JP3202776B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

Info

Publication number
JP3202776B2
JP3202776B2 JP02334992A JP2334992A JP3202776B2 JP 3202776 B2 JP3202776 B2 JP 3202776B2 JP 02334992 A JP02334992 A JP 02334992A JP 2334992 A JP2334992 A JP 2334992A JP 3202776 B2 JP3202776 B2 JP 3202776B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image forming
image
registration
shift
forming apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP02334992A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05188697A (ja
Inventor
敦朋 吉澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP02334992A priority Critical patent/JP3202776B2/ja
Publication of JPH05188697A publication Critical patent/JPH05188697A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3202776B2 publication Critical patent/JP3202776B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Color Electrophotography (AREA)
  • Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Facsimile Scanning Arrangements (AREA)
  • Dot-Matrix Printers And Others (AREA)
  • Laser Beam Printer (AREA)
  • Mechanical Optical Scanning Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、画像形成装置に関し、特には、
複数の画像ステーションにより共通の記録媒体上に画像
形成する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3はこの種の画像形成装置の構成を説
明する概略斜視図である。
【0003】図において、図示しないレ−ザ光源より照
射されたレ−ザビ−ムが図中の矢印B方向に回転する回
転多面鏡103により双方向へ走査されてシアン
(C),マゼンタ(M),イエロー(Y),ブラック
(BK)にそれぞれ対応するfθレンズ(図示しない)
を通過し、このfθレンズを通過した走査線102C,
102M,102Y,102BKによって図中矢印A方
向に回転する感光ドラム101C,101M,101
Y,101BK上に画像が形成され、図中矢印X方向へ
搬送される転写材105に多重転写することで、多重画
像を形成するものである。なお、13は転写ベルト、3
1は転写ベルト駆動ロ−ラである。6C〜8C,6M〜
8M,6Y〜8Y,6BK〜8BKは反射ミラー(ミラ
ー)である。
【0004】このように複数の画像形成ステーションを
有する装置においては、同一転写材105の同一面上に
順次異なる色の像を転写するので、各画像形成ステーシ
ョンにおける転写画像位置が理想位置からずれると、例
えば多色画像の場合には、異なる色の画像間隔ずれある
いは重なりとなり、また、カラー画像の場合には、色味
の違い、さらに程度がひどくなると色ずれとなって現
れ、画像の品質を著しく劣化させていた。
【0005】ところで、上記転写画像の位置ずれの種類
としては、図4の(a)〜(d)に示すように、走査線
書込み方向(図中A方向)の位置ずれ(トップマージ
ン)(図4の(a)参照),走査方向(図中A方向と直
交するB方向)の位置ずれ(レフトマージン)(図4の
(b)参照),斜め方向の傾きずれ(図4の(c)参
照),倍率誤差ずれ(図4の(d)参照)等があり、実
際には上記4種類のずれが重畳したものが現れる。
【0006】そして、上記画像ずれの主な原因は、図4
の(a)に示すトップマージンの場合は、各画像形成ス
テーション(以下、単にステーションと呼ぶ)の画像書
出しタイミングのずれであり、図4の(b)のレフトマ
ージンの場合は、各ステーションの各画像の書込みタイ
ミング、すなわち1本の走査線における走査開始タイミ
ングのずれであり、図4の(c)の斜め方向の傾きずれ
の場合は、走査光学系の取り付け角度ずれまたは感光ド
ラムの回転軸の角度ずれであり、図4の(d)の倍率誤
差によるずれの場合は、各ステーションの光走査光学系
から感光ドラムまでの光路長の誤差ΔLによる、走査線
長さずれによるものである。そこで、トップマージン,
レフトマージンについては走査線102C,102M,
102Y,102BKの走査タイミングを電気的に調整
してずれ量を補正する。そして、倍率誤差ずれ,傾きず
れに対しては、各ステーションの光路の途中にある折り
返しミラーのうち、ミラー6,7を直角に一対とした略
ハ字型のミラー対を図5に示すように、装置本体に対し
て矢印E方向,矢印F方向に各々独立に調整することで
ずれ量を補正可能としている。
【0007】これらの調整を行うための調整手段とし
て、段階的に直線移動する駆動源であるステップモ−タ
を備えたリニアステップアクチュエータ等のアクチュエ
ータ27〜29が装備されている。ここで、アクチュエ
ータ27を図5の矢印E1方向に略平行に移動され、感
光ドラム101C,101M,101Y,101BK上
までの光路長を短くし、アクチュエータ27を図5の矢
印E2方向に駆動することにより、光路長を長く調整す
ることができる。このように、光路長を調整することに
より、所定の広がり角を有する走査線102C,102
M,102Y,102BKの感光ドラム101C,10
1M,101Y,101BK表面上における長さを、例
えば図6の(a)に示すように走査線m0から走査線m
1に変えることができる。
【0008】また、アクチュエータ28,29を同時に
同方向に、例えば図6の矢印F2方向に駆動することに
より、一対のミラー6,7は上記E方向と略垂直な方向
であるF方向に平行に移動され、これにより、図6の
(b)に示す走査線m0を走査線m2の位置まで移動さ
せることができる。また、アクチュエータ28,29の
いずれか一方を移動した場合、またはアクチュエータ2
8を矢印F1方向へ、アクチュエータ29を矢印F2方
向へ移動させるような互いに反対方向の駆動を与えた場
合には、図6の(c)の走査線m0を走査線m3のよう
に傾き角を変えることができる。
【0009】以上述べたように、一対のミラーを略直角
に組み込んだミラー6,7を走査光学装置か感光ドラム
101C,101M,101Y,101BKまでの走査
線102C,102M,102Y,102BKの光路内
に配設し、一対のミラー6,7の位置をアクチュエータ
27またはアクチュエータ28,29により調整するこ
とによって、光路長または走査線102C,102M,
102Y,102BKの走査位置を各々独立に調整する
ことができる。すなわち、ハ字型に配設された一対のミ
ラー6,7をE方向に移動することによって、感光ドラ
ム101C,101M,101Y,101BK上に結像
された走査線102C,102M,102Y,102B
Kの位置を変えることなく、走査線102C,102
M,102Y,102BKの光路長のみを補正すること
ができ、また、一対のミラー6,7をF方向に移動する
ことによって走査線102C,102M,102Y,1
02BKの光路長を変えることなく、感光ドラム101
C,101M,101Y,101BK上の結像位置およ
び角度の補正をすることができる。
【0010】以上説明したような方法を用いると、基準
となる走査線102Cに対して他の3本の走査線の倍率
誤差ずれ,傾きずれ,トップマージン,レフトマージン
の全てを一致させることが可能となる。
【0011】しかしながら、上記の調整を条件の整った
装置組立時に実行して色ずれのない高品位な画像が得ら
れた装置を実際に使用するユーザの配置位置に配設した
場合には、下記(1) 〜(3) に示す問題が発生する。
【0012】(1) 装置製作調整場所と設置場所の床平面
の傾きが異なるため、装置全体のねじれ具合が微妙にあ
るいは極端に異なることに起因して走査線の傾きずれが
発生し、結果として傾きずれに伴うトップマージン,レ
フトマージンのずれが発生する。
【0013】(2) 装置製作調整場所と設置場所の環境温
度が異なるため、装置全体の寸法が熱膨張等により変化
して走査線の光路長,感光ドラムの間隔等が変化し、結
果として倍率誤差,トップマージンのずれが発生する。
【0014】(3) 装置設置後における各ステーションの
可動,停止の繰り返しによって装置の昇温,冷却を繰り
返すことにより、装置の全体寸法変化が生じる。これに
より、上記(2) と同様に倍率誤差,トップマージンのず
れが発生する。
【0015】さらに、上記(1) 〜(3) の要因を以下図7
等を参照しながら説明する。
【0016】図7は、図3に示した画像形成装置の概略
構成を説明する断面図である。
【0017】この図に示されるように、装置全体は4個
のキャスタまたは装置足30によって支えられている。
このため、上述したように装置製作調整時と装置設定場
所の床の平面度が異なると、当該キャスタまたは装置足
30の床接触部の高さが変化し、それに伴って装置筐体
が自重を支え切れずにねじれる。筐体がねじれると、感
光ドラム101C,101M,101Y,101BKの
軸,転写ベルト駆動ロ−ラ31,従動ロ−ラ32の軸が
ねじれる。また、ねじれる量もキャスタまたは設置足3
0との距離によって一定ではない。このような状態にな
ると、上記(1)の問題点で記載した4本の走査線102
C,102M,102Y,102BKの傾きずれ,トッ
プマージンずれ,レフトマージンずれが発生する。
【0018】また、装置使用に伴い装置内各部の温度が
上昇すると、転写ベルト駆動ロ−ラ31が材料の線膨張
係数と直径と昇温量に応じて直径が大きくなる。転写ベ
ルト駆動ロ−ラ31は一定角速度で回転しているために
転写ベルト13の移動速度vが△vだけ早くなる。つま
り、転写ベルト13がv+△vで移動する。そうなる
と、トップマージンが図8に示すように変化する。
【0019】図8は、図7に示した感光ドラム101
C,101M,101Y,101BKと画像転写位置ず
れを示す要部断面図である。
【0020】この図に示されるように、感光ドラム10
1C,101M,101Y,101BKは一定の間隔を
もって配置されている。この場合において、転写ベルト
13の移動速度が正規の移動速度であれば、感光ドラム
101Cにおいて転写材105に画像画転写される位置
Cに他のステーションの各画像が重なるはずであるが、
転写ベルト13の速度が早いため、感光ドラム101M
において画像は位置Cよりも遅れた位置Mに転写される
こととなる。同様に、感光ドラム101Y,101BK
におけるY,BKの画像も図示されるように遅れた位置
Y,BKに転写される。つまり、遅れレベル(プラスレ
ベル)のトップマージンずれが発生する。次に、装置が
使用に伴い各部の温度が上昇すると、感光ドラム軸を支
える側板もその材料の線膨張係数と寸法と昇温量に応じ
て位置が図9に示すように変化する。
【0021】図9は、図7に示した感光ドラム101
C,101M,101Y,101BKと画像転写位置ず
れを示す要部断面図である。
【0022】この図に示されるように、装置が使用に伴
い各部の温度が上昇すると、感光ドラム軸を支える側板
もその材料の線膨張係数と寸法と昇温量に応じて位置が
変化し、例えば感光ドラム101Cを基準に考えると、
感光ドラム101C,101M,101Y,101BK
との順に位置変化量(△L,2△L,3△L)が大きく
なる。そうなると、転写材105は一定速度vで移動し
ていくために、転写される画像は位置Cに対して転写位
置M,Y,BKがそれぞれ早まり、結果として進みレベ
ル(マイナスレベル)のトップマージンずれが発生す
る。
【0023】一方、筐体の側板が上記同様に熱膨張する
と、側板で支えられている反射ミラーの位置も、図10
に示すように変化する。
【0024】図10,図11は、図7に示した感光ドラ
ム101C,101M,101Y,101BKと画像転
写位置ずれを示す要部断面図である。
【0025】この図に示されるように、装置筐体の側板
が上記同様に熱膨張すると、例えばx方向(用紙搬送方
向)に、例えば感光ドラム101Cを基準に考えると、
すべてのステーションのミラー位置が変化するので、光
路長が変化する。なお、変化する量は、感光ドラム10
1Cからの距離によって定まり、一定とはならない。
【0026】さらに、装置筐体の側板が上記同様に熱膨
張すると、例えばy方向に位置変化を生ずると、ミラー
の位置が変化するため、光路長と各感光ドラム101
C,101M,101Y,101BK上に対するレ−ザ
光照射位置が変化し、結果としてトップマージンずれが
生ずる。
【0027】このような倍率ずれ,トップマージンず
れ,レフトマージンずれ,傾きずれをレジストレーショ
ン検出手段からのレジストレーション補正情報に基づい
て前記制御手段によってレジストレーション補正手段を
作動させてレジストレーションを合わせていた(この一
連のレジストレーション合わせ作業を以下、レジ合わせ
と呼ぶ)。
【0028】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このレ
ジ合わせを行うにあたっては、本来の画像形成実行動作
を一時中断する必要があったため、使用者にとっては不
都合なものである。よって、当該レジ合わせの回数を少
なくすることが望まれている。
【0029】一方、色ずれのない高品位画像を常時得よ
うとすると、当該レジ合わせ回数を増やしたほうが効果
的な場合が多い。
【0030】このように当該レジ合わせ処理は、使用者
側の不都合を生じるという操作面と高品位画像を安定し
て出力するという本来の機能面とが相反するという問題
点があった。
【0031】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたもので、画像形成装置本体に電源が投入されてか
ら所定の時間が経過する間、各像形成手段により形成さ
れる各色画像間の位置ずれ補正処理の実行を開始する間
隔を徐々に長くすることにより、環境温度の変化に伴う
位置ずれを良好に補正しながら、補正処理による通常の
画像形成動作の中断時間を最小にし、効率よく高品位
な画像を得ることができる画像形成装置を提供すること
を目的とする。
【0032】
【問題点を解決するための手段】本発明に係る画像形成
装置は、共通の記録媒体に複数色の像を順次重ねて形成
する複数の像形成手段と、前記各像形成手段により形成
される各画像間の位置ずれを補正する補正手段と、前
記補正手段による補正処理を実行するタイミングを制御
する制御手段と、を有する画像形成装置において、画像
形成装置本体に電源が投入されてから所定の時間が経過
する間、前記制御手段は前記補正処理を実行開始する間
隔を徐々に長くするものである。
【0033】
【0034】
【0035】
【0036】
【実施例】図1は本発明の一実施例を示す画像形成装置
の構成を説明するブロック図である。
【0037】図において、1はレジストレーション検出
手段であり、例えば図7に示す転写ベルト13上に形成
された各色のマーク(例えば十字型のレジストレーショ
ンずれ検知パターン)の位置を読み取るCCDで構成さ
れるイメージセンサを備えている。このレジストレーシ
ョン検出手段1に検出された上記マークの画像データが
制御回路部43に送出される。制御回路部43には、C
PU等を備え、上記マークの画像データを解析してずれ
量に応じた駆動パルス制御信号を対応する各ステーショ
ンのレジスト補正のパルスモータ45(上述したミラ
ー対6,7を駆動するアクチュエータに駆動力を伝達す
る)に出力する。41はレーザ光を発生させるためのレ
ーザドライバであり、このレーザドライバ41に接続し
たレーザ光源としての固体レーザ素子42をその発光信
号に応じて明滅する。この光源から照射されたレーザビ
ームは、上述したように回転多面鏡103によってミラ
ー6〜8を介して各ステーションに対応する感光ドラム
101上に走査される。44は画像処理部で、レーザド
ライバ41と制御回路部43に接続されており、制御回
路部43からの信号に応じてレーザの発光タイミングを
制御する。
【0038】このように構成された画像形成装置におい
て、共通の記録媒体上に画像を形成する複数の画像ステ
ーションにより形成される各画像間の位置ずれを補正す
る補正処理の実行間隔を、装置本体の電源投入からの経
過時間に従って徐々に変更するように、補正手段(画像
処理部44,レジスト補正用のパルスモータ45)によ
る補正処理の実行タイミンダを制御手段(制御回路部4
3)が制御して、環境温度の変化に伴う位置ずれの補正
処理による通常の画像形成動作の中断時間を最小にしな
がら、効率よく高品位な画像を得ることを可能とする。
【0039】また、前記制御手段(制御回路部43)
は、装置本体の電源投入からの経過時間を計時するタイ
マ(制御回路部43内のタイマ43a)を有し、前記タ
イマの出力に応じて前記補正手段による補正処理の実行
タイミンダを制御して、環境温度の変化に伴う位置ずれ
の補正処理の実行間隔を正確に管理し、常に高品位な
像を得ることを可能とする。さらに、前記制御手段(制
御回路部43)は、装置本体の電源投入からの経過時間
に従い前記補正手段による前記補正処理の実行間隔を徐
々に長くするように制御して(後述する図2に示すΔt
1≦Δt2≦Δt3≦Δt4≦Δt5)、環境温度の変
化に伴う位置ずれの補正処理による通常の画像形成動作
の中断回数を、環境温度の変化に起因する位置ずれ変移
特性に基づいて減少しながら、効率よく高品位な画像を
得ることを可能とする。また、前記記録媒体(図17に
示す転写別路13)上にそれぞれ位置合わせのためのマ
ーク(例えば十字型のレジストレーションずれ検知パタ
ーン)を形成するべく前記複数の画像ステーションを制
御するマーク形成手段と、前記記録媒体上に形成された
マークを読み取る読み取り手段(レジストレーション検
出手段1)とを備え、前記補正手段は前記読み取り手段
の読み取り結果に応じて前記各画像間の位置ずれを補正
するので、位置ずれ補正のためのマーク形成し、読み取
り、補正する補正処理による通常の画像形成動作の中断
時間を最小にしながら、効率よく高品位な画像を得るこ
とを可能とする。さらに、前記制御手段(制御回路部4
3)は、前記複数の画像ステーションによる通常の画像
形成処理と前記補正手段による補正処理とを独立して
(単に、電源投入からの経過時間に従って)行うよう装
置(画像処理部44,レジスト補正用パルスモータ4
4)の動作を制御するので、環境温度の変化に伴う位置
ずれの補正処理による通常の画像形成動作の中断時間を
最小にしながら、効率よく高品位な画像を得ることを可
能とする。
【0040】具体的には、制御回路部43の内部タイマ
43aが電源投入時から計時を開始し、後述する図2に
示される環境温度の変化に起因するレジストずれ変移特
性に基づいて決定されたレジ合わせ開始時間に上述した
レジ合わせ行なうように画像処理部44(本実施例の電
気的補正手段として機能する)および又はレジスト補正
用パルスモータ45(本実施例の機械的補正手段として
機能する)を駆動する制御信号を送出してレジストずれ
を電気的にまたは機械的に補正する。なお、本発明は適
用する画像形成装置には、複数の像担持体駆動系を介し
て無端移動する像担持体の周囲に画像形成手段が配設さ
れた複数の画像ステーションと、複数の搬送体駆動系を
介して転写材を順次所定方向に搬送する搬送体と、各画
像形成ステーションに設けられる各画像形成手段により
前記搬送体に形成された補正用の各レジストマークを読
み取る読み取り手段と、この読取り手段から出力される
各レジストマークの読取りデータを解析して各画像ステ
ーションのレジストを機械的または電気的に補正する補
正手段(例えば制御回路部43のCPUの機能処理によ
る)とを備えている。また、図1に示す回路は各画像ス
テーション毎に設けてもいいし、任意の画像ステーショ
ンのコントローラが並行して各画像ステーションのレジ
スト補正処理を管理する構成であっても良い。
【0041】図2は本発明に係る画像形成装置における
レジストずれ変移特性を示す特性図であり、(a)はレ
ジストずれ要素の変移特性を示し、(b)はレジストず
れ要素のうち、トップマージンずれ変移特性を示す。な
お、(a)において縦軸は温度またはずれ量を示し、横
軸は時間tを示し、(b)において、横軸は時間を示
し、縦軸はトップマージンずれ量を示す。なお、△L1
はトップマージンずれ許容量を示す。 図2の(a)に
示すように、装置本体の電源スイッチを投入してからの
時間tの経過ともに、装置内のさまざまな発熱体(例え
ば定着器,ドラムヒータ,パワートランジスタ等)が作
用するため、従来例でも説明したように転写ベルト駆動
ロ−ラ31やドラム軸を支える側板も加熱され、その温
度は装置内温度特性Tに示すように2次曲線的に上昇
し、ある時間になると略平衡に到達する。それに伴って
トップマージンずれ特性TOP,倍率誤差ずれ特性EB
も同様に2次曲線的に上昇し、ある時間になると各々の
ずれ量はほぼ変化しなくなる。
【0042】特に、(b)に示すように、トップマージ
ンずれ特性TOPは、トップマージンずれが許容される
量を△L1 とすると、トップマージンが上記△L1 に変
化するのに要する時間は、△t1 ,△t2 ,△t3 ,△
4 ,△t5 と次第に長くなるにつれてトップマージン
ずれ量は少なくなるため、許容される量△L1 の変移を
生ずるまでに要する時間が長くなる。同様に、倍率誤差
ずれ特性についても上記のような関係が成立することが
実験等から判明している。
【0043】従って、レジ合わせを行なう間隔は△t1
≦△t2 ≦△t3 ≦△t4 ≦△t5という具合に伸びて
行くという特性がある。なお、上記△t1 ≦△t2 にお
いて等号を含むのは、少なくとも△t1 の間隔でレジ合
わせを行なえば十分だからである。
【0044】そこで、電源投入時から計時する制御回路
部43の内部タイマ43aがスタートしてから、△t1
≦△t2 ≦△t3 ≦△t4 ≦△t5 を満たすタイミング
でレジスト合わせを開始するように制御回路部43がレ
ジスト補正手段(本実施例では画像処理部44,レジス
ト補正用パルスモ−タ45)に対して補正制御信号を送
出する。
【0045】具体的には、△t1 (15分)≦△t2
(30分)≦△t3 (40分)≦△t4 (50分)≦△
5 (60分)として本実施例では上述したレジ合わせ
を各ステーションに対して行ない、色ずれのない高品位
カラー画像を得ることができた。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
画像形成装置本体に電源が投入されてから所定の時間が
経過する間、制御手段は補正処理を実行開始する間隔を
徐々に長くする構成とされるので、環境温度の変化に伴
う位置ずれを良好に補正しながら、補正処理による通常
の画像形成動作の中断時間を最小にすることができる。
従って、効率よく高品位な画像を得ることができる等の
効果を奏する。
【0047】
【0048】従って、画像形成処理実行に伴う環境温度
変化により発生するレジストレーションズレを精度良く
補正しながら、鮮明で色ずれのない高品位カラー画像を
効率よく出力できる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す画像形成装置の構成を
説明するブロック図である。
【図2】本発明に係る画像形成装置におけるレジストず
れ変移特性を示す特性図である。
【図3】この種の画像形成装置の構成を説明する概略斜
視図である。
【図4】この種の画像形成装置におけるレジストレーシ
ョンずれを説明する模式図である。
【図5】この種の画像形成装置におけるレジストレーシ
ョンずれ補正機構を示す斜視図である。
【図6】この種の画像形成装置におけるレジストレーシ
ョンずれ補正処理を示す図である。
【図7】図3に示した画像形成装置の概略構成を説明す
る断面図である。
【図8】この種の画像形成装置におけるレジストレーシ
ョンずれ要因と出力画像との相対関係を示す要部断面図
である。
【図9】この種の画像形成装置におけるレジストレーシ
ョンずれ要因と出力画像との相対関係を示す要部断面図
である。
【図10】この種の画像形成装置におけるレジストレー
ションずれ要因と出力画像との相対関係を示す要部断面
図である。
【図11】この種の画像形成装置におけるレジストレー
ションずれ要因と出力画像との相対関係を示す要部断面
図である。
【符号の説明】
41 レ−ザドライバ 43 制御回路部 44 画像処理部 45 レジスト補正用パルスモータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 13/01 G03G 15/01 - 15/01 117 G03G 15/00 303 G03G 21/00 370 - 502 G03G 21/14

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 共通の記録媒体に複数色の像を順次重ね
    形成する複数の像形成手段と、前記各像形成手段によ
    り形成される各画像間の位置ずれを補正する補正手段
    、前記補正手段による補正処理を実行するタイミング
    を制御する制御手段と、を有する画像形成装置におい
    て、 画像形成装置本体に電源が投入されてから所定の時間が
    経過する間、前記制御手段は前記補正処理を実行開始す
    る間隔を徐々に長くする ことを特徴とする画像形成装
    置。
JP02334992A 1992-01-14 1992-01-14 画像形成装置 Expired - Lifetime JP3202776B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP02334992A JP3202776B2 (ja) 1992-01-14 1992-01-14 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP02334992A JP3202776B2 (ja) 1992-01-14 1992-01-14 画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05188697A JPH05188697A (ja) 1993-07-30
JP3202776B2 true JP3202776B2 (ja) 2001-08-27

Family

ID=12108112

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP02334992A Expired - Lifetime JP3202776B2 (ja) 1992-01-14 1992-01-14 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3202776B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1947522A1 (en) * 2007-01-22 2008-07-23 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Color image forming apparatus and image forming method with misalignment correction
JP2009066981A (ja) * 2007-09-14 2009-04-02 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2013054284A (ja) * 2011-09-06 2013-03-21 Canon Inc 画像形成装置
JP6214275B2 (ja) 2013-08-08 2017-10-18 キヤノン株式会社 画像形成装置
JP6946983B2 (ja) * 2017-11-30 2021-10-13 株式会社リコー 位置検出装置、画像読取装置、画像形成装置、プログラムおよび位置検出方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH05188697A (ja) 1993-07-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2633877B2 (ja) 画像形成装置
US5828925A (en) Image forming apparatus capable of correcting position deviation of image
JPH06222574A (ja) プリントイメージの位置合わせ制御方法
JP3298042B2 (ja) 画像形成装置および画像形成装置の制御方法
JP2603254B2 (ja) 画像形成装置
JPH07234612A (ja) 画像形成装置および画像形成装置のレジストレーション補正方法
JP3202776B2 (ja) 画像形成装置
JPH0618796A (ja) 画像形成装置及び走査光学装置
JP3262490B2 (ja) 画像形成装置
JP3639633B2 (ja) 画像形成装置および画像形成装置の走査線ずれ補正方法
JP3078830B2 (ja) 画像形成装置
JPH08305108A (ja) 画像形成装置および画像形成装置のレジストレーション補正方法
JPH10307269A (ja) 光ビーム走査装置
JPH08305110A (ja) 画像形成装置
JP3352257B2 (ja) 画像形成装置
JP2004098558A (ja) カラー画像形成装置および画像形成方法
JPH04337765A (ja) 画像形成装置
JP2907337B2 (ja) 画像形成装置
JP3530626B2 (ja) 画像形成装置および画像形成装置のレジストレーション補正方法
JPH10221913A (ja) 画像形成装置
JPH04131874A (ja) 画像形成装置
JP3654030B2 (ja) カラー画像形成装置
JPH03142412A (ja) 画像形成装置
US6570598B1 (en) Sub-pel registration of color planes using cartridge velocity control
JP2001228416A (ja) 多色画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080622

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090622

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090622

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100622

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110622

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120622

Year of fee payment: 11

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120622

Year of fee payment: 11