JP2023007756A - 画像形成装置及び画像形成装置の制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】廃棄シートを削減しながらも装置の大型化及び複雑化を抑制する。【解決手段】複数枚のシートにより1つの部が構成され、かつ、複数の部を連続で画像形成する画像形成ジョブを実行する際に、読取部で読み取られた画像が正常画像である場合は、該正常画像が形成されたシート(1-1)を第1スタックトレイに排出する。読取部で読み取られた画像が異常画像である場合は、該異常画像が形成された異常シート(1-2)をエスケープトレイに排出する。異常画像が読み取られた時点で異常シート(1-2)より後に画像形成が開始されている複数の残留シート(1-3~3-1)のうちで、異常シート(1-2)が含まれていた第1の部を構成するシート(1-3)をエスケープトレイに排出する。残留シートのうちで、第1の部を構成しないシート(2-1~3-1)を第2スタックトレイに排出する。【選択図】図11
Description
本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ、これらの複数の機能を有する複合機などのシートに画像を形成する画像形成装置及び画像形成装置の制御方法に関する。
従来、電子写真方式の画像形成装置において、画像形成されたシートの画像を読み取って元の画像情報と比較することによりシートの画像形成状態の良否を判定する検品装置が装着されたものが知られている。そのような画像形成装置では、形成した画像が異常であると判定されたシートを欠損シートとしてエスケープトレイへ排出し、異常画像と判定されたシートよりも上流側で既に画像形成してしまったシートを全て廃棄シートとして排出する。その後、異常画像と判定されたシート以降について自動的に再印刷することで、ユーザが特別な作業を行うことなく、高品位な成果物を得ることを可能としている。しかしながら、異常と判定されたシートよりも上流側に存在する既に画像形成されたシートは、画像が異常であるとは限られず、全てをエスケープトレイへ排出するのは廃棄シートが増加してしまうので好ましくない。
これを解決するために、検品装置において通常使用する第1搬送路の他に、第2搬送路を設けた画像形成装置が開発されている(特許文献1参照)。この画像形成装置では、異常画像と判定されたシートよりも上流側で既に画像形成されたシートを第2搬送路で待機させる。そして、その間に異常画像と判定されたシートのみをエスケープトレイに排出して再印刷し、その後に待機させた正常なシートを通常のトレイに排出する。この画像形成装置によれば、異常画像と判定されたシートよりも上流側で既に画像形成してしまったシートを廃棄シートにする必要が無いので、廃棄シートを削減することができる。
しかしながら、上述した特許文献1に記載の画像形成装置では、異常画像と判定されたシートよりも上流側で既に画像形成されたシートを退避させるための専用の第2搬送路を装置本体の内部に設けている。このため、第2搬送路を設けない場合に比べて部品点数が増加して、装置の大型化や複雑化を招いてしまう虞がある。
本発明は、検品装置によって異常画像と判定されたシートをエスケープトレイに排出する機能を有し、廃棄シートを削減しながらも装置の大型化及び複雑化を抑制できる画像形成装置及び画像形成装置の制御方法を提供することを目的とする。
本発明の画像形成装置は、画像情報に基づいてシートに画像を形成する画像形成部と、前記画像形成部によりシートに形成された画像を読み取る読取部と、前記読取部で画像を読み取られたシートを搬送する搬送部と、前記搬送部により搬送されたシートが選択的に排出される第1排出部、第2排出部、第3排出部と、前記読取部で読み取られた画像について画像情報と比較して正常画像であるか異常画像であるかを判定し、かつ、シートを排出する排出先を前記第1排出部、前記第2排出部、前記第3排出部の中から選択する制御部と、を備え、前記制御部は、複数枚のシートにより1つの部が構成され、かつ、複数の部を連続で画像形成する画像形成ジョブを実行する際に、前記読取部で読み取られた画像が正常画像である場合は、該正常画像が形成されたシートを前記第1排出部に排出し、前記読取部で読み取られた画像が異常画像である場合は、該異常画像が形成された異常シートを前記第2排出部に排出し、前記異常画像が読み取られた時点で前記異常シートより後に画像形成が開始されている複数の残留シートのうちで、前記異常シートが含まれていた第1の部を構成するシートを前記第2排出部に排出し、前記残留シートのうちで、前記第1の部を構成しないシートを前記第3排出部に排出することを特徴とする。
また、本発明の画像形成装置は、画像情報に基づいてシートに画像を形成する画像形成部と、前記画像形成部によりシートに形成された画像を読み取る読取部と、前記読取部で画像を読み取られたシートを搬送する搬送部と、前記搬送部により搬送されたシートが選択的に排出される第1排出部、第2排出部、第3排出部と、前記読取部で読み取られた画像について画像情報と比較して正常画像であるか異常画像であるかを判定し、かつ、シートを排出する排出先を前記第1排出部、前記第2排出部、前記第3排出部の中から選択する制御部と、を備え、前記制御部は、前記読取部で読み取られた画像が正常画像である場合に該正常画像が形成されたシートを排出する排出部について、前記第1排出部と前記第3排出部とを選択的に使用する第1モードと、前記第3排出部を使用せずに前記第1排出部を使用する第2モードとを選択的に実行し、前記第1モードでは、前記読取部で読み取られた画像が異常画像である場合は、該異常画像が形成された異常シートを前記第2排出部に排出し、前記異常画像が読み取られた時点で前記異常シートより後に画像形成が開始されている複数の残留シートのうちで、前記異常シートが含まれていた第1の部を構成するシートを前記第2排出部に排出し、前記残留シートのうちで、前記第1の部を構成しないシートを前記第3排出部に排出し、前記第2モードでは、前記読取部で読み取られた画像が異常画像である場合は、該異常画像が形成された異常シートと前記残留シートとを前記第2排出部に排出することを特徴とする。
本発明の画像形成装置の制御方法は、画像情報に基づいてシートに画像を形成する画像形成部と、前記画像形成部によりシートに形成された画像を読み取る読取部と、前記読取部で画像を読み取られたシートを搬送する搬送部と、前記搬送部により搬送されたシートが選択的に排出される第1排出部、第2排出部、第3排出部と、前記読取部で読み取られた画像について画像情報と比較して正常画像であるか異常画像であるかを判定し、かつ、シートを排出する排出先を前記第1排出部、前記第2排出部、前記第3排出部の中から選択する制御部と、を備えた画像形成装置の制御方法において、複数枚のシートにより1つの部が構成され、かつ、複数の部を連続で画像形成する画像形成ジョブを実行する際に、前記読取部で読み取られた画像について画像情報と比較して正常画像であるか異常画像であるかを判定する判定工程と、前記判定工程において前記読取部で読み取られた画像が正常画像であると判定した場合に、該正常画像が形成されたシートを前記第1排出部に排出する第1正常排出工程と、前記判定工程において前記読取部で読み取られた画像が異常画像であると判定した場合に、該異常画像が形成された異常シートを前記第2排出部に排出する第1異常排出工程と、前記異常画像が読み取られた時点で前記異常シートより後に画像形成が開始されている複数の残留シートのうちで、前記異常シートが含まれていた第1の部を構成するシートを前記第2排出部に排出する第2異常排出工程と、前記残留シートのうちで、前記第1の部を構成しないシートを前記第3排出部に排出する第2正常排出工程と、を備えることを特徴とする。
また、本発明の画像形成装置の制御方法は、画像情報に基づいてシートに画像を形成する画像形成部と、前記画像形成部によりシートに形成された画像を読み取る読取部と、前記読取部で画像を読み取られたシートを搬送する搬送部と、前記搬送部により搬送されたシートが選択的に排出される第1排出部、第2排出部、第3排出部と、前記読取部で読み取られた画像について画像情報と比較して正常画像であるか異常画像であるかを判定し、かつ、シートを排出する排出先を前記第1排出部、前記第2排出部、前記第3排出部の中から選択する制御部と、を備えた画像形成装置の制御方法において、複数枚のシートにより1つの部が構成され、かつ、複数の部を連続で画像形成する画像形成ジョブを実行する際に、前記読取部で読み取られた画像が正常画像である場合に該正常画像が形成されたシートを排出する排出部について、前記第1排出部と前記第3排出部とを選択的に使用する第1モードと、前記第3排出部を使用せずに前記第1排出部を使用する第2モードとを選択的に実行し、前記第1モードでは、前記読取部で読み取られた画像について画像情報と比較して正常画像であるか異常画像であるかを判定する判定工程と、前記判定工程において前記読取部で読み取られた画像が正常画像であると判定した場合に、該正常画像が形成されたシートを前記第1排出部に排出する第1正常排出工程と、前記判定工程において前記読取部で読み取られた画像が異常画像であると判定した場合に、該異常画像が形成された異常シートを前記第2排出部に排出する第1異常排出工程と、前記異常画像が読み取られた時点で前記異常シートより後に画像形成が開始されている複数の残留シートのうちで、前記異常シートが含まれていた第1の部を構成するシートを前記第2排出部に排出する第2異常排出工程と、前記残留シートのうちで、前記第1の部を構成しないシートを前記第3排出部に排出する第2正常排出工程と、を実行し、前記第2モードでは、前記判定工程と、前記第1正常排出工程と、前記第1異常排出工程と、前記判定工程において前記読取部で読み取られた画像が異常画像であると判定した場合に、前記残留シートを前記第2排出部に排出する第3異常排出工程と、を実行する、ことを特徴とする。
本発明によれば、検品装置によって異常画像と判定されたシートをエスケープトレイに排出する機能を有し、廃棄シートを削減しながらも装置の大型化及び複雑化を抑制することができる。
<第1の実施形態>
以下、本発明の第1の実施形態を、図1~図11を参照しながら詳細に説明する。本実施形態では、画像形成装置101を画像形成システム1に適用した場合について説明している。
以下、本発明の第1の実施形態を、図1~図11を参照しながら詳細に説明する。本実施形態では、画像形成装置101を画像形成システム1に適用した場合について説明している。
[画像形成システムの概略構成]
図1は、本実施形態に係る画像形成システム1のハード構成の全体図である。画像形成システム1は、画像形成装置101と外部コントローラ102とを備えている。画像形成装置101と外部コントローラ102は、内部LAN105とビデオケーブル106とを介して通信可能に接続されている。外部コントローラ102は、外部LAN104を介してクライアントPC103と通信可能に接続されており、クライアントPC103から外部コントローラ102に対して印刷指示が送信される。
図1は、本実施形態に係る画像形成システム1のハード構成の全体図である。画像形成システム1は、画像形成装置101と外部コントローラ102とを備えている。画像形成装置101と外部コントローラ102は、内部LAN105とビデオケーブル106とを介して通信可能に接続されている。外部コントローラ102は、外部LAN104を介してクライアントPC103と通信可能に接続されており、クライアントPC103から外部コントローラ102に対して印刷指示が送信される。
クライアントPC103には、印刷データを外部コントローラ102で処理可能な印刷記述言語に変換する機能を有するプリンタドライバがインストールされている。印刷を行うユーザは、各種アプリケーションからプリンタドライバを介して印刷指示を送信することができる。クライアントPC103にインストールされたプリンタドライバは、ユーザからの印刷指示に基づいて外部コントローラ102に対して印刷データを送信する。外部コントローラ102は、クライアントPC103から印刷指示を受信すると、データ解析やラスタライズ処理を行い、画像形成装置101に対して画像情報を含む印刷データを送信して印刷指示を行う。
画像形成装置101には、複数の異なる機能を持つ装置が接続され、製本などの複雑な印刷処理が可能なように構成されている。本実施形態では、画像形成装置101は、印刷装置107と、検品装置108と、大容量スタッカである第1スタッカ111及び第2スタッカ112とを有している。尚、画像形成装置101は、複合機、マルチファンクションペリフェラル、MFPと呼ばれることもある。また、本実施形態では、記録材であるシートは、トナー像が形成されるものであり、具体例として、普通紙、普通紙の代用品である合成樹脂製のシート、厚紙、オーバーヘッドプロジェクタ用シート等がある。
印刷装置107は、印刷装置107の下部にある給送カセット301,302から搬送されるシートに対してトナーを用いて画像を形成する。即ち、印刷装置107は、画像情報に基づいてシートに画像を形成する画像形成部の一例である。検品装置108は、印刷装置107から搬送されたシートの画像を読み取り、予め登録された正解画像と比較することで、印刷された画像が正常かどうかを判定するための装置である。即ち、検品装置108は、印刷装置107によりシートに形成された画像を読み取る読取部の一例である。第1スタッカ111及び第2スタッカ112は、大容量のシートを積載することが可能な大容量スタッカである。尚、図1で説明している画像形成システム1は画像形成装置101に外部コントローラ102が接続された構成であるが、本発明は外部コントローラ102が接続された構成に限定されない。即ち、画像形成装置101を外部LAN104に接続し、クライアントPC103から、画像形成装置101が処理可能な印刷データを送信する構成でもよい。この場合、画像形成装置101において、データ解析やラスタライズ処理が行われ、印刷処理が実行される。
[画像形成システムの制御系]
図2は、画像形成装置101、外部コントローラ102、及びクライアントPC103のシステム構成を表すブロック図である。
図2は、画像形成装置101、外部コントローラ102、及びクライアントPC103のシステム構成を表すブロック図である。
まず、印刷装置107の構成について説明する。印刷装置107は、通信I/F217、LANI/F218、ビデオI/F220、HDD221、CPU222、メモリ223、操作部224、ディスプレイ225、レーザ露光部227、作像部228、定着部229、給送部230を有する。それぞれの構成要素は、システムバス231を介して接続される。本実施形態では、印刷装置107の一例としてタンデム型のフルカラープリンタについて説明している。但し、本発明はタンデム型の印刷装置107に限られず、他の方式の画像形成装置であってもよく、また、フルカラーであることにも限られず、モノクロやモノカラーであってもよい。
通信I/F(インターフェース)217は、通信ケーブル249を介して検品装置108、第1スタッカ111、及び第2スタッカ112と接続され、それぞれの装置の制御のための通信が行われる。LANI/F218は、内部LAN105を介して外部コントローラ102と接続され、印刷データなどの通信が行われる。ビデオI/F220は、ビデオケーブル106を介して外部コントローラ102と接続され、画像データなどの通信が行われる。HDD221は、プログラムやデータが保存された記憶装置である。CPU222は、HDD221に保存されたプログラム等に基づいて、画像処理制御や印刷の制御を包括的に行う。メモリ223は、CPU222が各種処理を行う際に必要となるプログラムや、画像データが記憶され、ワークエリアとして動作する。操作部224は、ユーザからの各種設定の入力や操作の指示を受け付ける。ディスプレイ225には、画像形成装置101の設定情報や印刷ジョブの処理状況などが表示される。
レーザ露光部227は、トナー像を転写するために感光ドラムにレーザ光を照射するための一次帯電や、レーザ露光を行う装置である。レーザ露光部227においては、まず感光ドラム表面を均一なマイナス電位に帯電させる一次帯電が行われる。次に、レーザドライバによってレーザ光を、ポリゴンミラーで反射角度を調節しながら感光ドラムに照射される。これにより照射した部分のマイナス電荷が中和され、静電潜像が形成される。作像部228は、シートに対してトナーを転写するための装置であり、現像ユニット、転写ユニット、トナー補給部等により構成され、感光ドラム上のトナーをシートに転写する。現像ユニットにおいては、現像シリンダからマイナスに帯電したトナーを感光ドラム表面の静電潜像に付着させ、可視像化する。転写ユニットにおいては、一次転写ローラにプラス電位を印可し感光ドラム表面のトナーを転写ベルトに転写する一次転写、二次転写外ローラにプラス電位を印可し転写ベルト上のトナーをシートに転写する二次転写が行われる。定着部229はシート上のトナーを熱と圧力でシートに溶解固着するための装置であり、加熱ヒータ、定着ベルト、加圧ベルト等で構成される。給送部230はシートを給送するための装置であり、ローラや各種センサによりシートの給送動作、搬送動作が制御される。
次に、検品装置108の構成について説明する。検品装置108は、通信I/F232、制御部の一例であるCPU233、メモリ234、画像読取部235、表示部236、操作部237、画像処理部238を有しており、それぞれの構成要素はシステムバス250を介して接続される。通信I/F232は、通信ケーブル249を介して印刷装置107と接続され、制御に必要な通信が行われる。メモリ234は、制御プログラムが保存された記憶装置である。画像読取部235は、CPU233の指示に基づき、搬送されたシート上の画像を読み取る。CPU233は、メモリ234に格納された制御プログラムに応じて、検品に必要な各種制御を行う。CPU233は、画像読取部235によって読み取られた画像と、メモリ234に保存された正解画像と比較し、印刷された画像が正常かどうかを判断する。表示部236は、検品結果や設定画面などが表示される。操作部237は、ユーザによって操作され、検品装置108の設定変更や正解画像の登録などの指示を受け付ける。画像処理部238は、画像読取部235の画像読取によるゲイン調整値の設定などを行い、画像の読取結果に反映させる。
次に、第1スタッカ111の構成について説明する。第1スタッカ111は、通信I/F239、CPU240、メモリ241、排出制御部242を有しており、それぞれの構成要素はシステムバス243を介して接続される。通信I/F239は、通信ケーブル249を介して印刷装置107と接続され、制御に必要な通信が行われる。CPU240は、メモリ241に格納された制御プログラムに応じて、排出に必要な各種制御を行う。メモリ241は、制御プログラムが保存された記憶装置である。排出制御部242は、CPU240からの指示に基づき、搬送されたシートを第1スタックトレイ331(図3参照)、または、エスケープトレイ334(図3参照)に搬送する制御を行う。次に、第2スタッカ112の構成について説明する。第2スタッカ112は、通信I/F244、CPU245、メモリ246、排出制御部247を有しており、それぞれの構成要素はシステムバス248を介して接続される。各部の構成は第1スタッカ111と同様であるので、詳細な説明は省略する。
次に、外部コントローラ102の構成について説明する。外部コントローラ102は、画像処理コントローラ、デジタルフロントエンド、プリントサーバ、DFEなどと呼ばれることもある。外部コントローラ102は、CPU208、メモリ209、HDD210、キーボード211、ディスプレイ212、LANI/F213,LANI/F214、ビデオI/F215を有しており、これらはシステムバス216を通して接続されている。CPU208は、HDD210に保存されたプログラムやデータに基づいてクライアントPC103からの印刷データの受信、RIP処理、画像形成装置101への印刷データの送信などの処理を包括的に実行する。メモリ209は、CPU208が各種処理を行う際に必要なプログラムやデータが記憶され、ワークエリアとして動作する。HDD210には、印刷処理などの動作に必要なプログラムやデータが記憶される。キーボード211は、外部コントローラ102の操作指示を入力するための装置である。ディスプレイ212には、外部コントローラ102の実行アプリケーション等の情報を静止画や動画の映像信号により表示可能である。LANI/F213は、外部LAN104を介してクライアントPC103と接続され、印刷指示などの通信が行われる。LANI/F214は、内部LAN105を介して画像形成装置101と接続され、印刷指示などの通信が行われる。ビデオI/F215は、ビデオケーブル106を介して画像形成装置101と接続され、印刷データなどの通信が行われる。
次に、クライアントPC103の構成について説明する。クライアントPC103は、CPU201、メモリ202、HDD203、キーボード204、ディスプレイ205、LANI/F206を有しており、これらはシステムバス207を介して接続されている。CPU201は、HDD203に保存された文書処理プログラム等に基づいて印刷データの作成や印刷指示を実行し、システムバスに接続される各デバイスを包括的に制御する。メモリ202は、CPU201が各種処理を行う際に必要となるプログラムやデータが記憶され、ワークエリアとして動作する。HDD203には、印刷処理などの動作に必要なプログラムやデータが記憶される。キーボード204は、クライアントPC103の操作指示を入力するための装置である。ディスプレイ205には、クライアントPC103の実行アプリケーション等の情報が静止画や動画の映像信号により表示される。LANI/F206は、外部LAN104と接続されており、印刷指示などの通信が行われる。
以上の説明において、外部コントローラ102と画像形成装置101は内部LAN105とビデオケーブル106により接続されているが、印刷に必要なデータの送受信が行える構成であればよく、例えば、ビデオケーブルのみの接続構成でもよい。また、各メモリ202、メモリ209、メモリ223、メモリ234、メモリ241、メモリ246は、それぞれデータやプログラムを保持するための記憶装置であればよい。例えば、揮発性のRAM、不揮発性のROM、内蔵HDD、外付けHDD、USBメモリなどで代替した構成でもよい。
[画像形成装置]
図3は、画像形成装置101の断面図である。印刷装置107の構成及び動作原理は、以下の通りである。印刷装置107において、給送カセット301,302には、各種シートを収容しておくことが可能である。各給送カセット301,302では、収容されたシートの最上位のシートを1枚のみ分離し、シート搬送パス303へ搬送することが可能である。現像ステーション304~307では、カラー画像を形成するために、それぞれY、M、C、Kの有色トナーを用いてトナー像を形成する。各現像ステーション304~307では、画像データに応じて変調されたレーザ光などの光線を、ポリゴンミラー等の回転多面鏡により反射して走査光として感光ドラムに照射する。このレーザ光により感光ドラム上に形成された静電潜像はトナーによって現像され、中間転写ベルト308に、そのトナー像を一次転写する。この一連の画像形成プロセスをイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)のトナーに対して順次実行することにより、中間転写ベルト308にフルカラー画像が形成される。中間転写ベルト308は、図3において時計回りに回転し、二次転写位置309でシート搬送パス303から搬送されてきたシートへとトナー像が二次転写され、第1定着ユニット311へ搬送される。第1定着ユニット311は、加圧ローラと加熱ローラを備え、各ローラの間をシートが通過することにより、トナーを溶融及び圧着することでシートにトナー像を定着させる。第1定着ユニット311を抜けたシートは、シート搬送パス312を通ってシート搬送パス315へと搬送される。
図3は、画像形成装置101の断面図である。印刷装置107の構成及び動作原理は、以下の通りである。印刷装置107において、給送カセット301,302には、各種シートを収容しておくことが可能である。各給送カセット301,302では、収容されたシートの最上位のシートを1枚のみ分離し、シート搬送パス303へ搬送することが可能である。現像ステーション304~307では、カラー画像を形成するために、それぞれY、M、C、Kの有色トナーを用いてトナー像を形成する。各現像ステーション304~307では、画像データに応じて変調されたレーザ光などの光線を、ポリゴンミラー等の回転多面鏡により反射して走査光として感光ドラムに照射する。このレーザ光により感光ドラム上に形成された静電潜像はトナーによって現像され、中間転写ベルト308に、そのトナー像を一次転写する。この一連の画像形成プロセスをイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)のトナーに対して順次実行することにより、中間転写ベルト308にフルカラー画像が形成される。中間転写ベルト308は、図3において時計回りに回転し、二次転写位置309でシート搬送パス303から搬送されてきたシートへとトナー像が二次転写され、第1定着ユニット311へ搬送される。第1定着ユニット311は、加圧ローラと加熱ローラを備え、各ローラの間をシートが通過することにより、トナーを溶融及び圧着することでシートにトナー像を定着させる。第1定着ユニット311を抜けたシートは、シート搬送パス312を通ってシート搬送パス315へと搬送される。
シートの種類によって定着のために更に溶融及び圧着が必要な場合は、第1定着ユニット311を通過した後、上側のシート搬送パスにより第2定着ユニット313へと搬送される。シートは、第2定着ユニット313において追加の溶融及び圧着が施された後、シート搬送パス314を通ってシート搬送パス315へと搬送される。画像形成モードが両面モードである場合は、シート反転パス316へとシートを搬送し、シート反転パス316で反転した後、両面搬送パス317へと搬送され、二次転写位置309で裏面への画像転写が行われる。ディスプレイ225は、画像形成装置101の印刷状況や設定のための情報を表示する。
印刷装置107を通過したシートは、検品装置108へ搬送される。検品装置108内には、第1CISユニット321と第2CISユニット322とが対向して配置される。第1CISユニット321はシートの上面を、第2CISユニット322はシートの下面を読み取るためのCISユニットである。検品装置108は、シート搬送パス323に搬送されたシートが所定位置に到達したタイミングで、第1CISユニット321及び第2CISユニット322を用いてシートの画像を読み取り、この読取結果に基づいて画像が正常であるか否かが判断される。表示部236には、検品装置108によって行われた検品結果などが表示される。尚、第1CISユニット321と第2CISユニット322は、センサとしてCISユニットにより構成することには限られず、CCDやCMOSなど他の光学系センサにより構成してもよい。シート搬送パス323は、検品装置108で画像を読み取られたシートを搬送する搬送部の一例である。
[第1スタッカ]
第1スタッカ111は、シートを積載するトレイとしての第1排出部の一例である第1スタックトレイ331と、排出トレイとしての第2排出部の一例であるエスケープトレイ334とを有している。検品装置108を通過したシートは、第1スタッカ111へと搬送される。シートは、シート搬送パス332からシート搬送パス333を経由して、第1スタックトレイ331に積載される。エスケープトレイ334は、検品装置108によって画像が異常であると判定されたシートを排出するために使用される排出トレイである。エスケープトレイ334に出力する場合は、シート搬送パス332からシート搬送パス335を経由してエスケープトレイ334へシートが搬送される。第1スタッカ111の後段の後処理装置へシートを搬送する場合には、シート搬送パス336を経由してシートが搬送される。
第1スタッカ111は、シートを積載するトレイとしての第1排出部の一例である第1スタックトレイ331と、排出トレイとしての第2排出部の一例であるエスケープトレイ334とを有している。検品装置108を通過したシートは、第1スタッカ111へと搬送される。シートは、シート搬送パス332からシート搬送パス333を経由して、第1スタックトレイ331に積載される。エスケープトレイ334は、検品装置108によって画像が異常であると判定されたシートを排出するために使用される排出トレイである。エスケープトレイ334に出力する場合は、シート搬送パス332からシート搬送パス335を経由してエスケープトレイ334へシートが搬送される。第1スタッカ111の後段の後処理装置へシートを搬送する場合には、シート搬送パス336を経由してシートが搬送される。
反転部337は、シートを反転させるために設けられており、シートを第1スタックトレイ331に積載する場合に使用される。即ち、入力されたシートの向きと出力時点でのシートの向きが同一となるように第1スタックトレイ331に積載する場合には、反転部337でシートを反転させる。エスケープトレイ334や、後続の後処理装置へ搬送する場合は、そのままシートを排出するため、反転部337での反転動作は行わない。
[第2スタッカ]
第2スタッカ112は、シートを積載するトレイとしての第3排出部の一例である第2スタックトレイ341と、トレイ344とを有している。第1スタッカ111を通過したシートは、第2スタッカ112へと搬送される。シートは、シート搬送パス342からシート搬送パス343を経由して、第2スタックトレイ341に積載される。トレイ344に出力する場合は、シート搬送パス342からシート搬送パス345を経由してトレイ344へシートが搬送される。反転部347は、シートを反転させるために設けられており、シートを第2スタックトレイ341に積載する場合に使用される。即ち、入力されたシートの向きと出力時点でのシートの向きが同一となるように第2スタックトレイ341に積載する場合には、反転部347でシートを反転させる。トレイ344へ搬送する場合は、そのままシートを排出するため、反転部347での反転動作は行わない。
第2スタッカ112は、シートを積載するトレイとしての第3排出部の一例である第2スタックトレイ341と、トレイ344とを有している。第1スタッカ111を通過したシートは、第2スタッカ112へと搬送される。シートは、シート搬送パス342からシート搬送パス343を経由して、第2スタックトレイ341に積載される。トレイ344に出力する場合は、シート搬送パス342からシート搬送パス345を経由してトレイ344へシートが搬送される。反転部347は、シートを反転させるために設けられており、シートを第2スタックトレイ341に積載する場合に使用される。即ち、入力されたシートの向きと出力時点でのシートの向きが同一となるように第2スタックトレイ341に積載する場合には、反転部347でシートを反転させる。トレイ344へ搬送する場合は、そのままシートを排出するため、反転部347での反転動作は行わない。
本実施形態では、検品装置108のシート搬送パス332により搬送されたシートは、第1スタックトレイ331と、第2スタックトレイ341と、エスケープトレイ334とから選択的に排出される。検品装置108のCPU233は、検品装置108で読み取られた画像について画像情報と比較して正常画像であるか異常画像であるかを判定し、かつ、シートを排出する排出先をトレイ331,341,334の中から選択する。
[排出先設定]
図4は、外部コントローラ102のディスプレイ212に表示される画面の一例である。排出先を設定するボタン401では、「自動」、「第1スタックトレイ」、「第2スタックトレイ」を選択することができる。「自動」を選択すると、外部コントローラ102は排出先指定を自動として設定する。「第1スタックトレイ」を選択すると、外部コントローラ102は排出先として第1スタックトレイ331を設定する。「第2スタックトレイ」を選択すると、外部コントローラ102は排出先として第2スタックトレイ341を設定する。優先排出先を設定するボタン402では、「第1スタックトレイ」、「第2スタックトレイ」を選択することができる。「第1スタックトレイ」を選択すると、外部コントローラ102は排出先指定が自動の場合、排出先として第1スタックトレイ331を設定する。「第2スタックトレイ」を選択すると、外部コントローラ102は排出先指定が自動の場合、排出先として第2スタックトレイ341を設定する。
図4は、外部コントローラ102のディスプレイ212に表示される画面の一例である。排出先を設定するボタン401では、「自動」、「第1スタックトレイ」、「第2スタックトレイ」を選択することができる。「自動」を選択すると、外部コントローラ102は排出先指定を自動として設定する。「第1スタックトレイ」を選択すると、外部コントローラ102は排出先として第1スタックトレイ331を設定する。「第2スタックトレイ」を選択すると、外部コントローラ102は排出先として第2スタックトレイ341を設定する。優先排出先を設定するボタン402では、「第1スタックトレイ」、「第2スタックトレイ」を選択することができる。「第1スタックトレイ」を選択すると、外部コントローラ102は排出先指定が自動の場合、排出先として第1スタックトレイ331を設定する。「第2スタックトレイ」を選択すると、外部コントローラ102は排出先指定が自動の場合、排出先として第2スタックトレイ341を設定する。
[検品システム]
検品装置108により画像が異常であると判断されたシートは、エスケープトレイ334に排出され、リカバリ印刷を行う必要がある。画像が異常であると判断された時点では、検品装置108より上流側で印刷装置107において既に数枚のシート(残留シートという)に対して画像形成が開始されている。即ち、残留シートとは、異常画像が読み取られた時点で異常シートより後に画像形成が開始されている複数のシートを意味する。ここで、図4のボタン401で第1スタックトレイ331を指定した場合には、正常なシートの排出先として第1スタックトレイ331のみが使用される。このため、シートの積載順序を保証するために、残留シートは全てエスケープトレイ334に排出して、その後、異常であると判断されたシートからリカバリ印刷を行うようにする。従って、生産性が低下し、残留シートは全て廃棄シートになってしまう。
検品装置108により画像が異常であると判断されたシートは、エスケープトレイ334に排出され、リカバリ印刷を行う必要がある。画像が異常であると判断された時点では、検品装置108より上流側で印刷装置107において既に数枚のシート(残留シートという)に対して画像形成が開始されている。即ち、残留シートとは、異常画像が読み取られた時点で異常シートより後に画像形成が開始されている複数のシートを意味する。ここで、図4のボタン401で第1スタックトレイ331を指定した場合には、正常なシートの排出先として第1スタックトレイ331のみが使用される。このため、シートの積載順序を保証するために、残留シートは全てエスケープトレイ334に排出して、その後、異常であると判断されたシートからリカバリ印刷を行うようにする。従って、生産性が低下し、残留シートは全て廃棄シートになってしまう。
これに対し、本実施形態では、生産性を低下させることなく廃棄シートを削減するために、ユーザが排出先を自動に設定した場合は、部の先頭シートの排出先がリカバリ待機中であれば排出先を他のリカバリ待機中でない排出先に切り替える。部の先頭シートで排出先を切り替えることで、異常であると判断されたシートの後続の部は、リカバリ待機中の排出先とは異なる排出先が指定される。そのため、異常であると判断されたシートの後続の部を廃棄シートとすることなく成果物として排出することができる。
以下、画像形成システム1の各部での検品処理に関する処理手順について、図5~図10のフローチャートを用いて詳細に説明する。
[外部コントローラでの処理]
図5は、外部コントローラ102に各種設定をする際の処理の流れを示すフローチャートである。図5に示す各処理は、外部コントローラ102のCPU208が実行する。外部コントローラ102は起動すると、CPU208はユーザから停止指示を受信したか否かを判断する(ステップS1)。CPU208はユーザから停止指示を受信したと判断した場合は(ステップS1のYES)、外部コントローラ102の処理を終了する。
図5は、外部コントローラ102に各種設定をする際の処理の流れを示すフローチャートである。図5に示す各処理は、外部コントローラ102のCPU208が実行する。外部コントローラ102は起動すると、CPU208はユーザから停止指示を受信したか否かを判断する(ステップS1)。CPU208はユーザから停止指示を受信したと判断した場合は(ステップS1のYES)、外部コントローラ102の処理を終了する。
CPU208は、ユーザから停止指示を受信していないと判断した場合は(ステップS1のNO)、ユーザから印刷指示を受信する(ステップS2)。CPU208はユーザから印刷指示を受信すると、ジョブの部数、排出先指定および優先排出先指定の設定を取得する。ここでは、ジョブの部数をX、排出先指定をY、優先排出先指定をZとして設定された場合について説明する。排出先指定Y、優先排出先指定Zは、図4に示すディスプレイ212の画面で指定する設定である。
CPU208は、Iに初期値である0を代入する(ステップS3)。CPU208は、IにI+1を代入してカウントアップする(ステップS4)。CPU208は、排出先指定Yが自動であるか否かを判断する(ステップS5)。CPU208は、排出先指定Yが自動であると判断した場合は(ステップS5のYES)、外部コントローラ指定排出先Jに優先排出先指定Zを代入する(ステップS6)。CPU208は、排出先指定Yが自動でないと判断した場合は(ステップS5のNO)、外部コントローラ指定排出先Jに排出先指定Yを代入する(ステップS7)。
CPU208は、印刷装置107にI部目の印刷を指示する(ステップS8)。このとき、CPU208は、排出先指定をY、外部コントローラ指定排出先をJとする。CPU208は、IがXと等しいか否かを判断する(ステップS9)。CPU208は、IがXと等しくないと判断した場合は(ステップS9のNO)、全ての部数の印刷が完了していないので、再びIにI+1を代入してカウントアップする(ステップS4)。CPU208は、IがXと等しいと判断した場合は(ステップS9のYES)、全ての部数の印刷が完了したので、再びユーザから停止指示を受信したか否かを判断する(ステップS1)。
[印刷処理]
図6及び図7は、検品処理を行う前に印刷装置107が行う処理の流れを示すフローチャートである。図6及び図7の処理は、印刷装置107のCPU222が実行する。印刷装置107は起動すると、CPU222は排出先バッファAに初期値である0を代入する(ステップS11)。CPU222は、印刷装置107が停止指示を受信したか否かを判断する(ステップS12)。CPU222は、印刷装置107が停止指示を受信したと判断した場合は(ステップS12のYES)、印刷装置107の処理を終了する。CPU222は、印刷装置107が停止指示を受信していないと判断した場合は(ステップS12のNO)、外部コントローラ102から印刷指示を受信する(ステップS13)。これは、図5に示すステップS8で外部コントローラ102が印刷装置107に対して印刷指示した場合と対応する。
図6及び図7は、検品処理を行う前に印刷装置107が行う処理の流れを示すフローチャートである。図6及び図7の処理は、印刷装置107のCPU222が実行する。印刷装置107は起動すると、CPU222は排出先バッファAに初期値である0を代入する(ステップS11)。CPU222は、印刷装置107が停止指示を受信したか否かを判断する(ステップS12)。CPU222は、印刷装置107が停止指示を受信したと判断した場合は(ステップS12のYES)、印刷装置107の処理を終了する。CPU222は、印刷装置107が停止指示を受信していないと判断した場合は(ステップS12のNO)、外部コントローラ102から印刷指示を受信する(ステップS13)。これは、図5に示すステップS8で外部コントローラ102が印刷装置107に対して印刷指示した場合と対応する。
CPU222は、排出先指定Yが自動であるか否かを判断する(ステップS14)。CPU222は、排出先指定Yが自動であると判断した場合は(ステップS14のYES)、排出先バッファAが初期値0であるか否かを判断する(ステップS15)。CPU222は、排出先バッファAが初期値0であると判断した場合は(ステップS15のYES)、排出先バッファAに外部コントローラ指定排出先Jを代入し(ステップS16)、排出先Kに排出先バッファAを代入する(ステップS17)。CPU222は、排出先バッファAが初期値0でないと判断した場合は(ステップS15のNO)、排出先Kに排出先バッファAを代入する(ステップS17)。CPU222は、排出先指定Yが自動でないと判断した場合は(ステップS14のNO)、排出先Kに排出先指定Yを代入する(ステップS18)。
CPU222は、外部コントローラ102から受信した画像形成ジョブを印刷し、排出先にKを指定して検品装置108へ搬送する(ステップS19)。CPU222は、外部コントローラ102から受信した画像形成ジョブの内容に応じて、通信ケーブル249を介して検品装置108、第1スタッカ111、第2スタッカ112を制御する。CPU222は、第1スタッカ111または第2スタッカ112から排出完了通知を受信する(ステップS20)。尚、画像形成ジョブとは、ユーザから受け付けた画像形成指示内容であり、プリント命令信号(画像形成指示信号)に基づいて行う次のような一連の動作のことである。即ち、プリント命令信号を受けた(画像形成ジョブの入力)後の前回転時(画像形成前の準備動作)から、後回転(画像形成後の動作)までのことを指し、画像形成期間、紙間(非画像形成時)を含む。但し、本実施形態では、画像形成ジョブは上記の定義の他に、印刷装置107が1枚のシートに画像を形成することを意味する場合もある。
CPU222は、正常に排出できたか否かを判断する(ステップS21)。CPU222は、正常に排出できたと判断した場合は(ステップS21のYES)、排出先指定Yが自動であるか否かを判断する(ステップS22)。CPU222は、排出先指定Yが自動であると判断した場合は(ステップS22のYES)、排出先バッファAにステップS20で受信した排出完了通知の通知元排出先を指定し(ステップS23)、再び停止指示を受信したか否かを判断する(ステップS12)。CPU222は、排出先指定Yが自動でないと判断した場合は(ステップS22のNO)、排出先バッファAを変化させることなく、再び停止指示を受信したか否かを判断する(ステップS12)。CPU222は、正常に排出できなかったと判断した場合は(ステップS21のNO)、印刷データを再印刷することで、正常に排出できなかったシートのリカバリを行い(ステップS24)、再び停止指示を受信したか否かを判断する(ステップS12)。
[検品装置の処理]
図8及び図9は、検品処理を行う際に検品装置108が行う処理の流れを示すフローチャートである。図8及び図9の処理は、検品装置108のCPU233が実行する。CPU233は、検品装置108にシートが搬送されたか否かを判断する(ステップS31)。CPU233は、検品装置108にシートが搬送されていないと判断した場合は(ステップS31のNO)、検品装置108の処理を終了する。CPU233は、検品装置108にシートが搬送されたと判断した場合は(ステップS31のYES)、シートの画像を第1CISユニット321及び第2CISユニット322を使用して読み取り、検品装置108のメモリ234に保存する(ステップS32)。CPU233は、読み取った画像と正解画像との比較を行う(ステップS33)。
図8及び図9は、検品処理を行う際に検品装置108が行う処理の流れを示すフローチャートである。図8及び図9の処理は、検品装置108のCPU233が実行する。CPU233は、検品装置108にシートが搬送されたか否かを判断する(ステップS31)。CPU233は、検品装置108にシートが搬送されていないと判断した場合は(ステップS31のNO)、検品装置108の処理を終了する。CPU233は、検品装置108にシートが搬送されたと判断した場合は(ステップS31のYES)、シートの画像を第1CISユニット321及び第2CISユニット322を使用して読み取り、検品装置108のメモリ234に保存する(ステップS32)。CPU233は、読み取った画像と正解画像との比較を行う(ステップS33)。
CPU233は、読み取った画像と正解画像との比較の結果、読み取った画像が正常画像であるか否かを判断する(ステップS34、判定工程)。即ち、CPU233は、検品装置108で読み取られた画像について画像情報と比較して正常画像であるか異常画像であるかを判定する。CPU233は、読み取った画像が正常画像でないと判断した場合は(ステップS34のNO)、元排出先Lを排出先Kに変更する(ステップS38)。CPU233は、排出先Kには異常画像であったシートをリカバリ印刷して排出する必要があるため、排出先Kをリカバリ待機中に設定する(ステップS39)。CPU233は、第1スタッカ111へ検品NG排出を通知して(ステップS40、第1異常排出工程)、検品装置108の処理を終了する。即ち、判定工程において検品装置108で読み取られた画像が異常画像であると判定した場合に、該異常画像が形成された異常シートをエスケープトレイ334に排出する。
CPU233は、読み取った画像が正常画像であると判断した場合は(ステップS34のYES)、印刷シートがリカバリ印刷であるか否かを判断する(ステップS35)。CPU233は、印刷シートがリカバリ印刷でないと判断した場合は(ステップS35のNO)、印刷シートが部の先頭シート、かつ、排出先指定Yが自動であるか否かを判断する(ステップS36)。本実施形態では、リカバリ印刷の設定のタイミングは、残留シートの最終シートが含まれる部の印刷終了後とし、その時点で停止指示を出して、リカバリ印刷を開始するものとしている。
CPU233は、印刷シートが部の先頭シート、かつ、排出先指定Yが自動であると判断した場合は(ステップS36のYES)、指定された排出先Kがリカバリ待機中であるか否かを判断する(ステップS44)。CPU233は、指定された排出先Kがリカバリ待機中でないと判断した場合は(ステップS44のNO)、これまでの検品装置の処理で確定した排出先Kへ検品OK排出を通知して(ステップS48、第1正常排出工程)、検品装置108の処理を終了する。即ち、CPU233は、判定工程において検品装置108で読み取られた画像が正常画像であると判定した場合に、該正常画像が形成されたシートを第1スタックトレイ331に排出する。
このように、本実施形態では、シートが検品装置108に到達した時点で次の部のシートの画像形成出力が開始済みの画像形成ジョブとしている。このような画像形成ジョブにおいて、CPU233は、部の先頭シートの排出先を決定する時点で、予定する排出先が排出不可能である場合に、第1スタックトレイ331と第2スタックトレイ341のうちで排出可能な排出先を部の排出先として決定する。
CPU233は、指定された排出先Kがリカバリ待機中であると判断した場合は(ステップS44のYES)、指定された排出先Kが第1スタッカ111であるか否かを判断する(ステップS45)。CPU233は、指定された排出先Kが第1スタッカ111であると判断した場合は(ステップS45のYES)、排出先Kを第2スタッカ112に変更する(ステップS46)。CPU233は、確定した排出先Kへ検品OK排出を通知して(ステップS48、第2正常排出工程)、検品装置108の処理を終了する。即ち、残留シートのうちで、異常シートが含まれていた第1の部を構成しないシートを第2スタックトレイ341に排出する。
CPU233は、指定された排出先Kが第1スタッカ111でないと判断した場合は(ステップS45のNO)、指定された排出先Kは第2スタッカ112であるので、排出先Kを第1スタッカ111に変更する(ステップS47)。CPU233は、確定した排出先Kへ検品OK排出を通知して(ステップS48)、検品装置108の処理を終了する。
CPU233は、印刷シートが部の先頭シート、かつ、排出先指定Yが自動でないと判断した場合は(ステップS36のNO)、指定された排出先Kがリカバリ待機中であるか否かを判断する(ステップS37)。ここで、印刷シートが部の先頭シート、かつ、排出先指定Yが自動でないと判断した場合とは、印刷シートが部の先頭シートでないか、排出先指定Yが自動でないかの少なくとも一方の場合である。CPU233は、指定された排出先Kがリカバリ待機中でないと判断した場合は(ステップS37のNO)、確定した排出先Kへ検品OK排出を通知して(ステップS48、補完工程)、検品装置108の処理を終了する。即ち、残留シートのうちの最終シートが含まれる第2の部において、異常画像が読み取られた時点で印刷装置107による画像形成が未実行であるシートについては、印刷装置107による画像形成を実行する。そして、その実行後に、その画像形成したシートを第2スタックトレイ341に排出する。CPU233は、指定された排出先Kがリカバリ待機中であると判断した場合は(ステップS37のYES)、第1スタッカ111へ検品NG排出を通知して(ステップS40、第2異常排出工程)、検品装置108の処理を終了する。即ち、複数の残留シートのうちで、異常シートが含まれていた第1の部を構成するシートをエスケープトレイ334に排出する。
CPU233は、印刷シートがリカバリ印刷であると判断した場合は(ステップS35のYES)、元排出先Lがリカバリ待機中であるか否かを判断する(ステップS41)。CPU233は、元排出先Lがリカバリ待機中であると判断した場合は(ステップS41のYES)、元排出先Lのリカバリ待機中を解除し(ステップS42)、排出先Kを元排出先Lに変更する(ステップS43)。これにより、リカバリ印刷により印刷されたシートを元の排出先に排出することができる。CPU233は、確定した排出先Kへ検品OK排出を通知して(ステップS48)、検品装置108の処理を終了する。即ち、第1の部を構成する異常シートから第1の部の最終シートまでにおいて、印刷装置107により画像形成されたシートについては、印刷装置107による画像形成を再度実行した後に、その画像形成したシートを第1スタックトレイ331に排出する。
CPU233は、元排出先Lがリカバリ待機中でないと判断した場合は(ステップS41のNO)、リカバリ印刷の2枚目以降であるので、排出先をそのままにして、確定した排出先Kへ検品OK排出を通知する(ステップS48)。その後、検品装置108の処理を終了する。本実施形態では、ステップS44及びステップS37において、CPU233がリカバリ待機中であることの判断を行うようにしているが、これには限られず、この判断を外部コントローラ102または印刷装置107が行うようにしてもよい。
[スタッカの処理]
図10は、第1スタッカ111及び第2スタッカ112が行う処理の流れを示すフローチャートである。図10の処理は、第1スタッカ111のCPU240または第2スタッカ112のCPU245が実行する。CPU240,245は、検品装置108から排出通知を受信する(ステップS51)。これは、図7に示すステップS40またはステップS48で検品装置108が第1スタッカ111または第2スタッカ112に排出通知した場合と対応する。
図10は、第1スタッカ111及び第2スタッカ112が行う処理の流れを示すフローチャートである。図10の処理は、第1スタッカ111のCPU240または第2スタッカ112のCPU245が実行する。CPU240,245は、検品装置108から排出通知を受信する(ステップS51)。これは、図7に示すステップS40またはステップS48で検品装置108が第1スタッカ111または第2スタッカ112に排出通知した場合と対応する。
CPU240,245は、検品OKの排出通知であるか否かを判断する(ステップS52)。CPU240,245は、検品OKの排出通知であると判断した場合は(ステップS52のYES)、第1スタッカ111は第1スタックトレイ331、第2スタッカ112は第2スタックトレイ341に排出する(ステップS53)。このステップS53は、第1正常排出工程、第2正常排出工程、補完工程、第1リカバリ工程の一部に相当する。CPU240,245は、検品OKの排出通知でないと判断した場合は(ステップS52のNO)、第1スタッカ111はエスケープトレイ334、第2スタッカ112はトレイ344に排出する(ステップS54、第1異常排出工程、第2異常排出工程)。
CPU240,245は、ステップS53又はステップS54の終了後、CPU240,245は、印刷装置107へ排出完了を通知し(ステップS55)、第1スタッカ111及び第2スタッカ112の処理を終了する。排出完了通知は、図7のステップS20で印刷装置107が受信する場合と対応する。
(実施例)
上述した画像形成装置101を用いた具体的な実施例について、図11を用いて説明する。ここでは、複数枚(例えば3枚)のシートにより1つの部が構成され、かつ、複数の部(例えば4部)を連続で画像形成する画像形成ジョブを実行するものとする。まず、CPU233は、検品装置108で読み取られた画像について画像情報と比較して正常画像であるか異常画像であるかを判定する(判定工程)。検品装置108で読み取られた画像が正常画像である場合は、該正常画像が形成されたシート(1-1)を第1スタックトレイ331に排出する(第1正常排出工程)。検品装置108で読み取られた画像が異常画像である場合は、該異常画像が形成された異常シート(1-2)をエスケープトレイ334に排出する(第1異常排出工程)。
上述した画像形成装置101を用いた具体的な実施例について、図11を用いて説明する。ここでは、複数枚(例えば3枚)のシートにより1つの部が構成され、かつ、複数の部(例えば4部)を連続で画像形成する画像形成ジョブを実行するものとする。まず、CPU233は、検品装置108で読み取られた画像について画像情報と比較して正常画像であるか異常画像であるかを判定する(判定工程)。検品装置108で読み取られた画像が正常画像である場合は、該正常画像が形成されたシート(1-1)を第1スタックトレイ331に排出する(第1正常排出工程)。検品装置108で読み取られた画像が異常画像である場合は、該異常画像が形成された異常シート(1-2)をエスケープトレイ334に排出する(第1異常排出工程)。
異常画像(1-2)が読み取られた時点で異常シート(1-2)より後に画像形成が開始されている複数のシートを、残留シート(1-3~3-1)とする。この残留シート(1-3~3-1)のうちで、異常シート(1-2)が含まれていた第1の部(1-1~1-3)を構成するシート(1-3)をエスケープトレイ334に排出する(第2異常排出工程)。残留シート(1-3~3-1)のうちで、第1の部(1-1~1-3)を構成しないシート(2-1~3-1)を第2スタックトレイ341に排出する(第2正常排出工程)。
残留シート(1-3~3-1)のうちの最終シート(3-1)が含まれる第2の部(3-1~3-3)に対して画像形成する画像形成ジョブがある。その画像形成ジョブのうちで、最終シート(3-1)に画像形成した画像形成ジョブよりも後の未実行の画像形成ジョブについては、以下のようにする。即ち、当該未実行の画像形成ジョブを実行(補完印刷)した後に、その画像形成したシート(3-2~3-3)を第2スタックトレイ341に排出する(補完工程)。この時点で、印刷状態を通常の印刷からリカバリ印刷に切り替える。
そして、第1の部(1-1~1-3)を構成する異常シート(1-2)から第1の部の最終シート(1-3)までに対して画像形成した画像形成ジョブがある。この画像形成ジョブについては、当該画像形成ジョブを再度実行(リカバリ印刷)した後に、その画像形成したシート(1-2~1-3)を第1スタックトレイ331に排出する(第1リカバリ工程)。リカバリ印刷が終了した後は、印刷状態を通常の印刷に切り替えて、最後の4部目について、画像形成ジョブを実行した後に、その画像形成したシート(4-1~4-3)を第1スタックトレイ331に排出する。
このように、本実施例に係る画像形成装置101の制御方法は、判定工程と、第1正常排出工程と、第1異常排出工程と、第2異常排出工程と、第2正常排出工程と、補完工程と、第1リカバリ工程と、を備えている。
本実施例では、シート(3-2~3-3)に対する画像形成ジョブは、シート(1-2~1-3)に対する画像形成ジョブよりも先に実行している。即ち、補完工程を実行した後、第1リカバリ工程を実行している。但し、この順序には限られず、シート(3-2~3-3)に対する画像形成ジョブは、シート(1-2~1-3)に対する画像形成ジョブよりも後に実行してもよい。即ち、第1リカバリ工程を実行した後、補完工程を実行するようにしてもよい。この場合、残留シート(1-3~3-1)のうちで、第1の部(1-1~1-3)を構成しないシート(2-1~3-1)を第2スタックトレイ341に排出した時点で、印刷状態を通常の印刷からリカバリ印刷に切り替える。あるいは、補完工程の後、最後の4部目について印刷し、その後に第1リカバリ工程を実行するようにしてもよい。この場合、最後の4部目について印刷を終了した時点で印刷状態を通常の印刷からリカバリ印刷に切り替える。
尚、検品装置108により検品NGが発生した際に、リカバリ印刷によって第1スタックトレイ331をリカバリ待機解除するまでの間に再び検品NGが発生した場合は、第1スタックトレイ331及び第2スタックトレイ341がリカバリ待機中になる。このため、その時点での残留シートは全てエスケープトレイ344に排出し、第1スタックトレイ331及び第2スタックトレイ341に対するリカバリ印刷を実行する。
上述したように、本実施形態の画像形成装置101によれば、残留シートのうちで異常シートが含まれていた第1の部を構成するシートをエスケープトレイ334に排出し、第1の部を構成しないシートを第2スタックトレイ341に排出する。即ち、検品装置108によって印刷画像の異常を判断した場合は、異常と判断したシートよりも上流にある異常と判断したシートの部はすべてエスケープトレイ334に排出する。そして、異常と判断した部の次の部以降においては、部の先頭シートが検品装置108に到達した際に、排出可能な排出先へ排出する。このため、残留シートを全てエスケープトレイ334に排出する場合に比べて、廃棄シートを削減することができる。しかも、残留シートの一部を一旦退避させておくための専用の搬送路は不要であるので、部品点数が増加を回避できる。これにより、検品装置108によって異常画像と判定されたシートをエスケープトレイ334に排出する機能を有する画像形成装置101において、廃棄シートを削減しながらも装置の大型化及び複雑化を抑制できる。
また、本実施形態の画像形成装置101によれば、正常画像(検品OK)だった場合はステップS13で指定した排出先から変更されないため、検品NGが発生するまでは同じ排出先Jに排出する。検品NGが発生した次の部以降は、検品NGが発生した部と異なる排出先に排出する。そのため、検品NGと同じ部のシートはエスケープトレイ334に排出され廃棄シートとなるが、検品NGの次の部以降のシートは、廃棄シートとすることなく排出することができる。また、印刷を止めることがないので生産性が低下しない。
また、本実施形態の画像形成装置101によれば、実施例に示すように、シート(3-2~3-3)に対する画像形成ジョブは、シート(1-2~1-3)に対する画像形成ジョブよりも先に実行している。即ち、補完工程を実行した後、第1リカバリ工程を実行している。このため、残留シートを全て排出した後に排出先を切り替える回数を最低1回とすることができ、より簡易な制御にすることができる。
尚、上述した本実施形態の画像形成装置101の実施例では、シート(3-2~3-3)に対する画像形成ジョブは、シート(1-2~1-3)に対する画像形成ジョブよりも先に実行している場合について説明したが、これには限られない。例えば、シート(3-2~3-3)に対する画像形成ジョブは、シート(1-2~1-3)に対する画像形成ジョブよりも後に実行してもよい。この場合、本来排出すべき第1スタックトレイ331に速やかに排出されるようになるので、ユーザにとって使用感を向上することができる。
また、上述した本実施形態の画像形成装置101の制御方法では、判定工程と、第1正常排出工程と、第1異常排出工程と、第2異常排出工程と、第2正常排出工程と、補完工程と、第1リカバリ工程と、を備えている場合について説明した。但し、これには限られず、少なくとも判定工程と、第1正常排出工程と、第1異常排出工程と、第2異常排出工程と、第2正常排出工程と、を備えていれば、残留シートを全てエスケープトレイ334に排出する場合に比べて、廃棄シートを削減できる。
<第2の実施形態>
次に、本発明の第2の実施形態を、図12~図15を参照しながら詳細に説明する。本実施形態では、排出先が変更された場合に報知をする点で、第1の実施形態と構成を異にしている。但し、それ以外の構成については、第1の実施形態と同様であるので、符号を同じくして詳細な説明を省略する。
次に、本発明の第2の実施形態を、図12~図15を参照しながら詳細に説明する。本実施形態では、排出先が変更された場合に報知をする点で、第1の実施形態と構成を異にしている。但し、それ以外の構成については、第1の実施形態と同様であるので、符号を同じくして詳細な説明を省略する。
本実施形態では、図12に示すように、検品NGがあったときに、外部コントローラ102(図2参照)の表示部の一例であるディスプレイ212に、検品NGを理由に排出先を第2スタックトレイ341に変更するメッセージを表示するようにする。即ち、ディスプレイ212は、第1スタックトレイ331、第2スタックトレイ341、エスケープトレイ334のうちで、シートを排出する排出先が変更された場合は、変更された旨を表示する。
図13は、メッセージを表示する際に外部コントローラ102が行う処理の流れを示すフローチャートである。図13に示す各処理は、外部コントローラ102のCPU208が実行する。尚、図13に示すフローチャートは、図5に示すフローチャートと一部が共通しているため、共通部分についてはステップの番号を同じくして表示し、詳細な説明を省略する。図13に示すように、CPU208は、印刷装置107にI部目の印刷を指示し(ステップS8)、印刷装置107から排出先変更通知を受信したか否かを判断する(ステップS61)。CPU208は、印刷装置107から排出先変更通知を受信したと判断した場合は(ステップS61のYES)、外部コントローラ102のディスプレイ212に排出先変更を表示する(ステップS62、変更表示工程)。この際に表示する画面は、図12に示すディスプレイ212である。CPU208は、表示後、IがXと等しいか否かを判断する(ステップS9)。また、CPU208は、印刷装置107から排出先変更通知を受信していないと判断した場合は(ステップS61のNO)、表示をせずにIがXと等しいか否かを判断する(ステップS9)。
図14及び図15は、メッセージを表示する際に印刷装置107が行う処理の流れを示すフローチャートである。図14及び図15の処理は、印刷装置107のCPU222が実行する。尚、図14及び図15に示すフローチャートは、図6及び図7に示すフローチャートと一部が共通しているため、共通部分についてはステップの番号を同じくして表示し、詳細な説明を省略する。
図15に示すように、CPU222は、排出先指定Yが自動であると判断した場合は(ステップS22のYES)、排出先バッファAがステップS20で受信した排出完了通知の通知元排出先と等しいか否かを判断する(ステップS63)。CPU222は、排出先バッファAがステップS20で受信した排出完了通知の通知元排出先と等しいと判断した場合は(ステップS63のYES)、排出先バッファAを変化させることなく、再び停止指示を受信したか否かを判断する(ステップS12)。
CPU222は、排出先バッファAがステップS20で受信した排出完了通知の通知元排出先と等しくないと判断した場合は(ステップS63のNO)、排出先バッファAにステップS20で受信した排出完了通知の通知元排出先を指定する(ステップS23)。CPU222は、外部コントローラ102へ排出先変更を通知する。これは、図13のステップS61に対応する。
上述したように、本実施形態の画像形成装置101によれば、ディスプレイ212は、第1スタックトレイ331、第2スタックトレイ341、エスケープトレイ334のうちで、シートを排出する排出先が変更された場合は、変更された旨を表示する。このため、ユーザはシートを排出する排出先が変更されたことをリアルタイムで知ることができるので、操作性を向上することができる。
<第3の実施形態>
次に、本発明の第3の実施形態を、図16~図21を参照しながら詳細に説明する。本実施形態では、異常画像の検出時に切り替える排出先をユーザが設定可能である点で、第1の実施形態と構成を異にしている。但し、それ以外の構成については、第1の実施形態と同様であるので、符号を同じくして詳細な説明を省略する。
次に、本発明の第3の実施形態を、図16~図21を参照しながら詳細に説明する。本実施形態では、異常画像の検出時に切り替える排出先をユーザが設定可能である点で、第1の実施形態と構成を異にしている。但し、それ以外の構成については、第1の実施形態と同様であるので、符号を同じくして詳細な説明を省略する。
切り替える排出先を設定する際の表示画面の一例を、図16に示す。図16に示す画面は、外部コントローラ102(図2参照)のディスプレイ212に表示される。ボタン403は、変更先の排出トレイを設定するものであり、「変更しない」、「第2スタックトレイ」を選択することができる。「変更しない」を選択すると、検品NGが発生して排出先がリカバリ待機中となっていても排出先を変更しない。「第2スタックトレイ」を選択すると、排出先がリカバリ待機中となっている場合に、排出先を第2スタックトレイ341へ切り替える。即ち、本実施形態では、ディスプレイ212は、変更する排出先を設定するためのボタン403を有し、部の先頭シートの排出先を決定する時点で、予定する排出先が排出不可能である場合に、ボタン403で設定された排出先を排出先として決定する。
本実施形態の画像形成装置101では、CPU208は、検品装置108で読み取られた画像が正常画像である場合に該正常画像が形成されたシートを排出する排出部について、第1モードと第2モードとを選択的に実行可能である。ここでの第1モードは、第1スタックトレイ331と第2スタックトレイ341とを選択的に使用するモードであり、ボタン403で「第2スタックトレイ」を選択した場合である。また、第2モードは、第2スタックトレイ341を使用せずに第1スタックトレイ331を使用するモードであり、ボタン403で「変更しない」を選択した場合である。
図17は、変更する排出先を設定する際に外部コントローラ102が行う処理の流れを示すフローチャートである。図17に示す処理は、外部コントローラ102のCPU208が実行する。尚、図17に示すフローチャートは、図5に示すフローチャートと一部が共通しているため、共通部分についてはステップの番号を同じくして表示し、詳細な説明を省略する。
CPU208は、ユーザから停止指示を受信していないと判断した場合は(ステップS1のNO)、ユーザから印刷指示を受信する(ステップS71)。CPU208はユーザから印刷指示を受信すると、ジョブの部数、排出先指定、優先排出先指定、変更先指定の設定を取得する。ここでは、ジョブの部数をX、排出先指定をY、優先排出先指定をZ、変更先指定をPとして設定された場合について説明する。また、CPU208は、外部コントローラ指定排出先Jに優先排出先指定Zを代入するか(ステップS6)、又は外部コントローラ指定排出先Jに排出先指定Yを代入し(ステップS7)、印刷装置107にI部目の印刷を指示する(ステップS72)。このとき、CPU208は、排出先指定をY、外部コントローラ指定排出先をJ、変更先指定をPとする。
図18及び図19は、変更する排出先を設定する際に印刷装置が行う処理の流れを示すフローチャートである。図18及び図19に示す処理は、印刷装置107のCPU222が実行する。CPU222は、印刷装置107が停止指示を受信していないと判断した場合は(ステップS12のNO)、外部コントローラ102から印刷指示を受信する(ステップS73)。これは、図17に示すステップS72で外部コントローラ102が印刷装置107に対して印刷指示した場合と対応する。CPU222は、排出先Kに排出先バッファAを代入するか(ステップS17)、又は排出先Kに排出先指定Yを代入し(ステップS18)、外部コントローラ102から受信した画像形成ジョブを印刷する(ステップS74)。このとき、CPU222は、排出先指定をY、変更先指定をP、排出先をKとして指定して、検品装置108へ搬送する。
図20及び図21は、変更する排出先を設定する際に検品装置108が行う処理の流れを示すフローチャートである。図20及び図21に示す処理は、検品装置108のCPU233が実行する。CPU233は、指定された排出先Kがリカバリ待機中であると判断した場合は(ステップS44のYES)、指定された排出先Kが変更先指定Pと等しくない、かつ、変更先指定Pが「変更しない」ではないか否かを判断する(ステップS75)。CPU233は、指定された排出先Kが変更先指定Pと等しくない、かつ、変更先指定Pが「変更しない」ではないと判断した場合は(ステップS75のYES)、排出先Kを図16で指定された変更先指定Pに変更する(ステップS76)。CPU233は、指定された排出先Kが変更先指定Pと等しい、及び、変更先指定Pが「変更しない」の少なくとも一方であると判断した場合は(ステップS75のNO)、第1スタッカ111へ検品NG排出を通知する(ステップS40)。
このように、図16に示す画面で、ボタン403により「第2スタックトレイ」を選択した場合(第1モード)では、以下の工程を実行する。即ち、判定工程と、第1正常排出工程と、第1異常排出工程と、第2異常排出工程と、第2正常排出工程と、補完工程と、第1リカバリ工程と、を実行する。一方、図16に示す画面で、ボタン403により「変更しない」を選択した場合(第2モード)では、判定工程と、第1正常排出工程と、第1異常排出工程と、第3異常排出工程と、第2リカバリ工程と、を実行する。ここで、第3異常排出工程は、判定工程において検品装置108で読み取られた画像が異常画像であると判定した場合に、残留シートをエスケープトレイ334に排出する工程である。また、第2リカバリ工程では、異常シートから第1の部の最終シートまでにおいて、印刷装置107により画像形成したシートについては、印刷装置107による画像形成を再度実行した後に、その画像形成したシートを第1スタックトレイ331に排出する。更に、第2リカバリ工程では、第1の部の次の部以降において、印刷装置107により画像形成したシートについては、印刷装置107により画像形成を実行した後に、その画像形成したシートを第1スタックトレイ331に排出する。
上述したように、本実施形態の画像形成装置101によれば、第1モードと第2モードとを選択できるので、例えば、生産性を重視しない場合など、第1スタックトレイ331のみを使用してもよく、使用態様の自由度を広げることができる。
尚、上述した本実施形態の画像形成装置101の制御方法では、第2モードでは、判定工程と、第1正常排出工程と、第1異常排出工程と、第3異常排出工程と、第2リカバリ工程と、を実行する場合について説明したが、これには限られない。例えば、少なくとも判定工程と、第1正常排出工程と、第1異常排出工程と、第3異常排出工程と、を備えていればよい。
尚、上述した各実施形態では、正常なシートの排出先として第1スタックトレイ331と第2スタックトレイ341との2つを適用した場合について説明したが、これには限られず、例えば、3つ以上の排出先を有するようにしてもよい。この場合、3か所の排出先のうち、2か所がリカバリ待機中であっても、残りの1か所に排出することができるので、生産性を更に向上することができる。
101…画像形成装置、107…印刷装置(画像形成部)、108…検品装置(読取部)、212…ディスプレイ(表示部)、233…CPU(制御部)、323…シート搬送パス(搬送部)、331…第1スタックトレイ(第1排出部)、334…エスケープトレイ(第2排出部)、341…第2スタックトレイ(第3排出部)
Claims (14)
- 画像情報に基づいてシートに画像を形成する画像形成部と、
前記画像形成部によりシートに形成された画像を読み取る読取部と、
前記読取部で画像を読み取られたシートを搬送する搬送部と、
前記搬送部により搬送されたシートが選択的に排出される第1排出部、第2排出部、第3排出部と、
前記読取部で読み取られた画像について画像情報と比較して正常画像であるか異常画像であるかを判定し、かつ、シートを排出する排出先を前記第1排出部、前記第2排出部、前記第3排出部の中から選択する制御部と、を備え、
前記制御部は、
複数枚のシートにより1つの部が構成され、かつ、複数の部を連続で画像形成する画像形成ジョブを実行する際に、
前記読取部で読み取られた画像が正常画像である場合は、該正常画像が形成されたシートを前記第1排出部に排出し、
前記読取部で読み取られた画像が異常画像である場合は、該異常画像が形成された異常シートを前記第2排出部に排出し、
前記異常画像が読み取られた時点で前記異常シートより後に画像形成が開始されている複数の残留シートのうちで、前記異常シートが含まれていた第1の部を構成するシートを前記第2排出部に排出し、
前記残留シートのうちで、前記第1の部を構成しないシートを前記第3排出部に排出する、
ことを特徴とする画像形成装置。 - 前記制御部は、
前記残留シートのうちの最終シートが含まれる第2の部において、前記異常画像が読み取られた時点で前記画像形成部による画像形成が未実行であるシートについては、前記画像形成部による画像形成を実行した後に、その画像形成したシートを前記第3排出部に排出し、
前記第1の部を構成する前記異常シートから前記第1の部の最終シートまでのシートについては、前記画像形成部による画像形成を再度実行した後に、その画像形成したシートを前記第1排出部に排出する、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記制御部は、
前記第2の部における前記異常画像が読み取られた時点で前記画像形成部による画像形成が未実行であるシートについての画像形成は、前記第1の部を構成する前記異常シートから前記第1の部の最終シートまでのシートについての画像形成の再実行よりも先に実行する、
ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。 - 前記制御部は、
前記第2の部における前記異常画像が読み取られた時点で前記画像形成部による画像形成が未実行であるシートについての画像形成は、前記第1の部を構成する前記異常シートから前記第1の部の最終シートまでのシートについての画像形成の再実行よりも後に実行する、
ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。 - 画像情報に基づいてシートに画像を形成する画像形成部と、
前記画像形成部によりシートに形成された画像を読み取る読取部と、
前記読取部で画像を読み取られたシートを搬送する搬送部と、
前記搬送部により搬送されたシートが選択的に排出される第1排出部、第2排出部、第3排出部と、
前記読取部で読み取られた画像について画像情報と比較して正常画像であるか異常画像であるかを判定し、かつ、シートを排出する排出先を前記第1排出部、前記第2排出部、前記第3排出部の中から選択する制御部と、を備え、
前記制御部は、前記読取部で読み取られた画像が正常画像である場合に該正常画像が形成されたシートを排出する排出部について、前記第1排出部と前記第3排出部とを選択的に使用する第1モードと、前記第3排出部を使用せずに前記第1排出部を使用する第2モードとを選択的に実行し、
前記第1モードでは、
前記読取部で読み取られた画像が異常画像である場合は、該異常画像が形成された異常シートを前記第2排出部に排出し、
前記異常画像が読み取られた時点で前記異常シートより後に画像形成が開始されている複数の残留シートのうちで、前記異常シートが含まれていた第1の部を構成するシートを前記第2排出部に排出し、
前記残留シートのうちで、前記第1の部を構成しないシートを前記第3排出部に排出し、
前記第2モードでは、
前記読取部で読み取られた画像が異常画像である場合は、該異常画像が形成された異常シートと前記残留シートとを前記第2排出部に排出する、
ことを特徴とする画像形成装置。 - 前記制御部は、
前記第1モードでは、
前記残留シートのうちの最終シートが含まれる第2の部において、前記異常画像が読み取られた時点で前記画像形成部による画像形成が未実行であるシートについては、前記画像形成部による画像形成を実行した後に、その画像形成したシートを前記第3排出部に排出し、
前記第1の部を構成する前記異常シートから前記第1の部の最終シートまでのシートについては、前記画像形成部による画像形成を再度実行した後に、その画像形成したシートを前記第1排出部に排出し、
前記第2モードでは、
前記第1の部を構成する前記異常シートから前記第1の部の最終シートまでのシートについては、前記画像形成部による画像形成を再度実行した後に、その画像形成したシートを前記第1排出部に排出し、
前記第1の部の次の部以降のシートについては、前記画像形成部による画像形成を実行した後に、その画像形成したシートを前記第1排出部に排出する、
ことを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。 - 情報を表示可能な表示部を備え、
前記表示部は、前記第1排出部、前記第2排出部、前記第3排出部のうちで、シートを排出する排出先が変更された場合は、変更された旨を表示する、
ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像形成装置。 - 画像情報に基づいてシートに画像を形成する画像形成部と、
前記画像形成部によりシートに形成された画像を読み取る読取部と、
前記読取部で画像を読み取られたシートを搬送する搬送部と、
前記搬送部により搬送されたシートが選択的に排出される第1排出部、第2排出部、第3排出部と、
前記読取部で読み取られた画像について画像情報と比較して正常画像であるか異常画像であるかを判定し、かつ、シートを排出する排出先を前記第1排出部、前記第2排出部、前記第3排出部の中から選択する制御部と、を備えた画像形成装置の制御方法において、
複数枚のシートにより1つの部が構成され、かつ、複数の部を連続で画像形成する画像形成ジョブを実行する際に、
前記読取部で読み取られた画像について画像情報と比較して正常画像であるか異常画像であるかを判定する判定工程と、
前記判定工程において前記読取部で読み取られた画像が正常画像であると判定した場合に、該正常画像が形成されたシートを前記第1排出部に排出する第1正常排出工程と、
前記判定工程において前記読取部で読み取られた画像が異常画像であると判定した場合に、該異常画像が形成された異常シートを前記第2排出部に排出する第1異常排出工程と、
前記異常画像が読み取られた時点で前記異常シートより後に画像形成が開始されている複数の残留シートのうちで、前記異常シートが含まれていた第1の部を構成するシートを前記第2排出部に排出する第2異常排出工程と、
前記残留シートのうちで、前記第1の部を構成しないシートを前記第3排出部に排出する第2正常排出工程と、を備える、
ことを特徴とする画像形成装置の制御方法。 - 前記残留シートのうちの最終シートが含まれる第2の部において、前記異常画像が読み取られた時点で前記画像形成部による画像形成が未実行であるシートについては、前記画像形成部による画像形成を実行した後に、その画像形成したシートを前記第3排出部に排出する補完工程と、
前記第1の部を構成する前記異常シートから前記第1の部の最終シートまでのシートについては、前記画像形成部による画像形成を再度実行した後に、その画像形成したシートを前記第1排出部に排出する第1リカバリ工程と、を備える、
ことを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置の制御方法。 - 前記補完工程を実行した後、前記第1リカバリ工程を実行する、
ことを特徴とする請求項9に記載の画像形成装置の制御方法。 - 前記第1リカバリ工程を実行した後、前記補完工程を実行する、
ことを特徴とする請求項9に記載の画像形成装置の制御方法。 - 画像情報に基づいてシートに画像を形成する画像形成部と、
前記画像形成部によりシートに形成された画像を読み取る読取部と、
前記読取部で画像を読み取られたシートを搬送する搬送部と、
前記搬送部により搬送されたシートが選択的に排出される第1排出部、第2排出部、第3排出部と、
前記読取部で読み取られた画像について画像情報と比較して正常画像であるか異常画像であるかを判定し、かつ、シートを排出する排出先を前記第1排出部、前記第2排出部、前記第3排出部の中から選択する制御部と、を備えた画像形成装置の制御方法において、
複数枚のシートにより1つの部が構成され、かつ、複数の部を連続で画像形成する画像形成ジョブを実行する際に、
前記読取部で読み取られた画像が正常画像である場合に該正常画像が形成されたシートを排出する排出部について、前記第1排出部と前記第3排出部とを選択的に使用する第1モードと、前記第3排出部を使用せずに前記第1排出部を使用する第2モードとを選択的に実行し、
前記第1モードでは、
前記読取部で読み取られた画像について画像情報と比較して正常画像であるか異常画像であるかを判定する判定工程と、
前記判定工程において前記読取部で読み取られた画像が正常画像であると判定した場合に、該正常画像が形成されたシートを前記第1排出部に排出する第1正常排出工程と、
前記判定工程において前記読取部で読み取られた画像が異常画像であると判定した場合に、該異常画像が形成された異常シートを前記第2排出部に排出する第1異常排出工程と、
前記異常画像が読み取られた時点で前記異常シートより後に画像形成が開始されている複数の残留シートのうちで、前記異常シートが含まれていた第1の部を構成するシートを前記第2排出部に排出する第2異常排出工程と、
前記残留シートのうちで、前記第1の部を構成しないシートを前記第3排出部に排出する第2正常排出工程と、を実行し、
前記第2モードでは、
前記判定工程と、
前記第1正常排出工程と、
前記第1異常排出工程と、
前記判定工程において前記読取部で読み取られた画像が異常画像であると判定した場合に、前記残留シートを前記第2排出部に排出する第3異常排出工程と、を実行する、
ことを特徴とする画像形成装置の制御方法。 - 前記第1モードでは、
前記残留シートのうちの最終シートが含まれる第2の部において、前記異常画像が読み取られた時点で前記画像形成部による画像形成が未実行であるシートについては、前記画像形成部による画像形成を実行した後に、その画像形成したシートを前記第3排出部に排出する補完工程と、
前記第1の部を構成する前記異常シートから前記第1の部の最終シートまでのシートについては、前記画像形成部による画像形成を再度実行した後に、その画像形成したシートを前記第1排出部に排出する第1リカバリ工程と、を実行し、
前記第2モードでは、
前記第1の部を構成する前記異常シートから前記第1の部の最終シートまでのシートについては、前記画像形成部による画像形成を再度実行した後に、その画像形成したシートを前記第1排出部に排出し、さらに、前記第1の部の次の部以降のシートについて、前記画像形成部による画像形成を実行した後に、その画像形成したシートを前記第1排出部に排出する第2リカバリ工程を実行する、
ことを特徴とする請求項12に記載の画像形成装置の制御方法。 - 前記画像形成装置は、情報を表示可能な表示部を備え、
前記第1排出部、前記第2排出部、前記第3排出部のうちで、シートを排出する排出先が変更された場合は、変更された旨を表示する変更表示工程を備える、
ことを特徴とする請求項8乃至13のいずれか1項に記載の画像形成装置の制御方法。
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