JP2005297392A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 両面画像形成あるいはカラー画像形成の際に、主走査方向露光開始位置や主走査倍率について操作者が任意に調整可能な画像形成装置を実現する。
【解決手段】 画像形成する画素の基準となるドットクロックを生成するクロック生成手段と、前記クロック生成手段から出力されるドットクロックを基準として、画像データに応じた主走査方向の1ラインの画像形成を行うと共に、主走査方向の1ライン毎の画像形成を副走査方向に繰り返して1頁分の画像形成を行う画像形成手段と、各種操作や入力を受け付ける操作入力手段と、画像形成を制御する制御手段と、を有し、記録紙の両面に画像形成を行う画像形成装置であって、前記制御手段は、前記操作入力手段から入力された指示を受けて、前記クロック生成手段が生成するドットクロックを調整し、記録紙の両面について画像形成する際の主走査方向の露光開始位置を設定する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、画像形成する画素の基準となるドットクロックを基準として、画像データに応じた主走査方向の1ラインの画像形成を行うと共に、主走査方向の1ライン毎の画像形成を副走査方向に繰り返して1頁分の画像形成を行う画像形成装置に関する。
画像形成装置として、画像データに応じた主走査方向の1ラインの画像形成を行うと共に、主走査方向の1ライン毎の画像形成を副走査方向に繰り返して1頁分の画像形成を行うものが知られている。
この画像データに応じた主走査方向の画像形成は、形成する画素の基準となるクロック信号(以下、本願明細書では、「ドットクロック」と呼ぶ)を基準として位置決めがなされている。
その一例として、電子写真方式の画像形成装置では、画像データに応じて変調したレーザビームを主走査方向に走査し、これと並行して、副走査方向に回転する像担持体上に、前記レーザビームによって画像を形成している。
この場合に、ドットクロックと呼ばれるクロック信号(画素クロック)を基準にして、レーザビームを画像データで変調するようにしている。
なお、このようにレーザビームを用いる画像形成装置の中核をなす書き込みユニットの構成について、図13に基づいて説明する。
書き込みユニット回路部200にてドットクロックに基づいて生成(画像データに応じて変調)されたレーザ駆動用信号に基づいて、レーザダイオード(LD)260が発光してレーザビームを発生する。
そして、LD260からのレーザビームは、コリメータレンズ261、シリンドリカルレンズ262を通った後に、所定の回転速度で回転するポリゴンミラー263により主走査方向に走査される。
ポリゴンミラー263で走査されたレーザビームは、fθレンズ264により等速で走査するように調整される。さらに、シリンドリカルレンズ265を通過して感光体ドラム10に書き込まれる。
そして、この主走査を行いつつ、感光体ドラム(像担持体)10を回転させることで副走査を行う。すなわち、主走査を副走査方向に繰り返すことで、1頁分の画像形成を実行している。
なお、ポリゴンミラーで走査されたレーザビームの一部はインデックスセンサ266に導かれて、タイミングが検出される。
このような主走査方向の画像形成を副走査方向に繰り返して1頁分の画像形成を行う画像形成装置においては、各種レンズ系のパワー特性や取り付け精度、各種ミラーの平面性や取り付け精度、被画像形成媒体(像担持体)である感光体ドラムの平面性や取り付け精度、および、それらの個体差などにより、主走査倍率(主走査方向における倍率)が所期の倍率と異なる場合がある。すなわち、主走査方向においてズレが生じる場合がある。
このような主走査倍率を調整(主走査方向のズレを解消)するため、ドットクロックの周波数を変更する発明は、たとえば、以下の特許文献1に記載されている。
また、上述した画像形成装置をカラー画像が形成可能なように、複数の書き込みユニットを設ける場合がある。この場合には、各書き込みユニット間で、主走査のズレが生じると、良好なカラー画像を形成することができなくなる。
このような主走査方向のズレを解消するため、ドットクロックの周波数を各色毎に変更する必要があった。この種の技術としては、たとえば、以下の特許文献2に記載されている。
なお、問題となるズレとしては、主走査倍率だけでなく、主走査方向の露光開始位置のズレなども存在している。
特開2000−199868号公報(第4頁、図7) 特開2002−202648号公報(第13頁、図1)
本件出願の発明者らが鋭意検討を重ねた結果、以上の特許文献に記載された手法で主走査倍率を合わせるように調整したとしても、以下に述べるような問題があることを見いだした。
ズレが発生する原因は、上述した各種レンズ系のパワー特性や取り付け精度、各種ミラーの平面性や取り付け精度、被画像形成媒体(像担持体)である感光体ドラムの平面性や取り付け精度、および、それらの個体差などであるが、このズレを発生させないように精度良く製造し取り付けようとすると、膨大なコストが必要とされる。
さらに、このズレは、カラー画像を形成した場合には、各色で異なる割合で発生した場合には、色ずれとして顕著に現れ、大きな問題となる。また、画像形成装置が記録紙の両面に画像形成可能な装置である場合には、表面と裏面とで合わせなければ、ユーザはズレとして認識する場合がある。すなわち、表裏に画像形成された記録紙を透かしてみた場合に、表裏でズレが生じている場合である。
そして、出荷時などに以上の各種調整をすることは可能であるが、出荷後、すなわち、使用者の手元に画像形成装置が存在している状態で、任意に調整する手法は存在していないという、大きな問題が存在していた。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであって、その目的は、両面画像形成あるいはカラー画像形成の際に、主走査方向露光開始位置や主走査倍率について操作者が任意に調整可能な画像形成装置を実現することにある。
すなわち、課題を解決する手段としての本発明は以下に説明するようなものである。
(1)請求項1記載の発明は、画像形成する画素の基準となるドットクロックを生成するクロック生成手段と、前記クロック生成手段から出力されるドットクロックを基準として、画像データに応じた主走査方向の1ラインの画像形成を行うと共に、主走査方向の1ライン毎の画像形成を副走査方向に繰り返して1頁分の画像形成を行う画像形成手段と、各種操作や入力を受け付ける操作入力手段と、画像形成を制御する制御手段と、を有し、記録紙の両面に画像形成を行う画像形成装置であって、前記制御手段は、前記操作入力手段から入力された指示を受けて、前記クロック生成手段が生成するドットクロックを調整し、記録紙の両面について画像形成する際の主走査方向の露光開始位置を設定する、ことを特徴とする画像形成装置である。
(2)請求項2記載の発明は、画像形成する画素の基準となるドットクロックを生成するクロック生成手段と、前記クロック生成手段から出力されるドットクロックを基準として、画像データに応じた主走査方向の1ラインの画像形成を行うと共に、主走査方向の1ライン毎の画像形成を副走査方向に繰り返して1頁分の画像形成を行う画像形成手段と、各種操作や入力を受け付ける操作入力手段と、画像形成を制御する制御手段と、を有し、記録紙の両面に画像形成を行う画像形成装置であって、前記制御手段は、前記操作入力手段から入力された指示を受けて、前記クロック生成手段が生成するドットクロックを調整し、記録紙の両面について画像形成する際の主走査倍率を設定する、ことを特徴とする画像形成装置である。
(3)請求項3記載の発明は、画像形成する画素の基準となるドットクロックを生成するクロック生成手段と、前記クロック生成手段から出力されるドットクロックを基準として、画像データに応じた主走査方向の1ラインの画像形成を行うと共に、主走査方向の1ライン毎の画像形成を副走査方向に繰り返して1頁分の画像形成を、複数色で行う画像形成手段と、各種操作や入力を受け付ける操作入力手段と、画像形成を制御する制御手段と、を有し、複数色の画像形成を行う画像形成装置であって、前記制御手段は、前記操作入力手段から入力された指示を受けて、前記クロック生成手段が生成するドットクロックを調整し、複数色で画像形成する際の各色の主走査方向の露光開始位置を設定する、ことを特徴とする画像形成装置である。
(4)請求項4記載の発明は、画像形成する画素の基準となるドットクロックを生成するクロック生成手段と、前記クロック生成手段から出力されるドットクロックを基準として、画像データに応じた主走査方向の1ラインの画像形成を行うと共に、主走査方向の1ライン毎の画像形成を副走査方向に繰り返して1頁分の画像形成を、複数色で行う画像形成手段と、各種操作や入力を受け付ける操作入力手段と、画像形成を制御する制御手段と、を有し、複数色の画像形成を行う画像形成装置であって、前記制御手段は、前記操作入力手段から入力された指示を受けて、前記クロック生成手段が生成するドットクロックを調整し、複数色で画像形成する際の主走査倍率を設定する、ことを特徴とする画像形成装置である。
(5)請求項5記載の発明は、前記画像形成装置は、調整確認用のテストパターンの画像形成をする機能を有する、ことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の画像形成装置である。
(6)請求項6記載の発明は、前記クロック生成手段は、所定の周波数の基本クロックを発生する基本クロック発生部と、前記基本クロック発生部によって発生された前記基本クロックの周波数を変更可能な周波数変更部と、を有し、前記周波数変更部は、前記基本クロックをディジタル的に遅延させて遅延クロックを生成するディレイラインを有し、前記制御手段は、前記ディレイラインの中から所定の遅延クロックを選択することにより、主走査方向における1ラインの走査途中で、前記ドットクロックの周波数を変更する、ことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の画像形成装置である。
以上、説明したように、本発明によれば、以下のような効果が得られる。
(1)請求項1記載の発明では、ドットクロックを基準として、画像データに応じた主走査方向の1ラインの画像形成を行うと共に、主走査方向の1ライン毎の画像形成を副走査方向に繰り返して1頁分の画像形成を行う際に、操作入力手段から入力された指示を受けて、クロック生成手段が生成するドットクロックを調整し、記録紙の両面について画像形成する際の主走査方向の露光開始位置を設定するように制御している。
これにより、両面画像形成の際の主走査方向露光開始位置について、出荷時などに調整をするだけではなく、出荷後、すなわち、使用者の手元に画像形成装置が存在している状態であっても、任意に調整することが可能になる。
(2)請求項2記載の発明では、ドットクロックを基準として、画像データに応じた主走査方向の1ラインの画像形成を行うと共に、主走査方向の1ライン毎の画像形成を副走査方向に繰り返して1頁分の画像形成を行う際に、操作入力手段から入力された指示を受けて、クロック生成手段が生成するドットクロックを調整し、記録紙の両面について画像形成する際の主走査倍率を設定するように制御している。
これにより、両面画像形成の際の主走査倍率について、出荷時などに調整をするだけではなく、出荷後、すなわち、使用者の手元に画像形成装置が存在している状態であっても、任意に調整することが可能になる。
(3)請求項3記載の発明では、ドットクロックを基準として、画像データに応じた主走査方向の1ラインの画像形成を行うと共に、主走査方向の1ライン毎の画像形成を副走査方向に繰り返して1頁分の画像形成を行う際に、操作入力手段から入力された指示を受けて、クロック生成手段が生成するドットクロックを調整し、複数色で画像形成する際の各色の主走査方向の露光開始位置を設定するように制御している。
これにより、複数色画像形成の際の主走査方向露光開始位置について、出荷時などに調整をするだけではなく、出荷後、すなわち、使用者の手元に画像形成装置が存在している状態であっても、任意に調整することが可能になる。
(4)請求項4記載の発明では、ドットクロックを基準として、画像データに応じた主走査方向の1ラインの画像形成を行うと共に、主走査方向の1ライン毎の画像形成を副走査方向に繰り返して1頁分の画像形成を行う際に、操作入力手段から入力された指示を受けて、クロック生成手段が生成するドットクロックを調整し、複数色で画像形成する際の主走査倍率を設定するように制御している。
これにより、複数色画像形成の際の主走査倍率について、出荷時などに調整をするだけではなく、出荷後、すなわち、使用者の手元に画像形成装置が存在している状態であっても、任意に調整することが可能になる。
(5)請求項5記載の発明では、上記(1)〜(4)の画像形成装置で、それぞれの調整確認用のテストパターンの画像形成をする機能を有するように構成している。画像形成装置の使用者はテストパターンを出力して確認することで、操作入力手段に入力すべき適切な指示を知ることが可能になる。
これにより、複数色や両面の画像形成の際の主走査方向露光開始位置や主走査倍率について、出荷時などに調整をするだけではなく、出荷後、すなわち、使用者の手元に画像形成装置が存在している状態であっても、適切な指示を与えて、任意に調整することが可能になる。
(6)請求項6記載の発明では、基本クロックをディジタル的に遅延させて遅延クロックを生成するディレイラインを有しており、ディレイラインの中から所定の遅延クロックを選択することにより、主走査方向における1ラインの走査途中で、前記ドットクロックの周波数を変更するように制御している。
すなわち、ディレイラインで遅延された遅延クロックから所望のものを選択することで、任意のタイミングでドットクロックの位相や周波数を任意に変更可能にしているため、複数色や両面の画像形成の際の主走査方向露光開始位置や主走査倍率について、出荷時などに調整をするだけではなく、出荷後、すなわち、使用者の手元に画像形成装置が存在している状態であっても、適切な指示に応じて、任意の状態に調整することが可能になる。
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態(実施形態)を詳細に説明する。
なお、本発明において、ドットクロックの周波数を変更するとは、ドットクロックに応じて形成される画素位置を変更するために、ドットクロックの立ち上がりタイミングもしくは立ち下がりタイミングを1ラインの走査途中や画像形成面や画像形成色毎などの所望のタイミングに変更することを意味している。このドットクロックの周波数変更は、任意のタイミングでドットクロックの周波数を変更あるいは切り替える手法と、同一周波数でタイミング(位相)の異なる複数のドットクロックの中から選択することでタイミングが変化するドットクロックを生成する手法とが存在している。
なお、以下の実施形態では、同一周波数でタイミング(位相)の異なる複数のドットクロックを選択してタイミングの変化するドットクロックを生成する手法を用いた場合を具体例にして説明を行うことにする。
〈第1の実施形態〉
まず、ここで、第1の実施形態が適用される画像形成装置の全体構成を先に説明する。
画像形成装置では、画像データに応じて変調したレーザビームを主走査方向に走査し、副走査方向に回転する像担持体上に画像を形成している。この場合に、ドットクロックと呼ばれる画素クロックを基準にして、レーザビームを画像データで変調している。
図9は本実施形態の画像形成装置のプリントエンジンの機械的構成を示す構成図である。このプリントエンジンが、クロック生成手段から出力されるドットクロックを基準として、画像データに応じた主走査方向の1ラインの画像形成を行うと共に、主走査方向の1ライン毎の画像形成を副走査方向に繰り返して、1頁分の画像形成を行う画像形成手段を構成している。
この図9においては、両面の画像形成が可能な画像形成装置を具体例にする。なお、この両面画像形成が可能な画像形成装置は、片面のみの画像形成を行うことも可能に構成されている。
ここで、10はトナー像が形成される像担持体としての感光体ドラム、11は感光体ドラム10に所定の電位を与える帯電極である。20は感光体ドラム10の表面に画像情報に応じてレーザビームを走査することで静電潜像を形成せしめるための書き込みユニットである。
30は感光体ドラム10の表面に形成された静電潜像を現像剤(トナー)で現像してトナー像を形成せしめるための現像器である。40は感光体ドラム10のトナー像を記録紙に転写すると共に、該記録紙を感光体ドラム10から分離するための転写分離極である。なお、クリーニング部などは省略してある。
50は記録紙が蓄積されている給紙部であり、給紙カセット51と給紙部カセット52とがここでは示されている。なお、給紙カセットの段数はこの例に限定されるものではない。
61〜68は搬送ローラあるいは通路切り替え手段などの搬送手段である。61は給紙カセットから記録紙を送り出す給紙ローラ、62は給紙カセット50(51あるいは52)からの記録紙が通る搬送路、63aと63bとは画像形成のタイミングに合わせて記録紙を送り出すレジストローラ、65は記録紙の排出と循環とを切り替える通路切り替え手段、66a・66b〜68a・68bは記録紙の表裏を反転させる反転ローラ、69a・69bは記録紙を装置外に排出するための排紙ローラである。
70は記録紙上のトナー像を熱と圧力とにより固着(熱定着)させる定着ユニットであり、熱ローラ71(あるいは72)と圧着ローラ72(あるいは71)とにより記録紙を挟持搬送しつつトナー像の定着を行う。
以下、図面を参照して、本発明の画像形成装置の第1の実施形態を詳細に説明する。なお、ここでは、図13と図9とに示した画像形成装置を具体例にして説明を行うものとする。
以下、本発明の画像形成装置の第1の実施形態を、図1に基づいて詳細に説明する。この図1では、画像形成装置全体を制御する制御手段としてのCPU101、操作入力がなされる操作入力手段としての操作入力部102、書き込みユニット回路部200、露光を行うLD260、インデックスセンサ266、を示している。
ここで書き込みユニット20の書き込みユニット回路部200は、感光体ドラム10(図9参照)の表面に画像データに応じてレーザビームを走査することで静電潜像を形成せしめる。
また、この図1において、書き込みユニット回路部200は、本第1の実施形態の特徴となるクロック生成手段としてのドットクロック調整部210と、画像処理を行う画像処理部220と、調整確認用のテストパターンのデータが格納された記憶手段としてのROM221と、画像処理結果に基づいてドットクロックに従ってLD駆動信号を生成するLD駆動部230とを有している。
以下、ドットクロック調整部210の構成と動作とを順に説明する。なお、ドットクロック調整部210は、請求項におけるクロック生成手段である。また、ドットクロック調整部210は、基本クロックを発生するクロック発生部211と、クロック発生部211によって発生された基本クロックの周波数を変更可能な周波数変更部212とから構成されている。ここで、周波数変更部212は、ドットクロックに応じて形成される画素位置を変更するために、ドットクロックの立ち上がりタイミングもしくは立ち下がりタイミングもしくは周波数を、を1ラインの走査途中や画像形成面や画像形成色毎などの所望のタイミングに変更する。なお、この実施形態では、周波数変更部212は、「ディジタルディレイ式ドットクロック調整手段」で構成された場合を示しており、以下の(A),(B),(C),(D)により構成されている。
(A)遅延信号生成:
ディレイチェーン部213は入力信号(クロック発生部211からの基本クロック)を遅延させて位相が少しずつ異なる複数の遅延信号(遅延信号群:図1(i))を得るためのディレイ素子群である。
ここで、ディレイチェーン部213は、位相が少しずつ異なる遅延信号について、基本クロックの2周期分にわたって生成できる段数になるようにチェーン状にディレイ素子が縦続接続されていることが好ましい。
なお、クロック発生部211は、カラー画像形成装置の場合には、YMCK各色のクロック発生回路にそれぞれ内蔵されていてもよいが、単一のクロック発生部211から各色それぞれのクロック発生回路に基本クロックを分配してもよい。
また、インデックスセンサ266は、図13に既に示したように、レーザビームの走査における基準位置の露光タイミングを検出し、そのタイミングを示すインデックス信号を生成する。
(B)同期検出:
同期検出部214はインデックスセンサ266で生成されたインデックス信号を受け、遅延信号群(図1(i))の中でインデックス信号に同期している遅延信号の段数(同期ポイント)を検出する検出手段であり、同期ポイント情報(図1(ii))を出力する。
ここで、同期検出部214は、遅延信号群(図1(i))の中で、最初にインデックス信号に同期している第1同期ポイント情報SP1と、2番目にインデックス信号に同期している第2同期ポイント情報SP2と、を出力できることが好ましい。
ディレイチェーン部213からの複数の遅延信号は、温度変化などの影響によって遅延時間に大きく変動が生じている可能性があるため、このようにして、所定の変動しない時間(インデックス信号から次のインデックス信号までの間)に、どれだけの遅延信号が含まれているかを検出しておく。これにより、遅延信号群の1段あたりの遅延時間を逆算することができる。
(C)選択制御:
選択制御部215は、同期検出部214からの同期ポイント情報(図1(ii))と、CPU101からの周波数ズレ情報(図1(iii))とに基づいて、同期補正量を求め、遅延信号群(図1(i))の中からどの位相の遅延信号を選択すべきかのセレクト信号(図1(iv))を出力するものである。なお、周波数ズレ情報については、後述する。
(D)選択:
選択部216は選択制御部215からのセレクト信号(図1(iv))を受け、遅延信号群(図1(i))の中から対応する位相の遅延信号を選択し、選択された遅延信号を立ち上がりおよび立ち下がりとすることで矩形波を生成し、その矩形波をドットクロック(図1(v))として出力するものである。
このようにして、ドットクロックを生成する際の立ち上がりと立ち下がりとを選択されたタイミングの遅延信号とすることで、ドットクロックの周期をわずかに増加もしくは減少させている。これにより、次の(i)〜(ii)が実現可能になる。
(i)露光開始位置でのドットクロックの位置(位相あるいはタイミング)を適宜選択することで、記録紙の両面について画像形成する際の主走査方向の露光開始位置を設定する。
(ii)所定時間内に発生するパルス数を所定数にした信号を生成することで、主走査1ラインの長さを揃え、始端〜終端間の長さ(主走査倍率)を一定にする。
すなわち、クロック発生部211で発振して生成する基本クロックの発振周波数を微調整して合わせるのではなく、クロック周波数自体は変えずに、位相(ドットクロックのパルスの位置もしくはタイミング)を細かく徐々に変えた遅延信号を所定時間内に順次選択することで、以上の(ii)だけではなく、従来は不可能であった(i)をも実現している。
〈ドットクロック調整のためのズレ検出の原理(1)〉
ここで、図2のフローチャートと、図3以降の説明図とを参照して、第1の実施形態におけるズレ検出の様子について簡単に説明する。なお、本実施形態で、ズレ検出とは、両面画像形成時の、主走査方向露光開始位置のズレ、主走査倍率のズレ、を検出することを意味している。
まず、操作入力部102にズレ検出モードの動作開始の入力があった場合、CPU101は以下のような制御を行う。すなわち、CPU101のズレ検出の制御により、書き込みユニット回路部200は、ROM221に格納されている所定のパターン(調整確認用のテストパターン)の画像を、感光体ドラム10上の所定位置に形成する。そして、この感光体ドラム10上のテストパターンの画像を記録紙の一方の面(画像形成第1面)に形成する(図2S1)。
図3は、所定のパターン(調整確認用のテストパターン)として、両面画像形成の際の主走査方向露光開始位置のズレ検出、主走査倍率のズレ検出について、画像形成第1面に形成すべきテストパターンの一例である。なお、ここでは、テストパターンのスケール部分のみ示すが、実際には図5に示すような説明文をも併せて形成することが望ましい。
この図3では、少なくとも左端部(主走査方向露光開始位置近傍)と、右端部(主走査方向露光終了位置近傍)とに、両面画像形成時のズレを読み取るためのスケールに相当する画像が形成されている。なお、このスケールは、生じるであろうズレの最大値をカバーできる程度に設ければよく、この図3では説明のために拡大した状態で示している。なお、このスケールには、後の読み取りのために、目盛りが付されていることが望ましい。
そして、一方の面(画像形成第1面)にテストパターンが形成された記録紙を、循環搬送路を通過させて、その他の面(画像形成第2面)にも同様にしてテストパターンの形成を行う(図2S2)。
図4は、所定のパターン(調整確認用のテストパターン)として、両面画像形成の際の主走査方向露光開始位置のズレ検出、主走査倍率のズレ検出について、画像形成第2面に形成すべきテストパターンの一例である。
この図4では、前述した図3のスケールを指し示す指針部に相当する画像が形成されている。すなわち、スケールに対応する位置であって、両面画像形成のズレが生じていない場合に、スケールの中央(0)に合致する位置に形成される。
そして、以上のように、両方の面(画像形成第1面と画像形成第2面)にテストパターンが形成された記録紙を、排紙ローラ69a,69bを介して、機外に排出する(図2S3)。
図5は、調整確認用のテストパターンとして画像形成第1面のテストパターン(図3)と画像形成第2面のテストパターン(図4)との両方が形成されたものを、透かして見た状態を示している。
なお、画像形成第1面のテストパターン(図3)において、テストパターンの読み取りと操作入力部への入力の手順などについて、テストパターンの余白部分に図5のように形成しておくことが望ましい。
そして、操作者によって操作入力部102を介してスケールを指し示す値(両面のテストパターンが重っている位置のスケールの値)が入力されると、CPU101がこれを受領する(図2S4)。ここで、主走査方向露光開始位置ズレ調整の場合、図5(3)の右端部の位置のスケールを指し示す指針部の値を操作者が読み取り、入力する。また、主走査倍率ズレ調整の場合、図5(1)の左端部と(3)の右端部の位置のスケールを指し示す指針部の値を操作者が読み取り、入力する。
以上のようにして、入力されたテストパターンの位置(ズレ状態)から、主走査方向露光開始位置、あるいは、主走査倍率のズレをCPU101が算出する(図2S5)。この場合、いずれかの面を基準にして他の面をズレとして調整すればよい。あるいは、両方の面の中間を基準として、合わせるようにしてもよい。
したがって、このような所定のパターン(調整確認用のテストパターン)の両面のズレ状態から、主走査倍率(主走査方向の画像の伸び縮み)に関するズレ状態を、周波数ズレ情報(図1(iii))として検出することが可能になる。このようにしてCPU101が以上のような検出処理を記録紙両面に行って、周波数ズレ情報(図1(iii))として、書き込みユニット回路部200の選択制御部215に供給する。
なお、同様にして、このような所定のパターン(調整確認用のテストパターン)の両面のズレ状態から、CPU101は、主走査方向露光開始位置に関する画像先端ズレ情報を求め、この画像先端ズレ情報を書き込みユニット回路部200内の選択制御部215に供給することも可能である。
以上のようにして、周波数ズレ情報あるいは画像先端ズレ情報を元にして、ドットクロック調整部210が主走査方向露光開始位置ズレや主走査倍率ズレを解消する状態のドットクロックを生成するための設定を行う(図2S6)。
そして、通常の画像形成時には、以上のようにして設定された周波数ズレ情報あるいは画像先端ズレ情報を元にして、ドットクロック調整部210が主走査方向露光開始位置ズレや主走査倍率ズレを解消する状態のドットクロックを生成して画像形成を行う。
〈画像形成装置の動作〉
つぎに、この第1の実施形態の画像形成装置の動作の説明を、図6のタイムチャートを参照して行う。
まず、図6のタイムチャートを参照し、ズレ情報を参照して、基本クロックのパルスをある時間毎にシフトさせて、主走査方向露光開始位置ズレを抑制し、さらに、基本クロックのパルスをある時間毎にシフトさせて、パルス数が所定数になるようにすると共に、この所定数のパルスを発生させる時間が所定時間になるように調整し、主走査倍率ズレを抑制する動作について、ドットクロックを発生するところまでを説明する。
前述した所定パターンの形成と読み取りとによって検出されたズレERを示すズレ情報,基本クロックの周波数から求められるクロック周期TCのクロック周期情報,主走査方向に形成すべき画素数PHを示す1ライン画素数情報が、CPU101から選択制御部215内の補正量演算手段に与えられる。
また、同期検出部214からの第1同期ポイント情報SP1と第2同期ポイント情報SP2とから、同期段数(基本クロック1周期分の遅延が得られる段数)NSを求める。
ここで選択制御部215内の補正量演算手段は、以下の式に基づいて、補正量に対応する補正カウント値(カウントロードデータ)CCを求める。
CC=PH×(NS/TC)/ER …(i)
この補正カウント値CCは、選択制御部215内の切替カウント手段がカウントダウンしてセレクト信号および下位セレクト信号の切替を行うためのものである。したがって、補正量が大きいほど補正カウント値CCは小さくなる。
また、同期検出部214はインデックスセンサ266からのインデックス信号の立ち上がりを参照して、このインデックス信号の立ち上がりに同期した遅延信号が得られるディレイチェーン部213の段数を同期ポイント情報として求める。
ここでは、第1同期ポイント情報SP1として20が、第2同期ポイント情報SP2として50が得られたとする。なお、この場合には、上述した同期段数NSは30になる。
ここで、書き込みユニットのレーザビームの走査により、インデックスセンサがレーザビームを検出したタイミングでインデックス信号を発生する(図6(a)(i))。この後、水平方向の有効領域を示すH_VALIDがアクティブになる。
そして、選択制御部215内の切替カウント手段は前記補正カウント値CCを基本クロックに従ってカウントダウンすることを繰り返し続ける。そして、カウントダウンによりカウント値が0になる毎に選択制御部215内のセレクト信号演算手段443にカウントデータを割り込みとして与える(図6(d)〜(f))。
また、CPU101はズレ方向情報を選択制御部215内のセレクト信号演算手段に与えており、主走査方向に伸びたズレに対しては縮める補正を行うための「−補正」,主走査方向に縮んだズレに対しては伸ばす補正を行うための「+補正」の情報を与える。ここでは、「−補正」の場合を例にする。
前述した所定パターンの形成とその測定により、ズレ情報ERおよびズレ方向情報が求められているとする。ここでは、ER=6ns,ズレ方向情報=「−補正」であり、すなわち、画像が伸びていたために縮ませるように補正することを示していたと仮定する。
まず、同期検出部214がインデックスセンサ266からのインデックス信号の立ち上がりを参照して、第1同期ポイント情報SP1及び第2同期ポイント情報SP2を求める。
前記第1同期ポイント情報SP1はインデックス信号の立ち上がりに同期したディレイチェーン部213のディレイ素子の段数を示しており、前記第2同期ポイント情報SP2は前記第1同期ポイント情報SP1から基本クロック1周期分遅れたディレイチェーン部213のディレイ素子の段数を示している。
ここでは、SP1=20,SP2=50であったとする。なお、この様子を図7に示す。ここでは、20段目のDL20(図7(c))と、このDL20からクロック1周期分遅れた50段目のDL50(図7(m))とが、インデックス信号の立ち上がり(図7(a))に同期している状態を示している。
つぎに、前記第1同期ポイント情報SP1と第2同期ポイント情報SP2から、同期段数NSを求める。ここで、前記同期段数NSは、基本クロック1周期分の時間が何段のディレイ素子の遅延時間に相当するかを示している。本第1の実施形態では、同期段数NS=SP2−SP1より、NS=30となる。
また、1段あたりのディレイ素子の遅延時間DTを、前記NS及び基本クロックの周期から求める。たとえば、基本クロック周期TCが30nsであった場合はNS=30であるので、DT=TC/NSよりDT=1nsとなる。1段あたりのディレイ素子の遅延時間は、集積回路の温度状態や集積回路に供給される電源電圧の変動などに起因して変動するので、ある場合には1.5nsになったり、0.5nsになったりすることが考えられる。しかしながら、基本クロック周期TCは変化しないため、同期段数NSを求めることにより、測定時の1段あたりのディレイ素子の遅延時間を正確に求めることができる。
そして、適正な画像信号を得るためには最終的にディレイ素子何段分ずらすかを示す補正カウント値CCを、ズレ情報ER,ズレ方向情報及び遅延時間DTから求める。ここでは、ER=6ns,ズレ方向情報=「−補正」,DT=1nsより、補正カウント値CC=−6となる。
以上の補正カウント値CCより、適正な画像信号を得るためには最終的にディレイ素子の段数を6段分進めればよい。すなわち、インデックス信号の立ち上がりに同期して最初は50段目のディレイ素子からの信号を採用し、その後セレクト信号に同期して1走査ライン中において、49段目,48段目,47段目,46段目,45段目の信号に順次置き換えて採用していき、最終的には44段目からの信号を採用するようにすればよい。
なお、補正量が同期段数より大きい場合には、セレクト信号を循環させるようにすればよい。上述した例で、SP1=20,SP2=50,同期段数30の場合の「−補正」では、セレクト信号が50,49,…,21,20,となった時点で、セレクト信号の20とセレクト信号の50とは等しい位相であるので、次は49,48,…とすればよい。すなわち、50,49,…,21,20(=50),49,48…,となる。また、「+補正」においても同様にセレクト信号を循環させるようにすればよい。
また、50,47,43,…,22,19と3段ずつ「−補正」する場合には、SP1=20を超えることになるが、19の次には、50−(20−19)−3=46とする。すなわち、同期ポイントを超えた分と1つの補正量とを加えた状態にして循環させることで、問題なく循環させることができる。
このようなセレクト信号を受けた選択部216では、ディレイチェーン部213からの遅延信号群(図1(i))の中から、50段目,49段目,48段目,47段目,…のように選択を行って、ドットクロックとして出力する(図6(g))。
この場合には遅延信号群(図1(i))の中から、50段目,49段目,48段目,47段目,…と選択することで、最初はインデックス信号に同期した遅延信号が得られ、徐々に遅延の少ない(位相が進んだ)遅延信号が得られる。この結果、「−補正」が実現され、主走査方向に伸びているズレを縮めるような補正が実行される。
また、「+補正」の場合には、第1同期ポイント情報SP1を初期値として、遅延信号群(図1(i))の中から、20段目,21段目,22段目,23段目,…と選択することで、最初はインデックス信号に同期した遅延信号が得られ、徐々に遅延の少ない(位相が遅れた)遅延信号が得られる。この結果、「+補正」が実現され、主走査方向に縮んでいるズレを伸ばすような補正が実行される。
すなわち、ズレ情報を参照して、基本クロックのパルスをある時間毎にシフトさせ、パルス数が所定数になるようにすると共に、この所定数のパルスを発生させる時間が所定時間になるような調整が行える。
そして、以上の補正は、ズレ情報ER(周波数ズレ情報)に基づいた制御がなされているため、主走査方向の長さ(主走査倍率)に関しては正確に調整される。
なお、以上の主走査方向の伸び縮みの補正(すなわち主走査倍率補正)の様子を模式的に示すと、図8のようになる。ここで、基本クロックと、基本クロックを遅延させた遅延信号(1遅延〜9遅延)と、ドットクロックとを示している。
この図8に示した場合、基本クロック4周期の間に1遅延,2遅延,3遅延,4遅延,5遅延,…と選択することで、4周期で3.5ドットクロックになる。すなわち、3.5/4=87.5%であり、擬似的に周波数が低くなるように制御される。なお、他の選択の仕方を実行しても同様の結果が得られる。
また、この図8の場合では8遅延が基本クロックと位相が一致しているため、基本クロック4周期の間に8遅延,7遅延,6遅延,5遅延,4遅延…と選択することで、4周期で4.5ドットクロックになる(図示せず)。すなわち、4.5/4=112.5%であり、擬似的に周波数が高くなるように制御される。なお、他の選択の仕方を実行しても同様の結果が得られる。
以上のようにすることで、両面画像形成の際の主走査倍率について、出荷時などに調整をするだけではなく、出荷後、すなわち、使用者の手元に画像形成装置が存在している状態であっても、任意に調整することが可能になる。
また、主走査方向露光開始位置ズレ抑制のためには、露光開始位置のズレ状態に応じて、基本クロックのパルスをシフトさせればよい。なお、露光開始位置から露光終了位置まで、同様のシフトを行う。この結果、両面画像形成の際の主走査方向露光開始位置について、出荷時などに調整をするだけではなく、出荷後、すなわち、使用者の手元に画像形成装置が存在している状態であっても、任意に調整することが可能になる。
また、この実施形態では、PLLなどのアナログフィードバック回路を持たないディジタル方式の回路構成であるため、他のディジタル回路部分と共に1チップ化することが可能になる。また、そのようにすることで、更に精度の高い、主走査方向露光開始位置ズレ抑制、主走査倍率ズレ抑制を行うことが可能になる。
〈第2の実施形態〉
以下、図面を参照して、本発明の画像形成装置の第2の実施形態を詳細に説明する。この第2の実施形態は、複数色で画像形成するために複数色の各色毎に露光ユニット(図13参照)を備えたカラー画像形成装置に関する。
このカラー画像形成装置では、画像データに応じて変調したレーザビームを各色毎に主走査方向に走査し、副走査方向に回転する各色毎の像担持体上に各色の画像を形成している。この場合に、ドットクロックと呼ばれる画素クロックを基準にして、レーザビームを画像データで変調している。
図10は第2の実施形態の画像形成装置のプリントエンジンの機械的構成を示す構成図である。この図10においては、複数色のトナーを用いてカラー画像の形成が可能であり、各色の像担持体からのトナー像を中間転写体に一次転写して該中間転写体上で重畳し、前記中間転写体と転写ローラとで記録紙を挟持することにより該中間転写体から記録紙に二次転写することにより画像形成する画像形成装置を具体例にする。
ここで、10Y〜10Kは、それぞれY(イエロー),M(マゼンタ),C(シアン),K(黒)の各色のトナー像が露光と現像とにより形成される像担持体としての感光体ドラムである。
20Y〜20Kは、それぞれ感光体ドラム10Y〜10Kの表面に各色の画像情報に応じてレーザビームを走査することで静電潜像を形成せしめるための書き込みユニットである。
30Y〜30Kは、それぞれ感光体ドラム10Y〜10Kの表面に形成された各色の静電潜像を現像剤(トナー)で現像してトナー像を形成せしめるための現像器である。なお、帯電極、クリーニング部などは省略してある。
40は、各色の感光体ドラム10Y〜10Kからのトナー像が転写(一次転写)されて重ね合わされる中間転写体ベルトである。64は、中間転写体ベルト40上のトナー像を記録紙に対して転写(二次転写)すると共に、記録紙を中間転写体ベルト40から分離するための二次転写ローラである。なお、ベルトクリーニング部などは省略してある。
50は記録紙が蓄積されている給紙部であり、給紙カセット51と給紙部カセット52とがここでは示されている。なお、給紙カセットの段数はこの例に限定されるものではない。
61〜68は搬送ローラあるいは通路切り替え手段などの搬送手段である。61は給紙カセットから記録紙を送り出す給紙ローラ、62は給紙カセット50(51あるいは52)からの記録紙が通る搬送路、63aと63bとは画像形成のタイミングに合わせて記録紙を送り出すレジストローラ、64は二次転写ローラ、65は記録紙の排出と循環とを切り替える通路切り替え手段、66a・66b〜68a・68bは記録紙の表裏を反転させる反転ローラ、69a・69bは記録紙を装置外に排出するための排紙ローラである。
70は、記録紙上のトナー像を熱と圧力とにより固着させる定着ユニットであり、熱ローラ71(あるいは72)と圧着ローラ72(あるいは71)とを有する。
なお、このようにレーザビームを用いる書き込みユニットの構成は、既に第1の実施形態と共に説明した図13のようになっている。なお、ここでは、書き込みユニット20Y、20M、20C、20Kも同じ構成である。
以下、図面を参照して、第2の実施形態の画像形成装置の実施形態を詳細に説明する。なお、ここでは、図10と図13とに示したカラー画像形成装置を具体例にして説明を行うものとする。すなわち、第2の実施形態の画像形成装置は、少なくとも2色以上の複数色の画像形成が可能な画像形成装置であり、ここでは、Y(イエロー),M(マゼンタ),C(シアン),K(黒)の4色のトナーを使用するカラー画像形成装置を例にする。
図11では、画像形成装置全体を制御する制御手段としてのCPU101、操作入力がなされる操作入力部102、Y用の書き込みユニット回路部200Y、M用の書き込みユニット回路部200M、C用の書き込みユニット回路部200C、K用の書き込みユニット回路部200K、Y用の露光を行うLD260Y、M用の露光を行うLD260M、C用の露光を行うLD260C、K用の露光を行うLD260K、Y用のインデックスセンサ266Y、M用のインデックスセンサ266M、C用のインデックスセンサ266C、K用のインデックスセンサ266K、を示している。
ここで書き込みユニット回路部200Y〜200Kは、それぞれ感光体ドラム10Y〜10Kの表面に各色の画像情報に応じてレーザビームを走査することで静電潜像を形成せしめるための書き込みユニット20Y〜20Kの回路部である。
ここでは、書き込みユニット回路部200Yについて図11に詳細な構成を示しているが、他の書き込みユニット回路部200M、200C、200Kについても同様な構成であるとする。
また、この図11において、書き込みユニット回路部200Yは、第2の実施形態の特徴となるドットクロック調整部210と、画像処理を行う画像処理部220と、画像処理結果に基づいてドットクロックに従ってLD駆動信号を生成するLD駆動部230とを有している。
以下、ドットクロック調整部210の構成と動作とを順に説明する。なお、ドットクロック調整部210は、請求項におけるクロック生成手段である。また、ドットクロック調整部210は、基本クロックを発生するクロック発生部211と、クロック発生部211によって発生された基本クロックの周波数を変更可能な周波数変更部212とから構成されている。ここで、周波数変更部212は、ドットクロックに応じて形成される画素位置を変更するために、ドットクロックの立ち上がりタイミングもしくは立ち下がりタイミングもしくは周波数を、を1ラインの走査途中や画像形成面や画像形成色毎などの所望のタイミングに変更する。
なお、この実施形態では、周波数変更部212は、「ディジタルディレイ式ドットクロック調整手段」で構成された場合を示しており、第1の実施形態と同様な(A),(B),(C),(D)により構成されているため、重複した説明は省略する。
なお、クロック発生部211は、YMCK各色のクロック発生回路にそれぞれ内蔵されていてもよいが、単一のクロック発生部211から各色それぞれのクロック発生回路に基本クロックを分配してもよい。
この第2の実施形態の画像形成装置も、第1の実施形態ど同様にして、ドットクロックを生成する際の立ち上がりと立ち下がりとを選択されたタイミングの遅延信号とすることで、ドットクロックの周期をわずかに増加もしくは減少させている。これにより、次の(iii)〜(iv)が実現可能になる。
(iii)露光開始位置でのドットクロックの位置(位相あるいはタイミング)を適宜選択することで、複数色で画像形成する際の各色の主走査方向の露光開始位置を設定する。
(iv)所定時間内に発生するパルス数を所定数にした信号を生成することで、各色の主走査1ラインの長さを揃え、始端〜終端間の長さ(主走査倍率)を一定にする。
すなわち、クロック発生部211で発振して生成する基本クロックの発振周波数を微調整して合わせるのではなく、クロック周波数自体は変えずに、位相(ドットクロックのパルスの位置もしくはタイミング)を細かく徐々に変えた遅延信号を所定時間内に順次選択することで、以上の(iv)だけではなく、従来は不可能であった(iii)をも実現している。
〈ドットクロック調整のためのズレ検出の原理(2)〉
ここで、図12のフローチャートと、図3〜図5の説明図を参照して、第2の実施形態における複数色画像形成時のズレ検出の様子について簡単に説明する。なお、本実施形態で、ズレ検出とは、複数色画像形成時の、主走査方向露光開始位置のズレ、主走査倍率のズレ、を検出することを意味している。

まず、操作入力部102にズレ検出モードの動作開始の入力があった場合、CPU101は以下のような制御を行う。すなわち、CPU101のズレ検出の制御により、書き込みユニット回路部200は、ROM221に格納されている所定のパターン(調整確認用のテストパターン)の画像を、ある色(第1画像形成色)について、感光体ドラム10上の所定位置に形成する(図12S1)。
なお、中間転写体ベルト40を使用する画像形成装置では、中間転写体ベルト40上で複数色のトナー像を重ね合わせ、中間転写体を使用しない画像形成装置では、感光体ドラム上で複数色のトナー像を重ね合わせる。
図3は、所定のパターン(調整確認用のテストパターン)として、複数色画像形成の際の主走査方向露光開始位置のズレ検出、主走査倍率のズレ検出について、画像形成第1色として形成すべきテストパターンとしても使用できる一例である。
この図3では、少なくとも左端部(主走査方向露光開始位置近傍)と、右端部(主走査方向露光終了位置近傍)とに、複数色画像形成時のズレを読み取るためのスケールに相当する画像が形成されている。なお、このスケールは、生じるであろうズレの最大値をカバーできる程度に設ければよく、この図3では説明のために拡大した状態で示している。
そして、その他の色(第2画像形成色、第3画像形成色、…)すべてについても同様にしてテストパターンの形成を行う(図12S2)。
図4は、所定のパターン(調整確認用のテストパターン)として、複数色画像形成の際の主走査方向露光開始位置のズレ検出、主走査倍率のズレ検出について、画像形成第2色として形成すべきテストパターンの一例でもある。
この図4では、前述した図3のスケールを指し示す指針部に相当する画像が形成されている。すなわち、スケールに対応する位置であって、複数色相互のズレが生じていない場合に、スケールの中央(0)に合致する位置に形成される。
なお、複数色で画像形成する場合、いずれかの色でスケールを形成し、残りの他の色を指針部として画像形成すればよい。
そして、以上のように、複数色(画像形成第1色、画像形成第2色以降、ここでは、YMCKの4色)にテストパターンが形成された記録紙を、排紙ローラ69a,69bを介して、機外に排出する(図12S3)。
図5は、調整確認用のテストパターンとして画像形成第1色のテストパターン(図3)と画像形成第2色のテストパターン(図4)との両方が形成された状態を示している。ここでは、2色の例であり、実際には4色で画像形成された場合には4色分の重なりになっている。
そして、操作者によって操作入力部102を介して入力されるスケールを指し示す値を、CPU101が受領する(図12S4)。ここで、主走査方向露光開始位置ズレ調整の場合、図5(3)の右端部の位置のスケールを指し示す指針部の値を、各色毎に操作者が読み取り、入力する。また、主走査倍率ズレ調整の場合、図5(1)の左端部と(3)の右端部の位置のスケールを指し示す指針部の値を、各色毎に操作者が読み取り、入力する。
以上のようにして、入力されたテストパターンの位置(ズレ状態)から、主走査方向露光開始位置、あるいは、主走査倍率のズレをCPU101が算出する(図12S5)。この場合、いずれかの面を基準にして他の面をズレとして調整すればよい。あるいは、複数色の中間を基準として、合わせるようにしてもよい。
したがって、このような所定のパターン(調整確認用のテストパターン)の複数色のズレ状態から、主走査倍率(主走査方向の画像の伸び縮み)に関するズレ状態を、周波数ズレ情報(図1(iii))として検出することが可能になる。このようにしてCPU101が以上のような検出処理を画像形成の複数色に行って、周波数ズレ情報(図1(iii))として、書き込みユニット回路部200の選択制御部215に供給する。
なお、同様にして、このような所定のパターン(調整確認用のテストパターン)の複数色のズレ状態から、CPU101は、主走査方向露光開始位置に関する画像先端ズレ情報を求め、この画像先端ズレ情報を書き込みユニット回路部200内の選択制御部215に供給することも可能である。
以上のようにして、周波数ズレ情報あるいは画像先端ズレ情報を元にして、ドットクロック調整部210が主走査方向露光開始位置ズレや主走査倍率ズレを解消する状態のドットクロックを生成するための設定を行う(図12S6)。
そして、通常の画像形成時には、以上のようにして設定された周波数ズレ情報あるいは画像先端ズレ情報を元にして、ドットクロック調整部210が主走査方向露光開始位置ズレや主走査倍率ズレを解消する状態のドットクロックを生成して、複数色の画像形成を行う。
〈カラー画像形成装置の色ズレ調整の動作〉
そして、以上の補正について、より詳しくは第1の実施形態について図6乃至図8で説明したように、ディジタルディレイ式のドットクロック調整部を用いることで、主走査方向のズレを調整できるが、YMCKのうちのある色の主走査1ラインの長さを基準として、その他の色の主走査1ラインの長さを合わせこむこと、および、先端位置を揃えることで、カラー画像形成の際の色ズレを抑止することができる。
すなわち、図3により示した手法で主走査方向の1ラインの先端位置と長さとを測定し、ある色の先端位置と主走査長さに対して他の色を合わせるように、ドットクロック調整部を動作させる。これにより、各色の画像が一致するようになり、各種要因で発生する主走査方向の色ズレが解消される。
以上詳細に説明したように、第2の実施形態では、画像形成に用いる複数色のそれぞれでドットクロックを生成し、該ドットクロックに基づいて各色の露光を露光を行う際に、基本クロックを細かく遅延させて複数の遅延クロックを生成し、該複数の遅延クロックの選択を変更することによって、前記ズレを調整すべき色について生成するドットクロックの立ち上がりタイミングもしくは立ち下がりタイミングを変化させるようにしておき、ある色について形成された像(あるいはテストパターンの画像データの所期の値)を基準として他の色の像のズレについて、テストパターンを形成することで色ズレに関する誤差情報を検出し、該誤差情報に応じて前記ディジタルディレイ式ドットクロック調整手段での複数の遅延クロックの選択を制御することで前記ズレを補正する。この結果、PLLなどのアナログフィードバック回路を持たないディジタル方式の回路構成であるため、他のディジタル回路と共に1チップ化することが可能であって、精度の高い色ズレ解消を行うことが可能になる。さらに、この第2の実施形態では、主走査方向の3箇所以上で誤差情報を検出してズレ補正を実行しているので、始端と終端とを揃えるだけでなく、中間部分の画素ズレの調整を行うことが可能になる。
この第2の実施形態では、ディジタルディレイ式ドットクロック調整手段は、基本クロックをディレイチェーン部で細かく遅延させて複数の遅延クロックを生成し、同期検出部にて同期情報を検出し、同期情報と誤差情報とから選択制御部がセレクト信号を生成し、複数の遅延クロックの中からセレクト信号に応じた遅延クロックを選択部にて選択してドットクロックとして出力する。この結果、ディジタルディレイ式ドットクロック調整手段では、PLLなどのアナログフィードバック回路を持たないディジタル方式の回路構成であるため、他のディジタル回路と共に1チップ化することが可能であって、精度の高い色ズレ解消を行うことが可能になる。
また、この第2の実施形態では、ディジタルディレイ式ドットクロック調整手段を、ズレを調整すべき色毎にそれぞれ独立した回路として備えている。この結果、精度の高い色ズレ解消を行うことができる。
また、この第2の実施形態では、ディジタルディレイ式ドットクロック調整手段と、制御手段とは、各部がディジタル回路で構成されているため、1チップ化に適した状態で精度の高い色ズレ解消を行うことができる。
また、この第2の実施形態では、ディジタルディレイ式ドットクロック調整手段の外部に設けられたCPUなどの制御手段の制御により画像形成装置が動作するため、精度の高い色ズレ解消を行うことができる。
また、この第2の実施形態では、ディジタルディレイ式ドットクロック調整手段の内部に設けられた制御手段の制御により画像形成装置が動作するため、1チップ化に適した状態のディジタルディレイ式ドットクロック調整手段によって精度の高い色ズレ解消を行うことができる。
なお、カラー画像形成を記録紙片面のみに行う場合に、片面での各色の色ズレについて調整を行う場合には、図3と図4とのテストパターンを記録紙片面に形成すればよい。
また、カラー画像形成を記録紙両面に行う場合に、片面での色ズレ調整後に、各色毎に両面のズレ調整を行えばよい。
〈その他の実施形態〉
以上の第1の実施形態、第2の実施形態では、レーザビームを用いた電子写真方式の画像形成装置について説明してきたが、これに限定されるものではない。たとえば、レーザビームを用いて印画紙に露光を行うレーザイメージャ、ヘッドよりインクを吐出するインクジェットプリンタなど、各種の画像形成装置に本発明の各実施形態を適用することが可能であり、良好な結果を得ることが可能である。
本発明の一実施形態の画像形成装置の主要部の電気的構成を示す構成図である。 本発明の一実施形態の画像形成装置の動作状態を説明するフローチャートである。 本発明の一実施形態の画像形成装置におけるズレ検出の動作状態を説明する説明図である。 本発明の一実施形態の画像形成装置におけるズレ検出の動作状態を説明する説明図である。 本発明の一実施形態の画像形成装置におけるズレ検出の動作状態を説明する説明図である。 本発明の一実施形態の画像形成装置の動作状態を説明するタイムチャートである。 本発明の一実施形態の画像形成装置の動作状態を説明するタイムチャートである。 本発明の一実施形態の画像形成装置の動作状態を説明するタイムチャートである。 本発明の第1の実施形態画像形成装置の書き込み部の機械構成を示す断面図である。 本発明の第2の実施形態画像形成装置の書き込み部の機械構成を示す断面図である。 本発明の第2の実施形態の画像形成装置の主要部の電気的構成を示す構成図である。 第2の実施形態の画像形成装置の動作状態を説明するフローチャートである。 画像形成装置の書き込み部の機械構成を示す斜視図である。
符号の説明
20 書き込みユニット
200 書き込みユニット回路部
101 CPU
102 操作入力部
210 ドットクロック調整部
211 クロック発生部
213 ディレイチェーン部
214 同期検出部
215 選択制御部
216 選択部
220 画像処理部
230 LD駆動部
260 レーザダイオード
266 インデックスセンサ

Claims (6)

  1. 画像形成する画素の基準となるドットクロックを生成するクロック生成手段と、
    前記クロック生成手段から出力されるドットクロックを基準として、画像データに応じた主走査方向の1ラインの画像形成を行うと共に、主走査方向の1ライン毎の画像形成を副走査方向に繰り返して1頁分の画像形成を行う画像形成手段と、
    各種操作や入力を受け付ける操作入力手段と、
    画像形成を制御する制御手段と、を有し、記録紙の両面に画像形成を行う画像形成装置であって、
    前記制御手段は、前記操作入力手段から入力された指示を受けて、前記クロック生成手段が生成するドットクロックを調整し、記録紙の両面について画像形成する際の主走査方向の露光開始位置を設定する、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 画像形成する画素の基準となるドットクロックを生成するクロック生成手段と、
    前記クロック生成手段から出力されるドットクロックを基準として、画像データに応じた主走査方向の1ラインの画像形成を行うと共に、主走査方向の1ライン毎の画像形成を副走査方向に繰り返して1頁分の画像形成を行う画像形成手段と、
    各種操作や入力を受け付ける操作入力手段と、
    画像形成を制御する制御手段と、を有し、記録紙の両面に画像形成を行う画像形成装置であって、
    前記制御手段は、前記操作入力手段から入力された指示を受けて、前記クロック生成手段が生成するドットクロックを調整し、記録紙の両面について画像形成する際の主走査倍率を設定する、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  3. 画像形成する画素の基準となるドットクロックを生成するクロック生成手段と、
    前記クロック生成手段から出力されるドットクロックを基準として、画像データに応じた主走査方向の1ラインの画像形成を行うと共に、主走査方向の1ライン毎の画像形成を副走査方向に繰り返して1頁分の画像形成を、複数色で行う画像形成手段と、
    各種操作や入力を受け付ける操作入力手段と、
    画像形成を制御する制御手段と、を有し、複数色の画像形成を行う画像形成装置であって、
    前記制御手段は、前記操作入力手段から入力された指示を受けて、前記クロック生成手段が生成するドットクロックを調整し、複数色で画像形成する際の各色の主走査方向の露光開始位置を設定する、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  4. 画像形成する画素の基準となるドットクロックを生成するクロック生成手段と、
    前記クロック生成手段から出力されるドットクロックを基準として、画像データに応じた主走査方向の1ラインの画像形成を行うと共に、主走査方向の1ライン毎の画像形成を副走査方向に繰り返して1頁分の画像形成を、複数色で行う画像形成手段と、
    各種操作や入力を受け付ける操作入力手段と、
    画像形成を制御する制御手段と、を有し、複数色の画像形成を行う画像形成装置であって、
    前記制御手段は、前記操作入力手段から入力された指示を受けて、前記クロック生成手段が生成するドットクロックを調整し、複数色で画像形成する際の主走査倍率を設定する、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  5. 前記画像形成装置は、調整確認用のテストパターンの画像形成をする機能を有する、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記クロック生成手段は、所定の周波数の基本クロックを発生する基本クロック発生部と、前記基本クロック発生部によって発生された前記基本クロックの周波数を変更可能な周波数変更部と、を有し、
    前記周波数変更部は、前記基本クロックをディジタル的に遅延させて遅延クロックを生成するディレイラインを有し、
    前記制御手段は、前記ディレイラインの中から所定の遅延クロックを選択することにより、主走査方向における1ラインの走査途中で、前記ドットクロックの周波数を変更する、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の画像形成装置。
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