JP5390985B2 - 画像形成装置、画像形成装置の制御方法、及びプログラム - Google Patents

画像形成装置、画像形成装置の制御方法、及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、画像形成装置、画像形成装置の制御方法、及びプログラムに関する。
従来、原稿をCCDなどのセンサで読み取り画像データを生成し、その生成された画像データを用いてシートに画像を形成する画像形成装置がある。また、ネットワーク上のPCから印刷データを受信し、受信した印刷データを解析、展開して画像データを生成し、当該画像データを用いてシートに画像を形成する画像形成装置もある。これらの画像形成装置で、原稿を読み取るためのCCDなどのセンサが高速に駆動できるようになり、単位時間あたりに読み込み可能な原稿の枚数が増えてきている。また、搭載されるCPUの速度が安価でかつ高速になったことにより、ネットワーク上のPCから受信する印刷データを高速に展開することができるようになってきた。
それによって、シートに画像を形成する動作における生産性が、ますます求められる傾向にある。
そこで、画像を形成する動作における生産性を向上するために、シートの搬送間隔(連続して給紙される2枚のシートの間隔)を短くして画像を形成する画像形成装置が知られている(特許文献1参照)。シートの搬送間隔を短くすれば、単位時間当たりの画像形成枚数が増加し、画像形成装置の生産性を向上させることができる。
しかしながら、従来の画像形成装置で、シートの搬送間隔を短く設定する場合に、短くできる範囲には制限があった。
例えば、あるシートに現像剤を載せ、現像剤の定着を行った後、現像剤の定着過程で定着器の熱が奪われるため、次のシートに画像を形成するまでの間に、定着器の温度を現像剤の定着に必要な温度まで上昇させる必要がある。
そこで、従来は、シートの搬送間隔を、定着器の温度を充分上昇させることができるだけの間隔に設定していた。
特開2002−347987号公報
しかしながら、従来の画像形成装置では、シートに形成される画像領域以外の余白領域まで考慮して、シートの搬送間隔を決定するものではなかった。
シートに形成される画像に余白領域が含まれる場合、あるシートに画像を形成してから、次のシートに形成される画像の画像領域までに、定着器の温度を、現像剤の定着に必要な温度まで上昇させればよい。その場合、余白領域の搬送方向の長さの分、定着器の温度を上昇させるための時間の余裕がある。
そこで、上記の点に鑑み、本発明は、シートに形成される画像形成領域以外の余白領域を考慮して、シートの搬送間隔を決定することによって、生産性を向上させる仕組みを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る画像形成装置は、シートに画像を定着させる定着器を備える画像形成装置であって、第1のシートの搬送方向後端側の余白領域の長さである第1の長さと、前記第1のシートに続いて搬送される第2のシートの搬送方向先端側の余白領域の長さである第2の長さと、の和が前記定着器の温度を上昇させるために必要な搬送間隔の基準値以上であるか否かを判定する判定手段と、前記判定手段が前記第1の長さと前記第2の長さとの和が前記基準値以上でないと判定した場合に、前記第1のシートと前記第2のシートの搬送間隔である第1の搬送間隔と、前記第1の長さと、前記第2の長さと、の和が前記基準値以上になるように前記第1の搬送間隔をシートの搬送間隔として設定し、前記判定手段が前記第1の長さと前記第2の長さとの和が前記基準値以上であると判定した場合に、前記第1のシート搬送間隔より短い第2の搬送間隔をシートの搬送間隔として設定する設定手段と、前記設定手段により設定された搬送間隔で、前記シートを搬送する搬送手段とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、シートに形成される画像形成領域以外の余白領域を考慮して、シートの搬送間隔を決定することによって、生産性を向上させることができる。
画像処理システムの全体構成を示す図である。 リーダ部及びプリンタ部を含む概観を示す図である。 制御装置(コントローラ部)の機能ブロックを示す図である。 本実施例における印刷処理の手順を示すフローチャート 算出された余白領域の情報の一例を示す図である。 ページ印刷時に生成される余白領域の情報を含むテーブルを示す図である。 本実施例における印刷処理を説明する図である。 第2の実施例における印刷処理の手順を示すフローチャートである。 第3の実施例における印刷処理の手順を示すフローチャートである。
以下に、本発明を実施するための形態について、図面を参照しながら詳しく説明する。なお、同一の構成要素には同一の参照番号を付して、説明を省略する。また、初めに本実施例に必要となる構成ブロックについて説明し、次に、処理の詳細について説明する。
[第1の実施例]
図1は、本発明に係る実施例における画像形成システムの全体構成を示す図である。
画像形成システムは、PC112、PC113、画像形成装置100がネットワーク111で接続されることによって構成されている。
画像形成装置100は、リーダ部101、操作部104、プリンタ部107等から構成されている。
リーダ部(画像入力装置)101は、原稿の画像を光学的に読み取り、画像データに変換する。リーダ部101は、原稿を読み取るための機能を持つスキャナユニット103と、原稿用紙を搬送するための機能を持つ原稿給紙ユニット102とを含む。ユーザは、原稿給紙ユニット102を用いて、複数枚の原稿を順に搬送して読み込ませることができる。
プリンタ部(画像出力装置)107は、シート(印刷媒体、記録紙ともいう。)を搬送し、シート上に画像データを可視画像として形成して装置外に排出する。プリンタ部107は、複数種類の給紙カセットを持つ給紙ユニット110と、画像をシートに転写、定着させる機能を持つマーキングユニット108と、画像が形成されたシートをソート、またはステイプルして機外へ排出する機能を持つ排紙ユニット109とを含む。
制御装置105は、リーダ部101、プリンタ部107と電気的に接続され、さらにネットワーク111を介して、PC等であるホストコンピュータ112および113と接続されている。
制御装置105は、リーダ部101を制御して、原稿の画像を読み込み、読み込まれた画像に対応する画像データを生成する。そして、制御装置105は、生成された画像データに基づいて、プリンタ部107を制御して画像をシートに形成して排出する(コピー機能)。
また、制御装置105は、リーダ部101から読み取った画像データを、コードデータに変換し、ネットワーク111を介してホストコンピュータへ送信する(データ送信機能)。
また、制御装置105は、ホストコンピュータからネットワーク111を介して受信した印刷データ(コードデータ)を画像データに変換し、プリンタ部107に出力する(プリンタ機能)。
操作部104は、制御装置105に接続され、液晶表示部とタッチパネルが一体的に構成されたユーザインタフェースである。制御装置105は、操作部104に、操作画面を表示したり、操作部104を介してユーザからの指示を受付ける。また、制御装置105には、CDROMドライブ等の外部記憶部が接続されている。
図2は、リーダ部101及びプリンタ部107の概観を示す図である。リーダ部101の原稿給送ユニット259は、原稿を順に1枚ずつプラテンガラス211上へ給送し、原稿の読み取り動作終了後、プラテンガラス211上の原稿を排出する。原稿がプラテンガラス211上に搬送されると、ランプ212を点灯し、光学ユニット213の移動を開始させて原稿を露光走査する。この時の原稿からの反射光は、ミラー214、215、216及びレンズ217によってCCDイメージセンサ(以下CCDという)218へ導かれる。このように、走査された原稿の画像は、CCD218によって読み取られる。リーダ画像処理部222は、原稿の画像を読み取ることによってCCD218から出力される画像データに所定の処理を施し、図3のスキャナインタフェース306を介して制御装置105へと出力する。
プリンタ画像処理部223は、図3のプリンタインタフェース321を介して制御装置105から送られる画像信号をレーザドライバへ出力する。プリンタ323のレーザドライバ224は、レーザ発光部225、226、227、228を駆動し、プリンタ画像処理部223から出力された画像データに応じたレーザ光をレーザ発光部225、226、227、228から発光させる。このレーザ光は、ミラー229、230、231、232、233、234、235、236、237、238、239、240によって感光ドラム241、242、243、244に照射される。照射された後、感光ドラム241、242、243、244には、レーザ光に応じた潜像が形成される。現像器245、246、247、248は、それぞれブラック(Bk)、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンダ(M)のトナーによって、潜像を現像する。現像された各色のトナーは、用紙に転写され、フルカラーの印刷がなされる。
給紙カセット249、250及び手差しトレイ251のいずれかより、レーザ光の照射開始と同期したタイミングで給紙されたシート(印刷媒体、記録紙)は、レジストローラ252を経て、転写ベルト253上に吸着され、搬送される。そして、感光ドラム241、242、243、244に付着された現像剤(トナー)がシートに転写される。現像剤の乗ったシートは定着器254に搬送され、定着器254の熱と圧力により現像剤はシートに定着される。定着器254を通過したシートは、排出ローラ255によって排紙トレイ260に排出される。排紙ユニット256は、排出されたシートを束ねてシートの仕分けをしたり、仕分けされたシートのステイプルを行う。また、両面記録が設定されている場合は、排出ローラ255のところまでシートを搬送した後、排出ローラ255の回転方向を逆転させ、フラッパ257によって再給紙搬送路258へ導く。再給紙搬送路258へ導かれたシートは上述したタイミングで転写ベルト253へ給紙される。転写ベルト253へ給紙されたシートは、感光ドラム241、242、243、244に付着された現像剤がシートに転写され、定着器254によって現像剤の定着が行われ、排紙トレイ260に排紙される。
<制御装置の説明>
図3は、制御装置(コントローラ部)105の構成を示すブロック図である。
CPU301、画像形成装置100全体の動作を制御する。CPU301は、ROM302から読込んだプログラムに基づいて動作する。また、PC112やPC113等のPCから受信した印刷データ(PDL(ページ記述言語)コードデータ)を解釈し、画像データ(ラスタイメージデータ)に展開する動作も、このプログラムに記述されており、ソフトウェアによって処理される。後述するフローチャートにおける各処理も、ROM302等に格納されたプログラムが読み出され、CPU301によって実行されることにより実現される。バスコントローラ305は、各インタフェースから入出力されるデータ転送を制御し、バスの調停やDMAデータ転送を制御する。
DRAM304は、バスコントローラ305を介してCPU301と接続されており、CPU301が動作するためのワークエリアや、画像データを蓄積するためのエリアとして使用される。グラフィックプロセッサ303は、DRAM304に蓄積されたラスタイメージデータに対して、画像回転、画像変倍、色空間変換、二値化の処理をそれぞれ行う。グラフィックプロセッサ303は、バスコントローラ305を介してDRAM304と接続され、DRAM304との間のデータの転送は、バスコントローラ305によって制御されたDMA転送により行われる。ネットワークコントローラ331は、バスコントローラ305によってCPU301と接続され、コネクタ332によって外部ネットワークと接続される。外部ネットワークとしては、例えばイーサネット(登録商標)が挙げられる。
I/O制御部324には、リーダ部のCPU320とプリンタ323のCPUと制御コマンドを送受信するためのシリアル通信コントローラ325が2チャンネル装備されている。
操作部インタフェース327は、LCDコントローラ326を介してI/O制御部324と接続されており、操作部104とのデータの入出力を制御する。操作部104を介して入力された信号は、I/O制御部324を介してCPU301に伝えられ、また、操作部104は、I/O制御部324から送られてきた画像データを表示する。HDドライブ329は、I/O制御部324にコネクタ328を介して接続されており、HD(ハードディスク)330を接続する。CPU301は、HDドライブ329を制御して、HD330に画像データを記憶させ、また、ハードディスク330から画像データを読み出す。
スキャナインタフェース306、プリンタインタフェース321は、それぞれバスコントローラ305に接続されている。スキャナインタフェース306は、コネクタ309を介してリーダ部のCPU320と接続され、また、スキャナバス310によって接続されている。スキャナインタフェース306は、リーダ部101から受け取った画像に対して所定の処理を施す機能を有する。さらに、スキャナインタフェース306は、リーダ部101から送られたビデオ制御信号をもとに生成した制御信号を、スキャナバス310に出力する機能も有する。スキャナバス310からDRAM304へのデータ転送は、バスコントローラ305によって制御される。
プリンタインタフェース321は、コネクタ322を介してプリンタ323と接続されDRAM304から出力された画像データに所定の処理を施して、プリンタ323へ出力する機能を有する。DRAM304上に展開されたラスタイメージデータのプリンタ部への転送は、バスコントローラ305によって制御され、プリンタインタフェース321を経由してプリンタ323へDMA転送される。
図4は、前述の構成においてリーダ部101から読み込まれた画像データがプリンタ部107で印刷されるまでのコピー動作の手順を示すフローチャートである。図4のフローチャートに示す各処理は、CPU301がROM302に記憶されたプログラムを実行することによって行われる。なお、以下の例えばS501等の番号は、フローチャートにおける各ステップを表す。
まず、CPU301は、操作部104にコピー設定画面を表示して、ユーザから、コピー部数の設定や、コピー濃度の設定などの各種設定を受付ける。また、画像形成装置100が、ステイプル、または製本処理等を行う後処理装置を有する場合、CPU301は、操作部104を介して、後処理の設定も受付けるようにしてもよい。CPU301は、受付けた設定を、DRAM304に保持する。
その後、CPU301は、操作部104が備えるスタートキーによって、原稿の読取を指示されると、S502に処理を進める。
S502で、CPU301は、リーダ部101に、原稿を読み取らせる。原稿の読取りは、スキャナユニットが備える圧板にセットされる原稿を読み取ってもよいし、原稿給紙ユニット102によって順に搬送される原稿の画像を1枚ずつ読み取ってもよい。リーダ部101から出力された画像データは、リーダ部101の画像処理部314で所定の画像処理を施され、スキャナインタフェース306に入力される。また、リーダ部101のCPU320は、入力された画像データに基づいて、原稿のサイズを検知しておく。
S503で、CPU301は、入力された画像データに対して、つなぎ&MTF補正部308と入力マスキング部307で次に示す処理を実行する。具体的に、CPU301は、つなぎ&MTF補正部308でMTF補正が行われた後の画像データに対して、画像データの有彩色/無彩色判定を実行し、画像データに対しての余白領域の検出を行う。ここで、入力された画像データは、つなぎ&MTF補正部308と入力マスキング部307が備えるメモリに保持され、有彩色/無彩色判定や余白領域の検出が行われればよい。あるいは、一度DRAM304に保持させたうえで、つなぎ&MTF補正部308と入力マスキング部307が適宜読み出して処理してもよい。なお、余白領域は、画像が形成される画像形成領域以外の領域であり、当該余白領域が操作部104を介して画像形成装置100に設定されたシートの上下左右のマージンによって決定される場合は、その値を参照して検出される。あるいは、DRAM304に、設定されたサイズのシートに対応する領域を設定し、当該領域に画像を描画し、描画された画像の端から、シートに対応する領域の端までの画素数をCPU301がカウントして検出されてもよい。
S504で、CPU301は、検出された余白領域の情報を、リーダ部101のCPU320によって検知された原稿サイズとともに、DRAM304に記憶する。DRAM304に記憶されたデータの例を図6に示す。
ここで、図5を用いて、DRAM304に記憶されるデータについて説明する。データは、テーブルの形式で記憶される。図5の(b)に示すテーブルデータは、複数のレコードから構成されている。テーブルデータにおいて、PageID601は、原稿のページ毎のIDである。読み取られた原稿1枚ごとに1つのPageID601がCPU301によって付与される。原稿サイズ602は、ページの原稿サイズである。BLANK_HS603は、画像の形成時の主走査方向のシートの先端の余白量である。BLANK_HE604は、画像の形成時の主走査方向のシートの後端の余白量である。BLANK_VS605は、画像の形成時の副走査方向(シートの搬送方向)のシートの先端の余白量である。BLANK_VE606は、画像の形成時の副走査方向のシートの後端の余白量である。図5の(b)に示す各余白量は、図5の(a)に示す箇所に対応している。
スキャナインタフェース306に入力された画像データは、つなぎ&MTF補正部308と入力マスキング部307で画像処理が施されて余白量の検出が行われた後、DRAM304に保存される。
その後、S505で、CPU301は、DRAM304に保存された画像データを、HD330に保存させる。なお、HD330に保存された画像データと、当該画像データの余白情報は、リンク情報等を用いて対応付けて管理される。
このようにして、一枚の原稿の画像の読み取りを完了し、当該原稿の画像データがHD330に保存されると、CPU301は、当該画像データに基づいてシートに印刷するようプリンタ部107に要求する。その後、CPU301は、プリンタ部107から印刷準備ができたことの通知を受けるたびに、HD330から印刷すべき画像データをDRAM304に格納させる。その後、CPU301は、その画像データに対してグラフィックプロセッサ303で画像処理を施す。そして、S506で、CPU301は、当該画像データをDRAM304経由で、プリンタ部107に転送する。プリンタ部107に画像データが転送されると、S507で、CPU301は、プリンタ部107に対して、シートを給紙させ、給紙されたシートに画像を形成させる。
CPU301は、リーダ部101からの画像データの入力と、プリンタ部107に対しての画像データの出力を同期または非同期に行っている。CPU301は、原稿の読取りが終了したか否かをシリアル通信コントローラ325経由でリーダ部101のCPU320に問い合わせる。また、CPU301は、問合せに応じて、原稿の読取りが終了したか否かに関しての情報をシリアル通信コントローラ325経由で受信する。S508で、この情報に基づいて、CPU301は、原稿読取りが終了したか否かを判断する。ここで、読み取っていない原稿が存在する(全ての原稿の読取が終了していない)場合には、S502に戻り、CPU301は、リーダ部101からの原稿の読取りを継続する。一方、リーダ部101のCPU320が原稿の読取りが完了していることをCPU301に通知した場合、CPU301は、S509に処理を進める。
S509で、CPU301は、HD330に格納されている1部目の画像データがすべて印刷されたか否かを判断する。例えば、CPU301は、1部目の画像データがすべて印刷されたか否かを、当該1部、目の画像データがプリンタ部107に転送されたか否かを判断すればよい。ここで、1部目がすべて印刷されていない場合には、S506に戻り、CPU301は、当該1部目の画像データのうち、印刷されていない画像データをHD330からプリンタ部107に転送して印刷を行わせる。一方、1部目の画像データがすべて印刷されたと判断された場合、S510で、CPU301は、残りの部数があるか否かを判定する。S501で複数部数印刷するよう設定されている場合に、S510以降で2部目以降の印刷を行うよう制御する。
S510で、残りの部数があると判定した場合、S511で、CPU301は、DRAM304に保存された余白領域の情報を取得する。
S512で、CPU301は、取得した余白領域の情報に基づいて、シートの搬送間隔を決定する。CPU301は、取得した余白領域の情報に基づいて、図6に示すようなページ印刷時の余白領域の情報を作成する。図6は、図5に示す余白領域の情報に加えて画像領域(画像形成領域)の情報(703で示す幅情報と706に示す長さ情報)が作成される。図6に示す幅(width)は、搬送方向に対して垂直方向をいい、長さ(Lengh)は、搬送方向をいう。図6に示す情報から、CPU301は、余白領域と、定着器の温度を充分に上昇させるために必要とするシートの搬送間隔とに基づいて、以下の判断を行い、実際にシートを搬送する搬送間隔を決定する。なお、定着器254の温度を充分に上昇させるために必要とするシートの搬送間隔を、基準間隔(基準値)と呼ぶ。あるシートに載せられた現像剤を定着させると定着器254の温度は下がってしまうため、CPU301は、次のシートに載せられた現像剤を定着させるために、定着器254の温度を上げる必要がある。仮に、定着器254の温度が充分な温度に達していない状態で、次のシートに載せられた現像剤を定着させると、シート上の現像剤が安定せず、画像の品質が低下してしまう。
そこで、CPU301は、あるシートに載せられた現像剤を定着させた後、次のシートに載せられた現像剤を定着させるまでの間に定着器254の温度を、現像剤を定着させるために充分な温度に上昇させる必要がある。すなわち、あるシートに形成される画像の画像形成領域の搬送方向後端から、次のシートに形成される画像の画像形成領域の搬送方向先端までの間隔の間に定着器254の温度を現像剤の定着に必要な温度に上昇させる必要がある。ここで、あるシートに形成される画像の余白領域が大きく、当該シートの画像形成領域と、そのシートに後続するシートに形成される画像の画像形成領域の搬送方向先端までの間隔が大きければ、シートの間隔を狭くすることができる。余白領域には現像剤が載らないため、余白領域までに温度を上昇させる必要はなく、余白領域を除いた、画像形成領域までの間に定着器254の温度を上昇させれば良いからである。これは、後続するシートに形成される画像の余白領域が大きい場合も同様である。
そこで、CPU301は、あるシートにおける搬送方向後端側の余白領域の搬送方向の長さと、当該シートの次に搬送されるシートにおける搬送方向先端側の余白領域の搬送方向の長さの和を算出する。そして、CPU301は、その和が、基準間隔以下(基準値以下)である場合に、シートの搬送間隔を基準間隔に設定する。一方、その和が基準間隔より大きい場合に、シートの搬送間隔を基準間隔より短く設定する。そして、CPU301は、設定されたシートの搬送間隔で、プリンタ部107にシートを搬送させて印刷させる。
以上の判断を図7の(a)、(b)を用いて説明する。
図7の(a)は、余白領域を考慮せずにシートの搬送間隔を決定した場合のシートの搬送間隔を示す図である。
ここで、感光ドラム241、242、243、244、定着器254でシートに対して画像を転写、定着するために必要な基準間隔をDPと定義する。
余白領域を考慮せずにシートの搬送間隔を決定すると、各シートの搬送間隔は次のようになる。
d1=d2=d3=・・・・=DP ・・・(式1)
これは、図7(a)に示すように、各シートの間隔が、一律DPであることを示している。
各シートの間隔は、DPであるが、各シートの画像形成領域間の間隔は、画像の余白領域とシートの間隔との和となる。つまり、PageID1で示される画像が形成されるシートの画像形成領域と、PageID2で示される画像が形成されるシートの画像形成領域との間隔は、vs1+d1+ve1となる。
図7の(b)は、シートの余白領域の情報を加味して、シートの搬送間隔を決定した場合のシートの搬送間隔を示す図である。図7の(b)は、d1、d2の値を0にすることができる場合を示す。また、図7の(b)の場合、dは、DPに設定される。x枚目の副走査方向(搬送方向)の後端余白のシート搬送方向の長さをve(x)(左マージン)、副走査方向の後端余白のシート搬送方向の長さ(右マージン)をvs(x+1)とする。また、x枚目のシートとx+1枚目のシートとの間隔をd(x)とする。この場合、CPU301は、d(x)を次のように決定する
ve(x)+vs(x+1)≧DPの場合、d(x)=0 (式2)
ve(x)+vs(x+1)<DPの場合、d(x)=DP (式3)
本実施例においては、着目するシートにおける搬送方向後端側の余白領域の搬送方向の長さとその後続のページにおける搬送方向先端側の余白領域の搬送方向の長さとの和を算出し、DPと比較している。式2は、その和が基準間隔以下である場合で、式3は、その和が基準間隔より大きい場合を示す。ve(x)、vs(x)(搬送方向先端側の余白領域の搬送方向の長さ、即ち、右マージン)は、図6のBLANK_VE707、BLANK_VS705の値である。
紙間隔d(x)が決定されると、S513で、CPU301は、図6に示すデータテーブルを元に、HD330の2部目以降の画像データをプリンタ部107に送信する。そして、S514で、CPU301は、CPU301は、プリンタ部107に対して、S512で決定されたシートの紙間隔で、シートを給紙、搬送させ、給紙されたシートに画像を形成させる。
S515で、CPU301は、2部目の印刷において、印刷されていない画像があるか否かを判定し、まだ印刷されていない画像があるのであればS513に戻る。一方、印刷されていない画像がないと判定された場合、本処理を終了する。3部目以降の印刷が設定されている場合にも同様に、S510〜S515を繰り返す。
本実施例においては、給紙カセット249、250、手差しトレイ251のいずれかの用紙の給紙タイミングと、S513の画像データ送信のタイミングと、S514での印刷処理でのレーザ発光部(225〜228)を発光させるタイミングを変更する。それにより、搬送における紙間隔を最適化している。以上のように、本実施例においては、式2の場合に、紙間隔を0にでき、また、式3の場合に、不要に紙間隔を大きくすることを防ぐことができる。また、式2においては、d(x)を0として決定しているが、特に0としなくとも、シートに対して画像を定着するために必要で、予め定められた間隔DPより小さい間隔であっても良い。また、DP−ve(x)―vs(x+1)で算出される値に設定してもよい。
以上のように、本実施例においては、あるシートに形成される画像の余白領域と、次のシートに形成される画像の余白領域との和が基準間隔より長い場合には、シートの搬送間隔を短くすることができる。これによって、単位時間当たりの画像形成枚数が増加し、生産性を向上させることができる。例えば、CPU301の処理速度を上げることによって、画像を展開し、感光ドラムによって画像を転写可能になるまでの時間を短くし、処理速度を上げることもできるが、その場合、CPU301のコストアップにつながる。CPU301の処理速度を上げる場合と比較して、CPU301のコストアップを抑制しつつ、画像形成の生産性を向上させることができる。
[第2の実施例]
<PDL画像出力時のシーケンス>
第1の実施形態では、画像形成装置100が、コピー動作を実行する場合のシート搬送制御について説明した。第2の実施形態では、画像形成装置100が、外部のPC112、あるいはPC113から受信した印刷データ(PDLデータ)に基づく画像出力を行う場合のシート搬送制御について説明する。なお、画像形成装置100の構成については、第1の実施形態とほぼ同様であるため、詳しい説明は省略する。
図8は、外部のPC112、あるいはPC113から受信した印刷データ(PDLデータ)に基づく画像出力の手順を示すフローチャートである。なお、図8のフローチャートに示す各処理は、CPU301がROM302内に記憶されたプログラムを実行することによって行われる。
まず、CPU301は、S301で、外部のPC112、あるいはPC113から印刷データ(プリントジョブ)を受信する。受信した印刷データは、HD330に記憶される。
S902で、CPU301は、印刷データに含まれる印刷設定情報に基づいて、プリント設定を行う。印刷設定情報には、印刷データの印刷部数や、印刷されたシートに対する後処理の設定の情報が含まれている。当該印刷部数や、後処理の設定は、外部のPC112、あるいはPC113を用いてユーザが設定したものである。なお、印刷設定として設定可能な後処理の種類は、画像形成装置100が備える後処理装置の能力によって決定される。
S903にて、CPU301は、HDD330に記憶された印刷データを解釈し、印刷設定情報に基づいて、画像データに展開(ラスタライズ)する。ここで印刷設定情報に含まれる画像のレイアウト情報(用紙サイズ、2in1や4in1、画像の変倍率等の情報)が参照され、当該レイアウト情報に従って当該画像データは、DRAM304上で展開される。このPDLデータを画像に展開するときに、CPU301は、展開された画像データの余白領域の情報を前述の図5に示すように作成し、DRAM304に保存する。余白領域の情報の作成の仕方は、第1の実施形態と同様である。画像データの展開が完了するとS904へ進む。S904にて、CPU301は、DRAM304上に展開された画像データを、グラフィックプロセッサ303に転送する。
S905にて、CPU301は、グラフィックプロセッサ303に、印刷設定情報とは独立に画像処理を行う。例えば、印刷設定情報で指定された用紙サイズがA4であってプリンタ323の給紙ユニット110にA4R用紙しかない場合がある。その場合、CPU301は、グラフィックプロセッサ303に、画像を90度回転させ、出力用紙にあわせた画像出力を行う。画像データの画像処理が完了するとS906へ進む。
S906にて、CPU301は、グラフィックプロセッサ303に、画像処理後の画像データをDRAM304上に転送させる。その転送が完了すると、CPU301は、DRAM304上の画像データをHD330に保存させる。S907にて、CPU301は、プリンタインタフェース321及びコネクタ322を介してプリンタ部107を制御しつつ、HD330からDRAM304に読み出された画像データを適切なタイミングでプリンタ部107へ転送する。この時、CPU301は、画像データの転送と同期して、図5に示す余白領域の情報のデータをシリアル通信コントローラ325経由でプリンタ部107へ送信する。
S908にて、S512で、CPU301は、S905で作成された余白領域の情報に基づいて、図6に示すようなページ印刷時の余白領域の情報を作成する。そして、これに基づいて、CPU301は、第1の実施形態と同様の方法で、シートの搬送間隔を決定する。
S909にて、CPU301は、決定されたシートの搬送間隔でシートを搬送しつつ、展開された画像データに基づいてシートに画像を形成する。
このように制御することによって、外部のPC112、あるいはPC113から受信した印刷データの画像を形成する場合にも、画像の余白領域を考慮して画像形成の生産性を向上させることができる。
[第3の実施例]
第1の実施例では、複数の原稿を自動的に搬送して読み取りを行い画像データを生成し、その過程で原稿の余白領域を検出する。そして、その余白領域の情報を元に、画像データを紙媒体に転写、印刷する時のシートの搬送間隔を変更している。このとき、CPU301は、ユーザにより操作部インタフェース327により部数が2部以上の場合、1部目の印刷を終了してから、それまで読み込み時に検出してDRAM304に蓄積されてきた図5に示す余白情報に基づいてシートの搬送間隔を決定する。
ここで、次のようなケースでは、1部目で余白領域の検出とデータの蓄積をして、二部目以降からではなく、1部目以降において紙間隔を短くすることが可能である。例えば、読み込みの速度が印刷の速度を大幅に上回る場合(ケース1)には、1枚の印刷の間であって2枚目のシートの給紙開始前に、複数枚の原稿の余白情報が決定される。この場合には、随時、1部目から印刷の紙間隔を短くするような制御が可能である。
また、原稿を全て読み込んでから印刷を開始する場合(ケース2)がある。例えば、ユーザの指定する印刷後の後処理において、製本印刷を行う場合、原稿を全て読み込み、その原稿の各ページの画像を、シートに対して製本用のレイアウトになるようにレイアウトしていく必要がある。この場合には、原稿の読み取りが完了するまで印刷を開始せず、原稿の画像のHDD330への蓄積が完了してから1部目の印刷が開始される。そのため、1部目以降のシートに対して、余白領域の情報を考慮したシートの搬送間隔の決定をすることができる。
ケース2の場合、CPU301は、リーダ部101で読み取られた原稿の全ての画像を、一度HD303に保存させる。DRAM304には、読み取り時の余白領域の情報がページ単位に記憶される。それらの情報は、製本印刷の設定がされている場合、CPU301は、HD330に格納された画像データをDRAM304に展開してレイアウトをした後、プリンタ部107に送信する。シートに画像を形成する際の余白領域は、シートに対するレイアウトを変更すると、それに伴って変化する。従って、プリンタ部107に送信される余白領域の情報は、DRAM304で画像データがレイアウトされた時点で、CPU301によって変更される。
このような場合の、CPU301による制御を図9に示すフローチャートを用いて説明する。図9のフローチャートに示す各ステップは、CPU301がROM302に格納されたプログラムを実行することによって行われるものである。また、図9に示すフローチャートは、画像形成装置100が(ケース1)に該当する場合や、印刷設定において、製本を行うよう設定された場合に、CPU301によって実行される。また、画像形成装置100が、印刷設定に関わらず、1部に含まれる全ての原稿の画像を一旦蓄積してから印刷するものである場合に実行される。
S1001〜S1005は、図4を用いて説明したS501〜S505と同様であるので説明を省略する。
S1006にて、CPU301は、まだ読み取られていない原稿があるか否かを判定する。まだ読み取られていない原稿がある場合、CPU301は、S1002に処理を戻し、S1002〜S1006の処理を繰り返す。S1006で、読み取られていない原稿が存在しない(1部の原稿の全ての読取が完了した)と判定した場合、S1007に処理を進める。なお、CPU301は、1部の原稿の読取が完了したことを、原稿給紙ユニット102にセットされた原稿がなくなったことを原稿給紙ユニット102のセンサからの信号を受け取ったことに従って判定する。また、スキャナユニット103が備える圧板によって読取が行われている場合、ユーザが、操作部104を介して1部の原稿の読込みが完了したことを指示した場合に、CPU301は、当該指示を受信して判定する。
図9のS1007〜S1010に示す処理は、図4のS512〜S515に示す処理と同様であるため、説明を省略する。図9に示す処理は、ネットワークを介した印刷データの印刷時に用いられても良い。その場合、CPU301は、印刷データの解釈、展開が完了するまで印刷を行わず、それらが完了した後に、S1008以降の制御を行うようにすればよい。
以上のように制御することによって、1部目以降のシートの搬送間隔を、シートに形成される画像の余白領域を考慮して決定することができる。
(その他の実施形態)
上述の実施形態では、画像形成装置100がカラー印刷機能を有する場合を説明したが、画像形成装置100は、モノクロ印刷機能のみを有するものであってもよい。
画像形成装置100がモノクロ印刷機能のみを有するものである場合、上述した基準間隔は、画像形成装置100がカラー印刷機能を有するものよりも短くてよい。なぜならば、カラーの現像剤(カラートナー)を使用してシートに画像を形成する場合、Y、M、C、Kのトナーを使用するため、単位面積あたりのトナーの載り量は、白黒画像を形成する場合と比較して、2〜2.5倍になる。そのため、モノクロ印刷時と比較すると、カラー画像を印刷する場合には、シートに現像剤を定着するために高い温度を必要とする。逆にいえば、モノクロ印刷する場合は、カラー印刷する場合と比較してシートに現像剤を定着するために必要な温度が低い。そのため、画像形成装置100がモノクロ印刷機能のみを有するものである場合、上述した基準間隔は、画像形成装置100がカラー印刷機能を有するものよりも短くてよい。
また、基準間隔は、機種によって異なるものである。
なお、上述した実施形態では、制御装置105のCPU301が、プリンタ部107を制御して印刷させる例を説明したが、処理の一部をプリンタ部107が備える不図示のCPUが行ってもよい。
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。

Claims (7)

  1. シートに画像を定着させる定着器を備える画像形成装置であって、
    第1のシートの搬送方向後端側の余白領域の長さである第1の長さと、前記第1のシートに続いて搬送される第2のシートの搬送方向先端側の余白領域の長さである第2の長さと、の和が前記定着器の温度を上昇させるために必要な搬送間隔の基準値以上であるか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段が前記第1の長さと前記第2の長さとの和が前記基準値以上でないと判定した場合に、前記第1のシートと前記第2のシートの搬送間隔である第1の搬送間隔と、前記第1の長さと、前記第2の長さと、の和が前記基準値以上になるように前記第1の搬送間隔をシートの搬送間隔として設定し、前記判定手段が前記第1の長さと前記第2の長さとの和が前記基準値以上であると判定した場合に、前記第1のシート搬送間隔より短い第2の搬送間隔をシートの搬送間隔として設定する設定手段と、
    前記設定手段により設定された搬送間隔で、前記シートを搬送する搬送手段と
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記余白領域とは、前記シートにおけるマージンであることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 複数の原稿の画像を読取り、読み取られた複数の原稿のページごとの画像データを生成し、生成された画像データを入力する入力手段をさらに備えることを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 画像を形成する部数の設定を受け付ける受付手段をさらに備え、
    前記検出手段は、前記受付手段により複数部数の設定を受け付けた場合に、1部目のシートに形成される画像について、前記余白領域を検出することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記搬送手段は、2部目以降のシートについて、前記設定手段により設定された搬送間隔で前記シートを搬送することを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. シートに画像を定着させる定着器を備える画像形成装置において実行される前記画像形成装置の制御方法であって、
    第1のシートの搬送方向後端側の余白領域の長さである第1の長さと、前記第1のシートに続いて搬送される第2のシートの搬送方向先端側の余白領域の長さである第2の長さと、の和が前記定着器の温度を上昇させるために必要な搬送間隔の基準値以上であるか否かを判定する判定工程と、
    前記判定工程で前記第1の長さと前記第2の長さとの和が前記基準値以上でないと判定された場合に、前記第1のシートと前記第2のシートの搬送間隔である第1の搬送間隔と、前記第1の長さと、前記第2の長さと、の和が前記基準値以上になるように前記第1の搬送間隔をシートの搬送間隔として設定し、前記判定工程で前記第1の長さと前記第2の長さとの和が前記基準値以上であると判定された場合に、前記第1のシート搬送間隔より短い第2の搬送間隔をシートの搬送間隔として設定する設定工程と、
    前記設定工程で設定された搬送間隔で、前記シートを搬送する搬送工程と
    を有することを特徴とする画像形成装置の制御方法。
  7. 請求項6に記載の画像形成装置の制御方法における各工程を、コンピュータに実行させるためのプログラム。
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