JP2002222258A - 調剤薬局システム - Google Patents
調剤薬局システムInfo
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Landscapes
- Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
- Medical Treatment And Welfare Office Work (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】前記ＡＳＰサーバは、院外処方箋データを蓄積
し、患者のＷｅｂ端末からのアクセスに応答して、前記
蓄積した患者の院外処方箋データを表示すると共に、調
剤薬局を表示し、該患者が調剤を依頼する調剤薬局を選
択すると、該選択された調剤薬局を前記院外処方箋の処
方先として処方箋データベースに登録し、調剤薬局が使
用するＷｅｂ端末からのアクセスに応答して、該調剤薬
局に対して登録された院外処方箋データを表示し、会計
処理が終了したことに応答して、前記院外処方箋の処理
状態を更新する。 【効果】調剤薬局・医療関係の業務ソフトを提供するＡ
ＳＰ（ApplicationService Provider）のシステムを利
用して、院外処方箋に基づいて、患者が適当な調剤薬局
を選択できる調剤薬局システムを提供できる。
し、患者のＷｅｂ端末からのアクセスに応答して、前記
蓄積した患者の院外処方箋データを表示すると共に、調
剤薬局を表示し、該患者が調剤を依頼する調剤薬局を選
択すると、該選択された調剤薬局を前記院外処方箋の処
方先として処方箋データベースに登録し、調剤薬局が使
用するＷｅｂ端末からのアクセスに応答して、該調剤薬
局に対して登録された院外処方箋データを表示し、会計
処理が終了したことに応答して、前記院外処方箋の処理
状態を更新する。 【効果】調剤薬局・医療関係の業務ソフトを提供するＡ
ＳＰ（ApplicationService Provider）のシステムを利
用して、院外処方箋に基づいて、患者が適当な調剤薬局
を選択できる調剤薬局システムを提供できる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は調剤薬局システムに関
し、特にＡＳＰ（Application Service Provider（アプ
リケーションサービスプロバイダ））が提供するＡＳＰ
サービスシステムを利用した調剤薬局システムに関す
る。
し、特にＡＳＰ（Application Service Provider（アプ
リケーションサービスプロバイダ））が提供するＡＳＰ
サービスシステムを利用した調剤薬局システムに関す
る。
【０００２】
【従来の技術】院外処方箋は現在、医療機関で発行し、
患者さんがその医療機関の近くの調剤薬局に処方箋をも
って行き、薬剤を処方してもらっている事が多い。
患者さんがその医療機関の近くの調剤薬局に処方箋をも
って行き、薬剤を処方してもらっている事が多い。
【０００３】患者さんの薬局での待ち時間短縮と調剤業
務の効率化という面からは医療機関からＦＡＸを利用
し、先に処方箋を送付している例もあるが、かかり付け
薬局に処方箋を持っていき調剤してもらうという考えは
まだまだ患者さんの間に浸透しておらず、受診する医療
機関によって処方箋を調剤してもらう薬局がばらばら
(受診した医療機関の近くで処方してもらうことが多い)
で、処方箋が複数の調剤薬局に分散することで、薬の禁
忌を回避できないなどの問題があった。
務の効率化という面からは医療機関からＦＡＸを利用
し、先に処方箋を送付している例もあるが、かかり付け
薬局に処方箋を持っていき調剤してもらうという考えは
まだまだ患者さんの間に浸透しておらず、受診する医療
機関によって処方箋を調剤してもらう薬局がばらばら
(受診した医療機関の近くで処方してもらうことが多い)
で、処方箋が複数の調剤薬局に分散することで、薬の禁
忌を回避できないなどの問題があった。
【０００４】最近のネットワークの普及により、このよ
うなネットを使ったシステムの構築が期待されるところ
であるが、システムを作っても専用端末の購入などの初
期投資が高かったりすることで、参加する医療機関や調
剤薬局の数が期待できず、現実的に普及しないという問
題があった。
うなネットを使ったシステムの構築が期待されるところ
であるが、システムを作っても専用端末の購入などの初
期投資が高かったりすることで、参加する医療機関や調
剤薬局の数が期待できず、現実的に普及しないという問
題があった。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、このよう
な事情に鑑みなされたものであり、調剤薬局・医療関係
の業務ソフトを提供するＡＳＰ（Application Service
Provider）のシステムを利用して、院外処方箋に基づい
て、患者が適当な調剤薬局を選択できる調剤薬局システ
ムを提供するものである。
な事情に鑑みなされたものであり、調剤薬局・医療関係
の業務ソフトを提供するＡＳＰ（Application Service
Provider）のシステムを利用して、院外処方箋に基づい
て、患者が適当な調剤薬局を選択できる調剤薬局システ
ムを提供するものである。
【０００６】この発明の他の目的は、セキュリティーの
高いシステムを構築することである。
高いシステムを構築することである。
【０００７】また、この発明の他の目的は、患者がどの
調剤薬局で薬剤を処方してもらっても薬剤の禁忌の照合
が出来て、薬剤の飲み合わせの不適合というものを根本
的になくすことが出来るシステムを提供するものであ
る。
調剤薬局で薬剤を処方してもらっても薬剤の禁忌の照合
が出来て、薬剤の飲み合わせの不適合というものを根本
的になくすことが出来るシステムを提供するものであ
る。
【０００８】また、この発明の他の目的は、医療機関や
調剤薬局の初期投資を低くすることができるシステムを
提供するものである。
調剤薬局の初期投資を低くすることができるシステムを
提供するものである。
【０００９】
【課題を解決するための手段】この発明に従った調剤薬
局システムは、医療機関が使用するネット接続用のＷｅ
ｂ端末と、調剤薬局が使用するＷｅｂ端末と、レセプト
プログラムを提供するネット上のＡＳＰ（Application
Service Provider）サーバからなり、前記医療機関と調
剤薬局は前記レセプトプログラムを利用して、前記各Ｗ
ｅｂ端末をレセプトコンピュータとして動作させるＡＳ
Ｐサービスシステムにおいて、前記ＡＳＰサーバに患者
が使用するＷｅｂ端末を接続すると共に、前記患者のＷ
ｅｂ端末から前記ＡＳＰサービスシステムを利用して、
医療機関が患者に対して発行した院外処方箋の処方を調
剤薬局に依頼するための調剤薬局システムであって、前
記ＡＳＰサーバは、医療機関がＷｅｂ端末をレセプトコ
ンピュータとして動作させて、患者に発行された院外処
方箋データを該Ｗｅｂ端末に入力することで、該院外処
方箋データをＡＳＰサーバの処方箋データベースに蓄積
し、患者が使用するＷｅｂ端末からのアクセスに応答し
て、該患者が使用するＷｅｂ端末に前記蓄積した前記患
者の院外処方箋データを表示すると共に、該院外処方箋
の調剤依頼を行う調剤薬局を調剤薬局データベースより
検索して表示し、該患者が調剤を依頼する調剤薬局を選
択すると、該選択された調剤薬局を前記院外処方箋の処
方先として処方箋データベースに登録し、調剤薬局が使
用するＷｅｂ端末からのアクセスに応答して、該調剤薬
局に対して登録された院外処方箋データを表示し、前記
調剤薬局がＷｅｂ端末をレセプトコンピュータとして動
作させて、会計処理を終了したことに応答して、前記院
外処方箋の処理状態を更新することを特徴とする調剤薬
局システムである。
局システムは、医療機関が使用するネット接続用のＷｅ
ｂ端末と、調剤薬局が使用するＷｅｂ端末と、レセプト
プログラムを提供するネット上のＡＳＰ（Application
Service Provider）サーバからなり、前記医療機関と調
剤薬局は前記レセプトプログラムを利用して、前記各Ｗ
ｅｂ端末をレセプトコンピュータとして動作させるＡＳ
Ｐサービスシステムにおいて、前記ＡＳＰサーバに患者
が使用するＷｅｂ端末を接続すると共に、前記患者のＷ
ｅｂ端末から前記ＡＳＰサービスシステムを利用して、
医療機関が患者に対して発行した院外処方箋の処方を調
剤薬局に依頼するための調剤薬局システムであって、前
記ＡＳＰサーバは、医療機関がＷｅｂ端末をレセプトコ
ンピュータとして動作させて、患者に発行された院外処
方箋データを該Ｗｅｂ端末に入力することで、該院外処
方箋データをＡＳＰサーバの処方箋データベースに蓄積
し、患者が使用するＷｅｂ端末からのアクセスに応答し
て、該患者が使用するＷｅｂ端末に前記蓄積した前記患
者の院外処方箋データを表示すると共に、該院外処方箋
の調剤依頼を行う調剤薬局を調剤薬局データベースより
検索して表示し、該患者が調剤を依頼する調剤薬局を選
択すると、該選択された調剤薬局を前記院外処方箋の処
方先として処方箋データベースに登録し、調剤薬局が使
用するＷｅｂ端末からのアクセスに応答して、該調剤薬
局に対して登録された院外処方箋データを表示し、前記
調剤薬局がＷｅｂ端末をレセプトコンピュータとして動
作させて、会計処理を終了したことに応答して、前記院
外処方箋の処理状態を更新することを特徴とする調剤薬
局システムである。
【００１０】また、この発明に従った前記調剤薬局シス
テムは、ＡＳＰサーバが、患者の薬歴を管理する患者デ
ータベースを備え、前記医療機関のＷｅｂ端末から院外
処方箋データが入力された際に、患者の薬歴をチェック
して、薬の禁忌のチェックを行うように構成してもよ
い。
テムは、ＡＳＰサーバが、患者の薬歴を管理する患者デ
ータベースを備え、前記医療機関のＷｅｂ端末から院外
処方箋データが入力された際に、患者の薬歴をチェック
して、薬の禁忌のチェックを行うように構成してもよ
い。
【００１１】また、この発明に従った前記調剤薬局シス
テムは、ＡＳＰサーバが、患者が使用するＷｅｂ端末に
対して、該患者の院外処方箋を処方するのに適当な調剤
薬局を抽出して、表示するように構成してもよい。
テムは、ＡＳＰサーバが、患者が使用するＷｅｂ端末に
対して、該患者の院外処方箋を処方するのに適当な調剤
薬局を抽出して、表示するように構成してもよい。
【００１２】また、この発明に従った前記調剤薬局シス
テムは、前記ＡＳＰサーバが、患者がよく使用する調剤
薬局を適当な調剤薬局として、患者が使用するＷｅｂ端
末に優先表示するように構成してもよい。
テムは、前記ＡＳＰサーバが、患者がよく使用する調剤
薬局を適当な調剤薬局として、患者が使用するＷｅｂ端
末に優先表示するように構成してもよい。
【００１３】
【発明の効果】この発明に従った調剤薬局システムは、
調剤薬局・医療関係の業務ソフトを提供するＡＳＰ（Ap
plication Service Provider）のシステムを利用して、
院外処方箋に基づいて、患者が適当な調剤薬局を選択で
きる調剤薬局システムを提供できる。
調剤薬局・医療関係の業務ソフトを提供するＡＳＰ（Ap
plication Service Provider）のシステムを利用して、
院外処方箋に基づいて、患者が適当な調剤薬局を選択で
きる調剤薬局システムを提供できる。
【００１４】また、この発明に従った調剤薬局システム
は、ＡＳＰサーバを利用することで、セキュリティーの
高いシステムを構築することができる。
は、ＡＳＰサーバを利用することで、セキュリティーの
高いシステムを構築することができる。
【００１５】また、この発明に従った調剤薬局システム
は、患者がどの調剤薬局で薬剤を処方してもらっても薬
剤の禁忌の照合が出来て、薬剤の飲み合わせの不適合と
いうものを根本的になくすことが出来るシステムを提供
することができる。
は、患者がどの調剤薬局で薬剤を処方してもらっても薬
剤の禁忌の照合が出来て、薬剤の飲み合わせの不適合と
いうものを根本的になくすことが出来るシステムを提供
することができる。
【００１６】また、この発明に従った調剤薬局システム
は、ＡＳＰサーバを利用することで、医療機関や調剤薬
局の初期投資を低くすることができるシステムを提供す
ることができる。
は、ＡＳＰサーバを利用することで、医療機関や調剤薬
局の初期投資を低くすることができるシステムを提供す
ることができる。
【００１７】尚、この発明の上述の目的，その他の目
的，特徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施
例の詳細な説明から一層明らかとなろう。
的，特徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施
例の詳細な説明から一層明らかとなろう。
【００１８】
【実施例】図１は、この発明の調剤薬局システム１０の
全体システム構成を示した図である。図において、１
は、ＡＳＰサービスシステムの要となるＡＳＰ（Applic
ation Service Provider（アプリケーションサービスプ
ロバイダ）サーバである。ここで、ＡＳＰは、ＡＳＰの
コンピュータ（サーバー）にＥＣ（電子商取引）ソフト
や会計ソフトなどの業務アプリケーションを用意して、
そのソフトを、必要とする企業などのユーザーに、必要
な期間だけインターネットなどを通じてユーザーに期間
貸しするビジネスのことである。
全体システム構成を示した図である。図において、１
は、ＡＳＰサービスシステムの要となるＡＳＰ（Applic
ation Service Provider（アプリケーションサービスプ
ロバイダ）サーバである。ここで、ＡＳＰは、ＡＳＰの
コンピュータ（サーバー）にＥＣ（電子商取引）ソフト
や会計ソフトなどの業務アプリケーションを用意して、
そのソフトを、必要とする企業などのユーザーに、必要
な期間だけインターネットなどを通じてユーザーに期間
貸しするビジネスのことである。
【００１９】ＡＳＰサーバ１には、インターネット５に
接続可能な各医療機関のＷｅｂ端末２ａ，２ｂ，２ｃ・
・・と、各調剤薬局に設置されたＷｅｂ端末３ａ，３
ｂ，３ｃ・・・と、患者が使用するＷｅｂ端末４ａ，４
ｂ，４ｃ（Ｗｅｂ端末４ｃはインターネット接続が可能
な携帯電話である）・・・がインターネット５を介して
接続されている。また、ＡＳＰサーバには、前記各医療
機関のＷｅｂ端末２ａ，２ｂ，２ｃ・・・および各調剤
薬局のＷｅｂ端末３ａ，３ｂ，３ｃ・・・をレセプトコ
ンピュータ（rezept computer）として機能させるため
のレセプトプログラムが記憶されており、インターネッ
ト５を介して接続される医療機関のＷｅｂ端末２ａ，２
ｂ，２ｃおよび調剤薬局のＷｅｂ端末３ａ，３ｂ，３ｃ
を前記レセプトプログラムにより、該医療機関及び調剤
薬局のレセプトコンピュータとして動作させることがで
きるように構成されている。
接続可能な各医療機関のＷｅｂ端末２ａ，２ｂ，２ｃ・
・・と、各調剤薬局に設置されたＷｅｂ端末３ａ，３
ｂ，３ｃ・・・と、患者が使用するＷｅｂ端末４ａ，４
ｂ，４ｃ（Ｗｅｂ端末４ｃはインターネット接続が可能
な携帯電話である）・・・がインターネット５を介して
接続されている。また、ＡＳＰサーバには、前記各医療
機関のＷｅｂ端末２ａ，２ｂ，２ｃ・・・および各調剤
薬局のＷｅｂ端末３ａ，３ｂ，３ｃ・・・をレセプトコ
ンピュータ（rezept computer）として機能させるため
のレセプトプログラムが記憶されており、インターネッ
ト５を介して接続される医療機関のＷｅｂ端末２ａ，２
ｂ，２ｃおよび調剤薬局のＷｅｂ端末３ａ，３ｂ，３ｃ
を前記レセプトプログラムにより、該医療機関及び調剤
薬局のレセプトコンピュータとして動作させることがで
きるように構成されている。
【００２０】更に、ＡＳＰサーバ１には、調剤薬局のＷ
ｅｂ端末３ａ，３ｂ，３ｃ・・・に院外処方箋を受注さ
せる受注プログラムや、Ｗｅｂ端末４ａ，４ｂ，４ｃ・
・・や２ａ，２ｂ，２ｃ・・・を院外処方箋の調剤を依
頼する調剤薬局指示端末として動作させるプログラム
や、医療機関から送られる処方箋データに基づいて、患
者データベースを構築するプログラムや、医薬品の薬品
情報を提供する薬情供給プログラムなどの各種プログラ
ムが記憶されている。このように必要なプログラムをイ
ンターネット上のＡＳＰサーバ１に用意する構成とする
ことで、医療機関や調剤薬局や患者はインターネットに
接続可能なＷｅｂ端末を用意するだけで、この調剤薬局
システムを含め必要なサービスを受けることができる。
ｅｂ端末３ａ，３ｂ，３ｃ・・・に院外処方箋を受注さ
せる受注プログラムや、Ｗｅｂ端末４ａ，４ｂ，４ｃ・
・・や２ａ，２ｂ，２ｃ・・・を院外処方箋の調剤を依
頼する調剤薬局指示端末として動作させるプログラム
や、医療機関から送られる処方箋データに基づいて、患
者データベースを構築するプログラムや、医薬品の薬品
情報を提供する薬情供給プログラムなどの各種プログラ
ムが記憶されている。このように必要なプログラムをイ
ンターネット上のＡＳＰサーバ１に用意する構成とする
ことで、医療機関や調剤薬局や患者はインターネットに
接続可能なＷｅｂ端末を用意するだけで、この調剤薬局
システムを含め必要なサービスを受けることができる。
【００２１】次に、この調剤薬局システムを使って、患
者が例えば風邪で医療機関で診察を受けて、薬を調剤薬
局で受け取るまでの流れを説明する。
者が例えば風邪で医療機関で診察を受けて、薬を調剤薬
局で受け取るまでの流れを説明する。
【００２２】患者が、医療機関２Ａで診察を受けて、院
外処方箋が発行されると、医療事務の部署において、そ
の処方箋の内容が、レセプトコンピュータ（Ｗｅｂ端末
２ａ）に入力される。入力された処方箋のデータは、Ａ
ＳＰサーバ１の処方箋データベース１ａに順次記録され
ていく。
外処方箋が発行されると、医療事務の部署において、そ
の処方箋の内容が、レセプトコンピュータ（Ｗｅｂ端末
２ａ）に入力される。入力された処方箋のデータは、Ａ
ＳＰサーバ１の処方箋データベース１ａに順次記録され
ていく。
【００２３】図２は、ＡＳＰサーバ１の処方箋データベ
ース１ａの構造を示した図である。
ース１ａの構造を示した図である。
【００２４】Ｎｏ．１は、２０００年１１月３０日にＡ
医院の患者の調剤太郎氏の院外処方箋で、ここに被保険
者番号、処方内容、発注先の調剤薬局の情報、処方箋の
処理状況が記憶される。Ｎｏ．１の処方箋の処方内容と
して、かぜ薬（実際には、薬品名と分量、例えば、薬品
名××：○○グラム／１回が、併記される）３日分，せ
き止め（薬品名：×△：□錠／１回）３日分，解熱剤
（薬品名◎×：☆グラム／１回）３日分が出されたこと
が分かる。また、調剤薬局の欄は、患者が調剤を依頼す
る薬局を選択した場合に、Ｎｏ．２のように右端に選択
された薬局名が表示される。そして、選択された調剤薬
局のＷｅｂ端末３からは、受注した前記院外処方箋の情
報を見ることができる。
医院の患者の調剤太郎氏の院外処方箋で、ここに被保険
者番号、処方内容、発注先の調剤薬局の情報、処方箋の
処理状況が記憶される。Ｎｏ．１の処方箋の処方内容と
して、かぜ薬（実際には、薬品名と分量、例えば、薬品
名××：○○グラム／１回が、併記される）３日分，せ
き止め（薬品名：×△：□錠／１回）３日分，解熱剤
（薬品名◎×：☆グラム／１回）３日分が出されたこと
が分かる。また、調剤薬局の欄は、患者が調剤を依頼す
る薬局を選択した場合に、Ｎｏ．２のように右端に選択
された薬局名が表示される。そして、選択された調剤薬
局のＷｅｂ端末３からは、受注した前記院外処方箋の情
報を見ることができる。
【００２５】院外処方箋が処方箋データベース１ａに登
録されると、ＡＳＰサーバでは、該患者の現在服用中の
薬データを抽出して、処方された薬剤との飲み合わせの
不適合（禁忌）をチェックする。もし、不適合(禁忌)が
発見された場合には、調剤の発注に制限が掛かり、例え
ば、医師による確認の入力がない限り、調剤の発注が出
来なくして、飲み合わせの不適合（禁忌）を根本的にな
くすことが出来るシステムとなっている。
録されると、ＡＳＰサーバでは、該患者の現在服用中の
薬データを抽出して、処方された薬剤との飲み合わせの
不適合（禁忌）をチェックする。もし、不適合(禁忌)が
発見された場合には、調剤の発注に制限が掛かり、例え
ば、医師による確認の入力がない限り、調剤の発注が出
来なくして、飲み合わせの不適合（禁忌）を根本的にな
くすことが出来るシステムとなっている。
【００２６】飲み合わせの不適合（禁忌）がない場合、
調剤薬局の選択が可能となるため、患者は診察終了後、
医師又は会計窓口の担当者から薬を受け取る薬局を選ぶ
ように指示される。そして、患者は、会計窓口又は待合
室に設置された調剤薬局指示用のＷｅｂ端末４ａ，４
ｂ，４ｃを操作して、薬を受け取る調剤薬局を選択す
る。
調剤薬局の選択が可能となるため、患者は診察終了後、
医師又は会計窓口の担当者から薬を受け取る薬局を選ぶ
ように指示される。そして、患者は、会計窓口又は待合
室に設置された調剤薬局指示用のＷｅｂ端末４ａ，４
ｂ，４ｃを操作して、薬を受け取る調剤薬局を選択す
る。
【００２７】図３は、調剤薬局指示用のＷｅｂ端末４ａ
の初期画面を示しており、自分の処方箋を特定するため
の識別情報として、被保険者番号をこの画面上の被保険
者番号の欄に入力する。尚、この入力は、診察券がある
場合には、診察券の情報をカードリーダ又はスキャナで
読取らせて識別情報を入力するようにしてもよい。
の初期画面を示しており、自分の処方箋を特定するため
の識別情報として、被保険者番号をこの画面上の被保険
者番号の欄に入力する。尚、この入力は、診察券がある
場合には、診察券の情報をカードリーダ又はスキャナで
読取らせて識別情報を入力するようにしてもよい。
【００２８】調剤薬局指示用のＷｅｂ端末４ａが、入力
された識別情報をＡＳＰサーバ１に送ることで、識別情
報に対応する処方箋情報がＡＳＰサーバ1の処方箋デー
タベース１ａから読み出されて調剤薬局指示用のＷｅｂ
端末４ａに表示される。
された識別情報をＡＳＰサーバ１に送ることで、識別情
報に対応する処方箋情報がＡＳＰサーバ1の処方箋デー
タベース１ａから読み出されて調剤薬局指示用のＷｅｂ
端末４ａに表示される。
【００２９】図４は、自分の処方箋のリストが調剤薬局
指示用のＷｅｂ端末４ａに表示された状態を示してい
る。このとき、最新の院外処方箋が優先的に表示される
ので、調剤薬局を指示すべき院外処方箋を簡単に選択す
ることができる。又、調剤薬局が選択されていない院外
処方箋や、調剤を薬局に依頼していてもまだ薬を受け取
っていない（会計が済んでいない）院外処方箋がある場
合には、そのような院外処方箋の表示順位を上げて、そ
れらの注意を促すメッセージを一緒に表示して、患者が
薬の貰い忘れをしないようにシステムを工夫している。
指示用のＷｅｂ端末４ａに表示された状態を示してい
る。このとき、最新の院外処方箋が優先的に表示される
ので、調剤薬局を指示すべき院外処方箋を簡単に選択す
ることができる。又、調剤薬局が選択されていない院外
処方箋や、調剤を薬局に依頼していてもまだ薬を受け取
っていない（会計が済んでいない）院外処方箋がある場
合には、そのような院外処方箋の表示順位を上げて、そ
れらの注意を促すメッセージを一緒に表示して、患者が
薬の貰い忘れをしないようにシステムを工夫している。
【００３０】患者が調剤薬局指示用のＷｅｂ端末４ａに
表示された院外処方箋の中から薬局を選択する処方箋を
選択すると、該選択した院外処方箋の調剤が可能な調剤
薬局の一覧リストが表示される（図５参照）。即ち、薬
の種類によって調剤ができない調剤薬局もあるので、そ
のような調剤薬局はリストから排除されることになる。
また、リスト表示する際には、前回使用した薬局また
は使用回数の多い薬局が優先的に上位に表示される。更
に、患者は、薬局の希望条件、例えば、自宅に近い薬
局，自宅に配達してもらえる薬局，深夜の受け取りが可
能な薬局などの条件を入力して、条件に合った薬局を抽
出して、リスト表示させることも可能である。
表示された院外処方箋の中から薬局を選択する処方箋を
選択すると、該選択した院外処方箋の調剤が可能な調剤
薬局の一覧リストが表示される（図５参照）。即ち、薬
の種類によって調剤ができない調剤薬局もあるので、そ
のような調剤薬局はリストから排除されることになる。
また、リスト表示する際には、前回使用した薬局また
は使用回数の多い薬局が優先的に上位に表示される。更
に、患者は、薬局の希望条件、例えば、自宅に近い薬
局，自宅に配達してもらえる薬局，深夜の受け取りが可
能な薬局などの条件を入力して、条件に合った薬局を抽
出して、リスト表示させることも可能である。
【００３１】このような調剤薬局のリスト表示は、ＡＳ
Ｐサーバ１に登録された調剤薬局データベース１ｂ及び
患者データベース１ｃの情報に基づいて行われる。即
ち、調剤薬局データベース１ｂには、この調剤薬局シス
テムのサービスが可能な薬局の名称，住所，営業時間，
配達の可否，取り扱い薬品の範囲などの情報が登録され
ており、この登録情報に基づいて、処方箋の調剤が可能
か否の判断、及び、その他の条件に合うか否かを判断し
て、調剤薬局を抽出する。又、患者データベース１ｃに
は、院外処方箋の調剤を発注した調剤薬局の履歴が患者
毎に記憶されており、この履歴情報に基づき、前記抽出
した調剤薬局の中から、よく使用する薬局を優先的に表
示する。
Ｐサーバ１に登録された調剤薬局データベース１ｂ及び
患者データベース１ｃの情報に基づいて行われる。即
ち、調剤薬局データベース１ｂには、この調剤薬局シス
テムのサービスが可能な薬局の名称，住所，営業時間，
配達の可否，取り扱い薬品の範囲などの情報が登録され
ており、この登録情報に基づいて、処方箋の調剤が可能
か否の判断、及び、その他の条件に合うか否かを判断し
て、調剤薬局を抽出する。又、患者データベース１ｃに
は、院外処方箋の調剤を発注した調剤薬局の履歴が患者
毎に記憶されており、この履歴情報に基づき、前記抽出
した調剤薬局の中から、よく使用する薬局を優先的に表
示する。
【００３２】患者が、調剤薬局“Ａ薬局”を選択する
と、処方箋データベース１ａに選択された調剤薬局が登
録され、図６に示したように、Ｎｏ．１の処方箋の調剤
薬局としてＡ薬局が登録される。
と、処方箋データベース１ａに選択された調剤薬局が登
録され、図６に示したように、Ｎｏ．１の処方箋の調剤
薬局としてＡ薬局が登録される。
【００３３】Ａ薬局では、Ｗｅｂ端末３Ａを使用して、
発注された院外処方箋を見ることができる。図７は、調
剤薬局のＷｅｂ端末に表示された処方箋の表示例を示し
ている。図において、処方区分は、新規発注されたもの
には、“新”が表示され、受注を確認し、且つ、処方箋
の受け渡しが済んでいないものは“未”が表示され、受
け渡しの終了したものは、“済”が表示されるように制
御される。
発注された院外処方箋を見ることができる。図７は、調
剤薬局のＷｅｂ端末に表示された処方箋の表示例を示し
ている。図において、処方区分は、新規発注されたもの
には、“新”が表示され、受注を確認し、且つ、処方箋
の受け渡しが済んでいないものは“未”が表示され、受
け渡しの終了したものは、“済”が表示されるように制
御される。
【００３４】調剤薬局で、新規に発注された処方箋
(“新”表示のもの)を選択すると、処方箋の詳細情報が
画面上に表示され（図８参照）、この内容に基づいて、
調剤を行う。処方区分の表示の変化は、たとえば、調剤
が終了し、詳細情報画面を閉じると“未”表示に変わ
り、患者さんが来局し薬剤を渡した後、会計処理を終了
すれば“済”に表示が変化する。尚、患者が、配達を希
望したり、受け取り時間を指定している場合には、その
情報が一緒に表示される。
(“新”表示のもの)を選択すると、処方箋の詳細情報が
画面上に表示され（図８参照）、この内容に基づいて、
調剤を行う。処方区分の表示の変化は、たとえば、調剤
が終了し、詳細情報画面を閉じると“未”表示に変わ
り、患者さんが来局し薬剤を渡した後、会計処理を終了
すれば“済”に表示が変化する。尚、患者が、配達を希
望したり、受け取り時間を指定している場合には、その
情報が一緒に表示される。
【００３５】図７の受注した処方箋情報の更新は、定期
的に、又は、ＡＳＰサーバ１からの通知などのイベント
が発生した時に行うように構成すればよい。
的に、又は、ＡＳＰサーバ１からの通知などのイベント
が発生した時に行うように構成すればよい。
【００３６】また、前記処方区分の表示内容は、ＡＳＰ
サーバ１の処方箋データベース１ａにも通知され、処方
箋データが更新されるため、薬を患者が受け取ったかど
うかを医療機関側でも確認することができる。
サーバ１の処方箋データベース１ａにも通知され、処方
箋データが更新されるため、薬を患者が受け取ったかど
うかを医療機関側でも確認することができる。
【００３７】更に、ＡＳＰサーバ１は、薬情データベー
スを備えているため、調剤薬局側で処方した薬剤の薬品
情報を簡単に入手することができるように構成されてい
る。
スを備えているため、調剤薬局側で処方した薬剤の薬品
情報を簡単に入手することができるように構成されてい
る。
【００３８】本発明の調剤薬局システムは、インターネ
ット利用したＡＳＰサービスシステムをベースに構築し
ているため、携帯型のＷｅｂ端末を利用することで、往
診医療や在宅医療に適したシステムとすることができ
る。即ち、往診する医師やヘルパーがＷｅｂ端末を携帯
したり、患者宅にＷｅｂ端末を設置することで、簡単に
このシステムのサービスを受けることができるようにな
る。したがって、例えば、外出が不自由な患者であって
も、配達が可能な調剤薬局を選択することで、薬局に出
かけたり、ヘルパーに頼むことなく、薬を確実に手に入
れることができるようになることが期待できる。
ット利用したＡＳＰサービスシステムをベースに構築し
ているため、携帯型のＷｅｂ端末を利用することで、往
診医療や在宅医療に適したシステムとすることができ
る。即ち、往診する医師やヘルパーがＷｅｂ端末を携帯
したり、患者宅にＷｅｂ端末を設置することで、簡単に
このシステムのサービスを受けることができるようにな
る。したがって、例えば、外出が不自由な患者であって
も、配達が可能な調剤薬局を選択することで、薬局に出
かけたり、ヘルパーに頼むことなく、薬を確実に手に入
れることができるようになることが期待できる。
【図１】この発明の調剤薬局システムの全体システム構
成を示す図解図である。
成を示す図解図である。
【図２】ＡＳＰサーバ１の処方箋データベース１ａの記
憶内容を示した図である。
憶内容を示した図である。
【図３】調剤薬局指示用のＷｅｂ端末４ａの初期画面を
示した図である。
示した図である。
【図４】患者の院外処方箋のリストが調剤薬局指示用の
Ｗｅｂ端末４ａに表示された状態を示した図である。
Ｗｅｂ端末４ａに表示された状態を示した図である。
【図５】調剤薬局指示用のＷｅｂ端末４ａに表示された
調剤薬局の一覧リストの表示例を示した図である。
調剤薬局の一覧リストの表示例を示した図である。
【図６】ＡＳＰサーバ１の処方箋データベース１ａの記
憶内容を示した図である。
憶内容を示した図である。
【図７】調剤薬局のＷｅｂ端末に表示された処方箋の表
示例を示した図である。
示例を示した図である。
【図８】調剤薬局のＷｅｂ端末に表示された処方箋の詳
細情報の画面表示例を示した図である。
細情報の画面表示例を示した図である。
１０ … 調剤薬局システム １ … ＡＳＰサーバ １ａ … 処方箋データベース １ｂ … 調剤薬局データベース １ｃ … 患者データベース ２，２ａ，２ｂ，２ｃ … 医療機関のＷｅｂ端末 ３，３ａ，３ｂ，３ｃ … 調剤薬局のＷｅｂ端末 ４ａ，４ｂ，４ｃ … 患者のＷｅｂ端末（調剤薬局指
示端末） ５ … インターネット
示端末） ５ … インターネット
Claims (4)
- 【請求項１】医療機関が使用するネット接続用のＷｅｂ
端末と、調剤薬局が使用するＷｅｂ端末と、レセプトプ
ログラムを提供するネット上のＡＳＰ（Application Se
rvice Provider）サーバからなり、前記医療機関と調剤
薬局は前記レセプトプログラムを利用して、前記各Ｗｅ
ｂ端末をレセプトコンピュータとして動作させるＡＳＰ
サービスシステムにおいて、 前記ＡＳＰサーバに患者が使用するＷｅｂ端末を接続す
ると共に、前記患者のＷｅｂ端末から前記ＡＳＰサービ
スシステムを利用して、医療機関が患者に対して発行し
た院外処方箋の処方を調剤薬局に依頼するための調剤薬
局システムであって、 前記ＡＳＰサーバは、医療機関がＷｅｂ端末をレセプト
コンピュータとして動作させて、患者に発行された院外
処方箋データを該Ｗｅｂ端末に入力することで、該院外
処方箋データをＡＳＰサーバの処方箋データベースに蓄
積し、患者が使用するＷｅｂ端末からのアクセスに応答
して、該患者が使用するＷｅｂ端末に前記蓄積した前記
患者の院外処方箋データを表示すると共に、該院外処方
箋の調剤依頼を行う調剤薬局を調剤薬局データベースよ
り検索して表示し、該患者が調剤を依頼する調剤薬局を
選択すると、該選択された調剤薬局を前記院外処方箋の
処方先として処方箋データベースに登録し、調剤薬局が
使用するＷｅｂ端末からのアクセスに応答して、該調剤
薬局に対して登録された院外処方箋データを表示し、前
記調剤薬局がＷｅｂ端末をレセプトコンピュータとして
動作させて、会計処理を終了したことに応答して、前記
院外処方箋の処理状態を更新することを特徴とする調剤
薬局システム。 - 【請求項２】前記ＡＳＰサーバは、患者の薬歴を管理す
る患者データベースを備え、前記医療機関のＷｅｂ端末
から院外処方箋データが入力された際に、患者の薬歴を
チェックして、薬の禁忌のチェックを行うことを特徴と
する請求項１記載の調剤薬局システム。 - 【請求項３】前記ＡＳＰサーバは、患者が使用するＷｅ
ｂ端末に対して、該患者の院外処方箋を処方するのに適
当な調剤薬局を抽出して、表示することを特徴とする請
求項１記載の調剤薬局システム。 - 【請求項４】前記ＡＳＰサーバは、患者がよく利用する
調剤薬局を適当な調剤薬局として、患者が使用するＷｅ
ｂ端末に優先表示することを特徴とする請求項３記載の
調剤薬局システム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001019938A JP2002222258A (ja) | 2001-01-29 | 2001-01-29 | 調剤薬局システム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001019938A JP2002222258A (ja) | 2001-01-29 | 2001-01-29 | 調剤薬局システム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002222258A true JP2002222258A (ja) | 2002-08-09 |
Family
ID=18885723
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001019938A Pending JP2002222258A (ja) | 2001-01-29 | 2001-01-29 | 調剤薬局システム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002222258A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003022322A (ja) * | 2001-07-09 | 2003-01-24 | Fujitsu Ltd | 薬事のための情報仲介システム、薬事サービスシステム、薬事サービスサーバ、およびコンピュータプログラム |
| JP2005173704A (ja) * | 2003-12-08 | 2005-06-30 | Univ Nihon | 処方箋管理システム、処方箋管理方法及びｉｃカード |
| JP2011221623A (ja) * | 2010-04-06 | 2011-11-04 | Kakimori Suri | 在宅診療支援システム及び方法 |
| US8055515B2 (en) | 2005-12-06 | 2011-11-08 | Canon Kabushiki Kaisha | Information processing apparatus, information processing method, and computer program |
| WO2016185657A1 (ja) * | 2015-05-19 | 2016-11-24 | パナソニックヘルスケアホールディングス株式会社 | 端末装置、サーバ装置、表示制御方法、および、表示制御プログラム |
| CN110767284A (zh) * | 2019-10-21 | 2020-02-07 | 佛山市云壹健康科技服务有限公司 | 药品分级判断销售方法及应用其的药品销售系统 |
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Citations (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH08131405A (ja) * | 1994-11-07 | 1996-05-28 | Takayoshi Saito | 健康管理技術の標準化方法及び装置 |
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-
2001
- 2001-01-29 JP JP2001019938A patent/JP2002222258A/ja active Pending
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