サーバーの間に通信障害が生じた場合のみ前記複数のEMRが前記医療遵守キオスクに保存される請求項1の医療遵守キオスク。
  5. 前記患者ポータルは更に、
    HSPのみに処方薬に関する情報を入力する能力を与えると共に、
    患者又はHSPのみに市販薬に関する情報を入力する能力を与えるように構成されている請求項1の医療遵守キオスク。
  6. 前記製薬販売員の管理が、
    信用証明条件を満たした後にのみ製薬販売員にアクセス可能な第1のインターネット・アクセス可能ポータルを提供すること、
    HSPに第2のインターネット・アクセス可能ポータルを提供すること、
    第2のポータルに、HSPが製薬販売員と面談可能な時間を示すことが可能な対話型カレンダーを与えること、
    第1のポータルに、製薬販売員がHSPと面談するために可能な時間を視認して面談の予定を決めることが可能な対話型カレンダーを与えること、を更に含む請求項1の医療遵守キオスク。
  7. 前記信用証明条件が、製薬販売員が評判の良い製薬製造業者の善意の従業員であることの照合を含む請求項6の医療遵守キオスク。
  8. 前記指示が更に、
    前記医療遵守キオスクが使われていないとき、反復するループで電子的一次データ等価表示を与える指示を含む請求項1の医療遵守キオスク。
  9. 前記医療遵守キオスクが、バーコード・スキャナ及びバーコード・プリンタに交信可能に接続されており、アイテムのチェックインが、バーコード・スキャナ上でバーコードを印刷することを含み、且つアイテムのチェックアウトは、前記バーコードを走査することを含む請求項1の医療遵守キオスク。
  10. 薬物サンプルの管理が更に、
    製薬販売員の身元を照合し、
    製薬販売員が薬物サンプルのチェックインにアクセスすることを許可し、その薬物サンプルのチェックインは、在庫に入れるべき少なくとも一つの薬物種を製薬販売員から受領し、その薬物種は、処方、ロット・コード及び有効期限を含み、
    製薬販売員から、或る量の前記薬物種を受領し、
    各々の薬物サンプルにバーコード・ラベルを印刷し、
    前記薬物サンプルを加えることにより薬物サンプル・データベースを更新することを含む請求項1の医療遵守キオスク。
  11. 薬物サンプルのチェックアウトが更に、患者に関連したバーコードを走査して、チェックアウトした薬物サンプルを加えることにより患者についてのEMRを更新することを含む請求項9の医療遵守キオスク。
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