JP2012150210A - 定着装置、その制御方法、および制御プログラム、並びに画像形成装置 - Google Patents

定着装置、その制御方法、および制御プログラム、並びに画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】省電力維持しつつ生産性を向上させるとともに、十分な定着を行って高品質の印刷を行う。
【解決手段】定着装置は、メインヒータ141およびサブヒータ142を有している。定着ベルト204および加圧ベルト207は記録紙が搬送される搬送路を規定し、少なくともメインヒータによる加熱によって記録紙にトナー像を定着させる。この際、画像データに応じてメインヒータおよびサブヒータを使用するか否かについての判定が行われて、その判定結果に応じてメインヒータおよびサブヒータによる加熱制御が行われる。
【選択図】図2

Description

本発明は、定着装置、その制御方法、および制御プログラム、並びに画像形成装置に関し、特に、電子写真プロセスを用いた画像形成装置で使用される定着装置に関する。
一般に、電子写真プロセスを用いた画像形成装置で使用される定着装置では、熱定着によって記録紙上のトナー像を定着させている。このような定着装置(定着器ともいう)において、複数の定着素子(発熱素子)を備えるものがある。この定着装置では、画像データ、つまり、画像サイズに応じて複数の発熱素子を選択的に用いてトナー像を定着させるようにしている。そして、複数の発熱素子を備える定着装置において、記録紙の搬送方向に直交する方向に延びる線状発熱素子を設けて、線状発熱素子の発熱を制御するようにしたものがある(特許文献1参照)。
一方、定着装置として、サーマルヘッドが記録紙の幅方向に1列に配列された複数のヒータ素子を備え、これらヒータ素子のサイズをトナー像の画素サイズよりも大きくしたものがある。そして、ここでは、画素サイズ及びヒータ素子のサイズに基づいて加熱制御するヒータ素子を設定するようにしている(特許文献2参照)。
特開2002−229366号公報 特開平8−152807号公報
特許文献1に記載の定着措置では、省電力を維持しつつ線状発熱素子のみによって熱定着を行っている関係上、十分な熱量を得ることが難しい。例えば、50CPM以下の比較的生産性が低い定着装置として用いることはできるが、生産性の高い定着装置においては熱量が不足してしまう。
つまり、特許文献1に記載の定着装置では、生産性を上げようとすると、省電力を保った状態では、熱量が不足してトナー像の定着が不十分となることがある。従って、十分な定着を行うためには、定着ローラの駆動速度を低下させて記録紙搬送速度を低下させる必要がある。これによって、単位時間当りにトナー像に加える熱量を上げて十分な定着を行うことになる。
結果的に、特許文献1に記載の定着装置では、十分な定着を維持して生産性を上げることが難しい。このため、電力消費量は大きくなるが、十分な熱量の得られるハロゲンヒータ又はIH(電磁誘導加熱)が用いられている。
一方、特許文献2に記載の定着装置では、定着効率を向上させるため、上述のように、画素サイズ及びヒータ素子のサイズに基づいて加熱制御するヒータ素子を設定している。このため、トナー像が形成された領域以外の記録紙領域を加熱する必要がなく、その分消費電力を低減するができる。しかしながら、記録紙において、加熱される領域と加熱されない領域とが存在することになって、記録紙に温度差が生じてしまう。そして、定着の際、記録紙に温度差が生じた場合に定着後に記録紙が常温まで冷やされると、記録紙にしわが生じるばかりでなく、定着トナー像にひび割れが生じることがある。このような記録紙のしわおよびひび割れが生じると、印刷成果物の品質が大きく低減してしまう。
従って、本発明の目的は、省電力維持しつつ生産性を向上させるとともに、十分な定着を行って高品質の印刷を行うことのできる定着装置、その制御方法、および制御プログラム、並びに画像形成装置を提供することにある。
上記の目的を達成するため、本発明による定着装置は、画像データに応じて記録紙に形成されたトナー像を、前記記録紙に定着させるための定着装置において、メインヒータおよびサブヒータと、前記記録紙が搬送される搬送路を規定し、少なくとも前記メインヒータによる加熱によって前記記録紙に前記トナー像を定着させる定着手段と、前記画像データに応じて前記メインヒータおよび前記サブヒータを使用するか否かについて判定する判定手段と、前記判定手段による判定結果に応じて前記メインヒータおよび前記サブヒータによる加熱制御を行う制御手段とを有することを特徴とする。
本発明による制御方法は、画像データに応じて記録紙に形成されたトナー像を、前記記録紙に定着させるための定着装置を制御するための制御方法において、前記定着装置には、前記メインヒータおよびサブヒータと、前記記録紙が搬送される搬送路を規定し、少なくとも前記メインヒータによる加熱によって前記記録紙に前記トナー像を定着させる定着手段とが備えられており、前記画像データに応じて前記メインヒータおよび前記サブヒータを使用するか否かについて判定する判定ステップと、前記判定ステップによる判定結果に応じて前記メインヒータおよび前記サブヒータによる加熱制御を行う制御ステップとを有することを特徴とする。
本発明による制御プログラムは、画像データに応じて記録紙に形成されたトナー像を、前記記録紙に定着させるための定着装置を制御するための制御プログラムにおいて、前記定着装置には、前記メインヒータおよびサブヒータと、前記記録紙が搬送される搬送路を規定し、少なくとも前記メインヒータによる加熱によって前記記録紙に前記トナー像を定着させる定着手段とが備えられており、コンピュータに、前記画像データに応じて前記メインヒータおよび前記サブヒータを使用するか否かについて判定する判定ステップと、前記判定ステップによる判定結果に応じて前記メインヒータおよび前記サブヒータによる加熱制御を行う制御ステップとを実行させることを特徴とする。
本発明による画像形成装置は、画像データに応じて感光体を露光して、該感光体に静電潜像を形成する静電潜像形成手段と、前記静電潜像を現像してトナー像とする現像手段と、前記感光体に形成された前記トナー像を記録紙に転写する転写手段と、上記の定着装置とを有することを特徴とする。
本発明によれば、画像データに応じて(例えば、画像データの画素密度に応じて)、メインヒータに加えてサブヒータを加熱制御するようにしたので、省電力維持しつつ生産性を向上させるとともに、十分な定着を行って高品質の印刷を行うことができる。
本発明の実施の形態による定着装置が用いられた画像形成装置の一例を示す図である。 図1に示す定着装置の構成を説明するための図である。 図2に示すサーマルヘッドの構成の一例を示す図である。 図3に示すサーマルヘッドを駆動するための駆動回路の一例を示すブロック図である。 図3に示すサーマルヘッドの制御を説明するための図である。 図1に示す定着装置の加熱制御を行うための加熱制御装置の構成を示すブロック図である。 図6に示す加熱制御装置の動作を説明するためのフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態による定着装置の一例について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施の形態による定着装置が用いられた画像形成装置の一例を示す図である。なお、図示の画像形成装置は、所謂フルカラー複写機であるが、モノクロ複写機においても適用できるものであり、さらには、電子写真プロセスを用いた画像形成装置であれば、同様にしてこの定着装置を用いることができる。
図1を参照して、図示の画像形成装置は、原稿台ガラス101を有している。この原稿台ガラス101上には、原稿100が載置される。原稿台ガラス101の下側には第1および第2のミラーユニット137および107が配置されている。そして、第1のミラーユニット137はモータ102によって実線矢印で示す方向に速度Vで駆動される。一方、第2のミラーユニット107はモータ102によって速度V/2で駆動される。
第1のミラーユニット137は照明部103およびミラー104を備えている。原稿100の画像を読み取る際には、原稿100が照明部103によって照射され、原稿100からの反射光ミラー104、105、および106を経て光学系108によりCCD(Charge Coupled Device)109に入射される。これによって、CCD109に光学像が投影される。
図示の例では、CCD109はR(レッド)、B(ブルー)、およびG(グリーン)のCCDラインセンサ(図示せず)を有している。上述のように、第1および第2のミラーユニット137および107を駆動することによって、原稿100の全面が走査される。
CCD109は光学像に応じた電気信号(アナログ画像信号)を出力し、このアナログ画像信号は画像処理部110に与えられる。そして、画像処理部110はアナログ画像信号をアナログデジタル変換(A/D変換)した後、所定の画像処理を行って画像データ(YMCK画像データ)とする。そして、この画像データはプリンタ制御部111にプリント信号として出力される。
プリンタ制御部111は、プリント信号に応じて半導体レーザ112、113、114、および115を駆動制御して、半導体レーザ112、113、114、および115からそれぞれM(マゼンタ)、C(シアン)、Y(イエロー)、およびK(ブラック)画像データに応じたレーザ光を発光させる。
ここで、半導体レーザ112に注目して、半導体レーザ112から出力されたレーザ光はポリゴンミラー116によって偏向されて、感光ドラム(感光体)124を走査する。これによって、感光ドラム124上には静電潜像が形成される。感光ドラム124上の静電潜像は、Mトナーが収納された現像器120によって現像されて、感光ドラム124上にはMトナー像が形成される。
同様にして、半導体レーザ113〜115から出力されたレーザ光は、それぞれポリゴンミラー117〜119によって偏向されて、感光ドラム125〜127を走査する。これによって、感光ドラム125〜127上にはそれぞれ静電潜像が形成される。このように、プリンタ制御部111および半導体レーザ112〜115が静電潜像形成手段を構成する。
現像器121、122、および123にはそれぞれCトナー、Yトナー、およびKトナーが収納されている。感光ドラム125、126、および127上の静電潜像は、それぞれ現像器121、122、および123によって現像されて、感光ドラム125、126、および127上にはCトナー像、Yトナー像、およびKトナー像が形成される。
記録紙カセット132、133、および134と手差しトレイ131のいずれかが選択トレイとして選択される。選択トレイから給紙された記録紙はレジストローラ130を介して転写ベルト128に送られる。そして、記録紙は転写ベルト128に吸着されて搬送される。
フォトインタラプタ129は、ページ同期信号を発生するためのITOPセンサである。給紙タイミングおよび感光ドラムに対する露光走査開始は、ITOPセンサが発生するページ同期信号(ITOP信号)に応じて行われる。そして、給紙タイミングと画像形成タイミングとの同期がとられて、感光ドラム124〜127上の各色トナー像が順次記録紙に転写される。これによって、記録紙上にはカラートナー像が形成される。
トナー像が転写された記録紙は、転写ベルト128から分離されて、定着装置(定着器ともいう)136の方向に搬送される。定着器136の入口には、定着入り口センサ(記録紙検知手段)140が配置されており、記録紙は定着入り口センサ140を通過して、定着器136でトナー像が定着されて、排紙トレイ135に排紙される。定着器136は、ハロゲンヒータ141およびサーマルヘッド142の2つの加熱部を有している。
図2は、図1に示す定着装置136の構成を説明するための図である。
図1および図2を参照して、定着装置136は第1および第2の回転ローラ体201および202を有しており、これら第1および第2の回転ローラ体201および202には定着ベルト(加熱ベルトともいう)204が取り付けられている。そして、定着ベルト204はテンションローラ203によって所定のテンションが付加されている。前述のハロゲンヒータ141は第1の回転ローラ体201内に配置されている。
さらに、定着装置136は第3および第4の回転ローラ体205および206を有しており、これら第3および第4の回転ローラ体205および206には加圧ベルト207が取り付けられている。図示のように、定着ベルト204と加圧ベルト207とは一部分で互いに当接しており、これによって、記録紙の搬送路が規定されている。上記の搬送路において、定着ベルト204の内側には、定着ベルト204に当接して、前述のサーマルヘッド142が配置されている。
また、サーマルヘッド142は、ハロゲンヒータ141よりも記録紙の搬送方向の下流側に位置し、定着入り口センサ140は、ハロゲンヒータ141よりも記録紙の搬送方向の上流側に位置する。
図3は、図2に示すサーマルヘッド142の構成の一例を示す図である。
図3において、サーマルヘッド142は、記録紙の幅方向(図2において紙面の表側から裏側に延びる方向)に延在している。サーマルヘッド142は、複数の発熱素子H1〜Hn(nは2以上の整数)を有しており、これら発熱素子H1〜Hnは記録紙の幅方向(感光ドラムの軸方向に対応する)に沿って、所定の間隔をおいて配列されている。図示の例では、発熱素子H1〜Hnは、300dpiの間隔をおいて記録紙幅分配列されている。なお、記録紙の幅は、図1に示す画像形成装置で印刷可能な最大の記録紙の幅をいう。また、ここでは、n=5000である。
ハロゲンヒータ141はメインヒータとして用いられ、サーマルヘッド142はサブヒータとして用いられる。定着ベルト204は、ハロゲンヒータ141によって定着温度まで加熱されるとともに、必要に応じてサーマルヘッド142によって加熱される。上記の搬送路に搬送された記録紙上のトナー像は、定着ベルトによって加熱されて溶融する。
図2に示すように、サーマルヘッド142は、定着入り口センサ140から距離d(mm)離れた位置に配置されている。記録紙が搬送速度v(mm/sec)で搬送されているとすると、定着入り口センサ140が記録紙の先端を検知してから、記録紙の先端がサーマルヘッド142に達するまでの時間(記録紙到着遅延時間という)t(sec)は、t=v(mm/sec)/d(mm)で表される。
図4は、図3に示すサーマルヘッド142を駆動するための駆動回路の一例を示すブロック図である。
図4を参照して、サーマルヘッド駆動回路はシフトレジスタ701を有しており、このシフトレジスタ701はクロック信号CLK信号(同期信号)に同期して順次入力されたデータDATAを1ライン分記憶する。そして、ラッチレジスタ702は、ラッチ信号LATに応じてシフトレジスタ701に記憶されたデータDATAをラッチデータとしてラッチする。ラッチレジスタ702にラッチされたラッチデータがサーマルヘッド142を駆動する駆動信号(サーマルヘッド駆動信号)となる。
さらに、サーマルヘッド駆動回路は、ゲート回路703およびドライバ704を有しており、ドライバ704がサーマルヘッド142に接続されている。ゲート回路703はn個のAND素子を有しており、これらAND素子の一方の入力端はラッチレジスタ702に接続され、他方の入力端にはストローブ信号STBが与えられる。よって、ストローブ信号STBがハイレベル(High)の場合に、ゲート回路703はラッチレジスタ702にラッチされたサーマルヘッド駆動信号を出力する。
ドライバ704はn個のドライバ素子を有しており、これらドライバ素子がそれぞれ発熱素子H1〜Hnに接続されている。そして、ドライバ素子を介してH1〜Hnにハイレベルのサーマルヘッド駆動信号が与えられると、発熱素子H1〜Hnがオンする。
図5は、図3に示すサーマルヘッド142の制御を説明するための図である。
図5を参照して、いま、記録紙420に対して定着ベルト204の回転方向に垂直な方向を主走査方向とし、定着ベルト204の回転方向を副走査方向とする。そして、記録紙420上に解像度600dpiでトナー像が形成されているとする。ここで、副走査方向402において解像度600dpiにおけるライン信号(同期信号(副同期信号ともいう))を符号”403”で表す。
記録紙420上のトナー像に対して、ある副走査ラインAに関して画素毎に3×3フィルタによって注目画素に対する周辺画素密度を求める。この周辺画素密度は符号”410”で示されている。符号”410”で示す数値が大きいほど注目画素に対する周辺画素密度が高いことになる。
いま、x軸を主走査方向における画素、y軸を定着に必要な温度として、注目画素に対する周辺画素密度を示すと、符合”405”のグラフで示される。符号”405”で示すグラフにおいて、範囲407はハロゲンヒータ141のみで定着可能な領域を示しており、範囲406はハロゲンヒータ141とサーマルヘッド142の両方を用いないと定着できない領域を示している。
図示の例では、周辺画素密度が7以上(つまり、所定の密度以上)である領域についてはサーマルヘッド142をサブヒータとして用いて、メインヒータであるハロゲンヒータ141による加熱を補助する必要がある。ここでは、記録紙420における副走査ラインAが、サーマルヘッド142が配置された位置に到達すると、周辺画素密度が7以上である領域に対応させて発熱素子がオンされる。なお、記録紙402の全面を加熱するため、ハロゲンヒータ14はON状態とされる。
図6は、図1に示す定着装置136の加熱制御を行うための加熱制御装置の構成を示すブロック図である。
図6を参照すると、図1に示すプリンタ制御部111は、プリンタメイン制御部301を有している。プリンタメイン制御部301は、CPU(図示せず)を備えており、このプリンタメイン制御部301は、プリンタ、つまり、画像形成装置全体の制御を司っている。
プリンタメイン制御部301は、定着入り口センサ140によって記録紙が検知されると、前述した記録紙到着遅延時間tが経過した後、サーマルヘッド駆動基準信号を定着データアドレス発生器302に与える。定着データアドレス発生器302はサーマルヘッド142によって加熱される加熱画素のアドレス(制御アドレス)を発生するためのものである。
定着データアドレス発生器302は、サーマルヘッド駆動基準信号に応答して、制御アドレスを生成して、定着用主/副アドレスとして、ブラック(Bk)ヒータ制御マップ/サブ(Sub)演算部306に与える。さらに、定着データアドレス発生器302は、サーマルヘッド駆動回路307に同期信号(ClK)および制御アドレスを与える。そして、定着データアドレス発生器302は所定の画像分の制御アドレスを生成すると、終了信号(サブ定着END信号)をプリンタメイン制御部301に送る。
画像データアドレス発生器304は、画像データ処理用のアドレス発生器であり、プリンタメイン制御部301から演算ENA信号(イネーブル信号)が与えられると、画像データ処理用アドレスを生成する。そして、画像データアドレス発生器304は、画像データ処理用アドレスを主/福アドレスとしてメモリ303に保存されたビットマップ画像を読み出す。図示の例では、メモリ303には、A4版のブラックビットマップ画像(Bk_Bitマップ画像)が格納されており、このビットマップ画像について3×3フィルタ305は画素密度を演算する。ここでは、ブラックについて説明するが、同様に、マゼンタ(M)、シアン(C)、およびイエロー(Y)に関しても、メモリ303にそのビットマップ画像が格納されている。
画像データアドレス発生器304は、所定の画像分のアドレスを生成すると、演算END信号をプリンタメイン制御部301に与える。ブラック(Bk)ヒータ制御マップ/サブ(Sub)演算部306は画素密度に応じてサーマルヘッド104を駆動するか否かについて判別する。この判別はA4版の画像領域の全てについて行われる。
さらに、Bkヒータ制御マップ/Sub演算部306は、画像データに応じたヒータ制御マップのデータが全てヒータOFFであると、ヒータOFF信号をプリンタメイン制御部301に出力する。それ以外の場合には、Bkヒータ制御マップ/Sub演算部306は、ヒータON信号をプリンタメイン制御部301に出力する。プリンタメイン制御部301は、ヒータON/OFF信号に応じて、ハロゲンヒータ駆動回路308を駆動制御して、定着ベルトが所定の定着温度となるように温調制御を行う。
また、Bkヒータ制御マップ/Sub演算部306は、画素密度に応じたBkヒータ制御マップで示される点灯ビットマップ(点灯データ)をデータDATAとしてサーマルヘッド駆動回路307に与える。サーマルヘッド駆動回路307は点灯ビットマップと制御アドレス(ストローブ信号)とに基づいてサーマルヘッド142を駆動する。
なお、上述の例では、Bk(ブラック)について説明したが、マゼンタ(M)、シアン(C)、およびイエロー(Y)についても同様して加熱制御が行われる。つまり、図6には示されていないが、Mヒータ制御マップ/Sub演算部、Cヒータ制御マップ/Sub演算部、およびYヒータ制御マップ/Sub演算部が備えられている。
図7は、図6に示す加熱制御装置の動作を説明するためのフローチャートである。
図1、図6、および図7を参照して、いま画像形成装置においてプリント動作が開始されると、プリンタメイン制御部301は、記録紙搬送速度(v)と定着入り口センサ及びサーマルヘッド間の距離とに応じて、記録紙到着遅延時間(サブヒータ点灯遅延時間ともいう)tを算出する(ステップ501)。
続いて、プリンタメイン制御部301は画像データ(例えば、A4版画像データ)に応じて、サーマルヘッドを駆動するためのサーマルヘッド駆動用のA4ビットマップを生成するイネーブル信号(演算ENA信号)を画像データアドレス発生器304に出力する(ステップ502)。
A4画像データ分についてサーマルヘッド駆動信号の生成が終了すると、プリンタメイン制御部301は画像データアドレス発生器304から演算END信号を受けたか否かを判定する(ステップ503)。演算END信号を受けていないと(ステップS503において、NO)、プリンタメイン制御部301は待機する。
一方、演算END信号を受けると(ステップS503において、YES)、プリンタメイン制御部301は、画像データが存在しない場合に、ヒータ制御マップ演算部306から出力されるヒータOFF信号を受けたか否かについて判定する(ステップ504)。
ヒータOFF信号を受けると(ステップS504において、YES)、プリンタメイン制御部301は記録紙上にトナー像が存在しないと判断して(つまり、トナーを定着する必要がないと判断して)、ハロゲンヒータ駆動回路308を制御して、ハロゲンヒータをOFFとする(ステップ505)。そして、プリンタメイン制御部301は加熱制御を終了する。
ヒータOFF信号を受けないと(ステップS504において、NO)、プリンタメイン制御部301は記録紙上にトナー像が存在すると判断して(つまり、トナーを定着する必要があると判断して)、ハロゲンヒータ駆動回路308を制御して、ハロゲンヒータをONとする(ステップ506)。その後、プリンタメイン制御部301は、定着入り口センサ140が記録紙の先端を検知したか、つまり、定着入り口センサ140がONしたか否かを判定する(ステップ507)。
定着入り口センサ140がONしないと(ステップS507において、NO)、プリンタメイン制御部301は待機する。一方、定着入り口センサ140がONすると(ステップS507において、YES)、プリンタメイン制御部301は、上述の記録紙遅延時間が経過した後、定着データアドレス発生器302に対してサーマルヘッド駆動基準信号を出力する(ステップ508)。
そして、プリンタメイン制御部301は、定着データアドレス発生器302からサブ定着END信号を受けたか否かについて判定する。つまり、プリンタメイン制御部301は、A4版分の画像データについて、ハロゲンヒータおよびサーマルヘッドの加熱制御が終了したか否かについて判定する(A4分主/副終了:ステップ509)。
定着データアドレス発生器302からサブ定着END信号を受けないと(ステップS509において、NO)、プリンタメイン制御部301は待機する。定着データアドレス発生器302からサブ定着END信号を受けると(ステップS509において、YES)、プリンタメイン制御部301は加熱制御を終了する。
本実施の形態によれば、メインヒータ(ハロゲンヒータ)141を用いてトナー像の定着を行い、トナーのり量が多くて、さらに加熱しないと高品位な定着を実現できない場合に、画素毎に発熱制御可能なサーマルヘッド142による加熱を行うようにする。このように、画像データに応じてハロゲンヒータ141およびサーマルヘッド142の使用を判定して、その判定結果によって、ハロゲンヒータ141およびサーマルヘッド142の加熱制御を行うようにしたので、定着速度(つまり、記録紙の搬送速度)を低下させることなく、定着オフセット及び紙しわの発生を防止することができる。この結果、高生産性を維持した状態で高品位の印刷を行うことができる。
さらに、必要に応じてサーマルヘッド142による加熱を画素単位で行うようにしたので、電力消費を少なくすることができる。
上述の説明から明らかなように、図2および図6において、定着ベルト204および加圧ベルト207が定着手段として機能し、プリンタメイン制御部301、定着データアドレス発生器302、画像データアドレス発生器304、3×3フィルタ305、およびBkヒータ制御マップ/Sub演算部306が判定手段として機能する。また、プリンタメイン制御部301、サーマルヘッド駆動回路307、およびハロゲンヒータ駆動回路308が制御手段として機能する。
以上、本発明について実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、これらの実施の形態に限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。
例えば、上記の実施の形態の機能を制御方法として、この制御方法を、定着装置に実行させるようにすればよい。また、上述の実施の形態の機能を有する制御プログラムを、定着装置又は画像形成装置が備えるコンピュータに実行させるようにしてもよい。
この際、制御方法及び制御プログラムの各々は、少なくとも判定ステップおよび制御ステップを有することになる。なお、制御プログラムは、例えば、コンピュータに読み取り可能な記録媒体に記録される。
本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)をネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU等)がプログラムコードを読み出して実行する処理である。この場合、そのプログラム、及び該プログラムを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
111 プリンタ制御部
136 定着装置(定着器)
140 定着入り口センサ
141 ハロゲンヒータ
142 サーマルヘッド
204 定着ベルト
207 加圧ベルト
301 プリンタメイン制御部
307 サーマルヘッド駆動回路
308 ハロゲンヒータ駆動回路

Claims (7)

  1. 画像データに応じて記録紙に形成されたトナー像を、前記記録紙に定着させるための定着装置において、
    メインヒータおよびサブヒータと、
    前記記録紙が搬送される搬送路を規定し、少なくとも前記メインヒータによる加熱によって前記記録紙に前記トナー像を定着させる定着手段と、
    前記画像データに応じて前記メインヒータおよび前記サブヒータを使用するか否かについて判定する判定手段と、
    前記判定手段による判定結果に応じて前記メインヒータおよび前記サブヒータによる加熱制御を行う制御手段とを有することを特徴とする定着装置。
  2. 前記判定手段は前記画像データにおける画素密度が所定の密度以上であると、前記サブヒータを使用すると判定することを特徴とする請求項1記載の定着装置。
  3. 前記サブヒータは前記メインヒータよりも前記記録紙の搬送方向の下流側に配置されていることを特徴とする請求項2記載の定着装置。
  4. メインヒータよりも前記記録紙の搬送方向の上流側には、前記記録紙を検知する記録紙検知手段が配置されており、
    前記制御手段は、前記判定手段による判定結果が前記メインヒータの使用を示していると前記メインヒータによる加熱制御を行って、
    さらに、前記制御手段は、前記判定手段による判定結果が前記サブヒータの使用を示していると、前記記録紙検知手段によって前記記録紙が検知された場合に、前記記録紙検知手段と前記サブヒータとの距離と前記記録紙の搬送速度とによって規定される時間が経過した後、前記サブヒータの加熱制御を行うことを特徴とする請求項3記載の定着装置。
  5. 画像データに応じて記録紙に形成されたトナー像を、前記記録紙に定着させるための定着装置を制御するための制御方法において、
    前記定着装置には、前記メインヒータおよびサブヒータと、前記記録紙が搬送される搬送路を規定し、少なくとも前記メインヒータによる加熱によって前記記録紙に前記トナー像を定着させる定着手段とが備えられており、
    前記画像データに応じて前記メインヒータおよび前記サブヒータを使用するか否かについて判定する判定ステップと、
    前記判定ステップによる判定結果に応じて前記メインヒータおよび前記サブヒータによる加熱制御を行う制御ステップとを有することを特徴とする制御方法。
  6. 画像データに応じて記録紙に形成されたトナー像を、前記記録紙に定着させるための定着装置を制御するための制御プログラムにおいて、
    前記定着装置には、前記メインヒータおよびサブヒータと、前記記録紙が搬送される搬送路を規定し、少なくとも前記メインヒータによる加熱によって前記記録紙に前記トナー像を定着させる定着手段とが備えられており、
    コンピュータに、
    前記画像データに応じて前記メインヒータおよび前記サブヒータを使用するか否かについて判定する判定ステップと、
    前記判定ステップによる判定結果に応じて前記メインヒータおよび前記サブヒータによる加熱制御を行う制御ステップとを実行させることを特徴とする制御プログラム。
  7. 画像データに応じて感光体を露光して、該感光体に静電潜像を形成する静電潜像形成手段と、
    前記静電潜像を現像してトナー像とする現像手段と、
    前記感光体に形成された前記トナー像を記録紙に転写する転写手段と、
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の定着装置とを有することを特徴とする画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014153507A (ja) * 2013-02-07 2014-08-25 Ricoh Co Ltd 定着装置及び画像形成装置
JP2015197653A (ja) * 2014-04-03 2015-11-09 コニカミノルタ株式会社 定着装置および画像形成装置

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