JP2015086594A - プレキャスト床版の接合構造およびプレキャスト床版の接合方法 - Google Patents

プレキャスト床版の接合構造およびプレキャスト床版の接合方法 Download PDF

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Abstract

【課題】信頼性が高く、かつ、低コスト化を図ることが可能な、プレキャスト床版の接合構造およびプレキャスト床版の接合方法を提供する。
【解決手段】端面同士を対向させた状態で配設された一対のプレキャスト床版2,2を接合するプレキャスト床版の接合構造1であって、一方のプレキャスト床版2aの端面に植設された連結材10と、他方のプレキャスト床版2bの端部に形成された箱抜き20と、一対のプレキャスト床版2,2の隙間および箱抜き20に充填された間詰材30とを備えていて、箱抜き20の一方のプレキャスト床版2a側の内壁面には支圧板が固定されており、連結材10は他方のプレキャスト床版2bの端面から箱抜き20の内壁面に至る空間に挿通されており、連結材10の先端が支圧板に固定されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、プレキャスト床版の接合構造およびプレキャスト床版の接合方法に関する。
プレキャスト床版同士の接合は、鉄筋が突設されたプレキャスト床版の端面同士を、互いの鉄筋をラップさせた状態で突き合わせた後、プレキャスト床版同士の隙間に無収縮モルタル等の間詰材を打設、養生することにより行うのが一般的である。
ところが、前記従来のプレキャスト床版の接合方法は、端面に突設された鉄筋をラップさせる必要があるため、プレキャスト床版同士の隙間が大きくなってしまう。隙間が大きいと間詰材の打設量が多くなり、コスト低減化の妨げとなってしまう。
また、プレキャスト床版同士をラップさせた鉄筋と間詰材により接合しているため、間詰材の破壊に伴って脆性的に破壊するおそれがある。
一方、本出願人は、特許文献1に示すように、上面から下方に向けて形成された溝(箱抜き)を有するプレキャスト床版同士を、互いの端面同士を突き合わせた状態で、両プレキャスト床版の溝に跨ってボルト等の連結材を配設し、当該連結材により締着することで接合するプレキャスト床版の接合構造を開発し、実用化に至っている。
プレキャスト床版の溝は、端面において開口する狭隘部と、その狭隘部に連続して形成された拡幅部とを有している。
特開2010−261246号公報
特許文献1のプレキャスト床版の接合構造では、両方のプレキャスト床版に箱抜きを形成する必要があるため、プレキャスト床版の製造に手間がかかるとともに、間詰材の打設量が多かった。
また、狭隘部と拡幅部との境界の段差部分にボルトの頭部やナットを係止させることにより連結材を定着させる構造のため、段差部分の表面の不陸等が影響するおそれがある。
このような観点から、本発明は、信頼性が高く、かつ、低コスト化を図ることが可能な、プレキャスト床版の接合構造およびプレキャスト床版の接合方法を提供することを課題とする。
前記課題を解決するために、本発明のプレキャスト床版の接合構造は、端面同士を対向させた状態で配設された一対のプレキャスト床版を接合するものであって、一方の前記プレキャスト床版の前記端面に植設された連結材と、他方の前記プレキャスト床版の端部に形成された箱抜きと、前記一対のプレキャスト床版の隙間および前記箱抜きに充填された間詰材とを備えていて、前記箱抜きの前記一方のプレキャスト床版側の内壁面には支圧板が固定されており、前記連結材は前記他方のプレキャスト床版の端面から前記内壁面に至る空間に挿通されており、前記連結材の先端が前記支圧板に固定されていることを特徴としている。
なお、前記空間は、挿通孔であってもよいし、プレキャスト床版の表面から形成されたスリットであってもよい。
また、前記連結材は、基端部が一方のプレキャスト床版に定着された状態で先端部が当該プレキャスト床版の端面から突出する棒状部材であってもよいし、一方のプレキャスト床版に定着された埋設部分と機械式継手を介して前記埋設部分に連結された棒状部材とを有したものであってもよいし、一方のプレキャスト床版の端面において開口するように当該一方のプレキャスト床版に埋め込まれたインサートと前記一方のプレキャスト床版の端面から突出するように前記インサートに固定された棒状部材とを有したものであってもよい。
かかるプレキャスト床版の接合構造によれば、一対のプレキャスト床版に跨って配設された連結材の両端がそれぞれプレキャスト床版内で定着されているため、プレキャスト床版同士の隙間で鉄筋を定着させる従来の接合構造に比べて、プレキャスト床版同士の隙間を小さくすることができる。そのため、間詰材の打設量を低減することができる。また、接合部における一方のプレキャスト部材に箱抜きを形成する必要がないため、両プレキャスト床版に箱抜きを形成する場合に比べて間詰材の打設量を低減することができる。
また、連結材の先端に作用する引張力は、支圧板により分散されるため、応力集中によるプレキャスト床版への影響を低減することができる。
さらに、箱抜き内には支圧板が予め固定されているため、箱抜き内の不陸による影響が少なく、信頼性の高い接合構造を構築することができる。
また、本発明のプレキャスト床版の接合方法は、一対のプレキャスト床版を並設するとともに一方のプレキャスト床版の端面に植設された連結材を他方のプレキャスト床版の端部に形成された箱抜きに挿入する工程と、前記箱抜き内において前記連結材にナットを螺合して、当該連結材の先端を前記箱抜きの内面に固定された支圧板に固定する工程と、前記プレキャスト床版同士の隙間および前記箱抜きに間詰材を充填する工程とを備えていることを特徴としている。
かかるプレキャスト床版の接合方法によれば、高品質かつ安価にプレキャスト床版同士を接合することができる。
本発明のプレキャスト床版の接合構造およびプレキャスト床版の接合方法によれば、プレキャスト床版同士の接合を高品質かつ低価格で実施することができる。
第一の実施形態に係るプレキャスト床版の接合構造を示す部分斜視図である。 図1のプレキャスト床版を示す斜視図である。 (a)は第一の実施形態に係る連結材と箱抜きを示す断面図、(b)は連結材の他の形態を示す断面図、(c)は連結材のその他の形態を示す断面図である。 (a)および(b)は図1のプレキャスト床版の接合構造の詳細を示す斜視図である。 第二の実施形態に係るプレキャスト床版の接合構造を示す部分斜視図である。 図5のプレキャスト床版を示す斜視図である。 (a)および(b)は図5のプレキャスト床版の接合構造の詳細を示す斜視図である。 プレキャスト床版の配置状況を示す斜視図である。
<第一の実施形態>
第一の実施形態のプレキャスト床版の接合構造1(以下、単に「接合構造1」という)は、図1に示すように、一方のプレキャスト床版2aと他方のプレキャスト床版2bとの端面同士を対向させた状態で、一方のプレキャスト床版2aおよび他方のプレキャスト床版2bを接合するものであって、連結材10と、箱抜き20と、間詰材30とを備えている。
なお、以下の説明において、「一方のプレキャスト床版2a」と「他方のプレキャスト床版2b」を区別しない場合には、単に「プレキャスト床版2」という。
本実施形態のプレキャスト床版2は、図2に示すように、第一端部(図2において右側の端部)には複数の連結材10,10,…が植設されていて、第二端部(図2において左側の端部)には複数の箱抜き20,20,…が形成されている。
プレキャスト床版2は、型枠内の所定の位置に連結材10,10,…と箱抜き型枠を配設した後、型枠内にコンクリートを打設・養生し、型枠および箱抜き型枠を取り外すことにより形成する。
つまり、プレキャスト床版2は、連結材10,10,…が埋め込まれているとともに、箱抜きが形成された状態で製造されたものである。
接合構造1では、図1に示すように、一方のプレキャスト床版2aの第一端部側の端面(以下、「第一端面」という)と、他方のプレキャスト床版2bの第二端部側の端面(以下、「第二端面」という)とが、隙間を空けて突き合わされている。
連結材10は、図2に示すように、プレキャスト床版2の第一端面において、上下に2段、左右に7列の計14本配設されている。なお、プレキャスト床版2に配設される連結材10の配置や本数は限定されるものではなく、例えば、複数の連結材10,10,…を千鳥状に配置してもよい。ここで、千鳥状に配置された複数の連結材10,10,…には、横方向に隣り合う連結材10の高さが上下する場合を含むものとする。
連結材10は、鉄筋からなり、図3の(a)に示すように、プレキャスト床版2に埋め込まれた埋設部分11と、第一端面から突出した突出部分12とを有している。なお、連結材10を構成する材料は鉄筋に限定されるものではない。
埋設部分11の基端(図3の(a)において連結材10の左側先端)には、鉄筋の外径よりも大きな幅を有した定着部13が形成されている。なお、定着部13は必要に応じて形成すればよく、例えば、連結材10の定着長が十分に確保できる場合等には省略してもよい。
突出部分12の長さは、プレキャスト床版2同士を突き合わせた状態で、他方のプレキャスト床版2bの箱抜き20内に先端部が突出するように設定されている(図1参照)。
また、突出部分12の先端部には、雄ネジ加工が施されている。なお、ネジ加工の範囲は限定されない。例えば、連結材10の全長にわたってネジ加工が施されていてもよい。
箱抜き20は、図2に示すように、プレキャスト床版2の第二端部に形成された四角柱状の凹部である。
本実施形態のプレキャスト床版2には、連結材10の位置に対応して、7つの箱抜き20が等間隔で並設されている。なお、箱抜き20の数や配置は限定されない。
図3の(a)に示すように、箱抜き20は、プレキャスト床版2の表面において開口した有底の穴である。箱抜き20の底面は、下側の連結材10よりも低い位置に形成されている。
なお、本実施形態の箱抜き20は、平面視正方形であるが、箱抜き20の平面形状は限定されない。また、箱抜き20は、底面を有していなくてもよいが、その場合には、間詰材30の打設時に型枠を設置する。
箱抜き20は、プレキャスト床版2の第二端面から、所定の間隔をあけた位置に形成されている。つまり、プレキャスト床版2の第二端面と箱抜き20との間には、所定の厚さの壁部が形成されている。
また、前記壁部には、プレキャスト床版2の第二端面から各箱抜き20に至る空間(挿通孔21,21)が形成されている。
挿通孔21は、第二端面に開口するとともに、箱抜き20の第二端面側の内壁面に開口しており、かつ、連結材10の突出部分12の外径よりも大きな内径を有している。
挿通孔21の配置および数は連結材10の配置および数に応じて設定するものとし、本実施形態では上下2段の挿通孔21,21が形成されている。
箱抜き20の第二端面側の内壁面には、挿通孔21の位置に対応して、支圧板22が固定されている(埋め込まれている)。
支圧板22は、図4の(b)に示すように、中央に貫通孔が形成された矩形状の鋼板であって、貫通孔が挿通孔21と一致するように配置されている。
なお、本実施形態では、各箱抜き20に上下2段の支圧板22,22が固定されているが、箱抜き20の第二端面側の内壁面全体覆う1枚の支圧板22を固定してもよい。
また、支圧板22の形状(厚さおよび面積等)は、想定される連結材10を介して作用する引き抜き力に応じて設定する。
図4に示すように、貫通孔21に挿通した連結材10の先端は、箱抜き20の内部に突出している。連結材10の先端は、これに螺合したナット14により支圧板22に固定されている。なお、符号15はワッシャーである。
間詰材30は、無収縮モルタルからなり、図1に示すように、一対のプレキャスト床版2,2(一方のプレキャスト床版2a,他方のプレキャスト床版2b)の隙間および箱抜き20に充填されている。
なお、間詰材30を構成する材料は限定されるものではなく、例えばコンクリートや高強度コンクリート等であってもよい。
本実施形態の接合構造1は、配置工程と、固定工程と、充填工程とを備えたプレキャスト床版の接合方法により形成する。
配置工程は、一対のプレキャスト床版2,2を並設するとともに、一方のプレキャスト床版2aの第一端面に植設された連結材10を他方のプレキャスト床版2bの第二端部に形成された箱抜き20に挿入する工程である。
配置工程では、図3の(a)に示すように、一対のプレキャスト床版2,2を、互いの端面同士を対向させた状態で配置した後、プレキャスト床版2同士を近づける(間隔を狭める)ことで、連結材10を挿通孔21に差し込む。
なお、プレキャスト床版2,2を配置する際に、十分なスペースを確保することができない場合には、連結材10を一方のプレキャスト床版2aに埋設される埋設部分と、予め他方のプレキャスト床版2b内に配設される挿入部分とに分割しておき、一対のプレキャスト床版2,2を配設してから、連結材10の埋設部分と挿入部分とを接合してもよい。
このような連結材10としては、例えば、図3の(b)に示すように、プレキャスト床版2に定着された埋設部分16と、機械式継手17を介して埋設部分16に連結される挿入部分18とを有していてもよい。
また、図3の(c)に示す連結材10のように、プレキャスト床版2の端面において開口するように当該プレキャスト床版2に埋め込まれたインサート(埋設部分)19と、プレキャスト床版2の端面から突出するようにインサート19に固定された挿入部分(棒状部材)18とを有したものであってもよい。
固定工程は、図4の(a)および(b)に示すように、連結材10の先端を箱抜き20の内面に固定された支圧板22に固定する工程である。
本実施形態では、連結材10の先端にナット14を螺合することにより固定するが、連結材10の固定方法は限定されない。
なお、何らかの原因により支圧板22に対して連結材10が傾いている場合には、ナット14と支圧板22との間に、球面座金等(図示せず)を介設してもよい。
充填工程は、図1に示すように、プレキャスト床版2同士の隙間および箱抜き20に間詰材30を充填する工程である。
このとき、プレキャスト床版2同士の隙間または箱抜き20に注入された間詰材30が回り込むことで、挿通孔21内にも間詰材30が充填される。
以上、本実施形態の接合構造1によれば、一対のプレキャスト床版2,2に跨って配設された連結材10の両端が、それぞれプレキャスト床版2の内部で定着されているため、信頼性の高い、高品質な接合構造1を形成することができる。
プレキャスト床版2は、間詰材30よりも材齢が経過しているため、強度発現も十分なため、鉄筋を間詰材に定着させる従来の接合構造に比べて信頼性が高い。なお、プレキャスト床版2のコンクリート強度が、間詰材30の強度よりも高めれば、安全度がより高まる。
また、連結材10がプレキャスト床版2内に定着しているため、間詰材30が何らかの原因により破壊した場合であっても、連結材10による固定は維持され、間詰材30の破壊に伴って脆性的に破壊することはない。
また、連結材10が、プレキャスト床版2の内部で定着しているため、プレキャスト床版2同士の隙間で鉄筋を定着させる従来の接合構造に比べて、プレキャスト床版2同士の隙間を小さくすることができる。その結果、間詰材30の打設量を低減することができ、間詰材30の製造、型枠の設置、打設、養生等に要する手間および時間を低減させることができる。
また、プレキャスト床版2同士の隙間が小さくなることに伴い、間詰材30の厚さが小さくなるため、寸法効果により間詰材の圧縮強度にも余裕度が高まる。
また、一つの接合部を形成するにあたって、対向する一対のプレキャスト床版2,2のうちの一方には箱抜き20を形成する必要がないため、両プレキャスト床版2,2に箱抜き20を形成する場合に比べて間詰材30の打設量が少なくてすむ。
連結材10は、先端がナット14を介して支圧板22に固定されているため、連結材10に作用する引張力は、支圧板22を介して分散される。そのため、応力集中によるプレキャスト床版2への負担を軽減できる。
また、箱抜き20内に固定された支圧板22により、箱抜き20の内壁面の不陸による影響が少なく、信頼性の高い接合構造1を構築することができる。
<第二の実施形態>
第二の実施形態のプレキャスト床版の接合構造1(以下、単に「接合構造1」という)は、図5に示すように、他方のプレキャスト床版2bの端面から箱抜き20の内壁面に至る空間がスリット23により形成されている点で、空間が挿通孔21により形成されている第一の実施形態の接合構造1と異なっている。
本実施形態のプレキャスト床版2は、図6に示すように、第一端部(図6において右側の端部)には複数の連結材10,10,…が植設されていて、第二端部(図6において左側の端部)には複数の箱抜き20,20,…が形成されている。
箱抜き20は、図7に示すように、プレキャスト床版3(2)の第二端部に形成された四角柱状の凹部である。
図6に示すように、本実施形態では、連結材10の位置に対応して、7つの箱抜き20が等間隔で並設されている。なお、箱抜き20の数や配置は限定されない。
図7に示すように、箱抜き20は、プレキャスト床版2(2b)の表面において開口した有底の穴である。箱抜き20の底面は、下側の連結材10よりも低い位置に形成されている。
本実施形態の箱抜き20は、平面視正方形であるが、箱抜き20の平面形状は限定されない。なお、箱抜き20は、必ずしも有底である必要はない。
箱抜き20は、プレキャスト床版2の第二端面から、所定の間隔をあけた位置に形成されている。つまり、プレキャスト床版2の第二端面と箱抜き20との間には所定の厚さの壁部が形成されている。
また、前記壁部には、プレキャスト床版2の第二端面から各箱抜きに至る空間(スリット23)が形成されている。つまり、スリット23は、プレキャスト床版2の第二端面において開口しているとともに、箱抜き20の第二端面側の内壁面に開口している。
スリット23は、プレキャスト床版2の表面および第二端面に交差する平面に沿って形成されており、連結材10の突出部分12の外径よりも大きな幅を有している。
また、スリット23は、下側の連結材10の下端よりも深く形成されている。
なお、本実施形態では、スリット23が有底の場合について説明したが、スリット23は必ずしも有底である必要はない。
また、箱抜き20の第二端面側の内壁面(スリット23の両脇の壁面)には、支圧板22が埋め込まれている。本実施形態では、スリット23の両脇の壁面に沿って2枚の支圧板22,22が埋め込まれているが、支圧板22は連結材10の高さ位置に対応して埋め込まれていてもよい。
なお、支圧板22の形状(厚さ等)は、想定される連結材10を介して作用する引き抜き力に応じて設定する。
図7に示すように、スリット23に挿通した連結材10の先端は、箱抜き20の内部に突出している。連結材10の先端は、これに螺合したナット14により支圧板22に固定されている。ナット14は、左右の支圧板22に跨って配設されたワッシャー15を介して支圧板22に締着されている。
この他、第二の実施形態のプレキャスト床版2、連結材10、間詰材30の詳細は、第一の実施形態で示した内容と同様なため、詳細な説明は省略する。
本実施形態の接合構造1は、配置工程と、固定工程と、充填工程とを備えたプレキャスト床版の接合方法により形成する。
配置工程は、一対のプレキャスト床版2,2を並設するとともに、一方のプレキャスト床版2aの第一端面に植設された連結材10を他方のプレキャスト床版2bの第二端部に形成された箱抜き20に挿入する工程である。
配置工程では、図8に示すように、一方のプレキャスト床版2aを他方のプレキャスト床版2bの上方から落とし込むことにより、一対のプレキャスト床版2,2を並設する。
このとき、一方のプレキャスト床版2の連結材10は、箱抜き20(スリット23も含む)に上方から挿入される。
本実施形態では、最端部に形成された2つの箱抜き20にガイド24を立設させた状態で、一対のプレキャスト床版2,2を配設する。このとき、一方のプレキャスト床版2aの連結材10をガイド24に沿ってスライドさせながら、一方のプレキャスト床版2を下降させる。
ガイド24を構成する材料は限定されないが、例えば、箱抜き20に挿入可能な溝型鋼等を使用すればよい。
なお、ガイド24は、必要に応じて使用すればよい。
固定工程および充填工程の詳細は、第一の実施形態で示した内容と同様なため、詳細な説明は省略する。
以上、本実施形態の接合構造1によれば、一方のプレキャスト床版2aを上方から下降させることによりプレキャスト床版2の位置決めが完了するため、施工性に優れているとともに、スペースに余裕がない場合であっても施工することができる。
この他の第二の実施形態に係る接合構造1の作用効果は、第一の実施形態の接合構造1と同様なため、詳細な説明は省略する。
以上、本発明の実施形態について説明した。しかし、本発明は、前述の実施形態に限られず、前記の各構成要素については、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜変更が可能である。
例えば、前記実施形態では、一方のプレキャスト床版2aのみから複数の連結材10,10,…が突設している場合について説明したが、連結材10は隣り合うプレキャスト床版2a,2bの双方から突設していてもよい。例えば、一方のプレキャスト床版2aと他方のプレキャスト床版2bのそれぞれから連結材10が交互に突設されていてもよい。
対向するプレキャスト床版2,2の一方または双方の突き合わせ面下端に凸部を形成しておき、当該凸部をパッキン等を介して当接させることで、目地部の下端を遮蔽する構成としてもよい。こうすることで、間詰材30の充填時の型枠を省略することができる。
1 接合構造(プレキャスト床版の接合構造)
2 プレキャスト床版
2a 一方のプレキャスト床版
2b 他方のプレキャスト床版
10 連結材
11 埋設部分
12 突出部分
13 定着部
14 ナット
15 ワッシャー
16 埋設部分
17 機械式継手
18 棒状部材(挿入部分)
19 インサート
20 箱抜き
21 挿通孔
22 支圧板
23 スリット
24 ガイド
30 間詰材

Claims (6)

  1. 端面同士を対向させた状態で配設された一対のプレキャスト床版を接合するプレキャスト床版の接合構造であって、
    一方の前記プレキャスト床版の前記端面に植設された連結材と、
    他方の前記プレキャスト床版の端部に形成された箱抜きと、
    前記一対のプレキャスト床版の隙間および前記箱抜きに充填された間詰材と、を備えていて、
    前記箱抜きの前記一方のプレキャスト床版側の内壁面には、支圧板が固定されており、
    前記連結材は、前記他方のプレキャスト床版の端面から前記内壁面に至る空間に挿通されており、前記連結材の先端が前記支圧板に固定されていることを特徴とする、プレキャスト床版の接合構造。
  2. 前記空間は、挿通孔からなることを特徴とする、請求項1に記載のプレキャスト床版の接合構造。
  3. 前記空間は、前記他方のプレキャスト床版の表面から形成されたスリットからなることを特徴とする、請求項1に記載のプレキャスト床版の接合構造。
  4. 前記連結材が、前記一方のプレキャスト床版に定着された埋設部分と、機械式継手を介して前記埋設部分に連結された棒状部材と、を有していることを特徴とする、請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のプレキャスト床版の接合構造。
  5. 前記連結材が、前記一方のプレキャスト床版の端面において開口するように当該一方のプレキャスト床版に埋め込まれたインサートと、前記一方のプレキャスト床版の端面から突出するように前記インサートに固定された棒状部材と、を有していることを特徴とする、請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のプレキャスト床版の接合構造。
  6. 一対のプレキャスト床版を並設するとともに、一方のプレキャスト床版の端面に植設された連結材を他方のプレキャスト床版の端部に形成された箱抜きに挿入する工程と、
    前記箱抜き内において、前記連結材にナットを螺合して、当該連結材の先端を前記箱抜きの内面に固定された支圧板に固定する工程と、
    前記プレキャスト床版同士の隙間および前記箱抜きに間詰材を充填する工程と、を備えていることを特徴とする、プレキャスト床版の接合方法。
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