JP7327989B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP7327989B2
JP7327989B2 JP2019086469A JP2019086469A JP7327989B2 JP 7327989 B2 JP7327989 B2 JP 7327989B2 JP 2019086469 A JP2019086469 A JP 2019086469A JP 2019086469 A JP2019086469 A JP 2019086469A JP 7327989 B2 JP7327989 B2 JP 7327989B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
conveying
image
conveying means
image forming
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019086469A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020008834A5 (ja
JP2020008834A (ja
Inventor
恒平 出野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to US16/434,233 priority Critical patent/US11247859B2/en
Priority to EP19179601.0A priority patent/EP3588198B1/en
Priority to CN201910546146.9A priority patent/CN110647019B/zh
Publication of JP2020008834A publication Critical patent/JP2020008834A/ja
Publication of JP2020008834A5 publication Critical patent/JP2020008834A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7327989B2 publication Critical patent/JP7327989B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Counters In Electrophotography And Two-Sided Copying (AREA)
  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Separation, Sorting, Adjustment, Or Bending Of Sheets To Be Conveyed (AREA)
  • Conveyance By Endless Belt Conveyors (AREA)

Description

本発明は、シートに画像を形成する画像形成装置に関する。
プリンタ、複写機、及び複合機を含む画像形成装置においては、シートの両面に画像形成可能な構成が広く採用されている。例えば、シートに対して一方の面に画像を形成した後に、正逆回転可能な反転ローラ対によってシートをスイッチバックさせた状態で再び画像形成部にシートを搬送することで、シートの他方の面に画像を形成する構成が用いられている。
特許文献1には、反転ローラ対から複数の再給紙ローラ対を介してレジストローラ対に到る再給紙路において、3枚のシートを同時に搬送可能な構成が記載されている。この構成では、反転ローラ対と、上流側の再給紙ローラ対と、下流側の再給紙ローラ対とが、それぞれ別個のモータによって駆動され、各モータの駆動速度は独立に制御されている。特許文献2では、画像形成部と両面搬送部のシート循環経路の長さに応じて、シート同士の間隔が極力大きく開かないようにして複数シートを待機させることで生産性の低下を抑制する構成としている。
特開2013-010601号公報 特開2002-365862号公報
ところで、例えばデータ量の多い画像データの展開に時間が掛かる等のケースにおいて、所望のタイミングで画像形成を開始できず、画像形成前のシートを待機させる必要が生じることがある。ここで、先行シートの第1面に画像が形成された後、後続シートの第1面に対する画像形成を開始できずに後続シートを待機させる場合、シートを反転させて画像形成部に再び搬送するための経路(再搬送経路)上に先行シートを待機させることになる。
このような場合、上記各文献の構成では、再搬送経路に既に存在しているシートに衝突しないこと等の条件の下で、先行シートは可能な限り再搬送経路の下流へと搬送された状態で待機する。しかしながら、このように先行シートを可能な限り再搬送経路の下流に搬送させることにより不都合が生じる場合があることが分かった。
そこで、本発明は、シートの両面に画像形成する際にシートの位置を適切に管理可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様は、第1搬送路と、前記第1搬送路を通過するシートに画像を形成する画像形成手段と、前記第1搬送路に配置され、シートを前記画像形成手段に搬送するレジストレーション手段と、前記第1搬送路からシートを受取って第1方向に搬送した後に反転させて前記第1方向とは反対の第2方向に搬送する第1搬送手段と、前記第1搬送手段によって反転されたシートを前記第1搬送路に案内する第2搬送路と、前記第1搬送手段を駆動する第1駆動源と、前記第1駆動源を制御する制御手段と、を備え、前記制御手段は、第1シートの第1面、前記第1シートに後続して前記第1搬送路に給送される第2シートの第1面、前記第2シートに後続して前記第1搬送路に給送される第3シートの第1面、前記第1シートの第2面、及び前記第2シートの第2面に画像を形成する場合において、前記第2シートの第1面に画像が形成された後、前記第3シートの第1面に形成するための画像の作成が許可されないとき、前記第3シートの先端を停止状態の前記レジストレーション手段に突き当てた状態、前記第1シートを前記第2搬送路に待機させた状態、かつ、前記第1搬送手段が前記第2シートの前記第2方向への反転を開始する前の状態で、前記第1シート、前記第2シート及び前記第3シートのそれぞれを待機させ、その後、前記画像形成手段が前記第3シートの第1面に形成するための画像の作成を開始したタイミングに基づいて、かつ、前記第3シートを前記画像形成手段に向けて搬送するために前記レジストレーション手段の回転を開始した後に、前記第1搬送手段に前第2シートの前記第2方向への反転を開始させ前記第2シートを前記第2搬送路へ搬送させる、ことを特徴とする画像形成装置である。
本発明の他の一態様は、第1搬送路と、前記第1搬送路を通過するシートに画像を形成する画像形成手段と、前記第1搬送路からシートを受取って反転搬送する第1搬送手段と、前記第1搬送手段によって反転されたシートを前記第1搬送路に案内する第2搬送路と、前記第2搬送路に配置され、前記第1搬送手段によって反転されたシートを搬送する第2搬送手段と、前記第2搬送路に配置され、前記第1搬送手段によって反転され前記第2搬送手段を介して受け取ったシートを前記第1搬送路に向けて搬送する第3搬送手段と、前記第1搬送手段及び前記第2搬送手段を駆動する第1駆動源と、前記第3搬送手段を駆動する第2駆動源と、前記第1搬送路に配置され、シートを前記画像形成手段に搬送するレジストレーション手段と、前記第1駆動源から前記第2搬送手段への駆動伝達を規制可能な規制手段と、前記第1駆動源及び前記第2駆動源を制御する制御手段と、を備え、前記制御手段は、先行シートの第1面、前記先行シートに後続して前記第1搬送路に給送される後続シートの第1面、及び前記先行シートの第2面に画像を形成する場合において、前記先行シートの第1面に画像が形成された後、前記後続シートの第1面に形成するための画像の作成が許可されないとき、前記第2搬送路のシート搬送方向における前記先行シートの先端が前記第3搬送手段に到達する前、前記第1駆動源を停止して前記先行シートの搬送を停止させ、その後、前記画像形成手段が前記後続シートの第1面に形成するための画像の作成を開始したタイミングに基づいて、前記第1駆動源の駆動を開始して前記先行シートを前記第3搬送手段に受け渡させ前記制御手段は、前記先行シートが前記第3搬送手段に到達する前に前記先行シートの搬送を停止させた後、前記先行シートの搬送を再開させた場合において、停止状態の前記第3搬送手段に前記先行シートを当接させた状態で待機させ、その後、前記規制手段により前記第2搬送手段への駆動伝達が規制された状態で、前記第3搬送手段に前記先行シートを搬送させる第1モードと、停止状態の前記第3搬送手段に前記先行シートを当接させることなく、前記第2搬送手段から駆動状態の前記第3搬送手段に前記先行シートを受け渡させる第2モードと、を実行可能である、ことを特徴とする画像形成装置である。
本発明によれば、シートの両面に画像形成する際にシートの位置を適切に管理することができる。
実施例1に係る画像形成装置の概略図。 実施例1に係る画像形成装置の制御構成を示すブロック図。 実施例1に係るシート搬送系の駆動構成を示す模式図。 実施例1に係る画像形成装置において、スモールサイズのシートに両面印刷を行う場合(a)、ラージサイズのシートに両面印刷を行う場合(b)、及びスモールサイズの多数のシートに両面印刷を行う場合(c)の画像形成順序を示す概念図。 実施例1に係る画像形成装置において、スモールサイズのシートに両面印刷を行う場合(a)及びラージサイズのシートに両面印刷を行う場合(b)のシートの待機位置を示す概略図。 実施例1に係るプリントジョブの制御方法を示す全体フローチャート。 実施例1に係るプリントジョブにおいて各シートについて行われる搬送制御のフローチャート。 実施例1に係る画像形成装置において、待機処理を行わない場合の両面印刷動作の様子(a,b)を表す概略図。 実施例1に係る画像形成装置において、待機処理を行わない場合の各モータの駆動状態を表すタイミングチャート。 実施例1に係る画像形成装置において、第1面の待機処理を行う場合の両面印刷動作の様子(a~d)を表す概略図。 実施例1に係る画像形成装置において、第1面の待機処理を行う場合の各モータの駆動状態を表すタイミングチャート。 実施例1に係る画像形成装置において、第2面の待機処理を行う場合の両面印刷動作の様子(a~d)を表す概略図。 実施例1に係る画像形成装置において、第2面の待機処理を行う場合の各モータの駆動状態を表すタイミングチャート。 実施例1に係る画像形成装置において、第2シートが第2両面ローラ対に突き当てられた状態の概略図(a)及びその拡大図(b)。 実施例2に係る画像形成装置において、第1面の待機処理を行う場合の各モータの駆動状態を表すタイミングチャート。
以下、図面を参照しながら、本開示に係る画像形成装置について説明する。画像形成装置は、プリンタ、複写機、ファクシミリ、及び複合機を含み、外部PCから入力された画像情報や原稿から読取った画像情報に基づいて、記録媒体として用いられるシートに画像を形成する。
本実施例に係る画像形成装置1は、記録媒体として用いられるシートPに画像を形成して出力する電子写真方式のフルカラーレーザープリンタである。シートPとしては、普通紙及び封筒等の紙、光沢紙、オーバーヘッドプロジェクタ用シート等のプラスチックフィルム、並びに布等を用いることができる。画像形成装置1の装置本体100には、イエロー、マゼンタ、シアン、及びブラックのトナー像を形成する4つの画像形成部PY,PM,PC,PKと、中間転写ベルト21とを備えた画像形成エンジン10が収容されている。画像形成部PY~PKは、像担持体である感光ドラム11を有し、感光ドラム11にトナー像を形成する。感光ドラム11に担持されたトナー像は中間転写体である中間転写ベルト21を介してシートPに転写される。
画像形成部PY~PKは、現像に用いるトナーの色が異なる以外は同様に構成されるため、イエローの画像形成部PYを例に画像形成部の構成及びトナー像の形成プロセス(画像形成動作)について説明する。画像形成部PYは、感光ドラム11の他に、帯電手段としての帯電ローラ12、露光手段としての露光装置13Y、現像手段としての現像装置14、及びドラムクリーナを有する。感光ドラム11は、外周部に感光層を有するドラム状の感光体であり、中間転写ベルト21の回転方向R1に沿った方向に回転する。帯電ローラ12は、感光ドラム11の表面を一様に帯電させ、露光装置13Yは、画像情報に応じて変調されたレーザ光を感光ドラム11に照射して感光ドラム11の表面に静電潜像を書き込む画像書き込み動作を行う。現像装置14は、トナーを含む現像剤を収容し、感光ドラム11にトナーを供給することで静電潜像をトナー像に現像する。感光ドラム11に形成されたトナー像は、一次転写装置である一次転写ローラ25によって中間転写ベルト21に一次転写される。転写後に感光ドラム11に残留した残トナーは、ドラムクリーナによって除去される。
中間転写ベルト21は、二次転写内ローラ22、張架ローラ23、テンションローラ24、及び一次転写ローラ25に巻き掛けられ、図中反時計回り方向(R1)に回転駆動される。上述の画像形成動作は各画像形成部PY~PKにおいて並行して進められ、4色のトナー像が互いに重なるように多重転写されることで、中間転写ベルト21にフルカラーのトナー像が形成される。このトナー像は、中間転写ベルト21に担持されて、二次転写ローラ43と二次転写内ローラ22の間のニップ部として構成される転写部(二次転写部)に搬送される。転写手段としての二次転写ローラ43にトナーの帯電極性とは逆極性のバイアス電圧が印加されると、中間転写ベルト21に担持されたトナー像がシートPに二次転写される。転写後に中間転写ベルト21に残留した残トナーは、ベルトクリーナ26によって除去される。
トナー像を転写されたシートPは、定着装置50へと受け渡される。定着装置50は、シートPを挟持して搬送する定着ローラ対51と、ハロゲンヒータ等の熱源とを有し、シートPに担持されたトナー像に圧力及び熱を加える。これにより、トナー粒子が溶融・固着して、シートPに定着した定着画像が得られる。
次に、画像形成装置1によるシートPを搬送動作について説明する。シート収納手段の一例である給送カセット31,32は、シートPを収納し、装置本体100に引抜可能に装着される。給送カセット31,32に収納されたシートPは、給送ユニット40によって1枚ずつ給送される。給送ユニット40は、シートPを給送カセット31,32から送り出すピックアップローラ40aと、ピックアップローラ40aからシートPを受取って搬送する給送ローラ40bとを備える。また、給送ユニット40は、給送ローラ40bによって搬送されるシートPを他のシートPから分離する分離ローラ40cを備える。なお、給送ユニット40はシートPを給送する給送手段の一例であり、吸引ファンによってベルト部材にシートPを吸着して搬送するベルト方式や、パッドを用いた摩擦分離方式の給送手段を用いてもよい。また、装置本体100の側部に設けられた手差しトレイ33に対してユーザは直接シートPをセット可能であり、手差しトレイ33にセットされたシートPは給送ユニットによって給送される。
給送ユニット40から送り出されたシートPは、プレレジストレーションローラ対(以下、プレレジローラ対とする)41を介してレジストレーションローラ対(以下、レジローラ対とする)42に搬送される。レジストレーション手段の一例であるレジローラ対42は、シートPの前端、つまりシートの搬送方向における下流端に当接することでシートPの斜行を補正する。その後、レジローラ対42は画像形成部PY~PKによる画像形成動作の進行度に合わせたタイミングでシートPを二次転写部に送り込む。二次転写部においてトナー像を転写され、定着装置50によって画像の定着が行われたシートPはシート排出部60に受け渡され、定着後ローラ対61によってシートPの搬送経路を切換可能な切換部材64に向けて搬送される。
シートPに対する画像形成が完了している場合には、第1面(表面)に画像を形成されたシートPは排出ローラ対62によって排出トレイ80に排出される。シートPの第2面(裏面)に画像を形成する場合、シートPは切換部材64によって搬送ローラ対63を介して反転搬送部70に受け渡される。反転搬送部70は、シートPを反転搬送(スイッチバック)する反転ローラ対71と、反転ローラ対71によってスイッチバックされたシートPをレジローラ対42へ向けて案内する両面パス79とを備える。反転ローラ対71は、シートPを排出トレイ80の上方の排出空間に向けて所定距離搬送した後、逆方向にシートPを搬送することで、シートPを両面パス79に送り込む。両面パス79には、詳しくは後述するように複数の搬送ローラ対(72,73,74)が配置され、シートPを再びレジローラ対42へ向けて搬送する。そして、二次転写部及び定着装置50を通過することで第2面に画像を形成されたシートPは、排出ローラ対62によって排出トレイ80に排出される。
なお、上記画像形成エンジン10は画像形成手段の一例であり、例えば、感光体に形成したトナー像を転写部においてシートに直接転写する直接転写方式であってもよい。また、画像形成手段の構成は、インクジェット方式やオフセット印刷方式であってもよい。
以下、画像形成装置1が有する機能を制御する制御構成について、図2のブロック図を用いて説明する。画像形成装置1には、CPU(Central Processing Unit)201、メモリ202、操作部203、画像形成制御部205、シート搬送制御部206等の各機能部を有する制御部200が搭載されている。CPU201は、メモリ202に格納された制御プログラムを読出して実行することにより、画像形成装置1が行う各種処理を実現する。メモリ202は、例えばRAM(Random Access Memory)及びROM(Read Only Memory)を含み、各種プログラムおよび各種データを所定の記憶領域に記憶する。操作部203は、液晶パネル及びボタン等のデバイスを有し、印刷に使用するシートに関する各種情報(サイズ、坪量、表面性等の情報)の入力や、印刷の実行及びその中断の指示等、ユーザが行う各種操作を受け付ける。
画像形成制御部205は、露光装置13Y,13M,13C,13Kに画像書き込み動作を実行させる露光書き込み部13を含めて、画像形成エンジン10の各部に指示を出して画像形成動作を制御する。シート搬送制御部206は、各種搬送ローラを駆動する給送モータ110や排出モータ160等へ指示を出し、シートPの搬送を制御する。センサ制御部207は、後述のレジセンサ44及び両面センサ76等による検知開始及び停止を制御するとともに、これら各センサの検知結果を受け付ける。また、制御部200は、ネットワークを介して画像形成装置1に接続されたコンピュータ204から、印刷に使用するシートに関する各種情報を受信することが可能である。
(シート搬送系)
次に、シート搬送制御部206によって制御されるシート搬送系及びその駆動構成について、図3を用いて説明する。画像形成装置1が備えるシート搬送系は、給送パス49と、画像形成パス59と、両面パス79とを含む。これらのパスにおけるシートの搬送空間は装置本体100に支持されるガイド部材によって構成される。また、以下の説明において、「シート搬送方向」とは、対象とする部材が配置された搬送パスにおけるシートの主たる搬送方向を表すものとする。
給送パス49は、シートPを給送するための搬送路であり、給送ユニット40及びプレレジローラ対41が配置される。給送ユニット40は給送モータ110によって駆動され、プレレジローラ対41はプレレジモータ120によって駆動される。
画像形成パス59は、シートPを搬送しながら画像形成を行うための搬送路であり、レジローラ対42、二次転写ローラ43及び二次転写内ローラ22、並びに定着ローラ対51が配置される。レジローラ対42はレジモータ130によって駆動され、二次転写内ローラ22はITB(Intermediate transfer belt)モータ140によって駆動され、定着ローラ対51は定着モータ150によって駆動される。
両面パス79は、両面印刷を行う場合に画像形成パス59から送り出されたシートPを画像形成パス59へ向けて再度搬送するための搬送路であり、第1両面ローラ対72、第2両面ローラ対73、及び第3両面ローラ対74が配置される。反転ローラ対71は、画像形成パス59からのシートPを受取って反転させ、両面パス79に送り込む。第1~第3の両面ローラ対72~74は、両面パス79において反転ローラ対71からレジローラ対42に向かう方向に沿ってこの順に配置される。
反転ローラ対71及び第1両面ローラ対72は反転モータ170によって駆動され、第2両面ローラ対73及び第3両面ローラ対74は両面モータ180によって駆動される。反転モータ170は第1方向(正転)及びその反対の第2方向(逆転)に回転可能なモータであり、第1両面ローラ対72はワンウェイクラッチ75を介して反転モータ170に連結されている。シート搬送方向において第1両面ローラ対72と第2両面ローラ対73の間には、シートを検知可能な検知手段として両面センサ76が配置されている。また、レジローラ対42の上流側の近傍位置には、他の検知手段としてレジセンサ44が配置されている。これらのセンサは、例えばシートによって遮光されたことを検知可能な光電センサを用いることができる。
画像形成パス59は、画像形成手段が配置される第1搬送路に相当し、両面パス79は、反転ローラ対71等によって反転されたシートを第1搬送路へ向けて案内する第2搬送路に相当する。反転ローラ対71は、第1搬送路からのシートを反転搬送させる第1搬送手段に相当する。第1両面ローラ対72、第2両面ローラ対73、及び第3両面ローラ対74は、第2搬送路にシート搬送方向に沿って順に配置された第2搬送手段、第3搬送手段、及び第4搬送手段に相当する。また、反転モータ170は第1搬送手段及び第2搬送手段を駆動する第1駆動源に相当し、両面モータ180は第3搬送手段及び第4搬送手段を駆動する第2駆動源に相当し、レジモータ130はレジストレーション手段を駆動する第3駆動源に相当する。
この他、シート排出部60を構成する搬送ローラ対(61~63)を駆動する排出モータ160が設けられている。なお、以下で説明するシート搬送動作は、反転ローラ対71がシートPを排出する排出手段を兼ねる構成(シート排出部が省略される構成)にも適用可能である。
(待機状態)
次に、両面印刷の実行中に、転写部(本実施例では二次転写部)の上流でシートを待機させる場合について説明する。複数枚のシートに対して両面印刷を実行する場合、通常、後述の印刷順序に従って、一定の間隔(画像形成間隔)でシートに対する画像転写が行われ、この間隔が単位時間当たりの出力枚数、すなわち画像形成装置の生産性を規定する。しかしながら、以下に挙げるような種々の理由により、生産性の低下を許容して画像形成を一時的に停止し、画像形成間隔が長くなる場合がある。
例えば、定着装置が過度に温度上昇して定着ローラの温度許容限界を超えた場合に、転写部及び定着装置へのシートの搬送を停止して冷却時間を確保するケースがある。また、排出ローラの下流側に接続され、シートに対して綴じ処理等の処理を施すシート処理装置が装着されている場合に、シート処理装置による処理動作を待つために画像形成を停止するケースがある。さらに、画像形成装置の制御部が、コンピュータから転送された画像データを、画像形成手段がサポートするデータ形式(露光書き込み部13に転送可能な形式)に展開するための時間(画像展開時間)が必要となるケースがある。
画像形成を停止する場合、画像形成部PY~PKにおける新規の画像書き込みが停止される一方で、シートPは二次転写部より上流で待機させられる。上述の理由によって画像形成を遅延させる場合、その理由が発生するタイミングによっては、露光書き込み部13による画像書き込み動作の開始直前で制御部200が画像形成の遅延を決定する場合がある。そのため、シートPは第1面(表面)と第2面(裏面)、いずれのケースも有り得ることになる。なお、画像形成装置1の生産性向上の観点から、制御部200が画像書き込みを実行可能と判断してから露光装置13Y~13Kが実際に画像書き込み動作を開始するまでのタイムラグは可能な限り短くなるように構成される。
一方、画像書き込み動作の開始からシートPに対する画像転写が行われるまでのタイムラグは、トナー像及びシートPを二次転写部に搬送するためのハード構成に依存する。例えば、感光ドラム11及び中間転写ベルト21の回転速度(プロセス速度)が速く、かつ露光装置13Y~13Kによって感光ドラム11に書き込まれた潜像が、現像されて最終的に二次転写部まで移動するための移動距離が短い程、タイムラグは小さくなる。同様に、シートPの搬送速度が大きく、シートPの待機位置であるレジローラ対42から二次転写部までの搬送距離が短い程、タイムラグが小さくなる。
本実施例においても、画像形成装置1の生産性向上及び小型化の要求に応えるため、中間転写ベルト21の回転方向における最下流の(つまりブラックの)一次転写ローラ25から二次転写ローラ43までの距離は可能な限り短く構成されている。また、レジローラ対42から二次転写ローラ43までの距離も可能な限り短く、かつ最下流の一次転写ローラ25から二次転写ローラ43までの距離と同程度の長さに設定されている。
以上の構成の下で、画像形成部PY~PKにおける画像書き込み動作の開始許可がなされていない場合には、シートPはレジローラ対42で待機させられる。画像書き込み動作の開始が許可されると、直後に静電潜像の書き込みが開始されると共に、略同時にシートPがレジローラ対42によって搬送を開始され、その後二次転写部においてトナー像がシートPに転写される。なお、当然のことながら、画像書き込み動作の開始タイミング及びシートPの搬送を再開するタイミングは、二次転写部においてシートPに転写された画像の位置ずれが生じないように制御される。
(循環動作)
次に、両面印刷を行う場合のシートの循環動作について説明する。図4は画像形成動作が行われる順序を示す概念図であり、時間経過と共に図中左側のシートから順に二次転写部(破線)を通過して画像を転写されることを表している。また、図5は両面印刷の途中で最大枚数のシートが待機している状態を表す概略図である。図4及び図5の(a)は、シート搬送方向の長さが比較的小さいスモールサイズのシートを両面印刷する場合であり、(b)はシート給送方向の長さが比較的大きいラージサイズのシートを両面印刷する場合である。スモールサイズの例はA4(210mm)やレター(215.9mm)であり、ラージサイズの例はA3(420mm)やレジャー(431.8mm)である。なお、図4(c)については後述する。
また、「3A」、「1B」等の符号は、数字がシートを特定し、アルファベットがシートの反転が行われる前(A)又は反転が行われた後(B)の状態を表している。例えば、「3A」は、3枚目に給送されるシートが反転前である状態を表し、「1B」は、1枚目に給送されるシートが反転した状態を表す。
図4(a)に示すように、スモールサイズのシートの場合、3枚のシートの表面(1A~3A)に順に画像が形成された後に、1枚目のシートの裏面(1B)に画像が形成される。その後、(1B→4A→2B→5A…)のように、表面と裏面の画像形成が交互に行われ、最後の3枚のシートの裏面(3B~5B)に連続して画像形成することで5枚分の両面印刷が終了する。両面印刷の枚数が6枚以上である場合、表面と裏面が交互に印刷される期間が延長される。
ここで、例えば1枚目のシートの裏面(1B)について待機処理が行われる場合、つまり1枚目のシートの裏面に印刷すべき画像についての画像書き込み動作の開始が許可されず、レジローラ対42にシート(1B)を待機させる場合を考える。つまり、シート(3A)とシート(1B)の画像形成間隔が長いケースであり、この場合、図5(a)に示すように、1枚目のシート(1B)がレジローラ対42に当接した状態で待機する。1枚目のシート(1B)の待機時間が長い場合、後続する2枚目及び3枚目のシート(2B,3B)も搬送経路上のいずれかの位置に待機させることになる。
即ち、スモールサイズのシートの場合、最大で3枚のシートを待機させる必要がある。これに合わせて、反転ローラ対71から両面パス79を介してレジローラ対42に到る再搬送経路である反転搬送部70は、3枚のシートを保持可能な長さで構成されている。なお、図4(a)を参照して例えば5枚目のシートの表面(5A)に対する画像形成を待機する場合、反転搬送部70に待機させるシートは3枚目及び4枚目の2枚(3B,4B)となる。これは、1枚目及び2枚目のシート(1B,2B)が画像形成装置1から排出されるためである。
上述したように、画像書き込み許可の判断がなされるのはシートPがレジローラ対42に到達する直前である場合がある。このシートPが第2面の場合、まず両面パス79の1枚目のシート(1B)を停止してから、2枚目のシート(2B)を停止させ、その後に3枚目のシート(3B)を停止させることになり、3枚のシートの搬送を独立的に制御することが必要となる。即ち、搬送経路長に限りのある反転ローラ対71及び両面パス79に3枚のシートを待機させるためには、先行シートの搬送を停止した後に後続シートの搬送を停止することで、待機状態におけるシートの間隔を詰める必要がある。また、待機状態におけるシート間隔を可能な限り小さくすることで、搬送再開後の生産性向上を図ることができる。なお、定着装置の熱による画像の変質やシートの貼り付き等の不都合を回避するため、3枚目のシート(3B)は画像形成パス59から十分に離間した位置で待機させることが好ましく、本実施例では反転ローラ対71に保持させた状態で待機させる。
このような3枚のシートの搬送を独立に制御可能とするためには、モータ等の駆動源を3つ設けることが容易に考えられる。即ち、1枚のシートに1つの駆動源が対応し、あるシートが所定のシート位置(待機位置)に到達すると、対応する駆動源の駆動が停止する構成である。ところが、駆動源を多数配置することはコストアップにつながる。一般的に、モータのコストは製品全体に占める寄与度が比較的大きいことから、機能を確保しつつ駆動源の個数を削減することができれば、大幅なコストダウンを達成可能である。
そこで、本実施例では、所定枚数(例えば3枚)のシートを所望の位置に待機させることが可能な構成を、所定枚数より少ない(例えば2つの)駆動源で実現する構成を採用している。具体的な構成及び動作については、後に詳しく説明する。
また、本実施例では、レジローラ対42で待機するシートPが第1面であるか第2面であるかによって、反転搬送部70におけるシートの待機位置を変更する。これにより、シートの搬送不良等の不都合が生じる可能性を最小限に抑えるように、シートの位置を適切に管理できることも合わせて説明する。
(シート搬送動作)
以下、図6~図13を用いて、レジモータ130、反転モータ170、及び両面モータ180によって、必要に応じて3枚のシートを待機させつつシートの搬送を行う方法について説明する。図6は搬送動作全体のフローチャートであり、図7は各シートについて行われる制御内容を表すフローチャートである。
図6、図7に示すフローチャートの各工程は、制御部200(図2参照)のCPU201が各機能ブロック(205,206,207)を介して画像形成装置1の各部を制御することで達成される。このフローチャートは、ユーザが画像形成装置1の操作部203から、又は、画像形成装置1に直接或いはネットワークを介して接続されたコンピュータ204からプリントジョブの実行を指示した場合に実行される。ユーザは、プリントジョブによって印刷される1部毎の頁数及び部数や、印刷に使用するシートのシート情報(サイズ・坪量等の属性、及び供給元のカセット等)を指定することができる。
制御部200がプリントジョブを受付けてジョブの実行を開始(S101)すると、1枚目のシート(N=1)から順にシートの給送が開始される(S102,S103)。各シートについての搬送動作は、図7のフローチャートに従って、基準とする第2シートに対して、これに先行する第1シートと後続する第3シートの状態を参照しながら制御される(S104)。なお、各シートについて図7のフローチャートに沿って搬送動作が実現される構成であれば、並列処理のプログラムとして実装する必要はない。プリントジョブの実行に必要な枚数のシートが給送され、それらのシートに対する画像形成が完了すると(S105:Yes)、プリントジョブが終了する(S106)。
図7のフローチャートに沿って、各シートを対象とする搬送動作の制御方法について説明する。なお、ここでは第2シートを対象とする搬送動作を説明するが、対象とするシートに先行して給送パス49から給送されるシートを第1シートに、対象とするシートに後続して給送パス49から給送されるシートを第3シートに置き換えることができる。つまり、「第1シート」、「第2シート」、「第3シート」とは、各シートが給送パス49から給送される際の相対的な順序を表すものである。また、前提条件として、第1シートと第2シートは第1面の画像形成がなされ、第1シートが両面部で待機した状態からここで示す搬送制御が開始されるものとする。
第2シートが反転ローラ対71の反転位置に到着した際に、第3シートの第1面の画像書き込みの可否が判断される(S111)。反転ローラ対71の反転位置とは、反転ローラ対71が第2シートを正転方向(第1方向)に所定距離搬送して、逆転方向(第2方向)に回転することで第2シートを両面パス79へ搬送することが可能となる位置を指す。S111において書き込み可と判断した場合、レジローラ対42で第3シートを待機させずに、第3シートの第1面の画像形成が実行される(S112)。即ち、レジローラ対42が第3シートの斜行補正を行った後、第2シートに対して所定の間隔で第3シートが搬送されるようにレジモータ130の駆動を開始する。所定の間隔とは、図4(a)において画像形成装置の生産性が最大である場合の「2A」と「3A」の間隔に対応する。
S111において書き込み否であれば、第3シートはレジローラ対42にて待機させられる。即ち、第2シートが所定の間隔以上に遠ざかってもレジモータ130の駆動は開始されない。このとき、第2シートは反転部で待機し(S113)、第3シートの画像書き込み許可(S114)が発行されるまで待機を継続する。反転部とは、反転搬送部70のうちシートの反転に用いられる部分(搬送手段及び搬送ガイド等)を指し、本実施例では反転ローラ対71が反転部を構成する。第3シートの画像書き込み許可が発行されると、第3シートの第1面の画像形成が実行される(S112)。
第3シートの画像形成開始後、第3シートの先端が所定の位置(本実施例では二次転写部)に到達すると、第2シートの両面パス79へ向けた搬送が開始され(S115)、第2シートは両面パス79に搬入される。そして、第2シートが第2両面ローラ対73に到達するタイミングで、先行する第1シートがレジローラ対42において待機しているか否か(S116)によってその後の動作が切換わる。
第1シートがレジローラ対42で待機していない場合(S116:No)、第2シートの待機処理が行われないモード(第2モード)が選択される。この場合、対象シートは駆動状態の第2両面ローラ対73に突入し、第2両面ローラ対73によって引き抜かれてレジローラ対42へ向けて引き続き搬送される(S117)。レジローラ対42に到達した第2シートは、第2シートに対する画像書き込みが許可されるのを待って二次転写部に搬送され(S120,S121)、第2面に画像を形成される(S122)。
一方、第1シートがレジローラ対42において待機している場合、つまり第1シートについてステップS121が実行中である場合、第2シートを所定位置まで搬送させた状態で待機させる待機処理(S118)が行われるモード(第1モード)が選択される。この場合、第2シートは停止状態の第2両面ローラ対73に突き当てられる位置まで第1両面ローラ対72によって搬送される。その後、両面モータ180によって先行シートの搬送が再開されると、同じく両面モータ180に駆動される第2両面ローラ対73によって対象シートの搬送が再開される(S119)。そして、レジローラ対42に到達した第2シートは、第2シートに対する画像書き込みが許可されるのを待って二次転写部に搬送され(S120,S121)、第2面に画像を形成される(S122)。
以下、図8~図13を用いて、待機処理を行わない場合、第1面の待機処理を行う場合、及び、第2面の待機処理を行う場合のシートの挙動及び各モータの駆動制御について詳しく説明する。なお、以下の説明において、第1~第3シートは図7のフローチャートと共通である。
(1.待機処理が行われない場合)
図8は、第1面の待機処理及び第2面の待機処理がいずれも行われない場合の搬送動作を表している。このケースでは、第2シート(2B)が反転ローラ対71に到達する前に第3シート(3A)の第1面の画像書き込みが可能になるため、第1面の待機処理が行われない(S111:No)。第3シート(3A)は、レジローラ対42で一時停止した後、図8(a)に示すように先行するシート(ここでは第2シート)の後端から所定の間隔をあけて搬送開始される。第2シート(2B)は、反転モータ170が所定量だけ正転した後、所定時間(整定時間100ms)停止信号が入力され、その後逆転することで、第1両面ローラ対72へ向けて搬送される。
さらに、このケースでは反転後の第2シート(2B)前端が第2両面ローラ対73に到達する前に第1シート(1B)についての画像書き込みが可能になるため、第2面の待機処理も行われない(S120:No)。第1シート(1B)は、レジローラ対42で一時停止した後、図8(b)に示すように先行する第3シート(3A)の後端から所定の間隔をあけて搬送開始される。第2シート(2B)は、両面パス79において第1シート(1B)を追いかけるようにして第3両面ローラ対74に向かって搬送される。
図9は、両面パス79における第1シート及び第2シートの搬送制御に関する各モータのタイミングチャートを表している。第1シート(1B)がレジローラ対42より上流で一時停止した後、第3シート(3A)の画像形成開始後に両面モータ180が300mm/sの速度(周速)で第2両面ローラ対73及び第3両面ローラ対73を駆動する。これにより、画像形成が行われている第3シート(3A)に対して所定の間隔を維持するようにして、第1シート(1B)がレジローラ対42に向けて搬送される(図8(a))。
レジセンサ44が第1シート(1B)を検知すると、第3両面ローラ対73がシートにループを形成させるための搬送速度V1まで減速される。第1シート(1B)は、停止状態のレジローラ対42に突き当たってループを形成し、斜行補正される。本実施例ではV1=220mm/sであり、両面モータ180の駆動速度が減速されるタイミングは第1シート(1B)の第2面に関する画像書き込み判断がなされるタイミングと略等しい。画像書き込みの判断結果が「可」のとき、第1シート(1B)に所定量のループが形成される時刻Taでレジモータ130の駆動が開始され、レジローラ対42が第1シート(1B)の搬送を開始する。
ここで、画像形成装置1の生産性向上を図るため、シートが二次転写部に到達する前におけるレジローラ対42の搬送速度(400mm/s)は、二次転写部における搬送速度(プロセス速度、300mm/s)より大きな値に設定されている。レジモータ130は、400mm/sに対応する速度まで加速した後、シートが二次転写部に到達するまでに300mm/sまで減速される。
ここでは第2シート(2B)が第2両面ローラ対73に到達する時刻Tbより前に第1シート(1B)に対する画像書き込みが許可される場合を考えているため、両面モータ180は停止されずに、レジモータ130の駆動開始時刻Taに合わせて再加速される。つまり、両面モータ180は、第3両面ローラ対74がレジローラ対42の目標速度と同じ400mm/sの周速で回転するように再加速され、さらにレジモータ130の減速に合わせて減速される。これにより、レジローラ対42及び第3両面ローラ対72による第1シート(1B)の搬送速度が制御される。
一方、第2シート(2B)は、反転モータ170の逆転駆動により、第1両面ローラ対72によって第1シート(1B)に続いて所定速度(300mm/s)で搬送される(図8(a)参照)。反転モータ170は、両面センサ76が第2シート(2B)の前端を検知した後、第2シート(2B)が第2両面ローラ対73へ突入する際の第1両面ローラ対72の搬送速度がV2=200mm/sとなるように減速される。
ここで、第2両面ローラ対73は、第1両面ローラ対72より大きい搬送速度(300mm/s)で駆動されており、また、反転モータ170と第1両面ローラ対72の間にはワンウェイクラッチ75が設けられている。このため、第2両面ローラ対73に第2シート(2B)が突入すると、ワンウェイクラッチ75が滑って第2シート(2B)が第1両面ローラ対72から引き抜かれる(図8(b)参照)。また、仮に図9のタイミングチャートに比べてシートの間隔が短く、第1シート(1B)のループ形成中に第2シート(2B)が第2両面ローラ対73に突入したとしても、V2>V1であるため後続シート(2B)が円滑に引き抜かれる。即ち、両面モータ180が反転モータ170より高速で駆動されている状態でも第2シート(2B)の受け渡しが円滑に行われ、第1シート(1B)及び第2シート(2B)が両面モータ180の駆動力によって搬送される状態となる。
なお、ワンウェイクラッチ75の作用により、第2シート(2B)が第2両面ローラ対73に受け渡された後に反転モータ170が正転しても、第2両面ローラ対73には駆動力が伝達されない。このため、第2シート(2B)が第2両面ローラ対73に突入した後であれば、反転モータ170を正転させても第2シート(2B)の引き抜きは阻害されない。従って、図8(b)に示すように、次の第3シート(3A)が反転ローラ対71に到達する前に反転モータ170を正転させることで、反転ローラ対71が第3シート(3A)を受け取って反転搬送を開始することが可能となる。
(2.第1面の待機処理が行われる場合)
次に、第1面の待機処理が行われる場合の動作について説明する。図10(a)~(d)は、図7のS111の結果がYesである場合、即ち第2シート(2B)が反転部で待機する場合の動作を表している。図11は、第1~第3シートの搬送制御に関する各モータのタイミングチャートを表している。ただし、図11では、反転モータ170に関して両面パス79におけるシート搬送方向を正の搬送速度で表し、反転ローラ対71がシートを反転させる前の搬送方向を負の搬送速度で表している。
このケースでは、第2シート(2B)が反転ローラ対71に到達しても第3シート(3A)の第1面の画像書き込みが許可されておらず、第1面の待機処理が行われる(S111:Yes)。図11に示すように、第1シート(1B)が両面パス79の待機位置に到達して両面モータ180の駆動が停止した(T1)後に、第3シート(3A)の第1面の画像書き込みが許可されずに待機状態となる(T2)。つまり、プレレジローラ対41(図3参照)によって第3シート(3A)が停止状態のレジローラ対42に突き当てられてループを形成した時点(T2)でプレレジモータ120が停止し、レジモータ130の停止状態が維持される。
プレレジモータ120の駆動が停止した時点で第2シートは反転ローラ対71によって搬送されているが、シート後端が画像形成パス59から両面パス79への分岐部に到達した後に搬送を停止される(T3)。つまり、第2シートの後端部が反転ローラ対71のニップ位置まで所定の距離で(30mm)近づいた状態で反転モータ170の駆動が停止する(T3)。これにより、図10(a)に示すように第1~第3シートがそれぞれ停止した状態(図11のT4に相当)となる。
その後、第3シート(3A)の第1面の画像書き込みが許可されると、まず、プレレジモータ120及びレジモータ130の駆動が開始され(T5)、第3シート(3A)が二次転写部に送り込まれる(図10(b))。第3シート(3A)が所定距離搬送されると(例えば二次転写部に突入すると)、反転モータ170の逆転が開始され(T6)、第2シート(2B)が両面パス79に搬入される(図10(c))。さらに、第3シート(3A)の後端に対して所定の間隔をあけるように両面モータ180の駆動が開始され(T7)、第1シート(1B)がレジローラ対42に向けて搬送される(図10(d))。
両面モータ180の駆動が開始された後に、第2シート(2B)が第2両面ローラ対73に突入し、第2両面ローラ対73によって第2シート(2B)の搬送が継続される。言い換えると、反転モータ170の駆動再開タイミング(T6)は、両面モータ180が回転している状態で第2シート(2B)が第2両面ローラ対73に受け渡されるように、レジモータ130の駆動開始タイミング(T5)に比べて遅く設定される。図10(d)に示す状態となった以降は「1.待機処理が行われない場合」と同様であるため、説明を省略する。なお、「1.待機処理が行われない場合」と同様に、第2シート(2B)が第2両面ローラ対73に突入する際の第1両面ローラ対72の搬送速度が、第2両面ローラ対73の搬送速度に比べて遅くなるように反転モータ170を減速してもよい。
(3.第2面の待機処理が行われる場合)
次に、第2面の待機処理が行われる場合の動作について説明する。図12(a)~(d)は、図7のステップS116の結果がYesである場合、即ち第2シート(2B)の前端が第2両面ローラ対73に当接した状態で第1シート(1B)の第2面の画像書き込み許可を待機する場合の動作を表している。
図12(a)は図8(a)と同一の状態を表しており、第1シート(1B)は第3両面ローラ対74によって所定速度(300mm/s)でレジローラ対42へ向けて搬送されている。また、反転モータ170が逆転駆動されることで、第2シート(2B)は第1両面ローラ対72によって所定速度(300mm/s)で搬送されている。
ここでは、図13に示すように、第2シート(2B)が第2両面ローラ対73に到達するタイミング(図13のTb)で、第1シート(1B)に対する画像書き込みの判断結果が「否」であるものとする。つまり、「1.待機処理が行われない場合」とは異なり、第1シート(1B)に対する画像書き込み許可が発行されるタイミングが、第2シート(2B)が第2両面ローラ対73に到達するタイミングより遅い(Tb<Ta)。この場合、第1シート(1B)が第3両面ローラ対74に挟持され、かつ第1シート(1B)の前端がレジローラ対42に当接して所定量のループを形成した状態で、両面モータ180の駆動が停止される(図12(b))。
反転モータ170は、両面センサ76が第2シート(2B)の前端を検知した後、第2シート(2B)が第2両面ローラ対73へ突入する際の第1両面ローラ対72による搬送速度がV2=200mm/sとなるように減速される。両面モータ180による第2両面ローラ対73の駆動が停止されていることから、第2シート(2B)の前端は第2両面ローラ対73に突き当てられる。反転モータ170は、第2シート(2B)が第2両面ローラ対73に当接してループを形成した状態で停止される(図12(b))。
ここで、反転モータ170と第1両面ローラ対72の間にワンウェイクラッチ75が配置されることから、第2シート(2B)が待機した状態でさらに次のシート第3シート(3A)の搬送を開始することが可能である(図12(b))。即ち、第2シート(2B)が第2両面ローラ対73に当接した後は、反転モータ170が停止又は正転に切換わったとしても第2両面ローラ対73が第2シート(2B)を引き抜くことができる。そのため、第2シート(2B)が待機位置まで搬送された後に反転モータ170を正転させることで(図13参照)、反転ローラ対71に第3シート(3A)を受け取らせることができる。なお、図13の反転モータの搬送速度の正負の定義は、図11と同じである。反転モータ170は、第3シート(3A)を所定の待機位置、即ちシートを反転させる位置まで搬送した状態で反転ローラ対71を停止させる(図12(c)参照)。
このように、第1シート(1B)に対する画像書き込みの許可を待機している時間が長い場合、反転搬送部70には最大で3枚のシート(1B,2B,3B)が待機した状態となる。つまり、最大待機枚数(例えば3枚)よりも駆動源が少ない(例えば2つ)構成において、最大待機枚数のシートがそれぞれ適切な待機位置に待機する。そして、第1シート(1B)に対する画像書き込みの判断が「可」になったタイミング(Ta)で両面モータ180の駆動が開始されることで、第1シート(1B)と共に第2シート(2B)の搬送が再開される(図12(c)、(d)参照)。
このように、本実施例では、第1シート(1B)が待機している場合に、両面モータ180のリスタートによって第2シート(2B)の搬送が自動的に再開される位置まで第2シート(2B)を搬送した状態で待機させる。言い換えると、第4搬送手段(74)に第1シート(1B)が挟持され、第2駆動源(180)の駆動が停止している状態で、第2シート(2B)を第3搬送手段(73)に当接する位置まで搬送させる第1動作(S118)が行われる。従って、第1動作の後、第2駆動源に第3搬送手段及び第4搬送手段の駆動を開始させる第2動作(S119)を実行することで、待機状態にある第1シート及び第2シートの搬送を再開することが可能となる。
一方、第1駆動源(170)の駆動力が第2搬送手段(72)を介して第2シートに伝達されることを規制手段(75)によって規制可能な構成であるから、第1シート及び第2シートが待機している状態で、さらに第3シートの搬送を独立に制御可能である。即ち、第1駆動源から第2シートへの力の伝達が規制されている状態で第1駆動源に第1搬送手段(71)を駆動させることで、第1搬送手段に第3シート(3A)を受け取らせることができる。これにより、3枚のシートを待機させ、かつ必要に応じて搬送を再開する構成を、2つのモータを用いて実現することができる。即ち、本実施例の構成により、両面印刷動作において循環可能なシート枚数を減らすことなくモータ数を削減して、製品のコストダウンを図ることができる。
なお、図11及び図12では3枚のシートがいずれも待機状態となる場合について説明したが、第3シート(3A)が反転待機位置に到達する前に第1シート(1B)に対する画像書き込みが許可された場合、第3シート(3A)を反転待機させなくてもよい。即ち、この場合は反転モータ170の駆動を停止することなく、反転ローラ対71によって第3シート(3A)を反転搬送させて両面パス79に送り込むように構成される。言い換えると、本実施例の構成によれば、第2動作の実行中に(つまり第2シートが第2搬送手段から引き抜かれつつある状態で)、第1駆動源に第1搬送手段を駆動させて第3シートの搬送を開始させることができる。
ここで、第2シート(2B)が第2両面ローラ対73に突き当てられた状態について、図14を用いて説明する。図14(a)は待機処理によって後続シート(2B)が第2両面ローラ対73に突き当てられ、反転モータ170の駆動が停止した状態を表す模式図であり、図14(b)は破線で示す領域の拡大図である。
図14(b)に示すように、反転モータ170は、第2シート(2B)が第2両面ローラ対73のニップ部N2に前端が当接して撓んだ状態(ループを形成した状態)となる位置まで搬送されるように第1両面ローラ対72を駆動する。即ち、両面センサ76が第2シート(2B)を検知してから、第2シート(2B)の前端が第2両面ローラ対73に到達した後も所定量の送り込みを行うように反転モータ170の駆動を制御している。ループが形成された状態では、第1両面ローラ対72のニップ部N1においてシートPが挟持されていることから、第2シート(2B)の前端を第2両面ローラ対73のニップ部N2に押し込むような力が発生する。このため、両面モータ180によって第2両面ローラ対73の駆動が開始されると、第2両面ローラ対73に第2シート(2B)が確実に挟持されて、第1シート(1B)と共に搬送が再開される。
ここで、図14(b)に破線で示すように、第2シート(2B)の前端部に通常では想定し得ない程度の極端に大きなカールや折れ等が有る場合、第2両面ローラ対73のニップ部N2に十分に進入しないケースも考えられる。この場合には、両面モータ180の駆動が開始されても第2シート(2B)の搬送が開始されない可能性がある。従って、再搬送経路に第2シート(2B)を待機させる場合において、必要がない場合は第2両面ローラ対73に接触しない位置で第2シート(2B)の搬送を停止することが望ましい。本実施例では、上述した通り「2.第1面の待機処理が行われる場合」には反転ローラ対71で第2シート(2B)を待機させるため、こうした想定外のケースにおいても、搬送不良のリスクを回避することができる。
(4.連続印刷中の動作)
多数のシートに連続的に両面印刷を行う際に待機処理が行われる場合のシートの挙動について説明する。図4(c)に示すように、本実施例の構成では、スモールサイズのシートに対して連続的に両面印刷を行う場合、N枚目のシートが第1面(N:A)に画像形成されてから第2面(N:B)に画像形成されるまでの間に、4ページ分の画像が形成される。
この内、(ii)又は(iii)の場合のN枚目のシートの挙動は「2.第1面の待機処理が行われる場合」又は「3.第2面の待機処理が行われる場合」で説明した第2シート(2B)と同じである。つまり、N+1枚目のシートの第1面(N+1:A)について待機処理が行われる(ii)の場合は、N枚目のシートは反転ローラ対71に挟持された状態で待機する。N-1枚目のシートの第2面(N-1:B)について待機処理が行われる(iii)の場合は、N枚目のシートは第2両面ローラ対73に当接した状態で待機する。
N-2枚目のシートの第2面(N-2:B)について待機処理が行われる(i)の場合のN枚目のシートの挙動は、上記「3.第2面の待機処理が行われる場合」の第3シートと同じである。つまり、N枚目のシートは、先行するN-1枚目のシートが第2両面ローラ対73に当接した後に(図12(b)の第2シート2Bの位置)、反転ローラ対71によって正転方向に所定距離搬送された状態で待機する(図12(c)の第3シート3Bの位置)。
また、N+2枚目のシートの第1面(N+2:A)について待機処理が行われる(iv)の場合のN枚目のシートの挙動は、上記「2.第1面の待機処理が行われる場合」の第1シートと同じである。つまり、N枚目のシートは、第3両面ローラ対74に挟持された状態で待機する(図10(a)の第1シート1Bの位置)。その後、レジローラ対42がN+2枚目のシートの搬送を開始すると、N+2枚目のシートの後端に所定の間隔をあけるようにしてN枚目のシートがレジローラ対42に送り込まれる(図10(d)参照)。
このようにすることで、多数のシートに連続的に両面印刷を行う際の各シートの位置を適切に管理することができる。
(本実施例の効果)
このように、本実施例では、必要であれば先行シートを第2両面ローラ対73に当接させた状態で待機させることが可能な構成において、後続シートの第1面の待機処理が行われる場合には、敢えて先行シートを反転させずに待機させる。つまり、上記第2シートの第1面に画像形成された後、レジローラ対42による第3シート(3A)の搬送が停止しているとき、反転ローラ対71が第2シート(2B)を両面パス79に向けて反転させていない状態で第2シート(2B)の搬送が停止する。その後、第3シート(3A)に対する画像書き込み許可が発行され、画像形成部PY~PKにおいて第3シート(3A)の第1面に形成すべき画像の作成が開始されたことに基づいて、反転ローラ対71が第2シート(2B)を両面パス79に搬送する。言い換えると、先行シートの第1面に画像が形成された後、後続シートの第1面に対する画像形成が行われずに後続シートの搬送が停止しているとき、先行シートを第2搬送路に向かう方向へ反転させずに第1搬送手段が停止する。その後、画像形成部が後続シートの第1面に画像を形成するための画像形成動作(S112)を開始したタイミングに基づいて、第1搬送手段に先行シートを第2搬送路へ搬送させる動作が実行される。
これにより、搬送不良のリスクを最小限に抑えるように、シートの両面に画像形成する際のシート位置を適切に管理することができる。
なお、本実施例における画像形成開始タイミングは、いずれかの画像形成部PY~PK(通常はイエローの画像形成部PY)において、露光装置が感光ドラムの表面に静電潜像を書き込むための画像書き込み動作が最初に開始されたタイミングを指す。また、図11に示す例では、後続シート(3A)に対する画像書き込み許可の発行直後に後続シート(3A)の搬送が開始(T5)され、その後に先行シート(2B)の搬送が再開(T6)されているが、これに限らない。後続シート(3A)に対する画像形成開始タイミングより後であれば、後続シートの搬送が開始される前に先行シート(2B)を第2搬送路へ向けて搬送開始してもよい。
なお、後続シートの画像形成開始タイミングに基づいて先行シートの反転を開始することは以下の利点もある。一般に、シートを搬送する際に様々な要因によって搬送タイミングにずれが生じる。例えば、搬送ローラの外径公差や摩耗による外径の縮小、搬送ローラのスリップによる遅延又は早着が挙げられる。これらの搬送ずれは、例えば、レジローラ対42や第2両面ローラ対73にシートを突き当てた後、所定のタイミングで当該ローラ対の駆動を開始することで吸収することができる。特に搬送経路が長い場合、搬送ずれを吸収する箇所を多く設けることで前後のシートと衝突する等のリスクが軽減される。その一方で、搬送ずれを吸収する箇所を多く設けるほど構成は複雑になってしまう。本実施例では、反転部にて上記搬送ずれを吸収していることと等しく、構成の簡易さと搬送の安定性を両立することに寄与している。
従って、後続シートの画像形成開始タイミングに基づいて先行シートの反転を開始することは、本実施例の反転搬送部70の構成に限らず適用可能である。例えば、反転モータ170及び両面モータ180とは別に第1両面ローラ対72を駆動するモータを配置し、3枚のシートの待機位置を3つの駆動源で制御する構成に適用してもよい。この場合、上記「3.第2面の待機処理が行われる場合」で説明した第2シート(2B)を第2両面ローラ対73に突き当てて待機させる動作は行われず、第2シート(2B)は第2両面ローラ対73より上流で待機する。この構成においても、本技術を用いることで、構成の簡易さと搬送の安定性を両立することが可能である。また、4枚以上のシートを反転搬送部70に待機させる構成や、2枚のシートを反転搬送部70に待機させる構成に本技術を適用してもよい。
上記実施例1では、後続シートの画像形成開始タイミングに基づいて先行シートの反転を開始する構成としたが、これに限定されることはない。第2両面ローラ対73への突き当てをなるべく回避するという観点からは、先行シートを反転させた後、第2両面ローラ対73に到達していない状態で先行シートの搬送を停止させてもよい。以下、図15を用いて本実施例について説明する。ただし、実施例1と同様の構成及び作用を有する要素は実施例1と共通の符号を付して説明を省略する。
図15は、上記実施例における図11に対応する各モータのタイミングチャートである。反転ローラ対71が第2シート(2B)を所定距離搬送するまでの動作は実施例1の「2.第1面の待機処理が行われる場合」と同じであり、T1とT21、T2とT22、T3とT23が対応する。
本実施例では、反転ローラ対71が第2シート(2B)を正転方向に所定距離搬送して
所定時間(整定時間100ms、T23~T24の期間)停止した後に、逆転方向の搬送を開始する(T24)。この逆転方向の搬送は、第3シート(3A)の画像書き込み許可が発行されているか否かに関わらず開始される。
第3シート(3A)の画像書き込み許可が発行されていない状態が継続した場合、第2シート(2B)が第2両面ローラ対73の直前まで搬送された状態で反転モータ170の駆動が停止する(T25)。反転モータ170の停止タイミングは、例えば両面センサ76の検知結果を参照する等の方法により、第2シート(2B)が第2両面ローラ対73に接触しない位置で停止するように設定される。
その後、第3シート(3A)の第1面の画像書き込み許可が発行されると、第3シート(3A)の搬送が開始する(T26)。さらに、第3シート(3A)の搬送開始からの経過時間に基づいて第1シート(1B)及び第2シート(2B)の搬送が再開される。ただし、実施例1に比較して第2シート(2B)の待機位置が反転搬送部70の下流側に設定されているため、第2シート(2B)の搬送再開は実施例1よりも遅く設定される。つまり、第1シート(1B)が第3シート(3A)の後端から所定の間隔をあけて搬送開始(T28)された後に、反転モータ170が逆転方向の回転を開始(T29)する。これにより、第2両面ローラ対73が回転している状態で第2シート(2B)が第1両面ローラ対72から第2両面ローラ対73に受け渡され、搬送不良等のリスクが低減される。
このように、第3シートの第1面について待機処理が行われる場合、第2シートを反転させた後、第2シートが第2両面ローラ対73(第3搬送手段)に到達していない状態で第2シートの搬送が停止する。その後、第3シートの第1面についての画像形成開始タイミングに基づいて第2シートの搬送が再開され、第3搬送手段にシートが受け渡される。これにより、実施例1と同様に、搬送不良等のリスクを抑えるようにシート位置を適切に管理することができる。
(その他の実施形態)
上記実施例1,2では、第1駆動源の駆動力が第2搬送手段を介してシートに伝わることを規制可能な規制手段としてワンウェイクラッチ75を用いているが、ドッグクラッチ等の駆動伝達を遮断可能な他のクラッチ機構に置き換えてもよい。また、第2両面ローラ対73をシートを挟持する当接状態とシートの挟持を解除する離間状態とに切換える機構(例えば、ローラ対の少なくとも一方のローラ軸に連結され、ローラ対の軸間距離を変動させるカム機構)を規制手段として用いてもよい。
また、上記実施例では第2両面ローラ対73にシート(2B)の前端を突き当ててループを形成させた状態で搬送停止させるが、搬送距離の精度が確保されれば、シートの前端が第2両面ローラ対73のニップ位置に到達するタイミングで搬送停止させてもよい。しかしながら、搬送速度の変動によるシート位置のばらつきに対処するため、上記実施例のようにループを形成させることでシート搬送の安定性を確保することができる。ループを形成させるための送り込み量は、例えば5mmとすると好適であった。また、両面パス79のループが形成される部分を構成する搬送ガイドを湾曲させてシートのループを許容するループ空間を確保することで、シートのストレスを軽減できるようにした。なお、シート(2B)にループを形成させる代わりに、例えば両面モータ180から第2両面ローラ対73への駆動伝達経路にクラッチ機構を配置し、待機時に後続シートの前端を両面ローラ対73のニップ部に進入させる構成としてもよい。
また、上記実施例では反転モータ170及び両面モータ180がそれぞれ2組のローラ対を駆動する構成としたが、一方又は両方のモータが3組以上のローラ対を駆動する構成としてもよい。例えば、第2両面ローラ対73と第3両面ローラ対74の間にローラ対を追加してもよく、また、反転ローラ対71と第1両面ローラ対72の間にローラ対を追加してもよい。但し、待機状態においてシートを保持し、かつ第2両面ローラ対73によってシートが引き抜かれる位置にローラ対を追加する場合には、ワンウェイクラッチ等の規制手段が必要となる。
また、図9、図11、図13、及び図15を用いて説明した各モータの速度制御及び具体的な駆動速度は、適宜変更可能である。例えば、上記実施例ではレジローラ対42でシートを待機させる必要がない場合に、両面モータ180の駆動を停止させずにレジモータ130の駆動を開始する構成としている(図8参照)。しかし、このような所謂ノンストップレジストレーションに代えて、ループ形成後に両面モータ180の駆動を一時停止させてもよい。
また、上記実施例ではモータを駆動源として採用しているが、第1駆動源乃至第3駆動源としてモータ以外のアクチュエータを採用してもよい。例えば、共通のモータを1つ備え、反転ローラ対71及び第1両面ローラ対72に駆動力を伝達する経路と、第2両面ローラ対73及び第3両面ローラ対74に駆動力を伝達する経路を設ける構成としてもよい。この場合、電磁クラッチ等によって駆動状態を独立に制御可能に構成された駆動伝達部材のそれぞれが駆動源に相当する。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
1…画像形成装置/10…画像形成手段(画像形成エンジン)/42…レジストレーション手段(レジストレーションローラ対)/59…第1搬送路(画像形成パス)/71…第1搬送手段(反転ローラ対)/72…第2搬送手段(第1両面ローラ対)/73…第3搬送手段(第2両面ローラ対)/75…規制手段(ワンウェイクラッチ)/79…第2搬送路(両面パス)/170…第1駆動源(反転モータ)/180…第2駆動源(両面モータ)/200…制御手段(制御部)

Claims (13)

  1. 第1搬送路と、
    前記第1搬送路を通過するシートに画像を形成する画像形成手段と、
    前記第1搬送路に配置され、シートを前記画像形成手段に搬送するレジストレーション手段と、
    前記第1搬送路からシートを受取って第1方向に搬送した後に反転させて前記第1方向とは反対の第2方向に搬送する第1搬送手段と、
    前記第1搬送手段によって反転されたシートを前記第1搬送路に案内する第2搬送路と、
    前記第1搬送手段を駆動する第1駆動源と、
    前記第1駆動源を制御する制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、
    第1シートの第1面、前記第1シートに後続して前記第1搬送路に給送される第2シートの第1面、前記第2シートに後続して前記第1搬送路に給送される第3シートの第1面、前記第1シートの第2面、及び前記第2シートの第2面に画像を形成する場合において、
    前記第2シートの第1面に画像が形成された後、前記第3シートの第1面に形成するための画像の作成が許可されないとき、前記第3シートの先端を停止状態の前記レジストレーション手段に突き当てた状態、前記第1シートを前記第2搬送路に待機させた状態、かつ、前記第1搬送手段が前記第2シートの前記第2方向への反転を開始する前の状態で、前記第1シート、前記第2シート及び前記第3シートのそれぞれを待機させ、
    その後、前記画像形成手段が前記第3シートの第1面に形成するための画像の作成を開始したタイミングに基づいて、かつ、前記第3シートを前記画像形成手段に向けて搬送するために前記レジストレーション手段の回転を開始した後に、前記第1搬送手段に前第2シートの前記第2方向への反転を開始させ前記第2シートを前記第2搬送路へ搬送させる、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記第1搬送手段は、前記第1搬送路から受け取ったシートを前記第1方向に所定距離搬送した後に反転させて前記第2方向に搬送することで前記第2搬送路に搬送し、
    前記制御手段は、前記第1搬送手段が前記第2シートを前記第1方向に前記所定距離搬送し終えるまでに前記第3シートの第1面に形成するための画像の作成が許可されない場合に、前記第2シートが前記第1方向に前記所定距離搬送された位置に保持された状態で前記第2シートを前記第2方向に搬送させずに前記第1搬送手段を停止させる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 記第2搬送路に配置され、前記第1駆動源に駆動されることで、前記第1搬送手段によって反転されたシートを搬送する第2搬送手段と、
    前記第2搬送路に配置され、前記第2搬送手段から送り出されたシートを前記レジストレーション手段へ向けて搬送する第3搬送手段と、
    前記第3搬送手段を駆動する第2駆動源と、
    前記第1駆動源から前記第2搬送手段への駆動伝達を規制可能な規制手段と、をさらに備え、
    前記制御手段は、前記第1搬送手段が前記第2シートの反転を開始する前に前記第1搬送手段を停止させた後、前記第2シートの反転を開始させる場合に、
    停止状態の前記第3搬送手段に前記第2シートを当接させた状態で待機させ、その後、前記規制手段により前記第2搬送手段への駆動伝達が規制された状態で、前記第3搬送手段に前記第2シートを搬送させる第1モードと、
    停止状態の前記第3搬送手段に前記第2シートを当接させることなく、前記第2搬送手段から駆動状態の前記第3搬送手段に前記第2シートを受け渡させる第2モードと、を実行可能である、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記規制手段は、ワンウェイクラッチである、
    ことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記制御手段は、前記第3シートの第1面に画像が形成された後、前記第1シートの第2面に形成される画像の作成が許可されない場合に、前記第2搬送手段に前記第2シートの先端が前記第3搬送手段に当接する位置まで前記第2シートを搬送させた後に前記第2搬送手段を停止させる、
    ことを特徴とする請求項3又は4に記載の画像形成装置。
  6. 前記制御手段は、
    前記第1搬送手段が前記第2シートの反転を開始する前に前記第1搬送手段を停止させた後に前記第1搬送手段に前記第2シートの反転を開始させる場合、前記第1シートの第2面に画像を形成するために前記第2駆動源が前記第3搬送手段の回転を開始させた後に前記第2搬送手段から前記第3搬送手段に前記第2シートが受け渡されるように、前記レジストレーション手段による前記第3シートの搬送開始に比べて前記第2シートの反転の開始を遅らせる、
    ことを特徴とする請求項3乃至5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記制御手段は、
    前記第2シートの反転を開始させてから前記第2シートが前記第3搬送手段に到達するまでの間に、前記第1シートの第2面に形成するための画像の作成が許可されない場合に、前記第2シートに対して前記第1モードを実行し、
    前記第2シートの反転を開始させてから前記第2シートが前記第3搬送手段に到達するまでの間に、前記第1シートの第2面に形成するための画像の作成が許可された場合に、前記第2シートに対して前記第2モードを実行する、
    ことを特徴とする請求項3乃至6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 第1搬送路と、
    前記第1搬送路を通過するシートに画像を形成する画像形成手段と、
    前記第1搬送路からシートを受取って反転搬送する第1搬送手段と、
    前記第1搬送手段によって反転されたシートを前記第1搬送路に案内する第2搬送路と、
    前記第2搬送路に配置され、前記第1搬送手段によって反転されたシートを搬送する第2搬送手段と、
    前記第2搬送路に配置され、前記第1搬送手段によって反転され前記第2搬送手段を介して受け取ったシートを前記第1搬送路に向けて搬送する第3搬送手段と、
    前記第1搬送手段及び前記第2搬送手段を駆動する第1駆動源と、
    前記第3搬送手段を駆動する第2駆動源と、
    前記第1搬送路に配置され、シートを前記画像形成手段に搬送するレジストレーション手段と、
    前記第1駆動源から前記第2搬送手段への駆動伝達を規制可能な規制手段と、
    前記第1駆動源及び前記第2駆動源を制御する制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、
    先行シートの第1面、前記先行シートに後続して前記第1搬送路に給送される後続シートの第1面、及び前記先行シートの第2面に画像を形成する場合において、
    前記先行シートの第1面に画像が形成された後、前記後続シートの第1面に形成するための画像の作成が許可されないとき、前記第2搬送路のシート搬送方向における前記先行シートの先端が前記第3搬送手段に到達する前に、前記第1駆動源を停止して前記先行シートの搬送を停止させ、
    その後、前記画像形成手段が前記後続シートの第1面に形成するための画像の作成を開始したタイミングに基づいて、前記第1駆動源の駆動を開始して前記先行シートを前記第3搬送手段に受け渡させ、
    前記制御手段は、
    前記先行シートが前記第3搬送手段に到達する前に前記先行シートの搬送を停止させた後、前記先行シートの搬送を再開させた場合において、
    停止状態の前記第3搬送手段に前記先行シートを当接させた状態で待機させ、その後、前記規制手段により前記第2搬送手段への駆動伝達が規制された状態で、前記第3搬送手段に前記先行シートを搬送させる第1モードと、
    停止状態の前記第3搬送手段に前記先行シートを当接させることなく、前記第2搬送手段から駆動状態の前記第3搬送手段に前記先行シートを受け渡させる第2モードと、を実行可能である、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  9. 前記規制手段は、ワンウェイクラッチである、
    ことを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
  10. 前記制御手段は、
    第1シートの第1面、前記第1シートに後続して前記第1搬送路に給送される第2シートの第1面、前記第2シートに後続して前記第1搬送路に給送される第3シートの第1面、前記第1シートの第2面、及び前記第2シートの第2面に画像を形成する場合において、
    前記第2シートの第1面に画像が形成された後、前記第3シートの第1面に形成される画像の作成が許可されない場合に、前記第2シートが前記第3搬送手段に到達する前に前記第1駆動源を停止して前記第2シートの搬送を停止させ、
    前記第3シートの第1面に画像が形成された後、前記第1シートの第2面に形成される画像の作成が許可されない場合に、前記第2シートを前記第3搬送手段に当接する位置まで搬送させた後に前記第1駆動源を停止する、
    ことを特徴とする請求項8又は9に記載の画像形成装置。
  11. 前記制御手段は、
    前記先行シートが前記第3搬送手段に到達する前に前記第1駆動源を停止して前記先行シートの搬送を停止させた後に前記先行シートの搬送を再開する場合、前記先行シートに先行して前記第2搬送路を搬送される他のシートの第2面に画像を形成するために前記第2駆動源が前記第3搬送手段の回転を開始させた後に前記第2搬送手段から前記第3搬送手段に前記先行シートが受け渡されるように、前記レジストレーション手段による前記後続シートの搬送開始に比べて前記先行シートの搬送再開を遅らせる、
    ことを特徴とする請求項8乃至10のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  12. 前記制御手段は、
    前記先行シートの搬送を再開させてから前記先行シートが前記第3搬送手段に到達するまでの間に、前記先行シートに先行して前記第2搬送路を搬送される他のシートに形成するための画像の作成が許可されない場合に、前記先行シートに対して前記第1モードを実行し、
    前記先行シートの搬送を再開させてから前記先行シートが前記第3搬送手段に到達するまでの間に、前記他のシートに形成するための画像の作成が許可された場合に、前記先行シートに対して前記第2モードを実行する、
    ことを特徴とする請求項8乃至11のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  13. シートに形成するための画像の作成の許可は、前記制御手段が外部のコンピュータから転送されてきた画像データを前記画像形成手段がサポートするデータ形式に展開するために必要な時間が経過した後に発せられる、
    ことを特徴とする請求項1乃至12のいずれか1項に記載の画像形成装置。
JP2019086469A 2018-06-27 2019-04-26 画像形成装置 Active JP7327989B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US16/434,233 US11247859B2 (en) 2018-06-27 2019-06-07 Image forming apparatus having controlled sheet feeding
EP19179601.0A EP3588198B1 (en) 2018-06-27 2019-06-12 Image forming apparatus
CN201910546146.9A CN110647019B (zh) 2018-06-27 2019-06-24 成像装置

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018122284 2018-06-27
JP2018122284 2018-06-27

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2020008834A JP2020008834A (ja) 2020-01-16
JP2020008834A5 JP2020008834A5 (ja) 2022-05-06
JP7327989B2 true JP7327989B2 (ja) 2023-08-16

Family

ID=69151698

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019086469A Active JP7327989B2 (ja) 2018-06-27 2019-04-26 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7327989B2 (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007310305A (ja) 2006-05-22 2007-11-29 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
JP2012020873A (ja) 2010-07-16 2012-02-02 Canon Finetech Inc シート反転搬送装置及び画像形成装置
JP2013007960A (ja) 2011-06-27 2013-01-10 Canon Inc 画像形成装置
JP2016188120A (ja) 2015-03-30 2016-11-04 理想科学工業株式会社 印刷装置
JP2017007761A (ja) 2015-06-17 2017-01-12 株式会社リコー 画像形成装置、画像形成方法、及び、プログラム

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63208467A (ja) * 1987-02-23 1988-08-29 Canon Inc 画像形成装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007310305A (ja) 2006-05-22 2007-11-29 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
JP2012020873A (ja) 2010-07-16 2012-02-02 Canon Finetech Inc シート反転搬送装置及び画像形成装置
JP2013007960A (ja) 2011-06-27 2013-01-10 Canon Inc 画像形成装置
JP2016188120A (ja) 2015-03-30 2016-11-04 理想科学工業株式会社 印刷装置
JP2017007761A (ja) 2015-06-17 2017-01-12 株式会社リコー 画像形成装置、画像形成方法、及び、プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2020008834A (ja) 2020-01-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN110647019B (zh) 成像装置
US10642211B2 (en) Image forming apparatus
JP2004331357A (ja) 用紙搬送装置及びその用紙搬送装置を具備する画像形成装置
JP2017138545A (ja) 画像形成装置
JP2018184228A (ja) シート搬送装置及び画像形成装置
JP5720438B2 (ja) 画像形成装置
JP4893837B2 (ja) 画像形成装置
US11554927B2 (en) Sheet conveyance apparatus and image forming apparatus
JP7327989B2 (ja) 画像形成装置
JP4926526B2 (ja) 画像形成装置およびその制御方法
US10906762B2 (en) Sheet conveyance apparatus and image forming apparatus
JP7487004B2 (ja) 画像形成装置
JP4585903B2 (ja) 画像形成装置
JP7346074B2 (ja) 画像形成装置
JP2020189747A (ja) シート搬送装置及び画像形成装置
JP6980463B2 (ja) 画像形成装置
JP7333006B2 (ja) 搬送装置、及び、画像形成装置
JP6998743B2 (ja) 画像形成装置
JP2007093930A (ja) 画像形成装置とその制御方法
JP2024007871A (ja) 画像形成装置
JP2006290582A (ja) 画像形成装置および方法
JP2023168824A (ja) 画像形成装置及び画像形成システム
JP2014210635A (ja) 画像形成装置
JP2022138556A (ja) 画像形成装置
JP2015182877A (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20200206

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20200207

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220422

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220422

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230220

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230314

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230512

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230704

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230803

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 7327989

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151