JP2000218858A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2000218858A
JP2000218858A JP11022214A JP2221499A JP2000218858A JP 2000218858 A JP2000218858 A JP 2000218858A JP 11022214 A JP11022214 A JP 11022214A JP 2221499 A JP2221499 A JP 2221499A JP 2000218858 A JP2000218858 A JP 2000218858A
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laser light
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clock signal
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Hideaki Hirasawa
英明 平澤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の半導体レーザに対して、共通のビデオ
クロックを使用した場合でも、半導体レーザ毎のレーザ
波長の違いによる主走査倍率の違いを防止でき、簡単か
つ安価な構成で、色ずれの少ない高精度な画像を高速に
形成すること。 【解決手段】 半導体レーザ54a,54bを同一基板
上に備える半導体レーザアレイ400と、各半導体レー
ザから発生される複数のレーザを偏向走査可能な光学系
とを有し、BD同期部52に入力される共通のビデオク
ロックを各半導体レーザに対応したBD信号95a,9
5bにそれぞれ同期させたクロック信号94a,94b
に同期して、光ビームをそれぞれ発生する複数のレーザ
スキャナ光学系k,c,m,yのうち、すくなくとも1
つのレーザスキャナ光学系のビデオクロックの周波数を
PLL51により変更可能とする構成を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像信号に応じて
変調された複数の光ビームにより複数ラインを同時に走
査可能な画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式のカラー画像形成装置にお
いては、高速化のために複数の画像形成部を有し、搬送
ベルト上に保持された記録材上に順次異なる色の像を転
写する方式が各種提案されている。
【0003】ところで、複数の画像形成部を有する装置
の問題点としては、機械的精度等の原因により、複数の
感光ドラムや搬送ベルトの移動むらや、各画像形成部の
転写位置での感光ドラム外周面と搬送べルトの移動量の
関係等が各色毎にばらばらに発生し、画像を重ね合わせ
たときに一致せず、色ずれ(位置ずれ)を生じることが
挙げられる。
【0004】特に、各画像形成部でレーザスキャナと感
光体間の光学的距離に誤差があり、この誤差が各画像形
成部間で異なると、感光ドラム上でのビームの主走査倍
率に違いが発生し、色ずれ(位置ずれ)が発生する。ま
た、各画像形成部でレーザスキャナや感光体が、ビーム
走査方向(以下、主走査方向と記す)の位置がずれ、こ
のずれが各画像形成部間で異なると、最終的な画像に色
ずれ(位置ずれ)が発生する。
【0005】主走査倍率の違いに起因する色ずれ(位置
ずれ)を低減させる為には、各色毎に図7に示すような
画像信号用のビデオクロック発生器を持ち、各色独立に
ビデオクロックの周波数を可変とし、周波数を調整する
ことにより主走査倍率の補正を行う方法が提案されてい
る(例えば、特公平6−57040号公報に示されてい
る)。
【0006】以下、図7を参照して、従来の画像形成装
置のビデオクロック周波数の可変方法について説明す
る。
【0007】図7は、従来の画像形成装置のビデオクロ
ック周波数を可変制御するPLL(Phase Loc
ked Loop)の構成を説明するブロック図であ
る。
【0008】図において、50は水晶発振器で、周波数
finのクロック信号14を発信する。1002は1/
M分周期で、水晶発振器50から出力されるクロック信
号14をM分周する。1006は1/N分周期で、電圧
制御発振器1005から出力されるクロック信号(ビデ
オクロック15)をN分周する。1003は位相比較器
で、水晶発振器50から出力されるクロック信号14を
M分周した信号と、電圧制御発振器1005から出力さ
れるビデオクロック15をN分周した信号との位相比較
を行う。
【0009】1004はローパスフィルタで、位相比較
器1003による比較結果を入力し、例えば水晶発振器
50から出力されるクロック信号14をM分周した信号
の位相が電圧制御発振器1005から出力されるビデオ
クロック15をN分周した信号の位相より進んでいた場
合、電圧制御発振器1005の入力電圧を上昇し、ビデ
オクロック15の位相を進める。
【0010】なお、51はPLLで、1/M分周期10
02,位相比較器1003,ローパスフィルタ100
4,電圧制御発振器1005,1/N分周期1006に
より構成される。
【0011】以下、各部の動作について説明する。
【0012】水晶発振器50から出力されるクロック信
号14をM分周した信号と、ビデオクロック15をN分
周した信号を位相比較器1003に入力し、位相比較器
1003の出力をローパスフィルタ1004を通し、電
圧制御発振器1005に入力する。例えば水晶発振器5
0から出力されるクロック信号14をM分周した信号の
位相がビデオクロック5をN分周した信号の位相より進
んでいた場合、電圧制御発振器1005の入力電圧は上
昇し、ビデオクロックの位相を進める。
【0013】ここで、水晶発振器50から出力されるク
ロック信号14の周波数をfin、ビデオクロック15
の周波数をfoutとすると、
【0014】
【数1】fout=fin×N/M となる。検出された主走査幅に応じてN/Mの値を調整
することにより、ビデオクロック周波数は可変である構
成となっている。
【0015】このように、検出された主走査幅に応じて
ビデオクロック周波数を調整することで、主走査幅を補
正することができる。
【0016】また、画像形成の高速化を図るため、複数
のビームを用いて複数ラインを同時に走査することとが
行われている。
【0017】以下、複数ビーム、特に2ビームにより感
光ドラムを走査可能なスキャナ光学系について簡単に説
明する。
【0018】図8は、複数ビーム、特に2ビームにより
感光ドラムを走査可能なスキャナ光学系の概略構成を示
す斜視図である。
【0019】図において、81(81a,81b)はレ
ーザ光源(半導体レーザ)で、複数のレーザビーム(以
下、ビーム)87a,87bを出射する。82はコリメ
ータレンズで、レーザ光源81より出力された複数のビ
ーム87a,87bをコリメートする。83はポリゴン
ミラーで、コリメートレンズ82によりコリメートされ
た後の複数のビーム87a,87bを走査する。84は
fθレンズで、ポリゴンミラー83により走査される複
数のビーム87a,87bの走査速度を補正する。1は
感光ドラムで、fθレンズ84を介して走査される複数
のビーム87a,87bにより表面に画像信号に対応し
た潜像が形成される。86(86a,86b)は位置検
出センサ(以下、BDセンサ)で、走査される複数のビ
ーム87a,87bを検出して、水平同期信号(BD信
号(BD(A),BD(B)))を出力する。
【0020】以下、各部の動作について説明する。
【0021】レーザ光源81(81a,81b)より出
射された複数のビーム87a,87bは、コリメートレ
ンズ82によりコリメートされた後、ポリゴンミラー8
3で走査される。走査された複数のビーム87a,87
bはfθレンズ84で走査速度を補正され、最終的に感
光ドラム1上に画像信号に対応した潜像を形成する。
【0022】上記図8に示したように複数のビームによ
り感光ドラム1を走査する場合の問題点として、複数の
ビームの各光源である半導体レーザ毎(図8において
は、半導体レーザ81aと半導体レーザ81b)の発光
波長の違いにより、各ビームよる主走査倍率が異なるこ
とが指摘されている(特開平6−227037号公
報)。この対策として、ビーム毎にビデオクロック周波
数を変えることにより主走査倍率をビームごとに補正す
る方法が提案されている(特開平6−227037号公
報)。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術の項で述べ
た、複数の画像形成部をもつ構成と、複数ビームにより
複数ラインを同時に走査する構成と、ビデオクロック周
波数を変えることで主走査倍率補正を行う構成を組み合
わせることで、さらに高速で色ずれの少ない画像形成を
実現できることは容易に考えることができる。例えば、
以下、図9に示すようなビデオクロック周波数可変手段
の構成が考えられる。
【0024】図9は、従来の画像形成装置におけるビデ
オクロック周波数可変手段の構成を説明するブロック図
であり、図8と同一のものには同一の符号を付してあ
る。
【0025】図において、90は発振器で、所定の周波
数のクロック信号を出力する。91a,91bはビデオ
クロック周波数可変手段で、発振器90から出力された
クロック信号を入力し、各ビーム87a,87bの主走
査倍率が同じになるようにクロック周波数を補正する。
92a,92bは水平同期部(BD同期部)で、ビデオ
クロック周波数可変手段91a,91bから出力された
クロック信号をBDセンサ86a,86bから出力され
るBD信号(BD(A)信号95a,BD(B)信号9
5b)に同期させる。
【0026】93a,93bはレーザ駆動部(LDA駆
動部,LDB駆動部)で、画像信号に応じて半導体レー
ザ(LDA81a,LDB81b)を駆動する。この場
合、図8に示したように、同一のレーザスキャナ光学系
に2つの半導体レーザ(LDA81a,LDB81b)
を備える構成を示しており、それぞれのレーザに対して
独立に主走査倍率補正ができる。
【0027】以下、各部の動作について説明する。
【0028】水晶発振器90から出力されたクロック信
号がビデオクロック周波数可変手段91a,91bに入
力される。ビデオクロック周波数可変手段91a,91
bでは、各ビームの主走査倍率が同じになるようにクロ
ック周波数が補正される。ビデオクロック周波数可変手
段91a,91bから出力されたクロック信号は水平同
期部(BD同期部)92a,92bに入力され、BDセ
ンサ86a,86bから出力されるBD信号BD(A)
信号95a,BD(B)信号95bに同期したビデオク
ロックがレーザ駆動部(LDA駆動部93a,LDB駆
動部93b)に入力される。レーザ駆動部(LDA駆動
部93a,LDB駆動部93b)で画像信号に応じて半
導体レーザ(LDA81a,LDB81b)を駆動す
る。
【0029】以上は1色、例えばブラック(k)の主走
査倍率補正について説明したものであり、図に示したよ
うに、他の3色分(シアン(c),マゼンタ(m),イ
エロー(y))についても同じ構成、すなわち同じ構成
が4色分あるものとする。
【0030】しかしながら、上記構成は、次に述べるよ
うな問題点があった。
【0031】ブラック(k),シアン(c),マゼンタ
(m),イエロー(y)各色の画像形成部に複数の光源
(半導体レーザ(LDA81a,LDB81b))があ
るために、多くのビデオクロック周波数可変手段を持つ
必要があり(図9に示した場合では、各色毎に2つのビ
デオクロック周波数可変手段91a,91bを備え、4
色で計8個のビデオクロック周波数可変手段を備える必
要があり)、高コストとなるという問題点があった。例
えば、4つの画像形成部でそれぞれ4つのビームで走査
する場合には、ビデオクロック周波数可変手段は16個
必要になる。
【0032】一方、上記問題点を回避するために、例え
ばいくつかの半導体レーザでビデオクロックを共通にし
た場合には、特開平6−227037号公報に述べられ
ているように、半導体レーザ毎に発生するレーザビーム
の波長の違いにより、各レーザビーム毎にレンズによる
屈折角が異なってしまう。これにより、レーザビーム毎
に主走査倍率が異なり、結果として形成される画像が、
精度の低い画像となってしまうという問題点があった。
【0033】本発明は、上記の問題点を解決するために
なされたもので、本発明に係る第1の発明〜第6の発明
の目的は、クロック信号に同期して光ビームを発生する
複数のレーザ光源を同一基板上に備えるレーザ光源配列
部と、前記各レーザ光源から発生される複数の光ビーム
をそれぞれ偏向走査可能な光学系とを有し、前記同一レ
ーザ光源配列部内の少なくとも2つのレーザ光源は、共
通のクロック信号を前記各レーザ光源から発生される光
ビームをそれぞれ所定位置で検出して発生される水平同
期信号にそれぞれ同期させた前記各レーザ光源に対応す
るクロック信号に同期して、光ビームをそれぞれ発生す
る複数のレーザスキャナ光学系のうち、すくなくとも1
つのレーザスキャナ光学系内のクロック発生手段は、発
生するクロック信号の周波数を変更可能とするので、複
数の半導体レーザに対して、共通のクロック信号を使用
した場合でも、半導体レーザ毎のレーザ波長の違いによ
る主走査倍率の違いを防止することができ、簡単かつ安
価な構成で、色ずれの少ない高精度な画像を高速に形成
することができる。
【0034】
【課題を解決するための手段】本発明に係る第1の発明
は、複数のレーザスキャナ光学系(図1に示すレーザス
キャナ光学系2k,2c,2m,2y)が、画像信号に
応じて変調された光ビームにより複数の感光体(図1に
示す感光ドラム1k,1c,1m,1y)をそれぞれ走
査露光することで多重画像を形成可能な画像形成装置に
おいて、前記各レーザスキャナ光学系は、クロック信号
に同期して光ビームを発生する複数のレーザ光源(図5
に示す半導体レーザLDA54a,半導体レーザLDB
54b)を同一基板上に備えるレーザ光源配列部(図4
に示す半導体レーザアレイ400)と、前記各レーザ光
源から発生される複数の光ビームをそれぞれ偏向走査可
能な光学系(図8に示す)と、前記各レーザ光源から発
生される光ビームをそれぞれ所定位置で検出して水平同
期信号をそれぞれ発生する複数の水平同期信号発生手段
(図1に示すBDセンサ86k,86c,86m,86
y)と、クロック信号(図5に示すBD同期部52へ入
力されるクロック信号)を発生するクロック発生手段
(図5に示す水晶発振器50,PLL51)と、前記ク
ロック発生手段の発生するクロック信号を前記各水平同
期信号発生手段により発生される前記各レーザ光源に対
応する水平同期信号(図5に示すBD(A)信号95
a,BD(B)信号95b)にそれぞれ同期させた複数
のクロック信号(図5に示すクロック信号94a,94
b)を発生させる同期手段(図5に示すBD同期部5
2)とを有し、前記同一レーザ光源配列部内の少なくと
も2つのレーザ光源は、前記クロック発生手段により発
生される共通のクロック信号(図5に示すBD同期部5
2へ入力されるクロック信号)を前記同期手段により前
記各レーザ光源に対応する水平同期信号(図5に示すB
D信号95a,95b)にそれぞれ同期させた前記各レ
ーザ光源に対応するクロック信号(図5に示すクロック
信号94a,94b)に同期して、光ビームをそれぞれ
発生するものであり、前記少なくとも1つのレーザスキ
ャナ光学系内のクロック発生手段は、発生するクロック
信号の周波数を変更する変更手段(図5に示すPLL5
1)を有するものである。
【0035】本発明に係る第2の発明は、前記同一レー
ザ光源配列部(図4に示す半導体レーザアレイ400)
内の全てのレーザ光源(図5に示す半導体レーザLDA
54a,半導体レーザLDB54b)は、前記クロック
発生手段により発生される共通のクロック信号(図5に
示すBD同期部52へ入力されるクロック信号)を前記
同期手段により前記各レーザ光源に対応する水平同期信
号(図5に示すBD信号95a,95b)にそれぞれ同
期させた前記各レーザ光源に対応するクロック信号(図
5に示すクロック信号94a,94b)に同期して、光
ビームをそれぞれ発生するものである。
【0036】本発明に係る第3の発明は、前記変更手段
(図5,図7に示すPLL51)は、周波数変更前のク
ロック信号と周波数変更後のクロック信号の位相差(図
7に示す位相比較器1003の位相比較結果)に基づい
て周波数変更後のクロック信号の位相を制御するもので
ある。
【0037】本発明に係る第4の発明は、前記同期手段
(図5に示すBD同期部52)は、前記クロック発生手
段により発生され、前記変更手段により周波数変更され
た共通のクロック信号(図5に示すBD同期部52へ入
力されるクロック信号)を分周して、前記各水平同期信
号発生手段により発生される水平同期信号(図5に示す
BD信号95a,95b)にそれぞれ同期させた複数の
クロック信号(図5に示すクロック信号94a,94
b)を発生させるものである。
【0038】本発明に係る第5の発明は、前記いずれか
のレーザスキャナ光学系内のクロック発生手段(図6に
示すブラック(k)に対応するクロック発生手段(水晶
発振器50))は、固定された周波数のクロック信号を
発生し、その他のレーザスキャナ光学系内のクロック発
生手段(図6に示すシアン(c),マゼンタ(m),イ
エロー(y))に対応するクロック発生手段(図6に示
す水晶発振器50,PLL51))は、前記いずれかの
レーザスキャナ光学系(ブラック(k)に対応するレー
ザスキャナ光学系2k)によるレーザ走査倍率に基づい
て、前記変更手段(図6に示す水晶発振器50,PLL
51)によりクロック信号の周波数を変更するものであ
る。
【0039】本発明に係る第6の発明は、レーザスキャ
ナ光学系(図1に示すレーザスキャナ光学系2(2k,
2c,2m,2y))が、画像信号に応じて変調された
光ビームにより感光体(図1に示す感光ドラム1(1
k,1c,1m,1y))をそれぞれ走査露光すること
で画像形成可能な画像形成装置において、前記レーザス
キャナ光学系は、クロック信号に同期して光ビームを発
生する複数のレーザ光源(図5に示す半導体レーザLD
A54a,半導体レーザLDB54b)を同一基板上に
備えるレーザ光源配列部(図4に示す半導体レーザアレ
イ400)と、前記各レーザ光源から発生される複数の
光ビームをそれぞれ偏向走査可能な光学系(図8に示
す)と、前記各レーザ光源から発生される光ビームをそ
れぞれ所定位置で検出して水平同期信号をそれぞれ発生
する複数の水平同期信号発生手段(図1に示すBDセン
サ86k,86c,86m,86y)と、クロック信号
(図5に示すBD同期部52へ入力されるクロック信
号)を発生するクロック発生手段(図5に示す水晶発振
器50,PLL51)と、前記クロック発生手段の発生
するクロック信号を前記各水平同期信号発生手段により
発生される前記各レーザ光源に対応する水平同期信号
(図5に示すBD信号95a,95b)にそれぞれ同期
させた複数のクロック信号(図5に示すクロック信号9
4a,94b)を発生させる同期手段(図5に示すBD
同期部52)とを有し、前記同一レーザ光源配列部内の
少なくとも2つのレーザ光源は、前記クロック発生手段
により発生される共通のクロック信号(図5に示すBD
同期部52へ入力されるクロック信号)を前記同期手段
により前記各レーザ光源に対応する水平同期信号(図5
に示すBD信号95a,95b)にそれぞれ同期させた
前記各レーザ光源に対応するクロック信号(図5に示す
クロック信号94a,94b)に同期して、光ビームを
それぞれ発生するものである。
【0040】
【発明の実施の形態】以下、本発明を以下の実施形態に
基づいて詳細に説明する。
【0041】〔第1実施形態〕まず、第1実施形態で
は、すべての色のビデオクロック発生手段が、ビデオク
ロック周波数を変えることが可能なビデオクロック発生
手段である構成について説明する。
【0042】図1は、本発明の第1実施形態の画像形成
装置の概略構成を説明する斜視図である。
【0043】なお、本発明の実施形態は、特に、4色す
なわち、イエローy,マゼンタm,シアンc,ブラック
kの画像形成手段を備えたカラー画像形成装置をについ
て説明するが、3色以下または5色以上の画像形成手段
を備えた画像形成装置であってもよい。
【0044】図において、1k,1c,1m,1yはブ
ラックk,シアンc,マゼンタm,イエローy各色の感
光ドラムで静電潜像を保持する。2k,2c,2m,2
yはブラックk,シアンc,マゼンタm,イエローy各
色のレーザスキャナ光学系で、内部に、レーザ光源であ
る半導体レーザアレイ(後述する図4に示す)を備え、
それぞれ画像信号に応じて露光を行い感光ドラム1k,
1c,1m,1y上に静電潜像をそれぞれ形成する。3
は無端状の搬送ベルトで、記録媒体としての用紙を各色
の面像形成部(各色の感光ドラム1とレーザスキャナ光
学系2等によりそれぞれ構成される)に順次搬送する。
また、搬送ベルト3は、各色感光ドラム1k,1c,1
m,1y上に不図示の各色現像器により現像されるトナ
ー像を記録媒体に転写する転写ベルトを兼ねている。
【0045】4は駆動ローラで、図示しないモータとギ
ア等からなる駆動手段と接続され、搬送ベルト3を駆動
する。5は従動ローラで、搬送ベルト3の移動に従って
回転し、かつ搬送ベルト3に一定の張力を付与する。6
(6a,6b)は1対の光センサで、搬送ベルトの両サ
イドに設けられ、搬送ベルト3上に形成された位置ずれ
検知用パターンを検出する。86k(86ka,86k
b),86c(86ca,86cb),86m(86m
a,86mb),86y(86ya,86yb)はkc
my各色の位置検出センサ(以下、BDセンサ)で、各
色のレーザスキャナ光学系2k,2c,2m,2yによ
りそれぞれ走査される2本のレーザビームを検出して、
パルス信号を各色の水平同期信号(以下、BD信号(B
D(A)信号,BD(B)信号))として出力する。
【0046】以下、各部の動作について説明する。
【0047】図示しないパーソナルコンピュータ(P
C)等の情報処理装置からプリントすべきデータが画像
形成装置に送られ、プリンタエンジンの方式に応じた画
像形成準備が終了しプリント可能状態となると、図示し
ない用紙カセットから記録媒体としての用紙が供給され
て搬送ベルト3に到達し、搬送ベルト3により用紙が各
色の画像形成部に順次搬送される。
【0048】搬送ベルト3による用紙搬送とタイミング
を合せて、各色の画像信号が各レーザスキャナ光学系2
k,2c,2m,2yに送られ、感光ドラム1k,1
c,1m,1y上にk,c,m,y各色の静電潜像が形
成され、図示しない現像器でk,c,m,y各色のトナ
ーで現像され、該現像された各色トナー像は、転写ベル
トを兼ねた搬送ベルト3で用紙上に重畳転写される(図
1では、y,m,c,kの順に順次画像形成される)。
その後、用紙は搬送ベルト3から分離され、図示しない
定着器で熱によってトナー像が用紙上に定着され、外部
へ排出される。
【0049】なお、各画像形成部のスキャナ光学系であ
る各レーザスキャナ光学系2k,2c,2m,2yは、
図8に示したスキャナ光学系と同様の構成であり、画像
の右端でBD信号をとっているものとする。
【0050】また、画像形成部が複数あるために、各画
像形成部の主走査方向に位置ずれが生じ、その位置ずれ
が各色で異なる場合に、主走査方向に位置ずれ(色ず
れ)が起こる。
【0051】この位置ずれ(色ずれ)を低減させる為、
搬送ベルト3上に後述する図3に示すような位置ずれ検
出用パターンを形成し、搬送ベルト3の両サイドに設け
られた1対のセンサ6(6a,6b)で読取り、各色の
位置ずれ量を検出する。
【0052】図2は、本発明の第1実施形態を示す画像
形成装置の構成を説明するブロック図であり、図1と同
一のものには同一の符号を付してある。
【0053】画像形成装置1000において、1001
はコントローラで、CPU1012によりROM101
3のプログラム用ROMに記憶された制御プログラム等
あるいはハードディスク,フロッピーディスク,光磁気
ディスク等の外部メモリ1014に記憶された制御プロ
グラム等に基づいてシステムバス1015に接続される
各種デバイスとのアクセスを総括的に制御し、プリンタ
エンジン部(エンジン)1016に出力情報としての画
像信号を出力する。また、ROM1013のフォント用
ROMには上記出力情報を生成する際に使用するフォン
トデータ等を記憶している。さらに、ROM1013の
データ用ROMにはハードディスク等の外部メモリ10
14を備えていないプリンタのために、ホストコンピュ
ータ2000上で利用される情報等を記憶している。
【0054】なお、CPU1012は入力部1018,
インタフェース2100を介してホストコンピュータ2
000と双方向通信処理が可能となっており、画像形成
装置1000内の情報等をホストコンピュータ2000
に通知可能に構成されている。1019はRAMで、C
PU1012の主メモリ,ワークエリア等として機能
し、図示しない増設ポートに接続されるオプションRA
Mによりメモリ容量を拡張することができるように構成
されている。また、コントローラ1001内のCPU1
012,プリンタエンジン部1016内のCPU101
7は、内部にタイマを有しており、計時可能となってい
る。
【0055】なお、RAM1019は、出力情報展開領
域,環境データ格納領域,NVRAMなどに用いられ
る。前述したハードディスク(HD),ICカード等の
外部メモリ1014は、メモリコントローラ(MC)1
020によりアクセスを制御される。外部メモリ101
4は、オプションとして接続され、フォントデータ,エ
ミュレーションプログラム,フォームデータ等を記憶す
る。1021は操作部で、操作および各種設定のための
スイッチおよびLED表示器,LCD表示器等が配され
ている。
【0056】なお、前述した外部メモリ1014は1個
に限らず、少なくとも1個以上備え、内蔵フォントに加
えてオプションカード,言語系の異なるプリンタ制御言
語を解釈するプログラムを格納した外部メモリを複数接
続できるように構成されている。また、図示しないNV
RAM等の不揮発性メモリを備え、操作部1021から
の各種設定情報を記憶するようにしてもよい。
【0057】また、プリンタエンジン部1016にはコ
ントローラ1001のCPU1012から送られてくる
画像信号を印字するために、所定のタイミングでアクチ
ュエータ1022を動作させるとともに、動作時に取り
込まれる種々の検出系1023(光センサ6a,6b,
kcmy各色のBDセンサ86k(86ka,86k
b),86c(86ca,86cb),86m(86m
a,86mb),86y(86ya,86yb),図示
しないドアセンサ等を含む)からの信号をその動作にフ
ィードバックして制御を行うためのCPU1017、及
びこのCPU1017が実行する制御プログラム、並び
に後述する図3に示す位置ずれ検出用パターンを形成す
るためのパターン画像データ、並びに各レーザスキャナ
光学系2k,2c,2m,2yの書出しタイミングデー
タ(補正データ)、及び検出系1023(光センサ6
a,6bを含む)から読み込まれるデータを一時的に格
納するためのROM/RAM1030が備えられてい
る。
【0058】なお、CPU1017はROM/RAM1
030内に備えられたNVRAM等の不揮発性メモリに
格納されたパターン画像データに基づいて、図3に示す
位置ずれ検出用パターンを搬送ベルト3上に形成するよ
うに、レーザスキャナ光学系2k,2c,2m,2y
等、エンジン1016の各部を制御する。
【0059】また、CPU1017は、BDセンサ86
k(86ka,86kb),86c(86ca,86c
b),86m(86ma,86mb),86y(86y
a,86yb)からそれぞれ出力された各色BD信号に
ビデオクロックを同期させてから、ある時間遅延させ、
画像信号の書き込みを開始するように制御する。CPU
1017は、上述の各色BD信号が出力されてから画像
書き込みを開始するまでの遅延時間を各色毎に補正する
ことにより、各色毎の書き出し位置を制御する。
【0060】さらに、CPU1017は、上述の各色B
D信号が出力されてから画像書き込みを開始するまでの
時間を補正するための各色の補正データを、光センサ6
a,6bが検出した位置ずれ検出用パターンの検出結果
に基づいて、書出し位置を補正するように、(各色BD
信号が出力されてから、各色画像の書き込みを開始する
までの時間の補正データ)を算出し、ROM/RAM1
030内に備えられたNVRAM等の不揮発性メモリに
格納する。
【0061】そして、CPU1017は、実際に画像形
成処理が指示されると、ROM/RAM1030に格納
されたイエロー(y),マゼンタ(m),シアン
(c),ブラック(k)の各色補正データに基づいて、
各色BD信号が出力されてから画像書き込みを開始する
までの遅延時間を各色毎に補正することにより、各色の
書き出し位置を制御する。
【0062】また、CPU1017は、光センサ6a,
6bが検出した位置ずれ検出用パターンの検出結果に基
づいて、各色の走査倍率を補正するように、(各色の半
導体レーザに対応するビデオクロック周波数)を算出
し、ROM/RAM1030内に備えられたNVRAM
等の不揮発性メモリに格納する。
【0063】そして、CPU1017は、実際に画像形
成処理が指示されると、ROM/RAM1030に格納
された各色の半導体レーザに出力するビデオクロック周
波数のビデオクロックを出力するように後述する図5に
示すPLL51を制御することにより、各色の走査倍率
を制御する。
【0064】図3は、本発明の画像形成装置の位置ずれ
検出用パターンの一例を示す模式図である。
【0065】図において、7(7a,7b),8(8
a,8b),9(9a,9b),10(10a,10
b)は各々k,c,m,y各色の十字パターンで、主走
査方向(レーザ走査方向)に延びた直線パターン301
(301a,301b)および搬送方向に延びた直線パ
ターン302(302a,302b)からなり、7a,
8a,9a,10aは、搬送ベルト3の図1において手
前側のパターンであり、7b,8b,9b,10bは搬
送ベルト3の図1において奥側のパターンである。
【0066】また、7a,8a,9a,10aのパター
ンは光センサ6aで、7b,8b,9b,10bパター
ンは光センサ6bでそれぞれ検出され(読み取られ)、
レーザ走査方向に延びた直線パターン301a,301
bの検出位置から搬送方向の位置ずれ量を、搬送方向に
延びた直線パターン302a,302bの検出位置から
レーザ走査方向の位置ずれ量(走査線の左端位置,右端
位置)を、CPU1017が算出(検出)する。
【0067】また、各色の主走査倍率は、搬送方向に延
びた直線パターン302aと302b間の距離からCP
U1017により算出される。
【0068】以下、図4を参照して、図1に示した各レ
ーザスキャナ光学系2k,2c,2m,2y内に備えら
れたレーザ光源である半導体レーザアレイについて説明
する。
【0069】図4は、図1に示した各レーザスキャナ光
学系2k,2c,2m,2y内に備えられた端面発光型
半導体レーザアレイの概略構成を説明する断面図であ
る。
【0070】なお、説明を分かりやすくするために、こ
の図の寸法比は各部で大きく異なる。
【0071】図において、400は半導体レーザアレイ
で、この半導体レーザアレイ400は、1つのレーザチ
ップに2つの発光部47(47a,47b)を有する。
レーザチップは、電極40a,40b、コンタクト層4
1、ブロック層42、第1のクラッド層43、活性層4
4、第2のクラッド層45、基板46から構成されてい
る。なお、2つの発光部47aと47bの距離は数十ミ
クロンである。
【0072】半導体レーザの発振波長は、主に発光点の
活性層周りの組成や厚さなどで決まる。よって、図示し
たように、同一のレーザチップに複数の半導体レーザを
形成することで発光部の距離を小さくすることができ、
発光部の活性層周りの組成や厚さなどレーザの発振波長
を決める要素を複数の半導体レーザでほぼ同じにするこ
とができる。その結果、同じ波長のレーザビームを得る
ことができる。
【0073】また、発明が解決しようとする課題の欄で
述べたように、同一光学系を通るビームの主走査倍率が
異なる原因は、ビーム毎の波長の違いが大きい。よっ
て、上述のように同一のレーザチップに複数の半導体レ
ーザを形成することで、ビーム毎の波長を揃えることが
でき、その結果、同一光学系を通るビームで主走査倍率
を同じにすることができる。
【0074】図5は、図2に示したプリンタエンジン1
016の構成を説明するブロック図であり、他図と同一
のものには同一の符号を付してある。
【0075】図において、54a,54bは半導体レー
ザ(LD)で、この半導体レーザ54a,54bは、1
つのレーザチップで構成されており、図4に示した半導
体レーザアレイ400と同様の構成になっている。よっ
て、半導体レーザ54a,54bから発生されるレーザ
光は、図4に示した半導体レーザアレイ400の発光部
47a,47bから発生するレーザ光に対応する。ま
た、半導体レーザ54a,54bは、従来の技術の欄に
おいて図8に示したレーザ光源81と同様に同一の光学
系に含まれる。さらに、この2つの半導体レーザ54
a,54bは、ビデオクロックを共通にしている。
【0076】52は水平同期部(BD同期部)で、従来
の技術の欄において図7に示したPLL51から出力さ
れたクロック信号をBDセンサ86a,86bから出力
されるBD信号BD(A)信号95a,BD(B)信号
95bに同期させて、レーザ駆動部(LDA駆動部,L
DB駆動部)93a,93bに出力する。
【0077】なお、PLL51は、図示していない出力
クロック周波数制御手段である図2に示したCPU10
17により、内部の分周比(N/M)を変え、すべての
色の主走査倍率が同じになるような周波数のクロックが
出力する。このとき、走査線の主走査方向の位置を例え
ば、「1/L」ドット単位(Lは正の整数)で変えると
きには、PLL51は、ビデオクロックのL倍の周波数
のクロックを出力する。
【0078】また、BD同期部52はICになってお
り、クロック信号を例えば、「1/L」ドット精度で水
平同期信号(BD信号)に同期させる。IC内部では、
水晶発振器50により発生され、PLL51によりクロ
ック周波数をL倍されたクロック信号(ビデオクロッ
ク)を、BDセンサ86a,86bから出力されたBD
信号95a,95bにそれぞれ同期するようにクロック
周波数をL分周し、クロック信号94a,94bを得て
いる。
【0079】なお、BD同期部52から出力されるクロ
ック信号94a,94bは、異なるBD信号95a,9
5bにそれぞれ同期しているため、クロック周波数は同
じになるが、位相が異なる場合がある。
【0080】さらに、水晶発振器50,PLL51は、
各色レーザスキャナ光学系2k,2c,2m,2yのビ
デオクロック発生手段を構成する。
【0081】以下、各部の動作について説明する。
【0082】水晶発振器50から発生したクロック信号
がPLL51に入力される。
【0083】PLL51から出力されたクロック信号
(ビデオクロック)は水平同期部(BD同期部)52に
入る。BD同期部52はICになっており、クロックを
例えば「1/L」ドット精度で水平同期信号(BD信号
95a,95b)に同期させる。IC内部では、水晶発
振器50により発生され、PLL51によりクロック周
波数をL倍されたクロック(ビデオクロック)を、BD
センサ86a,86bから出力されたBD信号95a,
95bにそれぞれ同期するようにクロック周波数をL分
周し、クロック信号94a,94bを得ている。BD同
期部52から出力されたクロック信号94a,94bは
レーザ駆動部53a,53bに入力され、レーザ駆動部
53a,53bは、クロック信号94a,94bに同期
して、半導体レーザ54a,54bを図示していない画
像データにより変調駆動する。
【0084】図5には、4色(k,c,m,y)の場合
の例を示しているので、上記の構成が4組あり、それぞ
れのビデオクロックを補正することで主走査倍率を各色
で揃えることができ、色ずれを低減できる。
【0085】上記構成の場合、PLL51に入力された
クロック信号の周波数は、PLL51により周波数を高
くすることもできるので、水晶発振器50の発振周波数
をBD同期部52に入力されるビデオクロックの発振周
波数よりも小さくし、PLL51で周波数を高くするこ
とで、放射ノイズ対策とすることも可能である。
【0086】以上により、同一の色のビーム間(半導体
レーザアレイ400内の半導体レーザ54a,54bに
より発生されるレーザビーム間)の主走査倍率ずれがな
くなるとともに、色毎の主走査倍率ずれもなくなること
から、色ずれの少ない高精度な画像を得ることができ
る。
【0087】〔第2実施形態〕上記第1実施形態では、
kcmy各色のビデオクロックの周波数を可変とし、k
cmy各色の走査倍率を合せるようにkcmy各色のビ
デオクロックの周波数を調整するように構成する場合に
ついて説明したが、基準色のビデオクロックの周波数を
固定とし、かつ基準色以外のビデオクロック周波数を可
変として、基準色以外の走査倍率を基準色の走査倍率に
合せるように基準色以外のビデオクロックの周波数を調
整するように構成してもよい。以下、その実施形態につ
いて説明する。
【0088】図6は、本発明の第2実施形態の構成を説
明するブロック図であり、図5と同一のものには同一の
符号を付してある。
【0089】図に示すように、主走査倍率の基準となる
色(本実施形態ではブラック(k))のビデオクロック
発生手段にクロック周波数の変更手段であるPLL51
を含まず、BD同期部52には、水晶発振器50で発生
された常に一定の周波数のクロック信号(ビデオクロッ
ク)が入力される。基準色以外の色(シアン(c),マ
ゼンタ(m),イエロー(y))のビデオクロック発生
手段は、第1実施形態で示したビデオクロック発生手段
と同様であり、クロック周波数の変更手段であるPLL
51によりビデオクロックの周波数を変更可能である。
なお、水晶発振器50の発振周波数は、理想的なメカ的
配置であるときのビデオクロック周波数に設定されてい
る。
【0090】すなわち、基準色に対応するレーザスキャ
ナ光学系は、、周波数固定のビデオクロック発生手段を
備え、基準色以外のレーザスキャナ光学系はPLL51
により周波数可変のビデオクロック発生手段を備える。
【0091】例えば、ブラック(k)を主走査倍率の基
準色とする。その場合、シアン(c),マゼンタ
(m),イエロー(y)の主走査倍率がブラック(k)
と同じになるようにPLL51によりビデオクロック周
波数を調整するようにCPU1017がシアン(c),
マゼンタ(m),イエロー(y)の各PLL51の分周
比N/Mを制御する。
【0092】よって、シアン(c),マゼンタ(m),
イエロー(y)の各色画像の主走査倍率をブラック
(k)画像の主走査倍率に合せて、色ずれのない高精度
の画像を形成することができる。
【0093】以上より、ビデオクロック発生に用いるP
LL51の数が少なくなるので、より安価にして高精度
な画像を得ることができる。
【0094】〔第3実施形態〕第3実施形態では、ビデ
オクロック周波数の可変手段であるPLL51によりレ
ーザ駆動部93a,93bに対して出力するクロック周
波数のN倍の周波数のクロック信号(ビデオクロック)
をBD同期部52に対して出力し、該N倍のクロック信
号をBD同期部52で周波数を1/N倍してレーザ駆動
部93a,93bに入力するクロック信号を生成する構
成について説明する。
【0095】以下、上記第1実施形態で示した図5を参
照して、第3実施形態のビデオクロック発生手段の説明
をする。なお、本実施形態では、BD同期精度が1/4
の例について説明する。
【0096】水晶発振器50から出力されたクロック信
号が、PLL51に入力される。PLL51では、各ビ
ームの走査線の主走査倍率が同じになるような周波数の
4倍の周波数のクロック信号を出力する。PLL51か
ら出力されたクロック信号は、BD同期部52に入力さ
れる。BD同期部52ではBD(A)信号95a,BD
(B)信号95bに同期するようにPLL51から入力
されたクロックを4分周し、それぞれ半導体レーザ(L
DA81a,LDB81b)に対応するクロック信号を
出力する。
【0097】ここまで、1色のビデオクロック発生手段
について説明をしたが、他の3色のビデオクロック発生
手段も同様の構造とする。
【0098】なお、ここでは、BD同期の精度が1/4
ドットの場合を説明したが、この精度は要求される画質
により決定されるものであり、1/2ドットや1/8ド
ット精度でも構わない。
【0099】以上の構成では、BD同期部52でPLL
51によりクロックを逓倍する必要がない。一般にPL
Lでクロック信号の周波数を変えるとクロック信号のジ
ッタが大きくなるため、ビデオクロック発生手段中のP
LLの数は少ない方が良い。上記第3実施形態の構成で
は、ビデオクロック発生手段の中のPLLは1つである
ため、ジッタの悪化を最小限に押さえることができ、高
精度な画像を得ることができる。
【0100】以上の構成において、複数のレーザスキャ
ナ光学系と対応する感光体を有することで、複数の色で
同時に画像形成を行えるため、高速な画像形成を行え
る。
【0101】また、1つのレーザスキャナ光学系に複数
のレーザ光源をもち、レーザ光源から発せられたビーム
が同一の光学系を経由してして感光体に照射されるた
め、複数ラインを同時に走査でき、さらに高速な画像形
成が可能となる。
【0102】さらに、レーザ光源は画像信号によって変
調されることで任意の画像形成が可能となる。
【0103】また、画像信号のクロック信号(ビデオク
ロック)を発生する手段の少なくとも1つ以上が、クロ
ック周波数を可変としているので、主走査倍率を補正す
ることができる。よって、色ずれの少ない高精度な画像
を高速に形成できる。
【0104】さらに、1つのレーザスキャナ光学系にあ
るレーザ光源が同一チップに複数のレーザが形成されて
いる半導体レーザアレイであるので、ビームの波長の違
いがほとんどなく、その結果、ビームの波長の違いによ
る主走査倍率の違いを防止することができる。
【0105】また、同一光学系のビームは同じ光学系の
ほぼ同じ箇所を経由して感光体に照射されるため、光路
の差による主走査幅の違いを防止することができる。す
なわち、同一光学系のビーム間の主走査幅の差はほとん
どなく、同一レーザスキャナ光学系のレーザ光源のビデ
オクロックの一部あるいは全部を共通にでき、低コスト
で、色ずれの少ない高精度な画像を高速に形成できる。
【0106】また、ビデオクロック発生手段がPLLを
有するため、PLLの分周比の組合わせによりビデオク
ロック周波数を精度よく可変することができるので、高
精度な色ずれ補正を行うことができる。
【0107】さらに、画像信号のクロックをPLLから
出力されたクロック信号を分周することで行うため、水
平同期のためにPLLでクロック周波数を逓倍する必要
がなく、多くのPLLを通ることによるクロックのジッ
タの悪化を防ぐことができる。このため、精度の高い画
像を得ることができる。
【0108】また、主走査倍率の基準となる色のビデオ
クロック発生手段にビデオクロック周波数可変手段(P
LL)を持たず、基準色以外の色で主走査倍率を補正す
ることで、画像の色ずれを補正する。このため、基準色
のビデオクロック発生手段が簡単になるので、低コスト
で高精度な色ずれ補正を行うことができる。
【0109】〔その他の実施形態〕上記実施形態で示し
た主走査倍率の補正は適切なタイミングで行うものとす
る。例えば、1枚印刷したあと次の紙を印刷するまでの
間、温湿度などの環境が変わったとき、一定時間経過し
たとき、画像形成装置の立ち上げ時、画像形成部のユニ
ット交換をした後、画像形成装置の本体を開け閉めした
後、工場での出荷前調整のときなどに行うことで効果を
得ることができる。特に、工場での出荷前調整では、光
学部品やスキャナなどの機械的な調整よりも低いコスト
での調整が期待できる。
【0110】また、上記補正を行うタイミングを図示し
ない操作部1021またはホストコンピュータ2000
よりユーザが設定可能に構成してもよい。
【0111】さらに、本実施形態では、本発明を4色の
画像形成部からなる構成において説明したが、2色や3
色の画像形成部からなる構成でも本発明は有効である。
【0112】また、5色以上の画像形成部からなる構成
においても本発明は有効である。
【0113】さらに、モノクロ画像形成装置のレーザス
キャナ光学系に、水晶発振器50,BD同期部52,複
数のレーザ駆動部,同一チップに複数のレーザ光源が形
成されている半導体レーザアレイ400,BDセンサ8
6a,86b等を設け、前記半導体レーザアレイ400
内の少なくとも2つのレーザ光源は、BD同期部52に
入力される共通(同一)のクロック信号(ビデオクロッ
ク)をBDセンサ86a,86bから出力されるBD信
号95a,95bに同期したクロック信号94a,94
bに同期して、レーザビームをそれぞれ発生するように
構成してもよい。
【0114】また、上記第1〜3の実施形態では、同一
チップに複数のレーザ光源が形成されている半導体レー
ザアレイ内の全てのレーザ光源が、BD同期部52に入
力される共通(同一)のクロック信号(ビデオクロッ
ク)をBDセンサ86a,86bから出力されるBD信
号95a,95bに同期したクロック信号94a,94
bに同期して、レーザビームをそれぞれ発生するように
構成したが、少なくとも2つのレーザ光源が、BD同期
部52に入力される共通(同一)のクロック信号(ビデ
オクロック)を各BDセンサから出力されるBD信号に
同期してBD同期部から発生される各ロック信号に同期
して、レーザビームをそれぞれ発生するように構成して
もよい。
【0115】さらに、上記実施形態では、k,c,m,
yの各色間で主走査倍率が変化する原因としてスキャナ
と感光体の距離がずれることを挙げた。しかし、この原
因に限らず、例えば光学部品の位置ずれやレンズ等の屈
折率の変化や変形などの理由により、主走査倍率が変化
した場合の補正にも、本発明は有効である。
【0116】また、上記実施形態では、主走査倍率の補
正のために本構成を用いた。しかし、画像倍率を微調整
したい場合など、積極的に主走査倍率を微調整させたい
ときにも本構成は有効である。
【0117】さらに、上記実施形態では、レーザスキャ
ナ光学系と感光体が一対一で対応している構成を示した
が、レーザスキャナ光学系と感光体は一対―で対応して
いなくても本発明は有効である。例えば、無端状の感光
体やドラム状の感光体を使うことにより、複数のレーザ
スキャナ光学系と1個の感光体により画像形成部を構成
することができる。この場合でも本発明は有効である。
【0118】また、上記実施形態では、PLLの源発振
が1つの水晶発振器50である場合を示したが、PLL
の源発振は1つである必要はなく、例えば、PLLごと
に1つの源発振があっても良く、また、いくつかのPL
Lごとに源発振があっても良い。
【0119】さらに、上記実施形態では、レーザ光源が
端面発光型半導体レーザアレイである場合を示した。し
かし、垂直共振器面発光型半導体レーザアレイなど他の
タイプの1つのレーザチップに複数の半導体レーザが形
成されている半導体レーザアレイであっても良い。
【0120】また、上記実施形態では、ビデオクロック
周波数可変手段としてPLLを用いたが、ビデオクロッ
ク周波数可変手段は、VCO(Voltage Con
trolled Oscillator;電圧制御形発
振回路)などで構成されてもよい。VCOは入力電圧に
よって発振周波数が変わるので、補正量に応じて入力電
圧を変えればよい。VCOとして電圧制御水晶発振器な
どジッタの小さい発振器を用いれば、ジッタの小さいビ
デオクロックを得ることができる。
【0121】さらに、上記実施形態では、同一光学系に
あるレーザ光源の数を2とした場合について説明した
が、レーザ光源の数をさらに増やすことで、さらなる高
速化を図ることも可能である。
【0122】以上に説明したように、本発明によれば、
同一のレーザスキャナ光学系にある全てのレーザ光源の
ビデオクロックを共通とし、各レーザスキャナ光学系内
の1つのPLLが前記ビデオクロック周波数可変とする
ので、高精度な色ずれ補正を行うことができ、低コスト
で色ずれの少ない高精度な画像を高速に形成できる。
【0123】さらに、走査された各レーザビームをBD
センサが、所定の位置で検出して各ビームの水平同期信
号を出力し、BD同期部が、PLLから出力されたクロ
ックを分周することで各ビームの前記水平同期信号に同
期したビデオクロックを生成するので、ビデオクロック
のジッタが少なく、高精度な画像を得ることができる。
【0124】また、主走査倍率の基準となる色のビデオ
クロックの発生手段が固定された周波数のビデオクロッ
クを発生するので、低コストで色ずれの少ない色ずれ補
正を行うことができる。
【0125】また、上記実施形態では、本発明をカラー
プリンタに適用する場合について示したが、カラー複写
機,カラーファクシミリ等、特に複数のスキャナ光学系
が入力される画像信号に応じて変調された光ビームによ
り複数の感光体をそれぞれ走査露光することで多重画像
を形成可能な装置であれば、いかなる装置であっても、
本発明を適用可能である。
【0126】以上のように、前述した実施形態の機能を
実現するソフトウエアのプログラムコードを記憶した記
憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステ
ムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMP
U)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し
て実行することによっても、本発明の目的が達成される
ことは言うまでもない。
【0127】この場合、記憶媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が本発明の新規な機能を実現すること
になり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本
発明を構成することになる。
【0128】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディス
ク,ハードディスク,光ディスク,光磁気ディスク,C
D−ROM,CD−R,磁気テープ,不揮発性のメモリ
カード,ROM,EEPROM等を用いることができ
る。
【0129】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することにより、前述した実施形態の機
能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指
示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペ
レーティングシステム)等が実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0130】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指
示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに
備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、
その処理によって前述した実施形態の機能が実現される
場合も含まれることは言うまでもない。
【0131】また、本発明は、複数の機器から構成され
るシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適
用してもよい。また、本発明は、システムあるいは装置
にプログラムを供給することによって達成される場合に
も適応できることは言うまでもない。この場合、本発明
を達成するためのソフトウエアによって表されるプログ
ラムを格納した記憶媒体を該システムあるいは装置に読
み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本
発明の効果を享受することが可能となる。
【0132】さらに、本発明を達成するためのソフトウ
エアによって表されるプログラムをネットワーク上のデ
ータベースから通信プログラムによりダウンロードして
読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、
本発明の効果を享受することが可能となる。
【0133】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る第
1,2の発明によれば、複数のレーザスキャナ光学系
が、画像信号に応じて変調された光ビームにより複数の
感光体をそれぞれ走査露光することで多重画像を形成可
能な画像形成装置において、前記各レーザスキャナ光学
系は、クロック信号に同期して光ビームを発生する複数
のレーザ光源を同一基板上に備えるレーザ光源配列部
と、前記各レーザ光源から発生される複数の光ビームを
それぞれ偏向走査可能な光学系と、前記各レーザ光源か
ら発生される光ビームをそれぞれ所定位置で検出して水
平同期信号をそれぞれ発生する複数の水平同期信号発生
手段と、クロック信号を発生するクロック発生手段と、
前記クロック発生手段の発生するクロック信号を前記各
水平同期信号発生手段により発生される前記各レーザ光
源に対応する水平同期信号にそれぞれ同期させた複数の
クロック信号を発生させる同期手段とを有し、前記同一
レーザ光源配列部内の少なくとも2つ、または全てのレ
ーザ光源は、前記クロック発生手段により発生される共
通のクロック信号を前記同期手段により前記各レーザ光
源に対応する水平同期信号にそれぞれ同期させた前記各
レーザ光源に対応するクロック信号に同期して、光ビー
ムをそれぞれ発生するものであり、前記少なくとも1つ
のレーザスキャナ光学系内のクロック発生手段は、発生
するクロック信号の周波数を変更手段により変更するの
で、複数のレーザ光源である複数の半導体レーザに対し
て、共通のビデオクロックを使用した場合でも、半導体
レーザ毎のレーザ波長の違いがほとんどなく、ビームの
波長の違いによる主走査倍率の違いを防止して、色ずれ
のない画像を形成することができる。
【0134】第3の発明によれば、前記変更手段は、周
波数変更前のクロック信号と周波数変更後のクロック信
号の位相差に基づいて周波数変更後のクロック信号の位
相を制御するので、PLLの分周比の組合わせによりビ
デオクロック周波数を精度よく可変することができ、高
精度な色ずれ補正を行うことができる。
【0135】第4の発明によれば、前記同期手段は、前
記クロック発生手段により発生され、前記変更手段によ
り周波数変更された共通のクロック信号を分周して、前
記各水平同期信号発生手段により発生される水平同期信
号にそれぞれ同期させた複数のクロック信号を発生させ
るので、ビデオクロックの周波数の変更手段としてPL
Lを使用する場合であっても、水平同期のためにPLL
でクロック周波数を逓倍する必要がなく、多くのPLL
を通ることによるクロックのジッタの悪化を防ぐことが
でき、精度の高い画像を得ることができる。
【0136】第5の発明によれば、前記いずれかのレー
ザスキャナ光学系内のクロック発生手段は、固定された
周波数のクロック信号を発生し、その他のレーザスキャ
ナ光学系内のクロック発生手段は、前記いずれかのレー
ザスキャナ光学系によるレーザ走査倍率に基づいて、前
記変更手段によりクロック信号の周波数を変更するの
で、基準色となるレーザスキャナ光学系内のビデオクロ
ックを発生する手段の構成が簡単になり、より低コスト
で高精度な色ずれ補正を行うことができる。
【0137】本発明に係る第6の発明によれば、レーザ
スキャナ光学系が、画像信号に応じて変調された光ビー
ムにより感光体を走査露光することで画像形成可能な画
像形成装置において、前記レーザスキャナ光学系は、ク
ロック信号に同期して光ビームを発生する複数のレーザ
光源を同一基板上に備えるレーザ光源配列部と、前記各
レーザ光源から発生される複数の光ビームをそれぞれ偏
向走査可能な光学系と、前記各レーザ光源から発生され
る光ビームをそれぞれ所定位置で検出して水平同期信号
をそれぞれ発生する複数の水平同期信号発生手段と、ク
ロック信号を発生するクロック発生手段と、前記クロッ
ク発生手段の発生するクロック信号を前記各水平同期信
号発生手段により発生される前記各レーザ光源に対応す
る水平同期信号にそれぞれ同期させた複数のクロック信
号を発生させる同期手段とを有し、前記同一レーザ光源
配列部内の少なくとも2つのレーザ光源は、前記クロッ
ク発生手段により発生される共通のクロック信号を前記
同期手段により前記各レーザ光源に対応する水平同期信
号にそれぞれ同期させた前記各レーザ光源に対応するク
ロック信号に同期して、光ビームをそれぞれ発生するの
で、複数のレーザ光源である複数の半導体レーザに対し
て、共通のビデオクロックを使用した場合でも、半導体
レーザ毎のレーザ波長の違いがほとんどなく、ビームの
波長の違いによる主走査倍率の違いを防止することがで
きる。
【0138】従って、複数の半導体レーザに対して、共
通のビデオクロックを使用した場合でも、半導体レーザ
毎のレーザ波長の波長の違いによる主走査倍率の違いを
防止することができ、簡単かつ安価な構成で、色ずれの
少ない高精度な画像を高速に形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の画像形成装置の概略構
成を説明する斜視図である。
【図2】本発明の第1実施形態を示す画像形成装置の構
成を説明するブロック図である。
【図3】本発明の画像形成装置の位置ずれ検出用パター
ンの一例を示す模式図である。
【図4】図1に示した各レーザスキャナ光学系内に備え
られた端面発光型半導体レーザアレイの概略構成を説明
する断面図である。
【図5】図2に示したプリンタエンジンの構成を説明す
るブロック図である。
【図6】本発明の第2実施形態の構成を説明するブロッ
ク図である。
【図7】従来の画像形成装置のビデオクロック周波数を
可変制御するPLL(Phase Locked Lo
op)の構成を説明するブロック図である。
【図8】複数ビーム、特に2ビームにより感光ドラムを
走査可能なスキャナ光学系の概略構成を示す斜視図であ
る。
【図9】従来の画像形成装置におけるビデオクロック周
波数可変手段の構成を説明するブロック図である。
【符号の説明】
1k,1c,1m,1y 感光ドラム 2k,2c,2m,2y レーザスキャナ 6a,6b 光センサ 7a〜10a,7b〜10b 位置ずれ検出用パターン 1017 CPU 1030 ROM/RAM 86k,86c,86m,86y BDセンサ 3 搬送ベルト 59a,59b 半導体レーザ 51 PLL 52 BD同期部
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 1/04 G03G 21/00 372 5C072 1/113 H04N 1/04 D 5C074 1/23 103 104A Fターム(参考) 2C262 AA05 AA17 AB13 AB15 FA03 GA22 GA26 GA40 2C362 AA14 AA16 BA51 BA52 BA57 BA68 BA69 BA70 CA22 CA39 CB35 2H027 DA23 DE02 DE07 EB04 EC03 EC06 ED06 EE01 EE06 EF04 EF12 FD08 ZA07 2H030 AA01 AB02 AD13 BB02 BB16 BB23 2H076 AB06 AB12 AB16 AB42 AB67 AB68 EA01 5C072 AA03 BA19 CA05 CA09 HA02 HA06 HA13 HB08 HB13 NA02 NA08 QA17 UA20 5C074 AA10 BB03 CC01 CC22 CC26 DD11 DD24 EE03 EE06 FF15 GG09

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のレーザスキャナ光学系が、画像信
    号に応じて変調された光ビームにより複数の感光体をそ
    れぞれ走査露光することで多重画像を形成可能な画像形
    成装置において、 前記各レーザスキャナ光学系は、クロック信号に同期し
    て光ビームを発生する複数のレーザ光源を同一基板上に
    備えるレーザ光源配列部と、前記各レーザ光源から発生
    される複数の光ビームをそれぞれ偏向走査可能な光学系
    と、前記各レーザ光源から発生される光ビームをそれぞ
    れ所定位置で検出して水平同期信号をそれぞれ発生する
    複数の水平同期信号発生手段と、クロック信号を発生す
    るクロック発生手段と、前記クロック発生手段の発生す
    るクロック信号を前記各水平同期信号発生手段により発
    生される前記各レーザ光源に対応する水平同期信号にそ
    れぞれ同期させた複数のクロック信号を発生させる同期
    手段とを有し、前記同一レーザ光源配列部内の少なくと
    も2つのレーザ光源は、前記クロック発生手段により発
    生される共通のクロック信号を前記同期手段により前記
    各レーザ光源に対応する水平同期信号にそれぞれ同期さ
    せた前記各レーザ光源に対応するクロック信号に同期し
    て、光ビームをそれぞれ発生するものであり、 前記少なくとも1つのレーザスキャナ光学系内のクロッ
    ク発生手段は、発生するクロック信号の周波数を変更す
    る変更手段を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記同一レーザ光源配列部内の全てのレ
    ーザ光源は、前記クロック発生手段により発生される共
    通のクロック信号を前記同期手段により前記各レーザ光
    源に対応する水平同期信号にそれぞれ同期させた前記各
    レーザ光源に対応するクロック信号に同期して、光ビー
    ムをそれぞれ発生することを特徴とする請求項1記載の
    画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記変更手段は、周波数変更前のクロッ
    ク信号と周波数変更後のクロック信号の位相差に基づい
    て周波数変更後のクロック信号の位相を制御することを
    特徴とする請求項1または2記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記同期手段は、前記クロック発生手段
    により発生され、前記変更手段により周波数変更された
    共通のクロック信号を分周して、前記各水平同期信号発
    生手段により発生される水平同期信号にそれぞれ同期さ
    せた複数のクロック信号を発生させることを特徴とする
    請求項3記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記いずれかのレーザスキャナ光学系内
    のクロック発生手段は、固定された周波数のクロック信
    号を発生し、その他のレーザスキャナ光学系内のクロッ
    ク発生手段は、前記いずれかのレーザスキャナ光学系に
    よるレーザ走査倍率に基づいて、前記変更手段によりク
    ロック信号の周波数を変更することを特徴とする請求項
    3記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 レーザスキャナ光学系が、画像信号に応
    じて変調された光ビームにより感光体を走査露光するこ
    とで画像形成可能な画像形成装置において、前記レーザ
    スキャナ光学系は、クロック信号に同期して光ビームを
    発生する複数のレーザ光源を同一基板上に備えるレーザ
    光源配列部と、前記各レーザ光源から発生される複数の
    光ビームをそれぞれ偏向走査可能な光学系と、前記各レ
    ーザ光源から発生される光ビームをそれぞれ所定位置で
    検出して水平同期信号をそれぞれ発生する複数の水平同
    期信号発生手段と、クロック信号を発生するクロック発
    生手段と、前記クロック発生手段の発生するクロック信
    号を前記各水平同期信号発生手段により発生される前記
    各レーザ光源に対応する水平同期信号にそれぞれ同期さ
    せた複数のクロック信号を発生させる同期手段とを有
    し、前記同一レーザ光源配列部内の少なくとも2つのレ
    ーザ光源は、前記クロック発生手段により発生される共
    通のクロック信号を前記同期手段により前記各レーザ光
    源に対応する水平同期信号にそれぞれ同期させた前記各
    レーザ光源に対応するクロック信号に同期して、光ビー
    ムをそれぞれ発生することを特徴とする画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007076198A (ja) * 2005-09-14 2007-03-29 Canon Inc 画像形成装置およびその制御方法
JP2008290447A (ja) * 2007-04-27 2008-12-04 Canon Inc 画像形成装置
JP2011056960A (ja) * 2003-05-02 2011-03-24 Toshiba Corp 画像形成装置及び方法
JP2012061725A (ja) * 2010-09-16 2012-03-29 Ricoh Co Ltd 光書込装置と画像形成装置

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