JP2004295196A - 商品情報照会システム、および商品情報照会プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】携帯電話に搭載されたバーコード認識機能とインターネットを連携し、実際の店舗とインターネット上の仮想の店舗とを繋ぐ商品情報照会システムを提供する。
【解決手段】書籍情報照会システム1は、インターネットNに接続し、インターネット書店Eなどによって設置および運営される管理用サーバ3と、インターネットNに接続し、書籍Bを購入する顧客Cが利用する顧客端末2と、顧客Cが書籍Bの内容等を確認することができる書店Rに設置された書店端末4とから主に構成されている。顧客Cは、書店Rにおいて書籍Bの書籍識別データおよび書店Rの位置データPDを取得し、それらに基づいて注文データODとして管理用サーバ3に送信し、書籍Bを注文する。注文データODを受付けたインターネット書店Eは、注文された書籍Bを顧客Cに配送し、書店Rに対して報奨を与える。
【選択図】 図1
【解決手段】書籍情報照会システム1は、インターネットNに接続し、インターネット書店Eなどによって設置および運営される管理用サーバ3と、インターネットNに接続し、書籍Bを購入する顧客Cが利用する顧客端末2と、顧客Cが書籍Bの内容等を確認することができる書店Rに設置された書店端末4とから主に構成されている。顧客Cは、書店Rにおいて書籍Bの書籍識別データおよび書店Rの位置データPDを取得し、それらに基づいて注文データODとして管理用サーバ3に送信し、書籍Bを注文する。注文データODを受付けたインターネット書店Eは、注文された書籍Bを顧客Cに配送し、書店Rに対して報奨を与える。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、商品情報照会システム、および商品情報照会プログラムに関するものであり、特に、実際の店舗とインターネット上の仮想の店舗とを繋ぐ商品情報照会システム、および商品情報照会プログラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
インターネットの普及に伴い、インターネット上で種々の分野の商品の販売を行う仮想的な店舗(以下、インターネット店舗と称する。)が出現している。例えば、書籍の販売を行うインターネット書店、家電製品の販売を行うインターネット電気店等が相当する。そして、消費者は生活環境、嗜好等に応じて実際の店舗とインターネット店舗との使分けを行っている。例えば、書籍の場合、重い書籍を運ばなくてもよい、時間および場所に制限されず注文できる、検索が簡単である、稀有な書籍が手に入る等の利点によって、インターネット書店の利用者が増加している。一方、実際の書店は、書籍がジャンル別等に整理して陳列されており、一目で関連する書籍群を見渡すことができ、所望の書籍を抽出することができるという利点、実際に書籍を手にとって見ることができ、内容、装丁の質感、匂い等がわかるという利点、および従来通りの購入方法でありインターネット環境が必要でないという利用しやすさ等によって依然として利用する人は多い。
【0003】
ところで、携帯電話の加入台数は依然増加傾向にあり、携帯電話とインターネットとの融合によって、ビジネスの場において携帯電話が多いに活用されている。そして、最近では、衛星を利用して測位する機能(いわゆる、GPS)や、内蔵カメラで写したバーコードに含まれる文字や数字を認識できる機能(以下、バーコード認識機能という)を搭載した機種も発売されている。
【0004】
以上の従来技術は、公然に実施されているものであり、出願人は、この従来技術が記載された文献を、本願出願時においては知見していない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述のインターネット書店を利用する場合、実際に書籍を手にとって見ることができないため、書籍の装丁、感触、匂い、構成、および内容などがわからず、購入意欲がわかないという問題点があった。
【0006】
一方、実際の書店を利用する場合、気に入った書籍があったときでも、購買の可否を検討した結果、および所持金が足りない等の理由によって、その場で購入しない場合がある。このような場合、書籍名、著者名、出版社、および価格等を記録し(例えば、手帳に書き写す、電子手帳等に手入力によって電子的に記録する等)、再度その書店を訪れ、記録に基づいて書籍を購入したり、その記録に基づいてインターネット書店に注文する等の方法を採ることが多かった。しかしながら、書き写すこと、および入力等の煩わしさから、記録せず、再度探し直すなどの手間がかかることがあった。
【0007】
また、書籍以外の商品についても、上述と同様に、実際の店舗、およびインターネット店舗における一長一短があった。
【0008】
さらに、携帯電話に搭載されたバーコード認識機能を普及させ、有効に活用する方法を模索し、要望する声もあった。
【0009】
そこで、本発明は、上記実情に鑑み、携帯電話に搭載されたバーコード認識機能とネットワークを連携し、実際の店舗とインターネット店舗とを繋ぎ、顧客の利便を図り、さらに実際の店舗及びインターネット店舗の双方にとって有益となる商品情報照会システム、および商品情報照会プログラムの提供を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る商品情報照会システムは、「通信ネットワークに接続された管理用サーバは、商品に付された商品識別データに対応した商品名、および価格を含む商品識別情報を商品識別情報データベースに記憶する商品識別情報記憶手段と、前記通信ネットワーク上に送出された前記商品識別データを前記通信ネットワークを介して受付ける商品識別データ受付手段と、受付けた前記商品識別データを前記商品識別情報データベースに照会し、対応する前記商品識別情報を抽出する商品識別情報照会手段と、抽出した前記商品識別情報を前記通信ネットワークを介して前記商品識別データの送出元に送出する商品識別情報送出手段」を、上述の課題を解決するための主要な手段とする。
【0011】
ここで、商品とは、市場に流通する品物であり、書籍、食料品、および家電製品等が例示される。そして、商品識別データは、商品を識別し、管理するために、割当てられている識別番号であり、標準で13桁、短縮で8桁の数字で構成されるものが多い。また、商品情報は、顧客が商品を識別し、購入する際に必要な情報である。例えば、商品が書籍である場合、書籍名、著者名、出版社名および価格等を含んでいる。さらに、書籍に対する推薦文、および感想文等を含むものであってもよい。
【0012】
したがって、本発明に係る商品情報照会システムによれば、通信ネットワークに接続された管理用サーバは、通信ネットワークを介して送出された商品識別データを受付ける。そして、受付けた商品識別データに基づいて、商品識別情報記憶手段に記憶されている商品識別情報データベースに照会し、対応する商品識別情報を抽出し、通信ネットワークを介して送出する。これにより、例えば、インターネット書店が本発明の商品情報照会システムを利用すると、商品識別データに基づいて書籍名、出版社名、および価格等を含む商品識別情報を商品識別データの送出元に提供することができる。
【0013】
上記商品照会システムを、「前記通信ネットワークに接続された顧客端末は、前記商品に付された前記商品識別データを取得する商品識別データ取得手段と、取得した前記商品識別データを前記通信ネットワークを介して前記管理用サーバに送出する商品識別データ送出手段と、送出した前記商品識別データに対応し、前記管理用サーバによって抽出された前記商品識別情報を前記通信ネットワークを介して受付ける商品識別情報受付手段と、受付けた前記商品識別情報を記憶する商品識別情報記憶手段と、記憶された複数の前記商品識別情報を一覧にした商品リストを作成する商品リスト作成手段と、前記商品リストを表示する商品リスト表示手段とを有する」ものとしてもよい。
【0014】
ここで、商品識別データは、主にバーコードと共に商品に付されている。なお、バーコードとは、太さの異なるバーとスペースの組合せにより、数字や文字などを機械が読取れる形式で表現したものであり、現在、市場に流通するほとんどの商品に添付されているものである。例えば、JAN(Japanese Article Number)コード、および書籍JANコード等が相当する。そして、商品識別データ取得手段は、商品に付されたバーコードを内蔵カメラによって画像として認識し、バーコードに含まれる数字を読取るバーコード認識手段(接続されたバーコードリーダーを含む。)や、キーボードおよび操作ボタン等を介して直接入力された識別番号を受付ける手段等が想定される。
【0015】
さらに、商品識別データは、商品に付与されたICタグ(集積回路荷札)に含まれるものであってもよい。ここで、ICタグとは、電波を発する小型アンテナと書き込み可能なICチップを埋め込んだ小型の荷札であり、バーコードの代替となるものである。なお、ICチップのみから構成されるものであってもよい。この場合、商品識別データ取得手段は、ICタグが発する電波で商品情報を読取り可能なICチップリーダーによる手段が想定される。
【0016】
また、顧客端末は、通信ネットワークに接続可能なコンピュータ、携帯電話、および携帯情報端末(いわゆる、PDA)が例示される。特に、商品識別データの取得の容易性、携帯性等の理由により、バーコード認識手段を備える携帯電話が好適である。
【0017】
したがって、通信ネットワークに接続された顧客端末は、取得した商品識別データを通信ネットワークを介して管理用サーバに送信し、送信した商品識別データに基づいて管理用サーバにおいて抽出された商品識別情報を受付け、受付けた商品識別情報を一覧にした商品リストを作成し、モニタディスプレイ、および表示画面等の表示手段に表示する。これにより、顧客は、商品に付された商品識別データを取得し、管理用サーバに送信することによって得られた商品識別情報を一覧にした商品リストを作成し、確認することが可能となる。したがって、例えば、書籍に関する情報を照会する場合、書籍名、著者名、出版社名、および価格等の書籍に係る情報を、手書きやキーボード等をによる手入力等で記録する手間をかけず、いわゆる「お気に入り書籍リスト」等を作成することができる。
【0018】
そして、上記商品情報照会システムを、「前記商品は、販売のために店舗に陳列されているものであり、前記顧客端末は、前記商品識別データを取得した前記商品の陳列された前記店舗の位置に係る位置データを取得する位置データ取得手段と、取得した前記位置データを前記商品識別データと関連付けて前記通信ネットワークを介して前記管理用サーバに送出する位置データ送出手段と、送出した前記位置データに対応する前記店舗の店舗名を含む店舗情報を前記通信ネットワークを介して前記管理用サーバから受付ける店舗情報受付手段と、受付けた前記店舗情報を前記商品識別情報と関連付けて記憶する店舗情報記憶手段と、前記商品リストに含まれる前記商品識別情報に前記店舗情報を付加する店舗情報付加手段とをさらに有し、前記管理用サーバは、予め登録された前記店舗の前記位置データに対応する前記店舗情報を店舗情報データベースに記憶する店舗情報記憶手段と、前記顧客端末から前記通信ネットワークを介して送出された前記位置データを受付ける位置データ受付手段と、受付けた前記位置データを前記店舗情報データベースに照会し、対応する前記店舗情報を抽出する店舗情報照会手段と、抽出した前記店舗情報を前記商品識別情報と関連付けて前記通信ネットワークを介して前記顧客端末に送出する店舗情報送出手段とをさらに有する」ものとしてもよい。
【0019】
ここで、位置データは、店舗の位置を緯度および経度等で表わすもの、および住所等が例示され、位置データ取得手段は、衛星を利用して測位するGPSを利用する手段、およびキーボードや操作ボタン等を用いて入力された位置データを受付ける手段等が想定される。さらに、位置データの入力を簡略にするために、登録された各店舗に対して識別番号を付与し、管理用サーバにおいて、識別番号によって店舗情報を照会可能とし、その識別番号を位置データとして用いてもよい。なお、入力により位置データを取得する場合、店舗名を入力してもよい。
【0020】
また、店舗情報は、少なくとも店舗の識別が可能な店舗名(例えば、S書店N支店等)を含むものである。さらに、電話番号、電子メールアドレス等を含むものであると、顧客が店舗に対して、購入を希望する商品の在庫の確認等の問い合わせをすること等が可能となり、好適である。
【0021】
これにより、顧客端末は、店舗において商品に付された商品識別データを取得し、続いてその店舗の位置データを取得し、両データを関連付けて通信ネットワークを介して管理用サーバに送信する。そして、管理用サーバが商品識別データおよび位置データを通信ネットワークを介して受付け、受付けた商品識別データに基づいて商品識別情報データベースに照会し、対応する商品識別情報を抽出し、同様に位置データを店舗情報データベースに照会し、対応する店舗情報を抽出する。さらに、抽出した商品識別情報および店舗情報を関連付けて、通信ネットワークを介して顧客端末に送信する。そして、抽出された商品識別情報および店舗情報を顧客端末で受付け、店舗情報を付された商品識別情報のリストを作成し、表示手段に表示することが可能となる。したがって、例えば、顧客が作成した商品リストを参考に後に商品を購入する場合、商品リストには店舗情報が付加されているため、購入を希望する商品を販売する店舗を改めて探す手間等を省略することができる。
【0022】
さらに、上記商品情報照会システムを、「前記顧客端末は、顧客端末利用者が購入を希望する前記商品に係る前記商品識別情報の前記商品リストからの選択を受付ける商品情報選択手段と、前記商品の購入数量を示す数量データの入力を受付ける数量データ受付手段と、前記商品の配送指定先を含む顧客指定データの入力を受付ける顧客指定データ受付手段と、前記商品識別情報、前記数量データ、および前記顧客指定データを含む注文データを作成する注文データ作成手段と、前記注文データを前記通信ネットワークを介して前記管理用サーバに送出する注文データ送出手段とをさらに有し、前記管理用サーバは、前記顧客端末から送出された前記注文データを受付ける注文データ受付手段と、受付けた前記注文データに基づいて、前記商品を前記顧客端末利用者まで配送する配送元に、注文された内容を報知する注文内容報知手段とをさらに有する」ものとしてもよい。
【0023】
ここで、顧客指定データとは、少なくとも顧客の氏名、住所を含み、配送先が指定できるデータである。さらに、注文確認、および販売分析等を行うために、電話番号、電子メールのアドレス、性別、年齢等を含むものであってもよい。また、管理用サーバを管理運用するインターネット上の仮想の店舗(以下、インターネット店舗と称する。)等に対して顧客が予め会員登録を行い、顧客に対する会員番号、顧客指定データを含む顧客情報データベースを管理用サーバに構築し、顧客端末において顧客指定データとして会員番号を入力することにより、管理用サーバにおいて顧客の氏名、住所等の顧客指定データを抽出するものとしてもよい。
【0024】
また、配送元とは、注文された商品を手配し顧客の元に配送するインターネット店舗等の販売業者が想定される。そして、注文内容報知手段は、管理用サーバに接続されたモニタディスプレイに表示する、インターネットを介して送出する、プリンタから印刷物として出力する等の手段が例示される。
【0025】
したがって、通信ネットワークに接続された顧客端末は、作成された商品リストから顧客が購入を希望する商品に係る商品識別情報を選択し、選択された商品識別情報、受付けた数量データ、および受付けた顧客指定データをまとめて注文データを作成し、通信ネットワークを介して管理用サーバに送信する。そして、管理用サーバは、送信された注文データを通信ネットワークを介して受付け、注文データに基づいて注文内容を配送元に報知することが可能となる。これにより、顧客は、顧客端末の表示画面等に表示された商品リストから購入を希望する商品に係る商品識別情報を選択し、注文することが可能となる。したがって、例えば、顧客が書店で見つけた書籍をその場で購入できない場合(例えば、所持金不足、持運びの都合、購入の可否を検討する場合等)、書籍に関する商品識別データを取得して記録し、後に記録した書籍に関する商品識別情報を一覧にした商品リストから購入を希望するものを選択して、インターネット書店に注文することができる。
【0026】
また、上記商品情報照会システムを、「前記顧客端末は、選択された前記商品識別情報に基づいて、前記店舗情報付加手段によって付加された前記店舗情報を抽出する店舗情報抽出手段と、抽出された前記店舗情報を前記注文データに付加する注文店舗情報付加手段とをさらに有し、前記管理用サーバは、前記通信ネットワークを介して前記顧客端末から、前記注文情報に付加して送出された前記店舗情報を認識する店舗情報認識手段と、認識した前記店舗情報を前記配送元に報知する店舗情報報知手段とをさらに有する」ものとしてもよい。
【0027】
これにより、顧客端末は商品リストから商品識別データを選択すると共に、関連付けられた店舗情報を抽出し、注文データと共に通信ネットワークを介して送出する。そして、管理用サーバは、通信ネットワークを介して受付けた注文データに付加された店舗情報を認識し、注文内容と共に配送元に報知することが可能となる。したがって、顧客が作成した商品リストに基づいてインターネット店舗に商品を注文する場合、顧客が注文する商品の商品識別データを取得した実際の店舗をインターネット店舗が特定することができるため、その店舗に対して報奨を与えることができる。
【0028】
加えて、上記商品情報照会システムを、「前記管理用サーバは、受付けた前記注文データおよび前記店舗情報に基づいて、前記顧客端末が前記商品識別データを取得した前記店舗に対して得点を累積する得点累積手段と、前記店舗に対して累積された前記得点を前記配送元に報知する得点報知手段とをさらに有する」ものとしてもよい。
【0029】
ここで、得点とは、顧客が商品識別データを取得した実際の店舗に対して、前述したインターネット店舗等が報奨を与えるために累積するものであり、例えば、商品が書籍である場合、書店Aでバーコードを認識した書籍を三冊、書店Bでバーコードを認識した書籍を五冊注文する場合、書店Aに3ポイント、書店Bに5ポイント累積されるというように、購入書籍の冊数、または価格等に応じて与えられるものである。そして、得点累積手段は、複数の顧客端末から送出される複数の注文データに基づいて、各店舗に得点を累積するものである。また、得点報知手段は、前記注文内容報知手段と同様の手段が適用可能である。
【0030】
これにより、管理用サーバは、通信ネットワークを介して受付けた店舗情報を付加された注文データに基づいて各店舗に対し得点を累積し、累積した得点を前述したインターネット店舗等の配送元に報知することが可能となる。したがって、インターネット店舗等は、報知された得点に基づいて実際の店舗に対する報奨金を計算することなどが可能となる。例えば、実際の書店が顧客をインターネット書店に紹介し(商品識別データを提供することにより紹介とみなす)、インターネット書店が紹介に対する報奨を供するというようなシステムを構築することができる。これにより、インターネット書店は、売上を伸ばすことができ、実際の書店は報奨を得ることができ、さらに、顧客は実際に手にして確認した書籍を持運びの都合等に応じてインターネット書店に注文することができ、三者それぞれにメリットがある。
【0031】
本発明の商品情報照会プログラムは、「商品に付された商品識別データに対応した商品名、および価格を含む商品識別情報を商品識別情報データベースに記憶する商品識別情報記憶手段、前記通信ネットワーク上に送出された前記商品識別データを前記通信ネットワークを介して受付ける商品識別データ受付手段、受付けた前記商品識別データを前記商品識別情報データベースに照会し、対応する前記商品識別情報を抽出する商品識別情報照会手段、および抽出した前記商品識別情報を前記通信ネットワークを介して前記商品識別データの送出元に送出する商品識別情報送出手段として、通信ネットワークに接続された管理用サーバを機能させる」ものとする。
【0032】
上記商品情報照会プログラムは、「前記商品に付された前記商品識別データを取得する商品識別データ取得手段、取得した前記商品識別データを前記通信ネットワークを介して前記管理用サーバに送出する商品識別データ送出手段、送出した前記商品識別データに対応し、前記管理用サーバによって抽出された前記商品識別情報を前記通信ネットワークを介して受付ける商品識別情報受付手段、受付けた前記商品識別情報を記憶する商品識別情報記憶手段、記憶された複数の前記商品識別情報を一覧にした商品リストを作成する商品リスト作成手段、および前記商品リストを表示する商品リスト表示手段として、前記通信ネットワークに接続された顧客端末を機能させる」ものとしてもよい。
【0033】
そして、上記商品情報照会プログラムは、「前記商品識別データを取得した前記商品の陳列された前記店舗の位置に係る位置データを取得する位置データ取得手段、取得した前記位置データを前記商品識別データと関連付けて前記通信ネットワークを介して前記管理用サーバに送出する位置データ送出手段、送出した前記位置データに対応する前記店舗の店舗名を含む店舗情報を前記通信ネットワークを介して前記管理用サーバから受付ける店舗情報受付手段、受付けた前記店舗情報を前記商品識別情報と関連付けて記憶する店舗情報記憶手段、および前記商品リストに含まれる前記商品識別情報に前記店舗情報を付加する店舗情報付加手段として、前記顧客端末をさらに機能させる」ものとしてもよい。
【0034】
さらに、上記商品情報照会プログラムは、「予め登録された前記店舗の前記位置データに対応する前記店舗情報を店舗情報データベースに記憶する店舗情報記憶手段、前記顧客端末から前記通信ネットワークを介して送出された前記位置データを受付ける位置データ受付手段、受付けた前記位置データを前記店舗情報データベースに照会し、対応する前記店舗情報を抽出する店舗情報照会手段、および抽出した前記店舗情報を前記商品識別情報と関連付けて前記通信ネットワークを介して前記顧客端末に送出する店舗情報送出手段として、前記管理用サーバをさらに機能させる」ものとしてもよい。
【0035】
そして、上記商品情報照会プログラムは、「顧客端末利用者が購入を希望する前記商品に係る前記商品識別情報の前記商品リストからの選択を受付ける商品情報選択手段、前記商品の購入数量を示す数量データの入力を受付ける数量データ受付手段、前記商品の配送指定先を含む顧客指定データの入力を受付ける顧客指定データ受付手段、前記商品識別情報、前記数量データ、および前記顧客指定データを含む注文データを作成する注文データ作成手段、および前記注文データを前記通信ネットワークを介して前記管理用サーバに送出する注文データ送出手段として、前記顧客端末をさらに機能させる」ものとしてもよい。
【0036】
さらに、上記商品情報照会プログラムは、「選択された前記商品識別情報に基づいて、前記店舗情報付加手段によって付加された前記店舗情報を抽出する店舗情報抽出手段、および抽出された前記店舗情報を前記注文データに付加する注文店舗情報付加手段として、前記顧客端末をさらに機能させる」ものとしてもよい。
【0037】
加えて、上記商品情報照会プログラムは、「受付けた前記注文データおよび前記店舗情報に基づいて、前記顧客端末が前記商品識別データを取得した前記店舗に対して得点を累積する得点累積手段、および前記店舗に対して累積された前記得点を前記配送元に報知する得点報知手段として、前記管理用サーバをさらに機能させる」ものとしてもよい。
【0038】
上記に示した商品情報照会プログラムを実行することにより、管理用サーバ、および顧客端末に前述した商品情報照会システムの作用を奏させることができる。
【0039】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態である書籍情報照会システム1について図1乃至図7に基づいて説明する。ここで、図1は本発明の一実施形態である書籍情報照会システム1の構成を示す説明図であり、図2は顧客端末2の機能的構成を示すブロック図であり、図3は管理用サーバ3の機能的構成を示すブロック図であり、図4および図5は顧客端末2における処理の流れを示すフローチャートであり、図6および図7は管理用サーバ3における処理の流れを示すフローチャートである。なお、本実施形態における書籍情報照会システム1は、本発明における商品情報照会システムに相当し、商品として書籍を対象にしたものである。
【0040】
本実施形態の書籍情報照会システム1は、図1に示すように、インターネットNに接続し、インターネットN上に開設された仮想の書店であるインターネット書店Eの開設業者によって設置および管理運営される管理用サーバ3と、インターネットNに接続し、書籍Bを購入する複数の顧客Cが利用する複数の顧客端末2と、顧客Cが書籍Bを手にとって装丁および内容等を確認することができる書店Rに設置された書店端末4とから主に構成されている。
【0041】
ここで、顧客端末2は、インターネットNに接続可能な市販の携帯電話が利用可能であり、表示手段5として利用される液晶画面等の表示画面5a、バーコード認識手段に利用される内蔵カメラ6a、および操作手段15として利用される操作ボタン15aを有し、さらに、顧客端末2の位置を測位可能なGPS7aを備えている。
【0042】
さらに、顧客端末2について詳細に説明すると、図2に示すように、その機能的構成として、書籍Bに付されたバーコードを認識し、書籍識別データIDを取得するバーコード認識手段6、バーコードの認識に追従してその位置をGPS7aを利用して測位し、バーコードを認識した書籍Bの置かれた書店Rの位置データPDを取得する位置データ取得手段7、取得した書籍識別データIDおよび位置データPDをまとめて書籍データBDを作成する書籍データ作成手段8、書籍データBDを電子データの形式でインターネットNを介して管理用サーバ3に送出する書籍データ送出手段9、書籍データBDを記憶する顧客側記憶手段13を有している。ここで、バーコード認識手段6は、内蔵カメラ6aでバーコードを撮像することにより、そのバーコードに含まれる文字や数字等の情報を認識できるものである。また、書籍識別データIDは、書籍Bを認識するために予め付された識別番号であり、通常、13桁の数字がバーコードと共に書籍Bの裏表紙に印刷されている。なお、書籍識別データIDが、本発明における商品識別データに相当し、バーコード認識手段6が本発明における商品識別データ取得手段に相当し、位置データPDを書籍識別データIDに関連付けて書籍データBDとする書籍データ作成手段8、および書籍データ送出手段9が、本発明における商品識別データ送出手段、および位置データ送出手段に相当している。
【0043】
さらに、顧客端末2は、電子データの形式で送出された書籍データBDに基づいて、管理用サーバ3において照会、抽出された書籍識別情報IIおよび書店情報SIを含む書籍情報BI(後に詳述する。)を受付ける書籍情報受付手段14、受付けた書籍情報BIを記憶する顧客側記憶手段13、受付けた書籍情報BIおよび既に記憶されている書籍情報BIに基づいて書籍リストLを作成する書籍リスト作成手段16、書籍リストLの表示を制御する表示制御手段37、および書籍リストLを表示画面5aを利用して表示する表示手段5を有する。ここで、書籍識別情報IIは書籍名、著者名、出版社名、価格等の情報を有し、書店情報SIは書店名等の情報を有する。なお、書籍識別情報IIが本発明における商品識別情報に、書店情報SIが本発明における店舗情報に、書籍情報受付手段14が本発明における商品識別情報受付手段および店舗情報受付手段に、書籍リスト作成手段16が本発明における商品リスト作成手段および店舗情報付加手段に、書籍情報選択手段17が本発明における商品識別情報選択手段および店舗情報抽出手段にそれぞれ相当する。また、顧客側記憶手段13は、本発明における商品識別情報記憶手段および店舗情報記憶手段の両機能を備えて構築されている。
【0044】
加えて、顧客端末2は、顧客Cが購入を希望する書籍Bに係る書籍情報BIの、作成された書籍リストLからの選択を受付ける書籍情報選択手段17、部数データCDおよび顧客指定データDDの入力等を操作ボタン15aを介して操作する操作手段15、顧客Cが購入を希望する部数に係る部数データCDの入力を受付ける部数データ受付手段18、書籍Bの配送先を指定可能な情報を含む顧客指定データDDの入力を受付ける顧客指定データ受付手段19、選択された書籍情報BI、受付けた部数データCD、顧客指定データDDをまとめて注文データODを作成する注文データ作成手段20、作成した注文データODを電子データとしてインターネットNを介して管理用サーバ3に送出する注文データ送出手段21を有する。ここで、顧客指定データDDは、インターネット書店Eが注文された書籍Bを配送するのに必要な配送先に係る情報、すなわち顧客Cの氏名、住所等の情報を有している。
【0045】
そして、顧客端末2は、管理用サーバ3に対して種々のデータおよび情報を送受信するための顧客側送信制御手段10および顧客側受信制御手段12に接続した顧客側通信手段11を有している。
【0046】
一方、管理用サーバ3は、顧客端末2からの指示をインターネットNを介して受信し、これらの指示に応じた処理を行うものであり、ハード構成としては、汎用のサーバと同様、記憶装置、演算装置、および主制御装置を有している。
【0047】
そして、管理用サーバ3は、図3に示すように、その機能的構成として、顧客端末2から送出された書籍データBDをインターネットNを介して受付ける書籍データ受付手段26、受付けた書籍データBDを書籍識別情報データベースIIDに照会し書籍識別データIDに対応する書籍識別情報IIを抽出する書籍識別情報照会手段27、および同様に書店情報データベースSIDに照会し位置データPDに対応する書店情報SIを抽出する書店情報照会手段28、抽出した書籍識別情報IIおよび書店情報SIをまとめて書籍情報BIを作成する書籍情報作成手段29、書籍情報BIをインターネットNを介して顧客端末2に送出する書籍情報送出手段30、および書籍識別情報データベースIID、書店情報データベースSIDを構築し、受付けた注文データODを記憶するサーバ側記憶手段23を有する。ここで、書籍データ受付手段6が本発明における商品識別データ受付手段および位置データ受付手段に相当する。そして、書店情報を書籍識別情報に関連付けて書籍情報とする書籍情報作成手段29、および書籍情報送出手段30とが、本発明における商品識別情報送出手段、および店舗情報送出手段に相当している。
【0048】
ここで、サーバ側記憶手段23について詳細に説明すると、書籍Bに関する書籍識別情報データベースIIDには、書籍識別データID、書籍名、著者名、出版社、価格を含む書籍識別情報IIが格納されている。そして、書店Rに関する書店情報データベースSIDには、位置データPD、書店名を含む書店情報SI、後述する販売部数等に応じたポイントPが格納されている。また、受付けた注文データODすなわち、顧客Cが購入を希望する書籍Bに係る書籍情報BI、部数データCD、および顧客指定データDDが記憶されている。ここで、サーバ側記憶手段23が本発明における商品識別情報記憶手段および店舗情報記憶手段に相当する。
【0049】
さらに、顧客端末2から送出された注文データODをインターネットNを介して受付ける注文データ受付手段31、受付けた注文データODをサーバ側記憶手段23に記憶し、記憶された注文データODに基づいてインターネット書店Eに報知する受注情報ADを作成する受注情報作成手段32、顧客Cが注文を希望する書籍Bに付されたバーコードを認識した書店Rに報奨を与えるためのポイントPを、注文データODに基づいて累積するポイント累積手段33、インターネット書店Eおよび書店Rに報知するポイント情報PIを作成するポイント情報作成手段34、インターネットNを介して書店Rにポイント情報PIを送出するポイント情報送出手段35、受注情報ADおよびポイント情報PIを管理用サーバ3に接続されたモニタディスプレイMDに表示させる表示制御手段36を有する。ここで、ポイントPとは、顧客Cから送信された注文データODに含まれる書店情報SIおよび部数データCDに基づいて累積されるもので、例えば、書店R1でバーコードを認識した書籍を三冊、書店R2でバーコードを認識した書籍を五冊注文する場合、書店R1に3ポイント、書店R2に5ポイント累積される。なお、モニタディスプレイMDはインターネット書店Eの管理者等が保有するもので、表示された受注情報ADに基づいて注文された書籍Bを手配したり、表示されたポイント情報PIに基づいて登録された各書店Rに対する報奨を計算することが可能である。なお、受注情報作成手段32、表示制御手段36、およびモニタディスプレイMDが本発明における注文内容報知手段、ポイント情報作成手段34、およびポイント情報送出手段35が本発明における得点報知手段にそれぞれ相当する。
【0050】
そして、管理用サーバ3は、顧客端末2からデータを受信するサーバ側受信制御手段24、および顧客端末2および書店端末4へデータを送信するサーバ側送信制御手段25によって制御され、インターネットNを介してデータの送受信を行うサーバ側通信手段22を有する。
【0051】
次に、本実施形態の書籍情報照会システム1における顧客端末2の処理の流れについて、図4および図5に基づいて説明する。ここで、ステップS1乃至ステップS18が、本発明の顧客端末2における商品情報照会プログラムに相当している。また、図4および図5のフローチャートは、顧客Cが書店Rを訪れて、興味を持った書籍Bを顧客端末2に記憶させ、書籍リストLを作成し、後に、作成した書籍リストLから購入を希望する書籍Bをインターネット書店Eに注文する手順について例示している。
【0052】
まず、顧客端末2は、書店Rにおいて書籍Bに付されたバーコードを認識する指示の有無を判断し(ステップS1)、バーコード認識の指示がない場合(ステップS1においてNO)、指示があるまで待機する。バーコード認識の指示がある場合(ステップS1においてYES)、内蔵カメラ6aを用いてバーコードを撮像して認識し、書籍識別データIDを取得し(ステップS2)、GPS7aを利用してその書店Rを測位し、位置データPDを取得する(ステップS3)。そして、バーコードを認識することによって得られた書籍識別データID、GPS7aによって得られた書店の位置データPDをまとめ、書籍データBDを作成する(ステップS4)。その後、書籍データBDの送信指示の有無を判断する(ステップS5)。送信指示がある場合(ステップS5においてYES)、書籍データBDをインターネットNを介して管理用サーバ3に送信する(ステップS6)。一方、送信指示がない場合(ステップS5においてNO)は、ステップS17の処理に移る。
【0053】
管理用サーバ3において照会処理が行われ、書籍データBDに対応する書籍識別情報IIおよび書店情報SIを含む書籍情報BIが管理用サーバ3から送出され、送出された書籍情報BIが検出される場合(ステップS7においてYES)、書籍情報BIを受付ける(ステップS8)。そして、受付けた書籍情報BIに基づいて書籍リストLを作成し(ステップS9)、表示画面5aに表示する(ステップS10)。このとき、初めて書籍Bの照会を行い、書籍情報BIが顧客側記憶手段に記憶されていなければ、受付けた書籍情報BIのみが表示される。
【0054】
その後、注文書籍の選択指示の有無を判断する(ステップS11)。選択指示がある場合(ステップS11においてYES)、書籍リストLから注文する書籍Bの書籍情報BIの選択を受付ける(ステップS12)。さらに、購入部数に係る部数データCDの入力を受付け(ステップS13)、顧客指定データDDの入力を受付ける(ステップS14)。ここで、部数データCDおよび顧客指定データDDは、顧客端末2の操作ボタン15aを使用して入力される。そして、書籍データBD、部数データCD、顧客指定データDDをまとめて注文データODを作成し(ステップS15)、送信する(ステップS16)。その後、システム終了の指示の有無を判断し(ステップS17)、指示があればシステムを終了し(ステップS18)、なければ、バーコード認識の指示を待機する(ステップS1)。なお、注文書籍の選択の指示がない場合(ステップS11においてNO)は、ステップS17の処理に進む。
【0055】
なお、ステップS5においてNO、さらにステップS17においてNOに進み、ステップS1乃至ステップS4を繰返し、複数の書籍データBD(書籍識別データID、位置データPDを含む)を記憶し、まとめて管理用サーバ3に送信することもできる。例えば、書店Rにおいて気に入った書籍Bが複数ある場合、同様のテーマに基づく書籍Bが複数ある場合等に好適である。
【0056】
次に、本実施形態の書籍情報照会システム1における管理用サーバ3の処理の流れについて、図6および図7に基づいて説明する。ここで、ステップT1乃至T18が本発明の管理用サーバ3における書籍情報照会プログラムに相当する。まず、管理用サーバ3は、顧客端末2から送出される書籍データBDの検出の有無を判断する(ステップT1)。書籍データBDが検出された場合(ステップT1においてYES)、書籍データBDを受付ける(ステップT2)。そして、受付けた書籍データBDを書籍識別情報データベースIIDに照会し、書籍識別データIDに対応する書籍識別情報IIを抽出する(ステップT3)。さらに、同様に書店情報データベースSIDに照会し、位置データPDに対応する書店情報SIを抽出する(ステップT4)。そして、抽出した書籍識別情報IIおよび書店情報SIをまとめて書籍情報BIを作成し(ステップT5)、インターネットNを介して顧客端末2に送信する(ステップT6)。
【0057】
そして、前述の書籍情報BIに基づいて、顧客端末2において作成された注文データODの受付を待機する。注文データODの検出の有無を判断し(ステップT7)、注文データODが検出される場合(ステップT7においてYES)、注文データODを受付ける(ステップT8)。受付けた注文データODに基づいた受注情報ADの表示指示の有無を判断し(ステップT9)、指示がある場合(ステップT9においてYES)、注文データODに基づき書籍識別情報II、部数データCD、顧客指定データDDをまとめた受注情報ADを作成し(ステップT10)、作成した受注情報ADを管理用サーバ3に接続したモニタディスプレイMDに表示させる(ステップT11)。そして、注文データODに基づいて、顧客Cが書籍識別データIDを取得した各書店Rに対してポイントPを累積する(ステップT12)。そして、ポイントPの報知指示の有無を判断し(ステップT13)、指示を検出したら、各書店Rに対して累積されたポイントPをまとめたポイント情報PIを作成し(ステップT14)、管理用サーバ3に接続したモニタディスプレイMDに表示させる(ステップT15)とともに、登録された書店Rの書店端末4にインターネットNを介して送信する(ステップT16)。そして、システム終了の指示の有無を判断し(ステップT17)、指示があれば(ステップT17においてYES)システムを終了し(ステップT18)、なければ(ステップT17においてNO)再び書籍データBDの受付を待機する(ステップT1)。なお、注文データODの検出がない場合(ステップT7においてNO)は、同様に、再び書籍データBDの受付を待機し(ステップT1)、注文内容の表示指示のない場合(ステップT9においてNO)は、ポイントPの累積処理(ステップT12)に進み、ポイントPの報知指示がない場合(ステップT13においてNO)はシステム終了の指示を待機する(ステップT17)。
【0058】
本実施形態の書籍情報照会システム1を用いることにより、例えば、顧客Cが書店Rを訪れて、興味を抱いた書籍Bがあった場合、顧客Cの嗜好に合う書籍Bに係る書籍情報BIを含む、いわゆる「お気に入り書籍リスト」を容易に作成することができる。この場合、書籍リストLには、書籍Bを見つけた書店Rの書店名も含まれるため、以前に見つけた書籍Bをあらためて探すことなく、書籍リストLに記される書店Rを訪れて書籍Bを購入することができ、探す手間を省略することができる。また、顧客端末2のバーコード認識手段6を使用して書籍Bに付されたバーコードを認識することにより、その書籍Bの書籍名、著者名、出版社、価格等の書籍情報BIが顧客端末2の表示画面5aに表示され、確認することができるため、書籍情報BIを手書きまたは手入力などによって記録するという手間を省略することができる。なお、作成された書籍リストLは、表示制御手段37によって書籍名および著者名のみを表示させる等、表示形式を変更することができる。
【0059】
さらに、顧客Cは、前述した書籍リストLを利用して、購入を希望する書籍Bをインターネット書店Eに注文することができる。そして、インターネット書店Eは、管理用サーバ3に接続されたモニタディスプレイMDに表示された受注情報ADに基づいて、注文された書籍Bを手配し顧客Cに配送することができる。さらに、管理用サーバ3において各書店Rに対して累積され、上述のモニタディスプレイMDに表示されたポイント情報PIに応じて、報奨金等をインターネット書店E側が計算し、各書店Rに支払うことができる。また、各書店Rは管理用サーバ3から送信されたポイント情報PIを受付け、確認することができる。なお、例えば、受注情報ADは毎日午前九時、ポイント情報PIは月末等、任意にまとめて報知することができる。
【0060】
これにより、顧客Cは実際の書店Rで書籍Bを手にとって、装丁、構成、感触等を確かめ、内容を確認した上で、持運びの都合等に応じて、気に入った書籍Bをインターネット書店Eで購入することができる。さらに、内容を確認できないまま書籍Bをインターネット書店Eで購入し、失敗すること等が少なくなる。また、インターネット書店Eにおいては、顧客Cが実際に書籍Bを手にして確認できないため、購入意欲がわかず、販売部数が伸びないという問題が軽減される。そして、顧客Cが実際に訪れた書店Rは、インターネット書店Eからポイント情報PIに応じて報奨金等が得ることができるため、本実施形態の書籍情報照会システム1は書店Rにとっても有益なシステムである。
【0061】
以上、本発明について好適な実施形態を挙げて説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではなく、以下に示すように、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の改良および設計の変更が可能である。
【0062】
すなわち、本実施形態において、書籍Bを対象とした商品情報照会システムを例示したが、商品として、例えば、家電製品、化粧品、ワイン、食料品等を対象としてもよい。この場合、管理用サーバ3を管理運営するのは、インターネット電気店、インターネット化粧品店等、商品に対応したインターネット上の仮想の店舗等になる。
【0063】
そして、顧客端末2において書籍識別データ取得手段として携帯電話の内蔵カメラ6aを利用したバーコード認識手段6を示し、位置データ取得手段7においてGPS7aを利用したが、操作ボタン15aを用いて書籍Bの裏表紙に付された識別番号、および書店名を直接入力してもよい。これにより、バーコード認識手段6およびGPS7aを備えていない携帯電話も使用することができる。この場合、書店情報SIを備えた注文データODにより注文をした顧客Cには、割引などの特典に繋がるポイントを加算する等のサービスを行うことにより、入力の煩わしさをポイント取得の楽しさに変えることができる。また、登録された書店Rに書店識別番号を付与し、識別番号を入力するようにしてもよい。これにより、入力の煩わしさが軽減される。また、顧客端末2は、インターネットNに接続可能なコンピュータ、PDA等を適用可能であるが、携帯性、普及率などから携帯電話を利用するのが好適である。
【0064】
また、管理用サーバ3において、受付けた位置データPDを照会する際に、予め登録された書店情報データベースSIDに該当する位置データPDがない場合、書店情報を有さないとして書籍情報BIを作成し、さらに、ポイントPに関する処理(ステップT12〜ステップT16)を省略するものとしてもよい。これにより、顧客Cが図書館で確認した書籍Bや、友人等の所有する書籍Bの購入を希望する場合にも、本実施形態の書籍情報照会システム1を適用して書籍Bの注文をすることができる。
【0065】
さらに、例えば、顧客Cが、インターネット書店E等に登録された友人等の所有する書籍Bより、書籍識別データIDを取得して注文する場合に、注文データODに友人等の会員番号等を付加することにより、その友人に対して割引等のポイントが加算されるものであってもよい。これにより、口コミによる書籍Bの紹介が推進され、インターネット書店Eの顧客の増加に繋がるという、いわゆるバイラルマーケティングの効果が得られる。
【0066】
このとき、友人が自分の会員番号を、周知のバーコード作成技術を利用してバーコード化し、作成したシールを書籍Bに添付し、さらに、顧客Cが、バーコード認識手段6によって書籍識別データIDを取得すると共に、前述のシールから友人の会員番号を取得してもよい。これにより、会員番号等を手入力する手間が省略される。さらに、家電製品、および家具等の商品識別データが表示されていない商品に、商品識別データに紹介者(友人に相当)の情報を付加したバーコード等を作成し、添付してもよい。これにより、バーコードを認識することにより、商品識別データおよび紹介者情報を取得することが可能となる。
【0067】
また、例えば、顧客Cが書籍リストLから友人に紹介したい書籍識別情報BIを選択し、顧客Cの顧客指定データDDを紹介者情報として、書籍識別情報BIに付加し、友人の所有する顧客端末に送出して書籍Bを紹介する。そして、友人が紹介者情報の付加された書籍識別情報BIを用いてインターネット書店Eに注文することにより、顧客Cに対して割引等のポイントが加算されるものであってもよい。これにより、上述と同様のバイラルマーケティングの効果が得られる。
【0068】
また、管理用サーバ3が顧客端末2から送出された書籍識別データIDに基づいて抽出した書籍識別情報IIを、顧客Cの友人等が有する顧客端末2、顧客Cが自宅等に所有する別の顧客端末2等に対して送出するものであってもよい。これにより、例えば、書籍情報照会システム1を利用して、友人に書籍Bを紹介したり、顧客Cが自宅に所有する端末に独自の書籍情報データベースを構築することが容易になる。
【0069】
そして、管理用サーバ3の書籍識別情報データベースIIDには、書籍Bの紹介文(従来からインターネット書店Eで書籍紹介のために表示されている既読者の感想文等)に係る紹介データを格納してもよい。これにより、例えば、書店Rで気になる書籍Bがあり購入を迷った場合に、バーコードを認識し、照会することにより、その書籍Bの紹介文が顧客Cの顧客端末2の表示画面5aに表示され、紹介文を購入の参考にすることができる。また、書籍リストLを作成し、後に購入を検討する場合、書店Rで確認した内容を忘れていることも多いため、紹介文を参考に購入の可否を決断することができる。
【0070】
また、受付けた注文データODに含まれる顧客指定データDDに基づいて顧客情報データベースを構築してもよい。この場合、顧客指定データDDに、電子メールアドレス、性別、年齢等の個人情報が含まれるとさらに好適である。これにより、販売書籍の分析等を行うことができる。さらに、書籍識別データIDを提供した書店Rに対して報奨として顧客情報を提供してもよい。これにより、実際の書店Rでは得ることの難しい顧客の情報を書店側が入手することができる。なお、従来のインターネット書店Eにおいて行われているように、会員制を採用し、会員登録行う際に、前述した内容を登録し、注文の際には会員番号を入力することにより顧客指定データDDを特定できるようにすることもできる。
【0071】
また、書店Rに書籍識別情報データベースIIDを備える書店端末4を設置するものであってもよい。これにより、例えば、顧客Cは、書店Rにおいて書籍Bに付与された書籍識別データIDを取得し、取得した書籍識別データIDを赤外線等によって書店端末4に対して送出し、書籍識別情報IIを照会することが可能となる。したがって、顧客Cは、書籍識別情報IIを照会する際にインターネット接続料(通信料)が不要になり、書店Rは、直接、顧客Cの情報を入手することができるというメリットが生じる。
【0072】
さらに、管理用サーバ3は、インターネットNを介して顧客端末2に受注情報ADを送信する受注情報送信手段を有し、顧客端末2はインターネットNを介して受注情報ADを受付ける受注情報受付手段を有し、表示画面5aに表示するものであってもよい。これにより、顧客Cは、表示画面5aに表示された受注情報ADによって、注文した書籍Bを確認することができる。
【0073】
加えて、管理用サーバ3は、インターネット書店Eにおける書籍Bの販売価格、割引率、および送料等に係る料金データを記憶する料金データ記憶手段、受付けた注文データODに応じて顧客Cに対する販売料金、送料、および消費税等を含む総額を計算する料金計算手段、計算された料金情報をインターネットNを介して顧客Cに送信する料金情報送信手段をさらに有し、顧客端末2は、インターネットNを介して料金情報を受付ける料金情報受付手段をさらに有し、表示画面5aに表示するものであってもよい。これにより、顧客Cは上述した注文内容に加え、実際の購入価格等を含む支払い料金を確認することができる。また、書店Rに対するポイントPに応じた報奨金の計算を自動で行うものであってもよい。
【0074】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明の商品情報照会システムは、顧客が実際の店舗において、商品に付された商品識別データを取得し、通信ネットワークを介して管理用サーバに送信し、管理用サーバにおいて抽出された対応する商品識別情報を通信ネットワークを介して受付け、受付けた商品情報に基づいて、商品リストを作成することができるものである。また、作成した商品リストに基づいて、その商品を取り扱うインターネット店舗に商品を注文することもできる。さらに、顧客が商品識別データを取得すると共に、実際の店舗の位置データを取得し、送信することにより、店舗情報を含む商品リストを作成することができ、これに基づいて、インターネット店舗に注文することにより、インターネット店舗から実際の店舗へ報奨等を供することができるようになり、実際の店舗とインターネット上の仮想の店舗とを繋ぐシステムが形成できる。また、本発明の商品情報照会プログラムを実行することにより、管理用サーバおよび顧客端末は、上述の作用を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の書籍情報照会システムの概略構成を示す模式図である。
【図2】顧客端末の機能的構成を示すブロック図である。
【図3】管理用サーバの機能的構成を示すブロック図である。
【図4】顧客端末における処理の流れを示すフローチャートである。
【図5】顧客端末における処理の流れを示すフローチャートである。
【図6】管理用サーバにおける処理の流れを示すフローチャートである。
【図7】管理用サーバにおける処理の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 書籍情報照会システム(商品情報照会システム)
2 顧客端末
3 管理用サーバ
5 表示手段
6 バーコード認識手段(商品識別情報取得手段)
7 位置データ取得手段
8 書籍データ作成手段(位置データ送出手段)
9 書籍データ送出手段(商品識別データ送出手段、位置データ送出手段)
13 顧客側記憶手段(商品識別情報記憶手段、店舗情報記憶手段)
14 書籍情報受付手段(商品識別情報受付手段、店舗情報受付手段)
16 書籍リスト作成手段(商品リスト作成手段、店舗情報付加手段)
17 書籍情報選択手段(商品識別情報選択手段、店舗情報抽出手段)
18 部数データ受付手段
19 顧客指定データ受付手段
20 注文データ作成手段(注文データ作成手段、注文店舗情報付加手段)
21 注文データ送出手段
23 サーバ側記憶手段(商品識別情報記憶手段、店舗情報記憶手段)
26 書籍データ受付手段(商品識別データ受付手段、位置データ受付手段)
27 書籍識別情報照会手段
28 書店情報照会手段
29 書籍情報作成手段(店舗情報送出手段)
30 書籍情報送出手段(商品識別情報送出手段、店舗情報送出手段)
31 注文データ受付手段(注文データ受付手段、店舗情報認識手段)
33 ポイント累積手段(得点累積手段)
37 表示制御手段(注文内容報知手段、得点報知手段)
B 書籍(商品)
BD 書籍データ(商品識別データ、位置データ)
BI 書籍情報(商品識別情報、店舗情報)
C 顧客(顧客端末利用者)
CD 部数データ(数量データ)
DD 顧客指定データ
ID 書籍識別データ(商品識別データ)
II 書籍識別情報(商品識別情報)
IID 書籍識別情報データベース(商品識別情報データベース)
MD モニタディスプレイ(注文内容報知手段、得点報知手段)
N インターネット(通信ネットワーク)
OD 注文データ
P ポイント(得点)
PD 位置データ
R 書店(店舗)
SI 書店情報(店舗情報)
SID 書店情報データベース(店舗情報データベース)
【発明の属する技術分野】
本発明は、商品情報照会システム、および商品情報照会プログラムに関するものであり、特に、実際の店舗とインターネット上の仮想の店舗とを繋ぐ商品情報照会システム、および商品情報照会プログラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
インターネットの普及に伴い、インターネット上で種々の分野の商品の販売を行う仮想的な店舗(以下、インターネット店舗と称する。)が出現している。例えば、書籍の販売を行うインターネット書店、家電製品の販売を行うインターネット電気店等が相当する。そして、消費者は生活環境、嗜好等に応じて実際の店舗とインターネット店舗との使分けを行っている。例えば、書籍の場合、重い書籍を運ばなくてもよい、時間および場所に制限されず注文できる、検索が簡単である、稀有な書籍が手に入る等の利点によって、インターネット書店の利用者が増加している。一方、実際の書店は、書籍がジャンル別等に整理して陳列されており、一目で関連する書籍群を見渡すことができ、所望の書籍を抽出することができるという利点、実際に書籍を手にとって見ることができ、内容、装丁の質感、匂い等がわかるという利点、および従来通りの購入方法でありインターネット環境が必要でないという利用しやすさ等によって依然として利用する人は多い。
【0003】
ところで、携帯電話の加入台数は依然増加傾向にあり、携帯電話とインターネットとの融合によって、ビジネスの場において携帯電話が多いに活用されている。そして、最近では、衛星を利用して測位する機能(いわゆる、GPS)や、内蔵カメラで写したバーコードに含まれる文字や数字を認識できる機能(以下、バーコード認識機能という)を搭載した機種も発売されている。
【0004】
以上の従来技術は、公然に実施されているものであり、出願人は、この従来技術が記載された文献を、本願出願時においては知見していない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述のインターネット書店を利用する場合、実際に書籍を手にとって見ることができないため、書籍の装丁、感触、匂い、構成、および内容などがわからず、購入意欲がわかないという問題点があった。
【0006】
一方、実際の書店を利用する場合、気に入った書籍があったときでも、購買の可否を検討した結果、および所持金が足りない等の理由によって、その場で購入しない場合がある。このような場合、書籍名、著者名、出版社、および価格等を記録し(例えば、手帳に書き写す、電子手帳等に手入力によって電子的に記録する等)、再度その書店を訪れ、記録に基づいて書籍を購入したり、その記録に基づいてインターネット書店に注文する等の方法を採ることが多かった。しかしながら、書き写すこと、および入力等の煩わしさから、記録せず、再度探し直すなどの手間がかかることがあった。
【0007】
また、書籍以外の商品についても、上述と同様に、実際の店舗、およびインターネット店舗における一長一短があった。
【0008】
さらに、携帯電話に搭載されたバーコード認識機能を普及させ、有効に活用する方法を模索し、要望する声もあった。
【0009】
そこで、本発明は、上記実情に鑑み、携帯電話に搭載されたバーコード認識機能とネットワークを連携し、実際の店舗とインターネット店舗とを繋ぎ、顧客の利便を図り、さらに実際の店舗及びインターネット店舗の双方にとって有益となる商品情報照会システム、および商品情報照会プログラムの提供を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る商品情報照会システムは、「通信ネットワークに接続された管理用サーバは、商品に付された商品識別データに対応した商品名、および価格を含む商品識別情報を商品識別情報データベースに記憶する商品識別情報記憶手段と、前記通信ネットワーク上に送出された前記商品識別データを前記通信ネットワークを介して受付ける商品識別データ受付手段と、受付けた前記商品識別データを前記商品識別情報データベースに照会し、対応する前記商品識別情報を抽出する商品識別情報照会手段と、抽出した前記商品識別情報を前記通信ネットワークを介して前記商品識別データの送出元に送出する商品識別情報送出手段」を、上述の課題を解決するための主要な手段とする。
【0011】
ここで、商品とは、市場に流通する品物であり、書籍、食料品、および家電製品等が例示される。そして、商品識別データは、商品を識別し、管理するために、割当てられている識別番号であり、標準で13桁、短縮で8桁の数字で構成されるものが多い。また、商品情報は、顧客が商品を識別し、購入する際に必要な情報である。例えば、商品が書籍である場合、書籍名、著者名、出版社名および価格等を含んでいる。さらに、書籍に対する推薦文、および感想文等を含むものであってもよい。
【0012】
したがって、本発明に係る商品情報照会システムによれば、通信ネットワークに接続された管理用サーバは、通信ネットワークを介して送出された商品識別データを受付ける。そして、受付けた商品識別データに基づいて、商品識別情報記憶手段に記憶されている商品識別情報データベースに照会し、対応する商品識別情報を抽出し、通信ネットワークを介して送出する。これにより、例えば、インターネット書店が本発明の商品情報照会システムを利用すると、商品識別データに基づいて書籍名、出版社名、および価格等を含む商品識別情報を商品識別データの送出元に提供することができる。
【0013】
上記商品照会システムを、「前記通信ネットワークに接続された顧客端末は、前記商品に付された前記商品識別データを取得する商品識別データ取得手段と、取得した前記商品識別データを前記通信ネットワークを介して前記管理用サーバに送出する商品識別データ送出手段と、送出した前記商品識別データに対応し、前記管理用サーバによって抽出された前記商品識別情報を前記通信ネットワークを介して受付ける商品識別情報受付手段と、受付けた前記商品識別情報を記憶する商品識別情報記憶手段と、記憶された複数の前記商品識別情報を一覧にした商品リストを作成する商品リスト作成手段と、前記商品リストを表示する商品リスト表示手段とを有する」ものとしてもよい。
【0014】
ここで、商品識別データは、主にバーコードと共に商品に付されている。なお、バーコードとは、太さの異なるバーとスペースの組合せにより、数字や文字などを機械が読取れる形式で表現したものであり、現在、市場に流通するほとんどの商品に添付されているものである。例えば、JAN(Japanese Article Number)コード、および書籍JANコード等が相当する。そして、商品識別データ取得手段は、商品に付されたバーコードを内蔵カメラによって画像として認識し、バーコードに含まれる数字を読取るバーコード認識手段(接続されたバーコードリーダーを含む。)や、キーボードおよび操作ボタン等を介して直接入力された識別番号を受付ける手段等が想定される。
【0015】
さらに、商品識別データは、商品に付与されたICタグ(集積回路荷札)に含まれるものであってもよい。ここで、ICタグとは、電波を発する小型アンテナと書き込み可能なICチップを埋め込んだ小型の荷札であり、バーコードの代替となるものである。なお、ICチップのみから構成されるものであってもよい。この場合、商品識別データ取得手段は、ICタグが発する電波で商品情報を読取り可能なICチップリーダーによる手段が想定される。
【0016】
また、顧客端末は、通信ネットワークに接続可能なコンピュータ、携帯電話、および携帯情報端末(いわゆる、PDA)が例示される。特に、商品識別データの取得の容易性、携帯性等の理由により、バーコード認識手段を備える携帯電話が好適である。
【0017】
したがって、通信ネットワークに接続された顧客端末は、取得した商品識別データを通信ネットワークを介して管理用サーバに送信し、送信した商品識別データに基づいて管理用サーバにおいて抽出された商品識別情報を受付け、受付けた商品識別情報を一覧にした商品リストを作成し、モニタディスプレイ、および表示画面等の表示手段に表示する。これにより、顧客は、商品に付された商品識別データを取得し、管理用サーバに送信することによって得られた商品識別情報を一覧にした商品リストを作成し、確認することが可能となる。したがって、例えば、書籍に関する情報を照会する場合、書籍名、著者名、出版社名、および価格等の書籍に係る情報を、手書きやキーボード等をによる手入力等で記録する手間をかけず、いわゆる「お気に入り書籍リスト」等を作成することができる。
【0018】
そして、上記商品情報照会システムを、「前記商品は、販売のために店舗に陳列されているものであり、前記顧客端末は、前記商品識別データを取得した前記商品の陳列された前記店舗の位置に係る位置データを取得する位置データ取得手段と、取得した前記位置データを前記商品識別データと関連付けて前記通信ネットワークを介して前記管理用サーバに送出する位置データ送出手段と、送出した前記位置データに対応する前記店舗の店舗名を含む店舗情報を前記通信ネットワークを介して前記管理用サーバから受付ける店舗情報受付手段と、受付けた前記店舗情報を前記商品識別情報と関連付けて記憶する店舗情報記憶手段と、前記商品リストに含まれる前記商品識別情報に前記店舗情報を付加する店舗情報付加手段とをさらに有し、前記管理用サーバは、予め登録された前記店舗の前記位置データに対応する前記店舗情報を店舗情報データベースに記憶する店舗情報記憶手段と、前記顧客端末から前記通信ネットワークを介して送出された前記位置データを受付ける位置データ受付手段と、受付けた前記位置データを前記店舗情報データベースに照会し、対応する前記店舗情報を抽出する店舗情報照会手段と、抽出した前記店舗情報を前記商品識別情報と関連付けて前記通信ネットワークを介して前記顧客端末に送出する店舗情報送出手段とをさらに有する」ものとしてもよい。
【0019】
ここで、位置データは、店舗の位置を緯度および経度等で表わすもの、および住所等が例示され、位置データ取得手段は、衛星を利用して測位するGPSを利用する手段、およびキーボードや操作ボタン等を用いて入力された位置データを受付ける手段等が想定される。さらに、位置データの入力を簡略にするために、登録された各店舗に対して識別番号を付与し、管理用サーバにおいて、識別番号によって店舗情報を照会可能とし、その識別番号を位置データとして用いてもよい。なお、入力により位置データを取得する場合、店舗名を入力してもよい。
【0020】
また、店舗情報は、少なくとも店舗の識別が可能な店舗名(例えば、S書店N支店等)を含むものである。さらに、電話番号、電子メールアドレス等を含むものであると、顧客が店舗に対して、購入を希望する商品の在庫の確認等の問い合わせをすること等が可能となり、好適である。
【0021】
これにより、顧客端末は、店舗において商品に付された商品識別データを取得し、続いてその店舗の位置データを取得し、両データを関連付けて通信ネットワークを介して管理用サーバに送信する。そして、管理用サーバが商品識別データおよび位置データを通信ネットワークを介して受付け、受付けた商品識別データに基づいて商品識別情報データベースに照会し、対応する商品識別情報を抽出し、同様に位置データを店舗情報データベースに照会し、対応する店舗情報を抽出する。さらに、抽出した商品識別情報および店舗情報を関連付けて、通信ネットワークを介して顧客端末に送信する。そして、抽出された商品識別情報および店舗情報を顧客端末で受付け、店舗情報を付された商品識別情報のリストを作成し、表示手段に表示することが可能となる。したがって、例えば、顧客が作成した商品リストを参考に後に商品を購入する場合、商品リストには店舗情報が付加されているため、購入を希望する商品を販売する店舗を改めて探す手間等を省略することができる。
【0022】
さらに、上記商品情報照会システムを、「前記顧客端末は、顧客端末利用者が購入を希望する前記商品に係る前記商品識別情報の前記商品リストからの選択を受付ける商品情報選択手段と、前記商品の購入数量を示す数量データの入力を受付ける数量データ受付手段と、前記商品の配送指定先を含む顧客指定データの入力を受付ける顧客指定データ受付手段と、前記商品識別情報、前記数量データ、および前記顧客指定データを含む注文データを作成する注文データ作成手段と、前記注文データを前記通信ネットワークを介して前記管理用サーバに送出する注文データ送出手段とをさらに有し、前記管理用サーバは、前記顧客端末から送出された前記注文データを受付ける注文データ受付手段と、受付けた前記注文データに基づいて、前記商品を前記顧客端末利用者まで配送する配送元に、注文された内容を報知する注文内容報知手段とをさらに有する」ものとしてもよい。
【0023】
ここで、顧客指定データとは、少なくとも顧客の氏名、住所を含み、配送先が指定できるデータである。さらに、注文確認、および販売分析等を行うために、電話番号、電子メールのアドレス、性別、年齢等を含むものであってもよい。また、管理用サーバを管理運用するインターネット上の仮想の店舗(以下、インターネット店舗と称する。)等に対して顧客が予め会員登録を行い、顧客に対する会員番号、顧客指定データを含む顧客情報データベースを管理用サーバに構築し、顧客端末において顧客指定データとして会員番号を入力することにより、管理用サーバにおいて顧客の氏名、住所等の顧客指定データを抽出するものとしてもよい。
【0024】
また、配送元とは、注文された商品を手配し顧客の元に配送するインターネット店舗等の販売業者が想定される。そして、注文内容報知手段は、管理用サーバに接続されたモニタディスプレイに表示する、インターネットを介して送出する、プリンタから印刷物として出力する等の手段が例示される。
【0025】
したがって、通信ネットワークに接続された顧客端末は、作成された商品リストから顧客が購入を希望する商品に係る商品識別情報を選択し、選択された商品識別情報、受付けた数量データ、および受付けた顧客指定データをまとめて注文データを作成し、通信ネットワークを介して管理用サーバに送信する。そして、管理用サーバは、送信された注文データを通信ネットワークを介して受付け、注文データに基づいて注文内容を配送元に報知することが可能となる。これにより、顧客は、顧客端末の表示画面等に表示された商品リストから購入を希望する商品に係る商品識別情報を選択し、注文することが可能となる。したがって、例えば、顧客が書店で見つけた書籍をその場で購入できない場合(例えば、所持金不足、持運びの都合、購入の可否を検討する場合等)、書籍に関する商品識別データを取得して記録し、後に記録した書籍に関する商品識別情報を一覧にした商品リストから購入を希望するものを選択して、インターネット書店に注文することができる。
【0026】
また、上記商品情報照会システムを、「前記顧客端末は、選択された前記商品識別情報に基づいて、前記店舗情報付加手段によって付加された前記店舗情報を抽出する店舗情報抽出手段と、抽出された前記店舗情報を前記注文データに付加する注文店舗情報付加手段とをさらに有し、前記管理用サーバは、前記通信ネットワークを介して前記顧客端末から、前記注文情報に付加して送出された前記店舗情報を認識する店舗情報認識手段と、認識した前記店舗情報を前記配送元に報知する店舗情報報知手段とをさらに有する」ものとしてもよい。
【0027】
これにより、顧客端末は商品リストから商品識別データを選択すると共に、関連付けられた店舗情報を抽出し、注文データと共に通信ネットワークを介して送出する。そして、管理用サーバは、通信ネットワークを介して受付けた注文データに付加された店舗情報を認識し、注文内容と共に配送元に報知することが可能となる。したがって、顧客が作成した商品リストに基づいてインターネット店舗に商品を注文する場合、顧客が注文する商品の商品識別データを取得した実際の店舗をインターネット店舗が特定することができるため、その店舗に対して報奨を与えることができる。
【0028】
加えて、上記商品情報照会システムを、「前記管理用サーバは、受付けた前記注文データおよび前記店舗情報に基づいて、前記顧客端末が前記商品識別データを取得した前記店舗に対して得点を累積する得点累積手段と、前記店舗に対して累積された前記得点を前記配送元に報知する得点報知手段とをさらに有する」ものとしてもよい。
【0029】
ここで、得点とは、顧客が商品識別データを取得した実際の店舗に対して、前述したインターネット店舗等が報奨を与えるために累積するものであり、例えば、商品が書籍である場合、書店Aでバーコードを認識した書籍を三冊、書店Bでバーコードを認識した書籍を五冊注文する場合、書店Aに3ポイント、書店Bに5ポイント累積されるというように、購入書籍の冊数、または価格等に応じて与えられるものである。そして、得点累積手段は、複数の顧客端末から送出される複数の注文データに基づいて、各店舗に得点を累積するものである。また、得点報知手段は、前記注文内容報知手段と同様の手段が適用可能である。
【0030】
これにより、管理用サーバは、通信ネットワークを介して受付けた店舗情報を付加された注文データに基づいて各店舗に対し得点を累積し、累積した得点を前述したインターネット店舗等の配送元に報知することが可能となる。したがって、インターネット店舗等は、報知された得点に基づいて実際の店舗に対する報奨金を計算することなどが可能となる。例えば、実際の書店が顧客をインターネット書店に紹介し(商品識別データを提供することにより紹介とみなす)、インターネット書店が紹介に対する報奨を供するというようなシステムを構築することができる。これにより、インターネット書店は、売上を伸ばすことができ、実際の書店は報奨を得ることができ、さらに、顧客は実際に手にして確認した書籍を持運びの都合等に応じてインターネット書店に注文することができ、三者それぞれにメリットがある。
【0031】
本発明の商品情報照会プログラムは、「商品に付された商品識別データに対応した商品名、および価格を含む商品識別情報を商品識別情報データベースに記憶する商品識別情報記憶手段、前記通信ネットワーク上に送出された前記商品識別データを前記通信ネットワークを介して受付ける商品識別データ受付手段、受付けた前記商品識別データを前記商品識別情報データベースに照会し、対応する前記商品識別情報を抽出する商品識別情報照会手段、および抽出した前記商品識別情報を前記通信ネットワークを介して前記商品識別データの送出元に送出する商品識別情報送出手段として、通信ネットワークに接続された管理用サーバを機能させる」ものとする。
【0032】
上記商品情報照会プログラムは、「前記商品に付された前記商品識別データを取得する商品識別データ取得手段、取得した前記商品識別データを前記通信ネットワークを介して前記管理用サーバに送出する商品識別データ送出手段、送出した前記商品識別データに対応し、前記管理用サーバによって抽出された前記商品識別情報を前記通信ネットワークを介して受付ける商品識別情報受付手段、受付けた前記商品識別情報を記憶する商品識別情報記憶手段、記憶された複数の前記商品識別情報を一覧にした商品リストを作成する商品リスト作成手段、および前記商品リストを表示する商品リスト表示手段として、前記通信ネットワークに接続された顧客端末を機能させる」ものとしてもよい。
【0033】
そして、上記商品情報照会プログラムは、「前記商品識別データを取得した前記商品の陳列された前記店舗の位置に係る位置データを取得する位置データ取得手段、取得した前記位置データを前記商品識別データと関連付けて前記通信ネットワークを介して前記管理用サーバに送出する位置データ送出手段、送出した前記位置データに対応する前記店舗の店舗名を含む店舗情報を前記通信ネットワークを介して前記管理用サーバから受付ける店舗情報受付手段、受付けた前記店舗情報を前記商品識別情報と関連付けて記憶する店舗情報記憶手段、および前記商品リストに含まれる前記商品識別情報に前記店舗情報を付加する店舗情報付加手段として、前記顧客端末をさらに機能させる」ものとしてもよい。
【0034】
さらに、上記商品情報照会プログラムは、「予め登録された前記店舗の前記位置データに対応する前記店舗情報を店舗情報データベースに記憶する店舗情報記憶手段、前記顧客端末から前記通信ネットワークを介して送出された前記位置データを受付ける位置データ受付手段、受付けた前記位置データを前記店舗情報データベースに照会し、対応する前記店舗情報を抽出する店舗情報照会手段、および抽出した前記店舗情報を前記商品識別情報と関連付けて前記通信ネットワークを介して前記顧客端末に送出する店舗情報送出手段として、前記管理用サーバをさらに機能させる」ものとしてもよい。
【0035】
そして、上記商品情報照会プログラムは、「顧客端末利用者が購入を希望する前記商品に係る前記商品識別情報の前記商品リストからの選択を受付ける商品情報選択手段、前記商品の購入数量を示す数量データの入力を受付ける数量データ受付手段、前記商品の配送指定先を含む顧客指定データの入力を受付ける顧客指定データ受付手段、前記商品識別情報、前記数量データ、および前記顧客指定データを含む注文データを作成する注文データ作成手段、および前記注文データを前記通信ネットワークを介して前記管理用サーバに送出する注文データ送出手段として、前記顧客端末をさらに機能させる」ものとしてもよい。
【0036】
さらに、上記商品情報照会プログラムは、「選択された前記商品識別情報に基づいて、前記店舗情報付加手段によって付加された前記店舗情報を抽出する店舗情報抽出手段、および抽出された前記店舗情報を前記注文データに付加する注文店舗情報付加手段として、前記顧客端末をさらに機能させる」ものとしてもよい。
【0037】
加えて、上記商品情報照会プログラムは、「受付けた前記注文データおよび前記店舗情報に基づいて、前記顧客端末が前記商品識別データを取得した前記店舗に対して得点を累積する得点累積手段、および前記店舗に対して累積された前記得点を前記配送元に報知する得点報知手段として、前記管理用サーバをさらに機能させる」ものとしてもよい。
【0038】
上記に示した商品情報照会プログラムを実行することにより、管理用サーバ、および顧客端末に前述した商品情報照会システムの作用を奏させることができる。
【0039】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態である書籍情報照会システム1について図1乃至図7に基づいて説明する。ここで、図1は本発明の一実施形態である書籍情報照会システム1の構成を示す説明図であり、図2は顧客端末2の機能的構成を示すブロック図であり、図3は管理用サーバ3の機能的構成を示すブロック図であり、図4および図5は顧客端末2における処理の流れを示すフローチャートであり、図6および図7は管理用サーバ3における処理の流れを示すフローチャートである。なお、本実施形態における書籍情報照会システム1は、本発明における商品情報照会システムに相当し、商品として書籍を対象にしたものである。
【0040】
本実施形態の書籍情報照会システム1は、図1に示すように、インターネットNに接続し、インターネットN上に開設された仮想の書店であるインターネット書店Eの開設業者によって設置および管理運営される管理用サーバ3と、インターネットNに接続し、書籍Bを購入する複数の顧客Cが利用する複数の顧客端末2と、顧客Cが書籍Bを手にとって装丁および内容等を確認することができる書店Rに設置された書店端末4とから主に構成されている。
【0041】
ここで、顧客端末2は、インターネットNに接続可能な市販の携帯電話が利用可能であり、表示手段5として利用される液晶画面等の表示画面5a、バーコード認識手段に利用される内蔵カメラ6a、および操作手段15として利用される操作ボタン15aを有し、さらに、顧客端末2の位置を測位可能なGPS7aを備えている。
【0042】
さらに、顧客端末2について詳細に説明すると、図2に示すように、その機能的構成として、書籍Bに付されたバーコードを認識し、書籍識別データIDを取得するバーコード認識手段6、バーコードの認識に追従してその位置をGPS7aを利用して測位し、バーコードを認識した書籍Bの置かれた書店Rの位置データPDを取得する位置データ取得手段7、取得した書籍識別データIDおよび位置データPDをまとめて書籍データBDを作成する書籍データ作成手段8、書籍データBDを電子データの形式でインターネットNを介して管理用サーバ3に送出する書籍データ送出手段9、書籍データBDを記憶する顧客側記憶手段13を有している。ここで、バーコード認識手段6は、内蔵カメラ6aでバーコードを撮像することにより、そのバーコードに含まれる文字や数字等の情報を認識できるものである。また、書籍識別データIDは、書籍Bを認識するために予め付された識別番号であり、通常、13桁の数字がバーコードと共に書籍Bの裏表紙に印刷されている。なお、書籍識別データIDが、本発明における商品識別データに相当し、バーコード認識手段6が本発明における商品識別データ取得手段に相当し、位置データPDを書籍識別データIDに関連付けて書籍データBDとする書籍データ作成手段8、および書籍データ送出手段9が、本発明における商品識別データ送出手段、および位置データ送出手段に相当している。
【0043】
さらに、顧客端末2は、電子データの形式で送出された書籍データBDに基づいて、管理用サーバ3において照会、抽出された書籍識別情報IIおよび書店情報SIを含む書籍情報BI(後に詳述する。)を受付ける書籍情報受付手段14、受付けた書籍情報BIを記憶する顧客側記憶手段13、受付けた書籍情報BIおよび既に記憶されている書籍情報BIに基づいて書籍リストLを作成する書籍リスト作成手段16、書籍リストLの表示を制御する表示制御手段37、および書籍リストLを表示画面5aを利用して表示する表示手段5を有する。ここで、書籍識別情報IIは書籍名、著者名、出版社名、価格等の情報を有し、書店情報SIは書店名等の情報を有する。なお、書籍識別情報IIが本発明における商品識別情報に、書店情報SIが本発明における店舗情報に、書籍情報受付手段14が本発明における商品識別情報受付手段および店舗情報受付手段に、書籍リスト作成手段16が本発明における商品リスト作成手段および店舗情報付加手段に、書籍情報選択手段17が本発明における商品識別情報選択手段および店舗情報抽出手段にそれぞれ相当する。また、顧客側記憶手段13は、本発明における商品識別情報記憶手段および店舗情報記憶手段の両機能を備えて構築されている。
【0044】
加えて、顧客端末2は、顧客Cが購入を希望する書籍Bに係る書籍情報BIの、作成された書籍リストLからの選択を受付ける書籍情報選択手段17、部数データCDおよび顧客指定データDDの入力等を操作ボタン15aを介して操作する操作手段15、顧客Cが購入を希望する部数に係る部数データCDの入力を受付ける部数データ受付手段18、書籍Bの配送先を指定可能な情報を含む顧客指定データDDの入力を受付ける顧客指定データ受付手段19、選択された書籍情報BI、受付けた部数データCD、顧客指定データDDをまとめて注文データODを作成する注文データ作成手段20、作成した注文データODを電子データとしてインターネットNを介して管理用サーバ3に送出する注文データ送出手段21を有する。ここで、顧客指定データDDは、インターネット書店Eが注文された書籍Bを配送するのに必要な配送先に係る情報、すなわち顧客Cの氏名、住所等の情報を有している。
【0045】
そして、顧客端末2は、管理用サーバ3に対して種々のデータおよび情報を送受信するための顧客側送信制御手段10および顧客側受信制御手段12に接続した顧客側通信手段11を有している。
【0046】
一方、管理用サーバ3は、顧客端末2からの指示をインターネットNを介して受信し、これらの指示に応じた処理を行うものであり、ハード構成としては、汎用のサーバと同様、記憶装置、演算装置、および主制御装置を有している。
【0047】
そして、管理用サーバ3は、図3に示すように、その機能的構成として、顧客端末2から送出された書籍データBDをインターネットNを介して受付ける書籍データ受付手段26、受付けた書籍データBDを書籍識別情報データベースIIDに照会し書籍識別データIDに対応する書籍識別情報IIを抽出する書籍識別情報照会手段27、および同様に書店情報データベースSIDに照会し位置データPDに対応する書店情報SIを抽出する書店情報照会手段28、抽出した書籍識別情報IIおよび書店情報SIをまとめて書籍情報BIを作成する書籍情報作成手段29、書籍情報BIをインターネットNを介して顧客端末2に送出する書籍情報送出手段30、および書籍識別情報データベースIID、書店情報データベースSIDを構築し、受付けた注文データODを記憶するサーバ側記憶手段23を有する。ここで、書籍データ受付手段6が本発明における商品識別データ受付手段および位置データ受付手段に相当する。そして、書店情報を書籍識別情報に関連付けて書籍情報とする書籍情報作成手段29、および書籍情報送出手段30とが、本発明における商品識別情報送出手段、および店舗情報送出手段に相当している。
【0048】
ここで、サーバ側記憶手段23について詳細に説明すると、書籍Bに関する書籍識別情報データベースIIDには、書籍識別データID、書籍名、著者名、出版社、価格を含む書籍識別情報IIが格納されている。そして、書店Rに関する書店情報データベースSIDには、位置データPD、書店名を含む書店情報SI、後述する販売部数等に応じたポイントPが格納されている。また、受付けた注文データODすなわち、顧客Cが購入を希望する書籍Bに係る書籍情報BI、部数データCD、および顧客指定データDDが記憶されている。ここで、サーバ側記憶手段23が本発明における商品識別情報記憶手段および店舗情報記憶手段に相当する。
【0049】
さらに、顧客端末2から送出された注文データODをインターネットNを介して受付ける注文データ受付手段31、受付けた注文データODをサーバ側記憶手段23に記憶し、記憶された注文データODに基づいてインターネット書店Eに報知する受注情報ADを作成する受注情報作成手段32、顧客Cが注文を希望する書籍Bに付されたバーコードを認識した書店Rに報奨を与えるためのポイントPを、注文データODに基づいて累積するポイント累積手段33、インターネット書店Eおよび書店Rに報知するポイント情報PIを作成するポイント情報作成手段34、インターネットNを介して書店Rにポイント情報PIを送出するポイント情報送出手段35、受注情報ADおよびポイント情報PIを管理用サーバ3に接続されたモニタディスプレイMDに表示させる表示制御手段36を有する。ここで、ポイントPとは、顧客Cから送信された注文データODに含まれる書店情報SIおよび部数データCDに基づいて累積されるもので、例えば、書店R1でバーコードを認識した書籍を三冊、書店R2でバーコードを認識した書籍を五冊注文する場合、書店R1に3ポイント、書店R2に5ポイント累積される。なお、モニタディスプレイMDはインターネット書店Eの管理者等が保有するもので、表示された受注情報ADに基づいて注文された書籍Bを手配したり、表示されたポイント情報PIに基づいて登録された各書店Rに対する報奨を計算することが可能である。なお、受注情報作成手段32、表示制御手段36、およびモニタディスプレイMDが本発明における注文内容報知手段、ポイント情報作成手段34、およびポイント情報送出手段35が本発明における得点報知手段にそれぞれ相当する。
【0050】
そして、管理用サーバ3は、顧客端末2からデータを受信するサーバ側受信制御手段24、および顧客端末2および書店端末4へデータを送信するサーバ側送信制御手段25によって制御され、インターネットNを介してデータの送受信を行うサーバ側通信手段22を有する。
【0051】
次に、本実施形態の書籍情報照会システム1における顧客端末2の処理の流れについて、図4および図5に基づいて説明する。ここで、ステップS1乃至ステップS18が、本発明の顧客端末2における商品情報照会プログラムに相当している。また、図4および図5のフローチャートは、顧客Cが書店Rを訪れて、興味を持った書籍Bを顧客端末2に記憶させ、書籍リストLを作成し、後に、作成した書籍リストLから購入を希望する書籍Bをインターネット書店Eに注文する手順について例示している。
【0052】
まず、顧客端末2は、書店Rにおいて書籍Bに付されたバーコードを認識する指示の有無を判断し(ステップS1)、バーコード認識の指示がない場合(ステップS1においてNO)、指示があるまで待機する。バーコード認識の指示がある場合(ステップS1においてYES)、内蔵カメラ6aを用いてバーコードを撮像して認識し、書籍識別データIDを取得し(ステップS2)、GPS7aを利用してその書店Rを測位し、位置データPDを取得する(ステップS3)。そして、バーコードを認識することによって得られた書籍識別データID、GPS7aによって得られた書店の位置データPDをまとめ、書籍データBDを作成する(ステップS4)。その後、書籍データBDの送信指示の有無を判断する(ステップS5)。送信指示がある場合(ステップS5においてYES)、書籍データBDをインターネットNを介して管理用サーバ3に送信する(ステップS6)。一方、送信指示がない場合(ステップS5においてNO)は、ステップS17の処理に移る。
【0053】
管理用サーバ3において照会処理が行われ、書籍データBDに対応する書籍識別情報IIおよび書店情報SIを含む書籍情報BIが管理用サーバ3から送出され、送出された書籍情報BIが検出される場合(ステップS7においてYES)、書籍情報BIを受付ける(ステップS8)。そして、受付けた書籍情報BIに基づいて書籍リストLを作成し(ステップS9)、表示画面5aに表示する(ステップS10)。このとき、初めて書籍Bの照会を行い、書籍情報BIが顧客側記憶手段に記憶されていなければ、受付けた書籍情報BIのみが表示される。
【0054】
その後、注文書籍の選択指示の有無を判断する(ステップS11)。選択指示がある場合(ステップS11においてYES)、書籍リストLから注文する書籍Bの書籍情報BIの選択を受付ける(ステップS12)。さらに、購入部数に係る部数データCDの入力を受付け(ステップS13)、顧客指定データDDの入力を受付ける(ステップS14)。ここで、部数データCDおよび顧客指定データDDは、顧客端末2の操作ボタン15aを使用して入力される。そして、書籍データBD、部数データCD、顧客指定データDDをまとめて注文データODを作成し(ステップS15)、送信する(ステップS16)。その後、システム終了の指示の有無を判断し(ステップS17)、指示があればシステムを終了し(ステップS18)、なければ、バーコード認識の指示を待機する(ステップS1)。なお、注文書籍の選択の指示がない場合(ステップS11においてNO)は、ステップS17の処理に進む。
【0055】
なお、ステップS5においてNO、さらにステップS17においてNOに進み、ステップS1乃至ステップS4を繰返し、複数の書籍データBD(書籍識別データID、位置データPDを含む)を記憶し、まとめて管理用サーバ3に送信することもできる。例えば、書店Rにおいて気に入った書籍Bが複数ある場合、同様のテーマに基づく書籍Bが複数ある場合等に好適である。
【0056】
次に、本実施形態の書籍情報照会システム1における管理用サーバ3の処理の流れについて、図6および図7に基づいて説明する。ここで、ステップT1乃至T18が本発明の管理用サーバ3における書籍情報照会プログラムに相当する。まず、管理用サーバ3は、顧客端末2から送出される書籍データBDの検出の有無を判断する(ステップT1)。書籍データBDが検出された場合(ステップT1においてYES)、書籍データBDを受付ける(ステップT2)。そして、受付けた書籍データBDを書籍識別情報データベースIIDに照会し、書籍識別データIDに対応する書籍識別情報IIを抽出する(ステップT3)。さらに、同様に書店情報データベースSIDに照会し、位置データPDに対応する書店情報SIを抽出する(ステップT4)。そして、抽出した書籍識別情報IIおよび書店情報SIをまとめて書籍情報BIを作成し(ステップT5)、インターネットNを介して顧客端末2に送信する(ステップT6)。
【0057】
そして、前述の書籍情報BIに基づいて、顧客端末2において作成された注文データODの受付を待機する。注文データODの検出の有無を判断し(ステップT7)、注文データODが検出される場合(ステップT7においてYES)、注文データODを受付ける(ステップT8)。受付けた注文データODに基づいた受注情報ADの表示指示の有無を判断し(ステップT9)、指示がある場合(ステップT9においてYES)、注文データODに基づき書籍識別情報II、部数データCD、顧客指定データDDをまとめた受注情報ADを作成し(ステップT10)、作成した受注情報ADを管理用サーバ3に接続したモニタディスプレイMDに表示させる(ステップT11)。そして、注文データODに基づいて、顧客Cが書籍識別データIDを取得した各書店Rに対してポイントPを累積する(ステップT12)。そして、ポイントPの報知指示の有無を判断し(ステップT13)、指示を検出したら、各書店Rに対して累積されたポイントPをまとめたポイント情報PIを作成し(ステップT14)、管理用サーバ3に接続したモニタディスプレイMDに表示させる(ステップT15)とともに、登録された書店Rの書店端末4にインターネットNを介して送信する(ステップT16)。そして、システム終了の指示の有無を判断し(ステップT17)、指示があれば(ステップT17においてYES)システムを終了し(ステップT18)、なければ(ステップT17においてNO)再び書籍データBDの受付を待機する(ステップT1)。なお、注文データODの検出がない場合(ステップT7においてNO)は、同様に、再び書籍データBDの受付を待機し(ステップT1)、注文内容の表示指示のない場合(ステップT9においてNO)は、ポイントPの累積処理(ステップT12)に進み、ポイントPの報知指示がない場合(ステップT13においてNO)はシステム終了の指示を待機する(ステップT17)。
【0058】
本実施形態の書籍情報照会システム1を用いることにより、例えば、顧客Cが書店Rを訪れて、興味を抱いた書籍Bがあった場合、顧客Cの嗜好に合う書籍Bに係る書籍情報BIを含む、いわゆる「お気に入り書籍リスト」を容易に作成することができる。この場合、書籍リストLには、書籍Bを見つけた書店Rの書店名も含まれるため、以前に見つけた書籍Bをあらためて探すことなく、書籍リストLに記される書店Rを訪れて書籍Bを購入することができ、探す手間を省略することができる。また、顧客端末2のバーコード認識手段6を使用して書籍Bに付されたバーコードを認識することにより、その書籍Bの書籍名、著者名、出版社、価格等の書籍情報BIが顧客端末2の表示画面5aに表示され、確認することができるため、書籍情報BIを手書きまたは手入力などによって記録するという手間を省略することができる。なお、作成された書籍リストLは、表示制御手段37によって書籍名および著者名のみを表示させる等、表示形式を変更することができる。
【0059】
さらに、顧客Cは、前述した書籍リストLを利用して、購入を希望する書籍Bをインターネット書店Eに注文することができる。そして、インターネット書店Eは、管理用サーバ3に接続されたモニタディスプレイMDに表示された受注情報ADに基づいて、注文された書籍Bを手配し顧客Cに配送することができる。さらに、管理用サーバ3において各書店Rに対して累積され、上述のモニタディスプレイMDに表示されたポイント情報PIに応じて、報奨金等をインターネット書店E側が計算し、各書店Rに支払うことができる。また、各書店Rは管理用サーバ3から送信されたポイント情報PIを受付け、確認することができる。なお、例えば、受注情報ADは毎日午前九時、ポイント情報PIは月末等、任意にまとめて報知することができる。
【0060】
これにより、顧客Cは実際の書店Rで書籍Bを手にとって、装丁、構成、感触等を確かめ、内容を確認した上で、持運びの都合等に応じて、気に入った書籍Bをインターネット書店Eで購入することができる。さらに、内容を確認できないまま書籍Bをインターネット書店Eで購入し、失敗すること等が少なくなる。また、インターネット書店Eにおいては、顧客Cが実際に書籍Bを手にして確認できないため、購入意欲がわかず、販売部数が伸びないという問題が軽減される。そして、顧客Cが実際に訪れた書店Rは、インターネット書店Eからポイント情報PIに応じて報奨金等が得ることができるため、本実施形態の書籍情報照会システム1は書店Rにとっても有益なシステムである。
【0061】
以上、本発明について好適な実施形態を挙げて説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではなく、以下に示すように、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の改良および設計の変更が可能である。
【0062】
すなわち、本実施形態において、書籍Bを対象とした商品情報照会システムを例示したが、商品として、例えば、家電製品、化粧品、ワイン、食料品等を対象としてもよい。この場合、管理用サーバ3を管理運営するのは、インターネット電気店、インターネット化粧品店等、商品に対応したインターネット上の仮想の店舗等になる。
【0063】
そして、顧客端末2において書籍識別データ取得手段として携帯電話の内蔵カメラ6aを利用したバーコード認識手段6を示し、位置データ取得手段7においてGPS7aを利用したが、操作ボタン15aを用いて書籍Bの裏表紙に付された識別番号、および書店名を直接入力してもよい。これにより、バーコード認識手段6およびGPS7aを備えていない携帯電話も使用することができる。この場合、書店情報SIを備えた注文データODにより注文をした顧客Cには、割引などの特典に繋がるポイントを加算する等のサービスを行うことにより、入力の煩わしさをポイント取得の楽しさに変えることができる。また、登録された書店Rに書店識別番号を付与し、識別番号を入力するようにしてもよい。これにより、入力の煩わしさが軽減される。また、顧客端末2は、インターネットNに接続可能なコンピュータ、PDA等を適用可能であるが、携帯性、普及率などから携帯電話を利用するのが好適である。
【0064】
また、管理用サーバ3において、受付けた位置データPDを照会する際に、予め登録された書店情報データベースSIDに該当する位置データPDがない場合、書店情報を有さないとして書籍情報BIを作成し、さらに、ポイントPに関する処理(ステップT12〜ステップT16)を省略するものとしてもよい。これにより、顧客Cが図書館で確認した書籍Bや、友人等の所有する書籍Bの購入を希望する場合にも、本実施形態の書籍情報照会システム1を適用して書籍Bの注文をすることができる。
【0065】
さらに、例えば、顧客Cが、インターネット書店E等に登録された友人等の所有する書籍Bより、書籍識別データIDを取得して注文する場合に、注文データODに友人等の会員番号等を付加することにより、その友人に対して割引等のポイントが加算されるものであってもよい。これにより、口コミによる書籍Bの紹介が推進され、インターネット書店Eの顧客の増加に繋がるという、いわゆるバイラルマーケティングの効果が得られる。
【0066】
このとき、友人が自分の会員番号を、周知のバーコード作成技術を利用してバーコード化し、作成したシールを書籍Bに添付し、さらに、顧客Cが、バーコード認識手段6によって書籍識別データIDを取得すると共に、前述のシールから友人の会員番号を取得してもよい。これにより、会員番号等を手入力する手間が省略される。さらに、家電製品、および家具等の商品識別データが表示されていない商品に、商品識別データに紹介者(友人に相当)の情報を付加したバーコード等を作成し、添付してもよい。これにより、バーコードを認識することにより、商品識別データおよび紹介者情報を取得することが可能となる。
【0067】
また、例えば、顧客Cが書籍リストLから友人に紹介したい書籍識別情報BIを選択し、顧客Cの顧客指定データDDを紹介者情報として、書籍識別情報BIに付加し、友人の所有する顧客端末に送出して書籍Bを紹介する。そして、友人が紹介者情報の付加された書籍識別情報BIを用いてインターネット書店Eに注文することにより、顧客Cに対して割引等のポイントが加算されるものであってもよい。これにより、上述と同様のバイラルマーケティングの効果が得られる。
【0068】
また、管理用サーバ3が顧客端末2から送出された書籍識別データIDに基づいて抽出した書籍識別情報IIを、顧客Cの友人等が有する顧客端末2、顧客Cが自宅等に所有する別の顧客端末2等に対して送出するものであってもよい。これにより、例えば、書籍情報照会システム1を利用して、友人に書籍Bを紹介したり、顧客Cが自宅に所有する端末に独自の書籍情報データベースを構築することが容易になる。
【0069】
そして、管理用サーバ3の書籍識別情報データベースIIDには、書籍Bの紹介文(従来からインターネット書店Eで書籍紹介のために表示されている既読者の感想文等)に係る紹介データを格納してもよい。これにより、例えば、書店Rで気になる書籍Bがあり購入を迷った場合に、バーコードを認識し、照会することにより、その書籍Bの紹介文が顧客Cの顧客端末2の表示画面5aに表示され、紹介文を購入の参考にすることができる。また、書籍リストLを作成し、後に購入を検討する場合、書店Rで確認した内容を忘れていることも多いため、紹介文を参考に購入の可否を決断することができる。
【0070】
また、受付けた注文データODに含まれる顧客指定データDDに基づいて顧客情報データベースを構築してもよい。この場合、顧客指定データDDに、電子メールアドレス、性別、年齢等の個人情報が含まれるとさらに好適である。これにより、販売書籍の分析等を行うことができる。さらに、書籍識別データIDを提供した書店Rに対して報奨として顧客情報を提供してもよい。これにより、実際の書店Rでは得ることの難しい顧客の情報を書店側が入手することができる。なお、従来のインターネット書店Eにおいて行われているように、会員制を採用し、会員登録行う際に、前述した内容を登録し、注文の際には会員番号を入力することにより顧客指定データDDを特定できるようにすることもできる。
【0071】
また、書店Rに書籍識別情報データベースIIDを備える書店端末4を設置するものであってもよい。これにより、例えば、顧客Cは、書店Rにおいて書籍Bに付与された書籍識別データIDを取得し、取得した書籍識別データIDを赤外線等によって書店端末4に対して送出し、書籍識別情報IIを照会することが可能となる。したがって、顧客Cは、書籍識別情報IIを照会する際にインターネット接続料(通信料)が不要になり、書店Rは、直接、顧客Cの情報を入手することができるというメリットが生じる。
【0072】
さらに、管理用サーバ3は、インターネットNを介して顧客端末2に受注情報ADを送信する受注情報送信手段を有し、顧客端末2はインターネットNを介して受注情報ADを受付ける受注情報受付手段を有し、表示画面5aに表示するものであってもよい。これにより、顧客Cは、表示画面5aに表示された受注情報ADによって、注文した書籍Bを確認することができる。
【0073】
加えて、管理用サーバ3は、インターネット書店Eにおける書籍Bの販売価格、割引率、および送料等に係る料金データを記憶する料金データ記憶手段、受付けた注文データODに応じて顧客Cに対する販売料金、送料、および消費税等を含む総額を計算する料金計算手段、計算された料金情報をインターネットNを介して顧客Cに送信する料金情報送信手段をさらに有し、顧客端末2は、インターネットNを介して料金情報を受付ける料金情報受付手段をさらに有し、表示画面5aに表示するものであってもよい。これにより、顧客Cは上述した注文内容に加え、実際の購入価格等を含む支払い料金を確認することができる。また、書店Rに対するポイントPに応じた報奨金の計算を自動で行うものであってもよい。
【0074】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明の商品情報照会システムは、顧客が実際の店舗において、商品に付された商品識別データを取得し、通信ネットワークを介して管理用サーバに送信し、管理用サーバにおいて抽出された対応する商品識別情報を通信ネットワークを介して受付け、受付けた商品情報に基づいて、商品リストを作成することができるものである。また、作成した商品リストに基づいて、その商品を取り扱うインターネット店舗に商品を注文することもできる。さらに、顧客が商品識別データを取得すると共に、実際の店舗の位置データを取得し、送信することにより、店舗情報を含む商品リストを作成することができ、これに基づいて、インターネット店舗に注文することにより、インターネット店舗から実際の店舗へ報奨等を供することができるようになり、実際の店舗とインターネット上の仮想の店舗とを繋ぐシステムが形成できる。また、本発明の商品情報照会プログラムを実行することにより、管理用サーバおよび顧客端末は、上述の作用を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の書籍情報照会システムの概略構成を示す模式図である。
【図2】顧客端末の機能的構成を示すブロック図である。
【図3】管理用サーバの機能的構成を示すブロック図である。
【図4】顧客端末における処理の流れを示すフローチャートである。
【図5】顧客端末における処理の流れを示すフローチャートである。
【図6】管理用サーバにおける処理の流れを示すフローチャートである。
【図7】管理用サーバにおける処理の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 書籍情報照会システム(商品情報照会システム)
2 顧客端末
3 管理用サーバ
5 表示手段
6 バーコード認識手段(商品識別情報取得手段)
7 位置データ取得手段
8 書籍データ作成手段(位置データ送出手段)
9 書籍データ送出手段(商品識別データ送出手段、位置データ送出手段)
13 顧客側記憶手段(商品識別情報記憶手段、店舗情報記憶手段)
14 書籍情報受付手段(商品識別情報受付手段、店舗情報受付手段)
16 書籍リスト作成手段(商品リスト作成手段、店舗情報付加手段)
17 書籍情報選択手段(商品識別情報選択手段、店舗情報抽出手段)
18 部数データ受付手段
19 顧客指定データ受付手段
20 注文データ作成手段(注文データ作成手段、注文店舗情報付加手段)
21 注文データ送出手段
23 サーバ側記憶手段(商品識別情報記憶手段、店舗情報記憶手段)
26 書籍データ受付手段(商品識別データ受付手段、位置データ受付手段)
27 書籍識別情報照会手段
28 書店情報照会手段
29 書籍情報作成手段(店舗情報送出手段)
30 書籍情報送出手段(商品識別情報送出手段、店舗情報送出手段)
31 注文データ受付手段(注文データ受付手段、店舗情報認識手段)
33 ポイント累積手段(得点累積手段)
37 表示制御手段(注文内容報知手段、得点報知手段)
B 書籍(商品)
BD 書籍データ(商品識別データ、位置データ)
BI 書籍情報(商品識別情報、店舗情報)
C 顧客(顧客端末利用者)
CD 部数データ(数量データ)
DD 顧客指定データ
ID 書籍識別データ(商品識別データ)
II 書籍識別情報(商品識別情報)
IID 書籍識別情報データベース(商品識別情報データベース)
MD モニタディスプレイ(注文内容報知手段、得点報知手段)
N インターネット(通信ネットワーク)
OD 注文データ
P ポイント(得点)
PD 位置データ
R 書店(店舗)
SI 書店情報(店舗情報)
SID 書店情報データベース(店舗情報データベース)
Claims (13)
- 通信ネットワークに接続された管理用サーバは、
商品に付された商品識別データに対応した商品名、および価格を含む商品識別情報を商品識別情報データベースに記憶する商品識別情報記憶手段と、
前記通信ネットワーク上に送出された前記商品識別データを前記通信ネットワークを介して受付ける商品識別データ受付手段と、
受付けた前記商品識別データを前記商品識別情報データベースに照会し、対応する前記商品識別情報を抽出する商品識別情報照会手段と、
抽出した前記商品識別情報を前記通信ネットワークを介して前記商品識別データの送出元に送出する商品識別情報送出手段と
を有することを特徴とする商品情報照会システム。 - 前記通信ネットワークに接続された顧客端末は、
前記商品に付された前記商品識別データを取得する商品識別データ取得手段と、
取得した前記商品識別データを前記通信ネットワークを介して前記管理用サーバに送出する商品識別データ送出手段と、
送出した前記商品識別データに対応し、前記管理用サーバによって抽出された前記商品識別情報を前記通信ネットワークを介して受付ける商品識別情報受付手段と、
受付けた前記商品識別情報を記憶する商品識別情報記憶手段と、
記憶された複数の前記商品識別情報を一覧にした商品リストを作成する商品リスト作成手段と、
前記商品リストを表示する商品リスト表示手段と
を有することを特徴とする請求項1に記載の商品情報照会システム。 - 前記商品は、販売のために店舗に陳列されているものであり、
前記顧客端末は、
前記商品識別データを取得した前記商品の陳列された前記店舗の位置に係る位置データを取得する位置データ取得手段と、
取得した前記位置データを前記商品識別データと関連付けて前記通信ネットワークを介して前記管理用サーバに送出する位置データ送出手段と、
送出した前記位置データに対応する前記店舗の店舗名を含む店舗情報を前記通信ネットワークを介して前記管理用サーバから受付ける店舗情報受付手段と、
受付けた前記店舗情報を前記商品識別情報と関連付けて記憶する店舗情報記憶手段と、
前記商品リストに含まれる前記商品識別情報に前記店舗情報を付加する店舗情報付加手段と
をさらに有し、
前記管理用サーバは、
予め登録された前記店舗の前記位置データに対応する前記店舗情報を店舗情報データベースに記憶する店舗情報記憶手段と、
前記顧客端末から前記通信ネットワークを介して送出された前記位置データを受付ける位置データ受付手段と、
受付けた前記位置データを前記店舗情報データベースに照会し、対応する前記店舗情報を抽出する店舗情報照会手段と、
抽出した前記店舗情報を前記商品識別情報と関連付けて前記通信ネットワークを介して前記顧客端末に送出する店舗情報送出手段と
をさらに有することを特徴とする請求項2に記載の商品情報照会システム。 - 前記顧客端末は、
顧客端末利用者が購入を希望する前記商品に係る前記商品識別情報の前記商品リストからの選択を受付ける商品情報選択手段と、
前記商品の購入数量を示す数量データの入力を受付ける数量データ受付手段と、
前記商品の配送指定先を含む顧客指定データの入力を受付ける顧客指定データ受付手段と、
前記商品識別情報、前記数量データ、および前記顧客指定データを含む注文データを作成する注文データ作成手段と、
前記注文データを前記通信ネットワークを介して前記管理用サーバに送出する注文データ送出手段とをさらに有し、
前記管理用サーバは、
前記顧客端末から送出された前記注文データを受付ける注文データ受付手段と、
受付けた前記注文データに基づいて、前記商品を前記顧客端末利用者まで配送する配送元に、注文された内容を報知する注文内容報知手段と
をさらに有することを特徴とする請求項2または請求項3に記載の商品情報照会システム。 - 前記顧客端末は、
選択された前記商品識別情報に基づいて、前記店舗情報付加手段によって付加された前記店舗情報を抽出する店舗情報抽出手段と、
抽出された前記店舗情報を前記注文データに付加する注文店舗情報付加手段とをさらに有し、
前記管理用サーバは、
前記通信ネットワークを介して前記顧客端末から、前記注文情報に付加して送出された前記店舗情報を認識する店舗情報認識手段と、
認識した前記店舗情報を前記配送元に報知する店舗情報報知手段と
をさらに有することを特徴とする請求項4に記載の商品情報照会システム。 - 前記管理用サーバは、
受付けた前記注文データおよび前記店舗情報に基づいて、前記顧客端末が前記商品識別データを取得した前記店舗に対して得点を累積する得点累積手段と、
前記店舗に対して累積された前記得点を前記配送元に報知する得点報知手段とをさらに有することを特徴とする請求項5に記載の商品情報照会システム。 - 商品に付された商品識別データに対応した商品名、および価格を含む商品識別情報を商品識別情報データベースに記憶する商品識別情報記憶手段、前記通信ネットワーク上に送出された前記商品識別データを前記通信ネットワークを介して受付ける商品識別データ受付手段、受付けた前記商品識別データを前記商品識別情報データベースに照会し、対応する前記商品識別情報を抽出する商品識別情報照会手段、および抽出した前記商品識別情報を前記通信ネットワークを介して前記商品識別データの送出元に送出する商品識別情報送出手段として、通信ネットワークに接続された管理用サーバを機能させることを特徴とする商品情報照会プログラム。
- 前記商品に付された前記商品識別データを取得する商品識別データ取得手段、取得した前記商品識別データを前記通信ネットワークを介して前記管理用サーバに送出する商品識別データ送出手段、送出した前記商品識別データに対応し、前記管理用サーバによって抽出された前記商品識別情報を前記通信ネットワークを介して受付ける商品識別情報受付手段、受付けた前記商品識別情報を記憶する商品識別情報記憶手段、記憶された複数の前記商品識別情報を一覧にした商品リストを作成する商品リスト作成手段、および前記商品リストを表示する商品リスト表示手段として、前記通信ネットワークに接続された顧客端末を機能させることを特徴とする請求項7に記載の商品情報照会プログラム。
- 前記商品識別データを取得した前記商品の陳列された前記店舗の位置に係る位置データを取得する位置データ取得手段、取得した前記位置データを前記商品識別データと関連付けて前記通信ネットワークを介して前記管理用サーバに送出する位置データ送出手段、送出した前記位置データに対応する前記店舗の店舗名を含む店舗情報を前記通信ネットワークを介して前記管理用サーバから受付ける店舗情報受付手段、受付けた前記店舗情報を前記商品識別情報と関連付けて記憶する店舗情報記憶手段、および前記商品リストに含まれる前記商品識別情報に前記店舗情報を付加する店舗情報付加手段として、前記顧客端末をさらに機能させることを特徴とする請求項8に記載の商品情報照会プログラム。
- 予め登録された前記店舗の前記位置データに対応する前記店舗情報を店舗情報データベースに記憶する店舗情報記憶手段、前記顧客端末から前記通信ネットワークを介して送出された前記位置データを受付ける位置データ受付手段、受付けた前記位置データを前記店舗情報データベースに照会し、対応する前記店舗情報を抽出する店舗情報照会手段、および抽出した前記店舗情報を前記商品識別情報と関連付けて前記通信ネットワークを介して前記顧客端末に送出する店舗情報送出手段として、前記管理用サーバをさらに機能させることを特徴とする請求項7乃至請求項9のいずれか一つに記載の商品情報照会プログラム。
- 顧客端末利用者が購入を希望する前記商品に係る前記商品識別情報の前記商品リストからの選択を受付ける商品情報選択手段、前記商品の購入数量を示す数量データの入力を受付ける数量データ受付手段、前記商品の配送指定先を含む顧客指定データの入力を受付ける顧客指定データ受付手段、前記商品識別情報、前記数量データ、および前記顧客指定データを含む注文データを作成する注文データ作成手段、および前記注文データを前記通信ネットワークを介して前記管理用サーバに送出する注文データ送出手段として、前記顧客端末をさらに機能させることを特徴とする請求項8乃至請求項10のいずれか一つに記載の商品情報照会プログラム。
- 選択された前記商品識別情報に基づいて、前記店舗情報付加手段によって付加された前記店舗情報を抽出する店舗情報抽出手段、および抽出された前記店舗情報を前記注文データに付加する注文店舗情報付加手段として、前記顧客端末をさらに機能させることを特徴とする請求項11に記載の商品情報照会プログラム。
- 受付けた前記注文データおよび前記店舗情報に基づいて、前記顧客端末が前記商品識別データを取得した前記店舗に対して得点を累積する得点累積手段、および前記店舗に対して累積された前記得点を前記配送元に報知する得点報知手段として、前記管理用サーバをさらに機能させることを特徴とする請求項11または請求項12に記載の商品情報照会プログラム。
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