JP2008007997A - 木造建築物の仕口構造及び仕口金具 - Google Patents

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Abstract

【課題】 木材における仕口金具の固定位置において当該木材自体の強度を損なう事無く、相連結する複数の木材に装着された金具が連携し、当該仕口部分での耐力が効率よく得られる構造を持った作業性の良い木造建築物の仕口構造の提供。
【解決手段】 木造建築物を構成する一の木材を貫通し側方から突出したボルト2の端部に螺合され、且つその側周面に単一又は複数の溝3が全周に亘って一様に刻設されている連結ナット4と、他の木材に埋設固定されたホゾ金具5の背板9に設けられた逆U字状スリット6とを係合し、前記ホゾ金具5に支持された支承ピン7が、前記連結ナット4が備える前記溝3の凹部形状と単一方向又は複数方向において咬合する木造建築物の仕口構造。
【選択図】 図1

Description

木造建築物を構成する土台、柱、梁、又は筋交等の木材を金具により組み合わせる木造建築物の仕口構造、及びそれに用いる仕口金具に関する。
例えば、今日の木造軸組工法では、土台、柱、梁、或いは筋交が相互に接合する仕口部分での連結構造やそれに用いる金物が下記特許文献を例として種々紹介されている。
特開平9−287201号公報 2005−97913号公報 2003−247275号公報 特開平9−287221号公報 2005−48383号公報
しかしながら、上記従来の手法(例えば、上記特許文献1、特許文献4、及び特許文献5参照。)では、各連結構造を構成する金具が分散して存在することから仕口金具を保持する木材の個々の部分について物理的な耐力が要求されることとなる。
個々の仕口構造に用いられる金具にあっても、例えば、前記特許文献2に記載の接合装置は、ボルト首の下に直線的に縮径するテーパー部を設けて円錐台形状にしたり、同様にテーパー付き円錐台形状の筒状物を挟んで金物との間にピンを打ち込み接合するが、かかる構造では、ピンとボルト又はテーパー付きの筒状物とが点接触となり荷重等の応力が分散し難い他、ピンの姿勢を規制するテーパーが片側にのみ存在する構造から相連結される木材の相対的な歪みを緩和する作用を果たさないと言う欠点や、ボルトの頭部に装着する構成からその装着作業が煩雑であり、且つテーパーの位置調整が困難であると言う欠点がある。
例えば、前記特許文献3に記載の仕口構造は、パイプと梁受け金物とがボルトで連結されはするものの、各金具の柱や梁に対する取付作業や、柱と梁との連結作業施工を、手順を制限される事無く別個独立して行うことができず、柱と梁の双方への取付を一度に行うなど施行手順が規制され現場での作業極めて煩雑となる。
本発明は、上記実情に鑑みて為されたものであって、木材における仕口金具の固定位置において当該木材自体の強度を損なう事無く、相連結する複数の木材に装着された金具が連携し、当該仕口部分での耐力が効率よく得られる構造を持った作業性の良い木造建築物の仕口構造及び仕口金具の提供を目的とする。
上記課題を解決する為に為された本発明による木造建築物の仕口構造及び仕口金具は、十分な耐応力を備えた各仕口金具が当該金具の一部を以って相互に連結し、鉛直荷重や水平荷重(地震時)の各荷重に対して、在来工法では強度不足になりやすい仕口部分を、各木材に固定された複数の仕口金具同士で支持することを特徴とする。
具体的な木造建築物の仕口構造としては、木造建築物を構成する一の木材を貫通し側方から突出したボルトの端部に螺合され、且つその側周面に単一又は複数の溝が全周に亘って一様に刻設されている連結ナットと、他の木材にその全体又は一部が埋設固定されたホゾ金具の背板に設けられた逆U字状スリットとを係合し、前記ホゾ金具に支持された支承ピンが、前記連結ナットが備える前記溝の凹部形状と単一方向又は複数方向において咬合する木造建築物の仕口構造が挙げられる。
前記ホゾ金具は、金属板をコの字状に曲げ加工されてなり、前記木材の表面(小口面等)に露出する背板に前記連結ナットと係合する逆U字状スリットを備え、当該スリットと係合した状態にある前記連結ナットの溝と咬合する前記支承ピンの支承孔を前記ホゾ金具の両側板に相対向して備える仕口構造であっても良い。
一の端部に前記支承ピンが挿通する連結孔を備え、他の端部に筋交の端部に設けられた孔を貫通する締結フックを備えた筋交金具を備える木造建築物の仕口構造であっても良い。前記締結フックとしては、雄ネジが刻まれた係止部と、前記筋交の端部に設けられた孔に当該係止部とは反対側から嵌入されるキャップ部から構成され、当該キャップ部の内側に、前記係止部の雄ネジと螺合する雌ネジが刻まれているものが挙げられる。
前記筋交金具の他の態様としては、一枚の鋼板を曲げ成形してなり、前記締結フックは、前記他の端部を略直角に屈曲して設けた平坦な係止部と、前記筋交の端部に設けられた孔に当該係止部とは反対側から嵌入されるキャップ部から構成され、当該キャップ部には、前記孔への嵌入に伴って前記係止部が根元まで嵌る長孔が設けられているものが挙げられる。
上下に木材を連結する仕口構造としては、木造建築物を構成する一の木材に固定された外連結棒に、他の木材に固定された内連結棒を挿入し、両連結棒の重合部を構成する領域の側面に連結孔を相対向してそれぞれ備え、当該木材に固定された外連結棒、及び当該外連結棒に挿入した前記内連結棒の連結孔、並びに前記両木材のいずれか一方を貫通する連結ピンを挿通してなる木造建築物の仕口構造が挙げられる。木造建築物の基礎に定着された一の木材の下に敷かれる基板に、前記外連結棒又は内連結棒のいずれか一方を起立固定してなる仕口構造であっても良い。尚、各連結棒の木材への固定方法は、アンカーピンによるものでも良いし、接着剤によるものでも良いし、それらを併用したものでも良い。
同様に、木造建築物の基礎に定着される仕口構造としては、一の端部に前記支承ピンが挿通する連結孔を備え、他の端部に筋交の端部を貫通する締結フックを備えた筋交金具と、木造建築物の基礎に定着された木材の下に敷かれる基板、及び前記木材の小口面に露出する背板を備えたコの字状に曲げ加工されて当該基板上に起立した状態で当該木材に埋設される繋ぎ部を備え、前記基板は、前記木材を基礎側から貫通するアンカーボルトが通る基板孔を備え、前記背板から連なる両側板に、前記筋交金具の連結孔と共に前記支承ピンが連通する支承孔を相対向して備えるホゾ金具と、で構成される木造建築物の仕口構造が挙げられる。
複数の仕口構造が連結した物としては、前記連結棒を用いたいずれかの木造建築物の仕口構造に用いられる当該連結棒を固定する為のボルトを、前記ホゾ金具を用いたいずれかの木造建築物の仕口構造における一の木材を貫通し側方から突出したボルトとして用い、両仕口構造を組み合わせてなる木造建築物の仕口構造が挙げられる。
具体的な木造建築物の仕口金具としては、木造建築物を構成する一の木材を貫通し当該木材の側方から突出するボルトと、当該ボルトの端部に螺合され、且つその側周面に単一又は複数の溝が全周に亘って一様に刻設されている連結ナットと、他の木材にその全体又は一部が埋設固定され前記連結ナットと係合する逆U字状スリットをその背板に備えるホゾ金具と、前記ホゾ金具に支持され前記連結ナットが備える前記溝の凹部形状と単一方向又は複数方向において咬合する支承ピンを備える木造建築物の仕口金具が挙げられる。
前記ホゾ金具は、金属板をコの字状に曲げ加工されてなり、前記木材の表面(小口面等)に露出する背板に前記連結ナットと係合する逆U字状スリットを備え、当該スリットと係合した状態にある前記連結ナットの溝と咬合する前記支承ピンの支承孔を前記ホゾ金具の両側板に相対向して備える木造建築物の仕口金具であっても良い。
また、一の端部に前記支承ピンが挿通する連結孔を備え、他の端部に筋交の端部を貫通する締結フックを備えた筋交金具を備える木造建築物の仕口金具であっても良い。前記締結フックとしては、雄ネジが刻まれた係止部と、前記筋交の端部に設けられた孔に当該係止部とは反対側から嵌入されるキャップ部から構成され、当該キャップ部の内側に、前記係止部の雄ネジと螺合する雌ネジが刻まれているものが挙げられる。
上下に木材を連結する仕口金具としては、木造建築物を構成する一の木材に固定される外連結棒と、他の木材に固定され当該外連結棒に挿入される内連結棒と、前記外連結棒に前記内連結棒を挿入した際に両連結棒の重合部を構成する領域に相対向してそれぞれ備えられた連結孔、及び前記両木材のいずれか一方を貫通する連結ピンからなる木造建築物の仕口金具が挙げられる。
木造建築物の基礎に定着された一の木材の下に敷かれる基板を備え、当該基板に、前記外連結棒又は内連結棒のいずれか一方を起立固定してなる木造建築物の仕口金具として構成することもできる。
同様に、木造建築物の基礎に定着される仕口金具としては、一の端部に前記支承ピンが挿通する連結孔を備え、他の端部に筋交の端部を貫通する締結フックを備えた筋交金具と、木造建築物の基礎に定着された木材の下に敷かれる基板、及び前記木材の小口面に露出する背板を備えたコの字状に曲げ加工されて当該基板上に起立した状態で当該木材に埋設される繋ぎ部を備え、前記基板は前記木材を基礎側から貫通するアンカーボルトが通る基板孔を備え、前記背板から連なる両側板に前記筋交金具の連結孔と共に、前記支承ピンが連通する支承孔を相対向して備えるホゾ金具と、で構成される木造建築物の仕口金具が挙げられる。
複数の仕口構造が連結した物としては、前記連結棒を用いたいずれかの木造建築物の仕口構造に用いられる当該連結棒を固定する為のボルトを、前記ホゾ金具を用いたいずれかの木造建築物の仕口金具における一の木材を貫通し側方から突出したボルトとして用い、両仕口金具を組み合わせてなる木造建築物の仕口金具が挙げられる。
各仕口部分を構成し、且つそれに関る全ての木材を連結する金具の全てが、それら木材及び当該木材に埋設された金具に支承されたピンを介して連結されていることから、応力の流れが単純明快で高耐力の仕口を実現できる。
また、本発明による仕口金具は、複雑な成形作業を必要とせず、その殆どが、連結棒の切断、穴あけ、或いは折り曲げ加工のみによって形作られ、溶接などが出来限り回避できる事から製造コストを低く抑えつつ安定した強度を保証することが可能となる。
図1は、木造建築物の二階部分における、柱、梁、及び筋交等の木材を連結する仕口構造の一例を示したものである。
当該例は、梁1Aと柱1Cとの仕口構造、梁1Aと梁1Bとの仕口構造、及び梁1Bと筋交1Fとの仕口構造からなる三種類の仕口構造が、各仕口構造を構成する仕口金具に含まれたボルト、ピン、その他の金具を介して連結されている。尚、筋交1Fを連結する仕口構造を省いた構造も、例えば、以下に示す梁1Bと筋交1Fとの仕口構造の例を省く事で可能となる。
当該例における梁1Aと梁1Bとの仕口構造は、木造建築物を構成する一の梁1Aを貫通し側面から垂直に突出したボルト2の端部に螺合され、且つその側周面に一筋の溝3が全周に亘って一様に刻設されている連結ナット4と、他の梁1Bの小口面にその全体又は一部(図1に示す例では全部、図7に示す例では奥行きの約60%)が埋設固定されたホゾ金具5の端面に設けられた逆U字状スリット6とを係合し、前記他の梁1Bと前記ホゾ金具5とを連結する二本の支承ピン7,7が、前記連結ナット4が備える前記溝3の凹部形状と上下において咬合するものである(図1、図4、及び図7乃至図9参照)。
前記U字状スリット6の頂部が半円状に成形され、当該半円部分に連結ナット4の基部が密着して収まることによって垂直荷重が分散して伝達されることとなり、当該連結ナット4の頭部に工具が係る係止部を刻設すれば螺合の際の便宜となる。^
前記ホゾ金具5は、鉄板をコの字状に曲げ加工されてなり、前記木材たる梁1Bの小口面に露出する背板9に前記連結ナット4と係合する逆U字状スリット6を備え、当該スリット6と係合した状態にある前記連結ナット4の溝3と上下それぞれで咬合する二本の支承ピン7,7の支承孔8,8を前記ホゾ金具5の両側板10,10に相対向して備えている。
尚、当該例にあっては、梁1Aの上下二箇所の側面から各々垂直に突出したボルト2に螺合された二つの連結ナット4,4を保持すべく、上記支承孔8は側板10,10の背板9側(前記梁1Bの小口面側)の上下に二組備えられており、その各々に支承ピン7が挿通されている。更に梁1Bの中央部側にアンカーピン孔が複数備えられ、その各々にアンカーピン12が挿通されている。(図1、図4、並びに、図7及び図8参照)。
前記支承ピン7,7の側面と、前記連結ナット4が備える前記溝3の凹部形状とが、円弧状の線接触をすることで荷重等の応力が分散し易い他、前記溝3の凹部形状と密着する状態で上下において咬合するので、溝3に支承ピン7,7が倣う状態で位置関係が規制され、相連結される木材のせん断力、軸力、及び相対的な歪みを上下又は水平方向に緩和・補正する作用を果たすのに都合の良い構造を有している。
上記仕口構造においては、たとえ一の梁1Aと他の梁1Bとが、複数のボルト2及びそれに螺合された連結ナット4と支承ピン7とで連結されたとしても(例えば、図1にあっては二本のボルト2及びそれに螺合された連結ナット4と支承ピン7とで連結されている。)、力学的には、各金具の当該連結部を以って揺動する点でピン接合と等価な状態と見ることができる。地震等で相連結された木材間に歪みが生じたり、一方の木材に反りが生じたとしても、当該二つの支承ピン7と各々が咬合する溝3との関係で、前記支承ピン7が弾性的に湾曲・復帰といった作用が生じ、その結果、前記連結部での揺動として作用し、当該仕口部を構成する木材の破損を回避する事ができる。
前記連結ナット4の凹部形状は、前記支承ピン7の側面と密着する形状である限りにおいて、前記連結ナット4の軸方向に多少遊びを持った半円形状や多角形状であっても良い。前記遊びの存在によって、当該二つの支承ピン7と各々が咬合する溝3との関係で、前記支承ピンが弾性的に転び・復帰といった作用が生じる。
また、前記の如く支承ピン7の移動が溝3の凹部形状(円周状)に規制されているので、両木材が離隔する方向及び近接する方向の双方について位置関係が維持される。その結果、前記一の木材の小口面が、他の木材の表面に接する事無く両木材を連結することが可能となるので、相連結する木材の間(ホゾ金具5を埋設した小口面)にクリアランスをとれば(図7(D)参照)、地震等で相連結された木材間に歪みが生じ、或いは一方の木材に反りが生じたとしても、前記一の木材の小口面の縁を介して前記両木材に応力が加わる事も無く、それに伴って、前記一の木材の小口面の縁が損傷し、或いは前記他の木材の表面が損傷することも防止できる。
更に、当該構成によれば、仕口部を含む木材の連結構造についての線材置換による解析が可能となり、正確な強度計算に基づく設計が可能となる他、他の木材の表面と、前記一の木材の小口面との間にクリアランスをとれば、装着後に良好な物理的強度が得られることはもとより、従来と比較して着脱が容易であり、新築に限らず増改築においても便宜となる。
仮に、前記ボルト2に螺号された単数又は複数の連結ナット4を以って、支承ピン7が咬合する溝3が複数並設されている場合には、前記支承孔8を、左右或いは上下左右に並べて複数組設けることも可能であり、当該歪みの緩和効果をより高めることもできる。また、前記ボルト2に上記形状の連結ナット4を螺号するのみで、前記支承ピン7が咬合する溝3が当該ボルト2と一体化する構成を採用するものであるから、当該連結ナット4の装着作業の際にワッシャやスペーサーを介在させる等により、連結ナット4の位置調整等を以って溝3の位置調整が容易に行えると言う利点がある。
前記梁1Bの小口面側の最も上位(位置は、単数又は複数の筋交を連結する位置に応じて適宜定め得る。)に位置する支承ピン7には、筋交金具14が連結され、当該筋交金具14と前記ホゾ金具5を以って、梁1Bと筋交1Fとの仕口構造が構成される(図1、図2、及び図4参照)。その結果、当該梁1Bと筋交1Fとの仕口構造と、前記梁1Aと梁1Bとの仕口構造とが、前記連結ナット4が螺合された二本のボルト2と、前記ホゾ金具5に支承された二組の支承ピン7を介して木材1を何等介す事無く機械的に連結し、従来、筋交金具の固定にビス等を使用していた場合、例えば、筋交材のビス止め時の割れや強度不測、或いは施工のし難さ等の問題が解決することとなる(図1、図4、並びに、図7及び図8参照)。
当該筋交金具14は、一の端部に前記支承ピン7を挿通する連結孔11を備え、他の端部に筋交1Fの端部を貫通する締結フック13を備えたものである。前記締結フック13は、雄ネジが刻まれたボルト状の係止部15と、前記筋交1Fの端部に設けられた孔に当該係止部15とは反対側から嵌入されるキャップ部16から構成されている。尚、当該筋交金具14の中央部にターンバックル付きの丸鋼38(図6(B)参照)を介在し、長さの調整ができる様な構成も可能である(図示省略)。
当該キャップ部16は、その内側に、前記係止部15の雄ネジと螺合する雌ネジが刻まれ(ネジ部を有しない打ち込みタイプでも良い。(図6(A)参照))(図2参照)、当該キャップ部16は、現場で筋交1Fを取り付ける際に、前記筋交1Fの端部の孔に挿通された係止部15周囲の隙間を埋めて、当該筋交金具14と筋交1Fとを一体化する為のクサビ的な役割を果たす。用途に応じて、内面のネジ山の有無及び素材の選択は適宜変更可能である。
当該例においては、前記連結ナット4が螺合された上下のボルト2の各々が貫通した梁1Aの内部に、その上面側及び下面側から突出する円筒状のパイプが連結棒18として挿しいれられ、前記ボルト2の各々が、当該パイプ(以下、内パイプ18と記す。ムクの棒体でも良い。)を直交する形で貫通し、その結果当該梁1Aに差し入れられた内パイプ18が離脱不能固定される。その結果、当該内パイプ18を構成要素とする梁1Aと柱1Cとの仕口構造と、前記梁1Aと梁1Bとの仕口構造とが、前記連結ナット4が螺合された上下のボルト2の各々を介して木材1を何等介す事無く機械的に連結することとなる(図1参照)。
当該例における梁1Aと柱1Cとの仕口構造は、端面が柱1Cの小口面と面一もしくは当該柱1Cの小口面から突出しない様に、前記内パイプ18より径の大きい円筒状のパイプ(以下、外パイプ17と記す。)を連結棒17として埋設してアンカーピン12で固定し、当該パイプ17を外パイプ17として、当該外パイプ17に、前記梁1Aに差し入れて固定された内パイプ18を挿入し、両パイプ17,18の重合部を構成する領域の側面に、連結孔19を相対向してそれぞれ備え、前記柱1C並びに当該柱1Cに固定された外パイプ17、及び当該外パイプ17に挿入した前記内パイプ18の連結孔19(以下、柱等として記す。)を一連に貫通する連結ピン20を挿通してなるものである(図1、図4、及び図9参照)。
木材1(梁1A)の梁成に応じた適当な長さの内パイプ18が存在する場合には、図1の如く、当該木材1(梁1A)の上下に連結する柱を連結する内パイプ18の上下に、各々の柱1C,1Cを繋げる為の前記連結孔19を設けると共に、当該内パイプ18を貫通するボルト2に連結ナット4を螺合しても良い。
当該梁1Aと柱1Cとの仕口構造に含まれる内パイプ18を梁1Aに固定する為のボルト2を、前記梁1Aと梁1Bとの仕口構造における一の梁1Aを貫通し側方から突出したボルト2として用いれば、当該梁1Aと柱1Cとの仕口構造と前記梁1Aと梁1Bとの仕口構造とが木材1を何等介在する事無く機械的に連結されると共に、前記梁1Bと筋交1Fとの仕口構造が木材1を何等介す事無く機械的に連結することとなる(図1、図2、図4、及び図9参照)。
前記理由により、木材(当該例にあっては、梁1A,1B、及び柱1C。)が単純な軸と仮定でき、柱1Cの両端部に固定された外パイプと梁1Aに固定された内パイプは、柱の全長に比較して短い重合部と、当該重合部を貫通する連結ピン20のみで連結される。筋交1Fの両端にあっても、取り付けられた後記筋交金具14とホゾ金具5とを支承ピン7のみで連結される。この様に、全ての木材の両端部がピンで連結されることによって前記の如くピン接合と等価な状態にあり、木造建築の軸組構造を前記軸と、それらを連結するピンを以って、ほぼ完全にモデル化できることにより、線材置換による解析を用いた正確な強度計算に基く設計が可能となる。
かかる構成による当該梁1Aと柱1Cとの仕口構造に、一本の長尺なパイプを上下共有の内パイプ18として用いず、前記梁1Aの上下に分離した比較的短尺のパイプを各々上下個別の内パイプ18として用いることによって、梁1Aの梁成に応じて種々の長さの内パイプ18を準備することなく、一本の梁1Aの上下に柱1C,1Cを容易に連結することができる。
当該例においては、前記連結ナット4が螺合された上下のボルト2の各々が貫通した梁1Aの内部に、その上面側及び下面側から円筒状の内パイプ18,18が挿しいれられ、前記ボルト2の各々が、当該上下の内パイプ18,18を直交する形で貫通し、その結果当該梁1Aの上下に差し入れられた内パイプ18,18が離脱不能固定される。その結果、当該内パイプ18,18を構成要素とする梁1Aと柱1Cとの仕口構造と、前記梁1Aと梁1Bとの仕口構造とが、前記連結ナット4が螺合された上下のボルト2の各々を介して木材1を何等介す事無く機械的に連結することとなる(図5参照)。
尚、当該例においては、繋ぎ座金29によって前記梁1A及び内パイプ18,18を貫通する上下二本のボルト2が連結され、ここでも、当該二本のボルト2を介して上下二組の梁1Aと柱1Cとの仕口構造が木材1を何等介す事無く機械的に連結されている(図5参照)。前記繋ぎ座金29は、上下二本のボルト2を連結し、柱1Cの引抜力を伝える役割を果たす。
上記複数の仕口構造を連結して成る仕口構造は、木造部である柱、梁、又は筋交といった木材1への上記仕口構造に用いる仕口金具の取り付け、ボルト2やアンカーピン12等の挿通、及び連結ナット4の螺合を工場において行い、現場においては、仕口金具同士の連結を、連結ピン20、及び支承ピン7等の挿通、並びにその他備品の装着のみによって行う簡便な作業となるので、作業時間を大きく短縮することができる。また、工場での取付作業を終えた後も各種仕口金具の部品の突出等も少なく、運搬や現場での積み置きの際にも都合が良い。
以下、木造建築物の一階部分等に用いられる基礎に定着された土台1Dと柱1C、又は土台1Eと筋交1Fとの仕口構造の一例を示す。
図2及び図3に示す例は、木造建築物の基礎にアンカーボルト31で定着された土台1Dの下に敷かれる基板21に、前記内パイプ18(相方となるパイプに応じて外パイプ17でも良い。)を起立固定したパイプを用いる仕口構造である。
当該例における土台1Dと柱1Cとの仕口構造は、端面が柱1Cの小口面と面一もしくは当該柱1Cの小口面から突出しない様に円筒状のパイプを外パイプ17として埋設し、当該外パイプ17に、前記土台1Dに差し入れて固定された円筒状のパイプ18を内パイプ18として挿入し、両パイプ17,18の重合部を構成する領域の側面に、連結孔19を相対向してそれぞれ備え、前記柱1C並びに当該柱1Cに固定された外パイプ17、及び当該外パイプ17に挿入した前記内パイプ18の連結孔19を一連に貫通する連結ピン20を挿通してなる。
図3には、筋交金具14とホゾ金具5とで構成される木造建築物の一階部分の仕口構造が示され、図2には、筋交金具14と、前記仕口構造で用いたものとは異なる形態のホゾ金具28とで構成される木造建築物の仕口構造が示されている。
これら仕口構造の筋交金具14は、前記実施の形態と同様に、一の端部に前記支承ピン7が挿通する連結孔11を備え、他の端部に筋交1Fの端部を貫通する締結フック13を備えている(図2及び図3参照)。
また、前記ホゾ金具5は、先に説明した通りであり、基礎から延出し前記土台1Eを貫通したアンカーボルト22とそれに螺合するナットで当該ホゾ金具5の両側板10,10の上端が支持されている(図3参照)。
当該例では、先の例(図1参照)と同様に、木造建築物を構成する一の土台1Dを貫通し側面から垂直に突出したボルト2の端部に螺合され、且つその側周面に一筋の溝3が全周に亘って一様に刻設されている連結ナット4と、他の土台1Eの小口面に埋設されたホゾ金具5の端面に設けられた逆U字状スリット6とを係合し、前記他の土台1Eと前記ホゾ金具5とを連結する一本の支承ピン7が、前記連結ナット4が備える前記溝3の凹部形状と上下において咬合するものである(図3参照)。
当該例によれば、前記連結ピン20による両パイプ17,18の一体化により、柱1Cの引抜力を、当該内パイプ18の基板21を介して土台1Dに伝え、当該土台1Dを介してアンカーボルト31に伝えることとなる他、同引抜力及び筋交金具14を介した筋交1Fの引抜力が、前記ボルト2、支承ピン7,7、及びホゾ金具5と言った金具のみを介してアンカーボルト22,31に伝わることとなる。
図2の例に用いられる前記ホゾ金具28は、木造建築物の基礎にアンカーボルト22で定着された土台1Eの下に敷かれる基板23、及び前記土台1Eの小口面に露出する比較的幅の狭い背板24を備えたコの字状に曲げ加工されて当該基板23上に起立した状態で当該土台1Eに埋設される繋ぎ部30を備えている。
前記基板23は前記土台1Eを基礎側から貫通するアンカーボルト22が通る基板孔25を備え、前記背板24から連なる両側板26,26に、前記筋交金具14の連結孔11と共に前記支承ピン7が連通する支承孔27を相対向して備えている。更に、前記基板23は、土台1Eの小口面より突出し、土台1Dの基礎側に敷き入れられ、筋交1Fの引抜力を土台1D、アンカーボルト22,31に伝えることとなる(図2参照)。
施工の際には、予め、土台1Eに対し、ホゾ金具28を装填する空間を形成する座彫りを施すと共に、当該ホゾ金具28の支承孔27に連通する孔を設けて前記ホゾ金具28を土台1Eの小口面に装填し、現場において、当該ホゾ金具28の支承孔27及び、前記筋交金具14の連結孔11に、支承ピン7を挿通する。
当該例によれば、前記連結ピン20による両パイプ17,18の一体化により、柱1Cの引抜力を、当該内パイプ18の基板21を介して土台1Dに伝え、当該土台1Dを介してアンカーボルト31に伝えることとなる他、筋交金具14を介した筋交1Fの引抜力が、前記繋ぎ部30、支承ピン7、及び基板23と言った金具のみを介してアンカーボルト22,31に伝わることとなる。
以上は、複数の仕口構造が、それらに用いられる仕口金具を解して連結し得る例を示したものであるが、必要に応じて筋交1Fのみを増設する際には、別途筋交金具14(構造の例としては、先に記した通り。)の支えとなるアンカー33を木材1(梁1B)に、図6の如く埋設しても良い。
仕口金具としては、例えば、図6(A)の如く、木材1(以下、梁1Bと記す。)に埋設固定される繋ぎ部36と筋交金具14とからなるものが挙げられる。当該例における繋ぎ部36は、鉄板を鍵穴状に曲げ成形し、固定用のボルト35が相通する円筒部を設けると共に、その両側に、筋交金具14を支持する一対の側板を対照的に形成したものである。当該繋ぎ部36には支承ピン7が貫通する孔が対向して設けられ、当該孔が、当該繋ぎ部36を梁1Bに定着させ、且つ前記筋交金具14の連結孔11を貫通する支承ピン7を支持する為の支承孔37となる。
当該例における筋交金具14は、一の端部に前記支承ピン7を挿通する連結孔11を備え、他の端部に筋交1Fの端部を貫通する締結フック13を備えたものであって、一枚の鋼板を曲げ成形して得たものである。前記締結フック13は、前記他の端部を略直角に屈曲して設けた平坦な係止部15と、前記筋交1Fの端部に設けられた孔に当該係止部とは反対側から嵌入される円柱状のキャップ部16から構成されている。
当該キャップ部16には、前記孔への嵌入に伴って前記係止部が根元まで嵌る長孔が設けられている。当該長孔に前記係止部が根元に至るまで嵌ることにより、当該筋交金具の締結フック13の屈曲状態が規制され、筋交1Fを連結するに十分な保持強度が得られることとなる(図6(A)及び図10参照)。
また、例えば、図6(B)の如く、梁1Bに埋設固定されるアンカー33と筋交金具14とからなるものが挙げられる。当該例におけるアンカー33は、長手方向に沿って片側の縁が切欠した鞘状に形成され、当該アンカー33には、当該梁1Bに締結させる為のアンカーピン12が貫通するアンカーピン孔34と、前記筋交金具14の連結孔11を貫通する支承ピン7を支持する為の支承孔32が設けられている。
施工に際しては、当該筋交1Fの端部が接する位置に、筋交1Fの配設状態での長手方向に沿って穴をあけ、当該穴にアンカー33を埋設し、前記アンカーピン孔34に梁1Bもまとめてアンカーピン12を貫通させると共に、前記アンカー33に装着された筋交金具14の連結孔11とアンカー33の支承孔32を連通する様に、前記梁1Bもまとめて支承ピン7を貫通させる。
尚、パイプ、ボルト、或いはホゾ金具等を、柱、梁、土台、又は筋交等の木材1に埋設する際には、適宜座彫りを施し金具及びボルトを装着すれば良い。必要に応じて接着剤を併用しても良い。
本発明は、各木材の接合部に生じる荷重に対してより安全に対応でき、経済的で作業効率の良い仕口構造及びその金具の提供が可能となる。
本発明最大の特徴は、現場接合は、略鋼製接合金物同士の接合であり、木材部と鋼材部との接合作業の殆どは工場作業とすることができる。従って、木材部と鋼材部との接合を行うに際しては、接着剤のみでの接合や、接着剤と接合用金具との併用と言った工場作業でのみ行える多様な選択が可能となり高耐力で品質の安定した仕口構造が実現できる。
また、その取り付けられた際の態様において、他の部材に対する干渉が少ないコンパクトな金具であることから、建築現場への搬送に支障が少なく、倉庫等に金具付きでストックすることができる。
本発明による木造建築物の仕口構造の一例を示す組立図である。 本発明による木造建築物の仕口構造の一例を示す組立図である。 本発明による木造建築物の仕口構造の一例を示す組立図である。 本発明による木造建築物の仕口構造の一例を示す組立図(A)、並びに相咬合した連結ナット及び支承ピンの断面図(B)である。 本発明による木造建築物の仕口構造の一例を示す斜視図である。 本発明による木造建築物の仕口構造の一例を示す組立図である。 本発明による木造建築物の仕口構造の一例を示す正面図(A)、側面図(B)、及び平面図(C)(D)である。 本発明による木造建築物の仕口構造の一例を示す正面図(A)、筋交金具の側面図(B)、及び本発明による木造建築物の仕口構造の一例を示す平面図(C)、並びにキャップ部の平面図(D)、及び縦断面図(E)である。 本発明による木造建築物の仕口構造の一例を示す上面図、組立図、及び下面図(A)、並びに向きを変えての側方から見た組立図(B)である。 本発明による木造建築物の仕口構造の組み合わせ例を示す組立図である。
符号の説明
1 木材,1A 梁,1B 梁,1C 柱,1D 土台,1E 土台,1F 筋交,
2 ボルト,3 溝,4 連結ナット,
5 ホゾ金具,6 逆U字状スリット,7 支承ピン,8 支承孔,
9 背板,10 側板,11 連結孔,12 アンカーピン
13 締結フック,14 筋交金具,15 係止部,
16 キャップ部,17 外パイプ,18 内パイプ,19 連結孔,
20 連結ピン,21 基板,22 アンカーボルト,
23 基板,24 背板,25 基板孔,26 側板,27 支承孔,
28 ホゾ金具,29 繋ぎ座金,30 繋ぎ部,31 アンカーボルト,
32 支承孔,33 アンカー,34 アンカーピン孔,35 ボルト,
36 繋ぎ部,37 支承孔,38 丸鋼,39 基礎,40 孔,
41 クリアランス,

Claims (8)

  1. 木造建築物を構成する一の木材を貫通し側方から突出したボルト(2)の端部に螺合され、且つその側周面に単一又は複数の溝(3)が全周に亘って一様に刻設されている連結ナット(4)と、他の木材に埋設固定されたホゾ金具(5)の背板(9)に設けられた逆U字状スリット(6)とを係合し、前記ホゾ金具(5)に支持された支承ピン(7)が、前記連結ナット(4)が備える前記溝(3)の凹部形状と単一方向又は複数方向において咬合する木造建築物の仕口構造。
  2. 前記ホゾ金具(5)は、金属板をコの字状に曲げ加工されてなり、前記木材の表面に露出する背板(9)に前記連結ナット(4)と係合する逆U字状スリット(6)を備え、当該スリット(6)と係合した状態にある前記連結ナット(4)の溝(3)と咬合する前記支承ピン(7)の支承孔(8)を前記ホゾ金具(5)の両側板(10,10)に相対向して備える前記請求項1に記載の木造建築物の仕口構造。
  3. 一の端部に前記支承ピン(7)が挿通する連結孔(11)を備え、他の端部に筋交(1F)の端部に設けられた孔(40)を貫通する締結フック(13)を備えた筋交金具(14)を備える前記請求項1又は請求項2のいずれかに記載の木造建築物の仕口構造。
  4. 前記締結フック(13)は、雄ネジが刻まれた係止部(15)と、前記筋交(1F)の端部に設けられた孔(40)に当該係止部(15)とは反対側から嵌入されるキャップ部(16)から構成され、当該キャップ部(16)の内側に、前記係止部(15)の雄ネジと螺合する雌ネジが刻まれている前記請求項3に記載の木造建築物の仕口構造。
  5. 前記筋交金具(14)は、一枚の鋼板を曲げ成形してなり、前記締結フック(13)は、前記他の端部を略直角に屈曲して設けた平坦な係止部と、前記筋交(1F)の端部に設けられた孔(40)に当該係止部とは反対側から嵌入されるキャップ部(16)から構成され、当該キャップ部(16)には、前記孔(40)への嵌入に伴って前記係止部が根元まで嵌る長孔が設けられている前記請求項3に記載の木造建築物の仕口構造。
  6. 木造建築物を構成する一の木材に固定された外連結棒(17)に、他の木材に固定された内連結棒(18)を挿入し、両連結棒(17,18)の重合部を構成する領域の側面に連結孔(19)を相対向してそれぞれ備え、当該木材に固定された外連結棒(17)、及び当該外連結棒(17)に挿入した前記内連結棒(18)の連結孔(19)、並びに前記両木材のいずれか一方を貫通する連結ピン(20)を挿通してなる木造建築物の仕口構造。
  7. 木造建築物の基礎(39)上に定着された一の木材の下に敷かれる基板(21)に、前記外連結棒(17)又は内連結棒(18)のいずれか一方を起立固定してなる前記請求項6に記載の木造建築物の仕口構造。
  8. 前記請求項6又は請求項7のいずれかに記載の木造建築物の仕口構造に含まれる外連結棒(17)又は内連結棒(18)のいずれかを木材に固定する為のボルト(2)を、前記請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の木造建築物の仕口構造における一の木材を貫通し側方から突出したボルト(2)として用い、両仕口構造を組み合わせてなる木造建築物の仕口構造。

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