JP2008070580A - 光走査装置と光走査装置を用いた画像形成装置 - Google Patents

光走査装置と光走査装置を用いた画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2008070580A
JP2008070580A JP2006248973A JP2006248973A JP2008070580A JP 2008070580 A JP2008070580 A JP 2008070580A JP 2006248973 A JP2006248973 A JP 2006248973A JP 2006248973 A JP2006248973 A JP 2006248973A JP 2008070580 A JP2008070580 A JP 2008070580A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
scanning
light beam
optical
scanning position
optical scanning
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006248973A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoru Ito
悟 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2006248973A priority Critical patent/JP2008070580A/ja
Publication of JP2008070580A publication Critical patent/JP2008070580A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】各光走査手段の間のポリゴンミラーの回転位相の相違に起因するレジストずれを高精度に補正することができる光走査装置と光走査装置を用いた画像形成装置を提供すること。
【解決手段】光源からの光ビームを回転多面鏡により走査し、走査方向と直角な方向に移動する被走査面上に結像光学系により結像する少なくとも2組の光走査手段を有する光走査装置において、前記被走査面上における光ビームの主走査位置を検出する光ビーム走査位置検出手段と、該光ビームの副走査位置を変位させる光ビーム走査位置変位手段を、各々の光走査手段において具備すると共に、光走査手段の一つの光ビーム主走査位置検出信号を基準とし、他の光走査手段の光ビーム主走査位置検出信号との位相差から、レジスト位置ずれ量を予測し、該レジストずれ量を補正するのに必要な光ビーム副走査位置の変位量を演算する光ビーム走査位置変位量演算手段を具備する。
【選択図】図1

Description

本発明は、光源からの光束を偏向・集光させることにより形成した光スポットにより被走査面を走査する光走査装置と、デジタル複写機,光プリンタ,光ファクシミリ,光プロッタ等に適用される光走査装置を用いた画像形成装置、特に複数色のトナー像を重ね合わせてカラー画像を形成する多色画像形成装置に関する。
カールソンプロセスを用いた画像形成装置においては、感光体ドラムの回転に従って潜像形成、現像、転写が行われる。従って、複数の感光体ドラムを転写体の搬送方向に沿って配列し、各色の画像形成ステーションで形成したトナー像を重ねるタンデム方式の多色画像形成装置においては、感光体ドラムの偏心や径のばらつきによる潜像形成から転写までの時間、各色の感光体ドラム間隔の異なり、転写体、例えば、転写ベルトや記録紙を搬送する搬送ベルトの速度変動や蛇行によって、各トナー像のレジストずれやスキュー(ゆがみ)を発生し、色ずれや色変わりとなって画像品質を劣化させる。
同様に、光走査装置においても、感光体ドラムに形成する静電潜像同士の走査線の変化(曲がりや傾き、湾曲、変形等の概念を指す。)を正確に揃えなければ、各トナー像を形成する走査ラインの曲がりやスキューとなって色ずれや色変わりの要因となる。
従来、上記レジストずれやスキューは、光走査装置によるもの、光走査装置以外によるものの区分けなく、転写体に記録された検出パターンにより装置の立上げ時やジョブ間等で定期的に検出し、レジストずれについては、ポリゴンミラー1面おきで書き出しのタイミングを合わせることにより先頭ラインの位置を可変して補正がなされている(例えば、特許文献1,2参照)。
スキューについては、折返しミラーを傾ける(例えば、特許文献2参照)、あるいは、副走査方向に収束作用を有する走査レンズを光軸の周りに回転する等により走査線の傾きを可変して補正がなされている(例えば、特許文献3,4参照)。
このように、レジストずれやスキューについては、光走査装置に機械的な補正機能が配備され、パルスモータ等を組み込んで自動的に補正がなされている。
一方、走査ラインの曲がりの補正は、折返しミラーを湾曲させる(例えば、特許文献2参照)、走査レンズの主走査に沿った形状を副走査方向に矯正する(例えば、特許文献5参照)、あるいは、走査レンズの姿勢を副走査断面に直交する軸の周りに回転する等により、やはり機械的に補正がなされている(例えば、特許文献6参照)。
特公平7−19084号公報 特許第3049606号公報 特開平11−153765号公報 特開2003−262816号公報 特開2002−148551号公報 特開2003−25525号公報
昨今、ユーザーの色ずれや色変わりに対する見方が厳しくなり、上記したレジストずれ、スキュー、走査ラインの曲がりに対する要求精度は向上している。
そこで、本出願人は、特開2006−184526号公報において、被走査面上における走査線の変化(例えば曲がり)を補正する走査線変化補正手段を備え、該走査線変化補正手段は、主走査方向に沿った複数部位に頂点を有する変化(例えば、湾曲)成分(3次以上の高次関数曲線成分)の走査線の変化を発生させることができ、逆態様の走査線の変化を発生させることにより3次以上の高次関数曲線成分を相殺して、3次以上の高次関数曲線成分が存在していても容易に走査線の変化を補正することができ、色ずれや色変わりのない高品位な画像形成を行える画像形成装置、該画像形成装置に用いられる光走査装置、走査線変化補正方法を開示した。
しかしながら、高次関数曲線成分が存在する場合の補正を行うことができても、光走査装置のポリゴンミラー間の回転位相に相違がある場合、その回転位相の相違による副走査の走査位置のずれは補正できない。また、先に提案した特開2006−184526号公報では、ポリゴンミラー間の回転位相を合わせる手段として、PLL(Phase Locked Loop:入力信号や基準周波数と、出力信号との周波数を一致させる電子回路)による位相制御の方法が開示されている。しかし、ポリゴンモータの回転数を変化させて回転位相を制御する方法では、応答速度が遅いことや外乱等による制御の揺らぎ等の課題があり、回転数を正確に一定に保つことは難しい。
本発明は、上記問題に着目してなされたもので、各光走査手段の間のポリゴンミラーの回転位相の相違に起因するレジストずれを高精度に補正することができる光走査装置を提供することを目的とする。
また、レジストずれを小さくする補正により、色ずれや色変わりのない高品位の画像形成を行える光走査装置を用いた画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明では、光源からの光ビームを回転多面鏡により走査し、走査方向と直角な方向に移動する被走査面上に結像光学系により結像する少なくとも2組の光走査手段を有する光走査装置において、
前記被走査面上における光ビームの主走査位置を検出する光ビーム走査位置検出手段と、該光ビームの副走査位置を変位させる光ビーム走査位置変位手段を、各々の光走査手段において具備すると共に、
前記光走査手段の一つの光ビーム主走査位置検出信号を基準とし、他の光走査手段の光ビーム主走査位置検出信号との位相差から、レジスト位置ずれ量を予測し、該レジストずれ量を補正するのに必要な光ビーム副走査位置の変位量を演算する光ビーム走査位置変位量演算手段を具備することを特徴とする。
請求項2記載の発明では、請求項1記載の光走査装置において、
前記光ビーム走査位置検出手段は、それぞれの光走査手段における光ビームの略走査開始端および光ビーム略走査終了端に配置し、
前記光ビーム走査位置変位量演算手段は、光ビームの略走査開始端および略走査終了端の各々の位置において、前記光走査手段の一つの光ビーム主走査位置検出信号を基準とし、他の光走査手段の光ビーム主走査位置検出信号との位相差からレジスト位置ずれ量を予測し、該レジストずれ量を補正するのに必要な光ビーム副走査位置の変位量を演算することを特徴とする。
請求項3記載の発明では、請求項1乃至請求項2の何れか1項に記載の光走査装置において、
前記光ビーム走査位置検出手段は、光ビームの主走査位置を検出する機能に加えて該光ビームの副走査の走査位置を検出することを特徴とする。
請求項4記載の発明では、請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の光走査装置において、
前記光ビーム走査位置検出手段は、複数のセンサを並べて配置し、少なくとも2つの互いに対向する辺縁が平行で直線であり、それらの辺縁が主走査方向と垂直となるように配置され、かつ、各々のセンサの対向する辺縁のうち少なくとも一方の辺縁は他方の辺縁と非平行な角度を持って配置したことを特徴とする。
請求項5記載の発明では、請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の光走査装置において、
前記光ビーム走査位置変位手段は、液晶偏向素子を配備したことを特徴とする。
請求項6記載の発明では、請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の光走査装置において、
前記光ビーム走査位置変位手段は、光学的非平行平板(プリズム)を配備したことを特徴とする。
請求項7記載の発明では、複数の像担持体上に光走査装置により静電潜像を形成するとともに、該静電潜像を像担持体毎に異なる色トナーで現像し、各像担持体上に形成されたトナー像を転写体上に担持させたシート状記録媒体に順次重ねて転写することによりカラー画像を得る画像形成装置において、
前記光走査装置として、請求項1乃至請求項6の何れか1項に記載の光走査装置を用いたことを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、各々の光走査手段において、被走査面上における光ビームの主走査位置を検出する光ビーム走査位置検出手段と、該光ビームの副走査位置を変位させる光ビーム走査位置変位手段を具備する。そして、光ビーム走査位置変位量演算手段において、光走査手段の一つの光ビーム主走査位置検出信号を基準とし、他の光走査手段の光ビーム主走査位置検出信号との位相差から、レジストずれ量が予測され、該レジストずれ量を補正するのに必要な光ビーム副走査位置の変位量が演算される。
したがって、光ビーム走査位置変位手段において、予測されたレジストずれ量を補正するのに必要な変位量だけ光ビーム副走査位置が変位させられることで、各光走査手段の間のポリゴンミラーの回転位相に起因するレジストずれを高精度に補正することができる。
請求項2記載の発明によれば、光ビーム走査位置検出手段が、それぞれの光走査手段における光ビームの略走査開始端および光ビーム略走査終了端に配置される。そして、光ビーム走査位置変位量演算手段では、光ビームの略走査開始端および略走査終了端の各々の位置において、光走査手段の一つの光ビーム主走査位置検出信号を基準とし、他の光走査手段の光ビーム主走査位置検出信号との位相差からレジスト位置ずれ量が予測され、該レジストずれ量を補正するのに必要な光ビーム副走査位置の変位量が演算される。
このように、光ビームの走査開始端および走査終了端での副走査位置ずれの差、つまり、走査線の傾きを検出するようにしたため、各光走査手段の間のポリゴンミラーの回転位相に起因するレジストずれを高精度に補正することができる。
請求項3記載の発明によれば、光ビーム走査位置検出手段において、光ビームの主走査位置が検出されると共に、主走査位置の検出機能に加え、該光ビームの副走査の走査位置が検出される。
このように、光ビームの副走査位置の検出機能を加えたことで、光ビーム走査位置変位手段によるレジスト位置ずれの補正が行われているかどうかをモニターできるため、レジストずれを安定的に補正することができる。
請求項4記載の発明によれば、光ビーム走査位置検出手段は、複数のセンサを並べて配置され、少なくとも2つの互いに対向する辺縁が平行で直線であり、それらの辺縁が主走査方向と垂直となるように配置され、かつ、各々のセンサの対向する辺縁のうち少なくとも一方の辺縁は他方の辺縁と非平行な角度を持って配置される。
このように、複数のセンサの辺縁の配置関係を規定したため、変位させた光ビーム走査位置を確認することができる。
請求項5記載の発明によれば、光ビーム走査位置変位手段に液晶偏向素子を配備した。したがって、液晶偏向素子により、副走査位置を高精度に変位させることができる。
請求項6記載の発明によれば、光ビーム走査位置変位手段に光学的非平行平板(プリズム)を配備した。
したがって、プリズムに代表される光学的非平行平板により、安価で、高速な変位が可能となる。
請求項7記載の発明によれば、画像形成装置において、複数の像担持体上に光走査装置により静電潜像が形成されるとともに、該静電潜像を像担持体毎に異なる色トナーで現像され、各像担持体上に形成されたトナー像を転写体上に担持させたシート状記録媒体に順次重ねて転写することによりカラー画像が得られる。
すなわち、複数の画像形成ステーションによって形成された画像を重ね合わせるタンデム方式の多色画像形成装置において、例えば、光走査装置のポリゴンミラー間の回転位相の相違があっても、その回転位相の相違に起因するレジストずれが小さくなるように補正することができる。
したがって、レジストずれを小さくする補正により、色ずれや色変わりのない高品位の画像形成を行うことができる。
以下、本発明の光走査装置と光走査装置を用いた画像形成装置を実現する最良の形態を、図面に示す実施例1〜実施例4に基づいて説明する。
以下、本発明の実施例1を図1乃至図21に基づいて説明する。
まず、図1に基づいて光走査装置900を搭載したカラー画像形成装置920の構成の概要を説明する。
カラー画像形成装置920は、中間転写体としての中間転写ベルト105を有しており、その移動方向に沿って像担持体としての感光体ドラム101、102、103、104を備えた各画像形成ステーションが並列配置されている。
前記感光体ドラム101を有する画像形成ステーションでは、イエロー(Y)のトナー画像が形成される。
前記感光体ドラム102を有する画像形成ステーションでは、マゼンタ(M)のトナー画像が形成される。
前記感光体ドラム103を有する画像形成ステーションでは、シアン(C)のトナー画像が形成される。
前記感光体ドラム104を有する画像形成ステーションでは、ブラック(Bk)のトナー画像が形成される。
イエローのトナー画像を形成する画像形成ステーションを代表して説明すると、感光体ドラム101の周囲には、感光体ドラム101の表面を一様に帯電する帯電チャージャ902Yと、光走査ユニット900Aにより形成された静電潜像に帯電したトナーを付着して顕像化する現像ローラ903Yを備えた現像装置904Yと、中間転写ベルト105の内側に設けられ、感光体ドラム101上のトナー画像を中間転写ベルト105に一次転写するための図示しない一次転写ローラと、転写後感光体ドラム101上に残ったトナーを掻き取り備蓄するクリーニング手段905Yと、が配置されている。
他の画像形成ステーションにおいても同様の構成を有しているので、色別の欧文字(Y,M,C,Bk)を付して区別し、説明は省略する。なお、以下の説明においては色別の欧文字を付さずに共通構成として説明する。
感光体ドラム101、102、103、104へは、後述するように、ポリゴンミラー1面毎の走査により複数ライン(本実施例1では4ライン)同時に潜像形成が行われる。
中間転写ベルト105は、3つのローラ906a、906b、906c間に掛け回されて支持されており、反時計回り方向に回転される。イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各トナー画像が中間転写ベルト105上にタイミングを合わせて順次転写され、重ね合わされてカラー画像が形成される。
シート状記録媒体としての記録紙10は、給紙トレイ907から給紙コロ908により最上のものから順に1枚ずつ給紙され、レジストローラ対909により副走査方向の記録開始のタイミングに合わせて転写部位へ送り出される。
中間転写ベルト105上の重ね合わされたカラー画像は、転写部位で2次転写手段としての2次転写ローラ913により記録紙10上に一括転写される。カラー画像を転写された記録紙10は、定着ローラ910aと加圧ローラ910bを有する定着装置910へ送られ、ここでカラー画像を定着される。定着を終えた記録紙10は、排紙ローラ対912により画像形成装置本体の上面に形成された排紙トレイ911に排出されてスタックされる。
図2に示すように、光走査装置900は、イエローとマゼンタの画像形成ステーションに対応する光走査ユニット900Aと、シアンとブラックの画像形成ステーションに対応する光走査ユニット900Bと、から構成され、走査方向を揃えて並置した方式となっている。
4つの感光体ドラム101、102、103、104は、中間転写ベルト105の移動方向に沿って等間隔で配列され、順次異なる色のトナー像を転写して重ね合わせることでカラー画像を形成する。
図示するように各感光体ドラム101、102、103、104を走査する光走査装置900は、光走査ユニット900A、900Bとしてそれぞれ一体的に構成され、回転多面鏡としてのポリゴンミラー106により光ビームを走査する。
ポリゴンミラー106の回転方向は同一であるので、各々の書き出し開始位置が一致するように画像を書き込んでいく。
本実施例1では、各感光体ドラム101、102、103、104に対して後述する半導体レーザをそれぞれ一対配備し、副走査方向に記録密度に応じて1ラインピッチ分ずらして走査することにより、2ラインずつ同時に走査するようにしている。
各光走査ユニット900A、900Bの構成は同一であるので、ここでは、その一方について説明する。各光源ユニット107、108からのビーム201、202は、光源ユニット毎に射出位置が副走査方向に異なる部位、本実施例1では、光源ユニット107と108との射出位置が所定高さ(ここでは、6mm)だけ異なるよう配備し、光源ユニット108からのビームは、入射ミラー111により折り返し、直接、ポリゴンミラー106へと向かう光源ユニット107からのビームに主走査方向を近接させてポリゴンミラー106に入射される。
シリンダレンズ113、114は、一方を平面、もう一方を副走査方向に共通の曲率を有し、ポリゴンミラー106の偏向点までの光路長が等しくなるように配備してあり、各光ビーム201、202は偏向面で主走査方向に線状となるように収束され、後述するトロイダルレンズとの組み合わせで、偏向点と感光体面上とが副走査方向に共役関係とすることで面倒れ補正光学系をなす。
液晶偏向素子117は、副走査方向に電位分布を与えることで液晶の配向が変化し、屈折率分布を発生することで光線の方向を傾け、基準となる光源ユニット107からのビーム201に対する相対的な走査位置を調整する。
ポリゴンミラー106は、6面ミラーで、本実施例1では2段に構成され、偏向に用いていない中間部をポリゴンミラー106の内接円より若干小径となるように溝を設けて風損を低減した形状としている。
ポリゴンミラー106の1層の厚さは、約2mmである。なお、上下のポリゴンミラー106の位相は同一である。fθレンズ120も2層に一体成形、または接合され、各々、主走査方向にはポリゴンミラー106の回転に伴って感光体面上でビームが等速に移動するようにパワーを持たせた非円弧面形状となし、各ビーム201、202についてそれぞれ配備されるトロイダルレンズ122、123とにより各ビーム201、202を感光体面上にスポット状に結像し、潜像を記録する。
各色ステーション(画像形成ステーション)は、ポリゴンミラー106から被走査面としての感光体面に至る各々の光路長が一致するように、また、等間隔で配列された各感光体ドラム101、102、103、104に対する入射位置および入射角が等しくなるように、複数枚の折り返しミラーが配置される。本実施例1では、1ステーションあたり3枚ずつの折り返しミラーが配置される。
各色ステーションのそれぞれについて光路を追って説明すると、基準となる光源ユニット107からのビーム201は、シリンダレンズ113を介し、ポリゴンミラー106の上段で偏向された後、fθレンズ120の上層を通過し、折り返しミラー126で反射されてトロイダルレンズ122を通過し、折り返しミラー127、128で反射されて感光体ドラム102に導かれ、第2の画像形成ステーションとしてマゼンタ画像を形成する。
光源ユニット108からのビーム202は、液晶偏向素子117、シリンダレンズ114を介して入射ミラー111で反射され、ポリゴンミラー106の下段で偏向された後、fθレンズ120の下層を通過し、折り返しミラー129で反射されてトロイダルレンズ123を通過し、折り返しミラー130、131で反射されて感光体ドラム101に導かれ、第1の画像形成ステーションとしてイエロー画像を形成する。
もう一方の光走査ユニット900Bも同様な構成で、説明は省くが、基準となる光源ユニット109からのビームは感光体ドラム104に導かれ、第4の画像形成ステーションとしてブラック画像を、また、光源ユニット110からのビームは感光体ドラム103に導かれ、第3の画像形成ステーションとしてシアン画像を形成する。
図3には、トロイダルレンズに保持される支持筐体の構成を示す。
トロイダルレンズ305(上記トロイダルレンズ122、123と同一)は、樹脂製でレンズ部を囲うように上下にリブ306a、306bが形成され、中央部の上下には位置決め用の突起307a、307bが形成されている。
トロイダルレンズ305を支持する支持部材としての支持板301は、板金でコの字状に形成され、トロイダルレンズ305の下側の突起307bを立曲げ部に形成した切欠311に係合し、また、下側のリブ306bの下面を主走査における一部位(又は一箇所)としての中央付近(中央部)と他部位(又は他箇所)としての両端部との3点で支持点としての立曲げ部310で受けている。
付勢部材としての一対の板ばね303、303により、上側のリブ306aの上面から付勢して両端部を押圧し、また、付勢部材としての板ばね302により、下側のリブ306bの内側(上面)に引っ掛けて中央部を押圧している。これにより、上記受け部としての3つの立曲げ部310に、トロイダルレンズ305の下面が確実に当接して保持される。
板ばね303は、トロイダルレンズ305を支持板301に重ね合わせた状態で外側より嵌め込み、一端を開口313から内側に出して開口314に挿入して固定する。板ばね302は、曲げ部318の庇部を、図4(b)に示すように、下側のリブ306b(図3)の後側に引っ掛け、曲げ部317の開口を下側の突起307b(図3)に係合して固定する。
中間部には、ねじ穴312に調整部材としての調節ねじ308を螺合し、板ばね302を同様に、外側より嵌め込んで下側のリブ306bの内側に引っ掛けて同様に固定し、調節ねじ308の先端に、下側のリブ306bの下面が当接するように付勢する。板ばね302の穴319は、調節ねじ308を挿通する穴である。
トロイダルレンズ305は、長尺で剛性が低いため、僅かな応力が加わるだけで変形(反り)を生じ易く、また、周囲温度の変化に伴って上下に温度分布があると熱膨張差によっても変形してしまうが、このように支持板301に沿わせることで形状を安定的に保ち、後述する傾け調整の際、局部的に応力が加わってもトロイダルレンズ305を変形させることがないように、すなわち母線の直線性を保持するようにしている。
なお、本実施例1では、板金による塑性加工により支持板301を形成したが、曲げ剛性がトロイダルレンズ305より大きければ材質はいかなるものであっても良い。
支持板301を装着したトロイダルレンズ305は、レンズ中央部に形成された上側の突起307aにより、ハウジング200の底面に設けられた凹部250に対し嵌合主走査方向で位置決めされている。
ハウジング200の底面から突出した副走査方向の支持点328及び底面に螺合した調整部材としての調節ねじ327の先端を、支持板301とは反対側の上側のリブ306aの上面に突き当てている。主走査方向の他端側では、ハウジング200側に固定されたステッピングモータ315のシャフトに形成された送りねじ323に螺合した可動筒316の先端が支持板301に突き当てられている(図3,図4(a)参照)。
つまり、支持板301を装着したトロイダルレンズ305は、図3に示すように、トロイダルレンズ305上面のp1,p2、支持板301の上面のp3の3点で受け、板ばね322、325で付勢されて保持される。
従って、ステッピングモータ315の回転により可動筒316が副走査方向(トロイダルレンズの高さ方向)に変位し、ステッピングモータ315の正逆回転に追従してトロイダルレンズ305をp1,p2を結ぶ線を回転軸として傾けることができる。
ここで、p1からp2までの主走査方向における距離が、p1からp3までの距離に対し十分に小さければ、ほぼ光軸と平行な軸を回転軸として回動調節(図4(a)に示すγ方向の回動調節)しているとみなせ、それに伴って副走査方向におけるトロイダルレンズ305の母線354が傾いて、トロイダルレンズ305の結像位置としての走査ラインが傾けられる。
本実施例1では、上記調整構成が、第1、第3の画像形成ステーションのトロイダルレンズに回転支点端の方向を揃えて配備され、光走査ユニット毎に基準となる第2、第4画像形成ステーションの走査ラインに、もう一方の走査ラインが平行となるように傾き調整が行われる。
さらに、p1とp2とを光軸方向に隔てて配備していることで(間隔j)、調節ねじ327を出し入れ(回転操作)すれば、副走査断面に直交する軸を回転軸として回動調節(図4(b)に示すβ方向の回動調節)でき、トロイダルレンズ305の光軸が傾いて、従来例にも開示されているように、被走査面において2次関数曲線状の走査線の変化の一態様としての曲がりを発生させることができる。
図4は、トロイダルレンズ305の装着状態を光軸方向からみた図である。トロイダルレンズ305はハウジング200の下面から組み込まれるため、図面上、上側がハウジング200の底面となっている。
トロイダルレンズ305は、主走査(長手)方向における中央部と両端部を立曲げ部310、310、310の縁で支持され、その中間部を調節ねじ308、308の先端で支持されている。調節ねじ308、308の突出し量が、立曲げ部310、310、310に足りない場合には、トロイダルレンズ305の母線354は、板ばね302で下側に引っ張られることで、見かけ上W型となる。
逆に、突出し量が立曲げ部310、310、310を超えるとM型となる。なお、調節ねじ308、308の突出し量が、立曲げ部310、310、310と等しいときには、母線354は真直である。従って、これらの調節ねじ308、308を調整することによって、トロイダルレンズ305の焦線が副走査方向に湾曲され、3次関数曲線成分、4次関数曲線成分の走査線の曲がりを発生させることができる。
このことは、裏を返せば、3次関数曲線成分、4次関数曲線成分の走査ラインの曲がりが発生している場合には、これを相殺するように走査線の曲がりを発生させることで、走査ラインを真っ直ぐにすることができるということになる。
上記した支持板301、ハウジング200、調節ねじ327、板ばね302、板ばね303、板ばね322、325等により第1の走査線変化補正手段としての第1の走査線曲がり補正手段が構成され、実質的に調節ねじ327によりその機能が果たされる。
また、上記した支持板301、ハウジング200、調節ねじ308、板ばね302、板ばね303、板ばね322、325等により第2の走査線変化補正手段又は焦線可変手段としての第2の走査線曲がり補正手段又は焦線湾曲手段が構成され、実質的に調節ねじ308によりその機能が果たされる。
図5は、本実施例1における走査ラインの曲がり補正の様子を示すものである。太い実線で示す走査線の初期の曲がりは、図5(a)に示すように、2次関数曲線成分とそれ以上の高次関数曲線成分とを含んだ形状となっている。
ここで、上記したように調節ねじ327を調節すると中央部が下がり、両端部が上がるように曲がり形状が変化し、W型またはM型となるので(ここではM型を例示)、図5(b)に示すように、両端部と中央部とが同一直線にのるまで補正する。この補正は2次関数曲線成分に対する補正である。
さらに、調節ねじ308、308により、図5(b)に示すように、左右の出っ張った部分が下がるように補正する。左右の出っ張った部分は、2次関数曲線成分調整後の走査ラインの曲がり(高次関数曲線成分)である。この際、中央部と両端部とは、立曲げ部310で固定されているので調節ねじ308、308を出し入れしてもほとんど変位しない。図5(b)において、固定点は立曲げ部310、310、310に相当し、可変点は調節ねじ308、308が作用する位置に対応する。
従って、トロイダルレンズ305の母線354を、図5(b)の破線に示すように、曲がりと反転した形状になるよう調節すれば、元の曲がりは相殺され、走査ラインを直線に近づけることができる。この補正は、3次以上の高次関数曲線成分に対する補正である。
このように、走査線の曲がりを、2次関数曲線成分と3次以上の高次関数曲線成分とに分けて捉え、それぞれに対応した手段により個別に補正することにより、複雑さを招くことなく容易、且つ、確実に補正を行うことができ、結果として、補正全体においては精度を高めることができる。
補正(調整)に要する時間を短縮できるので、製造ラインにおいては、画像形成装置1台当たりの生産に要するエネルギー消費を削減することができ、ひいては製造コストの低減に寄与する。
製造ラインの特性により2次関数曲線成分が無視できる程度のものである場合には、3次以上の高次関数曲線成分に対応した第2の走査線曲がり補正手段のみを搭載してもよい。
本実施例1では、製造現場での補正を念頭においているが、走査線の曲がりを検出することが製造現場と同レベルでできる携帯用ないし可搬性の検出装置がある場合には、製造後においてもサービスマンの対応により補正が可能であり、製品出荷後に使用環境条件等の変動により走査線の曲がりが生じても対応でき、色ずれや色変わりのない高品位な画像形成を長期に亘って行うことができる。
本実施例1では、同一のトロイダルレンズ305に作用して、2次関数曲線状の走査線の曲がり発生、及び3次以上の高次関数曲線状の走査線の曲がり発生が可能な構成とし、全てのトロイダルレンズに配備され、組付時に各画像形成ステーションの走査ラインが真直になるように合わせている。
これに限らず、例えば、2次関数曲線状の走査線の曲がり発生を、fθレンズ120に作用して行うようにし、高次関数曲線状の走査線の曲がり発生とは別のレンズに作用するように分離してもよい。
また、上記のように、レンズに入射する光線に対して光軸を副走査方向に偏心させるのではなく、レンズの光軸に対して入射する光線を偏心させても同様な効果が得られる。
つまり、図2でいえば、トロイダルレンズ122、123の上流側に配備される折返しミラー126、129を、副走査断面に直交する軸を回転軸として回動調節(図4(b)に示すβ方向の回動調節)すればよい。
図6は、上記した光学系の副走査断面を示す図であるが、トロイダルレンズ123の近傍で、光源ユニット107の各光源501、502からのビーム201が交差する光路となっている。
これは、各ビームがトロイダルレンズ123で副走査方向に離れた部位を通過すると、上記した傾き補正によりトロイダルレンズ123を傾けられた際、ビーム間で主走査倍率の差が発生したり、曲がりの形状がビーム間で異なることで、上記したレンズ形状を操作する方法では一律に補正するのが難しくなるためで、トロイダルレンズ123で各ビームを近接させることでビーム間の差異をなるべく発生させないよう配慮している。
図7は、走査ラインの傾きを電気的に揃える(調整する)例を示す。各光走査ユニット内では、上記したように、基準となる画像形成ステーションに対し、他の画像形成ステーションの傾きを機械的な補正機構により合わせているが、光走査ユニット間では、各光走査ユニットの基準となる画像形成ステーション同士の傾きを電気的に合わせるようにしている。
いま、図7(a)に示すように、基準となる画像形成ステーション同士の傾きの差がSだけあったとすると、走査ラインピッチPで割った余りΔSが最小となるように係数kを定め、主走査領域をk+1分割し、各分割領域毎に書き出しタイミングがずれるよう画像データの記録位置をシフトする。
例えば、実施例1ではk=3であるから、1ラインに相当する主走査に沿った画像データを、図7(b)に示すように4等分し、ラインバッファに記憶する際に、左から第2の領域では1ライン分、第3の領域では2ライン分、第4の領域では3ライン分というように記録するタイミングを順次ずらして入力する。
つまり、元々のラインにおける画像データは、第2の領域では1ライン前の走査で記録され、第4の領域では3ライン前の走査で記録されるように、画像データの構成を組替える。
なお、この境界部で発生するジャギー(階段状のギザギザ)は徐々にパルス幅を可変する等のスムージング技術により目立ち難くすることができる。
同様に、走査線曲がりの補正にも適用できる。
つまり、発生している走査線曲がりを折れ線で近似すれば傾き成分となるので、上記実施例と同様に扱うことができ、各傾き成分毎に分割数を設定してやればよい。
従って、上述した第1の走査線曲がり補正手段と第2の走査線曲がり補正手段の少なくとも一方を上記電気的調整方式に代えてもよい。すなわち、1つの光走査ユニット内において、機械的補正手段と電気的補正手段を混在させてもよい。
図8には、光軸変更手段としての液晶偏向素子117の概要を示す。
液晶偏向素子117は、図8(d)に示すように、液晶117aを、透明なガラス板117b、117b間に封入した構成であり、一方のガラス板117bの表面の上下に電極117c、117cが形成されている。
この電極117c、117c間に電位差を与えると、図8(c)に示すように、電位の傾斜が発生し、図8(b)に示すように、液晶117aの配向が変化して屈折率分布を発生させる。
このように、プリズムと同様にビームの射出軸を僅かに傾けることができる。なお、液晶117aとしては、誘電異方性を有するネマティック液晶等が用いられる。
従って、液晶偏向素子117の副走査方向に電極117c、117cを設ければ、印加電圧に応じて感光体面での走査位置を可変できる。なお、この動作に伴って、上記したトロイダルレンズへの入射位置が微少量変化するが、走査位置の可変量は数十μm程度であるため、曲がりを発生させるに至る変化量ではない。
図2に示すように、画像記録領域の走査開始側及び走査終端側には、光走査ユニット毎にフォトセンサを実装した基板138、139及び140、141が配備され、各画像形成ステーションにおいて走査されたビームを検出する。
本実施例1では、基板138、140は同期検知センサとなし、この検出信号を基に各々書き込み開始のタイミングを図るように共用している。
一方、基板139、141は終端検知センサをなし、同期検知センサとの検出信号の時間差を計測することで走査速度の変化を検出し、検出された走査速度の変化に対して、各半導体レーザを変調する画素クロックの基準周波数を反比例倍して再設定することで、各画像形成ステーションによって記録された画像の中間転写ベルト105上での全幅倍率を安定的に保持することができる。
本実施例1では、各々の光走査ユニット900A、900Bでのポリゴンミラー106がそれぞれ独立に回転しているためにポリゴンミラー106の回転角が異なる。そのため光ビームが同期検知センサ138、140を通過するタイミングによって副走査の書込み位置にずれが生じる。図9において、1ラインの走査期間をT(μs)とし、光走査ユニット900Aの同期検知信号を基準としたときの光走査ユニット900Bの同期検知信号の時間差をt(μs)とすると、中間転写ベルト105上で検出されるレジストずれのうちポリゴンミラー106の回転位相差に起因するずれ量d(mm)は以下の式で表される。
d=n×(25.4/DPI)×(t/T) …(1)
ここで、nは1走査で感光体に記録するライン数(光源数)、DPIは記録密度である。
上記ずれ量d(mm)を液晶偏向素子117で補正するための偏向角φ(°)は、液晶偏向素子117から感光体表面までの距離をr(mm)、光学系の倍率をαとすると、
φ=360×d/(2×π×r) …(2)
となり、補正の際には上記φを加えて補正するようにする。
本実施例1によれば、PLL等によりポリゴンミラー106の回転を制御し、回転位相を合わせて同期検知信号を同期させる方法と比較し、複雑な回転位相制御回路を必要とせず、ポリゴンミラー106の制御誤差による回転むらが少なく、主走査に対して均一な書込みをすることができる。
さらに、同期検知信号に加えて終端検知信号に対しても、上記(1)式によりずれ量deを求め、このずれ量deと同期検知信号から求めたずれ量dsにより、例えば、下記の(3)式のような算術平均を取ることにより、ポリゴン回転ジッタ−の影響をより少なくすることができる。
d=(ds+de)/2 …(3)
また、いずれかのセンサを、図10に示すように、主走査方向に垂直なフォトダイオード152と非平行なフォトダイオード153とで構成することにより、フォトダイオード152からフォトダイオード153に至る時間差Δtを計測することで、光ビームの副走査位置のずれΔyを検出できる。
副走査位置のずれΔyは、フォトダイオード153の傾斜角γ、光ビームの走査速度Vを用いて、
Δy=(V/tanγ)・Δt …(4)
で表され、実施例1では、Δtが常に一定となるように、後述する光軸偏向手段を制御することで、各色画像の副走査レジストがずれないよう照射位置を保持することができる。
センサの別の実施形態を図11に示す。2つのPD1,PD2(PDはフォトダイオード)を、図11(a)のように配置し、各々のPD1,PD2の出力信号をコンパレータ−を介してコンパレータ−出力信号を得る。図11(b)に示すように、このコンパレータ出力信号のパルス間隔Δtが、光ビームがPDの走査方向に直角な辺縁と、その直角な辺縁とは非平行な辺縁を通過する時間差となるので、光ビームの副走査位置のずれΔyは、同様に上記(4)式から求めることができる。
さらに、上記センサを走査開始側と走査終端側のいずれにも配備するようにすれば、各端の副走査位置ずれの差、つまり走査線の傾きが検出できる。
図12は、光源ユニットの斜視図を示す。全ての光源ユニットは同一構成である。半導体レーザ501、502及びカップリングレンズ503、504は、各色走査手段毎に射出軸に対して主走査方向に対称に配備され、半導体レーザ501、502はパッケージの外周を嵌合して各々ベース部材505、506に裏側より圧入される。
そして、ホルダ部材507の裏面に、各々3点を表側から挿通したねじ515を螺合して当接させて保持し、カップリングレンズ503、504はホルダ部材507に相反する方向に開くよう形成したV溝部508、509に外周を突き当て、板ばね510、511により内側に寄せてねじ516で固定される。
この際、半導体レーザ501、502の発光点が、カップリングレンズ503、504の光軸上になるように、ベース部材505、506の当接面(光軸に直交する面)上での配置を、また、カップリングレンズ503、504からの射出光が、平行光束となるように、V溝上(光軸上)での位置を調節して固定している。
各々の射出光の光軸は射出軸に対して互いに交差する方向となるよう傾けられ、本実施例1では、この交差位置をポリゴンミラー106の反射面の近傍となるように支持部材としてのプリント基板512の傾斜を設定している。
駆動回路が形成されたプリント基板512は、ホルダ部材507に立設した台座にネジ固定により装着し、各半導体レーザ501、502のリード端子を、スルーホールに挿入してハンダ付けすることで光源ユニット107、108、109、110のそれぞれが一体的に構成される。
光源ユニットは、ハウジング200の壁面に高さを異ならしめて形成した係合穴に、各ホルダ部材507の円筒部513を挿入して位置決めし、当接面514を突き当ててネジ止めされる。
この際、円筒部513を基準として傾け量γを調整することで、ビームスポット間隔を記録密度に応じた走査ラインピッチP(図6参照)に合わせることができる。
図13、図14は光走査装置が収容されるハウジング200の構成を示す。
上記した光源ユニット109、110、ポリゴンミラー106、fθレンズ120等の光学系を構成する光学素子は各々ハウジング200の所定の部位に配置を保って装着され、カバー202で密閉される。
図示しないが、トロイダルレンズ等はハウジング200の下側より装着され、ユニットに一体的に設けられている。本実施例1では、イエロー、マゼンタのステーションを1ユニットとし、シアン、ブラックのステーションを1ユニットとして、別々のハウジング200に収容される。
ハウジング200は樹脂で成形され、外壁には4箇所の支持部が形成される。前側の一対の支持部205には、位置決めピン203とねじの挿通穴204が形成され、本体フレームを構成する支持部材208に位置決めピン203を基準として装着され、ねじ止めされる。
一方、ポリゴンモータ側の一対の支持部206は板ばね207で上から押え付けるのみで設置平面上で拘束しない。
従って、中間転写ベルト105の搬送方向に自由膨張を可能とし、ポリゴンモータの発熱に伴うハウジング200の変形が発生し難くしている。支持部材208は、各光源ユニットに共通であり、板金で形成され、感光体ドラム101、102、103、104との間を仕切るように配置され、各ビームは、開口209を通して感光体ドラム101、102、103、104を照射する。
次に、図15に基づいて書込制御回路の動作について説明する。
まず、画素クロック生成部401であるが、カウンタ403では、高周波クロック生成部402で生成された高周波クロックVCLKをカウントし、比較回路404ではこのカウント値と、デューティ比に基づいて予め設定される設定値L、及び画素クロックの遷移タイミングとして外部から与えられ、位相シフト量を指示する位相データHとを比較し、カウント値が上記設定値Lと一致した際に画素クロックPCLKの立下りを指示する制御信号Lを、位相データHと一致した際に画素クロックPCLKの立上がりを指示する制御信号hを、画素クロック制御回路405に出力する。
この際、カウンタ403は、制御信号hと同時にリセットされ、再び0からカウントを行うことで、連続的なパルス列が形成できる。
こうして、1クロック毎に位相データHを与え、順次パルス周期が可変された画素クロックPCLKを生成する。本実施例1では、画素クロックPCLKは、高周波クロックVCLKの8分周とし、1/8クロックの分解能で位相が可変できるようにしている。
図16は、1/8クロックだけ位相を遅らせた例を示している。
デューティ50%とすると、設定値L=3が与えられ、カウンタ403で4カウントされ、画素クロックPCLKを立ち下げる。1/8クロック位相を遅らせるとすると、位相データH=6が与えられ、7カウントで立上げる。同時にカウンタ403がリセットされるので、4カウントで再び立ち下げる。
つまり、隣接するパルス周期が1/8クロック分縮められたことになる。
こうして生成された画素クロックPCLKは、光源駆動部406に与えられ、画素クロックPCLKを基準に、画像処理部407により読み出された画像データを、各画素に割り当てて変調データを生成し、半導体レーザ501、502を駆動する。
このように位相をシフトする画素を所定間隔で配置することによって、走査方向に沿った部分的な倍率誤差の歪を補正することができる。
上述した電気的走査ラインの補正は、画像処理部407によって制御される。ここでは、ベクタ画像をラスタ展開し、展開された画像を主走査方向に分割してシフトさせ、新たなラスタ画像を形成することにより補正を行う。
本実施例1では、図17(a)に示すように、主走査領域を複数の区間に分割し、分割区間毎に位相をシフトする画素の間隔とシフト量を、以下に示す如く設定し位相データとして与えている。
いま、主走査位置xに対する倍率の変化をL(x)とすると、ビームスポット位置ずれの変化M(x)は、その積分値で表される。
M(x)=∫L(x)dx …(5)
分割区間の始点と終点でビームスポット位置ずれが0となるように補正することを想定すると、任意の分割区間の倍率の変化に伴う分割区間幅のずれをΔm、位相シフトの分解能をσ(一定)、分割区間内の画素数をNとすると、位相をシフトする画素の間隔は、
D≒N/(Δm/σ) …(6)
但し、Dは整数
で示され、D画素毎にσずつ位相をシフトすればよい。本実施例1では、σは1/8画素となる。
従って、この場合、図17(b)に示すように、分割区間のちょうど中間位置でビームスポット位置ずれ残差が最大となるが、この残差が許容範囲内となるように各分割位置、分割区間の数を決めてやればよい。
図18は、本実施例1におけるビームスポット位置ずれ制御を示すブロック図である。
上記したように、各光走査ユニット内では、基準となる画像形成ステーションに対し、他の画像形成ステーションの走査位置を合わせ、光走査ユニット間では、各光走査ユニットの基準となる画像形成ステーション同士の画像の重なり具合を検出し、一方の光走査ユニットについて書き出しのタイミングや画素クロックの周期を一律に補正するようにしている。
画像の重なり具合は、各光走査ユニットの基準ステーションで中間転写ベルト105上に形成したトナー像の検出パターンを読み取ることで、主走査倍率、副走査レジスト、走査ラインの傾きを一方のステーションを基準として相対的なずれとして検出し、定期的に補正制御が行なわれる。
補正制御は、例えば、装置の立ち上げ時やジョブ間等のタイミングで行ない、1ジョブのプリント枚数が多くなる場合には、その間の温度変化によるずれを抑えるために、途中で割り込みをかけて補正がかけられる。
検出手段は、図2に示すように、照明用のLED素子154と反射光を受光するフォトセンサ155、及び一対の集光レンズ156とからなり、本実施形態では、画像の中央と左右両端2ヵ所に配備されている。
各光走査ユニットで基準となるブラックとマゼンタとのトナー像により、主走査ラインと約45°傾けたラインパターン142を形成し、中間転写ベルト105の移動に応じて検出時間差を読み取っていく。
図19にその一例を示す。中間転写ベルト105の移動に沿って検出ライン上のトナー像を読み取る。
紙面上下が主走査方向に相当し、検出時間差tkmの理論値t0との差より各色の副走査レジストを、また、検出時間差tk、tmの差より各色の主走査レジストのずれを求める。
ここで、光源数が複数(本実施例1では2ビーム)でこのパターンが形成されるので、図19に示すように、主走査方向では光源間の波長差によりdだけ凹凸が発生し、副走査方向では、ピッチ誤差によりD1とD2に示すように、組み合わせによりライン幅が異なる。
2ビームの場合、ポリゴンミラー106の1面で走査されるライン間隔が狭まると、隣接面で走査される次のラインとの間隔は広がってしまう。
そこで、本実施例1では、光源を全て用い、いずれかの光源からのビームがポリゴンミラー106の隣接する2面以上で走査されるように、検出位置に沿って少なくとも3ライン以上にかかるようなライン幅を設定してラインパターン142(図2参照)を形成し、検出位置に沿ってラインの両縁を検出してその中間点を求めるようにしている。
これにより、ピッチ誤差を全て含めた形で平均化されたずれが検出でき、各光源毎に個別に検出して平均値を求めるのと同様な効果があり、ピッチ変動や主走査倍率変動の影響を受けない。
ところで、この際、ラインパターン142をどの光源から書き始めるかによって、検出毎にライン幅が変わってしまう可能性があるため、ラインパターン142の先頭行は常に特定の光源で形成するようにしておく必要がある。
こうして検出された副走査レジストについては、ポリゴンミラー106の1面おき、つまり光源数をnとすると、nラインピッチn・Pを単位とし、本実施例1では、2Pを単位として面位相を選択し、各光源の走査ラインのうち、最もレジストずれが小さくなる走査ラインを、通常プリント時の先頭行として選択することで、一方の光走査ユニットの副走査方向における書き出タイミングを各画像形成ステーション共通に補正し、ポリゴンミラー106同士の回転位相を所定値に制御することで、トナー像によって検出された副走査レジストずれのうち、書き出しタイミングによって補正できない1走査ラインピッチP以下の余分ΔPをも補正できるようにしている。
また、傾きについては、上記した画素データの組替えにより一方の光走査ユニットにおける各ス画像形成ステーション共通に補正する。
一方、光走査ユニット内においては、上記したようにフォトダイオード152、153を用いて、画像形成ステーション間の走査位置ずれを常に監視することができる。
本実施例1では、このフォトダイオード152、153を主走査方向における走査領域の両端に配備することで、走査線の傾きも検出できるようにし、フィードバック補正によりレジスト位置と傾きとを機械的に補正して、基準となるステーションの走査位置に合わせ込むように制御される。
主走査倍率については、上記したように、同期検知信号と終端検知信号との検出時間をもとに、画像形成ステーション間の倍率変化を常に監視し、基準となる画像形成ステーションの倍率に合うように、各半導体レーザ501、502を変調する画素クロックの基準周波数を補正しているので、各光走査ユニット間の基準となる画像形成ステーションにおける画像の重なり具合さえ合わせれば、全ての画像形成ステーションの色ずれが補正できる。
このように、本実施例1では、トナー像検出による定期的な補正を最小限で済ませることで、プリント動作を中断する時間をかけることなく各色画像の重ね合わせ精度が保たれるようにしている。
また、4つの画像形成ステーションを2つの画像形成ステーションずつに分け、同一方向に回転するポリゴンミラー106で走査するようにして各画像形成ステーションの走査方向を揃え、主走査方向の倍率変動があってもレジストずれが発生し難くするとともに、光走査ユニット間の補正を電気的な補正のみで対応できるようにすることで、より補正にかける時間が短くなるよう配慮している。
なお、主走査方向においては、上記したように主走査領域を複数に分割した各区間毎に画素クロックの周期を可変することで中間像高における倍率の歪みを低減し、主走査方向の全域に渡って倍率が均一になるようにしている。
従って、各分割位置毎にレジストずれを検出するセンサを設ければ良いのだが、コストアップとなるうえ、補正時間もかかる。本実施形態では、センサ数を最小限とするため、予め、温度変化に伴って生じる各分割区間毎の倍率変化を予測して重み付けられた位相データを、所定区間の倍率の変化量に対応してデータテーブルに記憶させておくことで対処している。
そのため、センサを主走査領域における中央と両端の3箇所に配置して主走査領域を2分した各区間の倍率の変化量を検出し、上記3箇所で基準となる画像形成ステーションとのレジストずれがゼロとなるように、各分割区間毎の倍率変化を予測する。
実施例2は、実施例1が液晶偏向素子117のプリズム作用を利用したのに対し、プリズム(非平行平板)を用いた例である。
図20は実施例2の光走査装置において光ビーム走査位置変位手段として光学的非平行平板(プリズム)を用いた例を示す斜視図である。以下、図20を用いて説明する。
非平行平板321は、円筒状のホルダ部材322の中央枠内に固定され、軸受部323を形成した支持部材324に、ホルダ部材322に形成した一対の鍔部326を切欠に合わせて挿入し、水平に戻すことで鍔部326が裏側に引っ掛かり、支持部材324に密着した状態で嵌合部325を基準に回転可能に保持される。
支持部材324は、上記したように底面を基準にハウジング200にねじ止めされ、軸受部323の回転中心が、光源ユニットの射出軸と中心が合うように高さHが各々設定されており、回転によってビームの射出軸を僅かに傾けることができる。
ホルダ部材322の一端には、レバー部327が形成され、支持部材324に形成した挿通穴330に係合されて固定されているステッピングモータ328の軸先端に形成した送りネジを螺合しており、その上下動に伴って非平行平板321を回動可能としている。
なお、この際のバックラッシュをとるため、ホルダ部材322のピン331と支持部材324のピン332との間にスプリング329により引張力を掛け、一方向に片寄せする構成としている。いま、この回転角をγ、非平行平板の頂角をε、カップリングレンズの焦点距離をfc、光学系全系の副走査倍率をζとすると、感光体面での副走査位置の変化は、
Δy=ζ・fc・(n−1)ε・sinγ …(7)
但し、nは非平行平板の屈折率
で与えられ、微小回転角の範囲では回転角にほぼ比例して可変できる。
以上をまとめると、実施例1,2においては、各光走査ユニット900A、900Bに収められた2色間の色ずれ補正を各々行い、その基準となる色同士の色ずれを電気的な補正により一律に行うことで、補正の手順を単純化することができる。このように、2色毎に分割することで、共通の光走査ユニットを2セット用意すれば良い。
実施例3は、実施例1,2において、4色によるカラー画像形成装置の例を示したが、既にインクジェットプリンタで実施されているような中間色を加えた6色等へ展開した例である。
図21は、実施例3の光走査装置を搭載したカラー画像形成装置の構成を示す概略側面図である。
本実施例3における多色画像形成装置950は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックに対応した感光体ドラム101、102、103、104の他に、階調性向上のためのグレーに対応した感光体ドラム951、光沢性向上のための透明トナーに対応した感光体ドラム952を備えている。
本実施例3では、イエローとマゼンタに対応して光走査ユニット900Aが、シアンとグレーに対応して光走査ユニット900Bが、ブラックと透明トナーに対応して光走査ユニット900Cがそれぞれ配置されている。なお、画像形成動作、光走査機能等については上記実施例1,2と同様であるので説明は省略する。
実施例4は、光走査ユニット900を主走査方向に並置し、1ラインの走査領域を分割した例である。
図22は、実施例4の光走査装置において光走査ユニットを主走査方向に並置した例を示す図である。
実施例4では、図22に示すように、光走査ユニット900を主走査方向に並置し、1ラインの走査領域を分割して走査している。
このような場合、各々の光走査ユニット900A、900Bでのポリゴンミラー106が、それぞれ独立に回転しているためにポリゴンミラー106の回転角が異なるので、各光走査ユニット900の主走査方向の書込みタイミングがずれるため副走査の書込み位置にずれが生じる。例えば、一本の横ラインを形成するつもりでも光走査ユニット900の境界で段差のあるラインとなってしまう。
これに対し、光走査ユニット900Aの同期検知信号を基準としたときの900Bの同期検知信号の時間差から(1)式によって副走査の走査位置ずれ量を測定し、(2)式に基づき液晶偏向素子によりずれ量を補正すれば、光走査ユニット900の境界でラインの段差は少なくできる。
したがって、実施例4にあっては、光走査ユニット900A、900Bを主走査方向に並置することにより、有効書き込み幅を大きくできる。また、同じ有効書き込み幅であれば、光学素子、偏向器を小型化でき、メカ公差や温度変動によるビームウエスト位置変動が小さくなり、波面収差が低減できる。
以上、本発明の光走査装置と光走査装置を用いた画像形成装置を、実施例1〜実施例4に基づき説明してきたが、具体的な構成については、これらの実施例に限られるものではなく、特許請求の範囲の各請求項に係る発明の要旨を逸脱しない限り、設計の変更や追加等は許容される。
例えば、上記各実施例1,2,3では、中間転写体に転写した後シート状記録媒体に一括転写するタンデム型の画像形成装置を例示したが、エンドレスベルトでシート状記録媒体を搬送しながら順次転写して重ね合わせる直接転写方式のタンデム型カラー画像形成装置においても同様に実施することができる。
本発明の光走査装置と光走査装置を用いた画像形成装置は、カラー複写機、カラーファクシミリ、カラープリンタ、広幅複写機、広幅プリンタ等に適用することができる。
実施例1の光走査装置を搭載したカラー画像形成装置の構成を示す概略側面図である。 2つの光走査ユニットにより構成された実施例1の光走査装置を示す斜視図である。 実施例1の光走査装置におけるトロイダルレンズに保持される支持筐体の構成を示す斜視図である。 実施例1の光走査装置におけるトロイダルレンズに保持される支持筐体をハウジングに装着した状態を光軸方向から視た正面図及びA-A断面図である。 実施例1の光走査装置における走査ラインの曲がり補正の様子を示す図である。 実施例1の光走査装置における光学系の副走査断面を示す図である。 実施例1の光走査装置における走査ラインの傾きを電気的に調整する例を示す図である。 実施例1の光走査装置における光軸変更手段としての液晶偏向素子の概要を示す図である。 実施例1の光走査装置における一方の光走査ユニットの同期検知信号を基準としたときの他方の光走査ユニットの同期検知信号の時間差を示す信号波形図である。 実施例1の光走査装置において2つのフォトダイオードで構成された同期検知センサの第1例を示す概略図である。 実施例1の光走査装置において2つのフォトダイオードで構成された同期検知センサの第2例を示す概略図である。 実施例1の光走査装置における光源ユニットを示す斜視図である。 実施例1の光走査装置が収容されるハウジングの構成を示す斜視図である。 実施例1の光走査装置が収容される2つのハウジングを支持部材に装着する構成を示す斜視図である。 実施例1の光走査装置における書込制御回路を示す制御ブロック図である。 実施例1の光走査装置における書込制御回路の画素クロック生成部にて1/8クロックだけ位相を遅らせた例を示す図である。 実施例1の光走査装置において主走査領域を複数の区間に分割してのビームスポット位置ずれの補正例を示す図である。 実施例1の光走査装置におけるビームスポット位置ずれ制御を示すブロック図である。 実施例1の光走査装置において中間転写ベルトの移動に沿って検出ライン上のトナー像を読み取る例を示す図である。 実施例2の光走査装置において光ビーム走査位置変位手段として光学的非平行平板(プリズム)を用いた例を示す斜視図である。 実施例3の光走査装置を搭載したカラー画像形成装置の構成を示す概略側面図である。 実施例4の光走査装置において光走査ユニットを主走査方向に並置して1ラインの走査領域を分割して走査している例を示す図である。
符号の説明
101 感光体ドラム
102 感光体ドラム
103 感光体ドラム
104 感光体ドラム
105 中間転写ベルト
106 ポリゴンミラー
107 光源ユニット
108 光源ユニット
109 光源ユニット
110 光源ユニット
111 入射ミラー
113 シリンダレンズ
114 シリンダレンズ
117 液晶偏向素子
120 レンズ
122 トロイダルレンズ
123 トロイダルレンズ
126 ミラー
127 ミラー
129 ミラー
130 ミラー
138 同期検知センサ
139 同期検知センサ
142 ラインパターン
152 フォトダイオード
153 フォトダイオード
154 素子
155 フォトセンサ
156 集光レンズ
200 ハウジング
201 光ビーム
202 カバー
202 光ビーム
301 支持板
305 トロイダルレンズ
315 ステッピングモータ
316 可動筒
321 非平行平板
322 ホルダ部材
323 軸受部
324 支持部材
325 嵌合部
326 鍔部
327 レバー部
328 ステッピングモータ
328 支持点
329 スプリング
330 挿通穴
331 ピン
332 ピン
354 母線
401 画素クロック生成部
402 高周波クロック生成部
403 カウンタ
404 比較回路
405 画素クロック制御回路
406 光源駆動部
407 画像処理部
900 光走査装置
900A 光走査ユニット
900B 光走査ユニット
900C 光走査ユニット
920 カラー画像形成装置
950 多色画像形成装置
951 感光体ドラム
952 感光体ドラム

Claims (7)

  1. 光源からの光ビームを回転多面鏡により走査し、走査方向と直角な方向に移動する被走査面上に結像光学系により結像する少なくとも2組の光走査手段を有する光走査装置において、
    前記被走査面上における光ビームの主走査位置を検出する光ビーム走査位置検出手段と、該光ビームの副走査位置を変位させる光ビーム走査位置変位手段を、各々の光走査手段において具備すると共に、
    前記光走査手段の一つの光ビーム主走査位置検出信号を基準とし、他の光走査手段の光ビーム主走査位置検出信号との位相差から、レジスト位置ずれ量を予測し、該レジストずれ量を補正するのに必要な光ビーム副走査位置の変位量を演算する光ビーム走査位置変位量演算手段を具備することを特徴とする光走査装置。
  2. 請求項1記載の光走査装置において、
    前記光ビーム走査位置検出手段は、それぞれの光走査手段における光ビームの略走査開始端および光ビーム略走査終了端に配置し、
    前記光ビーム走査位置変位量演算手段は、光ビームの略走査開始端および略走査終了端の各々の位置において、前記光走査手段の一つの光ビーム主走査位置検出信号を基準とし、他の光走査手段の光ビーム主走査位置検出信号との位相差からレジスト位置ずれ量を予測し、該レジストずれ量を補正するのに必要な光ビーム副走査位置の変位量を演算することを特徴とする光走査装置。
  3. 請求項1乃至請求項2の何れか1項に記載の光走査装置において、
    前記光ビーム走査位置検出手段は、光ビームの主走査位置を検出する機能に加えて該光ビームの副走査の走査位置を検出することを特徴とする光走査装置。
  4. 請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の光走査装置において、
    前記光ビーム走査位置検出手段は、複数のセンサを並べて配置し、少なくとも2つの互いに対向する辺縁が平行で直線であり、それらの辺縁が主走査方向と垂直となるように配置され、かつ、各々のセンサの対向する辺縁のうち少なくとも一方の辺縁は他方の辺縁と非平行な角度を持って配置したことを特徴とする光走査装置。
  5. 請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の光走査装置において、
    前記光ビーム走査位置変位手段は、液晶偏向素子を配備したことを特徴とする光走査装置。
  6. 請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の光走査装置において、
    前記光ビーム走査位置変位手段は、光学的非平行平板(プリズム)を配備したことを特徴とする光走査装置。
  7. 複数の像担持体上に光走査装置により静電潜像を形成するとともに、該静電潜像を像担持体毎に異なる色トナーで現像し、各像担持体上に形成されたトナー像を転写体上に担持させたシート状記録媒体に順次重ねて転写することによりカラー画像を得る画像形成装置において、
    前記光走査装置として、請求項1乃至請求項6の何れか1項に記載の光走査装置を用いたことを特徴とする光走査装置を用いた画像形成装置。
JP2006248973A 2006-09-14 2006-09-14 光走査装置と光走査装置を用いた画像形成装置 Pending JP2008070580A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006248973A JP2008070580A (ja) 2006-09-14 2006-09-14 光走査装置と光走査装置を用いた画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006248973A JP2008070580A (ja) 2006-09-14 2006-09-14 光走査装置と光走査装置を用いた画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008070580A true JP2008070580A (ja) 2008-03-27

Family

ID=39292217

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006248973A Pending JP2008070580A (ja) 2006-09-14 2006-09-14 光走査装置と光走査装置を用いた画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008070580A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8314827B2 (en) 2010-05-28 2012-11-20 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image forming apparatus with optical scanner
CN111650744A (zh) * 2020-08-04 2020-09-11 成都极米科技股份有限公司 振镜的参数调节方法、装置、设备及可读存储介质

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8314827B2 (en) 2010-05-28 2012-11-20 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image forming apparatus with optical scanner
CN111650744A (zh) * 2020-08-04 2020-09-11 成都极米科技股份有限公司 振镜的参数调节方法、装置、设备及可读存储介质
CN111650744B (zh) * 2020-08-04 2020-10-30 成都极米科技股份有限公司 振镜的参数调节方法、装置、设备及可读存储介质
WO2022027896A1 (zh) * 2020-08-04 2022-02-10 成都极米科技股份有限公司 振镜的参数调节方法、装置、设备及可读存储介质

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4868841B2 (ja) 光走査装置及び画像形成装置
JP2007206653A (ja) 光走査装置、及び画像形成装置
JP4574477B2 (ja) 光走査装置及び画像形成装置
JP2004333994A (ja) 光走査装置および画像形成装置
JP4673056B2 (ja) 光走査装置・画像形成装置・走査線変化補正方法
JP4965142B2 (ja) 光走査装置および画像形成装置
JP4322703B2 (ja) 光走査装置、および多色画像形成装置
JP4523440B2 (ja) 多色画像形成装置
JP2006198896A (ja) 多色画像形成装置
JP4390200B2 (ja) 多色画像形成装置、多色画像形成装置に用いる光走査装置および多色画像形成装置の色ずれ補正方法
JP2010169829A (ja) 光走査装置及び画像形成装置
JP2008070580A (ja) 光走査装置と光走査装置を用いた画像形成装置
JP4903455B2 (ja) 光走査装置および画像形成装置
JP5879898B2 (ja) アクチュエータ、光走査装置及び画像形成装置
JP4949633B2 (ja) 光走査装置及び画像形成装置
JP2008076458A (ja) 光走査装置と画像形成装置
JP2008191582A (ja) 多色画像形成装置
JP4919680B2 (ja) 光走査装置、画像形成装置、カラー画像形成装置
JP5659659B2 (ja) 光走査装置及び画像形成装置
JP2010217200A (ja) 光走査装置および画像形成装置
JP2010054960A (ja) 光走査装置及び画像形成装置
JP2011053700A (ja) 光走査装置・画像形成装置・走査線変化補正方法
JP2006044029A (ja) 多色画像形成装置
JP2006259445A (ja) 光源装置、光走査装置および画像形成装置
JP4340557B2 (ja) 光走査装置および多色画像形成装置