JPH0455504A - プレキャスト壁高欄の施工方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明はｌｉｉ＠などの両側に構築されるコンクリート
製の壁高欄の施工技術に関する。

〈従来の技術〉 第５図を基に壁高欄の施工方法について説明すると、折
本体ａの完了を待って、壁部ｂ、プレキャスト製の縁石
Ｃ１地覆８ｄの順序で部分的に施工し、最終的にＬ字形
の壁高欄を得ている。

図中ｅは縁石Ｃを固着するモルタル層、ｆ−ｈは壁高欄
を補強する鉄筋で、折本体ａの施工時に組み立てである
。

く本発明が解決しようとする問題点〉 前記した従来の現場打ちによる壁高欄の施工技術にはつ
ぎのような問題点がある。

〈イ〉　鉄筋ｆ−ｈは折本体ａの長手方向にｆｏａｍ〜
２０ｃｍピッチで設けられる。

そのため、鉄筋ｆ−ｈの差し筋作業に多大の時間と労力
を必要とする。

しかも、壁高欄の施工に長時間を要する場合は鉄筋ｆ−
ｈの腐食問題が発生する。

〈口〉　折本体ａに差し込まれた鉄筋ｆ−ｈの位置が不
正確な場合は、鉄筋を曲げる所謂台直しをしたり、コン
クリートのかぶりを十分に確保することが困難となる。

〈ハ〉　壁部ａの施工に際し、鉄筋ｇ、ｈが型枠の組立
および脱型作業の障害になるうえに、その施工管理が難
しい。

また、壁部ａの外型枠を取り扱うために、折本体ａ外側
に仮設足場ｉを設置しているが、安全管理面で多くの問
題がある。

〈二〉　長年経過すると地覆部ｄが収縮変形して壁部ａ
や縁石Ｃとの間に隙間を生じ易い。

この隙間の発生は浸水による鉄筋ｇ、ｈの腐食やコンク
リートの劣化を引き起こし、壁高欄の耐久性の低下を誘
発する。

〈本発明の目的〉 本発明は以上の問題点を解決するために成されたもので
、その目的とするところは安全性の向上と耐久性の増大
が図れ、しかも施工性に優れた、プレキャスト壁高欄の
施工方法を提供することにある。

〈問題点を解決するための手段〉 すなわち本発明はプレキャスト製の壁高欄を使用し、前
記壁高欄はその長手方向の複数箇所に剛性の函体を内蔵
して合成構造を構成すると共に、函体の底面の一部に高
さ調整用ボルトを螺着して壁高欄の高さ調整機能が付与
されており、前記壁高欄を据え付け面に壁高欄の高さ調
整を行って設置し、つぎに壁高欄の函体底面と据え付け
面間を締結材で固定し、函体底面と据え付け面間の間隙
部に固結材を充填して行う、プレキャスト壁高欄の施工
方法である。

く本発明の説明〉 以下、図面を参照しながら本発明について説明する。

〈イ〉壁高欄 第１図に本発明で使用するプレキャスト製の壁高１１！
１を示す。

断面り字形の壁高欄１は、その長手方向の両端またはそ
の途上に複数の箱抜部１１を有すると共に、各箱抜部１
１内には壁部１２と地覆部１３に跨がってＬ型フレーム
３が設置しである。

く口〉Ｌ型フレーム 第２図に折本体２上に壁高欄１を載置したときの横断面
を示し、第３図にＬ型フレーム３の平面図を示す。

Ｌ型フレーム３は、上口のみを開放した鋼製の函体から
なり、函体を構成するＬ字形の側面３１．３１の外面に
複数のジベル筋３２が突設してあり、さらに側面３１の
上部に壁部１２の水平鉄筋を貫通するための孔３３が開
設しである。

これにより壁高欄１とＬ型フレーム３の合成が図れる。

以上は、製作環境の良好な工場などで製作できる。

また、Ｌ型フレーム３は底面３４に高さ調整用の調整ボ
ルト４が複数貫通して螺着していて、調整ボルト４によ
り壁高欄１の前後および左右の高さ調節機能が付与しで
ある。

尚、３５は底面３４の複数箇所に開設した締結材５の挿
入用の孔であり、３６は注入孔である。

（作用〉 つぎに施工方法について説明する。

〈イ〉折本体の施工（第２図） 公知の施工方に従い、折本体２を施工する。

折本体２の施工に際し、壁高欄１の締結予定位置にアン
カーボルト５１を埋設しておく。

く口〉壁高欄の仮置き（第２図） 合成構造の壁高欄１を現場に運搬し、調整ボルト４を介
して折本体２上に仮置きする。

壁高欄１の仮置きに際し、壁高欄１の底面を折本体２上
面に密着させずに、両面間をわずかに離しておく。

つぎにＬ型フレーム３の底面を貫通させて締結材５を挿
入し、締結材５の下部をジヨイント具５２に螺着する。

くハ〉壁高欄の微調整（第２図） 調整ボルト４を操作して壁高欄１のレベルや傾倒を修正
する。

修正作業が完了したら、各締結材５に座金５３をセット
し、定着ナツト５４で仮締めする。

〈二〉空隙充填（第４図） 壁高欄１の下部周縁部と拓本体２との間をシールし、注
入孔３６から無収縮性モルタルなどの固結材６を充填す
る。

固結材６の硬化を待って、定着ナツト５４を本締めする
。

最後に壁高欄１の開口部、すなわちＬ型フレーム３内に
無収縮性モルタルなどの固結材７を充填して施工を完了
する。

尚、隣り合う壁高欄１．１間は、柔軟性を有するシール
材を用いてシールしておく。

〈その他の実施例〉 壁高欄１の形状はＬ字形に限定されるものではなく、例
えば断面逆丁字形であっても前記実施例と同様に同様に
施工できる。

〈本発明の効果〉 本発明は以上説明したようになるから次の効果が得られ
る。

〈イ〉　壁高欄と拓本体を連結する鉄筋の差し筋作業や
鉄筋の台直し作業を省略できるだけでなく、鉄筋の腐食
問題、コンクリートのかふり不足の問題、コンクリート
打ち継ぎ目からの浸水による耐久性の劣化の問題を一挙
に解決できる。

これにより、大幅な工期の短縮が図れる。

く口〉　単に壁高欄をプレキャスト製で構成するのでは
なく、Ｌ型フレームとの一体合成を図ったことにより、
現場打ちによる従来と比べて曲げに対する耐久性が向上
する。

〈ハ〉　壁高欄の高さ調整が容易である。

〈二〉　拓本体の外側の仮設足場やこの仮設足場での作
業を不要とし、作業の安全管理上有益である。

くホ〉　拓本体の施工と並行して壁高欄を連続して仮セ
ットし、桁完了後に壁高欄の全長にわたって高さ調整を
行うことが可能となり、急速施工に適している。

この効果は、壁高欄の全長が長くなるほど顕著にあられ
れる。

【図面の簡単な説明】

第１図：プレキャスト製の壁高欄の斜視図第２図：桁本
体上に壁高欄を載置したときの横断面図 第３図：第２図のｍ−■の断面図 第４図：壁高欄の施工完了時における拓本体の横断面図 第５図：従来技術の説明図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）プレキャスト製の壁高欄を使用し、 前記壁高欄はその長手方向の複数箇所に剛性の函体を内
   蔵して合成構造を構成すると共に、函体の底面の一部に
   高さ調整用ボルトを螺着して壁高欄の高さ調整機能が付
   与されており、前記壁高欄を据え付け面に壁高欄の高さ
   調整を行って設置し、 つぎに壁高欄の函体底面と据え付け面間を締結材で固定
   し、 函体底面と据え付け面間の間隙部に固結材を充填して行
   う、 プレキャスト壁高欄の施工方法。