JP5166115B2 - 外壁補強構造 - Google Patents

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本発明は、立体駐車場等の建造物の外壁パネルを補修する外壁補強構造に関するものである。
図5は、立体駐車装置1を示しており、外壁として、防水加工が施された外壁パネル2が設けられている。
先ず、図6〜図8に於いて、前記外壁パネル2の設置方法と構造について説明する。
図6中、3はH型鋼から成る天井梁であり、4は該天井梁3に所定間隔で掛渡された
天井胴縁を示している。
該天井胴縁4に断面が波形状に形成された折板5が取付けられ、該折板5の端部に水切り6を取付けることで屋根を構成している。
前記外壁パネル2は、壁部鉄骨7に取付けられた胴縁8にネジ止めされている。
前記外壁パネル2の上端部には、笠木9が被せられている。
前記外壁パネル2は、例えば2枚の石綿スレート板12の間に木毛セメント板13を挟込んだものである。前記外壁パネル2は、両側端部が前記胴縁8に外側からビス14により所要箇所、例えば図7の様に左右各4箇所、固定されている。
取付けた前記外壁パネル2間には隙間(以下、目地11と称す)ができ、前記外壁パネル2に非連続部分が生じると共に前記胴縁8の端面が露出する。従って、前記目地11には防水の為シール材15が充填される。
前記目地11に前記シール材15を充填することで、水の浸入を防ぐ構造となっているが、前記シール材15は5年程度で劣化し、ひび割れ等を生じて防水効果が低下する。
この為、前記目地11から前記外壁パネル2に水が浸入し、水を含んだ前記木毛セメント板13が太陽光等により膨張を起こし、前記外壁パネル2がひび割れする。或は前記石綿スレート板12が剥がれる等の問題が発生する為、前記シール材15が劣化する約7〜8年程度で該シール材15を交換することが望ましい。
該シール材15の再充填を行うには、前記立体駐車装置1の外側に足場を組み、或はゴンドラを設置しなければならない為、作業が大掛かりとなり、且つ費用が高額になる。この為、前記目地11への前記シール材15の再充填は、該シール材15の劣化に対応して実施されていないのが実情である。この為、前記外壁パネル2自体が劣化し、ひび割れたり、前記胴縁8が浮上がる等していた。
特開平6−200650号公報
本発明は斯かる実情に鑑み、外壁の補強を行う際に、立体駐車装置の外側に足場を組む、或はゴンドラを設置する必要がなく、屋内からの作業を可能とし、安価且つ容易な作業で外壁パネルと胴縁との固定を強化する外壁補強構造を提供するものである。
本発明は、外壁が、鉄骨に取付けられた胴縁と、該胴縁に外側からビスで止められた外壁パネルと、該外壁パネル間の目地に充填されたシール材を具備し、前記胴縁の内側から、前記目地部分に棒状の固定部材を貫通し、該固定部材により前記外壁パネルを前記胴縁に固定し、前記固定部材は先端部に屈曲可能な係止部を有し、該係止部が前記外壁パネルを貫通することで屈曲して、隣接する外壁パネル間に掛渡り、前記固定部材の基端部にナットを螺着して前記胴縁に固定した外壁補強構造に係るものである。
又前記固定部材は前記係止部が回転自在となっており、前記先端部は、屋外に出た時に自重でT字状になる様偏心して支持されている外壁補強構造に係り、又前記係止部に長手方向に延びる長孔を穿設し、ピンが一端部にある時に回転可能とし、自重でL字状になった前記固定部材を回転し、自重で前記ピンを前記長孔の中心部迄スライドさせることによってT字状とした外壁補強構造に係るものであり、更に又前記固定部材貫通箇所の隙間に、屋内側から前記シール材を充填した外壁補強構造に係るものである。
本発明によれば、外壁が、鉄骨に取付けられた胴縁と、該胴縁に外側からビスで止められた外壁パネルと、該外壁パネル間の目地に充填されたシール材を具備し、前記胴縁の内側から、前記目地部分に棒状の固定部材を貫通し、該固定部材により前記外壁パネルを前記胴縁に固定し、前記固定部材は先端部に屈曲可能な係止部を有し、該係止部が前記外壁パネルを貫通することで屈曲して、隣接する外壁パネル間に掛渡り、前記固定部材の基端部にナットを螺着して前記胴縁に固定したので、立体駐車装置内の鉄骨や車箱を足場として利用でき、立体駐車装置の外側に足場を組む、或はゴンドラを設置する必要がない等、短期間で、又低コストでの実施が可能であり、容易な作業であるので作業性、安全性も向上する。
又本発明によれば、前記固定部材は前記係止部が回転自在となっており、前記先端部は、屋外に出た時に自重でT字状になる様偏心して支持されているので、屋外から前記固定部材を挿入するだけで外壁パネルを固定するのに適した形になる。
又本発明によれば、前記係止部に長手方向に延びる長孔を穿設し、ピンが一端部にある時に回転可能とし、自重でL字状になった前記固定部材を回転し、自重で前記ピンを前記長孔の中心部迄スライドさせることによってT字状としたので、固定した際に外壁に掛かる荷重が等しくなる。
更に又本発明によれば、前記固定部材貫通箇所の隙間に、屋内側から前記シール材を充填したので、作業の全工程が屋内のみで完結するという優れた効果を発揮する。
以下、図面を参照しつつ本発明を実施する為の最良の形態を説明する。
図1〜図3に於いて、本発明の第1の実施の形態について説明する。
尚、図1〜図4中、図5〜図8で示したものと同等のものには同符号を付し、その説明を省略する。
外壁パネル2は、図示しない壁部鉄骨に固定された胴縁8にビス14で所要箇所、例えば左右各4箇所を止められて固定されている。前記外壁パネル2同士の間には目地11が形成され、該目地11にシール材15が充填されている。
前記外壁パネル2を止める上下の前記ビス14,14間、隣接した前記外壁パネル2,2間の前記目地11部分に内側からドリル16で前記胴縁8に孔を明ける(図2参照)。又、孔は前記ビス14と後述する固定部材22と干渉しない位置とする。
孔を明ける際、足場には鉄骨、或は立体駐車装置1内の図示しない車箱を利用する。
前記ドリル16で明けた孔に、棒状の固定部材22を貫通させる(図3参照)。該固定部材22は、第1の実施の形態に於いてはボルト17、ピン18、前記係止片19、ナット21から成り、スリットが刻設され2股になった前記ボルト17の先端部に、前記ピン18を介して前記係止片19が回転自在に設けられたものである。又、該係止片19は偏心して設けられている。
前記固定部材22を、前記ピン18を越えて前記係止片19の端部が屋外に完全に突出するまで挿入する。前記係止片19が自重で回転し、前記ボルト17に対して屈曲する迄該ボルト17を回転させ、挿入した前記固定部材22をT字状にする。
T字状になった該固定部材22を、隣接する前記外壁パネル2,2に掛渡して引掛ける。
前記ボルト17に内側から前記ナット21を螺合し、締めて前記胴縁8に固定する。前記外壁パネル2のひび割れた部分、或は浮上がった部分等の不安定部分が前記固定部材22により前記胴縁8に固定され、最後に引掛けた前記固定部材22と孔の隙間に前記シール材15を充填させ、防水処理を施す。
前記固定部材22による固定作業、防水処理を行う為の足場には、立体駐車装置1内の鉄骨、或は図示しない車箱が使用できる為、屋外に足場を組む、或はゴンドラを設置する必要がなく短期間で、又低コストでの実施が可能であり、容易な作業であるので作業性、安全性も向上する。
図4は本発明の第2の実施の形態を示している。
図4は、一方の端部から中心部にかけて長孔23を穿設した係止片(以下、孔明き係止片24と称す)が、ボルト17の先端部にピン18を介して、該ピン18が前記長孔23の端部にある時に回転可能である様に設けられ、又、前記長孔23分だけスライド可能に設けられ、第2の実施の形態に於ける固定部材22を構成している。
第1の実施の形態と同様に、ドリル16で明けた孔に前記固定部材22を挿入し、該固定部材22を回転する。前記ピン18の軸心が、水平又は略水平となることで、前記ピン18を介して前記孔明き係止片24が自重で回転する。回転後の状態はL字状となる。
上記の状況では、前記ピン18が前記孔明き係止片24の前記長孔23の一端部にある為、内側から、少なくとも前記長孔23の端部が中心部よりも上になる迄回転させることにより、前記孔明き係止片24が自重で孔の他端迄スライドし、第1の実施の形態と同様に前記固定部材22がT字状になる。
前記ボルト17にナット21を螺着して締込み、前記外壁パネル2を前記胴縁7に固定する。
第2の実施の形態に於いても、足場には立体駐車装置1内の鉄骨、或は図示しない車箱を足場にする為、立体駐車装置の屋外に足場を組む、或はゴンドラを設置する必要がないので、短期間で又低コストでの実施が可能であり、容易な作業であるので作業性、安全性も向上する。
本発明の第1の実施の形態の要部拡大断面図である。 第1の実施の形態の作業手順を示す要部拡大断面図である。 第1の実施の形態の作業手順を示す要部拡大断面図である。 本発明の第2の実施の形態の要部拡大断面図である。 本発明が実施される立体駐車装置の斜視図である。 立体駐車装置の側部断面図である。 従来例を示す要部拡大正面図である。 図7のA−A矢視図である。
符号の説明
1 立体駐車装置
2 外壁パネル
8 胴縁
11 目地
14 ビス
15 シール材
17 ボルト
18 ピン
19 係止片
21 ナット
22 固定部材
23 長孔
24 孔明き係止片

Claims (4)

  1. 外壁が、鉄骨に取付けられた胴縁と、該胴縁に外側からビスで止められた外壁パネルと、該外壁パネル間の目地に充填されたシール材を具備し、前記胴縁の内側から、前記目地部分に棒状の固定部材を貫通し、該固定部材により前記外壁パネルを前記胴縁に固定し、前記固定部材は先端部に屈曲可能な係止部を有し、該係止部が前記外壁パネルを貫通することで屈曲して、隣接する外壁パネル間に掛渡り、前記固定部材の基端部にナットを螺着して前記胴縁に固定したことを特徴とする外壁補強構造。
  2. 前記固定部材は前記係止部が回転自在となっており、前記先端部は、屋外に出た時に自重でT字状になる様偏心して支持されている請求項1の外壁補強構造。
  3. 前記係止部に長手方向に延びる長孔を穿設し、ピンが一端部にある時に回転可能とし、自重でL字状になった前記固定部材を回転し、自重で前記ピンを前記長孔の中心部迄スライドさせることによってT字状とした請求項1の外壁補強構造。
  4. 前記固定部材貫通箇所の隙間に、屋内側から前記シール材を充填した請求項1の外壁補強構造。
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