JP2006068927A - 光ビーム走査装置、画像形成装置、光ビーム走査装置の制御方法及び可搬型の記憶媒体 - Google Patents

光ビーム走査装置、画像形成装置、光ビーム走査装置の制御方法及び可搬型の記憶媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】 光ビーム走査装置が交換されても画像品質を劣化させないようにする。
【解決手段】 駆動対象部、例えば発光源11を制御するための当該装置1に固有の制御データが当該光ビーム走査装置1自身のメモリ24に格納されているので、光ビーム走査装置1が市場で交換変更されることがあっても、自身の保有するメモリ24に格納されている制御データを利用することで光ビーム走査に関する制御を適正に行なわせることができ、光ビーム走査装置1の交換があっても画像品質を劣化させないようにすることができる。
【選択図】 図8

Description

本発明は、光ビーム走査装置、この光ビーム走査装置が組み込まれる複写機、プリンタ、ファクシミリ装置等の電子写真プロセスを利用した画像形成装置、光ビーム走査装置の制御方法及び可搬型の記憶媒体に関する。
光ビーム走査装置を用いた画像形成装置では、光ビームを画像データにより変調し、ポリゴンミラー等の偏向手段を高速回転させることにより主走査方向に等角速度偏向し、この等角速度偏向をfθレンズにより等速度偏向に補正などし、感光体面上で主走査方向に偏向走査させることで、静電潜像を形成するように構成されている。
このような光ビーム走査装置を用いた画像形成装置に関して、例えば特許文献1によれば、光ビーム走査装置の温度検出という簡易な構成で主走査方向の画像倍率を補正するようにしている。
また、特許文献2によれば、マルチビーム書込方式の画像形成装置において、感光体上に照射する複数の光ビームのスポット照射間隔を、光源部の温度変化の影響を受けることなく、記録密度に応じて常に一定に維持しつつ、高速且つ精細に光書込みを行えるようにするため、光源部の温度変化を検出し、その温度変化に応じて記録密度に適したステッピングモータの駆動ステップ数を求めて記録密度を維持できるようにしている。
特許文献3によれば、複数ビームの主走査方向の倍率の違いによるドット位置ずれを軽減させるための補正手段が講じられている。
特開2001−51214公報 特開2000−71509公報 特開2001−71554公報
光ビーム走査装置について、複数ビームを用いて同時に走査して画像形成する場合においては、複数ビーム間の副走査ピッチを合わせ込む必要があり、各々の光ビーム走査装置でその補正データは異なる。また、主走査方向の画像倍率を合わせ込む必要があり、これについても各々のレンズ、光ビーム走査装置によってその補正データは異なる。また、光ビームのパワーに関しても主走査方向のパワーを一定にする必要があるが、これについても各々のレンズ、光ビーム走査装置によって補正データは異なる。主走査方向の複数箇所における倍率誤差偏差、主走査方向の画像書出し開始位置、及び主走査方向の傾き、さらには、ポリゴンミラーのミラー面毎の補正についても同様である。
これらの項目について、機械毎に違った補正データを用いて各種補正を行うことで、高品位の画像を得ることが可能となる。
これらの補正データについては、工場出荷前の段階で補正データを画像形成装置に入力することになるが、例えば、市場で光ビーム走査装置の交換が必要になった場合、画像形成装置に入力されていた補正データが交換した光ビーム走査装置に対応していない場合、交換前に対して交換後の画像品質が劣化する問題がある。
ちなみに、機械の組付け誤差、部品精度、環境温度の変化、機内温度の変化等、様々な要因により発生する画像ずれ、倍率ずれ、走査ピッチずれを補正する手段が前述の特許文献1〜3等に記載されている。何れの特許文献による場合も、補正データを記憶しておく記憶部を備えているが、光ビーム走査装置の交換によって、その記憶部と記憶されている補正データも同時に交換される構成にはなっておらず、画像品質を保つためには、交換後に補正データの入れ替え等が必要になってくる。
本発明の目的は、光ビーム走査装置が交換されても画像品質を劣化させないようにすることである。
請求項1記載の発明の光ビーム走査装置は、発光源と、この発光源から出力される光ビームを感光体面上で主走査方向に偏向走査させる偏向手段と、前記発光源、その他の駆動対象部を制御するための当該装置に固有の制御データが格納されたメモリと、前記駆動対象部を制御する制御部と、を備える。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の光ビーム走査装置において、前記制御データは、複数の光ビーム間の副走査ピッチ、光ビームのパワー、画像倍率、主走査方向の複数箇所における倍率誤差偏差、主走査方向の画像書出し開始位置、及び主走査方向の傾き、のうちの一つ以上の項目を補正するための補正データである。
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の光ビーム走査装置において、前記メモリは、前記制御部中に設けられている。
請求項4記載の発明は、請求項1又は2記載の光ビーム走査装置において、複数色の画像を形成するための複数の感光体毎に前記発光源を備え、各色用の前記発光源を制御する前記制御部毎にその色に対応する制御データを格納した前記メモリを備える。
請求項5記載の発明は、請求項1又は2記載の光ビーム走査装置において、複数色の画像を形成するための複数の感光体毎に前記発光源を備え、特定色用の前記発光源を制御する前記制御部中に各色用の前記発光源を制御する制御データを格納した前記メモリを備える。
請求項6記載の発明は、請求項5記載の光ビーム走査装置において、複数の前記発光源は、一つの前記偏向手段を共用する。
請求項7記載の発明の画像形成装置は、請求項1ないし6の何れか一記載の光ビーム走査装置と、この光ビーム走査装置により偏向走査される光ビームにより表面に静電潜像が形成される感光体を含み画像を形成するための電子写真プロセス部材と、前記光ビーム走査装置及び前記電子写真プロセス部材に関する画像形成動作を制御する本体制御部と、を備え、前記本体制御部は、画像形成時に前記光ビーム走査装置中のメモリから制御データを読出し当該制御データを用いて前記制御部により前記光ビーム走査装置を制御しながら画像形成動作を行わせる。
請求項8記載の発明の画像形成装置は、請求項1ないし6の何れか一記載の光ビーム走査装置と、この光ビーム走査装置により偏向走査される光ビームにより表面に静電潜像が形成される感光体を含み画像を形成するための電子写真プロセス部材と、前記光ビーム走査装置及び前記電子写真プロセス部材に関する画像形成動作を制御する本体制御部と、備え、前記本体制御部は、電源投入時に前記光ビーム走査装置中のメモリから制御データを読出し当該制御データを用いて前記制御部により前記光ビーム走査装置を制御しながら画像形成動作を行わせる。
請求項9記載の発明の画像形成装置は、請求項1ないし6の何れか一記載の光ビーム走査装置と、この光ビーム走査装置により偏向走査される光ビームにより表面に静電潜像が形成される感光体を含み画像を形成するための電子写真プロセス部材と、前記光ビーム走査装置及び前記電子写真プロセス部材に関する画像形成動作を制御する本体制御部と、を備え、前記本体制御部は、外部入力装置からの指示に従い前記光ビーム走査装置中のメモリから制御データを読出し当該制御データを用いて前記制御部により前記光ビーム走査装置を制御しながら画像形成動作を行わせる。
請求項10記載の発明の画像形成装置は、発光源と、この発光源から出力される光ビームを感光体面上で主走査方向に偏向走査させる偏向手段と、前記発光源、その他の駆動対象部を制御する制御部と、を備える光ビーム走査装置と、この光ビーム走査装置により偏向走査される光ビームにより表面に静電潜像が形成される感光体を含み画像を形成するための電子写真プロセス部材と、前記光ビーム走査装置及び前記電子写真プロセス部材に関する画像形成動作を制御するコンピュータ構成の本体制御部と、を備え、前記本体制御部は、工場出荷前の段階で光ビーム走査装置毎に取得された前記駆動対象部を制御するための当該光ビーム走査装置に固有の制御データを格納した当該光ビーム走査装置用の可搬型の記憶媒体から制御データを取得する手段を備える。
請求項11記載の発明の画像形成装置は、発光源と、この発光源から出力される光ビームを感光体面上で主走査方向に偏向走査させる偏向手段と、前記発光源、その他の駆動対象部を制御する制御部と、を備える光ビーム走査装置と、この光ビーム走査装置により偏向走査される光ビームにより表面に静電潜像が形成される感光体を含み画像を形成するための電子写真プロセス部材と、前記光ビーム走査装置及び前記電子写真プロセス部材に関する画像形成動作を制御するコンピュータ構成の本体制御部と、を備え、前記本体制御部は、光ビーム走査装置毎に予め測定されて製造元コンピュータに保有されている前記駆動対象部を制御するための当該光ビーム走査装置に固有の制御データを当該光ビーム走査装置を特定するID情報を用いてネットワークを介して前記製造元コンピュータからダウンロードする手段を備える。
請求項12記載の発明は、請求項7ないし11の何れか一記載の画像形成装置において、前記本体制御部は、取得した前記制御データを変更した場合、変更後の制御データを当該画像形成装置中の本体メモリに格納させる。
請求項13記載の発明は、請求項7ないし9の何れか一記載の画像形成装置において、前記メモリは、書換え自在な不揮発性メモリであり、前記本体制御部は、前記メモリから取得した前記制御データを変更した場合、変更後の制御データを当該メモリに格納させる。
請求項14記載の発明は、請求項10記載の画像形成装置において、前記記憶媒体は、書換え自在な不揮発性メモリであり、前記本体制御部は、前記記憶媒体から取得した前記制御データを変更した場合、変更後の制御データを当該記憶媒体に格納させる。
請求項15記載の発明の光ビーム走査装置の制御方法は、工場出荷前の段階で光ビーム走査装置毎に発光源、その他の駆動対象部を制御するための当該光ビーム走査装置に固有の制御データを取得してメモリに格納しておくステップと、前記光ビーム走査装置が画像形成装置に組み込まれて使用される時点では、前記メモリに格納されている前記制御データを読み出して、その制御データに基づいて前記駆動対象部を制御して光ビーム走査ながら画像形成動作を行わせるステップと、を備える。
請求項16記載の発明は、請求項15記載の光ビーム走査装置の制御方法において、前記制御データは、複数の光ビーム間の副走査ピッチ、光ビームのパワー、画像倍率、主走査方向の複数箇所における倍率誤差偏差、主走査方向の画像書出し開始位置、及び主走査方向の傾き、のうちの一つ以上の項目を補正するための補正データである。
請求項17記載の発明は、請求項15又は16記載の光ビーム走査装置の制御方法において、前記メモリは、当該光ビーム走査装置が備えるメモリである。
請求項18記載の発明は、請求項15又は16記載の光ビーム走査装置の制御方法において、前記メモリは、光ビーム走査装置が組み込まれる画像形成装置に対して挿脱自在で当該画像形成装置が備えるコンピュータに読取り可能な可搬型の記憶媒体である。
請求項19記載の発明の光ビーム走査装置の制御方法は、光ビーム走査装置毎に予め測定されて製造元コンピュータに保有されている発光源、その他の駆動対象部を制御するための当該光ビーム走査装置に固有の制御データを当該光ビーム走査装置を特定するID情報を用いてネットワークを介して前記製造元コンピュータからダウンロードするステップと、ダウンロードした制御データに基づいて前記光ビーム走査装置中の前記駆動対象部を制御して光ビーム走査しながら画像形成動作を行わせるステップと、を備える。
請求項20記載の発明は、請求項19記載の光ビーム走査装置の制御方法において、ダウンロードするステップは、光ビーム走査装置を画像形成装置に搭載した時点で、制御データをダウンロードさせる。
請求項21記載の発明の可搬型の記憶媒体は、工場出荷前の段階で光ビーム走査装置毎に取得された発光源、その他の駆動対象部を制御するための当該光ビーム走査装置に固有の制御データを格納し、当該光ビーム走査装置が組み込まれる画像形成装置が備えるコンピュータに読取り可能である。
請求項22記載の発明は、請求項21記載の可搬型の記憶媒体において、前記制御データは、複数の光ビーム間の副走査ピッチ、光ビームのパワー、画像倍率、主走査方向の複数箇所における倍率誤差偏差、主走査方向の画像書出し開始位置、及び主走査方向の傾き、のうちの一つ以上の項目を補正するための補正データである。
請求項1記載の発明によれば、発光源、その他の駆動対象部を制御するための当該装置に固有の制御データが当該光ビーム走査装置自身のメモリに格納されているので、光ビーム走査装置が市場で交換変更されることがあっても、自身の保有するメモリに格納されている制御データを利用することで光ビーム走査に関する制御を適正に行なわせることができ、光ビーム走査装置の交換があっても画像品質を劣化させないようにすることができる。
請求項2記載の発明によれば、制御データとなり得る補正データの項目として、個々の光ビーム走査装置毎に固有の補正データを取り得る項目、画像品質に関与する項目が例示列挙されているので、このような制御データを個々の光ビーム走査装置毎に制御に供することにより画像品質を劣化させないようにすることができる。
請求項3記載の発明によれば、光ビーム走査装置において制御データを格納したメモリが制御部中に設けられているので、当該制御部の構成を従来と同等としたままメモリを実装させるだけで容易に実現することができる。
請求項4記載の発明によれば、各色用の発光源を制御する制御部毎にその色に対応する制御データを格納したメモリを備えるので、制御部が色単位で交換されるようなことがあっても他の色に影響を与えることなく制御データを扱うことができる。
請求項5,6記載の発明によれば、特定色用の発光源を制御する制御部中に各色用の発光源を制御する制御データを格納したメモリを備えるので、複数色を扱う場合であっても制御データ用のメモリが1つであり、その制御データの読出しを容易化させることができ、制御データ取得格納時の記憶動作も容易化させることができる。
請求項7記載の発明によれば、実際の画像形成時に光ビーム走査装置中のメモリから制御データを読出してその制御データを用いて光ビーム走査に関する制御を行わせて画像形成動作を行わせるので、光ビーム走査装置が交換されるようなことがあっても当該交換を意識させることなく適正に光ビーム走査に関する制御動作を実行させることができ、画像品質を劣化させることなく画像形成動作を行わせることができる。
請求項8記載の発明によれば、電源投入時に光ビーム走査装置中のメモリから制御データを読出しておき画像形成動作時にはその制御データを用いて光ビーム走査に関する制御を行わせて画像形成動作を行わせるので、制御データの読出しによって画像形成動作のパフォーマンスを低下させることがなく、かつ、光ビーム走査装置が交換される場合には電源が再投入されるので交換にも確実に対処することができる。
請求項9記載の発明によれば、外部入力装置からの指示に従い光ビーム走査装置中のメモリから制御データを読出し画像形成動作時にはその制御データを用いて光ビーム走査に関する制御を行わせて画像形成動作を行わせるので、例えば光ビーム走査装置交換に伴い使用する制御データの変更をサービスマン等による指示により確実に行わせることができる。
請求項10記載の発明によれば、工場出荷前の段階で光ビーム走査装置毎に取得された制御データを格納した当該光ビーム走査装置用の可搬型の記憶媒体から制御データを取得するようにしたので、光ビーム走査装置自身が制御データ用のメモリを備えていない構成であっても、当該メモリに相当する可搬型の記憶媒体を利用することにより、光ビーム走査装置が市場で交換変更されることがあっても、当該光ビーム走査装置固有の制御データを保有している記憶媒体から制御データを読込むことで光ビーム走査に関する制御を適正に行なわせることができ、光ビーム走査装置の交換があっても画像品質を劣化させないようにすることができる。
請求項11記載の発明によれば、光ビーム走査装置毎に予め測定されて製造元コンピュータに保有されている駆動対象部を制御するための当該光ビーム走査装置に固有の制御データを当該光ビーム走査装置を特定するID情報を用いてネットワークを介して製造元コンピュータからダウンロードするようにしたので、光ビーム走査装置自身が制御データ用のメモリを備えていない構成であっても、製造元コンピュータに保有されている制御データを利用することにより、光ビーム走査装置が市場で交換変更されることがあっても、当該光ビーム走査装置固有の制御データを保有している製造元コンピュータから制御データを読込むことで光ビーム走査に関する制御を適正に行なわせることができ、光ビーム走査装置の交換があっても画像品質を劣化させないようにすることができる。
請求項12記載の発明によれば、光ビーム走査装置の経時変化等により制御データを変更した場合には、その変更後の制御データを画像形成装置中の本体メモリに格納させるので、光ビーム走査装置が一旦画像形成装置中に組み込まれた後は交換されるまで本体メモリを活用して光ビーム走査の制御動作を行わせることができるとともに、光ビーム走査装置中のメモリの内容は書換えられていないので、当該光ビーム走査装置を他の画像形成装置で利用することもできる。
請求項13記載の発明によれば、光ビーム走査装置の経時変化等により制御データを変更した場合には、その変更後の制御データを光ビーム走査装置中のメモリに格納させるので、画像形成装置自体に制御データ用のメモリを要しない上に、常に光ビーム走査装置中のメモリに格納されている制御データを使用して適正な光ビーム走査に関する制御に供することができる。
請求項14記載の発明によれば、光ビーム走査装置の経時変化等により制御データを変更した場合には、その変更後の制御データを元々制御データを取得した記憶媒体に格納させるので、画像形成装置自体に制御データ用のメモリを要しない上に、常に可搬型の記憶媒体に格納されている制御データを使用して適正な光ビーム走査に関する制御に供することができる。
請求項15記載の発明によれば、発光源、その他の駆動対象部を制御するための当該装置に固有の制御データを工場出荷前の段階で取得してメモリに格納しておき、画像形成装置に組み込まれて実際に使用される段階では、光ビーム走査装置が市場で交換変更されることがあっても、メモリに格納されている当該光ビーム走査装置に固有の制御データを利用することで光ビーム走査に関する制御を適正に行なわせることができ、光ビーム走査装置の交換があっても画像品質を劣化させないようにすることができる。
請求項16記載の発明によれば、制御データとなり得る補正データの項目として、個々の光ビーム走査装置毎に固有の補正データを取り得る項目、画像品質に関与する項目が例示列挙されているので、このような制御データを個々の光ビーム走査装置毎に光ビーム走査制御に供することにより画像品質を劣化させないようにすることができる。
請求項17記載の発明によれば、発光源、その他の駆動対象部を制御するための当該装置に固有の制御データが当該光ビーム走査装置自身のメモリに格納されているので、光ビーム走査装置が市場で交換変更されることがあっても、自身の保有するメモリに格納されている制御データを利用することで光ビーム走査に関する制御を適正に行なわせることができ、光ビーム走査装置の交換があっても画像品質を劣化させないようにすることができる。
請求項18記載の発明によれば、工場出荷前の段階で光ビーム走査装置毎に取得された制御データを格納した当該光ビーム走査装置用の可搬型の記憶媒体から制御データを取得するようにしたので、光ビーム走査装置自身が制御データ用のメモリを備えていない場合でも、当該メモリに相当する可搬型の記憶媒体を利用することにより、光ビーム走査装置が市場で交換変更されることがあっても、当該光ビーム走査装置固有の制御データを保有している記憶媒体から制御データを読込むことで光ビーム走査に関する制御を適正に行なわせることができ、光ビーム走査装置の交換があっても画像品質を劣化させないようにすることができる。
請求項19,20記載の発明によれば、光ビーム走査装置毎に予め測定されて製造元コンピュータに保有されている当該光ビーム走査装置用の制御データを当該光ビーム走査装置を特定するID情報を用いてネットワークを介して製造元コンピュータからダウンロードするようにしたので、光ビーム走査装置自身が制御データ用のメモリを備えていない場合でも、製造元コンピュータに保有されている制御データを利用することにより、光ビーム走査装置が市場で交換変更されることがあっても、当該光ビーム走査装置固有の制御データを保有している製造元コンピュータから制御データを読込むことで光ビーム走査に関する制御を適正に行なわせることができ、光ビーム走査装置の交換があっても画像品質を劣化させないようにすることができる。
請求項21記載の発明によれば、光ビーム走査装置が組み込まれる画像形成装置が備えるコンピュータに読取り可能な記憶媒体であって、工場出荷前の段階で光ビーム走査装置毎に取得された制御データを格納しているので、光ビーム走査装置自身が制御データ用のメモリを備えていない場合でも、当該可搬型の記憶媒体を画像形成装置に装填して制御データを読み取らせることにより、光ビーム走査装置が市場で交換変更されることがあっても、当該光ビーム走査装置固有の制御データを保有している記憶媒体から制御データを読込むことで光ビーム走査に関する制御を適正に行なわせることができ、光ビーム走査装置の交換があっても画像品質を劣化させないようにすることができる。
請求項22記載の発明によれば、制御データとなり得る補正データの項目として、個々の光ビーム走査装置毎に固有の補正データを取り得る項目、画像品質に関与する項目が例示列挙されているので、このような制御データを個々の光ビーム走査装置毎に制御に供することにより画像品質を劣化させないようにすることができる。
本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して説明する。
[基本構成例]
図1は本発明の光ビーム走査装置1が組み込まれた画像形成装置、例えばレーザプリンタ2の構成例を示す概略側面図である。即ち、矢印方向に回転駆動されるドラム状の感光体3の周囲には、電子写真プロセスに従い、帯電器4、光ビーム走査装置1、現像ユニット5、転写器6、クリーニングユニット7、除電器8等の電子写真プロセス部材が順に配設されている。
これにより、概略的には、帯電器4により一様帯電済みの感光体3表面に光ビーム走査装置1によって画像データに応じて変調された光ビームを照射することで静電潜像を形成し、この静電潜像を現像ユニット5によりトナーを用いて顕像化し、そのトナー像を転写器6による作用の下に記録紙9上に転写させる。この記録紙9は例えば定着装置(図示せず)側に搬送され定着処理を受けて排紙される。一方、感光体3上の残トナーはクリーニングユニット7により除去され、残電荷は除電器8により除電され、次の作像プロセスに備えることとなる。
ここに、光ビーム走査装置1は、画像データに応じて点灯するように変調駆動される発光源であるLD(レーザダイオード)ユニット11(図2参照)から出射された光ビームは、コリメートレンズ(図示せず)により平行光束化され、さらに、シリンダレンズ(図示せず)を経て、ポリゴンモータ12により高速回転駆動される偏向手段としてのポリゴンミラー13により主走査方向に偏向(等角速度偏向)され、さらに、fθレンズ14を通ることにより等速度偏向に補正され、BTL(バレル・トロイダル・レンズ)15により副走査方向のピント合わせ(集光機能と副走査方向の位置補正(面倒れ等))を受ける。さらには、ミラー16によって反射されることで感光体3面上を走査する。
ここに、本実施の形態の光ビーム走査装置1の工場出荷前の構成例を図2に示す。この段階での光ビーム走査装置1は、光ビーム走査装置1用の制御部21を備える他、ビーム位置検出センサ22及び補正データ生成部23を備え、さらには、メモリとしての補正データ記憶部24を内部に備える構成とされている。
また、光ビーム走査装置1にあっては、通常の構成であるが、主走査方向端部に光ビームを検出する同期検知センサ17を備えており、fθレンズ14を透過した光ビームがミラー18によって反射され、レンズ19によって集光させて同期検知センサ17に入射するような構成とされている。
光ビームが同期検知センサ17上を通過することにより、同期検知センサ17から同期検知信号XDETPが出力され、制御部21中の画素クロック生成部28、同期検知用点灯制御部29、書出開始位置制御部30に送られる。
画素クロック生成部28では、同期検知信号XDETPに同期した画素クロックPCLKを生成し、LD制御部31及び同期検知用点灯制御部29に送る。このため、画素クロック生成部28は、基準クロック発生部32、VCO( Voltage Controlled Oscillator:電圧制御発振器)クロック発生部33及び位相同期クロック発生部34から構成されている。
図3にVCOクロック発生部(PLL回路:Phase Locked Loop)33の構成例を示す。基準クロック発生部32からの基準クロック信号FREFと、VCLKを1/N分周器35でN分周した信号を位相比較器36に入力し、位相比較器36では、両信号の立下りエッジの位相比較が行なわれ、誤差成分を定電流出力する。そして、LPF(ローパスフィルタ)37によって不要な高周波成分や雑音を除去し、VCO38に送る、VCO38ではLPF37の出力に依存した発振周波数を出力する。従って、本体制御部として機能するプリンタ制御部39によって基準クロック信号FREFの周波数と分周比:Nとを可変させることで、VCLKの周波数を可変できる。
位相同期クロック発生部34では、画素クロック周波数の8倍の周波数に設定されているVCLKから、画素クロックPCLKを生成し、さらに、同期検知信号XDETPに同期した画素クロックPCLKを生成している。よって、プリンタ制御部39からの補正データによってVCLKの周波数が可変され、それにより画素クロックPCLKの周波数が可変されることになる。PCLKの周波数を可変することで、画像の全体倍率を変えることができる。
同期検知用点灯制御部29は、最初に同期検知信号XDETPを検出するために、LD強制点灯信号BDをONしてLDユニット11中のLDを強制点灯させるが、同期検知信号XDETPを検出した後には、同期検知信号XDETPと画素クロックPCLKによって、フレア光が発生しない程度で確実に同期検知信号XDETPが検出できるタイミングでLDを点灯させ、同期検知信号XDETPを検出したらLDを消灯するLD強制点灯信号BDを生成し、LD制御部31に送る。
LD制御部31では、同期検知用強制点灯信号BD及び画素クロックPCLKに同期した画像データに応じてLDユニット11中のLDを点灯制御する。そして、LDユニット11から光ビームが出射し、ポリゴンミラー13により偏向され、fθレンズ14を通り、感光体3上を走査することになる。
ポリゴンモータ制御部40は、プリンタ制御部39からの制御信号により、ポリゴンモータ12を規定の回転数で回転制御する。
書出開始位置制御部30は、同期検知信号XDETP、画素クロックPCLK及びプリンタ制御部39からの制御信号等により、画像書出し開始タイミング及び画像主走査幅を決定する主走査ゲート信号XLGATEを生成している。
ここに、書出し開始位置を補正するための制御データとしての補正データを記憶するための補正データ記憶部24が光ビーム走査装置1内に設けられている。ビーム位置補正データ生成部23は、光ビームの走査によって予め決められた画像データの位置を感光体3面相当位置に配設させたビーム位置検出センサ22によって検出し、その位置が規定した位置になるように、補正データを可変し、決定し、決定された書出し開始位置を補正するための補正データを補正データ記憶部24に格納させる。
図4に、書出開始位置制御部30の構成例を示す。書出開始位置制御部30は、主走査ライン同期信号発生部41と主走査ゲート信号発生部42とに大別され、主走査ライン同期信号発生部41は主走査ゲート信号発生部42内の主走査カウンタ43を動作させるための信号XLSYNCを生成し、主走査ゲート信号発生部42は画像信号の取込みタイミング(主走査方向の画像書出しタイミング)を決定する信号XLGATEを生成している。主走査ゲート信号発生部42は、XLSYNCとPCLKで動作する主走査カウンタ43と、そのカウンタ値とプリンタ制御部39からの補正データとを比較し、その結果を出力するコンパレータ44と、コンパレータ44からの比較結果から信号XLGATEを生成するゲート信号生成部45とにより構成されている。
書出開始位置制御部30は、主走査についてはクロックPCLKの1周期単位、つまり1ドット単位で書出位置を補正できる。
図5に書出開始位置制御部30の各部の動作例のタイミングチャートを示すが、信号XLSYNCによって主走査カウンタ43がリセットされ、PCLKでカウントアップしていき、カウンタ値がプリンタ制御部39によって設定された補正データ(この場合‘X’)になったところでコンパレータ44からその比較結果が出力され、ゲート信号生成部45によって信号XLGATEが‘L’(有効)になる。信号XLGATEは主走査方向の画像幅分だけ‘L’となる信号である。
図6に画像形成制御部の前段の構成例を示すが、前段にはラインメモリ46が設けられており、プリンタコントローラ、フレームメモリ、スキャナ等から取り込まれた画像データを、XLGATEが‘L’の区間だけPCLKに同期して画像信号が出力されるようになっていて、出力された画像データはLD制御部31に送られ、そのタイミングでLDが点灯する。
ここで、図2に示すようなビーム位置補正データ生成部23を利用して工場出荷前にプリンタ制御部39により行なわれるビーム位置に関する補正データの生成処理について図7に示す概略フローチャートを参照して説明する。まず、LD制御部31とポリゴンモータ制御部40とを制御することでLDユニット11中のLDを点灯させるとともに、ポリゴンモータ12を駆動させてポリゴンミラー13を回転させる(ステップS1)。この処理により、同期検知信号XDETPを検出し、同期検知用点灯信号BDを生成する。その後、プリンタ制御部39によりビーム位置補正データを設定する(S2)。ここで設定する値は特に限定されないが、各装置の中央値を初期値として設定するのが好ましい。そして、LD制御部31を制御して画像データによるLD点灯を行う(S3)。この場合の画像データは1ドット点灯でも複数の連続ドット点灯でも良く、ビーム位置検出センサ22で位置を正確に検知できれば良い。ビーム位置検出センサ22により検知されるこのLD点灯位置が規定の位置かどうかを判断し(S4)、問題なければ(S4のY)、その時設定されている値を補正データとして補正データ記憶部24に記憶する(S7)。もし、規定の位置からずれていれば(S4のN)、そのずれ分の補正データを算出し(S5)、再度、補正データを設定し(S6)、ビーム位置を検出する(S4)。そして、問題なければ(S4のY)、その時設定されている値を補正データとして補正データ記憶部24に記憶する(S7)。なお、規定値については、少なからず誤差が生じるので、ある範囲を決めて判断するようにする。
このようにして、ビーム位置に関する補正データが格納された補正データ記憶部24を備えて単体又はレーザプリンタ2に組み込まれて工場出荷される本実施の形態の光ビーム走査装置1の構成例を図8に示す。図2との対比では、ビーム位置検出センサ22及びビーム位置補正データ生成部23が取り外された形となっている。そして、レーザプリンタ2による実際の画像形成動作時には、プリンタ制御部39は、光ビーム走査装置1内に設けられている補正データ記憶部24に記録されているビーム位置に関する補正データを読出し、当該補正データを用いて制御部21を介して光ビーム走査装置1の点灯動作を制御しながら画像形成動作を実行することとなる。
この際、駆動対象部の1つであるLDを制御、ここでは点灯制御するための当該光ビーム走査装置1に固有の補正データ(制御データ)が当該光ビーム走査装置1自身の補正データ記憶部24に格納されているので、光ビーム走査装置1が市場で交換変更されることがあっても、自身の保有する補正データ記憶部24に格納されている補正データ(制御データ)を利用することで光ビーム走査に関する制御を適正に行なわせることができ、光ビーム走査装置1の交換があっても画像品質を劣化させないようにすることができる。
なお、より実際的な構成例としては、図9に示すように、光ビーム走査装置1用の制御部21も一体に備える構成とし、この制御部21が設けられる制御ボード上に補正データ記憶部24も一緒に搭載する構成を採ることができる。
[発光源に関する変形例]
図1ないし図9を用いて説明した基本構成例では、LDユニット11が単一LD光源の例で説明したが、複数の光ビームを感光体3面上に同時に照射して静電潜像を形成するマルチビームタイプの光ビーム走査装置にも同様に適用することができる。
図10は当該変形例として、2ビームタイプの光ビーム走査装置1Aの構成例を示す概略斜視図である。この光ビーム走査装置1AのLDユニット51は、発光源として2つのレーザダイオード52,53を有し、画像データを奇数行、偶数行に分けて、LD制御部31によりこれらのレーザダイオード52,53を各々の画像データに合わせて点灯制御するように構成されている。ここに、一方のレーザダイオード52から出射された光ビームは、コリメートレンズ54により平行光束化され、ビーム合成プリズム55に入射する。他方のレーザダイオード53から出射された光ビームも、コリメートレンズ56により平行光束化されるが、角度xだけ傾いており、角度xだけ傾いた光がλ/2板57で偏光された後、ビーム合成プリズム55に入射する。ビーム合成プリズム内55では、レーザダイオード52からの光ビームを透過し、レーザダイオード53からの光ビームは90度偏光しているので反射し、各々の光ビームはビーム合成プリズム55から出射する。これらの2つのレーザ光は、λ/4板58を通り、各々偏光している光を近づける。この際、レーザダイオード52,53、コリメートレンズ54,56、ビーム合成プリズム55、λ/4板58で構成されているLDユニット51は角度θだけ傾いている。λ/4板58を通った光ビームは、シリンダレンズ59を通り、回転するポリゴンミラー13によって偏向され、fθレンズ14を通り、BTL15を通り、ミラー16によって反射し、感光体3上を走査する。
レーザダイオード53からの光ビームが角度xだけ傾いてビーム合成プリズム55に入射することにより、レーザダイオード52,53の光ビームが主走査方向にずれることになる。さらに、LDユニット51の角度θによって、レーザダイオード52,53の副走査方向のずれ量が決まる。このため、LDユニット51はパルスモータ等を駆動源として例えばレーザダイオード52の光軸中心に回動調整自在に設けられているが、この種の構成は例えば特開2001−4941公報等により周知であるので、図示及び詳細説明は省略する。
図11に、レーザダイオード52,53から出射された2つのビームLD1,LD2の位置関係を示す。2つの光ビームLD1,LD2は同時に感光体3面上を走査し、同じセンサで検出するので、同期検知センサ17上で、光ビームLD1,LD2の主走査方向のずれ量ΔXは0より大きければ良く、よって、Pθ=1ラインピッチ(400dpiでは63.5μm)、ΔX>0となるように角度x、角度θを調整することになる。
図12に、マルチビーム方式の光ビーム走査装置1Aの場合の製品(単体又はレーザプリンタ2中に組み込み)状態の構成例を示す。図8に示した光ビーム走査装置1の場合とは、補正データ記憶部24に、2つのビームLD1,LD2の副走査方向のピッチが規定値になるための補正データ(制御データ)が記憶されている点が異なる。即ち、光ビーム走査装置1の場合には、ビーム位置検出センサ22及び補正データ生成部23を用いて、主走査方向のビーム位置を検出するようにしたが、ここではビーム位置検出センサ22及び補正データ生成部23を用いて、2つのビームLD1,LD2の副走査ピッチについても検出することになる。例えば、パルスモータでLDユニット51の角度θを制御する場合は、パルスモータを駆動対象部とし、そのパルス数を補正データとして補正データ記憶部24に記憶しておき、画像形成時にそのパルス数でパルスモータを駆動させ、副走査ピッチを補正することになる。このため、LDユニット51の変位調整機構に対してもプリンタ制御部39が接続されている。
[制御データに関する変形例]
前述の説明では、制御データとして、主走査方向の画像書出し開始位置や複数の光ビーム間の副走査ピッチに関する補正データを扱う例で説明したが、これらの項目の補正データに限らず、光ビームのパワー、画像倍率、主走査方向の複数箇所における倍率誤差偏差、主走査方向の傾き、或いは、ポリゴンミラー13のミラー面13a毎の面倒れ等の項目を制御データの対象となる補正データとして扱うようにしてもよい。
A.光ビームのパワーの補正データ
この場合の本実施の形態の光ビーム走査装置1Bの工場出荷前の構成例を図13に示す。この段階での光ビーム走査装置1Bは、光ビーム走査装置1B用の制御部21を備える他、前述のビーム位置検出センサ22及び補正データ生成部23に代えて、ビームパワー検出センサ61及びビームパワー補正データ生成部62を有するビームパワー検出装置63を備えている。ビームパワー検出センサ61は感光体面に相当する位置で、主走査方向に複数個配設されている。
ビームパワー補正データ生成部62において、ビームパワー検出センサ61で検知したビームパワーと同期検知信号XDETP、画素クロックPCLKから、主走査の各ドット単位でのビームパワーを算出する。ビームパワー検出センサ61間のパワーについては、近似式を用いて算出することになる。
補正データについて、例えば図14図に示すように、検出したビームパワーと逆の関係になっており、一番ビームパワーが小さいところを補正データ‘1’として、ビームパワーが大きいところについては、補正データを‘0〜1’の間に設定し、ビームパワーが均一になるように補正する。
ここでは、ビームパワー検出センサ61を5つとしているが、より多いほど、正確な主走査方向のビームパワーの分布が検出でき、好ましい。
ここで、図13に示すようなビームパワー検出装置63を利用して工場出荷前にプリンタ制御部39により行なわれるビームパワーに関する補正データの生成処理について図15に示す概略フローチャートを参照して説明する。まず、LD制御部31とポリゴンモータ制御部40とを制御することでLDユニット11中のLDを点灯させるとともに、ポリゴンモータ12を駆動させてポリゴンミラー13を回転させる(S11)。そして、各ビームパワー検出センサ61上を走査させ、各々のビームパワー検出センサ61によりビームパワーを検出する(S12)。パワー検出後、LDを消灯させるとともにポリゴンミラー13も停止させ(S13)、各々のビームパワー検出センサ61により検出されたビームパワーに基づきビームパワーを各所で均一にするための補正データを算出し(S14)、算出された補正データを補正データ記憶部24に記憶させる(S15)。
このようにして、ビームパワーに関する補正データが格納された補正データ記憶部24を備えて単体又はレーザプリンタ2に組み込まれて工場出荷される本実施の形態の光ビーム走査装置1Bの構成例を図16に示す。図13との対比では、ビームパワー検出装置63が取り外された形となっている。そして、レーザプリンタ2による実際の画像形成動作時には、プリンタ制御部39は、光ビーム走査装置1内に設けられている補正データ記憶部24に記憶されているビームパワーに関する補正データを読出し、当該補正データを用いて制御部21を介して光ビーム走査装置1の光ビーム走査動作を制御しながら画像形成動作を実行することとなる。
B.倍率の補正データ
この場合の本実施の形態の光ビーム走査装置1Cの工場出荷前の構成例を図17に示す。この段階での光ビーム走査装置1Cは、光ビーム走査装置1C用の制御部21を備える他、前述のビーム位置検出センサ22及び補正データ生成部23に代えて、倍率誤差測定器71及び倍率に関する補正データを生成する補正データ生成部72を有する倍率補正データ生成装置73を備えている。倍率誤差測定器71は感光体面に相当する位置で、主走査方向に複数箇所、例えば、9箇所の測定ポイントが設定されている。また、本実施の形態の位相同期クロック発生部34は、画素クロック周波数の8倍の周波数に設定されているVCLKから、画素クロックPCLKを生成し、さらに、同期検知信号XDETPに同期した画素クロックPCLKを生成している。また、補正データ記憶部24からの補正データにより、PCLKの立上りの位相をVCLKの半周期分だけ早めたり遅くしたりしている。これにより、1/16ドット単位で画像位置を補正できる。
補正データ記憶部24は、補正エリアにおける画素クロックの位相を可変する量とその方向(遅らすのか進めるのか)に関するデータが記憶されており、プリンタ制御部39からの指示により、当該補正データを位相同期クロック発生部34に送る。
図18に画素クロックPCLKと補正データとのタイミングチャートを示す。補正データについて、‘00b’の場合は補正なし、‘01b’の場合は1/16PCLK分だけ位相を遅らす、‘10b’の場合は1/16PCLK分だけ位相を早めるとしている。補正データは画素クロックPCLKに同期して送られ、次のPCLKの立上りエッジに反映される。補正データが‘00b’の場合はPCLKはVCLKの8倍の周期となるが、補正データが‘01b’の場合はVCLKの半周期分、つまり1/16PCLK分だけ立上りエッジの位相が遅れている。以後、元のPCLKに対し、1/16PCLK分だけ遅れることになる。図18では、位相シフトを4回行なっているので、トータル4/16PCLK分だけPCLKの位相が遅れる、つまり、画像倍率、画像位置が4/16PCLK分だけ補正されたことになる。
LDを点灯し、ポリゴンモータ12によりポリゴンミラー13を回転させることで、倍率誤差測定器71の各測定ポイントにおけるビーム位置を検出し、補正データ生成部72では、規定(理想)位置に対する位置ずれ量(倍率誤差量)を求め、各ポイント間の補正データを生成する。例えば、ポイント1からポイント2では、1画素分だけ拡大しているのであれば、1/16PCLK×16分だけ位相を早めるための補正データを生成し、補正データ記憶部に送る。ポイント2からポイント3では、0.5画素分だけ縮小しているのであれば、1/16PCLK×8分だけ位相を遅らすための補正データを生成し、補正データ記憶部24に送る。最終的に各ポイント間の補正データを生成し、補正データ記憶部24に格納する。
図19に主走査方向の画像倍率誤差分布の一例を示す。例えば、中央の方が倍率誤差が大きく、さらに倍率の変化度合いが中央の方が急激だったとする。この場合、倍率誤差測定器71の測定ポイント(補正エリア)を等間隔としてしまうと、両端は問題ないが、中央部は正確に補正できない可能性がある。よって、変化が少ない箇所はポイントの間隔を広くし、変化が大きいところは間隔を狭くするのが好ましい。
C.主走査方向の傾き
ミラー16に傾きが生じている場合、光ビーム走査装置による感光体3面上の走査線が図20中に示すように主走査方向の傾きとなって現れる場合がある。この場合の調整機構としては、例えば、一端を支点として可動変位可能に設けられているミラー16に対してホルダー81に保持されたスキュー調整モータ82によりミラー16に当接している押し出しピン83の押し出し量を調整することにより当該ミラー16の傾きを調整する機構として構成される。このようなケースでは、主走査方向の傾きに関する補正データは、このミラー16の傾きによる主走査方向の傾きを調整するためのデータである。つまり、押し出しピン83の押し出し量を規定する補正データであり、スキュー調整モータ82を駆動対象部とし、このスキュー調整モータ82を制御するための補正データとされる。このような主走査方向の傾きを調整するための補正データに関しても、光ビーム走査装置の工場出荷前の段階でそのデータを取得して補正データ記憶部24に記憶させておくことは効果的である。
[画像形成装置に関する変形例]
図1ないし図9を用いて説明した基本構成例では、単一色の画像形成を行う画像形成装置、例えばレーザプリンタ2への適用例として説明したが、複数色のトナーを用いて画像形成を行うフルカラー方式の画像形成装置にも同様に適用することができる。
A.1ドラム方式
図21は当該第1の変形例として、1つの感光体3を用いてフルカラー画像形成を行う1ドラムタイプのフルカラー画像形成装置2Aの構成例を示す概略側面図である。即ち、図1に示したような単色基本構成に加えて、感光体3と転写器6との間に駆動ローラ91、ベルト転写バイアスローラ92、従動ローラ93等により支持されて回転駆動され、感光体3上のトナー像を一旦担持する中間転写ベルト94が付加され、かつ、現像ユニット5においては、ブラック現像器95BK、シアン現像器95C、マゼンタ現像器95M、イエロー現像器95Yが各々独立して感光体3に対して進退自在に設けられ、選択された一つの現像器のみが現像動作を順次行うように構成されている。96はベルトクリーニングユニットである。
このような構成のフルカラー画像形成装置2Aの画像形成動作について説明する。ここでは現像動作の順序をBK、C、M、Yとするが、これに限るものではない。プリント動作が開始されると、まず、BK画像データに基づき光ビーム走査装置1による光書込み、潜像形成が始まる。このBK潜像の先端部から現像可能とすべく、BK現像器95BKの現像位置に潜像先端部が到達する前に現像スリーブの回転を開始してBK潜像をBKトナーで現像する。そして以降、BK潜像領域の現像動作を続けるが、BK潜像後端部がBK現像位置を通過した時点で現像不作動状態にする。これは少なくとも、次のC画像データによるC潜像先端部が到達する前に完了させる。
感光体3に形成したBKトナー像は、感光体3と等速駆動されている中間転写ベルト94の表面に転写する。このベルト転写は、感光体3と中間転写ベルト94が接触状態において、ベルト転写バイアスローラ92に所定のバイアス電圧を印加することで行う。なお、中間転写ベルト94には感光体3に順次形成するBK、C、M、Yのトナー像を同一面に順次形成位置合わせして4色重ねてベルト転写画像を形成し、その後、記録紙9に一括転写を行う。
感光体3では、BK工程の次に、C工程に進み、さらに、M工程、Y工程と続くが、BK工程と同様なので省略する。
ベルトクリーニングユニット96は、ブレード97、接離機構等で構成され、BK画像、C画像、M画像、Y画像を中間転写ベルト94に転写している間は、接離機構によってブレード97がベルトに当接しないようにしている。
転写器6は、紙転写バイアスローラ98、接離機構等で構成され、紙転写バイアスローラ98は、通常は中間転写ベルト94面から離間しているが、中間転写ベルト94面に形成された4色重ね画像を記録紙9に一括転写する時に接離機構によって押圧され、所定のバイアス電圧を印加し、記録紙9に画像を転写する。
なお、記録紙9は中間転写ベルト94面の4色重ね画像の先端部が紙転写位置に到達するタイミングに合わせて給紙される。
記録紙に転写された画像は、図示しない定着ユニットによって定着される。
このようなフルカラー画像形成装置2Aにおいても、感光体3上に静電潜像を形成するための光ビーム走査装置1を備えているものであり、当該光ビーム走査装置1に関して前述したような補正データ記憶部24を備え、画像形成動作時の光ビーム走査制御に供する方式を同様に適用することができる。
B.4ドラム・タンデム方式及びポリゴンミラー個別方式
図22は当該第2の変形例として、4つの感光体3を用いてフルカラー画像形成を行う4ドラム・タンデム方式及びポリゴンミラー個別方式のフルカラー画像形成装置2Bの構成例を示す概略斜視図である。
この画像形成装置2Bは4ドラム方式で、4色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)のトナー画像を重ね合わせたカラー画像を形成するために4組の画像形成部101a,101b,101c,101dを備えている。各画像形成部101a,101b,101c,101d自体は、前述のレーザプリンタ2等の場合と同様の構成であり、共通の部材などについては図1などと同一符号を用い、詳細な説明を省略する。
そして、この画像形成装置2Bは、4組の画像形成部101a,101b,101c,101dを順次並べた構成であり、転写ベルト102によって矢印方向に搬送される記録紙9上に1色目の画像を形成し、次に2色目、3色目、4色目の順に画像を転写することにより、4色の画像が重ね合わさったカラー画像を記録紙9上に形成することができる。転写ベルト102は搬送用モータ103により駆動される。
このようなフルカラー画像形成装置2Bにおいては、各画像形成部101a,101b,101c,101d(感光体3)毎に各々の色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)用の光書込みを行なうための個別の光ビーム走査装置1a,1b,1c,1dを備えているものであり、各光ビーム走査装置1a,1b,1c,1d中の制御部に関して前述したような補正データ記憶部24を備え、画像形成動作時の光ビーム走査制御に供する方式を同様に適用することができる。即ち、各色で独立に光ビーム走査装置1a,1b,1c,1dを備えているので、各色毎に個別に補正データを生成し、補正データ記憶部24に記憶させることになる。
これによれば、各色用の発光源を制御する光ビーム走査装置1a,1b,1c,1d中の制御部毎にその色に対応する制御データを格納した補正データ記憶部24を備えることにより、光ビーム走査装置1a,1b,1c,1d中の制御部が色単位で交換されるようなことがあっても他の色に影響を与えることなく制御データを扱うことができる。
C.4ドラム・タンデム方式及びポリゴンミラー共用方式
図23は当該第3の変形例として、4つの感光体3を用いてフルカラー画像形成を行う4ドラム・タンデム方式及びポリゴンミラー共用方式のフルカラー画像形成装置2Cの構成例を示す概略側面図、図24はその光ビーム走査装置の概略平面図である。即ち、このフルカラー画像形成装置2Cでは、各画像形成部101a,101b,101c,101dに各々個別に設けられている光ビーム走査装置1a,1b,1c,1dに代えて、単一の光ビーム走査装置111が設けられている。
この光ビーム走査装置111は、偏向手段である1つのポリゴンミラー112を用いて、ポリゴンミラー112の面の上方と下方で異なる色に対応したレーザビームを偏向走査し、さらに、ポリゴンミラー112を中心に対向振分走査させることで、4色分のレーザビームを各々の感光体3上で走査させるものである。各色の光ビームは、何れも単一のポリゴンミラー112によって偏向し、各fθレンズ113を通り、各第1ミラー114、各第2ミラー115で折返され、各BTL116を通り、各第3ミラー117で折返され、各感光体3上を走査する。
ブラックに対応したレーザビームBK、イエローに対応したレーザビームYは、各々LD118から発し、CYL(シリンダレンズ)119を通り、反射ミラー120によってポリゴンミラー112の下方面に入射し、ポリゴンミラー112が回転することにより偏向され、fc多レンズ113を通り、第1ミラー114によって折返される。シアンに対応したレーザビームC、マゼンタに対応したレーザビームMは、各々LD118から発し、CYL119を通り、ポリゴンミラー112の上方面に入射し、ポリゴンミラー112が回転することにより偏向され、fθレンズ113を通り、第1ミラー114によって折返される。
主走査方向の画像形成開始位置より前にレーザビームY,M,C,BKを検出する同期センサ121は2つ設けられていて、fθレンズ113を通ったレーザビームY,M,C,BKがCYM(シリンダミラー)122によって反射集光させて同期センサ121に入射するような構成となっている。この同期センサ121は、同期検知信号になるレーザビーム走査同期信号の検出を行うためのものである。また、レーザビームBKとレーザビームCでは、共通のCYM122及び同期センサ121を使用している。レーザビームYとレーザビームMについても同様である。同じ同期センサ121に2つのレーザビームが入射することになるので、各々が検出できるように、各々入射するタイミングが異なるようにしてある。しかし、各レーザビームY,M,C,BKに対し、各一つの同期センサ121を設けるようにしてもよい。図24からも分かるように、BKとCに対し、YとMが逆方向に走査しているのが分かる。
このようなフルカラー画像形成装置2Cにおいては、ポリゴンミラー112が一つしかないため、その制御部は各色必要ない。よって、図22の場合とは異なり、例えば、特定色BK用の制御部にポリゴンモータ制御部40を備え、補正データ記憶部24についても特定色BKのみ用の制御部21に備え、そこに各色の補正データを記憶させておくようにすればよい。即ち、特定色用の発光源を制御する制御部中に各色用の発光源を制御する補正データ(制御データ)を格納した補正データ記憶部24を備えることにより、複数色を扱う場合であっても補正データ(制御データ)用のメモリが1つであり、その補正データ(制御データ)の読出しを容易化させることができ、制御データ取得格納時の記憶動作も容易化させることができる。
[補正データ記憶部に格納された補正データの取込みについて]
A.画像形成時に取込む
補正データの取込み処理の一例として、図25の概略フローチャートに示すように、プリンタ制御部39は、画像形成動作時に、LDを点灯させるとともにポリゴンミラー13を回転させるとともに(S21)、光ビーム走査装置1が備える補正データ記憶部24から補正データを読出し(S22)、読出した当該補正データを用いて光ビーム走査装置1の制御部21の条件を制御しながら画像形成動作を実行させる(S23)。画像形成動作終了後に、LDを消灯させるとともにポリゴンミラー13を停止させ(S24)、処理を終える。
このように、実際の画像形成時に光ビーム走査装置1中の補正データ記憶部24から補正データを読出してその補正データを用いて画像形成動作を行わせるので、光ビーム走査装置1が交換されるようなことがあっても当該交換を意識させることなく適正に光ビーム走査に関する制御動作を実行させることができ、画像品質を劣化させることなく画像形成動作を行わせることができる。
B.電源投入時に取込む
補正データの取込み処理の他例として、図26の概略フローチャートに示すように、プリンタ制御部39は、当該画像形成装置の電源が投入された(S31)時点で、光ビーム走査装置1が備える補正データ記憶部24から補正データを読出し(S32)、印刷開始が指示されていれば(S33)、LDを点灯させるとともにポリゴンミラー13を回転させ(S34)、読出した当該補正データを用いて光ビーム走査装置1の制御部21の条件を制御しながら画像形成動作を実行させる(S35)。画像形成動作終了後に、LDを消灯させるとともにポリゴンミラー13を停止させ(S36)、処理を終える。
このように、電源投入時に光ビーム走査装置1中の補正データ記憶部24から補正データ(制御データ)を読出しておき、画像形成動作時にはその補正データ(制御データ)を用いて画像形成動作を行わせるので、補正データ(制御データ)の読出しによって画像形成動作のパフォーマンスを低下させることがなく、かつ、光ビーム走査装置1が交換される場合には電源が再投入されるので交換にも確実に対処することができる。
C.外部入力装置からの指示に従い取込む
補正データの取込み処理のさらなる他例として、例えば、図27に示すようにプリンタ制御部39が外部の操作パネル(外部入力装置)131からの指示があった場合に、プリンタ制御部39が光ビーム走査装置1が備える補正データ記憶部24から補正データを読出すようにしてもよい。図28はこの場合の処理例を示す概略フローチャートである。プリンタ制御部39は、操作パネル131を通じて補正データの読出し開始が指示されると(S41のY)、光ビーム走査装置1が備える補正データ記憶部24から補正データを読出し(S42)、印刷開始が指示されていれば(S43)、LDを点灯させるとともにポリゴンミラー13を回転させ(S44)、読出した当該補正データを用いて光ビーム走査装置1の制御部21の条件を制御しながら画像形成動作を実行させる(S45)。画像形成動作終了後に、LDを消灯させるとともにポリゴンミラー13を停止させ(S46)、処理を終える。
このように、外部入力装置である操作パネル131からの指示に従い光ビーム走査装置1中の補正データ記憶部24から補正データ(制御データ)を読出し画像形成動作時にはその補正データ(制御データ)を用いて画像形成動作を行わせるので、例えば光ビーム走査装置1の交換に伴い使用する補正データ(制御データ)の変更をサービスマン等による指示により確実に行わせることができる。
[補正データの変更時の取り扱い]
光ビーム走査装置1も画像形成装置2に組み込まれて使用されていくと、経時的に変動する要因もあるので、補正データ記憶部24に記憶されている補正データに関しても変更処理を要することがある。
A.画像形成装置中の本体メモリを利用
当該補正データの変更時の取り扱い処理の一例を図29に示す概略フローチャートを参照して説明する。図30はそのための構成例を示し、ここでは、画像形成装置2中に補正データ記憶部24とは別の補正データ記憶部(本体メモリ)141を備え、補正データ記憶部24から読み出した補正データを格納し得るとともにその変更された補正データを書き換え自在に記憶するように構成されている。
そして、プリンタ制御部39は、電源投入に伴い(S51)、補正データ記憶部24から補正データを読出し(S52)、そのまま、一旦補正データ記憶部141に格納させる(S53)。その後、当該補正データに関して補正が必要になった場合(S54のY)、補正データに関するデータ変更処理を行い(S55)、変更された補正データを補正データ記憶部141に格納させる(S56)。
これによれば、光ビーム走査装置1の経時変化等により補正データ(制御データ)を変更した場合には、その変更後の補正データ(制御データ)を画像形成装置2中の補正データ記憶部141に格納させるので、光ビーム走査装置1が一旦画像形成装置2中に組み込まれた後は交換されるまで補正データ記憶部141を活用して光ビーム走査制御動作を行わせることができるとともに、光ビーム走査装置1中の補正データ記憶部24の内容は一切書換えられていないので、当該光ビーム走査装置1を他の画像形成装置で利用することも可能となる。
B.補正データ記憶部をそのまま利用
当該補正データの変更時の取り扱い処理の一例を図31に示す概略フローチャートを参照して説明する。図32はそのための構成例を示し、ここでは、前述の補正データ記憶部24として書き換え自在な不揮発性メモリが用いられ、プリンタ制御部39によって補正データの読出し/書込みが自在とされている。
そして、プリンタ制御部39は、当該補正データに関して補正が必要になった場合(S61のY)、補正データに関するデータ変更処理を行い(S62)、変更された補正データを再度補正データ記憶部24に格納させる(S63)。
これによれば、光ビーム走査装置1の経時変化等により補正データ(制御データ)を変更した場合には、その変更後の補正データ(制御データ)を光ビーム走査装置1中の補正データ記憶部24に格納させるので、画像形成装置2自体に制御データ用のメモリを要しない上に、常に光ビーム走査装置1中の補正データ記憶部24に格納されている補正データ(制御データ)を使用して適正な光ビーム走査制御に供することができる。
[光ビーム走査装置自身が制御データ用のメモリを備えていない場合]
A.可搬型の記憶媒体を利用
前述した説明では、光ビーム走査装置1が備える補正データ記憶部24に補正データを格納させるようにしたが、工場出荷前の段階で取得した補正データ、例えば図2等に準じてビーム位置に関する補正データを、補正データ記憶部24に代えて、図33に示すように、例えばSDカード、メモリカードなどの補正データ記憶媒体(可搬型の記憶媒体)151に格納しておき、工場出荷時には補正データ記憶媒体151を当該光ビーム走査装置1に付随させるようにしてもよい。
そして、実使用段階では、この補正データ記憶媒体151を画像形成装置2に挿脱自在に装填し、図34に示すように、マイクロコンピュータ構成のプリンタ制御部(本体制御部)39により当該補正データ記憶媒体151から制御データを取得するようにしてもよい。
これによれば、工場出荷前の段階で光ビーム走査装置1毎に取得された制御データを格納した可搬型の補正データ記憶媒体151から制御データを取得するようにしたので、光ビーム走査装置1自身が制御データ用のメモリを備えていない構成であっても、当該メモリに相当する可搬型の補正データ記憶媒体151を利用することにより、光ビーム走査装置1が市場で交換変更されることがあっても、当該光ビーム走査装置1固有の制御データを保有している補正データ記憶媒体151から制御データを読込むことで光ビーム走査制御に関する制御を適正に行なわせることができ、光ビーム走査装置1の交換があっても画像品質を劣化させないようにすることができる。
なお、補正データを変更した場合には、前述した場合と同様に、変更後の補正データを画像形成装置内の本体メモリに格納させても、当該記憶媒体自身に更新格納させるようにしてもよい。
B.インタネット等のネットワークを介して製造元コンピュータを利用
前述の可搬型の記憶媒体を利用する方法の他、例えば、工場出荷前の段階では、各光ビーム走査装置1毎に取得した補正データ(制御データ)を、当該製造元メーカのコンピュータのメモリに一括して格納しておき、個々の光ビーム走査装置1に固有のID情報を認証に利用することにより、これらの光ビーム走査装置1を利用するユーザサイドのコンピュータ側からインタネット等のネットワークを通じて画像形成装置中のメモリにダウンロード可能に構成することも有効である。これにより、画像形成装置では、ダウンロードした制御データに基づいて搭載の光ビーム走査装置1の光ビーム走査を制御しながら画像形成動作を行わせることができる。この際、光ビーム走査装置1を画像形成装置2に搭載した時点で、制御データをダウンロードさせるようにすれば、市場において光ビーム走査装置1を交換変更した場合にも効果的に対処することができる。
本発明の一実施の形態の光ビーム走査装置が組み込まれた画像形成装置の構成例を示す概略側面図である。 当該光ビーム走査装置の工場出荷前の構成例を示す構成図である。 VCOクロック発生部の構成例を示すブロック図である。 書出し開始位置制御部の構成例を示すブロック図である。 書出し開始位置制御部の各部の動作例を示すタイミングチャートである。 画像形成制御部の前段の構成例を示すブロック図である。 ビーム位置に関する補正データの生成処理例を示す概略フローチャートである。 当該光ビーム走査装置の工場出荷される段階の構成例を示す構成図である。 その変形例を示す構成図である。 マルチビーム方式の光ビーム走査装置への適用例を示す概略斜視図である。 2つのビーム間の位置関係を示す説明図である。 マルチビーム方式の光ビーム走査装置の場合の製品状態の構成例を示す構成図である。 ビームパワーに関する補正データ取得用の光ビーム走査装置の工場出荷前の構成例を示す構成図である。 ビームパワーに関する補正データ生成の様子を示すタイミングチャートである。 ビームパワーに関する補正データ生成処理例を示す概略フローチャートである。 当該光ビーム走査装置の工場出荷される段階の構成例を示す構成図である。 倍率に関する補正データ取得用の光ビーム走査装置の工場出荷前の構成例を示す構成図である。 画素クロックと補正データとの関係を示すタイミングチャートである。 主走査方向の画像倍率分布の一例を示す説明図である。 ミラーに関する調整機構を示す構成図である。 1ドラム方式のフルカラー画像形成装置への適用例を示す概略側面図である。 4ドラム・タンデム方式及びポリゴンミラー個別方式の主要部の構成例を示す概略斜視図である。 4ドラム・タンデム方式及びポリゴンミラー共用方式の主要部の構成例を示す概略側面図である。 その光ビーム走査装置の概略平面図である。 補正データの取込み処理の一例を示す概略フローチャートである。 補正データの取込み処理の他例を示す概略フローチャートである。 外部入力装置からの指示方式の場合の構成例を示す構成図である。 補正データの取込み処理のさらに他例を示す概略フローチャートである。 補正データの変更時の取り扱い処理の一例を示す概略フローチャートである。 そのための構成例を示す構成図である。 補正データの変更時の取り扱い処理の他例を示す概略フローチャートである。 そのための構成例を示す構成図である。 記憶媒体への補正データの格納を可能とした光ビーム走査装置の工場出荷前の構成例を示す構成図である。 記憶媒体を利用して補正データを取込むための構成例を示す構成図である。
符号の説明
1,1A,1B,1C,1a,1b 光ビーム走査装置
3 感光体
4〜8 電子写真プロセス部材
11 発光源、駆動対象部
13 偏向手段
21 制御部
24 メモリ
39 本体制御部
111 光ビーム走査装置
112 偏向手段
141 本体メモリ
151 記憶媒体

Claims (22)

  1. 発光源と、
    この発光源から出力される光ビームを感光体面上で主走査方向に偏向走査させる偏向手段と、
    前記発光源、その他の駆動対象部を制御するための当該装置に固有の制御データが格納されたメモリと、
    前記駆動対象部を制御する制御部と、
    を備えることを特徴とする光ビーム走査装置。
  2. 前記制御データは、複数の光ビーム間の副走査ピッチ、光ビームのパワー、画像倍率、主走査方向の複数箇所における倍率誤差偏差、主走査方向の画像書出し開始位置、及び主走査方向の傾き、のうちの一つ以上の項目を補正するための補正データである、ことを特徴とする請求項1記載の光ビーム走査装置。
  3. 前記メモリは、前記制御部中に設けられている、ことを特徴とする請求項1又は2記載の光ビーム走査装置。
  4. 複数色の画像を形成するための複数の感光体毎に前記発光源を備え、
    各色用の前記発光源を制御する前記制御部毎にその色に対応する制御データを格納した前記メモリを備える、ことを特徴とする請求項1又は2記載の光ビーム走査装置。
  5. 複数色の画像を形成するための複数の感光体毎に前記発光源を備え、
    特定色用の前記発光源を制御する前記制御部中に各色用の前記発光源を制御する制御データを格納した前記メモリを備える、ことを特徴とする請求項1又は2記載の光ビーム走査装置。
  6. 複数の前記発光源は、一つの前記偏向手段を共用する、ことを特徴とする請求項5記載の光ビーム走査装置。
  7. 請求項1ないし6の何れか一記載の光ビーム走査装置と、
    この光ビーム走査装置により偏向走査される光ビームにより表面に静電潜像が形成される感光体を含み画像を形成するための電子写真プロセス部材と、
    前記光ビーム走査装置及び前記電子写真プロセス部材に関する画像形成動作を制御する本体制御部と、
    を備え、
    前記本体制御部は、画像形成時に前記光ビーム走査装置中のメモリから制御データを読出し当該制御データを用いて前記制御部により前記光ビーム走査装置を制御しながら画像形成動作を行わせる、ことを特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項1ないし6の何れか一記載の光ビーム走査装置と、
    この光ビーム走査装置により偏向走査される光ビームにより表面に静電潜像が形成される感光体を含み画像を形成するための電子写真プロセス部材と、
    前記光ビーム走査装置及び前記電子写真プロセス部材に関する画像形成動作を制御する本体制御部と、
    を備え、
    前記本体制御部は、電源投入時に前記光ビーム走査装置中のメモリから制御データを読出し当該制御データを用いて前記制御部により前記光ビーム走査装置を制御しながら画像形成動作を行わせる、ことを特徴とする画像形成装置。
  9. 請求項1ないし6の何れか一記載の光ビーム走査装置と、
    この光ビーム走査装置により偏向走査される光ビームにより表面に静電潜像が形成される感光体を含み画像を形成するための電子写真プロセス部材と、
    前記光ビーム走査装置及び前記電子写真プロセス部材に関する画像形成動作を制御する本体制御部と、
    を備え、
    前記本体制御部は、外部入力装置からの指示に従い前記光ビーム走査装置中のメモリから制御データを読出し当該制御データを用いて前記制御部により前記光ビーム走査装置を制御しながら画像形成動作を行わせる、ことを特徴とする画像形成装置。
  10. 発光源と、この発光源から出力される光ビームを感光体面上で主走査方向に偏向走査させる偏向手段と、前記発光源、その他の駆動対象部を制御する制御部と、を備える光ビーム走査装置と、
    この光ビーム走査装置により偏向走査される光ビームにより表面に静電潜像が形成される感光体を含み画像を形成するための電子写真プロセス部材と、
    前記光ビーム走査装置及び前記電子写真プロセス部材に関する画像形成動作を制御するコンピュータ構成の本体制御部と、
    を備え、
    前記本体制御部は、工場出荷前の段階で光ビーム走査装置毎に取得された前記駆動対象部を制御するための当該光ビーム走査装置に固有の制御データを格納した当該光ビーム走査装置用の可搬型の記憶媒体から制御データを取得する手段を備える、ことを特徴とする画像形成装置。
  11. 発光源と、この発光源から出力される光ビームを感光体面上で主走査方向に偏向走査させる偏向手段と、前記発光源、その他の駆動対象部を制御する制御部と、を備える光ビーム走査装置と、
    この光ビーム走査装置により偏向走査される光ビームにより表面に静電潜像が形成される感光体を含み画像を形成するための電子写真プロセス部材と、
    前記光ビーム走査装置及び前記電子写真プロセス部材に関する画像形成動作を制御するコンピュータ構成の本体制御部と、
    を備え、
    前記本体制御部は、光ビーム走査装置毎に予め測定されて製造元コンピュータに保有されている前記駆動対象部を制御するための当該光ビーム走査装置に固有の制御データを当該光ビーム走査装置を特定するID情報を用いてネットワークを介して前記製造元コンピュータからダウンロードする手段を備える、ことを特徴とする画像形成装置。
  12. 前記本体制御部は、取得した前記制御データを変更した場合、変更後の制御データを当該画像形成装置中の本体メモリに格納させる、ことを特徴とする請求項7ないし11の何れか一記載の画像形成装置。
  13. 前記メモリは、書換え自在な不揮発性メモリであり、
    前記本体制御部は、前記メモリから取得した前記制御データを変更した場合、変更後の制御データを当該メモリに格納させる、ことを特徴とする請求項7ないし9の何れか一記載の画像形成装置。
  14. 前記記憶媒体は、書換え自在な不揮発性メモリであり、
    前記本体制御部は、前記記憶媒体から取得した前記制御データを変更した場合、変更後の制御データを当該記憶媒体に格納させる、ことを特徴とする請求項10記載の画像形成装置。
  15. 工場出荷前の段階で光ビーム走査装置毎に発光源、その他の駆動対象部を制御するための当該光ビーム走査装置に固有の制御データを取得してメモリに格納しておくステップと、
    前記光ビーム走査装置が画像形成装置に組み込まれて使用される時点では、前記メモリに格納されている前記制御データを読み出して、その制御データに基づいて前記駆動対象部を制御して光ビーム走査ながら画像形成動作を行わせるステップと、
    を備えることを特徴とする光ビーム走査装置の制御方法。
  16. 前記制御データは、複数の光ビーム間の副走査ピッチ、光ビームのパワー、画像倍率、主走査方向の複数箇所における倍率誤差偏差、主走査方向の画像書出し開始位置、及び主走査方向の傾き、のうちの一つ以上の項目を補正するための補正データである、ことを特徴とする請求項15記載の光ビーム走査装置の制御方法。
  17. 前記メモリは、当該光ビーム走査装置が備えるメモリである、ことを特徴とする請求項15又は16記載の光ビーム走査装置の制御方法。
  18. 前記メモリは、光ビーム走査装置が組み込まれる画像形成装置に対して挿脱自在で当該画像形成装置が備えるコンピュータに読取り可能な可搬型の記憶媒体である、ことを特徴とする請求項15又は16記載の光ビーム走査装置の制御方法。
  19. 光ビーム走査装置毎に予め測定されて製造元コンピュータに保有されている発光源、その他の駆動対象部を制御するための当該光ビーム走査装置に固有の制御データを当該光ビーム走査装置を特定するID情報を用いてネットワークを介して前記製造元コンピュータからダウンロードするステップと、
    ダウンロードした制御データに基づいて前記光ビーム走査装置中の前記駆動対象部を制御して光ビーム走査しながら画像形成動作を行わせるステップと、
    を備えることを特徴とする光ビーム走査装置の制御方法。
  20. ダウンロードするステップは、光ビーム走査装置を画像形成装置に搭載した時点で、制御データをダウンロードさせる、ことを特徴とする請求項19記載の光ビーム走査装置の制御方法。
  21. 工場出荷前の段階で光ビーム走査装置毎に取得された発光源、その他の駆動対象部を制御するための当該光ビーム走査装置に固有の制御データを格納し、当該光ビーム走査装置が組み込まれる画像形成装置が備えるコンピュータに読取り可能な可搬型の記憶媒体。
  22. 前記制御データは、複数の光ビーム間の副走査ピッチ、光ビームのパワー、画像倍率、主走査方向の複数箇所における倍率誤差偏差、主走査方向の画像書出し開始位置、及び主走査方向の傾き、のうちの一つ以上の項目を補正するための補正データである、ことを特徴とする請求項21記載の可搬型の記憶媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014119678A (ja) * 2012-12-19 2014-06-30 Ricoh Co Ltd 書込ユニット、画像形成装置および画像形成装置の設定方法
JP2014177027A (ja) * 2013-03-14 2014-09-25 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
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