JP5112457B2 - 処方チェック装置、及び、処方チェック方法 - Google Patents

処方チェック装置、及び、処方チェック方法 Download PDF

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Description

本発明は、処方チェック装置、及び、処方チェック方法に関するものである。
従来、患者単位に患者情報を記憶する患者ファイルと、少なくとも薬剤のコードと名称及び単価を含む薬剤データを記憶する薬剤マスタファイルとを備えた調剤料算定機であって、前記薬剤マスタファイルに個々の薬剤の適応病名と禁忌病名とをさらに記憶すると共に、前記患者ファイルに当該患者の疾病歴をさらに記憶するようにし、処方せんに基づいた処方入力時、入力された薬剤の前記禁忌病名を薬剤マスタファイルから読み出して、その読み出した禁忌病名が当該患者の患者ファイルに記憶されているか否かを検査し、記憶されている場合はその旨の警告を発生し、一方、記憶されていない場合は、前記薬剤マスタファイルから読み出した前記入力された薬剤の適応病名を、当該患者の疾病歴として患者ファイルに追加記憶することを特徴とする薬品と病名の関連付け装置が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
また、病名を含む診療内容を示すコードを診療コードマスタデータベースに登録し、薬品とその適応病名との関係をそれぞれのマスタコードによって病名チェックマスタデータベースに登録し、患者に処方された薬品についてその適応病名が患者の診療データに登録されているか否かを検査し、適応病名が登録されていない場合に当該薬品の適応病名を提示し、病名チェックマスタデータベースから得られたその適応病名のマスタコードのうち、診療コードマスタデータベースに登録されているものを優先してその適応病名を提示するようにした病名チェック方法が開示されている(例えば、特許文献2参照)。
しかしながら、前記薬品と病名の関連付け装置(特許文献1)では、薬品の禁忌病名を薬剤マスタファイルから読み出し、その読み出した禁忌病名が患者の患者ファイルに記憶されているか否かを検査するだけである。処方データの薬品と病名とが適切に対応したものとなっているか否かをチェックする構成については開示及び示唆がない。
また、前記病名チェック方法(特許文献2)では、薬品に対する適応病名があるか否かをチェックするが、これらの組み合わせが全てデータベースに登録されている必要がある。また、同じ適応病名を含む薬剤同士でも適応病名範囲が異なるため、やはり、薬剤毎に適応病名を関連付ける必要がある。このため、情報量が膨大となり、登録しなければならないレコード数は数億にも及ぶ。この結果、検索時間がかかり、現状では使用に耐えないものとなっている。また、メンテナンス性を考慮した場合、薬品と適応病名の組み合わせのみからなる構成では、どのデータをどのように変更するのかを1つずつチェックし直す必要があり、現実的でない。さらに、禁忌症等も含めると、情報量はさらに膨大となり、対処不可能である。
特許第3025751号公報 特開2000−31120号公報
そこで、本発明は、検索時間を短縮化できると共にメンテナンス性に優れた処方チェック装置、及び、処方チェック方法を提供することを課題とする。
本発明は、前記課題を解決するための手段として、
処方チェック装置を、
1レコードに、ICDコードと補助コードの組み合わせからなる病名コード、及び、該病名コードに対して任意に他の病名コードを関連付けするためのサブコードが格納されるICDサブテーブルと、前記サブコード、及び、該サブコードに関連付けされた薬品コードが格納されるICDサブリンクテーブルとを記憶する記憶装置と、
入力装置から入力された、又は、他の装置から受信された処方データに含まれる病名コードに基づいて、前記記憶装置に記憶したICDサブテーブルを参照し、サブコードを特定することにより、該サブコードに基づいて、前記記憶装置に記憶したICDサブリンクテーブルを参照して薬品コードを特定し、前記処方データに含まれる薬品コードと比較することにより、処方データの薬品コードが適切か否かを判断する制御装置と、
を備えた構成としたものである。
なお、前記病名コードに加えて、処方データに含まれる他のデータ、例えば、薬品コードや患者の属性情報(年齢、性別等)を含めるようにしてもよい。
この構成により、処方データから病名コードを抽出し、ICDサブテーブルで、一旦、サブコードを特定した後、このサブコードに基づいてICDサブリンクテーブルで薬品コードを特定することができる。すなわち、ICDサブテーブルで、予めサブコードに対して任意に病名コードを関連付けしているので、処方データに含まれる病名コードからは本来呼び出すことのできない病名コードを呼び出すことができる。これにより、例えば、ある医師にとって特有の表現で入力された病名等を含む同義病名であっても、予めICDサブテーブルで登録しておけば対応することができ、処方チェックを適切に行わせることが可能となる。
また、予め複数の病名コードをサブコードに関連付けしておくことにより、ICDサブリンクテーブルで、サブコードを使用して薬品コードを特定できるようにしているので、病名コードから薬品コードを特定する際の検索性を大幅に向上させると共に、テーブルのレコード数を実装可能な件数とすることが可能となる。
さらに、ICDサブテーブルで、同義病名をサブコードとして管理することができるので、薬品コードに対して関連付けるサブコードを変更するだけで、対応する病名コードの組み合わせを変更することが可能となる。これにより、メンテナンス性及びカスタマイズ性が向上する。
なお、前記補助コードには薬品コードを使用することができる。そして、前記薬品コードとしては、薬価基準薬品コード(厚生労働省コード)、個別薬品コード(YJコード)、レセプト電算処理システム用コード(レセ電コード)、流通取引コード(JANコード)等が使用可能である。
また、本発明は、前記課題を解決するための手段として、処方チェック装置を、
1レコードに、ICDコードと補助コードの組み合わせからなる親病名コード、該親病名コードに対して任意に他の病名コードを関連付けするためのサブコード、及び、前記親病名コードに関連付けされたリンクコードが格納されるICDサブリンクテーブルと、前記サブコード、及び、該サブコードに関連付けされた子病名コードが格納されるICDサブテーブルと、前記リンクコード、薬品に特有のコード番号で構成される薬品コード、該薬品コードに対する適応症又は禁忌症、及び、該適応症又は禁忌症に対応する病名コードが格納される適応症又は禁忌症テーブルとを記憶する記憶装置と、
処方データに含まれる薬品コードに基づいて、前記記憶装置に記憶した適応症又は禁忌症テーブルを参照してリンクコードを特定することにより、該リンクコードに基づいて、前記記憶装置に記憶したICDサブリンクテーブルを参照してサブコードを特定し、特定したサブコードに基づいて、前記記憶装置に記憶したICDサブテーブルを参照して病名コードを特定し、該病名コードと前記処方データに含まれる病名コードとを比較することにより、処方データの病名コードが適切か否かを判断する制御装置とを備えた構成としたものである。
この構成により、処方データから抽出した薬品コードに基づいて適応症又は禁忌症テーブルを参照することによりリンクコードを特定するようにしているので、このリンクコードに基づいて、複合病名であるか否かに拘わらず、サブコードを対応させることができる。そして、このサブコードに基づいて病名コードを特定することができるので、薬品コードに関連する全ての病名コードを特定することができ、処方チェックを適切に行わせることが可能となる。
なお、前記親病名コードとは、病名に複合病名が使用されており、病名コードが複数の病名コードの組み合わせであるスクリプトで構成されている場合、それぞれの病名コードを意味する。但し、病名コードが単独の病名コードで構成されている場合には、その病名コードが親病名コードとなる。また、前記子病名コードとは、ある病名コードに対して任意に関連付けされた病名コードを意味する。
また、本発明は、前記課題を解決するための手段として、処方チェック用データの構造を、
ICDコードと補助コードの組み合わせからなる病名コード、及び、該病名コードに関連付けされたサブコードが格納されるICDサブリンクテーブルと、
前記サブコード、及び、該サブコードに対して任意に関連付けされる他の病名コードが格納されるICDサブテーブルとを備えた構成としたものである。
前記ICDサブリンクテーブルのサブコード及び病名コードの組み合わせに関連付けされたリンクコードが格納される適応症テーブル又は禁忌症テーブルをさらに備えるのが好ましい。
また、本発明は、前記課題を解決するための手段として、処方チェック用データの分類方法を、
薬品に特有のコード番号で構成される薬品コードと、ICDコードと補助コードの組み合わせからなる病名コードとが1レコードとして格納されるICDサブリンクテーブルに、前記病名コードに対して任意に他の病名コードとを関連付けて格納可能とするようにしたものである。
本発明によれば、病名コードに対して任意に他の病名コードを関連付けするためのサブコードが格納されるICDサブテーブルと、サブコード、及び、該サブコードに関連付けされた薬品コードが格納されるICDサブリンクテーブルとを備えたので、各テーブルのレコード数を実装可能な件数に抑えることができる。また、メンテナンス性及びカスタマイズ性を向上させることが可能となる。さらに、ICDサブテーブルで任意に病名コードを関連付けすることができるので、同義病名であっても柔軟に関連付けすることができ、検索性を向上させることが可能となる。
本実施形態に係る処方チェック装置の構成を示すブロック図である。 図1の表示装置に表示される初期画面(処方入力画面)を示す。 図2の処方入力画面で、前回処方照会欄に前回の処方を呼び出した状態を示す。 図2の処方入力画面で、処方チェック処理を行った結果、処方にエラーがある場合に表示される処方エラー画面を示す。 図2の処方入力画面で、処方を中断して保留とした場合、テロップ表示部が表示された状態を示す。 図1の記憶装置に記憶される相互作用テーブルのメインテーブルのデータ構造を示す図表である。 図1の記憶装置に記憶される相互作用テーブルの検索用テーブルのデータ構造を示す図表である。 図1の記憶装置に記憶される病名辞書テーブルのデータ構造を示す図表である。 図1の記憶装置に記憶される薬品辞書テーブルのデータ構造の他の例を示す図表である。 本実施形態に係る処方チェック装置の操作を示すフローチャート図である。 図1の表示装置に表示される適応症チェック画面である。 図1の表示装置に表示される相互作用チェック画面である。 図1の記憶装置に記憶される辞書テーブルの例を示す図表である。 図1の表示装置に表示された「次回チェック」欄で、処方チェック処理の条件を変更した場合の処方例を示す図表である。 ICD10コード付与処理を示すフローチャート図である。 病名コードから薬品コードを抽出するためのデータ取得フローを示す図である。 薬品コードから病名コードを抽出するためのデータ取得フローを示す図である。 処方データに含まれる病名コードに基づいて薬品コードの処方チェックを行うための処理を示すフローチャート図である。 処方データに含まれる薬品コードに基づいて病名コードの処方チェックを行うための処理を示すフローチャート図である。 図10の適応症チェックについて、疾患を起点とした動作モデルを示す図である。 図10の適応症チェックについて、疾患を起点としたスクリプト解析モデルを示す図である。 図10の適応症チェックについて、薬品を起点とした動作モデルを示す図である。 図10の適応症チェックについて、薬品を起点としたスクリプト解析モデルを示す図である。 図19の動作モデルに於けるデータの流れの一例を示す図である。
以下、本発明に係る実施形態を添付図面に従って説明する。
図1は、本実施形態に係る処方チェック装置を示す。この処方チェック装置は、ディスプレイ、プリンタ等の出力装置、キーボード,マウス等の入力装置2、ハードディスク等の記憶装置3、制御装置4を備える。
出力装置としては、ディスプレイ、プリンタ等のほか、制御装置で行った処方チェック処理の結果を出力可能なものであれば何でも使用できる。ディスプレイには、プログラムを起動することによりメニューバー5(図2中、上端部に示す。)が表示される。そして、メニューバー5の日常業務キーを操作し、表示される処方入力キー(図示せず)を選択すると、初期画面として処方入力画面が表示される。
処方入力画面は、図2に示すように、メニュー欄6、各種入力欄7、各種入力ボタン8、ファンクションキー9、表示欄10等で構成されている。
処方入力画面のメニュー欄6には、メインメニュー11と前回処方照会メニュー12が表示される。メインメニュー11は、後述する入力欄7の入力が完了することにより操作可能となる。メインメニュー11には、「前回処方照会」、「処方チェック」、「保留」等の各種ボタンが設けられている。
「前回処方照会」ボタン13を左クリックすることにより、図3に示すように、メニュー欄6での表示がメインメニュー11から前回処方照会メニュー12に切り替わる。前回処方照会メニュー12には、「診療科別」、「全診療科」、「処方区分別」の各ボタンが設けられている。選択した各単位で、「前回処方照会」欄14に登録済みの処方内容を表示させることが可能となっている。
「処方チェック」ボタン15を左クリックすることにより、処方チェック処理が実行され、処方する薬品間に禁忌の対象となるものが含まれている場合等には、図4に示す処方エラー画面に切り替わる。
「保留」ボタン16を左クリックすることにより、現在入力中の処方を保留状態とすることができる。保留とされた処方は、後述するように、予約ファイルに格納され、「保留」欄17には、現在保留中の処方データの件数として加算される。
処方エラー画面では、図4に示すように、「薬品」、「用量」、「エラーメッセージ」、「患者」、「医師」、「診療科」、「対応者」、「問い合わせ事項」、「次回チェック」、「処方変更依頼」、「出力(処方箋)」「次回エラーにしない条件」、「内容」、「有効期限」の各欄、さらにはファンクションキー9で構成されている。
処方入力画面の入力欄7は、「患者ID」、「引換券(処方した薬品を渡す際の引換券の番号)」、「診療科(患者が受けた診療科の名称)」、「病棟(患者が診察を受けた病棟の名称)」、「医師(患者が診察を受けた医師の名前)」、「処方日付」、「服用開始日」、「処方箋区分(外来、定期、臨時等の処方箋を発行する際の形態)」、「明細入力」、「前回処方照会」等の各欄で構成されている。前記各欄は、マウスを右クリックすることにより該当する項目の一覧表を表示させることが可能となっている。表示された一覧表から該当する項目を選択すると、対応する表示欄10にその内容が表示される。例えば、「患者ID」欄で右クリックすると、患者ID及び患者名の一覧表が表示されるので、該当する患者を選択すると、「患者ID」欄に選択した患者名が表示される。
「明細入力」欄は、図2及び図3に示すように、新たな処方入力のために使用する。「明細入力」欄は、「Rp」、「区」、「明細」、「用量」の各列で構成されている。「Rp」は、レシピすなわち服用単位を意味する。「区」は、管理薬品区分を意味する。明細区分(薬品、用法、コメント)が薬品である場合、管理薬品区分の先頭1文字が表示される。例えば、管理薬品であれば「管」、向精神薬であれば「向」が表示される。「明細」は、処方する薬品の名称、服用時期等を意味する。「用量」は、服用時期(例えば、朝、昼、夕食後)、服用用量(例えば、1錠)等を意味する。
「前回処方照会」欄14は、図3に示すように、「処方日付」、「Rp」、「明細」の各列で構成されており、前記メインメニュー11で「前回処方照会」ボタン13を左クリックすることにより表示される。「前回処方照会」欄14は、以前の処方内容を今回の処方すなわち「明細入力」欄での入力に再利用する場合に使用される。具体的に、「前回処方照会」欄14の「処方日付」列でダブルクリックするか、「処方日付」列にカーソルを位置させた状態で、ENTERキーを操作することにより、処方単位で「明細入力」欄に処方内容をコピーすることができる。また、「Rp」列では、服用単位、「明細」列では薬品単位でそれぞれコピーすることが可能である。
また、入力ボタン8としては、「通常入力」、「Do読込」、「処理区分」、「Do登録」、「OKファイル」等の各種ボタンが設けられている。ここでは、特徴部分である「Do読込」ボタン18について説明する。
「Do読込」ボタン18は、ある患者について以前に処方されたデータを再度読み込みするために使用する。すなわち、今回の処方内容と以前の処方内容とが同じであれば、登録されている前回の処方データを再利用すれば、入力の手間を大幅に短縮することが可能であるため、「Do読込」ボタン18を使用する。「Do読込」ボタン18は、初期表示では「Do読込しない」となっており、順次、左クリック操作することにより「Do読込する」又は「Do読込しない」のいずれか一方に切り替わる。表示内容を「Do読込する」とした状態で、患者ID又は患者名を入力すると、その患者について以前に登録された処方データを読み込むことができる。この場合、前述のように、処方単位、服用単位、薬品単位の3段階で、読み込む範囲を設定することができる。
なお、「Do読込」ボタン18で読込可能なデータは、後述する処方入力の際、「Do登録」ボタン19を操作して表示内容を「Do登録する」に変更しておくことにより、Doファイルに自動登録したものが利用される。
ファンクションキー9は、他の部分の表示内容に応じて項目名が変更される。初期表示では、終了キーとヘルプキーのみが表示されている。
処方入力画面の表示欄10は、「保留」、「オペレータ」の各欄で構成されている。
「保留」欄17には、現在保留中の処方データの件数が表示される。すなわち、一時的に席を外す場合や次の処方入力を先に行う場合等、処方入力を行えず、処方データを保留状態とする場合、前記ファンクションキー9に表示される保留キーを操作することにより、処方入力を保留状態とし、その旨及び保留件数を「保留」欄17に表示させる。「保留」欄17でダブルクリックすると、保留中の処方内容を別ウィンドウで表示することができる。また、保留中であることが、図5に示すように、別ウィンドウのテロップ表示部20に表示される。ここでは、テロップ表示部20としては、電光掲示板のように、表示枠内に文字情報が移動しながら表示されるもの等が使用可能である。
入力装置2は、キーボード、マウス、タッチパネル等の種々の手段で構成することができ、処方データの入力に利用される。マウスの場合、表示装置1に表示させたマウスポインタを操作して該当するボタン等に移動させた後、クリック操作することにより所望の処理を行うことが可能である。但し、処方データは、ホストコンピュータ等から受信するように構成してもよい。
記憶装置3は、各種マスターデータ、テーブルを記憶する。各種マスターデータとしては、例えば、患者マスター、病棟マスター、診療科マスター、利用者マスター、診療科別医師マスター、処方箋区分マスター等の患者属性に関するマスターデータや、薬品マスター、用法マスター、コメントマスター、約束マスター(約束処方すなわち予め登録した処方)等の薬品に関するマスターデータや、Doファイル、予約ファイル、相互作用テーブル、病名辞書テーブル、薬品辞書テーブル、薬品適応症テーブル、薬品禁忌症テーブル、ICDサブリンクテーブル(ICD SUB LINKテーブル)、ICDサブテーブル(ICD SUBテーブル)等の他のマスターデータ等、種々のマスターデータが含まれる。
以下、特徴部分であるDoファイル、予約ファイル、相互作用テーブル、病名辞書テーブル、薬品辞書テーブル、薬品適応症テーブル、薬品禁忌症テーブル、ICDサブリンクテーブル、ICDサブテーブルについて説明する。
Doファイルは、前述の通り、「Do登録」ボタン19を操作して表示内容を「Do登録する」に変更した状態で、処方入力を行うことにより自動登録されたデータで構成されている。
予約ファイルは、ファンクションキー9に表示される保留キーを操作することにより処方途中で保留とされた入力途中のデータで構成されている。この予約ファイルのデータに基づいて、「保留」欄17への表示及びテロップ表示が行われる。
相互作用テーブルは、メインテーブルと、検索用テーブルとで構成され、相互作用のチェックに利用される。
メインテーブルは、図6に示すように、薬品(処方チェック処理の対象となる基準の薬品名、ここでは薬品コードを使用)、相手薬品(基準薬品と処方チェック処理される他の薬品名、ここでは薬品コードを使用)、禁忌・注意の別、簡易理由(薬袋印刷用等の簡略化した処方理由)、及び、詳細理由の各列で構成されている。薬品と相手薬品との組み合わせからなる各行が1レコードである。但し、一般薬品(OTC(over the counter)薬品)の場合、複数の成分が含まれているので、1つの薬品名に対して複数の成分を対応させた成分テーブルが別に用意されている。OTC薬品は、例えば、問診等で患者から現在服用中である旨の情報を得た場合、成分テーブルで各成分に分解して今回処方する薬品との禁忌等をチェック(検索)される。
検索用テーブルは、図7に示すように、薬品、禁忌・注意の別、相手薬品の各列で構成され、相手薬品の内容は、対象となる他の薬品のコード番号を列挙したものとなっている。但し、禁忌の対象となる薬品と、注意の対象となる薬品とで相手薬品が分けられている。このため、1レコードに、ある薬品と、その禁忌又は注意のいずれか一方の対象となる相手薬品の組み合わせを全て含めることができる。したがって、レコード数を大幅に削減して検索処理を高速で行わせることが可能である。
このように前記相互作用テーブルを備えることにより、従来、医師がOTC薬品の表示成分を確認し、その全てについて処方チェックしていた作用を完全に自動化することが可能となる。また、他のチェックシステムのように、OTC薬品の処方チェック毎に表示成分の全てを入力する必要もない。
病名辞書テーブルは、図8Aに示すように、「病名」と「病名コード」(ICD10コードのみでも可)で構成されている。「病名」には、ICD10(国際疾病分類)に従って決定された病名のほか、医師により一般的に使用されている病名(一般使用名称)等が含まれる(一般使用名称に対するICD10コードについては図12参照)。「病名コード」は、ICD10コードと、補助コード(ここでは、病名交換用コード)とを組み合わせたものが使用される。ICD10コードとは、世界保健機構(WHO)により定められた「疾病及び関係保健問題の国際統計分類第10回修正」(International Statistical Classification of Diseases and Related Health Problems, Tenth Revison:ICD−10)のコード番号を意味する。また、病名交換用コードとは、ICD10コードで特定した分類見出しから病名を特定するためのコードである。例えば、ICD10コードが「C80」であれば、分類見出しとして「部位の明示されない悪性新生物」が特定され、続く病名交換用コードが「ATH0」であれば、病名が「悪性腫瘍」に特定される。なお、補助コードには病名交換用コードに代えて、他の補助コードを使用することもできる。例えば、薬価基準薬品コード(厚生労働省コード)、レセプト電算処理システム用コード(レセ電コード)、流通取引コード(JANコード)を補助コードとして使用することも可能である。
ところで、前述のようにして特定される病名は、医師がカルテに書き込む病名と一致しないこともある。そこで、病名に対応するICD10コード(あるいは病名コード)がない場合、同義語として使用される、病名コードのある病名が登録されている。また、複合病名の場合、病名コードのある病名の組み合わせとして登録されている(例えば、神経性咽頭痛では心因性疼痛と咽頭痛の組み合わせとなる)。さらに、複合病名であって、かつ、複合病名の病名部を構成する文字列に複数の病名コードに対応する病名に相当する部分が含まれる場合、病名を病名コードに対応させて区切り、「または(or)」や「かつ(and)」により接続した「検索式(スクリプト)」をフィールドに格納しておき、それに応じて分解検索する。例えば、病名が慢性腎不全高カリウム血症の場合、病名コードのスクリプトは「N189:MM0M+E875:EHNU」(慢性腎不全+高カリウム血症)となる。「または(or)」が「|」、「かつ(and)」が「+」で示されている。なお、図12に示すように、病名コードのない一般使用名称の場合、病名コードのある病名(マスター表記名称)と病名コードとが登録されている。
薬品辞書テーブルは、図8Bに示すように、「薬品名」と「薬品コード」で構成されている。「薬品コード」は、薬品に特有のコード番号である。ここでは、個別薬品コード、通称YJコードが使用されている。
なお、病名辞書テーブルと薬品辞書テーブルは必ずしも必要なものではない。例えば、病名コードや薬品コードで処理を行う場合等には不要である。
薬品適応症テーブル及び薬品禁忌症テーブルは、図16に示すように、「薬品コード」、「病名」、「病名コード」、「リンクコード」で構成されている。「薬品コード」とは、各薬品に付与される特定のコード番号である。「病名」及び「病名コード」は、前記同様である。「リンクコード」は、「薬品コード」と「病名コード」の組み合わせに対して付与されるコード番号である。なお、ある適応症や禁忌症に対して複数の薬品コードが対応している場合、複数のレコードとして登録される。
ICDサブリンクテーブルは、図15及び図16に示すように、「薬品コード」、「リンクコード」、「親病名コード」、「サブコード」で構成されている。「薬品コード」、「リンクコード」は、前記同様である。「親病名コード」は、複合病名であれば、スクリプト表示される複数の病名コードの組み合わせからなるため、各病名コードが親病名コードとなる。また、単病名(単一の病名)であれば、その病名コードが親病名コードとなる。例えば、慢性腎不全高カリウム血症(N18.9:MM0M+E87.5:EHNU)の場合、慢性腎不全を示す「N18.9:MM0M」と、高カリウム血症を示す「E87.5:EHNU」とがそれぞれ親病名コードとなる。また、「サブコード」は、ある「病名コード」に対して他の「病名コード」を任意に割り当てるためのコード番号で、「病名コード+グループ番号」で構成されている。なお、薬品コードに対応する親病名コードには、薬品の添付文書に記された病名に一致するようにコードが登録されている。
ICDサブテーブルは、図15及び図16に示すように、「サブコード」及び「子病名コード」で構成されている。「子病名コード」とは、「サブコード」に対して任意に関連付けた病名コードを意味する。ICDサブテーブルでは、同一サブコードに対して複数の病名コードを「病名セット」として設定することが可能となっている。すなわち、「病名コード」だけでは、この「病名コード」に対応する病名と、医師がカルテに記載する病名とが一致しないことがある。例えば、病名が「悪性腫瘍に伴う浮腫及び腹水」である場合、悪性腫瘍に対応するICD10コードとして「C80:ATH0」が選択されるが、「C80:ATH0」は「その他の悪性腫瘍」に関するコード番号である。胃癌や肺癌等は「その他の悪性腫瘍」のカテゴリーには分類されず、浮腫及び腹水の胃癌等が原因によるものであっても、事前に薬剤に割り付けたものとは異なるICD10コードが付与されることになる。そこで、「サブコード」を設けることにより、ある病名コードに対して同義病名等の他の病名コードを関連付け可能としている。
このように、ICDサブリンクテーブルとICDサブテーブルとで薬品毎に同義病名の組み合わせを設定できると共に、重複データを防止できるので、各テーブルのレコード数を実装可能な件数に抑えることが可能である。ICDサブリンクテーブルやICDサブテーブルで設定するサブリンクを変更することにより、柔軟に対応することができ、メンテナンス性及びカスタマイズ性を向上させることが可能となる。
制御装置4は、各種データを一時的に記憶するためのメモリ21(RAM)を内蔵する。メモリ21は、処方データを記憶する処方データメモリ21や、各種データの作業メモリ等として使用する。制御装置は、入力装置から入力された処方データに基づいて、後述するようにして処方チェック処理等を行う。
なお、出力装置1、入力装置2、記憶装置3、制御装置4は、パーソナルコンピュータで構成してもよい。
次に、前記構成の処方チェック装置の操作について、図9のフローチャートに従って説明する。
まず、図2に示す処方入力画面を開き、属性の入力を行う(ステップS1)。属性入力では、最初に、患者ID欄で右クリックし、患者の一覧表を表示させる。患者一覧表は、患者IDと患者名とで構成されている。該当する行を左クリックすれば、その内容が患者ID欄に反映される。このとき、「年齢」欄に既に登録されている患者の生年月日と本日の日付(システム日付)から算出された年齢が自動表示される。
以下、同様にして、「引換券」、「診療科」、「病棟」、「医師」、「処方日付」、「服用開始日」、「処方箋区分」を入力する。但し、「処方日付」、「服用開始日」には本日の日付が自動入力されるので、必要に応じて変更すればよい。また、これらのデータは、全てホストコンピュータから読み込んで自動表示させることも可能である。
ここで、今から処方された薬品を発行しようとする患者が以前に同様な処方を受けているか否かを判断する(ステップS2)。以前の処方内容を再利用する処方再利用処理が必要な場合、患者ID欄への入力が完了した時点で、「Do読込」ボタン18を操作して表示内容を「Do読込する」に変更する。これにより、既に処方済みの内容がDoファイルから読み込まれて「前回処方照会」欄14に表示される。そこで、「前回処方照会」欄14の「処方日付」列でダブルクリックするか、「処方日付」列にカーソルを位置させた状態で、ENTERキーを操作すると、Doファイルから処方単位で「明細入力」欄に処方内容をコピーすることができる(ステップS3)。また、「Rp」列では、服用単位でコピーすることができ、「明細」列では薬品単位でそれぞれコピーすることができる。これにより、入力の手間を大幅に軽減することが可能となる。
なお、処方済みの内容は、「メニュー」欄の「メインメニュー11」で、「前回処方照会」ボタン13を操作することによっても「前回処方照会」欄14に表示させることができる。但し、前記「Do読込」ボタン18を操作して表示内容を「Do読込する」に変更しない限り、処方再利用処理はできない。
続いて、以前の処方内容を再利用できない場合、「明細入力」欄で、右クリックし、薬品の一覧表を表示させて該当する薬品を選択する。また、用量、単位等を入力することにより、明細入力を行う(ステップS4)。
このようにして処方入力が完了すれば、「メニュー」欄の「メインメニュー11」で、「処方チェック」ボタン15を操作することにより処方内容をチェックする処方チェック処理を実行する(ステップS5)。
処方チェック処理としては、最小量・最大量チェック、長期禁止チェック、採用日・採用中止チェック、院内・院外採用薬品チェック、適応症チェック、禁忌症チェック、アレルギー・副作用チェック、重複薬品チェック、相互作用チェック、投与期間チェック等が該当する。
最小量・最大量チェックでは、1回で処方可能な用量や、保険が適用される用量の最小値、最大値の要件を満足するか否か、あるいは、体重や年齢の違いによる処方可能な用量の最大値の要件を満足するか否か等をチェックする。
長期禁止チェックでは、服用を続けてもよい最大日数を超えるか否かをチェックする。
採用日・採用中止チェックでは、処方する薬品が採用すなわち服用を許可しているか否かをチェックする。
院内・院外採用薬品チェックでは、病院内でのみ使用可能な薬品と、病院外でのみ使用可能な薬品とをチェックする。
適応症チェックでは、図10に示すように、処方データの病名と、処方された薬品に基づいて薬品マスターに照会することにより得られる適応症とが一致しているか否かをチェックする。また、薬品から適応症が適切か否かをもチェック可能となっている。
(1)病名から処方すべき薬品をチェックする場合
入力装置等から入力された処方データに含まれる病名に基づいて、その病名に対して処方される薬品が適切なものであるか否かをチェックする場合についての制御装置(制御エンジン)での動作を、図17のフローチャートに従って説明する。
まず、入力装置等から入力された処方データ(患者情報、患者病名、患者薬剤、薬剤候補、病名候補)を、図20に示すように、エンジン記憶部に格納し、その中から病名候補(病名コード)を抽出する(ステップS100:図19中、疾患データ参照)。そして、ICDサブテーブルを参照し、病名コードをサブコードに変換する(ステップS101:図19中、検索1参照)。
ICDサブテーブルでは、1つのサブコードに対して複数の病名コードを設定可能となっている。したがって、病名コードが複数のサブコードに設定されている場合、ICDサブテーブルを参照することにより、複数のサブコードが選択される。
このように、ICDサブテーブルで1つのサブコードに対して複数の病名コードを設定可能としているので、病名コードだけでは特定不可能であった病名、例えば、ある医師に特有の表現でなされた同義病名等であっても、関連付けして選択することが可能である。
そこで、ICDサブリンクテーブルを参照し、選択されたサブコードに該当する薬品コードを抽出する(ステップS102:図19中、検索2参照)。そして、特定された薬品コードと処方データ中の薬品コードとを比較し、該当する薬品名か否かを判断する(ステップS103:図19中、解析・判定参照)。ここでの判断は、図20に示すように、エンジン記憶部に、患者情報(例えば、患者の氏名、年齢、性別等)、患者病名(処方箋に記載された疾患名)、患者薬品(処方データに含まれる、患者に処方した薬品名)、薬品候補(制御エンジンにて検索した結果得られた薬品名)、病名候補(制御エンジンにて検索した結果得られた疾患名)を記憶し、薬品候補を呼び出してスクリプト分解し、得られた薬品コードを、前記病名候補を参照してスクリプト置換する。そして、スクリプト置換した病名と、前記エンジン記憶部に記憶した患者情報、患者病名、及び患者薬品とに基づいて、判定処理を行う。得られた薬品名が複数ある場合、処方データ中の薬品名が存在するのか否かを判断する。その結果、薬品名が一致するか、該当する薬品名が存在すれば、処方する薬品が適切であるので、次の処理に移行する。但し、該当する薬品名が存在しなければ、判定結果としてエラーを報知する(ステップS104)。エラー報知は、図10に示す適応症チェック画面で「×」を表示する等により行う。
ここで、前記処理内容についての具体例を、図15を参照して説明する。
すなわち、ステップS100で、処方データ中の病名コードから、病名「急性胃潰瘍」である「K253:JKGK」が抽出されれば、ステップS101で、ICDサブテーブルを参照する。そして、「K253:JKGK」と同じ病名コードが登録されたサブコードを検索し、「K259[C1B1]000」、「K269[BQ3M]002」、「K291[RJHE]003」を抽出する。また、ステップS102で、ICDサブリンクテーブルを参照することにより、薬剤コードとして「1」、「1234」、「10000」を抽出する。そこで、ステップS103で、抽出した薬剤コードとして「1」、「1234」、「10000」の中に、処方データに含まれる薬品コードが存在するか否かを判断する(図19解析・判定参照)。判断の結果、該当するものがあれば、次の処理に移行し、該当するものがなければ、ステップS104で、エラーを報知する。
なお、処方データとして病名及び薬品名が登録されている場合、ステップS100の前に病名辞書テーブルで病名を病名コードに変換し、ステップS102の後、薬品辞書テーブルで薬品コードを薬品名に変換すればよい。
また、前記処理では、適応症テーブルを参照しなかったが、次のような場合には参照するのが好ましい。すなわち、診察結果として、ある患者が複数の病気に罹っていると判断される場合、患者の病状に適切であると思われる薬品を処方することが望まれる。この場合、診断結果の特定の1病名から前記ICDサブテーブルを参照してサブコードを抽出し、ICDサブリンクテーブルを参照してリンクコードを抽出する。そして、抽出したリンクコードに基づいて適応症テーブルを参照し(図19中、検索3参照)、薬品候補として薬品コードを抽出すると共に、親病名スクリプトを特定する。さらに、親病名スクリプトに含まれる親病名から子病名を抽出することにより、抽出された子病名に診断結果の特定の1病名以外の病名が含まれているか否かを判断する。その後、薬品候補として抽出した薬品コードが適切なものであるか否かを判断し、この薬品コードが処方データに含まれているか否かを検証することにより、処方内容をチェックすることができる。このように、適応症テーブルを参照することにより、ICDサブテーブルで薬品コードを特定するだけでは抽出できない薬品コードを抽出でき、患者の病状に適した薬品を処方することが可能となる。
例えば、図23に示すように、病名として十二指腸潰瘍と心因性胃痙攣と診断された場合、病名「十二指腸潰瘍 K269:BQ3M」に基づいてICDサブテーブルを参照してサブコード「K269[BQ3M]003」を抽出する。そして、抽出したサブコードに基づいてICDサブリンクテーブルを参照してリンクコード「153043」を抽出する。続いて、抽出したリンクコードに基づいて適応症テーブルを参照し、薬品候補として「2129:デパス0.5mg錠」と、親病名スクリプトとして「{K259:C1B1|K269:BQ3M}+F459:T2F1」とを特定する。ここで、病名「十二指腸潰瘍 K269:BQ3M」でない病名「重傷心身症F459:T2F1」の子病名として「心因性胃痙攣 F453:S97T、心因性胃液分泌過多症 F453:EGHS…」を抽出する。そして、抽出した子病名に、処方データに含まれる「心因性胃痙攣 F453:S97T」が存在することにより、処方薬として「2129:デパス0.5mg錠」が適切であると判断する。また、この薬品が処方データに含まれているか否かに基づいて、処方内容が適切であるか否かを判断することが可能となる。このように、適応症テーブルを参照することにより、「心因性胃痙攣 F453:S97T」を抽出することができ、患者の病状に即した「2129:デパス0.5mg錠」を処方することが可能となる。
(2)薬品名から適応症が適切か否かをチェックする場合
入力装置等から入力された処方データに含まれる薬品名に基づいて、その薬品が処方データに含まれる病名に適切な薬品であるか否かをチェックする場合について図18のフローチャートに従って説明する。
まず、処方データから薬品コードを抽出する(ステップS110)。そして、適応症テーブルを参照し、検索された薬品コードに基づいて対応するリンクコードに変換する(ステップS111:図21中、検索1参照)。この場合、処方データとして薬品名が登録されているだけであれば、薬品辞書テーブルを参照して薬品名を薬品コードに変換すればよい。
また、ICDサブリンクテーブルを参照し、前記リンクコードに基づいて対応するサブコードを検索する(ステップS112:図21中、検索2参照)。さらに、ICDサブテーブルを参照し、検索されたサブコードに基づいて対応する病名コードを検索する(ステップS113:図21中、検索3参照)。
前述の通り、サブコードに対して任意に病名コードを割り当てることができるので、割り当てられた病名コードの全て(病名セット)が検索される。そこで、この病名セットに含まれる病名コードに処方データ中に含まれる病名コードが存在するか否かを判断する(ステップS114:図21中、解析・判定参照)。ここでの判断も、前記図20と同様、図22に示すように、エンジン記憶部に、患者情報、患者病名、患者薬品、薬品候補、病名候補を記憶し、前記薬品候補をスクリプト分解し、その結果に基づいて前記病名候補を参照してスクリプト置換し、得られた薬品コードと、患者情報、患者病名、患者薬品とに基づいて処方した薬品が適切か否かの判断を行う。これにより、処方した薬品に誤りがないか否かをチェックすることができる。変換した病名コードに処方データ中に含まれる病名コードが存在すれば次の処理に移行し、存在しなければエラーを報知する(ステップS115)。
なお、前述のように、処方データとして病名が登録されているだけであるならば、病名辞書テーブルを参照して病名コードを病名に変換すればよい。
ここで、前記処理内容についての具体例を、図16を参照して説明する。
すなわち、ステップS110で、処方データ中の薬品名から薬品コードとして「1」が抽出されれば、ステップS111で、適応症テーブルを参照し、薬品コード「1」に該当するリンクコードとして「1」…を抽出する。リンクコード「1」の場合、ステップS112で、ICDサブリンクテーブルを参照し、リンクコード「1」をサブコード「K259[C1B1]000」に変換する。続いて、ステップS113で、ICDサブテーブルを参照し、サブコード「K259[C1B1]000」に対応する病名コードとして、「K259:C1B1」、「H257:VF21」、「K257:QCB7」、「K253:JKGK」を抽出する。他のリンクコードについても同様にしてサブコードから病名コードを抽出する。そこで、ステップS114で、抽出された病名コードの中に、処方データに含まれる病名コードが存在するか否かを判断する。判断の結果、該当する病名が存在すれば次の処理に移行し、存在しなければステップS115でエラー報知する。
禁忌症チェックでは、処方データの病名と、処方された薬品に基づいて薬品マスターに照会することにより得られる禁忌症とが一致するか否かをチェックする。禁忌症チェックでも、前記適応症チェックと同様にして処方チェック処理を行う。但し、薬品コードに対応する適応症に代えて、禁忌症が処方データに存在するか否かを判断し、禁忌症が存在すればエラー報知する。
アレルギー・副作用チェックでは、処方データに基づいて患者コメントマスターに照会することにより得られるアレルギー・副作用と、処方された薬品に基づいて薬品マスターに照会することにより得られる薬効とが一致するか否かをチェックする。
重複薬品チェックでは、ある患者について全ての診療科で処方された全薬品(過去に処方された薬品を含む。)に対して同じ薬品が処方されているか否かをチェックする。
相互作用チェックでは、図11に示すように、病名チェック処理を実行した後、処方された全薬品(過去に処方された薬品を含む。)に対して禁忌及び注意の対象となる薬品が含まれていないか否かについての禁忌・注意処理が行われる。
前記病名チェック処理では、例えば、電子カルテに入力された病名に基づいて、図8Aに示す病名辞書テーブルに従ってICD10コードのあるものについては、そのコード番号が割り当てられる。また、ICD10コードのない一般使用名称については、一旦、図12に示す辞書テーブルに従ってICD10コードのある病名に変換された後、再度、病名辞書テーブルに従ってICD10コードが割り当てられる。複合病名であれば、前記病名辞書テーブルに従って病名が分解され、又は、検索式により条件を設定された後、ICD10コードが割り当てられる。そして、病名にICD10コードが割り当てられれば、相互作用テーブルに従って該当する禁忌又は注意の対象となる薬品を特定し、処方された全薬品について処方チェック処理を開始する。
前記禁忌・注意処理では、処方された各薬品の薬品コードについて、順次、禁忌又は注意の対象となっていないか否かを、残る他の薬品を全て含む薬品コードが相互作用テーブルに存在するか否かを検索する。前記薬品については、過去に処方された薬品が含まれる。本実施形態では、残る他の薬品全てを1つの薬品コードとして検索することができるので、処理を非常に高速に行うことが可能である。また、相互作用チェック処理では、薬品、適応症病名、ICD10コードからなる適応症テーブルに基づいて、前記病名チェック処理で付与したICD10コードに従って処方すべき薬品及び適応症病名を検索し、処方する薬品に不足がないか否かをチェックする。また、薬品、禁忌レベル、禁忌病名、ICD10コードからなる禁忌テーブルに基づいて、前記ICD10コードに従って、処方する薬品が禁忌の対象となっていないか否かについてチェックする。これにより、処方しようとする薬品を病名から適切なものであるかどうかを確認することができ、投薬ミスを防止することが可能となる。また、ICD10コードと対応されることで、EBM(Evidence-Based Medicine)根拠に基づく医療を実現できる。
具体的に、前記禁忌・注意処理の内容について、図14に示すフローチャートを参照して説明する。
まず、ICD10コードのないものについて、辞書テーブルに従ってICD10コードのある病名に変換する変換処理を行う(ステップS11)。そして、複合病名であるか否かを判断し(ステップS12)、複合病名でなければ、辞書テーブルでICD10コードを検索する(ステップS13)。また、複合病名であれば、辞書テーブルに従ってICD10コードのある病名に変換あるいは分解し、複合病名の病名部を構成する文字列に複数のICD10コードに対応する病名に相当する部分が含まれる場合、前述の検索式に従ってICD10コードの検索処理を行う(ステップS14)。続いて、禁忌テーブルを参照して禁忌薬品を抽出し(ステップS15)、出力及び表示を行った後(ステップS16)、処方データの有無を判断する(ステップS17)。処方データがあれば、前記ステップS15での抽出結果に基づいて処方チェック処理を行う(ステップS18)。
なお、前記相互作用テーブルには、医療用薬品のほか、一般薬品(OTC薬品)を含めることができる。例えば、病院などで医師が処方箋を作成する際、患者の問診内容にOTC薬品の服用があれば、事前にチェックを行える。この場合、OTC薬品をチェックした旨の説明を記載することも可能である。また、調剤薬局等で、処方箋に応じて調剤された薬品を、患者に渡す際、それとは別にOTC薬品(頭痛薬や、酔い止め等)を購入する場合がある。このとき、調剤された処方データに対してのOTC薬品の処方チェックを行うことで、副作用等を防止することができる。
前記ステップS15で、禁忌テーブルに該当する薬品コードがなければ、禁忌又は注意の対象となる薬品がないと判断し、通常通り、処方された薬品を調剤する次の処理へと移行する。
また、禁忌テーブルに該当する薬品コードがあれば、禁忌又は注意の対象となる薬品があると判断し、表示装置1に、図4に示す処方エラー画面を表示させる。
処方エラー画面では、「次回チェック」欄で、「する」又は「しない」のいずれか一方を選択することにより、次回の処方チェック処理に反映することができる。「する」を選択した場合、今回と同様に処方チェック処理が実行される。一方、「しない」を選択した場合、今回エラーとなった処理が、次回の処方チェック処理ではチェックの対象から外される。但し、「しない」を選択する場合には、次回エラーにしない条件を、複数の診療科を担当する医師の場合には「診療科」欄及び「医師」欄、その他の医師の場合には「医師」欄にそれぞれ条件を入力することができる。また、「有効期限」欄で、処方対象から除外する期間を設定することができる。なお、「有効期限」欄での入力がなければ、無期限の扱いとなる。次回の処方チェック処理では、この条件に合致した場合にのみチェックの対象から除外される。
具体的に、図13に処方チェック処理によってエラーとなる処方例を、条件の設定を変更することにより、次回のチェックがどのようになるかの例を示す。処方例1では、テスト錠剤の長期禁止日数が14 日であった場合、処方チェックにて、長期禁止日数を超えているので、長期禁止日数エラーになる。例えば、治療が完了するまで、処方チェックでエラーの出た薬品を使用し続けたい場合、「診療科」欄に内科、「医師」欄にテスト医師、「有効期限」欄に2003/12/31と入力し、「次回チェック」欄で「しない」を選択すると、処方例2ではエラーとはならない。これに対し、処方例3では、診療科が外科となっているため、エラーとなる。また、処方例4では処方日付が有効期限内であるためエラーとはならないが、処方例5では有効期限を過ぎているためエラーとなる。
また、処方エラー画面では、「処方変更依頼」欄で、「する」又は「しない」のいずれか一方を選択することにより、医師に処方変更を依頼するか否かを選択することができる。今回処方箋を発行する場合、「する」を選択する。このとき、「内容」欄への入力がない限り、エラーは解消されない。また、変更内容と処方箋に出力する内容とを変更するか否かを、「出力(処方箋)」欄で、「する」又は「しない」のいずれか一方を選択することにより設定することができる。「する」を選択した場合、「出力内容」欄に希望する内容を入力すればよい。
なお、処方エラー画面で、複数の薬品が処方エラーとして表示された場合、「内容」欄への入力内容が共通であるならば、ファンクションキー9の「全エラー」キーを左クリックすることにより同一内容とすることが可能である。
次いで、処方チェック処理が完了すれば、処方箋を発行するか否かを判断する(ステップS6)。処方箋を発行する場合、ファンクションキー9の「発行」キーを左クリックする(ステップS7)。処方内容に問題がなければ、処方箋が発行され、薬局にて調剤が開始される。例えば、用法の入力が行われていない場合等、処方内容に問題がある場合、該当する理由が画面下方の表示欄10に表示される。この表示内容に従って処方内容を修正すればよい。なお、保留されているデータがある場合、予約ファイル又は一時格納ファイルから読み込んで処方発行を行う。ここに、予約ファイルとは、再度、処方チェック処理の必要なものであり、一時格納ファイルとは処方チェック処理が完了し、処方を発行するために待機しているだけのものである。
一方、処方箋を発行しない場合、処方入力を保留するか否かを判断する(ステップS8)。保留しない場合、ステップS4に戻って処方入力を続行する。一方、保留する場合、メインメニュー11で、「保留」ボタン16を左クリックすることにより保留発行を行う(ステップS9)。これにより、現在入力中の処方データが予約ファイルに格納され、画面の入力文字が消去されて初期画面となる。また、「保留」欄17に保留件数が点滅表示される。さらに、所定時間経過後に、画面左上に、「保留にされた処方があります。ご確認下さい。」と、テロップ表示される。これにより、保留されたままで処方入力が放置されることを防止することが可能となる。なお、表示ウィンドウは他ウィンドウと別駆動しており、定期的にシステム側で保留処方のチェックが行われ、その都度、画面の最前面に表示される。
「保留」欄17でダブルクリックすると、保留中の処方データが患者名で一覧表示される。処方入力を再開する場合、該当する患者が表示される行(レコード)をダブルクリックすることにより、処方入力画面に入力途中の内容を反映させて表示させることができる。
1…表示装置
2…入力装置
3…記憶装置
4…制御装置
5…メニューバー
6…メニュー欄
7…入力欄
8…入力ボタン
9…ファンクションキー
10…表示欄
11…メインメニュー
12…前回処方照会メニュー
13…「前回処方照会」ボタン
14…「前回処方照会」欄
15…「処方チェック」ボタン
16…「保留」ボタン
17…「保留」欄
18…「Do読込」ボタン
19…「Do登録」ボタン
20…テロップ表示部
21…メモリ(RAM)

Claims (2)

  1. 1レコードに、ICDコードと補助コードの組み合わせからなる病名コード、及び、該病名コードに対して任意に他の病名コードを関連付けするためのサブコードが格納されるICDサブテーブルと、前記サブコード、及び、該サブコードに関連付けされたリンクコードが格納されるICDサブリンクテーブルとを記憶する記憶装置と、
    方データの薬品コードが適切か否かを判断する制御装置と、
    を備えた処方チェック装置であって、
    前記記憶装置は、さらに、1レコード毎に、互いに関連付けされた、薬品コード及びリンクコードを含む薬品適応症テーブルを記憶し、
    前記制御装置は、入力装置から入力された、又は、他の装置から受信された処方データに含まれる病名コードに基づいて、前記ICDサブテーブルを参照してサブコードを抽出し、抽出したサブコードに基づいて、前記ICDサブリンクテーブルを参照してリンクコードを抽出し、抽出したリンクコードに基づいて、前記薬品適応症テーブルを参照して薬品コードを抽出し、抽出した薬品コードが処方データに含まれているか否かを検証することにより、処方内容をチェックすることを特徴とする処方チェック装置。
  2. 1レコードに、ICDコードと補助コードの組み合わせからなる病名コード、及び、該病名コードに対して任意に他の病名コードを関連付けするためのサブコードが格納されるICDサブテーブルと、前記サブコード、及び、該サブコードに関連付けされたリンクコードが格納されるICDサブリンクテーブルとを記憶する記憶装置と、
    処方データの薬品コードが適切か否かを判断する制御装置と、
    を備えた処方チェック装置で行う処方チェック方法であって、
    前記記憶装置は、さらに、1レコード毎に、互いに関連付けされた、薬品コード及びリンクコードを含む薬品適応症テーブルを記憶し、
    前記制御装置は、
    入力装置から入力された、又は、他の装置から受信された処方データに含まれる病名コードに基づいて、前記ICDサブテーブルを参照しサブコードを抽出するステップと、
    抽出したサブコードに基づいて、前記ICDサブリンクテーブルを参照してリンクコードを抽出するステップと、
    抽出したリンクコードに基づいて、前記薬品適応症テーブルを参照して薬品コードを抽出し、抽出した薬品コードが処方データに含まれているか否かを検証することにより、処方内容をチェックするステップと、
    実行することを特徴とする処方チェック方法。
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