JP5926985B2 - 鉄骨造建築物の補強方法及び鉄骨造建築物 - Google Patents

鉄骨造建築物の補強方法及び鉄骨造建築物 Download PDF

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Description

本発明は、鉄骨造建築物の補強方法及び鉄骨造建築物に関するものである。
一般に、鉄骨造の建築物においては、外壁に軽量気泡コンクリート材料であるALCパネルを用いる構成が広く知られている。
ここで、ALCパネルを建築物の躯体に取り付ける構造としては、従来では挿入筋構法が採用されていた。この挿入筋構法とは、建築物の躯体を構成する梁材に固定された固定用金物の上方に複数のALCパネルを載置するとともに、該複数のALCパネル間に配設されたモルタル内部を貫通する鉄筋を該固定用金物に固定することで、該ALCパネルを躯体に固定するものである。
このような挿入筋構法では、モルタルがALCパネル及び鉄筋への付着することで、ALCパネルを躯体に固定可能としている。
一方、ALCパネルを躯体に固定する別の方法として、上記に示す挿入筋構法に加えて、梁材に固定されるとともにALCパネルの内側に配設された下地鋼材と、該下地鋼材にスタッド溶接で固定されるとともにALCパネルの外側に配設された支持板とで、該ALCパネルを挟持することで、該ALCパネルを躯体に固定する技術が提案されている(下記特許文献1参照)。
特開2007−255045号公報
ところで、上記に記載の挿入筋構法では、ALCパネルの躯体に対する固定力はモルタルの付着力に依存して大きくないため、大地震等が生じた際には振動による躯体の変形にALCパネルが追従することができず、該ALCパネルが躯体から脱落してしまう可能性がある。
そこで、既存の挿入筋構法により建設された建築物においてALCパネルを躯体に強固に固定するために、上記特許文献1に記載の方法を適用することも想起される。
しかしながら、上記特許文献1に記載の方法では、支持板は下地鋼材にスタッド溶接されているため、既存の建築物の内方から作業することはできないという問題点がある。
また、既存の挿入筋構法により建設された建築物のALCパネルを一度取り外して、再度該ALCパネルを躯体に強固に取り付ける方法も考えられるが、施工コストや製造コスト等のコストが嵩むとともに、施工工数もかかるという問題点がある。
本発明は、このような事情を考慮してなされたもので、外壁材を外方から強固にかつ容易に躯体に固定することが可能な鉄骨造建築物の補強方法及び鉄骨構造物を提供する。
上記目的を達成するために、本発明は以下の手段を採用している。
すなわち、本発明に係る鉄骨造建築物の補強方法は、鉄骨で構成される梁材と、該梁材の外方に、複数のALCパネルがこれらの間に目地部を介在させて行列状に配設された外壁材と、前記梁材と前記外壁材との間で、隣り合う前記ALCパネル同士の間にまたがって配設されるとともに、前記梁材に固定された裏打ち材とを有する鉄骨造建築物の補強方法であって、前記外壁材の外側から前記目地部に対して前記裏打ち材に向かって雌ねじを形成する雌ねじ形成工程と、前記外壁材の外側に前記裏打ち材と対向して押さえ板を配置する押さえ板配置工程と、前記押さえ板側から前記目地部の前記雌ねじにねじを挿通させて該ねじを前記裏打ち材と螺合するとともに、前記押さえ板と前記裏打ち材とにより前記外壁材を挟持するねじ螺合工程とを備えることを特徴とする。
このような鉄骨造建築物の補強方法では、外壁材の外側から裏打ち材に雌ねじを形成し、該雌ねじに押さえ板の外側からねじを挿通して、該ねじを裏打ち材に螺合させることで、押さえ板と裏打ち材とで外壁材を挟持することができる。よって、鉄骨造建築物の外方から鉄骨造建築物の補強作業が可能である。
ここで、裏打ち材は鉄骨造建築物の躯体である梁に固定されているため、該裏打ち材と押さえ板とで外壁材を挟持することで、外壁材を躯体に対して強固に固定することができる。
また、上記の作業は、雌ねじを形成し押さえ板を配置して、ねじを螺合するという簡易な作業であるため、外壁材を容易に躯体に固定することができる。
さらに、このような鉄骨造建築物の補強方法では、目地部の外側から裏打ち材に向かって雌ねじを形成するため、例えば外壁に亀裂や損傷を生じることはない。よって、施工性を向上させて、健全な鉄骨造建築物を維持することができる。
また、本発明に係る鉄骨造建築物の補強方法は、前記雌ねじ形成工程及び前記ねじ螺合工程では、ドリルねじを用いて前記雌ねじを形成するとともに、前記裏打ち材に螺合してもよい。
このような鉄骨造建築物の補強方法では、ドリルねじにより雌ねじ形成工程とねじ螺合工程とを同時に行うことができるため、作業時間を短縮することができる。
また、本発明に係る鉄骨造建築物の補強方法は、前記雌ねじ形成工程では、タップを用いて前記雌ねじを形成してもよい。
このような鉄骨造建築物の補強方法では、タップにより雌ねじを鉄骨造建築物の外方から確実に形成することができる。
また、本発明に係る鉄骨造建築物の補強方法は、前記ねじが螺合された前記雌ねじに、前記外壁材の外側から充填材を注入する充填材注入工程を備えていてもよい。
このような鉄骨造建築物の補強方法では、雌ねじ形成工程で形成された雌ねじの内側とねじの外側との間に充填材を充填することができるため、鉄骨造建築物の防水性を向上させることができる。
また、本発明に係る鉄骨造建築物の補強方法は、前記外壁材と前記押さえ板との間に止水材を貼着する止水材貼着工程を備えていてもよい。
このような鉄骨造建築物の補強方法では、外壁材と押さえ板との間に止水材を設けることができるため、鉄骨造建築物の防水性を向上させることができる。
また、本発明に係る鉄骨造建築物の補強方法は、基礎部と、該基礎部の上方に、前記複数のALCパネルが所定間隔を有して配設された基礎上外壁材とを有する鉄骨造構造物を対象とし、前記基礎上外壁材の外側から前記基礎部及び前記基礎上外壁材に上下方向に離間した基礎用の雌ねじを形成する基礎用雌ねじ形成工程と、前記基礎部及び前記基礎上外壁材の外側に前記基礎用雌ねじにまたがって基礎用押さえ板を配置する基礎用押さえ板配置工程と、前記基礎用押さえ板側から前記基礎用の雌ねじに基礎用のねじを挿通させて、前記基礎部及び前記基礎上外壁材と螺合させる基礎用ねじ螺合工程とを備えてもよい。
このような鉄骨造建築物の補強方法では、基礎部と基礎上外壁材とにそれぞれ外側から雌ねじを形成して、該基礎部と基礎上外壁材とにまたがって配置された基礎用押さえ板の外側からねじを螺合することができる。よって、鉄骨造建築物の外方から、基礎上外壁材を、基礎用押さえ板を介在させて基礎部に強固に固定することができる。
また、本発明に係る鉄骨造建築物は、鉄骨で構成される梁材と、該梁材の外方に、複数のALCパネルが所定間隔を有して行列状に配設された外壁材と、前記複数のALCパネル間に介在する目地部と、前記梁材と前記外壁材との間で、隣り合う前記ALCパネル同士の間にまたがって配設されるとともに、前記梁材に固定された裏打ち材と、前記外壁材を前記梁材に固定する補強固定構造とを備える鉄骨造建築物であって、前記補強固定構造は、前記目地部において、該鉄骨造建築物の外側から前記裏打ち材に向かって形成された雌ねじと、前記外壁材の外側に前記裏打ち材と対向して配置された押さえ板と、前記押さえ板側から前記目地部の前記雌ねじに挿通され前記裏打ち材に螺合されたねじとを有し、前記押さえ板と前記裏打ち材とにより、前記外壁材を挟持することで構成されていることを備えていることを特徴とする。
このような鉄骨造建築物では、外壁材を外方から強固にかつ容易に躯体に固定することができる。
本発明に係る鉄骨造建築物の補強方法及び鉄骨構造物によれば、外壁材の外側から裏打ち材に雌ねじを形成し、該雌ねじに押さえ板の外側からねじを挿通して、該ねじを裏打ち材に螺合させることで、押さえ板と裏打ち材とで外壁材を挟持することができるため、外壁材を外方から強固にかつ容易に躯体に固定することができる。
本発明の一実施形態に係る鉄骨造建築物の補強方法の対象となる鉄骨造建築物(既存建築物)において、上下階にまたがっている部分の断面斜視図である。 本発明の一実施形態に係る鉄骨造建築物の補強方法の対象となる鉄骨造建築物(既存建築物)において、最上階から屋上までの断面斜視図である。 本発明の一実施形態に係る鉄骨造建築物の補強方法の対象となる鉄骨造建築物(既存建築物)において、基礎部から一階までの断面斜視図である。 図1における要部の拡大斜視図である。 図2における要部の拡大斜視図である。 図3における要部の拡大斜視図である。 本発明の一実施形態に係る鉄骨造建築物の補強方法により補強された上下階にまたがっている部分の断面図である。 本発明の一実施形態に係る鉄骨造建築物の補強方法により補強された上下階にまたがっている部分の正面図である。 本発明の一実施形態に係る鉄骨造建築物の補強方法に用いられる一の押さえ板の正面図である。 本発明の一実施形態に係る鉄骨造建築物の補強方法により補強された最上階から屋上までの部分の断面図である。 本発明の一実施形態に係る鉄骨造建築物の補強方法により補強された最上階から屋上までの部分の正面図である。 本発明の一実施形態に係る鉄骨造建築物の補強方法により補強された建築物における基礎部から一階までの部分の断面図である。 本発明の一実施形態に係る鉄骨造建築物の補強方法に用いられる他の押さえ板の正面図である。 本発明の一実施形態に係る鉄骨造建築物の補強方法により補強された建築物における基礎部から一階までの部分の正面図である。 本発明の一実施形態に係る鉄骨造建築物の補強方法のフローチャートである。 鉄骨造建築物の基礎部から一階までの部分を補強する補強方法のフローチャートである。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照して説明する。
本発明の一実施形態となる鉄骨造建築物の補強方法は、既存の鉄骨造建築物(既存建築物と称する。以下同じ。)に設けられた外壁材を躯体に強固に固定する補強方法である。
まず、既存建築物について説明する。
図1、図2及び図3は、本発明の対象となる既存建築物2の構成を示す断面斜視図である。図1は例えば一階と二階等上下階にまたがっている境界部Z1、図2は最上階と屋上との境界部Z2、図3は基礎部210と一階との境界部Z3の構成を、それぞれ示している。
既存建築物2は、例えば駅舎やビル等の建築物であり、鉄骨で構成される柱(不図示。以下同じ。)や梁材10等の躯体の外方に、複数のALC(軽量気泡コンクリート)パネル30Aで構成される外壁材30,130,230が設けられた鉄骨造建築物である。
以下、各部分について詳細に説明する。
図1及び図4に示すように上下階にまたがっている境界部Z1では、梁材10と、該梁材10に固定された裏打ち材20と、梁材10の外方に複数のALCパネル30Aが行列状に配設された外壁材30と、該複数のALCパネル30Aの間に設けられた目地部40とにより構成されている。
梁材10は、H型鋼からなる鉄骨で構成され、略水平方向に延在している。
また、梁材10の上部には、床スラブ16固定用のC型鋼17が設けられている。
裏打ち材20は、梁材10に固定された第一裏打ち部21と、該第一裏打ち部21の端部から立設する第二裏打ち部22とを有しており、断面視してL型に例えば鋼板等で形成されている。また、裏打ち材20は、梁材10の上側に沿って略水平方向に延在している。
このようにして、裏打ち材20は、梁材10と外壁材30との間であって行列状に配置された複数のALCパネル30Aとの間にまたがって配設されている。つまり、裏打ち材20は、詳細については後述するが略鉛直方向に隣接して配設されたALCパネル30A,30Aとの間にまたがって配設されている。
本実施形態では、裏打ち材20として、例えば第一裏打ち部21の長さL1が65mm、第二裏打ち部22の長さL2が65mm、厚さL3が6mmの部材が採用されており、梁材10に溶接等により固定されている。
また、裏打ち材20の第二裏打ち部22には、その外側に外壁材30を載置して固定するための第一外壁固定部材50が固定されている。
第一外壁固定部材50は、裏打ち材20の第二裏打ち部22の外側に沿って設けられた立設部51と、該立設部51の上部から外方に向かって突出する突出部52とを有している。
この第一外壁固定部材50は、梁材10の延在方向である略水平方向に向かって複数設けられている。本実施形態では、例えばALCパネル30Aの略水平方向の端部に設けられている。
本実施形態では、第二裏打ち材20と第一外壁固定部材50とは、第二裏打ち部22と立設部51との当接部分の端部がA1で示すように溶接されて固定されている。
また、突出部52には、略鉛直方向に貫通する貫通孔53が穿設されている。
貫通孔53には、略鉛直方向に鉄筋56が配設され、該鉄筋56は貫通孔53の縁部53Aに固定されている。
本実施形態では、鉄筋56は、貫通孔53の縁部53AにA2で示すように溶接等により固定されている。
外壁材30は、複数のALCパネル30Aが所定間隔を有して行列状に配設されて構成されており、本実施形態では略水平方向及び略鉛直方向に配設されている。
ALCパネル30Aは略矩形状に形成され、水平方向の端部には凹溝30Bが略鉛直方向に向かって形成されている。
ここで、ALCパネル30Aは、第一外壁固定部材50の突出部52を鉛直方向両側から挟んで配設され、上側のALCパネル30Aが上階の外壁材31となり、下側のALCパネル30Aが下階の外壁材32となる。
そして、一のALCパネル30Aに形成された凹溝30Bと該一のALCパネル30Aと略水平方向に隣接する他のALCパネル30Aに形成された凹溝30Bとの間には、第一外壁固定部材50の突出部52に固定された鉄筋56が配設されている。この凹溝30B間にモルタル(不図示。以下同じ。)が充填されることで、両方のALCパネル30Aから構成される外壁材30は、第一外壁固定部材50及び裏打ち材20を介して梁材10に固定される構成となっている。
また、外壁材30、裏打ち材20、梁材10、C型鋼17及び床スラブ16とで囲まれた空間部には、モルタルが充填された介在部39が形成されている。
目地部40は、略水平方向及び略鉛直方向に配設されたALCパネル30A間に設けられている。
本実施形態では、目地部40の幅は例えば10mmであり、該目地部40にはシリコン系などのシーリング材が充填されて構成されている。
次に、図2及び図5に示すように最上階と屋上との境界部Z2では、梁材10と、該梁材10に固定された裏打ち材20と、梁材10の外方に配設された最上階用外壁材130と、該複数のALCパネル30Aの間に設けられた最上階目地部140とにより構成されている。
ここで、梁材10及び裏打ち材20の構成は、図1に示す境界部Z1における梁材10及び裏打ち材20の構成と同様であるため説明を省略する。
裏打ち材20の第二裏打ち部22には、その外側に最上階用外壁材130を固定するための第二外壁固定部材150が設けられている。
第二外壁固定部材150は、裏打ち材20の第二裏打ち部22の外側に沿って設けられた取付部151と、該取付部151の端部から外方に向かって延出する取付本体152とを有している。
この第二外壁固定部材150は、ALCパネル30Aの略水平方向の端部に設けられている。
本実施形態では、第二裏打ち材20と第二外壁固定部材150とは、第二裏打ち部22と取付部151との当接部分がA3で示すように溶接されて固定されている。
第二外壁固定部材150の取付本体152には、略鉛直方向に延びる鉄筋56が固定されている。
本実施形態では、鉄筋56は取付本体152の端部にA4で示すように溶接等により固定されている。
最上階用外壁材130は、境界部Z2では、複数のALCパネル30Aが所定間隔を有して略水平方向に配設されて構成されている。すなわち、梁材10を挟んで略鉛直方向に一枚のALCパネル30Aが配設されている。このようにして、ALCパネル30Aのうち上部側が屋上側に位置し、下部側が最上階側に位置している。
そして、一のALCパネル30Aに形成された凹溝30Bと該一のALCパネル30Aと略水平方向に隣接する他のALCパネル30Aに形成された凹溝30Bとの間には、第二固定部材の取付本体152に固定された鉄筋56が配設されている。この凹溝30B間にはモルタル(不図示。以下同じ。)が充填されることで、両方のALCパネル30Aから構成される最上階用外壁材130は、第二外壁固定部材150及び裏打ち材20を介して梁材10に固定される構成となっている。
最上階目地部140は、境界部Z2では、略水平方向に配設されたALCパネル30A間に設けられている。
本実施形態では、目地部40の幅は例えば10mmであり、該目地部40にはシリコン系などのシーリング材が充填されている。
次に、図3及び図6に示すように基礎部210と一階との境界部Z3では、基礎部210と、該基礎部210に固定された目地鉄筋250と、基礎部210の上方に配設された基礎上外壁材230と、該複数のALCパネル30Aの間に設けられた基礎上目地部240とにより構成されている。
基礎部210は、例えばコンクリート等で構成され、その内部には基礎用鉄筋211が配設されている。
基礎用鉄筋211は、略鉛直方向に配設される埋設鉄筋部212と、該埋設鉄筋部212の上部から略水平方向に延出する延出鉄筋部213とを有している。
また、基礎部210の上方には、該基礎部210の延在方向に向かって延在する土台216が配設されている。
本実施形態では、土台216はモルタルから構成されている。
基礎用鉄筋211の延出鉄筋部213は、基礎部210の上方に配設された上部鉄筋217が固定されている。
本実施形態では、延出鉄筋部213と上部鉄筋217とはA5で示すように溶接等により固定されている。
上部鉄筋217は、目地鉄筋250に下部に固定されている。
本実施形態では、上部鉄筋217と目地鉄筋250とはA6で示すように溶接等により固定されている。
目地鉄筋250は、上部鉄筋217に固定された固定用鉄筋部251と、該固定用鉄筋部251の端部から立設する立設鉄筋部252とを有している。
また、固定用鉄筋部251、立設鉄筋部252の下部、上部鉄筋217、延出鉄筋部213及び埋設鉄筋部212の上部は、土台216の内部に埋設されている。
基礎上外壁材230は、複数のALCパネル30Aが所定間隔を有して略水平方向に配設されており、基礎部210に設けられた土台216上に載置されている。
そして、一のALCパネル30Aに形成された凹溝30Bと該一のALCパネル30Aと略水平方向に隣接する他のALCパネル30Aに形成された凹溝30Bとの間には、立設鉄筋部252が配設されている。この凹溝30B間にはモルタル(不図示。以下同じ。)が充填されることで、両方のALCパネル30Aから構成される基礎上外壁材230は、目地鉄筋250を介して基礎部210に固定される構成となっている。
次に、上記のように構成された既存建築物2に、本発明に係る鉄骨造建築物の補強方法を適用した補強後の鉄骨造建築物(以下、補強建築物と称する。)1の構成について説明する。
図7に示すように、境界部Z1では、補強建築物1は、既存建築物2の構成に加えて、外壁材30を梁材10に固定する補強固定構造(以下、第一補強固定構造と称する。)101を備えている。
第一補強固定構造101は、裏打ち材20に形成された第一雌ねじ80(雌ねじ)と、外壁材30の外側に配置された押さえ板70と、該押さえ板70側から挿通され第一雌ねじ80に螺合されたねじ90とを有している。
第一雌ねじ80は、目地部40において、補強建築物1の外側から裏打ち材20の第二裏打ち部22に向かって形成されている。この第一雌ねじ80は、外壁材30、裏打ち材20の第二裏打ち部22を挿通して介在部39にまで形成されている。
また、第一雌ねじ80は、梁材10の延在方向に対して第一外壁固定部材50が設けられていない箇所に形成されている。図8に示すように、一のALCパネル30Aの略水平方向略中央部に2箇所設けられている。
押さえ板70は、外壁材30の外側であって、裏打ち材20に対向するように上階の外壁材31と下階の外壁材32とにまたがって配置されている。
図9に示すように、この押さえ板70には、略水平方向に離間して一対の下孔71が穿設されている。
本実施形態では、押さえ板70は例えばSS400の鋼材から構成された100mm角の矩形状のプレートであり、下孔71はΦ6.5mmである。
また、図7に示すように、押さえ板70の内側と外壁材30の外側との間には、ブチルテープ等の止水材76が貼着されている。
ねじ90は、押さえ板70に穿設された下孔71から第一雌ねじ80に挿通され、先端が介在部39に達するとともに裏打ち材20に螺合されている。
また、第一雌ねじ80とねじ90との間にはシリコン系などの充填材が充填されて、第一充填部77が形成されている。
なお、本実施形態では、ねじ90は例えばΦ6mmで長さ135mmのドリルネジが採用されている。
このようにして、第一補強固定構造101は、押さえ板70と梁材10に固定された裏打ち材20の第二裏打ち部22とにより、上側の外壁材31及び下側の外壁材32を挟持するように構成されている。
また、図10に示すように、境界部Z2では、補強建築物1は、既存建築物2の構成に加えて、外壁材30を梁材10に固定する補強固定構造(以下、第二補強固定構造と称する。)102を備えている。
第二補強固定構造102は、裏打ち材20に形成された第二雌ねじ180(雌ねじ)と、外壁材30の外側に配置された押さえ板70と、該押さえ板70側から挿通され第二雌ねじ180に螺合されたねじ90とを有している。
第二雌ねじ180は、一のALCパネル30Aの略鉛直方向の途中部分において、補強建築物1の外側から裏打ち材20の第二裏打ち部22に向かって形成されている。この第二雌ねじ180は、外壁材30、裏打ち材20の第二裏打ち部22を挿通して介在部39にまで形成されている。
また、第二雌ねじ180は、梁材10の延在方向に対して第一外壁固定部材50が設けられていない箇所に形成されている。図11に示すように、一のALCパネル30Aの略水平方向略中央部に2箇所設けられている。
なお、押さえ板70、止水材76、ねじ90の構成は、第一補強固定構造101を構成するものと同様であるため説明を省略する。
このようにして、第二補強固定構造102は、押さえ板70と梁材10に固定された裏打ち材20の第二裏打ち部22とにより、最上階用外壁材130を挟持することで構成されている。
また、図12に示すように、境界部Z3では、補強建築物1の外側には、基礎部210と基礎上外壁材230とにまたがって基礎用押さえ板270が設けられている。また、基礎部210の外側から形成された基礎用雌ねじ261(基礎用の雌ねじ)に第一ねじ291(基礎用のねじ)が螺合され、基礎上外壁材230外側から形成された外壁用雌ねじ262(基礎用の雌ねじ)に第二ねじ292(基礎用のねじ)が螺合されている。
この基礎用雌ねじ261と外壁用雌ねじ262とは、鉛直方向(上下方向)に離間して設けられている。
図13及び図14に示すように、基礎用押さえ板270は、第一ねじ291が螺合される第一孔部271が下側に略水平方向に離間して一対形成され、第二ねじ292が螺合される長穴の第二孔部272が上側にそれぞれ形成されている。
本実施形態では、基礎用押さえ板270は、例えばSS400の鋼材から構成された水平方向100mm、鉛直方向160mm角の矩形状のプレートである。また、第一孔部271はΦ6.5mmで形成され、第二孔部272は幅6.5mm、高さ30mmで形成されている。
また、本実施形態では、第一ねじ291は例えばΦ6mmで長さ40mmのコンクリートビスであり、第二ねじ292はΦ6mmで長さ75mmのALC用ビスである。
このようにして、基礎上外壁材230は、基礎用押さえ板270を介して基礎部210に固定されている。
次に、既存建築物2の補強方法の施工手順について説明する。
図15に示すように、既存建築物2の補強方法は、止水材貼着工程S01と、押さえ板配置工程S02と、雌ねじ形成工程S03と、ねじ螺合工程S04と、充填材注入工程S05とを備えている。
ここで、境界部Z1における既存建築物2の補強方法について説明する。
まず、止水材貼着工程S01を実行する。
すなわち、止水材76を、上階の外壁材31と下階の外壁材32とにまたがるようにかつ裏打ち材20の第二裏打ち部22と対向するようにして、該外壁材30の外側に貼着する。
次に、押さえ板配置工程S02を実行する。
すなわち、押さえ板70を、止水材76の外側であって、押さえ板70に穿設された下孔71が目地部40に対応する位置に合うように配置する。
次に、雌ねじ形成工程S03及びねじ螺合工程S04を実行する。
押さえ板70に穿設された下孔71から、ねじ90として例えばドリルねじを挿通する。ここで、ドリルねじ90の先端が、止水材76、目地部40、裏打ち材20の第二裏打ち部22及び介在部39に第一雌ねじ80を形成する。
また、上記のように第一雌ねじ80を形成すると同時に、ドリルねじ90は裏打ち材20の第二裏打ち部22に螺合して、押さえ板70と裏打ち材20とにより外壁材30を挟持する。
次に、充填材注入工程S05を実行する。
すなわち、押さえ板70における下孔71とドリルねじ90の頭部との隙間から充填材注入し、目地部40における第一雌ねじ80とドリルねじ90との間に充填材を充填して、第一充填部77を形成する。
また、境界部Z2における既存建築物2の補強方法は、第二雌ねじ180が形成されてドリルねじ90が挿通される。ここで、第二雌ねじ180が形成される箇所がALCパネル30Aの略鉛直方向途中部分である点を除いて、上記に示す境界部Z1における既存建築物2の補強方法と同様であるため、説明を省略する。
次に、境界部Z3における既存建築物2の補強方法について説明する。
図16に示すように、鉄骨造建築物の補強方法は、基礎用雌ねじ形成工程S11と、基礎用押さえ板配置工程S12と、基礎用ねじ螺合工程S13とを備えている。
まず、基礎用雌ねじ形成工程S11を実行する。
基礎部210の外側から基礎用雌ねじ261を穿設し、基礎上外壁材230の外側から外壁用雌ねじ262を穿設する。
次に、基礎用押さえ板配置工程S12を実行する。
すなわち、基礎用押さえ板270を基礎用止水材276の外側に配置する。このとき、基礎用押さえ板270に穿設された第一孔部271が基礎部210に対向し、第二孔部272が基礎上外壁材230に対向する位置に配置する。
次に、基礎用ねじ螺合工程S13を実行する。
すなわち、基礎用押さえ板270に穿設された第一孔部271から、第一ねじ291であるコンクリートビスを、基礎用雌ねじ261に挿通して基礎部210に螺合する。また、基礎用押さえ板270に穿設された第二孔部272から、第二ねじ292であるALC用ビスを、外壁用雌ねじ262挿通して基礎上外壁材230に螺合する。
このように構成された鉄骨造建築物の補強方法によれば、外壁材30,130の外側から第一雌ねじ80及び第二雌ねじ180を形成し、該第一雌ねじ80及び第二雌ねじ180に押さえ板70の外側からドリルねじ90を挿通することができる。そして、該ドリルねじ90を裏打ち材20に螺合させることで、押さえ板70と裏打ち材20とで外壁材30,130を挟持することができる。よって、鉄骨造建築物の外方から鉄骨造建築物の補強作業が可能である。
また、図1に示すように、既存建築物2の外壁材30の内方には床スラブ16等が配設されている場合があり、この場合は外壁材30の内方から補強作業することができないため、本発明のように外壁材30の外方から補強作業可能であることは、非常に有益である。
また、裏打ち材20は補強建築物1の躯体である梁材10に固定されているため、外壁材30,130を挟持することで該躯体に対して強固に固定することができる。よって、地震等が生じた場合でも、外壁材30,130は躯体と一体となって振動することができるため、該躯体から脱落する虞がない。
また、上記の作業は、雌ねじ80,180を形成し押さえ板70を配置して、ねじ90を螺合するという簡易な作業であるため、外壁材30,130を容易に躯体に固定することができる。
また、特に境界部Z1では、目地部40の外側から内方に向かって雌ねじ80を形成するため、例えば外壁材30に亀裂や損傷を生じることはなく、施工性を向上させて、健全な補強建築物1を維持することができる。
また、ドリルねじ90により雌ねじ形成工程S03とねじ螺合工程S04とを同時に行うことができるため、作業時間を短縮することができ効率的である。
また、雌ねじ形成工程S03で形成された雌ねじ80,180の内側とねじ90の外側との間に充填材が充填して、第一充填部77が形成することができる。よって、補強建築物1の防水性を向上させることができ、雨水等が該補強建築物1の内部に侵入してくる虞がない。
また、外壁材30,130と押さえ板70との間には止水材76が設けられている。よって、補強建築物1の防水性を向上させることができ、雨水等が該補強建築物1の内部に侵入してくる虞がない。
また、基礎部210の外側から基礎用雌ねじ261形成し、基礎上外壁材230の外側から外壁用雌ねじ262を形成し、該基礎用雌ねじ261及び外壁用雌ねじ262に基礎用押さえ板270の外側から第一ねじ291及び第二ねじ292を挿通することができる。そして、該第一ねじ291及び第二ねじ292を基礎部210及び基礎上外壁材230に螺合させることができる。よって、基礎上外壁材230を、既存建築物2の外方から、基礎用押さえ板270を介在させて基礎部210に強固に固定することができる。したがって、地震等が生じた場合でも、基礎上外壁材230の厚さ方向への移動を抑えることができるため、基礎から脱落する虞がない。
(変形例)
上記に示す実施形態の変形例として、境界部Z1,Z2において、雌ねじ形成工程S03、止水材貼着工程S01、押さえ板配置工程S02、ねじ螺合工程S04、充填材注入工程S05の順に実行してもよい。
この場合、雌ねじ形成工程S03において、タップ(不図示。以下同じ。)により第一雌ねじ80、第二雌ねじ180を形成する。そして、ねじ螺合工程S04において、裏打ち材20の第二裏打ち部22にまで達するねじ(不図示。以下同じ。)にて、螺合する。
このような構成であっても、タップにより、第一雌ねじ80及び第二雌ねじ180を既存建築物2の外方から確実に形成することができ、押さえ板70と裏打ち材20とにより外壁材30,130を挟持することができる。
なお、上述した実施の形態において示した動作手順、あるいは各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の主旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
また、上記に示した数値は一例であり、当該数値に限定されるものではない。
なお、上記においては、基礎部210及び基礎上外壁材230に基礎用雌ねじ261及び外壁用雌ねじ262を設ける構成となっているが、雌ねじを設けずに基礎部210及び基礎上外壁材230に直接ねじを打ち込む構成であってもよい。
1…補強建築物(鉄骨造建築物)
2…既存建築物(鉄骨造建築物)
10…梁材
20…裏打ち材
30…外壁材
30A…ALCパネル
40…目地部
80…第一雄ねじ(雌ねじ)
70…押さえ板
76…止水材
90…ドリルねじ(ねじ)
101…第一補強固定構造(補強固定構造)
102…第二補強固定構造(補強固定構造)
130・・・最上階用外壁材(外壁材)
140…最上階用目地部(目地部)
180…第二雌ねじ(雌ねじ)
210…基礎部
230…基礎上外壁材
270…基礎用押さえ板
261…基礎用雌ねじ(基礎用雌ねじ)
262…外壁用雌ねじ(基礎用雌ねじ)
291…第一ねじ(基礎用のねじ)
292…第二ねじ(基礎用のねじ)
S01…止水材貼着工程
S02…押さえ板配置工程
S03…雌ねじ形成工程
S04…ねじ螺合工程
S05…充填材注入工程
S11…基礎用雌ねじ形成工程
S12…基礎用押さえ板配置工程
S13…基礎用ねじ螺合工程

Claims (7)

  1. 鉄骨で構成される梁材と、
    該梁材の外方に、複数のALCパネルがこれらの間に目地部を介在させて行列状に配設された外壁材と、
    前記梁材と前記外壁材との間で、隣り合う前記ALCパネル同士の間にまたがって配設されるとともに、前記梁材に固定された裏打ち材とを有する鉄骨造建築物の補強方法であって、
    前記外壁材の外側から前記目地部に対して前記裏打ち材に向かって雌ねじを形成する雌ねじ形成工程と、
    前記外壁材の外側に前記裏打ち材と対向して押さえ板を配置する押さえ板配置工程と、
    前記押さえ板側から前記目地部の前記雌ねじにねじを挿通させて該ねじを前記裏打ち材と螺合するとともに、前記押さえ板と前記裏打ち材とにより前記外壁材を挟持するねじ螺合工程とを備えることを特徴とする鉄骨造建築物の補強方法。
  2. 請求項1に記載の鉄骨造建築物の補強方法において、
    前記雌ねじ形成工程及び前記ねじ螺合工程では、ドリルねじを用いて前記雌ねじを形成するとともに、前記裏打ち材に螺合することを特徴とする鉄骨造建築物の補強方法。
  3. 請求項1又は2に記載の鉄骨造建築物の補強方法において、
    前記雌ねじ形成工程では、タップを用いて前記雌ねじを形成することを特徴とする鉄骨造建築物の補強方法。
  4. 請求項1から請求項のいずれか一項に記載の鉄骨造建築物の補強方法において、
    前記ねじが螺合された前記雌ねじに、前記外壁材の外側から充填材を注入する充填材注入工程を備えることを特徴とする鉄骨造建築物の補強方法。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の鉄骨造建築物の補強方法において、
    前記外壁材と前記押さえ板との間に止水材を貼着する止水材貼着工程を備えることを特徴とする鉄骨造建築物の補強方法。
  6. 請求項1から請求項のいずれか一項に記載の鉄骨造建築物の補強方法において、
    基礎部と、
    該基礎部の上方に、前記複数のALCパネルが所定間隔を有して配設された基礎上外壁材とを有する鉄骨造構造物を対象とし、
    前記基礎上外壁材の外側から前記基礎部及び前記基礎上外壁材に上下方向に離間した基礎用の雌ねじを形成する基礎用雌ねじ形成工程と、
    前記基礎部及び前記基礎上外壁材の外側に前記基礎用雌ねじにまたがって基礎用押さえ板を配置する基礎用押さえ板配置工程と、
    前記基礎用押さえ板側から前記基礎用の雌ねじに基礎用のねじを挿通させて、前記基礎部及び前記基礎上外壁材と螺合させる基礎用ねじ螺合工程とを備えることを特徴とする鉄骨造建築物の補強方法。
  7. 鉄骨で構成される梁材と、
    該梁材の外方に、複数のALCパネルが所定間隔を有して行列状に配設された外壁材と、
    前記複数のALCパネル間に介在する目地部と、
    前記梁材と前記外壁材との間で、隣り合う前記ALCパネル同士の間にまたがって配設されるとともに、前記梁材に固定された裏打ち材と、
    前記外壁材を前記梁材に固定する補強固定構造とを備える鉄骨造建築物であって、
    前記補強固定構造は、
    前記目地部において、該鉄骨造建築物の外側から前記裏打ち材に向かって形成された雌ねじと、
    前記外壁材の外側に前記裏打ち材と対向して配置された押さえ板と、
    前記押さえ板側から前記目地部の前記雌ねじに挿通され前記裏打ち材に螺合されたねじとを有し、
    前記押さえ板と前記裏打ち材とにより、前記外壁材を挟持することで構成されていることを備えていることを特徴とする鉄骨造建築物。
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