JP5904170B2 - 画像形成装置、画像形成装置における温度制御方法及び温度制御プログラム - Google Patents

画像形成装置、画像形成装置における温度制御方法及び温度制御プログラム Download PDF

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Description

本発明は、記録シート上に形成された未定着画像を熱定着させることにより、印刷処理を実行するプリンター、複写機等の画像形成装置に関し、特に、省エネルギーのために熱定着時における定着温度の温度制御を行う技術に関する。
プリンター、複写機等の画像形成装置では、画像データと当該画像データの印刷条件を規定する、ページ記述言語(PDL)で記述されたPDLデータから画像のトナー像を記録シート上に形成し、当該トナー像を熱定着させることにより、印刷処理が実行される。
トナー像を熱定着させるのに必要な定着温度は、記録シートへのトナー付着量や記録シート上に形成される画像の種類等の条件により異なるため、これらの条件の如何によって定着不良が生じることがないように、定着温度は、通常、熱定着するのに最も多い加熱量を必要とする印刷条件下でも良好な定着性を確保することが可能な目標温度に設定されている。
一方、画像形成装置の電力消費量を少なくするという、省エネルギーの観点からみると、全ての画像について上記の目標温度で熱定着を行うことは、必要以上に電力を消費することになり、望ましくない。
このような熱定着に使用する電力消費量を低減する技術として、例えば特許文献1には、画像領域のドット数を取得して当該画像領域の印字率をトナー付着量の指標値として算出し、算出した印字率に応じて熱定着に用いる定着温度の温度制御をする技術が開示されています。
これにより、印字率が高く、定着性を確保するのに多くの加熱量を要する画像の場合には、定着温度を高く設定(例えば、上記の目標温度に設定)し、定着不良が生じないようにすることができるとともに、印字率が低く、定着性を確保するのに多くの加熱量を要しない画像の場合には、定着温度を上記の目標温度よりも低く設定し、熱定着時の電力消費量を少なくすることができる。
その結果、定着性を確保しつつ、全体として電力消費量の低減化を図ることができ、その分、省エネルギー化を図ることができる。
特開2008−268784号公報
しかしながら、上記の従来技術では、ドット数を取得するために、PDLで記述された画像データのラスタライズ処理を行う必要があり、その分、印刷すべき画像の定着温度を設定するまでに時間がかかり、その結果、定着温度の温度制御を開始する時期が遅れ、それによって印刷処理の開始が遅延して印刷処理の生産性が低下するという問題が生じる。特に印刷量が多い文字画像の印刷処理においては、印刷処理の生産性の低下の影響が大きい。
本発明は、上述のような問題に鑑みて為されたものであって、文字画像の印刷処理において、印刷処理の生産性を低下させることなく、画像の定着性を確保しつつ、電力消費量の低減化を図ることが可能な画像形成装置、画像形成装置における温度制御方法及び温度制御プログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の一形態に係る画像形成装置は、テキストデータと当該テキストデータの印刷条件を規定する、ページ記述言語(PDL)で記述されたPDLデータから文字画像のトナー像を記録シート上に形成し、熱定着させる画像形成装置であって、前記PDLデータを解析して、当該PDLデータから文字数、文字間隔、行間隔の内の少なくとも1つを印刷条件として取得する条件取得手段と、取得した印刷条件を基準値と比較することにより、前記トナー像を所定の定着温度よりも低い温度で熱定着させた場合に、記録シート上に形成される前記トナー像の定着性が確保できるか否かの判定をする判定手段と、前記少なくとも一つの印刷条件についての前記判定の結果が、否定的である場合には、前記トナー像を熱定着させる温度を前記所定の定着温度に設定し、取得した全ての印刷条件についての前記判定の結果が肯定的である場合には、前記トナー像を熱定着させる温度を前記所定の定着温度よりも低い温度に設定する温度制御手段と、を備える。
ここで、前記判定手段は、文字数が文字数の基準値より少ない場合に前記定着性が確保できると判定し、文字数が文字数の基準値以上である場合に前記定着性が確保できないと判定し、文字間隔が文字間隔の基準値より広い場合に前記定着性が確保できると判定し、文字間隔が文字間隔の基準値以下の場合に前記定着性が確保できないと判定し、行間隔が行間隔の基準値より広い場合に前記定着性が確保できると判定し、行間隔が行間隔の基準値以下の場合に前記定着性が確保できないと判定することとすることができる。
又、前記条件取得手段はさらに、前記PDLデータから文字サイズを印刷条件として取得し、前記判定手段はさらに、取得した文字サイズが文字サイズの基準値より小さい場合に前記定着性が確保できると判定し、当該文字サイズが文字サイズの基準値以上の場合に前記定着性が確保できないと判定することとすることができる。
又、前記条件取得手段はさらに、前記PDLデータから前記テキストデータが中間調を含む文字画像のデータであるか否かの判定基準となる文字画像の階調値を印刷条件として取得し、前記判定手段はさらに、前記階調値が、0又は255であり、前記テキストデータが中間調を含む文字画像のデータでないことを示す場合に前記定着性が確保できると判定し、前記階調値が、前記両者の値以外の値であり、前記テキストデータが中間調を含む文字画像のデータであることを示す場合に、前記定着性が確保できないと判定することとすることができる。
文字数の基準値は、文字サイズが大きくなるのに応じて小さくなるように文字サイズに対応付けて定められ、前記条件取得手段はさらに、前記PDLデータから文字サイズを印刷条件として取得し、前記判定手段は、取得した印刷条件が文字数の場合、当該文字数が、取得した文字サイズに対応する文字数の基準値より少ない場合に前記定着性が確保できると判定し、当該文字数が、当該基準値以上の場合に前記定着性が確保できないと判定することとすることができる。
又、本発明の一形態に係る画像形成装置における温度制御方法は、テキストデータと当該テキストデータの印刷条件を規定する、ページ記述言語(PDL)で記述されたPDLデータから文字画像のトナー像を記録シート上に形成し、熱定着させる画像形成装置における温度制御方法であって、前記PDLデータを解析して、当該PDLデータから文字数、文字間隔、行間隔の内の少なくとも1つを印刷条件として取得する条件取得ステップと、取得した印刷条件を基準値と比較することにより、前記トナー像を所定の定着温度よりも低い温度で熱定着させた場合に、記録シート上に形成される前記トナー像の定着性が確保できるか否かの判定をする判定ステップと、前記少なくとも一つの印刷条件についての前記判定の結果が、否定的である場合には、前記トナー像を熱定着させる温度を前記所定の定着温度に設定し、取得した全ての印刷条件についての前記判定の結果が肯定的である場合には、前記トナー像を熱定着させる温度を前記所定の定着温度よりも低い温度に設定する温度制御ステップと、を含むこととすることができる。
又、本発明の一形態に係る画像形成装置における温度制御プログラムは、テキストデータと当該テキストデータの印刷条件を規定する、ページ記述言語(PDL)で記述されたPDLデータから文字画像のトナー像を記録シート上に形成し、熱定着させる画像形成装置に温度制御処理を実行させる温度制御プログラムであって、前記温度制御処理は、前記PDLデータを解析して、当該PDLデータから文字数、文字間隔、行間隔の内の少なくとも1つを印刷条件として取得する条件取得ステップと、取得した印刷条件を基準値と比較することにより、前記トナー像を所定の定着温度よりも低い温度で熱定着させた場合に、記録シート上に形成される前記トナー像の定着性が確保できるか否かの判定をする判定ステップと、
前記少なくとも一つの印刷条件についての前記判定の結果が、否定的である場合には、前記トナー像を熱定着させる温度を前記所定の定着温度に設定し、取得した全ての印刷条件についての前記判定の結果が肯定的である場合には、前記トナー像を熱定着させる温度を前記所定の定着温度よりも低い温度に設定する温度制御ステップと、を含むこととすることができる。
上記構成を備えることにより、テキストデータとテキストデータの印刷条件を規定する、ページ記述言語(PDL)で記述されたPDLデータから、文字数、文字間隔、行間隔の内の少なくとも1つを印刷条件として取得し、取得した印刷条件と基準値を比較することにより、文字画像のトナー像を所定の定着温度よりも低い温度で熱定着させた場合に、文字画像のトナー像の定着性が確保できるか否かを判定することができる。その結果、ラスタライズ処理を行う前に、文字画像のトナー像を所定の定着温度よりも低い温度で熱定着させた場合における定着性の確保の可否を判定することが可能となり、判定結果に応じて、定着性を確保しつつ、電力消費量を低減化できるように迅速に定着温度を設定し、定着温度の温度制御を開始させることができる。これにより、定着温度の温度制御の開始のタイミングを早めることができるので、その分、印刷処理を早く開始することができ、印刷処理の生産性が低下するのを防止することができる。
ここで、前記条件取得手段はさらに、前記PDLデータから記録シート上に形成される文字画像の縮小又は拡張倍率を取得し、前記判定手段は、取得した印刷条件が、文字間隔である場合に、取得した前記文字画像の縮小又は拡張倍率に応じて縮小又は拡張した後の文字間隔が、文字間隔の基準値より広い場合に前記定着性が確保できると判定し、当該文字間隔が、文字間隔の基準値以下の場合に前記定着性が確保できないと判定することとしてもよい。
又、前記条件取得手段はさらに、前記PDLデータから記録シート上に形成される文字画像の縮小又は拡張倍率を取得し、前記判定手段は、取得した印刷条件が、行間隔である場合に、取得した前記文字画像の縮小又は拡張倍率に応じて縮小又は拡張した後の行間隔が、行間隔の基準値より広い場合に前記定着性が確保できると判定し、当該行間隔が、行間隔の基準値以下の場合に前記定着性が確保できないと判定することとしてもよい。
又、前記条件取得手段はさらに、前記PDLデータから記録シート上に形成される文字画像の縮小又は拡張倍率を取得し、前記判定手段は、取得した印刷条件が、文字数である場合に、当該文字数が、取得した前記文字画像の縮小又は拡張倍率に応じて縮小又は拡張した後の文字サイズに対応する文字数の基準値より少ない場合に前記定着性が確保できると判定し、当該文字数が、当該基準値以上である場合に前記定着性が確保できないと判定することとしてもよい。
又、前記条件取得手段はさらに、前記PDLデータから記録シート上に形成される文字画像の縮小又は拡張倍率を取得し、前記判定手段は、取得した印刷条件が、文字サイズである場合に、取得した前記文字画像の縮小又は拡張倍率に応じて縮小又は拡張した後の文字サイズが、文字サイズの基準値より小さい場合に前記定着性が確保できると判定し、当該文字サイズが文字サイズの基準値以上の場合に前記定着性が確保できないと判定することとしてもよい。
これにより、文字画像の縮小又は拡張倍率が印刷条件として規定されている場合には、当該縮小又は拡張倍率に応じて縮小又は拡張した後の文字間隔又は行間隔又は文字サイズを用いて対応する基準値との比較が行われて、定着性が確保できるか否かが判定されるので、文字画像が縮小又は拡張されて記録シート上に形成される場合においても、定着性の確保の可否についてより正確な判定を行うことができ、その判定結果に基づいて定着温度を適切に設定することができる。
ここで、前記PDLデータにおいて複数の異なる文字間隔が印刷条件として規定されている場合には、前記判定手段は、前記複数の文字間隔の内、最小の文字間隔が、文字間隔の基準値より広い場合に前記定着性が確保できると判定し、前記最小の文字間隔が文字間隔の基準値以下の場合に前記定着性が確保できないと判定する
これにより、PDLデータに複数の異なる文字間隔が印刷条件として記述されている場合には、複数の当該文字間隔の内、最も高いトナー付着密度に対応する最小の文字間隔について、基準値との比較が行われて、最小の文字間隔が、文字間隔の基準値より広い場合に、文字画像のトナー像を所定の定着温度よりも低い温度で熱定着させた場合の定着性が確保できると判定され、当該基準値以下の場合に当該定着性が確保できない判定されるので、複数の文字間隔の内、最も定着性が確保しにくい文字間隔について判定を行うことができる。
その結果、最小以外の文字間隔について判定した場合に比較して、当該定着性の確保の可否についてより正確な判定を行い、その判定結果に基づいて定着温度を適切に設定することができる。
即ち、複数の当該文字間隔の内、最小以外の文字間隔を用いて当該定着性が確保できるか否かを判定した場合には、当該文字間隔については、当該定着性が確保できると判定されても、最小の文字間隔については、当該定着性が確保できない場合が生じ得る。その結果、当該定着性が確保できない場合に定着温度が所定の温度よりも低い温度に設定されてしまうという不具合が生じてしまうが、最小の文字間隔を用いて当該定着性が確保できるか否かを判定した場合には、そのような不具合は生じない。
ここで、前記PDLデータにおいて複数の異なる行間隔が印刷条件として規定されている場合には、前記判定手段は、最小の行間隔が、行間隔の基準値より広い場合に前記定着性が確保できると判定し、最小の行間隔が行間隔の基準値以下の場合に前記定着性が確保できないと判定することとしてもよい。
これにより、PDLデータに複数の異なる行間隔が印刷条件として記述されている場合には、複数の当該行間隔の内、最も高いトナー付着密度に対応する最小の行間隔について、基準値との比較が行われて、最小の行間隔が、行間隔の基準値より広い場合に、文字画像のトナー像を所定の定着温度よりも低い温度で熱定着させた場合の定着性が確保できると判定され、当該基準値以下の場合に当該定着性が確保できない判定されるので、複数の行間隔の内、最も定着性が確保しにくい行間隔について判定を行うことができる。
その結果、最小以外の行間隔について判定した場合に比較して、当該定着性の確保の可否についてより正確な判定を行い、その判定結果に基づいて定着温度を適切に設定することができる。
即ち、複数の当該行間隔の内、最小以外の行間隔を用いて当該定着性が確保できるか否かを判定した場合には、当該行間隔については、当該定着性が確保できると判定されても、最小の行間隔については、当該定着性が確保できない場合が生じ得る。その結果、当該定着性が確保できない場合に定着温度が所定の温度よりも低い温度に設定されてしまうという不具合が生じてしまうが、最小の行間隔を用いて当該定着性が確保できるか否かを判定した場合には、そのような不具合は生じない。
ここで、前記PDLデータにおいて複数の異なる文字サイズが印刷条件として記述されている場合には、前記判定手段は、最大の文字サイズが文字サイズの基準値より小さい場合に前記定着性が確保できると判定し、最大の文字サイズが文字サイズの基準値以上の場合に前記定着性が確保できないと判定することとしてもよい。
これにより、PDLデータに複数の異なる文字サイズが印刷条件として記述されている場合には、一文字当たりのトナー付着量が最も多い、最大の文字サイズについて、基準値との比較が行われて、最大の文字サイズが、基準値より小さい場合に、文字画像のトナー像を所定の定着温度よりも低い温度で熱定着させた場合の定着性が確保できると判定され、当該基準値以上の場合に当該定着性が確保できない判定されるので、複数の文字サイズの内、最も定着性が確保しにくい文字サイズについて判定を行うことができる。
その結果、最大以外の文字サイズについて判定した場合に比較して、当該定着性の確保の可否についてより正確な判定を行い、その判定結果に基づいて定着温度を適切に設定することができる。
即ち、複数の文字サイズの内、最大以外の文字サイズを用いて当該定着性が確保できるか否かを判定した場合には、当該文字サイズについては、当該定着性が確保できると判定されても、最大の文字サイズについては、当該定着性が確保できない場合が生じ得る。その結果、当該定着性が確保できない場合に、定着温度が所定の温度よりも低い温度に設定されてしまうという不具合が生じてしまうが、最大の文字サイズを用いて当該定着性が確保できるか否かを判定した場合には、そのような不具合は生じない。
プリンター1の構成を示す図である。 プリンター1における、制御部60の構成と制御部60の制御対象となる主構成要素との関係を示す図である。 画像処理部605の構成を示す機能ブロック図である。 PDLデータの構造を模式的に示す図である。 PDLで記述された文字オブジェクトデータの具体例を示す。 制御部60が行う定着温度設定処理の動作を示すフローチャートである。 制御部60が行う定着温度設定処理の動作の第1の変形例を示すフローチャートである。 制御部60が行う定着温度設定処理の動作の第2の変形例を示すフローチャートである。 制御部60が行う定着温度設定処理の動作の第3の変形例を示すフローチャートである。 制御部60が行う定着温度設定処理の動作の第4の変形例を示すフローチャートである。 制御部60が行う定着温度設定処理の動作の第5の変形例を示すフローチャートである。
(実施の形態)
以下、本発明に係る一形態の画像形成装置の実施の形態を、タンデム型カラーデジタルプリンター(以下、単に「プリンター」という。)に適用した場合を例にして説明する。
[1]プリンターの構成
先ず、本実施の形態に係るプリンター1の構成について説明する。図1は、本実施の形態に係るプリンター1の構成を示す図である。同図に示すように、このプリンター1は、画像プロセス部3、給紙部4、定着装置5、制御部60を備えている。プリンター1は、ネットワーク(例えばLAN)に接続され、外部の端末装置(不図示)や図示しない表示部を有する操作パネルから印刷指示を受け付けると、その指示に基づいてイエロー、マゼンタ、シアンおよびブラックの各色のトナー像を形成し、これらを記録シート上へ多重転写してフルカラーの画像を形成した後、当該画像を熱定着させることにより、記録シートへの印刷処理を実行する。以下、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各再現色をY、M、C、Kと表し、各再現色に関連する構成要素の番号にこのY、M、C、Kを添字として付加する。
画像プロセス部3は、作像部3Y、3M、3C、3K、露光部10、中間転写ベルト11、二次転写ローラー45などを有している。作像部3Y、3M、3C、3Kの構成は、いずれも同様の構成であるため、以下、主として作像部3Yの構成について説明する。
作像部3Yは、感光体ドラム31Yと、その周囲に配設された帯電器32Y、現像器33Y、一次転写ローラー34Y、および感光体ドラム31Yを清掃するためのクリーナー35Yなどを有しており、感光体ドラム31Y上にY色のトナー像を作像する。現像器33Yは、感光体ドラム31Yに対向し、感光体ドラム31Yに帯電トナーを搬送する。中間転写ベルト11は、無端状のベルトであり、駆動ローラー12と従動ローラー13に張架されて矢印C方向に周回駆動され、駆動ローラー12は、不図示の駆動モーターにより回転駆動される。又、従動ローラー13の近傍には、中間転写ベルト上に残留するトナーを除去するためのクリーナー21が配置されている。
露光部10は、レーザーダイオードなどの発光素子を備え、制御部60からの駆動信号によりY〜K色の画像形成のためのレーザー光Lを発し、作像部3Y、3M、3C、3Kの各感光体ドラムを露光走査する。この露光走査により、帯電器32Yにより帯電された感光体ドラム31Y上に静電潜像が形成される。作像部3M、3C、3Kの各感光体ドラム上にも同様にして静電潜像が形成される。
各感光体ドラム上に形成された静電潜像は、作像部3Y、3M、3C、3Kの
各現像器により現像されて各感光体ドラム上に対応する色のトナー像が形成され
る。形成されたトナー像は、作像部3Y、3M、3C、3Kの各一次転写ローラー(図1では、作像部3Yに対応する一次転写ローラーのみ符号34Yを付し、他の一次転写ローラーについては、符号を省略している。)により、中間転写ベルト11上の同じ位置で重ね合わされるように、中間転写ベルト11上にタイミングをずらして順次一次転写された後、二次転写ローラー45による静電力の作用により中間転写ベルト11上のトナー像が一括して記録シート上に二次転写される。
トナー像が二次転写された記録シートは、さらに定着装置5に搬送され、記録シート上のトナー像(未定着画像)が、定着装置5において加熱及び加圧されて記録シートに熱定着された後、排出ローラー71により排紙トレイ72に排出される。
給紙部4は、記録シート(図1の符号Sで表す)を収容する給紙カセット41と、給紙カセット41内の記録シートを搬送路43上に1枚ずつ繰り出す繰り出しローラー42と、繰り出された記録シートを二次転写位置46に送り出すタイミングをとって記録シートを搬送するタイミングローラー44などを備えている。
給紙カセットは、1つに限定されず、複数であってもよい。記録シートとしては、大きさや厚さの異なる用紙(普通紙、厚紙)やOHPシートなどのフィルムシートを利用できる。給紙カセットが複数ある場合には、大きさ又は厚さ又は材質の異なる記録シートを複数の給紙カセットに収納することとしてもよい。
タイミングローラー44は、中間転写ベルト11上の同じ位置で重ね合わされるように中間転写ベルト11上に一次転写されたトナー像が二次転写位置46に搬送されるタイミングに合わせて、記録シートをニ次転写位置46に搬送する。そして、二次転写位置46において、ニ次転写ローラー45により中間転写ベルト11上のトナー像が一括して記録シート上に二次転写される。
繰り出しローラー42、タイミングローラー44等の各ローラーは、駆動モーター(不図示)を動力源とし、歯車ギヤーやベルトなどの動力伝達機構(不図示)を介して回転駆動される。この搬送モーターとしては、例えば、高精度の回転速度の制御が可能なステッピングモーターが使用される。
定着装置5は、定着ローラー51、加熱ローラー53、定着ローラー51と加熱ローラー53とによって張架される定着ベルト52、定着ベルト52を介して定着ローラー51を押圧して定着ニップを形成する加圧ローラー54、加圧ローラー54を回転駆動させる加圧ローラー駆動モーター(不図示)、加熱ローラー53の外周面の表面温度を検出する温度センサー(不図示)等から構成される。
定着ローラー51、定着ベルト52、加熱ローラー53は、加圧ローラー54が、加圧ローラー駆動モーターにより回転駆動されることにより、従動回転する。加圧ローラー駆動モーターの駆動は、後述するエンジン制御部80により制御され、これにより、定着ベルト52及び加圧ローラー54の回転速度が制御される。
加熱ローラー51の内部には、図示しないヒーター(例えば、ハロゲンヒータランプ)が配置され、ヒーターのオン・オフが、後述するエンジン制御部80によって切替えられることにより、加熱ローラー53により加熱された定着ベルト52の表面温度が所定の設定温度になるように制御される。
温度センサーは、非接触型の温度センサーであり、例えば、サーモパイル、非接触型サーミスタ、NCセンサー等を用いることができる。ここでは、非接触型の温度センサーとしてサーモパイルを用いることとする。
[2]制御部の構成
図2は、プリンター1における、制御部60の構成と制御部60の制御対象となる主構成要素との関係を示す図である。制御部60は、所謂コンピュータであって、同図に示されるように、CPU(Central Processing Unit)601、通信インターフェース(I/F)部602、ROM(Read Only Memory)603、RAM(Random Access Memory)604、画像処理部605、画像データ記憶部606、基準値記憶部607などを備える。
通信I/F部602は、LANカード、LANボードといったLANに接続するためのインターフェースである。ROM603には、エンジン制御部80、操作パネル6等を制御するためのプログラムや後述する定着温度設定処理を実行するためのプログラムなどが格納されている。RAM604は、CPU601のプログラム実行時のワークエリアとして用いられる。
画像処理部605は、外部の端末装置から印刷ジョブとして送信された、画像データと当該画像データの印刷条件とを規定する、ページ記述言語(PDL)で記述されたデータ(以下、「PDLデータ」という。)を、通信I/F部602を介して取得し、ラスタライズ処理を行ってPDLで記述された画像データを印刷用の画像データ(ビットマップデータ)に変換する処理を行う。
図3は、画像処理部605の構成を示す機能ブロック図である。同図に示すように、画像処理部605は、PDL解析部6051、オブジェクト解析部6052、文字オブジェクト解析部6053、ビットマップデータ作成部6054から構成される。
図4は、PDLデータの構造を模式的に示す図である。同図に示すように、PDLデータは、制御データ401とオブジェクトデータ402とから構成される。制御データ401には、PDLデータに係る印刷処理全体の条件を設定する設定コマンド(例えば、給紙カセットを指定するコマンド、記録シートのサイズを指定するコマンド、印刷処理で印刷される画像の解像度を指定するコマンド等の設定コマンド)と、印刷処理で印刷される各ページのレイアウトを設定する設定コマンド(例えば、各ページの領域を指定するコマンド、各ページの画像の縮小又は拡張倍率を指定するコマンド(以下、「倍率指定コマンド」という。)等の設定コマンド)が含まれる。
オブジェクトデータ402には、文字画像を規定するデータ(文字オブジェクトデータ)や、図形画像を規定するデータ(グラフィックオブジェクトデータ)や、写真等のイメージ画像を規定するデータ(イメージオブジェクトデータ)が含まれる。文字オブジェクトデータには、文字の色を指定するコマンド(以下、「色指定コマンド」という。)、文字の書体(フォント)を設定するフォント設定コマンド、文字のサイズを指定するサイズ指定コマンド、文字の配置位置の始点座標を指定する位置指定コマンド、文字間隔、行間隔を指定する間隔指定コマンド、文字列を示すテキストデータ等が含まれる。
図5は、PDLで記述された文字オブジェクトデータの具体例を示す。同図では、PDLとしてPS(Post Script)で記述された文字オブジェクトデータの具体例を示している。PDLデータの記述に用いるPDLとしては、PSに限定されるものではなく、例えば、PDF(Portable Document Format)、PCL(Printer Control Language)、XPS(XML(Extensible Markup Language)Paper Specification)等を用いることとしてもよい。
同図の符号501で示すコマンド“setrgbcolor"は、文字画像の色(同図では、黒色)を指定する色指定コマンドであり、r(赤)、g(緑)、b(青)の各色の階調値(ここでは、各色は0〜255の256階調で表されることとする。)を数値で指定するコマンドである。
同図の符号502で示すコマンド“findfont”は、フォントを記述したフォント辞書を取得するためのフォント取得コマンドであり、ここでは、フォント取得コマンドにより、「Times-Roman」というフォント名によって識別されるフォント辞書が取得される。又、符号503で示すコマンド“scalefont”は、文字サイズ(フォント)を指定するサイズ指定コマンドであり、ここでは、文字サイズとして10ポイントが指定されている。又、符号504で示すコマンド“set font”は、フォントを設定するためのフォント設定コマンドである。フォント設定コマンドにより、フォントが指定される。
さらに、同図の符号505で示すコマンド“moveto”は、文字の配置位置の始点座標を指定する位置指定コマンドである。又、符号506で示すコマンド“ashow”は、文字間隔(ax)、行間隔(ay)を指定する間隔指定コマンドで有り、間隔指定コマンドにより、指定した文字間隔、行間隔を空けて、符号507で示すカッコ内の文字列が描画される。又、符号508で示すコマンド“showpage”は、1ページ分の画像の出力を命令するコマンドである。
図4の説明に戻って、グラフィックオブジェクトデータには、図形を構成する線を「始点座標」及び「終点座標」で指定するコマンド、当該線の太さを指定するコマンド、線の種類(直線、曲線)を指定するコマンド、色や塗りつぶしを指定するコマンド等が含まれる。又、イメージオブジェクトデータにはイメージデータを示す「ビットマップデータ」等が含まれる。
図3の説明に戻って、PDL解析部6051は、PDLデータを解析して、制御データとオブジェクトデータとを分離し、分離した制御データを、点線矢印で示すように文字オブジェクト解析部6053とビットマップデータ作成部6054に、分離したオブジェクトデータを、実線矢印で示すようにオブジェクト解析部6052にそれぞれ出力する。
オブジェクト解析部6052は、PDL解析部6051から入力されたオブジェクトデータをページ毎に解析して、オブジェクトデータが文字オブジェクトデータであるか否かを判別し、文字オブジェクトデータの場合には、当該文字オブジェクトデータを、実線矢印で示すように文字オブジェクト解析部6053に出力し、それ以外のオブジェクトデータの場合には、当該オブジェクトデータを、実線矢印で示すようにビットマップデータ作成部6054に出力する。
オブジェクトデータが文字オブジェクトデータであるか否かは、解析したオブジェクトデータが、文字に関連するコマンド(例えば、図5の例では、“findfont”、“scalefont”、“set font”、“ashow”等のコマンド)を含んでいるか否かにより判別することができる。又、ページの区切りは、「showpage」のコマンドにより識別することができる。
文字オブジェクト解析部6053は、オブジェクト解析部6052から出力された文字オブジェクトデータに含まれるコマンド、テキストデータを解析し、コマンドにおいて指定されている文字間隔、行間隔、文字サイズ及びテキストデータの示す文字列の文字数を、当該文字オブジェクトデータのページに係る文字画像の印刷条件として取得するとともに、解析した文字オブジェクトデータを、実線矢印で示すようにビットマップデータ作成部6054に出力する。
ビットマップデータ作成部6054は、PDL解析部6051から出力された制御データと、オブジェクト解析部6052及び文字オブジェクト解析部6053から出力されたオブジェクトデータを用いて、記録シート上に形成される画像に対応する、ビットマップデータを印刷用の画像データとして作成する。
画像データ記憶部605は、印刷用の画像データを記憶している。基準値記憶部606は、後述する定着温度制御処理において使用する各判定基準値を記憶している。具体的には、基準文字数、基準文字間隔、基準行間隔を記憶している。
基準文字数は、熱定着が可能な温度の下限温度で文字画像のトナー像の熱定着を行った場合に、記録シートへのトナー付着量が当該下限温度において定着性を確保できるトナー付着量を超える文字数の下限値に相当し、文字サイズ毎に定められている(文字サイズが大きくなるのに応じて基準文字数が少なくなるように定められている)。各文字サイズに対応する基準文字数は基準値記憶部606に記憶されている(例えば、10ポイントの文字サイズに対応する基準文字数として1500文字が記憶されている)。各文字サイズに対応する基準文字数は、例えばプリンター1を用いて以下に示すような試験を行うことにより、決定することができる。
異なる複数の各文字サイズについて、文字数を一定数(例えば、100)ずつ増加させた、文字数の異なる文字画像(例えば、文字数が、100、200、・・・・2000の各文字画像)のトナー像を、それぞれ記録シート上に順次形成し、熱定着が可能な温度の下限温度で熱定着させることにより、印刷処理を実行する。
そして、印刷処理によって各記録シート上に形成された文字画像のトナー像について定着性が確保できたか否かを判定し、トナー付着量が定着性を確保できる量を超えた(定着性を確保できなかった)文字画像の文字数の内、最小の文字数を当該文字サイズに対応する基準文字数として決定する。定着性が確保できたか否かの判定は、例えば、印刷処理後の文字画像が剥がれるか否かを確認することにより行うことができる。
後述する定着温度設定処理においては、PDLデータから分離された文字オブジェクトデータの各ページから取得された文字数と、当該ページから取得された文字サイズに対応する基準文字数とを比較することにより、上記の下限温度で熱定着を行った場合に、記録シートへのトナー付着量が定着性を確保できないトナー付着量に達しているか否かを、ラスタライズ処理を行う前に推定することができる。
そして、定着性を確保できないトナー付着量に達している場合には(定着性を確保できない場合には)、当該ページ係る文字画像を熱定着させる定着温度が目標温度に設定され、定着性を確保できないトナー付着量に達していない場合には(定着性を確保できる場合には)、当該ページに係る文字画像を熱定着させる定着温度が目標温度よりも低い上記の下限温度に設定される。
ここでは、目標温度は、文字画像の熱定着をするのに最も多い加熱量を必要とする印刷条件下(例えば、印字率が5〜10%の印刷条件下)においても良好な定着性を確保することが可能な温度、例えば、180℃に設定され、上記の下限温度は、例えば、160℃に設定されているものとする。上記の設定温度は、1つの例であり、当該目標温度、下限温度は、使用するプリンター1の性能やトナーによって異なることは、勿論のことである。
基準文字間隔、基準行間隔は、それぞれ、熱定着が可能な温度の下限温度で文字画像のトナー像の熱定着を行った場合に、記録シートへのトナー付着密度が、定着性を確保できるトナー付着密度を超える文字間隔、行間隔の上限値に相当し、基準文字間隔は、横方向(直交座標のX軸方向)のトナー付着密度に対応し、基準行間隔は、縦方向(直交座標のY軸方向)のトナー付着密度に対応する。
基準文字間隔としては、例えば、0ポイント、基準行間隔としては、例えば、1行を用いることができる。これらの各基準値の値は、使用するプリンターの性能に応じて設定される。基準文字間隔、基準行間隔は、プリンター1を用いて例えば、以下に示すような試験を行うことにより、決定することができる。
それぞれ同数の所定サイズの文字(例えば、文字サイズが10ポイントで、文字数が20文字)からなる文字列の文字画像のトナー像を、文字列毎に文字間隔を変えて、1つの記録シート上に1つの文字列の文字画像のトナー像を横方向に順次形成し、熱定着が可能な温度の下限温度で熱定着させることにより、印刷処理を実行する。
そして、印刷処理によって各記録シート上に形成された文字列の文字画像のトナー像について定着性が確保できたか否かを判定し、横方向のトナー付着密度が定着性を確保できるトナー付着密度を超えた(定着性を確保できなかった)文字列の文字画像の文字間隔の内、最大の文字間隔を基準文字間隔として決定する。行間隔についても文字間隔の場合と同様にして基準行間隔を決定する。
後述する定着温度設定処理においては、PDLデータから分離された文字オブジェクトデータの各ページから取得された文字間隔と、基準文字間隔とを比較することにより、又、PDLデータから分離された文字オブジェクトデータの各ページから取得された行間隔と、基準行間隔とを比較することにより、上記の下限温度で熱定着を行った場合に記録シート上の横方向及び縦方向のトナー付着密度が、それぞれ、定着性を確保できないトナー付着密度に達しているか否かを、ラスタライズ処理を行う前に推定することができる。
そして、何れかの方向のトナー付着密度が定着性を確保できないトナー付着密度に達している場合には(定着性を確保できない場合には)、当該ページについての定着温度が目標温度に設定され、両方向のトナー付着密度が定着性を確保できないトナー付着密度に達していない場合には(定着性を確保できる場合には)、当該ページについての定着温度が目標温度よりも低い上記の下限温度に設定される。
CPU601は、ROM603に格納されている各種プログラムを実行することにより、エンジン制御部80、操作パネル6等を制御し、又、後述する定着温度設定処理を実行する。制御部60とエンジン制御部80とは互いに通信可能に接続され、制御部60は、エンジン制御部80を介して画像形成動作の全体を制御する。
操作パネル6は、複数の入力キーと液晶表示部を備え、液晶表示部の表面にはタッチパネルが積層されている。タッチパネルからのタッチ入力又は入力キーからのキー入力により、ユーザーからの指示を受取り、制御部60に通知する。
エンジン制御部80は、所謂コンピュータであって画像プロセス部3、給紙部4、定着装置5の加熱ローラー53の内部に配置されたヒーター501、加圧ローラー駆動モーター502、温度センサー503、画像読取部7等を制御し、画像形成動作全体を制御する。
画像読取部7は、スキャナーなどの画像入力装置から構成され、用紙等の記録シートに記載されている文字や図形などの情報を読取り、印刷用の画像データを形成する。
[3]定着温度設定処理
図6は、制御部60が行う定着温度設定処理の動作を示すフローチャートである。制御部60は、通信I/F部602を介して印刷ジョブとしてPDLデータを取得すると(ステップS601)、PDLデータを解析して制御データとオブジェクトデータとを分離し(ステップS602)、分離したオブジェクトデータをページ毎に解析し(ステップS603)、解析したオブジェクトデータが、文字オブジェクトデータであるか否かを判別する(ステップS604)。
文字オブジェクトデータである場合(ステップS604:YES)、制御部60は、当該文字オブジェクトデータに含まれている、テキストデータ、間隔指定コマンド、サイズ指定コマンドを解析し、テキストデータの示す文字列の文字数(N)、各コマンドにおいて指定されている文字間隔(L)、行間隔(D)、文字サイズ(S)を、当該文字オブジェクトデータのページに係る文字画像の印刷条件として取得する(ステップS605)。
次に、制御部60は、取得した文字数(N)が、基準値記憶部606に記憶されている、取得した文字サイズ(S)に対応する基準文字数以上か否か、取得した文字間隔(L)が、基準値記憶部606に記憶されている基準文字間隔以下か否か、取得した行間隔(L)が、基準値記憶部606に記憶されている基準行間隔以下か否かをそれぞれ判定することにより、文字オブジェクトデータのページに係る文字画像の熱定着を、目標温度よりも低い下限温度で行った場合に、定着性が確保できるか否かを判定する(ステップS606、ステップS607、ステップS608)。
具体的には、制御部60は、ステップS606、607、608の各ステップにおいて、当該ステップにおける判定結果が肯定的である場合に「定着性が確保できない」と判定し、当該ステップにおける判定結果が否定的である場合に「定着性が確保できる」と判定する。
そして、ステップS606、607、608の何れかの判定結果が肯定的である場合(何れかの判定結果が「定着性が確保できない」という判定結果である場合)には(ステップS606:YES、又は、ステップS607:YES、又は、ステップS608:YES)、制御部60は、当該文字オブジェクトデータのページに係る文字画像を熱定着させる定着温度を目標温度に設定する(ステップS609)。
一方、ステップS606、607、608の全ての判定結果が否定的である場合(全ての判定結果が、「定着性を確保できる」という判定結果である場合)には(ステップS606:NO、ステップS607:NO、ステップS608:NO)、制御部60は、当該定着温度を目標温度よりも低い下限温度に設定する(ステップS610)。
そして、全てのページのオブジェクトデータについて解析が完了すると(ステップS611:YES)、制御部60は、設定した、文字オブジェクトデータの各ページに係る文字画像の定着温度をエンジン制御部80に通知して、定着ベルト52の表面温度の温度制御を開始させる(ステップS612)。
エンジン制御部80は、文字オブジェクトデータの各ページに係る文字画像の定着温度が、制御部60が当該ページについて設定した定着温度になるように、定着ベルト52の表面温度の温度制御を行い、文字オブジェクトデータの各ページに係る文字画像を、制御部60が当該ページについて設定した定着温度で熱定着させる。
又、ステップS604の判定結果が否定的である場合には(ステップS604:NO)、制御部60は、ステップS609の処理に移行する。
なお、文字オブジェクトデータ以外のオブジェクトデータの各ページに係る画像におけるトナー付着量は、文字画像の場合よりも多くなる場合(例えば、写真画像の場合)が生じ得るので、文字オブジェクトデータ以外のオブジェクトデータの各ページに係る画像の定着温度を目標温度よりも高い所定の温度(例えば、190℃)に設定することとしてもよい。すなわち、ステップS604の判定結果が否定的である場合には(ステップS604:NO)、上記の定着温度を目標温度よりも高い所定の温度に設定することとしてもよい。
又、ここでは、ステップS604において、オブジェクトデータが、1ページ内に文字と文字以外の画像を規定している場合には、制御部60は、文字オブジェクトデータでないと判定して、ステップS609の処理に移行するものとする。
このように、本実施の形態においては、PDLデータから、それぞれ記録シートへ印刷される各ページの文字画像の印刷条件を規定する文字数、文字間隔、行間隔、文字サイズの情報を取得し、取得した情報を用いて各ページの文字画像の熱定着を、目標温度よりも低い下限温度で行った場合に、定着性が確保できるか否かを判定することができる。
その結果、ラスタライズ処理を行う前に、目標温度よりも低い定着温度で各ページの文字画像の熱定着を行った場合における定着性の確保の可否を判定することができるので、判定結果に応じて、定着性を確保しつつ、電力消費量を低減化できるように迅速に定着温度を設定し、定着温度の温度制御を開始させることができる。これにより、定着温度の温度制御の開始のタイミングを早めることができるので、その分、印刷処理を早く開始することができ、印刷処理の生産性が低下するのを防止することができる。
(変形例)
以上、本発明を実施の形態に基づいて説明してきたが、本発明が上述の実施の形態に限定されないのは勿論であり、以下のような変形例を実施することができる。
(1)本実施の形態では、定着温度設定処理において、文字オブジェクトデータのページに係る文字画像の熱定着を、目標温度よりも低い下限温度で行った場合の定着性の確保の可否の判定を、PDLデータから取得された文字数、文字間隔、行間隔を用いて行うこととしたが、さらに、PDLデータから取得された文字サイズを用いて当該可否の判定を行うこととしてもよい。
文字サイズに応じて、一文字当たりのトナー付着量が増大し、これにより目標温度よりも低い下限温度で行った場合の文字画像の定着性に差が生じるからである。又、文字サイズが大きくなるほど、定着不良に起因する文字画像の画質の変化がユーザーによって視認されやすくなるからである。
当該可否の判定の判定基準値として用いる基準文字サイズは、熱定着が可能な温度の下限温度で文字画像のトナー像の熱定着を行った場合に、定着性を確保できない文字サイズの下限値に相当し、以下のようにして決定することができる。文字サイズの異なる文字画像のトナー像を、それぞれ記録シート上に順次形成し、熱定着が可能な温度の下限温度で熱定着させることにより、印刷処理を実行する。
そして、印刷処理によって各記録シート上に形成された文字画像のトナー像について定着性が確保できたか否かを判定し、定着性を確保できなかった文字画像の文字サイズの内、最小の文字サイズを基準文字サイズとして決定する。
図7は、上記のようにして決定した基準文字サイズを用いて制御部60が行う定着温度設定処理の動作の変形例(第1の変形例)を示すフローチャートである。同図において、図6に示す定着温度設定処理と同じ処理内容の処理については、図6に示す定着温度設定処理のステップ番号と同一のステップ番号を付与して説明を省略し、以下、図6に示す定着温度設定処理との相違点について説明する。
制御部60は、ステップS606、ステップS607、ステップS608の判定結果が何れも否定的である場合に(ステップS606:NO、ステップS607:NO、ステップS608:NO)、ステップS605において取得した文字サイズ(S)が基準文字サイズ(ここでは、基準文字サイズとして例えば、11ポイントを用いることとする。)以上か否かにより、文字オブジェクトデータのページに係る文字画像を熱定着させる定着温度を、目標温度よりも低い下限温度で行った場合に、定着性が確保できるか否かを判定する(ステップS701)。
具体的には、Sが基準文字サイズ以上である場合に(ステップS701:YES)、「定着性を確保できない」と判定し、Sが基準文字サイズ未満である場合に(ステップS701:NO)、「定着性を確保できる」と判定する。
そして、ステップS606、607、608、701の何れかの判定結果が肯定的である場合には(ステップS606:YES、又は、ステップS607:YES、又は、ステップS608:YES、又は、ステップS701:YES)、制御部60は、当該文字オブジェクトデータのページに係る文字画像を熱定着させる定着温度を目標温度に設定する(ステップS609)。
一方、ステップS606、607、608、701の全ての判定結果が否定的である場合には(ステップS606:NO、ステップS607:NO、ステップS608:NO、ステップS701:NO)、制御部60は、当該定着温度を目標温度よりも低い下限温度に設定する(ステップS610)。
(2)本実施の形態では、定着温度設定処理においては、文字オブジェクトデータのページに係る文字画像が、中間調を含む文字画像である場合について考慮していないが、一般的に中間調を含む文字画像の場合には、トナーの多くが孤立した小さな点となって記録シート上に付着するので、中間調のない文字画像に比較して定着性を確保しにくくなる。従って、文字オブジェクトデータのページに係る文字画像が、中間調を含む場合には、定着温度を目標温度に設定し、定着性を確保できるように制御することとしてもよい。
図8は、制御部60が行う、上記の制御を含む定着温度設定処理の動作の変形例(第2の変形例)を示すフローチャートである。同図において、図6に示す定着温度設定処理と同じ処理内容の処理については、図6に示す定着温度設定処理のステップ番号と同一のステップ番号を付与して説明を省略し、以下、図6に示す定着温度設定処理との相違点について説明する。
制御部60は、ステップS604の判定結果が肯定的である場合に(ステップS604:YES)、文字オブジェクトデータに含まれている、テキストデータ、間隔指定コマンド、サイズ指定コマンド、及び色指定コマンドを解析し、テキストデータの示す文字列の文字数(N)、各コマンドにおいて指定されている文字間隔(L)、行間隔(D)、文字サイズ(S)、及びr(赤)、g(緑)、b(青)の各色の階調値を、当該文字オブジェクトデータのページに係る印刷条件として取得する(ステップS801)。
さらに、制御部60は、ステップS606、ステップS607、ステップS608の判定結果が何れも否定的である場合に(ステップS606:NO、ステップS607:NO、ステップS608:NO)、ステップS801において取得した各色の階調値に基づいて、当該文字オブジェクトデータのページに係る文字画像が中間調を含むか否かを判定する(ステップS802)。具体的には、r、g、bの階調値が全て0か、又は255である場合に「中間調を含まない」と判定し、r、g、bの階調値がこれら以外の値である場合に、「中間調を含む」と判定する。
中間調を含む場合に制御部60は、文字オブジェクトデータのページに係る文字画像を熱定着させる定着温度を、目標温度よりも低い下限温度で行った場合に、「定着性を確保できない」と判定し、中間調を含まない場合に「定着性を確保できる」と判定する。
そして、ステップS606、607、608、802の何れかの判定結果が肯定的である場合には(ステップS606:YES、又は、ステップS607:YES、又は、ステップS608:YES、又は、ステップS802:YES)、制御部60は、当該文字オブジェクトデータのページに係る文字画像を熱定着させる定着温度を目標温度に設定する(ステップS609)。
一方、ステップS606、607、608、802の全ての判定結果が否定的である場合には(ステップS606:NO、ステップS607:NO、ステップS608:NO、ステップS802:NO)、制御部60は、当該定着温度を目標温度よりも低い下限温度に設定する(ステップS610)。なお、(2)の変形例は(1)の変形例においても同様に適用することができる。具体的には、図7のステップS605の処理の代わりにステップS801の処理を行い、図7のステップS701の処理の後に、ステップS802の処理を行うように、図7に示すフローチャートを変形することにより、(2)の変形例を(1)の変形例に適用することができる。
これにより、文字オブジェクトデータのページに係る文字画像が中間調を含む場合に、当該文字画像が目標温度よりも低い下限温度で熱定着されて定着不良が生じるのを防止することができる。
(3)(1)の本実施の形態の変形例(第1の変形例)では、各ページの画像の縮小又は拡張倍率を考慮することなく、定着温度設定処理を行うこととしたが、各ページの画像の縮小又は拡張倍率が指定されている場合には、当該縮小又は拡張倍率を考慮して定着温度設定処理を行うこととしてもよい。
上記の変形例においては、文字オブジェクト解析部6053は、PDL解析部6051から入力された制御データに含まれる倍率指定コマンドを解析して、当該倍率指定コマンドにおいて指定されている縮小又は拡張倍率を取得する。なお、ここでは、縮小又は拡張倍率は、百分率で指定され、縮小倍率は、100より小さい値で指定され、拡張倍率は、100より大きい値で指定されることとする。100が指定されている場合は等倍率であることを示す。
そして、文字オブジェクト解析部6053は、文字オブジェクトデータに含まれるコマンドを解析することにより取得した文字サイズ、文字間隔、行間隔について、取得した縮小又は拡張倍率を用いて、縮小又は拡張後の文字サイズ、文字間隔、行間隔を算出する。
図9は、制御部60が行う上記の定着温度設定処理の動作の変形例(第3の変形例)を示すフローチャートである。同図において、図7に示す定着温度設定処理と同じ処理内容の処理については、図7に示す定着温度設定処理のステップ番号と同一のステップ番号を付与して説明を省略し、以下、図6に示す定着温度設定処理との相違点について説明する。
制御部60は、ステップS605の処理を行った後、制御データに含まれる倍率指定コマンドを解析して、当該コマンドにおいて指定されている縮小又は拡張倍率を取得する(ステップS901)。
そして、制御部60は、取得した縮小又は拡張倍率を用いて縮小又は拡張後の文字サイズ(S)、文字間隔(L)、行間隔(D)を算出する(ステップS902)。例えば、倍率指定コマンドで縮小倍率(例えば、90%)が指定されている場合には、ステップS605において取得した文字サイズ(S)、文字間隔(L)、行間隔(D)の各値を0.9倍した値が縮小後の文字サイズ(S)、文字間隔(L)、行間隔(D)として算出される。又、倍率指定コマンドで拡張倍率(例えば、110%)が指定されている場合には、ステップS605において取得した文字サイズ(S)、文字間隔(L)、行間隔(D)の各値を1.1倍した値が拡張後の文字サイズ(S)、文字間隔(L)、行間隔(D)として算出される。
その後、制御部60は、ステップS902において算出した文字サイズ(S)を用いてステップS606、ステップS701の処理を、ステップS902において算出した文字間隔(L)を用いてステップS607の処理を、ステップS902において算出した行間隔(D)を用いてステップS608の処理をそれぞれ行う。
これにより、PDLデータにおいて、文字画像の縮小又は拡張倍率が規定されている場合には、当該縮小又は拡張倍率に応じて縮小又は拡張した後の文字サイズ又は文字間隔又は行間隔を用いて判定基準値との比較が行われて、定着性が確保できるか否かが判定されるので、文字画像のトナー像が縮小又は拡張されて記録シート上に形成される場合においても、定着性の確保の可否についてより正確な判定を行うことができ、その判定結果に基づいて定着温度を適切に設定することができる。
なお、(2)の変形例を本変形例にも適用することとしてもよい。具体的には、図9のステップS605の処理の代わりにステップS801の処理を行い、図9のステップS701の処理の後に、ステップS802の処理を行うように、図9に示すフローチャートを変形することとしてもよい。
(4)本実施の形態では、定着温度設定処理において、文字オブジェクトデータの1つのページにおいて、指定されている文字間隔、行間隔、文字サイズがそれぞれ単数であることを前提としているが、異なる文字間隔、行間隔、文字サイズが複数指定されていてもよい。図10は、上記の場合における定着温度設定処理の動作の変形例(第4の変形例)を示すフローチャートである。
同図において、図6に示す定着温度設定処理と同じ処理内容の処理については、図6に示す定着温度設定処理のステップ番号と同一のステップ番号を付与して説明を省略し、以下、図6に示す定着温度設定処理との相違点について説明する。
制御部60は、ステップS605の処理において異なる複数の文字サイズを、印刷条件として取得した場合には(ステップS1001:YES)、取得した文字サイズの内、最大の文字サイズを特定し(ステップS1002)、特定した文字サイズを、ステップS606の判定処理に用いる文字サイズ(S)としてステップS606の判定処理を行う。
さらに、制御部60は、ステップS606の判定結果が否定的である場合に(ステップS606:NO)、ステップS605において異なる複数の文字間隔を、印刷条件として取得した場合には(ステップS1003:YES)、取得した文字間隔の内、最小の文字間隔を特定し(ステップS1004)、特定した文字間隔を、基準文字間隔と比較する文字間隔(L)としてステップS607の判定処理を行う。
さらに、制御部60は、ステップS607の判定結果が否定的である場合に(ステップS607:NO)、ステップS605において異なる複数の行間隔を、印刷条件として取得した場合には(ステップS1005:YES)、取得した行間隔の内、最小の行間隔を特定し(ステップS1006)、特定した行間隔を、基準行間隔と比較する行間隔(D)としてステップS608の判定処理を行う。
これにより、PDLデータに複数の異なる文字間隔又は行間隔又は文字サイズが印刷条件として記述されている場合には、最も定着性が確保しにくい文字間隔又は行間隔又は文字サイズについて定着性の確保の可否の判定が行われるので、定着性の確保の可否についてより正確な判定を行うことができ、その判定結果に基づいて定着温度を適切に設定することができる。
即ち、最も定着性が確保しにくい文字間隔又は行間隔又は文字サイズ以外の文文字間隔又は行間隔又は文字サイズを用いて定着性が確保できるか否かを判定した場合には、当該文字間隔又は行間隔又は文字サイズについては、定着性が確保できると判定されても、最も定着性が確保しにくい文字間隔又は行間隔又は文字サイズについては、定着性が確保できない場合が生じ得る。その結果、定着性が確保できない場合に定着温度が目標温度よりも低い下限温度に設定されてしまうという不具合が生じてしまうが、最も定着性が確保しにくい文字間隔又は行間隔又は文字サイズを用いて定着性が確保できるか否かを判定した場合には、そのような不具合は生じない。
又、本変形例は、変形例(1)についても同様に適用できる。具体的には、図10の変形例を図11に示すように変形することとしてもよい(第5の変形例)。ステップS606の判定結果が否定的である場合に(ステップS606:NO)、制御部60は、ステップS1002において特定したS(最大の文字サイズ(S))について図7のステップS701の処理を行い、当該判定結果が肯定的である場合に(ステップS701:YES)、ステップS609の処理に移行し、当該判定結果が否定的である場合に(ステップS701:NO)、ステップS1003の処理に移行することとしてもよい。
(5)本実施の形態では、定着温度設定処理において、文字オブジェクトデータのページに係る文字画像の熱定着を、目標温度よりも低い下限温度で行った場合の定着性の確保の可否の判定を、PDLデータから取得された文字数、文字間隔、行間隔を用いて行うこととしたが、文字数、文字間隔、行間隔の全てについて上記の判定を行う代わりに、文字数、文字間隔、行間隔の内の少なくとも1つについて行うこととしてもよい。
この場合においても、実施の形態の場合に比べて文字画像における適用範囲は狭くなるが、当該判定結果に応じて文字オブジェクトデータのページに係る文字画像を熱定着させる定着温度を、本実施の形態の場合と同様にして設定することができ、本実施の形態の場合と同様の効果が得られる。
(6)本実施の形態では、定着温度制御処理において、文字画像のトナー像を熱定着させる定着温度を、文字画像の熱定着をするのに最も多い加熱量を必要とする印刷条件下においても良好な定着性を確保することが可能な温度(目標温度)と、熱定着が可能な温度の下限温度との間で印刷条件によって切り替えることとしたが、切り換えに用いる定着温度は、上記の温度に限定されない。
両者の温度は、前者の方が後者より高い温度で、前者の温度は、下限値温度よりも高く、上記の目標温度を超えない範囲の温度であればよく、後者の温度は下限値温度を下回らない温度であればよい。
本発明は、記録シート上に形成された未定着画像を熱定着させることにより、印刷処理を実行するプリンター、複写機等の画像形成装置に関し、特に、省エネルギーのために熱定着時における定着温度の温度制御を行う技術として利用できる。
1 プリンター
3 画像プロセス部
3Y〜3K 作像部
4 給紙部
5 定着装置
6 操作パネル
7 画像読取部
10 露光部
11 中間転写ベルト
12 駆動ローラー
13 従動ローラー
21、35Y クリーナー
31Y 感光体ドラム
32Y 帯電器
33Y 現像器
34Y 一次転写ローラー
41 給紙カセット
42 繰り出しローラー
43 搬送路
44 タイミングローラー
45 二次転写ローラー
46 二次転写位置
51 加熱ローラー
52 定着ベルト
53 加熱ローラー
54 加圧ローラー
60 制御部
71 排出ローラー
72 排紙トレイ
80 エンジン制御部

Claims (15)

  1. テキストデータと当該テキストデータの印刷条件を規定する、ページ記述言語(PDL)で記述されたPDLデータから文字画像のトナー像を記録シート上に形成し、熱定着させる画像形成装置であって、
    前記PDLデータを解析して、当該PDLデータから文字数、文字間隔、行間隔の内の少なくとも1つを印刷条件として取得する条件取得手段と、
    取得した印刷条件を基準値と比較することにより、前記トナー像を所定の定着温度よりも低い温度で熱定着させた場合に、記録シート上に形成される前記トナー像の定着性が確保できるか否かの判定をする判定手段と、
    前記少なくとも一つの印刷条件についての前記判定の結果が、否定的である場合には、前記トナー像を熱定着させる温度を前記所定の定着温度に設定し、取得した全ての印刷条件についての前記判定の結果が肯定的である場合には、前記トナー像を熱定着させる温度を前記所定の定着温度よりも低い温度に設定する温度制御手段と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記判定手段は、
    文字数が文字数の基準値より少ない場合に前記定着性が確保できると判定し、文字数が文字数の基準値以上である場合に前記定着性が確保できないと判定し、
    文字間隔が文字間隔の基準値より広い場合に前記定着性が確保できると判定し、文字間隔が文字間隔の基準値以下の場合に前記定着性が確保できないと判定し、
    行間隔が行間隔の基準値より広い場合に前記定着性が確保できると判定し、行間隔が行間隔の基準値以下の場合に前記定着性が確保できないと判定する
    ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記条件取得手段はさらに、前記PDLデータから文字サイズを印刷条件として取得し、
    前記判定手段はさらに、取得した文字サイズが文字サイズの基準値より小さい場合に前記定着性が確保できると判定し、当該文字サイズが文字サイズの基準値以上の場合に前記定着性が確保できないと判定する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記条件取得手段はさらに、前記PDLデータから前記テキストデータが中間調を含む文字画像のデータであるか否かの判定基準となる文字画像の階調値を印刷条件として取得し、
    前記判定手段はさらに、前記階調値が、0又は255であり、前記テキストデータが中間調を含む文字画像のデータでないことを示す場合に前記定着性が確保できると判定し、前記階調値が、前記両者の値以外の値であり、前記テキストデータが中間調を含む文字画像のデータであることを示す場合に、前記定着性が確保できないと判定する
    ことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の画像形成装置。
  5. 文字数の基準値は、文字サイズが大きくなるのに応じて小さくなるように文字サイズに対応付けて定められ、
    前記条件取得手段はさらに、前記PDLデータから文字サイズを印刷条件として取得し、
    前記判定手段は、取得した印刷条件が文字数の場合、当該文字数が、取得した文字サイズに対応する文字数の基準値より少ない場合に前記定着性が確保できると判定し、当該文字数が、当該基準値以上の場合に前記定着性が確保できないと判定する
    ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  6. 前記条件取得手段はさらに、前記PDLデータから記録シート上に形成される文字画像の縮小又は拡張倍率を取得し、
    前記判定手段は、取得した印刷条件が、文字間隔である場合に、取得した前記文字画像の縮小又は拡張倍率に応じて縮小又は拡張した後の文字間隔が、文字間隔の基準値より広い場合に前記定着性が確保できると判定し、当該文字間隔が、文字間隔の基準値以下の場合に前記定着性が確保できないと判定する
    ことを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  7. 前記条件取得手段はさらに、前記PDLデータから記録シート上に形成される文字画像の縮小又は拡張倍率を取得し、
    前記判定手段は、取得した印刷条件が、行間隔である場合に、取得した前記文字画像の縮小又は拡張倍率に応じて縮小又は拡張した後の行間隔が、行間隔の基準値より広い場合に前記定着性が確保できると判定し、当該行間隔が、行間隔の基準値以下の場合に前記定着性が確保できないと判定する
    ことを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  8. 前記条件取得手段はさらに、前記PDLデータから記録シート上に形成される文字画像の縮小又は拡張倍率を取得し、
    前記判定手段は、取得した印刷条件が、文字数である場合に、当該文字数が、取得した前記文字画像の縮小又は拡張倍率に応じて縮小又は拡張した後の文字サイズに対応する文字数の基準値より少ない場合に前記定着性が確保できると判定し、当該文字数が、当該基準値以上である場合に前記定着性が確保できないと判定する
    ことを特徴とする請求項5記載の画像形成装置。
  9. 前記条件取得手段はさらに、前記PDLデータから記録シート上に形成される文字画像の縮小又は拡張倍率を取得し、
    前記判定手段は、取得した印刷条件が、文字サイズである場合に、取得した前記文字画像の縮小又は拡張倍率に応じて縮小又は拡張した後の文字サイズが、文字サイズの基準値より小さい場合に前記定着性が確保できると判定し、当該文字サイズが文字サイズの基準値以上の場合に前記定着性が確保できないと判定する
    ことを特徴とする請求項3記載の画像形成装置。
  10. 前記PDLデータにおいて複数の異なる文字間隔が印刷条件として規定されている場合には、前記判定手段は、前記複数の文字間隔の内、最小の文字間隔が、文字間隔の基準値より広い場合に前記定着性が確保できると判定し、前記最小の文字間隔が文字間隔の基準値以下の場合に前記定着性が確保できないと判定する
    ことを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  11. 前記PDLデータにおいて複数の異なる行間隔が印刷条件として規定されている場合には、前記判定手段は、最小の行間隔が、行間隔の基準値より広い場合に前記定着性が確保できると判定し、最小の行間隔が行間隔の基準値以下の場合に前記定着性が確保できないと判定する
    ことを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  12. 前記PDLデータにおいて複数の異なる文字サイズが印刷条件として記述されている場合には、前記判定手段は、取得した印刷条件が文字数の場合、当該文字数が、取得した最大の文字サイズに対応する文字数の基準値より少ない場合に前記定着性が確保できると判定し、当該文字数が、当該基準値以上の場合に前記定着性が確保できないと判定する
    ことを特徴とする請求項5記載の画像形成装置。
  13. 前記PDLデータにおいて複数の異なる文字サイズが印刷条件として記述されている場合には、前記判定手段は、最大の文字サイズが文字サイズの基準値より小さい場合に前記定着性が確保できると判定し、最大の文字サイズが文字サイズの基準値以上の場合に前記定着性が確保できないと判定する
    ことを特徴とする請求項3記載の画像形成装置。
  14. テキストデータと当該テキストデータの印刷条件を規定する、ページ記述言語(PDL)で記述されたPDLデータから文字画像のトナー像を記録シート上に形成し、熱定着させる画像形成装置における温度制御方法であって、
    前記PDLデータを解析して、当該PDLデータから文字数、文字間隔、行間隔の内の少なくとも1つを印刷条件として取得する条件取得ステップと、
    取得した印刷条件を基準値と比較することにより、前記トナー像を所定の定着温度よりも低い温度で熱定着させた場合に、記録シート上に形成される前記トナー像の定着性が確保できるか否かの判定をする判定ステップと、
    前記少なくとも一つの印刷条件についての前記判定の結果が、否定的である場合には、前記トナー像を熱定着させる温度を前記所定の定着温度に設定し、取得した全ての印刷条件についての前記判定の結果が肯定的である場合には、前記トナー像を熱定着させる温度を前記所定の定着温度よりも低い温度に設定する温度制御ステップと、
    を含むことを特徴とする温度制御方法。
  15. テキストデータと当該テキストデータの印刷条件を規定する、ページ記述言語(PDL)で記述されたPDLデータから文字画像のトナー像を記録シート上に形成し、熱定着させる画像形成装置に温度制御処理を実行させる温度制御プログラムであって、
    前記温度制御処理は、
    前記PDLデータを解析して、当該PDLデータから文字数、文字間隔、行間隔の内の少なくとも1つを印刷条件として取得する条件取得ステップと、
    取得した印刷条件を基準値と比較することにより、前記トナー像を所定の定着温度よりも低い温度で熱定着させた場合に、記録シート上に形成される前記トナー像の定着性が確保できるか否かの判定をする判定ステップと、
    前記少なくとも一つの印刷条件についての前記判定の結果が、否定的である場合には、前記トナー像を熱定着させる温度を前記所定の定着温度に設定し、取得した全ての印刷条件についての前記判定の結果が肯定的である場合には、前記トナー像を熱定着させる温度を前記所定の定着温度よりも低い温度に設定する温度制御ステップと、
    を含むことを特徴とする温度制御プログラム。
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