JP2013010601A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】両面印刷機能を備えた画像形成装置において、シートを反転させる反転モーターを増速制御する必要をなくしてコストアップを避けつつ、印刷処理の生産性の低下を防止する。
【解決手段】プロセス速度よりも増速してシートS1を転写位置29に向けて搬送し、先端の転写位置29突入前にプロセス速度に復帰されるレジストローラー対34と、レジストローラー対34と同期し増速される再給紙路ローラー対51〜54と、再給紙のシートS2を一旦停止位置P1で待機させ、レジストローラー対34がプロセス速度に復帰する時点より所定時間前に停止を解除し、シートS2をプロセス速度で搬送する反転ローラー対50とを備える。搬送方向最上流側の再給紙路ローラー対51がプロセス速度に復帰する以降に、再給紙路ローラー対51のニップ部にシートS2先端が到達するように、停止解除のための所定時間が設定される。
【選択図】図4

Description

本発明は、画像形成装置に関し、特に、両面印刷機能を有する画像形成装置の給紙を制御する技術に関する。
電子写真方式の画像形成装置においては、中間転写体などの像担持体に担持されたトナー像が、転写位置において転写紙などの記録シート(以下、単に「シート」という。)上に転写されて画像が形成される。
通常、給紙経路上の、転写位置より手前の位置には、レジストローラー対が設けられており、給紙トレイから給紙されたシートの先端が停止状態のレジストローラー対のニップ部に当接してループを形成することによりスキュー補正される。
その後、所定のタイミングでレジストローラー対の停止を解除してシートを一定のシステム速度(プロセス速度)で転写位置まで搬送することにより、シートの適正な位置に像担持体上のトナー像が転写されるようになっている。
ところが、このようにレジストローラー対でシート搬送を一旦停止させる構成では、先に送り出したシート後端と次のシート先端との間隔(シート間隔)が拡大し、そのために画像形成処理の全体の生産性(単位時間当たりの出力枚数)が低下することになる。
そこで、従来から、レジストローラー対の停止が解除されると、プロセス速度よりも速い速度でレジストローラー対からシートを送り出し、当該シートの先端が転写位置に突入する直前で、プロセス速度に戻すように給紙速度を制御する技術が提案されている(例えば、特許文献1、2、3:以下、このように転写位置前で給紙速度を一時的に増速させる制御を「増速制御」という。)。
これにより、連続して給紙されるシート間隔を短くすることができ、画像形成処理の生産性が向上する。
一方、近年ではシートの両面に画像形成する、いわゆる両面印刷機能を有する画像形成装置が広く普及している。
この両面印刷は、シートの第1面にトナー像を転写した後、定着部で溶融定着し、その後、反転ローラー対によりスイッチバックして再給紙路に導き、複数の搬送ローラー対(以下、「再給紙ローラー対」という。)を介してレジストローラー対まで搬送してスキュー補正した後、タイミングを取って再度転写位置まで搬送してその第2面にトナー像を転写することにより行われる。
特開2007−086726号公報 特開2003−246504号公報 特開2002−187644号公報
ところが、一般に再給紙路における複数の再給紙ローラー対は、コストダウンのため、同一の駆動源によりタイミングベルトなどを介して同時に駆動される構成になっているものが多い。
複数の再給紙ローラー対のうち給紙方向における下流にある一部の再給紙ローラー対は、レジストローラー対と同一のシートを挟持しているので、シートに不要な張力が付加されないようにレジストローラー対の増速制御に同期させて上記一部の再給紙ローラー対も増速制御しなければならない。
しかしながら、上述のように再給紙ローラー対の駆動源が同一であるため、反転ローラー対に最も近い再給紙ローラー対も増速制御されることになる。
一方、従来から、レジストローラー対の停止解除と共に、再給紙路内に収納されているシートや、反転路に収容され反転ローラー対の位置で停止しているシートなどの停止も解除して一斉に搬送するように制御されており、反転路に収納されているシートを再給紙路にスイッチバックして再給紙路に送り出すため、反転ローラー対も上記再給紙ローラー対群の増速に合わせて増速しなければならない。
反転ローラー対の駆動源を増速制御するためには、その制御回路の規模も大きくしなければならず、その分コストが嵩むという問題が生じる。
このような不都合を避けるため、増速制御が終了して一連の再給紙ローラー対の搬送速度がプロセス速度に復帰するのを待って、反転ローラー対によるシートの搬送を開始すれば、反転ローラー対を増速させる必要もなくコストアップを招来しないことになるが、これによれば、再給紙路における先行のシートと後続のシートとのシート間隔が開き過ぎてしまい、いくらレジストローラー対の回転を増速制御しても、その開きを補い切れずに生産性が劣化してしまうという問題が生じ、レジストローラー対を増速制御した意味がなくなる。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、コストアップを招くことなく、両面印刷時における生産性の低下を可及的に抑制することができる画像形成装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、本発明に係る画像形成装置は、レジストローラー対を介して転写位置に搬送されてきたシートの第1面にトナー像を転写した後、当該シートを複数の搬送ローラー対を含む再給紙手段により再度レジストローラー対に導き、転写位置にて第2面にトナー像を転写する画像形成装置であって、停止状態にあるレジストローラー対のニップ部に、シートの先端を当接させた後、所定のタイミングでレジストローラー対の停止を解除してプロセス速度よりも速い搬送速度でシートを転写位置に向けて搬送させ、当該シートの先端が転写位置に突入するまでにプロセス速度に復帰させる第1の駆動手段と、前記再給紙手段における複数の搬送ローラー対のうち、少なくともニップ部が、前記レジストローラー対のニップ部からシートの搬送方向長さと同じ搬送路長以内に位置する第1の搬送ローラー対を含む搬送ローラー群について、それらの搬送速度が、第1の駆動手段によるレジストローラー対の搬送速度の変化と同期して増速するように駆動する第2の駆動手段と、前記第2の駆動手段により駆動される搬送ローラー群よりもシート搬送方向上流側に位置して停止状態にある第2の搬送ローラー対について、前記レジストローラー対がプロセス速度に復帰する時点よりも所定時間前に停止を解除して、当該第2の搬送ローラー対に挟持されて待機しているシートをプロセス速度で前記搬送ローラー群に向けて搬送するように駆動する第3の駆動手段と、を備え、前記第2の駆動手段で駆動される搬送ローラー群のうちシート搬送方向最上流側に位置する第3の搬送ローラー対がプロセス速度に復帰した時点以降に、第2の搬送ローラー対で搬送されてきたシートの先端が、前記第3の搬送ローラー対のニップ部に到達するように、前記所定時間が設定されていることを特徴とする。
ここで、第2の駆動手段の駆動対象となっている「第1の搬送ローラー対を含む搬送ローラー群」には、当該搬送ローラー群に含まれる搬送ローラーが第1の搬送ローラー対だけの場合も含むものとする。
また、第3の駆動手段は、「第2の搬送ローラー対」のみでなく、当該第2の搬送ローラー対よりもシート搬送上流側に位置する他の搬送ローラー対を同時に駆動するものであっても構わない。
以上のような構成によれば、レジストローラー対の搬送速度がプロセス速度になる所定時間前に第2の搬送ローラー対によるシートの搬送を開始するため、再給紙路を搬送されるシートの間隔が必要以上に拡大することがなく、生産性の低下を可及的に抑制できる。しかも、レジストローラー対の駆動と同期して増速される複数の搬送ローラー対のうち、最上流側の第3の搬送ローラー対が、プロセス速度に復帰した時点以降に、第2の搬送ローラー対により搬送されてきたシートの先端が、第3の搬送ローラー対のニップ部に到達するように前記所定時間が設定されているので、第2の搬送ローラー対を増速制御せずプロセス速度のままで円滑な再給紙動作を実行できる。これにより第2の搬送ローラー対を駆動する第3の駆動手段における制御回路の規模を拡大する必要がなく、コストアップが生じない。
ここでの再給紙手段は、第1面にトナー像が転写されたシートをスイッチバックさせて反転させる反転ローラー対を含み、当該反転ローラー対が、第2の搬送ローラー対に該当する構成としてもよい。
第2の駆動手段は、当該第2の駆動手段で駆動される搬送ローラー群のうち、そのシート搬送方向最下流側の搬送ローラー対のニップ部をシート後端が抜けたときに、当該搬送ローラー群による搬送速度が駆動プロセス速度に復帰するように駆動するのが望ましい。
また、停止状態にある第2の搬送ローラー対に挟持されているシートの先端と、第3の搬送ローラー対のニップ部までの搬送路上の距離は、第2の搬送ローラー対の停止状態を解除してプロセス速度に到達するまでにシートが進む距離よりも長いのが望ましい。
本発明の第1の実施の形態に係るプリンターの全体の構成を示す概略図である。 上記プリンターの再給紙部およびその周辺を拡大して示す図である。 制御部の構成と、制御部による制御対象となる主構成要素との関係を示すブロック図である。 搬送路と再給紙路からなる循環路に、2枚のシートを収納して再給紙させる場合の再給紙制御を説明するための模式図である。 再給紙制御における各モーターの駆動タイミングを示すタイムチャートである。 制御部で実行される再給紙制御におけるレジストモーターおよび再給紙モーターの増速駆動制御を示すフローチャートである。 制御部で実行される再給紙制御における反転モーターの駆動制御を示すフローチャートである。 第2の実施の形態における循環路にシート長の大きな2枚のシートを収納する場合における再給紙制御を説明するための模式図である。 図8の再給紙制御における各モーターの駆動タイミングを示すタイムチャートである。 図8の再給紙制御におけるレジストモーターおよび再給紙モーターの増速駆動制御を示すフローチャートである。 循環路に3枚のシートが収納可能な構造における再給紙制御を説明するための模式図である。 図11の再給紙制御における各モーターの駆動タイミングを示すタイムチャートである。 図11の再給紙制御におけるレジストモーターおよび再給紙モーターCM2の増速駆動制御を示すフローチャートである。 図11の再給紙制御における再給紙モーターCM1の駆動制御を示すフローチャートである。 循環路内にシート長の短いシートが3枚収納可能な構造における再給紙制御を説明するための模式図である。 図15の再給紙制御における各モーターの駆動タイミングを示すタイムチャートである。 図15の再給紙制御におけるレジストモーターおよび再給紙モーターCM2の増速駆動制御を示すフローチャートである。 変形例に係る再給紙制御を説明するための模式図である。 変形例に係る再給紙制御を説明するための模式図である。 変形例に係る再給紙制御を説明するための模式図である。 変形例に係る再給紙制御を説明するための模式図である。 変形例に係る再給紙制御を説明するための模式図である。 変形例に係る再給紙制御を説明するための模式図である。
<第1の実施の形態>
以下、本発明に係るシート排出駆動装置および画像形成装置の実施の形態を、タンデム型カラーデジタルプリンター(以下、単に「プリンター」という。)を例にして説明する。
1.プリンターの全体構成
図1は、プリンター100の全体の構成を示す図である。
同図に示すように、プリンター100は、両面プリント機能を有し、作像部1と、中間転写部2と、給送部3と、定着部4と、再給紙部5と、制御部6などを備えており、ネットワーク、ここではLANに接続されて、外部の端末装置(不図示)からのプリントジョブの実行指示を受け付けると、その指示に基づいてプリントジョブを実行する。プリントジョブには、シートの一方の面に画像形成を行う片面印刷モードによるジョブ、シートの第1面と第2面のそれぞれに画像形成を行う両面印刷モードによるジョブが含まれる。
作像部1は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)およびブラック(K)の各色のそれぞれに対応する作像ユニット10Y,10M,10C,10Kを備える。
作像ユニット10Y〜10Kは、矢印Aで示す方向にシステム速度V1(シートの基準の搬送速度に相当)で回転駆動される感光体ドラム11Y〜11Kと、感光体ドラム11Y〜11Kの周囲に配された帯電部12Y〜12K、露光部13Y〜13K、現像部14Y〜14Kなどからなる。なお、ここでは作像ユニット10Kの感光体ドラム11Kが、他の感光体ドラム11Y〜11Cよりも径の大きなものが使用されている。
中間転写部2は、中間転写ベルト21と、中間転写ベルト21を張架する複数本のローラー対、ここでは駆動ローラー対22と、従動ローラー対23,24,25と、中間転写ベルト21を介して感光体ドラム11Y〜11Kと対向配置される一次転写ローラー対26Y,26M,26C,26Kなどからなる。転写ベルトモーター61からの回転駆動力により駆動ローラー対22が回転駆動されて、中間転写ベルト21が矢印Bで示す方向にシステム速度V1で周回走行される。また、中間転写部2には、二次転写位置29において中間転写ベルト21を介して駆動ローラー対22と対向配置される二次転写ローラー対28およびクリーナー27が含まれる。
給送部3は、シートSを収容する給紙カセット31と、給紙カセット31内のシートSを1枚ずつ繰り出す繰り出しローラー対32と、繰り出されたシートSを搬送する搬送ローラー対33a,33bと、二次転写位置29にシートSを送り出すタイミングをとるためのレジストローラー対34などを備えている。
定着部4は、筒状の定着ローラー41と、定着ローラー41を押圧して定着ローラー41表面との間に定着ニップNを確保する加圧ローラー42と、定着ローラー41に内挿されるヒータ43と、定着ローラー41の表面温度を検出する温度ローラー対(不図示)などを備え、温度ローラー対の温度検出結果に基づき、制御部6によりヒータ43への通電が制御されて、定着ローラー41の表面温度が定着温度、例えば180℃に維持される。定着ローラー41は、定着モーター62からの回転駆動力により同図の示す方向に回転駆動され、加圧ローラー42は、定着ローラー41に従動回転する。
定着ローラー41と加圧ローラー42によるシートSの搬送速度は、感光体ドラム11Y〜11Kの周速や中間転写ベルト21の周回速度などと同じ速度(プロセス速度)V1とされる。
再給紙部5は、反転ローラー対50、再給紙ローラー対51,52,53,54などを備える。以下では、反転ローラー対50より再給紙ローラー対51,52,53,54を経由してレジストローラー対34に到るまでの搬送路を、「再給紙路」という。
制御部6は、外部の端末装置から送信されて来る画像信号を受信して、これをY〜K色用のデジタル画像信号に変換し、作像部1、中間転写部2、給送部3、定着部4、再給紙部5等を制御して、片面印刷モードと両面印刷モードによる画像形成動作を実行させる。
2.片面印刷モードの場合の動作
片面モードの画像形成の場合には、作像ユニット10Y〜10Kごとに、矢印A方向に回転する感光体ドラム11Y〜11Kがクリーナー(不図示)により清掃された後、帯電部12Y〜12Kにより一様に帯電された感光体ドラム11Y〜11Kの表面が露光部13Y〜13Kより露光されることにより、画像データに基づく静電潜像が感光体ドラム11Y〜11Kの表面に形成される。
形成された静電潜像は、現像部14Y〜14Kによって現像剤としてのトナーにより現像されてトナー像として顕像化される。現像された各色トナー像は、一次転写ローラー対26Y〜26Kによる静電力の作用により、感光体ドラム11Y〜11Kから中間転写ベルト21上に一次転写される。この際、各色の作像動作は、そのトナー像が中間転写ベルト21上の同じ位置に重ね合わせて一次転写されるようにタイミングをずらして実行される。
中間転写ベルト21上に一次転写された各色トナー像は、矢印Bで示す方向に周回走行する中間転写ベルト21により二次転写位置29に移動する。
一方、中間転写ベルト21上の各色トナー像の移動に合わせて、当該トナー像がシートSの適正な位置に転写されるようなタイミング(画像同期タイミング)でレジストローラー対34を駆動させてシートSを給送するようにしており、給送されたシートSは、周回する中間転写ベルト21と二次転写ローラー対28の間に挟まれて搬送され、二次転写位置(画像書込位置)29において静電力により中間転写ベルト21上に多重転写されている各色トナー像が一括してシートSの第1面に二次転写される(書き込まれる。)。
二次転写位置29を通過したシートSは、定着部4に搬送され、定着ニップNを通過する際に、シートS上の各色トナー像が加熱、加圧されてシートSの第1面に定着される。
定着部4を通過したシートSは、搬送路39から分岐している排出路38と反転路55のうち、切替爪37により排出路38に導かれる。
排出路38に導かれたシートSは、排出路38上を矢印Dで示す方向に沿って排出ローラー対36(排出回転部材)に向かい、排出ローラー対36により同方向に搬送されて機外に排出される。排出されたシートSは、排出トレイ30に収容される。なお、二次転写後に中間転写ベルト21の表面に残った残留トナーは、クリーナー27による清掃される。
3.両面印刷モードの動作
両面印刷モードによる画像形成の場合について、図2を参照しながら説明する。
二次転写位置29を通過したシートSは、定着部4から切替爪37により反転路55に導かれる。反転路55に導かれたシートSは、矢印Eに示す方向に搬送され、反転ローラー対50(反転回転部材)に向かう。反転路55上において、反転ローラー対50までの間の位置には、反転爪57が設けられている。
反転爪57は、支点を中心に上下に揺動することにより、同図の実線で示す第1姿勢と破線で示す第2姿勢に切り替え可能に構成されている。反転路55上に、反転ローラー対50に向かうシートSが存在しないときには、反転爪57の自重で第1姿勢(図の実線の状態)になり、反転ローラー対50に向かうシートSが反転爪57を通過するときに、シートSの先端が反転爪57を押し上げることにより、反転爪57が第2姿勢(図の破線の状態)に切り替わり、シートSの後端が反転爪57を通過すると、反転爪57が自重により元の第1姿勢に戻るようになっている。
反転爪57を通過したシートSは、反転ローラー対50まで搬送される。
この時点では、反転ローラー対50は、同図の実線で示す方向に回転しており、シートSは、反転ローラー対50により、さらに矢印Eで示す方向に搬送される。
シートSの搬送方向先端(シート先端)が反転ローラー対50を通過した後、シートSの搬送方向後端(シートの後端)が反転ローラー対50を通過する直前のタイミングで反転ローラー対50が逆転駆動される。この反転ローラー対50の逆転駆動により、シートSが反転して矢印Fで示す方向に搬送される(スイッチバック)。このとき、反転爪57が第1姿勢(実線)に戻っているので、スイッチバックされた後のシートSの先端は、反転爪57の上側を案内されて、再給紙路56に導かれる。
再給紙路56に導かれたシートSは、再給紙ローラー対51〜54により矢印Gで示す方向に搬送され、再び搬送路39に戻され、レジストローラー対34を介して、再度、二次転写位置29まで搬送される。この搬送動作によるシートSの二次転写位置29への移動タイミングに合わせて、作像部1と中間転写部2において第2面に対する各色トナー像の作像動作が行われており、中間転写ベルト21上に重ね合わされた各色トナー像が二次転写位置29において一括してシートSの第2面に二次転写される。
二次転写位置29において第2面に各色トナー像が二次転写されたシートSは、定着部4に搬送され、定着部4においてその各色トナー像がシートSの第2面に定着される。定着部4を通過したシートSは、切替爪37により排出路38に導かれ、排出路38において排出ローラー対36により搬送されて機外に排出される。
複数枚のシートを連続給紙して両面モードを実行するジョブの場合には、上記のシート交互通紙が実行される。
シートSの搬送路39には、レジストローラー対34よりもシート搬送方向の上流側近傍の位置にシート検出センサー8aが設けられ、定着ニップNよりもシート搬送方向の下流側近傍の位置にシート検出センサー8bが設けられている(以下、本明細書において、単に「上流」、「下流」と記載した場合には、当該給紙路におけるシート搬送方向に関して「上流」「下流」であることを意味するものとする。)。
排出路38には、排出ローラー対36よりもシート搬送方向の上流側近傍の位置にシート検出センサー8cが設けられ、反転路55には、反転ローラー対50よりもシート搬送方向の上流側近傍の位置にシート検出センサー(このセンサーは、主にシートSの反転に用いられるので、以下「反転センサー」という。)8dが設けられ、再給紙路56には、再給紙ローラー対54よりもシート搬送方向の下流側近傍の位置にシート検出センサー8eが設けられている。
シート検出センサー8a〜8eのそれぞれは、搬送されるシートSの先端と後端を検出し、その検出信号を制御部6に送るものであり、例えば反射型や透過型の光学ローラー対が用いられる。シートを検出できるものであれば、他の種類のローラー対などであっても構わない。
切替爪37は、制御部6により制御される切替モーター63の駆動力により、シートSを排出路38に導く姿勢と反転路55に導く姿勢とに姿勢変更される。なお、切替爪37を姿勢変更することが可能であれば良く、アクチュエータとして、モーターに代えて例えばソレノイドなどを用いるとして良い。
4.制御部6の構成
図3は、制御部6の構成を示すブロック図である。
同図に示すように、制御部6は、CPU71、I/F(インターフェース)部72、ROM73、RAM74、画像メモリ75、タイマー76などからなる。
I/F部72は、LANカード、LANボードといったLANに接続するための通信インターフェースであり、外部からのプリントジョブのデータを受信して、受信したデータをCPU71に送る。
CPU71は、I/F部72からのプリントジョブのデータをY〜Kの再現色の画像データに変換して、画像メモリ75に出力し、この画像データを再現色ごとに格納させる。
また、プリント実行時には、この画像データを画像メモリ75から読み出して、作像部1や中間転写部2、給送部3、定着部4、再給紙部5の動作をタイミングを取りながら、具体的には、例えば、転写ベルトモーター61、定着モーター62、切替モーター63、反転モーター64、レジストモーター65および再給紙モーター66の駆動を制御して、読み出した画像データに基づき片面と両面モードのプリントジョブを円滑に実行させる。
ROM73には、画像形成動作に関する制御プログラムなどが格納されており、RAM74は、CPU71のワークエリアとして用いられる。
タイマー76は、主に、再給紙路におけるシートの搬送制御(再給紙制御)においてレジストローラー対34や反転ローラー対50等の停止解除のタイミングや減速のタイミングを決定するための計時を実行する。
5.再給紙制御
次に、本実施の形態において、両面印刷を実行する際におけるシートの再給紙制御の内容について説明する。
図4(a)〜(c)は、通常の搬送路と再給紙路からなる循環路に、2枚のシートS1、S2を収納して再給紙させる場合の再給紙制御を説明するための模式図である。
ここで、黒色のローラー対は、プロセス速度よりも速い搬送速度V2でシートを搬送する制御(増速制御)中であることを示しており、白抜きのローラー対は、停止もしくはプロセス速度V1での駆動中であることを示している。また、再給紙ローラー対51〜54が、直線で囲まれているのは、これらのローラー対が同一の駆動源により同時に駆動されることを示している(以下、他の図面においても同様)。
図中、太い実線はシートの位置を示しており、その先端に矢印が付されたものは、当該矢印方向に搬送中であることを示し、矢印がないものは停止状態であることを示す。
また、同図では、簡略化のため、排出路38や排出ローラー対36などは図示していない。レジストローラー対34前のシートのループ形状なども図示を省略している(以下、同様の模式図において同様。)。
図5は、上記再給紙制御における、転写ベルトモーター61、レジストモーター65、再給紙モーター66、反転モーター64の各駆動の具体的なタイミングを示すタイムチャートである。
図4(a)は、先行するシートS1の先端が、停止状態のレジストローラー対34のニップ部に当接して循環路全体でのシートS1の給送が停止した状態から、図5の時刻t11のタイミング(画像同期タイミング)でレジストモーター65と再給紙モーター66を同期させて駆動し、搬送速度V2に増速制御させる瞬間の様子を示すものである。このとき、反転ローラー対50に挟持されているシートS2は、その先端が停止位置P1にある状態で停止している。
ここで、停止位置P1から再給紙ローラー対51のニップ部までの搬送路に沿った距離(搬送路長)は、反転モーター64の駆動を開始して、反転ローラー対50による搬送速度がプロセス速度に達するまでにシートS2が進む距離よりも長くなっている。
レジストローラー対34の駆動開始から時間Tc経過後の時刻t12に反転ローラー対50を回転させてプロセス速度V1で、再給紙ローラー対51に向けてシートS2の搬送を開始する(図4(b)参照)。
レジストローラー対34と再給紙ローラー対51〜54は、駆動開始から時間Tb経過後の時刻t13(図5)に減速が開始され、シートS1の先端が転写ニップ29(転写位置)に到達する直前(時刻t14)で、プロセス速度V1まで低下する。
その時点において、シートS2の先端が、再給紙ローラー対51のニップ部の直前までにくるように、反転ローラー対50の停止を解除するための時刻t12が予め設定されており、シートS2は、そのまま進んでプロセス速度V1に減速した再給紙ローラー対51のニップ部に突入する(図4(c)参照)。
上記のように反転ローラー対50は、再給紙ローラー対51がプロセス速度に到達する前に駆動が開始されるので、シートS1とシートS2のシート間隔が不要に開くことなく、生産性の低下を防げると共に、再給紙ローラー対51がプロセス速度になってから、シートS2の先端が再給紙ローラー対51のニップ部に到達するように制御しているので、反転ローラー対50を増速制御しなくてもプロセス速度で駆動することにより、円滑な再給紙動作を実行することができる。そのため、反転ローラー対50を精度よく増速駆動するための高価なモーターや複雑な制御回路が不要となり、コストダウンが図れる。
なお、反転ローラー対50の停止を解除してからシートS2の先端が、再給紙ローラー対51のニップ部に到達するまでの時間をTrとし、反転ローラー対50の停止を解除してから再給紙ローラー対51の搬送速度がプロセス速度まで低下するまでの時間をTxとすれば、Tr≧Tx・・・(1)式を満たすように反転ローラー対50の停止解除のタイミングを予め決定しておけば、少なくとも、再給紙ローラー対51がプロセス速度まで低下した以降に反転ローラー対50により搬送を開始するような場合よりもシート間隔を狭める効果が得られる。
ここで、時間Trは、停止位置P1から再給紙ローラー対51のニップ部までの搬送路長と、プロセス速度の大きさ、および停止状態からプロセス速度に立ち上がるまでに要する時間により予め求めることができる。また、Txは、図5に示すように時間Taから時間Tcを差し引いた時間(Tx=Ta−Tc・・・(2)式)であり、時間Taは、レジストローラー対34のニップ部から二次転写位置29までの搬送路長さと、搬送速度V2の大きさ、加速時、減速時の速度勾配によって予め求められる固定値である。
(2)式を(1)式に代入すれば、Tc≧Ta−Trの式が得られるので、この不等式を満たすように反転モーター64の停止解除のタイミング(t12)を決定すればよい。なお、Tcを(Ta−Tr)に近づけるほど、再給紙ローラー対51がプロセス速度になった時点で反転ローラー対50により送られてきたシートS2の先端が再給紙ローラー対51のニップ部に接近していることになるので、それだけ再給紙路におけるシート間隔を小さくできることはいうまでもない。
図6、図7は、それぞれ制御部6で実行される再給紙制御における、レジストモーター65および再給紙モーター66の増速駆動制御のフローチャートと、反転モーター64の駆動制御のフローチャートであり、それぞれ、プリンター100全体を制御するメインフローチャート(不図示)のサブルーチンとして実施されるものである。
まず、図6のフローチャートにおいて、シートS1の先端が、停止状態にあるレジストローラー対34のニップ部に到着したか否かを判定する(ステップS11)。
この判定は、シート検出センサー8aによりシートS1の先端を検出してから、予め求められてROM73に格納された時間Tr1が経過したか否かをタイマー76で計時することにより判定できる。なお、時間Tr1は、シート検出センサー8aの検出位置からレジストローラー対34のニップ部までの搬送路長と、シートS1の搬送速度(ここではプロセス速度)により容易に決定することができる。
シートS1の先端が、レジストローラー対34のニップ部に到達したと判定されると(ステップS11:YES)、所定時間Tr2経過後に再給紙モーター66を停止させる(ステップS12)。この時間Tr2は、レジストローラー対34前でスキュー補正に十分なループを形成するために必要な時間であり、予め求められてROM73内に格納されている。
そして、レジストローラー対34を駆動してシートS1を二次転写位置29に向けて送出すべき画像同期タイミング(図5の時刻t11)になっているか否かを判定する(ステップS13)。この画像同期タイミングは、作像部1で作像されたトナー像が、二次転写位置29において、搬送されてきたシートの適正な位置に転写されるように予め設定されている。
画像同期タイミングになっていれば(ステップS13:YES)、レジストモーター65、再給紙モーター66が、共に搬送速度V2になるように同期させて増速駆動する(ステップS14)。この搬送速度V2は上述のようにプロセス速度V1より大きな速度であり、本実施の形態では、プロセス速度V1より20%〜30%増加した値に設定される。
その後、時間Tbが経過すると(図5参照)(ステップS15:YES)、レジストモーター65、再給紙モーター66を減速し、増速駆動開始後時間Ta経過した時刻t14で搬送速度がプロセス速度になるように制御する(ステップS16)。
そして、シートS1の後端が、レジストローラー対34を抜けたか否か、すなわち、シートS1の後端がレジストローラー対34のニップ部を通過したか否か、を判定し(ステップS17)、抜けた場合にはレジストモーター65の駆動を停止させて(ステップS18)、増速駆動制御を終了し、不図示のメインフローチャートにリターンする。
一方、図7に示す反転モーター64の制御内容を示すフローチャートにおいては、まず反転センサー8d(図2参照)により後行するシートS2の先端が検出されたか否かを判定し、検出されていれば(ステップS21:YES)、反転モーター64をプロセス速度で正転駆動してシートS2の先端側を一旦装置外に送り出し(ステップS22)、その後端が反転センサー8dに検出されると(ステップS23:YES)、反転モーター64の回転方向を逆転させる反転駆動を実行して(ステップS24)、シートS2をスイッチバックさせ、反転後のシートS2の先端が、停止位置P1に到達したときに反転モーター64の駆動を停止する(ステップS25:YES、ステップS26)。
ステップS25では、例えば、反転モーター64の反転駆動開始時から所定時間Tr3経過したときに、シートS2の先端が停止位置P1に到達したと判定することができる。ここで、時間Tr3は、反転センサー8dから停止位置P1までの搬送路長と、反転ローラー対50による搬送速度(プロセス速度)により予め決定されてROM73に格納されている。
そして、レジストローラー対34が駆動開始後時間Tcが経過すると(図5:時刻t12)(ステップS27:YES)、反転モーター64の駆動停止状態を解除して(ステップS28)、プロセス速度でシートSを再給紙ローラー対51に送り出す。この後、シートS2の後端が反転センサー8dに検出されると(ステップS29:YES)、反転モーター64の駆動を停止させ(ステップS30)て、不図示のメインフローチャートにリターンする。
上述したように上記時刻t12は、このときに反転モーター64の停止を解除すれば、丁度反転後のシートの先端が、再給紙ローラー対51のニップ部に到達する前に、すでに再給紙ローラー対群51〜54がプロセス速度まで減速されているように設定されているので、反転モーター64によりプロセス速度で送り出されたシートの先端が、再給紙ローラー対51のニップ部に突入しても、シートに不要な張力が加えられることなく円滑に再給紙動作を実行できる。
本実施の形態では、再給紙ローラー対54が、本発明の請求項1における「第1のローラー対」であり、反転ローラー対50が「第2のローラー対」、再給紙ローラー対51が「第3のローラー対」である。また、請求項1における「第1の駆動手段」は、レジストモーター65とこれを駆動制御する制御部60とから構成されてなり、「第2の駆動手段」は再給紙モーター66と制御部60、「第3の駆動手段」は反転モーター64と制御部60からそれぞれ構成されてなる。
<第2の実施の形態>
上記第1の実施の形態においては、4個の再給紙ローラー対51〜54が、同一の1個の再給紙モーターで駆動される場合について説明したが、機種によっては複数種類のシートサイズに応じたきめ細かい再給紙動作ができるように再給紙ローラー対51〜54を2つのグループに分割して2個の再給紙モーターで個別に駆動される場合がある。
本第2の実施の形態では、このような場合においても、反転モーター64は増速制御させず、各再給紙モーターの駆動タイミングを変えることにより、再給紙路におけるシート間隔の拡大を可及的に抑制しつつ再給紙制御を実施する例について説明する。
なお、本例では、特に、再給紙ローラー対51、52が給紙モーターCM1により駆動され、再給紙ローラー対53、54が、別の再給紙モーターCM2(各再給紙モーターCM1、2は、特に図示しない。)により駆動される場合について説明する。
その他、プリンター100の構成については、第1の実施の形態と同じであり、以下では制御部6で実施される本実施の形態特有の再給紙制御の内容についてのみ説明する。
<A>循環路にシート長の大きな2枚のシートを収納して再給紙する場合
図8(a)〜(d)は、循環路にシート長(シートの搬送方向における長さ)の大きな2枚のシートS1、S2(例えば、A4サイズ縦通し)を収納する場合における再給紙制御を説明するための模式図である。
また、図9は、図8の再給紙制御における、転写ベルトモーター61、レジストモーター65、再給紙モーターCM1、CM2、反転モーター64の各駆動の具体的なタイミングを示すタイムチャートである。
図8(a)は、先行するシートS1の先端が、停止状態のレジストローラー対34のニップ部に当接して循環路全体でのシートの給送が停止した状態から、画像同期タイミングとなって(図9の時刻t21)、レジストローラー対34と再給紙モーターCM1、CM2を同期させて駆動させて搬送速度V2に増速制御する瞬間の様子を示す。
そして、レジストローラー対34の駆動開始から時間Te経過後の時刻t22に反転ローラー対50の停止を解除して、シートS2を、プロセス速度V1で再給紙ローラー対51に向けて搬送する(図8(b)参照)。
再給紙モーターCM1は、シートS1の後端が、再給紙ローラー対52のニップ部を抜けた直後(レジストローラー対34の駆動開始から時間Td経過後の時刻t23)に減速が開始され、シートS2の先端が、再給紙ローラー対51のニップ部に到達する際には、プロセス速度V1まで低下しているように、上記時刻t22が予め設定されており、シートS2は、そのまま進んでプロセス速度V1に減速した再給紙ローラー対51のニップ部に突入させることができる(図8(c)参照)。
そして、時刻t24において、レジストモーター65、再給紙モーターCM2は減速を開始して、シートS1の先端が、二次転写位置29に到達する直前までに搬送速度をプロセス速度V1まで低下させる。シートS1は、そのまま二次転写位置29まで進んでトナー像が転写される(図8(d)参照)。
本実施の形態によれば、第1の実施の形態に比べて再給紙ローラー対51を早くにプロセス速度に復帰させることができるので、それだけ反転ローラー対50の停止解除のタイミングも早くすることができ、反転モーター64で増速制御しなくてもシート間隔の拡大を可及的に抑えてスムーズに再給紙ローラー対に受け渡して再給紙することができる。
図10は、制御部6で実行される上記再給紙制御におけるレジストモーターおよび再給紙モーターの増速駆動制御のフローチャートである。図6のフローチャートと内容が共通するものについては、説明を簡略化する。
同図のフローチャートにおいて、まず、シートS1の先端が、停止状態にあるレジストローラー対34のニップ部に到着したか否かを判定する(ステップS31)。
シートS1の先端が、レジストローラー対34のニップ部に到達したと判定されると(ステップS31:YES)、所定時間経過後に再給紙モーターCM1、CM2の駆動を停止してループを形成する(ステップS32)。
そして、画像同期タイミング(図9の時刻t21)になると(ステップS33:YES)、レジストモーター65、再給紙モーターCM1、CM2を、共に搬送速度V2になるように同期させて増速駆動する(ステップS34)。
そして、シートS1の後端が、再給紙ローラー対52のニップ部を抜けたとき(ステップS35:YES)、再給紙モーターCM1をプロセス速度まで減速するように制御する(図9の時刻t23)(ステップS36)。
その後、時刻t25になると(ステップS37:YES)、レジストモーター65、再給紙モーターCM2の減速を開始し、増速駆動開始後時間Ta経過した時刻t26で搬送速度がプロセス速度になるように制御する(ステップS38)。
なお、本実施の形態の<A>の場合、反転モーター64の駆動制御を示すフローチャートは、第1の実施の形態における図7のステップS27における反転モーター64の駆動停止状態を解除するタイミングを示す時間Tcが、時間Te(図9参照)に置き換えられ、時間Tx=Ta−Teとなる。それ以外は全く同じであるので、図示および説明を省略する。
また、<A>の場合には、本発明の請求項1における「第2の駆動手段」が再給紙モーターCM2とこれを駆動制御する制御部60とから構成されてなり、この点で第1の実施の形態と相違する。なお、「第1の駆動手段」および「第3の駆動手段」は第1の実施の形態と同様の構成である。
<B>循環路にシート長の短い3枚のシートを収納して再給紙する場合
上記よりもシート長が短い場合(例えば、A4サイズ横通し)には、循環路内に3枚のシートを収容して循環させる方が効率よく画像形成でき、生産性を上げることができる。
図11(a)〜(c)は、循環路に3枚のシートS1〜S3が収納可能な構造における再給紙制御を説明するための模式図である。
また、図12は、図11の再給紙制御における、転写ベルトモーター61、レジストモーター65、再給紙モーターCM1、CM2、反転モーター64の各駆動の具体的なタイミングを示すタイムチャートである。
本例では、シート長が短いため、レジストモーター65と同期させて増速駆動する必要がある再給紙ローラー対、すなわち、レジストローラー対34のニップ部から当該シート長の範囲内にある再給紙ローラー対は、再給紙モーターCM2で駆動される再給紙ローラー対53,54のみである。
まず、図11(a)は、先行するシートS1の先端が、停止状態のレジストローラー対34のニップ部に当接して循環路全体でのシートの給送が停止した状態から、図12の時刻t31でレジストローラー対34と再給紙モーターCM2を同期させて駆動させて搬送速度V2に増速制御する瞬間の様子を示すものである。
このとき、反転モーター64、再給紙モーターCM1とも停止したままであり、反転ローラー対50に挟持されているシートS3は、その先端が停止位置P1にある状態で停止し、再給紙ローラー対51,52に挟持されているシートS2は、その先端が停止位置P2にある状態で停止している。
ここで、停止位置P1から再給紙ローラー対51のニップ部までの搬送路長は、反転モーター64の駆動を開始して、反転ローラー対50による搬送速度がプロセス速度に達するまでにシートS3が進む距離よりも長くなっている。
また、停止位置P2から再給紙ローラー対53のニップ部までの搬送路長は、再給紙モーターCM1の駆動を開始して、再給紙ローラー対52による搬送速度がプロセス速度に達するまでにシートS2が進む距離よりも長くなっている。
そして、レジストローラー対34の駆動開始から時間Tf経過後の時刻t32(図12参照)に反転モーター64、再給紙モーターCM1の停止を解除し、シートS3、シートS2のそれぞれの搬送を開始する(図11(b)参照)。
ここで、時間Tfは、レジストローラー対34と再給紙ローラー対53,54が増速駆動の後、プロセス速度に減速した時点で、シートS2が再給紙ローラー対53のニップ部直前にあるタイミングで搬送するため、予め決められた時間である。
レジストモーター65と再給紙モーターCM2は、駆動開始から時間Tb経過後の時刻t33(図12参照)で減速が開始され、シートS1の先端が転写ニップ29(転写位置)に到達する直前(時刻t34)で、プロセス速度V1まで低下する。
そして、この時刻t34において、シートS2の先端が、再給紙ローラー対53のニップ部の直前までにくるように、上記時刻t32が設定されており、シートS2は、そのまま進んでプロセス速度V1に減速した再給紙ローラー対53のニップ部に突入する(図11(c)参照)。
このようにすれば、反転ローラー対50および再給紙モーターCM1をプロセス速度で駆動することにより、それほどシート間隔を拡大することなくスムーズに下流側の再給紙ローラー対に受け渡して再給紙することができる。
図13、図14は、それぞれ制御部6で実行される上記再給紙制御におけるレジストモーターおよび再給紙モーターCM2の増速駆動制御のフローチャートと、再給紙モーターCM1の駆動制御のフローチャートである。
図13のフローチャートにおいて、まず、シートS1の先端が、停止状態にあるレジストローラー対34のニップ部に到着したか否かを判定する(ステップS41)。
シートS1の先端が、レジストローラー対34のニップ部に到達したと判断されると(ステップS41:YES)、所定時間経過後に再給紙モーターCM2を停止させて、ループを形成させる(ステップS42)。
そして、画像同期タイミングであるか否かを判定する(ステップS43)。
画像同期タイミングになっていれば(ステップS43:YES)、レジストモーター65、再給紙モーターCM2を、共に搬送速度V2になるように同期させて増速制御する(ステップS44)。
その後、時間Tbが経過すると(ステップS45:YES)、レジストモーター65、再給紙モーターCM2の減速を開始し、増速駆動開始後時間Taを経過した時刻t34で、搬送速度がプロセス速度になる(ステップS46)。
そして、シートS1の後端が、レジストローラー対34のニップ部を抜けたか否かを判定し(ステップS47)、抜けた場合にはレジストモーター65の駆動を停止させて(ステップS48)、増速駆動制御を終了し、不図示のメインフローチャートにリターンする。
一方、再給紙モーターCM1の制御内容は、図14に示すようなフローチャートとなる。
まず、再給紙するか否かを判断し(ステップS51)、そうであれば、再給紙モーターCM1をプロセス速度で回転させる(ステップS52)。反転モーター64により送り出されたシートが再給紙ローラー対51、52によりさらに搬送される。そして、当該シートの先端が、停止位置P2に到達したか否かを判定し(ステップS53)、もし、到達していれば、再給紙モーターCM1の駆動を停止する(ステップS53:YES、ステップS54)。
そして、レジストモーター65の駆動開始後、時間Tf(図12)が経過すると(時刻t32)(ステップS55:YES)、再給紙モーターCM1の駆動停止状態を解除して(ステップS56)、プロセス速度でシートS2を再給紙ローラー対53方向に送り出す。
送り出されたシートS2の後端が、再給紙ローラー対52のニップ部を抜けると(ステップS57:YES)、次にそれが再給紙すべき最後のシートであるか否かを判定し(ステップS58)、最後のシートであれば(ステップS58:YES)、再給紙モーターCM1の駆動を停止するが(ステップS59)、後続するシートがあれば(ステップS58:NO)、ステップS53に戻って、以下ステップS58までの処理を繰り返し、メインフローチャートにリターンする。
なお、ステップS57の判定は、再給紙モーターCM1の停止を解除してから、シートS2の後端が再給紙ローラー対51のニップ部を抜ける時間Tr4を経過したか否かで判定できる。この時間Tr4は、給紙するシートのシート長ごとに予め求められてROM73内に格納されている。給紙すべきシートサイズとその通紙方向は、外部端末から受け付けたプリントジョブで指示されているので、上記「シート長」は、制御部6で容易に把握することができる。もっとも、再給紙ローラー対52の下流側直後に別途シート検出センサーを設けておき、これによりシートS2の後端を検出したときに、「シート後端が再給紙ローラー対52を抜けた」と判定するようにしてもよい。
また、ステップS58での判定については、受け付けたプリントジョブにおける指示内容により何枚両面印刷するかの情報を制御部6は予め入手しているので、例えば、反転センサー8dで再給紙路に送られるシートを検出して、その枚数をカウントすることにより、再給紙すべきシートの有無について容易に判定できる。
なお、<B>の場合においても、反転モーター64の駆動制御を示すフローチャートは、第1の実施の形態における図7のフローチャートと基本的に同じである。
但し、ステップS27における反転モーター64の駆動停止状態を解除するタイミングを示す時間Tcは、時間Tfと置き換えられ、時間Tx=Ta−Tfとなる。
また、<B>の場合には、再給紙ローラー対52が、本発明の請求項1における「第2のローラー対」、再給紙ローラー対53が「第3のローラー対」となっている。また、請求項1における「第2の駆動手段」は、再給紙モーターCM2とこれを駆動制御する制御部60とから構成されてなり、「第3の駆動手段」は再給紙モーターCM1と制御部60とから構成されてなる。
<C>循環路にシート長のさらに短い3枚のシートを収納して再給紙する場合
本例では、上記<B>よりもさらにシート長の短いシート(例えば、B5サイズ横通し)を使用する場合における再給紙制御に係るものである。
この場合には、再給紙ローラー対54をシートの後端が抜けるタイミングがさらに早いので、それだけ再給紙モーターCM2のプロセス速度への減速制御を早く実行でき、後続するシートの停止解除のタイミングも早くなる。
図15(a)〜(c)は、循環路内にシート長がさらに短いシートS1〜S3が3枚収納可能な構造における再給紙制御を説明するための模式図である。
また、図16は、図15の再給紙制御における、転写ベルトモーター61、レジストモーター65、再給紙モーターCM1、CM2、反転モーター64の各駆動の具体的なタイミングを示すタイムチャートである。
まず、図15(a)は、先行するシートS1の先端が、停止状態のレジストローラー対34のニップ部に当接して循環路全体でのシートの給送が停止した状態から、図16の時刻t41でレジストローラー対34と再給紙モーターCM2を同期させて駆動させて搬送速度V2に増速制御する瞬間の様子を示すものである。
このとき、反転モーター64、再給紙モーターCM1とも停止したままであり、シートS3とシートS2はそれぞれ停止位置P1、P2で停止している。
そして、レジストローラー対34の駆動開始から時間Tg経過後の時刻t42(図16参照)に反転モーター64、再給紙モーターCM1の停止を同時に解除し、シートS3、シートS2の搬送を開始する。
その後、シートS1の後端が再給紙ローラー対54を抜けると(レジストローラー対34の駆動開始から時間Td経過後の時刻t43)、再給紙モーターCM2の減速を開始し、時刻t44でプロセス速度になる(図15(b)参照)。
上記時刻t44においてシートS2の先端が、再給紙ローラー対53のニップ部の直前までにくるように、時刻t44よりも若干早い時刻t42に、再給紙モーターCM1、反転モーター64の駆動が開始されている。
そのため、シートS1,S2の停止位置P1、P2における停止時間が必要以上に長くなることはなく、スムーズに下流側のローラー対にプロセス速度で送り出すことができる(図15(c)参照)。
図17は、それぞれ制御部6で実行される再給紙制御におけるレジストモーターおよび再給紙モーターCM2の増速駆動制御のフローチャートである。
図17のフローチャートにおいて、ステップS61〜S64は、シートS1の先端をレジストローラー対34のニップ部に当接させてループ形成後、画像同期タイミングでレジストモーター65と再給紙モーターCM2を増速駆動するまでの制御を示す。これらは、図13のステップS41〜44と全く同じ内容なので、説明を省略する。
次のステップS65で、シートS1の後端が、再給紙ローラー対54のニップ部を抜けたか否かを判定し、抜けていれば(ステップS65:YES)、レジストモーター65の減速に先立って再給紙モーターCM2をプロセス速度に減速する(ステップS66)。
そして、レジストローラー対34の停止解除から時間Tbが経過した(時刻t45)か否か判定し(ステップS67)、時間Tbが経過すると(ステップS67:YES)、レジストモーター65の減速を開始し、増速駆動開始後時間Taを経過した時刻t46でレジストローラー対34による搬送速度がプロセス速度になる(ステップS68)。
一方、再給紙モーターCM1の駆動制御は、図14のフローチャートと同じであるが、同ステップS55における「時間Tf」が「時間Tg」に置き換えられる。
この<C>の場合においても、反転モーター64の駆動制御を示すフローチャートは、第1の実施の形態における図7のフローチャートと基本的に同じである。
但し、ステップS27における反転モーター64の駆動停止状態を解除するタイミングを示す「時間Tc」は、上記再給紙モーターCM1と同じ減速のタイミングとなるよう、「時間Tg」に置き換えられる。
また、<C>の場合にも、<B>の場合と同様、再給紙ローラー対52が請求項1における「第2のローラー対」、再給紙ローラー対53が「第3のローラー対」であり、「第2の駆動手段」が再給紙モーターCM2と制御部60、「第3の駆動手段」が再給紙モーターCM1と制御部60からそれぞれ構成されている。
<変形例>
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明は、上述の実施の形態に限定されないのは勿論であり、以下のような変形例を考えることができる。
1.上記第2の実施の形態では、再給紙ローラー対群を2個の再給紙モーターで分担して駆動する場合の再給紙制御について説明したが、多種のシートサイズが使用可能な機種によっては再給紙ローラー対群を3個の再給紙モーターで分担して使用するものもあるので、本変形例では、このような場合における再給紙制御の例について説明する。
ここでは、再給紙ローラー対51、52が再給紙モーターCM1、再給紙ローラー対53,再給紙ローラー対54がそれぞれ、再給紙モーターCM2,CM3で駆動する構成となっている場合について説明する。
図18〜図20は、このような場合における再給紙制御の様子を模式的に示す図である。
<A>循環路にシート長の大きなシートを2枚収納して再給紙する場合(図18の(a)〜(c))
(a)画像同期タイミングで、レジストローラー対34、再給紙ローラー対51〜54を増速駆動する。そして、シートS1の後端が、再給紙ローラー対52を抜ける前に、シートS2の停止を解除してプロセス速度で給紙する。
(b)シートS1の後端が、再給紙ローラー対52を抜けると、再給紙ローラー対51、52の減速を開始させる。
(c)シートS2の先端が、再給紙ローラー対51ニップ部の到達する前までに少なくとも再給紙ローラー対51、52がプロセス速度になっている。
<B>循環路にシート長の短いシートを3枚収納して再給紙する場合(図19の(a)〜(c))
(a)画像同期タイミングで、レジストローラー対34、再給紙ローラー対53、54を増速駆動する。そして、シートS1の後端が、再給紙ローラー対53を抜ける前に、シートS2、S3の停止を解除してプロセス速度で給紙し、シートS1の後端が、再給紙ローラー対53を抜けた時点で、再給紙ローラー対53を減速する。
(b)シートS2の先端が、再給紙ローラー対53のニップ部の到達するときには、再給紙ローラー対53がプロセス速度になっている。
(c)シートS1の後端が、再給紙ローラー対54を抜けた時点で、再給紙ローラー対53を減速する。シートS2の先端が、再給紙ローラー対54のニップ部の到達する前までに、再給紙ローラー対54もプロセス速度になっている。
<C>循環路にシート長がさらに短いシートを3枚収納して再給紙する場合(図20の(a)〜(c))
(a)画像同期タイミングで、レジストローラー対34、再給紙ローラー対54を増速駆動する。反転ローラー対50、再給紙ローラー対51、52の停止を解除して、プロセス速度でシートS1とS2の搬送を開始する。
(b)シートS1の後端が、再給紙ローラー対54を抜けた時点で、再給紙ローラー対54を減速する。
(c)シートS2の先端が、再給紙ローラー対54のニップ部の到達するときには、再給紙ローラー対54がプロセス速度になっている。
2.次に、同じ再給紙モーターが3個使用されるが、再給紙ローラー対51、52がそれぞれ再給紙モーターCM1、CM2で駆動され、再給紙ローラー対53,54が、再給紙モーターCM3で同時に駆動される構成における再給紙制御について説明する。
図21〜23は、このような場合における再給紙制御の様子を模式的に示す図である。
<A>循環路にシート長の長いシートを2枚収納して再給紙する場合(図21の(a)〜(c))
(a)画像同期タイミングで、レジストローラー対34、再給紙ローラー対51〜53を増速駆動する。
一方、レジストローラー対34、再給紙ローラー対51は停止を解除して、プロセス速度で駆動される。
(b)シートS1の後端が、再給紙ローラー対52を抜けた時点で、再給紙ローラー対52をプロセス速度に減速する。
(c)シートS2の先端が、再給紙ローラー対52のニップ部に到達する時点で、全てのローラー対がプロセス速度で駆動される。
<B>循環路にシート長の短いシートを3枚収納して再給紙する場合(図22の(a)〜(c))
(a)画像同期タイミングで、レジストローラー対34、再給紙ローラー対53、54を増速駆動する。
(b)レジストローラー対34駆動開始後Tf時間(第2の実施の形態参照)経過すると、反転モーター64、再給紙モーターCM1、2の停止を解除して、プロセス速度で駆動する。
(c)シートS1の後端が、再給紙ローラー対54を抜けると、再給紙ローラー対53,54を減速し、それらの搬送速度がプロセス速度になった後、シートS2が再給紙ローラー対53を通過する。
<C>循環路にシート長がさらに短いシートを3枚収納して再給紙する場合(図23の(a)〜(c))
(a)画像同期タイミングで、レジストローラー対34、再給紙ローラー対53、54を増速駆動する。
(b)レジストローラー対34駆動開始後Tg時間(第2の実施の形態参照)経過すると、反転モーター64、再給紙モーターCM1、2の停止を解除して、プロセス速度で駆動する。
(c)シートS1の後端が、再給紙ローラー対54を抜けると、再給紙ローラー対53,54を減速し、それらの搬送速度がプロセス速度になった後、シートS2が再給紙ローラー対53を通過する。
本例は上記<B>の場合とほぼ同じであるが、シート長が短い分シートS1の後端が、再給紙ローラー対54を抜けるのが早いため、再給紙ローラー対53、54を早くプロセス速度に減速することができ、よりシート間隔を狭めることができる。
以上、再給紙ローラー対群を3個の再給紙モーターで分担して搬送する機種においても、反転モーター64を増速制御することなく、可及的にシート間隔を小さくした状態でシートを循環させることができる。
3.本発明に係る画像形成装置をタンデム型カラープリンターに適用した場合の例を説明したが、本発明の適用範囲は、これに限られない。
さらに、カラーやモノクロの画像形成如何に関わらず、再給紙機能を備えた他の画像形成装置、例えば複写機、ファクシミリ装置、複合機(MFP:Multiple Function Peripheral)等においてにも適用できる。
また、上記実施の形態及び変形例の内容を可能な限り組み合わせても構わない。
再給紙機能を備えた他の画像形成装置における再給紙制御として好適である。
1 作像部
2 中間転写部
3 給送部
4 定着部
5 再給紙部
6 制御部
8a〜8e シート検出センサー
100 プリンター
10 作像ユニット
21 中間転写ベルト
29 二次転写位置
34 レジストローラー対
38 排出路
39 搬送路
50 反転ローラー対
51,52,53,54 再給紙ローラー対
55 反転路
56 再給紙路
61 転写ベルトモーター
62 定着モーター
63 切替モーター
64 反転モーター
65 レジストモーター
66 再給紙モーター
CM1,CM2 再給紙モーター
P1,P2 停止位置
Tx 所定時間(反転ローラー対50の停止を解除してから、再給紙ローラー対51の搬送速度がプロセス速度まで低下するまでの時間)
V1 プロセス速度
V2 搬送速度(プロセス速度よりも速い速度)

Claims (4)

  1. レジストローラー対を介して転写位置に搬送されてきたシートの第1面にトナー像を転写した後、当該シートを複数の搬送ローラー対を含む再給紙手段により再度レジストローラー対に導き、転写位置にて第2面にトナー像を転写する画像形成装置であって、
    停止状態にあるレジストローラー対のニップ部に、シートの先端を当接させた後、所定のタイミングでレジストローラー対の停止を解除してプロセス速度よりも速い搬送速度でシートを転写位置に向けて搬送させ、当該シートの先端が転写位置に突入するまでにプロセス速度に復帰させる第1の駆動手段と、
    前記再給紙手段における複数の搬送ローラー対のうち、少なくともニップ部が、前記レジストローラー対のニップ部からシートの搬送方向長さと同じ搬送路長以内に位置する第1の搬送ローラー対を含む搬送ローラー群について、それらの搬送速度が、第1の駆動手段によるレジストローラー対の搬送速度の変化と同期して増速するように駆動する第2の駆動手段と、
    前記第2の駆動手段により駆動される搬送ローラー群よりもシート搬送方向上流側に位置して停止状態にある第2の搬送ローラー対について、前記レジストローラー対がプロセス速度に復帰する時点よりも所定時間前に停止を解除して、当該第2の搬送ローラー対に挟持されて待機しているシートをプロセス速度で前記搬送ローラー群に向けて搬送するように駆動する第3の駆動手段と、を備え、
    前記第2の駆動手段で駆動される搬送ローラー群のうちシート搬送方向最上流側に位置する第3の搬送ローラー対がプロセス速度に復帰した時点以降に、第2の搬送ローラー対で搬送されてきたシートの先端が、前記第3の搬送ローラー対のニップ部に到達するように、前記所定時間が設定されている
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記再給紙手段は、第1面にトナー像が転写されたシートをスイッチバックさせて反転させる反転ローラー対を含み、
    当該反転ローラー対が、前記第2の搬送ローラー対に該当する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記第2の駆動手段は、当該第2の駆動手段で駆動される搬送ローラー群のうち、そのシート搬送方向最下流側の搬送ローラー対のニップ部をシート後端が抜けたときに、当該搬送ローラー群による搬送速度が駆動プロセス速度に復帰するように駆動する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 停止状態にある第2の搬送ローラー対に挟持されているシートの先端と、第3の搬送ローラー対のニップ部までの搬送路上の距離は、第2の搬送ローラー対の停止状態を解除してプロセス速度に到達するまでにシートが進む距離よりも長いことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の画像形成装置。
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