JP2002202649A - 画像形成装置および画像形成装置の制御方法および記憶媒体 - Google Patents

画像形成装置および画像形成装置の制御方法および記憶媒体

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JP2002202649A
JP2002202649A JP2000401210A JP2000401210A JP2002202649A JP 2002202649 A JP2002202649 A JP 2002202649A JP 2000401210 A JP2000401210 A JP 2000401210A JP 2000401210 A JP2000401210 A JP 2000401210A JP 2002202649 A JP2002202649 A JP 2002202649A
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JP2000401210A
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Katsuto Shiratori
克仁 白取
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易な構成により、傾きの色ずれ補正時に発
生する搬送方向の位置ずれを考慮した補正を行い、より
精度良くレジストレーション補正を行って、高画質な画
像を形成すること。 【解決手段】 複数の画像形成部により形成される各画
像の位置情報を光センサ106a,106bにより検出
し、該検出される各画像の位置情報に基づいて前記各画
像形成部による画像の傾き補正量をそれぞれ取得し、該
取得される前記各画像形成部による画像の傾き補正量に
基づいてコントロールユニットCONT内のCPUが前
記各画像形成部による画像の傾きを補正し、該傾き補正
時に発生する前記各画像形成部による画像の搬送方向の
位置の変動量を算出し、該算出される前記各変動量を打
ち消すように、前記各画像形成部による画像の搬送方向
の位置を補正する構成を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、それぞれに光学部
と潜像形成媒体を有する複数の画像形成部を有し、前記
各画像形成部において光学部により潜像形成媒体を走査
して形成された各画像を前記各画像形成部を順次通過す
る搬送体上に重ねて転写して多重画像を形成可能な画像
形成装置および画像形成装置の制御方法および記憶媒体
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式のカラー画像形成装置にお
いては、高速化のために複数の画像形成部を有し、搬送
ベルト上に保持された記録材上に順次異なる色の像を転
写する方式が各種提案されている。
【0003】ところで、複数の画像形成部を有する装置
の問題点としては、機械精度等の原因により、複数の感
光ドラムや搬送ベルトの移動むらや、各画像形成部の転
写位置での感光ドラム外周面と搬送ベルトの移動量の関
係等が各色毎にバラバラに発生し、画像を重ね合わせた
ときに一致せず、色ずれ(位置ずれ)を生じることが挙
げられる。
【0004】特に、レーザスキャナと感光ドラムを有す
る複数の画像形成部を有する装置では、レーザスキャナ
と感光ドラム間の基準位置に取り付け誤差が生じ、この
誤差が各画像形成部間で異なると、各色を重ねあわせた
時に相対的な色ずれ(位置ずれ)が発生する。各種色ず
れの内、傾きによる色ずれ(位置ずれ)の例を図10に
示す。
【0005】図10は、この種の画像形成装置において
発生する傾きによる色ずれ(位置ずれ)の一例を示す模
式図である。
【0006】図において、実線201は基準となる色の
画像位置を、破線202は色ずれが発生している色の画
像位置を示す。
【0007】この傾きによる色ずれは以下図11に示す
ようなレーザスキャナ102と感光ドラム101間の軸
線の向きのずれ等によって発生し、各色の現像ステーシ
ョンの相対的な位置ずれによって色ずれとして現れる。
【0008】図11は、この種の画像形成装置のレーザ
スキャナと感光ドラムとの位置関係を示す模式図であ
る。
【0009】またその他の色ずれとしては、レーザスキ
ャナ102と感光ドラム101間の軸線の位置ずれ等に
よって走査線の搬送方向や走査方向の垂直位置がずれる
ことにより、各色の現像ステーションで相対的な位置ず
れとして発生する搬送方向色ずれや走査方向色ずれ等が
ある。
【0010】これら色ずれを修正する為に、搬送ベルト
上に、各色毎に位置ずれ検出用のパターンを形成し、搬
送ベルト下流部の両サイドに設けられた1対の光センサ
で検出し、検出したずれ量に応じて、ずれ量の補正を実
施している。
【0011】以下、図12〜図15を参照して、この種
の画像形成装置のずれ量補正手段について説明する。
【0012】図12は、この種の画像形成装置のレーザ
による感光ドラムへの光走査について説明する図であ
り、図11と同一のものには同一の符号を付してある。
【0013】図において401は回折格子、101は感
光ドラム、402はポリゴンミラー、403は発光源で
あるLD(レーザダイオード)である。
【0014】LD403によって発光されたレーザ光
は、図示しないコリメータレンズ、シリンドリカルレン
ズによって平行光に変換され、一定速で回転するポリゴ
ンミラー402によって反射し、扇状に走査され、図示
しないf−θレンズを経て、回折格子401によりスキ
ャニング領域が補正され、感光ドラム101上に走査さ
れる。この時、ポリゴンミラー402や回折格子401
等の光学系の取り付け位置と、感光ドラム101の取り
付け位置との関係によって色ずれが発生するのは、前述
した通りである。
【0015】この色ずれを補正するための手段として
は、回折格子401の方向を制御する事により感光ドラ
ム101上の光走査の位置を補正するのが一般的であ
る。
【0016】傾き補正に回折格子401を用いる場合
は、回折格子401を1度傾けると感光ドラム101上
に光走査が1度傾く、といったように、回折格子401
の変位量と光走査の変位量が等しくなるように設計され
る。この回折格子401を変位させるための駆動源とし
て、制御性の良いステッピングモータが多く利用されて
いる。以下にこの回折格子401の駆動部の説明を行
う。
【0017】図13は、図12に示した回折格子401
の位置補正を行う駆動部の構成を説明する拡大図であ
る。
【0018】図において、501はステンピングモー
タ、502はリードスクリュー状のモータ軸、503は
前記回折格子401を押す為のヘッド、504は前記ヘ
ッド503のステー、505は前記ステー514の直進
動作を保証するポール、506は回折格子保持用のば
ね、507は回折格子稼動時の回転支点である。
【0019】以下、この駆動部の動作を説明する。
【0020】ステッピングモータ501が所定の回転
数、若しくは角度回転する事によりリードスクリューに
よってステー504が押される事により、ポール505
に沿ってステー504が上下し、該ステー504に取り
付けられたヘッド503によって回折格子401が押さ
れ、回転支点507を中心に回折格子401が稼動す
る。この時、回折格子401はばね506とヘッド50
3によって保持されながら移動を行い、ヘッド503の
移動が停止した位置においてばねの応力によって固定さ
れる。
【0021】図示した回転支点507を中心に回折格子
401が動作する事により、画像形成部における画像位
置は後述する図14の601に示す様に回転支点507
を中心として調整が可能となる。この為、位置ずれ量分
を補正する様に回折格子401の方向を変える事によっ
て、所望の位置に光走査が行われる様にし、画像の傾き
による色ずれを補正する。
【0022】図14は、図13に示した回折格子401
の駆動時の走査線の動作を説明する模式図である。
【0023】以下、図15を参照して、この種の画像形
成装置の傾きによる色ずれ量の算出方法について説明す
る。
【0024】図15は、従来の画像形成装置の傾き位置
ずれ補正時の走査線の動作を説明する図である。
【0025】図において、実線701は基準色の画像位
置を示し、実線702は色ずれが発生している第二色の
画像位置を示し、703は搬送ベルト上で図中矢印で示
す搬送方向(画像形成方向)に向かって左側に設置され
た左側光センサ106aが画像を検出する位置が通過す
る左側検出ラインを示し、704は搬送ベルト上で図中
矢印で示す搬送方向(画像形成方向)に向かって右側に
設置された右側光センサ106bが画像を検出する位置
が通過する右側検出ラインを各々示している。
【0026】この光センサで検出される位置が搬送方向
の位置を示しており、本実施形態では、左側光センサ1
06aで検出した位置を搬送方向の基準位置としてい
る。
【0027】507は前述した回折格子の駆動部におけ
る回折格子の回転支点であり、705は前記回転支点5
07を通り左側検出ライン703と右側検出ライン70
4、すなわち搬送方向に平行な回転支点ラインである。
【0028】706は前述した回折格子の駆動部におい
てステッピングモータ等により回折格子を動作させる回
折格子の動作位置を通り左側検出ライン703と右側検
出ライン704、すなわち搬送方向に平行な動作位置ラ
インである。
【0029】また、距離XLは左側光センサ106aに
よって検出される基準色の画像位置と、第二色の画像位
置との間の距離であり、距離XRは右側光センサ106
bにって検出される基準色の画像位置と、第二色の画像
位置との間の距離である。
【0030】距離XAは回転支点ライン705と動作位
置ライン706の間の距離であり、距離XBは左右の光
センサ間の距離であり、距離XCは回転支点ライン70
5と左側検出ライン703の間の距離である。
【0031】破線707は、回転支点507を中心にし
て回折格子を回転させ、基準色と平行になるように動作
させた場合の第二色の画像位置であり、これを第二色の
調整後画像位置とする。また、このときの動作位置ライ
ン706における第二色の画像位置702と第二色の調
整後画像位置707との間の距離をXDとする。つま
り、前述したような位置補正の機構を用いて、回折格子
を動作位置ライン706上で距離XDだけ動作させるこ
とにより基準色と第二色の傾きが等しくなるように画像
位置が補正される。
【0032】破線708は左側光センサ106aの検出
ラインと第二色の画像位置が交わる点を通り、かつ基準
色と平行な線である。距離XEは右側検出ライン704
上における第二色の画像位置702と破線707の間の
距離である。
【0033】以下、傾き補正時の回折格子の動作量であ
る距離XDを算出する方法について述べる。
【0034】この種の画像形成装置は、レジ検パターン
と呼ばれる色ずれ量検出パターンを用い、前述した光セ
ンサにより距離XLと距離XRを検出する。
【0035】左側検出ライン703と右側検出ライン7
04が平行であり、基準色の画像位置701と破線70
8が平行であるので、 XR−XL=XE ……(1) となる。
【0036】第二色の調整後画像位置707と破線70
8が平行であり、かつ右側検出ライン704と動作位置
ライン706が平行であるので、三角形の相似条件よ
り、 XA:XB=XD:XE ……(2) となる。
【0037】よって、上記式(1)と式(2)より XD=(XR−XL)×(XA/XB) ……(3) となる。
【0038】以上で求めた距離XDを用いて、図15に
矢印709で示したように回折格子を動作させることに
より、基準色に対する各色の相対的な傾きの色ずれを補
正している。
【0039】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の画像形成装置においては、傾き補正時に発生する搬送
方向の位置ずれ(従来例の図15における距離XF)や
走査方向の位置ずれを考慮していないがために、レジス
トレーション補正後も色ずれが残ってしまう、もしくは
再度レジストレーション補正が必要となってしまうとい
う問題があった。
【0040】本発明は、上記の問題点を解決するために
なされたもので、本発明に係る第1の発明〜第7の発明
の目的は、複数の画像形成部により形成される各画像の
位置情報を検出し、該検出される各画像の位置情報に基
づいて前記各画像形成部による画像の傾き補正量をそれ
ぞれ取得し、該取得される前記各画像形成部による画像
の傾き補正量に基づいて前記各画像形成部による画像の
傾きを補正し、該傾き補正時に発生する前記各画像形成
部による画像の搬送方向の位置の変動量を算出し、該算
出される前記各変動量を打ち消すように、前記各画像形
成部による画像の搬送方向の位置を補正することによ
り、簡易な構成により、傾きの色ずれ補正時に発生する
搬送方向の位置ずれを考慮した補正を行い、より精度良
くレジストレーション補正を行って、高画質な画像を形
成することができる画像形成装置および画像形成装置の
制御方法および記憶媒体を提供することである。
【0041】
【課題を解決するための手段】本発明に係る第1の発明
は、それぞれに光学部(図1に示すレーザスキャナ10
2a,102b,102c,102d(又は図示しない
LEDアレイ))と潜像形成媒体(図1に示す感光ドラ
ム101a,101b,101c,101d)を有する
複数の画像形成部を有し、前記各画像形成部において光
学部により潜像形成媒体を走査して形成された各画像を
前記各画像形成部を順次通過する搬送体上に重ねて転写
して多重画像を形成可能な画像形成装置において、前記
複数の画像形成部により形成される各画像の位置情報を
検出する位置検出手段(図1に示す光センサ106a,
106b)と、前記位置検出手段により検出される各画
像の位置情報に基づいて前記各画像形成部による画像の
傾き補正量をそれぞれ取得する傾き補正量取得手段(図
1に示すコントロールユニットCONT内の不図示のC
PU)と、前記傾き補正量取得手段により取得される前
記各画像形成部による画像の傾き補正量に基づいて前記
各画像形成部による画像の傾きを補正する傾き補正手段
(図13に示す回折格子401(又は図示しないLED
アレイ)を図1に示すコントロールユニットCONT内
の不図示のCPUが回動制御する)と、前記傾き補正手
段による傾き補正時に発生する前記各画像形成部による
画像の搬送方向の位置の変動量を算出する搬送方向変動
量算出手段(図1に示すコントロールユニットCONT
内の不図示のCPU)と、前記搬送方向変動量算出手段
により算出される前記各変動量を打ち消すように、前記
各画像形成部による画像の搬送方向の位置を補正する搬
送方向位置補正手段(図1に示すコントロールユニット
CONT内の不図示のCPUが搬送方向の書き出しタイ
ミングやスキャナの回転周期、図示しないLEDによる
搬送方向の書出し(点灯)タイミングを調整する)とを
有するものである。
【0042】本発明に係る第2の発明は、それぞれに光
学部(図1に示すレーザスキャナ102a,102b,
102c,102d(又は図示しないLEDアレイ))
と潜像形成媒体(図1に示す感光ドラム101a,10
1b,101c,101d)を有する複数の画像形成部
を有し、前記各画像形成部において光学部により潜像形
成媒体を走査して形成された各画像を前記各画像形成部
を順次通過する搬送体上に重ねて転写して多重画像を形
成可能な画像形成装置において、前記複数の画像形成部
により形成される各画像の位置情報を検出する位置検出
手段(図1に示す光センサ106a,106b)と、前
記位置検出手段により検出される各画像の位置情報に基
づいて前記各画像形成部による画像の傾き補正量をそれ
ぞれ取得する傾き補正量取得手段(図1に示すコントロ
ールユニットCONT内の不図示のCPU)と、前記傾
き補正量取得手段により取得される前記各傾き補正量に
基づいて、前記各光学部の走査方向をそれぞれ回転させ
て、前記各画像形成部による画像の傾きを補正する補正
手段(図4に示す回折格子401(又は図示しないLE
Dアレイ)を図1に示すコントロールユニットCONT
内の不図示のCPUが回動制御する)とを有し、前記傾
き補正手段による傾き補正時の各回転支点に対応する各
光学部による走査線上の位置と、前記位置検出手段の位
置検出における搬送方向の基準となる前記各光学部によ
る走査線上の位置とを同一もしくは近傍に配置するもの
である。
【0043】本発明に係る第3の発明は、それぞれに光
学部(図1に示すレーザスキャナ102a,102b,
102c,102d(又は図示しないLEDアレイ))
と潜像形成媒体(図1に示す感光ドラム101a,10
1b,101c,101d)を有する複数の画像形成部
を有し、前記各画像形成部において光学部により潜像形
成媒体を走査して形成された各画像を前記各画像形成部
を順次通過する搬送体上に重ねて転写して多重画像を形
成可能な画像形成装置において、前記複数の画像形成部
により形成される各画像の位置情報を検出する位置検出
手段(図1に示す光センサ106a,106b)と、前
記位置検出手段により検出される各画像の位置情報に基
づいて前記各画像形成部の画像の傾き補正量をそれぞれ
取得する傾き補正量取得手段(図1に示すコントロール
ユニットCONT内の不図示のCPU)と、前記傾き補
正量取得手段により取得される前記各傾き補正量に基づ
いて前記各画像形成部による画像の傾きを補正する傾き
補正手段(図13に示す回折格子401(又は図示しな
いLEDアレイ)を図1に示すコントロールユニットC
ONT内の不図示のCPUが回動制御する)と、前記傾
き補正手段による傾き補正時に発生する前記各画像形成
部による画像の走査方向の位置の変動量を算出する走査
方向変動量算出手段(図1に示すコントロールユニット
CONT内の不図示のCPU)と、前記走査方向変動量
算出手段により算出される前記各変動量を打ち消すよう
に、前記各画像形成部による画像の走査方向の位置を補
正する走査方向位置補正手段(図1に示すコントロール
ユニットCONT内の不図示のCPUが走査方向の画像
形成タイミングを制御(レーザ点灯タイミングの調整
や、画像クロックの変調、画像データの補正、点灯する
LED画素を走査方向に調整)する)とを有するもので
ある。
【0044】本発明に係る第4の発明は、それぞれに光
学部と潜像形成媒体を有する複数の画像形成部を有し、
前記各画像形成部において光学部により潜像形成媒体を
走査して形成された各画像を前記各画像形成部を順次通
過する搬送体上に重ねて転写して多重画像を形成可能な
画像形成装置の制御方法において、前記複数の画像形成
部により形成される各画像の位置情報を検出する位置検
出工程(図3のステップS101)と、該検出される各
画像の位置情報に基づいて前記各画像形成部による画像
の傾き補正量をそれぞれ取得する傾き補正量取得工程
(図3のステップS102)と、該取得される前記各画
像形成部による画像の傾き補正量に基づいて前記各画像
形成部による画像の傾きを補正する傾き補正工程(図3
のステップS103)と、該傾き補正時に発生する前記
各画像形成部による画像の搬送方向の位置の変動量を算
出する搬送方向変動量算出工程(図3のステップS10
4)と、該算出される前記各変動量を打ち消すように、
前記各画像形成部による画像の搬送方向の位置を補正す
る搬送方向位置補正工程(図3のステップS105)と
を有するものである。
【0045】本発明に係る第5の発明は、それぞれに光
学部と潜像形成媒体を有する複数の画像形成部を有し、
前記各画像形成部において光学部により潜像形成媒体を
走査して形成された各画像を前記各画像形成部を順次通
過する搬送体上に重ねて転写して多重画像を形成可能な
画像形成装置の制御方法において、前記複数の画像形成
部により形成される各画像の位置情報を検出する位置検
出工程(図8のステップS201)と、該検出される各
画像の位置情報に基づいて前記各画像形成部の画像の傾
き補正量をそれぞれ取得する傾き補正量取得工程(図8
のステップS202)と、該取得される前記各傾き補正
量に基づいて前記各画像形成部による画像の傾きを補正
する傾き補正工程(図8のステップS203)と、該傾
き補正時に発生する前記各画像形成部による画像の走査
方向の位置の変動量を算出する走査方向変動量算出工程
(図8のステップS204)と、該算出される前記各変
動量を打ち消すように、前記各画像形成部による画像の
走査方向の位置を補正する走査方向位置補正工程(図8
のステップS205)とを有するものである。
【0046】本発明に係る第6の発明は、それぞれに光
学部と潜像形成媒体を有する複数の画像形成部を有し、
前記各画像形成部において光学部により潜像形成媒体を
走査して形成された各画像を前記各画像形成部を順次通
過する搬送体上に重ねて転写して多重画像を形成可能な
画像形成装置に、前記複数の画像形成部により形成され
る各画像の位置情報を検出する位置検出工程(図3のス
テップS101)と、該検出される各画像の位置情報に
基づいて前記各画像形成部による画像の傾き補正量をそ
れぞれ取得する傾き補正量取得工程(図3のステップS
102)と、該取得される前記各画像形成部による画像
の傾き補正量に基づいて前記各画像形成部による画像の
傾きを補正する傾き補正工程(図3のステップS10
3)と、該傾き補正時に発生する前記各画像形成部によ
る画像の搬送方向の位置の変動量を算出する搬送方向変
動量算出工程(図3のステップS104)と、該算出さ
れる前記各変動量を打ち消すように、前記各画像形成部
による画像の搬送方向の位置を補正する搬送方向位置補
正工程(図3のステップS105)とを実行させるため
のプログラムを記憶媒体にコンピュータが読み取り可能
に記憶させたものである。
【0047】本発明に係る第7の発明は、それぞれに光
学部と潜像形成媒体を有する複数の画像形成部を有し、
前記各画像形成部において光学部により潜像形成媒体を
走査して形成された各画像を前記各画像形成部を順次通
過する搬送体上に重ねて転写して多重画像を形成可能な
画像形成装置に、前記複数の画像形成部により形成され
る各画像の位置情報を検出する位置検出工程(図8のス
テップS201)と、該検出される各画像の位置情報に
基づいて前記各画像形成部の画像の傾き補正量をそれぞ
れ取得する傾き補正量取得工程(図8のステップS20
2)と、該取得される前記各傾き補正量に基づいて前記
各画像形成部による画像の傾きを補正する傾き補正工程
(図8のステップS203)と、該傾き補正時に発生す
る前記各画像形成部による画像の走査方向の位置の変動
量を算出する走査方向変動量算出工程(図8のステップ
S204)と、該算出される前記各変動量を打ち消すよ
うに、前記各画像形成部による画像の走査方向の位置を
補正する走査方向位置補正工程(図8のステップS20
5)とを実行させるためのプログラムを記憶媒体にコン
ピュータが読み取り可能に記憶させたものである。
【0048】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の実施形態に
基づいて詳細に説明する。
【0049】〔第1実施形態〕図1は、本発明の第1実
施形態を示すカラー画像形成装置の一例を説明する概略
斜視図であり、例えば4色すなわち、イエロー(以下、
Y)、マゼンタ(以下、M)、シアン(以下、C)、ブ
ラック(以下、K)の画像形成手段(画像形成ステーシ
ョン)を並置したカラー画像形成装置に対応する。な
お、本実施形態におけるレーザ光学系は、図12〜図1
4に示したレーザ光学系を採用するものとする。
【0050】図において、101(101a,101
b,101c,101dは静電潜像を形成する潜像形成
媒体としての感光ドラム(101a,101b,101
c,101dは各々Y,M,C,K用の感光ドラム)、
102(102a,102b,102c,102d)は
画像信号に応じて露光を行い感光ドラム101(101
a,101b,101c,101d)上に静電潜像を形
成するレーザスキャナ(102a,102b,102
c,102dは各々Y,M,C,K用のレーザスキャ
ナ)、103は用紙を各色の画像形成部に順次搬送する
転写ベルトを兼ねた無端状の搬送ベルトで、図示しない
ベルトモータにより駆動される駆動ローラ104により
回転駆動する。
【0051】なお、駆動ローラ104は、図示しないモ
ータとギア等でなる駆動手段と接続され、搬送ベルト1
03を所定速度で駆動する。105は従動ローラで、搬
送ベルト103の移動に従って回転し、かつ搬送ベルト
103に一定の張力を付与する。106(106a,1
06b)は1対の光センサで、搬送ベルト103上に形
成された位置ずれ検知用パターンを検出するもので、搬
送ベルト103の搬送方向(図中矢印で示す)に対して
直交するようにベルト端側に設けられている。
【0052】CONTはコントロールユニットで、図示
しないCPU,RAM,ROMを備え、該ROMに記憶
される制御プログラムを実行することにより、図示しな
い入力ポートを介して入力されるセンサ信号,画像デー
タなどを処理して、エンジン駆動制御,レーザスキャナ
102の駆動制御等を行う。
【0053】図示しないホストコンピュータで構成され
るパーソナルコンピュータ(PC)又はスキャナ等の画
像読み取り部からプリントすべきデータがプリンタに送
られ、プリンタエンジンの方式に応じた画像形成が終了
しプリンタ可能状態となると、図示しない用紙カセット
から用紙が供給され搬送ベルト103に到達し、搬送ベ
ルト103により用紙が各色の画像形成部に順次搬送さ
れる。
【0054】そして、搬送ベルト103による用紙搬送
とタイミングを合せて、各色の画像信号が各レーザスキ
ャナ102のそれぞれに送られ、感光ドラム101上に
静電潜像が形成され、図示しない現像器でトナーが現像
され、図示しない転写部で用紙上に転写される。
【0055】図1では、K,C,M,Yの順に順次画像
形成される。その後用紙は搬送ベルトから分離され、図
示しない定着器で熱によってトナー像が用紙上に定着さ
れ、外部へ排出される。
【0056】なお、上記図1では、搬送ベルト3により
搬送される記録媒体に感光ドラム101a,101b,
101c,101d上のトナー像を順次転写する場合に
ついて説明したが、感光ドラム101a,101b,1
01c,101d上のトナー像を一旦中間転写ベルト上
に転写した後に記録媒体の一括転写するように構成して
もよい。
【0057】以下、図2を用いて、本発明の実施形態に
おける色ずれ補正について説明する。
【0058】図2は、本発明の第1実施形態を示す画像
形成装置の傾き位置ずれ補正時の走査線の動作を説明す
る図であり、従来の技術の欄で説明した図15と同一の
ものには同一の符号を付してある。また、本実施形態に
おいては基準色に対する第二色の傾きの算出方法や傾き
の補正方法は従来例と同様である為、説明を省略する。
【0059】傾きを調整した後に、傾き補正により発生
する搬送方向のずれ量XFを元に、画像の搬送方向の書
き出しタイミングやスキャナの回転周期を調整する。
【0060】この調整により第二色の画像位置は図中の
矢印で示したように破線708の位置に調整され、搬送
方向の色ずれを補正することが出来る。
【0061】以下でXFの算出方法について説明を行
う。
【0062】図2において、左側検出ライン703と動
作位置ライン706は平行であるので、三角形の相似条
件より XA:XC=XD:XF ……(4) となる。
【0063】よってXFは XF=XD×(XC/XA) ……(5) と求まる。
【0064】この距離XFを用いて搬送方向の色ずれを
図中矢印710に示すように補正する。
【0065】実際には、距離XFを補正するように、画
像の搬送方向の書き出しタイミングやスキャナの回転周
期等を調整することにより、傾き調整時の搬送方向書き
出し位置のずれを補正する。
【0066】なお、搬送方向書き出し位置のずれ補正方
法としては、画像の搬送方向の書き出しタイミングやス
キャナの回転周期の調整以外のどのような方法を用いて
も良い。
【0067】以下、図3のフローチャートを参照して、
本発明の第1実施形態における傾き補正処理手順につい
て説明する。
【0068】図3は、本発明の第1の制御処理手順の一
例を示すフローチャートであり、本発明の第1実施形態
における傾き補正処理に対応する。なお、この処理は図
1に示したコントロールユニットCONT内の図示しな
いCPUが図示しないROM又はその他の記憶媒体に格
納されたプログラムに基づいて実行するものである。ま
た、S101〜S105は各ステップを示す。
【0069】まず、ステップS101において、搬送ベ
ルト103上に各色毎に位置ずれ検出用のパターン(図
1に示したコントロールユニットCONT内の不図示の
ROMに格納される)を形成し、該形成された位置ずれ
検出用パターンを光センサ106a,106bで検出
し、ステップS102において、検出結果から傾き補正
量を算出し、ステップS103において、傾き補正を行
う(図2の矢印709の動作)。
【0070】次に、ステップS104において、傾き補
正により発生する搬送方向の位置変動量(図2に示した
FX)を算出し、ステップS105において、該算出さ
れた傾き補正により発生する搬送方向の位置変動量に基
づいて、搬送方向の位置補正を行う。
【0071】なお、実施形態において、基準色と第二色
という2つの画像を抜粋して説明を行っているが、実際
には基準色と各色ごとに同じ動作を行う。
【0072】また本実施形態では、基準色に対する相対
位置ずれの場合の説明を行っているが、各色の絶対位置
ずれを補正することで色ずれを補正するように構成して
もよい。
【0073】さらに本実施形態では、回転支点507は
画像左端に配置した場合を例に説明しているが、回転支
点は画像右端や中央等、どのような箇所においても同様
に搬送方向の位置を調整できる。
【0074】また、本実施形態では光学素子として回折
格子を用いた場合を示しているが、これに限定されるも
のではなく、光走査の光路を変える事が出来るものなら
ば調整対象となり、例えば折り返しミラー等の反射面を
稼動させレジ補正を行う事も可能である。
【0075】本実施形態では、感光体の露光装置として
レーザスキャナを用いた場合を例に説明している。しか
し、これに限定されるものではなく、この他にも露光装
置としてLEDアレイ等の光学装置を用いた場合でも同
様に補正することが可能である。この場合、傾き補正時
には感光体に対するLEDアレイそのものの位置を図1
3に示した回折格子の駆動部と同様の駆動部により図2
の矢印709と同様に回動させて動かす為、走査方向中
心位置では搬送方向の位置ずれが発生することになる。
この位置ずれは搬送方向のLED点灯タイミングを調整
することにより、スキャナ光学系の場合と同様に搬送方
向の位置ずれを補正することができる。
【0076】さらに本実施形態では、前述した色ずれ量
(位置ずれ量)は光センサによって検出しているが、こ
れに限らず色ずれチェック用の画像を出力し、ユーザや
サービスマン等が色ずれをチェックし、ずれ量として入
力する事により補正量を得るように構成してもよい。
【0077】以上説明したように、傾きの色ずれ補正時
に発生する搬送方向の位置ずれを考慮し、それを補正す
るようにしたことにより、より精度良くレジストレーシ
ョン補正を行う事ができる。
【0078】〔第2実施形態〕上記第1実施形態では、
傾きの色ずれ補正時に発生する搬送方向の位置変動を考
慮し、該位置変動を補正する構成について説明したが、
画像の傾き補正時の回転支点が位置ずれ検出時の検出ラ
イン上になるように構成して傾きの色ずれ補正時の搬送
方向位置変動の発生を抑制するように構成してもよい。
【0079】本発明の第2実施形態においては、画像形
成装置の構成、および色ずれの検出方法等については第
1実施形態と同様であるため説明を省略する。
【0080】以下、本実施形態特有の構成について説明
を行う。
【0081】図4は、本発明の第2実施形態における回
折格子の位置補正を行う駆動部の構成を説明する拡大図
であり、従来の技術の欄で示した図13と同一のものに
は同一の符号を付してある。
【0082】図において、901は、回折格子401を
保持し回転支点902で回転するように位置決めを行う
保持部材である。
【0083】本実施形態の特有の構成としては、回折格
子401の回転支点902を、画像位置における左側検
出ライン703上になるように配置しているところにあ
る。
【0084】このような構成をとることにより、従来例
と同様にステッピングモータで回折格子401を駆動さ
せた時、回転支点507を中心に図中の破線で記したよ
うに動作する。
【0085】以下、図5を参照して、本実施形態におけ
る傾きによる色ずれ量の算出方法について説明する。
【0086】図5は、本発明の第2実施形態を示す画像
形成装置の傾き位置ずれ補正時の走査線の動作を説明す
る図であり、図2と同一のものには同一の符号を付して
ある。
【0087】図において、破線1001は、回転支点9
02を中心にして回折格子を回転させ、基準色と平行に
なるように動作させた場合の第二色の画像位置であり、
従来例と同様にこれを第二色の調整後画像位置とする。
【0088】また、このときの動作位置ライン706に
おける第二色の画像位置702と第二色の調整後画像位
置1001との間の距離をXGとする。つまり、前述し
たような位置補正の機構を用いて、回折格子を動作位置
ライン706上で距離XGだけ図中矢印711に示すよ
うに動作させることにより基準色と第二色の傾きが等し
くなるように画像位置が補正される。
【0089】また、距離XFは左側検出ライン703と
動作位置ライン706の間の距離である。
【0090】以下、傾き補正時の回折格子の動作量であ
る距離XGを算出する方法について述べる。
【0091】従来例でも説明したように画像形成装置は
レジ検パターンと呼ばれる色ずれ量検出パターンを用
い、前述した光センサにより距離XLと距離XRを検出
する。左側検出ライン703と右側検出ライン704が
平行であり、基準色の画像位置701と破線708が平
行であるので XR−XL=XE ……(6) となる。
【0092】右側検出ライン704と動作位置ライン7
06が平行であるので、三角形の相似条件より XF:XB=XG:XE ……(7) となる。
【0093】よって式(6)と式(7)より、 XG=(XR−XL)×(XF/XB) ……(8) となる。
【0094】以上で求めた距離XGを用いて、図中に矢
印711で示したように回折格子401を動作させるこ
とにより、第二色の画像位置を第二色の調整後画像位置
1001に来るように補正し、基準色に対する各色の相
対的な傾きの色ずれを補正する。
【0095】このとき本実施形態のように、回転支点9
02が左側検出ライン703上になるような構成とすれ
ば、傾き補正時にも左側光センサ106aで検出される
搬送方向の基準位置を変えずに傾きの調整が可能とな
る。
【0096】本実施形態では、感光体の露光装置として
レーザスキャナを用いた場合を例に説明している。しか
し、これに限定される物ではなく、この他にも露光装置
としてLEDアレイ等の光学装置を用いた場合でも同様
に補正することが可能である。この場合、傾き補正時に
は感光体に対するLEDアレイそのものを図4に示す回
折格子の駆動部と同様の駆動部により図5の矢印711
と同様に回動させて傾き補正を行うものとする。
【0097】なお、この傾き補正時のLEDアレイの回
転支点に対応する走査線上の位置を、傾きずれ量検出時
の搬送方向の基準位置に対応する走査線上の位置と同一
もしくは近傍に配置するものとすることにより、スキャ
ナ光学系の場合と同様に、傾き補正後、特別な動作をす
ることなく、精度良くレジストレーショシ補正を行う事
ができる。
【0098】以上より、画像の傾き補正時の回転支点に
対応する走査線上の位置を、傾きずれ量検出時の搬送方
向の基準位置に対応する走査線上の位置と同一もしくは
近傍に配置したため、傾き補正時に搬送方向の位置ずれ
が発生することがなく、傾き補正後、特別な動作をする
ことなく、精度良くレジストレーショシ補正を行う事が
できる。
【0099】〔第3実施形態〕上記第1,第2実施形態
では、傾き調整時に発生する搬送方向の色ずれに関して
補正方法,防止方法について説明を行った、本発明の第
3実施形態では、傾き調整時に発生する走査方向(レー
ザスキャナ101の走査方向)の色ずれの補正方法につ
いて説明を行う。
【0100】第3の実施形態においては画像形成装置の
構成、および色ずれの検出方法等については第1実施形
態と同様であるため説明を省略する。
【0101】以下、第3の実施形態特有の構成について
説明を行う。
【0102】以下、図6,図7を参照して、本実施形態
における傾き調整時の走査方向の色ずれ量について説明
する。
【0103】図6は、本発明の第3実施形態を示す画像
形成装置の傾き位置ずれ補正時の走査線の動作を説明す
る図であり、図2と同一のものには同一の符号を付して
ある。また、図2で説明した箇所については説明を省略
する。
【0104】図において、破線1101は回転支点50
7を中心にして回折格子を回転させ、基準色と平行にな
るように動作させた場合の第二色の画像位置であり、第
1実施形態と同様にこれを第二色の調整後画像位置とす
る。
【0105】破線1102は搬送方向に垂直でかつ回転
支点507上を通過する直線であり、破線1103は搬
送方向に垂直でかつ基準色の画像位置701と右側検出
ライン704の交点を通過する直線であり、破線110
4は搬送方向に垂直でかつ第二色の画像位置702と右
側検出ライン704の交点を通過する直線である。左右
の光センサは搬送方向に垂直となるように配置されてい
るので、破線1103、1104は右側光センサ106
bが基準色の画像位置701と第二色の画像位置702
を検出する位置である。
【0106】この破線1103のタイミングから左側光
センサ106aが基準色の画像位置701を検出するま
での時間より求まる距離をXIとし、破線1104のタ
イミングから左側光センサ106aが第二色の画像位置
702を検出するまでの時間より求まる距離をXJとす
る。
【0107】破線1105は走査線が搬送方向に垂直と
なる場合の、走査方向の書き出し位置の基準ラインであ
る。また回転支点ライン705と書き出し位置の基準ラ
イン1105との間の距離をXHとする。
【0108】基準色の画像位置701と破線1103と
でなされる狭角の角度をθaとし、第二色の画像位置7
02と破線1103とでなされる狭角の角度をθbとす
る。このとき tanθa=(XI/XB) ……(9) となるので θa=tan−1(XI/XB) ……(10) となる。同様に θb=tan−1(XJ/XB) ……(11) が求まる。
【0109】図7は、本発明の第3実施形態を示す画像
形成装置の傾き位置ずれ補正時の走査線の動作を説明す
る図であり、図6の回転支点507近傍(図6中の楕円
で囲った部位)を拡大したものに対応する。なお、図6
と同一のものには同一の符号を付してある。
【0110】図において、位置1201は走査線が搬送
方向に垂直となる場合の、書き出し位置の基準位置であ
る。
【0111】位置1203は第二色の画像位置での書き
出し位置の基準位置であり、破線1205が位置120
3を通りかつ搬送方向に平行な第二色の書き出し位置基
準ラインである。
【0112】位置1202は第二色の傾き調整後の画像
位置での書き出し位置の基準位置であり、枝線1204
が位置1202を通りかつ搬送方向に平行な第二色の傾
き調整後の書き出し位置基準ラインである。
【0113】回転支点ライン705と破線1205の間
の距離をXθbと置き、回転支点ライン705と破線1
204の間の距離をXθaと置くと、第二色の傾き調整
前後ではXθbとXθaとの差分、すなわち図中で示し
た距離XKだけ走査方向の書き出し位置の基準がずれる
ことになる。
【0114】以下でXKの算出方法について説明を行
う。破線1102と破線1204、1205は垂直であ
る為、 Xθa=XH×cosθa ……(12) Xθb=XH×cosθb ……(13) また XK=Xθb−Xθa ……(14) であるので式(10)〜(14)よりXKは、 XK=XH〔cos{tan−1(XI/XB)}−c
os{tan−1(XJ/XB)}〕 と求まる。
【0115】以上のようにして求めた距離XKを補正す
るように、走査方向の書き出し位置のタイミングを図中
矢印1206に示すように調整することにより、傾き調
整時の走査方向書き出し位置のずれを補正する。
【0116】なお、走査方向書き出し位置のずれ補正方
法としては、レーザ点灯タイミングの調整や、画像クロ
ックの変調、画像データの補正などの方法がありどのよ
うな方法を用いても良い。
【0117】また、図6では、説明を分かりやすくする
為に傾きを非常に大きくしているが、実際の画像ではこ
のような大きな傾きが出ることはほとんどない。
【0118】以下、図8のフローチャートを参照して、
本発明の第3実施形態における傾き補正処理手順につい
て説明する。
【0119】図8は、本発明の第2の制御処理手順の一
例を示すフローチャートであり、本発明の第3実施形態
における傾き補正処理に対応する。なお、この処理は図
1に示したコントロールユニットCONT内の図示しな
いCPUが図示しないROM又はその他の記憶媒体に格
納されたプログラムに基づいて実行するものである。ま
た、S201〜S205は各ステップを示す。
【0120】まず、ステップS201において、搬送ベ
ルト103上に各色毎に位置ずれ検出用のパターン(図
1に示したコントロールユニットCONT内の不図示の
ROMに格納される)を形成し、該形成された位置ずれ
検出用パターンを光センサ106a,106bで検出
し、ステップS202において、検出結果から傾き補正
量を算出し、ステップS203において、傾き補正を行
う(図6の矢印709の動作)。
【0121】次に、ステップS204において、傾き補
正により発生する走査方向の位置変動量(図7に示した
KX)を算出し、ステップS205において、該算出さ
れた傾き補正により発生する搬送方向の位置変動量に基
づいて、搬送方向の位置補正を行う。
【0122】本実施形態では、感光体の露光装置として
レーザスキャナを用いた場合を例に説明している。しか
し、これに限定されるものではなく、この他にも露光装
置としてLEDアレイ等の光学装置を用いた場合でも同
様に補正することが可能である。この場合、傾き補正時
には感光体に対するLEDアレイそのものの位置を図1
3に示す回折格子の駆動部と同様の駆動部により図6の
矢印709と同様に回動させて動かす為、走査方向の位
置ずれが発生することになる。この位置ずれは点灯する
LED画素を走査方向に調整することにより、スキャナ
光学系の場合と同様に走査方向の位置ずれを補正するこ
とができる。
【0123】以上より、傾きの色ずれ補正時に発生する
走査方向の位置ずれを考慮し、それを補正するようにし
たことにより、より精度良くレジストレーション補正を
行う事ができる。
【0124】以上説明したように、傾きの色ずれ補正時
に発生する搬送方向の位置ずれを考慮し、それを補正す
るようにしたことにより、より精度良くレジストレーシ
ョン補正を行う事が可能となる。
【0125】また、画像の傾き補正時の回転支点に対応
する走査線上の位置と、搬送方向の基準となる走査線上
の位置とが、同一もしくは近傍に配置したため、傾き補
正時に搬送方向の位置ずれが発生することがなく、特別
な動作をせずにより精度良くレジストレーショシ補正を
行う事が可能となる。
【0126】さらに、傾きの色ずれ補正時に発生する走
査方向の位置ずれを考慮し、それを補正するようにした
為、より精度良くレジストレーション補正を行う事が可
能となる。
【0127】以下、図9に示すメモリマップを参照して
本発明に係る画像形成装置で読み出し可能なデータ処理
プログラムの構成について説明する。
【0128】図9は、本発明に係る画像形成装置で読み
出し可能な各種データ処理プログラムを格納する記憶媒
体のメモリマップを説明する図である。
【0129】なお、特に図示しないが、記憶媒体に記憶
されるプログラム群を管理する情報、例えばバージョン
情報,作成者等も記憶され、かつ、プログラム読み出し
側のOS等に依存する情報、例えばプログラムを識別表
示するアイコン等も記憶される場合もある。
【0130】さらに、各種プログラムに従属するデータ
も上記ディレクトリに管理されている。また、インスト
ールするプログラムやデータが圧縮されている場合に、
解凍するプログラム等も記憶される場合もある。
【0131】本実施形態における図3,図8に示す機能
が外部からインストールされるプログラムによって、ホ
ストコンピュータにより遂行されていてもよい。そし
て、その場合、CD−ROMやフラッシュメモリやFD
等の記憶媒体により、あるいはネットワークを介して外
部の記憶媒体から、プログラムを含む情報群を出力装置
に供給される場合でも本発明は適用されるものである。
【0132】以上のように、前述した実施形態の機能を
実現するソフトウエアのプログラムコードを記録した記
憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステ
ムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMP
U)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し
実行することによっても、本発明の目的が達成されるこ
とは言うまでもない。
【0133】この場合、記憶媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が本発明の新規な機能を実現すること
になり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本
発明を構成することになる。
【0134】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディス
ク,ハードディスク,光ディスク,光磁気ディスク,C
D−ROM,CD−R,DVD−ROM,磁気テープ,
不揮発性のメモリカード,ROM,EEPROM,シリ
コンディスク等を用いることができる。
【0135】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することにより、前述した実施形態の機
能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指
示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペ
レーティングシステム)等が実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0136】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指
示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに
備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、
その処理によって前述した実施形態の機能が実現される
場合も含まれることは言うまでもない。
【0137】また、本発明は、複数の機器から構成され
るシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適
用してもよい。また、本発明は、システムあるいは装置
にプログラムを供給することによって達成される場合に
も適応できることは言うまでもない。この場合、本発明
を達成するためのソフトウエアによって表されるプログ
ラムを格納した記憶媒体を該システムあるいは装置に読
み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本
発明の効果を享受することが可能となる。
【0138】さらに、本発明を達成するためのソフトウ
エアによって表されるプログラムをネットワーク上のデ
ータベースから通信プログラムによりダウンロードして
読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、
本発明の効果を享受することが可能となる。
【0139】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る第
1,4,6の発明によれば、複数の画像形成部により形
成される各画像の位置情報を検出し、該検出される各画
像の位置情報に基づいて前記各画像形成部による画像の
傾き補正量をそれぞれ取得し、該取得される前記各画像
形成部による画像の傾き補正量に基づいて前記各画像形
成部による画像の傾きを補正し、該傾き補正時に発生す
る前記各画像形成部による画像の搬送方向の位置の変動
量を算出し、該算出される前記各変動量を打ち消すよう
に、前記各画像形成部による画像の搬送方向の位置を補
正するので、傾きの色ずれ補正時に発生する搬送方向の
位置ずれを考慮し、それを補正して、より精度良くレジ
ストレーション補正を行うことができる。
【0140】第2の発明によれば、それぞれに光学部と
潜像形成媒体を有する複数の画像形成部を有し、前記各
画像形成部において光学部により潜像形成媒体を走査し
て形成された各画像を前記各画像形成部を順次通過する
搬送体上に重ねて転写して多重画像を形成可能な画像形
成装置において、前記複数の画像形成部により形成され
る各画像の位置情報を検出する位置検出手段と、前記位
置検出手段により検出される各画像の位置情報に基づい
て前記各画像形成部による画像の傾き補正量をそれぞれ
取得する傾き補正量取得手段と、前記傾き補正量取得手
段により取得される前記各傾き補正量に基づいて、前記
各光学部の走査方向をそれぞれ回転させて、前記各画像
形成部による画像の傾きを補正する補正手段とを有し、
前記傾き補正手段による傾き補正時の各回転支点に対応
する各光学部による走査線上の位置と、前記位置検出手
段の位置検出における搬送方向の基準となる前記各光学
部による走査線上の位置とを同一もしくは近傍に配置す
るので、画像の傾き補正時の回転支点に対応する走査線
上の位置と、搬送方向の基準となる走査線上の位置とを
同一もしくは近傍に配置して、傾き補正時に搬送方向の
位置ずれが発生することがなく、特別な動作をせずによ
り精度良くレジストレーショシ補正を行うことができ
る。
【0141】本発明に係る第3,5,7の発明によれ
ば、複数の画像形成部により形成される各画像の位置情
報を検出し、該検出される各画像の位置情報に基づいて
前記各画像形成部の画像の傾き補正量をそれぞれ取得
し、該取得される前記各傾き補正量に基づいて前記各画
像形成部による画像の傾きを補正し、該傾き補正時に発
生する前記各画像形成部による画像の走査方向の位置の
変動量を算出し、該算出される前記各変動量を打ち消す
ように、前記各画像形成部による画像の走査方向の位置
を補正するので、傾きの色ずれ補正時に発生する走査方
向の位置ずれを考慮し、それを補正して、より精度良く
レジストレーション補正を行うことができる。
【0142】従って、簡易な構成により、傾きの色ずれ
補正時に発生する搬送方向の位置ずれを考慮した補正を
行い、より精度良くレジストレーション補正を行って、
高画質な画像を形成することができる等の効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示すカラー画像形成装
置の一例を説明する概略斜視図である。
【図2】本発明の第1実施形態を示す画像形成装置の傾
き位置ずれ補正時の走査線の動作を説明する図である。
【図3】本発明の第1の制御処理手順の一例を示すフロ
ーチャートである。
【図4】本発明の第2実施形態における回折格子の位置
補正を行う駆動部の構成を説明する拡大図である。
【図5】本発明の第2実施形態を示す画像形成装置の傾
き位置ずれ補正時の走査線の動作を説明する図である。
【図6】本発明の第3実施形態を示す画像形成装置の傾
き位置ずれ補正時の走査線の動作を説明する図である。
【図7】本発明の第3実施形態を示す画像形成装置の傾
き位置ずれ補正時の走査線の動作を説明する図である。
【図8】本発明の第2の制御処理手順の一例を示すフロ
ーチャートである。
【図9】本発明に係る画像形成装置で読み出し可能な各
種データ処理プログラムを格納する記憶媒体のメモリマ
ップを説明する図である。
【図10】この種の画像形成装置において発生する傾き
による色ずれ(位置ずれ)の一例を示す模式図である。
【図11】この種の画像形成装置のレーザスキャナと感
光ドラムとの位置関係を示す模式図である。
【図12】この種の画像形成装置のレーザによる感光ド
ラムへの光走査について説明する図である。
【図13】図12に示した回折格子の位置補正を行う駆
動部の構成を説明する拡大図である。
【図14】図13に示した回折格子の駆動時の走査線の
動作を説明する模式図である。
【図15】従来の画像形成装置の傾き位置ずれ補正時の
走査線の動作を説明する図である。
【符号の説明】
101(101a,101b,101c,101d)
感光ドラム 102(102a,102b,102c,102d)
レーザスキャナ 103 搬送ベルト 401 回折格子 507 回折格子動作時の回転支点 CONT コントロールユニット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03G 15/04 111 B41J 3/00 M Fターム(参考) 2C362 BA52 BA66 BA68 BA71 CA22 CA23 CB39 CB55 CB56 2H027 DA09 DA21 DE02 EA20 EB04 EC03 ED04 ED06 ZA07 2H030 AA01 AB02 AD11 AD16 BB02 BB16 BB43 BB56 2H072 AA03 AA09 AA13 AA24 AA33 AB19 2H076 AB05 AB11 AB12 AB42 AB60 AB66 EA04

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれに光学部と潜像形成媒体を有す
    る複数の画像形成部を有し、前記各画像形成部において
    光学部により潜像形成媒体を走査して形成された各画像
    を前記各画像形成部を順次通過する搬送体上に重ねて転
    写して多重画像を形成可能な画像形成装置において、 前記複数の画像形成部により形成される各画像の位置情
    報を検出する位置検出手段と、 前記位置検出手段により検出される各画像の位置情報に
    基づいて前記各画像形成部による画像の傾き補正量をそ
    れぞれ取得する傾き補正量取得手段と、 前記傾き補正量取得手段により取得される前記各画像形
    成部による画像の傾き補正量に基づいて前記各画像形成
    部による画像の傾きを補正する傾き補正手段と、 前記傾き補正手段による傾き補正時に発生する前記各画
    像形成部による画像の搬送方向の位置の変動量を算出す
    る搬送方向変動量算出手段と、 前記搬送方向変動量算出手段により算出される前記各変
    動量を打ち消すように、前記各画像形成部による画像の
    搬送方向の位置を補正する搬送方向位置補正手段と、を
    有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 それぞれに光学部と潜像形成媒体を有す
    る複数の画像形成部を有し、前記各画像形成部において
    光学部により潜像形成媒体を走査して形成された各画像
    を前記各画像形成部を順次通過する搬送体上に重ねて転
    写して多重画像を形成可能な画像形成装置において、 前記複数の画像形成部により形成される各画像の位置情
    報を検出する位置検出手段と、 前記位置検出手段により検出される各画像の位置情報に
    基づいて前記各画像形成部による画像の傾き補正量をそ
    れぞれ取得する傾き補正量取得手段と、 前記傾き補正量取得手段により取得される前記各傾き補
    正量に基づいて、前記各光学部の走査方向をそれぞれ回
    転させて、前記各画像形成部による画像の傾きを補正す
    る補正手段とを有し、 前記傾き補正手段による傾き補正時の各回転支点に対応
    する各光学部による走査線上の位置と、前記位置検出手
    段の位置検出における搬送方向の基準となる前記各光学
    部による走査線上の位置とを同一もしくは近傍に配置す
    ることを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 それぞれに光学部と潜像形成媒体を有す
    る複数の画像形成部を有し、前記各画像形成部において
    光学部により潜像形成媒体を走査して形成された各画像
    を前記各画像形成部を順次通過する搬送体上に重ねて転
    写して多重画像を形成可能な画像形成装置において、 前記複数の画像形成部により形成される各画像の位置情
    報を検出する位置検出手段と、 前記位置検出手段により検出される各画像の位置情報に
    基づいて前記各画像形成部の画像の傾き補正量をそれぞ
    れ取得する傾き補正量取得手段と、 前記傾き補正量取得手段により取得される前記各傾き補
    正量に基づいて前記各画像形成部による画像の傾きを補
    正する傾き補正手段と、 前記傾き補正手段による傾き補正時に発生する前記各画
    像形成部による画像の走査方向の位置の変動量を算出す
    る走査方向変動量算出手段と、 前記走査方向変動量算出手段により算出される前記各変
    動量を打ち消すように、前記各画像形成部による画像の
    走査方向の位置を補正する走査方向位置補正手段と、を
    有することを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】 それぞれに光学部と潜像形成媒体を有す
    る複数の画像形成部を有し、前記各画像形成部において
    光学部により潜像形成媒体を走査して形成された各画像
    を前記各画像形成部を順次通過する搬送体上に重ねて転
    写して多重画像を形成可能な画像形成装置の制御方法に
    おいて、 前記複数の画像形成部により形成される各画像の位置情
    報を検出する位置検出工程と、 該検出される各画像の位置情報に基づいて前記各画像形
    成部による画像の傾き補正量をそれぞれ取得する傾き補
    正量取得工程と、 該取得される前記各画像形成部による画像の傾き補正量
    に基づいて前記各画像形成部による画像の傾きを補正す
    る傾き補正工程と、 該傾き補正時に発生する前記各画像形成部による画像の
    搬送方向の位置の変動量を算出する搬送方向変動量算出
    工程と、 該算出される前記各変動量を打ち消すように、前記各画
    像形成部による画像の搬送方向の位置を補正する搬送方
    向位置補正工程と、を有することを特徴とする画像形成
    装置の制御方法。
  5. 【請求項5】 それぞれに光学部と潜像形成媒体を有す
    る複数の画像形成部を有し、前記各画像形成部において
    光学部により潜像形成媒体を走査して形成された各画像
    を前記各画像形成部を順次通過する搬送体上に重ねて転
    写して多重画像を形成可能な画像形成装置の制御方法に
    おいて、 前記複数の画像形成部により形成される各画像の位置情
    報を検出する位置検出工程と、 該検出される各画像の位置情報に基づいて前記各画像形
    成部の画像の傾き補正量をそれぞれ取得する傾き補正量
    取得工程と、 該取得される前記各傾き補正量に基づいて前記各画像形
    成部による画像の傾きを補正する傾き補正工程と、 該傾き補正時に発生する前記各画像形成部による画像の
    走査方向の位置の変動量を算出する走査方向変動量算出
    工程と、 該算出される前記各変動量を打ち消すように、前記各画
    像形成部による画像の走査方向の位置を補正する走査方
    向位置補正工程と、を有することを特徴とする画像形成
    装置の制御方法。
  6. 【請求項6】 それぞれに光学部と潜像形成媒体を有す
    る複数の画像形成部を有し、前記各画像形成部において
    光学部により潜像形成媒体を走査して形成された各画像
    を前記各画像形成部を順次通過する搬送体上に重ねて転
    写して多重画像を形成可能な画像形成装置に、 前記複数の画像形成部により形成される各画像の位置情
    報を検出する位置検出工程と、 該検出される各画像の位置情報に基づいて前記各画像形
    成部による画像の傾き補正量をそれぞれ取得する傾き補
    正量取得工程と、 該取得される前記各画像形成部による画像の傾き補正量
    に基づいて前記各画像形成部による画像の傾きを補正す
    る傾き補正工程と、 該傾き補正時に発生する前記各画像形成部による画像の
    搬送方向の位置の変動量を算出する搬送方向変動量算出
    工程と、 該算出される前記各変動量を打ち消すように、前記各画
    像形成部による画像の搬送方向の位置を補正する搬送方
    向位置補正工程と、を実行させるためのプログラムをコ
    ンピュータが読み取り可能に記憶した記憶媒体。
  7. 【請求項7】 それぞれに光学部と潜像形成媒体を有す
    る複数の画像形成部を有し、前記各画像形成部において
    光学部により潜像形成媒体を走査して形成された各画像
    を前記各画像形成部を順次通過する搬送体上に重ねて転
    写して多重画像を形成可能な画像形成装置に、 前記複数の画像形成部により形成される各画像の位置情
    報を検出する位置検出工程と、 該検出される各画像の位置情報に基づいて前記各画像形
    成部の画像の傾き補正量をそれぞれ取得する傾き補正量
    取得工程と、 該取得される前記各傾き補正量に基づいて前記各画像形
    成部による画像の傾きを補正する傾き補正工程と、 該傾き補正時に発生する前記各画像形成部による画像の
    走査方向の位置の変動量を算出する走査方向変動量算出
    工程と、 該算出される前記各変動量を打ち消すように、前記各画
    像形成部による画像の走査方向の位置を補正する走査方
    向位置補正工程と、を実行させるためのプログラムをコ
    ンピュータが読み取り可能に記憶した記憶媒体。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008039968A (ja) * 2006-08-03 2008-02-21 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置
JP2010102122A (ja) * 2008-10-23 2010-05-06 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置、制御方法、および制御プログラム
JP2010117625A (ja) * 2008-11-14 2010-05-27 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置

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