JP2000198235A - クロック発生回路 - Google Patents

クロック発生回路

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JP2000198235A
JP2000198235A JP11276551A JP27655199A JP2000198235A JP 2000198235 A JP2000198235 A JP 2000198235A JP 11276551 A JP11276551 A JP 11276551A JP 27655199 A JP27655199 A JP 27655199A JP 2000198235 A JP2000198235 A JP 2000198235A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外付け部品を使わず一つの集積回路内におい
て、所定の時間内に発生するパルス数が所定数になるよ
うなドットクロックを生成することが可能なクロック発
生回路を提供する。 【解決手段】 像担持体上に複数の色の画像を形成する
複数の露光手段と、基準クロックを遅延させて位相の異
なる複数の遅延クロックを生成する遅延部410と、前
記露光手段が前記像担持体上に形成した画像のずれ状態
を検出するずれ検出部420,430と、画像のずれ状
態から各色毎の位相補正量を求め、各色毎にどの位相の
遅延クロックを選択すべきかを決定する遅延クロック切
り替え制御部440と、前記遅延クロック切り替え制御
部での決定結果を受け、前記遅延部からの遅延クロック
を各色毎に選択し、ドットクロックとして前記露光手段
に供給する遅延クロック選択部450と、を備えたこと
を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明はクロック発生回路に
関し、さらに詳しくは、所定時間内の駆動クロックのパ
ルス数が所定数になるように調整するクロック発生回路
に関する。
【0002】
【従来の技術】画像形成装置では、画像データに応じて
変調したレーザビームを主走査方向に走査し、副走査方
向に回転する像担持体上に画像を形成している。この場
合に、ドットクロックと呼ばれる駆動クロックを基準に
して、レーザビームを画像データで変調している。
【0003】したがって、所定のドットクロック数に応
じて、像担持体上に形成される主走査方向における画像
の長さが常に一定になるようにドットクロックを生じる
必要がある。
【0004】また、近年では記録紙上にカラー画像を得
るために像担持体近傍に帯電,露光,現像の各手段を有
するユニットを複数備えて、像担持体の1回転内に像担
持体上にカラートナー像を形成し、一括して記録紙上に
転写を行うカラー画像形成装置が開発されている。ま
た、中間転写体近傍に複数の像担持体を有し、各像担持
体の周囲に帯電,露光,現像,転写手段を備え、各像担
持体上に形成されたトナー像を中間転写体に順次転写し
て行き、中間転写体に担持されたカラートナー像を一括
して転写紙上に転写を行うカラー画像形成装置も開発さ
れている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前者のような画像形成
装置において、主走査を行うポリゴンミラーの回転数の
変動や、光学系の収差などによって、所定のドットクロ
ック数に応じて像担持体上に形成される画像の長さがば
らつく場合がある。
【0006】また、後者のように複数の露光手段を用い
て像担持体上または中間転写体上にカラートナー像を形
成するようなカラー画像形成装置においては、各露光手
段のポリゴンミラーやレンズ等の光学系の特性のばらつ
きによって各露光手段間において像担持体上に形成され
る主走査方向における画像の長さにばらつきを生じ、そ
れが原因となって色ずれが生じる。
【0007】以上のような場合、ドットクロックの立ち
上がりのタイミング(位相)や周波数を微妙に調整でき
ることが好ましい。このような位相や周波数の調整を可
能にする回路として、VCXO(電圧制御型水晶発振
器)やDDS(ディジタルダイレクトシンセサイザ)な
どが知られている。
【0008】このVCXOやDDSは精度の点では問題
がないが、装置が高価になること、独立したデバイスで
あってシステムの1チップ化(集積回路化)に不向きで
ある、などの点から画像形成装置のドットクロックの生
成には適していない。
【0009】本発明は、上記の課題を解決するためにな
されたものであって、その目的は、外付け部品を使わず
一つの集積回路内で、所定時間内に発生するパルス数が
所定数になるようなドットクロックを生成することが可
能なクロック発生回路を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】すなわち、課題を解決す
る手段としての本発明は以下に説明するようなものであ
る。
【0011】(1)所定間隔でパルスを発生させる基準
クロック生成部と、前記基準クロック生成部によって生
成された基準クロックを遅延させて、位相の異なる複数
の遅延クロック群を生成する遅延クロック生成部とを有
し、前記複数の遅延クロックの中から位相の異なる遅延
クロックを順次選択し、この選択されたクロックを合成
することによって所定時間内に発生するパルス数を所定
数にしたクロックを生成する、クロック発生回路であ
る。
【0012】このクロック発生回路では、複数の遅延ク
ロックの中から位相の異なる遅延クロックを順次選択
し、この選択されたクロックを合成することによって所
定時間内に発生するパルス数を所定数にしたクロックを
生成するようにしている。
【0013】すなわち、クロック周波数を微調整して合
わせるのではなく、クロック周波数は変えずに、位相を
細かく変えた遅延クロックを所定時間内に順次選択する
ことで、所定時間内のパルス数を所定数に合わせるよう
にしている。
【0014】この結果、外付け部品を使わず一つの集積
回路内で、所定の時間内に発生するパルス数が所定数に
なるようなドットクロックを生成することが可能にな
る。 (2)所定間隔でパルスを発生させる基準クロック生成
部と、前記基準クロック生成部によって生成された基準
クロックを遅延させて、位相の異なる複数の遅延クロッ
ク群を生成する遅延クロック生成部と、前記遅延クロッ
ク生成部によって生成された複数の遅延クロックからイ
ンデックス信号に同期した遅延クロックを検出する同期
検出部と、前記同期検出部において検出されたクロック
を参照して位相補正量を求め、この位相補正量に基づい
て前記複数の遅延クロックの中から、位相の異なる遅延
クロックを順次選択する切替制御部と、を有し、前記切
替制御部により選択された位相の異なる遅延クロックを
合成することによって所定時間内に発生するパルス数を
所定数にしたクロックを生成する、クロック発生回路で
ある。
【0015】このクロック発生回路では、複数の遅延ク
ロックからインデックス信号に同期した遅延クロックを
検出して位相補正量を求め、この位相補正量に基づい
て、複数の遅延クロックの中から位相の異なる遅延クロ
ックを順次選択するようにしている。
【0016】すなわち、クロック周波数を微調整して合
わせるのではなく、クロック周波数は変えずに、位相を
細かく変えた遅延クロックを、位相補正量に基づいて所
定時間内に順次選択することで、所定時間内のパルス数
を所定数に合わせるようにしている。
【0017】この結果、外付け部品を使わず一つの集積
回路内で、所定の時間内に発生するパルス数が所定数に
なるようなドットクロックを生成することが可能にな
る。 (3)所定間隔でパルスを発生させる基準クロック生成
部と、前記基準クロック生成部によって生成された基準
クロックを遅延させて、位相の異なる複数の遅延クロッ
ク群を生成する遅延クロック生成部と、前記遅延クロッ
ク生成部によって生成された複数の遅延クロックから、
インデックス信号に同期した第1同期ポイント情報及び
第2同期ポイント情報を検出する同期検出部と、前記同
期検出部において検出された第1同期ポイント情報と第
2同期ポイント情報とから遅延クロックの周期段数を求
め、この周期段数に基づいて前記複数の遅延クロックの
中から、位相の異なる遅延クロックを順次選択する切替
制御部と、を有し、前記切替制御部により選択された位
相の異なる遅延クロックを合成することによって所定時
間内に発生するパルス数を所定数にしたクロックを生成
する、クロック発生回路である。
【0018】このクロック発生回路では、第1同期ポイ
ント情報と第2同期ポイント情報とから遅延クロックの
周期段数を求め、この周期段数に基づいて複数の遅延ク
ロックの中から、位相の異なる遅延クロックを順次選択
するようにしている。
【0019】すなわち、クロック周波数を微調整して合
わせるのではなく、クロック周波数は変えずに、位相を
細かく変えた遅延クロックを、遅延クロックの周期段数
に基づいて所定時間内に順次選択することで、所定時間
内のパルス数を所定数に合わせるようにしている。
【0020】この結果、外付け部品を使わず一つの集積
回路内で、所定の時間内に発生するパルス数が所定数に
なるようなドットクロックを生成することが可能にな
る。 (4)所定間隔でパルスを発生させる基準クロック生成
部と、前記基準クロック生成部によって生成された基準
クロックを遅延させて、位相の異なる複数の遅延クロッ
ク群を生成する遅延クロック生成部と、前記遅延クロッ
ク生成部によって生成された複数の遅延クロックから、
第1の入力信号及び第2の入力信号のそれぞれの先端位
置に同期した第1同期クロック及び第2同期クロックを
検出する同期検出部と、前記同期検出部において検出さ
れた第1同期クロックと第2同期クロックを参照し、前
記第1同期クロックと前記第2同期クロックとの先端位
置のずれ量を求め、該ずれ量に基づいて前記複数の遅延
クロックの中から、位相の異なる遅延クロックを順次選
択する切替制御部と、を有し、前記切替制御部により選
択された位相の異なる遅延クロックを合成することによ
って、前記第1入力信号と前記第2入力信号とに基づい
て出力されるクロックの先端位置を同期させ、かつ、所
定時間内に前記第1入力信号と前記第2入力信号とに基
づいて出力されるクロックのパルス数を所定数にする、
クロック発生回路である。
【0021】このクロック発生回路では、第1入力信号
と前記第2入力信号とに基づいて出力されるクロックの
先端位置を同期させ、かつ、所定時間内に前記第1入力
信号と前記第2入力信号とに基づいて出力されるクロッ
クのパルス数を所定数にするようにしている。
【0022】すなわち、少なくとも2つの信号におい
て、クロック周波数を微調整して合わせることなく、先
端位置の同期あわせと、パルス数を所定数にすることを
行っている。
【0023】この結果、外付け部品を使わず一つの集積
回路内において、所定の時間内に発生するパルス数が所
定数になるようなドットクロックを生成することが可能
になる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
クロック発生回路の実施の形態例を詳細に説明する。ま
ず、本発明の一実施の形態例のクロック発生回路を適用
することが可能なカラー画像形成装置の機械的な構成図
である図10を用いて、カラー画像形成装置の全体構成
を説明する。
【0025】なお、本実施の形態例の画像形成装置は、
多色の画像形成装置であり、ここでは、Y(イエロー),
M(マゼンタ),C(シアン),K(黒)の4色のトナーを使
用するカラー画像形成装置を例にする。
【0026】最初に、上ローラ3と下ローラ5と横ロー
ラ7とに巻回された無端ベルト状の像担持体(感光体)1
は、上ローラ3と下ローラ5とにより上下方向に張架さ
れ、図中の矢印I方向に駆動される。
【0027】さらに、像担持体1が下から上へ移動する
面には、像担持体1によって形成された閉空間方向に像
担持体1を押圧し、像担持体1を閉空間方向に案内する
ガイド手段としての押圧ローラ9が設けられている。
【0028】像担持体1が下から上へ移動する面の上部
には、像担持体1に摺接し、像担持体1上の現像剤を除
去するクリーニング手段11が設けられている。クリー
ニング手段11の下方には、クリーニング手段11によ
って除去された現像剤を捕集する捕集手段としての回収
ボックス21が像担持体1に沿って設けられている。
【0029】次に、像担持体1に対して潜像を形成する
潜像形成手段の説明を行なう。本実施の形態例の画像形
成装置は、4色のカラー画像形成装置であるので、各色
に応じて四つの潜像形成手段を有している。
【0030】すなわち、像担持体1に対してレーザ光を
用いてY(イエロー)用の潜像を形成するY光学書き込み
部25と、像担持体1に対してレーザ光を用いてM(マ
ゼンタ)用の潜像を形成するM光学書き込み部27と、
像担持体1に対してレーザ光を用いてC(シアン)用の潜
像を形成するC光学書き込み部31と、像担持体1に対
してレーザ光を用いてK(黒)用の潜像を形成するK光学
書き込み部である。
【0031】次に、現像器の説明を行なう。像担持体1
上に形成された各色の静電潜像を現像する四つの現像器
が設けられている。すなわち、Y光学書き込み部25で
形成された潜像を現像するY現像器42と、M光学書き
込み部27で形成された潜像を現像するM現像器43
と、C光学書き込み部29で形成された潜像を現像する
C現像器45と、K光学書き込み部31で形成された潜
像を現像するK現像器47である。
【0032】また、各色の現像器42,43,45,47
に対応して、像担持体1に電荷を付与する帯電手段の帯
電極が設けられている。すなわち、Y用の帯電極61
と、M用の帯電極63と、C用の帯電極65と、K用の
帯電極67である。さらに、本実施の形態例の各色の帯
電手段は、像担持体1上の帯電電位を制御するグリッド
71,73,75,77を有している。
【0033】81は給紙部で、転写材としての転写紙P
が収納されたカセット83が設けられている。このカセ
ット83の転写紙Pは、搬送ローラ85により搬出さ
れ、搬送ローラ対87,レジストローラ88により挟持
搬送され、転写手段91に給送される。
【0034】転写手段91には、像担持体1と異なる極
性の電位に保たれた転写ローラ92が設けられ、この転
写ローラ92は横ローラ7と協働して像担持体1を挟む
ように設けられている。
【0035】100は熱ローラ対101の挟着により、
転写紙Pに熱,圧力を加え、トナーを転写紙Pに融着さ
せる定着部、110は熱定着を終えた転写紙Pを排紙ト
レイ111まで挟持搬送する搬送ローラ対である。
【0036】また、120は装置外に設けられた給紙部
から搬送された別サイズの転写紙Pが通る給紙路であ
る。次に、上記構成の画像形成装置の全体の動作を説明
する。像担持体1が矢印I方向に駆動されると、帯電極
61及びグリッド71からなるY用の帯電手段により、
像担持体1上は所定の帯電電位となる。
【0037】次に、Y光学書き込み部25により、像担
持体1に静電潜像が形成される。そして、Y現像器42
の現像スリーブ55に担持された現像剤中のトナーがク
ーロン力により像担持体1上に移動し、像担持体1上に
トナー像が形成される。
【0038】これと同様な動作を残りの色、すなわち、
M,C,Kについて行い、像担持体1上のY,M,C,
Kのトナー像を形成する。一方、給紙部81からは、転
写紙Pが、搬送ローラ85,搬送ローラ対87によって
転写手段91に向け給送される。
【0039】給送された転写紙Pは、レジストローラ8
8により、像担持体1上のトナー画像とタイミング調整
した上で、同期して転写手段91に給送され、転写手段
91の転写ローラ92により帯電され、像担持体1上の
現像剤像が転写紙Pに転写される。
【0040】次に、転写紙Pは、定着部100で加熱,
加圧され、トナーが転写紙Pに融着され、搬送ローラ対
110により排紙トレイ111上に排出される。また、
転写が終了した像担持体1上の余剰のトナーは、クリー
ニング手段11のブレード17により除去され、回収ボ
ックス21内に貯留される。
【0041】なお、光学書き込み部の構成は、図9のよ
うになっている。すなわち、回路部480で生成された
信号に基づいて、LD470が発光する。そして、LD
470からのレーザビームは、コリメータレンズ49
1、シリンドリカルレンズ492を通った後にポリゴン
ミラー493で走査され、fθレンズ494、シリンド
リカルレンズ495を通過して像担持体1に書き込まれ
る。なお、ポリゴンミラーで走査されたレーザビームの
一部はインデックスセンサ402に導かれて、タイミン
グが検出される。
【0042】以下、図面を参照して、本発明のクロック
発生回路の実施の形態例を詳細に説明する。 <第1実施例のクロック発生回路の構成>図1は本発明
の第1実施例の電気的な全体構成を示す構成図である。
この図1において、1は画像が形成される像担持体、2
00は後述するドットクロックを発生するための制御手
段としてのCPU、210は像担持体1に形成される所
定の画像からの反射光を読み取ってずれを検出するため
の反射型センサ、250はドットクロックに同期して画
像信号を読み出し、画像信号の信号値に応じたパワーの
レーザビームを像担持体1に対して出力するY露光ユニ
ット、270はドットクロックに同期して画像信号を読
み出し、画像信号の信号値に応じたパワーのレーザビー
ムを像担持体1に対して出力するM露光ユニット、29
0はドットクロックに同期して画像信号を読み出し、画
像信号の信号値に応じたパワーのレーザビームを像担持
体1に対して出力するC露光ユニット、310はドット
クロックに同期して画像信号を読み出し、画像信号の信
号値に応じたパワーのレーザビームを像担持体1に対し
て出力するK露光ユニットである。
【0043】また、図2は上述したY露光ユニット25
0,M露光ユニット270,C露光ユニット290,K
露光ユニット310内の電気的な露光ユニット400の
回路構成を、CPU200などと共に示すブロック図で
ある。なお、この図2では、露光ユニット400を一つ
のみ示すが、実際には同等なものがY・M・C・Kのそ
れぞれに存在しているものとする。
【0044】この図2において、ディレイチェーン部4
10は入力クロック(基準クロック発生部401からの
基準クロック)を遅延させて位相が少しずつ異なる複数
の遅延クロック(図2)を得るための、本発明の遅延
部を構成するディレイ素子群である。ここで、図3に示
すごとく、ディレイチェーン部410は、位相が少しず
つ異なる遅延クロックについて、基準クロックの2周期
分以上にわたって生成できる段数になるようにチェーン
状にディレイ素子が縦続接続されていることが好まし
い。
【0045】なお、基準クロック発生部401は、個々
の露光ユニットにそれぞれ内蔵されていてもよいが、単
一の基準クロック発生部401からそれぞれの露光ユニ
ットに基準クロックを分配してもよい。
【0046】また、インデックスセンサ402はレーザ
ビームの走査における基準位置を検出するものである。
図7はインデックス信号および各ディレイ素子から出力
される遅延クロックを示す。
【0047】同期クロック検出部420はインデックス
センサ402での検出信号を受け、遅延クロック群の中
でインデックス信号に同期している遅延クロックの段番
号(同期ポイント)を検出する検出手段であり、同期ポ
イント情報(図2)を出力する。ここで、同期クロッ
ク検出部420は、遅延クロック群の中で、最初にイン
デックス信号に同期している第1同期ポイント情報SP
1と、2番目にインデックス信号に同期している第2同
期ポイント情報SP2と、を出力できることが好まし
い。
【0048】図7において、第1同期ポイント情報SP
1はディレイ素子DL20の遅延クロックの同期ポイン
ト、第2同期ポイント情報SP2はディレイ素子DL5
0の遅延クロックの同期ポイントを示す。
【0049】画像先端制御部430は同期クロック検出
部420からの同期ポイント情報(図2)を受け、C
PU200からの画像先端ずれ情報(図1,図2)
をもとに補正同期ポイント情報(図2)を出力する。
【0050】遅延クロック切り替え制御部440は、画
像先端制御部430からの補正同期ポイント情報(図2
)と、CPU200からの周波数ずれ情報(図2)
とに基づいて、位相補正量を求め、遅延クロック群の中
からどの位相の遅延クロックを選択すべきかのセレクト
信号(図2)を出力するものである。
【0051】なお、画像先端ずれ情報と周波数ずれ情報
とについては、後述する。遅延クロックセレクト部45
0は遅延クロック切り替え制御部440からのセレクト
信号を受け、遅延クロック群の中から対応する位相の遅
延クロックを選択し、ドットクロックとして出力するも
のである。
【0052】そして、PWM部460はドットクロック
と画像信号とを受けて、レーザダイオード(LD)47
0を駆動するための信号を発生する。LD470からは
画像信号の値に応じてパルス幅変調されたレーザビーム
が、像担持体1に向けて照射される。
【0053】また、図4に示すように、遅延クロック切
り替え制御部440は、周波数ずれ情報に応じた位相補
正量を補正カウント値(カウントロードデータ)として
求める補正量演算部441と、カウントロードデータを
カウントすることで遅延クロックの選択段数を切替える
ためのカウントデータを生成する切替カウンタ442
と、カウントデータと同期ポイント情報とを参照して遅
延クロック群の中からどの位相の遅延クロックを選択す
べきかのセレクト信号を出力するセレクト信号演算部4
43とを有している。なお、切替カウンタ442では、
遅延クロックの切替ポイントを毎ラインごとに切り替え
ることが、切り替えを目立たなくする点で望ましい。
【0054】<ずれ検出の原理>ここで、図5を参照し
てずれ検出の様子について簡単に説明する。露光ユニッ
ト250,270,290,310により所定のパター
ン(ここでは、「フ」字状のパターン)の画像を、像担
持体上の主走査方向先端側に形成する。像担持体上には
実線で示すパターンが形成されているが、本来は破線で
示す基準パターンが形成される予定であったとする。
【0055】ここでは、露光ユニットや各光学系の収差
などにより、主走査方向にdxのずれが発生している。
この場合に、像担持体を副走査方向に移動させつつ、パ
ターンを読み取れる位置に配置された反射型センサ21
0で読み取りを行うことで、「フ」字状のパターンの横
線から斜線までの距離Y’に相当する読み取り時間が得
られる。
【0056】像担持体の副走査方向の移動速度と、実線
と破線間での横線と斜線の読み取り時間差とにより、距
離Y’が得られることで、予めフォトセンサの検出位置
における距離Yoは求めうるため、dy=Y’−Yoによ
り、dyを求めることもできる。
【0057】つぎに、横線と斜線とがなす角度をθとす
ると、dx=dy/tanθで、主走査方向のずれdx
も求められる。
【0058】したがって、Y,M,C,Kの各色につい
て、このような所定のパターンの形成と読み取りとを行
うことで、主走査方向の先端の画像のずれ状態(画像先
端ずれ情報)を検出することが可能になる。
【0059】また、同一副走査位置であって、主走査方
向先端側と主走査方向末端側とに同じ形状の「フ」字状
のパターンを形成し、その間隔を測定することによって
主走査方向の画像の伸び縮みに関するずれ状態(周波数
ずれ情報)を検出することができる。
【0060】そして、CPU200がこのような処理を
行って、画像先端ずれ情報(図1、図2)および周
波数ずれ情報(図1、図2)として露光ユニットに
供給する。
【0061】<クロック発生回路の動作>つぎに、この
第1実施例のクロック発生回路の動作の説明を行う。こ
こでは、Y,M,C,Kの4色の画像形成を行う画像形
成装置に適用した場合を例にして説明を行う。
【0062】なお、この実施の形態例のクロック発生回
路を用いる画像形成装置は、Y露光ユニット250,M
露光ユニット270,C露光ユニット290,K露光ユ
ニット310を備えており、ベルト状の像担持体が1回
転する間に4色の画像を形成する装置や、Y,M,C,
Kの各色毎に露光ユニットと感光体ドラムとを備えてい
て1パスで画像形成を行う装置などが該当する。
【0063】すなわち、複数の露光ユニットを備えてい
て、同一の基準クロックを使用しても色ずれが発生する
可能性のある画像形成装置であれば、このような形式以
外の各種の画像形成装置に適用することが可能である。
【0064】<動作例>まず、図6のタイムチャート
を参照し、ある特定の1色について、周波数ずれ情報を
参照して、ドットクロックとして使用される遅延クロッ
クをある時間毎にシフトさせ、ドットクロックのパルス
数が所定数になるようにすると共に、この所定数のパル
スを発生させる時間が所定時間になるように調整する動
作について説明する。
【0065】前述した所定パターンの形成と読み取りと
によって検出された周波数ずれを示す周波数ずれ情報E
R,基準クロックの周波数から求められるクロック周期
TCのクロック周期情報,主走査方向に形成すべき画素
数PHを示す1ライン画素数情報が、CPU200から
補正量演算部441に与えられる。
【0066】また、同期クロック検出部420からの第
1同期ポイント情報SP1と第2同期ポイント情報SP
2とから、周期段数(基準クロック1周期分の遅延が得
られる遅延素子段数)NSを求める。
【0067】また、CPU200はずれ方向情報をセレ
クト信号演算部443に与えており、主走査方向に伸び
たずれに対しては縮める補正を行うための「−補正」,
主走査方向に縮んだずれに対しては伸ばす補正を行うた
めの「+補正」の情報を与える。ここでは、「−補正」
の場合を例にする。
【0068】前述した所定パターンの形成とその測定に
より、周波数ずれ情報ERおよびずれ方向情報が求めら
れているとする。ここでは、ER=6ns,ずれ方向情
報=「−補正」であり、すなわち、画像が伸びていたた
めに縮ませるように補正することを示していたと仮定す
る。
【0069】まず、同期クロック検出部420がインデ
ックスセンサ402からのインデックス信号の立ち上が
りを参照して、第1同期ポイント情報SP1及び第2同
期ポイント情報SP2を求める。
【0070】前記第1同期ポイント情報SP1はインデ
ックス信号の立ち上がりに同期したディレイチェーン部
410ディレイ素子の段番号を示しており、前記第2同
期ポイント情報SP2は前記第1同期ポイント情報SP
1から基準クロック1周期分遅れたディレイチェーン部
410ディレイ素子の段番号を示している。
【0071】ここでは、SP1=20,SP2=50で
あったとする。なお、この様子を図7に示す。ここで
は、20段目のDL20(図7(c))の遅延クロック
と、このDL20からクロック1周期分遅れた50段目
のDL50(図7(m))の遅延クロックとが、インデ
ックス信号の立ち上がり(図7(a))に同期している
状態を示している。
【0072】つぎに、前記第1同期ポイント情報SP1
と第2同期ポイント情報SP2から、周期段数NSを求
める。ここで、前記周期段数NSは、基準クロック1周
期分の時間が何段のディレイ素子の遅延時間に相当する
かを示している。本実施の形態例では、周期段数NS=
SP2−SP1より、NS=30となる。
【0073】また、1段あたりのディレイ素子の遅延時
間DTを、前記NS及び基準クロックの周期から求め
る。たとえば、基準クロック周期TCが30nsであっ
た場合はNS=30であるので、DT=TC/NSより
DT=1nsとなる。
【0074】1段あたりのディレイ素子の遅延時間は、
集積回路の温度状態や集積回路に供給される電源電圧の
変動などに起因して変動するので、ある場合には1.5
nsになったり、0.5nsになったりすることが考え
られる。しかしながら、基準クロック周期TCは変化し
ないため、周期段数NSを求めることにより、測定時の
1段あたりのディレイ素子の遅延時間を正確に求めるこ
とができる。
【0075】そして、適正な画像信号を得るためには最
終的にディレイ素子何段分ずらすかを示す切替段数NC
を、周波数ずれ情報ER,ずれ方向情報及び遅延時間D
Tから求める。ここでは、ER=6ns,ずれ方向情報
=「−補正」,DT=1nsより、切替段数NC=−6
となる。
【0076】以上の切替段数NCより、適正な画像信号
を得るためには最終的にディレイ素子の段数を6段分進
めればよい。すなわち、インデックス信号の立ち上がり
に同期して最初は50段目のディレイ素子からの遅延ク
ロックをドットクロックとして採用し、その後カウンタ
によりある時間毎にセレクト信号に同期して1走査ライ
ン中において、49段目,48段目,47段目,46段
目,45段目の遅延クロックを順次置き換えてドットク
ロックとして採用していき、最終的には44段目からの
遅延クロックをドットクロックとして採用するようにす
ればよい。
【0077】この様子を図6に示す。図6(f)が最終
的に44段目の遅延クロックをドットクロックとして採
用した様子を示している。
【0078】なお、切替段数NCが周期段数NSより大
きい場合には、セレクト信号を循環させるようにすれば
よい。上述した例で、SP1=20,SP2=50,周
期段数30の場合の「−補正」では、セレクト信号が5
0,49,…,21,20,となった時点で、セレクト
信号の20とセレクト信号の50とは等しい位相である
ので、次は49,48,…とすればよい。すなわち、5
0,49,…,21,20(=50),49,48…,
となる。また、「+補正」においても同様にセレクト信
号を循環させるようにすればよい。
【0079】このようなセレクト信号を受けた遅延クロ
ックセレクト部450では、ディレイチェーン部410
からの遅延クロック群の中から、50段目,49段目,
48段目,47段目,…のように遅延クロックの選択を
行って、ドットクロックとして露光ユニットに供給する
(図6(g))。
【0080】この場合には遅延クロック群の中から、5
0段目,49段目,48段目,47段目,…と選択する
ことで、最初はインデックス信号に同期した遅延クロッ
ク(50段目の遅延クロック)が得られ、その後切替カ
ウンタ442でカウントアップされるたびに1ライン内
で定期的に徐々に遅延の少ない(位相が進んだ)遅延ク
ロック(49段目,48段目,47段目,…)が得られ
る(図6(f))。この結果、「−補正」が実現され、
最終的に主走査方向に伸びているずれを6nsだけ縮め
るような補正が実行される。
【0081】また、「+補正」の場合には、第1同期ポ
イント情報SP1を初期値として、遅延クロック群の中
から、20段目,21段目,22段目,23段目,…と
選択することで、最初はインデックス信号に同期した遅
延クロック(20段目の遅延クロック)が得られ、徐々
に遅延の多い(位相が遅れた)遅延クロック(21段
目,22段目,23段目,…)が得られる。この結果、
「+補正」が実現され、最終的に1ライン内で主走査方
向に縮んでいるずれを伸ばすような補正が実行される。
【0082】すなわち、ずれ情報を参照して、基準クロ
ックのパルスをある時間毎にシフトさせ、パルス数が1
ライン内で所定数になるようにすると共に、この所定数
のパルスを発生させる時間が所定時間になるような調整
が行える。
【0083】なお、以上の動作を行う際に、V_VAL
IDがアクティブである期間中は、H_VALIDにか
かわらず、前記切替カウンタ442を動作させつづける
ようにする。このようにすることで、各水平ラインでラ
ンダムな位置で上述した切替えが行われるようになり、
画像においてドットクロックの切替えが目立たなくな
る。
【0084】<動作例>つぎに、図8のタイムチャー
トを参照し、Y,M,C,Kの4色について、周波数ず
れ情報を参照して、遅延クロックのパルスをある時間毎
にシフトさせ、パルス数が所定数になるようにすると共
に、この所定数のパルスを発生させる時間が所定時間に
なるように調整する動作について説明する。
【0085】また、この動作例では、具体的数値を用い
て説明を行う。なお、ここでは、Yの画像を基準にし
て、Yに対するMCKの相対的なずれ(ERym,ERy
c,ERyk)を検出し、M,C,KをYに合わせるよう
な補正を行う場合を例にして説明する。
【0086】ここで、 主走査方向の1ライン画素数PH=4720, ディレイチェーン部410の遅延段数=256, クロック周波数=33MHz, クロック周期TC=30ns, 1段の遅延時間DT=1ns(0.5ns〜2.0n
s), 周期段数NS=30, Y露光ユニット61でのSP1y=10,SP2y=4
0, M露光ユニット62でのSP1m=20,SP2m=5
0,ERym=+7ns, C露光ユニット63でのSP1c=15,SP2c=4
5,ERyc=−4ns, K露光ユニット64でのSP1k=25,SP2k=5
5,ERyk=+2ns, であるとする。
【0087】この場合、Mの補正は−7ns,Cの補正
は+4ns,Kの補正は−2nsにする必要がある。そ
こで、上述した動作例にあるような切替段数(切替段
数NCm,切替段数NCc,切替段数NCk)を求め、カ
ウント結果に従ってセレクト信号演算部443がM,
C,Kそれぞれのセレクト信号を生成する。なお、Yに
ついては、M,C,Kの基準であるので、セレクト信号
は固定でよい。
【0088】このようなセレクト信号を受けた遅延クロ
ックセレクト部450では、Yについて、ディレイチェ
ーン部410からの遅延クロック群の中から、40段目
の遅延クロックを選択して、ドットクロックとしてY露
光ユニット61に供給する(図8(c))。
【0089】また、遅延クロックセレクト部450は、
Mについて、ディレイチェーン部410からの遅延クロ
ック群の中から、50段目,49段目,48段目,47
段目,…,43のように遅延クロックの選択を切替カウ
ンタ442のカウントアップ毎に行って、ドットクロッ
クとしてM露光ユニット62に供給する(図8
(d))。これにより、トータルで−7nsの補正が実
行される。
【0090】また、遅延クロックセレクト部450は、
Cについて、ディレイチェーン部410からの遅延クロ
ック群の中から、45段目,46段目,47段目,48
段目のように遅延クロックの選択を切替カウンタ442
のカウントアップ毎に行って、ドットクロックとしてC
露光ユニット63に供給する(図8(e))。これによ
り、トータルで+4nsの補正が実行される。
【0091】また、遅延クロックセレクト部450は、
Kについて、ディレイチェーン部410からの遅延クロ
ック群の中から、55段目,54段目のように遅延クロ
ックの選択を切替カウンタ442のカウントアップ毎に
行って、ドットクロックとしてK露光ユニット64に供
給する(図8(f))。これにより、トータルで−2n
sの補正が実行される。
【0092】なお、以上の場合のセレクト信号によるデ
ィレイ素子の切替え段数NCは、以下の(1)式で表せ
る。 NC=ER/(TC/NS) …(1)
【0093】このような処理により、Y,M,C,Kの
主走査方向のずれが解消され、色ずれのない画像が形成
されるようになる。また、切替カウンタ442を動作さ
せ続けるようにすることで、各水平ラインでランダムな
位置で上述した切替えが行われるようになり、画像にお
いてドットクロックの切替えが目立たなくなる。
【0094】
【発明の効果】以上詳細に説明してきたように、本発明
によれば以下に述べるようなそれぞれの効果が得られ
る。
【0095】(1)請求項1記載の発明では、複数の遅
延クロックの中から位相の異なる遅延クロックを順次選
択し、この選択されたクロックを合成することによって
所定時間内に発生するパルス数を所定数にしたクロック
を生成するようにしている。
【0096】すなわち、クロック周波数を微調整して合
わせるのではなく、クロック周波数は変えずに、位相を
細かく変えた遅延クロックを所定時間内に順次選択する
ことで、所定時間内のパルス数を所定数に合わせるよう
にしている。
【0097】この結果、外付け部品を使わず一つの集積
回路内において、所定の時間内に発生するパルス数が所
定数になるようなドットクロックを生成することが可能
になる。
【0098】(2)請求項2記載の発明は、複数の遅延
クロックから所望の入力信号の先端位置に同期した遅延
クロックを検出して位相補正量を求め、この位相補正量
に基づいて、複数の遅延クロックの中から位相の異なる
遅延クロックを順次選択するようにしている。
【0099】すなわち、クロック周波数を微調整して合
わせるのではなく、クロック周波数は変えずに、位相を
細かく変えた遅延クロックを、位相補正量に基づいて所
定時間内に順次選択することで、所定時間内のパルス数
を所定数に合わせるようにしている。
【0100】この結果、外付け部品を使わず一つの集積
回路内において、所定の時間内に発生するパルス数が所
定数になるようなドットクロックを生成することが可能
になる。
【0101】(3)請求項3記載の発明では、第1同期
ポイント情報と第2同期ポイント情報とから遅延クロッ
クの周期段数を求め、この周期段数に基づいて複数の遅
延クロックの中から、位相の異なる遅延クロックを順次
選択するようにしている。
【0102】すなわち、クロック周波数を微調整して合
わせるのではなく、クロック周波数は変えずに、位相を
細かく変えた遅延クロックを、遅延クロックの周期段数
に基づいて所定時間内に順次選択することで、所定時間
内のパルス数を所定数に合わせるようにしている。
【0103】この結果、外付け部品を使わず一つの集積
回路内において、所定の時間内に発生するパルス数が所
定数になるようなドットクロックを生成することが可能
になる。
【0104】(4)請求項4記載の発明では、少なくと
も2色のずれ状態に応じて複数の遅延クロックの中から
位相の異なる遅延クロックを順次選択し、この選択され
たクロックを合成することによって所定時間内に発生す
るパルス数を所定数であって色ずれのない信号を生成す
るようにしている。
【0105】すなわち、各色毎にクロック周波数を微調
整して合わせるのではなく、クロック周波数は変えず
に、位相を細かく変えた遅延クロックを所定時間内に順
次選択することで、所定時間内のパルス数を所定数に合
わせると共に色ずれを防止するようにしている。
【0106】この結果、外付け部品を使わず一つの集積
回路内において、所定の時間内に発生するパルス数が所
定数になるようなドットクロックを生成することが可能
になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例のクロック発生回路の電気
的構成を示す構成図である。
【図2】本発明の第1実施例のクロック発生回路の主要
部の電気的構成を示す構成図である。
【図3】本発明の第1実施例のクロック発生回路におい
て複数の遅延クロックを発生するために従属接続された
ディレイ素子群を示す模式図である。
【図4】本発明の第1実施例のクロック発生回路の主要
部の構成を示す構成図である。
【図5】ずれ検出の様子を示す説明図である。
【図6】本発明の第1実施例のクロック発生回路の動作
状態を説明するタイムチャートである。
【図7】本発明の第1実施例のクロック発生回路でのイ
ンデックス信号と遅延クロックとの同期状態を説明する
タイムチャートである。
【図8】本発明の第1実施例のクロック発生回路の動作
状態を説明するタイムチャートである。
【図9】本発明の第1実施例の信号発生回路に使用され
る光学系の機械構成を示す斜視図である。
【図10】本発明の第1実施例のクロック発生回路を適
用する画像形成装置の機械的構成を示す構成図である。
【符号の説明】
200 CPU 210 反射型センサ 250,270,290,310 露光ユニット 400 露光ユニットの電気的構成 401 基準クロック発生部 402 インデックスセンサ 410 ディレイチェーン部 420 同期クロック検出部 430 画像先端制御部 440 遅延クロック切り替え制御部 450 遅延クロックセレクト部 460 PWM部 470 レーザダイオード

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定間隔でパルスを発生させる基準クロ
    ック生成部と、 前記基準クロック生成部によって生成された基準クロッ
    クを遅延させて、位相の異なる複数の遅延クロック群を
    生成する遅延クロック生成部とを有し、 前記複数の遅延クロックの中から位相の異なる遅延クロ
    ックを順次選択し、この選択されたクロックを合成する
    ことによって所定時間内に発生するパルス数を所定数に
    したクロックを生成する、ことを特徴とするクロック発
    生回路。
  2. 【請求項2】 所定間隔でパルスを発生させる基準クロ
    ック生成部と、 前記基準クロック生成部によって生成された基準クロッ
    クを遅延させて、位相の異なる複数の遅延クロック群を
    生成する遅延クロック生成部と、 前記遅延クロック生成部によって生成された複数の遅延
    クロックからインデックス信号に同期した遅延クロック
    を検出する同期検出部と、 前記同期検出部において検出されたクロックを参照して
    位相補正量を求め、この位相補正量に基づいて前記複数
    の遅延クロックの中から、位相の異なる遅延クロックを
    順次選択する切替制御部と、を有し、 前記切替制御部により選択された位相の異なる遅延クロ
    ックを合成することによって所定時間内に発生するパル
    ス数を所定数にしたクロックを生成する、ことを特徴と
    するクロック発生回路。
  3. 【請求項3】 所定間隔でパルスを発生させる基準クロ
    ック生成部と、 前記基準クロック生成部によって生成された基準クロッ
    クを遅延させて、位相の異なる複数の遅延クロック群を
    生成する遅延クロック生成部と、 前記遅延クロック生成部によって生成された複数の遅延
    クロックから、インデックス信号に同期した第1同期ポ
    イント情報及び第2同期ポイント情報を検出する同期検
    出部と、 前記同期検出部において検出された第1同期ポイント情
    報と第2同期ポイント情報とから遅延クロックの周期段
    数を求め、この周期段数に基づいて前記複数の遅延クロ
    ックの中から、位相の異なる遅延クロックを順次選択す
    る切替制御部と、を有し、 前記切替制御部により選択された位相の異なる遅延クロ
    ックを合成することによって所定時間内に発生するパル
    ス数を所定数にしたクロックを生成する、ことを特徴と
    するクロック発生回路。
  4. 【請求項4】 所定間隔でパルスを発生させる基準クロ
    ック生成部と、 前記基準クロック生成部によって生成された基準クロッ
    クを遅延させて、位相の異なる複数の遅延クロック群を
    生成する遅延クロック生成部と、 前記遅延クロック生成部によって生成された複数の遅延
    クロックから、第1の入力信号及び第2の入力信号のそ
    れぞれの先端位置に同期した第1同期クロック及び第2
    同期クロックを検出する同期検出部と、 前記同期検出部において検出された第1同期クロックと
    第2同期クロックを参照し、前記第1同期クロックと前
    記第2同期クロックとの先端位置のずれ量を求め、該ず
    れ量に基づいて前記複数の遅延クロックの中から、位相
    の異なる遅延クロックを順次選択する切替制御部と、を
    有し、 前記切替制御部により選択された位相の異なる遅延クロ
    ックを合成することによって、前記第1入力信号と前記
    第2入力信号とに基づいて出力されるクロックの先端位
    置を同期させ、かつ、所定時間内に前記第1入力信号と
    前記第2入力信号とに基づいて出力されるクロックのパ
    ルス数を所定数にする、ことを特徴とするクロック発生
    回路。
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