JP2016061879A - 画像形成装置および画像形成方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】紙間の無い連続紙に印字する場合でもトナー汚れによる画像品質の悪化を防止し、かつトナー消費に起因するクリーニング機構の劣化を抑制する。
【解決手段】画像形成装置1は、記録媒体に転写される画像を転写ベルト上に形成するとともに、前記記録媒体に転写されないトナー吐き出しパターンを前記転写ベルト上に形成する転写画像形成手段と、前記画像データの印字率を導出する印字率導出手段と、を備え、前記転写画像形成手段は、前記印字率導出手段により導出された印字率に対応したトナー吐き出しパターンが前記記録媒体に転写される画像に対して主走査方向に並ぶように、前記トナー吐き出しパターンを前記転写ベルト上に形成する。
【選択図】図7

Description

本発明は、特に、ロール紙等の連続用紙に印字して好適な、画像形成装置および画像形成方法に関する。
画像形成装置として、中間転写媒体の転写ベルトを有するタンデム型の画像形成装置が知られている。この画像形成装置において、例えば、特許文献1に記載されているように、転写ベルト表面に残留するトナーの除去を行ない再度の画像形成に備えるために、感光体ドラムや中間転写媒体の転写ベルト上にクリーニング機構を設けることが不可欠になる。
特開2014−81607号公報
ところで、上記した画像形成装置の記録媒体としてカット紙を用いる場合、転写ベルト上の紙間に対応する位置に用紙幅よりも幅広にあえてトナーパターンを形成することでトナー汚れを防止し画像品質の劣化を防止していた。しかしながら、ロール紙等の連続紙において、紙間は存在せず、また、用紙幅の狭いロール紙を使用した場合、幅方向において本来あるべき用紙が無い領域に対応する転写ベルト上には画像形成されず、したがって、上記したクリーニングが困難であり、消費されないトナーの劣化問題があった。また、転写後、転写ベルトに付着したトナーを除去するクリーニングブレードの先端エッジに塗布された潤滑剤としても機能するトナーが印字処理による摩擦力で減少し、このため、先端エッジが劣化して異音が発生し、あるいは、めくれや破損が生じるという問題もあった。
本発明は上記した課題を解決するためになされたものであり、紙間の無い連続紙に印字する場合でもトナー汚れによる画像品質の悪化を防止するとともに、トナー消費に起因するクリーニング機構の劣化を抑制する、画像形成装置および画像形成方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る画像形成装置は、記録媒体に転写される画像を転写ベルト上に形成するとともに、前記記録媒体に転写されないトナー吐き出しパターンを前記転写ベルト上に形成する転写画像形成手段と、前記画像データの印字率を導出する印字率導出手段と、を備え、前記転写画像形成手段は、前記印字率導出手段により導出された印字率に対応したトナー吐き出しパターンが前記記録媒体に転写される画像に対して主走査方向に並ぶように、前記トナー吐き出しパターンを前記転写ベルト上に形成する。
また、上記目的を達成するため、本発明に係る画像形成方法は、記録媒体に転写される画像を転写ベルト上に形成するとともに、前記記録媒体に転写されないトナー吐き出しパターンを前記転写ベルト上に形成する転写画像形成ステップと、前記画像データの印字率を導出する印字率導出ステップと、を含み、前記転写画像形成ステップは、前記印字率導出ステップで導出された印字率に対応したトナー吐き出しパターンが前記記録媒体に転写される画像に対して主走査方向に並ぶように、前記トナー吐き出しパターンを前記転写ベルト上に形成する。
本発明によれば、紙間の無い連続紙に印字する場合でもトナー汚れによる画像品質の悪化を防止するとともに、トナー消費に起因するクリーニング機構の劣化を抑制する、画像形成装置および画像形成方法を提供することができる。
本発明の実施の形態に係る画像形成装置の概略機構図である。 図1のプリンタ本体の要部詳細を示す機構図である。 図2の電装部品の内部構成を示すブロック図である。 図3のヘッド制御部の内部構成を示すブロック図である。 画像データの印字率と印字レベルとの関係を示す図である。 各印字レベルに対する吐き出しパターンの生成例を示す図である。 本発明の実施の形態に係る画像形成装置の画像形成例(オフセットが0の場合)を示す図である。 本発明の実施の形態に係る画像形成装置の画像形成例(オフセットが−80dotの場合)を示す図である。 本発明の実施の形態に係る画像形成装置の画像形成例(オフセットが80dotの場合)を示す図である。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための形態(以下、本実施形態と言う)について詳細に説明する。なお、実施形態の説明の全体を通して同じ要素には同じ番号または符号を付している。
(実施形態の構成)
図1は、本実施形態に係る画像形成装置の概略機構図、図2は、図1のプリンタ本体10の要部詳細を示す機構図であり、いずれも断面図で示されている。ここでは、画像形成装置として、ロールプリンタ1が例示されている。
図1に示すように、ロールプリンタ1は、プリンタ本体10と、ロール状に巻回された記録媒体として連続紙(以下、ロール紙20という)を連続的に巻き取る巻取装置のリワインダーユニット50と、ロール紙20をプリンタ本体10に搬送するロール紙搬送ユニット40と、巻出し装置のアンワインダーユニット30と、を有している。
プリンタ本体10は、ロール紙20に画像を印字する、中間転写方式のタンデム型の画像形成装置であり、図2に示すように、現像ユニット111と、中間転写ベルトユニット120と、トナー供給ユニット13と、給紙ユニット14と、電装部品15と、定着ユニット16とを含んで構成されている。そして、現像ユニット111や中間転写ベルトユニット120、トナー供給ユニット13等により転写画像形成手段を構成している。
プリンタ本体10は、中間転写ベルトユニット120を挟んで上部にトナー供給ユニット13が配置され、中間転写ベルトユニット120を挟んだ略直下に感光体及び現像システムを構成する現像ユニット111が配置されている。中間転写ベルトユニット120は、中間転写ベルト12と、駆動ローラ121と、従動ローラ122と、を含む。
現像ユニット111は、中間転写ベルトユニット120の中間転写ベルト12の下部走行面に接して図2の左から右へ4個の現像ユニット111y、111m、111c、111kを多段式に並設して構成される。この4個の現像ユニット111y、111m、111c、111kのうち上流側(図2の左側)の3個の現像ユニット111y、111m及び111cは、それぞれ減法混色の三原色であるイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の色トナーによるモノカラー画像を形成し、現像ユニット111kは、主として文字や画像の暗黒部分等に用いられるブラック(K)トナーによるモノクロ画像を形成する。
上記の各現像ユニット111y、111m、111c、111kは、画像を現像するトナーの色を除き全て同じ構成である。例えば、現像ユニット111yは、最上部に感光体ドラム112を備えている。この感光体ドラム112は、その周面が例えば有機光導電性材料で構成されている。この感光体ドラム112の周面に接して又は近傍を取り巻いて、クリーナ113、帯電ローラ114、光書込ヘッド115、及び現像ローラ116が配置されている。
なお、現像ユニット111には、トナー供給ユニット13を構成する4個のトナー供給器13y,13m,13c,13kから、図2にK、C、M、Yで示すブラック、シアン、マゼンタ、イエローのいずれかのトナーが不図示の供給手段によって供給される。
中間転写ベルトユニット120は、プリンタ本体10のほぼ中央で左右方向に扁平なループ状になって延在する無端状の中間転写ベルト12と、この中間転写ベルト12を掛け渡されて中間転写ベルト12を矢印aで示す反時計回り方向に循環移動させる駆動ローラ121と従動ローラ122を備えている。中間転写ベルトユニット120は、更に、駆動ローラ121の上方で中間転写ベルト12を掛け渡されている転写補助ローラ123を備えている。転写補助ローラ123には、中間転写ベルト12を介して二次転写ローラ124が圧接して、転写補助ローラ123は、二次転写ローラ124とともに二次転写部125を形成している。
中間転写ベルト12には、一次転写ローラ126がユニットと一体に組み込まれている。一次転写ローラ126は、下方を循環移動するベルト表面にトナー像を直接転写(一次転写)する。中間転写ベルト12は、そのトナー像を担持し、更にロール紙20に転写(二次転写)すべく、二次転写ローラ124が中間転写ベルト12を介して転写補助ローラ123に圧接する二次転写部125まで搬送する。
中間転写ベルト12には、従動ローラ122に掛け渡されている表面に当接してベルトクリーナ127が配置されている。このベルトクリーナ127内部に上述したクリーニングブレード127aが含まれている。ベルトクリーナ127の下方には、ベルトクリーナ127が中間転写ベルト12から除去した廃トナーを収容する廃トナー回収容器128が配置されている。
トナー供給ユニット13は、中間転写ベルト12の上部走行面の上方に配置されている4個で構成される。4個のトナー供給ユニット13(13y,13m,13c,13k)には、それぞれ、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの補給用トナーが収容されている。トナー供給ユニット13と現像ユニット111との間にはトナー縦搬送路が各々配置され、トナー供給ユニット13から定量のトナーが現像ユニット111内に設けられたトナー濃度検出装置からの補給信号により制御され搬送される。
このトナー供給ユニット13の左方には、ベルトクリーナ127の左方から従動ローラ122の上方にかけて電装部品15が配設されている。電装部品15には、複数の電子部品からなる制御装置が搭載された回路基板が装着されている。詳細は図3以降を用いて後述する。
給紙ユニット14は、給紙カセットを備えている。給紙カセットの給紙口(図2の右方)近傍には、給送ローラ54、ロール紙20を上流側から下流側へ搬送する搬送ローラ142,143等を含むロール紙搬送ユニット40(図1)が配置されている。なお、ロール紙20が搬送される搬送路は太実線で示されている。
搬送ローラ142のロール紙20搬送方向(鉛直上方向)には、上記した二次転写部125が形成されている。この二次転写部125の下流(図2では上方)側には定着ユニット16が配置されている。二次転写部125まで鉛直方向に搬送されるロール紙20に中間転写ベルト12を介してトナー像が転写され、更に、定着ユニット16まで鉛直方向にロール紙20が搬送される。定着ユニット16は、ベルト式熱定着装置であり、二次転写部125でロール紙20に転写されたトナー像をロール紙20に定着させる。
ロール紙搬送ユニット40は装着されたロール紙20をプリンタ本体10に供給する。また、そのためのモータ等の駆動系とロール紙20を必要に応じてカットするオートカッターと、さらにロール紙20の蛇行を制御する蛇行制御センサ162が備えられる。
アンワインダーユニット30には、ロール紙20が装着され、装着されたロール紙20を連続的にプリンタ本体10に供給する。アンワインダーユニット30には、パウダークラッチ等の駆動制御系が備えられる。アンワインダーユニット30から供給されたロール紙20は、ロール紙搬送ユニット40によって矢印方向(上方向b)に搬送される。なお、アンワインダーユニット30はロール紙20の軸方向に移動可能なように駆動制御する積載台上に設置され、蛇行制御センサ162の信号に基づいて移動し、ロール紙20の蛇行を抑制する。
図3に、本実施形態に係る画像形成装置(ロールプリンタ1)のプリンタ本体10における電装部品15の内部構成を示す。図3に示すように、電装部品15は、インタフェースコントローラ(I/Fコントローラ15a)と、エンジン制御部15bと、ヘッド部15dを含む周辺回路で構成される。他に、付番を省略した、メインモータ、負荷、センサ、定着サーミスタ、定着ヒータ、高圧部の各ブロックを含む。これらブロックは、本発明と直接関係しないため、詳細な説明を省略する。I/Fコントローラ15aは、PC(Personal Computer)101やプリンタサーバ102等のホスト機器100に接続され、PCとはUSBインタフェース、あるいはLANで、プリンタサーバ102とはLAN(Local Area Network)で接続されている。
上記した構成において、アプリケーションから印字を行なう場合、PC101は、コマンドデータを変換しながらスプーラに一旦保存し、USBを使用した場合は、スプーラからプリンタ本体10へ直接コマンドデータを送信する。また、LAN経由で接続されているプリンタサーバ102経由で印字を行なう場合は、スプーラに保存したデータを、プリンタサーバ102のスプーラへ転送し、プリンタサーバ102のスプーラからプリンタ本体10へコマンドデータを送る。
I/Fコントローラ15aは、MPU(Micro Processing Unit)を内蔵し、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)で構成されるエンジン制御部15bとの間のインタフェースを司る。すなわち、I/Fコントローラ15aは、受信バッファにスタックされたコマンドデータを解析してビデオデータ(ビットマップデータ)に変換し、メモリの描画エリアに保存する。そして、1ページの描画が終了すると、ビデオインタフェース15c経由でエンジン制御部15bへ印字開始を指定し、エンジン制御部15bからの水平同期信号(HSYNC)に同期させて1ライン毎に描画エリアのビデオデータをDMA(Direct Memory Access)転送する。また、ビデオインタフェース制御部150aは、給紙口の選択や解像度の指定等のエンジン指定やジャムなどのエンジン状態の受信も行なう。
エンジン制御部15bは、A/D(Analog-Digital)コンバータ内蔵のMPU(Micro Processor Unit)を含み、I/Fコントローラ15aが、印字開始指令を出力すると、モータ制御部経由でメインモータを回転させることによりロール紙20を搬送させ、画像形成可能な位置に用紙の先端が到達したことをI/Fコントローラ15aへ知らせる。次に、エンジン制御部15bがI/Fコントローラ15aに水平同期信号を出力し、ヘッドデータをヘッド部15dへ送信することにより画像を形成することができる。エンジン制御部15bは、他に、付番を省略した定着制御部と、高圧制御部とを含み構成される。
図4にヘッド制御部150の内部構成が示されている。図4に示すように、ヘッド制御部150は、ビデオI/F制御部150aと、ヘッドI/F制御部150bと、ビデオRAM150cと、CPUI/F制御部150dとにより構成される。これら各ブロック150a,150b,150c,150dは、CPUバス150eにより共通接続される。
ビデオI/F制御部150aは、I/Fコントローラ15aから受信したビデオデータをビデオRAM150cに格納し、ヘッドI/F制御部150bの要求に応じて順次転送する。
ヘッドI/F制御部150bは、記録媒体に転写される画像(ビデオデータに基づいた画像)に対してトナー吐き出しパターンが主走査方向に並んで画像形成されるようにヘッドデータを生成してヘッド部に出力する。このとき、ヘッドI/F制御部150bは、トナー吐き出しパターンの印字率が記録媒体に転写される画像の印字率に応じた印字率となるようにトナー吐き出しパターンデータを生成する。
ここで、ヘッドI/F制御部150bは、ドットパターン生成部151と、ヘッドデータ送信部152と、ヘッド制御信号生成部153と、ストローブ信号生成部154と、ドットカウンタ部155と、吐き出し制御部156と、吐き出しパターン生成部157と、ビデオ/吐き出しデータ合成部158と、を含み構成される。
ドットパターン生成部151は、ビデオI/F制御部150aから入力されたビデオデータの1画素を各階調値に基づき、内蔵するパターン登録レジスタに設定されたドットパターンデータをリードしてN個の微画素に展開する。ドットパターン生成部151は、受信したビデオデータを副走査方向にそれぞれn分割してドットパターンデータに展開してヘッドデータ送信部152へ出力する。ヘッドデータ送信部152は、入力されたドットパターンデータをヘッド制御信号生成部153のドットクロック(DCLK)に同期して順次ヘッド部15dへ転送する。
ヘッド制御信号生成部153は、各種タイミング信号に従って、水平同期信号(HD−HSYNC)、ドットクロック信号(DCLK)、ロード信号(LOAD)等のヘッド制御信号を生成してヘッド部15dへ供給する。ストローブ信号生成部154は、CPUI/F制御部150dにより設定された階調情報に従って副走査方向をn分割し、それぞれの要求に応じたストローブ信号(STROBE−N)を生成してヘッド部15dへ供給する。具体的に、副走査方向を2分割した場合、サブライン(1/2)、(2/2)の2種類のストローブ信号を、副走査方向を3分割した場合、サブライン(1/3)、(2/3)、(3/3)の3種類のストローブ信号を生成する。
ヘッドI/F制御部150bにおいて、ビデオI/F制御部150aから受信したビデオデータは、ラインカウンタに順次加算され、1ライン分の処理が終わると/HSYNCに同期してライン毎にページカウンタに加算される。ドットカウンタ部155は、生成されたイネーブル信号により、記録媒体に転写される領域(転写領域)に対して予め定められた所定数のライン単位(例えば512ライン)でドットをカウントする。
吐き出し制御部156は、予め定められた所定数のライン単位(例えば512ライン)でカウントされた階調値の合計をドットカウンタ部155から読み取り、印字率を算出する。このため、吐き出し制御部156は、印字率演算部156aと、判定部156bとを含む。ここで、印字率は、所定数のライン単位毎に、ドットカウンタ部155から読み取った印字ドット数/印字可能な最大ドット数で求めることができる。
判定部156bは、印字率演算部156aにより算出された印字率に基づいて吐き出しパターンの印字率レベルを決定し、吐き出しパターン生成部157に出力する。
吐き出しパターン生成部157は、内蔵する吐き出しパターンレジスタに設定された値にしたがい印字率レベルに対応した吐き出しパターンデータを生成し、この吐き出しパターンデータを順次ヘッドデータ送信部152からヘッド部15dへ送信する。ビデオ/吐き出しデータ合成部158は、吐き出しパターンのドット数が設定される吐き出し設定レジスタを内蔵し、転写領域へのビデオデータと非転写領域への吐き出しパターンデータとを切り替えながらこれらが主走査方向において同一ライン上に並ぶようにデータの出力タイミングを制御する。即ち、ヘッドデータ送信部152を介してドットパターン生成部151からヘッド部15dへ送信されるヘッドデータと吐き出しパターン生成部157からヘッド部へ送信されるヘッドデータの送信タイミングを制御する。
なお、ヘッド幅方向(主走査方向)における吐き出しパターンの画像形成位置は、印字開始時、エンジン制御部15bがI/Fコントローラ15aから記録媒体の幅、即ち印字用紙幅に関する情報、及び、主走査方向を軸とした基準設置位置からの記録媒体の設置オフセット量を取得したときに、エンジン制御部15bのMPUが印字用紙幅及びオフセット量に合わせて設定を行う。
(実施形態の動作)
以下、図3及び図6以降を参照しながら図1に示す画像形成装置(ロールプリンタ1)の動作について詳細に説明する。
まず、ヘッド制御部150(ビデオI/F制御部150a)は、インタフェースコントローラ15aから、垂直同期信号(/VSYNC)と水平同期信号(/HSYNC)を受信する。続いて、ビデオクロック(/VCLK)に同期して解像度に応じた規定のドット数分のビデオデータ(/VIDEO[3:0])を受信する。このビデオデータは、ヘッドインタフェース制御部150bのドットパターン生成部151においてn個の微画素に展開され、垂直同期信号(/HD−HSYNC)と、ヘッドクロック(DCLK)に同期したヘッドデータ(DATA)を、ヘッド部15dへ転送する。
また、ヘッドインタフェース制御部150bは、ストローブ信号(/STROBE−N)によって規定時間分ヘッド部15dを露光する。このとき、吐き出し制御部156は、印字情報に従って、指定のエリアに指定のタイミングで吐き出し印字を行う。
吐き出し制御部156の判定部156bは、所定数のライン単位で算出された印字率が、内蔵の印字率レベルレジスタに設定された印字率レベルの何れに属するかを検索し、検索された印字率レベルを吐き出しパターン生成部157に送出する。吐き出しパターン生成部157は、内蔵の吐き出しパターンレジスタに設定された値に従って吐き出しパターンを生成し、生成されたヘッドデータを順次ヘッドデータ送信部152からヘッド部15dへ送信する。
印字率レベルと記録媒体に転写される画像の印字率との間の関係の具体例が図5に、また、印字率レベルに対する吐き出しパターンの生成例が図6に示されている。図5及び図6によれば、記録媒体に転写される画像の印字率が高くなる毎に吐き出しパターンの印字率が低くなっていることがわかる。
図7、図8、図9には中間転写ベルト12上への画像形成例が示されている。この例では、ヘッド部15dに7168ドット分の幅を有するLED(Light Emitted Diode)ヘッドを用い、即ち印字ヘッド幅を7168ドットとし、また例えば幅がA4用紙の長手幅相当の記録媒体に転写するものとして、転写領域を7008ドットとした場合を示している。したがって、7008ドットの転写領域以外の160ドットの領域が記録媒体への非転写領域である。
なお、図7は、主走査方向を軸とした基準設置位置からの記録媒体の設置オフセット量としてX補正値が0の場合、即ち、記録媒体が基準設置位置からずれることなく設置された場合を例示している。また、図8は、主走査方向を軸とした基準設置位置からの記録媒体の設置オフセット量としてX補正値が−80dotの場合、即ち、記録媒体が基準設置位置からマイナス方向(例えば左方向)に80dotずれて設置された場合を例示している。また、図9は、主走査方向を軸とした基準設置位置からの記録媒体の設置オフセット量としてX補正値が+80dotの場合、即ち、記録媒体が基準設置位置からプラス方向(例えば右方向)に80dotずれて設置された場合を例示している。
この例では、最初の512ラインにおける転写領域での印字率レベルがIIであるため、これに対して主走査方向に並ぶ非転写領域には印字率が50%になる吐き出しパターンが画像形成されている。また、その次の512ラインにおける転写領域での印字率レベルがIVであるため、これに対して主走査方向に並ぶ非転写領域には印字率が100%になる吐き出しパターンが画像形成されている。
即ち、図7、図8、図9からわかるように、記録媒体に転写される画像の印字率レベルに対応した、即ち印字率に対応した吐き出しパターンが、主走査方向において、記録媒体に転写される画像に並ぶように512ライン単位で画像形成される。
(実施形態の効果)
以上説明のように本実施形態に係る画像形成装置によれば、転写領域に画像形成される印字率に対応した印字率の吐き出しパターンを主走査方向に並べて画像形成するため、中間転写ベルト12上に付着させるトナーの主走査方向におけるトナーの全体量を画像形成タイミング毎に比較的均等に付着させつつ、且つ、記録媒体よりも幅広な領域にトナーを付着させることができ、連続紙に画像を形成する場合であってもトナー汚れによる画像品質の悪化を防止するとともに、トナー消費に起因するクリーニング機構の劣化を抑制することができる。
即ち、ロール紙20に画像形成が可能なロールプリンタ1において、ロール紙20の印字領域外にロール紙20に形成される画像とともにとトナー吐き出しパターンを合成して画像形成することにより、画像以外の領域でも潤滑剤となるトナーを消費させることができ、また、トナーを、現像ユニット111および中間転写ベルト12のベルトクリーナ127へ、時間的に比較的均等に、効率良く供給することができ、クリーニングブレード127aがこれにより保護される。したがって、トナーが印字処理による摩擦力で減少し、先端エッジが劣化して異音が発生し、あるいは、めくれや破損が生じるという問題も解決される。
なお、上述の実施形態では、転写領域に形成される画像に対応させて吐き出しパターンを画像形成する際に、転写領域での画像ライン数とこれに対応する吐き出しパターンのライン数を一致させた場合について説明したが、互いのライン数は異なっていてもよい。即ち、例えば転写領域に画像形成される画像として512ライン分の画像の印字率を導出した場合に、256ラインからなる吐き出しパターンを画像形成する構成としてもよい。
また、上述の実施形態では、副走査方向において吐き出しパターンを連続的に画像形成する場合について説明したが、吐き出しパターンを画像形成する期間と吐き出しパターンを画像形成しない期間とを設け、副走査方向に所定の長さだけ画像形成する毎に吐き出しパターンを画像形成する構成としてもよい。
また、上述の実施形態では、転写領域に形成される画像とこれに対応する吐き出しパターンが副走査方向に互いにずれることなく主走査方向に完全一致して並ぶように画像形成する場合について説明したが、転写領域に形成される画像とこれに対応する吐き出しパターンは、本発明の効果を得られる範囲であれば副走査方向に多少ずれる構成としてもよい。
以上、実施形態を用いて本発明を説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されないことは言うまでもない。上記実施形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。またその様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。
〔付記〕
[請求項1]
記録媒体に転写される画像を転写ベルト上に形成するとともに、前記記録媒体に転写されないトナー吐き出しパターンを前記転写ベルト上に形成する転写画像形成手段と、
前記画像データの印字率を導出する印字率導出手段と、
を備え、
前記転写画像形成手段は、前記印字率導出手段により導出された印字率に対応したトナー吐き出しパターンが前記記録媒体に転写される画像に対して主走査方向に並ぶように、前記トナー吐き出しパターンを前記転写ベルト上に形成することを特徴とする画像形成装置。
[請求項2]
前記転写画像形成手段は、前記記録媒体に転写される画像の印字率が高いときに前記トナー吐き出しパターンの印字率が低くなるように、前記トナー吐き出しパターンを前記転写ベルト上に形成することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
[請求項3]
前記印字率導出手段は、予め定めた第1のライン数単位で印字率を導出し、
前記転写画像形成手段は、予め定めた第2のライン数からなるトナー吐き出しパターンを前記転写ベルト上に形成することを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
[請求項4]
記録媒体に転写される画像を転写ベルト上に形成するとともに、前記記録媒体に転写されないトナー吐き出しパターンを前記転写ベルト上に形成する転写画像形成ステップと、
前記画像データの印字率を導出する印字率導出ステップと、
を含み、
前記転写画像形成ステップは、前記印字率導出ステップで導出された印字率に対応したトナー吐き出しパターンが前記記録媒体に転写される画像に対して主走査方向に並ぶように、前記トナー吐き出しパターンを前記転写ベルト上に形成することを特徴とする画像形成方法。
1…画像形成装置、10…プリンタ本体、12…中間転写ベルト、120…中間転写ベルトユニット、20…記録媒体(ロール紙)、15…電装部品、15a…インタフェースコントローラ、15b…エンジン制御部、15c…ビデオインタフェース、15d…ヘッド部、150…ヘッド制御部、150a…ビデオインタフェース制御部、150b…ヘッドインタフェース制御部、151…ドットパターン生成部、152…ヘッドデータ送信部、153…ヘッド制御信号生成部、154…ストローブ信号生成部、155…ドットカウンタ部、156…吐き出し制御部、156a…印字率演算部、156b…判定部、157…吐き出しパターン生成部、158…ビデオ/吐き出しデータ合成部、162…蛇行制御センサ

Claims (4)

  1. 記録媒体に転写される画像を転写ベルト上に形成するとともに、前記記録媒体に転写されないトナー吐き出しパターンを前記転写ベルト上に形成する転写画像形成手段と、
    前記画像データの印字率を導出する印字率導出手段と、
    を備え、
    前記転写画像形成手段は、前記印字率導出手段により導出された印字率に対応したトナー吐き出しパターンが前記記録媒体に転写される画像に対して主走査方向に並ぶように、前記トナー吐き出しパターンを前記転写ベルト上に形成することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記転写画像形成手段は、前記記録媒体に転写される画像の印字率が高いときに前記トナー吐き出しパターンの印字率が低くなるように、前記トナー吐き出しパターンを前記転写ベルト上に形成することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記印字率導出手段は、予め定めた第1のライン数単位で印字率を導出し、
    前記転写画像形成手段は、予め定めた第2のライン数からなるトナー吐き出しパターンを前記転写ベルト上に形成することを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 記録媒体に転写される画像を転写ベルト上に形成するとともに、前記記録媒体に転写されないトナー吐き出しパターンを前記転写ベルト上に形成する転写画像形成ステップと、
    前記画像データの印字率を導出する印字率導出ステップと、
    を含み、
    前記転写画像形成ステップは、前記印字率導出ステップで導出された印字率に対応したトナー吐き出しパターンが前記記録媒体に転写される画像に対して主走査方向に並ぶように、前記トナー吐き出しパターンを前記転写ベルト上に形成することを特徴とする画像形成方法。
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