JP3710786B2 - セルフ注文システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、有線放送等の放送システムによって放送されている楽曲等の情報に関するコンテンツ配信サイトの接続アドレス情報を、携帯電話,PHS(Personal Handyphone System),PDA(Personal Digital Assistant)等の携帯型電子機器に、赤外線通信,ブルートゥース通信,USB(Universal Serial Bus)通信等の通信を利用してダウンロードすることを可能にしたセルフ注文システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、有線放送システムによって放送されている楽曲をBGM(Back Ground Music)として店内に流している店(小売店,飲食店,遊技場,事務所等)において、客が今聞いている楽曲を携帯電話の着信時に鳴動するメロディ、いわゆる着メロとして携帯電話にダウンロードしたいと感じた場合、現状では携帯電話をインターネットに接続して、多数ある着メロ配信サイトの中から所望する楽曲の着メロ配信サイトを探し出し、そのサイトのWebページから着メロの音声データをダウンロードするしかなく、大変な手間と時間を要していた。しかも、これは曲名が分かっている場合であり、曲名が不明な場合には、有線放送会社に問い合わせる等して曲名を確認しない限り所望の着メロ配信サイトを探し出すことは困難であった。
【0003】
そこで従来、有線放送システムによって放送されている楽曲の音声データをその楽曲の曲名が不明でも携帯電話にダウンロードできるシステムとして、次のものが提案されていた。すなわち、インターネットに接続可能な携帯電話に、起動時にその時刻を携帯電話のクロック手段から取得し、利用者に放送会社と放送チャンネルあるいは店コードを入力させ、利用者の操作により起動時刻と放送会社及び放送チャンネルあるいは店コードを含む曲検索用データを送信し、楽曲の音声データをダウンロードして記憶するプログラムを実装する。また、携帯電話から曲検索用データを受信し、その曲検索用データにより放送プログラムデータベースから該当する楽曲を検索し、その楽曲の音声データを携帯電話に送信するダウンロードサーバと、放送を行なっている放送会社と放送チャンネルあるいは店コードを表示する放送表示手段とを備える。そして、利用者が有線放送で聞いた楽曲をダウンロードしたいと感じて携帯電話の前記プログラムを起動し、放送表示手段を参照してその楽曲を流している有線放送会社と放送チャンネルあるいはその楽曲を流している店の店コードを入力して送信のための操作を行なうと、指定された曲検索用データがインターネットを通じてダウンロードサーバに送信される。これにより、ダウンロードサーバは、携帯電話でのプログラム起動時に該当する有線放送会社の放送チャンネルから放送されている楽曲を検索し、その楽曲の音声データをインターネットを通じて当該携帯電話にダウンロードする。かくして、有線放送で流れている楽曲の音声データが携帯電話のメモリに記憶される、というものである(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
また、有線放送で流れている楽曲ではないが、インターネットを利用して携帯電話に着メロをダウンロードできるシステムとして、次のものが提案されていた。すなわち、インターネットに接続され、着メロを配信する配信ページを保持する配信サーバと、インターネットに接続され、音楽を録音した録音媒体またはその包装に付された識別コードとその音楽に対応する着メロの配信ページにおけるURL(Uniform Resource Locator)とを対応させたテーブルを保持し、携帯電話からインターネットを通じて識別コードが指定されるとその識別コードを対応する着メロ配信ページのURLに変換する変換サーバとを設ける。そして、利用者が着メロをダウンロードしたい曲の例えば録音媒体に付された識別コードを、インターネットに接続された携帯電話に入力して着メロのダウンロードを指定すると、その識別コードがインターネットを通じて変換サーバに送信される。これにより、変換サーバは、テーブルを検索してその識別コードを対応する着メロ配信ページのURLに変換し、そのURLを当該携帯電話のアクセス先として提示する。かくして、利用者は、アクセス先に指定されたURLの着メロ配信ページから所望する着メロを携帯電話にダウンロードできる、というものである(例えば、特許文献2参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−278562号公報
【0006】
【特許文献2】
特開2002−142044号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の有線放送ダウンロードシステムにおいては、有線放送を聞いてその楽曲をダウンロードしたいと感じた利用者は、携帯電話のプログラムを起動した後、その携帯電話を操作して該当する放送会社と放送チャンネルあるいは店コードを入力しなければならず、操作に煩雑感があった。また、携帯電話のプログラムを起動させるまでの操作に手間取ってダウンロードしようとした楽曲の放送が終了してしまうと、その楽曲をダウンロードする機会が失われていた。しかも、このシステムの場合には、楽曲の音声データを携帯電話に配信するインターネット上のサイトがダウンロードサーバのサイトに限られてしまい、インターネット上に多数存在する着メロ配信サイトを利用することはできなかった。
【0008】
一方、着メロダウンロードシステムの場合には、各着メロ配信サイトを利用することが可能である。しかし、利用者は携帯電話を操作して着メロとしてダウンロードしたい曲の録音媒体等に付された識別コードを入力しなければならず、やはり操作に煩雑感があった。また、曲を録音した録音媒体(CD,MD,カセットテープ等)やその包装等に、その曲に対応する着メロ配信ページのURLに対応して予め設定された識別コードを付さなければならない上、有線放送などの放送システムから流される楽曲には識別コードを付す方法がないために対応できなかった。
【0009】
本発明はこのような事情に基づいてなされたもので、その目的とするところは、携帯型電子機器利用者が飲食店の店内で放送されている情報に関するコンテンツ配信サイトにアクセスしたいと感じた場合に、携帯型電子機器を操作してデータを入力する手間無しにそのサイトの接続アドレス情報を携帯型電子機器に確実にダウンロードできるセルフ注文システムを提供しようとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明のセルフ注文システムは、注文管理サーバと、飲食店の各テーブルにそれぞれ置かれた複数台の注文端末とを備えてなるものである。各注文端末は、通信を利用して携帯型電子機器と接続するインタフェース手段と、店内の放送システムから放送されている情報に関するコンテンツのダウンロードを宣言する操作手段と、操作手段が操作された時刻を検出する操作時刻検出手段と、この操作時刻検出手段により検出された時刻に放送システムから放送されている情報に関するコンテンツ配信サイトの接続アドレス情報を注文管理サーバに問合せる問合せ手段と、この問合せ手段による問合せに対して注文管理サーバから応答があった接続アドレス情報をインタフェース手段により接続された携帯型電子機器にダウンロードするダウンロード手段とをそれぞれ具備する。注文管理サーバは、放送システムから放送される情報毎にその情報の放送時間とその情報に関するコンテンツ配信サイトの接続アドレス情報とを記憶する記憶手段と、注文端末からの問合わせに応じて記憶手段を検索して該当する時刻に放送システムから放送されている情報に関するコンテンツ配信サイトの接続アドレス情報を読み出す検索手段と、この検索手段により検索された接続アドレス情報を問合せ元の注文端末に送信する応答手段とを具備する。そして、操作手段は、テーブルに着いた客自身の操作により入力された注文データが確定され注文管理サーバに送信されると、操作が可能となるものである。
【0011】
このような構成の本発明においては、飲食店のテーブルに着き、そのテーブルに置かれている注文端末を操作して自らが注文する飲食メニュー品の注文データを入力し終えた客は、店内で放送されている情報に関するコンテンツ配信サイト、例えば有線放送から流れている楽曲の着メロ配信サイトにアクセスしたいと感じると、注文端末の操作手段を操作する。そうすると、この操作手段が操作された時点で放送されている情報に関するコンテンツ配信サイトの接続アドレス情報が検索され、インタフェース手段により接続された携帯型電子機器例えば携帯電話やPDAにダウンロードされる。したがって、はダウンロードされた接続アドレス情報により携帯型電子機器をコンテンツ配信サイトと接続し、このサイトから所望するコンテンツをダウンロードすることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態を図面を用いて説明する。なお、この実施の形態は、音楽ジャンル別に複数の放送チャンネルを有する有線放送会社1社に加盟している飲食店のセルフ注文システムに本発明を適用した場合であり、このシステムの注文端末を利用して、赤外線通信機能を有したインターネット対応の携帯型電子機器(その一例として携帯電話を示す)に、有線放送システムから放送されている情報(その一例として楽曲を示す)に関するコンテンツ配信サイトの接続アドレス情報(その一例として着メロ配信サイトのURLを示す)を赤外線通信によりダウンロードする場合である。
【0013】
図1は本実施の形態の全体構成を示す模式図である。本実施の形態は、有線放送システム10とセルフ注文システム20とから構成されている。
【0014】
有線放送システム10は、本実施の形態の飲食店を含む各有線放送加盟店に対し、専用の有線回線11を介して各チャンネルの放送データを配信する有線放送会社のホストコンピュータ12と、各有線放送加盟店にそれぞれ設置され、前記ホストコンピュータ12から有線回線11を介して供給されるチャンネル別放送データの中からチャンネル切換手段13aにより選択されたチャンネルの放送データを店内に放送する有線放送用機器13とから構成されている。放送データは、音楽ジャンル別に分類されて集められた多数の楽曲の音声データを、予め決められた放送スケジュールに従い順番に連続して並べたものである。
【0015】
セルフ注文システム20は、店内の各テーブル(食卓)にそれぞれ1台ずつ設置され、携帯電話30とのデータ通信機能を有する卓上型の注文端末21と、店内に設置され、各注文端末21とLAN(Local Area Network)22を介して接続された注文管理サーバ23と、厨房に設置され、注文管理サーバ23とLAN22を介して接続された厨房端末24と、会計場に設置され、注文管理サーバ23とLAN22を介して接続されたPOS(Point Of Sales)端末25とから構成されている。そして、このセルフ注文システム20のLAN22に、ルータ26を介して前記有線放送システム10の有線回線11が接続されている。また、有線放送用機器13からチャンネル切換手段13aによって選択されている放送チャンネルのデータが、LAN22を経由して注文管理サーバ23に入力されるようになっている。
【0016】
本発明のダウンロード装置は、各注文端末21と、注文管理サーバ23と、これらを接続するLAN22によって構成されている。
【0017】
注文管理サーバ23は、メニューファイル41と卓別注文ファイル42とを設け、これらのデータファイルを利用して各テーブルに着いた客の注文,会計等を管理する。メニューファイル41には、飲食メニューとして客に提供する全ての品に対してそれぞれ異なるように設定された品番別に、その品の品目,画像,価格等のデータが予め記憶されている。卓別注文ファイル42には、テーブル毎に予め設定された卓番号別に、そのテーブルに着いた客の人数データや、そのテーブルに着いた客一人一人に割り当てられる客番号に対応してその客が注文した飲食メニュー品に関するデータ(品番,数量,価格,合計金額等)が格納される。
【0018】
また、注文管理サーバ23は、有線放送データベース43を記憶保持している。有線放送データベース43は、図2に示すように、放送チャンネル毎に放送スケジュールに従いそのチャンネルで放送される各楽曲の放送開始時刻及び終了時刻と、楽曲名と、その楽曲に関する着メロの配信サイトがインターネット上に存在するか否かを示すフラグF(1:サイト有り、0:サイト無し)とを設定したものである。また、着メロ配信サイト有りの場合には、そのサイトの着メロ配信用WebページのURLが接続アドレス情報として設定されている。
【0019】
この有線放送データベース43は、例えば開店時に当営業日の放送スケジュールに合致した最新のものが有線放送会社のホストコンピュータ12から有線回線11,ルータ26及びLAN22を介して注文管理サーバ23にダウンロードされる。あるいは、閉店時に翌営業日の放送スケジュールに合致した最新のものが同様にしてダウンロードされるようになっている。
【0020】
ここに、注文管理サーバ23は、放送システム(有線放送システム10)から放送される情報(楽曲)毎にその情報の放送時間(放送開始時刻〜終了時刻)とその情報に関するコンテンツ配信サイトの接続アドレス情報(URL)とを記憶する記憶手段(有線放送データベース43)を具備している。
【0021】
図3は注文管理サーバ23の要部構成を示すブロック図である。注文管理サーバ23は、各種の演算及び制御を実行するCPU(Central Processing Unit)231、プログラム等の固定的データが予め格納されたROM(Read Only Memory)232、データを書換自在に記憶するための各種メモリエリアが形成されるRAM(Random Access Memory)233、現在の日付及び時刻を計時する時計部234、前記メニューファイル41,卓別注文ファイル42及び有線放送データベース43等を記憶保持するHDD(Hard Disk Drive)装置235、LAN22を介して行なわれるデータ通信を司るLANインタフェース236及び各種入出力信号のI/Oポート237等を具備している。そしてCPU231と、ROM232,RAM233,時計部234,HDD装置235,LANインタフェース236及びI/Oポート237とを、アドレスバス,データバス等のバスライン238で接続している。
【0022】
かかる構成の注文管理サーバ23は、本発明のダウンロード装置に関わるメモリエリアとして、特に図4に示すように、有線放送用機器13のチャンネル切換手段13aにより選択されているチャンネルデータnを格納するチャンネルメモリ51と、前記有線放送用機器13から現在放送されている楽曲の曲名と放送終了時刻とを記憶する放送楽曲メモリ52と、着メロ配信サイトの着メロを配信するWebページのURL別に、そのURLのダウンロード回数を計数するカウンタテーブル53とを、RAM233に形成している。
【0023】
そして注文管理サーバ23は、有線放送用機器13から現在放送されている楽曲の曲名を各注文端末21に通知する曲名通知機能を実現するためのプログラムを実装している。このプログラムは有線放送用機器13の立上げ時に有線放送用機器13からLAN22を介して入力される有線放送開始コマンドにより起動する。そしてCPU231は、このプログラムが起動されると、図5の流れ図に示す処理を実行するものとなっている。
【0024】
先ずCPU231は、ST(ステップ)1として有線放送用機器13のチャンネル切換手段13aにより選択されているチャンネルデータnを取込む。そして、このチャンネルデータnをチャンネルメモリ51に格納する。次にCPU231は、ST2として時計部234にて計時されている現在時刻を取得する。そして、ST3として有線放送データベース43からチャンネルデータnのチャンネルで現在時刻が放送時間(開始時刻〜終了時刻)に設定された楽曲の曲名と終了時刻とを読出し、放送楽曲メモリ52に格納する。しかる後CPU231は、ST3として放送楽曲メモリ52に格納された曲名のデータをLANインタフェース236からLAN22を経由して各注文端末21に配信する。
【0025】
次にCPU231は、ST5として前記現在時刻が放送楽曲メモリ52に格納された終了時刻に達するのを待機する。そして、現在時刻が終了時刻に達したならばST2に戻り、同一チャンネルで次に放送される楽曲の曲名と終了時刻とを放送楽曲メモリ52に格納する。また、現在時刻が終了時刻に達する前に、ST6としてチャンネル切換手段13aからの信号により有線放送用機器13のチャンネルが切換えられたことを認識した場合にはST1に戻り、切換後のチャンネルで現在放送されている楽曲の曲名と終了時刻とを放送楽曲メモリ52に格納する。以後、有線放送用機器13から有線放送終了コマンドが入力されるまで、上記の処理を繰返す。
【0026】
図6は各注文端末21の外観構成を示す斜視図である。注文端末21は、卓上型の本体211に、そのまわりを360度回転可能にディスプレイユニット212を取り付けた構造となっている。本体211の下部には、店員呼出しボタン等のボタン群213が設けられている。
【0027】
ディスプレイユニット212は、その正面に、例えば液晶を用いたパネル型のディスプレイ212aが設けられており、ディスプレイ212aにはタッチパネルセンサ212bが備えられている。ディスプレイ212aには飲食メニューとして提供される各種品の画像等が表示されるようになっており、客が購入(飲食)する品の画像をタッチ操作することによりその品を注文できるようになっている。
【0028】
ディスプレイユニット212の正面フレーム部212cには、例えばirDA(Infrared Data Association)規格の赤外線データ通信方式により、同一規格の赤外線通信機能を有した電子機器との間で画像データやテキストデータを送受信可能な赤外線インタフェース214が設けられている。
【0029】
本実施の形態では、注文端末21は、この赤外線インタフェース214に赤外線通信を利用して非接触で接続された携帯電話30に対し、着メロ配信サイトのURLをダウンロードできるようになっている。したがって携帯電話30は、irDA規格の赤外線インタフェースを搭載し、若しくは携帯電話用接続型赤外線モデムを外付けして赤外線通信機能を有するものが利用可能である。勿論、インターネットと接続して各種サイトのWebページを閲覧するためのブラウザを実装しているインターネット対応のものであることが条件となる。
【0030】
ここに、赤外線インタフェース214は、通信(赤外線通信)を利用して携帯型電子機器(携帯電話)と接続するインタフェース手段を構成する。
【0031】
図7は各注文端末21の要部構成を示すブロック図である。各注文端末21は、CPU215、ROM216及びRAM217の他、前記注文管理サーバ23の時計部234に同期して現在の時刻を計時する時計部218、LAN22を介して行なわれるデータ通信を司るLANインタフェース219等を備えている。CPU215と、ROM216,RAM217,時計部218及びLANインタフェース219とは、バスライン220で接続されている。また、前記ディスプレイ212a,タッチパネルセンサ212b,ボタン群213及び赤外線インタフェース214の各部が、前記バスライン220を介してCPU215に接続されており、各部はCPU215によって制御されるようになっている。
【0032】
かかる構成の各注文端末21は、図8に示すように、当該注文端末21が設置されたテーブルの卓番号を記憶する卓番号メモリ61、そのテーブルに着いた客の人数Nを記憶する人数メモリ62、客番号を計数する客番号カウンタ63、そのテーブルに着いた客に対して割り当てられる客番号の順番に、当該客が注文した飲食メニュー品に関するデータを一時記憶する注文ワークメモリ64等の他、本発明のダウンロード装置に関わるメモリエリアとして、特に、注文管理サーバ23の曲名通知機能により配信された曲名,つまりは有線放送用機器13で現在放送されている楽曲の曲名を記憶する曲名メモリ65と、後述する操作手段のワンタッチ操作によってURLのダウンロードが指示された時刻を記憶するDLL時刻メモリ66とがRAM217に形成されている。
【0033】
そして各注文端末21は、当該端末21が置かれたテーブルに着いた客の飲食メニューの注文を処理する注文処理機能を実現するためのプログラムを実装している。このプログラムは、注文端末21の立ち上がりに応じて起動する。そしてCPU215は、このプログラムが起動されると、図9の流れ図に示す1客処理を繰り返し実行するものとなっている。
【0034】
先ずCPU215は、ST11としてディスプレイ212aに客待ち画面G1を表示させる。客待ち画面G1の一例を図12に示す。図示するように、客待ち画面G1には、1つのテーブルに同席する客の人数(この実施の形態では最大で6人とする)を置数入力する数字ボタンB1及びその置数の表示エリアA1と、置数入力の確定を宣言するOKボタンB2及び置数入力の取消を宣言するキャンセルボタンB3等が表示されている。
【0035】
次に、CPU215は、ST12として人数Nが入力されるのを待機する。ここで、タッチパネルセンサ212bの信号により、数字ボタンB1によって人数Nが置数され、OKボタンB2がタッチ操作されたことを検知すると、CPU215は、ST13としてその人数Nを人数メモリ62に記憶する。また、ST14として客番号カウンタ63のカウント値Xを“1”に初期化する。
【0036】
しかる後、CPU215は、ST15としてディスプレイ212aに注文入力画面G2を表示させる。注文入力画面G2の一例を図13に示す。図示するように、注文入力画面G2には、各種飲食メニュー品の品目又は画像が表示された注文ボタンB4と、次頁ボタンB5,確定ボタンB6,直前取消ボタンB7,全取消ボタンB8及び前頁ボタンB9の各ファンクションボタンとが表示されている。
【0037】
この状態で、CPU215は、各ボタンB4〜B9の入力を待機する。ここで、ST16としてタッチパネルセンサ212bからの信号により注文ボタンB4が選択的にタッチ操作されて飲食メニュー品が注文され、続いてST17として確定ボタンB6がタッチ操作されて注文品の確定が宣言されると、CPU215は、ST18としてディスプレイ212aに注文確認画面G3を表示させる。注文確認画面G3の一例を図14に示す。図示するように、注文確認画面G3には、客1人分の注文データ表示エリアA2が形成されているとともに、注文データの保存を指令するOKボタンB10及び注文データのクリアを指令するキャンセルボタンB11とが表示されている。そしてCPU215は、直前の注文入力画面G2から注文された飲食メニュー品の全ての品目と価格をメニューファイル41から読出し、合計金額を計算して、注文データ表示エリアA2に表示させる。なお、メニューファイル41は、注文管理サーバ23のものを参照してもよいし、前もって注文管理サーバ23から各注文端末21のRAM217にローカルファイルとしてダウンロードするようにし、このダウンロードされたメニューファイルを参照してもよい。
【0038】
この状態で、CPU215は、ST19として各ボタンB10,B11の入力を待機する。そして、キャンセルボタンB11がタッチ操作されたことを検知した場合には、CPU215は、ディスプレイ212aの画面を注文入力画面G2に戻す。
【0039】
これに対し、OKボタンB10がタッチ操作されたことを検知した場合には、CPU215は、ST20として注文ワークメモリ64の空いている客番号エリアに客番号カウンタ63のカウント値Xをセットし、この客番号Xに対応する注文メニューデータエリアに、直前の注文入力画面G2から注文された飲食メニュー品の品番,品目及び価格とその合計金額を格納する。
【0040】
次に、CPU215は、ST21として客番号カウンタ63を1だけカウントアップする。そして、ST22としてそのカウント値Xが人数メモリ62内の人数データNを超えたか否かを判断する。ここで、カウント値Xが人数データN以下の場合には、CPU215は、ディスプレイ212aの画面を注文入力画面G2に戻す。そして、次の客の注文メニューデータが入力されるのを待機し、入力が確定されたならば、その注文メニューデータを客番号Xとともに注文ワークメモリ64に格納する。
【0041】
こうして、カウント値Xが人数データNを超えるまで、CPU215は、上記ST15〜ST21の処理を繰返す。そして、カウント値Xが人数データNを超えたことを確認すると、CPU215は、ST23として卓番号メモリ61内の卓番号と、人数メモリ62内の人数データNと、注文ワークメモリ64内の客番号別注文メニューデータとを、当該注文端末21からの注文データとして、LANインタフェース219からLAN22を経由して注文管理サーバ23に送信する。
【0042】
因みに、注文端末21から注文データ(卓番号,人数データN,客番号別注文メニューデータ)を受信した注文管理サーバ23は、その注文データに含まれる卓番号の注文ファイル42に人数データNと、客番号別の注文メニューデータとを格納する。また注文管理サーバ23は、注文メニューデータに基づいて客から注文を受けた飲食メニュー品の調理指示データを作成する。そして、この調理指示データを厨房端末24にLAN22を経由して送信する。これにより、厨房端末24には、客が注文した飲食メニュー品の調理指示が表示又は印字出力される。
【0043】
さて、注文データを送信した注文端末21のCPU215は、次に、ST24としてディスプレイ212aに在席メニュー画面G4を表示させる。在席メニュー画面G4の一例を図15に示す。図示するように、在席メニュー画面G4には、追加注文を指令する追加ボタンB12と、飲食したメニューの会計を指令する会計ボタンB13とが表示されている。また、店内の有線放送用機器13から現在放送されている楽曲の曲名を表示する曲名表示エリアA3が形成されているとともに、この曲名表示エリアA3に曲名が表示された楽曲の着メロ配信サイトのURLを携帯電話30にダウンロードすることを宣言するワンタッチ式の操作手段として、DLLボタンB14が表示されている。そしてCPU215は、曲名メモリ65に格納されている曲名を曲名表示エリアA3に表示させる。
【0044】
この状態で、CPU215は、各ボタンB12,B13,B14の入力を待機する。そして、ST25としてDLLボタンB14がタッチ操作されたことを検知した場合には、CPU215は、ST26として図10に具体的に示すURLDLL処理を実行する。
【0045】
すなわちCPU215は、ST31として時計部218にて計時されている現在時刻、すなわちDLLボタンB14がタッチ操作された時刻を読み出し、DLL時刻メモリ66に格納する(操作時刻検出手段)。次に、CPU215は、ST32としてDLL時刻メモリ66に格納された時刻データを含む着メロ配信サイトURL問合せ伝文を作成し、LANインタフェース219からLAN22を経由して注文管理サーバ23に送信する。
【0046】
この問合せ伝文を受信した注文管理サーバ23は、CPU231が図11の流れ図に示す応答処理を実行するようにプログラム構成されている。すなわちCPU231は、ST51としてチャンネルメモリ51に記憶しているチャンネルデータnを取得する。そして、ST52として有線放送データベース43を検索して、このチャンネルデータnのチャンネルで問合せ伝文中の時刻データの時刻に放送されている楽曲の楽曲名,着メロ配信有無フラグF及び着メロ配信用WebページのURL(F=1の場合のみ)を読み出し、RAM233のワークエリアに一時格納する(検索手段)。
【0047】
次に、CPU231は、ST53として上記ワークエリアに格納された着メロ配信有無フラグFを調べる。ここで、同フラグFが“0”にリセットされていた場合には、当該放送中の楽曲に対する着メロ配信サイトがインターネット上に存在しないので、CPU231は、ST54としてDLL不可応答を問合せ伝文送信元の注文端末21に送信して、この処理を終了する。
【0048】
一方、着メロ配信有無フラグFが“1”にセットされていた場合には、当該放送中の楽曲に対する着メロ配信サイトがインターネット上に存在するので、CPU231は、ST55として上記ワークエリアに格納された楽曲名とURLを含むDLL可応答を問合せ伝文送信元の注文端末21に送信する。送信後、CPU231は、ST56としてDLL可応答送信先の注文端末21からコマンドが送られてくるのを待機する。そして、コマンドを受信すると、ST57としてそのコマンドがDLL完了コマンドであるか否かを判断する。ここで、受信コマンドがDLL完了コマンドであった場合には、ST58としてカウンタテーブル53の上記ワークエリアに格納されたURLに対応するダウンロード回数を「1」増加する(計数手段)。これに対し、DLL完了コマンドでなかった場合、若しくは所定時間内にコマンドを受信できなかった場合には、カウンタテーブル53を変更しない。その後、CPU231は、上記ワークエリアのデータをクリアして、この処理を終了する。
【0049】
着メロ配信サイトURL問合せ伝文を送信した注文端末21のCPU215は、ST33として注文管理サーバ23からの応答を待機する。ここで、ST34として注文管理サーバ23から前記DLL可応答を受信したならば、CPU215は、ST35としてディスプレイ212aにDLL開始画面G5を表示させる。DLL開始画面G5の一例を図16に示す。図示するように、DLL開始画面G5には、着メロダウンロードが宣言された楽曲の曲名表示エリアA4が形成されているとともに、携帯電話30の赤外線通信機能を有効にしてダウンロードの準備ができたことを指示するOKボタンB15と、ダウンロードの中止を指示するキャンセルボタンB16とが表示されている。そしてCPU215は、受信したDLL可応答に含まれている曲名を曲名表示エリアA4に表示させる。
【0050】
この状態で、CPU215は、各ボタンB15,B16の入力を待機する。そして、ST36としてキャンセルボタンB16がタッチ操作されたことを検知した場合には、CPU215は、ST37としてDLL中止コマンドを注文管理サーバ23にLAN22経由で送信して、このURLDLL処理を終了する。
【0051】
これに対し、ST38としてOKボタンB15がタッチ操作されたことを検知した場合には、CPU215は、ST39として赤外線インタフェース214に非接触で接続された電子機器(本実施の形態では携帯電話30)に対し、赤外線通信を利用して前記DLL可応答に含まれていた曲名とURLのデータをダウンロードする(ダウンロード手段)。
【0052】
ここに、DLL開始画面G5に表示されるOKボタンB15とキャンセルボタンB16は、接続アドレス情報(URL)のダウンロードを実行するか否かを携帯型電子機器の利用者に選択させる選択手段を構成し、CPU16は、選択手段によりダウンロード実行が選択されるとダウンロード手段を動作させる制御手段を構成する。
【0053】
CPU215は、曲名とURLのダウンロードを完了すると、ST40としてディスプレイ212aにDLL完了画面G6を表示させる。また、ST41としてDLL完了コマンドを注文管理サーバ23にLAN22経由で送信する。DLL完了画面G6の一例を図17に示す。図示するように、DLL完了画面G6には、着メロダウンロードが宣言された楽曲の曲名表示エリアA4とともに、ダウンロード完了を確認するOKボタンB17が表示されている。
【0054】
そこでCPU215は、ST42としてOKボタンB17がタッチ操作されるのを待機する。そして、OKボタンB17がタッチ操作されたことを検知したならば、CPU215は、このURLDLL処理を終了する。
【0055】
なお、ST34において注文管理サーバ23からの応答がDLL可応答でなく、DLL不可応答であった場合には、CPU215は、ST43としてディスプレイ212aにDLL不可画面G7を表示させる。DLL不可画面G7の一例を図18に示す。図示するように、DLL不可画面G7には、着メロダウンロードが宣言された楽曲の曲名表示エリアA4とともに、ダウンロード不可を確認するOKボタンB18が表示されている。
【0056】
そこでCPU215は、ST44としてOKボタンB18がタッチ操作されるのを待機する。そして、OKボタンB18がタッチ操作されたことを検知したならば、CPU215は、このURLDLL処理を終了する。
【0057】
こうして、URLDLL処理を終了したCPU215は、ディスプレイ212aの画面を在席メニュー画面G4に戻す。そして、再び各ボタンB12,B13,B14の入力を待機する。
【0058】
ここで、ST27として会計ボタンB13がタッチ操作されたことを検知した場合には、CPU215は、ST28として会計コマンドを卓番号メモリ61内の卓番号とともに注文管理サーバ23にLAN22を通じて送信する。これにより、POS端末25において、会計コマンド送信済テーブルの卓番号が入力されると、その卓番号の注文データが卓別注文ファイル42からPOS端末25に転送されて、会計処理が実行される。
【0059】
注文端末21のCPU215は、会計コマンド送信後、ST29として人数メモリ62,客番号カウンタ63,注文ワークメモリ64の各データをクリアしてメモリを初期化する。しかる後、ディスプレイ212aの画面を客待ち画面G1に戻して、次の客を待機するものとなっている。
【0060】
このように構成された本実施の形態の飲食店では、予め設定された放送スケジュールに従い有線放送会社のホストコンピュータ12から流されている各チャンネルの楽曲のうち、チャンネル切換手段13aによって選択されたチャンネルnの楽曲が有線放送用機器13からBGMとして店内に流されている。また、空席状態のテーブルに設置された注文端末21のディスプレイ212aには、客待ち画面G1が表示されている。
【0061】
今、2人連れの客が空席状態のテーブルに着いたとする。この場合、客は、先ず客待ち画面G1の数字ボタンB1で[2]を置数し、OKボタンB2をタッチ操作する。すると、ディスプレイ212aの画面が注文入力画面G2に切り換わるので、客は、1人目の客が購入する飲食メニュー品の品目または画像が表示された注文ボタンB4をタッチ操作して注文を行なう。このとき、購入する飲食メニュー品の注文ボタンB4が表示されていない場合には、次頁ボタンB5あるいは前頁ボタンB9をタッチ操作して注文ボタンB4のデータ(品目,画像)を変更する。また、直前に注文した飲食メニュー品を取消す場合には直前取消ボタンB7をタッチ操作し、最初から注文をし直す場合には全取消ボタンB8をタッチ操作して、注文を取消す。
【0062】
こうして、1人目の客が購入する全ての飲食メニュー品を注文し終えたならば、客は確定ボタンB6をタッチ操作する。すると、ディスプレイ212aの画面が注文確認画面G3に切り換わり、この1人目の客が購入品として注文した全ての飲食メニュー品の品目,金額及びその合計金額が注文データ表示エリアA2に表示されるので、その内容を確認し、間違いがなければOKボタンB10をタッチ操作する。すると、注文ワークメモリ64の客番号[1]に対応する注文メニューデータエリアに、この1人目の客が購入品として注文した全ての飲食メニュー品の品番,品目,価格及びその合計金額からなる注文メニューデータが格納される。
【0063】
この時点では、客番号カウンタ63のカウント値Xは人数メモリ62の人数データ[2]を超えていないので、ディスプレイ212aの画面は注文入力画面G2に戻る。そこで今度は、2人目の客が購入する飲食メニュー品を全て注文して確定操作する。これにより、注文ワークメモリ64の客番号[2]に対応する注文メニューデータエリアに、この2人目の客の注文メニューデータが格納される。
【0064】
今度は、カウント値Xが人数データ[2]を超えるので、注文ワークメモリ64に格納された注文メニューデータが、卓番号及び人数の各データとともに、LAN22を介して注文管理サーバ23に送信される。また、ディスプレイ212aの画面が在席メニュー画面G4に切り換わる。この画面G4には、店内の有線放送用機器13からBGMとして現在放送されている楽曲の曲名が表示エリアA3に表示されている。また、この曲名表示エリアA3に曲名が表示されている楽曲の着メロ配信サイトのURLを携帯電話30にダウンロードできる旨を示すメッセージとともに、ワンタッチ式の操作手段であるDLLボタンB14が表示されている。
【0065】
そこで、赤外線通信機能を有するインターネット対応の携帯電話30を所持している客が、現在、BGMとして流されている楽曲の着メロをダウンロードしたいと感じた場合には、DLLボタンB14をタッチ操作する。すると、この注文端末21において、DLLボタンB14が操作された時点の時刻が検出され、この時刻データを含む着メロ配信サイトURL問合せ伝文が注文管理サーバ23にLAN22経由で送信される。
【0066】
これにより、注文管理サーバ23においては、有線放送データベース43が検索されて、DLLボタンB14が操作された時刻に有線放送用機器13から放送されていた有線放送の楽曲が検出され、この楽曲に関する着メロ配信サイトの有無が判定される。そして、着メロ配信サイト有り、つまり当該楽曲のデータに対応するフラグFが“1”にセットされていた場合には、その着メロ配信サイトのURLが楽曲の曲名とともに有線放送データベース43から取得され、この曲名とURLとを含むDLL可応答が注文端末21にLAN22経由で送信される。
【0067】
このDLL可応答を受信した注文端末21においては、DLL開始画面G5が表示される。そこで客は、携帯電話30を操作して赤外線通信機能を有効にする。そして、DLL開始画面G5のOKボタンB15をタッチ操作する。すると、DLL可応答に含まれていた曲名とURLのデータが、注文端末21から携帯電話30に赤外線通信によりダウンロードされる。また、注文端末21から注文管理サーバ23にLAN22経由でDLL完了コマンドが送信される。これにより、注文管理サーバ23においては、ダウンロードされたURLに対応するカウンタテーブル53のDLL回数が+1される。
【0068】
曲名とURLのダウンロードが完了すると、注文端末21の画面がDLL完了画面G6に切り換わる。そこで客は、OKボタンB17をタッチ操作する。すると、注文端末21の画面が在席メニュー画面G4に戻る。したがって客は、次の楽曲を聞いて再び着メロをダウンロードしたいと感じた場合には、同様な操作によりその着メロ配信サイトのURLを携帯電話30にダウンロードすることができる。勿論、楽曲に関する着メロ配信サイトが存在しない場合には、URLをダウンロードできない。この場合には、注文端末21のディスプレイ212aにDLL不可画面G7が表示されるので、客は、着メロ配信サイトが存在しないことを認識できる。このとき、客はOKボタンB18をタッチ操作する。すると、注文端末21の画面が在席メニュー画面G4に戻る。
【0069】
ところで携帯電話30は、曲名とURLがダウンロードされると、その曲名とURLが専用のメモリエリアに保存される。この状態で、利用者(客)がインターネット接続モードを選択し、URLの呼出操作を行なうと、図19に示すように、ディスプレイ31に注文端末21からダウンロードされたURLが曲名とともに表示される。そこで利用者は、曲名を確認し、その曲名の着メロをダウンロードする場合には接続ボタン32を押下する。すると、インターネットを介して当該URLのWebページ、つまりは着メロ配信サイトのWebページがダウンロードされ、ディスプレイ31に表示されるので、利用者はこのWebページから所望する楽曲の着メロを携帯電話30にダウンロードすることができる。
【0070】
このように本実施の形態によれば、セルフ注文システム20が構築されている飲食店に来店した客は、各テーブルにそれぞれ設置されている注文端末21を介して、有線放送システム10により店内にBGMとして放送されている楽曲に対して着メロ配信サイトがあればそのサイトのURLを自身の携帯電話30にダウンロードすることができる。この場合において、客は、携帯電話30の赤外線通信機能を有効にした状態で、注文端末21の画面に順次表示されるワンタッチ式の操作ボタン(DLLボタンB14、OKボタンB15、OKボタンB17)を1回ずつ操作するだけでよく、従来の有線放送ダウンロードシステムや着メロダウンロードシステムのように放送チャンネルや識別コード等の煩雑なデータを携帯電話30に入力する必要がないので、利用者が煩雑感を感じることはない。また、URLが直接携帯電話30にダウンロードされるので、URLを携帯電話30に入力する手間がなく、URLの入力ミスも起こり得ない上、DLLボタンB14がタッチ操作されたときに有線放送用機器13から放送されている楽曲に関する着メロ配信サイトのURLが確実に検索されてダウンロードされるので、利用者は簡単かつ確実に着メロをダウンロードしたいと感じた楽曲の着メロ配信サイトに携帯電話30からアクセスすることができる。
【0071】
また、本実施の形態によれば、注文管理サーバ23に設けられたカウンタテーブル53のデータから、携帯電話30にダウンロードしたURLの回数をURL別に知ることができる。このデータは、例えば飲食店が着メロ配信サイトからURLのダウンロード回数に応じてマージンを取るような場合に有効に活用できる。
【0072】
なお、前記一実施の形態では、放送システムから放送されている情報に関するコンテンツを有線放送システムから放送されている楽曲の着メロとしたが、コンテンツはこれに限定されるものではなく、例えば、楽曲の音声データであってもよい。また、放送システムから放送されている映像の画像データやテキストデータであってもよい。
【0073】
ダウンロード装置のインタフェース手段に接続される携帯型電子機器は、携帯電話30に限定されるものではなく、PHS,PDA,パソコン等であってもよい。また、インタフェース手段で利用される通信も赤外線通信に限定されるものではなく、ブルートゥース通信,USB通信等を利用してコンテンツ配信サイトの接続アドレス情報を携帯型電子機器にダウンロードしてもよい。
【0074】
前記一実施の形態では、記憶手段(有線放送データベース43)において楽曲毎に放送開始時刻と終了時刻とを記憶したが、有線放送の場合は連続的に楽曲が放送されるので放送開始時刻のみを記憶し、次の楽曲の放送開始時刻をその前の楽曲の終了時刻とみなすことで、終了時刻を省略してもよい。また、放送開始時刻と放送時間とを記憶し、このデータから放送終了時刻を算出してもよい。
【0075】
本発明のダウンロード装置は、セルフ注文システムにおける注文端末21とその上位機である注文管理サーバ23とから構成されるものに限定されるものではない。例えば、スーパーマーケットやコンビニエンスストア等の小売店向けとして、客自身が操作して各種チケットを購入したり、Webサイトの情報を閲覧したりするための情報端末が実用化されている。そこで、この情報端末に放送システムから放送されている情報に関するコンテンツのダウンロードを宣言する操作手段を設け、この操作手段が操作された時点で放送されている情報に関するコンテンツ配信サイトの接続アドレス情報を携帯型電子機器にダウンロードできるようにしてもよい。
【0076】
この他、操作手段としてボタン以外の操作子を用いる等、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施可能であるのは勿論である。
【0077】
【発明の効果】
以上詳述したように本発明によれば、携帯型電子機器利用者が飲食店の店内で放送されている情報に関するコンテンツ配信サイトにアクセスしたいと感じた場合に、飲食メニュー商品を注文した後であれば、携帯型電子機器を操作してデータを入力する手間無しにそのサイトの接続アドレス情報を携帯型電子機器に確実にダウンロードできるセルフ注文システムを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る一実施の形態の全体構成を示す模式図。
【図2】 同実施の形態における有線放送データベースのデータ構造を示す模式図。
【図3】 同実施の形態における注文管理サーバの要部構成を示すブロック図。
【図4】 同注文管理サーバのRAMに形成される主要なメモリエリアを示す模式図。
【図5】 同注文管理サーバのCPUが実行する曲名通知処理の要部を示す流れ図。
【図6】 同実施の形態における注文端末の外観構成を示す斜視図。
【図7】 同注文端末の要部構成を示すブロック図。
【図8】 同注文端末のRAMに形成される主要なメモリエリアを示す模式図。
【図9】 同注文端末のCPUが実行する1客処理の要部を示す流れ図。
【図10】図9におけるURLDLL処理を具体的に示す流れ図。
【図11】同実施の形態における注文管理サーバのCPUが実行するURL問合せ応答処理の要部を示す流れ図。
【図12】同実施の形態における注文端末のディスプレイに表示される客待ち画面の一例を示す図。
【図13】同注文端末のディスプレイに表示される注文入力画面の一例を示す図。
【図14】同注文端末のディスプレイに表示される注文確認画面の一例を示す図。
【図15】同注文端末のディスプレイに表示される在席メニュー画面の一例を示す図。
【図16】同注文端末のディスプレイに表示されるDLL開始画面の一例を示す図。
【図17】同注文端末のディスプレイに表示されるDLL完了画面の一例を示す図。
【図18】同注文端末のディスプレイに表示されるDLL不可画面の一例を示す図。
【図19】同実施の形態における携帯電話の画面表示例を示す模式図。
【符号の説明】
10…有線放送システム、13…有線放送用機器、20…注文管理システム、21…注文端末、23…注文管理サーバ、30…携帯電話、43…有線放送データベース、53…カウンタテーブル、66…DLL時刻メモリ、214…赤外線インタフェース、B14…DLLボタン。

Claims (5)

  1. 注文管理サーバと、飲食店の各テーブルにそれぞれ置かれた複数台の注文端末とを備え、前記各注文端末は、前記テーブルに着いた客自身の操作によって飲食メニュー品の注文データが入力されるとこの注文データを前記注文管理サーバに送信し、前記注文管理サーバは、前記各注文端末から送信されてきた注文データに基づいて客が注文した飲食メニュー品に関するデータを管理するセルフ注文システムにおいて、
    前記各注文端末は、
    通信を利用して携帯型電子機器と接続するインタフェース手段と、
    店内の放送システムから放送されている情報に関するコンテンツのダウンロードを宣言する操作手段と、
    前記操作手段が操作された時刻を検出する操作時刻検出手段と、
    この操作時刻検出手段により検出された時刻に前記放送システムから放送されている情報に関するコンテンツ配信サイトの接続アドレス情報を前記注文管理サーバに問合せる問合せ手段と、
    この問合せ手段による問合せに対して前記注文管理サーバから応答があった接続アドレス情報を前記インタフェース手段により接続された前記携帯型電子機器にダウンロードするダウンロード手段とをそれぞれ具備し、
    前記注文管理サーバは、
    前記放送システムから放送される情報毎にその情報の放送時間とその情報に関するコンテンツ配信サイトの接続アドレス情報とを記憶する記憶手段と、
    前記注文端末からの問合わせに応じて前記記憶手段を検索して該当する時刻に前記放送システムから放送されている情報に関するコンテンツ配信サイトの接続アドレス情報を読み出す検索手段と、
    この検索手段により検索された接続アドレス情報を問合せ元の前記注文端末に送信する応答手段とを具備し、
    前記操作手段は、前記テーブルに着いた客自身の操作により入力された注文データが確定され前記注文管理サーバに送信されると、操作が可能となることを特徴とするセルフ注文システム。
  2. 前記各注文端末は、タッチパネル付のディスプレイをそれぞれ備え、このディスプレイに表示された注文入力画面のタッチ操作により飲食メニュー品の注文データを入力するものであって、
    前記操作手段は、前記注文入力画面のタッチ操作により入力された注文データを前記注文管理サーバに送信した後に前記ディスプレイに表示される画面上に配置される操作ボタンであることを特徴とする請求項1記載のセルフ注文システム。
  3. 前記注文管理サーバが具備する記憶手段は、前記放送システムから放送される情報毎にその情報の放送時間及びその情報に関するコンテンツ配信サイトの接続アドレス情報とともにその情報のタイトル名を記憶しており、
    前記操作ボタンが配置される画面には、放送システムから現在放送されている情報のタイトル名が表示されることを特徴とする請求項2記載のセルフ注文システム。
  4. 前記注文管理サーバは、前記注文端末から前記携帯型電子機器に接続アドレス情報がダウンロードされた回数を情報別に計数する計数手段をさらに具備したことを特徴とする請求項記載のセルフ注文システム
  5. 前記各注文端末は、前記問合せ手段による問合せに対して前記注文管理サーバから接続アドレス情報の応答があると、その応答された接続アドレス情報のダウンロードを実行するか否かを前記携帯型電子機器利用者に選択させる選択手段と、この選択手段によりダウンロード実行が選択されると前記ダウンロード手段を動作させる制御手段とをさらに具備したことを特徴とする請求項記載のセルフ注文システム
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