JP2009066981A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ポリゴンスキャナから発生する熱の影響でハウジング等が変形しても、カラー色の色合わせによる位置ズレ・色ズレがなく、良好な画像を得ることができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】光ビームの副走査方向位置を検出する光検出手段を有する光走査装置と、転写体上に現像した画像情報からレジストズレ量を検出するレジストズレ検出手段と、レジストズレ検出手段による検出結果及び前記光検出手段によって検出された光ビームの副走査方向位置に基づいてレジストズレ量を光ビームの出射タイミングを変化させることで補正するレジスト補正手段と、を備えた画像形成装置において、印字準備(S10)後、光検出手段をオフして(S11)からレジスト補正手段をオンし(S12)、レジスト補正完了(S14)に光検出手段をオン(S15)するようにした。
【選択図】図3

Description

本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置、特に複数色のトナー像を重ね合わせてカラー画像を形成する画像形成装置、及びこれらの画像形成装置の書込み系に用いられる光走査装置に関する。
カールソンプロセスによる画像形成装置においては、像担持体としての感光体ドラムの回転にしたがって潜像形成、現像、転写が行われるが、特に複数の感光体ドラムを転写体の搬送方向に沿って配列し、各色の画像形成ステーションで形成したトナー像を重ねる多色画像形成装置においては、様々な要因で各色の色ズレが発生する。たとえば、感光体ドラムの回転速度変動による潜像形成から転写までの時間、各色の感光体ドラム間隔の異なり、転写ベルト等の転写体や記録紙を搬送する搬送ベルトの速度変動によって、各トナー像のレジストズレにより色ズレや色変わりになって画像品質を劣化させてしまう。
また、感光体ドラムに潜像を形成する光走査装置においても、感光体ドラム上の潜像形成位置を正確に合わせなければ色ズレや色変わりの要因となる。
従来、このようなレジストズレは、特許文献1や特許文献2に示されるように、転写体に記録されたレジストパターンズレ検出パターンにより検出し、副走査方向位置に関しては光走査装置において、書き出しのタイミングを可変にすることで調整している。
光走査装置は、光源としての半導体レーザ等から出射された光ビームをコリメートレンズ、シリンドリカルレンズ等で偏向器であるポリゴンスキャナに集光し、偏向面であるポリゴンミラーで反射して主走査を行い、fθレンズで等速に変換して像担持体としての感光体ドラムに潜像を形成する。潜像を感光体ドラムに形成する場合、転写体である転写紙の書き出し位置が同じになるように、主走査方向の画像領域外に光検出手段である同期位置センサを設置している。例えば、特許文献3に記載されているように、主走査方向に垂直なフォトダイオードと非平行なフォトダイオードを有し、フォトダイオードのエッジを光ビームが通過した際に同期検知信号、または終端検知信号を発生し、フォトダイオード間を通過する時間差を計測して、光ビームの副走査方向位置のズレを検知している。前記のような光学素子は、特定の位置に設置できるように、ハウジングと呼ばれる部材に固定される。ハウジングは樹脂で製作されることが多く、アルミダイキャストなどで作るより安価に製作できる。
特許第3049606号 特許第3078830号 特開2004−114304公報
しかしながら、このような構成を備えていても、複数の画像形成装置ステーションを転写体の搬送方向に沿って配列し、色重ねを行う多色画像形成装置においては、初期の色合わせにより満足する画像が得られていても、経時で色ズレが発生することが多々ある。その最大要因として、光走査装置の照射位置ズレが挙げられる。これは高速で等速回転するポリゴンスキャナから発生する熱の影響でレンズを固定するハウジングが変形したり、レンズ自体が変形して走査線の位置を変化させたりしていることが原因である。
このような色ズレを補正する場合、上記のようにレジストパターンズレ検出パターンによる主走査方向ズレの検出結果及び、光検出手段による光ビームの副走査方向ズレの検出結果によりレジスト補正を行う場合、主走査方向の補正中に光検出手段が光ビームの副走査方向位置を採取しようとすると、主走査位置の補正量によっては、光検出手段上では大きな誤差となってしまい、異常値を検出したり、さらなる補正を行って異常画像が形成されてしまう。
さらに、レジスト補正を行う場合、装置の画像形成動作がストップして装置の生産性が下がり、かつ頻繁にレジスト補正を行えないためにレジスト補正を行う間はさらに画像が悪く(色ずれが進行する)なっていくという問題もあった。
本発明は、上記の状況に鑑み、ポリゴンスキャナから発生する熱の影響でハウジング等が変形しても、カラー色の色合わせによる位置ズレ・色ズレがなく、良好な画像を得ることができる画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明は、上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、複数の光源手段からの光ビームを偏向する偏向手段と、偏向された前記光ビームにより複数の像担持体に潜像を結像する結像手段と、前記光ビームの副走査方向位置を検出する光検出手段と、から構成された光走査装置と、前記結像手段により前記像担持体上に結像された前記潜像を転写体上に現像した画像情報からレジストズレ量を検出するレジストズレ検出手段と、前記レジストズレ検出手段による検出結果及び前記光検出手段によって検出された前記光ビームの副走査方向位置に基づいて前記レジストズレ量を前記光ビームの出射タイミングを変化させることで補正するレジスト補正手段と、を備えた画像形成装置において、前記レジスト補正手段による補正時は、前記光検出手段によって検出された前記光ビームの副走査方向位置を採用しない画像形成装置を特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、前記レジスト補正手段による補正後は、前記光検出手段により検出された前記光ビームの位置を検出基準とする画像形成装置を特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の画像形成装置において、前記光検出手段によって検出される前記偏向手段の各反射面で反射される各光ビームの副走査方向位置を前記偏向手段が2回転以上する一定期間内に採取・格納する記憶手段を備え、格納された前記副走査方向位置を前記反射面毎に平均化して前記レジスト補正手段にフィードバックする画像形成装置を特徴とする。
また、請求項4に記載の発明は、請求項1又は2に記載の画像形成装置において、前記光検出手段によって検出される前記偏向手段の各反射面の内、少なくとも1つを除いた反射面で反射される各光ビームの副走査位置の副走査方向位置を採取・格納する記憶手段を備え、格納された前記副走査方向位置を平均化して前記レジスト補正手段にフィードバックする画像形成装置を特徴とする。
また、請求項5に記載の発明は、請求項1又は2に記載の画像形成装置において、前記光検出手段によって検出される前記偏向手段の1つの反射面で反射される光ビームの副走査方向位置を採取・格納し、平均化して前記レジスト補正手段にフィードバックする画像形成装置を特徴とする。
また、請求項6に記載の発明は、請求項3乃至5の何れか一項に記載の画像形成装置において、前記光検出手段に検出された前記副走査方向位置を所定のタイミングで採取・格納し、平均化して前記レジスト補正手段にフィードバックする画像形成装置を特徴とする。
また、請求項7に記載の発明は、請求項1乃至6の何れか一項に記載の画像形成装置において、前記光検出手段によって検出される副走査方向位置が所定の閾値を超えたときに走査位置を変化させる画像形成装置を特徴とする。
また、請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の画像形成装置において、前記光検出手段によって検出される副走査方向位置を採取する間隔を、前記偏向手段の回転開始から一定時間経過後は、時間経過とともに長くする画像形成装置を特徴とする。
また、請求項9に記載の発明は、請求項7の画像形成装置において、前記光検出手段によって検出される副走査方向位置を採取する間隔を、検出される前記副走査方向位置の変化量が小さくなるとともに長くすることを特徴とする。
また、請求項10に記載の発明は、請求項1乃至9の何れか一項に記載の画像形成装置において、前記ハウジング内の前記偏向手段近傍にサーミスタを設け、該サーミスタにより検出される温度が一定温度に到達したときに、前記光検出手段によって検出される副走査方向位置を採取する間隔を変更する画像形成装置を特徴とする。
また、請求項11に記載の発明は、請求項10に記載の画像形成装置において、前記偏向手段の回転前後の前記サーミスタにより検出される温度を比較した結果に従い、前記光検出手段によって検出される副走査方向位置を採取する間隔を変更する画像形成装置を特徴とする。
また、請求項12に記載の発明は、請求項10又は11に記載の画像形成装置において、前記サーミスタにより検出される温度が所定温度に達したとき、前記レジストズレ検出手段が動作する画像形成装置を特徴とする。
また、請求項13に記載の発明は、請求項10乃至12の何れか一項に記載の画像形成装置において、前記光走査装置を冷却する冷却手段を備え、前記サーミスタにより検出される温度が所定温度に達したとき、前記冷却手段をオンする画像形成装置を特徴とする。
また、請求項14に記載の発明は、請求項13に記載の画像形成装置において、前記冷却手段は、少なくとも前記光検出手段を冷却する画像形成装置を特徴とする。
本発明によっては、ポリゴンスキャナから発生する熱の影響でハウジング等が変形する状況にあって、レジストズレ検出手段の検知結果に基づく補正量と、光検出装置の検出結果に基づく補正量が異なり、レジスト補正後に光検出手段の走査位置が大きく変わっても誤作動することなく、カラー色の色合わせによる位置ズレ・色ズレがなく、良好な画像を得ることができる。
以下に、図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。
まず、図7乃至10に基づき、本実施形態における画像形成装置、光走査装置の構成の概要を説明する。
図7は、本発明の画像形成装置の構成の概要を説明する図である。
画像形成装置は、4つの感光体ドラム(像担持体)51Y、51M、51C、51Bを転写体としての転写ベルト55の移動方向に沿って配列し、順次異なる色のトナー像を転写ベルト55上に転写することでカラー画像を形成するタンデム型のカラープリンタである。なお、転写ベルト55は駆動ローラ53と2本の従動ローラ54、56により所定の張力で保持され、駆動ローラ53に連結するモータ76により左回りに回転する。
感光体ドラム51Yの周囲には、感光体ドラム51Yを高圧に帯電する帯電チャージャ102Y、光走査装置100により感光体ドラム51Y上に記録された静電潜像に帯電したトナー(イエロー)を付着して顕像化する現像ローラ103Y、現像ローラ103Yにトナーを補給するトナーカートリッジ104Y、感光体ドラム51Yに残ったトナーをかきとり備蓄するクリーニングケース105Yが配置されており、これらによりイエロー画像を形成するための画像ステーションが構成されている。
感光体ドラム51上へは、光偏向手段としてのポリゴンミラー52の1面毎の走査により複数ライン同時に画像記録が行われる。前記した画像形成ステーションは転写ベルト55の移動方向に並列配置され、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(B)のトナー画像が転写ベルト55上にタイミングを合わせて順次転写され、重ね合わされてカラー画像が形成される。各画像形成ステーションはトナー色が異なるだけで、基本的には同一構成である。各符号にM、C、Bを付記して、説明は省略する。ここでは帯電チャージャ102としているが、帯電ローラを用いても良い。
記録媒体は、給紙トレイ107から給紙コロ108により供給されて、レジストローラ対109により副走査方向の記録開始のタイミングに合わせて送り出され、転写ベルト55によりカラー画像が転写されて、定着ローラ110で定着されて排紙ローラ対112により排紙トレイ111へ排紙される。
図8は、図7の光走査装置100をより詳細に説明する図である。
光走査装置100は、ポリゴンミラー52、光源ユニット57、58等の光学素子をハウジング30に固定して構成されている。
図8に基づいて、各感光体ドラム51と光走査装置100との関係構成を説明する。本実施形態では、4つの感光体ドラム51Y、51M、51C、51Bに対する各光走査装置を、1つの光走査装置100として一体的に構成し、単一の偏向手段としてのポリゴンミラー52により全ての光ビームを走査している。感光体ドラム51が2本の場合であっても本発明を満足する。
光源手段としての光源ユニット57、58では、ポリゴンミラー52の同じ面で偏向する光ビームが射出される2つの半導体レーザ対として同一ユニット内に収容され、各光源ユニット57、58からの光ビームは対向する方向からポリゴンミラー52に入射され、双方向に走査される。ここでは対向走査に付いて説明するが、もちろん片側走査でも問題ない。
各光源ユニット57、58より出射した光ビームは、光軸可変手段としての可動ミラーモジュール61、62を介してポリゴンミラー52により対向する方向に偏向、走査される。前記したように各光源ユニット57、58からの光ビームは上下2段となし共通のシリンドリカルレンズ59、60の中心軸から対称に偏心して入射され、ポリゴンミラー面へは平行に入射されて偏向される。ここで光軸可変手段としての可動ミラーモジュール61、62を搭載しているが、なくても光書込み装置としての機能は満足する。
走査された各光ビームは共通のfθレンズ63、64を介して、感光体ドラム51Yには折返しミラー65、86、感光体ドラム51Mには折返しミラー66、67により導かれる。fθレンズ64、折り返しミラー、トロイダルレンズ等により結像手段が構成されている。各光源ユニット57、58は詳述しない複数の半導体レーザ、カップリングレンズを保持するホルダと半導体レーザの駆動回路を実装するプリント基板を背面に取り付けた構成となっている。
各感光体ドラム51は個別に直接モータ軸に連結されたり、数本まとめて駆動できるように連結され、共通の駆動周波数で、図の矢印方向(右方向)に回転される。
各感光体ドラム51と転写ベルト55とが接触する各転写位置の間隔は、駆動ローラ53の周長の整数倍に設定されており、駆動ローラ53の偏心等で生じる周期的な速度変動の位相が合うように配慮している。
また、駆動ローラ53に沿って転写ベルト55上に形成する各画像の基準位置を読み取るレジストズレ検出手段としての検知器79がベルト中央部とベルト端部の3箇所に配置されている。ここでは3箇所としたが、それ以上設置しても問題ない。
各検知器79は、CCDエリアセンサ81と対物レンズ80とからなり、基準色(ブラック)、およびその他の色(シアン、マゼンタ、イエロー)のトナー像を並列して形成した主走査、副走査方向に交差した十字ラインの検出パターンを読取り、副走査ラインより副走査のレジストズレ量を検出すると同時に、ベルト端部2箇所の交差点位置の差により走査線の傾き、ベルト端部2箇所の交差点位置の中点とベルト中央部の交差点位置の差より曲がりを各々検出する。
また、本図においては、検出パターンは十字ラインとしているが、後述するようなトナー色ごとの平行なラインとして形成してもよい。
図9は、光走査装置100の要部を説明する概略構成図である。
光走査装置100は、光源手段(光源ユニット)57(58)、光検出手段50、走査レンズ(fθレンズ)63(64)、ポリゴンミラー52等から構成され、これらの光学系を樹脂で作成したハウジング30上に固定してなる。
光源手段57(58)は、複数の発光源(半導体レーザ)を備えている。図中矢印で示すように光ビームが進行している。走査レンズ、光源手段は、複数設けるようにしても良いが、ここでは走査レンズ63、光源手段57のみを用いて説明するものとする。
光源手段57から出射された光ビームは図示しないコリメートレンズでビーム形状を成形され、シリンドリカルレンズ59により副走査方向に絞られ、さらに可変ミラーモジュール61によって光軸を可変された上で、ポリゴンミラー52に到達する。ポリゴンミラー52は、回転軸70を中心に時計方向に回転している。光ビームは画像情報に従って点滅を繰り返し、ポリゴンミラー52で反射して図中上から下に向かって感光体ドラム51上を走査する。光検出手段50は、主走査開始前位置に設置する。なお、光検出手段50は、色毎に設置しても良いし、主走査開始後位置に追加で設置しても良い。
走査レンズ63は、光ビームが感光体ドラム51上を等速で走査できるように変換し、光ビームを所定の大きさまで主走査方向、副走査方向に集光する光学素子である。ここでは走査レンズ63を1枚構成にしているが、複数枚で構成していても問題ない。
光検出手段50に入射するビームと、走査レンズ63に入射するビームによって作られる平面は同一にしておく。走査レンズ63の光ビーム出射点(有効書込み幅の中心を通過する点)と、ポリゴンミラー52の回転軸70の中心点とのx軸方向の距離L1、ポリゴンミラー52の回転軸70中心点と光検出手段50の光ビーム到達点までのx軸方向の距離L2とすると、L1<L2の関係が成り立つように光検出手段50を設置する。ただし、ポリゴンミラー52と光検出手段50の受光面の間にはパワーを持つような光学素子を介在させない。光検出手段50に入射する光ビームと、光検出手段50の成す角θは、θ≠90°となるように若干傾けた方向に設置する。また同じ光路途中で、ハウジング30に穴71を設けてポリゴンスキャナからの熱が伝わりにくくしておく。幅は光検出手段50の光ビーム垂直方向幅より広めに設定しておく。また、光検出手段50を設置する位置にリブをつけたり別部材を設けたりして、他の部分よりハウジングの剛性が高くなるようにしておく。
ここでは折返しミラーは記載していないが、図7、図8に示すように走査レンズ63の焦点距離に応じて複数枚使用しても良い。
図10は、光検出手段50を詳細に説明する概略構成図である。
図10においては、同期センサであるフォトダイオード111で主走査方向の書き出しタイミングを計っている。
光検出手段50は、主走査方向に垂直な同期センサ(フォトダイオード)111と、フォトダイオード111に非平行な同期センサ(フォトダイオード)112を有し、フォトダイオード111のエッジを光ビームが通過した際に同期検知信号、または終端検知信号を発生し、フォトダイオード111からフォトダイオード112に至る時間差Δtを計測して、光ビームの副走査方向位置のズレΔy(図中bで示す)を検出する。
なお、Δyはフォトダイオード112の傾斜角γ、光ビームの走査速度Vを用いて、
Δy=(V/tanγ)・Δt
で表され、Δyが一定であれば副走査方向位置ずれが生じていないことになる。
図10に示すように、光検出手段50は基板34にハンダ付け等で固定されていて、基板34には取り付け穴113、118、119が設けられている。ホルダ38より突き出したボス114、117を基準ピンとして、図上下方向に移動できるように取り付け穴113、118は長穴にしておく。穴119にはネジ120が固定され、ホルダ38が基板34と一体となってハウジング30に締結できるようにしておく。フォトダイオード111の幅aの中心線121に対して、走査線116が環境変動によって走査線115の位置になったとすると、走査線115、116の間隔cの中心線と中心線121を一致させないようにしておく。図10を例にとれば、走査線115、116の間隔cの中心線は中心線121より図下方になるように設定する。
なお、光検出手段50に入射するまでに折返しミラーを使わないように設定する。光検出手段5に光ビームが到達するまでに光路が変化すると実際のレジストズレ量と一致しない場合があり、正確な測定ができなくなるためである。
図10において、光検出手段50に入射する光ビーム110の副走査方向の高さを1mm以下となるように光検出手段50の位置を決定する。
以下、図1乃至6に基づいて、本発明の実施の態様について、詳細に説明していく。
図1は、本発明の光検出手段50における同期センサを示す模式図である。
図1において、光ビームは図右から左方向(主走査方向)に走査している。ハの字形をした同期センサ1、2を通過する時間で副走査方向(走査方向に直交する方向)の位置ズレを測定する。例えば、スタート時の光ビーム3がセンサ2を通過し、センサ1に到達する時間をt1とし、経時の光ビーム4がセンサ2を通過し、センサ1に到達する時間をt2とすると、t2−t1の時間差を副走査方向のズレ量と算出する。符号を図中上下方向の移動方向として図示しない画像形成装置のRAMに格納する。
画像形成装置に備えた図示しないレジスト補正手段としてのCPUは、ズレ量に見合った時間を加減して、レーザ光を出射するように調整する。
図2は、本発明の画像形成装置に係るレジストズレ検出手段によるレジストズレ検出を説明する図である。
転写ベルト上に図2のようなパターンをつくり、トナーを付着させて顕像化する。ここで、(a)は、スタート時のパターン、(b)は、経時のパターンである。
例えば(a)に示すように、スタート時、転写ベルト上にBk5、M6、C7、Y8のトナーが付着しているとする。ここではこれらのトナーの間隔B1は均等である。(b)に示す経時で、Bk10、M11、C12、Y13のようになったとする。理想的な時間で作られるBk像からのズレB2、M像のズレ(B3−B1)、C像のズレ(B4−B1)、Y像のズレ(B5−B1)をレジストズレ量(補正量)としてこれらのデータを画像形成装置のRAMに格納する。レジスト補正手段としてのCPUは、それぞれのズレ量に見合った時間を加減してレーザ光を出射するように制御する。
このようなレジスト補正においては、例えば画像形成装置の電源オン時、あるいは100枚通紙した後に転写ベルト55上に図2に示すような画像パターンを作り、各色が一致するよう色合わせ(レジスト補正)が行なわれる。これに先立って、ポリゴンミラー52は一定の速度で回転するよう制御され、レーザ光を光検出手段50に向かって反射している。
レジストズレ検出手段によって得られた結果を基に、レジスト補正手段で補正する場合、光検出手段50は、レジスト補正中に上述のようにレーザ光の副走査方向位置(位置データ)を収集しようとすると、レジストズレ検出手段の検知結果に従って行われる補正の量によっては光検出手段50上で大きな誤差となってしまうことがある。この場合、異常値を検知したり、更なる補正を行って異常画像を形成したりしてしまうことがある。
そこで、本発明では、レジスト補正手段による上述の色合わせ作業が完了するまで光検出手段50から得られた光ビームの副走査方向位置はRAMに格納しないようにしておく。あるいは光検出手段をオフにしておく。
そして、レジスト補正作業が完成すると、再度光検出手段50をオンにし、光検出手段50から得られたデータをRAM上に格納していく。その際、レジスト補正前に格納したデータがある場合は、今回採取した位置データと置き換え、置き換えられた位置データを基にレーザ光の照射タイミングを図ってレジスト補正を行う。このようにすることで、レジスト補正前後で光検出手段の位置が大きく変わっても異常値と判断されることはない。
図3は、画像形成装置の電源投入時にレジスト補正を行う場合の処理を説明するフローチャートである。
図3において、画像形成装置に電源が投入されると、印字準備がなされ(S10)、ついで光検出手段がオフされる(S11)。次に、レジストズレ検出手段がオンされ(S12)、レジスト補正が開始される(S13)。レジスト補正が完了すると(S14でYes)、ついで光検出手段がオンされる(S15)。
さらに、図4は、100枚連続通紙した後にレジスト補正をする場合の処理を示すフローチャートである。
100枚連続して通紙されると(S20)、光検出手段がオフされ(S21)、レジストズレ検出手段がオンされる(S22)。ついでレジスト補正が開始され(S23)、それが完了すると(S24でYes)、光検出手段をオンする(S25)。オンされた光検出手段は、上記したようなデータを採取し(S26)、採取した位置データで格納データを置換、格納する(S27)。
以上のように構成することにより、レジストズレ検出手段の補正量と光検出手段の補正量が異なり、レジスト補正後に光検出手段の走査位置が大きく変わっても誤動作することがなく、カラー色の色合わせによる位置ズレ・色ズレがなく良好な画像を得ることができる。また、画像形成中にも補正動作ができるので、生産性を確保しつつ良好な画像を得ることができる。
さらに、レジストズレ検出手段の補正量と光検出手段の補正量が異なり、レジスト補正後に光検出手段の走査位置が大きく変わったとしても、すぐに光検出手段の走査位置が正常な位置になり、カラー色の色合わせによる位置ズレ・色ズレがなく良好な画像を得ることができる。また、誤動作による装置停止のダウンタイムがなくなり、生産性向上が図れる。
図5は、さらに別の態様を示すフローチャートである。
画像形成装置にプリント命令が出されると、画像形成装置のポリゴンモータが回転する(S30)。レジスト補正手段は、朝一で画像形成装置をオンしたときや、プリント枚数がある一定数を超えた場合に動作するように設定しておく。レジスト補正手段がオンになっているかどうかで光検出手段を動作させるかどうかを判断する。レジスト補正手段がオンの場合(S31でYes)、レジスト補正が終了するまで動作を続け、終了(S32)後に光検出手段をオンする(S33)。レジスト補正手段がオフの場合(S31でNo)、光検出手段がオンされる(S33)。オンされた光検出手段は、図1におけるt1の時間を採取する。ポリゴンミラー各面や色毎や場合に応じてどのデータを格納するかを決めておき、格納しない場合はそのままデータをスルーして、必要に応じて画像形成装置のRAMに格納する(S34)。格納が完了するまで格納動作を続け、画像形成装置が停止する(POLオフ:S36でYes))まで処理を続ける。POLオフの信号が来ないと(S36でNo)、レジスト補正手段がオンかどうかを確認する工程に戻り、同じループを繰り返す。
次に、本発明に係る光検出手段50における光ビームの副走査方向位置採取の形態例を説明する。
[第1の形態例]
ポリゴンミラーの反射面が6面である場合、ポリゴンモータ1回転で6個の位置データが得られる。回転数×6のデータが得られ、表1に示すように一定時間に採取した位置データを反射面ごとに平均化してa1からf1の値を記憶装置(RAM)に格納する。同じようにしてその後の一定時間でサンプリングした値a2からf2の値をRAMに格納する。レジストズレ量は反射面ごとに(a2−a1),・・・(f2−f1)であるから、その値をレジスト補正手段にフィードバックしてレーザ発光タイミングを変化させ、反射面ごとにレーザ照射するようにする。差の符号(+or−)で照射タイミングを早くするのか遅くするかを決めていく。各色(各レーザ光)でこれと同様の処理を行う。
このように、各反射面のデータとして偏光器2回転以上の一定時間を採取・格納し、格納された位置データを反射面毎に平均化し、反射面のデータをレジスト補正手段にフィードバックし、各走査線位置を変化させるようにしたので、データの蓄積量も大幅に削減でき、計算も簡単になるので処理時間を短縮可能で、装置の生産性の向上を図ることができる。
[表1]
Figure 2009066981
[第2の形態例]
第1の形態例と同様にデータ採取を行うが、ポリゴンミラー面全ての面の位置データを採取するのではなく、表2に示すように面数を間引いた形でデータを格納する。本実施形態では半分(3面)のデータを採取しているが、集めたデータをさらに平均化して、ポリゴンミラー面全て共通の値を補正量として採用し、レジスト補正手段にフィードバックしてレジスト補正(レーザ発光タイミング調整)を行う。
ポリゴンミラー面の面間偏差は小さいので、走査線高さのバラツキも小さく、サンプリングする面数を減らしても支障ない。このようにすることで格納するデータ量が大幅に削減され、RAMの容量を減らすことができる。すなわち、データ蓄積量をさらに大幅に削減でき、RAMもさらに小さな容量のもので対応出来るので、省エネになる。また、演算も容易になるので、処理時間を短縮可能で、装置の生産性の向上を図ることができる。
[表2]
Figure 2009066981
[第3の形態例]
さらに、表3に示すように、反射面数を1つに限定して位置データを採取する。ポリゴンミラーの面間バラツキが小さいことを考慮すれば、1つの面に限定しても良いし、6面のどれか1つの面でも問題ない。前記と同様の方法でデータ採取を行い、レジスト位正を行う。こうすることで第1の形態例の1/6のデータ数を格納すればよいことになる。従って、データ蓄積量をさらに大幅に削減でき、RAMもさらに小さな容量のもので対応出来るので、省エネになる。また、演算も容易になるので、処理時間を短縮可能で、装置の生産性の向上を図ることができる。
[表3]
Figure 2009066981
[第4の形態例]
また、表4に示すように、あるタイミングで位置データ採取を行い、各反射面についてデータ(a7〜f7)を格納する。n1秒後に再度データ採取し、各反射面についてデータ(a8〜f8)をRAMに格納する。データ(a7〜f7)を呼び出し、両者の差をレジストズレ量としてCPUにフィードバックし、レーザ発光タイミングを調整する。さらにn1秒後に同じ動作を繰り返す。
このようにすることで、データ蓄積量を大幅に削減でき、RAMも小さな容量のもので対応出来るので、省エネになる。また、演算も容易になるので、処理時間を短縮可能で、装置の生産性の向上を図ることができる。
[表4]
Figure 2009066981

Figure 2009066981

Figure 2009066981
[第5の形態例]
また、表5に示すようにレジスト補正量の閾値qを設定する。例えば20μmを閾値に設定し、前回サンプルデータ(a10〜f10)とし、n1秒後のデータ(a11〜f11)との差をみて、20μmより大きいときはレジスト補正を行い、20μm以下のときはレジスト補正を行わない。そのときの格納するデータとしては、レジスト調整を行ったときは最新のデータを、行わなかったときは1つ前のデータを格納する。
このようにすることで、データの蓄積量も大幅に削減でき、RAMも小さな容量のもので対応できるので、省エネになりコストパフォーマンスも向上する。
[表5]
Figure 2009066981

Figure 2009066981
また、第1〜第5の形態例において、位置データ採取の時間間隔を変更できるようにしておく。ポリゴンミラーの回転開始とともに温度が上昇し、樹脂ハウジングに熱が伝わって熱変形して光学素子の位置が変化して走査線ズレが起こっている。そのためポリゴンミラーの回転初期に温度変化が大きくなり、走査線位置も大きく動く。ある一定の温度までくると温度上昇は鈍り、最終的に飽和温度に達する。したがってデータ採取間隔としては、ポリゴンモータ回転開始直後は短くしておき、時間経過にしたがって長くなるように設定する。
前記のデータ採取間隔の設定の仕方として、変化量で決めていく。例えば、変化量が10μm以下ときは5sec間隔、20μm以下ときは3sec間隔、50μm以下ときは1sec間隔、50μm以上ときは0.1sec間隔などと設定する。採取されたデータは上述したのと同様にフィードバックされ、格納される。
データ採取間隔変更を決めるトリガーとして、樹脂ハウジングにサーミスタを設置する。サーミスタはポリゴンミラー近傍に設置する。サーミスタが測定する温度が一定の温度に達したとき、信号が装置に送られ、データ採取間隔を変更させる。設定温度は1つでも良いし、複数個設定しても良い。
図6は、サーミスタを用いたデータ採取間隔変更の処理を示すフローチャートである。
画像形成装置立ち上げ時の温度を記憶させておき、装置が稼働している状態での温度を逐次測定し(S40)、RAMに格納する(S41)。温度モニターによって演算処理を行い(S42)、立ち上げ時との温度差がある一定温度になったときに(S43でYes)、信号が装置に送られ、データ採取間隔を変更させる(S44)。その後のさらにサーミスタにより温度を監視して、また温度が閾値を超えたときにデータ採取間隔を変更する。装置稼動中はこの動作を繰り返す。
このようにすることで、データ採取間隔も適当に選択でき、RAMも小さな容量の物で対応できるので省エネになる。また、画像形成中にも補正動作ができるので、生産性を確保しつつ良好な画像を得ることができる。
光検出手段で調整されるのは光走査装置部が要因となるレジストズレの補正だけであるので、全てのレジスト補正にはレジスト検出手段による補正が必要である。サーミスタが、例えば転写部などが原因の色ずれが発生する温度などを設定しておき、その温度を一定時間保持したときにレジストズレ検出手段が動作するようにしておく。
機内温度上昇により光書込み装置以外の要因で色ずれが起こってもレジスト補正できるので良好な画像を得ることができる。また、装置のダウンタイムを短くできるので、生産性の低下も最小限に抑えることができる。
また、画像形成装置に冷却手段を設けておき、サーミスタの温度が設定値を超えて上昇した場合、電源オンとなるようにしておく。逆に設定温度よりも下がった場合はオフになるようにしておく。設置位置は、光検出手段近傍を冷却できるようにしておく。直接風が当たらなくても、ダクト等で風が流れるようにしておく。こうすることで樹脂歪の影響が小さくなり、光検出手段の位置が安定する。
さらに、待機時などで温度上昇しない場合など冷却手段をオフにして、省エネや騒音低下に貢献することができる。また、画像形成中にも補正動作ができるので、生産性を確保しつつ良好な画像を得ることができる。さらに、光検出手段の位置変動が抑えられ、色ズレのない良好な画像を得ることができる。
本発明の光検出手段における同期センサを示す模式図。 本発明の画像形成装置に係るレジストズレ検出手段によるレジストズレ検出を説明する図。 画像形成装置の電源投入時にレジスト補正をする場合の処理を説明するフローチャート。 100枚連続通紙した後にレジスト補正をする場合の処理を説明するフローチャート。 さらに別の態様を示すフローチャート。 サーミスタを用いたデータ採取間隔変更の処理を示すフローチャート。 本発明の画像形成装置の構成の概要を説明する図。 図7の光走査装置をより詳細に説明する図。 光走査装置の要部を説明する概略構成図。 光検出手段を詳細に説明する概略構成図。
符号の説明
1 同期センサ、2 同期センサ、3 光ビーム、4 光ビーム、5〜13 トナー像、30 ハウジング、50 光検出手段、51 感光体ドラム、52 ポリゴンミラー、53 駆動ローラ、54 従動ローラ、55 転写ベルト、57 光源ユニット、59 シリンドリカルレンズ、61 可動ミラーモジュール、63 走査レンズ、64 走査レンズ、65 ミラー、66 ミラー、70 回転軸、71 穴、72 シリンダレンズ、76モータ、79 検知器、80 対物レンズ、81 CCDエリアセンサ、102Y 帯電チャージャ、103Y 現像ローラ、104Y トナーカートリッジ、105Y クリーニングケース、102 帯電チャージャ、107 給紙トレイ、108 給紙コロ、109 レジストローラ対、110 定着ローラ、111 排紙トレイ、112 排紙ローラ対、100 光走査装置、111 フォトダイオード、112 フォトダイオード、113 穴、114、ボス、115 走査線、116 走査線、119 穴、120 ネジ

Claims (14)

  1. 複数の光源手段からの光ビームを偏向する偏向手段と、偏向された前記光ビームにより複数の像担持体に潜像を結像する結像手段と、前記光ビームの副走査方向位置を検出する光検出手段と、から構成された光走査装置と、
    前記結像手段により前記像担持体上に結像された前記潜像を転写体上に現像した画像情報からレジストズレ量を検出するレジストズレ検出手段と、
    前記レジストズレ検出手段による検出結果及び前記光検出手段によって検出された前記光ビームの副走査方向位置に基づいて前記レジストズレ量を前記光ビームの出射タイミングを変化させることで補正するレジスト補正手段と、を備えた画像形成装置において、
    前記レジスト補正手段による補正時は、前記光検出手段によって検出された前記光ビームの副走査方向位置を用いないことを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置において、
    前記レジスト補正手段による補正後は、前記光検出手段により検出された前記光ビームの位置を検出基準とすることを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1又は2に記載の画像形成装置において、
    前記光検出手段によって検出される前記偏向手段の各反射面で反射される各光ビームの副走査方向位置を前記偏向手段が2回転以上する一定期間内に採取・格納する記憶手段を備え、格納された前記副走査方向位置を前記反射面毎に平均化して前記レジスト補正手段にフィードバックすることを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1又は2に記載の画像形成装置において、
    前記光検出手段によって検出される前記偏向手段の各反射面の内、少なくとも1つを除いた反射面で反射される各光ビームの副走査位置の副走査方向位置を採取・格納する記憶手段を備え、格納された前記副走査方向位置を平均化して前記レジスト補正手段にフィードバックすることを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項1又は2に記載の画像形成装置において、
    前記光検出手段によって検出される前記偏向手段の1つの反射面で反射される光ビームの副走査方向位置を採取・格納する記憶手段を備え、格納された前記副走査方向位置を平均化して前記レジスト補正手段にフィードバックすることを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項3乃至5の何れか一項に記載の画像形成装置において、
    前記光検出手段に検出された前記副走査方向位置を所定のタイミングで採取・格納し、平均化して前記レジスト補正手段にフィードバックすることを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項1乃至6の何れか一項に記載の画像形成装置において、
    前記光検出手段によって検出される副走査方向位置が所定の閾値を超えたときに走査位置を変化させることを特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項7に記載の画像形成装置において、
    前記光検出手段によって検出される副走査方向位置を採取する間隔を、前記偏向手段の回転開始から一定時間経過後は、時間経過とともに長くすることを特徴する画像形成装置。
  9. 請求項7の画像形成装置において、
    前記光検出手段によって検出される副走査方向位置を採取する間隔を、検出される前記副走査方向位置の変化量が小さくなるとともに長くすることを特徴とする画像形成装置。
  10. 請求項1乃至9の何れか一項に記載の画像形成装置において、
    前記偏向手段近傍にサーミスタを設け、該サーミスタにより検出される温度が一定温度に到達したときに、前記光検出手段によって検出される副走査方向位置を採取する間隔を変更することを特徴とする画像形成装置。
  11. 請求項10に記載の画像形成装置において、
    前記偏向手段の回転開始前後の前記サーミスタにより検出される温度を比較した結果に従い、前記光検出手段によって検出される副走査方向位置を採取する間隔を変更することを特徴とする画像形成装置。
  12. 請求項10又は11に記載の画像形成装置において、
    前記サーミスタにより検出される温度が所定温度に達したとき、前記レジストズレ検出手段が動作することを特徴とする画像形成装置。
  13. 請求項10乃至12の何れか一項に記載の画像形成装置において、
    前記光走査装置を冷却する冷却手段を備え、前記サーミスタにより検出される温度が所定温度に達したとき、前記冷却手段をオンすることを特徴とする画像形成装置。
  14. 請求項13に記載の画像形成装置において、
    前記冷却手段は、少なくとも前記光検出手段を冷却することを特徴とする画像形成装置。
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