JP2018101058A - 画像形成装置及び画像形成方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 印刷ジョブの種類からトナー載り量の上限が明らかな場合、トナー載り量の検出を行わずに定着装置の制御を行うことで、高生産性の印刷を可能な画像形成装置を提供する。【解決手段】 画像データのページ単位でトナー載り量を解析し、解析結果に基づき、解析されたページの画像を定着させる定着温度を決定し、決定された定着温度に基づき定着部を制御する装置において、印刷ジョブの種類がレポート印刷を示す場合、トナー載り量の解析を行わず、所定の定着温度に基づき定着部を制御する。【選択図】 図9

Description

本発明は、電子写真方式により形成されたトナー画像を転写紙上に熱定着する画像形成装置において、高速印刷を可能にする技術に関するものである。
近年、プリンタ、複写機等のOA機器に対し、省エネルギー化や高速化への市場要求が高まってきている。電子写真方式により形成されたトナー画像を転写紙上に熱定着する画像形成装置において、これらの要求性能を達成する為には、定着装置の消費電力や定着速度の改善が重要である。通常、定着装置の定着温度及び定着速度は、安定した定着性を得るために、転写紙上に載せることが可能な最大色材量(以下、「トナー載り量」と呼ぶ)を考慮して決定される。フルカラー複写機では、CMYK(シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック)等の複数の色材を重ね合わせて画像形成を行うため、転写紙上に載せる色材量が多くなる傾向にある。またトナー載り量は、画像形成装置が色を表現できる領域(以下、色再現領域と呼ぶ)と密接な関係があるため、高画質を維持する為には十分なトナー載り量を必要とする。しかし、トナー載り量が多い場合は高い定着温度もしくは長い定着時間を必要とし、前者は消費電力が増加することになり、後者は印刷速度が低下してしまう。このため、画像のトナー最大載り量に応じて、定着装置の定着温度及び定着速度の変更を行っている。また、画像処理やトナー載り量の検出そのものに時間がかかるような画像形成装置の場合、高速印刷ができないという問題があった。トナー載り量の検出が所定時間内に完了しなかった場合、暫定値で定着温調の制御を行うものがある(特許文献1参照)。
特開2015−206984
しかしながら、上述した特許文献1では、全ての印刷ジョブでトナー載り量の検出処理を実施するため、その処理時間分、高速印刷ができないという問題があった。トナー載り量の検出をソフト処理で実現するような画像形成装置では、印刷速度の低下が顕著に現れてしまう。本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、印刷ジョブの種類からトナー載り量の上限が明らかな場合には、トナー載り量の検出を行わずに定着装置の制御を行うことで、高生産性の印刷を可能にすることを目的とする。
本発明の画像形成装置は、画像データのページのトナー載り量を解析する解析手段と、
前記解析手段による解析の結果に基づき、前記解析されたページの画像を定着させる定着温度を決定する決定手段と、前記決定手段によって決定された定着温度に基づき前記定着部を制御する制御手段とを有し、前記印刷ジョブの種類がレポート印刷を示す場合、前記解析手段による解析と前記決定手段による決定を行わず、前記制御手段は、所定の定着温度に基づき前記定着部を制御することを特徴とする。
本発明によれば、印刷ジョブの種類によっては全ページで画像データ解析を省略することが可能となるため、全ページにおいてプリントの性能低下を防ぐことができる。
本発明の実施例における画像形成装置のシステム構成図を示す図である。 本発明の実施例における画像処理部の構成を示すブロック図である。 本発明の実施例における画像解析による定着温調制御の構成を示すブロック図である 本発明の実施例における画像形成装置のプリンタの構成を示す図である。 本発明の実施例におけるトナー載量値と定着温度との関係を示した図である。 本発明の実施例におけるトナー載り量検出処理を示すフローチャートである。 本発明の実施例におけるトナー載り量検出処理を説明する図である。 本発明の実施例における画像解析実施制御処理を説明する図である。 本発明の実施例における画像解析実施制御処理を示すフローチャートである。 本発明の実施例における画像解析実施判断の効果を示す図である。 本発明の実施例2における画像解析実施制御処理を説明する図である。 本発明の実施例2における画像解析実施制御処理を示すフローチャートである。 本発明の実施例2における画像解析実施判断の効果を示す図である。 本発明の実施例におけるレポート画像の種類を説明する図である。
以下、本発明を実施するための形態について図面を用いて説明する。
(システム構成)
図1は、本発明の実施形態における画像形成装置のシステム構成図を示す図である。画像形成装置は、例えばデジタル電子写真複写機、レーザープリンタ、ファクシミリといったトナーを用いた電子写真式のカラーまたはモノクロの画像形成装置である。
本画像形成装置0100は、コントローラ0101と、その外部にあるモジュール(操作部0121、プリンタ0122、外部記憶装置0123、外部装置0124)とで構成される。コントローラ0101は、ROM0102、CPU0103、RAM0104、画像処理部0105を備える。CPU0103は、装置全体の制御及び演算処理等を行う中央処理装置(プロセッサ)であり、ROM0102に格納されたプログラムに基づき後述に示す各処理を施す。ROM0102は、読み出し専用メモリであり、システム起動プログラムやプリンタエンジンの制御を行うプログラム及び文字データや文字コード情報等の記憶領域である。RAM0104は、ランダムアクセスメモリであり、使用制限のないデータ記憶領域である。RAM0104は、ダウンロードにより追加登録されたフォントデータの記憶領域として、あるいは様々な処理毎のプログラムやデータの実行領域として利用される。また、RAM0104は、受信した画像ファイルのデータ記憶領域として利用することも可能である。画像処理部0105は画像データの生成処理を行う。
操作部0121は、例えば液晶等による表示を行うものであり、装置の設定状態や、現在の装置内部の処理、エラー状態などの表示に使用される。また、印刷設定の変更やリセットを行うために使用される。プリンタ0122は、プリンタエンジンの各装置(定着装置等)を制御する部分である。外部記憶装置0123は、記憶媒体(例えば、SDカード)であり、データのスプール、プログラムや各情報ファイル・画像データ等の格納、作業用領域等に利用される。
コントローラ0101は、さらに各種インタフェース(I/F)とシステムバス0111を備える。操作部I/F1012は操作部0121と接続する。プリンタI/F0113は、プリンタ0122とデータの供給制御等を行う。Network I/F0114は、ネットワーク(例えば、LAN)を介して本装置を外部装置0124に接続する。デバイスI/F0115は外部記憶装置0123と接続する。システムバス0111は、上述の構造要素間のデータ通路となる。
プリンタ0122は画像形成部0125、用紙搬送部0126、定着装置部(定着部)0127、温度検知部0128を持つ。画像系紙部0125はプリンタI/F0113から供給されたデータのトナー画像を転写ベルト上に形成する。用紙搬送部0126は転写ベルトのトナー画像位置へ用紙を搬送する。定着装置部0127は当接する温度検知部0128を用いて所望の温度に加熱および加圧することでトナー画像を用紙(記録紙)に定着させる。
(画像処理部の構成)
図2は、本発明の実施例における画像処理部0105の構成を示すブロック図である。DMA部0221は、信号線0111に接続されているハードウェアから、データを入力する。予めDMA部0221に設定された値に基づき、JBIG部0211、JPEG部0212、変倍部0213、RIP部0214、2値化部0215へデータを出力する。
JBIG部0211は、DMA部0221から入力されたJBIG圧縮された画像データに対してJBIG伸長して、DMA部0222へ出力する。もしくは、DMA部0221から入力されたビットマップ形式の画像データに対してJBIG圧縮を行い、DMA部0222へ出力する。
JPEG部0212は、DMA部0221から入力されたJPEG圧縮された画像データに対してJPEG伸長して、DMA部0222へ出力する。もしくは、DMA部0221から入力されたビットマップ形式の画像データに対してJPEG圧縮を行い、DMA部0222へ出力する。
変倍部0213は、DMA部0221から入力されたビットマップ形式の画像データに対して、予め変倍部0213に設定された値に基づき拡大もしくは縮小を行い、DMA部0222へ出力する。
RIP部0214、DMA部0221から入力されたPDLデータから生成した中間データに対して、予めRIP部0214に設定された値に基づき、ビットマップ形式の画像データを生成して、DMA部0222へ出力する。
2値化部0215は、DMA部0221から入力された多値のビットマップ形式の画像データに対して、予め2値化部0215に設定された値に基づき2値のビットマップ形式の画像データの生成を行い、DMA部0222へ出力する。
DMA部0222は、JBIG部0211、JPEG部0212部、変倍部0213、RIP部0214、2値化部0215からデータを入力して、予めDMA部に設定された値に基づき、信号線0111に接続されているハードウェアへデータを出力する。
(画像解析による定着温調制御)
図3は、本発明の実施例における画像解析による定着温調制御の構成を示すブロック図である。コントローラ制御0301はコントローラ0101における制御構成を示し画像解析処理0302を持つ。画像解析処理0302は画像処理部0105で生成された画像データに対して図6で後述するトナー載り量を算出し、プリンタ制御0303に通知する。プリンタ制御0303はプリンタ0122における制御構成を示し定着温調制御0304を持つ。定着温調制御0304は通知されたトナー載り量に基づいてトナー画像を用紙へ定着させる際の定着装置部0127の温度を調節する。
(プリンタの構成)
図4は、プリンタ0122の断面図である。プリンタ0122は、感光ドラム11に形成したトナー画像をシートPに転写して、定着器40でシートPに画像を定着させて、シートPに画像を形成する。
プリンタ0122は、Y(イエロ)、M(マゼンタ)、C(シアン)、Bk(ブラック)の各色のトナー画像を形成する画像形成部10を備えている。画像形成部10は、図4の左側から順にY、M、C、Bkの各色に対応した4つの感光ドラム11(11Y、11M、11C、11Bk)を備えている。各感光ドラム11の周囲には、帯電器12、レーザースキャナユニット13、現像装置14、一次転写ブレード17、クリーナ15が配置されている。
感光ドラム11は、駆動源によって矢印方向(図4中の反時計回り方向)に回転駆動する。感光ドラム11の周囲には、その回転方向に沿って順に、帯電器12、レーザースキャナユニット13、現像装置14、一次転写ブレード17、クリーナ15が配置されている。
感光ドラム11は、帯電器12によってその表面をあらかじめ帯電される。その後、感光ドラム11は、画像情報に応じてレーザ光を照射するレーザースキャナユニット13によって露光され、静電潜像を形成する。静電潜像は、現像装置14によってBk色のトナー画像になる。このとき他の色についても同様の工程がおこなわれる。各感光ドラム11上のトナー画像は、一次転写ブレード17によって、中間転写ベルト31に順次一次転写される。一次転写後、感光ドラム11に転写されず残ったトナーは、クリーナ15によって除去される。こうして、感光ドラム11の表面は清浄になり、次の画像形成が可能な状態となる。
給送カセット20又はマルチ給送トレイ25に置かれたシートPは、給送機構によって1枚ずつ送り出されてレジストローラ対23に送り込まれる。レジストローラ対23は、シートPを一旦止めて、シートPが搬送方向に対して斜行している場合はその向きを補正する。レジストローラ対23は、中間転写ベルト31上のトナー画像と同期を取って、シートPを中間転写ベルト31と二次転写ローラ35の間に送り込む。ローラ35は、ベルト31上のカラーのトナー画像をシートPに転写する。その後、シートPは定着器40に向かって送り込まれる。定着器40は、シートP上のトナー画像を加熱、加圧してシートPに定着する。定着器40を出たシートPは搬送パスを通って排紙ローラにより排紙トレイ上に送り出される。両面印刷が指定されている場合には、第1面にプリント済みのシートが排紙ローラにより排紙トレイ上に送り出されていき、後端部が排紙ローラを通過する直前で排紙ローラの回転が逆転に変換される。これにより、シートPはスイッチバックされて再搬送パスに導入される。そして、表裏反転状態になって再びレジストローラ対23に搬送される。以後は、第1面の時と同様に、転写、定着され、両面プリント物として排紙される。
(定着温調制御)
次に、トナー載り量検出の結果、検出したトナー載り量に応じて対象ページの定着に必要な定着温度の算出方法について説明する。
前述の通り、トナー載り量とは、画像データ上の単位面積あたりのトナー載り量のことを意味する。定着不良を起こすことなくトナーを記録用紙に定着させるためには、定着器40の温度を、対象ページ中の最大トナー載り量が確実に定着できる定着温度に設定する必要がある。このとき、印刷する画像データにより、最大トナー載り量が異なるため、定着に必要な温度も画像データごとに異なることとなる。そして最大トナー載り量が大きいほど定着器40がトナー定着に必要な温度も高くなる。
図5(b)は、本実施例に係る画像形成装置0101におけるトナー載り量と、定着器
40がトナー定着に必要な定着温度との関係を示した図である。図5(a)における横軸
はトナー載り量を示し、縦軸は定着器40が記録用紙へのトナー定着に必要な温度を示している。
図5(a)において、例えばトナー載り量検出の結果が200%の場合、トナー定着に必要な最低温度はT1となる。同様に、トナー載り量検出の結果が150%、100%、50%の場合、トナー定着に必要な最低温度は、それぞれT2、T3、T4となる。画像データ中に現れる最大トナー載量値を定着可能な温度まで、定着器40の定着温度が上がっていれば、画像データに係るトナーをトナー定着処理した際にトナー定着不良の問題が発生する事はない。そのため、上記トナー載り量検出の結果から、印刷対象のトナーを定着するために必要な最低温度を求めることができる。
図5(b)は、トナー載り量と定着器40の定着温度との関係を正規化したデータテー
ブルを示した図である。図5(b)では、例えばトナー載り量検出の結果が200%以上の場合は、定着器40が記録用紙へのトナー定着に必要な最低温度は最も高い基準温度(ref)となる。一方、トナー載り量検出の結果が50%以下の場合は、定着器40が記録用紙11へのトナー定着に必要な最低温度は、基準温度(ref)から10度低い温度(ref−10°)となることを参照できる。
(トナー載り量検知処理)
図6(a)は、本発明の実施例におけるトナー載り量検出処理を示すフローチャートである。なお、フローチャートで示すトナー載り量検知処理はCPU0103が処理を行う。
まず、S06101において、入力されたビットマップ形式の画像データについて、1ラインの検索窓を画像の上端にセットする。
S06102において、検索窓がセットされているラインに対して、ライン単位のトナー載り量を計算する。S06102の処理の詳細については、後述する図6(b)で説明する。図7は、本発明の実施例におけるトナー載り量検出処理を説明する図である。図7の7011がライン単位のトナー載り量とする。
S06103において、S06102で求めたライン単位のトナー載り量と、RAM0104に記憶されている連続ライン結果と比較して小さい方を新しい連続ライン結果としてRAM1004に上書きする。連続ライン結果に値が保持されていない場合、S06102で求めたライン単位のトナー載り量を新しい連続ライン結果としてRAM0104に保存する。図7の7012で示すように8つの連続したラインのトナー載り量の最小値を連続ライン結果7013とする。
S06104において、検索窓の位置が上端から数えて8の倍数のラインにある場合は、S06106に進む。検索窓の位置が上端から数えて8の倍数以外のラインにある場合は、S06105に進む。
S06105において、検索窓を下に1ライン移動させて、S06102へ戻る。
S06106において、RAM0104に記憶されている連続ライン結果と、RAM0104に記憶されている最終結果と比較して大きい方を新しい最終結果としてRAM0104に上書きする。最終結果に値が保持されていない場合、連続ライン結果を新しい最終結果としてRAM0104に保存する。図7の7014で示すように連続ライン結果の内、最大値をトナー載り量の最終結果とする。
S06107において、検索窓の位置が画像の下端にあれば、S06108へ進む。検索窓の位置が画像の下端になければ、S06105へ進む。
S06108において、RAM0104に保存されている最終結果をこの画像のトナー載り量として、RAM0104に保存する。
図6(b)は、本発明の実施例におけるライン単位のトナー載り量検出処理を示すフローチャートである。なお、フローチャートで示すライン単位のトナー載り量検知処理はCPU0103が処理を行う。
まず、S06201において、入力されたビットマップ形式の画像データについて、16x1画素の検索窓を画像の左端にセットする。図7の7002のように検索窓があり、その代表値を7001とする。
S06202において、検索窓がセットされている画素群に対して、トナー載り量を計算する。画素毎に各色の濃度の和を求め、検索窓内の画素の中でもっとも大きい濃度の和をトナー載り量とする。
S06203において、S06202で求めたトナー載り量と、RAM0104に記憶されているライン結果と比較して大きい方を新しいライン結果としてRAM0104に上書きする。ライン結果に値が保持されていない場合、S06202で求めたトナー載り量を新しいライン結果としてRAM0104に保存する。図7の7003で示すようにライン結果の内、最大値をこのラインのトナー載り量とする。
S06204において、検索窓の位置が画像の右端にあれば、S06206へ進む。検索窓の位置が画像の右端になければ、S06205へ進む。
S06205において、検索窓を右に4画素移動させて、S06202へ戻る。
S06206において、RAM0104に保存されているライン結果をこのラインのトナー載り量として、RAM0104に保存する。
(実施例1の画像解析処理)
実施例1はレポート印刷のジョブを例に説明する。レポート印刷は、図14(a)に示すように、文字だけから構成される出力画像データ14101を印刷する。
図8は、本発明の実施例における画像解析実施制御処理を説明する図である。
CPU0103は、外部記憶装置0123からレポート画像生成に必要な印刷データを取得し、画像処理部0105を用いてこの印刷データから画像データを生成する。画像解析処理0302は画像データに対して画像解析を行い、トナー載り量を算出する。プリンタI/F0113は印刷データで指定される情報に基づいてページ順を制御し、プリンタ0122へ画像データの転送およびトナー載り量の通知を行う。
図8では3ページのレポート画像データを片面で印刷するケースの対象ページとページ順を示している。1ページ目の画像データに対する画像解析処理08102を行った場合、画像解析処理に要した時間だけ印刷開始が遅くなり印刷生産性が低下する。また、2ページ目以降の画像データに対する画像解析処理08103、08104を行った場合、画像解析処理0302が完了するまでプリンタ0122へ印刷データの転送を開始できない。そのため、前ページの印刷が完了してから現在のページの画像解析処理が完了するまでに要した時間だけ印刷開始が遅くなり印刷生産性が低下する。これらを回避するために本実施例では印刷データの種類がレポートであれば定着不良は発生しないと判断し、08102、08103、08104を行わない(スキップする)よう制御する。
図9(a)は、本発明の実施例における印刷処理を示すフローチャートである。まず、S09101において、CPU0103は、外部記憶装置0123からレポート画像生成に必要な印刷データを取得する。取得した印刷データは外部記憶装置0123上に保持しておく。S09102において、CPU0103は、画像処理部0105を用いて、外部記憶装置0123上に保持した印刷データからプリンタ0122へ転送するための出力画像データを生成する。生成した出力画像データは外部記憶装置0123上に保持しておく。なお、S09101において取得する印刷データと、S09102において生成した出力画像データは、RAM0104に保持してもよい。S09103において、CPU0103は、プリンタ0122に対してプリンタI/F0113経由で、印刷指示を行う。そして、外部記憶装置0123上に保持した出力画像データをRAM0104上に一旦保存して、その後、プリンタI/F0113経由でプリンタ0122へ転送する。プリンタ0122は、CPU1003からプリンタI/F0113経由で画像データを受信して、画像形成及び紙搬送制御を行い、印刷処理を実行する。
図9(b)は、本発明の実施例における画像処理を示すフローチャートである。画像処理はCPU0103の指示に従い画像処理部0105で実行される。
まず、S09201において、外部記憶装置0123に保存されている印刷データを取得する。取得した印刷データはRAM0104上に保持する。
S09202において、RAM0104上に保持した印刷データを元に画像処理部0105を用いてビットマップ形式の画像データに変換する。
S09203において、RAM0104上の画像データを外部記憶装置0123に保存する。
S09204において、画像処理の対象ページの印刷ジョブの種類がレポートであればS09207へ進み、そうでなければS09205へ進む。
S09205において、RAM0104上に保持した画像データに対して、トナー載り量検知処理を行う。
S09206において、S09205で算出したトナー載り量をプリンタI/F0113経由でプリンタ0122へ通知する。
S09207において、予め決められた固定値のトナー載り量をプリンタI/F0113経由でプリンタ0122へ通知する。
図9(c)は、本実施例における画像転送処理を示すフローチャートである。なお、フローチャートで示す画像転送処理はCPU0103で実行される。S09301において、プリンタ0122に対してプリンタI/F0113経由で、印刷指示コマンドを送信する。S09302において、プリンタ0122からプリンタI/F0113経由で画像転送要求がきたら、外部記憶装置0123上に保持している出力画像データをRAM0104上に一旦保存する。S09303において、出力画像データをプリンタ0122に対してプリンタI/F0113経由で転送する。
(実施例1の効果)
図10は、本発明の実施例における効果を示す図である。図10(a)は、従来のトナー載り量通知と印刷のタイミングを記した図である。
N−2ページでは、コントローラ0101がN−2ページの画像生成とトナー載り量検知を行った後、コントローラ0101がプリンタ0122にN−2ページのトナー載り量通知と印刷指示を行う。次に、プリンタ0122からのN−2ページの印刷指示に従い、コントローラ010へ画像データ送信開始指示を出す。そして、プリンタ0122からのN−2ページの画像データ送信開始指示に同期して、コントローラ0101が画像転送を行う。
一方、N−1ページでは、N−2ページの画像生成とトナー載り量検知と競合しないように、それぞれの処理完了後に、N−1ページの画像生成とトナー載り量検知を行う。コントローラ0101がN−1ページの画像生成とトナー載り量検知を行った後、コントローラ0101がプリンタ0122にN−1ページのトナー載り量通知と印刷指示を行う。
次に、プリンタ0122からのN−2ページの印刷指示に従い、N−2ページとN−1ページの画像データ送信開始が所定時間未満にならないように、コントローラ010へN−1ページの画像データ送信開始指示を出す。そして、プリンタ0122からのN−1ページの画像データ送信開始指示に同期して、コントローラ0101がN−1ページの画像転送を行う。Nページは、N−1ページと同様の処理フローとなる。
図10(b)は、本発明の実施例におけるトナー載り量通知と印刷のタイミングを記した図である。
全ページにおいて、コントローラ0101がトナー載り量検知を行わず、プリンタ0122へ固定値でトナー載り量通知を行っている。このため、従来と比較して、コントローラ0101の印刷指示が早いタイミングで通知可能である。
その結果、図10(a)と比較して、図10(b)の方は、ファーストプリントが早いことがわかる。さらに、図10(b)では、前ページの画像転送が完了した直後に次のページの画像転送が開始できていることがわかる。
本実施例によれば、レポート印刷の場合に全ページの画像データ解析を省略するため、全ページにおいてプリントの性能低下を防ぐことができる。
(実施例2の画像解析処理)
実施例1では、文字のみで記載されるレポート印刷について説明した。実施例2では、文字とイメージが含まれている画付きレポート印刷のジョブを例に説明する。画付きレポート印刷は、図14(b)に示すように、文字以外のデータ14202を特定の位置に含む出力画像データ14201を印刷する印刷方法である。
図11は本発明の実施例2における画像解析実施制御処理を説明する図である。
図8と同様に画像生成11101、画像解析処理0302、プリンタI/F0113、プリンタ0122における対象ページとページ順を説明する図である。
図11では2ページのレポート画像データと1ページの画付きレポート画像データを片面で印刷するケースの対象ページとページ順を示している。通常のレポート画像であれば画像内に含まれるのは文字だけであり定着不良は発生しないが、画付きレポート画像には文字以外の領域が含まれるため画像解析処理をスキップすると定着不良が発生する可能性がある。これを回避するために本実施例では画付きレポート印刷のページにおける画像解析処理11104を行い、通常のレポート印刷のページにおける画像解析処理11102、11103を行わない(スキップする)よう制御する。加えて、画付きレポート印刷のページで印刷生産性の低下を低減させるために、画像解析処理11104では文字以外の領域だけ処理を適用するように制御する。
図12は、本発明の実施例2における画像処理を示すフローチャートである。画像処理はCPU0103の指示に従い画像処理部0105で実行される。
S12101〜S12104は図9(b)のS09201〜S09204と同様である。
S12105において画付きレポート印刷か通常のレポート印刷かを判断し、画付きレポート印刷であればS12106へ進み、通常のレポート印刷であればS12109へ進む。
S12106において、画付きレポート画像の文字以外の領域だけを画像解析の対象領域として指定することで、S12107の画像解析処理の処理時間を削減する。
S12107〜S12109は図9(b)のS09205〜S09207と同様である。
(実施例2の効果)
図13は、本発明の実施例における最終ページが画付きレポートである全Nページのレポート印刷に対する画像解析実施判断の効果を示す図である。
図13(a)は、画付きレポート画像に対してレポート以外の画像と同様の画像解析を適用した場合におけるトナー載り量通知と印刷のタイミングを記した図である。
N−2ページ、N−1ページのタイミングは図10(b)と同様である。Nページは画付きレポート画像でありトナー載り量検知を行うため、トナー載り量通知と印刷指示が遅れ、N−1ページの画像転送終了とNページ画像転送開始の間に待ち時間が発生する。
図13(b)は、本発明の実施例におけるトナー載り量通知と印刷のタイミングを記した図である。画像解析の対象領域を限定することにより、トナー載り量検知の処理時間を削減することができ、トナー載り量検知と印刷指示を早めることができる。その結果、図13(a)と比較して、図13(b)の方は、Nページの画像転送開始が早いことがわかる。
(その他の実施例)
上述の実施例では、レポート画像データの印刷処理の場合を挙げたが、本特許はこれに限定するものではない。印刷する画像データの種類に対応する各パターンに合わせてトナー載り量を固定値で予め決めておき、その値を通知することで画像解析処理をスキップしてもよい。例えば、工場やサービスマンが機器の状態確認や補正処理実行で用いる予め定められた特定のパターンを印刷するPGパターンがある。
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。

Claims (6)

  1. 印刷ジョブから画像データを生成し、前記画像データに基づき、記録紙に画像を形成する画像形成部と、前記画像形成部により形成された画像を記録紙に定着させる定着部とを備えた画像形成装置において、
    画像データのページのトナー載り量を解析する解析手段と、
    前記解析手段による解析の結果に基づき、前記解析されたページの画像を定着させる定着温度を決定する決定手段と、
    前記決定手段によって決定された定着温度に基づき前記定着部を制御する制御手段とを有し、
    前記印刷ジョブの種類がレポート印刷を示す場合、前記解析手段による解析と前記決定手段による決定を行わず、前記制御手段は、所定の定着温度に基づき前記定着部を制御することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記印刷ジョブの種類が外部装置から受信した印刷ジョブに基づく印刷を示す場合、前記解析手段と前記決定手段とを実行することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記印刷ジョブの種類が画付きレポート印刷を示す場合、画付きレポートのページについては、前記解析手段と前記決定手段とを実行し、画付きレポートではないレポートのページについては、前記解析手段と前記決定手段とを実行しないことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記印刷ジョブの種類が画付きレポート印刷を示す場合、画付きレポートのページに含まれる文字以外の領域ついては、前記解析手段と前記決定手段とを実行し、画付きレポートのページに含まれる文字の領域については、前記解析手段と前記決定手段とを実行しないことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  5. 印刷ジョブから画像データを生成し、前記画像データに基づき、記録紙に画像を形成する画像形成部と、前記画像形成部により形成された画像を記録紙に定着させる定着部とを備えた画像形成装置における制御方法であって、
    画像データのページでトナー載り量を解析する解析ステップと、
    前記解析ステップによる解析の結果に基づき、前記解析されたページの画像を定着させる定着温度を決定する決定ステップと、
    前記決定ステップによって決定された定着温度に基づき前記定着部を制御する制御ステップとを有し、
    前記印刷ジョブの種類がレポート印刷を示す場合、前記解析ステップによる解析と前記決定ステップによる決定を行わず、前記制御ステップは、所定の定着温度に基づき前記定着部を制御することを特徴とする画像形成方法。
  6. コンピュータを請求項1から請求項4のうちのいずれか1項に記載の画像形成装置として機能させるためのプログラム。
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