JPH09244332A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH09244332A
JPH09244332A JP8053077A JP5307796A JPH09244332A JP H09244332 A JPH09244332 A JP H09244332A JP 8053077 A JP8053077 A JP 8053077A JP 5307796 A JP5307796 A JP 5307796A JP H09244332 A JPH09244332 A JP H09244332A
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Atsutomo Yoshizawa
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 最適なタイミングで画像の位置ずれの補正動
作を実行する。 【解決手段】 画像形成装置は、記録媒体上に画像を形
成する画像形成手段と、前記記録媒体上に形成される画
像の位置を補正する補正手段とを備え、前記補正手段
が、順次変化する所定の間隔で前記補正動作を実行する
第1のモードと、一定時間毎に前記補正動作を行う第2
のモードとを有するように構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像形成装置に関
し、特には、画像の位置の補正機能を有する装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】この種の装置として、レーザビームを用
いてカラー画像を形成するものが知られている。図6は
この種の装置の要部の構成を示す図である。
【0003】図において、後述するレーザ光源より照射
されたレーザビームが図中の矢印B方向に回転する回転
多面鏡103により双方向へ走査されてシアン(C),
マゼンタ(M),イエロー(Y),ブラック(BK)に
それぞれ対応するfθレンズ(後述する)を通過し、こ
のfθレンズを通過した走査線102C,102M,1
02Y,102BKによって図中矢印A方向に回転する
感光ドラム101C,101M,101Y,101BK
上に画像が形成され、これらの画像が図中矢印X方向へ
搬送される転写材105に多重転写されて、多重画像が
形成される。なお、13は転写ベルト、31は転写ベル
ト駆動ローラである。6C〜8C,6M〜8M,6Y〜
8Y,6BK〜8BKは反射ミラー(ミラー)である。
【0004】このように複数の画像形成ステーションを
有する装置においては、同一転写材105の同一面上に
順次異なる色の像を転写するので、各画像形成ステーシ
ョンにおける転写画像位置が理想位置からずれると、例
えば多色画像の場合には、異なる色の画像間隔ずれある
いは重なりとなり、また、カラー画像の場合には、色味
の違い、さらに程度がひどくなると色ずれとなって現
れ、画像の品質を著しく劣化させていた。
【0005】図7は、図9に示した画像形成装置の転写
画像の位置ずれの種類を説明する図である。
【0006】ところで、上記転写画像の位置ずれの種類
としては、図7の(a)〜(d)に示すように、走査線
書込み(副走査)方向(図中A方向)の位置ずれ(トッ
プマージン)(図7の(a)参照),主走査方向(図中
A方向と直交するB方向)の位置ずれ(レフトマージ
ン)(図7の(b)参照),斜め方向の傾きずれ(図7
の(c)参照),倍率誤差ずれ(図7の(d)参照)等
があり、実際には上記4種類のずれが重畳したものが現
れる。上記のずれが発生する原因を以下に示す。
【0007】図8は、図9に示した多重画像形成装置の
露光部の平面図であり、図6の感光ドラム101M,1
01Y上の走査線102M,102Yを同一平面上に展
開して示してある。なお、走査線102C,102BK
は、平面上では走査線102M,102Yと同じになる
ために省略してある。
【0008】図8において、401は双方向(M,Cの
ドラムが設けられている方向と、Y,BKのドラムが設
けられている方向)のうち一方の光学系が配置された光
学台としてのレンズ台で、シアン,マゼンタの各レーザ
光源402C,402M、fθレンズ403等が取り付
けられている。404は双方向のうち他方の光学系が配
置された光学台としてのレンズ台で、イエロー,ブラッ
クの各レーザ光源402Y,402BK、fθレンズ4
05等が取り付けられている。これらのレンズ台40
1,404は、回転多面鏡103が収まったアルミニウ
ム等の金属で形成されているモータ筐体415と共に支
持台としての基台406に保持されており、この基台4
06は、装置本体407に位置決めされて3本のビス4
10で取り付けられている。
【0009】そして、双方向2系統の光学系、すなわち
fθレンズ403,405それぞれの光学中心軸41
1,412は、回転多面鏡103の反射面における双方
向各々の光学中心413,414に一致するように配置
されている。また、レンズ台401,404は、光学中
心413,414を中心a方向に同一平面内で回転可能
であり、走査線422M,422Yそれぞれの片倍率を
調整した後にそれぞれ3本のビス409C,409Yに
より任意の位置で基台406に固定される。
【0010】このような構成において装置を稼動する
と、モータ筐体415内の回転多面鏡103が図示され
ていないモータによって高速回転する。
【0011】さらに、レーザ光源402C,402M,
402Y,402BKを点滅させるための電気基盤であ
るレーザドライバー408C,408M,408Y,4
08BKに電流が流れる。これらのモータ,レーザドラ
イバーは発熱源でありレンズ台401,404、基台4
06を過熱し、それぞれを昇温させることになる。
【0012】しかし、発熱源に近い所と遠い所では温度
勾配が生じるために露光部は均一には伸びない、従って
レンズ台401,404、基台406に垂直方向の変
位、即ちソリが発生する。このようなソリが発生する
と、感光ドラム上の走査線の走査位置が変化してしまい
走査精度が低下する。以下、図9を参照してその低下の
過程について説明する。
【0013】図9は、図8に示した回転多面鏡103周
辺の構成を説明する要部断面図である。
【0014】なお、説明を簡単にするために基台406
は変化せず、レンズ台401のみが変化するものとす
る。
【0015】図9(a)において、前述したようにレン
ズ台401では、ビス409での固定位置は動かずに中
央付近が垂直方向、即ちZ方向に湾曲する。レンズ台4
01が湾曲すると、その周辺のレーザ取り付け部も変形
をしてレーザ光の照射方向が変化し、回転多面鏡103
でのレーザ光の反射位置が位置(1)から位置(2)に
変化する。回転多面鏡103での反射位置が位置(2)
に変化すると、図9(b)のように走査位置が位置
(3)から(4)に変化してしまう。
【0016】このように走査位置が変化すると画像書き
込み位置が変化し、さらに走査線湾曲も増加する。これ
らの変化は、複数本のレーザ光を繰り返し走査させてカ
ラー画像を得るカラープリンタにおいては色ズレ,色味
変化として画像に現われ、著しく画像品位を低下させる
ことになってしまう。
【0017】図10は、図6に示した画像形成装置のレ
ーザ走査系を説明する概略断面図であり、図11は、図
10に示した感光ドラム101C,101M,101
Y,101BKと画像転写位置ずれを示す要部断面図で
ある。
【0018】図10に示すように構成された画像形成装
置において、装置使用に伴い装置内各部の温度が上昇す
ると、転写ベルト駆動ローラ31が材料の線膨張係数と
直径と昇温量に応じて直径が大きくなる。転写ベルト駆
動ローラ31は一定角速度で回転しているために転写ベ
ルト13の移動速度vが△vだけ早くなる。つまり、転
写ベルト13がv+△vで移動する。そうなると、トッ
プマージンが図6に示すように変化する。
【0019】図11に示すように、感光ドラム101
C,101M,101Y,101BKは一定の間隔をも
って配置されている。この場合において、転写ベルト1
3の移動速度が正規の移動速度であれば、感光ドラム1
01Cにおいて転写材105に画像が転写される位置C
に他のステーションの各画像が重なるはずであるが、転
写ベルト13の速度が早いため、感光ドラム101Mに
おいて画像は位置Cよりも遅れた位置Mに転写されるこ
ととなる。
【0020】同様に、感光ドラム101Y,101BK
におけるY,BKの画像も図示されるように遅れた位置
Y,BKに転写される。つまり、遅れレベル(プラスレ
ベル)のトップマージンずれが発生する。次に、装置が
使用に伴い各部の温度が上昇すると、感光ドラム軸を支
える側板もその材料の線膨張係数と寸法と昇温量に応じ
て位置が図11に示すように変化する。
【0021】図12は、図10に示した感光ドラム10
1C,101M,101Y,101BKと画像転写位置
ずれを示す要部断面図である。
【0022】この図に示されるように、装置が使用に伴
い各部の温度が上昇すると、感光ドラム軸を支える側板
もその材料の線膨張係数と寸法と昇温量に応じて位置が
変化し、例えば感光ドラム101Cを基準に考えると、
感光ドラム101C,101M,101Y,101BK
との順に位置変化量(△L,2△L,3△L)が大きく
なる。そうなると、転写材105は一定速度vで移動し
ていくために、転写される画像は位置Cに対して転写位
置M,Y,BKがそれぞれ早まり、結果として進みレベ
ル(マイナスレベル)のトップマージンずれが発生す
る。
【0023】一方、筐体の側板が上記同様に熱膨張する
と、側板で支えられている反射ミラーの位置も、図13
に示すように変化する。
【0024】図13,図14は、図10に示した感光ド
ラム101C,101M,101Y,101BKと画像
転写位置ずれを示す要部断面図である。
【0025】この図に示されるように、装置筐体の側板
が上記同様に熱膨張すると、例えばx方向(用紙搬送方
向)に、例えば感光ドラム101Cを基準に考えると、
すべてのステーションのミラー位置が変化するので、光
路長が変化する。なお、変化する量は、感光ドラム10
1Cからの距離によって定まり、一定とはならない。
【0026】さらに、装置筐体の側板が上記同様に熱膨
張すると、例えばy方向(用紙搬送方向と直交する方
向)に位置変化を生ずると、ミラーの位置が変化するた
め、光路長と各感光ドラム101C,101M,101
Y,101BK上に対するレーザ光照射位置が変化し、
結果として倍率ズレとトップマージンズレが生ずる。ま
た、実際には装置の手前と奥でトップマージンのズレ量
が等しくないので、傾きズレ、レフトマージンズレも生
じる。
【0027】以上、説明した4種類のズレを補正するた
めに次のような方法が考えられている。
【0028】図15はこの種の画像形成装置のレジスト
補正機構を説明する要部概略斜視図であり、図16は、
図15に示したレジスト補正機構により補正されるレジ
スト補正状態を説明する模式図である。
【0029】トップマージン,レフトマージンについて
は走査線102C,102M,102Y,102BKの
走査タイミングを電気的に調整してズレ量を補正する。
そして、倍率誤差ズレ,傾きズレに対しては、各ステー
ションの光路の途中にある折り返しミラーのうち、ミラ
ー6,7を直角に一対として略ハ字型のミラー対を図1
4に示すように、装置本体に対して矢印E方向,矢印F
方向に各々独立に調整することでズレ量を補正可能とし
ている。
【0030】これらの調整を行なうための調整手段とし
て、段階的に直線移動する駆動源であるステップモータ
を備えたリニアステップアクチュエータ等のアクチュエ
ータ27〜29が装備されている。ここで、アクチュエ
ータ27を図10の矢印E1方向に略平行に移動し、感
光ドラム101C,101M,101Y,101BK上
まで光路長を短くし、アクチュエータ27を図15の矢
印E2方向に駆動することにより、光路長を長く調整す
ることができる。
【0031】このように、光路長を調整することによ
り、所定の広がり角を有する走査線102C,102
M,102Y,102BKの感光ドラム101C,10
1M,101Y,101BK表面上における長さを、例
えば図16の(a)に示すように走査線m0から走査線
m1に変えることができる。
【0032】また、アクチュエータ28,29を同時に
同方向に、例えば図16の矢印F2方向に駆動すること
により、一対のミラー6,7は上記E方向と略垂直な方
向であるF方向に平行に移動され、これにより、図16
の(b)に示す走査線m0を走査線m2の位置まで移動
させることができる。
【0033】また、アクチュエータ28,29のいずれ
か一方を移動した場合、またはアクチュエータ28を矢
印F1方向へ、アクチュエータ29を矢印F2方向へ移
動させるような互いに反対方向の駆動を与えた場合に
は、図16の(c)の走査線m0を走査線m3のように
傾き角を変えることができる。
【0034】以上述べたように、一対のミラーを略直角
に組み込んだミラー6,7を走査光学装置から感光ドラ
ム101C,101M,101Y,101BKまでの走
査線102C,102M,102Y,102BKの光路
内に配設し、一対のミラー6,7の位置をアクチュエー
タ27またはアクチュエータ28,29により調整する
ことによって、光路長または走査線102C,102
M,102Y,102BKの走査位置を各々独立に調整
することができる。
【0035】即ち、ハ字型に配設された一対のミラー
6,7をE方向に移動することによって、感光ドラム1
01C,101M,101Y,101BK上に結像され
た走査線102C,102M,102Y,102BKの
位置を変えることなく、走査線102C,102M,1
02Y,102BKの光路長のみを補正することがで
き、また、一対のミラー6,7をF方向に移動すること
によって走査線102C,102M,102Y,102
BKの光路長を変えることなく、感光ドラム101C,
101M,101Y,101BK上の結像位置(トップ
マージン)および角度の補正をすることができる。
【0036】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、この
種の画像形成装置には、走査線のずれによる画像位置ず
れの補正機能を備えているが、補正を実行する際には、
通常転写ベルト13にレジストマークを形成し、それを
CCDイメージセンサで読み取り、各レジストマークの
規定位置からのずれ量を算出し、該算出したずれ量に基
づいて画像の位置ずれを補正している。
【0037】従って、補正動作を行っている間は、通常
の画像形成シーケンスを中止しなければならならず、上
述したスキャナ系を含む熱源とその周辺の膨張等に起因
したずれ特性を無視してレジスト補正を行うと、補正回
数が却って多くなりユーザに無駄な待ち時間を与えてし
まい、連続して色ずれのない画像を形成することができ
ないという問題点があった。
【0038】前記課題を考慮して、本発明は、最適なタ
イミングで画像の位置ずれの補正動作を実行可能とする
ことを目的とする。
【0039】本願の他の目的は、位置ずれ補正動作の実
行回数を必要最低限とすることで、位置ずれのない画像
を連続的に形成可能とする処にある。
【0040】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決し、目的
を達成するため、本願発明は、記録媒体上に画像を形成
する画像形成手段と、前記記録媒体上に形成される画像
の位置を補正する補正手段とを備え、前記補正手段が、
順次変化する所定の間隔で前記補正動作を実行する第1
のモードと、一定時間毎に前記補正動作を行う第2のモ
ードとを有するように構成されている。
【0041】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。
【0042】図1は、本発明の一実施例を示す画像形成
装置の構成を説明する概略斜視図であり、図2は、図1
に示した露光部の要部断面図である。なお、図6の構成
と同様のものについては同一番号を付してある。
【0043】これらの図において、SEN1,SEN2
はサーミスタ等で構成される温度センサで、温度センサ
SEN1は最大発熱源である回転多面鏡駆動モータの近
傍に設置され、露光部温度(温度)T1を検出する。具
体的に本実施例では筺体415の温度を測定する。そし
てコントローラ部CONTの図示しないA/D変換部を
介してその温度データが取り込まれる。なお、コントロ
ーラ部CONTには、図示しないCPU,RAM,RO
Mを備え各部を総括的に制御している。即ち、制御信号
L1〜L4により、各画像形成ステーションにおけるレ
ーザビームの走査域を決定するイネーブル信号の送出タ
イミングを制御し、又、DRにより各ステーションに設
けられた図15に示したアクチュエータ27−29を制
御する。
【0044】一方、温度センサSEN2は、装置内部の
発熱源の比較的少ない場所に設置され(例えば、図10
におけるレジストローラRの上)、内部温度(温度)T
2を検出する。そして、コントローラ部CONTの図示
しないA/D変換部を介してその温度データが取り込ま
れる。
【0045】なお、本実施例においても、前述の如く、
図15に示した機構を用いて画像の位置ずれを補正す
る。
【0046】また、前述の如く、転写ベルト上にレジス
トマークを形成し、このレジストマークを読みとって、
各画像の位置ずれ量を算出する方法については、特願平
4−23348号や特願平4−203971号に開示の
ものを適用することが可能である。
【0047】この様に構成された画像形成装置におい
て、上記温度T1と温度T2との温度差ΔT(T2−T
1)は、装置全体が冷えている時はその値は小さいが、
装置本体が稼働して発熱源(主に多面体駆動モータ)に
よって露光部や装置全体が熱膨張した状態ではΔT=Δ
Tmax(約15deg)と大きな値となる。
【0048】このように温度差ΔTに比例して前述した
種々の走査ずれ現象(走査線の倍率誤差,傾きずれ,ト
ップマージンのずれ,レフトマージンのずれ)が増大し
て行く。特に、上記トップマージンずれ量が図3に示す
ように最も大きくなる。
【0049】図3は、図1に示した温度センサによる温
度差に基づくトップマージンずれ量を説明する特性図で
あり、縦軸はトップマージンずれ量を示し、横軸は電源
投入後の時間を示す。
【0050】この図に示すように、電源が投入される
と、露光部は加熱されて、図11に示した様に走査線を
ずらすことで、トップマージンがずれて行く。このずれ
の増加分は、温度差ΔTが小さい時の方が大きく、温度
差ΔTが飽和する直前から小さくなる。つまり、温度差
ΔTが小さい時は、時間の経過とともに走査線のずれ方
が大きく、時間の経過に対する画像品位の劣化が顕著と
なる。
【0051】そこで、本実施形態では、この様な時間の
経過に対する画像のずれ量の変化の度合いを考慮して、
コントローラ部CONTにより図4に示すフローチャー
トに従って画像の位置ずれの補正動作を実行している。
【0052】図14は図1の装置のレジストレーション
補正処理動作を説明するためのフローチャートである。
【0053】以下、図4のフローチャートを用いてCP
Uの動作について説明する。
【0054】先ず、電源が投入されると(ステップS1
01)、コントローラ部CONTの内部タイマTMによ
る計時を開始する(ステップS102)。所定の時間Δ
t1が経過した時点で(ステップS103)、上記各温
度センサSEN1,SEN2の検出結果から温度差ΔT
を導出して、温度差ΔTが基準温度差ΔT0(本実施例
では、基準温度差ΔT0は最大温度差ΔTmaxよりも
5deg低い、例えば10deg程度に設定しておく)
以下かどうかを判定する(ステップS104)。この結
果ΔTがΔT0以下ならば前述したように走査線のずれ
方が大きい時間帯に相当すると判断して、前述した補正
動作を実行する(ステップS105)。
【0055】なお、本実施例において、基準温度差ΔT
0をΔTmaxより低く設定するのは温度の測定誤差,
装置間のバラツキを考慮してのことである。このように
所定時間Δt1,Δt2……が経過した時点で上記の動
作を繰り返す。本実施例では、所定時間Δt1,Δt
2,……を、Δt1=0分とし、Δt2=10分とし、
Δt3=30分とし、Δt4=60分とし、Δt5=9
0分とし、Δt6=120、以降120分おきにS10
3〜S105を繰り返す。これは、電源投入直後は、走
査線のずれ方が大きい時間帯になるため、こまめに補正
動作を実行するためである。また、経過時間が長くなる
と、時間の経過に対するずれ量の変化の度合いも小さく
なるので補正動作の実行回数も少なくてよくなる。
【0056】一方、温度差ΔTが基準温度差ΔT0がΔ
T>ΔT0であれば走査線ずれは既になくなり、かつ補
正動作を実行しないために、画像形成装置本体を連続的
に使用可能な状態となる。
【0057】また、装置が十分に暖められている状態
(走査線のずれがない状態)において、電源スイッチを
OFFして、再びONしたような場合、即ち、OFFし
てからONするまでの時間が短い場合には、装置内温度
はΔt1=0においても、ΔT>ΔT0となっており、
走査ずれもなく、かつ補正動作も実行しないために、画
像形成装置は良好な状態ですぐに使用できる状態となっ
ている。
【0058】また、上記電源スイッチをOFFしてから
ONするまでの時間が長い場合には、装置内温度も低下
して、ΔT<ΔT0となってしまうことがある。この時
は、走査線がずれていることになるが、上記ステップ
(S104,S105)を繰り返して、補正動作を実行
するため、走査線のずれはなくなり良好な画像が得られ
る。
【0059】一方、ステップ(S104)の判定でNO
の場合、すなわち、温度差ΔTが基準温度差ΔT0より
も大きくなった場合は、一定の間隔ta(本実施例では
120分)毎に補正動作を実行して(ステップS10
7)、走査線の僅かなずれも補正することが可能とな
る。
【0060】この様に、本実施形態では、所定時間が経
過したことに応じて各センサの出力の差分を検出し、こ
の差分に基づいて補正動作を実行するか否かを決定して
いるので、レジ補正動作の実行回数を必要最小限にする
ことができる。
【0061】従って、良好な画像を連続的に形成するこ
とができる。
【0062】次に、本発明の他の実施形態について説明
する。
【0063】図5は本実施例におけるコントローラ部の
動作を説明するためのフローチャートである。
【0064】まず、電源が投入されると(ステップS2
01)、各温度センサSEN1,SEN2により検出さ
れた測定データから温度差ΔTを算出して、この温度差
ΔTが基準温度差ΔT0以下か否かを判別する(ステッ
プS202)。なお、本実施形態においても基準温度差
ΔT0は、最大温度差ΔTmaxよりも5deg低い、
例えば、図3においてΔTmax=15degよりも5
deg低い10deg程度に設定している。この基準温
度差ΔT0は、各装置固有の内部の温度状況に応じて適
宜変更可能である。
【0065】ここで、ΔTがΔT0以下の場合には、前
述の如く、以降の時間の経過に対する画像の位置ずれ量
の変化の度合いが大きいと考えられ、又、ΔTがΔT0
よりも大きい場合には、この変化の度合いが小さいと考
えられる。
【0066】そこで、本実施形態では、電源投入後の例
えば装置のウォームアップ中において、温度差ΔTを測
定し、この温度差が小さい場合には、こまめに補正動作
を行う。
【0067】即ち、ステップS202において、ΔTが
ΔT0以下であった場合、タイマによる計時動作を開始
し(ステップS203)、所定の時間t1が経過した時
点で(ステップS204)、前述の如く各画像形成ステ
ーションにより形成される画像間の位置ずれ量を算出
し、位置ずれの補正動作を実行する(ステップS20
5)。
【0068】そして、このように所定時間Δt1,Δt
2……が経過した時点で上記の動作を繰り返す。本実施
形態においても、所定時間Δt1,Δt2,……を、Δ
t1=0分とし、Δt2=10分とし、Δt3=30分
とし、Δt4=60分とし、Δt5=90分とし、Δt
6=120分程度とし、以降120分おきにS204,
S205を繰り返す。即ち、電源投入直後において、Δ
TがΔT0以下の場合、時間の経過に対する走査線のず
れ量の変化の度合いが大きくなるため、こまめに補正動
作を実行させる。また、経過時間が長くなると、時間の
経過に対するずれ量の変化の度合いも小さくなるので補
正動作の実行回数も少なくてよくなる。
【0069】また、温度差ΔTが基準温度差ΔT0より
大きい場合には、それ以前の補正動作により走査線ずれ
は既になくなり、かつ補正動作は実行しないために、画
像形成装置本体を連続的に使用可能な状態となる。
【0070】即ち、位置ずれのない良好な画像を連続的
に形成可能となる。
【0071】一方、ステップS202においてΔTがΔ
T0よりも大きい場合には、タイマにより計時を開始し
(ステップS206)、ある一定の時間間隔ta(本実
施例でもta=120分)が経過した後(ステップS2
07)、前述の補正動作を実行する。
【0072】即ち、例えば前述の如く装置が十分に暖め
られている状態(走査線のずれがない状態)において、
電源スイッチをOFFして、再びONしたような場合に
は、装置内温度はΔt1=0においても、ΔT>ΔT0
となっている。
【0073】この場合には、時間の経過に対する走査線
の位置ずれ量の変化の度合いが小さいと考えられるの
で、電源ON後ステップS206〜S208を繰り返し
てステップS204,205のシーケンスに比べて比較
的長い間隔で補正動作を実行することにより走査線のわ
ずかなずれも補正することができ、かつ、通常の画像形
成シーケンスを位置ずれ補正シーケンスにより頻繁に中
断することを防止することができる。
【0074】従って良好な画像を連続的に形成すること
ができる。
【0075】また、前述の如く電源スイッチをOFFし
てからONするまでの時間が長い場合には、装置内温度
も低下して、ΔT<ΔT0となってしまうことがある。
これをステップS202で検出し、前述の如く上記ステ
ップ(S204,205)を繰り返して、補正動作を行
うため、走査線のずれはなくなり良好な画像が得られ
る。
【0076】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
は、順次変化する所定の間隔で画像の位置を補正するモ
ードと、一定間隔で画像の位置を補正するモードとを有
しているので、装置の状態に応じた適切な間隔で画像の
位置の補正を行うことができる。
【0077】従って、例えば、時間の経過に対する画像
の位置ずれの度合いが大きい場合には、補正を行う間隔
を短くし、また、長時間経過しても画像の位置ずれがほ
とんどない場合には補正を行う間隔を長くすることがで
きる。
【0078】従って、補正動作を行う回数を最適に設定
でき、良好な画像を連続的に形成することが可能にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態としての画像形成装置の構成
を示す図である。
【図2】図1に示した露光部の構成を示す図である。
【図3】画像の位置ずれの様子を示す図である。
【図4】本発明の実施形態におけるレジスト補正動作を
説明するためのフローチャートである。
【図5】本発明の実施形態における他のレジスト補正動
作を説明するためのフローチャートである。
【図6】従来の画像形成装置の構成を示す図である。
【図7】画像の位置ずれの種類を示す図である。
【図8】図1の露光部を示す図である。
【図9】図8に示した回転多面鏡の構成を説明するため
の図である。
【図10】図1のレーザ走査系を説明するための図であ
る。
【図11】図10における各感光ドラムと画像の転写位
置とのずれを示す図である。
【図12】図10における各感光ドラムと画像の転写位
置とのずれを示す図である。
【図13】図10における各感光ドラムと画像の転写位
置とのずれを示す図である。
【図14】図10における各感光ドラムと画像の転写位
置とのずれを示す図である。
【図15】レジスト補正機構の構成を示す図である。
【図16】レジスト補正の状態を示す図である。
【符号の説明】
13 搬送ベルト 101 感光ドラム 103 回転多面鏡

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体上に画像を形成する画像形成手
    段と、 前記記録媒体上に形成される画像の位置を補正する補正
    手段とを備え、 前記補正手段が、順次変化する所定の間隔で前記補正動
    作を実行する第1のモードと、一定時間毎に前記補正動
    作を行う第2のモードとを有する画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記画像形成手段における像担持体を露
    光する露光部と、 前記露光部近傍の温度を検出する第1の検出手段と、 前記露光部以外の前記装置内部の温度を検出する第2の
    検出手段と、 前記第1及び第2の検出手段の出力に応じて前記モード
    を決定する制御手段とを備えたことを特徴とする請求項
    1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記第1の検出手段の
    出力と前記第2の検出手段の出力との差分を求める演算
    手段と、前記差分と所定の基準値とを比較する比較手段
    を有し、前記比較手段の比較結果に応じて前記モードを
    決定することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装
    置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、前記装置に対する電源
    投入直後の前記比較手段の比較結果に応じて前記装置の
    モードを決定することを特徴とする請求項3に記載の画
    像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は、前記差分が前記基準値
    以下の場合には前記第1のモードに設定し、前記差分が
    前記基準値よりも大きい場合には前記第2のモードに設
    定することを特徴とする請求項3に記載の画像形成装
    置。
  6. 【請求項6】 前記画像形成手段は、前記記録媒体上に
    互いに異なる色の画像を形成する複数の画像形成ユニッ
    トを有し、前記補正手段は前記複数の画像形成ユニット
    により前記記録媒体上に形成される画像間の位置ずれを
    補正することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装
    置。
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