JP2014178349A - 画像形成装置、画像形成プログラム及び画像形成方法 - Google Patents

画像形成装置、画像形成プログラム及び画像形成方法 Download PDF

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Abstract

【課題】トナーの無駄な強制排除を防止できるようにする。
【解決手段】CPU51は、トナーの各色(C、M、Y及びK)毎に、且つ主走査方向の位置を複数に分割した領域AR毎に、原稿1ページの印字面積率を算出した上で、前回のトナーリフレッシュ処理以降の平均印字面積率を算出する。またCPU51は、領域AR毎に、前回のトナーリフレッシュ処理以降におけるトナー供給ローラ26Aの回転距離を取得する。その上でCPU51は、1以上の領域ARでトナー供給ローラ26Aの回転距離が閾値以上である場合、平均印字面積率が閾値以下である領域ARについてのみ、領域単位トナーリフレッシュ処理を実行することにより、トナーリフレッシュ処理が必要ない領域ARにおける無駄なトナーの排出を防止することができる。
【選択図】図8

Description

本発明は、画像形成装置、画像形成プログラム及び画像形成方法に関し、特に、電子写真方式により現像ユニットや中間転写ベルトなどの像担持体上に画像を形成し、その画像を転写材に転写する処理に関する。
従来、画像形成装置として電子写真方式を用いた画像形成装置が広く使われている。この種の画像形成装置は、現像ユニットの感光体上に形成した画像を中間転写ベルト上に一次転写し、一方、レジストローラなどを用いてあらかじめ設定したタイミングで用紙等の転写材を搬送することで、中間転写ベルト上の画像と転写材を同期させて転写材に画像を転写する構成が一般的である。
この画像形成装置では、現像ローラの主走査幅に対する実際に画像を印字した面積の割合(以下これを画像面積率と呼ぶ)の低い画像を出力する場合、現像に用いられるトナーの量が少ない。つまり画像形成装置では、消費されるトナーの量が減ることになる。
そのため画像形成装置では、低画像面積率の画像を連続して出力し続けた場合、現像ユニット内のトナー入れ替えが僅かしか行わない。この結果トナーは、現像ユニット内に存在する時間が長くなり、長期的に攪拌されることでストレスが与えられ、帯電能力及び電荷保持能力が低下し、また長期的に帯電し続けることにより劣化してしまう。
これにより画像形成装置では、現像ブレードと現像ローラの摩擦、圧力のストレスにより劣化したトナーが滞留し、トナー固着が発生してしまう問題がある。
この問題を解決するため、電子写真方式を用いる画像形成装置において、過去の所定枚数における平均印字面積率を算出すると共に、感光体にトナーを供給するトナー供給ローラの回転距離を算出し、トナー供給ローラ回転距離が所定の閾値以上であり、且つ平均印字面積率が所定の閾値以下である場合に、劣化したトナーを強制排出する処理(いわゆるトナーリフレッシュ)を実行する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
ところで特許文献1に開示された技術では、平均印字面積率及びトナー供給ローラ回転距離を基にトナーリフレッシュを実行しており、この印字面積率を現像ローラの主走査幅に対する印字面積より判断している。
このためこの技術では、小サイズの印字、すなわち主走査幅が短い画像の印字が多いほど、トナーリフレッシュが頻繁に実行されることになり、場合によっては不要なトナーリフレッシュが実行される可能性がある。この結果この技術では、トナーリフレッシュを実行するときに印字処理を実行できないことによる生産性の低下やトナー消費量の増加等の問題がある。
本発明は、上記実情を考慮してなされたものであり、トナーの無駄な強制排除を防止することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の一態様は、印字可能な面積に対しトナーを用紙に付加して印字を行った面積の割合である印字面積率を所定枚数にわたって平均化した平均印字面積率を、主走査方向に分けた複数の領域ごとに算出する平均印字面積率算出手段と、前記トナーを周側面に付着させて供給するトナー供給ローラの回転距離を検出するトナー供給ローラ回転距離検出手段と、前記平均印字面積率及び前記トナー供給ローラの回転距離を基に、前記領域ごとにトナーの劣化を判断するトナー劣化判断手段と、前記領域ごとにトナーを強制排出するトナー排出手段と、前記トナー劣化判断手段により前記領域ごとのトナーの劣化を判断した結果を基に、前記トナー排出手段により前記領域ごとにトナーを強制排出させるよう制御する制御手段とを含むことを特徴とする。
また、本発明の他の態様は、画像形成装置に対し実行させる画像形成プログラムであって、印字可能な面積に対しトナーを用紙に付加して印字を行った面積の割合である印字面積率を所定枚数にわたって平均化した平均印字面積率を、主走査方向に分けた複数の領域ごとに算出する第1のステップと、前記トナーを周側面に付着させて供給するトナー供給ローラの回転距離を検出する第2のステップと、前記平均印字面積率及び前記トナー供給ローラの回転距離を基に、前記領域ごとにトナーの劣化を判断する第3のステップと、前記第3のステップにより前記領域ごとのトナーの劣化を判断した結果を基に、所定のトナー排出手段により前記領域ごとにトナーを強制排出させるよう制御する第4のステップとを含むことを特徴とする。
また、本発明の他の態様は、画像形成方法であって、印字可能な面積に対しトナーを用紙に付加して印字を行った面積の割合である印字面積率を所定枚数にわたって平均化した平均印字面積率を、主走査方向に分けた複数の領域ごとに算出する第1の工程と、前記トナーを周側面に付着させて供給するトナー供給ローラの回転距離を検出する第2の工程と、前記平均印字面積率及び前記トナー供給ローラの回転距離を基に、前記領域ごとにトナーの劣化を判断する第3の工程と、前記第3の工程により前記領域ごとのトナーの劣化を判断した結果を基に、所定のトナー排出手段により前記領域ごとにトナーを強制排出させるよう制御する第4の工程とを含むことを特徴とする。
本発明によれば、トナーの無駄な強制排除を防止することができる。
本発明の実施形態に係る画像形成装置の全体構成を示す図である。 本発明の実施形態に係る画像形成装置の制御システムを示す図である。 本発明の実施形態に係る一般的なトナーリフレッシュ処理手順を示す図である。 本発明の実施形態に係るトナーリフレッシュ処理の概念を示す図である。 本発明の実施形態に係るトナーリフレッシュ処理における領域の設定を示す図である。 本発明の実施形態に係る主走査方向の位置ごとの累積トナー印字カウント値を示す図である。 本発明の実施形態に係る領域単位トナーリフレッシュ処理手順を示す図である。 本発明の実施形態に係る領域単位トナーリフレッシュ処理の概念を示す図である。 本発明の実施形態に係る領域毎のトナー強制消費量を示す図である。 本発明の実施形態に係る弱トナーリフレッシュ処理を含む領域単位トナーリフレッシュ処理の概念を示す図である。 本発明の実施形態に係る領域単位トナーリフレッシュ処理手順を示す図である。
実施の形態1.
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。本実施形態においては、A0サイズに対応した広幅の画像読取装置を含む複写機、すなわち画像形成装置を例として説明する。尚、画像形成装置に限らず、広幅の画像読取装置としても実現可能である。
本実施形態の画像形成装置について図1を用いて説明する。図1(a)は、本実施形態による画像形成装置の構成を示す概略図である。
画像形成装置1は、電子写真方式により画像を用紙に印字するものであり、大きく分けて画像形成部2及び用紙搬送部3により構成される。
画像形成部2は、K(ブラック)、M(マゼンダ)、C(シアン)及びY(イエロー)の各色の画像データを形成する単色画像形成ユニット10A、10B、10C及び10Dと、形成された画像データを用紙5に転写する転写ベルト11とを中心に構成されている。
転写ベルト11は、回転駆動される2次転写駆動ローラ12と転写ベルトテンションローラ13との間に巻回されており、図1(a)において反時計回りに走行する。
単色画像形成ユニット10A、10B、10C及び10Dは、転写ベルト11の上側に、走行する当該転写ベルト11の上流側から順に並べられており、いわゆるタンデム型として構成されている。また単色画像形成ユニット10A、10B、10C及び10Dの上側には、レーザ光を照射する露光器14が設置されている。
なお、単色画像形成ユニット10A、10B、10C及び10Dは、形成するトナー画像の色のみが異なっており、その内部構成は共通である。以下では、代表として単色画像形成ユニット10Aを中心に説明する。
図1(b)は、単色画像形成ユニット10Aの構成を示す概略図である。単色画像形成ユニット10Aは、現像ユニット21Aを中心に構成されている。現像ユニット21Aの上側には、トナーが収容されると共に当該トナーを現像ユニット21Aに供給するトナー容器22Aが設けられている。
現像ユニット21Aは、感光体23Aを中心に構成されている。感光体23Aは、円筒状に構成されており、光源である露光器14から照射される露光光LAにより周側面が露光され、静電潜像を形成する。
感光体23Aの周囲には、感光体23Aを一様に帯電させる帯電器24A、感光体23Aの周側面に形成された静電潜像に応じて、即ち露光量に応じてトナーを付着させて可視化することによりトナー画像を形成する現像器25A、この現像器25Aにトナーを供給するトナー供給ローラ26A、感光体23Aの不要なトナーを除去するクリーナーブレード27A等が配置されている。また転写ベルト11を挟んで感光体23Aと対向する位置には、トナー画像を転写ベルト11上に転写する一次転写ローラ28Aが配置されている。
さらに画像形成装置1内における転写ベルト11の下側には、用紙5に転写されずに残ったトナーを回収する廃トナーボックス15が配置されている。
用紙搬送部3は、印刷時に用紙5を搬送する搬送経路31と、両面印刷を行う場合に用紙5を搬送する両面搬送経路32とに沿って種々の部品が配置されている。
用紙搬送部3には、搬送経路31に沿って、用紙5を積載する給紙トレイ33、用紙5を搬送する給紙ローラ34、レジストローラ35、転写ベルト11に形成された画像を用紙に転写する二次転写ローラ36、トナーが転写された用紙にトナーを定着させる定着器37及び用紙を排出する排紙ローラ38がそれぞれ配置されている。排紙ローラ38の近傍には、用紙5が通紙したことを検知する排紙センサ39が配置されている。
また用紙搬送部3における両面搬送経路32の途中には、排紙ローラ38側からレジストローラ35側へ用紙5を搬送する両面ローラ40が配置されている。
次に、画像形成装置1において印刷処理を行う場合の、画像形成部2及び用紙搬送部3における一般的な動作について説明する。
まず画像形成部2において、感光体23Aの外周面は、暗中にて帯電器24Aにより一様に帯電された後、露光器14からの露光光LAにより形成すべき画像に応じたパターンで露光され、静電潜像が形成される。現像器25Aは、トナー供給ローラ26Aから供給されるトナーをこの静電潜像に応じて付着させることにより、感光体23A上にトナー画像を形成させる。
感光体23Aは、転写ベルト11と接する位置(いわゆる一次転写位置)で、一次転写ローラ28Aの働きによりトナー画像を転写ベルト11上に転写する。この転写により、転写ベルト11上にトナー画像が形成される。トナー画像の転写が終了した感光体23Aは、外周面に残留した不要なトナーがクリーナーブレード27Aにより払拭された後、次の画像形成のために待機する。
単色画像形成ユニット10Aの現像ユニット21Aによりトナー画像を転写された転写ベルト11は、次の単色画像形成ユニット10B、10C及び10Dの位置に順次搬送される。単色画像形成ユニット10B、10C及び10Dは、単色画像形成ユニット10Aと同様の画像形成プロセスにより、それぞれの色によるトナー画像を転写ベルト11上の既存のトナー画像に重畳するように転写する。
こうして転写ベルト11上には、フルカラーのトナー画像が形成される。転写ベルト11は、回転されることによりフルカラーのトナー画像を二次転写ローラ36の位置まで走行させる。
一方、用紙搬送部3は、給紙ローラ34を時計回りに回転駆動することにより、給紙トレイ33に収納された用紙5を最上面から1枚ずつ分離して送り出す。レジストローラ35は、転写ベルト11の走行に合わせたタイミングで反時計方向への回転駆動を開始することにより、用紙5を二次転写ローラ36へ向けて送り出し、画像形成部2において転写ベルト11により搬送されたトナー画像と用紙5とを二次転写ローラ36上で重ね合わせる。
レジストローラ35により送り出された用紙5は、二次転写ローラ36により転写ベルト11上のトナー画像が転写された後、定着器37により当該トナー画像が熱および圧力によって定着され、反時計回りに回転駆動される排紙ローラ38により画像形成装置1の外部に排紙される。
また用紙搬送部3は、両面印刷を行う場合、用紙5が排紙ローラ38を通過する手前で、排紙ローラ38を時計回りに回転駆動し、当該用紙5を両面搬送経路32に搬送する。両面搬送経路32に搬送された用紙5は、両面ローラ40により再びレジストローラ35まで搬送される。
レジストローラ35に到達した用紙5は、再びレジストローラ35から送り出され、二次転写ローラ36により先程と反対側の用紙面にトナー画像が転写され、定着器37によりトナー画像が熱および圧力によって定着され、反時計回りに回転駆動される排紙ローラ38により画像形成装置の外部へ排紙される。
次に、画像形成装置1の処理ブロックについて説明する。図2は、本実施形態による画像形成装置の制御システムを表すブロック図である。
CPU(Central Processing Unit)51は、システムバス50を介してROM(Read Only Memory)52、RAM(Random Access Memory)53及びNVRAM(Non−Volatile RAM)54等と接続されている。
ROM52は、後述する制御プログラムや各種閾値等を記憶している。RAM53は、CPU51の主メモリやワークエリア等として機能し、記録データの展開領域、環境データの格納領域等に用いられる。NVRAM54は、不揮発性の記憶領域であり、例えば各色のトナー印字カウンタ値やトナー供給ローラ26Aの回転距離等、制御プログラムが利用する画像形成装置に関する種々の情報が格納される。
CPU51は、RAM53をワークエリアとして利用しながら、ROM52に記憶された制御プログラム等を実行することにより、システムバス50に接続される各種デバイスとのアクセスを総括的に制御し、またI/O(Input/Output)55を介して接続されるセンサやモータ、クラッチ、ヒーター等の電装品に関する入出力を制御する。
またCPU51は、ROM52に記憶されている制御プログラムを実行する他、外部I/F(Interface)56を介してホストコンピュータなどの外部装置(図示せず)との通信処理が可能となっている。さらにCPU51は、操作パネルI/F57を介して接続される操作パネル58によって、プリンタモードなどの設定操作を受け付け、これに基づいた設定処理等を実行する。
NVRAM61Aは、トナー容器22A(図1)に搭載されており、トナーの残量等の情報が格納される。NVRAM61B、61C及び61Dは、いずれもNVRAM61Aと同様に構成されている。
I/O55には、トナー供給モータ62と、トナー供給クラッチ63A、63B、63C及び63Dと、現像ユニットトナー検知センサ64A、64B、64C及び64Dとが接続されている。トナー供給クラッチ63A、63B、63C及び63Dは、いずれもトナー供給クラッチ63Aと同様に構成されている。また現像ユニットトナー検知センサ64B、64C及び64Dは、いずれも現像ユニットトナー検知センサ64Aと同様に構成されている。
現像ユニットトナー検知センサ64Aは、現像ユニット21A内に設置されており、現像ユニット21A内のトナーをそれぞれ検知し、その検知結果をI/O55経由でCPU51へ通知する。
CPU51は、現像ユニットトナー検知センサ64Aからの通知に基づき、トナー容器22Aから現像ユニット21Aへトナーを供給させるべきであるか否かを判断する。CPU51は、トナーを供給すべきと判断した場合、I/O55を介してトナー供給モータ62を駆動させると共にトナー供給クラッチ63Aを「ON」にすることにより、トナー容器22Aから現像ユニット21Aへトナーを供給させる。
画像処理部65は、コントローラ66から画像データを取得すると、これを露光器14(図1)へ送信する。また画像処理部65は、コントローラ66から受け取った画像データから1ページあたりのトナー消費量を算出し、算出したトナー消費量を、システムバス50を介してCPU51へ通知するようになされている。
次に、トナーリフレッシュ処理について説明する。ここでは、最初に一般的なトナーリフレッシュ処理について説明し、その次に本実施形態によるトナーリフレッシュ処理について説明する。
図3は、一般的なトナーリフレッシュ処理手順を示すフローチャートである。CPU51は、コントローラ66(図2)から画像データの印刷指示を取得すると、この画像データを画像処理部65へ供給して露光器14による露光処理を開始させると共に、トナーリフレッシュ処理手順RT1(図3)を開始し、ステップS1へ移る。
ステップS1においてCPU51は、原稿1ページ分の露光処理が完了したか否かを判定する。ここで否定結果が得られると、CPU51は、このステップS1を繰り返すことにより、原稿1ページ分の露光処理が完了するのを待ち受ける。
一方、ステップS1において肯定結果が得られると、CPU51は次のステップS2へ移り、画像処理部65から原稿1ページ分のトナー印字カウンタの値を取得して、その次のステップS3へ移る。
ステップS3においてCPU51は、各色(C、M、Y及びK)毎に原稿1ページの印字面積率を算出し、次のステップS4へ移る。ここで印字面積率Tは、トナー印字カウンタ値Uを、印字範囲の総画素数、すなわちトナー供給ローラ幅の画素数Pに副走査方向の画素数Qを乗じた値で除算することにより求められる。
例えば、黒のトナーにおけるトナー印字カウンタ値Uが3937379[dot]であるとする。トナー供給ローラの幅が297[mm]であり、主走査方向の画素密度が1200[dpi:dot per inch]であった場合、1[inch]が25.4[mm]であるため、トナー供給ローラ幅の画素数Pは、(297/25.4)×1200=14031[dot]となる。
一方、副走査方向の画素密度が2400[dpi]であり、副走査方向の原稿の長さが297[mm]であった場合、副走査方向の画素数Qは、(297/25.4)×2400=28062[dot]となる。このため印字面積率Tは、3937379/(14031×28062)≒0.01となり、約1[%]と算出される。
ステップS4においてCPU51は、平均印字面積率を算出する。ここで平均印字面積率は、前回のトナーリフレッシュ処理の実行時以降における印字面積率の平均値であり、NVRAM54に直前のページまでの平均印字面積率及びページ数が各色ごとに記憶されている。
このためCPU51は、NVRAM54から直前のページまでの平均印字面積率及びページ数を取得し、これと今回算出された印字面積率Tとを基に新たな平均印字面積率を算出して、これをNVRAM54に記憶させることにより更新した後、次のステップS5へ移る。
ステップS5においてCPU51は、トナー供給ローラ26Aの回転距離を取得する。NVRAM54には、前回のトナーリフレッシュ処理が行われたときからのトナー供給ローラ26Aの回転距離が記憶されている。そこでCPU51は、NVRAM54からトナー供給ローラ26Aの回転距離を取得し、次のステップS6へ移る。
ステップS6においてCPU51は、トナー供給ローラの回転距離が所定の閾値以上であるか否かを判定する。ここで閾値は、NVRAM54に予め記憶されている値であり、例えば200[m]となっている。この閾値は、操作パネル58を介した操作により変更することも可能となっている。
このステップS6において否定結果が得られると、このことはトナー供給ローラの回転距離が比較的少なく、未だトナーリフレッシュ処理を行う段階ではないことを表している。このときCPU51は、トナーリフレッシュ処理を行うこと無く、このトナーリフレッシュ処理手順RT1を終了する。
一方、ステップS6において肯定結果が得られると、このことはトナーリフレッシュ処理を行うべき状態である可能性があることを表しており、このときCPU51は次のステップS7へ移る。
ステップS7においてCPU51は、ステップS4において算出した平均印字面積率が所定の閾値以下であるか否かを判定する。ここで閾値は、NVRAM54に予め記憶されている値であり、例えば1.5[%]となっている。この閾値は、操作パネル58を介した操作により変更することも可能となっている。
このステップS7において否定結果が得られると、このことは平均印字面積率が比較的高く、トナーの消費量が比較的多いため、トナー劣化が発生している可能性が低いことを表している。このときCPU51は、トナーリフレッシュ処理を行うこと無く、このトナーリフレッシュ処理手順RT1を終了する。
一方、ステップS7において肯定結果が得られると、このことはトナーの消費量が比較的少なく、トナー劣化が発生している可能性が高いことを表している。このときCPU51は、次のステップS8へ移る。
ステップS8においてCPU51は、感光体23Aを全面露光させることにより、現像器25Aに付着したトナーを強制的に消費させるトナーリフレッシュ処理を実行する。続いてCPU51は、NVRAM54に記憶されているトナー供給ローラの回転距離及び平均印字面積率の値を「0」とすることによりリセットしてから、トナーリフレッシュ処理手順RT1を終了する。
ここで、ステップS8において行われるトナーリフレッシュ処理の概念について説明する。図4は、トナーリフレッシュ処理の概念について説明する模式的な図である。
露光器14には、複数のLED(Light Emitting Diode)などの露光用素子(図示せず)が主走査方向に沿って並べて配置されている。
通常の画像形成処理が行われる場合、露光器14は、画像処理部65(図2)から供給される画像データに基づいて各露光用素子の発光強度を調整することにより、図4(a)に示すように、露光光LAを感光体23Aへ向けて照射する。
感光体23Aは、帯電器24A(図1)によって一様に帯電されており、露光光LAの強度に応じて露光の度合が変化することにより静電潜像が形成される。これにより感光体23Aは、図4(b)に示すように、その後現像器25A(図1)により付着されるトナー画像の濃淡を調整することができる。
一方、トナーリフレッシュ処理が行われる場合、露光器14は、画像処理部65(図2)から一様な画像を表すリフレッシュ用画像データの供給を受け、これに基づいて全露光用素子の発光強度を一様に高めて、一様に高い光強度の露光光LAを感光体23Aへ向けて、所定時間継続して照射する。
感光体23Aは、露光光LAに基づき一様な静電潜像が形成され、これにより図4(c)に示すように、現像器25A(図1)により多量のトナーが付着される。この結果、現像器25Aは、付着したトナーを強制消費することができる。
このように一般的なトナーリフレッシュ処理では、主走査方向の全範囲に渡って一様にトナーを強制消費する。
次に、本実施形態によるトナーリフレッシュ処理について説明する。図5は、トナーリフレッシュ処理における領域の設定について説明する図である。
本実施形態では、図5に示すように、主走査方向の位置を第1領域AR1、第2領域AR2、第3領域AR3、第4領域AR4及び第5領域AR5のように5個の領域ARに等分割する。具体的には、例えば感光体23Aやトナー供給ローラ26A等における主走査方向の長さ(以下これを全幅と呼ぶ)が297[mm]であれば、各領域ARの長さはその1/5である59.4[mm]となる。
ここで第2領域AR2、第3領域AR3及び第4領域AR4を連結した中央の領域に着目すると、その長さは178.2[mm]となる。この長さは、B5サイズにおける縦の長さである182[mm]にほぼ等しい。
すなわち、画像形成装置1においてB5サイズの用紙に対し長手方向を主走査方向に向けた状態(いわゆるB5縦)の印刷処理を行う場合、第2領域AR2、第3領域AR3及び第4領域AR4においてはトナーが消費される一方、第1領域AR1及び第5領域AR5においてはトナーが殆ど消費されない。
ここで、主走査方向の位置ごとにトナー印字カウンタの値を累積した累積トナー印字カウント値を算出すると、主走査方向の長さが全幅よりも短い印刷処理を繰り返した場合には、図6に示すような特性となる。
この図6からわかるように、主走査幅が短いサイズの印刷処理が多いほど、平均印字面積率の値が小さくなりやすいので、一般的なトナーリフレッシュ処理(図4)では、トナーリフレッシュ処理が頻繁に実行されることになる。
この結果、一般的なトナーリフレッシュ処理では、用紙サイズに対する印字面積率ではトナーリフレッシュ処理が不要な場合においても、トナーリフレッシュ処理を実行することになってしまい、通常の印刷処理が中断されることによる生産性の低下やトナー消費量の増加を招く恐れがある。
そこで本実施形態では、このような点を勘案し、主走査方向の位置を第1領域AR1〜第5領域AR5のように複数の領域ARに分割して、この領域AR毎にトナーリフレッシュ処理の要否を判断して実行するものとした。
具体的に本実施形態では、図3と対応する図7に示す領域単位トナーリフレッシュ処理手順RT2に従ってトナーリフレッシュ処理を実行する。
すなわちCPU51は、コントローラ66(図2)から画像データの印刷指示を取得すると、この画像データを画像処理部65へ供給して露光器14による露光処理を開始させると共に、領域単位トナーリフレッシュ処理手順RT2(図7)を開始し、ステップS11へ移る。
ステップS11においてCPU51は、ステップS1の場合と同様に原稿1ページ分の露光処理が完了するのを待ち受け、次のステップS12へ移る。ステップS12においてCPU51は、画像処理部65から領域AR毎の原稿1ページ分のトナー印字カウンタの値を取得して、その次のステップS13へ移る。
ステップS13においてCPU51は、各色(C、M、Y及びK)毎且つ領域AR毎に、原稿1ページの印字面積率を算出し、次のステップS14へ移る。ここで領域AR毎の印字面積率Tは、領域AR毎のトナー印字カウンタ値Uを、領域ARの印字範囲の総画素数、すなわち領域ARにおけるトナー供給ローラ幅の画素数Pに副走査方向の画素数Qを乗じた値で除算することにより求められる。
例えば、黒のトナーにおける第1領域AR1のトナー印字カウンタ値Uが787419[dot]であるとする。第1領域AR1におけるトナー供給ローラの幅が297/5=59.4[mm]であり、主走査方向の画素密度が1200[dpi]であった場合、第1領域AR1におけるトナー供給ローラ幅の画素数Pは、(59.4/25.4)×1200=2806[dot]となる。
一方、副走査方向の画素密度が2400[dpi]であり、副走査方向の原稿の長さが297[mm]であった場合、副走査方向の画素数Qは、(297/25.4)×2400=28062[dot]となる。このため第1領域AR1の印字面積率Tは、787419/(2806×28062)≒0.01となり、約1[%]と算出される。
ステップS14においてCPU51は、領域AR毎の平均印字面積率を算出する。ここで領域AR毎の平均印字面積率は、前回のトナーリフレッシュ処理の実行時以降における領域AR毎の印字面積率の平均値であり、NVRAM54に直前のページまでの平均印字面積率及びページ数が各色毎且つ領域AR毎に記憶されている。
このためCPU51は、NVRAM54から直前のページまでの領域AR毎の平均印字面積率及びページ数を取得し、これと今回算出された領域AR毎の印字面積率Tとを基に新たな領域AR毎の平均印字面積率を算出して、これをNVRAM54に記憶させることにより更新した後、次のステップS15へ移る。
ステップS15においてCPU51は、領域AR毎のトナー供給ローラ26Aの回転距離を取得する。NVRAM54には、前回のトナーリフレッシュ処理が行われたときからの領域AR毎のトナー供給ローラ26Aの回転距離が記憶されている。そこでCPU51は、NVRAM54から領域AR毎のトナー供給ローラ26Aの回転距離を取得し、次のステップS16へ移る。
ステップS16においてCPU51は、1以上の領域ARでトナー供給ローラの回転距離が所定の閾値以上であるか否かを判定する。ここで閾値は、NVRAM54に予め記憶されている値であり、例えば200[m]となっている。この閾値は、操作パネル58を介した操作により変更することも可能となっている。
このステップS16において否定結果が得られると、このことは全ての領域ARにおいてトナー供給ローラの回転距離が比較的少なく、未だトナーリフレッシュ処理を行う段階ではないことを表している。このときCPU51は、この領域単位トナーリフレッシュ処理手順RT2を終了する。
一方、ステップS16において肯定結果が得られると、このことはいずれかの領域ARにおいてトナーリフレッシュ処理を行うべき状態である可能性があることを表しており、このときCPU51は次のステップS17へ移る。
ステップS17においてCPU51は、ステップS14において算出した領域AR毎の平均印字面積率が所定の閾値以下であるか否かを判定する。ここで閾値は、NVRAM54に予め記憶されている値であり、例えば1.5[%]となっている。この閾値は、操作パネル58を介した操作により変更することも可能となっている。
このステップS17において否定結果が得られると、このことは全ての領域ARにおいて平均印字面積率が比較的高く、トナーの消費量が比較的多いため、いずれの領域ARにおいてもトナー劣化が発生している可能性が低いことを表している。このときCPU51は、この領域単位トナーリフレッシュ処理手順RT2を終了する。
一方、ステップS17において肯定結果が得られると、このことは1以上の領域ARにおいて、トナーの消費量が比較的少ないためにトナー劣化が発生している可能性が高いことを表している。このときCPU51は、次のステップS18へ移る。
ステップS18においてCPU51は、平均印字面積率が閾値以下であった領域AR(以下これを対象領域と呼ぶ)について感光体23Aを露光させることにより、現像器25Aの対象領域に付着したトナーを強制的に消費させる領域単位トナーリフレッシュ処理を実行する。続いてCPU51は、領域単位トナーリフレッシュ処理を実行した領域ARについて、NVRAM54に記憶されている領域ARごとのトナー供給ローラの回転距離及び領域AR毎の平均印字面積率の値を「0」とすることによりリセットしてから、領域単位トナーリフレッシュ処理手順RT2を終了する。
ここで、ステップS18において行われる領域単位トナーリフレッシュ処理の概念について説明する。図4と対応する図8は、領域単位トナーリフレッシュ処理の概念について説明する図である。
この図8は、第1領域AR1及び第5領域AR5を対象領域として領域単位トナーリフレッシュ処理を行う場合を表している。露光器14は、対象領域である第1領域AR1及び第5領域AR5においてのみ露光光LAの発光強度を高めて感光体23Aにおける露光の度合を高める一方、他の第2領域AR2〜第4領域AR4においては発光せず感光体23Aを露光させない。
これにより本実施形態では、第1領域AR1及び第5領域AR5において劣化したトナーを強制的に排出することができると共に、他の第2領域AR2〜第4領域AR4においてトナーを排出せず、無駄な消費を抑えることができる。
実施の形態2.
第2の実施形態においては、第1の実施形態と異なる領域単位トナーリフレッシュ処理を行うようになされている。
第1の実施形態のように、領域AR毎にトナーリフレッシュ処理の要否を判断した上で、必要な領域ARについてのみ領域単位トナーリフレッシュ処理を行う場合、例えばある領域ARについて領域単位トナーリフレッシュ処理を実行した直後、数ページを印刷した後に、他の領域において領域単位トナーリフレッシュ処理が必要となってしまう可能性がある。
このように、いずれかの領域において必要となる度に領域単位トナーリフレッシュ処理を行う場合、その度に通常の印刷処理が中断されることになるため、生産性の低下が懸念される。
そこで本実施形態では、領域単位トナーリフレッシュ処理が必要と判断された領域ARについては、領域単位トナーリフレッシュ処理を実行し、不要と判断された領域ARについては、少量のトナーを強制的に消費させる弱トナーリフレッシュ処理を実行するものとした。
図9は、本実施形態における領域毎のトナー強制消費量を表す図である。また図4及び図8と対応する図10は、弱トナーリフレッシュ処理を含む領域単位トナーリフレッシュ処理の概念について説明する図である。
この図9及び図10は、第1領域AR1及び第5領域AR5を対象領域として領域単位トナーリフレッシュ処理を行うと共に、第2領域AR2〜第4領域AR4において弱トナーリフレッシュ処理を行う場合を表している。
露光器14は、第1領域AR1及び第5領域AR5において露光光LAの発光強度を高めて感光体23Aにおける露光の度合を高める一方、他の第2領域AR2〜第4領域AR4においては比較的弱い露光光LAを発光して感光体23Aにおける露光の度合いを低下させている。この他、露光時間を短縮することによって露光の度合いを低下させても良い。
感光体23Aは、露光光LAに基づき一様な静電潜像が形成され、これにより図10に示すように、現像器25A(図1)により、第1領域AR1及び第5領域AR5において多量のトナーが付着される一方、第2領域AR2〜第4領域AR4において少量のトナーが付着される。
これにより、対象領域である第1領域AR1及び第5領域AR5において劣化トナーを強制的に排出することができると共に、第2領域AR2〜第4領域AR4において、僅かながらも蓄積されていた可能性のある劣化トナーを排出することができ、領域単位トナーリフレッシュ処理が実行された直後と同等の状態にすることができる。
またこのとき、CPU51は、全ての領域ARについて、NVRAM54に記憶されている領域ARごとのトナー供給ローラの回転距離及び領域AR毎の平均印字面積率を値「0」にリセットする。これにより、次のトナーリフレッシュ処理が直後に実行されることを防止することができる。
実施の形態3.
第3の実施形態においては、第1の実施形態と同様の領域単位トナーリフレッシュ処理に加えて、特定の状況において印刷処理と同時に領域単位トナーリフレッシュ処理を実行する。
上述したように、画像形成装置1においてB5縦のように主走査方向の印刷範囲が比較的狭い印刷処理が大量に実行される場合、両端の第1領域AR1及び第5領域AR5において領域単位トナーリフレッシュ処理を実行することになるため、その度に印刷処理が中断されることによる生産性の低下が懸念される。
そこで本実施形態では、対象領域が画像データを印刷する領域(以下これを印刷画像領域と呼ぶ)と重ならない場合に、印刷処理と領域単位トナーリフレッシュ処理とを同時に実行するものとした。換言すると、用紙に印字を行う印字処理における印字領域以外において、トナーが劣化したと判断された場合、印字処理と並行としてトナー排出処理を行う。
具体的に本実施形態では、図7と対応する図11に示す領域単位トナーリフレッシュ処理手順RT3に従ってトナーリフレッシュ処理を実行する。
ステップS21〜ステップS27においてCPU51は、ステップS11〜S17と同様の処理を行い、ステップS27において肯定結果が得られた場合に次のステップS28へ移る。
ステップS28においてCPU51は、領域単位トナーリフレッシュ処理が必要な領域AR(すなわち対象領域)と、印刷画像領域とに重なりがあるか否かを判定する。例えば、印刷中の用紙における主走査方向の長さが178.2[mm]以上であれば、両端の領域AR(すなわち第1領域AR1及び第5領域AR5)に重なることになり、178.2[mm]未満であれば、両端の領域ARに重ならないことになる。
る。
ステップS28において肯定結果が得られると、このことは領域単位トナーリフレッシュ処理を印刷処理とは同時に実行できないことを表している。このときCPU51は、ステップS29へ移り、ステップS18と同様に領域単位トナーリフレッシュ処理を実行した後、領域単位トナーリフレッシュ処理手順RT3を終了する。
一方、ステップS28において否定結果が得られると、このときCPU51は次のステップS30へ移る。ステップS30においてCPU51は、対象領域である端部の第1領域AR1及び第5領域AR5において、その領域内の全露光用素子の発光強度を一様に高めた状態で感光体23Aを一定時間回転させ、現像器25Aに付着した劣化トナーを強制的に排出させる。このとき中央の第2領域AR2〜第4領域AR4では、通常通り印刷画像を形成する。
因みに本実施形態では、トナーリフレッシュ処理において感光体23Aを回転させる距離は100[mm]以内であり、印刷画像の最小の副走査方向の長さよりも短い。このため本実施形態では、印刷画像の形成よりも早くトナーリフレッシュ処理を完了することができる。
その後CPU51は、対象領域について、NVRAM54に記憶されている領域ARごとのトナー供給ローラの回転距離及び領域AR毎の平均印字面積率の値を「0」とすることによりリセットしてから、領域単位トナーリフレッシュ処理手順RT3を終了する。
このように本実施形態では、印刷処理を行う領域が対象領域と重ならない場合に、印刷処理と同時に領域単位トナーリフレッシュ処理を実行することにより、生産性の低下を防止することができる。
その他の実施形態.
なお本実施形態においては、主走査方向の位置を5等分することにより第1領域AR1〜第5領域AR5を設定するようにしたが、これに限らず、4以下又は6以上の領域に分割するようにしても良く、また各領域の主走査方向の長さ(幅)を互いに相違させても良い。例えば、よく使われる用紙の主走査方向の長さ(幅)に併せて領域の境界を設定することにより、領域単位トナーリフレッシュ処理の効率を高め、また印刷処理と同時に実行できる可能性を高めることができる。
また本実施形態においては、領域毎にトナー供給ローラの回転距離を閾値と比較したが、これに限らず、全領域で共通のトナー供給ローラの回転距離を閾値と比較しても良い。これにより演算処理を簡略化することができる。
さらに本実施形態においては、平均印字面積率と比較する閾値を全領域で共通の値とする場合について述べたが、これに限らず、例えば領域毎に閾値を相違させるようにしても良い。また、閾値をトナーの色(K、M、C及びY)毎に相違させても良い。
さらに本実施形態においては、トナーの色ごとに領域単位トナーリフレッシュ処理を実行する場合について述べたが、これに限らず、例えばある色について領域単位トナーリフレッシュ処理を実行する際に、他の色についても同時に領域単位トナーリフレッシュ処理を実行するようにしても良い。この場合、他の色について領域単位トナーリフレッシュ処理の必要が無い場合には、弱トナーリフレッシュ処理を実行すると共にNVRAM54に記憶されている領域ARごとのトナー供給ローラの回転距離及び領域AR毎の平均印字面積率の値を「0」にリセットすることにより、直後に再び領域単位トナーリフレッシュ処理が行われることを防止できる。
1 画像形成装置
2 画像形成部
5 用紙
10A 単色画像形成ユニット
11 転写ベルト
14 露光器
21A 現像ユニット
22A トナー容器
23A 感光体
24A 帯電器
25A 現像器
26A トナー供給ローラ
27A クリーナーブレード
28A 一次転写ローラ
51 CPU
52 ROM
53 RAM
54 NVRAM
61A NVRAM
61B NVRAM
65 画像処理部
66 コントローラ
AR 領域
AR1 第1領域
AR2 第2領域
AR3 第3領域
AR4 第4領域
AR5 第5領域
LA 露光光
T 印字面積率
U トナー印字カウンタ値
特開2008−216601号公報

Claims (8)

  1. 印字可能な面積に対しトナーを用紙に付加して印字を行った面積の割合である印字面積率を所定枚数にわたって平均化した平均印字面積率を、主走査方向に分けた複数の領域ごとに算出する平均印字面積率算出手段と、
    前記トナーを周側面に付着させて供給するトナー供給ローラの回転距離を検出するトナー供給ローラ回転距離検出手段と、
    前記平均印字面積率及び前記トナー供給ローラの回転距離を基に、前記領域ごとにトナーの劣化を判断するトナー劣化判断手段と、
    前記領域ごとにトナーを排出するトナー排出手段と、
    前記トナー劣化判断手段により前記領域ごとのトナーの劣化を判断した結果を基に、前記トナー排出手段により前記領域ごとにトナーを排出させるよう制御する制御手段と
    を含むことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御手段は、前記トナー劣化判断手段によりトナーが劣化したと判断された領域のみ、前記トナー排出手段によりトナーを排出させる
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御手段は、前記トナー劣化判断手段によりトナーが劣化したと判断された領域において所定量のトナーを排出し、他の領域において前記所定量よりも少ないトナーを排出する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記トナー供給ローラは、所定の光源から照射される光により露光された箇所に露光量に応じたトナーを付着させ、
    前記制御手段は、前記他の領域において、トナーを排出する場合よりも露光強度を弱めることにより少ないトナーを排出する
    ことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記トナー供給ローラは、所定の光源から照射される光により露光された箇所に露光量に応じたトナーを付着させ、
    前記制御手段は、前記他の領域において、トナーを排出する場合よりも露光時間を短縮することにより少ないトナーを排出する
    ことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  6. 前記制御手段は、前記トナー劣化判断手段によりトナーが劣化したと判断された領域が、用紙に印字を行う印字処理における印字領域以外であった場合、印字処理と並行して前記トナー排出手段によりトナーを排出させる
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  7. 画像形成装置に対し、
    印字可能な面積に対しトナーを用紙に付加して印字を行った面積の割合である印字面積率を所定枚数にわたって平均化した平均印字面積率を、主走査方向に分けた複数の領域ごとに算出する第1のステップと、
    前記トナーを周側面に付着させて供給するトナー供給ローラの回転距離を検出する第2のステップと、
    前記平均印字面積率及び前記トナー供給ローラの回転距離を基に、前記領域ごとにトナーの劣化を判断する第3のステップと、
    前記第3のステップにより前記領域ごとのトナーの劣化を判断した結果を基に、所定のトナー排出手段により前記領域ごとにトナーを排出させるよう制御する第4のステップと
    を実行させるための画像形成プログラム。
  8. 印字可能な面積に対しトナーを用紙に付加して印字を行った面積の割合である印字面積率を所定枚数にわたって平均化した平均印字面積率を、主走査方向に分けた複数の領域ごとに算出する第1の工程と、
    前記トナーを周側面に付着させて供給するトナー供給ローラの回転距離を検出する第2の工程と、
    前記平均印字面積率及び前記トナー供給ローラの回転距離を基に、前記領域ごとにトナーの劣化を判断する第3の工程と、
    前記第3の工程により前記領域ごとのトナーの劣化を判断した結果を基に、所定のトナー排出手段により前記領域ごとにトナーを排出させるよう制御する第4の工程と
    を含むことを特徴とする画像形成方法。
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