JP2008134376A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】できるだけジョブを中断することなく、かつ一定水準以上のプリント画質を保ち、また、ユーザの利便性を損なわず、ユーザに不信感を与えず、ページの途中から色味や画質が異なってしまうことを避け、プリント枚数が大量なジョブにも対応する画像形成装置を提供する。
【解決手段】画像形成装置であって、累積プリント回数をカウントするカウント手段S2と、累積プリント回数が第1回数以上のときにジョブエンドを検出する第1検出手段S3、S4と、累積プリント回数が第2回数以上のときに部数ごとの区切りを検出する第2検出手段S5、S6と、累積プリント回数が第3回数になったことを検出する第3検出手段S7と、ジョブエンドが検出されたとき、部数ごとの区切りが検出されたとき、及び累積プリント回数が第3回数になったことが検出されたときに画像安定化処理を行う処理手段S8とを備える。
【選択図】図4

Description

本発明は、画像形成装置に関し、特に、画像安定化動作の時機を適正化するための技術に関する。
複写機、プリンタ、及びファクシミリ等の画像形成装置においては、機内の温度及び湿度の変化や、感光体ドラム及び現像剤などの劣化等により、画像形成に関する諸条件が経時的に変化し、プリント画質に悪影響を与える。そこで、断続的に画像安定化動作を行い装置各部の制御変数を変更することによって、装置を最適な状態に補正して一定水準以上のプリント画質を保っている。
このような画像安定化動作は、トナーや現像剤などを消費し、動作時間もそれなりにかかるので、頻繁に実施することは望ましくないため、一般的に機内の温度及び湿度の変動が規定値以上になったときや、所定回数をプリントしたとき等に実施される。
ところが、複数枚数をプリントしている途中で画像安定化動作が行われる場合があり、画像安定化動作が行われている間はプリント動作が中断してしまうので、ユーザはただひたすら待つしかなく、またユーザがプリント動作が終わったものと勘違いして用紙を取り忘れることもあるため、ユーザの利便性が著しく損なわれるという問題がある。
例えば、累積プリント回数が500回に達したたときに画像安定化動作を行うように設定されている場合に、累積プリント回数が0の状態では、片面プリントで499枚(499回)のプリントジョブを実行しても画像安定化動作が行われないのに対し、累積プリント回数が499回の状態では片面プリントで2枚(2回)のプリントジョブを実行しただけで、1枚目がプリントアウトされるとすぐに画像安定化動作が実施され、ユーザは延々と待たされた後に2枚目がプリントアウトされるという極めて不合理な事が起こってしまいユーザに不信感を与えてしまう。
また、連続した一連のプリントジョブの途中で画像安定化動作が行われると、ページの途中から色味や画質が異なってしまうことになり、プリント画質の劣化が目立ってしまうという問題がある。
特許文献1に、1つのジョブのプリント終了時に画像濃度安定化制御が必要になった場合に、登録されているまだプリントされていないジョブのプリント枚数を調べ、プリント枚数が所定枚数以内であればプリントされていないジョブのプリントを終了後に画像濃度安定化制御を行ない、プリント枚数が所定枚数以上であればその時点で画像濃度安定化制御を行なう画像形成装置が開示されており、プリントの品質を保ちながらプリント処理が効率良く行なえると記載されている(要約、及び段落0006、0007、0082等)。
特開平11−38704号公報
しかしながら、上記従来の技術では、1ジョブのプリント枚数が上記所定枚数以内であれば有効であるが、1ジョブのプリント枚数が上記所定枚数以上の場合には全く効果がない。かといって上記所定枚数をあまり大きくすると一定水準以上のプリント画質を保てなくなってしまうので、有効な範囲は限られている。
近年の画像形成装置では、印字速度の高速化やメモリの大容量化等の性能の向上にともない、プリント枚数が数千枚に及ぶジョブを扱うことが可能になっており、上記従来の技術では、このような1ジョブのプリント枚数が大量な場合には対応できない。
本発明は、できるだけジョブを中断することなく、かつ一定水準以上のプリント画質を保ち、また、ユーザの利便性を損なわず、ユーザに不信感を与えず、ページの途中から色味や画質が異なってしまうことを避け、プリント枚数が大量なジョブにも対応する画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る画像形成装置は、画像安定化処理を行う機能を有する画像形成装置であって、直近の画像安定化処理を行った後の、累積プリント回数をカウントするカウント手段と、累積プリント回数が、第1回数以上のときに、ジョブエンドを検出する第1検出手段と、累積プリント回数が、第1回数よりも大きい第2回数以上のときに、部数ごとの区切りを検出する第2検出手段と、累積プリント回数が、第2定回数よりも大きい第3回数になったことを検出する第3検出手段と、第1検出手段によりジョブエンドが検出されたとき、第2検出手段により部数ごとのの区切りが検出されたとき、及び第3検出手段により累積プリント回数が第3回数になったことが検出されたときに、画像安定化処理を行う処理手段とを備えることを特徴とする。
ことを特徴とする。
課題を解決するための手段に記載した構成により、本発明に係る画像形成装置においては、3段階の閾値を持ち、第1回数、及び(第2回数−第1回数)未満の少量のジョブにおいては、そのジョブの前に何回プリントが行われていようともジョブの途中で画像安定化動作が行われることはなく、また、1部あたりのプリント回数が第1回数以上第2回数未満の複数部のジョブにおいては、そのジョブの前に何回プリントが行われていたかによって、ジョブの途中で画像安定化動作が行われないときと、ジョブの途中で画像安定化動作が行われるときとがあるが、ジョブの途中で画像安定化動作が行われたとしても、部数ごとの区切りにおいて画像安定化動作が行われるのでページの途中から色味や画質が異なってしまうことがなく、さらには、1部あたりのプリント回数が第2回数以上第3回数未満の複数部のジョブにおいては、そのジョブの前に何回プリントが行われていたかによって、部数ごとの区切りにおいて画像安定化動作が行われるときと、強制的に画像安定化動作が行われるときとがあり、1部あたりのプリント回数が第3回数以上の1部又は複数部のジョブにおいては、強制的に画像安定化動作が行われることになる。
このように、一定水準以上のプリント画質を保てる範囲において、できるだけジョブを中断することをなくすとともに、ジョブを中断せざるを得ない場合には、一定水準以上のプリント画質を保てる範囲において部数ごとの区切りにおいて画像安定化動作を行い、一定水準以上のプリント画質を保てる範囲を超える場合には強制的に画像安定化動作を行うことができるので、必要以上に頻繁に画像安定化動作が行われることを避けつつも、ある程度そのジョブ自身のプリント回数に相応する処理を行うことができ、ユーザの利便性を損なわず、ユーザに不信感を与えることがなく、プリント枚数が大量なジョブにも対応することができる。
ここで、画像形成装置において、前記第2回数は、前記第1回数の略2倍であることを特徴とすることもできる。
これにより、第1回数と(第2回数−第1回数)とが略同数になるので、この回数以下のジョブにおいては、そのジョブの前に何回プリントが行われていようとも、ジョブの途中や部数ごとの区切りでで画像安定化動作が行われることがない。
ここで、画像形成装置において、前記第3回数は、前記第2回数の略2倍であることを特徴とすることもできる。
これにより、第2回数と(第3回数−第2回数)とが略同数になるので、1部がこの回数以下である1部又は複数部のジョブにおいては、そのジョブの前に何回プリントが行われていようとも、少なくとも部数ごとの区切りにおいて画像安定化動作が行われ、強制的に画像安定化動作が行われることがない。
このように、そのジョブの前に何回プリントが行われていようとも、ある程度そのジョブ自身のプリント回数に相応する処理が行われるので、ユーザに不信感を与えることがない。
[実施の形態1]
<概要>
本発明の実施の形態1は、累積プリント回数をカウントし、3段階の閾値を持ち、累積プリント回数が最初の閾値以上においてジョブエンドのときに画像安定化動作を行い、累積プリント回数が2番目の閾値以上においては部数ごとの区切りのときに画像安定化動作を行い、累積プリント回数が3番目の閾値においてはジョブエンドや部数ごとの区切りにかかわらず画像安定化動作を行う画像形成装置である。
<全体構成>
図1は、本発明の複写機1の全体の構成を示す図である。
図1に示すように、本発明の複写機1は、スキャナ部2とプリンタ部3とから構成され、原稿画像を読み取ってその画像データに基づいて記録シートに画像を形成するコピージョブ、外部端末からネットワークを介して送られて来た画像データに基づいて記録シートに画像を形成するプリントジョブ、画像データを外部に送信する送信ジョブ等を実行可能な、いわゆる多機能複合機(MFP:Multiple Function Peripheral)と呼ばれるものである。
スキャナ部2は、セットされた原稿の画像を読み取って画像データを得る公知の装置である。プリンタ部3は、電子写真方式等により画像を形成するものであり、ここでは画像プロセス部4と、給送部5と、定着部6および制御部7を備えている。
画像プロセス部4は、イエロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C)およびブラック(K)の各再現色のそれぞれに対応する作像ユニット10Y,10M,10C,10Kと、光学ユニット11と、中間転写ベルト12などを備える。
中間転写ベルト12は、駆動ローラ31と、従動ローラ33と、テンションローラ32に張架されており、矢印B方向に循環駆動される。
作像ユニット10Y〜10Kは、中間転写ベルト12に対向してベルト走行方向上流側から下流側に沿って所定間隔で直列に配置されている。作像ユニット10Yは、像担持体としての感光体ドラム21と、その周囲に配設された帯電部22と、現像部23と、中間転写ベルト12を挟んで感光体ドラム21と対向する一次転写ローラ24と、クリーナ25などを備えている。この構成は、他の作像ユニット10M〜10Kについて同様であり、同図では符号を省略している。以下、作像ユニットの構成部分の番号に再現色としてのY,M,C,Kを添字として付加して再現色毎に対応するものを区別することとする。
光学ユニット11は、プリントヘッド26、4つの反射ミラー27およびPH温度検出センサ28などを備える。プリントヘッド26は、再現色用として4個のレーザーダイオードと、各レーザーダイオードから出射されるレーザービームを偏向して感光体ドラム21Y〜21Kの表面を主走査方向に露光走査させるためのポリゴンミラーや走査レンズ等を備える。プリントヘッド26から出力される4本のレーザービームは、それぞれが対応する反射ミラー27により反射される。これにより感光体ドラム21Y〜21K表面が露光走査される。PH温度検出センサ28は、光学ユニット11内の温度を示す信号を制御部7に送る。
給送部5は、記録シートSを収容する給紙カセット41,42、給紙カセット41,42内の記録シートSを1枚ずつ繰り出す繰り出しローラ43,44、繰り出された記録シートSを搬送する搬送ローラ対45、二次転写位置48に記録シートSを送り出すタイミングをとるためのタイミングローラ対46と、二次転写位置48において中間転写ベルト12を挟んで駆動ローラ31に圧接される二次転写ローラ47などを備えている。定着部6は、ヒータ(不図示)を備え、所定の定着温度に維持される。
このような構成において、コピー等のジョブの実行指示を受け付けると、スキャナ部2により原稿画像の読み取りが開始され、読み取られた画像データが順次、制御部7に送られる。制御部7は、受信した画像データを各再現色の画像データに変換し、位置ずれ補正のための必要な画像補正を施した後、各色毎にレーザーダイオードの駆動信号を生成する。生成された駆動信号により光学ユニット11の各レーザーダイオードが駆動され、レーザービームが出射される。
作像ユニット10Y〜10Kでは、矢印A方向に回転する感光体ドラム21Y〜21Kがクリーナ25Y〜25Kにより清掃された後、帯電部22Y〜22Kにより一様に帯電され、帯電された感光体ドラム21Y〜21Kの表面が光学ユニット11からのレーザービームにより露光されて潜像が形成される。形成された潜像は、現像部23Y〜23Kによってトナーにより現像される。一次転写ローラ24Y〜24Kには、一次転写電圧が印加されており、現像された各色トナー像は、一次転写ローラ24Y〜24Kの電界の作用により感光体ドラム21Y〜21Kから中間転写ベルト12上に一次転写される。この際、各色の作像動作は、そのトナー像が中間転写ベルト12上の同位置に重ね合わせて転写されるようにタイミングをずらして実行される。中間転写ベルト12上の各色トナー像は、中間転写ベルト12の走行により二次転写位置48に移動する。
中間転写ベルト12上への各色トナー像の移動タイミングに合わせて、給送部5からは、制御部7により選択された給紙カセットから記録シートSがタイミングローラ対46を介して給送されて来ており、その記録シートSは、循環駆動される中間転写ベルト12と二次転写ローラ47の間に挟まれて搬送される。二次転写位置48において二次転写ローラ47による電界の作用により静電的に中間転写ベルト12上の各色トナー像が一括して記録シートSに二次転写される。
二次転写位置48を通過した記録シートSは、定着部6に搬送され、ここでトナー像が加熱、加圧されて記録シートSに定着された後、排出ローラ対51により機外に排出され、収容トレイ52に収容される。
上記では、カラー画像形成動作を説明したが、複写機1は、カラーモードだけでなくモノクロモード、例えばブラック色だけの画像形成が選択的に可能になっている。モノクロモードの場合には、ブラック色の作像ユニット10Kだけが駆動されてブラック色のトナー像が中間転写ベルト12に一次転写され、そのトナー像が記録シートSに二次転写される動作が実行される。
イメージリーダ部13の前面の操作しやすい位置には、操作パネル8が設けられている。操作パネル8には、コピー枚数を入力するためのテンキー、コピー開始を指示するためのコピースタートキー、画像形成モードを選択するためのキーに加えて、複写機1の状態、例えばジョブ実行可能であることなどを示すメッセージ画面が表示されるタッチパネル式の液晶表示部が備えている。
また、作像ユニット10Kよりも中間転写ベルト12のベルト走行方向において下流側かつ二次転写位置48よりも上流側の位置には、中間転写ベルト12の表面と対向するようにして基準パターン検出部34が配設されている。
図2は中間転写ベルト12を図1に示す矢印D方向から見たときの、中間転写ベルト12上に形成される基準パターン101、102の構成例を示す平面図である。
基準パターン検出部34は、2個のパターン検出センサ34a、34b(図2)が主走査方向(ベルト走行方向D(副走査方向に相当)と直交する方向)に1直線上に配設されてなる。各パターン検出センサ34a、34bは、それぞれが発光ダイオードなどの発光素子とフォトダイオードなどの受光素子を内蔵した反射型の光学センサである。これにより中間転写ベルト12表面に形成された基準パターン101等(図2)が検出される。
また、装置内部であってタイミングローラ対46の付近には、装置内の温湿度を検出するための機内温湿度センサ49が配置されている。機内温湿度センサ49からの温度を示す信号は、制御部7に送られる。
<機能構成>
図3は、本発明の複写機の機能構成を示す図である。
図3に示すように、本発明の複写機60は、カウント部61、第1検出部62、第2検出部63、第3検出部64、画像安定化処理部65、画像形成部66とを備える。
カウント部61は、直近の画像安定化処理を行った後の累積プリント回数をカウントして、EEPROMやハードディスク等の不揮発性の記憶媒体に記憶するカウンタであり、画像安定化処理部65により画像安定化処理が行われると累積プリント回数をリセットし、画像形成部66によりコピージョブやプリントジョブ等の画像を形成するジョブが実施されると、プリント1回毎に累積プリント回数を1つだけカウントアップする。
第1検出部62は、累積プリント回数が第1回数以上のときに、ジョブエンドを検出する。
第2検出部63は、累積プリント回数が第1回数よりも大きい第2回数以上のときに部の区切りを検出する。
第3検出部64は、累積プリント回数が第2定回数よりも大きい第3回数になったことを検出する。
ここで、第1回数、第2回数、及び第3回数の関係は、以下の式1の通りである。

第1回数<第2回数<第3回数 ・・・式1

また、第1回数と第2回数との関係は、おおよそ以下の式2の関係を満たすことが望ましい。

第2回数=第1回数×2 ・・・式2

また、第2回数と第3回数との関係は、おおよそ以下の式3の関係を満たすことが望ましい。

第3回数=第2回数×2 ・・・式3

第1回数、第2回数、及び第3回数の具体的な数値は、例えば第1回数=500、第2回数=1000、及び第3回数=2000である。
画像安定化処理部65は、第1検出部62によりジョブエンドが検出されたとき、第2検出部63により部数ごとの区切りが検出されたとき、及び第3検出部64により累積プリント回数が第3回数になったことが検出されたときに、画像形成部66による画像の形成を中断させて画像安定化処理を行う。
画像形成部66は、コピージョブやプリントジョブ等の画像を形成するジョブの実施にともない画像を形成し、プリント1回毎にカウント部61へ画像を形成した旨を連絡する。
<画像安定化処理要求の制御動作>
図4は、本発明の実施の形態1における画像安定化処理要求の制御動作を示す図である。
以下に図4を用いて、画像安定化処理要求の制御動作を説明する。
(1)カウント部61が、画像形成部66からプリント1回毎に出力される画像を形成した旨の連絡を受け取るまで待つ(ステップS1)。
(2)画像を形成した旨の連絡を受け取ると(ステップS1:Yes)、カウント部61が累積プリント回数をカウントアップする(ステップS2)。
(3)第1検出部62が、累積プリント回数が第1回数以上であるか否かを判断する(ステップS3)。累積プリント回数が第1回数以上でない場合には(ステップS3:No)、ステップS1の連絡待ち状態へ戻る。ここでは、累積プリント回数が500回以上であるか否かを判断する。
(4)累積プリント回数が第1回数以上である場合には(ステップS3:Yes)、第1検出部62が、プリント中のジョブについて、まだプリントしていない残りの回数が0であるか否か(ジョブエンドであるか否か)を判断する(ステップS4)。
(5)まだプリントしていない残りの回数が0でない(ジョブエンドでない)場合には(ステップS4:No)、第2検出部63が、累積プリント回数が第2回数以上であるか否かを判断する(ステップS5)。累積プリント回数が第2回数以上でない場合には(ステップS5:No)、ステップS1の連絡待ち状態へ戻る。ここでは、累積プリント回数が1000回以上であるか否かを判断する。
(6)累積プリント回数が第2回数以上である場合には(ステップS5:Yes)、第2検出部63が、プリント中のジョブについて、部数ごとの区切りであるか否かを判断する(ステップS6)。
(7)部数ごとの区切りでない場合には(ステップS6:No)、第3検出部64が、累積プリント回数が第3回数以上であるか否かを判断する(ステップS7)。累積プリント回数が第3回数以上でない場合には(ステップS7:No)、ステップS1の連絡待ち状態へ戻る。ここでは、累積プリント回数が2000回以上であるか否かを判断する。
(8)ステップS4において、まだプリントしていない残りの回数が0である(ジョブエンドである)と判断された場合(ステップS4:Yes)、ステップS6において、部数ごとの区切りであると判断された場合には(ステップS6:yes)、及びステップS7において、累積プリント回数が第3回数以上であると判断された場合(ステップS7:Yes)には、画像安定化処理部65が画像安定化処理を行う(ステップS8)。
(9)画像安定化処理が終了した後に、カウント部61が累積プリント回数をリセットし、ステップS1の連絡待ち状態へ戻る(ステップS9)。
<効果の検証>
以下に本発明の実施の形態1の効果について検証する。
図5は、本発明と従来との画像安定化処理のタイミングを比較した一覧を示す図である。
ここで、本発明の例では、第1回数を500回、第2回数を1000回、第3回数を2000回とし、従来の例では500回プリントしたときに画像安定化動作を行うこととしている。
また、ジョブを開始するときの累積プリント回数の値によって画像安定化処理要求の制御動作が多少違ってくるので、(a)に画像安定化処理が行われた直後の累積プリント回数が0のときにジョブを開始する場合を示し、(b)に累積プリント回数が取りうる最大値である499のときにジョブを開始する場合を示すこととする。
図5から明らかなように、累積プリント回数がいかなる値を持つときでも、またジョブの回数がいかなる回数の場合であっても、従来と比較して遜色がなく、特に500回を超えるジョブの場合や、累積プリント回数が多いときには、従来の例では回数だけで強制的に画像安定化処理が行われたり、数枚プリントしただけで画像安定化処理が行われたりするので、ユーザの利便性を損ない、ユーザに不信感を与えるものであるのに対し、本発明の例では、部数ごとの区切りでも画像安定化処理が行われ回数だけで強制的に画像安定化処理が行われるわけではなく、数枚プリントしただけで画像安定化処理が行われるような不合理な事もないので、ユーザの利便性を損なわず、ユーザに不信感を与えることがない。
図6〜図8は、本発明と従来との画像安定化処理のタイミングを模式的に比較した図である。
ここで図6(a)(b)は、ジョブの回数が400回(片面プリントで400枚又は両面プリントで200枚)のジョブ1の場合であり、図7(a)(b)は、1部あたりの回数が300回(片面プリントで300枚又は両面プリントで150枚)で、これを5部連続してプリントする合計1500回(片面プリントで1500枚又は両面プリントで750枚)のジョブ2の場合であり、図8(a)(b)は、1部あたりの回数が800回(片面プリントで800枚又は両面プリントで400枚)で、これを2部連続してプリントする合計1600回(片面プリントで1600枚又は両面プリントで800枚)のジョブ3の場合である。
また、各図において(a)は、累積プリント回数が0のとき、(b)は、累積プリント回数が300回のときであり、それぞれ上段に本発明の制御を、下段に従来の制御を記載している。
図6(a)(b)に示したように、本願では、ジョブの回数が「第1回数以下」及び「(第2回数−第1回数)以下」のときには、ジョブを開始するときの累積プリント回数の値がいかなる値であろうとも、ジョブエンドで画像安定化動作が行われ、ジョブの途中や部数ごとの区切りで画像安定化動作が行われることがない。
図7(a)(b)に示したように、本願では、1部あたりの回数が「第1回数」以下のときには、ジョブを開始するときの累積プリント回数の値がいかなる値であろうとも、ジョブエンド又は部数ごとの区切りで画像安定化動作が行われ、部の途中で画像安定化動作が行われることがない。
図8(a)(b)に示したように、本願では、1部あたりの回数が「第2回数以下」及び「(第3回数−第2回数)以下」のときには、ジョブを開始するときの累積プリント回数の値がいかなる値であろうとも、ジョブエンド又は部数ごとの区切りで画像安定化動作が行われ、部の途中で画像安定化動作が行われることがない。
<まとめ>
以上のように、本発明の実施の形態1によれば、一定水準以上のプリント画質を保てる範囲において、できるだけジョブを中断することをなくすとともに、ジョブを中断せざるを得ない場合には、一定水準以上のプリント画質を保てる範囲において部数ごとの区切りにおいて画像安定化動作を行い、一定水準以上のプリント画質を保てる範囲を超える場合には強制的に画像安定化動作を行うことができるので、必要以上に頻繁に画像安定化動作が行われることを避けつつも、ある程度そのジョブ自身のプリント回数に相応する処理を行うことができ、ユーザの利便性を損なわず、ユーザに不信感を与えることがなく、プリント枚数が大量なジョブにも対応することができる。
本発明は、複写機、プリンタ、及びファクシミリ等の画像形成装置に広く適用することができる。本発明によって、必要以上に頻繁に画像安定化動作が行われることを避けつつも、ある程度そのジョブ自身のプリント回数に相応する処理を行うことができ、ユーザの利便性を損なわず、ユーザに不信感を与えることがなく、プリント枚数が大量なジョブにも対応することができるので、画像形成装置の使い勝手が向上し、画像形成装置の普及に寄与することができその産業的利用価値は極めて高い。
本発明の複写機1の全体の構成を示す図である。 中間転写ベルト12を図1に示す矢印D方向から見たときの、中間転写ベルト12上に形成される基準パターン101、102の構成例を示す平面図である。 本発明の複写機の機能構成を示す図である。 本発明の実施の形態1における画像安定化処理要求の制御動作を示す図である。 本発明と従来との画像安定化処理のタイミングを比較した一覧を示す図である。 本発明と従来との画像安定化処理のタイミングを模式的に比較した図である。 本発明と従来との画像安定化処理のタイミングを模式的に比較した図である。 本発明と従来との画像安定化処理のタイミングを模式的に比較した図である。
符号の説明
1 複写機
2 スキャナ部
3 プリンタ部
4 画像プロセス部
5 給送部
6 定着部
7 制御部
8 操作パネル
10 作像ユニット
10Y〜10K 作像ユニット
11 光学ユニット
12 中間転写ベルト
13 イメージリーダ部
21 感光体ドラム
21Y〜21K 感光体ドラム
22 帯電部
22Y〜22K 帯電部
23 現像部
23Y〜23K 現像部
24 一次転写ローラ
24Y〜24K 一次転写ローラ
25 クリーナ
25Y〜25K クリーナ
26 プリントヘッド
27 反射ミラー
28 PH温度検出センサ
31 駆動ローラ
32 テンションローラ
33 従動ローラ
34 基準パターン検出部
34a、34b パターン検出センサ
41,42 給紙カセット
43,44 繰り出しローラ
45 搬送ローラ対
46 タイミングローラ対
47 二次転写ローラ
48 二次転写位置
49 機内温湿度センサ
51 排出ローラ対
52 収容トレイ
60 複写機
61 カウント部
62 第1検出部
63 第2検出部
64 第3検出部
65 画像安定化処理部
66 画像形成部

Claims (3)

  1. 画像安定化処理を行う機能を有する画像形成装置であって、
    直近の画像安定化処理を行った後の、累積プリント回数をカウントするカウント手段と、
    累積プリント回数が、第1回数以上のときに、ジョブエンドを検出する第1検出手段と、
    累積プリント回数が、第1回数よりも大きい第2回数以上のときに、部数ごとの区切りを検出する第2検出手段と、
    累積プリント回数が、第2定回数よりも大きい第3回数になったことを検出する第3検出手段と、
    第1検出手段によりジョブエンドが検出されたとき、第2検出手段により部数ごとのの区切りが検出されたとき、及び第3検出手段により累積プリント回数が第3回数になったことが検出されたときに、画像安定化処理を行う処理手段と
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記第2回数は、前記第1回数の略2倍であること
    を特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記第3回数は、前記第2回数の略2倍であること
    を特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
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