JP2015039776A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】画像処理サブCPU202は処理負荷の高い画像処理を受け付けると、メカ制御サブCPU201に高速化を指示する。この指示を受けたメカ制御サブCPU201は、搬送中の記録シートを一時停止ポイントまで搬送したところで、シート搬送を一時停止して、クロック周波数を高速化する。そして、シート搬送を再開すると共に、画像処理サブCPU202に高速化の完了を通知する。メカ制御サブCPU201から高速化完了を通知されると、画像処理サブCPU202は高負荷の画像処理をする。
【選択図】図3
Description
このため、メカ制御を実行するCPU(以下、「メカ制御サブCPU」という。)と、画像処理を実行するCPU(以下、「画像処理サブCPU」という。)と、がクロック供給回路を共用している場合には、画像処理時にのみクロック周波数を高くし、画像処理を実行しないときにはクロック周波数を低く抑えるクロック切り換え制御が行われる。このようにすれば、画像処理の高速化とメカ制御の低消費電力化とを両立させることができる。
この場合において、前記一連の処理は、画像形成に供される記録シートを排紙位置まで搬送するシート搬送処理であって、当該一連の処理のそれぞれは、記録シートを各特定の位置まで搬送して、一旦停止させる処理であるとしても良く、前記特定の位置は、画像転写位置に記録シートを搬送するタイミングをとるためのタイミングローラーのニップに記録シートの先端が当接するときの記録シートの位置であるとしても良い。
また、前記負荷判定手段が処理負荷の高低を判定する判定基準として、第1の基準と、第1の基準よりも高い処理負荷を基準とする第2の基準とを有しており、前記負荷判定手段は、判定時のクロック周波数が第1のクロック周波数であるときには第1の基準を、判定時のクロック周波数が第2のクロック周波数であるときには第2の基準を、用いて処理負荷の高低を判断しても、クロック周波数の頻繁な変更を抑制することができるので、同様の効果を得ることができる。
<1>第1の実施の形態
まず、本発明の第1の実施の形態について説明する。本実施の形態に係る画像形成装置は、画像制御を実行するCPUとメカ制御を実行するCPUとがクロック供給回路を共用しており、記録シートを搬送している途中でクロック周波数を変更する際の動作に特徴を有している。
まず、本実施の形態に係る画像形成装置の構成について説明する。
本実施の形態に係る画像形成装置は、所謂タンデム方式のカラープリンター装置であって、LAN(Local Area Network)等のネットワークを介して他の装置(不図示)からプリントジョブを受け付けると、当該プリントジョブに従ってカラー画像を形成する。
画像形成装置1が備える制御部100は、他の装置から受け付けたプリントジョブに含まれる画像データをイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(K)各色の画像データに変換する。作像ユニット101Y〜101Kは何れも感光体ドラムと、感光体ドラムの外周面に沿って順に配設された帯電装置、露光装置、現像装置及びクリーニング装置を備えている。
これらのトナー像はそれぞれ1次転写ローラー102Y〜102Kに静電吸着され、中間転写ベルト103上で互いに重なり合ってカラーのトナー像となるように転写される(1次転写)。1次転写後に感光体ドラムの外周面上に残留するトナーはクリーニング装置が備えるクリーニングブレードによって掻き取られ、除電ランプによって露光除電される。
以降の処理は、プリントジョブが片面印刷と両面印刷との何れを指示するものであるかによって相異する。
一方、両面印刷の場合には、切替え爪115が破線で示される姿勢をとった状態で排紙前ローラー対116が記録シートSを搬送することによって、表面にトナー像を定着された記録シートSが排紙反転ローラー対120へ導かれる。すると、支点を中心として上下に揺動することができる切替え爪119は、記録シートSによって押し上げられて実線で示される姿勢をとる。
その後、排紙反転ローラー対120が逆回転すると、記録シートSは、破線で示される姿勢をとっている切替え爪119上を通過して、ADU(Automatic Duplex Unit)搬送ローラー対122〜125によって順次搬送され、タイミングローラー対112まで進む。その後、記録シートSは片面印刷の場合と同様に処理され、背面側にトナー像を定着されて、排紙トレイ118上に排出される。
複数枚の記録シートSを連続給紙して両面印刷を実行する場合には、記録シートSの表面への2次転写と、背面への2次転写とを交互に行う、シート交互通紙が実行される。
次に、制御部100の構成について説明する。
図2に示されるように、制御部100は、SoC200、ROM(Read Only Memory)210、RAM(Random Access Memory)211、HDD(Hard Disk Drive)212等を備えている。SoC200は内部バス213を介して、ROM210、RAM211及びHDD212に接続されており、メインCPU204、画像処理サブCPU202及びメカ制御サブCPU201が集積されている。
画像形成装置1の電源が投入されると、メインCPU204は、まず、ROM210からブートプログラムを読み出して起動し、次いで、画像処理サブCPU202とメカ制御サブCPU201とを起動する。そして、メインCPU204はHDD212からオペレーティングシステムやアプリケーションプログラムを読み出し、また、画像処理サブCPU210やメカ制御サブCPU201はROMから制御プログラムを読み出して、何れもRAM211を作業用記憶領域として、プログラムを実行する。
メカ制御サブCPU201は、片面印刷の場合には、記録シートが突き当たった状態で停止しているタイミングローラー対112のタイミングモーター221による回転駆動を開始する際に併せてクロック数の計数を開始する。そして、当該クロック数から、当該記録シートSが排紙完了ポイントに到達したと判断される場合には、排紙ローラー対117の回転を停止する。
その後、反転モーター224の逆回転を開始する際に併せて新たにクロック数の計数を開始し、当該クロック数から、当該記録シートSが再給紙口ポイント127に到達したと判断されると、再給紙モーター226を停止する。これによって、片面印刷を完了した記録シートSの裏面印刷のタイミングを待つ。
次に、制御部100の動作についてCPU毎に説明する。
メインCPU204は、印刷ジョブを受け付けると、その画像処理を画像処理サブCPU202に要求する。画像処理サブCPU202は、例えば、RAM211上に記憶された印刷ジョブデータを参照して画像処理を実行する。
図3は、画像処理の負荷が高いと判断される場合の制御を例示するシーケンス図である。図3に示されるように、画像形成装置1の電源投入後、メカ制御サブCPU201は直ちにクロック供給回路203のクロック周波数を低速化する初期設定を実行する。
Ch = Cl × Fh / Fl
だけ計数することによってシート搬送制御が実行される。なお、計数値Cl、Chの両方をあらかじめROM210に記憶させておいて、シート搬送制御に用いても良い。
画像処理サブCPU202が処理負荷の低い画像処理を受け付けた場合には、上と同様の手順に従ってクロック周波数を低速する。
まず、画像処理サブCPU202の動作について更に詳しく説明する。
図4に示されるように、画像処理サブCPU202は、画像形成装置1に電源が投入されると、初期状態として低速状態を記憶する(S401)。
その後、メインCPU204から画像処理の要求を受け付けると(S402:YES)、当該画像処理の処理負荷が高いか否かを判定する。この場合において、画像処理サブCPU202は、PDL(Page Description Language)によって記述された印刷ジョブデータを解析して、当該印刷ジョブデータに係る画像が文字のみからなっている場合には負荷が低いと判断し、写真など文字以外の画像が含まれている場合には負荷が高いと判断しても良い。また、他の方法や基準を用いて処理負荷の高低を判定しても良い。
当該画像処理は、具体的には、PDLで記述された印刷ジョブデータを参照してビットマップデータに展開する処理である。その後、画像処理を完了したら(S409:YES)、ステップS402に進んで上記の処理を繰り返す。
また、低負荷の画像処理については、クロック周波数を敢えて高速化しなくても、処理時間の増大によってユーザーの利便性が損なわれるおそれがないので、クロック供給回路203を低速化したままで低負荷処理を実行すれば、消費電力の抑制を図ることができる。
次に、メカ制御サブCPU201の動作について説明する。
図5に示されるように、メカ制御サブCPU201は、起動時(画像形成装置1の電源投入時)にクロック供給回路203を低速化する(S501)。これによって不必要な消費電力の増大を抑制することができる。
なお、画像出力許可は、TOD(Top of Document)とも呼ばれ、記録シートの搬送位置の垂直同期をとるための信号である。画像出力タイミングの出力を一時停止することによって、給紙カセット107からの記録シートの給紙が保留される。
すべての記録シートを一時停止ポイントまで搬送した後(S506:YES)、クロックを高速化して(S507)、画像処理サブCPU202に高速化完了を通知する(S508)。
ステップS508、S513の処理の後、記録シートを搬送中である場合には(S514:YES)、メカ制御サブCPU201は、記録シートの搬送を再開する(S515)。記録シートを搬送中でない場合や(S514:NO)、記録シートの搬送を再開した後、ステップS502に進んで上記の処理を繰り返す。
記録シートの搬送位置を制御する際には、上記の一時停止ポイントを出発してからの経過クロック数を計数することによって搬送距離が推定される。このため、記録シートの搬送中にクロック周波数を変更すると搬送距離を正しく推定することができなくなる。一方、本実施の形態のように、クロック周波数を変更する前に、搬送経路上のすべての記録シートを一時停止ポイントに一時停止させておき、クロック周波数を変更してから、記録シートの搬送を再開すれば、搬送距離を正しく推定することができる。
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。本実施の形態に係る画像形成装置は、上記第1の実施の形態に係る画像形成装置と概ね同様の構成を備える一方、画像安定化処理時におけるクロック周波数の制御に特徴を有している。このため、上記第1の実施の形態と共通する構成については説明を省き、専ら本実施の形態に特徴的な構成に着目して説明する。また、以下において、上記第1の実施の形態と共通する部材については同じ符号を用いている。
メカ制御サブCPU201は、画像処理サブCPU202からクロック周波数の高速化を指示された際に、例えば、画像安定化処理のうち光量安定化処理を実行中である場合には、光量安定化処理の完了後、次の階調安定化処理の開始前にクロック周波数を高速化する。高速化後、メカ制御サブCPU201は、画像処理サブCPU202に高速化完了を通知すると共に、残る階調安定化処理と色ずれ安定化処理を実行する。
また、メカ制御サブCPU201は、例えば、階調安定化処理の実行中に低速化を指示された場合には、階調安定化処理の完了後、色ずれ安定化処理の開始前にクロック周波数を低速化する。低速化完了後、メカ制御サブCPU201は画像処理サブCPU202に完了を通知すると共に、色ずれ安定化処理を実行する。
図7に示されるように、メカ制御サブCPU201は、本実施の形態においても上記第1の実施の形態とほぼ同様に動作するので、差異点について説明すると、まず、画像処理サブCPU202からクロック周波数の高速化を指示されると(S702:YES)、画像安定化処理を実行である場合には(S704:YES)、実行中の安定化サブ処理を継続して実行する。
画像処理サブCPU202からクロック周波数の低速化を指示された場合にも(S703:YES)、高速化の場合と同様の処理を実行した後(S708、S709)、クロック周波数を低速化して(S710)、その完了を画像処理サブCPU202に通知する。(S711)。
なお、画像安定化処理を実行する場合においても、シート搬送制御の場合と同様に、クロック周波数に合わせてクロック数の計数値を変更する等の調整を行うことは言うまでもない。
<3>第3の実施の形態
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。本実施の形態に係る画像形成装置は、上記第1、2の実施の形態に係る画像形成装置と概ね同様の構成を備える一方、クリーニング処理時におけるクロック周波数の制御に特徴を有している。このため、上記第1、2の実施の形態と共通する構成については説明を省き、専ら本実施の形態に特徴的な構成に着目して説明する。また、以下においても、上記第1の実施の形態と共通する部材については同じ符号を用いている。
これら完了通知を受けると、画像処理サブCPU202は画像処理を実行する。
図9に示されるように、メカ制御サブCPU201は、特徴的な動作として、画像処理サブCPU202からクロック周波数の変更を指示されると(S902:YES、S903:YES)、機内クリーニング処理を実行中である場合には(S904:YES、S908:YES)、実行中のクリーニングサブ処理を続行する。そして、その完了を待って(S905:YES、S909:YES)、さもなければ直ちに(S904:NO、S908:NO)、クロック周波数を高速化(S906)、または低速化し(S910)、その完了を画像処理サブCPU202に通知する(S907、S11)。
クリーニングブレードを用いてクリーニングを行う構成においては、クリーニングブレードを摩耗や破損から保護する潤滑剤として現像装置からトナーを供給する。潤滑剤(トナー)の供給量は、機内クリーニング処理中における感光体ドラムの回転量を制御することによって調整されており、この制御もまたクロック数を計数することによってなされる。この計数値は、言うまでもなく、クロック周波数の高低によって調整される。
<4>変形例
以上、本発明を実施の形態に基づいて説明してきたが、本発明が上述の実施の形態に限定されないのは勿論であり、以下のような変形例を実施することができる。
すなわち、図10に示されるように、画像処理サブCPU202からの変更指示に従ってクロック周波数を変更した後の一定期間(以下、「変更禁止期間」という。)だけ、メカ制御サブCPU201はクロック周波数の変更を禁止しても良い。
また、変更禁止期間の終了後に、画像処理サブCPU202から変更指示を受けると、メカ制御サブCPU201は、上記実施の形態において説明したように実行中のメカ制御を一旦停止してからクロック周波数を変更する。そして、クロック周波数の変更後、メカ制御を再開すると共に、クロック周波数の変更完了を画像処理サブCPU202に通知する。変更完了を通知された画像処理サブCPU202は画像処理を開始する。
このようにすれば、クロック周波数が頻繁に変更されるのを防止することができるので、メカ制御が頻繁に中断されることによる処理の遅延を防止することができる。
すなわち、画像処理サブCPU202がメカ制御サブCPU201にクロック周波の変更を指示する際の処理負荷の高低の判断基準を高速化時と低速化時とで異ならせても良い。具体的には、高速化を指示するための基準となる処理負荷を、低速化を指示するための基準となる処理負荷よりも高くすれば良い。図13は、処理負荷の判断基準とクロック周波数との関係のヒステリシス特性を示すグラフである。
図14は、本変形例に係る画像処理サブCPU202の動作を示すフローチャートである。図14に示されるように、画像処理サブCPU202は、メインCPU204から画像処理要求を受け付けると(S1402:YES)、現在、低速状態である場合は(S1403:YES)、処理負荷が閾値Thを超えるときのみ(S1404:YES)、メカ制御サブCPU201に高速化を指示する(S1405)。
このようにしても、クロック周波数が頻繁に変更されるのを防止することができるので、メカ制御が頻繁に中断されることによる処理の遅延を防止することができる。また、画像処理の処理負荷が特に小さい場合や大きい場合にはクロック周波数を変更するので、消費電力や画像処理時間の過度の増大を抑制することもできる。
(4)上記実施の形態においては、メカ制御サブCPU201がクロック供給回路203のクロック周波数を切り替える場合を例にとって説明したが、本発明がこれに限定されないのは言うまでもなく、これに代えて、画像処理サブCPU202がクロック周波数を切り替えても良い。
その後、画像処理サブCPU202は、高負荷の画像処理を受け付けると、まず、メカ制御サブCPU201に対して、現在実行中の制御の一時停止を指示する。指示を受けたメカ制御サブCPU201は、上記実施の形態において説明したように、現在実行中の制御を一時停止した後、停止完了を画像処理サブCPU202に通知する。
100…制御部
200…SoC
201…メカ制御サブCPU
202…画像処理サブCPU
203…クロック供給回路
<1>第1の実施の形態
まず、本発明の第1の実施の形態について説明する。本実施の形態に係る画像形成装置は、画像処理を実行するCPUとメカ制御を実行するCPUとがクロック供給回路を共用しており、記録シートを搬送している途中でクロック周波数を変更する際の動作に特徴を有している。
画像形成装置1の電源が投入されると、メインCPU204は、まず、ROM210からブートプログラムを読み出して起動し、次いで、画像処理サブCPU202とメカ制御サブCPU201とを起動する。そして、メインCPU204はHDD212からオペレーティングシステムやアプリケーションプログラムを読み出し、また、画像処理サブCPU202やメカ制御サブCPU201はROM210から制御プログラムを読み出して、何れもRAM211を作業用記憶領域として、プログラムを実行する。
その後、反転モーター225の逆回転を開始する際に併せて新たにクロック数の計数を開始し、当該クロック数から、当該記録シートSが再給紙口ポイント127に到達したと判断されると、再給紙モーター226を停止する。これによって、片面印刷を完了した記録シートSの背面印刷のタイミングを待つ。
画像処理サブCPU202が処理負荷の低い画像処理を受け付けた場合には、上と同様の手順に従ってクロック周波数を低速する。
当該画像処理は、具体的には、PDLで記述された印刷ジョブデータを参照してビットマップデータに展開する処理である。その後、画像処理を完了したら(S409:YES)、ステップS402に進んで上記の処理を繰り返す。
画像処理サブCPU202からクロック周波数の低速化を指示された場合にも(S703:YES)、高速化の場合と同様の処理を実行した後(S708、S709)、クロック周波数を低速化して(S710)、その完了を画像処理サブCPU202に通知する(S711)。
図9に示されるように、メカ制御サブCPU201は、特徴的な動作として、画像処理サブCPU202からクロック周波数の変更を指示されると(S902:YES、S903:YES)、機内クリーニング処理を実行中である場合には(S904:YES、S908:YES)、実行中のクリーニングサブ処理を続行する。そして、その完了を待って(S905:YES、S909:YES)、さもなければ直ちに(S904:NO、S908:NO)、クロック周波数を高速化(S906)、または低速化し(S910)、その完了を画像処理サブCPU202に通知する(S907、S911)。
このようにすれば、クロック周波数が頻繁に変更されるのを防止することができるので、メカ制御が頻繁に中断されることによる処理の遅延を防止することができる。
Claims (9)
- 第1のクロック周波数と、第1のクロック周波数よりも低い第2のクロック周波数と、を切り替えてクロック信号を供給するクロック供給回路と、
前記クロック供給回路から供給されたクロック信号に同期して動作し、画像データを処理する第1のCPUと、
前記クロック供給回路から供給されたクロック信号に同期して動作し、当該クロック信号に基づく計時処理を行って、前記画像データの処理以外の制御動作において実行される一連の処理における動作タイミングを決定する第2のCPUと、を1つの半導体チップ上に集積したSoCを有する画像形成装置であって、
前記第1のCPUが実行すべき画像データ処理の処理負荷の高低を判定する負荷判定手段と、
前記処理負荷が高いと判定されたときは前記第1のクロック周波数に、前記処理負荷が低いと判定されたときは前記第2のクロック周波数に切り替えるようにクロック供給回路を制御する制御手段と、を備え、
前記第2のCPUは、
前記計時処理において、クロック周波数の切り替えによって前記動作タイミングが変動しないように計時方法を切り替えると共に、
クロック周波数の切り替えに先立って、前記制御動作における一連の処理のうちの1つを完了し、当該切替え後に次の処理を開始する
ことを特徴とする画像形成装置。 - 前記一連の処理は、画像形成に供される記録シートを排紙位置まで搬送するシート搬送処理であって、
当該一連の処理のそれぞれは、記録シートを各特定の位置まで搬送して、一旦停止させる処理である
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記特定の位置は、画像転写位置に記録シートを搬送するタイミングをとるためのタイミングローラーのニップに記録シートの先端が当接するときの記録シートの位置である
ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。 - 画像形成に供する記録シートを収容するシート収容手段を備え、
前記シート搬送処理は、前記シート収容手段から記録シートを給紙する給紙処理を含み、
前記第2のCPUは、
クロック周波数の切替えに先立って新たな記録シートの給紙を保留し、
当該切替え後に給紙を開始する
ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。 - トナー像を作像する作像ユニットと、
前記作像ユニットが作像したトナー像が1次転写され、当該トナー像を記録シートへ2次転写する位置まで搬送する中間転写ベルトと、を備え、
前記一連の処理は、前記中間転写ベルト上の所定位置にトナーパッチを1次転写して行う画像安定化処理である
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記一連の処理は、
画像形成後に残留するトナーを清掃するクリーニング処理である
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記制御手段に対して、クロック周波数を切り替える制御をしてから所定の期間内、クロック周波数を切り替える制御を禁止する切替え禁止手段を備える
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記負荷判定手段が処理負荷の高低を判定する判定基準として、第1の基準と、第1の基準よりも高い処理負荷を基準とする第2の基準とを有しており、
前記負荷判定手段は、
判定時のクロック周波数が第1のクロック周波数であるときには第1の基準を、判定時のクロック周波数が第2のクロック周波数であるときには第2の基準を、用いて処理負荷の高低を判断する
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記第1のCPUは、前記クロック周波数の切替え後に画像データの処理を開始する
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
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