JPH0618796A - 画像形成装置及び走査光学装置 - Google Patents

画像形成装置及び走査光学装置

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JPH0618796A
JPH0618796A JP4196368A JP19636892A JPH0618796A JP H0618796 A JPH0618796 A JP H0618796A JP 4196368 A JP4196368 A JP 4196368A JP 19636892 A JP19636892 A JP 19636892A JP H0618796 A JPH0618796 A JP H0618796A
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JP
Japan
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deviation
scanning
image
scanning line
optical
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JP4196368A
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English (en)
Inventor
Atsutomo Yoshizawa
澤 敦 朋 吉
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Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Publication of JPH0618796A publication Critical patent/JPH0618796A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 読み取り系の間隔変化に影響されない高品位
な画質を得られる画像形成装置を提供。 【構成】 複数の画像担持体201BK,201Y,2
01M,201C上に、それぞれ複数の異なる画像信号
によって変調されかつ偏向手段203によって走査され
る走査線によって、それぞれ異なる画像を形成し、該画
像を同一の転写材上に転写する画像形成装置で、各走査
線の倍率誤差ズレ,傾きズレ,転写材送り方向位置ズ
レ,走査線の走査方向の位置ズレを検出する検出手段2
13,214を具備し、該検出手段213,214によ
って検出された信号によって前記した倍率誤差ズレ,傾
きズレ,転写材送り方向位置ズレ,走査線の走査方向の
位置ズレを自動で調整する調整手段を具備した画像形成
装置において、基準となる画像担持体以外の走査線の倍
率誤差ズレ,傾きズレ,転写材送り方向位置ズレ,走査
線の走査方向の位置ズレの調整手段を具備したことを特
徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の画像担持体上に
画像を形成して同一転写材に多重画像を得る画像形成装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】 〔第一従来例〕従来の画像形成装置としては、図18乃
至図20に示すようなものがある。同図において301
C,301M,301Y,301BKはそれぞれシア
ン、マゼンタ、イエロー、ブラックに対する感光ドラム
であり、302C,302M,302Y,302BKは
図示されていないレーザー光源より照射されたビームが
矢印B方向に回転する回転多面鏡303によって双方向
に走査され、fθレンズ304C,304M,304
Y,304BKを通過して各感光ドラムに走査される走
査線である。
【0003】感光ドラムは矢印A方向に回転し、転写材
は矢印X方向に搬送され、感光ドラム上に形成された画
像を転写材上に多重転写することによって多重画像を形
成する。
【0004】このような装置では感光ドラム面に走査さ
れる走査線は図7のようにドラム軸に対して傾きαをも
ち、かつ走査方向が感光ドラム301C,301M,3
01Y,301BKではそれぞれa,bと異なるために
傾きαの方向が逆になる。そのために転写材に転写され
た画像に傾き位置ズレが生じる。
【0005】また図21に示すようにそれぞれの走査線
の光路長に差異があると走査線m0,m1 ,のように倍
率が異なってしまい、そのために転写材に転写された画
像に倍率位置ズレが生じる。さらに、位置ズレの種類と
しては、転写材送り方向の位置ズレ(トップマージ
ン)、走査線の走査方向の位置ズレ(レフトマージン)
等がある。つまり位置ズレとしては傾きズレ、倍率誤差
ズレ、トップマージン、レフトマージンの4種類があ
る。
【0006】また、上記の4種類のズレの原因として
は、機内昇温によって感光ドラム位置決め部材が伸び縮
みすることや、感光ドラムを交換すること、機械設置位
置が変わることによって感光ドラムの位置が変化するこ
と、反射ミラー306,307,308の位置が変化す
ることなども考えられる。従ってその位置ズレを補正す
る技術が必要とされている。
【0007】その位置ズレに対して従来行われていた補
正方法について説明する。図18,図20において、3
15,316は転写材305又は転写材搬送ベルト31
7上に転写されたレジスターマーク、313,314は
レジスターマークを読み取るためのセンサー(通常はC
CDである。)、309,310,311,312はセ
ンサーで読み取るための光学系である。それぞれの光学
系をアッセンブリーしたものがLSR,LSFである。
【0008】このような構成において前述したようなさ
まざまな要因によって発生する画像の位置ズレを転写材
搬送ベルト317もしくは転写材305に転写されたレ
ジスターマークをセンサー(CCD)313,314で
読み取り、それから得られる信号によって各種の位置ズ
レ量を算出して以下の方法でズレ量を補正する。
【0009】トップマージンとレフトマージンについて
は走査線の走査タイミングを電気的に調整してズレ量を
補正する。
【0010】倍率誤差ズレ、傾きズレに対してはミラー
306,307を一対とした八の字ミラーを図20に示
したように装置本体に対して矢印E方向、矢印F方向に
各々独立に調整可能としており、これら調整を行うため
の調整手段として、段階的に直線移動する駆動源である
ステップモータを備えたリニアステップアクチュエータ
等のアクチュエータ327,328,329が装備され
ている。
【0011】ここで、アクチュエータ327をE1 方向
に駆動することにより、ミラー対306,307はE1
方向に略平行移動され、感光ドラム1上までの光路長を
短くし、アクチュエータ327をE2 方向に駆動するこ
とにより光路長を長く調整することができる。このよう
に、光路長を調整することにより、所定の広がり角を有
する走査線302の感光ドラム上の走査線の長さを、例
えば図21(a)のようにm0 からm1 に変えることが
できる。
【0012】また、アクチュエータ328,329を同
時に同方向に例えばF2 方向に駆動することにより、ミ
ラー対306,307は上記E方向と略垂直な方向であ
るF方向に平行移動され、これにより、図21(b)の
走査線m0 を走査線m2 の位置まで平行移動させること
ができる。また、アクチュエータ328,329のいず
れか一方を移動した場合、またはアクチュエータ328
をF1 方向へ、アクチュエータ329をF2 方向へ駆動
させるような互いに反対方向の駆動を与えた場合には図
21(c)の走査線m0を走査線m3のように傾き角を
変えることができる。
【0013】以上述べたように、一対のミラーを略直角
に組み込んだミラー対を走査光学装置から感光ドラムま
での走査線光路内に配設し、ミラー対の位置をアクチュ
エータ327又はアクチュエータ328,329により
調整することによって、光路長又は走査線走査位置を各
々独立に調整することができる。即ち、八の字型に配設
された一対のミラー306,307をE方向に移動する
ことによって、感光ドラム上に結像された走査線の位置
を変えることなく、走査線2の光路長のみを補正するこ
とができ、またミラー対306,307をF方向に移動
することによって走査線302の光路を変えることな
く、感光ドラム上の結像位置及び角度の補正をすること
ができる。
【0014】ここで基準ステーションの傾きズレは組立
て時に治具によってドラム301Cに対して正しい位置
に調整される。倍率誤差ズレは組立時に治具によってア
クチュエータ327を駆動させることでドラム301C
に対して正しい倍率に調整されアクチュエータ327は
固定される。
【0015】この状態において組立時の倍率を図18で
示す読取り系309,310,311,312,31
3,314を用いて機械に記憶しておく。
【0016】ここで組立時の基準ステーションの倍率の
記憶,調整の方法を以下に説明する。
【0017】治具によって調整された基準ステーション
において、図18に示すように転写材搬送ベルト317
上に所定の間隔Lになるように図示されていないレーザ
ー光源の発光時間間隔Tで2つのレジスターマーク31
5,316をドラム上に形成して、それを図示されてい
ない現像器で顕在化した後に転写させる。そのレジスタ
ーマーク315,316の間隔LをCCD313,31
4によって読み取り記憶する。詳細を図に示す。
【0018】CCD313,314の読み取りラインは
転写材搬送ベルト317の送り方向Xに対して垂直方向
になるようにレンズ311,312、照明ライト30
9,310とともに本体に固定されている。レジスター
マーク315,316の中心をそれぞれCCD313,
314で読み取り、CCDの画素の位置をRAM等の記
憶手段Mに記憶する。図25ではレジスターマーク31
5はn番目、レジスターマーク316はm番目となる。
【0019】次に、上記と同じように間隔Lになるよう
にレーザー光源の発光時間間隔Tで2つのレジスターマ
ーク315,316をドラム上に形成して、それを顕在
化した後に転写材搬送ベルト317上に転写しその中心
をCCD313,314で読み取る。その時に例えばレ
ジスターマーク315がn+3番目、レジスターマーク
316がm−1番目(図25の破線)だとするとレジス
ターマーク315,316の間隔はLではなくCCDの
2画素〔((n+3)−n)+(m−1)−m)=3−
1=2画素〕分だけ広がったことになる。つまり倍率が
変化したことになる。この測定値から、基準ステーショ
ンの倍率がCCDの2画素分小さくなるように、図20
の調整手段としてのアクチュエータ327をE1 方向に
移動させることで、基準ステーションの倍率は常に組立
調整時の所定の値Lに戻すことが可能となる。
【0020】このようにして多重画像形成装置におい
て、位置ズレ補正手段として、電気的調整と光学走査系
の調整を用いることで画像位置ズレを補正していた。 〔第二従来例〕従来、このような画像形成装置としては
図26に示すようなものがある。
【0021】これは、図示しないレーザー光源より照射
されたレーザビームが図中矢印B方向に回転する回転多
面鏡103により双方向へ走査されてシアン(C),マ
ゼンタ(M),イエロー(Y),ブラック(BK)にそ
れぞれ対応するfθレンズ(図示せず)を通過し、この
fθレンズを通過後にミラー104C,104M,10
4Y,104BKを介して走査線102C,102M,
102Y,102BKによって図中矢印A方向に回転す
る感光ドラム101C,101M,101Y,101B
K上に画像が形成され、図中矢印X方向へ搬送される転
写材105に多重転写することで、多重画像を形成する
ものである。
【0022】このように複数の画像形成ステーションを
有する装置においては同一転写材105の同一面上に順
次異なる色の像を転写するので、各画像形成ステーショ
ンにおける転写画像位置が理想位置からずれると、例え
ば多色画像の場合には異なる色の画像間隔のずれ或いは
重なりとなり、またカラー画像の場合には色味の違い、
さらに程度がひどくなると色ずれとなって現われ、画像
の品質を著しく劣化させていた。
【0023】ところで、上記転写画像の位置ずれの種類
としては図27(a), (b),(c),(d)に示すよう
に、走査線書き込み方向(図中A方向)の位置ずれ(ト
ップマージン)(同図(a))、走査方向(図中A方向
に直交するB方向)の位置ずれ(レフトマージン)(同
図(b))、斜め方向の傾きずれ(同図(c))、倍率
誤差のずれ(同図(d))があり、実際には上記4種類
のずれが重畳したものが現われている。
【0024】そして、上記画像ずれの主な原因は、同図
(a)のトップマージンの場合は各画像形成ステーショ
ンの画像書き出しタイミングのずれであり、同図(b)
のレフトマージンの場合は各画像形成ステーションの各
画像の書込みタイミング即ち一本の走査線における走査
開始タイミングのずれであり、同図(c)の斜め方向の
傾きずれの場合は走査光学系の取付け角度ずれ又は感光
ドラムの回転軸の角度ずれであり、図27(d)の倍率
誤差によるずれの場合は各画像形成ステーションの光走
査光学系から感光ドラムまでの光路長の誤差△Lによ
る、走査線長さのずれ2×δSによるものである。
【0025】そこで上記の4種類のずれをなくすため
に、まず、トップマージンとレフトマージンについては
走査線102C,102M,102Y,102BKの走
査タイミングを電気的に調整してズレ量を補正する。
【0026】そして倍率誤差ズレ,傾きズレに対しては
各ステーションの光路の途中にある折返しミラーのうち
のミラー106,107を直角に一対としたほぼ八字型
のミラー対106,107を図28に示すように装置本
体に対して矢印E方向,矢印F方向に各々独立に調整す
ることでズレ量を補正可能としている。
【0027】これら調整を行なうための調整手段とし
て、段階的に直線移動する駆動源であるステップモータ
を備えたリニアステップアクチュエータ等のアクチュエ
ータ108,109,110が装備されている。
【0028】ここで、アクチュエータ108をE1 方向
に駆動することにより、ミラー対106,107はE1
方向にほぼ平行に移動され、感光ドラム101C,10
1M,101Y,101BK上までの光路長を短くし、
アクチュエータ108をE2方向に駆動することにより
光路長を長く調整することができる。
【0029】このように、光路長を調整することによ
り、所定の広がり角を有する走査線102C,102
M,102Y,102BKの感光ドラム101C,10
1M,101Y,101BK上の走査線102C,10
2M,102Y,102BKの長さを、例えば図29
(a)のようにm0 からm1 に変えることができる。
【0030】また、アクチュエータ109,110を同
時に同方向に、たとえば図29(d)に示すようなF2
方向に駆動することにより、ミラー対106,107は
上記E方向とほぼ垂直な方向であるF方向に平行に移動
されて106´,107´の位置となり、これにより、
図29(b)の走査線m0 を走査線m2 の位置まで平行
に移動させることができる。また、アクチュエータ10
9,110のいずれか一方を移動した場合、またはアク
チュエータ109をF1 方向へ、アクチュエータ110
をF2 方向へ駆動させるような互いに反対方向の駆動を
与えた場合には図29(c)の走査線m0 を走査線m3
のように傾き角を変えることができる。
【0031】以上述べたように、一対のミラーをほぼ直
角に組み込んだミラー対106,107を走査光学装置
から感光ドラム101C,101M,101Y,101
BKまでの走査線102C,102M,102Y,10
2BK光路内に配設し、ミラー対106,107の位置
をアクチュエータ108またはアクチュエータ109,
110により調整することによって、光路長又は走査線
102C,102M,102Y,102BK走査位置を
各々独立に調整することができる。
【0032】すなわち、八の字型に配設されたミラー対
106,107をE方向に移動することによって、感光
ドラム101C,101M,101Y,101BK上に
結像された走査線102C,102M,102Y,10
2BKの位置を変えることなく、走査線102C,10
2M,102Y,102BKの光路長のみを補正するこ
とができる。
【0033】またミラー対106,107をF方向に移
動することによって走査線102C,102M,102
Y,102BKの光路長を変えることなく、感光ドラム
101C,101M,101Y,101BK上の結像位
置および角度の補正をすることができる。
【0034】以上説明したような方法を用いると基準と
なる走査線102Cに対して他の3本の走査線の倍率誤
差ズレ,傾きズレ,トップマージン,レフトマージンの
全てを一致させることが可能である。 〔第三従来例〕図35は走査光学装置を有する多重画像
形成装置の斜視図である。
【0035】図において、421C,421M,421
Y,421BKは受光部としての感光ドラムで、各色毎
の画像が形成される。422C,422M,422Y,
422BKは走査線で、後述する第一光学手段としての
レーザー光源から照射された画像光としての光ビーム
が、矢印B方向に回転する第二光学手段としての回転多
面鏡423によって走査され、形成された感光ドラム上
の軌跡である。
【0036】感光ドラム421C〜421BKは矢印A
方向に回転し、転写材424は転写搬送ベルト425に
よって矢印X方向に搬送される。このとき、感光ドラム
421C〜421BK上に形成された各色毎の画像は、
順次転写材424に転写され、多重転写が行なわれる。
以上のような課程で多重画像が形成される。感光ドラム
421C〜421BKは図示しない装置本体へと取り付
けてある。
【0037】図36は、図35に示した多重画像形成装
置の平面図であり、感光ドラム421M,421Y上の
走査線422M,422Yを同一平面上に展開して示し
てある。なお、走査線422C,422BKは、平面上
では走査線422M,422Yと同じになるために省略
してある。
【0038】図において、401は双方向のうち一方の
光学系が配置された光学台としてのレンズ台で、シア
ン,マゼンタの各レーザ光源402C,402M、fθ
レンズ403等が取り付けられている。404は双方向
のうち他方の光学系が配置された光学台としてのレンズ
台で、イエロー,ブラックの各レーザ光源402Y,4
02BK、fθレンズ405等が取り付けられている。
これらのレンズ台401,404は、回転多面鏡423
が収まったモーター筐体415と共に支持台としての基
台406に保持されており、この基台406は、装置本
体407に位置決めされて3本のビス10で取り付けら
れている。
【0039】そして、双方向2系統の光学系、すなわち
fθレンズ403,405それぞれの光学中心軸41
1,412は、回転多面鏡423の反射面における双方
向各々の光学中心413,414に一致するように配置
されている。また、レンズ台401,404は、光学中
心413,414を中心α方向に同一平面内で回転可能
であり、走査線422M,422Yそれぞれの片倍率を
調整した後にそれぞれ3本のビス409C,409Yに
より任意の位置で基台406に固定される。
【0040】このような構成において装置を稼動すると
モーター筐体415内の回転多面鏡423が図示されて
いないモーターによって高速回転する。さらにレーザー
光源402C,402M,402Y,402BKを点滅
させるための電気基板であるレーザードライバー408
C,408M,408Y,408BKに電流が流れる。
これらのモーター,レーザードライバーは発熱源であり
レンズ台401,404、基台406を加熱し、それぞ
れを昇温させることになる。ここでレンズ台401,4
04は高精度な寸法精度が要求される光学部品であるた
めに、通常はアルミニウム系の金属や線膨張係数をアル
ミニウムに近づけた樹脂材料が用いられる。また基台4
06はそれほどの高精度が必要ないために、安価な鉄系
の金属や汎用樹脂材料が用いられる。 〔第四従来例〕従来の画像形成装置としては、図38に
示すようなものがある。同図において701C,701
M,701Y,701BKはそれぞれシアン、マゼン
タ、イエロー,ブラックに対する感光ドラムである。
【0041】そして、図示されていないレーザー光源よ
り照射された画像光としてのビームWが矢印B方向に回
転する回転多面鏡703によって双方向に走査され、f
θレンズ(図示せず)を通過し、ミラー750により反
射されて各感光ドラムに直線状に走査され、潜像が形成
される。
【0042】感光ドラムは矢印A方向に回転し、転写材
は矢印X方向に搬送され、感光ドラム上に形成された潜
像を可視画像化し、該画像を転写材上に多重転写するこ
とによって多重画像を形成する。
【0043】図39(A)は長さLの走査領域Sとビー
ムWとの関係を示す。ビームWの中心、即ち光軸Pが感
光体ドラムに到達した地点Q0 の角度θは90°であ
り、地点Q0 から走査領域Sの両端までの距離L1 ,L
2 は同等である。
【0044】従って、通常は装置の組立工程において、
治具を用いて感光ドラムと、光学手段としてのミラー,
回転多面鏡,レーザー光源等との相対位置を調整し、θ
=90°となるように設定している。
【0045】
【発明が解決しようとする課題】
〔第一従来例〕図18においてレジスターマークを読み
取るセンサー313,314やレンズ311,312、
照明ランプ309,310はそれぞれ各ユニットLSF
とLSRとして組立て調整されて装置本体のステーST
に取り付けられている。該装置本体には多数の発熱体,
電気部品を有しており、その装置を稼動することによっ
て多量の熱が発生し、装置起動時点と終日運転した時点
では機内の温度が40℃程度も上昇することになる。そ
うなった場合にLSF,LSRを取り付けているステー
STが熱膨張する。その量△lはステーの材質である鉄
の線膨張係数を1.2×10-5/℃,LSRとLSFの
間隔l=280とすると、 △l=280×1.2×10-5×40=0.134mm と大きな値となる。LSFとLSRの間隔lが△lだけ
変化するということは基準となる走査線(たとえばシア
ン)のレジスターマーク読み取り時に、レジスターマー
クは正しい位置に書き込まれていたとしても読み取り間
隔が△lだけ大きくなった分基準となる走査線の倍率が
△lだけ小さくなったと判断して前述した自動調整機構
によって△lだけ倍率を大きくしてしまう。つまり基準
ステーションの倍率が不適正なものになる。倍率の変化
した基準ステーションの走査線に他の3本の走査線の倍
率を合わせるように自動調整するためにすべての走査線
の倍率が不適正なものとなり画像品位を著しく悪化させ
ることになる。 〔第二従来例〕しかしながら、上記の調整を装置製作時
に行ない色ずれのない高品位な画像が得られたとして
も、装置を実使用場所に設置すると以下のような課題が
発生していた。 1.装置の製作調整場所と設置場所の床平面の傾きが異
なるために装置全体のねじれ具合が異なり走査線の傾き
ズレが発生する。その結果、傾きズレの発生に伴なっ
て、トップマージン,レフトマージンのズレが発生する
おそれがある。 2.装置の製作調整場所と設置場所の環境温度が異なる
ために装置全体の寸法が変化して走査線の光路長,感光
ドラムの間隔が変化し、倍率誤差やトップマージンのズ
レが発生するおそれがある。 3.装置を設置後、稼動,停止の繰り返しによって装置
の昇温,冷却を繰り返すことで装置の全体寸法変化が生
じる。そうすることで上記課題2と同じように倍率誤
差,トップマージンのズレが発生するおそれがある。
【0046】ここで上記課題1,2,3のズレが発生す
る原因を以下に説明する。
【0047】図30は図26の正面図である。装置全体
は4個のキャスター又は設置足111によって支えられ
ている。装置製作調整時と装置設置場所の床の平面度が
異なると、該キャスター又は設置足111の床接触部の
高さが変化し、それに伴なって装置筐体が自重で支えき
れずにねじれる。
【0048】筐体がねじれると、感光ドラム101C,
101M,101Y,101BKの軸、転写ベルト駆動
ローラ軸112、及び従動ローラ軸113がねじれる。
またねじれる量もキャスター又は設置足111との距離
によって一定ではない。このような状態になると上記課
題1で記載した4本の走査線の傾きズレ,トップマージ
ンズレ,レフトマージンズレが発生する。
【0049】次に、課題2,3について説明する。装置
の温度上昇が生じると、転写ベルト駆動ローラ112が
材料の線膨張係数と直径と、昇温量に応じて直径が大き
くなる。駆動ローラ112は一定角速度で回転している
ために転写ベルト114の移動速度Vが△Vだけ速くな
る。つまり、V+△Vで移動する。そうなるとトップマ
ージンが変化する。
【0050】このことを図31を用いて説明する。感光
ドラム101C〜101BKのそれぞれの間隔は一定な
ので駆動ローラ112が正規の速度であれば、感光ドラ
ム101Cにおいて転写材105に画像が転写される位
置Cに他のステーションの画像M,Y,BKが重なるの
だが、転写ベルト114の速度が速いために感光ドラム
101Mにおいて画像はCよりも遅れた位置Mに転写さ
れる(図31(c))。同じように感光ドラム101
Y,101BKにおける画像Y,BKも図31(a),
(b)のように遅れた位置に転写される。つまりトップ
マージンズレが発生する。
【0051】次に、装置が温度上昇すると、感光ドラム
軸を支える側板もその材料の線膨張係数と寸法と昇温量
に応じて位置が変化する、つまり図11のように感光ド
ラムの位置が変化する。図32(d)に示す感光ドラム
101Cを基準に考えると、101M,101Y,10
1BKの順に位置変化量△1,2△1,3△1が大きく
なる。そうなると転写材は一定速度Vで移動していくた
めに転写される画像はCに対してM,Y,BKと早まる
ようになる。つまりトップマージンズレが発生する。
【0052】次に、側板が熱膨張すると側板で支えられ
ている反射ミラーの位置も変化する。図33にχ方向の
位置変化(破線は昇温前、実線は昇温後)を示した。感
光ドラム101C基準で考えるとすべてのステーション
のミラーの位置が変化するので光路長が変化する。変化
する量は感光ドラム101Cからの距離によって一定で
ない。
【0053】同様に図34にy方向の位置変化(破線は
昇温前、実線は昇温後)を示した。y方向においてもミ
ラーの位置が変化するために光路長と照射位置が変化す
る。
【0054】以上は昇温の場合について説明したが、冷
却される時にも方向が逆になるだけで同じである。この
ように、従来では装置設置場所によって傾きズレ,トッ
プマージンズレ,レフトマージンズレが発生し、設置場
所の環境温度及び装置の稼働,停止による温度変化によ
って倍率誤差ズレ,トップマージンズレが生じるという
課題があった。 〔第三従来例〕このように材質の異なった部材がビス4
09,410によって締結されているところに上述した
発熱源によって、加熱されると線膨張係数の違いによる
平面方向の伸び量の差によってレンズ台401,40
4、基台406に垂直方向の変位、即ちソリが発生す
る。このようなソリが発生すると感光ドラム上の走査線
の走査位置が変化してしまい走査精度が低下する。その
ことを図 で説明する。今説明を簡単にするために基台
406は変化せず、レンズ台401のみが変化すること
を考える。図37(a)において前述したようにレンズ
台401がビス409での固定位置は動かずに中央付近
を垂直方向、即ちZ方向に湾曲させる。レンズ台401
が湾曲すると、その周辺のレーザー取り付け部も変形を
してレーザー光の照射方向が変化し、回転多面鏡423
でのレーザー光の反射位置がからに変化する。回転
多面鏡423での反射位置がに変化すると、図
(b)のように走査位置がからに変化してしまう。
【0055】このように走査位置が変化すると画像書き
込み位置が変化し、さらに走査線湾曲も増加する。これ
らの変化は、複数本のレーザー光を重ねてカラー画像を
得るカラープリンターにおいては色ズレ,色味変化とし
て画像に現われ、著しく画像品位を低下させることにな
ってしまう。
【0056】また、基台406が昇温による熱で変形し
ても上記と同様な現象が発生する。さらに実際の現象
は、レンズ台401と基台406の双方が変形して走査
位置変化,走査線湾曲ともに予想が難しく、画像品位の
低下は避けられないものであった。 〔第四従来例〕しかし、装置の実使用状態においては装
置設置場所の床の平面度によって装置にねじれが生じた
り、装置内部の昇温による各部位の変形によるねじれが
生じる。すると図39(B)のようにθ=90°に調整
されていた感光ドラムと光学手段との相対位置が変化し
てθ≠90°となってしまう。
【0057】その結果、距離L1 ,L2 が不等な片倍率
の不一致を招く。ここで、感光ドラムにおける片倍率が
すべて一致していない場合を考える。
【0058】たとえば、701Cのシアンドラムにおい
てはθ=90°でL1 =L2 となっていて、701Mの
マゼンタドラムにおいてθ≠90°でL1 ≠L2 となっ
ているとすると、701Cドラム上のQ0 点と701M
ドラム上のQ0 点が転写材上に多重転写された時に一致
しない。これはシアンとマゼンタの色ズレとなって現わ
れ、フルカラー画像においての色ズレ,色味の変化の原
因となり画像品位を著しく劣化させる。 〔第一発明の目的〕読み取り系の間隔変化に影響されな
い高品位な画質を得られる画像形成装置を提供。 〔第二発明の目的〕倍率誤差、傾き誤差、走査線書き込
み方向位置誤差、及び走査線書き込み方向と直角方向位
置誤差を装置外部から補正でき、しかも、装置内の温度
に応じて上記各誤差を補正することができる、色ズレの
ない高品位な画像を得ることが可能な画像形成装置を提
供することにある。 〔第三発明の目的〕光学台,支持台が相互に所定平面に
対して垂直方向に変位することを防止できる走査光学装
置を提供する。 〔第四発明の目的〕使用条件の変化に対応して像担持体
と光学手段との相対位置を調整し、画像光の中心が像担
持体に到達した地点から走査領域の両端までの二つの距
離を常に同等に維持できる画像形成装置を提供。
【0059】
【課題を解決するための手段】
〔第一発明〕複数の画像担持体上に、それぞれ複数の異
なる画像信号によって変調されかつ偏向手段によって走
査される走査線によって、それぞれ異なる画像を形成
し、該画像を同一の転写材上に転写する画像形成装置
で、各走査線の倍率誤差ズレ,傾きズレ,転写材送り方
向位置ズレ,走査線の走査方向の位置ズレを検出する検
出手段を具備し、該検出手段によって検出された信号に
よって前記した倍率誤差ズレ,傾きズレ,転写材送り方
向位置ズレ,走査線の走査方向の位置ズレを自動で調整
する調整手段を具備した画像形成装置において、基準と
なる画像担持体以外の走査線の倍率誤差ズレ,傾きズ
レ,転写材送り方向位置ズレ,走査線の走査方向の位置
ズレの調整手段を具備したことを特徴とする。 〔第二発明〕像担持体上における走査線の倍率誤差、傾
き誤差、走査線書き込み方向位置誤差、及び走査線書き
込み方向と直角方向位置誤差を補正可能な補正手段を備
えた画像形成装置において、上記装置内の内部温度を検
出する検出手段と、上記検出手段の検出結果に応じて、
上記補正手段が上記誤差を補正するための指令を含む補
正情報を入力する入力手段とを設けた。 〔第三発明〕受光部を有する装置本体と、装置本体に取
り付けた支持台と、支持台に取り付けた光学台とを有
し、光学台には画像光を形成する第一光学手段を設け、
支持台には画像光を所定平面内で偏向して受光部へ走査
する第二光学手段を設けた走査光学装置において、前記
光学台が所定平面と同一方向に変位することを許容し、
かつ、該光学台が所定平面に対して垂直方向に変位する
ことを防止する第一規制手段を設け、前記支持台が所定
平面と同一方向に変位することを許容し、かつ、該支持
台が所定平面に対して垂直方向に変位することを防止す
る第二規制手段を設けた。 〔第四発明〕像担持体と、像担持体の所定領域に画像光
を直線状に走査して潜像を形成する光学手段とを有する
画像形成装置において、画像光の中心が像担持体に到達
した地点から走査領域の両端までの二つの距離を測定す
る測定手段と、測定の結果前記二つの距離が不等の際に
は、該二つの距離が同等となるように像担持体と光学手
段との相対位置を調整する調整手段を設けた。
【0060】
【作用】
〔第一発明〕本発明によれば基準となる画像担持体以外
の走査線の倍率誤差ズレ,傾きズレ,トップマージン,
レフトマージンの調整手段を具備することによって読み
取り系LSF,LSRの間隔の変化に影響されない高品
位な画像を得ることが可能となる。 〔第二発明〕而して本発明によれば、装置内部温度を検
出する検出手段と、入力手段とを設けたので、装置内部
の温度に応じて、誤差を補正するための補正情報を入力
することが可能となり、装置における各種の誤差を補正
することができる。 〔第三発明〕光学台,支持台が加熱により膨張した場
合、相互に平面方向に変位して膨張差を吸収するから、
平面方向に対して垂直方向には変位しない。 〔第四発明〕測定手段は画像光の中心が像担持体に到達
した地点から走査領域の両端までの二つの距離を測定し
ている。
【0061】使用条件の変化によって像担持体と光学手
段との相対位置が狂い二つの距離が不等となる。測定手
段によってこの不等が測定されると、調整手段によって
同等となるように位置調整が行なわれる。
【0062】
【実施例】
〔第一発明〕図1,図2において201C,201M,
201Y,201BKはそれぞれシアン、マゼンタ、イ
エロー、ブラックに対する感光ドラムであり、202
C,202M,202Y,202BKは図示されていな
いレーザー光源より照射されたビームが矢印B方向に回
転する回転多面鏡203によって双方向に走査され、f
θレンズ204C,204M,204Y,204BKを
通過して各感光ドラムに走査される走査線である。
【0063】感光ドラムは矢印A方向に回転し、転写材
は矢印X方向に搬送され、感光ドラム上に形成された画
像を転写材上に多重転写することによって多重画像を形
成する。
【0064】215,216は転写材205又は転写材
搬送ベルト217上に転写されたレジスターマーク、3
13,314はレジスターマークを読み取るための検出
手段としてのセンサー(通常はCCDである。)、20
9,210,211,212はセンサーで読み取るため
の光学系である。それぞれの光学系をアッセンブリーし
たものがユニットLSR,ユニットLSFである。
【0065】図3は基準となるステーションをシアンと
した場合のシアンステーションの概略図である。一対の
ミラーを略直角に組み込んだミラー対206C,207
Cは従来例で述べたようなアクチュエータは有しておら
ず、組立て調整時に治具により倍率調整(矢印E方
向),傾き調整(矢印F方向)を行った後に本体に固定
され、決して動くことはない。つまり装置稼動中は基準
ステーションの走査線の倍率、傾きは常に一定に保たれ
る。次に他の3本の走査線を基準ステーションの走査線
に一致するように自動調整をする。
【0066】ここで読み取り系の間隔lが装置の昇温等
によって変化していたとしても位置ズレは自動調整可能
である。そのことを図4で説明する。基準ステーション
のシアン(C)と、マゼンタ(M)のレジスターマーク
の位置関係を示している。読み取り系ユニットLSRで
はMの走査線の走査方向ズレaを読み、ユニットLSF
は同様にbの値を読む。マゼンタの倍率ズレはb−aな
のでこの量だけ補正するようにマゼンタのミラー対20
6M,207Mを移動すればよい。つまりユニットLS
RとユニットLSFはそれぞれaとbの大きさを読み取
ればよいので、その間隔lが装置昇温等によって△l変
化しても関係ないのである。しかも基準ステーションの
倍率は組立て調整時に治具により調整されているために
正確である。よってマゼンタの倍率も正確となる。同様
にイエロー,ブラックについても正確な倍率に合わせる
ことが可能となる。
【0067】傾きズレ,トップマージン,レフトマージ
ンについても基準ステーションに他の3本の走査線を合
わせることが可能である。 〔第二発明〕図5は本発明の実施例に係る画像形成装置
におけるレジ合わせのフローチャートを示す図、図6は
色ズレの補正の順序を説明する図である。尚、図5のフ
ローチャートは装置を設置した時点で行うものとする。
【0068】先ず、基準となる走査線をシアンCとし、
シアンCとマゼンタMの一致すべく走査線を転写材上に
画像形成し、その定着画像を出力する(ステップ1
0)。その画像出力を目視してシアンCとマゼンタMと
のレジ合わせ処理を行う(ステップ11)。
【0069】レジ合わせ処理が終了したら、レジが合っ
たことを確認し(ステップ12)、もし、レジが合って
いなければもう1度レジ合わせ処理を行う。シアンCと
マゼンタMのレジが合ったら、次は同様にシアンCとイ
エローY,シアンCとブラックBKのレジ合わせ処理を
行う(ステップ13〜18)。4色のレジ合わせ処理が
終了したら温度自動補正のスタート処理を行う(ステッ
プ19)。
【0070】ここで、上述したレジ合わせ処理を行うた
めの方法及びその処理を行う装置の構成を図5(b),
図6及び図7を参照して説明する。図 において、31
はパルスモータ、パルスモータの駆動方向、パルス数、
レフトマージン、及びトップマージンを入力するための
操作部、32は入力された補正情報に基づき演算及びパ
ルスモータの制御等を行うための制御回路、33〜40
はイエローY,マゼンタM,シアンC,及び、ブラック
BKの倍率及び傾きを調整するためのパルスモータ、4
1はトップマージン変更を、42はレフトマージン変更
を行うものである。
【0071】出力画像は図(a)に示すように傾き,倍
率,レフトマージン,トップマージンがすべてズレてい
る。尚、図中、PはシアンCの画像であり、Qはマゼン
タM,またはイエローY,またはブラックBKの画像を
表す。まず、図(a)のCLとML ,CR とMR の距離
の差分△11 だけ傾き調整を行う。調整手段は従来例で
説明した直角ミラー対106,107をアクチュエータ
で駆動することである。ここでアクチュエータの駆動は
上記の△11 を補正するべきパルスモータ36とその方
向とパルスモータ駆動パルス数を装置の操作部31から
入力し、装置内の制御回路32によって指定されたパル
スモータを指定された方向に指定されたパルス数だけ駆
動することで行なう(図7参照)。このようにして図6
(b)のように傾きが補正される。
【0072】次に画像PのCL とCR ,画像QのML
R の長さの差分△12 だけ倍率調整を行う。調整手段
は前述と同じように操作部31から行う。次に図6
(c)の状態からCL とML の差△13 だけレフトマー
ジン調整を行う。レフトマージンの補正量を操作部31
から入力すると、その補正量に応じて走査線の書き込み
方向の書き込みタイミングを制御回路32で演算して該
タイミングを変更する。
【0073】レフトマージン調整がおわった画像(図6
(d)の状態)からCL とML の差△14 だけトップマ
ージン調整を操作部31から同様な方法で行う。以上で
2本の走査線の画像P,Qは転写材上で一致する(図6
(e)の状態)。上述の処理を各色について行うことで
装置設置時における色ズレ補正は終了し色ズレのない高
品位な画像が得られる。
【0074】次に温度自動補正について説明する。従来
例で説明したように、装置の設置環境温度,装置内部発
熱によって装置が昇温し、倍率誤差ズレ,トップマージ
ンズレが生じる。ここで図4に示すように、実験的に昇
温量△Tに対して倍率誤差ズレ量△12 ,トップマージ
ンズレ量△14 がいくつになるかのデーターを採取す
る。装置使用時の発熱量の最大値と装置使用可能環境温
度の上限値の和と、装置使用可能環境温度の下限値によ
って△Tの実験範囲を決定すればよい。
【0075】温度検知センサの場所は倍率誤差,トップ
マージン誤差の原因となる転写ベルト駆動ローラ112
又は、折返しミラー106,107の近傍の一定の場所
に設置すれば、倍率誤差ズレ△12 ,トップマージンズ
レ△14 と温度変化量△Tとの相関関係が得られる。
【0076】上記のようにして得られた温度変化量と倍
率誤差ズレ,トップマージンズレ量との関係から温度変
化量と倍率誤差補正量,トップマージン補正量の関係を
得る。該補正量によって前記した八字ミラーの駆動パル
ス数とトップマージンの書き込みタイミング変更量の関
係を得る。そして、該温度検出センサによって検出され
る装置設置時レジ合わせ後温度自動補正スタート信号入
力時(図1)の温度と、装置使用時の温度との温度差に
よって前記の倍率誤差ズレとトップマージンズレの補正
を行う。
【0077】以上の説明は装置設置時を基準として説明
してきたが本発明はその時に限るものではなく、たとえ
ば装置の設置場所を変更した時、装置のメンテナンス
時、一定期間経過後、異常色ズレが発生した時等に実施
すればさらに効果が上がる。 〔第三発明〕図9は本発明を適用した多重画像形成装置
の斜視図であり、図10は走査光学装置の平面図であ
る。なお、図中、符号の添字は、C(シアン)、M(マ
ゼンタ)、Y(イエロー)、BK(グラック)の各色を
表わすものとする。
【0078】図9において、521C,521M,52
1Y,521BKは受光部としての感光ドラムで、各色
毎の画像が形成される。522C,522M,522
Y,522BKは走査線で、後述の第一光学手段として
のレーザー光源から照射された画像光としての光ビーム
Qが、矢印B方向に水平面内で回転する第二光学手段と
しての回転多面鏡523によって走査され、ミラー55
0で反射され、形成された感光ドラム521C,521
M,521Y,521BK上の軌跡である。
【0079】感光ドラム521C〜521BKは矢印A
方向に回転し、転写材524は転写搬送ベルト525に
よって矢印X方向に搬送される。このとき、感光ドラム
521C〜521BK上に形成された各色毎の画像は、
順次転写材524に転写され、多重転写が行われる。以
上のような課程で多重画像が形成される。
【0080】図10は、図9に示した多重画像形成装置
の平面図であり、感光ドラム521M,521Y上の走
査線522M,522Yを同一平面上に展開して示して
ある。なお、走査線522C,522BKは、平面上で
は走査線522M,522Yと同じになるために省略し
てある。
【0081】図において、501は双方向のうち一方の
光学系が配置された光学台としてのレンズ台で、シア
ン,マゼンタの各レーザー光源502C,502M、f
θレンズ503等が取り付けられている。504は双方
向のうち他方の光学系が配置された光学台としてのレン
ズ台で、イエロー,ブラックの各レーザー光源502
Y,502BK、fθレンズ505等が取り付けられて
いる。
【0082】またレンズ台501,504上にはレーザ
ー光源502Y,502BK,502C,502Mを点
滅させるレーザードライバー508BK,508Y,5
08C,508Mを設けてある。これらのレンズ台50
1,504は、回転多面鏡523が収まったモーター筐
体515と共に支持台としての基台506に保持されて
おり、この基台506は、装置本体507に取り付けら
れている。
【0083】図11はレンズ台501,504の基台5
06への固定方法を説明する正面断面図である。図11
において、レンズ台501,504の裏側には、加熱用
のヒーター551及び温度検出用のサーミスタ552が
取り付けられている。サーミスタ552からの検出信号
は、装置本体507側に設けた制御回路部553に入力
されてレンズ台501,504が設定温度T0 になるよ
うにヒーター551を制御する。
【0084】レンズ台501,504は熱伝導率の大き
いアルミニウム系の金属でできているために、温度分布
は均一性に富んでいるのでヒーター551とサーミスタ
552を取り付ける位置はあまり精度を必要としない。
【0085】次に設定温度T0 は本実施例ではT0 =3
5℃とした。これは従来例で説明したように、装置稼動
とともに回転多面鏡523を回すためのモーターの発熱
や、レーザードライバーの発熱によってレンズ台50
1,504が加熱される最大温度である。このT0 で温
調すれば装置稼動によってこの温度を越えることはな
い。また、装置が冷却されている状態から温調温度に達
するまでに最短時間ですむ。よって最も効率のよい温調
方法である。
【0086】次にレンズ台501,504の水平方向及
び垂直方向の位置決めについて説明する。水平方向の規
制手段591としての位置決めは図11のようにレンズ
台501,504の下面から突出している2本のピン5
54,555によって行われる。ピン554は基台50
6に開いた(光ビームQに対して垂直方向)嵌合穴55
6に嵌合している。ピン555は基台6に開いたχ方向
(光ビームQと同一方向)に自由となる長穴557に挿
入してレンズ台501,504は基台506に位置決め
される。
【0087】同様にして基台506の下面にはピン55
8,559を設けてあり、ピン558は装置本体507
の嵌合穴560内へと嵌合されている。またピン559
は装置本体507の長穴561内へと挿入されており、
平面方向χに変位することが許容されている。
【0088】図12は基台506に対するレンズ台50
1,504の規制手段590としての位置決め方法例を
示す。(a)は第一実施例であり基台506にはアーチ
形状に上方へ突出した支持部562を設けてあり、支持
部562上にレンズ台501(504)が載せてある。
【0089】また、基台506にはねじ563で固定し
たホルダ564を設けてある。ホルダ564には垂直方
向Zに沿った取付穴565を設けてあり、取付穴565
内の上方にはバネ566を設け、バネ566の下方には
球状のコロ567を設けてある。
【0090】前記レンズ台501はコロ567と支持部
562とにより保持されている。
【0091】図12(b)は第二実施例である。取付穴
565内には滑動子568を設けてある。その他は
(a)と同様に構成してある。
【0092】図12(c)は第三実施例である。基台5
06には上面を平坦化した支持部569を形成してあ
り、支持部569には垂直方向Zに沿ってめねじ570
を設けてある。一方、レンズ台501には長穴571を
貫通形成してある。
【0093】572はねじであり、軸部573、おねじ
574を有する。おねじ574はめねじ570へとねじ
込まれている。軸部573の軸方向寸法はレンズ台50
1の厚さよりも大きく、その外径φdは長穴571内で
移動できる寸法となっている。つまり、長穴571はレ
ンズ台501が熱膨張によりχ方向に移動する量よりも
十分に大きな値である。
【0094】また、レンズ台501上には長穴571と
略同じ内径を有するリング状のプレート574を設けて
あり、プレート574内へと軸部573を挿入してあ
る。
【0095】そして、ねじ572の頭部575とプレー
ト574との間にはバネ576を設けてある。
【0096】なお、図12の規制手段と同様の構成が、
装置本体507と基台506との位置決めにも適用され
る。
【0097】上記構成において、レンズ台501,50
4がヒーター551によって温調され温度が上昇すると
平面方向χに沿って膨張する。ピン555と長穴557
とは平面方向χに沿って相対移動自在である。また、バ
ネ566の弾性力によって基台506側へ押し付けられ
ている。このため、レンズ台501に垂直方向Zの変
倍、即ちソリは発生しない。
【0098】従って、光ビームQは常に感光ドラム52
1BK〜521Cの表面へと湾曲,位置ズレなく正確に
走査されることとなり、走査精度を維持できる。つま
り、画像品位が向上する。
【0099】なお、基台506と装置本体507との関
係も上記と同様の作用により垂直Z方向への変位はなく
同様の効果がある。 〔第四発明〕図13は本発明を適用した実施例の斜視
図、図14は正面図である。図において603は回転多
面鏡であり、回転多面鏡603を隔ててfθレンズ60
4Y,604BK,604M,604Cを設けてある。
【0100】更に同様にして上下一対のミラー606
C,607C、606M,607M、606Y,607
Y、606BK,607BKを設けてある。更に一対の
ミラーに対応してミラー608C,608M,608
Y,608BKを設けてある。
【0101】また、上記ミラー群の下方には像担持体と
しての感光ドラム601BK,601Y,601M,6
01Cを設けてある。更に感光ドラムの下方にはローラ
650,651,652に掛け回した転写材搬送ベルト
617を設けてある。
【0102】転写材搬送ベルト617の上方には画素間
隔の等しいCCD等のセンサー613,614,619
及び発光部610,620,609を幅方向に沿って設
けてある。また、転写材搬送ベルト617とセンサー6
13,614,619との間には、レンズ611,61
2,621を設けてある。
【0103】上記発光部,センサー,レンズが本発明に
おける測定手段を構成している。そして、センサー61
3,614,619は演算回路630へと電気的に接続
してあり、演算回路630は図示しない制御部を介して
アクチュエータ627へ接続されている。
【0104】アクチュエータ627は本発明における調
整手段であり、ステップモータを備えたリニアステップ
アクチュエータ等により構成される。アクチュエータ6
27は光学手段としてのミラーと感光ドラムとの相対位
置を調整する。
【0105】本実施例では前記八字状に配置した一対の
ミラー606BK,607BKを、図中略水平面内にお
いて、一端側Hを支点として他端側Jを方向Eに沿って
移動し、上記調整を行なう。
【0106】即ち、図16に示すようにこのアクチュエ
ータ627はミラー606BK,607BKの上下方向
でほぼ中央に相当し、かつミラー長手方向で他端側Jに
寄って配置されており、ミラー606BK,607BK
のホルダー653へと接続してある。つまり、アクチュ
エータ627を作動させることによってミラー606B
K,607BKを矢印E方向に移動させ得る。
【0107】上記構成において、図示しないレーザー光
源から発せられたビームUは、回転多面鏡603によっ
て偏向され、ミラーを介して感光ドラム上へと所定領域
1へと走査され、潜像を形成する。潜像は転写材搬送
ベルト617により搬送される転写紙605へと転写さ
れる。
【0108】次に測定方法を示す。転写材搬送ベルト6
17上にビームUの中心が感光ドラムに到達した地点Q
0 から走査領域QR ,QF の二つの距離L1 =L2 とな
るように、図示されていないレーザー光源の発光時間間
隔Tで3つのレジスターマーク615,618,616
をドラム上に形成して、それを図示されていない現像器
で顕在化した後に転写させる。そのレジスターマーク6
15,618,616の間隔L1 ,L2 をセンサー61
3,619,614によって読み取る。
【0109】転写材送り方向Xに向って左側のレジスタ
ーマーク615をQF 、中央のそれをQ0 、右側のそれ
をQR とし、QF ・Q0 の長さをL1 、Q0 ・QR の長
さをL2 とする。Q0 ,QF ,QR は電気的には各ステ
ーション同じ位置になるべきタイミングでドラム上に書
かれる。各QF ,Q0 ,QR に対す読み取りセンサーの
中央位置n,l,mの絶対位置は通常の機械的位置精度
であれば十分である。それは、基準ステーションのL
1 ,L2 の長さと、比較するステーションのL1,L2
の長さを相対比較すれば良いため絶対位置は必要ないか
らである。
【0110】図15においてシアンのレジスターマーク
を実線で、ブラックのレジスターマークを破線で示して
ある。シアンのレジスターマークはそれぞれCCDの
n,l,m画素に位置しており、間隔がそれぞれL1
2 となっている。それに対してブラックのレジスター
マークはそれぞれn+2,l+3,m−2画素に位置し
ており間隔がそれぞれL1 −1画素,L2 +1画素とな
っている。つまりブラックの片倍率がシアンのそれに比
べて図17(A)のようにL1 が短くなる方向に1画素
分くるっていることが演算回路630によってわかる。
【0111】すると、アクチュエータ627がE2 方向
に動き、QF 側の光路長が長くなり、図17(A)のよ
うなL2 >L1 の状態を、同図(B)のようにL1 =L
2 と片倍率を等しくすることが可能である。つまり基準
ステーションであるシアンの片倍率と同じにすることが
可能である。
【0112】以上の説明はL2 >L1 の場合についてで
あるが、L1 >L2 の場合にはアクチュエータ627を
1 方向に動かしてQF 側の光路長を短くすればL1
2にすることが可能である。ここでアクチュエータ6
27の移動量は、アクチュエータの位置とCCDの読み
取りよりわかるL1 とL2 の長さの差△lと光路の広が
り角αから決まる光路長の長さの差2△dの半分の△d
だけ動かせばよい。
【0113】以上の片倍率の調整では、走査線書き込み
方向位置ズレ(レフトマージン),転写材送り方向位置
ズレ(トップマージン),倍率ズレ,傾きズレを補正す
ることが可能であるために本発明の片倍率補正を行って
も問題はない。
【0114】
【発明の効果】
〔第一発明〕基準となる画像担持体以外の走査線の倍率
ズレ,傾きズレ,トップマージン,レフトマージンの調
整手段を具備することによって、装置が昇温することに
係わらず位置ズレのない高品位の画像を得ることが可能
となる。また、基準となる画像担持体の走査線の倍率ズ
レ,傾きズレの補正用アクチュエータをなくしたことに
より、より安価で信頼性の高い画像形成装置を提供する
ことが可能となる。 〔第二発明〕以上説明したように、本発明によれば装置
の設置時に走査線の倍率誤差、傾き誤差等を補正するこ
とができ、さらに装置稼動時に温度自動補正を行うこと
で、色ズレのない高品位な画像を得ることができる。 〔第三発明〕光学台,支持台等が加熱されて平面方向に
膨張した場合でも、垂直方向への変位を防止できる。従
って、画像光を正確に受光部へと走査でき、精度を維持
できる。 〔第四発明〕装置設置場所の変化や、装置内部の昇温等
による片倍率のくるいを修正して色ズレ,色味変化のな
い高画質なフルカラー画像を得ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一発明の全体の概略斜視図。
【図2】図1の正面図。
【図3】図1の部分的斜視図。
【図4】図3におけるレジスターマークと読取系との位
置関係を示す平面図。
【図5】(a),(b)は第二発明の実施例に係るレジ
合わせのフローチャートを示す図。
【図6】(a)〜(e)は第二発明の色ズレの補正の順
序を説明する図。
【図7】図5のレジ合わせを実施するための装置構成を
示すブロック図。
【図8】第二発明を示し、(a)は昇温とトップマージ
ンのズレ量の関係を示す図、(b)は昇温と倍率誤差の
ズレ量の関係を示す図。
【図9】第三発明を適用した多重画像形成装置の斜視
図。
【図10】図9で用いる走査光学装置の平面図。
【図11】図10のR−R線における正面断面図。
【図12】(a)〜(c)は第三発明の規制手段の構成
例を示す断面図。
【図13】第四発明の概略構成の斜視図。
【図14】図13の正面図。
【図15】図13に適用した測定手段を示す斜視図。
【図16】図13に用いる調整手段を示す部分的斜視
図。
【図17】(A)は第四発明における片倍率狂い状態の
説明図、(B)は調整後の図。
【図18】第一従来例の全体を示す斜視図。
【図19】図18の正面図。
【図20】図18の部分的斜視図。
【図21】(a)〜(d)は図18における走査線の調
整動作を示す図。
【図22】図18の転写材送り方向における走査線のズ
レを示す図。
【図23】図18の感光ドラム上における光路長の差を
示す図。
【図24】図18の読取系ユニットの調整機構を示す側
面図。
【図25】図18における電気的調整と走査光学系の調
整を示す図。
【図26】第二従来例の画像形成装置の概略構成を示す
斜視図。
【図27】(a), (b),(c), (d)は第二従来例の走
査線における各種の誤差を示す図。
【図28】第二従来例で色ズレ誤差の補正機構を説明す
る斜視図。
【図29】第二従来例で色ズレ誤差の補正を説明する
図。
【図30】第二従来例で図26の概略断面図。
【図31】(a)〜 (d)は第二従来例で昇温による色
ズレのメカニズムを説明する図。
【図32】(a)〜 (d)は第二従来例で昇温による色
ズレのメカニズムを説明する図。
【図33】第二従来例で昇温による色ズレのメカニズム
を説明する図。
【図34】第二従来例で昇温による色ズレのメカニズム
を説明する図。
【図35】第三従来例の走査光学装置を有する多重画像
形成装置の斜視図。
【図36】図35の走査光学装置の平面図。
【図37】(a), (b)は図35のレンズ台の変形状態
を示す正面断面図。
【図38】第四従来例の斜視図。
【図39】(A)は正常な走査線を示す図、(B)は不
等となった走査線の図。
【符号の説明】
206,207 直角ミラー LSR.LSF 読取系ユニット 215,216 レジスターマーク 31 操作部 32 制御回路 33,34,35,36,37,38,39,40 パ
ルスモータ 101 感光ドラム 102 走査線 106,107 ミラー 501,504 レンズ台(光学台) 506 基台(支持台) 507 装置本体 523 回転多面鏡(第二光学手段) 502BK,502M,502Y,502C レーザー
光源(第一光学手段) 521BK,521Y,521M,521C 感光ドラ
ム(受光部) 590,591 規制手段 X 水平方向 Z 垂直方向 601BK,601Y,601M,601C 感光ドラ
ム(像担持体) 606BK,607BK ミラー(光学手段) U ビーム(画像光) S1 走査領域 L1 ,L2 距離 613,614,619 センサ(測定手段) 611,612,621 レンズ(測定手段) 610,609,620 発光部(測定手段) 627 アクチュエータ(調整手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 1/04 106 Z 7251−5C // G03G 15/04 116

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の画像担持体上に、それぞれ複数の
    異なる画像信号によって変調されかつ偏向手段によって
    走査される走査線によって、それぞれ異なる画像を形成
    し、該画像を同一の転写材上に転写する画像形成装置
    で、各走査線の倍率誤差ズレ,傾きズレ,転写材送り方
    向位置ズレ,走査線の走査方向の位置ズレを検出する検
    出手段を具備し、該検出手段によって検出された信号に
    よって前記した倍率誤差ズレ,傾きズレ,転写材送り方
    向位置ズレ,走査線の走査方向の位置ズレを自動で調整
    する調整手段を具備した画像形成装置において、 基準となる画像担持体以外の走査線の倍率誤差ズレ,傾
    きズレ,転写材送り方向位置ズレ,走査線の走査方向の
    位置ズレの調整手段を具備したことを特徴とする画像形
    成装置。
  2. 【請求項2】 像担持体上における走査線の倍率誤差、
    傾き誤差、走査線書き込み方向位置誤差、及び走査線書
    き込み方向と直角方向位置誤差を補正可能な補正手段を
    備えた画像形成装置において、 上記装置内の内部温度を検出する検出手段と、 上記検出手段の検出結果に応じて、上記補正手段が上記
    誤差を補正するための指令を含む補正情報を入力する入
    力手段とを設けたことを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 受光部を有する装置本体と、装置本体に
    取り付けた支持台と、支持台に取り付けた光学台とを有
    し、光学台には画像光を形成する第一光学手段を設け、
    支持台には画像光を所定平面内で偏向して受光部へ走査
    する第二光学手段を設けた走査光学装置において、 前記光学台が所定平面と同一方向に変位することを許容
    し、かつ、該光学台が所定平面に対して垂直方向に変位
    することを防止する第一規制手段を設け、前記支持台が
    所定平面と同一方向に変位することを許容し、かつ、該
    支持台が所定平面に対して垂直方向に変位することを防
    止する第二規制手段を設けたことを特徴とする走査光学
    装置。
  4. 【請求項4】 像担持体と、像担持体の所定領域に画像
    光を直線状に走査して潜像を形成する光学手段とを有す
    る画像形成装置において、 画像光の中心が像担持体に到達した地点から走査領域の
    両端までの二つの距離を測定する測定手段と、測定の結
    果前記二つの距離が不等の際には、該二つの距離が同等
    となるように像担持体と光学手段との相対位置を調整す
    る調整手段を設けたことを特徴とする画像形成装置。
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