JP2017194629A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 定着温度の制御を行いつつ、FPOTの低下を抑制する。【解決手段】 画像形成装置であって、画像形成ジョブの印刷データからラスター画像データを生成する生成手段と、生成された注目ページのラスター画像データを解析し、該注目ページの定着温度を設定する設定手段と、前記注目ページのラスター画像データに基づき該注目ページの画像を形成する画像形成手段と、注目ページの画像を前記シートに転写する転写手段と、前記注目ページの画像を前記シートに定着させる定着手段と、前記注目ページの定着温度に基づき前記注目ページに対する定着温度を制御する定着温度制御手段と、を有し、前記設定手段は、前記画像形成ジョブの印刷データの先頭からNページの定着温度を所定の定着温度に設定し、該N+1ページ以降のページの定着温度を、前記解析の結果に基づく定着温度に設定することを特徴とする。【選択図】 図6

Description

本発明は、入力した画像形成ジョブに応じてシートに画像を形成する画像形成装置に関する。
近年では画像形成装置における省エネルギー化の市場要求が高まっており、シートに形成された画像を定着させる定着部の消費電力の改善が求められている。
ところで、定着部がトナー像をシートに定着させる際に定着不良を起こさないようにするためには、定着温度を、対象ページ中に載せられたトナー像を確実に定着できる温度に調節する必要がある。しかし、画像形成の対象の画像データによってトナー載り量が異なるため、定着に必要な温度は画像データごとに異なることとなる。トナー載り量が大きいほど定着部がトナー定着に必要な温度も高くなり、定着温度が高いほど消費電力が増加する。そこで特許文献1では、定着部で消費するエネルギーを最適化する方法として、注目ページの画像データの解析を行い、その解析結果に基づいて算出されたトナー載り量に応じて定着温度を可変とする方法が提案されている。
特開2015−206984号公報
特許文献1では、画像データの解析を行い、その解析結果に基づいて定着温度を設定する。そのため、画像データの解析処理が律速となり、印刷開始要求を受けてから1枚目の紙が出力されるまでの時間(FPOT(First Print Out Time))の低下が問題となる。
本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、印刷開始要求を受けてから1枚目の紙が出力されるまでの時間を短縮することにある。
上記目的を達成するために、本発明の画像形成装置は、入力した画像形成ジョブに応じてシートに画像を形成する画像形成装置であって、前記画像形成ジョブの印刷データからラスター画像データを生成する生成手段と、前記生成手段によって生成された注目ページのラスター画像データを解析し、該解析の結果に基づき該注目ページの定着温度を設定する設定手段と、前記注目ページのラスター画像データに基づき像担持体に該注目ページの画像を形成する画像形成手段と、前記像担持体に形成された注目ページの画像を前記シートに転写する転写手段と、前記注目ページの画像を前記シートに定着させる定着手段と、前記設定手段により設定された前記注目ページの定着温度に基づき前記注目ページに対する定着温度を制御する定着温度制御手段と、を有し、前記設定手段は、前記画像形成ジョブの印刷データの先頭からNページの定着温度を所定の定着温度に設定し、該N+1ページ以降のページの定着温度を、前記解析の結果に基づく定着温度に設定することを特徴とする。
本発明によれば、トナー載り量に応じて定着温度を制御しつつ、印刷速度の低下を抑制することができる。
画像形成装置の構成を示す図である。 プリンタの断面図である。 コントローラとプリンタ制御部のデータの流れを示した概念図である。 トナー載量値と定着温度の関係を示した図である。 トナー載量値と定着温度の関係を示した図である。 画像形成ジョブの先頭からNページについて画像解析がスキップされる例を説明するための図である。 入力した画像形成ジョブに応じてシートに画像を形成するジョブを実行するときの動作を説明するフローチャートである。 画像データの生成、及び解析処理を説明するフローチャートである。 トナー載量値の算出処理を説明するフローチャートである。 ラスター画像データの転送処理を説明するフローチャートである。 トナー載量値の算出処理を説明する図である。 第1の実施形態の効果を説明するための図である。 両面印刷が指定されている画像形成ジョブの先頭からNページについて画像解析がスキップされる例を説明するための図である。 第2の実施形態における画像データの解析処理を説明するフローチャートである。 部数グループ印刷が指定されている画像形成ジョブの先頭からNページについて画像解析がスキップされる例を説明するための図である。 第3の実施形態における画像データの解析処理を説明するフローチャートである。 部数ソート印刷が指定されている画像形成ジョブの例を説明するための図である。 第4の実施形態における画像データの解析処理を説明するフローチャートである。
以下、本発明を実施するための形態について、図面を用いて説明する。
(全体構成)
図1は、第1の実施形態に係る画像形成装置の構成を示す図である。画像形成装置100は、外部装置124等からネットワークを介して受信された画像形成ジョブに応じてシートに画像を形成する装置である。画像形成装置100は、コントローラ101、プリンタ制御部115、プリンタ122を有する。コントローラ101は、CPU102、ROM、RAM104、記憶部105、通信I/F114、RIP部214、及びプリンタI/F113を備える。CPU102は、画像形成装置100の制御及び演算処理を行う中央処理装置(プロセッサ)であり、ROM103に格納されたプログラムに基づき各処理を実行する。ROM103は読み出し専用メモリであり、システム起動プログラムやプリンタエンジンの制御を行うプログラム、文字データや文字コード情報等を記憶する。RAM104はランダムアクセスメモリであり、プログラムやデータの実行領域として利用される。またRAM104は、受信した画像ファイルのデータ記憶領域として利用することも可能である。
RIP(Raster Image Processor)部214は、画像形成ジョブに含まれる各印刷データから、ビットマップ形式の画像データであるラスター画像データを生成するプロセッサである。印刷データは例えばPDL(Page Description Language)データである。
プリンタ122は、像担持体としての感光体ドラムと、注目ページのラスター画像データに基づき感光体ドラム上に該注目ページの画像をシートに形成する画像形成部と、シート上に形成された画像をシートに定着させる定着部を有する。
記憶部105は、ハードディスクドライブやSDカード等の大容量記憶装置であり、データのスプール、プログラムや各情報ファイル・画像データ等の格納、作業用領域等に利用される。
コントローラ101は、さらに各種インタフェースとシステムバス111を備える。プリンタI/F113は、プリンタ制御部115と通信するためのインタフェースである。通信I/F114は、例えば、ローカルエリアネットワーク(LAN)を介して画像形成装置100を外部装置124に接続するためのネットワークインタフェースである。システムバス111は、上述の構造要素間のデータ通路である。
(プリンタ122の構成)
図2は、プリンタ122の断面図である。プリンタ122は、像担持体である感光ドラム11に形成したトナー像をシートPに転写し、定着部40でシートPに画像を定着させて、シートPに画像を形成する。
プリンタ122は、Y(イエロ)、M(マゼンタ)、C(シアン)、Bk(ブラック)の各色のトナー像を形成する画像形成部10を備える。画像形成部10は、図2の左側から順にY、M、C、Bkの各色に対応した4つの感光ドラム11(11Y、11M、11C、11Bk)を備える。像担持体(感光ドラム)11の周囲には、帯電器12、露光部13、現像装置14、一次転写ブレード17、クリーナ15が配置されている。
感光ドラム11は、駆動源によって矢印方向(図2中の反時計回り方向)に回転駆動する。感光ドラム11の周囲には、その回転方向に沿って順に、帯電器12、露光部13、現像装置14、一次転写ブレード17、クリーナ15が配置されている。
感光ドラム11は、帯電器12によってその表面をあらかじめ帯電される。その後、感光ドラム11は、ビデオ信号に応じてレーザ光を照射する露光部13によって露光され、静電潜像を形成する。静電潜像は、現像装置14によってBk色のトナー像になる。このとき他の色についても同様の工程が行われる。感光ドラム11上のトナー像は、一次転写ブレード17によって、中間転写ベルト31に順次一次転写される。一次転写後、感光ドラム11に転写されず残ったトナーは、クリーナ15によって除去される。こうして、感光ドラム11の表面は清浄になり、次の画像形成が可能な状態となる。
給送カセット20又はマルチ給送トレイ25に置かれたシートPは、給送機構によって1枚ずつ送り出されてレジストローラ対23に送り込まれる。レジストローラ対23は、シートPを一旦止めて、シートPが搬送方向に対して斜行している場合はその向きを補正する。レジストローラ対23は、中間転写ベルト31上のトナー像と同期を取って、シートPを中間転写ベルト31と二次転写ローラ35の間に送り込む。ローラ35は、中間転写ベルト31上のカラーのトナー像をシートPに転写する。その後、シートPは定着部40に向かって送り込まれる。定着部40は、シートPを搬送させながら、転写されたトナー像を加熱することによりシートPに定着させる。定着部40は加熱用ヒータを有し、この加熱用ヒータの温度は定着制御部128によって制御される。定着部40を出たシートPは搬送パスを通って排紙ローラにより排紙トレイ上に送り出される。
なお、両面印刷が画像形成ジョブで指定されている場合、裏面に像形成されたシートPが排紙ローラにより排紙トレイ上に送り出されていき、後端部が排紙ローラを通過する直前で排紙ローラの回転が逆転に変換される。これにより、シートPはスイッチバックされて再搬送パスに導入される。そして、表裏反転状態になって再びレジストローラ対23に搬送され、シートPの表面に画像が形成される。以後は、第1面の時と同様に、転写、定着され、両面プリント物として排紙される。
(画像解析による定着温度制御)
図3は、コントローラ101とプリンタ制御部115の間のデータの流れを示した概念図である。まず、コントローラ101のRIP部214が注目ページのラスター画像データを生成すると、そのデータはプリンタ制御部115の露光制御部127に転送される。露光制御部127は、転送されたラスター画像データに基づいて、像担持体としての感光ドラム11上にレーザ光を照射し、感光ドラム11上に静電画像を形成する。静電潜像は現像装置14によってトナー像となり、転写部35によりシートに転写される。
コントローラ101のCPU102は、RIP部214により生成された注目ページのラスター画像データが露光制御部127に転送される前に、トナー載量値を算出するために、当該注目ページのラスター画像データを解析する。そしてCPU102は、そのトナー載量値を解析結果として定着温調制御部128に通知する。CPU102からの解析結果の通知を受けた定着制御部128は、その解析結果に基づき、定着部40の定着温度を設定する。そして、定着制御部128は、トナー像が形成されたシートが定着部40へ搬送されるタイミングで、目標温度になるように定着部40の加熱用ヒータの温度を調節する。
図4は、注目ページのラスター画像データから算出されるトナー載量値と、トナー像をシートに定着させるために必要な定着温度の関係を示した図である。図4における横軸はトナー載量値を示し、縦軸はトナー像を定着させるのに必要な定着温度を示す。図4において、例えば注目ページのラスター画像データから求められたトナー載量値が200%である場合、定着温度はT1となる。同様に、トナー載量値の算出の結果が150%、100%、50%の場合、定着温度は、それぞれT2、T3、T4となる。
ラスター画像データ中に現れる最大トナー載量値を定着可能な温度まで定着部40の定着温度が上がっていれば、画像データに係るトナーを定着させる際に定着不良の問題が発生する事はない。そのため、各ページのラスター画像データから最大トナー載り量を算出した結果から、印刷対象のトナーを定着するために必要な最低温度を求めることができる。
図5は、トナー載量値と定着部40の定着温度の関係を正規化したデータテーブルである。図5では、例えばトナー載り量算出の結果が200%以上の場合は、定着部40が記録用紙へのトナー定着に必要な最低温度は最も高い基準温度(ref)となる。一方、トナー載り量算出の結果が50%以下の場合は、定着部40がシートへのトナー定着に必要な最低温度は、基準温度(ref)から10度低い温度(ref−10°)となる。
本実施形態では、図5で示したデータテーブルが定着制御部128の記憶部(不図示)に記憶されており、このデータテーブルとCPU102から通知されたトナー載量値に基づいて定着制御部128が定着温度の設定を行う。ただしそれ以外の方法によって定着温度を設定してもよい。また図5のデータテーブルを記憶部105に記憶し、CPU102が定着温度の設定を行ってもよい。
(ラスター画像データの解析処理)
図6(a)は、入力した画像形成ジョブの先頭からNページまでのラスター画像データの解析をスキップし、N+1ページ以降のラスター画像データの解析のみを行う例について説明するための図である。図6(a)は、外部装置124から、3ページの印刷データを1部、片面で印刷する画像形成ジョブがネットワークを介して送信された場合の例である。
RIP部214は、外部装置124から通信I/F114を経由して受信した画像形成ジョブに含まれる印刷データから、ラスター画像データを生成する。その後、CPU102は、RIP部214によって生成されたラスター画像データの解析を行い、トナー載量値を算出する。さらにCPU102は、画像形成ジョブで指定される印刷情報に基づいてページ順を制御し、プリンタ制御部115へ、トナー載量値の通知及びラスター画像データの転送を行う。
ところで、1ページ目のラスター画像データの解析を行う場合、その解析処理に要した時間だけ印刷開始が遅くなる。その結果、印刷開始要求を受けてから1枚目の印刷物が出力されるまでの時間、すなわちFPOT(Firt Print Out Time)が低下する。これを回避するため、本実施形態では、入力した画像形成ジョブの先頭からNページ(図6の例ではN=1)については、解析処理を行わずに、定着温度として所定の定着温度を設定する。一方、N+1ページ以降のページの画像に対しては、上記解析処理の結果得られたトナー載り量値に基づき定着温度を設定する。
なお、本実施形態では、トナー載量値算出のためにラスター画像データの解析をスキップする基準ページ数を、Nと定義する。図6(a)の例ではN=1ページである。しかし、CPU102及びRIP部214の処理能力や、プリンタ122の印刷速度(PPM)に応じて、スキップするページ数は複数ページとしてもよい。また本実施形態では、印刷速度から1ページ当たりに係る印刷速度に比べて、ラスター画像データの解析時間は短いものとする。
図6(b)は、図6(a)と同様、1ページ目の画像解析をスキップし、2ページ目以降の画像解析を実施する例である。図6(b)では、印刷開始要求を受けてからの時間を横軸に設けている。本実施形態の画像形成装置1011でN=1に設定している理由は、2ページ目の画像形成が開始される前に当該2ページ目の画像解析が完了していると予測されるからである。CPU102の処理能力やRIP部214の処理能力が遅く、逆にプリンタ122の印刷速度が速い場合には、プリンタ122が2ページ目の画像形成が可能となるタイミングで、未だ2ページ目の画像解析が完了していない、というケースも考えられる。そのような構成である場合はスキップするページ数を複数ページとすることが望ましい。
図7は、入力した画像形成ジョブに応じてシートに画像形成を行う動作を示すフローチャートである。図7のフローチャートで示す処理を実行するためのプログラムはROM103に記憶されており、RAM104に展開され、CPU102により実行される。
S701で、CPU102は、通信I/F114を介して外部装置124から画像形成ジョブを受信する。受信された画像形成ジョブに含まれる印刷データ(PDLデータ)や印刷情報(片面印刷/両面印刷の指定や、部数の指定、印刷方法の指定など)は記憶部105に記憶される。S702で、CPU102は、記憶部105に記憶されたPDLデータを読み出し、RIP部214にラスター画像データの生成を行わせる。生成したラスター画像データは再び記憶部105に記憶される。S703で、CPU102は、生成したラスター画像データを解析し、トナー載量値の算出を行う。S704で、CPU102は、記憶部105に記憶されたラスター画像データをいったんRAM104に保存し、その後、プリンタ制御部115から画像転送要求を受け取ったタイミングで当該ラスター画像データをプリンタ制御部115へ転送する。
図8(a)は、ラスター画像データを生成する処理(S702)の詳細を示すフローチャートである。S801で、CPU102は、入力された画像形成ジョブの注目ページのPDLデータを記憶部105から読み出す。読み出されたPDLデータはRAM104上に一旦記憶する。S802で、CPU102は、RAM104にPDLデータから、RIP部214を用いてビットマップ形式の画像データであるラスター画像データを生成させる。
S803では、RAM104上に記憶したラスター画像データに対してJBIG圧縮を行い、S804で圧縮済みデータを記憶部105に記憶する。
図8(b)は、S703の詳細を示すフローチャートである。S805で、CPU102は、S801で読み出した注目ページのPDLデータの印刷情報を解析し、印刷する文書の部数の設定や、両面印刷/片面印刷の設定を確認する。さらにCPU102は、画像データの解析を行ったページ数をカウントして、これから画像データの解析を行うべき注目ページが何ページ目に該当するかを確認する。
S806で、CPU102は、注目ページが1〜Nページの範囲内にあるか否かを判定する。1〜Nページの範囲内であると判定した場合はS807へ進み、注目ページがN+1以降のページであると判定した場合はS809へ進む。
S807で、CPU102は、ラスター画像データをプリンタ制御部115に転送中のページがあるか否かを判定する。この判定は、例えば、注目ページのラスター画像データをプリンタ制御部115に転送後、その注目ページに対するページ終了コマンドがプリンタ制御部115から返ってきているか否かにより判定する。あるいは、現在印刷中又は印刷待ちのページがあるか否かの状態を確認するでもよい。
S808で、CPU102は、S807で判定されたラスター画像データの転送中のページがスキップ対象かどうかを判定する。すなわち、その転送中のページが1〜Nページ範囲内にあるかを判定する。1〜Nページ範囲内であると判定した場合はS812へ進み、1〜Nページ範囲内でないと判定した場合はS809へ進む。
S809で、CPU102は、S804で保存した圧縮データを伸長し、その結果得られたラスター画像データをRAM104に記憶する。S810で、CPU102は、RAM104に記憶したラスター画像データに対してトナー載量値の算出処理(図9)を行う。S811では、CPU102は、S810で算出したトナー載量値をプリンタI/F113経由でプリンタ制御部115へ通知する。S812では、CPU102は、予め決められた値のトナー載量値をプリンタI/F113経由でプリンタ制御部115へ通知する。S812で通知される予め決められた値は、ラスター画像データ中に現れる最大トナー載量値(本実施形態では200%)が通知される。S810又はS811で通知された解析結果をもとに定着制御部128は定着温度を設定する。
(トナー載量値の算出処理)
図9(a)は、注目ページのラスター画像データに基づいてトナー載量値を算出する処理を示すフローチャートである。図9(a)のフローチャートは、S810に対応する。
S901で、CPU102は、RIP部214によって生成された注目ページのラスター画像データについて、1ラインの検索のための検索ウインドウ1103(図11参照)を当該ラスター画像データの上端にセットする。S902で、CPU102は、検索ウインドウ1103がセットされているラインに対してトナー載量値を計算する。このトナー載量値をライン代表値とする。ライン代表値の計算方法については、図9(b)で後述する。S903で、CPU102は、S902で計算されたライン代表値と、RAM104に記憶されている連続ライン結果と比較して小さい方を新しい連続ライン結果としてRAM104に上書きする。連続ライン結果に値が記憶されていない場合、S902で求めたライン単位のトナー載量値を新しい連続ライン結果としてRAM104に記憶する。図11の1112で示すように8つの連続したラインのトナー載り量の最小値を連続ライン結果1113とする。
S904で、CPU102は、検索ウインドウ1103の位置が、注目ページのラスター画像データの上端から数えて8の倍数のラインにあるか否かを判断する。8の倍数のラインと判断した場合はS906に進み、8の倍数以外のラインにある場合はS905に進む。
S905で、CPU102は、検索ウインドウを下に1ライン移動させてS902へ戻る。S906で、RAM104に記憶されている連続ライン結果と、RAM104に記憶されている最終結果と比較して大きい方を新しい最終結果としてRAM104に上書きする。最終結果に値が記憶されていない場合、連続ライン結果を新しい最終結果としてRAM104に保存する。図11の1114で示すように連続ライン結果の内、最大値をトナー載り量の最終結果とする。
S907で、CPU102は、検索ウインドウの位置が画像の下端にあるか否かを判断する。下端にあると判断した場合はS908へ進み、下端にないと判断した場合はS905へ進む。
S908において、CPU102は、RAM104に記憶されている最終結果を注目ページのラスター画像データのトナー載量値としてRAM104に保存する。
図9(b)は、S902の詳細を説明するフローチャートである。S911で、CPU102は、入力されたラスター画像データについて、16x1画素の検索ウインドウ1102を画像の左端にセットし、その代表値を1101とする。
S912で、CPU102は、検索ウインドウ1102がセットされている画素群に対して、トナー載量値を計算する。画素毎に各色の濃度値の和を求め、検索ウインドウ内の画素の中で最も大きい濃度値の和をその画素群のトナー載量値とする。
S913で、CPU102は、S902で求めたトナー載量値と、RAM104に記憶されているライン結果とを比較して大きい方を新しいライン結果としてRAM104に上書きする。ライン結果に値が記憶されていない場合、S912で求めたトナー載量値を新しいライン結果としてRAM104に記憶する。
S914で、CPU102は、検索ウインドウ1102の位置が注目ラインの右端にあるか否かを判断する。右端にあると判断した場合はS906へ進み、右端にないと判断した場合はS915へ進む。
S915で、CPU102は、検索ウインドウを右に4画素移動させてS912へ戻る。S916で、CPU102は、RAM104に記憶されているライン結果をこのラインのトナー載量値としてRAM104に記憶する。
以上のようにして、注目ページのラスター画像データのトナー載量値がRAM104に記憶される。このように、本実施形態では、注目ページのラスター画像データを16×1画素単位のブロックに分割し、ブロック毎のトナー載量値から前記注目ページのラスター画像データを求めている。
図10は、ラスター画像データの転送処理(S704)の詳細を示すフローチャートである。S1001において、CPU102は、プリンタ制御部115に対して、プリンタI/F113経由で、印刷指示コマンドを送信する。S1002で、CPU102は、印刷指示コマンドを受けたプリンタ制御部115からプリンタI/F113経由で画像転送要求を受信する。この画像転送要求を受信したCPU102は、S1003で、記憶部105に記憶している圧縮データを読み出し、圧縮データを伸長する。CPU102は、伸長した結果得られたラスター画像データをRAM104上に保存し、S1004で、ラスター画像データを、プリンタ制御部115に対してプリンタI/F113経由で転送する。この転送を契機に、プリンタ制御部115、プリンタ122によって画像形成が行われる。
(第1の実施形態の効果)
図12は、第1の実施形態における効果を説明するための図である。図12(a)は、従来のトナー載量値の通知と印刷指示コマンドの送信のタイミングを示した図である。図12(b)は本実施形態におけるトナー載量値の通知と印刷指示コマンドの送信のタイミングを示した図である。
図12(a)では、画像形成ジョブの全ページについて、トナー載量値の算出を行っている。それに対して図12(b)では、先頭からNページ(この例では1ページ目と2ページ目)については、トナー載量値の算出を行わず、所定の値(固定値)が解析結果としてCPU102からプリンタ制御部115へ通知される。すなわち、CPU102は、RIP部214によるラスター画像データの生成後すぐに印刷コマンドをプリンタ制御部115に送信する。その結果、図12(a)と比較してFPOTが短縮されていることが分かる。
本実施形態によれば、印刷データの先頭からNページ分の画像データ解析を省略するため、FPOTの性能低下を防ぐことができる。また、N+1ページ以降はラスター画像データの解析結果に基づいた定着部40の定着温度の決定を行うことが可能である。
(第2の実施形態の画像解析処理)
次に第2の実施形態について説明する。第1の実施形態では、入力された画像形成ジョブの印刷設定によらず、ラスター画像データの解析をスキップするページの数は固定であった。それに対して第2の実施形態では、入力された画像形成ジョブに片面印刷の設定がされているか両面印刷の設定がされているかによって、解析をスキップするページ数を可変とする例について説明する。
図13は、画像形成ジョブに片面印刷又は両面印刷の指定がされている場合の、先頭からNページのラスター画像データの解析をスキップする例を説明するための図である。図13は、図6と同様に、RIP部214のラスター画像データの生成処理、CPU102のラスター画像データの解析処理、CPU102のページ順制御処理、プリンタ122の印刷順を示す。図13の例では、3ページの印刷データをプリントするジョブを例にして説明している。
ところで、両面印刷が指定された画像形成ジョブを実行する場合、画像形成装置100は、先にシートPの裏面に画像を形成してから、表面に画像形成を行う。従って、CPU102がプリンタ122に転送するラスター画像データの転送順序は、2→1→3の順序となる。
図13(a)は、入力された画像形成ジョブで片面印刷が指定されている場合の例である。この場合には、図6で示したように、FPOTの低下を回避するために1ページ目のラスター画像データの解析処理をスキップする。すなわち、スキップするページ数Nは1である。一方、図13(b)は、入力された画像形成ジョブで両面印刷が指定されている場合の例である。この場合には、FPOTの低下を回避するために、1ページ目だけでなく2ページ目のラスター画像データの解析処理もスキップする。すなわちスキップするページ数N=2である。図13(c)は、図13(b)と同様、入力された画像形成ジョブで両面印刷が指定されている場合の例である。図13(c)では、印刷開始要求を受けてからの時間を横軸に設けている。この場合にN=2に設定している理由は、2枚目の裏面である4ページ目の画像形成が開始される前に当該4ページ目の画像解析が完了していると予測されるからである。
図14は、第2の実施形態におけるラスター画像データの解析処理を示すフローチャートである。第2の実施形態は、第1の実施形態における図8(b)のフローチャートが図14に置き換わった点が異なるのみであり、それ以外の処理は、第1の実施形態と同じであるため説明を省略する。図14のフローチャートで示す処理を実行するためのプログラムはROM103に記憶されており、RAM104に展開され、CPU102により実行される。
S1401で、CPU102は、注目ページのPDLデータの印刷情報を解析し、部数の指定や、両面印刷/片面印刷の指定を取得する。さらにCPU102は、画像解析を行ったページ数をカウントして、画像解析を行うべき注目ページが画像形成ジョブの何ページ目に該当するかを確認する。S1402で、CPU102は、入力された画像形成ジョブに両面印刷が指定されているか片面印刷が指定されているかを判断する。両面印刷が指定されていると判断した場合は、S1403へ進み、片面印刷が指定されていると判断した場合はS1404へ進む。S1403では、CPU102は、ラスター画像データの解析をスキップするページ数N=2とする。S1404では、CPU102は、ラスター画像データの解析をスキップするページ数N=1とする。S1405以降の処理は、図8(b)と同様である。
第2の実施形態によれば、入力された画像形成ジョブに片面印刷の指定がされているか両面印刷の指定がされているかによって、解析をスキップするページ数を可変とする。すなわち、片面印刷の指定がされているときはスキップするページ数を1とし、一方で、両面印刷の指定がされているときはスキップするページ数を2とする。これにより、第2の実施形態によれば、FPOTに影響するページ数を片面印刷/両面印刷の指定に応じて変更することで、片面印刷及び両面印刷の何れの場合においてもFPOTの低下を回避しつつ消費エネルギーを最適化することができる。
(第3の実施形態の画像解析処理)
第3の実施形態では、複数部印刷することが指定されている画像形成ジョブが入力された場合の例について説明する。例えば部数グループ印刷と呼ばれる印刷方法が指定されている場合がある。部数グループ印刷とは、複数部の印刷物を出力する場合において、同一ページの画像データを、ジョブで指定されている部数分だけ連続して印刷する印刷方法のことである。例えば、3ページのデータを3部印刷することが指定されている部数グループ印刷では、1、1、1、2、2、2、3、3、3の順で印刷する。
部数グループ印刷が指定されている画像形成ジョブの場合、CPU102は、一度生成されたラスター画像データを、プリンタ122に対して部数分だけ転送することになる。この場合、仮に先頭からNページのラスター画像データについて、画像解析に関わらず所定の定着温度を設定すると、多くのページ(N×部数ページ)で不適切な温度によって定着される可能性がある。そこで第3の実施形態では、入力された画像形成ジョブに部数グループ印刷が指定されている場合、ラスター画像データの解析をスキップしないようにする。第3の実施形態は、第1の実施形態の画像データ解析処理の一部を変更にすることにより実現可能である。
図15(a)は、画像形成ジョブに部数グループ印刷が指定されていない場合の例について示した図である。この場合には、第1の実施形態と同じように、先頭からNページ(1ページ)については、ラスター画像データの解析を行わない。図15(b)は、画像形成ジョブに部数グループ印刷が指定されている場合の例について示した図である。この場合には、FPOTの低下は起こるものの、不適切な定着温度で印刷されるのを防止するのを優先し、先頭からNページについても、ラスター画像データの解析を行う。
図16は、第3の実施形態におけるラスター画像データの解析処理を示すフローチャートである。第3の実施形態は、第1の実施形態における図8(b)のフローチャートが図16に置き換わった点が異なるのみであり、それ以外の処理は第1の実施形態と同じであるためその説明は省略する。図16のフローチャートで示す処理を実行するためのプログラムはROM103に記憶されており、RAM104に展開され、CPU102により実行される。
CPU102は、S1601で、注目ページのPDLデータの印刷情報を解析するとともに、画像解析を行ったページ数をカウントして、画像解析を行うべき注目ページが画像形成ジョブの何ページ目に該当するかを確認する。S1602で、CPU102は、S1601の解析結果に基づき、部数グループの印刷方法が指定されているか否かを判定する。部数グループの印刷方法が指定されていると判定した場合はS1603へ進み、部数グループの印刷方法が指定されていないと判定した場合はS1605へ進み。
S1603では、CPU102は、画像形成ジョブもしくは画像形成装置100の設定で指定されている部数を取得する。部数がN以上であればS806へ進み、部数がN未満であればS809へ進む。S806以降の処理は、図8(b)のフローと同じである。
第3の実施形態によれば、入力された画像形成ジョブで部数グループ印刷の印刷方法が指定されている場合、先頭からNページについても、ラスター画像データを解析してトナー載量値を算出する処理を省略しないようにする。
(第4の実施形態の画像解析処理)
第3の実施形態では、部数グループ印刷が画像形成ジョブで指定されている場合の例について説明した。第4の実施形態では、部数ソート印刷が指定されている場合の例について説明する。部数ソート印刷とは、複数部の印刷物を出力する場合において、画像形成ジョブに含まれる各ページの画像データをページ順に印刷することで部数分繰り返して印刷する印刷方法である。例えば、3ページのデータを2部プリントするジョブの場合は、1、2、3、1、2、3の順で印刷を行う。
図17は、画像形成ジョブに部数ソート印刷が指定されている場合における、先頭からNページまでのラスター画像データの解析をスキップする例を説明するための図である。図17は、3ページのデータを、部数ソート印刷の印刷方法により、2部、片面で印刷する画像形成ジョブの例を示している。部数ソート印刷の場合、2部目以降のラスター画像データをRIP部214が生成するか否かは、受信する印刷データによって異なる。具体的には、受信された画像形成ジョブに2部目以降の印刷データが含まれる場合は、2部目以降もRIP部214はラスター画像データを生成する。一方、受信された画像形成ジョブに2部目以降の印刷データが含まれない場合、RIP部214は、ラスター画像データを生成しない。代わりに、1部目の印刷コマンド送信時に生成したラスター画像データを記憶部105に記憶し、それを部数分繰返してプリンタ制御部115へ転送することで画像形成をプリンタ122に行わせる。
図17は、RIP部214が2部目以降のラスター画像データの生成をしない場合を示している。FPOTの低下を回避するには、1ページ目のラスター画像データの解析をスキップすることが望ましい。しかし、解析をスキップすると、プリンタ122のページ順においてスキップ基準ページ数Nを超える2部目以降のページに対しても固定値のトナー載り量が通知されることとなる。そのため、図17に示されるように、画像形成ジョブに部数ソート印刷が指定されており、かつRIP部214が2部目以降のラスター画像データを生成しない場合は、画像解析に基づくトナー載り量値の算出は行わない。
図18は、第4の実施形態におけるラスター画像データの解析処理を示すフローチャートである。第4の実施形態は、第1の実施形態における図8(b)のフローチャートが図16に置き換わった点が異なるのみであり、それ以外の処理は第1の実施形態と同じであるためその説明は省略する。図18のフローチャートで示す処理を実行するためのプログラムはROM103に記憶されており、RAM104に展開され、CPU102により実行される。
CPU102は、S1801で、注目ページのPDLデータの印刷情報を解析するとともに、ラスター画像データの解析を行ったページ数及び部数をカウントして、画像解析を行うべき注目ページが画像形成ジョブの何ページ目に該当するかを確認する。S1802で、CPU102は、S1801の解析結果に基づき、部数ソートの印刷方法が指定されているか否かを判定する。部数ソートの印刷方法が指定されていると判定した場合はS1803へ進み、部数ソートの印刷方法が指定されていないと判定した場合はS1806へ進み。
S1803では、CPU102は、2部目以降のラスター画像データの生成を行うか否かを判断する。具体的にはこの判断は、受信された画像形成ジョブに2部目以降のPDLデータが含まれるか否かによって行う。2部目以降のPDLデータが画像形成ジョブに含まれる場合は、ラスター画像データの生成を行うと判断し、S1804へ進む。2部目以降のPDLデータが含まれていなかった場合は、ラスター画像データの生成を行わないと判断し、S809へ進む。
次に、S1804で、S1801でカウントした部数の情報に基づき、CPU102は、注目ページが1部目か否かを判断する。1部目と判断した場合はS806へ進み、そうでなければS809へ進む。S806以降の処理は図8(b)と同様であるためその説明は省略する。
第4の実施形態によれば、入力された画像形成ジョブで部数ソート印刷が指定されている場合、1部目であれば画像解析を行わずに定着温度を所定の定着温度に設定し、2部目以降であれば画像解析結果に基づいた定着温度に設定する。これにより、2部目以降に印刷されるページについては、確実に画像データの解析結果に基づいた定着部の定着温度の設定が可能である。
(その他の実施形態)
上述の実施形態では、通信I/F114経由で受信された画像形成ジョブを実行する場合を例にして説明した。しかし本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、イメージリーダーを介して読み込まれた原稿画像を複写するコピージョブを実行する場合にも本実施形態を適用することができる。また、記憶部105に予め記憶されている画像データやレポート情報をプリントする場合にも適用することができる。
またファクシミリ装置から公衆回線を介して受信したファクシミリデータの印刷に適用してもよい。
本実施形態では、トナー載量値の算出はCPUが実行する形態を例にして説明した。しかし本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
100 画像形成装置
101 コントローラ
102 CPU
103 ROM
104 RAM
105 記憶部
113 プリンタI/F
114 通信I/F
115 プリンタ制御部
122 プリンタ
124 外部装置
127 露光制御部
128 定着制御部
122 プリンタ
214 RIP部

Claims (10)

  1. 入力した画像形成ジョブに応じてシートに画像を形成する画像形成装置において、
    前記画像形成ジョブの印刷データからラスター画像データを生成する生成手段と、
    前記生成手段によって生成された注目ページのラスター画像データを解析し、該解析の結果に基づき該注目ページの定着温度を設定する設定手段と、
    前記注目ページのラスター画像データに基づき像担持体に該注目ページの画像を形成する画像形成手段と、
    前記像担持体に形成された注目ページの画像を前記シートに転写する転写手段と、
    前記注目ページの画像を前記シートに定着させる定着手段と、
    前記設定手段により設定された前記注目ページの定着温度に基づき前記注目ページに対する定着温度を制御する定着温度制御手段と、を有し、
    前記設定手段は、
    前記画像形成ジョブの印刷データの先頭からNページの定着温度を所定の定着温度に設定し、
    該N+1ページ以降のページの定着温度を、前記解析の結果に基づく定着温度に設定することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記画像形成ジョブに片面印刷の指定がある場合、前記Nは1であり、前記画像形成ジョブに両面印刷の指定がある場合、前記Nは2であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記設定手段は、
    少なくとも1部の印刷物を出力する場合は、前記画像形成ジョブの印刷データの先頭からNページの定着温度を所定の定着温度に設定し、
    複数部の印刷物を出力する場合で、かつ、同一ページの画像の形成を指定された部数分だけ連続して実行する場合は、前記先頭からNページまでの画像に対しても前記解析の結果に基づき定着温度を設定し、
    前記少なくとも1部の印刷物を片面印刷する場合と比べて、複数部の印刷物を片面印刷する場合の方が、印刷開始要求を受けてから1枚目の印刷物が出力される時間が長いことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記設定手段は、
    少なくとも1部の印刷物を出力する場合は、前記画像形成ジョブの印刷データの先頭からNページの定着温度を所定の定着温度に設定し、
    複数部の印刷物を出力する場合で、かつ、2部目以降の前記注目ページのラスター画像データの生成が行われない場合は、前記先頭からNページまでの画像に対しても、前記解析の結果に基づき定着温度を設定することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記設定手段は、前記画像形成ジョブに先に実行される他の画像形成ジョブの画像形成が行われている場合は、前記画像形成ジョブによって形成される画像における先頭からNページであっても前記注目ページのラスター画像データの解析結果に基づいて定着温度を設定することを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記所定の定着温度は、前記注目ページのラスター画像データから算出される最大のトナー載量値を定着できる温度であることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記注目ページのラスター画像データからトナー載量値を算出する算出手段を更に有し、
    前記設定手段は、前記算出手段によって算出されたトナー載量値に基づいて定着温度を設定することを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記算出手段は、前記先頭からNページまでのラスター画像データからトナー載量値を算出する処理は行わないことを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 前記算出手段は、前記生成手段により生成された前記注目ページのラスター画像データを複数のブロックに分割し、各ブロックのトナー載量値に基づいて前記注目ページのトナー載量値を算出することを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  10. 前記画像形成ジョブは、前記画像形成装置と通信する外部装置から入力されることを特徴とする請求項1ないし7の何れか1項に記載の画像形成装置。
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