JP2010102122A - 画像形成装置、制御方法、および制御プログラム - Google Patents

画像形成装置、制御方法、および制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】色ずれ補正を必要最小限の適切なタイミングで実行することにより、画質の向上、およびトナー消費の節約を図ることができる画像形成装置を提供すること。
【解決手段】画像形成ジョブ実行中において、露光部の現在温度T2が前回の色ずれ補正実行時の温度T1から所定値△T以上変化している第1の温度条件、および、2次転写部の現在温度t2が前回の色ずれ補正実行時の温度t1から所定値△t以上変化している第2の温度条件のうち、少なくともどちらか一方の条件を満たす時、画像形成ジョブよりも色ずれ補正を優先して実行させる。
【選択図】図7

Description

本発明は、複写機などの画像形成装置に関し、特にカラー画像の色ずれ補正を制御する技術の改良に関する。
例えば、タンデム型のカラー画像形成装置では、中間転写ベルトに沿って感光体ドラムや転写器を中核とする各色用の作像ユニットを配列し、それぞれの作像ユニットにおいて感光体ドラムが露光部からの光ビームにより露光走査されて潜像が形成され、その潜像がトナーにより現像されてトナー像が形成された後に、これらが中間転写ベルト上に重なるように1次転写され、1次転写後の各色トナー像を、2次転写位置で中間転写ベルトとこれに接触した状態で回転する2次転写ローラとの間を通過する記録シート上に一括して2次転写される構成になっている。
このようなカラー画像形成装置では、機内の温度変動等による感光体ドラムや中間転写ベルト等の膨張あるいは収縮変化により、各色毎の光ビームによる露光位置(書き込み位置)にずれが生じ、色ずれ発生の原因となる場合がある。
そして、このような色ずれを防止するために、各作像ユニットにより所定形状をした各色の基準パターンを中間転写ベルト上に形成し、形成された基準パターンを光学センサで検知して各色の位置ずれ量を検出し、その位置ずれ量に基づいて各色の画像の書き込み位置の補正を行っている(以下、「色ずれ補正」という。)。
機内の温度は画像形成装置の駆動時間の経過に伴い上昇することから、電源投入後あるいはスリープモード(節電モード)からの回復後、所定時間経過したとき、あるいは、所定枚数をプリントする毎に、上記色ずれ補正を実行する構成が提案されている(従来技術1)。
また、転写ローラ近傍に機内温度センサを設置して、電源投入時に色ずれ補正を行い、それ以降は、前回(最新)の色ずれ補正実行時からの当該温度センサによる検出温度の変化が所定量以上になると、位置ずれ検出および色ずれ補正を実行する構成(従来技術2)が、特許文献1において開示されている。
特開平1−142676号公報 特開2000−181186号公報
しかしながら、従来技術1のように電源投入後およびスリープモード解除後の経過時間やプリント枚数に基づいて補正を行う方法では、各色のトナー像の書き込み位置のずれが補正を必要とする大きさになるタイミングが、経過時間やプリント枚数により補正を実行するタイミングと必ずしも一致しないため、適切なタイミングで色ずれ補正が行われない場合がある。その結果、必要なタイミングで色ずれ補正が行われなかったり、逆に不必要なタイミングで色ずれ補正が実行されたりすることがあり、不必要な色ずれ補正による画像形成効率の低下やトナーの無駄な消費、および必要なタイミングで色ずれ補正が行われないことによる画質劣化といった問題がある。
また、従来技術2のように、機内の温度センサによる温度変化を基に色ずれ補正を行う場合、当該温度センサによる検出温度の変化が所定値以上となると、実行するジョブが無くても色ずれ補正を行うため、トナーを無駄に消費するという問題がある。
更に、近年のカラー画像形成装置の高速化に伴うポリゴンミラーの高速回転によるポリゴンミラー駆動モータの発熱も顕著となっており、樹脂部品を用いた結像光学素子の熱変形の影響が大きくなっている。それに加えて、ひとつのポリゴンミラーでC、M、Y、Kの4色のレーザービームを偏向させる構成が広く用いられるようになり、露光部ハウジングのサイズが大きくなったために、当該露光部ハウジングの温度分布に差が生じやすくなり、その結果、露光部ハウジングの歪みが発生しやすくなっている。従って、転写ローラ近傍の温度変化の転写体等に対する影響のみならず、露光部ハウジング内部の温度変化による光学部材等への影響も考慮に入れる重要性が増している。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、画像形成装置内の複数の温度センサによる検出温度を基に、適切なタイミングで必要最小限の色ずれ補正動作を実行し、トナー消費量を可及的に少なくしつつ、色ずれの少ない高品質画像を実現する画像形成装置、当該画像形成装置において実行される色ずれ補正処理の制御方法、および当該画像形成装置のコンピュータにおいて実行される色ずれ補正処理の制御プログラムを提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明に係る画像形成装置は、露光ユニットから照射される光ビームにより、複数の像担持体表面を露光走査し、それぞれ異なる色のトナーで顕像化して各色のトナー像を形成し、前記各色のトナー像を転写体の転写面に重ね合わせて転写することによりカラー画像を形成する画像形成手段と、各トナー像の転写体への転写位置の相対的な位置ずれ量を検出し、色ずれを補正する色ずれ補正手段とを備える画像形成装置であって、前記露光ユニットの温度を検出する第1の温度センサと、前記転写体またはその近傍の温度を検出する第2の温度センサと、画像形成ジョブの実行指示を受付ける受付手段と、前記色ずれ補正手段による色ずれ補正の実行と、前記画像形成手段による画像形成ジョブの実行を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記受付手段により、画像形成ジョブの実行指示を受付けてから当該画像形成ジョブが終了するまでの区間において、前記第1の温度センサにより検出された温度が、前回の色ずれ補正時の温度よりも第1の閾値以上変化している第1の温度条件、および、第2の温度センサにより検出された温度が、前回の色ずれ補正時の温度よりも第2の閾値以上変化している第2の温度条件の、少なくとも一方の温度条件を満たしている場合に、前記画像形成ジョブよりも色ずれ補正を優先して実行させるように制御することを特徴とする。
上記構成により、転写体近傍の温度変化に加え、露光ユニット筐体内の温度変化に基づいて色ずれ補正を実行させることで、より適切なタイミングで色ずれ補正を行うことができる。更に、ジョブ実行中にのみ色ずれ補正を実行させることで、不必要なタイミングでの色ずれ補正の実行を防ぎ、トナーの無駄な消費を抑制することができる。
ここで、前記制御手段は、前記画像形成ジョブの実行指示を受付けたときに、前記第1と第2の温度条件のうち少なくとも一方の温度条件を満たしているときは、まず、色ずれ補正を実行させてから当該画像形成ジョブの実行を開始させ、前記画像形成ジョブの実行中に、前記第1と第2の温度条件のうち少なくとも一方の温度条件を満たすに至ったときには、一旦画像形成ジョブの実行を中断させて、色ずれ補正を実行させてから当該画像形成ジョブの実行を再開させるとしてもよい。
これにより、画像形成ジョブ実行中であっても、必要があれば色ずれ補正を実行させることで、良好な画質を確保することが出来る。
また、前記制御手段は、画像形成ジョブの実行中において、前記第1と第2の温度条件のうち少なくとも一方の温度条件を満たすに至ったときに、当該画像形成ジョブの残量に関する情報を取得するジョブ残量取得手段を備え、前記残量が所定量よりも少ない場合には、色ずれ補正を実行させずにそのまま画像形成ジョブの実行を続行させるとしてもよい。
これにより、画像形成ジョブの終了間際に色ずれ補正の必要性が発生した場合には、画像形成ジョブの実行を優先させることができ、画像形成ジョブの完了を待つ、ユーザーの心理的ストレスを軽減できる。
更に、前記制御手段は、装置起動時もしくは節電モードからの回復時において、前記第1と第2の温度条件のうち少なくとも一方の温度条件を満たしている場合に、前記色ずれ補正を実行させるとしてもよい。
装置起動時もしくは節電モードからの回復時においては、続けて画像形成ジョブを受付ける蓋然性が高く、このときに、前記第1と第2の温度条件のうち少なくとも一方の温度条件を満たしている場合に色ずれ補正を実行させておけば、続いて画像形成ジョブを受け付けても、改めて色ずれ補正を実行する必要がないので、ユーザが画像形成ジョブ発行後に、色ずれ補正の間待たされるという事態を少なくすることができる。
また、ここで、前記転写体は、駆動ローラと従動ローラにより張架された無端状のベルトであって、前記第2の温度センサは、前記ベルトの前記駆動ローラに巻回されている部分の近傍に配設されているとしてもよい。
このように転写体が無端状ベルトを駆動ローラで回動させる構成の場合、色ずれ発生の一因は、当該無端状ベルトおよび当該駆動ローラの熱膨張に起因する当該無端状ベルトの走行速度の変化にあると考えられ、上記位置における温度を検出することにより、より正確に色ずれ補正の必要性を判断できる。
さらに、ここで、前記露光ユニットは、その筐体内にポリゴンミラーを回転駆動するモータを含み、前記第1の温度センサは、前記モータ近傍に配設されているとしてもよい。
これにより、当該筐体内部において熱源として作用する前記モータ近傍の温度を測定することで、より的確に色ずれ補正の必要性を判断できる。
また、前記画像形成手段は、各光ビームのそれぞれの光路途中に配されたシリンドリカルレンズと、前記シリンドリカルレンズを、その光軸にほぼ直交する平面内で揺動させる揺動手段と、前記各ビームによる像担持体への露光走査のタイミングを決定する走査タイミング決定手段とを備え、前記色ずれ補正手段は、前記揺動手段によりシリンドリカルレンズの傾きを変更し、及び/又は、前記露光走査のタイミングを変更することにより色ずれ補正を実行するとしてもよい。
これにより、色ずれの構成要素であるスキューおよび主走査方向・副走査方向の位置ずれを的確に補正して、色ずれの少ない良好な画質を得ることができる。
また、本発明は、上記画像形成装置において実行される色ずれ補正処理の制御方法、あるいは当該画像形成装置のコンピュータにおいて実行される色ずれ補正処理の制御プログラムとすることもできる。
以下、本発明に係る実施の形態を、タンデム型カラーデジタル複写機(以下、単に「複写機」という。)に適用した場合を例に、図面に基づいて説明する。
<実施の形態>
(1.複写機の全体構成)
図1は、複写機1の全体の構成を示す概略図である。同図に示すように、複写機1は、スキャナ部2とプリンタ部3とから構成され、原稿画像を読み取ってその画像データに基づいて記録シートに画像を形成するコピージョブ、外部端末からネットワークを介して送られてきた画像データに基づいて記録シートに画像を形成するプリントジョブ、画像データを外部に送信する送信ジョブ等を実行可能な、いわゆる多機能複合機(MFP:Multiple Function Peripheral)と呼ばれるものである。
スキャナ部2は、セットされた原稿の画像を読み取って画像データを得ることの出来る公知の装置である。プリンタ部3は、電子写真方式等により画像を形成するものであり、ここでは画像プロセス部4と、記録シートの給送部5と、定着部6および制御部7を備えている。
画像プロセス部4は、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)およびブラック(K)の各再現色それぞれに対応する作像ユニット9C、9M、9Y、9Kと、露光部10と、中間転写ベルト30等を備える。
中間転写ベルト30は、駆動ローラ31と、従動ローラ32と、テンションローラ33に張架されており、矢印B方向に循環駆動される。
作像ユニット9C〜9Kは、中間転写ベルト30に対向してベルト走行方向上流側から下流側に沿って所定間隔で直列に配置されている。作像ユニット9Cは、像担持体としての感光体ドラム21と、その周囲に配設された帯電部22と、現像部23と、中間転写ベルト30を挟んで感光体ドラム21と対向する1次転写ローラ24と、クリーナ25等を備えている。この構成は、他の作像ユニット9M〜9Kについても同様であり、同図では符号は省略している。以下、作像ユニットの構成部分の番号に再現色としてのC、M、Y、Kを添字として付加して各再現色に対応するものとして区別する。
作像ユニット9C〜9Kでは、矢印A方向に回転する感光体ドラム21C〜21Kがクリーナ25C〜25Kにより清掃された後、帯電部22Cから22Kにより一様に帯電され、帯電された感光体ドラム21C〜21Kの表面が露光部10からのレーザービームにより露光されて潜像が形成される。形成された潜像は、現像部23C〜23Kにおいてトナーにより現像される。1次転写ローラ24C〜24Kには、1次転写電圧が印加されており、現像された各色トナー像は、1次転写ローラ24C〜24Kの電界の作用により感光体ドラム21C〜21Kから中間転写ベルト30上に1次転写される。この際、各色の作像動作は、そのトナー像が中間転写ベルト30上の同位置に重ね合わせて転写されるようにタイミングをずらして実行される。中間転写ベルト30上の各色トナー像は、中間転写ベルト30の走行により2次転写位置48に移動する。
給送部5は、記録シートSを収容する給紙カセット41、42、給紙カセット41、42内の記録シートSを1枚ずつ繰り出す繰り出しローラ43、44、繰り出された記録シートSを搬送する搬送ローラ対45、2次転写位置48に記録シートSを送り出すタイミングをとるためのタイミングローラ対46と、2次転写位置48において中間転写ベルト30を挟んで駆動ローラ31に圧接される2次転写ローラ47等を備えている。定着部6は、ヒータ(不図示)を備え、所定の定着温度に維持される。
2次転写位置48を通過した記録シートSは、定着部6に搬送され、ここでトナー像が加熱、加圧されて記録紙Sに定着された後、排出ローラ対51により機外に排出され、収容トレイ52に収容される。
スキャナ部2の前面の操作しやすい位置には、操作パネル8が設けられている。操作パネル8には、コピー枚数を入力するためのテンキー、コピー開始を指示するためのコピースタートキー、画像形成モードを選択するためのキーに加えて、複写機1の状態、例えば、ジョブ実行指示を待っている状態(待機中)であることなどを示すメッセージ画面が表示されるタッチパネル式の液晶表示部が備えられている。
また、複写機1の内部であって駆動ローラ31の近傍には、当該複写機1内部の温度を検出するための環境センサ49が配設されている。当該環境センサ49からの温度を示す信号は、制御部7に送られる。
(2.画像プロセス部および露光部の構成)
図2に画像プロセス部4および露光部10の概略構成を示す。なお、同図では、帯電部22およびクリーナ25については便宜上省略している。露光部10は、C、M、Y、Kそれぞれの再現色用のレーザー光束を単一の素子から発するマルチビームレーザー光源であるレーザーダイオード11、各レーザー光束を偏向して感光体ドラム21C〜21Kの表面を主走査方向に露光走査させるためのポリゴンミラー12および当該ポリゴンミラー12を回転させるポリゴンミラー駆動モータ13、第1走査レンズ14、第2走査レンズ15、シリンドリカルレンズユニット16C〜16K、反射ミラー17C〜17K、露光部の温度を検出する露光部温度センサ18等を備え、それらは露光部ハウジング19内部に配設されている。
レーザーダイオード11から出力されるC、M、Y、Kそれぞれの再現色用のレーザービームは、それぞれが対応する反射ミラー17C〜17Kにより反射される。これにより感光体ドラム21C〜21K表面が露光走査される。露光部温度センサ18は、露光ユニットの温度を検出し、具体的には、露光ユニットの筐体である露光部ハウジング19内部の温度を検出する。当該露光部温度センサ18は、例えば接触式のサーミスタ等で構成され、ポリゴンミラー駆動モータ13近傍の露光部ハウジング19内壁に接するように設置され、露光部ハウジング19あるいは当該露光部ハウジング19内部の温度を示す信号を制御部7に送信する。
レーザーダイオード11から出力されるレーザービームにより露光されて感光体ドラム21C〜21K上に形成された静電潜像は、現像部23C〜23Kにおいて、トナーにより現像される。
1次転写ローラ24C〜24Kには、1次転写電圧が印加されており、現像された各色トナー像は、1次転写ローラ24C〜24Kの電界の作用により、感光体ドラム21C〜21Kから中間転写ベルト30上に1次転写される。この時、各色のトナー像が中間転写ベルトの同位置に重ね合わせて転写されるように、各色の作像動作はタイミングをずらして実行される。中間転写ベルト30上の各色トナー像は、中間転写ベルト30の走行に伴って2次転写位置48に移動し、そのタイミングに合わせて給紙カセット42(図1参照)から記録シートSがタイミングローラ対46(図1参照)を介して給送され、循環駆動される中間転写ベルト30と2次転写ローラ47により挟まれて2次転写位置48に搬送される。2次転写位置48において、2次転写ローラ47に印加された電界の作用により、中間転写ベルト30上の各色トナー像が静電的に一括して記録シートSに2次転写される。
なお、ここではレーザーダイオード11は単一の素子から複数のレーザー光束を発するマルチビームレーザー光源として説明したが、これに限られず、C、M、Y、K各色用の4つのレーザーダイオードを用いるとしても良い。
(3.制御部7の構成)
図3は、制御部7の概略構成を表すブロック図である。同図に示すように、制御部7は主な構成要素として、CPU(Central Processing Unit)701、通信インターフェース(I/F)部702、画像処理部703、画像メモリ704、レーザーダイオード駆動部705、ROM(Read Only Memory)706、RAM(Random Access Memory)707、位置ずれ量格納部708、補正時検出温度格納部709、照射位置ずれ補正部710、照射角度ずれ補正部711等を備える。
通信I/F部702は、LANカード、LANボードといったLAN(Local Area Network)に接続するためのインターフェースであり、外部からのプリントジョブのデータを受信して、受信したデータを画像処理部703に送信する。
画像処理部703は、通信I/F部702から受信したプリントジョブのデータをC〜Kの再現色の画像データに変換して画像メモリ704に出力し、この画像データを再現色毎に格納させる。
レーザーダイオード駆動部705は、各色の画像データをK色を基準とした画像書き込みタイミングに応じたタイミングで画像メモリ704から読み出して、レーザーダイオード11を駆動する。
ROM706には、画像形成動作に関する制御プログラムおよび位置ずれ検出に関する制御プログラムのほか、各色のレジストパターンの印字用データなどが格納されている。RAM707は、CPU701のワークエリアとして用いられる。
CPU701は、ROM706から必要なプログラムを読み出し、画像プロセス部4、定着部6等の動作をタイミングを取りながら統一的に制御して、通信I/F部702が受信したプリントジョブのデータに基づくプリント動作を円滑に実行させる。また、露光部温度センサ18、環境センサ49および基準パターン検出部34からの検出信号を受け付けると共に、ROM706から必要なプログラムを読み出して、画像処理部703での画像データの変換処理や、画像メモリ704における画像データの書き込み/読み出し、並びに位置ずれ検出処理において各色の位置ずれ量を算出し、照射位置ずれ補正部710や照射角度ずれ補正部711における画像データの補正を制御する。
位置ずれ量格納部708は、RAM等の揮発性メモリ、もしくはEEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory )等の不揮発性メモリから成り、色ずれ補正実行の際に算出された、主走査方向および副走査方向の位置ずれ量、ならびにスキュー量の情報を格納する。当該位置ずれ量格納部708は、独立したメモリデバイスでなくてもよく、RAM707等にその機能を実行させるとしてもよい。
補正時検出温度格納部709は、EEPROM等の不揮発性メモリから成り、直近の色ずれ補正が実行された時の露光部温度センサ18により検出された温度と環境センサ49により検出された温度の情報を格納する。
照射位置ずれ補正部710は、プリントジョブにおける画像形成時に色ずれが生じないように、位置ずれ量格納部708に格納された位置ずれ量のデータに基づいて、基準色、ここではK色に対し、他の再現色についての書き込みタイミングを必要に応じて補正する。
照射角度ずれ補正部711は、位置ずれ量格納部708に格納されているスキュー量のデータを基に、スキューがなくなるように、シリンドリカルレンズ161(図4参照)の取り付け角度を制御して、カラー画像形成時に色ずれが生じないように補正する。より具体的には、以下の通りである。
図4にシリンドリカルレンズユニット16Cの概略構成を示す。
シリンドリカルレンズユニット16Cは、シリンドリカルレンズ161Cと、当該シリンドリカルレンズ161Cを保持し、ボルトなどの支軸Eにより不図示のフレームに揺動可能に軸支されてなるシリンドリカルレンズ保持部材162Cと、シリンドリカルレンズ保持部材162Cの他端の当接部166Cの下面に当接するように配設された偏心カム165Cと、一対のウォームとウォームホイ−ルとからなるウォームギヤ164Cを介して偏心カム165Cを回転駆動させるスキュー補正モータ163C等を備える。なお、シリンドリカルレンズ保持部材162Cは、不図示の引っ張りバネなどの弾性部材により矢印F方向に付勢されており、シリンドリカルレンズ保持部材162Cが偏心カム165Cの回転に追随して確実に揺動するようになっている。
スキュー補正モータ163Cは、ステッピングモータから成り、その回転量は、CPU701から不図示のステッピングモータ駆動部に与えられる駆動パルス数により制御される。検出されたスキュー量と駆動パルスとの関係が予めテーブルとして、ROM706などに格納されており、CPU701は当該テーブルを参照して、偏心カム165Cを所望量回動させ、シリンドリカルレンズ保持部材162Cを支軸Eを中心にして、光軸Lに直交する平面内で矢印M方向に揺動させ、シリンドリカルレンズ161Cの取り付け角度を変化させることにより、スキュー補正を実行する。
M、Y、K色に対するスキュー補正も、上記と同様の方法で行われる。
(4.色ずれ補正処理)
図1において、作像ユニット9Kよりも中間転写ベルト30のベルト走行方向下流側かつ2次転写位置48よりも上流側の位置に、中間転写ベルト30の表面と対向するようにして基準パターン検出部34が配設されている。
基準パターン検出部34は、2つの基準パターン検出センサ34a、34b(図5参照)が主走査方向(ベルト走行方向B(副走査方向に相当)と直交する方向)に一直線上に所定の間隔をおいて配設されてなる。図5は、中間転写ベルト30を図1の矢印D方向から見た時の、中間転写ベルト30と基準パターン検出センサ34a、34bとの位置関係を示している。各基準パターン検出センサ34a、34bは、それぞれが発光ダイオード等の発光素子とフォトダイオード等の受光素子を内蔵した反射型の光学センサである。これにより中間転写ベルト30表面に形成された基準パターン101等が検出される。そして、検出された基準パターンの情報を基に、各色の位置ずれ量が算出される。この位置ずれ量の算出方法は公知であるので、ここでは詳細な説明は省略するが、概略すると図6に示すフローチャートの通りである。なお、同図に示すフローは、後述するプリントジョブ実行処理の内容を示すフロー(図8参照)のサブルーチンとなっている。
まず、中間転写ベルト30上における主走査方向両端部に相当する2箇所の位置それぞれに図5に示すような基準パターン101、102を形成する(ステップS1)。基準パターン101は、各色毎に主走査方向に平行な直線部からなる基準パターン101K、101C、101M、101Y・・・から成る。基準パターン102は、各色毎に、第1の直線部とこれに対し45°の角度を成す第2の直線部で示されるV字型の基準パターン102K、102C、102M、102Y・・・から成る。各基準パターンは、色ずれが発生しない状態では、主走査方向に同じ位置で副走査方向に相互に所定距離をもって形成されるようになっている。形成された各基準パターンは、中間転写ベルト30の走行により基準パターン検出センサ34a、34bの検出位置を通過する際に、同図の破線の検出ライン上でそれぞれ検出される(ステップS2)。
基準パターン検出センサ34a、34bによる基準パターン101の検出信号から、K色の基準パターンの位置を基準にして、その他の色の基準パターンとの副走査方向の距離を求め(ステップS3)、求めた距離と色ずれが発生していない状態における距離との差分から、副走査方向における位置ずれ量を算出する(ステップS4)。
続いて、主走査方向両端に位置する2つの基準パターンの形成位置から走査ラインの主走査方向に対するスキュー量を算出する(ステップS5)。そして基準パターン102の検出信号から、各色毎に第1と第2の直線部の線間隔を求め、各色の線間隔の差分を主走査方向における位置ずれ量とする(ステップS6)。算出されたデータは、位置ずれ量格納部708に格納される(ステップS7)。
照射位置ずれ補正部710は、位置ずれ量格納部708に格納されている位置ずれ量のデータを基に、主走査と副走査方向の位置ずれがなくなるように画像データのアドレス変更等を行うことで、各色の画像の感光体ドラム21C〜21Kへの書き込み位置を画素ごとに補正する公知の画像書き込み位置補正を実行して、カラー画像形成時に色ずれが生じないように制御する(ステップS8)。なお、画像データのアドレス変更に代えて、当該画像データの読み出しタイミングを変更することによっても同様の効果が得られる。
照射角度ずれ補正部711は、プリントジョブにおける画像形成時に色ずれが生じないように、位置ずれ量格納部708に格納された位置ずれ量のデータに基づいて、基準色、ここではK色に対し、他の再現色について、図4に示すシリンドリカルレンズユニット16におけるシリンドリカルレンズ161の取り付け角度を必要に応じて補正し、各色画像のスキューを補正する(ステップS9)。
なお、ステップS4、ステップS5、ステップS6は、必ずしも図6に示された順番でなくてもよく、上記3ステップの順番が入れ替わってたとしてもよく、また、3つを同時に行うとしても良い。更に、ステップS8とステップS9は必ずしも図6に示された順番に限られず、ステップS9をステップS8に先がけて実行するとしてもよく、ステップS8とステップS9を同時に実行するとしてもよい。
また、基準パターンは上記のものに限られない。例えば、基準パターン102のみを、その各色のマーク数を減らした簡易基準パターンとして用いても良い。このような簡易基準パターンの場合、パターン形状がV字型なので、各直線部の形成位置に基づいて主走査と副走査方向の位置ずれ量を検出することができる。もちろん、上記のように主走査方向と副走査方向の位置ずれ量を別々にかつ多くのマーク数から検出する場合よりも、検出精度がある程度低下することは否めないが、マーク数が少ないので、トナー消費量の低減と共に検出に要する時間の短縮化を図ることができる。
(5.色ずれ補正フラグ設定処理)
図7は、色ずれ補正フラグ設定処理の内容を示すフローチャートである。この色ずれ補正フラグ設定処理は、ROM706に格納された制御プログラムに従って、CPU701等により実行される。なお、図示していないが、複写機1全体を制御するメインルーチンが別途有り、当該メインルーチンにおいて当該色ずれ補正フラグ設定処理のサブルーチンがコールされる毎に実行される。このコールは、例えば複写機1の電源がONになっている間、所定間隔毎、具体的には、数秒間隔毎等に行われる。なお、露光部温度センサ18による露光部ハウジング19の検出温度をTとし、前回の色ずれ補正時のTの値をT1、現在のTの値をT2とする。同様に、任意の時点における環境センサ49による駆動ローラ31近傍の機内環境温度をtとし、前回の色ずれ補正時のtの値をt1、現在のtの値をt2とする。以下、「T」、「T1」、「T2」、「t」、「t1」、「t2」を上記で定義された意味で用いる。
まず、同図に示されるように、補正時検出温度格納部709に格納されている、温度T1を示す情報を読み出す(ステップS101)。
次に、温度T2を検出する(ステップS102)。そして、温度T2とT1の差分が所定値△T以上であるかどうかを判定する(ステップS103)。ここで、差分は絶対値であり、T2からT1を差し引いた値が正の値であっても負の値であっても、その絶対値が所定値△T以上であるかどうかを判定する。所定値△Tは、当該値以上の温度変化があると、露光部ハウジング19およびその内部に配置されているレンズ等の膨張等に起因する形成画像の色ずれ発生に至ると想定される値である。所定値△Tは、予め実験等により求められ、ROM706等の記憶手段に格納される。
温度T2とT1の差分が所定値△T以上であると判定されると、色ずれ補正フラグがONに設定され(ステップS103:YES、ステップS104)、メインルーチンにリターンする。
一方、当該差分が所定値△Tよりも小さいと判定されると(ステップS103:NO)、補正時検出温度格納部709に格納されている温度t1を示す情報を読み出す(ステップS105)。そして次に、温度t2を検出し(ステップS106)、t2とt1の差分が所定値△t以上であるかどうかの判定が行われる(ステップS107)。ここでも、当該差分は絶対値である。
t2とt1の差分が所定値△t以上であると判定されると、色ずれ補正フラグがONに設定される(ステップS107:YES、ステップS108)。
一方、当該差分が所定値△tよりも小さいと判定されると(ステップS107:NO)、次に、色ずれ補正フラグがONになっているかどうかを判断する(ステップS109)。色ずれ補正フラグがONになっていなければ(OFFであれば)、そのままメインルーチンにリターンする。この場合は、色ずれ補正フラグはセットされない(ONにされない)。一方、色ずれ補正フラグがONになっている場合(ステップS109:YES)、当該色ずれ補正フラグをOFFにして(ステップS110)、メインルーチンにリターンする。このようにすることで、T2とT1の差分および/もしくはt2とt1の差分が、一度それぞれの所定値△Tと△t以上となって、色ずれ補正フラグがONになった後、色ずれ補正が実行される前に双方の差分がそれぞれの所定値よりも小さくなった場合に、当該色ずれ補正フラグがONになったままであるために、不要な色ずれ補正が実行されるのを防ぐことができる。
なお、T2とT1の差分が所定値△T以上であるかどうかの判定を行う一連のステップ(ステップS101〜ステップSS103)と、t2とt1の差分が所定値△t以上であるかどうかの判定を行う一連のステップ(ステップS105〜ステップSS107)の順番は、同図に示された通りに限らず、入れ替わったとしてもよい。即ち、t2とt1の差分が所定値△t以上であるかどうかの判定が先に行われ、その後T2とT1の差分が所定値△T以上であるかどうかの判定が行われるとしてもよい。
(6.プリントジョブ実行処理)
図8は、プリントジョブ実行処理の内容を示すフローチャートである。このプリントジョブ実行処理は、ROM706等に格納された制御プログラムに従って、CPU701等により実行される。なお、このフローチャートも、複写機1全体を制御する不図示のメインルーチンにおいてコールされる毎に実行される。
同図に示すように、プリントジョブを受け付けると、色ずれ補正フラグがONになっているかどうかを判断する(ステップS201:YES、ステップS202)。色ずれ補正フラグがONになっていない場合(OFFの場合)(ステップS202:NO)、画像形成される記録シートSの片面を印字の際の1単位として、その面数を示す値nを1に設定する(ステップS203)。例えば、記録シートの片面にのみ画像形成する場合には、n=1は、画像形成面が1枚目の片面であり、n=2は、画像形成面が2枚目の片面であることを示している。また、記録シートの両面に画像形成する機能を有している構成における両面モードの場合には、n=1は、画像形成面が1枚目の記録シートの表面であり、n=2は、1枚目の記録シートの裏面であることを示している。
ステップS202において、色ずれ補正フラグがONになっている場合、色ずれ補正処理(図6参照)を実行する(ステップS202:YES、ステップS206)。そして、当該色ずれ補正処理実行時における環境センサ49により検出された環境温度tおよび露光部温度センサ18により検出された露光部の温度情報Tを獲得し、当該温度情報を補正時検出温度格納部709に格納して、色ずれ補正フラグをOFFにした後(ステップS207、ステップS208)、nを1に設定する(ステップS203)。
その後、プリントジョブを実行し(ステップS204)、現在のnの値がN(Nは、当該ジョブにおいて実行すべき全面数の値であり、例えば、受信したプリントジョブのデータのヘッダ情報を読み出すことによって得られる。)に一致しているかどうかを判断する(ステップS205)。nとNが一致していると判断された場合、即ちプリントジョブが終了したと判断された場合(ステップS205:YES)、メインルーチンにリターンする。一方、nとNが一致していない、即ち、当該ジョブが終了していないと判断すると、次にNからnを差し引いた値、即ち当該ジョブの残り面数が所定値△n以上であるかどうかを判断する(ステップS205:NO、ステップS209)。この所定値△nは、色ずれ補正フラグがONになってから、色ずれ補正を実行せずにプリントジョブを続行した場合に、画質の劣化がユーザーの耐えうる範囲内であると想定される値、例えば△n=10等の任意の面数の値が設定され、片面モードの場合と両面モードの場合とで異なる値を設定するとしても良い。
ここで、Nからnを差し引いた値が、所定値△nよりも小さい場合には(ステップS209:NO)、現在のnの値に「1」をインクリメントして(ステップS214)、ステップS204に戻り当該ジョブを続行する。
Nからnを差し引いた値が所定値△n以上の場合は(ステップS209:YES)、色ずれ補正フラグがONになっているかどうかを判断する(ステップS210)。
色ずれ補正フラグがONになっていない場合(ステップS210:NO)、現在のnの値に「1」をインクリメントして(ステップS214)、ステップS204に戻り当該ジョブを続行する。色ずれ補正フラグがONになっている場合、当該ジョブを中断して、色ずれ補正を実行する(ステップS210:YES、ステップS211)。そして、色ずれ補正実行時において環境センサ49が検出した環境温度tおよび露光部温度センサ18が検出した露光部の温度Tの情報を獲得し、当該温度情報を補正時検出温度格納部709に格納し、色ずれ補正フラグをOFFにする(ステップS212、ステップS213)。その後、現在のnの値に「1」をインクリメントして(ステップS214)、ステップS204に戻り当該ジョブを続行する。
ステップS205において、n=Nと判断された場合、すなわちプリントジョブが終了したと判断された場合には、メインルーチンにリターンする。
このように、本実施の形態では、露光部温度センサ18による検出温度T、環境センサ49による検出温度tのそれぞれの前回の色ずれ補正時からの変化量を監視し、一方でもそれぞれの所定値△Tおよび△tを超えた場合には、色ずれ補正が必要であると判断すると共に、その実行はプリントジョブ開始時から終了までの間に行うようにしているので、プリントジョブ実行に必要な最小限のタイミングで的確に色ずれ補正をすることが可能になる。これによりトナーの消費を可及的に節約しつつ、色ずれのない最適なカラー画像を出力することができる。
(7.連続プリント時における検出温度および位置ずれ量の変化)
図9に、複写機1起動後の、両面連続プリント時における、Tおよびtの経時変化を実際に測定したグラフを示す。また、当該両面連続プリント時において、色ずれ補正を実行した場合と実行しない場合の、起動後の経過時間と位置ずれ量との関係を実際に測定したグラフを図10に示す。
図11に、複写機1起動後の、片面連続プリント時における、Tおよびtの経時変化を実際に計測したグラフを示す。また、当該片面連続プリント時において、色ずれ補正を実行した場合と実行しない場合の、起動後の経過時間と位置ずれ量との関係を実際に測定したグラフを図12に示す。
図9から図11において、中空の円で示された色ずれ補正タイミングは、環境センサ49による検出温度tのみに基づいて補正する場合の補正タイミングであり、図9、図11および図12において、黒三角で示された色ずれ補正タイミングは、露光部温度センサ18による検出温度Tのみに基づいて補正する場合の補正タイミングである。
また、図10および図12に示された位置ずれ量は、主走査方向と副走査方向の位置ずれ量を合計した値である。
図9および図11からわかるように、両面連続プリントの場合においても片面連続プリントの場合においても、露光部温度センサ18による検出温度Tは、同様の上昇曲線を示しているのに対し、環境センサ49による検出温度tは、片面プリントの場合と比較して両面プリントの場合は温度上昇速度が大きい。これは、片面定着後の記録シートSが中間転写ベルトを加熱する方向に働いているためであると考えられる。また、両図からわかるように、検出温度tのみに基づいて補正する場合の補正タイミングと検出温度Tのみに基づいて補正する場合の補正タイミングとでは、そのタイミングや頻度、時間間隔が大きく異なっており、また、両面連続プリントの場合と片面連続プリントの場合とでも異なっているため、全ての場合においてTもしくはtのどちらか一方の温度変化に基づいて色ずれ補正のタイミングを決定していては、適切なタイミングで色ずれ補正が実行されない懸念が大きい。
実際、図10に示される両面連続プリントの場合には検出温度tに基づいて(△tを2℃に設定)、図12に示される片面連続プリントの場合には検出温度Tに基づいて(△Tを2℃に設定)、それぞれ色ずれ補正を実行した場合、どちらの場合においても位置ずれ量が−20μmから−40μmの大きさになると確実に色ずれ補正が実行されており、Tおよびt両方の検出温度を基に色ずれ補正のタイミングを決定する方法が有効であることを示している。またこれは同時に、位置ずれ量が−20μm以下であるのに不必要に色ずれ補正を実行して、ジョブ実行の効率を低下させ、トナーを無駄に消費するといった事態を発生させること無く、しかも、位置ずれ量が−40μm以上となっても色ずれ補正が行われないことで、画質劣化を引き起こすこともないことをも示している。
なお、図9〜図12において、色ずれ補正を実行する所定値△Tならびに△tを2℃としたが、これに限らない。△Tおよび△tに、実験等により求められる任意の同一の数値を用いるとして良く、それぞれに異なる数値を用いるとしても良い。後者の場合、例えば、色ずれが許容できる範囲内で△Tを△tよりも若干大きく設定すると、具体的には例えば、△Tに3℃を、△tに2℃を用いるとすると、起動後のTの上昇が早い時期における色ずれ補正の実行頻度を少なくして、ユーザーを待たせる等の不都合を減じ、ユーザーの利便性に資することができる。
<変形例>
以上、本発明を実施の形態に基づいて説明してきたが、本発明が上述の実施の形態に限定されないのは勿論であり、以下のような変形例を実施することが出来る。
(1)上記実施の形態では、色ずれ補正フラグがONに設定されても、プリントジョブ受付け後からその終了までの間でなければ、色ずれ補正を実行しないようにしているが、これに加えて、電源がONになった時やスリープモードから回復した時など、電源状態に変化が生じた場合でも、色ずれ補正フラグの状態を判断してこれがONであれば、色ずれ補正を実行するようにしてもよい。
装置起動時もしくはスリープモードからの回復時においては、続けてプリントジョブを受付ける蓋然性が高く、この時、色ずれ補正フラグがONである場合に色ずれ補正を実行させておけば、続いてプリントジョブを受け付けても、改めて色ずれ補正を実行する必要がないので、ユーザがプリントジョブ発行後に、色ずれ補正の間、待たされるという不都合を少なくすることができる。
図13に、本変形例に係る電源状態変化時の処理の内容を表すフローチャートを示す。まず、電源がOFFからONになったかどうかを判断する(ステップS301)。電源がONになった場合、色ずれ補正フラグ設定処理(図7参照)を実行する(ステップS301:YES、ステップS303)。次に、色ずれ補正フラグがONであるかどうかを判断する(ステップS304)。色ずれ補正フラグがONであれば、色ずれ補正処理(図6参照)を実行し(ステップS304:YES、ステップS305)、メインルーチンにリターンする。
ステップS301において、電源がOFFからONになっていない場合、次にスリープモードから回復したかどうかを判定する(ステップS301:NO、ステップS302)。スリープモードから回復した場合、色ずれ補正フラグ設定処理を実行する(ステップS302:YES、ステップS303)。スリープモードから回復していない場合は(ステップS302:NO)、電源状態に変化が起きていないということであるので、そのままメインルーチンにリターンする。
ステップS304において、色ずれ補正フラグがONになっていない場合(ステップS304:NO)、メインルーチンにリターンする。
(2)上記実施の形態では、複写機1の電源がONになっている間は、プリントジョブの受付けの有無に関係なく、所定の時間毎、即ち装置全体の制御メインルーチンが循環して、図7に示す色ずれ補正フラグ設定処理サブルーチンがコールされる毎に、当該処理を実行するようにしている。
しかし、複写機1がプリントジョブを受け付けてから、当該ジョブが終了するまでの間でのみ色ずれ補正フラグ設定処理を、繰り返し実行するようにしても差し支えない。
この場合、図8に示されたフローにおいて、プリントジョブを受け付けた直後(ステップS201とステップS202の間)に、色ずれ補正フラグ設定処理(図7参照)を実行させるようにすればよい。
(3)上記実施の形態では、露光部温度センサ18は、ポリゴンミラー駆動モータ13近傍の露光部ハウジング19内壁の温度を検出するとしたが、露光部ハウジングならびにその内部に配設されるレンズ等の膨張および収縮に影響を及ぼす温度の変化を検出できればこれに限られず、ポリゴンミラー駆動モータ13近傍の露光部ハウジング外壁の温度を検出するとしてもよく、露光部ハウジング内部のいずれかの場所の温度を検出するとしてもよい。さらに、環境センサ49の検出対象は、駆動ローラ31近傍の機内雰囲気温度に限られず、駆動ローラ31の温度を接触もしくは非接触で測定するとしてもよく、中間転写ベルト30の温度を測定するとしてもよい。
(4)上記実施の形態では、中間転写ベルト30上に1次転写された各色トナー像等の画像を2次転写位置48において記録シートS上に一括して2次転写する構成のタンデム型の態様について説明したが、タンデム方式としては上記の形態に限られない。例えば、中間転写ベルト30に代えて搬送ベルト等の転写材搬送体を設け、当該転写材搬送体上に記録シート等の転写材を吸着等により保持した状態で搬送し、その搬送される転写材上に各色の画像を順次転写する構成であっても良い。この構成の場合、位置ずれ量は、感光体ドラム21C〜21K上に形成された基準パターンが被転写体としての転写材搬送体または記録シートに転写され、転写された基準パターンが基準パターン検出部34などのセンサ等により検出される構成とすることができる。
(5)上記実施の形態においては、シリンドリカルレンズ161の取り付け角度を物理的に制御することでスキュー補正を行っているが、これに限られず、ビットマップ展開された画像データのメモリ上のアドレスを変更することにより補正を行うとしても良い。
一方、上記実施の形態では、副走査方向、主走査方向の色ずれを補正するため、メモリ上のアドレスを変更したが、アドレスを変更せず、メモリから画像データを読み出すタイミングをずらして、感光体ドラムへの主走査方向および/また副走査方向における書き込み開始位置を変更する公知の方法を用いてもよいのは言うまでもない。
(6)上記実施の形態においては、本発明に係る画像形成装置として複写機を用いた例を説明したが、これに限られず、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置一般に適用できる。また、タンデム型に限られず、位置ずれ検出による位置ずれ補正を行う構成の画像形成装置に適用できる。さらに、像担持体としては感光体ドラム21に限られず、例えば感光体ベルト等を用いる構成にも適用できる。
また、上記実施の形態および上記変形例の内容を可能な範囲で組み合わせてもよい。
本発明の画像形成装置は、無駄なく適切なタイミングで色ずれ補正を実行させることにより、高品質な画像形成の維持とトナーの節約を実現する技術として有用である。
本発明の実施の形態に係る複写機1の全体構成を示す概略図である。 複写機1の画像プロセス部4および露光部10の構成を示す概略図である。 複写機1の制御部7の概略構成を表すブロック図である。 シリンドリカルレンズユニット16の概略構成を示す斜視図である。 色ずれ補正処理における位置ずれ量を検出するための基準パターン例である。 色ずれ補正処理の内容を示すフローチャートである。 色ずれ補正フラグ設定処理の内容を示すフローチャートである。 プリントジョブ実行処理の内容を示すフローチャートである。 両面連続プリント時の検出温度Tおよびtの経時変化と色ずれ補正タイミングを示す実測図である。 両面連続プリント時の色ずれ補正ありの場合と無しの場合の位置ずれ量の変化を示す実測図である。 片面連続プリント時の検出温度Tおよびtの経時変化と色ずれ補正タイミングを示す実測図である。 片面連続プリント時の色ずれ補正ありの場合と無しの場合の位置ずれ量の変化を示す実測図である。 変形例1における、電源状態変化時処理の内容を示すフローチャートである。
符号の説明
1 複写機
7 制御部
10 露光部
11 レーザーダイオード
12 ポリゴンミラー
13 ポリゴンミラー駆動モータ
14 第1走査レンズ
15 第2走査レンズ
16 シリンドリカルレンズユニット
17 反射ミラー
18 露光部温度センサ
19 露光部ハウジング
21 感光体ドラム
24 1次転写ローラ
30 中間転写ベルト
31 駆動ローラ
32 従動ローラ
34a、34b 基準パターン検出センサ
47 2次転写ローラ
48 2次転写位置
49 環境センサ
101、102 基準パターン
161 シリンドリカルレンズ
162 シリンドリカルレンズ保持部材
163 スキュー補正モータ
164 ウォームギヤ
165 偏心カム

Claims (9)

  1. 露光ユニットから照射される光ビームにより、複数の像担持体表面を露光走査し、それぞれ異なる色のトナーで顕像化して各色のトナー像を形成し、前記各色のトナー像を転写体の転写面に重ね合わせて転写することによりカラー画像を形成する画像形成手段と、各トナー像の転写体への転写位置の相対的な位置ずれ量を検出し、色ずれを補正する色ずれ補正手段とを備える画像形成装置であって、
    前記露光ユニットの温度を検出する第1の温度センサと、
    前記転写体またはその近傍の温度を検出する第2の温度センサと、
    画像形成ジョブの実行指示を受付ける受付手段と、
    前記色ずれ補正手段による色ずれ補正の実行と、前記画像形成手段による画像形成ジョブの実行を制御する制御手段と
    を備え、
    前記制御手段は、
    前記受付手段により、画像形成ジョブの実行指示を受付けてから当該画像形成ジョブが終了するまでの区間において、
    前記第1の温度センサにより検出された温度が、前回の色ずれ補正時の温度よりも第1の閾値以上変化している第1の温度条件、および、第2の温度センサにより検出された温度が、前回の色ずれ補正時の温度よりも第2の閾値以上変化している第2の温度条件の、少なくとも一方の温度条件を満たしている場合に、前記画像形成ジョブよりも色ずれ補正を優先して実行させるように制御する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御手段は、
    前記画像形成ジョブの実行指示を受付けたときに、前記第1と第2の温度条件のうち少なくとも一方の温度条件を満たしているときは、まず、色ずれ補正を実行させてから当該画像形成ジョブの実行を開始させ、
    前記画像形成ジョブの実行中に、前記第1と第2の温度条件のうち少なくとも一方の温度条件を満たすに至ったときには、一旦画像形成ジョブの実行を中断させて、色ずれ補正を実行させてから当該画像形成ジョブの実行を再開させる
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御手段は、
    画像形成ジョブの実行中において、前記第1と第2の温度条件のうち少なくとも一方の温度条件を満たすに至ったときに、当該画像形成ジョブの残量に関する情報を取得するジョブ残量取得手段を備え、
    前記残量が所定量よりも少ない場合には、色ずれ補正を実行させずにそのまま画像形成ジョブの実行を続行させる
    ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御手段は、
    装置起動時もしくは節電モードからの回復時において、前記第1と第2の温度条件のうち少なくとも一方の温度条件を満たしている場合に、前記色ずれ補正を実行させる
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 前記転写体は、駆動ローラと従動ローラにより張架された無端状のベルトであって、
    前記第2の温度センサは、前記ベルトの前記駆動ローラに巻回されている部分の近傍に配設されている
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記露光ユニットは、その筐体内にポリゴンミラーを回転駆動するモータを含み、
    前記第1の温度センサは、前記モータ近傍に配設されている
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 前記画像形成手段は、
    各光ビームのそれぞれの光路途中に配されたシリンドリカルレンズと、
    前記シリンドリカルレンズを、その光軸にほぼ直交する平面内で揺動させる揺動手段と、
    前記各ビームによる像担持体への露光走査のタイミングを決定する走査タイミング決定手段と
    を備え、
    前記色ずれ補正手段は、前記揺動手段によりシリンドリカルレンズの傾きを変更し、及び/又は、前記露光走査のタイミングを変更することにより色ずれ補正を実行する
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の画像形成装置。
  8. 露光ユニットから照射される光ビームにより、複数の像担持体表面を露光走査し、それぞれ異なる色のトナーで顕像化して各色のトナー像を形成し、前記各色のトナー像を転写体の転写面に重ね合わせて転写することによりカラー画像を形成する画像形成手段と、各トナー像の転写体への転写位置の相対的な位置ずれ量を検出し、色ずれを補正する色ずれ補正手段とを備える画像形成装置において、色ずれ補正処理の実行を制御する制御方法であって、
    画像形成ジョブの実行指示を受付ける受付ステップと、
    前記受付ステップにより、画像形成ジョブの指示を受付けてから当該画像形成ジョブが終了するまでの区間において、
    前記露光ユニットの筺体内の温度を検出する第1の温度センサにより検出された温度が、前回の色ずれ補正時の温度よりも第1の閾値以上変化している第1の温度条件、および、前記転写体またはその近傍の温度を検出する第2の温度センサにより検出された温度が、前回の色ずれ補正時の温度よりも第2の閾値以上変化している第2の温度条件の、少なくとも一方の温度条件を満たしている場合に、前記画像形成ジョブよりも色ずれ補正を優先して実行させるように制御する実行制御ステップと
    を含む
    ことを特徴とする制御方法。
  9. 露光ユニットから照射される光ビームにより、複数の像担持体表面を露光走査し、それぞれ異なる色のトナーで顕像化して各色のトナー像を形成し、前記各色のトナー像を転写体の転写面に重ね合わせて転写することによりカラー画像を形成する画像形成手段と、各トナー像の転写体への転写位置の相対的な位置ずれ量を検出し、色ずれを補正する色ずれ補正手段とを備える画像形成装置において、色ずれ補正処理の実行を制御する制御プログラムであって、
    画像形成ジョブの実行指示を受付ける受付処理と、
    前記受付処理により、画像形成ジョブの指示を受付けてから当該画像形成ジョブが終了するまでの区間において、
    前記露光ユニットの筺体内の温度を検出する第1の温度センサにより検出された温度が、前回の色ずれ補正時の温度よりも第1の閾値以上変化している第1の温度条件、および、前記転写体またはその近傍の温度を検出する第2の温度センサにより検出された温度が、前回の色ずれ補正時の温度よりも第2の閾値以上変化している第2の温度条件の、少なくとも一方の温度条件を満たしている場合に、前記画像形成ジョブよりも色ずれ補正を優先して実行させるように制御する実行制御処理と
    を画像形成装置のコンピュータに実行させる
    ことを特徴とする制御プログラム。
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