JP2008095463A - 建築用鉛直調整器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明の目的は、床面に根太を使用しない新工法建築物の枠組みの鉛直調整が可能な建築用鉛直調整器を提供することである。
【解決手段】 伸縮自在とした角柱状の二重筺体で構成される本体の一端に、V字金具を本体軸に対し回転のみが自在な状態で装着し、本体所定の位置で二重筺体の伸縮位置を固定可能なストッパ機構を設け、上記V字金具側と反対の端面に設けられた螺子穴に係合させた螺子棒の先端へ、裏面に複数箇所のスパイクを有するプレートを回動自在な状態で装着させた構成とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は主に木造住宅の建築に際して柱の鉛直を調整する器具に関するものである。
一般的な木造住宅の在来工法においては、基礎上に根太を横敷し、その上に柱を立て、柱上部間に梁を架設するなどして家屋の骨組みを形成した後に屋根や壁面を形成していくが、その際柱や梁が極力鉛直並びに水平であることが望ましい。
しかし実際には単にホゾの組込みで連結した柱や梁が必ずしも鉛直水平とは限らないので、これらを組み立てた状態で柱の鉛直を調整し、鉛直状態となったところで筋交いを取り付けて鉛直状態を保たせながら建て込みを行う必要がある。
前記の調整作業は、一般に対角位置にある梁と根太間にワイヤーロープを掛け回し、ロープを手動の締め付け具で引っ張り、柱の傾斜を調整している。
ただし上記方法はワイヤーロープの掛け回し作業に手間がかかるため、効率的な手段とは言いがたいものである。
そこで提案されているのが、例えば実登3000742号公報で提案される建築用鉛直調整器である。
上記建築用鉛直調整器では、図6に示すように伸縮自在とした角柱状の二重筺体で構成される本体1aの両端にV字金具2を有しており、一方は本体軸に対し回転のみが自在な状態で保持されており、別の一方は螺子棒5と連結された状態で本体側の螺子穴4に係合されている。また所定の位置で二重筺体の伸縮位置を固定可能なストッパ機構3が装備されている。
作業者はまず、固定側のV字金具2を梁13に掛けた際に、対角となる位置の根太24に螺子棒5取り付け側のV字金具2aがおおよそ掛けられる位置まで二重筺体部を伸ばし、ストッパ機構3により本体1aをロックする。その後本体1aを回転させることにより、螺子棒5と螺子穴4が係合して全長を徐々に伸ばすことが出来る。このとき両端のV字金具2が各々梁13と根太24を押し出すことになるため、これを利用して隣接する柱の傾斜調整を行えるものである。上記建築用鉛直調整器が、在来のワイヤーロープを用いた方法に対し優れる点は、傾斜調整工程に際し、特に面倒なセット作業を必要としないところである。
更に上記建築用鉛直調整器では、梁や根太など角部箇所以外にも、梁の接合部や床と壁の境目等、コーナー形状部に対しても当てがえるよう、V字金具の代わりとしてW型金具、またV字金具に装着が可能な逆方向V字のアタッチメント等を提案している。
ところが最近では上述した在来工法に替わる新工法が多く見られるようになってきた。
例えば図7に示した工法では、在来工法で床板の支えとして用いてきた根太を使用しておらず、コンクリート等の基礎土台25上に直接床材を張り付けている。このような構造の建築物に対しては、上記建築用鉛直調整器では上方の梁13を保持することが出来ても下方の床材側を保持する術がなく、調整作業を行うことができない。
無論、前述したワイヤーロープを用いる方法でも、根太が無い以上、下方に掛ける場所が無く、やはり調整作業を行うことができない。
そのためこのような場合では、作業者は根太の代わりに付近の柱へ前記ワイヤーロープを締結して矯正を行なうことが多いが、これでは正しい方向に矯正力を作用させることが困難であるため、ワイヤーロープを締結した柱が回転したり歪んだりして、思わぬ悪影響が出ることも少なくないのが現状である。
実登3000742号公報
上記した建築用鉛直調整器では床部に根太を用いない方式の建築物に対しては、下方のV字金具を掛ける場所が無いため使用することが出来ない。
本発明の目的は、上記問題点を解決し、上記方式による建築物に対しても使用が可能な建築用鉛直調整器を提供することである。
上記目的は、建築用鉛直調整器本体の少なくとも一端側に、回動可能な滑り止め加工付きプレートを設けることにより達成される。
本発明によれば、新旧問わず幅広い工法の建築物に対しての鉛直調整が可能となるため、より精度が高く安全な建築物を居住者に提供することが可能となる。
本発明による建築用鉛直調整器は、前述した実登3000742号公報で提案される建築用鉛直調整器同様、図1に示すように伸縮自在とした角柱状の二重筺体で構成される本体1の一端に、V字金具2が本体軸に対し回転のみが自在な状態で保持されており、所定の位置で二重筺体の伸縮位置を固定可能なストッパ機構3が装備されている。本発明による建築用鉛直調整器では上記V字金具2の反対側の端面に設けられた螺子穴4に対し螺子棒5が係合され、螺子棒5の先端には軸方向に対し平行である2面の平面部6と、該平面部6を垂直に貫通する取付け穴が設けてある。一方でプレート7にはこの平面部6を、ほぼがたつきが無い状態で挟持する支持板8が2枚立っており、各々を貫通する同軸の挿通穴が設けられている。
プレート7は、支持板8が螺子棒5の平面部6を挟持した状態で、スプリングピン9をプレート7の挿通穴および螺子棒5の取付け穴に貫通させることにより係止されている。スプリングピン9は、プレート7の取付け穴に対しては挿通、螺子棒5の取付け穴に対しては圧入の状態で組み込まれているため、プレート7は螺子棒5に対し回動自在な状態で固定されている。
プレート7の底面10には、図2に示すようにスパイク11が複数箇所に設けられている。またスパイク11はその一側面12がプレート底面10に対し略垂直となっている。
本発明による建築用鉛直調整器を使用する場合には、まず一端にあるV字金具2を上方の梁13に掛け、ストッパ機構3を利用して本体長さを適切な長さに調整し、プレート7を下方の床材14に突き当てる。プレート7は裏面のスパイク11の働きにより滑り等起こすことなく、その場に仮留めされる。
プレート7は、図2に示すようにスパイク11の垂直面12を荷重15に対し逆らう方向に床材14にあてがうことにより、より強固に滑り止めとしての役割を果たすことが可能である。
またプレート7は上下非対称形であるので、作業者は底面10を確認せずとも、スパイク11の方向を間違うことなくプレート7をセットすることが可能である。
別の方法としてプレート7上にロゴマーク16等の刻印を上下いずれかの位置に配しておけば、作業者はロゴマーク16が正しく見える方向でプレート7をセットすれば良いので、より容易に迷わずセットすることが可能である。
上述したように、本発明による建築用鉛直調整器では、全長調整範囲内であれば基本的にどの角度でもプレート7をセットすることができる。
しかしながらこのセット角度17があまりに大きければ梁13を持ち上げてしまうことになり、逆にあまりに小さければプレート7に対し床材14方向への分力がほとんど作用しなくなるため、スパイク11が床材14からはずれてしまう恐れがある。
そこで本発明による建築用鉛直調整器では、本体の一部に図1に示すように透明材質から成るケース18で覆われた取付角度表示器19が装着されており、ケース18内部には角度目盛20が設けてある。
作業者は、取付角度表示器19内の指針21が指す角度を見ながらセット作業を行えば、状況に応じた適切な角度で建築用鉛直調整器をセットすることが可能となる。また図3に示すように、角度目盛20にあらかじめ適正セット角度範囲にマーキング22を施しておけば、作業者はこのマーキング22範囲内に指針21が納まるように本体1の長さを調整することにより、より効率良くセット作業を行なうことができる。
上述したセット作業を終了後、本体1を回転させれば、螺子棒5と螺子穴4が勘合し、螺子棒5が本体1より伸び出してくる。その際、下方にあるプレート7は、仮留めされたスパイク11が徐々に床材14に食い込んで固定されていくため、結果として上方で掛けられたV字金具2が梁13を押し出すこととなり、作業者はこれを利用して新工法型建築物の鉛直調整が可能となる仕組みである。
鉛直調整が完了したら、作業者はその状態のままで図4に示すように、適切な位置に筋交い23を取り付け、その後建築用鉛直調整器を取り外せばよい。
建築用鉛直調整器の取り外しは、本体1をセット時と逆方向に回転し、螺子棒5を本体1内へ引き込む方向へと移動させ、上方で梁13に掛けられたV字金具2および下方で床材14に食い込んでいるプレート7への荷重15を緩めれば容易に行うことが出来る。
上述した建築用鉛直調整器では、下方側にのみプレート7を設ける構成としたが、これは図5に示すように、両端にプレート7を設ける方式としても良い。何故なら新工法型建築物の中には、天井側の梁も無い場合があるからである。
また作業者が本発明による建築用鉛直調整器を前述した在来工法型建築物に使用する場合には、下端のプレート付螺子棒を取り外し、替わりに従来型のV字金具付螺子棒を装着すればよい。
更に本発明による建築用鉛直調整器では、前述した実登3000742号公報で提案されているW型金具、またV字金具に装着が可能な逆方向V字型金具等を同様に使用することが可能であるため、上方が梁など角部の箇所以外にも、梁の接合部等、コーナー形状部に対しても当てがえることが出来る。
本発明建築用鉛直調整器の一実施形態を示す斜視図および一部拡大図。 図1に示す建築用鉛直調整器の一部側面図 図1に示す建築用鉛直調整器の一部側面図。 図1に示す建築用鉛直調整器の一動作状態を示す斜視図。 図1に示す建築用鉛直調整器の別実施形態の一例を示す斜視図。 従来型建築用鉛直調整器の一実施形態を示す斜視図および一部拡大図。 建築様式の一例を示す斜視図。
符号の説明
1は本体、2はV字金具、3はストッパ機構、5は螺子棒、7はプレート、11はスパイク、13は梁、14は床材、16はロゴマーク、17はセット角度、19は取付角度表示器、23は筋交い、24は根太である。

Claims (9)

  1. 伸縮調整機構を有する棒型の建築用鉛直調整器において、その少なくとも一端側に、裏面へ滑り止め加工を施したプレートを回動自在に装着したことを特徴とする建築用鉛直調整器。
  2. 上記建築用鉛直調整器本体の一部に、角度指示器を設けたことを特徴とする請求項1記載の建築用鉛直調整器。
  3. 上記角度指示器の角度目盛の範囲の一部にマーキングを施したことを特徴とする請求項1、2記載の建築用鉛直調整器。
  4. 上記プレートの滑り止め加工手段は、プレート裏面に設けたスパイクであることを特徴とする請求項1記載の建築用鉛直調整器。
  5. 上記スパイクの一側面が、上記プレート底面に対し略垂直であることを特徴とする請求項1、4記載の建築用鉛直調整器。
  6. 上記プレートが上下非対称形であることを特徴とする請求項1、4、5記載の建築用鉛直調整器。
  7. 上記プレート上に刻印を施したことを特徴とする請求項1、4、5記載の建築用鉛直調整器。
  8. 上記プレートが螺子部を有するシャフトへ回動自在に取り付けられ、該シャフトが上記建築用鉛直調整器本体の少なくとも一端側に設けられた螺子穴へと係合されていることを特徴とする請求項1記載の建築用鉛直調整器。
  9. 上記建築用鉛直調整器本体が少なくとも二重以上の筺体により構成され、かつこれらが所定の長さにて固定可能なストッパ機構を有することを特徴とする請求項1、8記載の建築用鉛直調整器。
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