JP2000293580A - 情報選択システム - Google Patents

情報選択システム

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JP2000293580A
JP2000293580A JP10161899A JP10161899A JP2000293580A JP 2000293580 A JP2000293580 A JP 2000293580A JP 10161899 A JP10161899 A JP 10161899A JP 10161899 A JP10161899 A JP 10161899A JP 2000293580 A JP2000293580 A JP 2000293580A
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JP10161899A
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Satoshi Eguchi
悟史 江口
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Original Assignee
Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザの負担を極力少なくして、そのユーザ
に適した選択項目の一覧表を提示することができる情報
選択システムを提供する。 【解決手段】 情報選択システムは、ユーザを個別に識
別する個別IDと、上記選択項目の中からユーザが選択
したユーザ選択項目とを対応付けて管理する個別ID/
項目一覧対応表管理部314と、個別IDが入力された
ときに、入力された個別IDに対応付けられたユーザ選
択項目を個別ID/項目一覧対応表管理部314から呼
び出して表示用データを作成する制御部310とを備え
ていることによって、個別IDを入力するだけで、その
ユーザに適した選択項目の一覧表を提示することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ユーザの入力情報
に応じて選択可能な項目の一覧を提示する情報選択シス
テムに関し、具体的には、取り扱い商品やサービス内容
等に関するメニュー情報を蓄積したデータベースから適
切な項目を効率よく選択してユーザに提示する情報選択
システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、ある店舗を訪れた顧客のため
に、できるだけ人手を介さずに所望の商品やサービスを
選択することを可能にするオーダシステムが提案されて
いる。例えば、レストランなどの飲食店では、顧客がテ
ーブル上に設置されたメニューから注文の品を選択し、
何らかの電子的な手段を用いて厨房に伝達するといった
方法が採られている。
【0003】また、特開平10−293795号公報に
は、飲食店が予め作成しておいた複数のメニューの中か
ら、季節や時間帯、及び顧客の性別や年齢に応じたメニ
ューを選択して提供するシステムが開示されている。こ
のシステムでは、メニューの選択が2段階で行われる。
【0004】まず第1段階では、予め飲食店が作成して
おいた、例えば、季節や時刻に応じたメニューや厨房能
力に応じたメニューの中から、オーダ管理制御装置が、
実際のシステム稼動時の季節、時刻、厨房の能力によっ
てその時に提供できるメニューを選択したり、あるい
は、注文数の多い人気の高いメニューを優先的に上位に
提示するなどのメニュー順位の変更を行ったりする。
【0005】第2段階では、第1段階で飲食店によって
予め選択・変更された複数のメニューの中から、例え
ば、顧客の性別、年齢、さらに家族、友人、老人会、同
窓会、アベックといった構成員の特徴によって、オーダ
端末機を通じて、顧客の好みに合ったメニューが選択さ
れる。
【0006】このようなシステムによれば、季節や時間
帯によってメニューを自動的に切り替えたり、顧客の性
別や年齢層別に用意されたメニューを、顧客自らの入力
操作によって順次切り替えたりできるので、顧客の要求
にある程度対応するメニューを提供することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、顧客が
テーブル上に設置されたメニューから注文の品を選択
し、何らかの電子的な手段を用いて厨房に伝達するとい
った方法では、画一的なメニューしか提供できないの
で、顧客の性別や年齢に応じたメニューを提供すること
ができず、顧客が望む品目をメニューの中から探し出し
て選択するのに手間がかかるという問題がある。特に、
初めて訪れる飲食店のメニューの中から所望の品を選択
するには、メニューの最初から見ていかなければなら
ず、時間がかかってしまい非効率であるという問題があ
る。
【0008】また、特開平10−293795号公報に
開示されたシステムでは、顧客が自ら性別や年齢などに
応じてメニューを切り替える切替操作を行いながら選択
しなければならず、この結果、顧客に余分な手間をかけ
させるという問題がある。その上、提供されるメニュー
は顧客によって選択が可能であるとはいえ、飲食店によ
って予め用意された複数パターンのメニューの中から、
顧客のニーズに近いパターンを選択するというものに過
ぎない。したがって、顧客の嗜好や要求に応じた最適な
メニューを提示するには限界がある。
【0009】具体的には、季節や時刻、顧客の性別や年
齢や構成員といった特徴をメニューに反映させることは
できても、それぞれの顧客の個別の嗜好や要求を反映さ
せるまでには至らない。つまり、手間暇かけて顧客が選
択したメニューであるにもかかわらず、依然として、そ
れぞれの顧客の個別の要求に十分に応えられるメニュー
を提示することができない。
【0010】本発明は、上記課題に基づいて創案され、
その目的は、ユーザの負担を極力少なくして、そのユー
ザに適した選択項目の一覧表を提示することができる情
報選択システムを提供することである。
【0011】より具体的な目的は、ユーザが過去に利用
したことのある店舗では、ユーザのワンタッチ操作程度
の極めて簡単な入力操作によって、それぞれのユーザの
個別の嗜好や要求を的確に反映した選択項目の一覧表を
提示することができ、また、ユーザが初めて利用する店
舗であっても同様に、ユーザのワンタッチ操作程度の極
めて簡単な入力操作によって、ユーザの性別や年齢のよ
うなグループ属性に応じた選択項目の一覧表を提示する
ことができる情報選択システムを提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る情
報選択システムは、上記の課題を解決するために、ユー
ザが選択し得る選択項目を、ユーザの入力情報に応じて
切り換えて表示する情報選択システムにおいて、ユーザ
を個別に識別するユーザ識別情報と、上記選択項目の中
からユーザが選択したユーザ選択項目とを対応付けて管
理する個別情報管理手段と、ユーザ識別情報が入力され
たときに、入力されたユーザ識別情報に対応付けられた
ユーザ選択項目を個別情報管理手段から呼び出して表示
用データを作成する制御手段とを備えていることを特徴
としている。
【0013】上記の構成によれば、ユーザは、情報選択
システムにユーザ識別情報とユーザ選択項目とを登録す
ると、ユーザ識別情報とユーザ選択項目とは対応付けら
れて、個別情報管理手段にて管理される。したがって、
ユーザ識別情報とユーザ選択項目とを登録した後は、情
報選択システムにユーザ識別情報を入力するという簡単
な操作によって、ユーザは、自身の嗜好や要求を的確に
反映したユーザ選択項目の表示サービスを受けることが
できる。
【0014】例えば、この情報選択システムを商品・サ
ービス一覧表表示装置として応用することができる。す
なわち、顧客がある店舗を訪れて商品またはサービスを
選択しようとするときに、その店舗または系列店舗にお
いてユーザ識別情報とユーザ選択項目とが既に登録され
ている場合には、顧客は、自分のユーザ識別情報を商品
・サービス一覧表表示装置に入力するだけで、その店舗
が予め用意している商品・サービス一覧表の中から、自
分の嗜好や要求には合わない商品・サービスを除外した
商品・サービス一覧表を即座に見ることができる。この
結果、所望の商品・サービスを選択する際の顧客の負担
を大幅に軽減することができる。
【0015】さらに、店舗毎に備えられた情報選択シス
テムを系列店舗間でリンクさせれば、ユーザが利用した
ことのない店舗でも、既に利用済みの店舗の系列であれ
ば、ユーザ識別情報を入力するだけで、利用済みの店舗
と同様にユーザ選択項目の表示サービスを即座に受ける
ことができる。
【0016】なお、情報選択システムにユーザ識別情報
を入力する方法としては、種々の形態を採用することが
できる。一例として、ユーザが携帯する携帯装置にユー
ザ識別情報をメモリしておき、店舗側に据え置かれた固
定装置と携帯装置との間で赤外線通信等の無線通信を可
能とする構成にしてもよい。この場合には、ユーザ識別
情報の入力用に設けられた携帯装置の入力キーに触れる
だけのワンタッチ操作によって、情報選択システムにユ
ーザ識別情報を入力することができる。
【0017】他の例として、IDカードのような記録媒
体にユーザ識別情報を記録しておき、上記固定装置の読
み取り機によって、記録媒体からユーザ識別情報を読み
出すように構成してもよい。この場合にも、固定装置の
読み取り機に記録媒体を挿入する、あるいはスライドさ
せる等の極めて簡単な操作で情報選択システムにユーザ
識別情報を入力することができる。
【0018】請求項2の発明に係る情報選択システム
は、上記の課題を解決するために、請求項1の構成に加
えて、ユーザが属するグループを識別するグループ識別
情報と、グループ識別情報に応じたグループ別選択項目
とを対応付けて管理するグループ情報管理手段をさらに
備え、上記制御手段は、ユーザ識別情報およびグループ
識別情報が入力されたときに、入力されたユーザ識別情
報が個別情報管理手段に存在しているかどうかを判定
し、存在しているときに、上記ユーザ選択項目を個別情
報管理手段から呼び出して表示する一方、存在していな
いときに、入力されたグループ識別情報に応じたグルー
プ別選択項目をグループ情報管理手段から呼び出して表
示用データを作成することを特徴としている。
【0019】上記の構成において、グループ識別情報と
は、例えばユーザの性別や年齢のようなユーザのグルー
プ属性に関する情報を意味している。一般に、ユーザの
嗜好や要求には、グループ属性に応じた傾向が見られ
る。このため、グループ識別情報に応じたグループ別選
択項目の対応付けは、店舗側がグループ属性の傾向を分
析することによって、グループ情報管理手段によって予
め用意しておくことができるものである。
【0020】したがって、ユーザが情報選択システムに
ユーザ識別情報およびグループ識別情報を入力しさえす
れば、制御手段が、入力されたユーザ識別情報が個別情
報管理手段に存在しているかどうかを判定するので、ユ
ーザ識別情報とユーザ選択項目とが既に登録されている
場合には、ユーザの嗜好や要求を的確に反映したユーザ
選択項目の表示サービスを即座に受けることができる一
方、ユーザが利用したことのない店舗を訪れた場合であ
っても、少なくともユーザのグループ属性に応じたグル
ープ別選択項目の表示サービスを即座に受けることがで
きる。
【0021】この結果、店舗を訪れたことの有る無しに
よらず、所望の商品・サービスを選択する際のユーザの
負担を大幅に軽減することができる。
【0022】請求項3の発明に係る情報選択システム
は、上記の課題を解決するために、請求項2の構成に加
えて、上記情報選択システムは、1つ以上の携帯装置と
1つ以上の固定装置とで構成され、上記携帯装置は、上
記ユーザ識別情報またはグループ識別情報を入力する入
力手段と、入力されたユーザ識別情報またはグループ識
別情報を記憶保持する記憶手段と、ユーザ識別情報また
はグループ識別情報を記憶手段から呼び出して固定装置
に転送する識別情報転送手段とを備え、上記固定装置
は、ユーザ選択項目またはグループ別選択項目を表示す
る表示手段と、上記個別情報管理手段、グループ情報管
理手段および制御手段とを備えていることを特徴として
いる。
【0023】上記の構成によれば、ユーザは、携帯装置
の入力手段を介して、ユーザ識別情報またはグループ識
別情報を携帯装置に一旦入力しておきさえすれば、必要
なときに識別情報転送手段によってユーザ識別情報また
はグループ識別情報を記憶手段から呼び出して、固定装
置に転送することができる。したがって、ユーザ識別情
報またはグループ識別情報をいちいち入力する手間を省
くことができる。
【0024】また、識別情報転送手段に接続されたワン
タッチキーを設けておけば、ユーザは最も簡単なワンタ
ッチ操作によって、ユーザ識別情報またはグループ識別
情報を識別情報転送手段から固定装置に転送させること
ができ、固定装置の表示手段にユーザ選択項目またはグ
ループ別選択項目を直ちに表示させることができる。
【0025】請求項4の発明に係る情報選択システム
は、上記の課題を解決するために、請求項2の構成に加
えて、上記情報選択システムは、1つ以上の携帯装置と
1つ以上の固定装置とで構成され、上記携帯装置は、上
記ユーザ識別情報またはグループ識別情報を入力する入
力手段と、上記ユーザ選択項目またはグループ別選択項
目を表示する表示手段とを備え、上記固定装置は、上記
個別情報管理手段、グループ情報管理手段および制御手
段とを備え、携帯装置と固定装置との間で、上記ユーザ
識別情報またはグループ識別情報と、上記表示用データ
とが送受されることを特徴としている。
【0026】上記の構成によれば、携帯装置に入力手段
および表示手段が設けられているので、ユーザの手元
で、ユーザ選択項目またはグループ別選択項目の表示サ
ービスを受けることができる。また、ユーザ選択項目ま
たはグループ別選択項目の中から特定の項目を選択して
発注する注文処理機能を携帯装置に持たせた場合には、
ユーザの手元で簡便に注文操作を行うことができる。
【0027】請求項5の発明に係る情報選択システム
は、上記の課題を解決するために、請求項4の構成に加
えて、上記携帯装置は、上記表示手段に表示されたユー
ザ選択項目またはグループ別選択項目の中から、ユーザ
が選択した項目を検知する選択項目検知手段と、選択項
目検知手段が検知した項目を固定装置に転送する選択項
目転送手段とをさらに備えていることを特徴としてい
る。
【0028】上記の構成によれば、携帯装置の表示手段
に表示されたユーザ選択項目またはグループ別選択項目
の中から、ユーザが特定の項目を選択したことが、選択
項目検知手段によって検知され、選択項目転送手段によ
って、その特定の項目が固定装置に転送される。この結
果、固定装置は、その特定の項目に関する各種の処理を
行うことができる。
【0029】例えば、ユーザが選択した特定の項目の注
文を受け付ける処理を始め、既に登録されているユーザ
選択項目の並べ替え等の更新処理や、グループ別選択項
目の中の特定の項目をユーザ選択項目として新規に登録
する処理や、グループ別選択項目の中の特定の項目をユ
ーザ選択項目に追加する処理や、その他、特定の項目の
注文歴を作成記録する処理、注文歴を参照して注文回数
の多い順にユーザ選択項目を並べ替える処理等を行うこ
とができる。
【0030】また、ユーザ選択項目またはグループ別選
択項目を表示する機能と、店舗に対して特定の項目を注
文する機能とを携帯装置が備えているので、固定装置を
ユーザの手元に設置しておく必要が無くなる。このた
め、店舗側が注文受付処理を行うのに最も都合の良い場
所に固定装置を配備することが可能になる。例えば、レ
ストランのような店舗では、固定装置を各テーブルでは
なく、厨房等に設置することができるので、テーブルセ
ッティングに支障を来すことはなく、また食事の雰囲気
を損なうこともない。
【0031】請求項6の発明に係る情報選択システム
は、上記の課題を解決するために、請求項1ないし5の
いずれか1項に記載の構成に加えて、上記ユーザ選択項
目または他にユーザが選択し得る選択項目の中から、少
なくとも1つの項目が選択される毎に、ユーザ選択項目
の選択回数およびユーザ選択項目の表示順序を含む上記
個別情報管理手段の管理内容が、更新されることを特徴
としている。
【0032】上記の構成によれば、ユーザがどの項目を
選択したかを、個別情報管理手段の管理内容にリアルタ
イムに反映させることができる。したがって、選択回数
の多い順にユーザ選択項目を表示する処理や、新たに選
択された項目をユーザ選択項目に追加して表示する処理
等が可能になるので、ユーザの個別の嗜好や要求を一層
的確に反映した選択項目の表示サービスを提供すること
ができる。
【0033】請求項7の発明に係る情報選択システム
は、上記の課題を解決するために、請求項1ないし6の
いずれか1項に記載の構成に加えて、上記グループ別選
択項目または他にユーザが選択し得る選択項目の中か
ら、少なくとも1つの項目が選択される毎に、グループ
別選択項目の選択回数およびグループ別選択項目の表示
順序を含む上記グループ情報管理手段の管理内容が、更
新されることを特徴としている。
【0034】上記の構成によれば、ユーザがどの項目を
選択したかを、グループ情報管理手段の管理内容にリア
ルタイムに反映させることができる。したがって、選択
回数の多い順にグループ別選択項目を表示する処理や、
新たに選択された項目をグループ別選択項目に追加して
表示する処理等が可能になるので、グループ情報管理手
段の管理内容が更新されればされる程、ユーザの性別や
年齢のようなグループ属性に一層的確に対応した選択項
目の表示サービスを提供することができる。
【0035】請求項8の発明に係る情報選択システム
は、上記の課題を解決するために、請求項3ないし7の
いずれか1項に記載の構成に加えて、上記個別情報管理
手段は、上記ユーザ選択項目の表示順序を管理してお
り、上記携帯装置および固定装置の少なくとも一方に
は、上記表示順序を任意に入れ替える表示順序指定手段
が備えられていることを特徴としている。
【0036】上記の構成によれば、ユーザは、表示順序
指定手段を操作すれば、個別情報管理手段にて管理され
ているユーザ選択項目の表示順序を任意に入れ替えるこ
とができる。この結果、ユーザは、自分の好みに合った
項目を、その選択回数によらず優先して表示させること
ができるので、ユーザの個別の嗜好や要求をより一層的
確に反映した選択項目の表示サービスを提供することが
できる。
【0037】
【発明の実施の形態】〔実施の形態1〕本発明の実施の
一形態を図1ないし図5に基づいて以下に説明する。
【0038】図1に示すように、本実施の形態に係る情
報システムは、例えばレストランなどでユーザ毎に用意
される複数の携帯装置101,102,...とテーブ
ル毎に設置された固定装置103とからなる。
【0039】上記携帯装置101,102,...は、
それぞれ、ユーザを個別に識別するユーザ識別情報とし
ての個別ID、およびユーザが所属するグループの特徴
を識別するグループ識別情報としてのグループIDの入
力もしくは送出指示を受け付けるユーザ入力部301
と、個別IDおよびグループIDを記憶するための個別
ID・グループID記憶部302(記憶手段)と、ユー
ザ入力部301からの送出指示に従って個別IDとグル
ープIDとを固定装置103に送出する個別ID・グル
ープID送出部303(識別情報転送手段)とからな
る。
【0040】上記の個別IDは、個人名(平仮名、漢
字、ローマ字)、記号または番号の組み合わせ(電話番
号や電子メールアドレス等)、声紋、指紋、顔写真等の
ように、一人一人を識別することのできる情報で、かつ
コンピュータで処理できるデータに変換できる情報であ
ればよい。また、上記のグループIDは、年齢、性別、
家族、出身地のように、ある個人が属する一定範囲のグ
ループを識別することのできる情報で、かつコンピュー
タで処理できるデータに変換できる情報であればよい。
【0041】該固定装置103は、各種データの処理・
管理を行うための制御部310(制御手段)と、上記個
別ID・グループID送出部301から送出された個別
IDおよびグループIDが入力される個別ID・グルー
プID入力部311と、制御部310で表示データを作
成することによって、取り扱っている商品やサービス内
容のメニューを表示するための選択項目一覧表示部31
5と、選択項目一覧表示部315に表示されたメニュー
の中からユーザが特定の項目を指定するための入力を受
け付ける項目入力部318とからなる。
【0042】該制御部310は、携帯装置101(ある
いは携帯装置102等)から入力された個別IDおよび
グループIDを一時的に記憶するためのID一時記憶部
312と、個別IDを解析するための個別ID解析部3
13と、図2(a)に例示するような個別IDと、その
個別IDを持つユーザが選択した項目とを対応付け、個
別ID/項目一覧対応表を作成し記憶しておくこと、お
よびユーザが選択した項目の選択履歴(店舗名、選択日
時、選択回数等)やメニューにおける項目の表示順序等
を記録して管理するための個別ID/項目一覧対応表管
理部314(個別情報管理手段)と、グループIDを解
析するためのグループID解析部316と、図2(b)
に例示するようなグループIDと、そのグループIDに
よって示されるグループの特徴に応じた項目とを対応付
け、グループID/項目一覧対応表を作成し記憶してお
くこと、およびユーザが選択した項目の選択履歴やメニ
ューにおける項目の表示順序等を管理するためのグルー
プID/項目一覧対応表管理部317(グループ情報管
理手段)と、ユーザが個別ID/項目一覧対応表または
グループID/項目一覧対応表の中から選択した特定項
目の注文処理をするための選択項目処理部319とから
なる。
【0043】これにより、制御部310は、入力される
ユーザの個別IDやグループIDを一時的に記憶した
り、個別IDおよびグループIDに対応する各一覧表を
参照して個別IDおよびグループIDに応じたメニュー
を切り換えて表示したり、ユーザが特定項目を選択した
ことに基づいて、個別IDおよびグループIDを参照し
て個別ID/項目一覧対応表とグループID/項目一覧
対応表を更新したりする機能を有する。
【0044】なお、個別ID・グループID送出部30
3と個別ID・グループID入力部311との間で行わ
れる通信は、有線または無線のいずれの形態であっても
よい。
【0045】上記の構成において、ユーザが、携帯装置
101のユーザ入力部301で自分の個別IDおよびグ
ループIDの送出指示をすると、個別ID・グループI
D記憶部302から個別IDおよびグループIDが読み
出され、個別ID・グループID送出部303から固定
装置103の個別ID・グループID入力部311を通
じて固定装置103へ転送される。
【0046】なお、個別ID・グループID記憶部30
2に、個別IDおよびグループIDを一旦記憶させてお
けば、ユーザ入力部301をワンタッチ操作するだけ
で、個別IDおよびグループIDを、必要なときに瞬時
に固定装置103へ転送することができる。
【0047】固定装置103の制御部310は、携帯装
置101から固定装置103に入力された該個別IDと
グループIDとをまずID一時記憶部312に一時的に
記憶し、次に個別ID解析部313に送出する。個別I
D解析部313では、入力された個別IDおよびグルー
プIDを解析し、個別ID/項目一覧対応表管理部31
4にアクセスすることによって、それが既に登録されて
いる個別IDを含むのかどうかを判断する。
【0048】続いて、個別IDが既に登録されていると
個別ID解析部313が判断した場合には、その個別I
Dの持ち主であるユーザが、自分の嗜好や要求に適合し
た商品やサービスの項目を既に登録しており、個別ID
/項目一覧対応表管理部314には、個別IDと好みの
項目とが対応付けて記憶されている。したがって、ユー
ザは、ユーザ入力部301に対する最も簡単なワンタッ
チ操作によって、個別IDの送出指示を出すだけで、個
別IDに対応した最適な項目から成るメニューが選択項
目一覧表示部315に即座に表示される。
【0049】一方、個別IDが未登録であると個別ID
解析部313が判断した場合には、該個別IDおよびグ
ループIDは、個別ID解析部313からグループID
解析部316に送出され、グループID解析部316に
よってグループIDの内容が解析される。その結果、グ
ループID/項目一覧対応表管理部317が参照され、
参照結果である、該グループIDに対応するグループ属
性に最適なメニューが選択項目一覧表示部315に表示
される。
【0050】また、ユーザが、個別ID/項目一覧対応
表に含まれていない項目の表示を望む場合には、ユーザ
入力部301を操作することによって、グループIDの
送出を指示することもできる。
【0051】こうして、ユーザは表示されたメニューを
見ながら、項目入力部318で所望の項目を選択的に入
力する。これを受けて、選択項目処理部319は、項目
入力部318で受け付けた項目の注文処理をする。さら
に、個別ID/項目一覧対応表管理部314およびグル
ープID/項目一覧対応表管理部317は、ID一時記
憶部312に一時的に記憶されている個別IDおよび/
またはグループIDと、選択的に入力された項目とを対
応付け、ユーザがメニューから項目を選択する毎に、既
存の個別ID/項目一覧対応表および/またはグループ
ID/項目一覧対応表をリアルタイムに更新する。
【0052】例えば、個別ID/項目一覧対応表管理部
314は、新しく入力した項目が既存の項目より先に表
示されるように、個別ID/項目一覧対応表の中の項目
順序を入れ替えてもよい。また、個別ID/項目一覧対
応表管理部314は、項目の選択履歴を記録し、選択回
数の多い項目から順に表示されるように、個別ID/項
目一覧対応表を管理してもよい。さらに、個別ID/項
目一覧対応表管理部314は、グループID/項目一覧
対応表から選択された項目を個別ID/項目一覧対応表
に追加するようにしてもよい。
【0053】一方、グループID/項目一覧対応表管理
部317は、項目の選択履歴を記録し、グループの属性
が常時反映されるようにグループID/項目一覧対応表
を更新してもよい。この場合には、選択履歴が累積すれ
ばする程、グループの属性に基づく嗜好や要求が、的確
に反映されたメニューの表示サービスをユーザに提供す
ることができる。
【0054】図2(a)は、個別ID/項目一覧対応表
管理部314が記憶する個別ID/項目一覧対応表を表
の形で表現したものであり、個別IDと、そのユーザが
選択した好みの項目から成るメニューとが対応した形で
管理されていることを示している。具体的には、「山田
太郎」という個別IDに対応する優先表示項目は、豚の
角煮、焼き鳥、おでん、枝豆、...であり、「鈴木花
子」という個別IDに対応する優先表示項目は、大根サ
ラダ、海老シューマイ、南瓜コロッケ、枝豆、...で
あることがわかる。
【0055】同様に図2(b)は、グループID/項目
一覧対応表管理部317が記憶するグループID/項目
一覧対応表を表の形で表現したものであり、グループI
Dと、そのグループIDが示すグループの属性に適した
メニューとが対応した形で管理されていることを示して
いる。具体的には、男40代前半というグループIDに
対応する優先表示項目は、40代前半の男性の嗜好を反
映させた、焼き鳥、おでん、枝豆、さしみ、...であ
り、女20代前半というグループIDに対応する優先表
示項目は、20代前半の女性の嗜好を反映させた、海老
シューマイ、南瓜コロッケ、枝豆、チーズ、...であ
ることがわかる。
【0056】図3および図4は共に、同じ固定装置10
3に、個別IDまたはグループIDに応じたメニュー1
04・105・904・905が切り換えて表示されて
いる様子を例示している。
【0057】図3は、ユーザである山田太郎と鈴木花子
とはこの飲食店を過去に訪れたことがあるので、個別I
Dに基づいたメニューの提示を受けている例を示してい
る。
【0058】具体的には、ユーザが携帯装置101から
個別ID(山田太郎)とグループID(40歳、男な
ど)とをレストランなどのテーブルに置かれている固定
装置103に送った結果、図2(a)に図示する個別I
D/項目一覧対応表が参照され、固定装置103にその
個別IDに対応付けられた、ユーザの嗜好や要求を反映
した最適なメニュー104が表示される。
【0059】また、別のユーザが他の携帯装置102か
ら個別ID(鈴木花子)とグループID(22歳、女な
ど)を同じ固定装置103に送った結果、図2(a)に
図示する個別ID/項目一覧対応表が参照され、固定装
置103にその個別IDに対応付けられた、ユーザの嗜
好や要求を反映した最適なメニュー105が表示され
る。
【0060】一方で、図4は、ユーザである山田太郎と
鈴木花子とはこの飲食店を初めて訪れたので、グループ
IDに基づいたメニューの提示を受けている例を示して
いる。図3と異なる点は、個別IDとグループIDとを
固定装置103に送った結果、図2(a)に図示する個
別ID/項目一覧対応表ではなく、図2(b)に図示す
るグループID/項目一覧対応表が参照され、図3のメ
ニュー104・105とは違ったメニュー904・90
5が固定装置903に表示されるところである。
【0061】ユーザは、図3あるいは図4のように表示
されているメニューの中から所望の項目を選んで注文す
ることができる。
【0062】次に、図5のフローチャートを参照しなが
ら、本実施の形態の固定装置103の動作を説明する。
【0063】ステップ(以下、Sと略記する)501で
は、固定装置103は、携帯装置101(あるいは携帯
装置102)から個別IDまたはグループIDが入力さ
れるのを待っているか、あるいはユーザまたは携帯装置
から特定の項目が入力されるのを待っている。S502
では、固定装置103に入力されたデータが、個別ID
・グループID入力部311から入力された個別IDま
たはグループIDなのか、あるいは項目入力部318か
ら入力された特定の項目なのかが判断される。
【0064】S502で該データが個別IDまたはグル
ープIDであると判断された場合には、個別ID解析部
313にて個別IDを検索し(S503)、S504で
該個別IDが個別ID/項目一覧対応表管理部314に
登録されているか否かが判断される。
【0065】S504で該個別IDが見つかった場合、
すなわち、該データが登録済み個別IDであると判断さ
れた場合には、S505で、例えば過去の注文のうち最
も回数の多い順に表示用の項目を選別することで、該個
別IDに対応するユーザに最適なメニューが固定装置1
03の選択項目一覧表示部315に表示される。
【0066】S504で該個別IDが見つからない場
合、すなわち、該データが登録済み個別IDではないと
判断された場合には、S506で、該個別IDが個別I
D/項目一覧対応表管理部314において新規に登録さ
れると共に、グループID解析部316にてグループI
Dが解析され、グループIDに対応する該ユーザに最適
なメニューがグループID/項目一覧対応表管理部31
7から読み出されて選択項目一覧表示部315に表示さ
れる(S507)。
【0067】一方、S502で該データが特定の項目で
あると判断された場合には、S508でその特定の項目
に対する注文処理が行われる。その後、個別ID/項目
一覧対応表管理部314において既存の個別ID/項目
一覧対応表を更新する処理(S509)や、グループI
D/項目一覧対応表管理部317において既存のグルー
プID/項目一覧対応表を更新する処理が行われる(S
510)。
【0068】なお、この図5のS505、507、51
0で「表示」を「携帯装置へ送出」と読み替えれば、本
図は、後程詳解する実施の形態2の固定装置の動作を説
明したフローチャートとなる。
【0069】以上のように、本実施の形態では、1つの
店舗におけるメニューの表示サービスについて説明した
が、本発明がこの形態に限定されるものではない。例え
ば、コンピュータのオンラインシステムのように固定装
置を系列店舗でリンクさせれば、ユーザが利用したこと
のない店舗でも、既に利用済みの店舗の系列であれば、
利用済みの店舗と同様に個別IDに基づくメニューの表
示サービスを即座に受けることができる。
【0070】また、本実施の形態では、情報選択システ
ムを携帯装置と固定装置とで構成しているが、これらを
一体化したとしても、個別IDやグループIDに応じた
最適なメニューの表示サービスをユーザに提供できるこ
とに変わりはない。
【0071】ただ、情報選択システムを携帯装置と固定
装置とに分けることによって、ユーザが個別IDやグル
ープIDを携帯装置に一旦入力しておきさえすれば、固
定装置に所望のメニューを表示させるための操作が、携
帯装置に対する最も簡単なワンタッチ操作だけで済ます
ことができるという効果が得られる。
【0072】また、本実施の形態の携帯装置101のよ
うに、その機能をID入力の受け付けと記憶、およびそ
の送出に限るようにすれば、携帯装置に搭載する部材が
減り、より小型で軽量の持ち運びが楽な携帯装置を実現
できるという効果がある。また、固定装置は持ち運ぶ必
要が無いので、そこでメニューを表示すれば、メニュー
表示に十分な広さを確保でき、ユーザがメニューを見や
すいという効果もある。
【0073】本実施の形態の変形例を以下に1つ挙げ
る。この変形例は、上記のように過去の注文歴に基づい
て注文の多かった項目を優先的に上位に並べることで装
置によって自動的に提示されるメニューに、ユーザが自
分の好みに合った項目をさらに高い優先順位で自由に追
加することを可能にするものである。こうすることで、
ユーザは選択履歴に基づいたメニューの提示手順とは全
く無関係に、自分の嗜好や要求を反映した独自のメニュ
ーを作成することができる。
【0074】具体的には、一例として”お好み項目の登
録”を指示するボタン320(表示順序指定手段)を前
記項目入力部318に設け、お好み項目登録部(図示せ
ず)を個別ID/項目一覧対応表管理部314に設けて
おけば、メニュー項目の選択に続いてこのボタン320
をユーザが押すことで、お好み項目登録部が該ユーザの
個別IDを参照して、該お好み項目を個別ID/項目一
覧対応表管理部314に記憶されている個別ID/項目
一覧対応表に追加する。こうすることで、次回に表示さ
れるメニューには該ユーザが選択したお好み項目が優先
的に表示される。
【0075】これにより、ユーザは、自分の好みに合っ
た項目を、その選択回数によらず優先して表示させるこ
とができるので、ユーザの個別の嗜好や要求をより一層
的確に反映したメニューの表示サービスを受けることが
できる。
【0076】〔実施の形態2〕次に、本発明の他の実施
の形態について図6ないし図9に基づいて説明すれば以
下の通りである。
【0077】実施の形態1との相違点は、メニューが固
定装置ではなく携帯装置に表示されるところにある。
【0078】図6に示すように、本実施の形態は、複数
の携帯装置201,202,...と固定装置203と
からなる。
【0079】上記携帯装置201,202,...は、
実施の形態1における携帯装置101,102,...
が備えているユーザ入力部301、個別ID・グループ
ID記憶部302、個別ID・グループID送出部30
3とそれぞれ同一の機能を有するユーザ入力部401、
個別ID・グループID記憶部402(記憶手段)、個
別ID・グループID送出部403(識別情報転送手
段)を備えている。さらに、携帯装置201,20
2,...は、固定装置203で作成されたメニューの
表示用データが入力される選択項目一覧入力部404
と、選択項目一覧入力部404を通じて入力されたメニ
ューを表示する選択項目一覧表示部405(表示手段)
と、表示されたメニューの中からユーザ入力部401を
操作して選択した特定の項目を検知すると共に、検知し
た特定の項目を固定装置203に送出する選択項目送出
部406(選択項目検知手段および選択項目転送手段)
とからなる。
【0080】該固定装置203は、実施の形態1におけ
る固定装置103が備えている制御部310、個別ID
・グループID入力部311と同一の機能を有する制御
部410(制御手段)と、個別ID・グループID入力
部411とを備えている。また、固定装置203は、制
御部410において作成されたメニューの表示用データ
を携帯装置201,202,...に送出するための選
択項目一覧送出部415と、携帯装置201,20
2,...の選択項目一覧表示部405に表示された項
目の中からユーザが選択した特定の項目の入力を受け付
ける項目入力部418とを備えている。
【0081】該制御部410は、実施の形態1の制御部
310が備えているID一時記憶部312、個別ID解
析部313、個別ID/項目一覧対応表管理部314、
グループID解析部316、グループID/項目一覧対
応表管理部317、選択項目処理部319と同一の機能
を有するID一時記憶部412、個別ID解析部41
3、個別ID/項目一覧対応表管理部414(個別情報
管理手段)、グループID解析部416、グループID
/項目一覧対応表管理部417(グループ情報管理手
段)、選択項目処理部419とを備えている。
【0082】なお、個別ID・グループID送出部40
3と個別ID・グループID入力部411との間、選択
項目一覧入力部404と選択項目一覧送出部415との
間、および選択項目送出部406と項目入力部418と
の間で行われる通信は、有線または無線のいずれの形態
であってもよい。
【0083】上記の構成において、ユーザが、例えば携
帯装置201のユーザ入力部401で自分の個別IDお
よびグループIDの送出指示をすると、携帯装置201
は、個別ID・グループID記憶部402を参照して、
個別IDおよびグループIDを読み出す。読み出された
個別IDおよびグループIDは、個別ID・グループI
D送出部403から固定装置203の個別ID・グルー
プID入力部411を通じて固定装置203へ転送され
る。
【0084】なお、個別ID・グループID記憶部40
2に、個別IDおよびグループIDを一旦記憶させてお
けば、ユーザ入力部401をワンタッチ操作するだけ
で、個別IDおよびグループIDを、必要なときに瞬時
に固定装置203へ転送することができる。
【0085】固定装置203の制御部410は、携帯装
置201から固定装置203に入力された該個別IDと
グループIDとをまずID一時記憶部412に一時的に
記憶し、次に個別ID解析部413に送出する。個別I
D解析部413では、入力された個別IDおよびグルー
プIDを解析し、個別ID/項目一覧対応表管理部41
4にアクセスすることによって、それが既に登録されて
いる個別IDを含むのかどうかを判断する。
【0086】続いて、個別IDが既に登録されていると
個別ID解析部413が判断した場合には、その個別I
Dの持ち主であるユーザの嗜好や要求に適合した商品や
サービスの項目が既に登録されており、個別ID/項目
一覧対応表管理部414には、個別IDと好みの項目と
が対応付けて記憶されている。したがって、ユーザは、
ユーザ入力部401に対する最も簡単なワンタッチ操作
によって、個別IDの送出指示を出すだけで、個別ID
に対応した最適な項目から成るメニューが個別ID/項
目一覧対応表管理部414から読み出され、表示用デー
タに変換されて選択項目一覧送出部415に送出され
る。
【0087】一方、個別IDが未登録であると個別ID
解析部413が判断した場合には、該個別IDおよびグ
ループIDは、個別ID解析部413からグループID
解析部416に送出され、グループID解析部416に
よってグループIDの内容が解析される。その結果、グ
ループID/項目一覧対応表管理部417が参照され、
参照結果である、該グループIDに対応するグループ属
性に最適なメニューが読み出され、表示用データに変換
されて選択項目一覧送出部415に送出される。
【0088】そして、該表示用データは選択項目一覧送
出部415から携帯装置201の選択項目一覧表示部4
05に転送されるので、ユーザは最適なメニューの表示
サービスをユーザの手元で即座に受けることができる。
さらに、ユーザはこの手元に表示されたメニューを見な
がら、ユーザ入力部401を操作することによって、メ
ニューの中から所望の項目を選択的に入力することがで
きる。
【0089】次に、選択項目送出部406は、ユーザが
選択した項目を検知し、検知した項目を固定装置203
の項目入力部418に転送する。これを受けて、選択項
目処理部419は、項目入力部418で受け付けた項目
の注文処理をする。さらに、個別ID/項目一覧対応表
管理部414およびグループID/項目一覧対応表管理
部417は、ID一時記憶部412に一時的に記憶され
ている個別IDおよび/またはグループIDと、選択的
に入力された項目とを対応付け、既存の個別ID/項目
一覧対応表および/またはグループID/項目一覧対応
表を更新する。
【0090】更新の具体的な処理内容は、実施の形態1
において説明したとおりである。
【0091】図7は、携帯装置201・202それぞれ
からの要求に応じて、固定装置203が個別IDまたは
グループIDに対応する最適なメニューを携帯装置20
1・202のそれぞれに送出し、携帯装置201・20
2に異なるメニューが表示されている様子を例示してい
る。
【0092】例えば、ユーザが携帯装置201から個別
ID(山田太郎)とグループID(40歳、男など)を
固定装置203に送った結果、固定装置203はその個
別IDに対応付けられた、ユーザの嗜好や要求を反映し
た最適なメニューを携帯装置201に送出し、携帯装置
201がこれを表示している。また、例えば、ユーザが
携帯装置202から個別ID(鈴木花子)とグループI
D(22歳、女など)を同じ固定装置203に送った結
果、固定装置203はその個別IDに対応付けられた、
ユーザの嗜好や要求を反映した最適なメニューを携帯装
置202に送出し、携帯装置202がこれを表示してい
る。ユーザは、表示されているメニューの中から所望の
項目を選んで注文することができる。
【0093】次に、図8のフローチャートを参照しなが
ら、本実施の形態の情報選択システムの動作を説明す
る。
【0094】まずS601では、携帯装置201(ある
いは携帯装置202)を使用するユーザが、ユーザ入力
部401を操作することによって、選択項目一覧の画面
表示を携帯装置201に対して要求する。続いて、S6
02では、ユーザ入力部401から入力された個別ID
とグループIDとが、携帯装置201から固定装置20
3の個別ID・グループID入力部411へ送出され
る。S603では、固定装置203に送られてきた該個
別IDが個別ID/項目一覧対応表管理部414に登録
されているか否かが、個別ID解析部413によって判
断される。
【0095】S603で該個別IDが見つかった場合、
すなわち、登録済みの個別IDが有ると判断された場合
には、S604で、個別ID/項目一覧対応表管理部4
14が参照され、参照結果として、該個別IDの持ち主
であるユーザに最適なメニューが個別ID/項目一覧対
応表管理部414から読み出される。読みだされたメニ
ューは、表示用データに変換され、選択項目一覧送出部
415から携帯装置201の選択項目一覧入力部404
へ送出される。
【0096】一方、S603で該個別IDが見つからな
い場合、すなわち、登録済みの個別IDが無いと判断さ
れた場合には、S605で、グループID解析部416
にてグループIDが解析されると共に、グループID/
項目一覧対応表管理部417が参照され、参照結果とし
て、該グループIDに対応するグループ属性に最適なメ
ニューがグループID/項目一覧対応表管理部417か
ら読み出されて固定装置203から携帯装置201に同
様に送出される。
【0097】次に、S606では、携帯装置201の選
択項目一覧入力部404にて入力された表示用データ
が、選択項目一覧表示部405に送られ、個別IDまた
はグループIDに応じたメニューが選択項目一覧表示部
405に表示される。S607では、ユーザがこの表示
されたメニューを見ながらユーザ入力部401を操作す
ることによって所望の項目を選択的に入力すると、この
選択的に入力された項目が携帯装置201の選択項目送
出部406から固定装置203の項目入力部418へ転
送される。
【0098】なお、S606で表示されるメニューは複
数頁で構成されていてもよい。さらに、個別IDに対応
付けられたメニューの後に、その店舗で取り扱っている
全てのメニューが付属する形態を採用することもでき
る。これにより、ユーザは、メニューの表示された頁を
切り換えることによって、自分の趣味、嗜好に最も適し
たメニュー以外のメニューについても表示サービスを受
けることができ、いつもとは違う項目の選択に挑戦する
ことも可能となる。
【0099】なお、実施の形態1中で前述したように、
図5のS505、507、510で「表示」を「携帯装
置へ送出」と読み替えれば、図5は、本実施の形態の動
作を説明したフローチャートとなる。
【0100】次に、図9のフローチャートを参照しなが
ら、本実施の形態の携帯装置201(あるいは携帯装置
202)の動作を説明する。
【0101】S701では、ユーザ入力部401の操作
によって、個別IDとグループIDとが携帯装置201
から固定装置203へ送出される。固定装置203でこ
の個別IDまたはグループIDに基づいて読み出された
メニューは、ステップS702で固定装置203から携
帯装置201に転送されて来ると、ステップS703で
ユーザに提示される。続いて、ステップS704でユー
ザによる項目の選択を受け付け、ステップS705で、
選択された項目が携帯装置201から固定装置203に
送出される。
【0102】このように、メニューを表示する機能と、
表示されたメニューの中から特定の項目を店舗に対して
注文する機能とを携帯装置201に持たせることによっ
て、固定装置203をユーザの手元に設置しておく必要
が無くなる。このため、店舗側が注文受付処理を行うの
に最も都合の良い場所に固定装置203を配備すること
が可能になる。例えば、レストランのような店舗では、
固定装置203を各テーブルではなく、厨房等に設置す
ることができるので、テーブルセッティングに支障を来
すことはなく、また食事の雰囲気を損なうこともないと
いう効果も得られる。
【0103】また厨房では、複数のユーザからの注文を
人手を介さずにしかも一括して受けることができる。さ
らに、固定装置203の図示しない管理端末をレジに設
置しておけば、レジでは固定装置203の制御部410
に残った記録を参照しながら簡便に代金を計算すること
もできる。
【0104】つまり、本実施の形態の固定装置と携帯装
置を用いれば、従来一般に広く行われているように、従
業員がユーザ個人個人あるいはグループ毎に注文を取っ
てそれを何らかの電子的手段で厨房に伝えるという方法
や、伝票に書かれた注文を見て清算をするという方法に
比べれば、少ない人手でより確実に注文管理や清算管理
ができるという効果が店側にはあり、しかも、ユーザ側
にとっては、極めて簡単な入力操作をするだけで自分の
嗜好や要求に合ったメニューの提示が受けられるという
効果がある。
【0105】第1の実施の形態同様の変形例が、本実施
の形態にも適用できる。この変形例は、上記のように過
去の注文歴に基づいて注文の多かった項目を優先的に上
位に並べることで装置によって自動的に提示されるメニ
ューに、ユーザが自分の好みに合った項目を高い優先順
位で自由に追加することを可能にする。こうすること
で、ユーザは選択履歴に基づいたメニューの提示手順と
は全く無関係に、自分の嗜好や要求を反映したメニュー
を作成することができる。
【0106】具体的には、”お好み項目の登録”を指示
するボタン420(表示順序指定手段)を前記ユーザ入
力部401に設け、お好み項目登録部(図示せず)を固
定装置203の個別ID/項目一覧対応表管理部414
に設けておけば、メニュー項目の選択に続いてこのボタ
ン420をユーザが押すことで、お好み項目登録部が該
ユーザの個別IDを参照して、該お好み項目を個別ID
/項目一覧対応表管理部414に記憶されている個別I
D/項目一覧対応表に追加する。こうすることで、次回
に表示されるメニューには該ユーザが選択したお好み項
目が、携帯装置201に優先的に表示される。
【0107】以上、飲食店における注文を例において説
明したが、本発明は当然これに限定されるものではな
く、個別のユーザ毎、あるいは一定の属性を持つグルー
プ毎で、選択内容に固有の傾向が見られるような情報選
択全般に適用できることは言うまでもない。
【0108】また、本発明に係る携帯装置には、個別I
D・グループID記憶部302・402のような個別I
DおよびグループIDを記憶しておく手段を設け、ユー
ザのワンタッチ操作により個別IDおよびグループID
が読み出される例を示したが、この他に、個別IDおよ
びグループIDが磁気的に記録されたIDカードをユー
ザが所有しており、IDカードから個別IDおよびグル
ープIDを必要に応じて携帯装置に読み取らせるように
構成してもよい。この場合には、ユーザが携帯装置を持
ち歩く必要も無くなる。
【0109】
【発明の効果】請求項1の発明に係る情報選択システム
は、以上のように、ユーザを個別に識別するユーザ識別
情報と、上記選択項目の中からユーザが選択したユーザ
選択項目とを対応付けて管理する個別情報管理手段と、
ユーザ識別情報が入力されたときに、入力されたユーザ
識別情報に対応付けられたユーザ選択項目を個別情報管
理手段から呼び出して表示用データを作成する制御手段
とを備えていることを特徴としている。
【0110】上記の構成によれば、ユーザ識別情報とユ
ーザ選択項目とを登録した後は、情報選択システムにユ
ーザ識別情報を入力するという簡単な操作によって、ユ
ーザは、自身の嗜好や要求を的確に反映したユーザ選択
項目の表示サービスを受けることができるという効果が
ある。
【0111】さらに、店舗毎に備えられた情報選択シス
テムを系列店舗間でリンクさせれば、ユーザが利用した
ことのない店舗でも、既に利用済みの店舗の系列であれ
ば、ユーザ識別情報を入力するだけで、利用済みの店舗
と同様にユーザ選択項目の表示サービスを即座に受ける
ことができるという効果も得られる。
【0112】請求項2の発明に係る情報選択システム
は、以上のように、請求項1の構成に加えて、ユーザが
属するグループを識別するグループ識別情報と、グルー
プ識別情報に応じたグループ別選択項目とを対応付けて
管理するグループ情報管理手段をさらに備え、上記制御
手段は、ユーザ識別情報およびグループ識別情報が入力
されたときに、入力されたユーザ識別情報が個別情報管
理手段に存在しているかどうかを判定し、存在している
ときに、上記ユーザ選択項目を個別情報管理手段から呼
び出して表示する一方、存在していないときに、入力さ
れたグループ識別情報に応じたグループ別選択項目をグ
ループ情報管理手段から呼び出して表示用データを作成
することを特徴としている。
【0113】上記構成によれば、ユーザが情報選択シス
テムにユーザ識別情報およびグループ識別情報を入力し
さえすれば、ユーザ識別情報とユーザ選択項目とが既に
登録されている場合には、ユーザの嗜好や要求を的確に
反映したユーザ選択項目の表示サービスを即座に受ける
ことができる一方、ユーザが利用したことのない店舗を
訪れた場合であっても、少なくともユーザのグループ属
性に応じたグループ別選択項目の表示サービスを即座に
受けることができるという効果がある。
【0114】この結果、店舗を訪れたことの有る無しに
よらず、所望の商品・サービスを選択する際のユーザの
負担を大幅に軽減することができるという効果が、請求
項1の効果に加えて得られる。
【0115】請求項3の発明に係る情報選択システム
は、以上のように、請求項2の構成に加えて、上記情報
選択システムは、1つ以上の携帯装置と1つ以上の固定
装置とで構成され、上記携帯装置は、上記ユーザ識別情
報またはグループ識別情報を入力する入力手段と、入力
されたユーザ識別情報またはグループ識別情報を記憶保
持する記憶手段と、ユーザ識別情報またはグループ識別
情報を記憶手段から呼び出して固定装置に転送する識別
情報転送手段とを備え、上記固定装置は、ユーザ選択項
目またはグループ別選択項目を表示する表示手段と、上
記個別情報管理手段、グループ情報管理手段および制御
手段とを備えていることを特徴としている。
【0116】上記の構成によれば、ユーザは、携帯装置
の入力手段を介して、ユーザ識別情報またはグループ識
別情報を携帯装置に一旦入力しておきさえすれば、必要
なときにユーザ識別情報またはグループ識別情報を呼び
出して、固定装置に転送することができるので、ユーザ
識別情報またはグループ識別情報をいちいち入力する手
間を省くことができる。
【0117】また、識別情報転送手段に接続されたワン
タッチキーを設けておけば、ユーザは最も簡単なワンタ
ッチ操作によって、ユーザ識別情報またはグループ識別
情報を固定装置に転送し、固定装置の表示手段にユーザ
選択項目またはグループ別選択項目を直ちに表示させる
ことができるという効果が、請求項2の効果に加えて得
られる。
【0118】請求項4の発明に係る情報選択システム
は、以上のように、請求項2の構成に加えて、上記情報
選択システムは、1つ以上の携帯装置と1つ以上の固定
装置とで構成され、上記携帯装置は、上記ユーザ識別情
報またはグループ識別情報を入力する入力手段と、上記
ユーザ選択項目またはグループ別選択項目を表示する表
示手段とを備え、上記固定装置は、上記個別情報管理手
段、グループ情報管理手段および制御手段とを備え、携
帯装置と固定装置との間で、上記ユーザ識別情報または
グループ識別情報と、上記表示用データとが送受される
ことを特徴としている。
【0119】上記の構成によれば、携帯装置に入力手段
および表示手段が設けられているので、ユーザの手元
で、ユーザ選択項目またはグループ別選択項目の表示サ
ービスを受けることができる。また、ユーザ選択項目ま
たはグループ別選択項目の中から特定の項目を選択して
発注する注文処理機能を携帯装置に持たせた場合には、
ユーザの手元で簡便に注文操作を行うことができるとい
う効果が、請求項2の効果に加えて得られる。
【0120】請求項5の発明に係る情報選択システム
は、以上のように、請求項4の構成に加えて、上記携帯
装置は、上記表示手段に表示されたユーザ選択項目また
はグループ別選択項目の中から、ユーザが選択した項目
を検知する選択項目検知手段と、選択項目検知手段が検
知した項目を固定装置に転送する選択項目転送手段とを
さらに備えていることを特徴としている。
【0121】上記の構成によれば、ユーザが選択した特
定の項目が固定装置に転送されるので、固定装置はその
特定の項目に関する各種の処理を行うことができるとい
う効果が、請求項4の効果に加えて得られる。
【0122】また、ユーザ選択項目またはグループ別選
択項目を表示する機能と、店舗に対して特定の項目を注
文する機能とを携帯装置が備えているので、固定装置を
ユーザの手元に設置しておく必要が無くなる。このた
め、店舗側が注文受付処理を行うのに最も都合の良い場
所に固定装置を配備することが可能になるという効果も
得られる。
【0123】請求項6の発明に係る情報選択システム
は、以上のように、請求項1ないし5のいずれか1項に
記載の構成に加えて、上記ユーザ選択項目または他にユ
ーザが選択し得る選択項目の中から、少なくとも1つの
項目が選択される毎に、ユーザ選択項目の選択回数およ
びユーザ選択項目の表示順序を含む上記個別情報管理手
段の管理内容が、更新されることを特徴としている。
【0124】上記の構成によれば、ユーザがどの項目を
選択したかを、個別情報管理手段の管理内容にリアルタ
イムに反映させることができる。したがって、選択回数
の多い順にユーザ選択項目を表示する処理や、新たに選
択された項目をユーザ選択項目に追加して表示する処理
等が可能になるので、ユーザの個別の嗜好や要求を一層
的確に反映した選択項目の表示サービスを提供すること
ができるという効果が、請求項1ないし5のいずれか1
項による効果に加えて得られる。
【0125】請求項7の発明に係る情報選択システム
は、以上のように、請求項1ないし6のいずれか1項に
記載の構成に加えて、上記グループ別選択項目または他
にユーザが選択し得る選択項目の中から、少なくとも1
つの項目が選択される毎に、グループ別選択項目の選択
回数およびグループ別選択項目の表示順序を含む上記グ
ループ情報管理手段の管理内容が、更新されることを特
徴としている。
【0126】上記の構成によれば、ユーザがどの項目を
選択したかを、グループ情報管理手段の管理内容にリア
ルタイムに反映させることができる。したがって、選択
回数の多い順にグループ別選択項目を表示する処理や、
新たに選択された項目をグループ別選択項目に追加して
表示する処理等が可能になるので、グループ情報管理手
段の管理内容が更新されればされる程、ユーザの性別や
年齢のようなグループ属性に一層的確に対応した選択項
目の表示サービスを提供することができるという効果
が、請求項1ないし6のいずれか1項による効果に加え
て得られる。
【0127】請求項8の発明に係る情報選択システム
は、以上のように、請求項3ないし7のいずれか1項に
記載の構成に加えて、上記個別情報管理手段は、上記ユ
ーザ選択項目の表示順序を管理しており、上記携帯装置
および固定装置の少なくとも一方には、上記表示順序を
任意に入れ替える表示順序指定手段が備えられているこ
とを特徴としている。
【0128】上記の構成によれば、ユーザは、自分の好
みに合った項目を、その選択回数によらず優先して表示
させることができるので、ユーザの個別の嗜好や要求を
より一層的確に反映した選択項目の表示サービスを提供
することができるという効果が、請求項3ないし7のい
ずれか1項による効果に加えて得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係わる情報選択シ
ステムの構成例を示すブロック図である。
【図2】(a)は上記実施の形態において、個別ID/
項目一覧対応表管理部が記憶する個別ID/項目一覧対
応表を表の形で表現した説明図であり、(b)は上記実
施の形態において、グループID/項目一覧対応表管理
部が記憶するグループID/項目一覧対応表を表の形で
表現した説明図である。
【図3】上記実施の形態において、個別ID/項目一覧
対応表に基づいてメニューが携帯装置に実際に表示され
ている様子を例示した説明図である。
【図4】上記実施の形態において、グループID/項目
一覧対応表に基づいてメニューが携帯装置に実際に表示
されている様子を例示した説明図である。
【図5】上記実施の形態と第2の実施の形態において、
固定装置全体の動作を示すフローチャートである。
【図6】本発明の第2の実施の形態に係わる情報選択シ
ステムの構成例を示すブロック図である。
【図7】上記実施の形態において、個別ID/項目一覧
対応表に基づいてメニューが携帯装置に実際に表示され
ている様子を例示した説明図である。
【図8】上記実施の形態において、携帯装置と固定装置
との全体の動作を示すフローチャートである。
【図9】上記実施の形態において、携帯装置の動作を示
すフローチャートである。
【符号の説明】
101 携帯装置 102 携帯装置 103 固定装置 201 携帯装置 202 携帯装置 203 固定装置 301 ユーザ入力部(入力手段) 302 個別ID・グループID記憶部(記憶手段) 303 個別ID・グループID送出部(識別情報転送
手段) 310 制御部(制御手段) 314 個別ID/項目一覧対応表管理部(個別情報管
理手段) 315 選択項目一覧表示部(表示手段) 317 グループID/項目一覧対応表管理部(グルー
プ情報管理手段) 320 ボタン(表示順序指定手段) 401 ユーザ入力部(入力手段) 402 個別ID・グループID記憶部(記憶手段) 403 個別ID・グループID送出部(識別情報転送
手段) 405 選択項目一覧表示部(表示手段) 406 選択項目送出部(選択項目検知手段、選択項目
転送手段) 410 制御部(制御手段) 414 個別ID/項目一覧対応表管理部(個別情報管
理手段) 417 グループID/項目一覧対応表管理部(グルー
プ情報管理手段) 420 ボタン(表示順序指定手段)
フロントページの続き Fターム(参考) 3E042 AA04 BA01 CD04 CE07 EA01 5B049 BB11 BB55 CC05 EE05 EE10 FF03 FF04 GG03 GG06 5E501 AA10 AC07 AC23 AC33 AC42 BA05 CA02 CB02 DA10 DA14 DA17 EB05 FA05 9A001 BB01 BB03 BB04 CC05 DD13 EE02 FF03 JJ14 JJ56 JJ57 KK57 LL03

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ユーザが選択し得る選択項目を、ユーザの
    入力情報に応じて切り換えて表示する情報選択システム
    において、 ユーザを個別に識別するユーザ識別情報と、上記選択項
    目の中からユーザが選択したユーザ選択項目とを対応付
    けて管理する個別情報管理手段と、 ユーザ識別情報が入力されたときに、入力されたユーザ
    識別情報に対応付けられたユーザ選択項目を個別情報管
    理手段から呼び出して表示用データを作成する制御手段
    とを備えていることを特徴とする情報選択システム。
  2. 【請求項2】ユーザが属するグループを識別するグルー
    プ識別情報と、グループ識別情報に応じたグループ別選
    択項目とを対応付けて管理するグループ情報管理手段を
    さらに備え、 上記制御手段は、ユーザ識別情報およびグループ識別情
    報が入力されたときに、入力されたユーザ識別情報が個
    別情報管理手段に存在しているかどうかを判定し、存在
    しているときに、上記ユーザ選択項目を個別情報管理手
    段から呼び出して表示する一方、存在していないとき
    に、入力されたグループ識別情報に応じたグループ別選
    択項目をグループ情報管理手段から呼び出して表示用デ
    ータを作成することを特徴とする請求項1に記載の情報
    選択システム。
  3. 【請求項3】上記情報選択システムは、1つ以上の携帯
    装置と1つ以上の固定装置とで構成され、 上記携帯装置は、上記ユーザ識別情報またはグループ識
    別情報を入力する入力手段と、入力されたユーザ識別情
    報またはグループ識別情報を記憶保持する記憶手段と、
    ユーザ識別情報またはグループ識別情報を記憶手段から
    呼び出して固定装置に転送する識別情報転送手段とを備
    え、 上記固定装置は、ユーザ選択項目またはグループ別選択
    項目を表示する表示手段と、上記個別情報管理手段、グ
    ループ情報管理手段および制御手段とを備えていること
    を特徴とする請求項2に記載の情報選択システム。
  4. 【請求項4】上記情報選択システムは、1つ以上の携帯
    装置と1つ以上の固定装置とで構成され、 上記携帯装置は、上記ユーザ識別情報またはグループ識
    別情報を入力する入力手段と、上記ユーザ選択項目また
    はグループ別選択項目を表示する表示手段とを備え、 上記固定装置は、上記個別情報管理手段、グループ情報
    管理手段および制御手段とを備え、 携帯装置と固定装置との間で、上記ユーザ識別情報また
    はグループ識別情報と、上記表示用データとが送受され
    ることを特徴とする請求項2に記載の情報選択システ
    ム。
  5. 【請求項5】上記携帯装置は、上記表示手段に表示され
    たユーザ選択項目またはグループ別選択項目の中から、
    ユーザが選択した項目を検知する選択項目検知手段と、
    選択項目検知手段が検知した項目を固定装置に転送する
    選択項目転送手段とをさらに備えていることを特徴とす
    る請求項4に記載の情報選択システム。
  6. 【請求項6】上記ユーザ選択項目または他にユーザが選
    択し得る選択項目の中から、少なくとも1つの項目が選
    択される毎に、ユーザ選択項目の選択回数およびユーザ
    選択項目の表示順序を含む上記個別情報管理手段の管理
    内容が、更新されることを特徴とする請求項1ないし5
    のいずれか1項に記載の情報選択システム。
  7. 【請求項7】上記グループ別選択項目または他にユーザ
    が選択し得る選択項目の中から、少なくとも1つの項目
    が選択される毎に、グループ別選択項目の選択回数およ
    びグループ別選択項目の表示順序を含む上記グループ情
    報管理手段の管理内容が、更新されることを特徴とする
    請求項1ないし6のいずれか1項に記載の情報選択シス
    テム。
  8. 【請求項8】上記個別情報管理手段は、上記ユーザ選択
    項目の表示順序を管理しており、上記携帯装置および固
    定装置の少なくとも一方には、上記表示順序を任意に入
    れ替える表示順序指定手段が備えられていることを特徴
    とする請求項3ないし7のいずれか1項に記載の情報選
    択システム。
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