JP6718004B1 - 医療機関支援システム及び医療機関支援サーバ - Google Patents

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Abstract

【課題】患者が医療機関に到着してから診察までに要する待ち時間を短縮するための医療機関支援システム及び医療機関支援サーバを提供する。【解決手段】患者が所持する利用者端末8と、各医療機関に設けられた医療機関端末5と、利用者端末8及び医療機関端末5に対して通信可能に接続された支援サーバ1と、を備えた医療機関支援システム100は、利用者端末8の制御部が、診察申込情報を支援サーバ1に送信し、支援サーバ1の制御部10が、利用者端末8から診察申込情報を受信し、受信した診察申込情報を、診察順を示す情報に対応付けて申込情報記憶部35に記憶し、申込情報記憶部35に記憶された診察申込情報の前記診察順に基づいて診察予定時間を算出し、算出した診察予定時間を、対応する利用者端末8に通知する。【選択図】図1

Description

本発明は、医療機関支援システム及び医療機関支援サーバに関する。
従来、患者が病院や診療所等の医療機関を受診する前に、予め診療時間を予約することが行われている。予約は、前回の診察時に行う場合や、携帯端末等を用いてインターネットを介して、又は、電話によって行う場合等がある。
また、医療機関によっては、予約を受け付けておらず、医療機関まで赴き、提出した診察券等の受付順に診療を行う場合もある。
例えば、予約者が所持する、少なくとも情報入力手段および情報表示手段を有し、外部と通信可能な端末装置と、この端末装置と互いに通信可能に接続され、あらかじめ開始時間等を予約できる複数の機関の予約状況を管理する予約管理装置とからなる予約システムであって、予約者が前記端末装置において所定の予約操作を行なうことにより、前記予約管理装置と接続し、予約処理を起動する第1の手段と、予約処理を起動した後、予約者が前記端末装置において予約希望日時および予約機関の存在場所等を入力することにより、この入力された予約希望日時および予約機関の存在場所等を前記予約管理装置へ送信する第2の手段と、前記予約管理装置において、前記端末装置から送信された予約希望日時および予約機関の存在場所等を受信すると、該当する複数の機関の予約状況を当該端末装置に送信してその情報表示手段に表示せしめる第3の手段と、予約者が当該端末装置に表示された複数の機関の予約状況の中から予約する機関を選択すると、その選択内容を前記予約管理装置へ送信する第4の手段と、前記予約管理装置において、前記端末装置から送信された機関の選択内容を受信すると、その選択された機関に対する予約処理を行なう第5の手段と、を具備したことを特徴とする予約システムが開示されている。(例えば、特許文献1参照)。
また、例えば、受付管理できる医療機関において、当日の順番受付に特化したものであり、特定の医療施設の受付管理画面は受付管理サーバにインターネット接続され、登録患者情報をデータベース化することで一元管理され、診察申込者が所持する携帯電話端末と受付管理サーバが互いにインターネットに接続することにより、当日受診する特定の医療施設の受付状況を、受診者が医療施設から離れた場所でも情報として知る事で、受付申込の判断基準と受付実行を可能とし、受診者の診察開始までの時間的管理を有効にする受付システムであって、受診者が前記携帯電話端末において所定の操作により認証されることで、前記受付管理サーバとログイン接続して起動する第1の手段と、受付画面を起動した後、受診者が前記携帯電話端末において現在の受付状況を情報として確認することにより、この画面から受付申込意思を前記受付管理サーバへ送信する第2の手段と、前記受付管理サーバにおいて、前記携帯電話端末から送信された受付申込を、当該受付管理画面に受付申込状況を表示して確認する第3の手段と、当該受付管理画面に表示された受付申込状況の中から受付を承認した事を受診者に受付完了と通知する第4の手段と、受付済みの受診者に対して診察時間が近い通知を携帯電話端末の電子メールアドレスへ呼び出しを発信する第5の手段を具備したことを特徴とする受付システムが開示されている。(例えば、特許文献2参照)。
特開2002−351979号公報 特開2009−217795号公報
医療機関に行って受付をする場合には、待ち患者が多いと診察までに長時間待たされ、不便であった。
また、事前に予約をした場合であっても、待ち時間が長くなることがあった。
本発明は、患者が医療機関に到着してから診察までに要する待ち時間を短縮するための医療機関支援システム及び医療機関支援サーバを提供することを目的とする。
本発明は、患者が所持する携帯端末と、各医療機関に設けられた医療機関端末と、前記携帯端末及び前記医療機関端末に対して通信可能に接続された医療機関支援サーバと、を備えた医療機関支援システムであって、前記携帯端末の制御部は、診察申込情報を前記医療機関支援サーバに送信し、前記医療機関支援サーバの制御部は、前記携帯端末から前記診察申込情報を受信し、受信した前記診察申込情報を、診察順を示す情報に対応付けて申込情報記憶部に記憶し、前記申込情報記憶部に記憶された前記診察申込情報の前記診察順に基づいて診察予定時間を算出し、算出した前記診察予定時間を、対応する前記携帯端末に通知する、医療機関支援システムに関する。
また、医療機関支援システムにおいて、前記携帯端末の前記制御部は、前記携帯端末の位置情報を含んで、前記診察申込情報を前記医療機関支援サーバに送信し、前記医療機関支援サーバの前記制御部は、前記位置情報と、医療機関の位置情報とから前記医療機関までの距離及び到着予定時刻の少なくとも一方を算出し、前記申込情報記憶部に記憶された前記診察申込情報の前記診察順を、算出した前記距離及び到着予定時刻の少なくとも一方に基づいて変更してもよい。
また、医療機関支援システムにおいて、前記携帯端末の前記制御部は、診察予約情報を前記医療機関支援サーバに送信し、前記医療機関支援サーバの前記制御部は、前記携帯端末から前記診察予約情報を受信し、受信した前記診察予約情報を予約情報記憶部に記憶し、前記診察申込情報を受信した場合に、前記診察申込情報に基づいて前記予約情報記憶部を確認し、診察予約がされている場合には、前記申込情報記憶部に記憶してもよい。
また、医療機関支援システムにおいて、前記医療機関支援サーバの前記制御部は、前記医療機関端末から診察実績情報及び追加予定診察情報のうち少なくとも一方を受信した場合に、受信した情報をさらに用いて前記診察予定時間を算出し、算出した前記診察予定時間を、対応する前記携帯端末に通知してもよい。
また、医療機関支援システムにおいて、前記医療機関支援サーバの前記制御部は、算出した前記診察予定時間が前記携帯端末により設定された条件を満たした場合に、算出した前記診察予定時間を、対応する前記携帯端末に通知してもよい。
また、医療機関支援システムにおいて、前記診察申込情報は、主訴・症状に関する情報を含み、前記医療機関支援サーバは、前記主訴・症状に関する情報と、診察優先度とを対応付けて記憶した診察優先度記憶部を備え、前記医療機関支援サーバの前記制御部は、前記診察申込情報の前記主訴・症状に関する情報に対応する前記診察優先度を前記診察優先度記憶部から抽出し、前記申込情報記憶部に記憶された前記診察申込情報の前記診察順を、前記診察優先度に基づいて変更してもよい。
また、医療機関支援システムにおいて、前記携帯端末の前記制御部は、診察順に係る患者の意思情報を含んで、前記診察申込情報を前記医療機関支援サーバに送信し、前記医療機関支援サーバは、前記申込情報記憶部に記憶された前記診察申込情報の前記診察順を、前記意思情報に基づいて変更し、前記診察順を後ろに変更した患者に対してインセンティブを付与してもよい。
また、医療機関支援システムにおいて、前記医療機関支援サーバの前記制御部は、予め記憶部に記憶されている代替可能な他の医療機関を、前記携帯端末に通知してもよい。
また、医療機関支援システムが備える前記医療機関支援サーバであってもよい。
本発明によれば、患者が医療機関に到着してから診察までに要する待ち時間を短縮するための医療機関支援システム及び医療機関支援サーバを提供することができる。
本実施形態に係る医療機関支援システムの全体構成図である。 本実施形態に係る支援サーバの機能ブロック図である。 本実施形態に係る支援サーバの記憶部の例を示す図である。 本実施形態に係る医療機関支援システムの診察券登録処理を示すフローチャートである。 本実施形態に係る医療機関支援システムの予約申込処理を示すフローチャートである。 本実施形態に係る医療機関支援システムの会計処理を示すフローチャートである。 本実施形態に係る医療機関支援システムの処方箋処理を示すフローチャートである。
以下、本発明を実施するための形態について、図を参照しながら説明する。なお、これは、あくまでも一例であって、本発明の技術的範囲はこれに限られるものではない。
(実施形態)
〔医療機関支援システム100の全体構成〕
図1は、本実施形態に係る医療機関支援システム100の全体構成図である。
医療機関支援システム100は、現状において複数の医療機関に対する様々な支援を行うシステムである。医療機関支援システム100で実施する様々な支援とは、医療機関や製薬会社、医師が抱える問題に対する支援であり、例えば、以下に関するものである。
(1)患者が所持する複数の診察券に関する支援
(2)患者の医療機関における診察待ち時間に関する支援
(3)患者の医療機関における会計待ち時間及び薬局の調剤待ち時間に関する支援
(4)医療機関の病床(ベッド)の活用に関する支援
(5)製薬会社等の治験に関する支援
(6)医師が行う私費等の予約診療に関する支援
(7)居宅における医師の当直(宅直・オンコール当番)の勤務管理に関する支援
なお、本明細書において、「医療機関」とは、主に病院や診療所をいい、規模の大きさは問わない。また、一般的には、医療機関に含まれる薬局は、本明細書中では「医療機関」と区別して「薬局」という。
医療機関支援システム100は、支援サーバ1(医療機関支援サーバ)と、医療機関端末5と、薬局端末6と、製薬会社端末7と、利用者端末8(携帯端末)と、医師端末9とを備える。そして、支援サーバ1と、上記の各端末とは、通信ネットワークNによってデータによる通信を可能にしている。
〔支援サーバ1〕
図2は、本実施形態に係る支援サーバ1の機能ブロックを示す図である。
図3は、本実施形態に係る支援サーバ1の記憶部30の例を示す図である。
支援サーバ1は、例えば、システム運用会社が有し、医療法人社団等が管理をするサーバである。支援サーバ1は、Webサーバとしての機能をも有するものであってもよい。
図2に示すように、支援サーバ1は、制御部10と、記憶部30と、データ通信インタフェース部49とを備える。
制御部10は、支援サーバ1の全体を制御するCPU(中央処理装置)である。制御部10は、記憶部30に記憶されているOS(オペレーティングシステム)やアプリケーションプログラムを適宜読み出して実行することにより、上述したハードウェアと協働し、各種機能を実行する。
制御部10は、診察券統合管理部11と、診察待ち処理部12と、周辺連携処理部13と、病床処理部14と、治験処理部15と、医師斡旋処理部16とを備える。
診察券統合管理部11は、この医療機関支援システム100を利用する医療機関における患者の診察券を、患者ごとにまとめて統合管理をする処理を行う。
診察待ち処理部12は、この医療機関支援システム100を利用する医療機関における診察待ちに対する処理を行う。ここで、患者が診察してもらうには、主に、事前予約をした上で、診察当日に申込をする場合と、事前予約不要で、診察当日に申込をする場合とがある。いずれの場合であっても、診察待ち処理部12は、診察開始時間になるまで、患者が医療機関以外の場所で待つことを可能にするためのものである。
周辺連携処理部13は、医療機関と、薬局と、会計等の処理を行う他のシステムとの間でデータを連携させることにより、例えば、会計処理の効率化、患者に調剤した薬を提供するまでの時間効率化、確定申告で用いる医療費控除のためのデータ提供、インフォームドコンセントの簡易化、医師と薬剤師との業務効率化等のための処理を行う。
病床処理部14は、各医療機関が有するベッドに関して、有効に活用するための処理を行う。
治験処理部15は、主に製薬会社や、医療機器メーカ、医師等で行う治験に関する処理を行う。治験処理部15は、治験参加者の募集から治験参加者の環境提供までを支援する処理を行う。以下の説明においては、製薬会社で行う治験に関する処理について説明する。
医師斡旋処理部16は、主に医師が行う私費等の予約診療における医師と患者とのマッチングを行う。
なお、各機能部についての具体的な処理については、後述する。
記憶部30は、制御部10が各種の処理を実行するために必要なプログラム、データ等を記憶するためのハードディスク、半導体メモリ素子等の記憶領域である。
記憶部30は、プログラム31と、利用者情報記憶部32(患者情報記憶部)と、診察券情報記憶部33と、医療機関・薬局情報記憶部34と、申込情報記憶部35と、病床情報記憶部36と、治験情報記憶部37と、医師斡旋情報記憶部38とを備える。
プログラム31は、上述した制御部10が行う各種機能を実行するためのアプリケーションプログラムである。なお、プログラム31は、この例では、1つのプログラムとしているが、機能部ごとにプログラムを用意してもよい。
利用者情報記憶部32は、利用者の個人情報を記憶する記憶領域である。ここで、利用者には、患者を含む。つまり、診察を受ける状態の利用者を、特に患者という場合がある。利用者の個人情報としては、例えば、図3(A)に示すように、利用者が所持する利用者端末8のユーザID(患者識別情報)等のユーザアカウントをキーにして、保険証番号(保険証識別情報)、必要に応じて医療証番号、医療費の支払に係る決済処理で用いるクレジットカード等のカード番号(支払媒体情報)、診察予定時間等の通知に用いる電子メール等がある。なお、ユーザIDは、例えば、マイナンバー等の個人番号であってもよいし、この医療機関支援システム100で用いる独自の番号であってもよい。そして、その場合には、ユーザIDに個人番号が対応付けられているとよい。また、医療費の支払に係るものとしては、クレジットカードやキャッシュカードといった物理カードの他、バーチャルカードや、カード以外のメディア等をも含む。
診察券情報記憶部33は、利用者と当該利用者の診察券とを関連付けて記憶する記憶領域である。図3(B)に例示するように、診察券情報記憶部33は、ユーザIDをキーにして、医療機関コード(医療機関識別情報、薬局識別情報)と診察券番号とを対応付けて記憶する。ここで、医療機関コードは、医療機関及び薬局を一意に識別する識別情報である。診察券番号は、既に発行されている診察券に記載された番号である。患者は、一般的に、複数の医療機関の診察券を有する。よって、診察券情報記憶部33には、1つのユーザIDに対するレコードを、複数有してもよい。
医療機関・薬局情報記憶部34は、医療機関や薬局に関する情報を記憶する記憶領域である。医療機関・薬局情報記憶部34は、例えば、図3(C)に示すように、医療機関コードをキーにして、医療機関や薬局の名称、住所、医療機関と薬局との区分情報、診療科等を記憶している。
申込情報記憶部35は、診察申込情報を記憶する記憶領域である。申込情報記憶部35は、医療機関ごとに、診察申込情報を記憶する。ここで、診察申込情報は、例えば、医療機関コード、患者を識別するユーザIDを含み、さらに、利用者端末8の位置情報を含んでもよい。申込情報記憶部35は、診察申込情報の受信日時を対応付けて、診察申込情報を記憶する。申込情報記憶部35は、診療科ごとに診察申込情報を記憶してもよいし、担当医師に対応付けて診察申込情報を記憶してもよい。
病床情報記憶部36は、各医療機関の空き病床数を記憶する記憶領域である。病床情報記憶部36は、例えば、図3(D)に示すように、医療機関コードをキーにして、全病床数の他、年月日に対応付けて空き病床数を記憶する。年月日は、現在の日付の他、将来の日付、つまり予定を含む。病床情報記憶部36の年月日及び空き病床数は、医療機関端末5によって適宜最新状態に更新される。
治験情報記憶部37は、例えば、図3(E)に示すように、治験内容や募集要件や、治験の参加者情報を記憶する記憶領域である。治験内容は、治験の目的等であり、募集要件は、例えば、身体的な条件や、募集人数等である。治験情報記憶部37は、製薬会社端末7から受信した情報を記憶する。また、治験情報記憶部37は、参加者情報として、例えば、参加する利用者のユーザIDを、参加する治験の募集情報に対応付けて記憶する。
医師斡旋情報記憶部38は、患者又は医療機関が募集する医師が行う私費等の予約診療に対応可能な医師の情報を記憶する記憶領域である。医師斡旋情報記憶部38は、例えば、図3(G)に示すように、医師を識別する医師IDをキーにして、医師の個人情報、診療科、診察可能内容及び診察可能日時を記憶する。医師の個人情報としては、例えば、電子メールアドレスや、報酬を入金するための口座番号等がある。
なお、記憶部30に記憶されるデータは、上記のものに限定されない。例えば、各種のコードテーブル等を記憶していてもよい。また、記憶部30には、各種のデータを更新した場合に、生成されたログを記憶してもよい。
データ通信インタフェース部49は、通信ネットワークNとの間のインタフェースである。
なお、コンピュータとは、制御部、記憶装置等を備えた情報処理装置をいい、支援サーバ1は、制御部10、記憶部30等を備えた情報処理装置であり、コンピュータの概念に含まれる。
また、支援サーバ1を構成するハードウェアの数に制限はない。必要に応じて、1又は複数で構成してもよい。また、支援サーバ1のハードウェアは、必要に応じてWebサーバの他、DB(データベース)サーバ、アプリケーション・サーバ等の各種サーバを含んで構成してもよく、1台のサーバで構成しても、それぞれ別のサーバで構成してもよい。また、支援サーバ1のハードウェアは、各機能部で示される機能ごとに別のサーバで構成してもよい。
〔医療機関端末5、薬局端末6〕
医療機関端末5及び薬局端末6は、例えば、パーソナルコンピュータ(PC)である。
医療機関端末5は、医療機関において、例えば、診察実績情報や、追加予定診察情報の入力等を行うのに用いられる。
薬局端末6は、薬局において、例えば、処方箋情報を受信して表示するのに用いられる。
また、医療機関端末5及び薬局端末6は、患者の携帯端末に対して送信する説明及び同意コンテンツを登録するのに用いられる。
図示しないが、医療機関端末5及び薬局端末6は、制御部、記憶部、入出力部、データ通信インタフェース部等を備える。
〔製薬会社端末7〕
製薬会社端末7は、例えば、PCである。
製薬会社端末7は、治験情報の入力等を行うのに用いられる。
図示しないが、製薬会社端末7は、制御部、記憶部、入出力部、データ通信インタフェース部等を備える。
〔利用者端末8〕
利用者端末8は、例えば、患者等の利用者が携行する端末である。利用者端末8は、一般的なコンピュータの機能を有した端末であってよく、例えば、スマートフォン、タブレット等であってよい。利用者端末8は、図示しないが、制御部と、記憶部と、タッチパネル(表示部、入力部)と、利用者端末8の現在位置を取得する位置情報取得部と、データ通信インタフェース部とを、少なくとも備える。
〔医師端末9〕
医師端末9は、例えば、医師が所持するコンピュータである。
医師端末9は、例えば、電話機能と一般的なコンピュータの機能とを有した端末であり、一般的なスマートフォン、タブレット等であってよい。
医師端末9は、図示しないが、制御部と、記憶部と、タッチパネル等の入出力部と、データ通信インタフェース部とを備える。
〔前提事項の説明〕
次に、医療機関支援システム100における前提事項について説明する。
各医療機関、薬局、製薬会社等は、この医療機関支援システム100が提供するサービス(以下、医療機関支援システム100が提供するサービスを、「医療機関支援サービス」ともいう。)を利用するにあたり、医療機関支援サービスの利用登録を行う。
例えば、病院や診療所であれば、医療機関端末5を用いて支援サーバ1にアクセスし、アカウント登録をし、医療機関コードを得る。そして、医療機関端末5を用いて医療機関・薬局情報記憶部34に登録するための各種の情報を入力して、支援サーバ1に送信する。また、薬局であれば、薬局端末6を用いて支援サーバ1にアクセスしてアカウント登録をし、医療機関コードを得る。そして、薬局端末6を用いて医療機関・薬局情報記憶部34に登録するための各種の情報を入力して、支援サーバ1に送信する。支援サーバ1の制御部10は、アカウントを作成し、受信した情報に基づいて、医療機関・薬局情報記憶部34にデータを登録する。支援サーバ1が付与する医療機関コードは、各医療機関及び薬局を識別する識別情報である。
また、医療機関のうち、病床を有するものは、医療機関端末5を用いて病床情報記憶部36に登録するための各種の情報を入力して支援サーバ1に送信する。支援サーバ1の制御部10は、受信した情報に基づいて、病床情報記憶部36にデータを登録する。
製薬会社は、製薬会社端末7を用いて、支援サーバ1にアクセスし、アカウント登録をして、製薬会社を一意に識別する製薬会社コードを得る。そして、製薬会社端末7を用いて治験情報記憶部37に登録するための各種の情報を入力して、支援サーバ1に送信する。支援サーバ1の制御部10は、アカウントを登録し、受信した情報に基づいて、治験情報記憶部37にデータを登録する。
医療機関で診察等をする患者は、例えば、自身の携帯端末である利用者端末8を用いて、医療機関支援サービスを受けるために利用者登録を行う。具体的には、利用者端末8を用いて支援サーバ1にアクセスし、アカウント登録をしてユーザID(IDentification)を得る。そして、アカウントの登録後に、利用者は、利用者の保険証番号や医療証番号等、医療保険の適用を受けるために必要な保険証や医療証等の番号や、支払に係るクレジットカード等のカード番号、電子メールアドレス等を、利用者端末8を用いて入力して、支援サーバ1に送信する。支援サーバ1の制御部10は、受信した情報に基づいて、利用者情報記憶部32にデータを登録する。
ここで、医療機関を受診する患者は、医療機関において診察を受ける際に、医療機関に各種の利用者情報を提供する。そこで、医療機関端末5が、利用者の依頼を受けて利用者に代わってアカウント登録をし、利用者の各種情報を支援サーバ1に送信してもよい。
私費等の予約診療の斡旋を依頼する医師は、例えば、自身の携帯端末である医師端末9を用いて、医療機関支援サービスを受けるために利用者登録を行う。具体的には、医師端末9を用いて支援サーバ1にアクセスし、アカウント登録をして医師IDを得る。そして、アカウントを登録後に、医師端末9を用いて、医師の個人情報として、報酬に係る口座番号、電子メールアドレス等を入力して、支援サーバ1に送信する。支援サーバ1の制御部10は、受信した情報に基づいて、医師斡旋情報記憶部38にデータを登録する。
〔処理の説明〕
次に、医療機関支援システム100での処理について説明する。
(1)患者が所持する複数の診察券に関する支援について
現状、患者が複数の医療機関にかかっている場合、一部の大病院を除いて一般的に、患者は、各医療機関が発行した診察券を所有している。そして、診察を受ける場合には、該当する医療機関の診察券を所持して、医療機関に行く。
このように、患者は、複数の診察券を有しているため、必要な時に、必要な診察券を所持することが考えられる。しかし、急に医療機関に行こうとした場合に、診察券を所持していないことがあり得る。そこで、全てを所持することが考えられるが、煩雑である。また、さらに、医療機関にとっても、新患のたびに診察券を発行する作業は、煩雑である。
そこで、この医療機関支援システム100では、利用者端末8を用いて、既に有する診察券を統一させ、新たな診察券の発行を、利用者端末8に対して行う。
図4は、本実施形態に係る医療機関支援システム100の診察券登録処理を示すフローチャートである。
まず、利用者は、利用者端末8を用いて医療機関支援サービスにログインする。
ログイン処理により、支援サーバ1は、例えば、メニュー画面(図示せず)を利用者端末8に送信するため、利用者端末8には、メニュー画面が表示される。
なお、利用者端末8におけるメニュー画面を表示させるまでの処理は共通のため、以降の処理の説明において、省略する場合がある。
そこで、利用者は、メニュー画面から「診察券登録」を選択することで、図4のステップS(以下において、「ステップS」を単に「S」という。)11において、利用者端末8の制御部は、支援サーバ1に対して診察券登録画面を要求する。
支援サーバ1の制御部10は、要求を受信すると、S12において、診察券登録画面を、利用者端末8に送信する。
利用者端末8の制御部は、受信した診察券登録画面を、タッチパネル等の表示部に表示させる。そして、利用者は、診察券登録画面にしたがって、医療機関と、診察券番号とを入力する。医療機関の入力において、支援サーバ1と通信し、例えば、名称や住所等の少なくとも一部の入力によって医療機関・薬局情報記憶部34に基づき候補を出力し、その中から利用者に選択させるものであってもよい。利用者によって入力されると、S13において、利用者端末8の制御部は、医療機関と診察券番号とを、支援サーバ1に送信する。
S14において、支援サーバ1の制御部10(診察券統合管理部11)は、受信した情報に基づいて、診察券情報記憶部33に登録する。その際、支援サーバ1の制御部10は、医療機関コードにより特定される医療機関の医療機関端末5に対して、診察券番号を照会し、正当性を確認後に登録処理を行ってもよい。その後、制御部10は、例えば、利用者端末8に正常に更新された旨を送信して、本処理を終了する。
この処理によって、診察券を支援サーバ1に登録できる。そのため、利用者は、診察券を所持せずとも医療機関に行き、利用者端末8から支援サーバ1にアクセスして診察券情報を得て、診察券情報を、例えば、利用者端末8のタッチパネルに表示させればよい。そうすることで、利用者端末8を、診察券の代わりにすることができる。また、利用者は、複数の診察券を所持する必要がなくなり、利便性が向上する。
また、複数の診察券を診察券情報記憶部33に記憶させておくことで、例えば、支援サーバ1の制御部10は、患者の氏名や住所等から診察券情報記憶部33を参照可能にすれば、多方面で有効活用ができる。例えば、救急隊が患者を医療機関へ搬送する際、当該患者のかかりつけの医療機関が確認できるため、有効な医療機関への搬送を可能にできる。
上記の処理は、例えば、カード型の診察券を既に有している場合のものであった。新たに医療機関にかかる場合には、診察券を所有していない。そのような場合には、例えば、医療機関端末5と、利用者端末8との間で通信を行い、診察券番号の代わりに利用者端末8のユーザIDや、利用者のマイナンバーを用いることで、この医療機関支援システム100を導入した後は、医療機関において新たな診察券の発券を不要にしてもよい。医療機関端末5又は利用者端末8が、医療機関コードと、診察券番号に代わる識別情報とを含む診察券情報を支援サーバ1に送信することで、制御部10が、受信した診察券情報に基づいて、診察券情報記憶部33を更新するようにしてもよい。
また、上記の処理は、医療機関に関するものを説明した。同様に、薬局に関する登録も行うことができる。その場合、利用者は、診察券登録画面にしたがって、かかりつけの薬局を入力することで、S13において、利用者端末8の制御部は、薬局に係る情報(薬局指定情報)を、支援サーバ1に送信する。そうすると、S14において、支援サーバ1の制御部10(診察券統合管理部11)は、受信した薬局に係る情報(薬局指定情報)を、診察券情報記憶部33に登録する。
(2)診察待ち時間に関する支援について
次に、診察待ち時間に関する支援について説明する。
現状、患者は、医療機関において、診察までの待ち時間が長いことが不満である。患者が不満と思う要因として、1つには、医療機関の待合室で長時間待たされることであり、他の場所で待機できれば、少しは不満が解消されると考えられる。また、患者が不満に思う他の要因としては、どの程度待つのかが分からない点である。
そこで、この医療機関支援システム100では、患者が不満に思う診察待ちの要因を取り除くためのアプローチを行う。
まず、事前予約を必要とし、当日に来院申込をする医療機関の場合について説明する。
図5は、本実施形態に係る医療機関支援システム100の予約申込処理を示すフローチャートである。
患者は、診察を受ける場合に、事前に予約をする。
まず、患者は、メニュー画面(図示せず)から「診察予約」を選択することで、図5のS21において、利用者端末8の制御部は、支援サーバ1に対して診察予約登録画面を要求する。その際、予約する医療機関をあわせて指定してもよい。
支援サーバ1の制御部10は、要求を受信すると、S22において、診察予約登録画面を、利用者端末8に送信する。その際、制御部10は、利便性の向上のため、要求に含まれる医療機関の診察申込情報を、申込情報記憶部35から得て、予約可能な日にち及び時間枠を含む診察予約登録画面を、利用者端末8に送信してもよい。時間枠は、例えば、30分刻みで設定し、複数の患者の登録が可能なものである。
利用者端末8の制御部は、受信した診察予約登録画面を、タッチパネル等の表示部に表示させる。そして、患者は、診察予約登録画面にしたがって、予約日及び時間枠と、主訴・症状に関する情報とを含む診察予約情報を入力する。主訴・症状に関する情報は、腹痛、高熱といった症状に関する情報の他、経過観察のための再診や同一内容処方を受け取るような短時間の診療といった、受診の目的に関する情報を含む。患者によって入力されると、S23において、利用者端末8の制御部は、診察予約情報を、支援サーバ1に送信する。
S24において、支援サーバ1の制御部10(診察待ち処理部12)は、受信した診察予約情報に基づいて、予約情報記憶部(図示せず)に登録する。予約情報記憶部は、医療機関コードと予約日と時間枠とに対応付けて、予約した患者のユーザIDを記憶する記憶領域である。なお、制御部10は、診察予約情報に基づく予約情報記憶部への登録後に、予約が完了した旨を、利用者端末8に送信してもよい。
次に、患者は、診察日当日に、利用者端末8を用いて申込の意思を入力し、S25において、利用者端末8の制御部は、支援サーバ1に対して診察申込情報を送信する。診察申込情報は、利用者端末8の位置情報を含む。
なお、支援サーバ1の制御部は、予約日当日又は前日等に、予約情報記憶部に記憶された診察予約情報に基づいて、利用者端末8にリマインドを送信してもよい。
S26において、支援サーバ1の制御部10(診察待ち処理部12)は、受信した診察申込情報を、診察順を示す情報に対応付けて申込情報記憶部35に記憶する。その際、制御部10は、予約情報記憶部を参照し、予約がされているか否かを確認してもよい。そして予約がされている場合にのみ、以降の処理を行うようにしてもよい。
そして、制御部10は、診察申込情報に含まれる利用者端末8の位置情報と、医療機関コードにより特定される医療機関の位置情報とに基づいて、利用者端末8から医療機関までの距離及び到着予定時刻の少なくとも一方を算出する。そして、制御部10は、距離及び到着予定時刻の少なくとも一方に基づいて、診察順を設定する。ここで、利用者端末8が医療機関から遠い位置にある場合には、医療機関への到着が遅いと考えられ、利用者端末8が医療機関に近い位置にある場合には、医療機関への到着が速いと考えられる。そのため、利用者端末8の位置情報を、医療機関への到着の確からしさに対応付けることで、制御部10は、利用者端末8の位置情報に基づいて診察順を変更させる。また、制御部10は、医療機関と利用者端末8との位置と、地図情報とを利用して、到着予定時刻を算出し、診察順を設定してもよい。例えば、直線距離上に川を渡る橋がない等の迂回した道しかない場合のように、最短距離では到着できない場合については、到着予定時刻に基づいて診察順を設定する方が望ましい場合もある。
S27において、制御部10は、診察順に基づいて、診察予定時間を算出し、算出した診察予定時間を、利用者端末8に送信する。
S28において、利用者端末8の制御部は、診察予定時間をタッチパネルに出力して、本処理を終了する。
現状、例えば、14時の時間枠を予約している患者の場合、1つの時間枠には複数の患者が予約されているため、当該患者は、時間枠の中でも早く受診したいと考えて13時過ぎには到着するように医療機関に行き、診察申込をする。そして、その前の時間枠の患者に対する診察時間が長くなることで、14時枠の患者に対する診察が15時頃から始まると、当該患者は、診察開始までに医療機関で2時間近く待つことがある。
そのような場合であっても、この処理によって、まず、患者が事前に診察予約をして診察日の時間枠を確保し、患者は、診察当日の診察申込を、例えば、自宅や、公共交通機関の利用時等に、利用者端末8を用いて遠隔で行うことができる。この診察申込によって、診察を受ける意思を医療機関に遠隔で伝えることができる。支援サーバ1では、診察申込を行った利用者端末8の位置情報に基づいて診察予定時間を算出するので、利用者端末8の位置が医療機関から遠い場合であっても、位置を考慮した診察時間を設定できる。また、支援サーバ1は、診察申込をした際に、診察予定時間を通知するので、診察予定時間までは医療機関にいる必要がなく、医療機関での待ち時間を少なくできる。
なお、事前予約を行っておらず、当日の受付による診察を行う医療機関の場合には、図5のS25以降の処理を行えばよい。
実際には、診察開始時間は、例えば、急患対応がある場合や、患者ごとの診察に要した時間によって変動があるために、診察予定時間とは大きく異なる場合が想定される。急患対応とは、緊急性の高いかどうかを見極めたうえで、緊急性が高いと判断された場合に患者に対する診察を他の患者よりも優先して行うものをいい、いわゆるトリアージをすることで行われる。
そのため、支援サーバ1の制御部10(診察待ち処理部12)は、例えば、医療機関端末5から診察実績情報や、急患発生時に追加する予定診察情報を受信するようにし、これらの情報を受信した場合には、受信した情報をさらに用いて診察予定時間を再度算出するようにしてもよい。
また、支援サーバ1は、例えば、主訴・症状に関する情報に診察優先度を対応付けた診察優先度記憶部(図示せず)を予め記憶しておく。そして、制御部10(診察待ち処理部12)は、診察申込情報の主訴・症状に関する情報に対応する診察優先度を、診察優先度記憶部から抽出して、申込情報記憶部に記憶された診察申込情報の診察順を、診察優先度に基づいて変更してもよい。診察優先度記憶部には、例えば、主訴・症状に関する情報が、経過確認(再診)であれば、診察優先度を低く設定し、主訴・症状に関する情報が、高熱(38.5℃以上)であれば、診察優先度を高く設定する等である。
さらに、例えば、診察申込情報に診察順に係る患者の意思情報を含めれば、支援サーバ1の制御部10(診察待ち処理部12)は、申込情報記憶部に記憶された診察申込情報の診察順を、意思情報に基づいて変更してもよい。意思情報としては、例えば、当該診察日中であれば、前後を問わずいつの時間であってもよい、といったものや、診察順を後ろに変更してもよい、といった患者の意思に関するものである。その場合、支援サーバ1の制御部10(診察待ち処理部12)は、診察順を後ろに変更した患者に対して、例えば、買物等で利用可能なポイント等のインセンティブを付与することが考えられる。
そして、変更した診察順に基づいて算出した診察予定時間を、対応する携帯端末に通知するようにしてもよい。また、通知は、予め利用者により通知条件を設定し、通知条件を満たす場合に、診察予定時間を、対応する携帯端末に通知するようにしてもよい。通知条件は、例えば、1時間以上の遅延が発生した場合や、変更があったら常に通知をする等である。
また、通知の際、支援サーバ1の制御部10(診察待ち処理部12)は、例えば、代替可能な他の医療機関を通知してもよい。これは、例えば、支援サーバ1の制御部10が、利用者端末8の位置情報に基づいて医療機関・薬局情報記憶部34から近隣の医療機関を抽出し、申込情報記憶部35を参照して、空いている医療機関を選定することで行うことができる。例えば、主訴・症状に関する情報が、同一内容処方を受け取るような短時間の診療の場合において、患者にとっては、診察に係る時間が短縮でき、医療機関にとっては、空いている医療機関に患者を融通することができる。そのため、代替可能な他の医療機関の通知は、双方にとって利点があり、特に有効である。
そして、他の医療機関に変更する場合、利用者端末8から支援サーバ1にその旨を送信することで、支援サーバ1の制御部10は、申込情報記憶部35に記憶されていた当該診察申込情報を削除すると共に、申込をしていた医療機関端末5に対して患者IDと、主訴・症状に関する情報とを送信する。そのようにすることで、他の医療機関に対する紹介状を、医療機関に作成させ、支援サーバ1を介して他の医療機関の医療機関端末5に紹介状データを送信するようにしてもよい。そのようにすれば、他の医療機関において、簡単に対応ができるようになる。
なお、上述した、いわゆるトリアージは、診察時間内に限らず、診察時間外や、救急の場合にも対応し得る。診察時間外や、救急で医療機関を受診する患者に対して、この医療機関支援システム100を用いることで、主訴・症状に関する情報から時間外診療が適切であるか否かを決めることができる。
(3)診察以外の待ち時間に関する支援について
次に、診察の待ち時間を除く、医療機関での待ち時間に関する支援について説明する。
現状、患者は、医療機関で診察を受けた後、特に大病院において顕著であるが、費用の支払にさらに待たされることが多い。そして、支払が終わっても、その後、処方箋を持って薬局に行き、さらに薬を受け取るまでに待たされる。
そこで、この医療機関支援システム100では、医療機関での会計及び薬局での調剤した薬の受け取りを、より短時間で行うことを可能にする。
まず、会計に係る処理について説明する。
図6は、本実施形態に係る医療機関支援システム100の会計処理を示すフローチャートである。
医療機関において、当該患者が医療機関支援サービスを利用している場合には、診察を終えて請求金額が確定したことに応じて、図6のS31において、医療機関端末5の制御部は、支援サーバ1に対して請求情報を送信する。請求情報は、例えば、当該患者の保険証番号と、請求金額とを含む。
支援サーバ1の制御部10(周辺連携処理部13)は、医療機関端末5から請求情報を受信すると、S32において、保険証の有効性を確認する。具体的には、制御部10は、例えば、各保険組合等の図示しない保険証の認証機関に、保険証番号を問い合わせる。
S33において、制御部10は、保険証の有効性を確認できたか否かを判断する。現状、患者が所持する保険証が無効なものであることがしばしばある。そのため、保険証の有効性の確認は、必要である。保険証の有効性を確認できた場合(S33:YES)には、制御部10は、処理をS34に移す。他方、保険証の有効性を確認できなかった場合(S33:NO)には、制御部10は、処理をS36に移す。
なお、この処理は、保険証番号について行うものを例に説明したが、医療証番号についても同様に確認できる。
S34において、制御部10(周辺連携処理部13)は、利用者情報記憶部32を参照してカード番号を取得し、取得したカード番号を用いて支払処理を行う。なお、S34の処理の前に、制御部10は、当該患者の利用者端末8に対して支払処理を行う旨を通知し、患者の承諾を得た上で支払処理を行うことが望ましい。
S35において、制御部10は、医療機関端末5に対して支払完了の旨を送信し、本処理を終了する。
他方、S36において、制御部10は、医療機関端末5に対して保険証の有効性が確認できない旨を送信し、本処理を終了する。
S37において、医療機関端末5は、支援サーバ1から受信した内容を、表示部に出力し、本処理を終了する。なお、支援サーバ1又は医療機関端末5は、保険証の有効性が確認できなかった旨を、当該患者の利用者端末8に対して通知してもよい。
このような処理によって、医療機関での会計待ちを、医療機関にとどまって待つ必要がなくなり、待ち時間の短縮を図ることができる。また、保険証の有効性をオンラインで確認して支払処理を行うので、現状2ヶ月後程度の期間を経て確認している保険証の有効性を、早期に確認できる。
また、患者は、事前に保険証情報を利用者情報記憶部32に登録しておけば、診察の際に保険証を携行していなくてもよいため、便利である。
なお、上述した会計処理は、即時に行ってもよいし、多少のタイムラグがあってもよい。
次に、医療機関と薬局との間での処理について説明する。
図7は、本実施形態に係る医療機関支援システム100の処方箋処理を示すフローチャートである。
当該患者が医療機関支援サービスを利用している場合には、医療機関において、紙での処方箋の提供の他、図7のS41において、医療機関端末5の制御部は、処方箋情報を、支援サーバ1に対して送信する。処方箋情報は、例えば、当該患者の患者IDと、処方箋の内容とを含む。
支援サーバ1の制御部10(周辺連携処理部13)は、処方箋情報を受信すると、S42において、処方箋情報に基づいて調剤する薬局を選択する。ここで、上述した処理等によって診察券情報記憶部33に利用者が使用する薬局が登録されていれば、制御部10は、当該薬局を、調剤を依頼する薬局として選択する。また、診察券情報記憶部33に利用者が使用する薬局が登録されていない場合には、制御部10は、処方箋情報を送信した医療機関の周辺に位置する薬局を選択してもよい。
S43において、制御部10は、選択した薬局情報を、利用者端末8に送信し、利用者である患者に確認を行う。ここで、患者は、提示された薬局以外の薬局を望む場合には、利用者端末8を用いて薬局を選定してもよい。
S44において、制御部10は、処方箋情報を、決定した薬局の薬局端末6に対して送信する。その後、支援サーバ1は、本処理を終了する。
薬局端末6では、支援サーバ1から処方箋情報を受信すると、S45において、薬局端末6の制御部は、受信した処方箋情報を、表示部に表示させる。その後、薬局端末6は、本処理を終了する。
このようにすれば、予めデータとして処方箋情報を受信した薬局では、調剤を事前に行うことができる。そして、患者は、紙で受領した処方箋を薬局に持っていった場合に、既に調剤がされたものを受領でき、調剤に係る待ち時間を軽減できる。
ここで、薬局での会計処理についても、医療機関での会計処理(図6参照)と同様に行うことができる。その場合、医療機関端末5に代えて、薬局端末6にすればよい。請求金額が確定したところで、薬局端末6において、請求情報を支援サーバ1に送信すれば、後の支援サーバ1での処理は、図6と同様である。
なお、医療機関における効率化として、上記のものは、一例にすぎない。例えば、インフォームドコンセントに要する時間の短縮等も考えられる。
インフォームドコンセントは、医師が病状や治療方針を分かりやすく説明し、患者の同意を得ることである。医療機関においては、例えば、紙に記載したものを患者に見せて、患者にサインをしてもらうことが行われている。
インフォームドコンセントは、例えば、診察中に医師が患者に治療方針を説明した紙を提示するため、患者が読む時間がかかる。そこで、支援サーバ1が、医療機関端末5から受信したインフォームドコンセントとして用いる説明及び同意コンテンツを、対象の利用者端末8に予め送信しておく。その結果、患者は医師と対面する前に、説明及び同意コンテンツに基づいてインフォームドコンセントの内容を確認できる。
ここで、インフォームドコンセントには、診察の都度行うものの他、事前に行うものがある。事前に行うものとして、例えば、意思疎通ができない状態になった場合に、臓器移植、輸血、薬剤の静脈投与をするかといったものや、入院時に個室部屋でもよいかといったものがある。このようなものについても、説明及び同意コンテンツを予め利用者端末8に送信しておき、同意内容について、例えば、支援サーバ1の記憶部30に記憶させておくことができる。そのようにすれば、実際に当該医療が必要になった場合に、支援サーバ1の記憶部30に記憶された説明及び同意コンテンツに基づいて、患者の意思に沿った治療を行うことができる。
また、患者側の効率化としては、確定申告で必要になる医療費控除のための資料がある。支援サーバ1の記憶部30には、各種のログ情報が記憶されている。そこで、例えば、支援サーバ1の制御部10は、ログ情報から、利用者ごとに医療費に係る明細を抽出し、それを、確定申告で提出する医療費控除の資料のフォーマットに変更する。その際、対象にする処理レコードは、日付によって絞り込みをすればよい。
(4)医療機関の病床(ベッド)の活用に関する支援について
次に、医療機関の病床(ベッド)の活用に関する支援について説明する。
医療機関にとって、病床の稼働率が高いほど、収益が上がる。そのため、病床の稼働率を上げるための取り組みが求められる。
そこで、この医療機関支援システム100では、病床の空き照会を可能にし、適切な医療機関に入院を可能にする。
まず、医療機関では、医療機関端末5を用いて、病床情報を支援サーバ1に送信する。ここで、病床情報は、例えば、診療科ごとの病床の総数及び空き病床数である。支援サーバ1では、病床情報を、病床情報記憶部36に記憶させる。
医療機関端末5は、病床の空きに変化があるたびに、病床の空き情報を支援サーバ1に送信する。そして、支援サーバ1では、病床情報記憶部36を常に最新の状態にする。
そして、例えば、救急隊員が、患者の入院が必要と判断した場合に、救急隊員が所持する携帯端末から支援サーバ1に対して通信し、病床の空きを確認する。支援サーバ1の制御部10(病床処理部14)は、携帯端末から入院申込情報を受信し、受信した入院申込情報から医療機関を特定する。そして、支援サーバ1の制御部10(病床処理部14)は、特定した医療機関の医療機関端末5に対して、入院申込情報を送信する。また、支援サーバ1の制御部10(病床処理部14)は、携帯端末に対して規定した医療機関を通知する。
入院申込情報は、病状や患者IDを含む。また、携帯端末は、入院申込情報と共に、携帯端末の位置情報を送信してもよい。そのようにすれば、支援サーバ1の制御部10は、受信した位置情報に基づいて、携帯端末からの位置に近い医療機関の中から、医療機関を特定することができる。さらに、支援サーバ1の制御部10(病床処理部14)は、病状から診療科を特定し、特定した診療科の病床に空きがある医療機関を特定することができる。さらにまた、支援サーバ1の制御部10(病床処理部14)は、病状から患者の緊急度を判定し、緊急度を医療機関端末5に送信する。そうすることで、医療機関では、緊急度を予め知ることができ、事前に対策がとれる。
(5)製薬会社の治験に関する支援について
次に、製薬会社の治験に関する支援について説明する。
現状、治験を行うにあたり、治験参加者を募集し、治験に参加してもらうために、多くの費用が発生している。治験に係る費用が高いため、結果的に、薬価が高額になっている。
そこで、この医療機関支援システム100では、治験をより参加しやすいものにして、費用を抑えることを可能にする。
まず、治験を行いたい製薬会社は、製薬会社端末7を用いて、治験情報を支援サーバ1に送信する。支援サーバ1の制御部10(治験処理部15)は、治験情報を、治験情報記憶部37に記憶させる。
次に、支援サーバ1の制御部10(治験処理部15)は、利用者端末8に治験内容及び募集要件を送信し、利用者端末8の制御部は、治験内容及び募集要件を表示する。
表示内容を見た利用者のうち、治験に参加してもよい者は、支援サーバ1に対して参加の意思を送信する。そのようにすることで、簡単に治験参加者を募集できる。
なお、製薬会社端末7に代えて、例えば、医療機器メーカが備える端末を用いれば、医療機関支援システム100は、医療機器メーカによる治験にも活用できる。
(6)医師が行う私費等の予約診療に関する支援について
次に、医師の行う私費等の予約診療に関する支援について説明する。
現状、医師の働き方として、例えば、曜日ごとに複数の医療機関で医療業務を行うことがある。また、診察の合間に生じる時間を有効に活用したいと思う医師もいる。
他方、患者は、例えば、私費等の予約診療で構わないので、権威のある医師を指名して診察してもらいたいニーズがある。
そこで、この医療機関支援システム100では、医師が行う私費等の予約診療を可能にする。
まず、私費等の予約診療を行いたい医師は、医師端末9を用いて、私費等の予約診療を行う条件を、支援サーバ1に登録する。支援サーバ1では、受信した条件を、医師斡旋情報記憶部38に記憶させる。
次に、患者は、利用者端末8を用いて支援サーバ1に対して通信し、受診したい医師を検索する。具体的には、支援サーバ1の制御部10(医師斡旋処理部16)は、利用者端末8を用いて入力した条件に基づいて、医師斡旋情報記憶部38を参照して、条件に合致する医師を抽出し、利用者端末8に送信する。
利用者端末8では、条件に合致する位置の情報が表示されるので、患者は、その中から診察をしてほしい医師を選択する。その情報は、利用者端末8から支援サーバ1に送信され、支援サーバ1の制御部10(医師斡旋処理部16)は、該当の医師の医師端末9に、患者情報を送信する。
このようにすれば、医師と患者とのマッチングができ、双方の利害に合った診察ができる。
(7)居宅における医師の当直(宅直・オンコール当番)の勤務管理に関する支援
上記(6)とも関係するが、医師の働き方として、例えば、医療機関で医療業務を行う時間以外の夜間や休日に自宅等で待機し、必要に応じて電話による診察や、緊急時には医療機関に出勤して診察をすることが行われている。
そこで、この医療機関支援システム100によって、居宅における医師の当直(宅直・オンコール当番)の勤務管理に関する支援を行うことが考えられる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではない。また、実施形態に記載した効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、実施形態に記載したものに限定されない。なお、上述した実施形態及び後述する変形形態は、適宜組み合わせて用いることもできるが、詳細な説明は省略する。
(変形形態)
(1)本実施形態での記憶部のデータ等は、一例であって、これに限定されるものではない。各種の支援処理を、支援サーバ1を用いて行えるものであれば、他のデータを用いてもよいし、他の処理によるものであってもよい。
(2)本実施形態では、Webベースのシステムを例に説明したが、これに限定されない。例えば、携帯端末は、専用のアプリケーションによって実行されるものであってもよい。また、電子メールや、SMS(Short Message Service)等の方法により、情報を交換するものであってもよい。
1 支援サーバ
5 医療機関端末
6 薬局端末
7 製薬会社端末
8 利用者端末
9 医師端末
10 制御部
11 診察券統合管理部
12 診察待ち処理部
13 周辺連携処理部
14 病床処理部
15 治験処理部
16 医師斡旋処理部
30 記憶部
31 プログラム
32 利用者情報記憶部
33 診察券情報記憶部
34 医療機関・薬局情報記憶部
35 申込情報記憶部
36 病床情報記憶部
37 治験情報記憶部
38 医師斡旋情報記憶部
49 データ通信インタフェース部
100 医療機関支援システム
N 通信ネットワーク

Claims (9)

  1. 患者が所持する携帯端末と、
    各医療機関に設けられた医療機関端末と、
    前記携帯端末及び前記医療機関端末に対して通信可能に接続された医療機関支援サーバと、
    を備えた医療機関支援システムであって、
    前記携帯端末の制御部は、前記患者が指定した医療機関と、主訴・症状に関する情報とを含む診察申込情報を前記医療機関支援サーバに送信し、
    前記医療機関支援サーバは、前記主訴・症状に関する情報と、診察優先度とを対応付けて記憶した診察優先度記憶部を備え、
    前記医療機関支援サーバの制御部は、
    前記携帯端末から前記診察申込情報を受信し、
    受信した前記診察申込情報を、前記医療機関ごとの診察順を示す情報に対応付けて申込情報記憶部に記憶し、
    前記診察申込情報の前記主訴・症状に関する情報に対応する前記診察優先度を前記診察優先度記憶部から抽出し、前記申込情報記憶部に記憶された前記診察申込情報の前記医療機関ごとの前記診察順を、前記医療機関ごとに前記診察優先度に基づいて変更し、
    前記申込情報記憶部に記憶された前記診察申込情報の前記医療機関ごとの前記診察順に基づいて診察予定時間を算出し、
    算出した前記診察予定時間を、対応する前記携帯端末に通知し、
    前記診察申込情報の前記主訴・症状に関する情報に対応する前記診察優先度が低い場合には、予め記憶部に記憶されている代替可能な他の医療機関であって、前記申込情報記憶部を参照して空いている前記他の医療機関を、前記携帯端末に通知する、
    医療機関支援システム。
  2. 請求項1に記載の医療機関支援システムにおいて、
    前記医療機関支援サーバの前記制御部は、前記携帯端末から前記他の医療機関への変更の旨を受信した場合に、前記申込情報記憶部に記憶されている当該診察申込情報に基づいて申込をしていた前記医療機関端末に対して紹介状の作成必要な前記患者の前記主訴・症状に関する情報を送信すると共に、前記申込情報記憶部に記憶された当該診察申込情報を削除する、
    医療機関支援システム。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の医療機関支援システムにおいて、
    前記携帯端末の前記制御部は、前記携帯端末の位置情報を含んで、前記診察申込情報を前記医療機関支援サーバに送信し、
    前記医療機関支援サーバの前記制御部は、前記診察申込情報の前記主訴・症状に関する情報に対応する前記診察優先度が低い場合には、前記携帯端末の位置情報と各医療機関の位置情報とから、予め記憶部に記憶されている代替可能な他の医療機関のうち前記携帯端末の位置情報に近隣の前記医療機関を抽出し、抽出した前記近隣の医療機関を、前記他の医療機関として選定する、
    医療機関支援システム。
  4. 請求項3に記載の医療機関支援システムにおいて
    記医療機関支援サーバの前記制御部は、前記位置情報と、医療機関の位置情報とから前記医療機関までの距離及び到着予定時刻の少なくとも一方を算出し、前記申込情報記憶部に記憶された前記診察申込情報の前記診察順を、算出した前記距離及び到着予定時刻の少なくとも一方に基づいて変更する、
    医療機関支援システム。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれかに記載の医療機関支援システムにおいて、
    前記携帯端末の前記制御部は、診察予約情報を前記医療機関支援サーバに送信し、
    前記医療機関支援サーバの前記制御部は、
    前記携帯端末から前記診察予約情報を受信し、受信した前記診察予約情報を予約情報記憶部に記憶し、
    前記診察申込情報を受信した場合に、前記診察申込情報に基づいて前記予約情報記憶部を確認し、診察予約がされている場合には、前記申込情報記憶部に記憶する、
    医療機関支援システム。
  6. 請求項1から請求項5までのいずれかに記載の医療機関支援システムにおいて、
    前記医療機関支援サーバの前記制御部は、
    前記医療機関端末から診察実績情報及び追加予定診察情報のうち少なくとも一方を受信した場合に、受信した情報をさらに用いて前記診察予定時間を算出し、
    算出した前記診察予定時間を、対応する前記携帯端末に通知する、
    医療機関支援システム。
  7. 請求項1から請求項6までのいずれかに記載の医療機関支援システムにおいて、
    前記医療機関支援サーバの前記制御部は、算出した前記診察予定時間が前記携帯端末により設定された条件を満たした場合に、算出した前記診察予定時間を、対応する前記携帯端末に通知する、
    医療機関支援システム。
  8. 請求項1から請求項7までのいずれかに記載の医療機関支援システムにおいて、
    前記携帯端末の前記制御部は、診察順に係る患者の意思情報を含んで、前記診察申込情報を前記医療機関支援サーバに送信し、
    前記医療機関支援サーバは、
    前記申込情報記憶部に記憶された前記診察申込情報の前記診察順を、前記意思情報に基づいて変更し、
    前記診察順を後ろに変更した患者に対してインセンティブを付与する、
    医療機関支援システム。
  9. 請求項1から請求項8までのいずれかに記載の医療機関支援システムが備える前記医療機関支援サーバ。
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