JP2000221758A - 画像形成装置および画像形成制御装置および画像形成装置の制御方法 - Google Patents

画像形成装置および画像形成制御装置および画像形成装置の制御方法

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JP2000221758A
JP2000221758A JP11022215A JP2221599A JP2000221758A JP 2000221758 A JP2000221758 A JP 2000221758A JP 11022215 A JP11022215 A JP 11022215A JP 2221599 A JP2221599 A JP 2221599A JP 2000221758 A JP2000221758 A JP 2000221758A
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Masaji Uchiyama
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置内の温度変化を原因とする画像の色ずれ
を色ずれ検出処理を実行することなく補正すること。 【解決手段】 温度センサ1005によりカラープリン
タ内の温度を測定し、該測定したカラープリンタ内の温
度と不揮発性メモリ1004に格納される温度に対応し
た画像倍率補正情報とに応じて各画像形成部に供給され
るクロック周波数をコントローラ1000がビデオクロ
ック周波数可変手段91k〜91yにより可変させる構
成を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の画像形成手
段により形成される画像の位置ずれを補正する画像形成
装置および画像形成制御装置および画像形成装置の制御
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の電子写真方式のカラープリンタ,
カラー複写機等の画像形成装置においては、高速にカラ
ー画像を出力するために複数の画像形成部を有し、これ
らの画像形成部の感光ドラム上にそれぞれ形成された異
なる色のトナー像を搬送ベルト上に保持された記録材上
に順次異なる色の像を転写する方式が各種提案されてい
る。
【0003】このような複数の画像形成部を有する従来
の画像形成装置では、機械精度等の原因により、複数の
画像形成部の感光ドラムや搬送ベルトの回転むら,移動
むらや、各画像形成部の転写位置での感光ドラム外周面
と搬送ベルトの移動量のずれが各画像形成部毎にバラバ
ラに発生してしまい、各画像形成部の感光ドラム上に形
成された各色のトナー像を記録材に転写したときに、各
色のトナー画像が一致せず、色ずれ(位置ずれ)を生じ
てしまう。
【0004】特に、各画像形成部でレーザスキャナと感
光ドラム(感光体)間の光学的距離、及び光学系の屈折
率が温度により変わり、かつその変化が各画像形成部間
で異なると、感光ドラム上でのビームの主走査倍率に違
いが発生し、色ずれ(位置ずれ)が発生する。また、各
画像形成部でレーザスキャナや感光ドラムが、ビーム走
査方向(以下、主走査方向と記す)にずれ、かつ、この
ずれが各画像形成部間で異なると、用紙に形成される最
終的な画像に色ずれ(位置ずれ)が発生する。
【0005】主走査倍率の違いに起因する色ずれ(位置
ずれ)を低減させるためには、図4に示す画像信号用の
ビデオクロック発生器を各色毎に持ち、各色独立にビデ
オクロックの周波数を可変可能とし、ビデオクロックの
周波数を調整することにより主走査倍率の補正を行う画
像形成装置が提案されている(例えば、特公平6−57
040号公報に示されている)。
【0006】図4は、従来の画像形成装置におけるビデ
オクロック発生器の構成を説明するブロック図である。
なお、ビデオクロック発生器はPLL(Phase L
ocked Loop)回路から構成される。
【0007】図において、90は水晶発振器、102は
1/M分周器、103は位相比較器、104はローパス
フィルタ、105は電圧制御発振器(VCO)であり、
106は1/N分周器である。14は出力信号で、水晶
発振器90から出力される。15はビデオクロック(ビ
デオクロック)で、ビデオクロック発生器の出力であ
り、周波数が可変されたビデオクロックである。
【0008】以下、ビデオクロック周波数の可変方法を
説明する。水晶発振器90の出力信号14を1/M分周
器102でM分周した信号と、ビデオクロック15を1
/N分周器106でN分周した信号とを位相比較器10
3に入力し、位相比較器103の出力をローパスフィル
タ104を通して電圧制御発振器105に入力する。
【0009】例えば、水晶発振器90の出力信号14を
M分周した信号の位相がビデオクロック15をN分周し
た信号の位相より進んでいた場合、電圧制御発振器10
5の入力電圧は上昇し、ビデオクロックの位相を進め
る。水晶発振器90の周波数をfin、ビデオクロック
15の周波数をfoutとすると、
【0010】
【数1】fout=fin*N/M となる。検出された主走査幅に応じてN/Mの値を調整
することにより、ビデオクロック発生器から出力される
ビデオクロックの周波数は可変可能な構成となってい
る。
【0011】各画像形成部での主走査倍率を補正するた
めには、図4に示したビデオクロック発生器(PLL回
路)を各画像形成部に設ける必要がある。
【0012】その場合、後述する図5に示すようなビデ
オクロック周波数可変手段の構成が考えられる。
【0013】図5は、各画像形成部毎に独立してビデオ
クロック周波数を調整可能なビデオクロック周波数可変
手段を説明する図である。なお、図4と同一のものには
同一の符号を付してある。また、各符号のk,c,m,
yは各々K(ブラック),C(シアン),M(マゼン
タ),Y(イエロー)の画像形成部用を示している。
【0014】図5において、91k,91c,91m,
91yはビデオクロック周波数可変手段で、図4に示し
たPLL回路構成を備えている。92k,92c,92
m,92yは水平同期部(BD同期部)で、ビデオクロ
ックを水平同期信号(BD信号)95k,95c,95
m,95yに同期させる。93k,93c,93m,9
3yはレーザ駆動部(LD駆動部)で、画像信号に応じ
てレーザ発生器(LD1〜LD4)94k,94c,9
4m,94yを駆動する。
【0015】以下、動作について説明する。なお、以下
では黒(k)1色分の主走査倍率補正動作について説明
するが、他の色の動作も同様に行われる。
【0016】水晶発振器90から出力されたクロックが
ビデオクロック周波数可変手段91kに入力される。ビ
デオクロック周波数可変手段91kでは各ビームの主走
査倍率が同じになるようにクロック周波数が補正され
る。
【0017】ビデオクロック周波数可変手段91kから
出力されたクロックは水平同期部(BD同期部)92k
に入力され、水平同期信号(BD信号)95kに同期し
たビデオクロックがレーザ駆動部93kに入力される。
レーザ駆動部93kで画像信号に応じてレーザ発生器
(LD1)94kを駆動する。これにより、スキャナ光
学系に対して主走査倍率補正ができる。
【0018】次に、画像形成部のスキャナ光学系の構成
を説明する。
【0019】図6は、画像形成部のスキャナ光学系の構
成を説明する概略斜視図である。
【0020】図6において、81はレーザ光源で、ビー
ム87を出射する。82はコリメートレンズで、ビーム
87をコリメートする。83はポリゴンミラーで、感光
ドラム(感光体)1上をビーム87で走査する。84は
f−θレンズで、ビーム87の走査速度を補正する。8
6はセンサで、水平同期信号を生成する。
【0021】以下、動作について説明する。レーザ光源
81より出射されたビーム87は、コリメートレンズ8
2によりコリメートされた後、ポリゴンミラー83で走
査される。走査されたビーム87はf−θレンズ84で
走査速度を補正され、最終的に感光ドラム1上に画像信
号に対応した潜像を形成する。
【0022】次に、図6に示したスキャナ光学系を持つ
画像形成部を4つ備える画像形成装置の構成について説
明する。
【0023】図7は、従来の画像形成装置の概略構成を
説明する図である。ここでは、4色すなわち、イエロー
Y,マゼンタM,シアンC,ブラックKの画像形成部を
備えたカラープリンタ(カラー画像形成装置)を一例に
用いて説明する。
【0024】図7において、2000はカラープリンタ
である。1k,1c,1m,1yは感光ドラムであり、
感光ドラム1kはブラックK,感光ドラム1cはシアン
C,感光ドラム1mはマゼンタM,感光ドラム1yはイ
エローY用の静電潜像が形成される。2k,2c,2
m,2yはレーザスキャナ(LD1〜LD4)で、画像
信号に応じて露光を行い感光ドラム1k,1c,1m,
1y上に静電潜像を形成する。
【0025】また、ブラック画像形成部は、感光ドラム
1k,レーザスキャナ2k等から構成される。シアン画
像形成部は、感光ドラム1c,レーザスキャナ2c等か
ら構成される。マゼンタ画像形成部は、感光ドラム1
m,レーザスキャナ2m等から構成される。イエロー画
像形成部は、感光ドラム1y,レーザスキャナ2y等か
ら構成される。
【0026】3は無端状の搬送ベルトで、図示しない用
紙を各色の画像形成部に順次搬送する転写ベルトを兼ね
るものである。4は駆動ローラで、図示しないモータと
ギア等でなる駆動手段と接続され搬送ベルト3を駆動す
る。5は従動ローラで、搬送ベルト3の移動に従って回
転し、かつ搬送ベルト3に一定の張力を付与する。6
a,6bは1対の光センサで、搬送ベルト3の両サイド
に設けられ、搬送ベルト3上に形成された位置ずれ検知
用パターン(後述する図8に示す位置ずれ検出用パター
ン7a〜10a,7b〜10b等)を検出する。
【0027】以下、この動作について説明する。
【0028】図示しないコンピュータ等からプリントす
べきデータがカラープリンタ2000に送られ、プリン
タエンジンの方式に応じた画像処理が終了しプリンタ可
能状態となると、図示しない用紙カセットから用紙が供
給され搬送ベルト3に到達し、搬送ベルト3により用紙
が各色の画像形成部に順次搬送される。
【0029】搬送ベルト3による用紙搬送とタイミング
を合せて、各色の画像信号が各レーザスキャナ2k,2
c,2m,2yに送られ、感光ドラム1k,1c,1
m,1y上に静電潜像が形成され、図示しない現像器で
トナーにより静電潜像が現像され、図示しない転写部で
搬送ベルト3により搬送される用紙上に転写される。
【0030】図7では、Y,M,C,Kの順に順次画像
形成される。その後用紙は搬送ベルト3から分離され、
図示しない定着器で熱によってトナー像が用紙上に定着
され、外部へ排出される。
【0031】各画像形成部のスキャナ光学系については
図6で説明したとおりで、走査の所定の位置でビームを
検出し、水平同期信号を出力する。
【0032】このように画像形成部が複数あるために、
各画像形成部の主走査倍率が異なると、結果として画像
に色ずれとして表れる。
【0033】この主走査倍率の違いによる色ずれを低減
させる為、搬送ベルト3上に後述する図8に示す様な位
置ずれ検出用パターンを形成し、搬送ベルトの両サイド
に設けられた1対の光センサ6a,6bで読取り、各色
の位置ずれ量を検出する。
【0034】図8は、図7に示した搬送ベルト3等に転
写される位置ずれ検出用パターンを説明する図である。
【0035】図8において、7a,7bは位置ずれ検出
用パターンで、ブラック画像形成部により搬送ベルト3
に転写されたレーザ走査方向と搬送方向に延びた直線パ
ターンである。8a,8bは位置ずれ検出用パターン
で、シアン画像形成部により搬送ベルト3に転写された
レーザ走査方向と搬送方向に延びた直線パターンであ
る。
【0036】9a,9bは位置ずれ検出用パターンで、
マゼンタ画像形成部により搬送ベルト3に転写されたレ
ーザ走査方向と搬送方向に延びた直線パターンである。
10a,10bは位置ずれ検出用パターンで、イエロー
画像形成部により搬送ベルト3に転写されたレーザ走査
方向と搬送方向に延びた直線パターンである。
【0037】なお、位置ずれ検出パターン7a〜10a
は、図7に示した搬送ベルト3の手前側のパターンであ
り、図7に示した光センサ6aで読み取られる。位置ず
れ検出用パターン7b〜10bは、図7に示した搬送ベ
ルト3の奥側のパターンであり、図7に示した光センサ
6bで読み取られる。
【0038】図7に示した光センサ6a,6bで読み取
られた位置ずれ検出用パターンにより、レーザ走査方向
に延びた直線パターンから搬送方向の位置ずれ量を、搬
送方向に延びた直線パターンからレーザ走査方向の位置
ずれ量を検出する。なお、各色の走査幅は、搬送方向に
延びた直線パターン7aと7b,8aと8b,9aと9
b,10aと10b間の距離から算出される。
【0039】以下、図9のフローチャートを参照して、
従来の画像形成装置における位置ずれ補正シーケンスを
含む画像形成動作について説明する。
【0040】図9は、従来の画像形成装置における位置
ずれ補正処理手順を説明するフローチャートである。な
お、(1)〜(8)は各ステップを示す。
【0041】まず、電源がONされると(1)、各画像
形成部において形成した画像がずれていないかどうかを
検出し、それを補正するレジストレーション補正シーケ
ンス(以降レジ補正シーケンスと称す)を実行する
(2)。このレジ補正シーケンスについては、後述する
図10で詳しく説明する。
【0042】ステップ(2)のレジ補正シーケンスの処
理が終了すると、画像形成装置は、プリント指示が入力
されるのを待ち(3)、プリント指示が入力されると画
像形成装置は1枚の画像を形成するためのシーケンスを
起動する(4)(実際には、1枚目をプリントしなが
ら、二枚目を給紙するなどシーケンスが平行して進行す
る。しかし、説明をわかりやすくするために、以下の説
明では、一枚ずつ独立したプリント動作(紙と紙との間
が十分あるもの)という前提で説明する)。
【0043】ステップ(4)のプリントシーケンスの処
理が終了すると、規定時間(温度上昇などにより、再度
レジ補正シーケンスを実行する必要があると判断される
時間)が経過していないかどうかを判断し(5)、経過
していると判断した場合は、再度レジ補正シーケンスを
実行し(6)、ステップ(7)に進み、一方、規定時間
を過ぎていないと判断した場合は、ステップ(7)に進
む。
【0044】次に、次ページのプリントを行う必要があ
るかどうかを判断し(7)、次ページのプリントを行う
必要がある場合は、ステップ(4)に戻り、再度プリン
トを実行する。一方、次ページのプリントをする必要が
ない場合は、ポリゴンミラー83を回転させる図示しな
いスキャナモータを停止させ、図示しない定着器の定着
ヒータをオフするなどのプリント動作終了シーケンスを
行った後に(8)、ステップ(3)に戻って、再びプリ
ント指示を待つ。
【0045】以下、図10のフローチャートを参照し
て、図9のフローチャート中のレジ補正シーケンスにつ
いて説明する。
【0046】図10は、従来の画像形成装置におけるレ
ジ補正処理手順の一例を示すフローチャートを説明する
図である。なお、(1)〜(3)は各ステップを示す。
【0047】まず、図7に示した搬送ベルト3上に図8
に示したような位置ずれ検出用パターン(レジマーク)
7a,7b〜10a,10bを生成する(1)。次に、
図7に示した光センサ6a,6bにてこのレジマークを
読み取る(2)。該読み取ったレジマークの位置より、
各画像形成部により形成された画像の位置ずれを検出し
(3)、処理を終了する。
【0048】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の画像形成装置は、以下に述べるような問題点があっ
た。
【0049】レジストレーション補正シーケンス(レジ
補正シーケンス)を実行している間、搬送ベルト3上に
レジマークを生成し、それを光センサ6a,6bで検出
するという性質上、画像形成動作を一時中断しなければ
ならないという問題点があった。
【0050】しかし、画像形成動作を優先して、図9の
フローチャートのステップ(5)に示される規定時間を
越えてまでも、装置内の昇温に起因して実行すべきレジ
補正シーケンスを実行せずに画像形成動作を継続するこ
とは、YMCK各画像の位置ずれ、すなわち、色ずれを
発生させ、画質が低下してしまうという問題点があっ
た。
【0051】本発明は、上記の問題点を解決するために
なされたもので、本発明の目的は、画像形成装置内の温
度を測定し、該測定した画像形成装置内の温度と記憶手
段に格納される温度に対応した画像倍率補正情報とに応
じて各画像形成手段に供給されるクロック周波数を可変
させることにより、装置内の温度変化を原因とする画像
の色ずれを色ずれ検出処理を実行することなく補正する
ことができ、画像形成時間を大幅に短縮することができ
る画像形成装置および画像形成制御装置および画像形成
装置の制御方法を提供することである。
【0052】
【課題を解決するための手段】本発明に係る第1の発明
は、像担持体(図7に示した感光ドラム1k,1c,1
m,1y)と供給されるクロック周波数に応じて前記像
担持体を露光走査する走査部(図7に示したレーザスキ
ャナ2k,2c,2m,2y)とを備え、記録媒体を搬
送する搬送手段(図7に示した搬送ベルト3)又は前記
記録媒体上に画像を形成する複数の画像形成手段(各画
像形成部)と、前記各画像形成手段によりレジストレー
ションマークを形成し、該形成されたレジストレーショ
ンマークを用いて位置ずれ量を検出し、該検出結果に基
づいて前記クロック周波数を可変して前記各画像形成手
段により形成される画像の位置ずれを補正するレジスト
レーション補正処理を実行させる制御手段(図1に示す
コントローラ1000)とを有する画像形成装置であっ
て、前記画像形成装置内の温度を測定する単数又は複数
の測定手段(図1に示す温度センサ1005)と、前記
画像形成装置内の温度に対応した画像倍率補正情報を格
納する記憶手段(図1に示す書換え可能な不揮発性メモ
リ1004)とを有し、前記制御手段は、前記測定手段
により測定した温度と前記記憶手段に格納される画像倍
率補正情報とに応じて前記クロック周波数を可変させる
ものである。
【0053】本発明に係る第2の発明は、前記画像倍率
補正情報は、前記測定手段により測定された温度の変化
量に応じた前記各走査部に備わる光学系(図6に示した
コリメートレンズ82,f−θレンズ84)の屈折率の
変化を元にあらかじめ算出された前記クロック周波数の
補正量を含むものである。
【0054】本発明に係る第3の発明は、前記画像倍率
補正情報は、前記各画像形成手段により形成される画像
の主走査方向幅の前記測定手段により測定された温度の
変化量に応じた変動を補正するための前記クロック周波
数の補正量を含むものである。
【0055】本発明に係る第4の発明は、前記温度の変
化量は、前回に補正処理を実行させた際に前記測定手段
により測定された温度と、画像形成を実行する際に前記
測定手段により測定される温度との差であるものであ
る。
【0056】本発明に係る第5の発明は、前記制御手段
は、前記補正処理を実行させた際に検出される位置ずれ
量と前記測定手段により測定された温度とに基づいて画
像倍率補正情報を算出するものである。
【0057】本発明に係る第6の発明は、前記制御手段
は、前記記憶手段に格納されている画像倍率補正情報を
該算出した画像倍率補正情報に更新する学習機能を実行
するものである。
【0058】本発明に係る第7の発明は、前記制御手段
は、前記記憶手段に格納されている画像倍率補正情報と
該算出した画像倍率補正情報とに基づいて前記記憶手段
に記憶される画像倍率補正情報を更新する学習機能を実
行するものである。
【0059】本発明に係る第8の発明は、前記制御手段
は、前記記憶手段に格納されている画像倍率補正情報と
該算出した画像倍率補正情報とを所定の割合(変換テー
ブル及び測定された補正量の信頼性)で加重平均した値
で前記記憶手段に記憶される画像倍率補正情報を更新す
る学習機能を実行するものである。
【0060】本発明に係る第9の発明は、前記制御手段
は、前記画像形成装置の内部を開放する扉が開かれた後
に実行された補正処理では、前記画像倍率補正情報を更
新しないものである。
【0061】本発明に係る第10の発明は、前記記憶手
段は、書換え可能な不揮発性メモリ(図1に示す書換え
可能な不揮発性メモリ1004)である。
【0062】本発明に係る第11の発明は、複数の画像
形成手段(各画像形成部)により記録媒体に画像を形成
する画像形成装置(図7に示したカラープリンタ200
0)を制御する画像形成制御装置であって、前記画像形
成装置内の温度に対応した前記各画像形成手段毎の画像
倍率補正情報を格納する記憶手段(図1に示す書換え可
能な不揮発性メモリ1004)と、測定された前記画像
形成装置内の温度と前記記憶手段に格納される画像倍率
補正情報とに応じて前記各画像形成手段での画像形成倍
率を独立して調節する制御手段(図1に示すコントロー
ラ1000)とを有するものである。
【0063】本発明に係る第12の発明は、前記複数の
画像形成手段は、像担持体(図7に示した感光ドラム1
k,1c,1m,1y)と供給されるクロック周波数に
応じて前記像担持体上を露光走査する走査部(図7に示
したレーザスキャナ2k,2c,2m,2y)とを備え
るものである。
【0064】本発明に係る第13の発明は、前記制御手
段は、測定された前記画像形成装置内の温度と、前記記
憶手段に格納される画像倍率補正情報とに応じて前記各
走査部に供給されるクロック周波数を可変させるもので
ある。
【0065】本発明に係る第14の発明は、前記画像形
成装置は、前記各画像形成手段により形成される画像の
位置ずれを検出する検出手段(図1に示す光センサ6
a,6b)を備え、前記制御手段は、前記検出手段によ
り検出された画像の位置ずれと、該画像の位置ずれを検
出する際に測定された前記画像形成装置内の温度とに基
づいて前記記憶手段に格納される画像倍率補正情報を更
新するものである。
【0066】本発明に係る第15の発明は、前記記憶手
段は、測定された前記画像形成装置内の温度と前記各画
像形成手段毎の画像倍率補正情報との関係を示す変換テ
ーブルを格納し、前記制御手段は、測定された前記画像
形成装置内の温度または温度の変化量を前記記憶手段に
格納される変換テーブルにより画像倍率補正情報に変換
し、該変換された画像倍率補正情報により前記各画像形
成手段での画像形成倍率を独立して調節するものであ
る。
【0067】本発明に係る第16の発明は、前記記憶手
段は、測定された前記画像形成装置内の温度または温度
の変化量を前記各画像形成手段毎の画像倍率補正情報に
変換する変換式を格納し、前記制御手段は、測定された
前記画像形成装置内の温度または温度の変化量を前記記
憶手段に格納される変換式により画像倍率補正情報に変
換し、該変換された画像倍率補正情報により前記各画像
形成手段での画像形成倍率を独立して調節するものであ
る。
【0068】本発明に係る第17の発明は、像担持体
(図7に示した感光ドラム1k,1c,1m,1y)と
供給されるクロック周波数に応じて前記像担持体を露光
走査する走査部(図7に示したレーザスキャナ2k,2
c,2m,2y)とを備え、記録媒体を搬送する搬送手
段(図7に示した搬送ベルト3)又は前記記録媒体上に
画像を形成する複数の画像形成手段(各画像形成部)
と、前記各画像形成手段によりレジストレーションマー
クを形成し、該形成されたレジストレーションマークを
用いて位置ずれ量を検出し、該検出結果に基づいて前記
クロック周波数を可変して前記各画像形成手段により形
成される画像の位置ずれを補正するレジストレーション
補正処理を実行させる制御手段(図1に示すコントロー
ラ1000)とを有する画像形成装置の制御方法であっ
て、前記画像形成装置内の温度を測定する測定工程(図
2に示すフローチャートのステップ(5))と、前記測
定工程により測定した温度と記憶手段に格納される画像
倍率補正情報とに応じて前記クロック周波数を可変させ
る可変工程(図2に示すフローチャートのステップ
(7))とを有するものである。
【0069】
【発明の実施の形態】〔第1実施形態〕以下、本発明の
実施形態を説明する。なお、従来の画像形成装置と同様
の構成,動作については説明を省略する。
【0070】図1は、本発明の実施形態を示す画像形成
装置における制御構成を説明するブロック図である。な
お、図5と同一のものには同一の符号を付してある。
【0071】図において、1000はコントローラで、
CPU1001,RAM1002,ROM1003,不
揮発性メモリ(EPROM,フラッシュメモリ,ハード
ディスク等の電気的に書換え可能な不揮発性メモリ)1
004等を備える。CPU1001はROM1003に
格納される制御プログラムに基づいてカラープリンタ2
000を統括制御する。RAM1002はCPU100
1のワークエリア,主メモリとして使用される。100
5は温度センサで、カラープリンタ2000内部の温度
を測定する。
【0072】以下、図2のフローチャートを参照して本
発明の第1実施形態における画像形成手順について説明
する。
【0073】図2は、本発明に係る画像形成装置におけ
る第1のデータ処理手順の一例を説明するフローチャー
トであり、図1に示したROM1003に格納される制
御プログラムに基づいてCPU1001により実行され
る処理に対応する。なお、(1)〜(11)は各ステッ
プを示す。
【0074】まず、電源がONされると(1)、図1に
示したCPU1001は従来と同様に図10に示したレ
ジ補正シーケンスを実行し(2)、レジ補正シーケンス
の処理を終了すると、その時のカラープリンタ2000
内の温度を測定し(3)、該測定値t0をRAM100
2に保持する。
【0075】次に、プリント指示があるかどうかを判断
し、プリント指示がないと判断した場合はステップ(1
1)に進み、プリント指示があると判断した場合はプリ
ント指示に基づく画像形成の実行前に、再度カラープリ
ンタ2000内の温度を測定する(5)。
【0076】ステップ(5)での測定値t1がステップ
(3)で測定した先ほどの測定値t0と同じであれば、
光学系(コリメートレンズ82,f−θレンズ84等)
の屈折率などの主走査幅を変える要因となる条件に変更
がないものとみなし、プリントを続行する。
【0077】しかし、温度に変化がある場合には、あら
かじめ光学系の屈折率をもとに算出しておいた主走査幅
補正量と温度との関係を示すROM1003等に格納さ
れる変換テーブルFをもとにt1−t0の値に相当する
補正量D1を求める(6)。この補正量D1に基づいて
コントローラ1000はビデオクロック周波数可変手段
91k,91c,91m,91yを制御して、ビデオク
ロック周波数を変更する(7)。もちろん、各レーザス
キャナ2k,2c,2m,2yそれぞれに応じた補正値
に変更する。
【0078】ステップ(7)におけるビデオクロックの
補正が終わると画像を形成するシーケンスにより画像を
形成する(8)。画像形成が終了すると、次ページのプ
リントが要求されているかどうかを判断し(9)、次ペ
ージのプリント要求があると判断した場合は、引き続き
プリント動作を行うために、ステップ(5)に戻り、カ
ラープリンタ2000内の温度測定から繰り返す。次ペ
ージのプリント要求がないと判断した場合は、プリント
終了シーケンスを実行し(10)、プリント処理を終了
し、ステップ(11)に進む。
【0079】それから、ステップ(11)において、規
定時間が過ぎているか確認,判断し、規定時間を過ぎて
いると判断した場合は、ステップ(2)に戻って、レジ
補正シーケンスを実行する。一方、規定時間を過ぎてい
ないと判断した場合は、ステップ(4)に戻り、プリン
ト指示を待つ。
【0080】この方式によれば、連続印字中に画像形成
動作を一時中断してレジ補正シーケンスを実行すること
がないために、ネットワーク環境下において、大量のプ
リントを要求された場合においても、プリントエンジン
の性能を最大限に発揮して、画像形成することが可能と
なる。
【0081】本実施形態においては、温度センサ100
5により測定される温度情報から、補正量D1を求める
ために温度に応じた補正量をROM1003内にあらか
じめ記憶させておく、ルックアップテーブル方式の例を
説明した。この変換方法は、ルックアップテーブルに限
定されるものではなく、光学系の屈折率と温度との関係
を数式化し、計算で求めてもよい。この場合、ルックア
ップテーブルをROM1003内等に持つ必要がないた
めに、ROM1003等のメモリの容量の低減によるコ
ストメリットが期待できる。
【0082】なお、本実施形態においては、光学系要因
によるもの、つまり、温度によるレンズ等の屈折率の変
動等を要因によるものについて説明した。しかし、実際
のカラープリンタ等において、その主走査倍率の変動要
因は光学系の屈折率のみならず、感光ドラム1k,1
c,1m,1yと光学系との距離などの筐体構造による
ものもある。この場合、あらかじめ、その筐体構造、光
学系を含む色ずれの関係を実験などにより求めておき、
補正情報としてROM1003または不揮発性メモリ1
004に記憶しておいてもよい。これより更なるレジス
トレーション精度向上が期待できる。
【0083】〔第2実施形態〕上記第1実施形態では、
プリント実行中においては,レジ補正シーケンスを実行
せずに補正量D1をROM1003に記憶されている変
換テーブルFを参照することにより求める場合を説明し
た。本実施形態では、レジ補正シーケンスにより測定さ
れる実際の補正量と測定される温度とにより、書換え可
能な不揮発性メモリ1004に格納される変換テーブル
Fを更新するように構成する場合について説明する。
【0084】以下、図3のフローチャートを参照して、
変換テーブルFを更新させる場合の処理手順について説
明する。
【0085】図3は、本発明に係る画像形成装置におけ
る第2のデータ処理手順の一例を説明するフローチャー
トであり、図1に示したROM1003に格納される制
御プログラムに基づいてCPU1001により実行され
る処理に対応する。なお、(1)〜(16)は各ステッ
プを示す。
【0086】まず、電源がONされると(1)、CPU
1001は、図10に示したレジ補正シーケンスを実行
し(2)、レジ補正シーケンスを終了すると、その時の
カラープリンタ2000内の温度を測定し(3)、該測
定値t0を保持する。
【0087】次に、プリント指示があるかどうかを判断
し(4)、プリント指示がないと判断した場合は、ステ
ップ(11)に進み、プリント指示があると判断した場
合は、プリント指示に基づく画像形成の実行前に、再度
カラープリンタ2000内の温度を測定する(5)。
【0088】それから、ステップ(5)における測定値
t1がステップ(3)における測定値t0と同じであれ
ば、光学系の屈折率などの主走査幅を変える要因となる
条件に変動がないものとみなし、プリントを続行する。
しかし、温度に変化がある場合には、あらかじめ光学系
の屈折率をもとに算出しておいた主走査幅補正量と温度
との関係を示す変換テーブルFをもとにt1−t0の値
に相当する補正量D1を求める(6)。
【0089】次に、ステップ(6)で求められた補正量
D1に基づいてビデオクロック周波数を変更する
(7)。もちろん、各レーザスキャナ2k,2c,2
m,2yそれぞれに応じた補正値に変更する。
【0090】それから、ビデオクロックの補正が終わる
と、画像を形成するシーケンスにより画像を形成する
(8)。画像形成が終了すると、次のプリント要求があ
るかどうかを判断し(9)、プリント要求があると判断
した場合は、引き続きプリント動作を行うために、ステ
ップ(5)に戻って温度測定から繰り返す。一方,ステ
ップ(9)において、プリント要求がないと判断した場
合は、プリント終了シーケンスを実行し(10)、プリ
ント処理を終了し、ステップ(11)に進む。
【0091】それから、ステップ(11)において、規
定時間が過ぎているかどうかを確認,判断し、規定時間
を過ぎていないと判断した場合は、ステップ(4)に戻
って、プリント指示を待つ。
【0092】一方、ステップ(11)において、規定時
間を過ぎていると判断した場合は、図10に示したレジ
補正シーケンスを実行する。このレジ補正シーケンスに
て補正する際に、実際にずれていた量をD0としてRA
M1002に保持し(12)、カラープリンタ2000
内の温度t1を測定し(13)、不揮発性メモリ100
4に格納される変換テーブルFを用いて補正量D1=F
(t1−t0)を算出する(14)。
【0093】次に、ステップ(12)で求めた補正量D
0の値とステップ(14)で算出した補正量D1の値と
を比較する(15)。
【0094】ここで、変換テーブルFの値があっていれ
ば、D1は、D0と同じ値となるはずである。しかし、
カラープリンタの設置条件などにより、温度と色ずれと
の関係が必ずしも工場出荷時にきめた変換テーブルと同
じになるとは限らない。
【0095】そこで、D0とD1とが異なっている場合
に、すなわち変換テーブルFが実際の値と異なっている
場合には、不揮発性メモリ1004に格納される変換テ
ーブルFを実際の値(ステップ(12)で求めた補正量
D0)になるように更新し(16)、ステップ(4)に
戻る。一方、D0とD1とが等しい場合は、ステップ
(4)に戻り、プリント指示を待つ。
【0096】これにより、次回の温度情報からの補正精
度が向上するテーブルが出来上がる。上述したように変
換テーブルFの更新を継続することにより、画像形成装
置に最適なテーブルが作られていくことにより、画像形
成装置の設置環境が変動したり、経時変化を起こして
も、精度良く色ずれを補正でき、画質の向上が期待でき
る。
【0097】〔第3実施形態〕上記第2実施形態では、
変換テーブルFを更新する際に、レジ補正シーケンスに
より測定された実測値D0をそのまま変更テーブルFの
値と入れ替える場合を説明したが、本実施形態では、装
置の信頼性をさらに向上させるために、変換テーブルF
の値を入れ替える際に、不揮発性メモリ1004に変換
テーブルの信頼性と図3のフローチャートのステップ
(12)において測定された補正量の信頼性とに基づい
て変換テーブルFの値をいれかえる場合について説明す
る。
【0098】本実施形態では、図3に示したフローチャ
ートのステップ(16)において、例えば今までの変換
テーブルFの値の信頼性を例えば80%とし、今回の測
定により求められた値の信頼性を20%として、それぞ
れ重みをつけて、今後の補正データとして、不揮発性メ
モリ1004に格納される変換テーブルFを更新する。
【0099】例えば、温度上昇10℃につき、主走査方
向の画像ずれ量が20μmという変換テーブルの値に対
し、今回の測定結果が10℃上がって、主走査方向の画
像ずれ量が10μmであったとすると、そのまま、テー
ブルの値を10μmとするのではなく、(20μm×
0.8+10μm×0.2)/2=18μmと判断し、
不揮発性メモリ1004に格納される変換テーブルFの
値を温度上昇10℃につき18μmに変更する。
【0100】これにより、ノイズなどの突発事象により
レジ補正量測定データが化けてしまっても、大きく画質
を損なうことなく、品質が安定した画像を出力すること
ができる。
【0101】また、さらには、ジャム処理などによりド
アオープンがなされた直後のレジ補正シーケンス実行時
には、今回のようなテーブル補正は行わないものとす
る。なぜなら、ドアオープン時には、装置内部の気流の
状態が、ドアクローズ時とまったく異なるものとなるた
めに、その状態での測定値を変換テーブルFの更新に使
用してしまうとその後の温度情報による補正誤差が大き
くなる要因となるためである。
【0102】このように、上記実施形態で示した画像形
成装置は、複数のレーザスキャナ2k,2c,2m,2
yと、各レーザスキャナ2k,2c,2m,2yに対応
する画像担持体である感光ドラム1k,1c,1m,1
yを有し、画像担持体上に形成された画像を、画像担持
体を順次通過する無端状の搬送ベルト3上、または、無
端状の搬送ベルト3上に保持されつつ搬送される記録媒
体上に転写する図示しない複数の転写手段と、各画像担
持体により無端状の搬送ベルト3上に形成される画像の
位置ずれを検出するための光センサ6a,6bと、光セ
ンサ6a,6bによるレジストレーションマークの検出
結果から位置ずれを検出するコントローラ1000を有
するとともに、各レーザスキャナ2k,2c,2m,2
yにそれぞれレーザ光源81を有し、おのおののレーザ
光源から発せられたレーザビームを、各レーザスキャナ
2k,2c,2m,2yを経由して各画像担持体上に走
査するポリゴンミラー83と、レーザビームを画像信号
によって変調するレーザ駆動部93k、93c,93
m,93yと、画像信号のクロックを発生する水晶発振
器90とを有し、コントローラ1000により検出され
た位置ずれ情報を元に、ビデオクロック周波数を変化せ
しめ、形成される画像の主走査方向の画像形成幅を合わ
せる位置ずれ補正シーケンスを実行可能な画像形成装置
であって、画像形成装置内の温度を測定する少なくとも
一つ以上の温度センサ1005と、温度に対応したビデ
オクロック周波数補正量を含む主走査倍率補正情報を格
納する書換え可能な不揮発性メモリ1004と、第1の
位置ずれ補正シーケンスとその次の第2の位置ずれ補正
シーケンスを行うまでの間の画像形成において、コント
ローラ1000はビデオクロック周波数可変手段91
k,91c,91m,91yに備わる分周器102,1
06の分周比を調整することにより、温度センサ100
5により測定された温度情報と不揮発性メモリ1004
に格納される主走査倍率補正情報から導き出した補正量
を元にビデオクロックを可変させる。
【0103】よって、位置ずれの発生要因である光学系
の屈折率の変化、光学系とドラムとの距離は、装置内の
温度上昇により発生する。したがって、この画像形成装
置内の温度を測定し、その温度情報をもとに決められた
補正値でビデオクロックを補正することにより、連続プ
リント時に画像形成動作を中断させることなく、レジ補
正量を得ることができ、位置ずれのない画像を連続して
すばやく出力する事ができる。
【0104】特に、ネットワーク環境などプリントボリ
ュームの多い画像形成装置の場合には、印字を中断する
時間が減るために最大限の処理能力を発揮することが出
来る。また、色ずれの観点においても、色ずれの少ない
画像を提供することが出来る。
【0105】なお、上記各実施形態を組合せて実施する
ように構成してもよい。
【0106】さらに、上記実施形態では、カラープリン
タを一例に挙げて説明しているが、種々の画像形成装
置、例えば電子写真装置,デジタル複写機,モノクロ複
写機,カラーレーザ複写機,レーザビームプリンタ,カ
ラーレーザプリンタ,ファクシミリ装置,コピー機能お
よび/またはプリント機能および/またはファクシミリ
機能等を備える複合複写機等、および種々の画像形成装
置を制御する制御装置,情報処理装置,データ処理装
置,コンピュータ,サーバ等に対し本実施形態で示した
技術を適用するように構成してもよい。
【0107】以上のように、前述した実施形態の機能を
実現するソフトウエアのプログラムコードを記録した記
憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステ
ムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMP
U)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し
て実行することによっても、本発明の目的が達成される
ことは言うまでもない。
【0108】この場合、記憶媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が本発明の新規な機能を実現すること
になり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本
発明を構成することになる。
【0109】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピーディスク,ハードディ
スク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,C
D−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,RO
M,EEPROM等を用いることができる。
【0110】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することにより、前述した実施形態の機
能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指
示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペ
レーティングシステム)等が実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0111】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指
示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに
備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、
その処理によって前述した実施形態の機能が実現される
場合も含まれることは言うまでもない。
【0112】また、本発明は、複数の機器から構成され
るシステム、例えば情報処理システム,印刷システム,
画像処理システム,画像形成システム,制御システム,
印刷制御システム,画像処理制御システム,画像形成制
御システム等に適用しても、1つの機器からなる装置,
例えば情報処理装置,印刷装置,画像処理装置,画像形
成装置,制御装置,印刷制御装置,画像処理制御装置,
画像形成制御装置,サーバ,プリンタサーバ,ネットワ
ークサーバ等に適用してもよい。また、本発明は、シス
テムあるいは装置にプログラムを供給することによって
達成される場合にも適応できることは言うまでもない。
この場合、本発明を達成するためのソフトウエアによっ
て表されるプログラムを格納した記憶媒体を該システム
あるいは装置に読み出すことによって、そのシステムあ
るいは装置が、本発明の効果を享受することが可能とな
る。
【0113】さらに、本発明を達成するためのソフトウ
エアによって表されるプログラムをネットワーク上のデ
ータベースから通信プログラムによりダウンロードして
読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、
本発明の効果を享受することが可能となる。
【0114】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る第1
の発明によれば、像担持体と供給されるクロック周波数
に応じて前記像担持体を露光走査する走査部とを備え、
記録媒体を搬送する搬送手段又は前記記録媒体上に画像
を形成する複数の画像形成手段と、前記各画像形成手段
によりレジストレーションマークを形成し、該形成され
たレジストレーションマークを用いて位置ずれ量を検出
し、該検出結果に基づいて前記クロック周波数を可変し
て前記各画像形成手段により形成される画像の位置ずれ
を補正するレジストレーション補正処理を実行させる制
御手段とを有する画像形成装置であって、前記画像形成
装置内の温度を測定する単数又は複数の測定手段と、前
記画像形成装置内の温度に対応した画像倍率補正情報を
格納する記憶手段とを有し、前記制御手段は、前記測定
手段により測定した温度と前記記憶手段に格納される画
像倍率補正情報とに応じて前記クロック周波数を可変さ
せるので、時間のかかる色ずれ検出処理を実行すること
なく装置内の温度変化を原因とする各画像形成手段によ
り形成される画像の色ずれをクロック周波数を可変する
ことにより補正でき、画像形成動作を中断することなく
連続出力して、画像形成時間を短縮することができる。
【0115】第2の発明によれば、前記画像倍率補正情
報は、前記測定手段により測定された温度の変化量に応
じた前記各走査部に備わる光学系の屈折率の変化を元に
あらかじめ算出された前記クロック周波数の補正量を含
むので、温度により変化するレンズの屈折率の変化によ
る画像の色ずれをクロック周波数を可変することにより
補正できる。
【0116】第3の発明によれば、前記画像倍率補正情
報は、前記各画像形成手段により形成される画像の主走
査方向幅の前記測定手段により測定された温度の変化量
に応じた変動を補正するための前記クロック周波数の補
正量を含むので、格納される温度変化に応じた画像幅の
伸縮量により画像の色ずれを補正することができる。
【0117】第4の発明によれば、前記温度の変化量
は、前回に補正処理を実行させた際に前記測定手段によ
り測定された温度と、画像形成を実行する際に前記測定
手段により測定される温度との差であるので、補正処理
により一致させたレジストレーションの温度変化による
ずれを補正することができる。
【0118】第5の発明によれば、前記制御手段は、前
記補正処理を実行させた際に検出される位置ずれ量と前
記測定手段により測定された温度とに基づいて画像倍率
補正情報を算出するので、使用環境に適した画像倍率補
正情報を得ることができる。
【0119】第6の発明によれば、前記制御手段は、前
記記憶手段に格納されている画像倍率補正情報を該算出
した画像倍率補正情報に更新する学習機能を実行するの
で、使用環境の変動等により画像のずれ量が変動して
も、使用環境に適した画像倍率補正情報に更新すること
ができる。
【0120】第7の発明によれば、前記制御手段は、前
記記憶手段に格納されている画像倍率補正情報と該算出
した画像倍率補正情報とに基づいて前記記憶手段に記憶
される画像倍率補正情報を更新する学習機能を実行する
ので、使用環境の変動等により画像のずれ量が変動して
も、使用環境に適した信頼性の高い画像倍率補正情報に
更新することができる。
【0121】第8の発明によれば、前記制御手段は、前
記記憶手段に格納されている画像倍率補正情報と該算出
した画像倍率補正情報とを所定の割合で加重平均した値
で前記記憶手段に記憶される画像倍率補正情報を更新す
る学習機能を実行するので、使用環境の変動等により画
像のずれ量が変動しても、温度センサ等の信頼性に応じ
た画像倍率補正情報に更新することができる。
【0122】第9の発明によれば、前記制御手段は、前
記画像形成装置の内部を開放する扉が開かれた後に実行
された補正処理では、前記画像倍率補正情報を更新しな
いので、画像形成装置内部の温度が安定していない時に
測定された温度による不適切な画像倍率補正情報による
更新を回避することができる。
【0123】第10の発明によれば、前記記憶手段は、
書換え可能な不揮発性メモリなので、電源の状態によら
ず画像倍率補正情報を保持できるとともに書換えするこ
とができる。
【0124】第11の発明によれば、複数の画像形成手
段により記録媒体に画像を形成する画像形成装置を制御
する画像形成制御装置であって、前記画像形成装置内の
温度に対応した前記各画像形成手段毎の画像倍率補正情
報を格納する記憶手段と、測定された前記画像形成装置
内の温度と前記記憶手段に格納される画像倍率補正情報
とに応じて前記各画像形成手段での画像形成倍率を独立
して調節する制御手段とを有するので、時間のかかる色
ずれ検出処理を実行することなく装置内の温度変化を原
因とする各画像形成手段により形成される画像の色ずれ
を補正でき、画像形成動作を中断することなく連続出力
させて、画像形成時間を短縮することができる。
【0125】第12の発明によれば、前記複数の画像形
成手段は、像担持体と供給されるクロック周波数に応じ
て前記像担持体上を露光走査する走査部とを備えるの
で、電子写真プロセスによる画像形成時間を短縮するこ
とができる。
【0126】第13の発明によれば、前記制御手段は、
測定された前記画像形成装置内の温度と、前記記憶手段
に格納される画像倍率補正情報とに応じて前記各走査部
に供給されるクロック周波数を可変させるので、形成さ
れる画像の主走査方向幅をより正確に調整することがで
きる。
【0127】第14の発明によれば、前記画像形成装置
は、前記各画像形成手段により形成される画像の位置ず
れを検出する検出手段を備え、前記制御手段は、前記検
出手段により検出された画像の位置ずれと、該画像の位
置ずれを検出する際に測定された前記画像形成装置内の
温度とに基づいて前記記憶手段に格納される画像倍率補
正情報を更新するので、使用環境に適した画像倍率補正
情報に更新することができる。
【0128】第15の発明によれば、前記記憶手段は、
測定された前記画像形成装置内の温度と前記各画像形成
手段毎の画像倍率補正情報との関係を示す変換テーブル
を格納し、前記制御手段は、測定された前記画像形成装
置内の温度または温度の変化量を前記記憶手段に格納さ
れる変換テーブルにより画像倍率補正情報に変換し、該
変換された画像倍率補正情報により前記各画像形成手段
での画像形成倍率を独立して調節するので、温度または
温度変化量に応じた画像倍率補正情報を変換テーブルに
より取得することができる。
【0129】第16の発明によれば、前記記憶手段は、
測定された前記画像形成装置内の温度または温度の変化
量を前記各画像形成手段毎の画像倍率補正情報に変換す
る変換式を格納し、前記制御手段は、測定された前記画
像形成装置内の温度または温度の変化量を前記記憶手段
に格納される変換式により画像倍率補正情報に変換し、
該変換された画像倍率補正情報により前記各画像形成手
段での画像形成倍率を独立して調節するので、温度また
は温度変化量に応じた画像倍率補正情報を変換式により
取得できるとともに、メモリ資源を節約することができ
る。
【0130】第17の発明によれば、像担持体と供給さ
れるクロック周波数に応じて前記像担持体を露光走査す
る走査部とを備え、記録媒体を搬送する搬送手段又は前
記記録媒体上に画像を形成する複数の画像形成手段と、
前記各画像形成手段によりレジストレーションマークを
形成し、該形成されたレジストレーションマークを用い
て位置ずれ量を検出し、該検出結果に基づいて前記クロ
ック周波数を可変して前記各画像形成手段により形成さ
れる画像の位置ずれを補正するレジストレーション補正
処理を実行させる制御手段とを有する画像形成装置の制
御方法であって、前記画像形成装置内の温度を測定する
測定工程と、前記測定工程により測定した温度と記憶手
段に格納される画像倍率補正情報とに応じて前記クロッ
ク周波数を可変させる可変工程とを有するので、時間の
かかる色ずれ検出処理を実行することなく装置内の温度
変化を原因とする各画像形成手段により形成される画像
の色ずれをクロック周波数を可変することにより補正で
き、画像形成動作を中断することなく連続出力して、画
像形成時間を短縮することができる。
【0131】したがって、装置内の温度変化を原因とす
る画像の色ずれを色ずれ検出処理を実行することなく補
正することができ、画像形成時間を大幅に短縮すること
ができる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す画像形成装置における
制御構成を説明するブロック図である。
【図2】本発明に係る画像形成装置における第1のデー
タ処理手順の一例を説明するフローチャートである。
【図3】本発明に係る画像形成装置における第2のデー
タ処理手順の一例を説明するフローチャートである。
【図4】従来の画像形成装置におけるビデオクロック発
生器の構成を説明するブロック図である。
【図5】各画像形成部毎に独立してビデオクロック周波
数を調整可能なビデオクロック周波数可変手段を説明す
る図である。
【図6】画像形成部のスキャナ光学系の構成を説明する
概略斜視図である。
【図7】従来の画像形成装置の概略構成を説明する図で
ある。
【図8】図7に示した搬送ベルト等に転写される位置ず
れ検出用パターンを説明する図である。
【図9】従来の画像形成装置における位置ずれ補正処理
手順を説明するフローチャートである。
【図10】従来の画像形成装置におけるレジ補正処理手
順の一例を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
1000 コントローラ 1001 CPU 1002 RAM 1003 ROM 1004 不揮発性メモリ 1005 温度センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C262 AA05 AA17 AA24 AA26 AB15 EA06 EA14 FA03 FA06 FA10 GA04 GA05 GA36 GA40 2H030 AA01 AB02 AD12 AD17 BB02 BB16 2H076 AB05 AB06 AB12 AB32 AB67 AB68 DA41 EA01

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体と供給されるクロック周波数に
    応じて前記像担持体を露光走査する走査部とを備え、記
    録媒体を搬送する搬送手段又は前記記録媒体上に画像を
    形成する複数の画像形成手段と、前記各画像形成手段に
    よりレジストレーションマークを形成し、該形成された
    レジストレーションマークを用いて位置ずれ量を検出
    し、該検出結果に基づいて前記クロック周波数を可変し
    て前記各画像形成手段により形成される画像の位置ずれ
    を補正するレジストレーション補正処理を実行させる制
    御手段とを有する画像形成装置であって、 前記画像形成装置内の温度を測定する単数又は複数の測
    定手段と、 前記画像形成装置内の温度に対応した画像倍率補正情報
    を格納する記憶手段とを有し、 前記制御手段は、前記測定手段により測定した温度と前
    記記憶手段に格納される画像倍率補正情報とに応じて前
    記クロック周波数を可変させることを特徴とする画像形
    成装置。
  2. 【請求項2】 前記画像倍率補正情報は、前記測定手段
    により測定された温度の変化量に応じた前記各走査部に
    備わる光学系の屈折率の変化を元にあらかじめ算出され
    た前記クロック周波数の補正量を含むことを特徴とする
    請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記画像倍率補正情報は、前記各画像形
    成手段により形成される画像の主走査方向幅の前記測定
    手段により測定された温度の変化量に応じた変動を補正
    するための前記クロック周波数の補正量を含むことを特
    徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記温度の変化量は、前回に補正処理を
    実行させた際に前記測定手段により測定された温度と、
    画像形成を実行する際に前記測定手段により測定される
    温度との差であることを特徴とする請求項2又は3記載
    の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は、前記補正処理を実行さ
    せた際に検出される位置ずれ量と前記測定手段により測
    定された温度とに基づいて画像倍率補正情報を算出する
    ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は、前記記憶手段に格納さ
    れている画像倍率補正情報を該算出した画像倍率補正情
    報に更新する学習機能を実行することを特徴とする請求
    項5記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記制御手段は、前記記憶手段に格納さ
    れている画像倍率補正情報と該算出した画像倍率補正情
    報とに基づいて前記記憶手段に記憶される画像倍率補正
    情報を更新する学習機能を実行することを特徴とする請
    求項6記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記制御手段は、前記記憶手段に格納さ
    れている画像倍率補正情報と該算出した画像倍率補正情
    報とを所定の割合で加重平均した値で前記記憶手段に記
    憶される画像倍率補正情報を更新する学習機能を実行す
    ることを特徴とする請求項6記載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記制御手段は、前記画像形成装置の内
    部を開放する扉が開かれた後に実行された補正処理で
    は、前記画像倍率補正情報を更新しないことを特徴とす
    る請求項6〜8のいずれかに記載の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 前記記憶手段は、書換え可能な不揮発
    性メモリであることを特徴とする請求項1記載の画像形
    成装置。
  11. 【請求項11】 複数の画像形成手段により記録媒体に
    画像を形成する画像形成装置を制御する画像形成制御装
    置であって、 前記画像形成装置内の温度に対応した前記各画像形成手
    段毎の画像倍率補正情報を格納する記憶手段と、 測定された前記画像形成装置内の温度と前記記憶手段に
    格納される画像倍率補正情報とに応じて前記各画像形成
    手段での画像形成倍率を独立して調節する制御手段と、
    を有することを特徴とする画像形成制御装置。
  12. 【請求項12】 前記複数の画像形成手段は、像担持体
    と供給されるクロック周波数に応じて前記像担持体上を
    露光走査する走査部とを備えることを特徴とする請求項
    11記載の画像形成制御装置。
  13. 【請求項13】 前記制御手段は、測定された前記画像
    形成装置内の温度と、前記記憶手段に格納される画像倍
    率補正情報とに応じて前記各走査部に供給されるクロッ
    ク周波数を可変させることを特徴とする請求項12記載
    の画像形成制御装置。
  14. 【請求項14】 前記画像形成装置は、前記各画像形成
    手段により形成される画像の位置ずれを検出する検出手
    段を備え、 前記制御手段は、前記検出手段により検出された画像の
    位置ずれと、該画像の位置ずれを検出する際に測定され
    た前記画像形成装置内の温度とに基づいて前記記憶手段
    に格納される画像倍率補正情報を更新することを特徴と
    する請求項11記載の画像形成制御装置。
  15. 【請求項15】 前記記憶手段は、測定された前記画像
    形成装置内の温度と前記各画像形成手段毎の画像倍率補
    正情報との関係を示す変換テーブルを格納し、 前記制御手段は、測定された前記画像形成装置内の温度
    または温度の変化量を前記記憶手段に格納される変換テ
    ーブルにより画像倍率補正情報に変換し、該変換された
    画像倍率補正情報により前記各画像形成手段での画像形
    成倍率を独立して調節することを特徴とする請求項11
    記載の画像形成制御装置。
  16. 【請求項16】 前記記憶手段は、測定された前記画像
    形成装置内の温度または温度の変化量を前記各画像形成
    手段毎の画像倍率補正情報に変換する変換式を格納し、 前記制御手段は、測定された前記画像形成装置内の温度
    または温度の変化量を前記記憶手段に格納される変換式
    により画像倍率補正情報に変換し、該変換された画像倍
    率補正情報により前記各画像形成手段での画像形成倍率
    を独立して調節することを特徴とする請求項11記載の
    画像形成制御装置。
  17. 【請求項17】 像担持体と供給されるクロック周波数
    に応じて前記像担持体を露光走査する走査部とを備え、
    記録媒体を搬送する搬送手段又は前記記録媒体上に画像
    を形成する複数の画像形成手段と、前記各画像形成手段
    によりレジストレーションマークを形成し、該形成され
    たレジストレーションマークを用いて位置ずれ量を検出
    し、該検出結果に基づいて前記クロック周波数を可変し
    て前記各画像形成手段により形成される画像の位置ずれ
    を補正するレジストレーション補正処理を実行させる制
    御手段とを有する画像形成装置の制御方法であって、 前記画像形成装置内の温度を測定する測定工程と、 前記測定工程により測定した温度と記憶手段に格納され
    る画像倍率補正情報とに応じて前記クロック周波数を可
    変させる可変工程と、を有することを特徴とする画像形
    成装置の制御方法。
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